JP2010078214A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

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Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
Yasuhiro Naito
康弘 内藤
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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、樹脂製制御箱側からの出火に対して防火性の高い構成とすることができる空気調和機の室外ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】筐体2と、該筐体2内を機械室4と熱交換器室5とに仕切る仕切板3と、インバータが組み込まれた樹脂製制御箱6とを備え、樹脂製制御箱6が仕切板3の切欠き部16の上縁に配置され、放熱フィン17を含む樹脂製制御箱6の一部が切欠き部16の開口16Bから熱交換器室5側に露出されて機械室4内に設置されている空気調和機の室外ユニット1において、仕切板3の切欠き部16には、該切欠き部16の開口16Bから露出されている樹脂製制御箱6の端部を覆って切欠き部16の開口16Bの一部を閉塞する板金製カバー18が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、インバータが組み込まれた樹脂製の制御箱を備えた空気調和機の室外ユニットに関するものである。
空気調和機の室外ユニットは、一般に筐体内部が仕切板によって圧縮機や四方弁、制御箱等が配設される機械室と、室外側熱交換器やファン等が配設される熱交換器室とに仕切られている。機械室内に配設されている制御箱には、圧縮機駆動用インバータのパワートランジスタ等が実装された制御基板を始めとする各種電装部品が組み込まれている。制御箱は、仕切板の上方部に設けられた切欠き部の上縁に配置され、パワートランジスタ用の放熱フィンを含む制御箱の一部が切欠き部の開口から熱交換器室側に露出されるように機械室内に設置されている。
室外ユニットに設置される制御箱としては、樹脂製の制御箱と板金製の制御箱とが用いられている。樹脂製制御箱は、周囲環境からの電装部品の保護、すなわち雨水、塵埃等の浸入に対する防水、防塵保護や漏れ電流の低減等を考えると、箱として密閉度を高めることができるという利点を有している。しかし、老朽化や経年変化等によって万が一電装部品等から出火して火災が発生した場合には、制御箱自体が燃え落ちてしまうため、仕切板の切欠き部から炎が熱交換器室側に噴出し、樹脂製のファンやファンガードに延焼して室外ユニットから外部に炎が噴出するという事態が想定される。
一方、板金製制御箱は、金属製であることから耐火性に優れているという特長を有している。しかし、電装部品の防水、防塵保護や漏れ電流の低減等のため、箱としての密閉度を上げたり、パワートランジスタの放熱板を設置したりすることを考えると、構造が複雑になってしまい、コスト高となることは避けられなかった。そこで、外部において火災が発生した場合、その炎が室外ユニット内に入り込んで樹脂製制御箱に燃え移り、樹脂製制御箱に延焼するのを防止するために、少なくとも樹脂製制御箱の熱交換器室側に突出されている部分の外面を板金箱あるいは板金カバーによって覆うようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平11−287482号公報 特許第3576512号公報
近年、老朽化した家電品での火災事故が散見され、社会的にも問題視されている。こうした中、空気調和機の分野においても火災発生のリスクを低減するための努力は続けられている。しかし、発熱を伴う電装部品の使用や構造設計面での様々な制約もあり、火災発生のリスクをゼロにすることは困難な状況にある。このため、樹脂製制御箱を用いる場合には、老朽化あるいは経年変化によって電装部品等から出火が生じたときに、如何にして樹脂製制御箱を経て熱交換器室側のファン、ファンガード等に延焼しないように耐火性を高めておくかが重要となる。
