JP2010078631A - 撮像装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】フラッシュを発光させる撮影の際の撮影条件の設定を適正に行う。
【解決手段】撮像装置100であって、撮像レンズを通過した被写体の光学像を光電変換して被写体画像を生成する電子撮像部2と、被写体の撮像の際に発光する発光部6と、被写体の撮影の際のISO感度を決定する感度決定処理、感度決定処理にて決定されたISO感度及び発光部のフラッシュ発光能力に基づいて、被写体の撮影の際に発光部から発光される光の有効照射距離を求める距離算出処理、距離算出処理にて算出された有効照射距離に基づいて、ズーム量の調整を補助する撮影補助動作の実行を制御する実行制御処理を行うCPU17と備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラッシュを発光して被写体を撮像する撮像装置及びプログラムに関する。
従来、ズーム操作の際にフラッシュの能力が及ばない領域にまでズームを行うと、適正露出範囲外の撮影であることを警告する撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−95114号公報
しかしながら、フラッシュの能力が及ばない領域での撮影の場合、上記特許文献1のように、所定の警告をしたとしても、ズームや被写体までの撮影距離等をどのように調整すれば適正に撮影することができるかを推測できないため、撮影条件の調整に手間取ってしまうといった問題がある。
そこで、本発明の課題は、フラッシュを発光させる撮影の際の撮影条件の設定を適正に行うことができる撮像装置及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の撮像装置は、
撮像レンズを通過した被写体の光学像を光電変換して被写体画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段により撮像される前記被写体画像のズーム量を調整するズーム調整制御手段と、前記撮像手段による被写体の撮像の際に発光する発光手段と、前記被写体の撮影の際の感度を決定する感度決定手段と、前記感度決定手段により決定された感度及び前記発光手段の発光能力に基づいて、前記被写体の撮影の際に前記発光手段から発光される光の有効照射距離を求める距離算出手段と、前記距離算出手段により算出された前記有効照射距離に基づいて、前記ズーム調整制御手段による調整を補助する撮影補助動作の実行を制御する実行制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記被写体までの被写体距離を測距する測距手段を更に備え、前記実行制御手段は、前記撮影補助動作として、前記測距手段により測距された前記被写体距離と、前記距離算出手段により算出された前記有効照射距離とを対比して表示する対比表示制御手段を含むことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の撮像装置において、
前記被写体までの被写体距離を測距する測距手段を更に備え、前記実行制御手段は、前記測距手段により測距された前記被写体距離と、前記距離算出手段により算出された前記有効照射距離との差分を算出する差分算出手段と、前記撮影補助動作として、前記差分算出手段により算出された前記差分を表示する差分表示制御手段と、を含むことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記実行制御手段は、前記ズーム調整制御手段による前記ズーム量の調整度合を算出する調整度合算出手段と、前記撮影補助動作として、前記調整度合算出手段により算出された前記ズーム量の調整度合を表示する度合表示制御手段と、を含むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記実行制御手段は、前記ズーム調整制御手段による前記ズーム量の調整度合を算出する調整度合算出手段と、前記撮影補助動作として、前記調整度合算出手段により算出された前記ズーム量の調整度合に基づいて、前記ズーム調整制御手段により前記ズーム量を自動的に調整させるための制御指示を出力する出力制御手段と、を含むことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記撮像レンズの合焦位置を調整する自動合焦処理を行う合焦制御手段と、前記合焦制御手段による前記自動合焦処理が適正に行われたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記自動合焦処理が適正に行われていないと判定された場合に、前記実行制御手段による前記撮影補助動作を実行させずに、前記自動合焦処理が適正に行われなかったことを報知する報知制御手段と、を更に備えることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記実行制御手段は、前記撮影補助動作を所定時間毎に実行することを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置において、
前記発光手段は、第1発光部と、当該発光手段の発光能力を増大させるために前記第1発光部に対して追加される第2発光部と、を含み、前記第1発光部及び前記第2発光部の合成ガイドナンバーを算出する算出手段を更に備えることを特徴としている。
請求項9に記載の発明のプログラムは、
