JP2010071525A - 風呂設備の運転方法及び風呂設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者がポンプの振動音等を不快に感じることなく、試運転に要する時間の短縮化を図る。
【解決手段】熱源機Dと浴槽5との間に湯水の循環路Jを備え、循環路Jに備えられる循環ポンプ26により、熱交換器N1,N2にて加熱された湯水が往き路24を介して浴槽5に供給されるとともに、浴槽5から戻り路23を介して熱交換器N1,N2に戻されるように構成され、循環ポンプ26を作動させて浴槽5の湯水を循環路Jにて循環させる試運転と、循環ポンプ26を作動させて浴槽5の湯水を循環路Jにて循環させる通常運転とが実行可能に構成され、循環ポンプ26として回転速度可変型のポンプが採用され、通常運転を行うときには、循環ポンプ26を第1回転速度にて作動させ、試運転を行うときには、循環ポンプ26を第1回転速度よりも高速の第2回転速度にて作動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器を備えた熱源機と浴槽との間に湯水の循環路を備え、前記循環路に備えられる循環ポンプにより、前記熱交換器にて加熱された湯水が往き路を介して前記浴槽に供給されるとともに、前記浴槽から戻り路を介して前記熱交換器に戻されるように構成され、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる試運転と、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる通常運転とが実行可能に構成された風呂設備の運転方法、及び、その風呂設備に関する。
上記のような風呂設備では、通常運転として、例えば、浴槽の湯水の温度を設定温度に制御する追焚運転や、浴槽の水位を設定水位に制御するとともに、浴槽の湯水の温度を設定温度に制御する風呂自動運転を行っている。
追焚運転では、循環ポンプを作動させて、浴槽から戻り路を介して戻された湯水を熱交換器にて加熱し、その加熱された湯水を往き路を介して浴槽に供給することにより、浴槽の湯水の温度を設定温度に制御している。
風呂自動運転では、循環路に設けられた水位検出手段等の検出情報に基づいて、浴槽の水位が設定水位となるように浴槽に湯水を供給するとともに、上述の追焚運転を行うことにより、浴槽の水位を設定水位に制御するとともに、浴槽の湯水の温度を設定温度に制御している。また、循環路における湯水の流量が所定値以上であるか否かを検出する水流検出手段が設けられている設備では、循環ポンプを作動させたときの水流検出手段の検出情報から浴槽の水位が循環路の接続箇所よりも高い位置であるか否かを判定することができる。よって、このような設備では、風呂自動運転において、循環ポンプを作動させることで浴槽の水位が循環路の接続箇所よりも高い位置であるか否かの判定を行い、その判定結果に基づいて、浴槽に残り湯が有るか無いかや浴槽の現在水位がどのような高さにあるかを確認しながら、浴槽に湯水を供給することができ、浴槽の水位を設定水位に効率よく制御できる。
試運転は、通常運転を行う前の設備の設置時等に行われるものであり、例えば、通常運転における各運転を適正に行うことができるか等を確認するために行っている。また、風呂自動運転では、浴槽の水位を設定水位に制御しているが、浴槽の大きさによって、浴槽の水位を設定水位に制御するために必要な湯水量が異なる。そこで、風呂自動運転を行う従来の設備では、試運転において、浴槽に湯水を供給した状態で水位を検出することにより、その浴槽に対応する設定水位を記憶するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。この従来の設備では、試運転として、浴槽に湯水を供給し、その湯水供給後に循環ポンプを作動させたときの水流検出手段の検出情報に基づいて、浴槽の水位が循環路の接続箇所よりも高い位置であるか否かを判定する湯水供給・判定処理を繰り返し行いながら、浴槽の水位を定めた水位に制御して、そのときに検出した水位等から設定水位を求め、その求めた設定水位を記憶するようにしている。