特許文献1,2のように、樹脂製制御箱の外面を板金箱または板金カバーで覆った構成とした場合には、外部側から樹脂製制御箱に入り込もうとする炎を遮蔽することは可能である。しかし、樹脂製制御箱内の電装部品等から出火した場合には、樹脂製制御箱自体が燃え落ちてしまうと、外面を覆っている板金箱または板金カバーも同時に落下してしまうため、樹脂製制御箱内部からの出火に対しては、必ずしも有効に防火対策とはなり得ないという問題があった。また、樹脂製制御箱の熱交換器室側に突出されている部分に沿ってその外面を覆うには、板金箱または板金カバーの加工に手間がかかるのみならず、余分な板金も必要となる等の問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成でありながら、樹脂製制御箱側からの出火に対して防火性の高い構成とすることができる空気調和機の室外ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の空気調和機の室外ユニットは、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機の室外ユニットは、室外ユニット構成機器が収納される筐体と、該筐体内を機械室と熱交換器室とに仕切る仕切板と、インバータが組み込まれた樹脂製制御箱とを備え、前記樹脂製制御箱が前記仕切板の上方部に設けられている切欠き部の上縁に配置され、少なくとも前記インバータの放熱フィンを含む前記樹脂製制御箱の一部が前記切欠き部の開口から前記熱交換器室側に露出されて前記機械室内に設置されている空気調和機の室外ユニットにおいて、前記仕切板の前記切欠き部には、該切欠き部の開口から露出されている前記樹脂製制御箱の端部を覆って前記切欠き部の開口の一部を閉塞する板金製カバーが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上縁に樹脂製制御箱が配置されている仕切板の切欠き部に、切欠き部の開口から露出されている樹脂製制御箱の端部を覆って切欠き部の開口の一部を閉塞する板金製カバーが設けられているため、樹脂製制御箱内に組み込まれている電装部品等からの出火が原因で樹脂製制御箱が焼失する事態に至っても、切欠き部の開口を塞いでいる板金製カバーによって炎を遮蔽し、炎が熱交換器室側に噴出して熱交換器室内に配置されている樹脂製のファンやファンガード等に延焼するのを防止することができる。従って、万が一樹脂製制御箱側から出火した場合でも、室外ユニットから外部に炎が噴出する事態を回避することができ、室外ユニットを防火性の高い構成とすることができる。また、インバータが組み込まれる制御箱としては、電装部品に対する周囲環境からの防水、防塵保護や漏れ電流の低減等を考えると、耐火性に優れている板金製制御箱よりも密閉度を高くすることが可能な樹脂製制御箱が望ましく、かかる面から樹脂製制御箱を用いた室外ユニットの防火性能を向上できることは有益である。なお、板金製カバーは、切欠き部の開口の少なくとも50%以上、好ましくは70%以上を閉塞できる大きさが望ましい。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上記の空気調和機の室外ユニットにおいて、前記板金製カバーは、別部品として構成され、前記仕切板の切欠き部に固定設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、板金製カバーが別部品として構成され、仕切板の切欠き部に固定設置されているため、従来からの設計構造を変更することなく、板金製カバーのみを追加設置することによって、当該室外ユニットの防火性能を向上することができる。従って、現状の室外ユニットに対して最小限の改修で容易に防火対策を施すことができる。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上記の空気調和機の室外ユニットにおいて、前記板金製カバーは、前記仕切板と一体成形されていることを特徴とする。
本発明によれば、板金製カバーが仕切板と一体成形されているため、板金製カバーを別個に生産し、仕切板に固定設置する工数や手間、それに要するコスト等を削減することができる。従って、部品点数の増加を抑え、室外ユニットの組み立て性、生産性を向上することができるとともに、コスト低減を図ることができる。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上述のいずれかの空気調和機の室外ユニットにおいて、前記板金製カバーには、前記放熱フィンに係止される係止部が一体に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、板金製カバーに放熱フィンと係止する係止部が一体に設けられているため、樹脂製制御箱の放熱フィンを支えている部分が焼失し脱落したとしても、放熱フィンは板金製カバーの係止部によって係止支持される。従って、放熱フィンが脱落することがなく、切欠き部に生じる開口を可及的に小さくして熱交換器室側に噴出する炎を最小限に抑制し、樹脂製のファン、ファンガード等への延焼を防止することができる。