撮像レンズを通過した被写体の光学像を光電変換して被写体画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段による被写体の撮像の際に発光する発光手段と、を備える撮像装置のコンピュータに、前記撮像手段により撮像される前記被写体画像のズーム量を調整するズーム調整制御手段、前記被写体の撮影の際の感度を決定する感度決定手段、前記感度決定手段により決定された感度及び前記発光手段の発光能力に基づいて、前記被写体の撮影の際に前記発光手段から発光される光の有効照射距離を求める距離算出手段、前記距離算出手段により算出された前記有効照射距離に基づいて、前記ズーム調整制御手段による調整を補助する撮影補助動作の実行を制御する実行制御手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、フラッシュを発光させる撮影の際の撮影条件の設定を適正に行うことができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。また、図2は、撮像装置100のデータメモリ15に記憶されているフラグテーブルTの一例を模式的に示す図である。
本実施形態の撮像装置100は、被写体の撮影の際のISO感度及び発光部のフラッシュ発光能力に基づいて、被写体の撮影の際に発光部から発光される光の有効照射距離を求めて、当該有効照射距離に基づいて撮影条件の設定を補助する撮影補助動作を実行させる。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、撮像レンズ部1、電子撮像部2と、撮像処理部3と、画像処理部4と、メモリカード5と、発光部6と、発光制御部7と、表示部8と、表示処理部9と、スピーカ10と、発音処理部11と、操作入力部12と、輝度センサ13と、測距部14と、データメモリ15と、プログラムメモリ16と、CPU17とを備えている。
撮像レンズ部1は、複数のレンズから構成され、ズームレンズ1aやフォーカスレンズ1b等を備えている。また、撮像レンズ部1は、被写体の撮像の際に、ズームレンズ1aを光軸方向に移動させるズーム駆動部1c、フォーカスレンズ1bを光軸方向に移動させる合焦駆動部1d等を備えている。
電子撮像部2は、被写体を撮像して画像フレームを生成する。また、電子撮像部2bは、撮像レンズ部1の複数のレンズを通過した被写体像を二次元の画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等から構成されている。
撮像処理部3は、電子撮像部2の制御や、AE(自動露出処理)、AF(自動合焦処理)、AWB(自動ホワイトバランス)の制御などを行う。
また、撮像処理部3は、電子撮像部2に所定の露出時間で被写体を撮像させ、当該電子撮像部2の撮像領域から画像フレームを読み出す。その後、撮像処理部3は、読み出した画像フレームを画像処理部4に転送する。
また、撮影時にライブビュー画像表示を行う場合には、撮像処理部3は、電子撮像部2により被写体を所定の撮像フレームレートで連続して撮像させて、ライブビュー画像表示用の画像フレームを逐次生成させる。
画像処理部4は、撮像処理部3から転送された画像フレームに基づいて、画質調整処理や解像度変換処理や画像圧縮処理等を行って表示用画像データや記録用画像データを生成する。
メモリカード5は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成され、画像処理部4により生成された記録用画像データを記憶する。
発光部6は、第1発光部として、被写体の撮影の際にフラッシュを発光する内蔵発光部61aを備えている。また、発光部6は、内蔵発光部61aの駆動を制御する発光駆動部61bを備えている。
また、発光部6は、フラッシュ発光能力を増大させるための外付発光ユニット62を接続可能に構成されている。
外付発光ユニット62は、第2発光部として、内蔵発光部61aに追加される外付発光部62aを備えている。また、外付発光ユニット62は、外付発光部62aの駆動を制御する発光駆動部62bと、外付発光部62aのガイドナンバーを記憶するGN記憶部62cを備えている。
発光制御部7は、被写体の撮影の際に、内蔵発光部61aや外付発光部62aからの発光を制御する。また、発光制御部7は、外付発光ユニット62の接続を検知する接続検知部7aと、内蔵発光部61aと外付発光部62aの合成ガイドナンバーを算出するGN算出部7bを備えている。
GN算出部7bは、算出手段として、データメモリ15に記憶されている内蔵発光部61aのガイドナンバーと、GN記憶部62Cに記憶されている外付発光部62aのガイドナンバーを取得して、これらのガイドナンバーから合成ガイドナンバーを算出する(詳細後述)。
表示処理部9は、データメモリ15に一時的に記憶されている表示データを読み出して表示部8に表示させる制御を行う。
表示部8は、表示処理部9からの出力信号に基づいて電子撮像部2により撮像された画像等を表示画面8a(図3(a)等参照)に表示する。具体的には、表示部8は、電子撮像部2による被写体の撮像により生成された複数の画像フレームに基づいてライブビュー画像や、記録用画像として撮影された記録用画像の確認表示等を表示する。
発音処理部11は、データメモリ15に記憶されている音声データを読み出してスピーカ10から発音させる制御を行う。
操作入力部12は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものであり、被写体の撮影指示に係るシャッターボタン12a、機能選択や表示設定等に係るメニュー画面の表示指示に係るメニューボタン12b、動作モード等の選択や決定指示に係る選択決定ボタン12c、ズーム量の調整指示に係るズームボタン12d等を備え、これらのボタンの操作に応じて所定の操作信号をCPU17に出力する。
CPU17は、撮像装置100の各部を制御するものである。具体的には、CPU17は、プログラムメモリ16に記憶された撮像装置100用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行うものである。
データメモリ15は、例えば、フラッシュメモリ等により構成され、CPU17によって処理されるデータ等を一時記憶する。