特開2002−39615号公報
上記従来の風呂設備では、循環ポンプを作動させることにより追焚運転や風呂自動運転等の通常運転を行うのであるが、浴槽の温度を速やかに上昇させて設定温度に制御するまでの時間を極力短くしたいという要求がある。そこで、その要求を満たすべく、循環ポンプの回転速度を高速の回転速度に設定することが考えられるが、この場合には、循環ポンプ自体の振動等が大きくなり、使用者がその振動音等を不快に感じることになる。よって、従来の風呂設備では、循環ポンプの回転速度としては高速の回転速度を設定していなかった。
一方、試運転については、通常、設備の設置時に作業者によって行われるので、試運転に要する時間を短くしたいという要求に応えるために、循環ポンプの回転速度を高速にしても、使用者がポンプの振動音等を不快に感じることがない。しかしながら、従来の風呂設備では、循環ポンプが一定の回転速度にて作動する定回転速度型のものが採用されているので、循環ポンプの回転速度を高速にすると、通常運転を行うときに使用者がポンプの振動音等を不快に感じてしまうことになる。よって、従来の風呂設備では、循環ポンプの回転速度を高速に設定することができず、試運転に要する時間を短くしたいという要求に応えることができなかった。また、特許文献1に記載の風呂設備では、試運転として、循環ポンプを作動させる湯水供給・判定処理を繰り返し行うので、湯水供給・判定処理の夫々について時間がかかり、試運転に要する時間が長いものとなっていた。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、使用者がポンプの振動音等を不快に感じることなく、試運転に要する時間の短縮化を図ることができる風呂設備の運転方法及び風呂設備を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る風呂設備の運転方法の特徴構成は、熱交換器を備えた熱源機と浴槽との間に湯水の循環路を備え、前記循環路に備えられる循環ポンプにより、前記熱交換器にて加熱された湯水が往き路を介して前記浴槽に供給されるとともに、前記浴槽から戻り路を介して前記熱交換器に戻されるように構成され、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる試運転と、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる通常運転とが実行可能に構成された風呂設備の運転方法であって、
前記循環ポンプとして回転速度可変型のポンプが採用され、前記通常運転を行うときには、前記循環ポンプを第1回転速度にて作動させ、前記試運転を行うときには、前記循環ポンプを前記第1回転速度よりも高速の第2回転速度にて作動させる点にある。
本特徴構成によれば、試運転を行うときには、循環ポンプを第1回転速度よりも高速の第2回転速度にて作動させるので、試運転に要する時間の短縮化を図ることができる。しかも、追焚運転や風呂自動運転等の通常運転を行うときには、使用者がポンプの振動音等を不快に感じることがないような範囲で極力高速の回転速度を第1回転速度として設定して、循環ポンプをその第1回転速度にて作動させることができる。その結果、使用者がポンプの振動音等を不快に感じることがなく、浴槽の温度を速やかに上昇させて設定温度に制御するまでの時間を極力短くしたいという要求にも応えながら、試運転に要する時間の短縮化を図ることが実現できる。
本発明に係る風呂設備の特徴構成は、熱交換器を備えた熱源機と浴槽との間に湯水の循環路を備え、前記循環路に備えられる循環ポンプにより、前記熱交換器にて加熱された湯水が往き路を介して前記浴槽に供給されるとともに、前記浴槽から戻り路を介して前記熱交換器に戻されるように構成され、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる試運転と、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる通常運転とが実行可能な制御手段が設けられている風呂設備であって、