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上述のいずれかの空気調和機の室外ユニットにおいて、前記板金製カバーには、前記放熱フィンが突出される貫通孔を備え、該放熱フィンが設置されている部位の周囲を覆う延出部が一体に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、板金製カバーに放熱フィンが突出される貫通孔を備え、該放熱フィンが設置されている部位の周囲を覆う延出部が一体に設けられているため、切欠き部によって形成される開口を放熱フィンが突出される貫通孔のみとし、極限まで小さくすることができる。従って、万が一樹脂製制御箱側から出火することがあっても、その炎が熱交換器室側に噴出するのを最小限に抑制することができ、熱交換器室側への延焼を防止することができる。
さらに、本発明の空気調和機の室外ユニットは、上述のいずれかの空気調和機の室外ユニットにおいて、前記板金製カバーは、前記熱交換器室に設けられているファンの駆動用モータを支持しているモータブラケットに架橋されて設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、板金製カバーが熱交換器室に設けられているファンの駆動用モータを支持しているモータブラケットに架橋されて設置されているため、板金製カバーを仕切板にビス止め等により固定しなくても、板金製カバーが脱落することはなく、従って、例えば板金製カバーを樹脂製制御箱側にアルミテープ等により仮止めした状態で組み込むことができる等、板金製カバーの設置を容易化することができる。
本発明によると、樹脂製制御箱内に組み込まれている電装部品等からの出火が原因で樹脂製制御箱が焼失する事態に至っても、切欠き部の開口を塞いでいる板金製カバーによって炎を遮蔽し、炎が熱交換器室側に噴出して熱交換器室内に配置されている樹脂製のファンやファンガード等に延焼するのを防止することができるため、万が一樹脂製制御箱側から出火しても、室外ユニットから外部に炎が噴出する事態を回避することができ、室外ユニットを防火性の高い構成とすることができる。また、インバータが組み込まれる制御箱としては、電装部品に対する周囲環境からの防水、防塵保護や漏れ電流の低減等を考えると、耐火性に優れている板金製制御箱よりも密閉度を高くすることが可能な樹脂製制御箱が望ましく、かかる面から樹脂製制御箱を用いた室外ユニットの防火性能を向上できることは有益である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1および図2を用いて説明する(樹脂製制御箱については、図3を参照)。図1には、本発明の第1実施形態に係る空気調和機の室外ユニットの内部を透視した斜視図が示され、図2には、室外ユニットの仕切板における切欠き部の構成を示す分解斜視図が示されている。
室外ユニット1は、横長直方体形状の筐体2を備えている。筐体2の内部は、仕切板3によって機械室4側と熱交換器室5側とに仕切られている。
機械室4には、図示省略されている冷媒圧縮機、冷暖房切替用の四方弁、膨張弁、アキュームレータ等の各種機器と、それら機器間を接続する冷媒配管類、並びに、図3に示されているように、冷媒圧縮機の駆動回路を構成するインバータのパワートランジスタ7等が実装された制御基板8を始めとする各種電装部品9が組み込まれた樹脂製制御箱6等が配設されている。
熱交換器室5には、筐体2の背面および左側面に開口された吸い込み口に面して室外側熱交換器(熱交換器)10が配設されている。また、筐体2の正面に開口されている吹き出し口11の外表面側にはファンガード12が設けられており、このファンガード12に対向するようにファン駆動用モータ13により駆動されるプロペラファン(ファン)14が配設され、熱交換器10を通して外気を流通できるように構成されている。ファン駆動用モータ13は、筐体2の底面と前面上部との間に立設されているモータブラケット15に固定支持されており、その回転軸にプロペラファン14が取り付けられた構成とされている。
仕切板3には、前面側の上方部に樹脂製制御箱6を配置するための切欠き部16(図2参照)が設けられ、該切欠き部16を介して機械室4側と熱交換器室5側とが連通されている。樹脂製制御箱6は、横長の箱型形状で上方部が一部水平方向に突出された形状とされており、内部には、上記の如く制御基板8、その他の電装部品9が組み込まれているとともに、水平方向に突出された部位6Aには、インバータのパワートランジスタ7が配設され、このパワートランジスタ7と接触されるように冷却用の放熱フィン17が樹脂製制御箱6から下方に向けて突設されている(図3参照)。