また、データメモリ15は、各種フラグを格納するフラグテーブルTを記憶している(図2参照)。フラグテーブルTは、例えば、図2に示すように、AFが成功したか否かに係るAF成功フラグや、撮影補助動作の設定内容に係る設定フラグや、シャッターボタン12aの半押しの有無に係る半押しフラグ等を格納する。
なお、フラグテーブルTは、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更することができる。
設定フラグは、例えば、撮影補助動作の設定A及び設定Bの各々に対応して設けられており、撮影補助動作として設定1が設定された場合には、設定AのフラグをONにするとともに設定BのフラグをOFFにし、設定2が設定された場合には、設定AのフラグをOFFにするとともに設定BのフラグをONにし、設定3が設定された場合には、設定Aのフラグ及び設定BのフラグをOFFにする。
ここで、設定1は、被写体距離Doと有効照射距離Dfとの対比バー表示A1(図3(a)参照)や、被写体距離Doと有効照射距離Dfとの差分に係る被写体の撮影条件を表す第1ガイダンス表示A2を表示させるものであり、設定2は、被写体画像のズーム量の調整度合に係る被写体の撮影条件を表す第2ガイダンス表示A3(図4参照)を表示させるものであり、設定3は、ズーム駆動部1cによるズーム量を自動的に調整させるものである。
プログラムメモリ16は、CPU17の動作に必要な各種プログラムやデータを記憶している。
このプログラムは、後述するズーム調整制御処理ルーチン、合焦制御処理ルーチン、感度決定処理ルーチン、測距処理ルーチン、距離算出処理ルーチン、対比表示制御処理ルーチン、差分算出処理ルーチン、差分表示制御処理ルーチン、調整度合算出処理ルーチン、度合表示制御処理ルーチン、出力制御処理ルーチン、判定処理ルーチン、報知制御処理ルーチンを含む。
ここでいうルーチンとは、コンピュータのプログラムの部分をなし、ある機能をもった一連の命令群のことである。
ズーム調整制御処理ルーチンは、電子撮像部2により被写体を撮像する際の被写体画像のズーム量を調整するズーム調整制御処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、ズーム調整制御処理ルーチンにより、CPU17は、ユーザによる操作入力部12のズームボタン12dの所定操作に応じてズーム駆動部1cを制御してズームレンズ1aを光軸方向に移動させる。
ここで、CPU17及びズーム駆動部1cは、ズーム調整制御手段を構成している。
合焦制御処理ルーチンは、被写体の撮影の際のフォーカスレンズ1bの合焦位置を調整する自動合焦処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、合焦制御処理ルーチンにより、CPU17は、撮像処理部3の制御下にて電子撮像部2により生成された画像フレームを取得して、合焦駆動部1dによりフォーカスレンズ1bを光軸方向に移動させてコントラストAF方式により合焦位置を調整する自動合焦処理を行う。
ここで、CPU17、電子撮像部2、撮像処理部3及び合焦駆動部1dは、合焦制御手段を構成している。
感度決定処理ルーチンは、CPU17を感度決定手段として機能させるためのプログラム部分である。即ち、感度決定処理ルーチンは、被写体の撮影の際のISO感度を決定する感度決定処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、感度決定処理ルーチンにより、CPU17は、自動露出処理により決定された露出値とデータメモリ15に記憶されているプログラム線図に基づいて、ISO感度を決定する。このとき、CPU17は、ISO感度と併せて、レンズの絞り値と、シャッタースピードと、フラッシュのON/OFFを決定する。
ここで、フラッシュのON/OFFは、例えば、シャッタースピードが1/60以上の場合にフラッシュをONにし、シャッタースピードが1/60よりも小さい場合にフラッシュをOFFにする。
なお、感度決定処理にて、所定量の露出補正を行うEV補正(EVシフト)を行う場合には、当該EV補正値を考慮して、ISO感度と、レンズの絞り値と、シャッタースピードと、フラッシュのON/OFFを決定する。
測距処理ルーチンは、被写体までの被写体距離を測距する測距処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、測距処理ルーチンにより、CPU17は、自動合焦処理後のフォーカスレンズ1b及びズームレンズ1aの光軸方向の位置から被写体距離Doを換算する。なお、被写体距離の換算は、例えば、CPU17による所定の換算プログラムの実行に基づいて行われても良いし、所定の換算テーブルを用いて行われても良い。
ここで、CPU17、電子撮像部2、撮像処理部3及び合焦駆動部1dは、測距手段を構成している。
距離算出処理ルーチンは、CPU17を距離算出手段として機能させるためのプログラム部分である。即ち、距離算出処理ルーチンは、感度決定処理にて決定されたISO感度及び内蔵発光部61aの発光能力に基づいて、被写体の撮影の際に内蔵発光部61aから発光される光の有効照射距離Dfを求める距離算出処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、距離算出処理ルーチンにより、CPU17は、感度決定処理にて決定されたISO感度と、データメモリ15に記憶されている内蔵発光部61aのガイドナンバーGN(フラッシュ発光能力)と、ズームレンズ1aの光軸方向の位置から換算した焦点距離fを下記式(1)に代入して、フラッシュの有効照射距離Dfを算出する。
Figure 2010078631