前記循環ポンプとして回転速度可変型のポンプが採用され、前記制御手段が、前記通常運転を行うときには、前記循環ポンプを第1回転速度にて作動させ、前記試運転を行うときには、前記循環ポンプを前記第1回転速度よりも高速の第2回転速度にて作動させるように構成されている点にある。
本特徴構成によれば、上記本発明に係る風呂設備の運転方法でも述べた如く、試運転を行うときには、循環ポンプを第1回転速度よりも高速の第2回転速度にて作動させることができ、しかも、追焚運転や風呂自動運転等の通常運転を行うときには、循環ポンプを第1回転速度にて作動させることができるので、使用者がポンプの振動音等を不快に感じることがなく、浴槽の温度を速やかに上昇させて設定温度に制御するまでの時間を極力短くしたいという要求にも応えながら、試運転に要する時間の短縮化を図ることが実現できる。
本発明に係る風呂設備の更なる特徴構成は、前記循環路を通して前記浴槽に湯水を供給する湯水供給手段と、前記循環路における湯水の流量が所定値以上であるか否かを検出する水流検出手段とが設けられ、前記制御手段が、前記試運転として、前記湯水供給手段にて前記浴槽に湯水を供給し、その湯水供給後に前記循環ポンプを作動させたときの前記水流検出手段の検出情報に基づいて、前記浴槽の水位が前記循環路の接続箇所よりも高い位置であるか否かを判定する湯水供給・判定処理を繰り返し行い、前記浴槽の水位を設定水位に制御する又は前記浴槽の湯水量を設定湯水量に制御する試運転用湯張り運転を行うように構成されている点にある。
本特徴構成によれば、制御手段が、試運転として、湯水供給・判定処理を繰り返し行う試運転用湯張り運転を行うが、湯水供給・判定処理の夫々において循環ポンプを第1回転速度よりも高速の第2回転速度にて作動させることができる。そして、試運転用湯張り運転を行うことにより浴槽の水位を設定水位に制御するので、そのときの水位を設定水位として記憶することができる。よって、風呂自動運転を行う設備では、風呂自動運転においてその記憶した設定水位を用いて浴槽の水位を制御することができるので、浴槽の大きさにかかわらず、浴槽の水位を設定水位に適正に制御することができながら、試運転に要する時間を効果的に短縮することができる。
本発明に係る風呂設備の更なる特徴構成は、前記制御手段が、前記試運転として、前記循環ポンプを作動させて、前記浴槽から前記戻り路を介して戻された湯水を前記熱交換器にて加熱し、その加熱された湯水を前記往き路を介して前記浴槽に供給する追焚運転を行うように構成されている点にある。
本特徴構成によれば、試運転において追焚運転を行うことにより、追焚運転を適正に行うことができるか否かを確認することができながら、その追焚運転に要する時間を短くすることができる。よって、有用な試運転を行うことができながら、その試運転に要する時間の短縮化を図ることができる。
本発明に係る風呂設備の実施形態について図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
この風呂設備は、図1に示すように、熱交換器を備えた熱源機Dと、その熱源機Dにて加熱された湯水を熱源機Dと浴槽5との間で循環させるための循環路J等を備えて構成されている。
熱源機Dは、一般家庭用の水道管に接続された給水路1からの水をガス燃焼式のバーナg1によって加熱して、加熱後の湯水を先端に給湯栓2を備えた給湯路3に供給する給湯用動作部A、浴槽5内の湯水をガス燃焼式のバーナg2によって加熱して追焚きする追焚用動作部B、熱源機Dの運転を制御する制御手段としての運転制御部U、メインリモコンR1、及び、浴室リモコンR2を備えて構成されている。メインリモコンR1は炊事場の近く等に設けられ、浴室リモコンR2は浴室内に設けられる。
給湯用動作部A及び追焚用動作部Bについて説明を加える。