樹脂製制御箱6は、一端側が仕切板3における切欠き部16の上縁を折り曲げ形成したフランジ部16A上に載置されるように配置され、他端側が筐体2の側面に対して図示省略のブラケット等を介して設置されている。これによって、樹脂製制御箱6の一端部およびその突出部位6Aが、切欠き部16の開口16Bから熱交換器室5側に露出された構成とされ、放熱フィン17が熱交換器室5内を流通される外気によって冷却されるようになっている。なお、樹脂製制御箱6については、難燃性樹脂材を用いることが望ましい。
さらに、仕切板3の切欠き部16には、切欠き部16の開口16Bから露出されて設置されている樹脂製制御箱6の端部を覆うように切欠き部16の開口16Bの一部を閉塞する板金製カバー18が設けられている。この板金製カバー18は、ビス孔18Aを介して仕切板3にビス止めされるように構成されており、その大きさは、切欠き部16の開口16Bに対して、少なくとも50%以上、好ましくは70%以上を閉塞できるような大きさとされている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
空気調和機の運転中において、室外ユニット1では、冷媒圧縮機によって圧縮された冷媒を冷房時には、室外側熱交換器10で放熱して凝縮液化した後、室内ユニット側に供給して冷房に供し、暖房時には、高温高圧の冷媒ガスをそのまま室内ユニット側に供給して暖房に供した後、室内ユニット側で凝縮液化された冷媒を室外ユニット1の室外側熱交換器10で外気と熱交換させて蒸発ガス化し、再圧縮するように作用する。
この間、室外ユニット1の熱交換器10では、プロペラファン(ファン)14により流通される外気と冷媒とが熱交換され、冷媒の凝縮または蒸発が繰り返される。同時に、プロペラファン14を介して熱交換器室5内を流通される外気は、樹脂製制御箱6から熱交換器室5内に露出されている放熱フィン17と接触し、樹脂製制御箱6内に設けられている発熱部品であるパワートランジスタ7で発熱した熱を放熱してパワートランジスタ7を冷却するように作用する。
一方、空気調和機の運転中に樹脂製制御箱6内に設けられている電装部品9等が、例えば老朽化や経年劣化等が原因でスパークし、それによって樹脂製制御箱6から出火する事態に至ったとしても、樹脂製制御箱6が配置された仕切板3に設けられている切欠き部16の開口16Bは、その大半が板金製カバー18によって閉鎖されているため、出火した樹脂製制御箱6からの炎が切欠き部16の開口16Bより熱交換器室5側に噴出し、樹脂製のプロペラファン14やファンガード12に延焼するのを防止することができる。
このため、万が一樹脂製制御箱6内で出火した場合でも、室外ユニット1から外部に炎が噴出する事態を回避することができ、室外ユニット1を防火性の高い構成とすることができる。また、インバータが組み込まれる制御箱6としては、電装部品9等に対する周囲環境からの防水、防塵保護や漏れ電流の低減等を考慮した場合、耐火性に優れている板金製制御箱よりも密閉度を高くすることが可能な樹脂製制御箱6が望ましく、かかる面から樹脂製制御箱6を用いた室外ユニット1の防火性能を向上できることは有益である。
さらに、本実施形態では、板金製カバー18が別部品として構成され、仕切板3の切欠き部16にビス孔18Aを介して固定設置される構成とされているため、従来からの設計構造を変更することなく、板金製カバー18のみを追加設置することによって、当該室外ユニット1の防火性能を向上することができる。従って、現状の室外ユニット1に対して最小限の改修で容易に防火構造を施すことができる。
なお、樹脂製制御箱6の内部側からの出火に対する耐火性のみならず、特許文献1,2のものと同様、室外ユニット1の外部において火災が発生し、その炎が室外ユニット1内に入り込んで樹脂製制御箱6に延焼するのを防止できることはもちろんである。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図3を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、板金製カバー28を仕切板3と一体成形した構成としている点が異なる。その他の点については第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図3に示されるように、仕切板3に設けられている切欠き部16の上縁に樹脂製制御箱6を配置するフランジ部16Aを設け、このフランジ部16Aから熱交換器室5側に露出されている樹脂製制御箱6の一端部側を覆うように上方に延長された板金製カバー28を仕切板3と一体成形した構成としている。なお、板金製カバー28の大きさは、第1実施形態と同様、切欠き部16の開口16Bに対して、少なくとも50%以上、好ましくは70%以上を閉塞できるような大きさとされている。