対比表示制御処理ルーチンは、撮影条件の設定を補助する撮影補助動作として、測距処理にて測距された被写体距離Doと、距離算出処理にて算出された有効照射距離Dfとを対比して表示部8に表示させる対比表示制御処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、対比表示制御処理ルーチンにより、CPU17は、ユーザによる操作入力部12の所定操作に基づいて撮影補助動作が設定1に設定されている場合に、表示部8に表示させるための被写体距離Doと有効照射距離Dfとを対比させた対比バー表示A1に係る表示データを生成して、当該表示データに基づいて対比バー表示A1をライブビュー画像に重畳させて表示画面8aの上側に表示させる(図3(a)参照)。被写体距離Doと有効照射距離Dfとの対比バー表示A1は、ユーザによる被写体の撮影に係るガイダンスを表すものである。
ここで、CPU17及び表示部8は、距離算出処理にて算出された有効照射距離Dfに基づいて、撮影補助動作の実行を制御する実行制御手段を構成している。
差分算出処理ルーチンは、CPU17を差分算出手段として機能させるためのプログラム部分である。即ち、差分算出処理ルーチンは、測距処理にて測距された被写体距離Doと、距離算出処理にて算出された有効照射距離Dfとの差分を算出させる差分算出処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
差分表示制御処理ルーチンは、撮影条件の設定を補助する撮影補助動作として、差分算出処理にて算出された被写体距離Doと有効照射距離Dfとの差分を表示させる差分表示制御処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、差分表示制御処理ルーチンにより、CPU17は、ユーザによる操作入力部12の所定操作に基づいて撮影補助動作が設定1に設定されている場合に、表示部8に表示させるための「フラッシュが届きません あと60cm被写体に寄るか 又は ズームをワイド側に調整するか した上で撮影して下さい」等の第1ガイダンス表示A2に係る表示データを生成して、当該表示データに基づいて第1ガイダンス表示A2をライブビュー画像に重畳させて被写体距離Doと有効照射距離Dfとの対比バー表示A1の下側に表示させる(図3(a)参照)。第1ガイダンス表示A2は、被写体の撮影条件を表すものである。
そして、ユーザによりズームがワイド側に調整されることで、フラッシュの有効照射距離Df内での撮影となるように撮影条件が調整されると、CPU17は、有効照射距離Dfのバー表示の下側に「フラッシュが届きます」等を表示部8に表示させる(図3(b)参照)。
ここで、CPU17及び表示部8は、距離算出処理にて算出された有効照射距離Dfに基づいて、撮影補助動作の実行を制御する実行制御手段を構成している。
調整度合算出処理ルーチンは、CPU17を調整度合算出手段機能させるためのプログラム部分である。即ち、ズーム調整制御処理における被写体画像のズーム量の調整度合を算出する調整度合算出処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、調整度合算出処理ルーチンにより、CPU17は、感度決定処理にて決定されたISO感度と、データメモリ15に記憶されている内蔵発光部61aのガイドナンバーGNと、差分算出処理にて算出された被写体距離Doを下記式(2)に代入して、フラッシュの有効照射距離Df内となる焦点距離flを算出する。その後、CPU17は、算出された焦点距離flからズームレンズ1aの光軸方向の位置を換算して、現在のズームレンズ1aの光軸方向の位置からズーム量の調整度合として、ライブビュー画像の左下のズームインジケータIにおけるフラッシュの有効照射距離Df内となるズームのワイド側の調整限界位置Zlを算出する。
Figure 2010078631
度合表示制御処理ルーチンは、撮影条件の設定を補助する撮影補助動作として、調整度合算出処理にて算出された被写体画像のズーム量の調整度合を表示させる度合表示制御処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、度合表示制御処理ルーチンにより、CPU17は、ユーザによる操作入力部12の所定操作に基づいて撮影補助動作が設定2に設定されている場合に、表示部8に表示させるための第2ガイダンス表示A3、即ち、ライブビュー画像の左下のズームインジケータIにおけるズームのワイド側の調整限界位置Zlよりもワイド側となる部分(図中、ドットで表示された部分)に係る表示データを生成して、当該表示データに基づいて第2ガイダンス表示A3をライブビュー画像に重畳させてズームインジケータI内に表示させる(図4参照)。第2ガイダンス表示A3は、被写体の撮影条件を表すものである。
さらに、CPU17は、ズームインジケータIの上側に、「フラッシュが届きません」等をユーザによる被写体の撮影に係るガイダンスとして表示部8に表示させる。
ここで、CPU17及び表示部8は、距離算出処理にて算出された有効照射距離Dfに基づいて、撮影補助動作の実行を制御する実行制御手段を構成している。
なお、ズームインジケータIにおける「W」は、「WIDE側」を表し、「T」は「TELE側」を表している。
出力制御処理ルーチンは、撮影条件の設定を補助する撮影補助動作として、調整度合算出処理にて算出された被写体画像のズーム量の調整度合に基づいて、ズーム駆動部1cによるズーム量を自動的に調整させるための制御指示をズーム駆動部1cに出力する指示出力処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、出力制御処理ルーチンにより、CPU17は、ユーザによる操作入力部12の所定操作に基づいて撮影補助動作が設定3に設定されている場合に、ズーム駆動部1cによるズーム量の調整度合に基づいてズームレンズ1aの駆動制御指示を生成して、当該駆動制御指示をCPU17に出力して、ズーム駆動部1cによりズームレンズ1aをワイド側に移動させて被写体画像のズーム量を調整限界位置Zlよりもワイド側に自動的に調整させる。
ここで、CPU17及びズーム駆動部1cは、距離算出処理にて算出された有効照射距離Dfに基づいて、撮影補助動作の実行を制御する実行制御手段を構成している。