給湯用動作部A及び追焚用動作部Bはいずれも、湯水加熱用の主熱交換器N1、及び、潜熱回収式の熱交換器(以下、潜熱回収熱交換器と記載する場合がある)N2を備えて構成される。つまり、本実施形態においては、熱交換器は、主熱交換器N1と潜熱回収熱交換器N2とから構成されている。それら主熱交換器N1及び潜熱回収熱交換器N2は、バーナg1,g2から排気路7に向かう燃焼排ガス流動方向において潜熱回収熱交換器N2が下手側に位置する状態で、その燃焼排ガス流動方向に沿って並べて設けられている。
そして、潜熱回収熱交換器N2にて、主として各バーナg1,g2の燃焼排ガスの潜熱により湯水を加熱し、主熱交換器N1にて、主として各バーナg1,g2の燃焼排ガスの顕熱により、潜熱回収熱交換器N2にて加熱された湯水を加熱するように構成されている。
各潜熱回収熱交換器N2からは、燃焼生成水である酸性の凝縮水であるドレンが生成するが、このドレンはドレンパン8によって集められて中和器9に供給され、その中和器9にて中和されたのち、ドレンタンク6に貯留されるように構成されている。この中和器9は、詳述はしないが、ドレンに対して中和作用する中和剤(例えば、炭酸カルシウム)が装填されている。ドレンタンク6に貯留されたドレンは、所定の時期に排出される構成となっている。
給湯用動作部A及び追焚用動作部Bには、各バーナg1,g2に一般家庭用の燃料ガスを供給するガス供給路Gが接続され、そのガス供給路Gには、燃料ガス供給量を調整する電磁式のガス比例弁10、燃料ガスの供給を断続する断続弁11が設けられている。又、給湯用動作部A及び追焚用動作部Bには、各バーナg1,g2に燃焼用空気を供給する燃焼用ファン12が設けられ、更に、図示を省略するが、各バーナg1,g2の近くには、点火動作を実行する点火用のイグナイタと着火されたか否かを検出するフレームロッドが設けられている。
給水路1が給湯用動作部Aにおける潜熱回収熱交換器N2の湯水入口部に接続され、給湯路3が給湯用動作部Aにおける主熱交換器N1の湯水出口部に接続されて、給水路1を通して供給される水が潜熱回収熱交換器N2及び主熱交換器N1にて加熱されて給湯路3を通して給湯栓2に供給されるように構成されている。
給水路1には、給水温度を検出する給水サ−ミスタ13と給水量を検出する水量センサ14とが設けられ、給水路1における給水サ−ミスタ13及び水量センサ14よりも下流側の箇所と給湯路3とが、熱交換器N1,N2を迂回するように給水バイパス路15にて接続されている。
給湯路3と給水バイパス路15との接続箇所には、主熱交換器N1からの湯量と給水バイパス路15からの水量との混合比を調整するミキシング弁17が設けられ、給湯路3における給水バイパス路15の接続箇所よりも上流側には、主熱交換器N1から送出される湯水の温度を検出する出湯サーミスタ16が設けられ、給湯路3における給水バイパス路15の接続箇所よりも下流側には、上流側から順に、ミキシング弁17により混合された後の湯水の温度を検出する給湯サ−ミスタ18、湯水の量を調整する水比例弁19、一般給湯の割込みを検出する割込み水量センサ20が設けられている。
浴槽5に装備された循環アダプタ25と追焚用動作部Bにおける潜熱回収熱交換器N2の湯水入口部とが戻り路としての浴槽用戻り路23にて接続され、その循環アダプタ25と追焚用動作部Bにおける主熱交換器N1の湯水出口部とが往き路としての浴槽用往き路24により接続され、浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24とが浴槽内の湯水を循環させるための循環路Jとして構成されている。浴槽用戻り路23に、浴槽5内の湯水を吸引して追焚用動作部Bの潜熱回収熱交換器N2に送出するように追焚用循環ポンプ26(循環ポンプに相当する)が設けられている。
そして、追焚用循環ポンプ26の通流作用により、浴槽5内の湯水が、浴槽用往き路24及び浴槽用戻り路23を通して潜熱回収熱交換器N2及び主熱交換器N1と浴槽5とに亘って循環されることになり、潜熱回収熱交換器N2及び主熱交換器N1にて加熱された湯水が浴槽5に循環供給されるように構成されている。