上記のように、熱交換器室5側に露出されている樹脂製制御箱6の一端部側を覆う板金製カバー28を仕切板3と一体に成形した構成とすることにより、第1実施形態のように板金製カバー18を別個に生産し、仕切板3に固定設置する構成としたものに比べ、その工数や手間、それに要するコスト等を削減することができる。従って、部品点数の増加を抑え、室外ユニット1の組み立て性、生産性を向上することができるとともに、相応のコスト低減を図ることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図4を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、板金製カバー38に放熱フィン17に対する係止部38Aを一体に設けた構成としている点が異なる。その他の点については第1および第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図4に示されるように、仕切板3の切欠き部16に設けられ、熱交換器室5側に露出されている樹脂製制御箱6の一端部側を覆う板金製カバー38に対し、樹脂製制御箱6から下方に突設されている放熱フィン17に係止される係止部38Aが一体に設けられた構成とされている。
上記のように、樹脂製制御箱6の一端部側を覆う板金製カバー38に対して放熱フィン17に係止される係止部38Aを一体に設けた構成とすることにより、樹脂製制御箱6側で発生した火災により放熱フィン17を支えていた部分が焼失し脱落したとしても、放熱フィン17は板金製カバー38の係止部38Aによって係止支持される。このため、放熱フィン17が樹脂製制御箱6と共に脱落することはなく、仕切板3の切欠き部16に生じる開口16Bを可及的に小さくして熱交換器室5側に噴出する炎を最小限に抑制し、樹脂製のファン14、ファンガード12等への延焼を防止することができる。なお、本実施形態は、板金製カバー38が仕切板3と一体成形されている場合においても同様に適用できることはもちろんである。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、板金製カバー48に放熱フィン17が設置されている部位の周囲を覆う延出部48Aを一体に設けた構成としている点が異なる。その他の点については第1および第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図5に示されるように、仕切板3の切欠き部16に設けられ、熱交換器室5側に露出されている樹脂製制御箱6の一端部側を覆う板金製カバー48に対し、樹脂製制御箱6から下方に突設されている放熱フィン17が突出可能とされた貫通孔48Bを備え、放熱フィン17が設置されている樹脂製制御箱6の水平方向に突出された部位6Aの周囲を覆う延出部48Aが一体に設けられた構成とされている。
上記のように、樹脂製制御箱6の一端部側を覆う板金製カバー48に対して、放熱フィン17が突出される貫通孔48Bを備え、放熱フィン17が設置されている部位6Aの周囲を覆う延出部48Aを一体に設けた構成とすることにより、切欠き部16によって仕切板3に形成されている開口16Bを放熱フィン17が突出される貫通孔48Bのみとすることができ、開口16Bを極限まで小さくすることができる。従って、万が一樹脂製制御箱6側から出火することがあっても、その炎が熱交換器室5側に噴出するのを最小限に抑制することができ、熱交換器室5側のファン14やファンガード12等への延焼を防止することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について、図6を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1ないし第4実施形態に対して、板金製カバー58に該板金製カバー58をモータブラケット15に架橋設置するための舌部58Aを一体に設けた構成としている点が異なる。その他の点については第1ないし第4実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図6に示されるように、仕切板3の切欠き部16に設けられ、熱交換器室5側に露出されている樹脂製制御箱6の一端部側を覆う板金製カバー58に対し、該板金製カバー58をファン駆動用モータ13を支持しているモータブラケット15に架橋して設置するための舌部58Aが一体に設けられ、該舌部58Aがモータブラケット15にビス孔58Bを介してビス止めされる構成とされている。なお、本実施形態では、第4実施形態にかかる板金製カバー48と略同じ構成の板金製カバー58(ただし、仕切板3に対するビス止め部はなし)に対して舌部58Aを設けた構成としているが、上記した第1ないし第3実施形態にかかる板金製カバー18,28,38と同構成の板金製カバーに舌部58Aを設けた構成としてもよいことはもちろんである。