判定処理ルーチンは、CPU17を判定手段として機能させるためのプログラム部分である。即ち、判定処理ルーチンは、自動合焦処理が適正に行われたか否かを判定する判定処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、判定処理ルーチンにより、CPU17は、自動合焦処理にて算出されたAF評価値(コントラスト)が所定値以上になったか否かに応じて自動合焦処理が適正に行われたか否かを判定する。
報知制御処理ルーチンは、判定処理にて自動合焦処理が適正に行われていないと判定された場合に、撮影補助動作を実行させずに、自動合焦処理が適正に行われなかったことを報知する報知制御処理に係る機能をCPU17に実現させるための命令群を含む。
具体的には、報知制御処理ルーチンにより、CPU17は、撮影補助動作を実行させずに、AF枠F(図3(b)等参照)を赤色として表示部8に表示させることで自動合焦処理が適正に行われなかったことを報知する。
ここで、CPU17及び表示部8は、報知制御手段を構成している。
次に、撮像装置100による撮影モード処理について図5〜図7を参照して説明する。
図5は、撮影モード処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
撮影モード処理は、ユーザによる操作入力部12の所定操作に基づいて動作モードとして撮影モードが選択された場合に実行される処理である。
図5に示すように、先ず、CPU17は、撮影モードが終了しているか判定して(ステップS1)、ここでは、撮影モードが終了していないと判定されるので(ステップS1;NO)、続けて、ユーザによる操作入力部12のメニューボタン12b等の所定操作に基づいてメニュー処理の実行が指示されているか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、メニュー処理の実行が指示されていると判定されると(ステップS2;YES)、CPU17は、表示処理部9により所定のメニュー画面を表示部8に表示させる。
そして、ユーザによる操作入力部12の選択決定ボタン12c等の所定操作に基づいて、設定1〜設定3の撮影補助動作の中で何れかの設定(例えば、設定1等)が選択されると、CPU17は、選択された撮影補助動作の内容を設定する(ステップS3)。続けて、CPU17は、設定された撮影補助動作に応じて設定フラグを設定してデータメモリ15のフラグテーブルTに書き込む(ステップS4)。
例えば、CPU17は、撮影補助動作の内容として設定1が設定された場合には、設定AのフラグをONにするとともに設定BのフラグをOFFにし、設定2が設定された場合には、設定AのフラグをOFFにするとともに設定BのフラグをONにし、設定3が設定された場合には、設定Aのフラグ及び設定BのフラグをOFFにする。
次に、撮像処理部3は、電子撮像部2によりライブビュー画像表示に応じた所定の撮像フレームレートで被写体を撮像させる(ステップS5)。また、ステップS2にて、メニュー処理の実行が指示されていないと判定された場合にも(ステップS2;NO)、CPU17は、処理をステップS5に移行させる。
そして、CPU17は、当該電子撮像部2による撮像によって生成されたライブビュー画像表示用の画像フレームに基づいて、表示処理部9によりライブビュー画像を表示部8に表示させる(ステップS6)。
次に、CPU17は、データメモリ15のフラグテーブルTを参照して半押しフラグがONに設定されているか否かを判定する(ステップS7)。ここで、半押しフラグが設定されていないと判定されると(ステップS7;NO)、CPU17は、ユーザにより操作入力部12のシャッターボタン12aが半押し操作されているか否かを判定する(ステップS8)。
ここで、シャッターボタン12aが半押し操作されていないと判定されると(ステップS8;NO)、CPU17は、処理をステップS1に移行させる。
一方、ステップS8にて、シャッターボタン12aが半押し操作されたと判定されると(ステップS8;YES)、CPU17は、データメモリ15のフラグテーブルTに半押しフラグONを書き込み(ステップS9)、撮影条件設定処理を実行する(ステップS10)。
ここで、撮影条件設定処理について図6を参照して説明する。
図6は、撮影条件設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、合焦制御処理ルーチンにより、CPU17は、コントラストAF方式によって合焦位置を調整する自動合焦処理を行って、合焦駆動部1dによりフォーカスレンズ1bを光軸方向に移動させて当該フォーカスレンズ1bの光軸方向の位置を決定する(ステップS101)。
その後、CPU17は、判定処理ルーチンにより、自動合焦処理にて算出されたAF評価値(コントラスト)が所定値以上になったか否かに応じて自動合焦処理が適正に行われたか否かを判定する(ステップS102)。
ここで、自動合焦処理が適正に行われたと判定されると(ステップS102;YES)、CPU17は、データメモリ15のフラグテーブルTにAF成功フラグ=1を書き込み(ステップS103)、一方、自動合焦処理が適正に行われていないと判定されると(ステップS102;NO)、CPU17は、データメモリ15のフラグテーブルTにAF成功フラグ=0を書き込む(ステップS104)。
次に、CPU17は、被写体の撮像の際の露出条件を調整する自動露出処理を行って、露出値を決定する(ステップS105)。
その後、感度決定処理ルーチンにより、CPU17は、自動露出処理により決定された露出値とデータメモリ15に記憶されているプログラム線図に基づいて、ISO感度と、レンズの絞り値と、シャッタースピードと、フラッシュのON/OFFを決定する(ステップS106)。ここでは、フラッシュONが設定されるものとする。
これにより、撮影条件調整処理を終了する。
その後、図5に示すように、CPU17は、撮影補助動作設定処理を実行する(ステップS11)。
ここで、撮影補助動作設定処理について図7を参照して説明する。