上記のように、樹脂製制御箱6の一端部側を覆う板金製カバー58に舌部58Aを一体に設け、板金製カバー58を熱交換器室5に設けられているモータブラケット15に架橋設置した構成とすることにより、板金製カバー58を仕切板3にビス止め等によって固定設置しなくても、板金製カバー58が脱落することはない。このため、例えば板金製カバー58を樹脂製制御箱6側にアルミテープ等により仮止めした状態で組み込むことができる等、板金製カバー58の設置を容易化することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記した実施形態では、箱型形状で上方部が一部水平方向に突出され、該突出部位6Aに下向きに放熱フィン17を設けた構成の樹脂製制御箱6について説明したが、樹脂製制御箱6の構成はこれに限定されるものではなく、放熱フィン17を水平方向に突設された構成としたもの等、種々変形可能である。
また、板金製カバー18,28,38,48,58の形状も樹脂製制御箱6の熱交換室5側への突出部形状に対応させて適宜変更可能であることは云うまでもない。さらに、板金製カバー18,28,38,48,58の大きさは、設置状態において切欠き部16の開口16Bの残存面積が可及的に小さくなる大きさにすることが防火対策上有効であることは云うまでもない。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の室外ユニットの内部を透視した斜視図である。 図1に示す空気調和機の室外ユニットにおける仕切板の切欠き部の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機の室外ユニットにおける樹脂製制御箱の設置部分の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る空気調和機の室外ユニットにおける板金製カバーの斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る空気調和機の室外ユニットにおける板金製カバーの斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る空気調和機の室外ユニットにおける板金製カバーの斜視図である。
符号の説明
1 室外ユニット
2 筐体
3 仕切板
4 機械室
5 熱交換器室
6 樹脂製制御箱
13 ファン駆動用モータ
14 プロペラファン(ファン)
15 モータブラケット
16 切欠き部
16B 開口
17 放熱フィン
18,28,38,48,58 板金製カバー
38A 係止部
48A 延出部
48B 貫通孔
58A 舌部

Claims (6)

  1. 室外ユニット構成機器が収納される筐体と、該筐体内を機械室と熱交換器室とに仕切る仕切板と、インバータが組み込まれた樹脂製制御箱とを備え、前記樹脂製制御箱が前記仕切板の上方部に設けられている切欠き部の上縁に配置され、少なくとも前記インバータの放熱フィンを含む前記樹脂製制御箱の一部が前記切欠き部の開口から前記熱交換器室側に露出されて前記機械室内に設置されている空気調和機の室外ユニットにおいて、
    前記仕切板の前記切欠き部には、該切欠き部の開口から露出されている前記樹脂製制御箱の端部を覆って前記切欠き部の開口の一部を閉塞する板金製カバーが設けられていることを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
  2. 前記板金製カバーは、別部品として構成され、前記仕切板の切欠き部に固定設置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外ユニット。
  3. 前記板金製カバーは、前記仕切板と一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外ユニット。
  4. 前記板金製カバーには、前記放熱フィンに係止される係止部が一体に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機の室外ユニット。
  5. 前記板金製カバーには、前記放熱フィンが突出される貫通孔を備え、該放熱フィンが設置されている部位の周囲を覆う延出部が一体に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機の室外ユニット。
  6. 前記板金製カバーは、前記熱交換器室に設けられているファンの駆動用モータを支持しているモータブラケットに架橋されて設置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の空気調和機の室外ユニット。
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