図7は、撮影補助動作設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
CPU17は、データメモリ15のフラグテーブルTを参照してAF成功フラグが1であるか否かを判定する(ステップS111)。ここで、AF成功フラグが1であると判定されると(ステップS111;YES)、CPU17は、AF枠Fを緑色表示に設定する(ステップS112)。
その後、CPU17は、測距処理ルーチンにより、自動合焦処理後のフォーカスレンズ1b及びズームレンズ1aの光軸方向の位置を取得した後(ステップS113)、当該フォーカスレンズ1b及びズームレンズ1aの光軸方向の位置から被写体距離Doを換算する(ステップS114)。
次に、CPU17は、距離算出処理ルーチンにより、自動露出処理にて決定されたISO感度と、データメモリ15に記憶されている内蔵発光部61aのガイドナンバーGNと、ズームレンズ1aの光軸方向の位置から換算した焦点距離fを式(1)に代入して、フラッシュの有効照射距離Dfを算出する(ステップS115)。
続けて、CPU17は、データメモリ15のフラグテーブルTを参照して設定フラグの設定AのフラグがONであるか否か、即ち、撮影補助動作が設定1に設定されているか否かを判定する(ステップS116)。
ここで、設定AのフラグがONであると判定されると(ステップS116;YES)、CPU17は、差分算出処理ルーチンにより、測距処理にて測距された被写体距離Doと、距離算出処理にて算出された有効照射距離Dfとの差分を算出する差分算出処理を行う(ステップS117)。
その後、CPU17は、対比表示制御処理ルーチンにより、被写体距離Doと有効照射距離Dfとを対比させたバー表示に係る表示データを生成するとともに、差分表示制御処理ルーチンにより、CPU17は、被写体距離Doと有効照射距離Dfとの差分に係る第1ガイダンス表示A2(「フラッシュが届きません あと60cm被写体に寄るか 又は ズームをワイド側に調整するか した上で撮影して下さい」等;図3(a)参照)に係る表示データを生成する(ステップS118)。
一方、ステップS116にて、設定フラグの設定AのフラグがONではないと判定されると(ステップS116;NO)、CPU17は、調整度合算出処理ルーチンにより、感度決定処理にて決定されたISO感度と、データメモリ15に記憶されている内蔵発光部61aのガイドナンバーGNと、差分算出処理にて算出された被写体距離Doを式(2)に代入して、フラッシュの有効照射距離Df内となる焦点距離flを算出する(ステップS119)。その後、CPU17は、算出された焦点距離flからズームレンズ1aの光軸方向の位置を換算して、現在のズームレンズ1aの光軸方向の位置からズーム量の調整度合として、ズームインジケータIにおけるズーム調整限界位置Zlを算出する(ステップS11A)。
続けて、CPU17は、データメモリ15のフラグテーブルTを参照して設定フラグの設定BのフラグがONであるか否か、即ち、撮影補助動作が設定2に設定されているか否かを判定する(ステップS11B)。
ここで、設定BのフラグがONであると判定されると(ステップS11B;YES)、図4に示したように、CPU17は、度合表示制御処理ルーチンにより、表示部8に表示させるための第2ガイダンス表示A3、即ち、ライブビュー画像の左下のズームインジケータIにおけるズームのワイド側の調整限界位置Zlよりもワイド側となる部分に係る表示データを生成する(ステップS11C)。
一方、ステップS111にて、設定BのフラグがONではない、即ち、撮影補助動作の内容が設定3に設定されていると判定されると(ステップS11B;NO)、CPU17は、出力制御処理ルーチンにより、ズーム駆動部1cによるズーム量の調整度合に基づいてズームレンズ1aの駆動制御指示を生成する(ステップS11D)。
なお、ステップS111にて、AF成功フラグが1ではない(AF成功フラグ=0)と判定されると(ステップS111;NO)、CPU17は、報知制御処理ルーチンにより、撮影補助動作を実行させずに、AF枠Fを赤色表示に設定する(ステップS11E)。
これにより、撮影補助動作設定処理を終了する。
その後、図5に示すように、CPU17は、処理をステップS1に移行させて、それ以降の処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS6にて、CPU17は、設定されている撮影補助動作の内容に応じて、所定の画面をライブビュー画像に重畳させて表示部8に表示させたり、ズームレンズ1aを光軸方向に移動させる。即ち、設定1が設定されている場合には、CPU17は、対比表示制御処理ルーチンにより、生成された表示データに基づいて所定の被写体距離Doと有効照射距離Dfとの対比バー表示A1を表示させ、差分表示制御処理ルーチンにより、生成された表示データに基づいて所定の被写体距離Doと有効照射距離Dfとの差分に係る第1ガイダンス表示A2を表示させる。また、設定2が設定されている場合には、CPU17は、度合表示制御処理ルーチンにより、被写体画像のズーム量の調整度合に係る第2ガイダンス表示A3をライブビュー画像に重畳させて表示部8に表示させる。また、設定3が設定されている場合には、CPU17は、出力制御処理ルーチンにより、生成された駆動制御指示に基づいて、被写体画像のズーム量が調整限界位置Zlよりもワイド側となるようにズーム駆動部1cによりズームレンズ1aをワイド側に移動させる。
その後、ステップS7にて、半押しフラグがONに設定されていると判定されると(ステップS7;YES)、CPU17は、ユーザによるシャッターボタン12aの半押し操作が維持されているか否かを判定する(ステップS12)。ここで、シャッターボタン12aの半押し操作が維持されていないと判定されると(ステップS12;NO)、CPU17は、データメモリ15のフラグテーブルTに半押しフラグOFFを書き込む(ステップS13)。
次に、CPU17は、ユーザにより操作入力部12のシャッターボタン12aが全押し操作されているか否かを判定する(ステップS14)。また、ステップS12にて、シャッターボタン12aの半押し操作が維持されていると判定された場合にも(ステップS12;YES)、CPU17は、処理をステップS14に移行させる。
ここで、シャッターボタン12aが全押し操作されたと判定されると(ステップS14;YES)、撮像処理部3は、電子撮像部2により被写体の記録用画像を撮像させる(ステップS15)。続けて、CPU17は、当該電子撮像部2による撮像によって生成された記録用画像の画像フレームに対して所定の画像処理等を施した後、メモリカード5に記憶させる(ステップS16)。その後、CPU17は、記録用画像の画像フレームに基づいて、表示処理部9により記録済みの記録用画像を表示部8に、どのように記録されたか確認するための確認表示をさせる(ステップS17)。
その後、CPU17は、処理をステップS1に移行させて、それ以降の処理を繰り返し実行する。
以上のように、本実施形態の撮像装置100によれば、被写体の撮影の際のISO感度及び発光部6のフラッシュ発光能力に基づいて、被写体の撮影の際に発光部6から発光される光の有効照射距離Dfを求める距離算出処理を行って、当該有効照射距離Dfに基づいて撮影条件の設定、特に、ズーム量の調整を補助する撮影補助動作を実行することができる。
具体的には、撮影補助動作として設定1が設定されている場合には、測距処理により測距された被写体距離Doと距離算出処理により算出された有効照射距離Dfとを対比してバー表示したり、測距処理により測距された被写体距離Doと距離算出処理により算出された有効照射距離Dfとの差分をガイダンス表示することができ、撮影補助動作として設定2が設定されている場合には、調整度合算出処理により算出されたズーム駆動部1cによるズームレンズ1aの調整度合をガイダンス表示することができる。従って、これらを参考にして、ユーザはフラッシュを発光させる撮影の撮影条件の設定を適正に行うことができる。
また、撮影補助動作として設定3が設定されている場合には、ズームレンズ1aの調整度合に基づいてズーム駆動部1cによりズーム量を自動的に調整させることができ、ユーザが所定の作業を行わなくとも、フラッシュを発光させる撮影の際の撮影条件を自動的に適正に設定することができる。
また、自動合焦処理が適正に行わなかった場合に、撮影補助動作を実行せずに自動合焦処理が適正に行われなかったことをAF枠Fを赤色表示して報知するので、ユーザは自動合焦処理が適正に行われなかったことを認識することができる。その後、適正に自動合焦処理が行われた場合には再度撮影補助動作が実行されることで、ユーザはフラッシュを発光させる撮影の撮影条件の設定を適正に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、内蔵発光部61aのみを用いてフラッシュ発光する場合における撮影モード処理について説明したが、これに限られるものではなく、発光部6のフラッシュ発光能力を増大させるために外付発光ユニット62を接続して、内蔵発光部61a及び外付発光部62aを用いてフラッシュ発光させるようにしても良い。
かかる場合において、内蔵発光部61a及び外付発光部62aの合成ガイドナンバーGNは、例えば、外付発光ユニット62の接続が接続検知部7aにより検知されると、GN算出部7bによって、データメモリ15に記憶されている内蔵発光部61aのガイドナンバーF1の二乗とGN記憶部62cに記憶されている外付発光部62aのガイドナンバーF2の二乗とを加算した値の平方根をとることにより算出される(図8参照)。
このような構成としても、上記実施形態と同様に、撮影補助動作として設定1や2が設定されている場合には、ユーザは、フラッシュを発光させる撮影の撮影条件の設定を適正に行うことができ、また、撮影補助動作として設定3が設定されている場合には、フラッシュを発光させる撮影の際の撮影条件を自動的に適正に設定することができる。
また、上記実施形態にあっては、露出値の決定に、電子撮像部2を用いるようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、輝度センサ13を用いても良い。
さらに、上記実施形態にあっては、被写体距離Doを自動合焦処理後のフォーカスレンズ1b及びズームレンズ1aの光軸方向の位置から換算するようにしたが、これに限られるものではなく、位相差センサ等の測距部14から出力される測距データを用いて特定しても良い。
また、上記実施形態にあっては、対比表示制御処理、差分表示制御処理、度合表示制御処理、指示出力制御処理をシャッターボタン12aの半押し操作の際に行うようにしたが、これに限られるものではなく、所定時間毎、例えば、それぞれ対応する撮影補助動作をライブビュー画像に係る画像フレームを取得する毎に実行するようにしても良い。
さらに、上記実施形態にあっては、撮影補助動作に係る撮影条件や指標をガイダンス表示するようにしたが、撮影条件や指標の報知方法はこれに限られるものではなく、例えば、発音処理部11によりスピーカ10から所定の音声を発音するようにしても良い。
また、撮像装置100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。
さらに、上記実施形態にあっては、ズーム調整制御手段、合焦制御手段、感度決定手段、測距手段、距離算出手段、対比表示制御手段、差分算出手段、差分表示制御手段、調整度合算出手段、度合表示制御手段、出力制御手段、判定手段、報知制御手段としての機能を、CPU17によって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、各種機能を実現するためのロジック回路等から構成しても良い。
本発明を適用した一実施形態の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置のデータメモリに記憶されるフラグテーブルの一例を模式的に示す図である。 図1の撮像装置の表示部に表示されるライブビュー画面の一例を示す図である。 図1の撮像装置の表示部に表示されるライブビュー画面の一例を示す図である。 図1の撮像装置による撮影モード処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図5の撮影モード処理における撮影条件設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図5の撮影モード処理における撮影補助動作設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 撮像装置による合成ガイドナンバーの算出を説明するための図である。
符号の説明
100 撮像装置
1 撮像レンズ部
1a ズームレンズ
1b フォーカスレンズ
1c ズーム駆動部
1d 合焦駆動部
2 電子撮像部
3 撮像処理部
6 発光部
61a 内蔵発光部
62a 外付発光部
8 表示部
12 操作入力部
13 輝度センサ
14 測距部
16 プログラムメモリ
17 CPU

Claims (9)

  1. 撮像レンズを通過した被写体の光学像を光電変換して被写体画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像される前記被写体画像のズーム量を調整するズーム調整制御手段と、
    前記撮像手段による被写体の撮像の際に発光する発光手段と、
    前記被写体の撮影の際の感度を決定する感度決定手段と、
    前記感度決定手段により決定された感度及び前記発光手段の発光能力に基づいて、前記被写体の撮影の際に前記発光手段から発光される光の有効照射距離を求める距離算出手段と、
    前記距離算出手段により算出された前記有効照射距離に基づいて、前記ズーム調整制御手段による調整を補助する撮影補助動作の実行を制御する実行制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記被写体までの被写体距離を測距する測距手段を更に備え、
    前記実行制御手段は、
    前記撮影補助動作として、前記測距手段により測距された前記被写体距離と、前記距離算出手段により算出された前記有効照射距離とを対比して表示する対比表示制御手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記被写体までの被写体距離を測距する測距手段を更に備え、
    前記実行制御手段は、
    前記測距手段により測距された前記被写体距離と、前記距離算出手段により算出された前記有効照射距離との差分を算出する差分算出手段と、
    前記撮影補助動作として、前記差分算出手段により算出された前記差分を表示する差分表示制御手段と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記実行制御手段は、
    前記ズーム調整制御手段による前記ズーム量の調整度合を算出する調整度合算出手段と、
    前記撮影補助動作として、前記調整度合算出手段により算出された前記ズーム量の調整度合を表示する度合表示制御手段と、を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記実行制御手段は、
    前記ズーム調整制御手段による前記ズーム量の調整度合を算出する調整度合算出手段と、
    前記撮影補助動作として、前記調整度合算出手段により算出された前記ズーム量の調整度合に基づいて、前記ズーム調整制御手段により前記ズーム量を自動的に調整させるための制御指示を出力する出力制御手段と、を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像レンズの合焦位置を調整する自動合焦処理を行う合焦制御手段と、
    前記合焦制御手段による前記自動合焦処理が適正に行われたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記自動合焦処理が適正に行われていないと判定された場合に、前記実行制御手段による前記撮影補助動作を実行させずに、前記自動合焦処理が適正に行われなかったことを報知する報知制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記実行制御手段は、前記撮影補助動作を所定時間毎に実行することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記発光手段は、第1発光部と、当該発光手段の発光能力を増大させるために前記第1発光部に対して追加される第2発光部と、を含み、
    前記第1発光部及び前記第2発光部の合成ガイドナンバーを算出する算出手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 撮像レンズを通過した被写体の光学像を光電変換して被写体画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段による被写体の撮像の際に発光する発光手段と、を備える撮像装置のコンピュータに、
    前記撮像手段により撮像される前記被写体画像のズーム量を調整するズーム調整制御手段、
    前記被写体の撮影の際の感度を決定する感度決定手段、
    前記感度決定手段により決定された感度及び前記発光手段の発光能力に基づいて、前記被写体の撮影の際に前記発光手段から発光される光の有効照射距離を求める距離算出手段、
    前記距離算出手段により算出された前記有効照射距離に基づいて、前記ズーム調整制御手段による調整を補助する撮影補助動作の実行を制御する実行制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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