浴槽用戻り路23には、上流側から順に、圧力を検出することによって浴槽5の水位を検出する水位センサ27、浴槽5から取り出される湯水の温度、即ち、浴槽5内の湯水の温度を検出する浴槽戻り温サ−ミスタ28、追焚用循環ポンプ26、水流スイッチ30が設けられ、浴槽用往き路24には、浴槽5に供給される湯水の温度を検出する浴槽往き温サ−ミスタ31が設けられている。ここで、追焚用循環ポンプ26として回転速度可変型のポンプを採用している。水流スイッチ30は、水流検出手段に相当するものであり、循環路Jの流量が所定値未満でOFFとなっており、その流量が所定値以上となるとONとなり、循環路Jの流量が所定値以上となることを検出するように構成されている。
給湯路3における水比例弁19と割込み水量センサ20との間の箇所から、給湯路3からの湯水を浴槽5に供給するための湯張り路22が分岐されて、その湯張り路22が、浴槽用戻り路23における追焚用循環ポンプ26と浴槽戻り温サ−ミスタ28との間の箇所に接続されている。この湯張り路22には、上流側から順に、湯張り路22を開閉する湯張り電磁弁32と、湯張り逆止弁33とが設けられており、湯張り電磁弁32と湯張り逆止弁33との間の箇所には、空気層形成用ホッパ34が介装されている。
そして、湯張り電磁弁32を開弁すると、給湯用動作部Aにて加熱されて湯張り路22を通して供給される湯水が浴槽用戻り路23を浴槽5側と追焚用動作部Bの潜熱回収熱交換器N2側の両側に通流して、湯張り路22を通して供給される湯水が浴槽用往き路24及び浴槽用戻り路23の両方を通して浴槽5に供給されることになる。これにより、湯水供給手段が、給湯用動作部A及び湯張り路22にて構成されている。
風呂設備の運転を制御する運転制御部Uは、メインリモコンR1及び浴室リモコンR2夫々と通信可能に構成されている。
メインリモコンR1及び浴室リモコンR2には、運転の開始と停止を指令する運転スイッチ37、風呂自動運転を指令する風呂自動スイッチ38、一般給湯温度を設定する給湯温度設定スイッチ39、浴槽5内の湯水の設定温度を設定する浴槽温度設定スイッチ40、追焚運転を指令する追焚運転スイッチ41等の各種スイッチが設けられている。また、図示は省略するが、設定温度等の各種情報を表示する表示部等も設けられている。
運転制御部Uは、運転スイッチ37がON操作されると制御可能な状態になり、給湯栓2が開操作されると、給湯栓2から給湯温度設定スイッチ39にて設定された給湯設定温度の湯水を給湯する一般給湯運転を実行する。運転制御部Uは、追焚運転スイッチ41がON操作されると、浴槽5の湯水の温度を浴槽温度設定スイッチ40にて設定された浴槽設定温度に追焚する追焚運転を実行し、風呂自動スイッチ38がON操作されると、浴槽5の水位を設定水位に制御し且つ浴槽5の湯水の温度を浴槽温度設定スイッチ40にて設定された設定温度に制御する風呂自動運転を実行する。
運転制御部Uは、通常運転として、一般給湯運転、追焚運転、風呂自動運転等の各種運転を行うようにしているが、設備の設置時等に、各種運転が適正に行われるかを確認するために試運転を行うようにしている。また、この設備では、浴槽5の水位を設定水位に制御する風呂自動運転を行うことから、試運転において、設置された浴槽5に対応する設定水位を記憶するようにしている。これにより、通常運転として風呂自動運転を行うときに、試運転により記憶した設定水位に基づいて浴槽の水位を設定水位に制御することができ、浴槽の大きさにかかわらず、浴槽の水位を設定水位に適正に制御することができる。
また、試運転は、設備の設置時に限らず、例えば、記憶していた設定水位がリセットされたときにも行える。そして、運転制御部Uは、設定水位を記憶していないときに風呂自動スイッチ38がON操作されることにより試運転を行う。
〔追焚循環ポンプの回転速度の設定〕
本発明に係る風呂設備では、追焚用循環ポンプ26として回転速度可変型のポンプを採用しており、この追焚用循環ポンプ26の回転速度として、試運転を行うときの回転速度と通常運転を行うときの回転速度とが異なるように設定している。
つまり、図2のフローチャートに示すように、運転制御部Uは、設定水位を記憶していない状態で風呂自動スイッチ38がON操作されているかを確認することにより試運転を行うかを判別する。そして、運転制御部Uは、試運転を行うときには、追焚用循環ポンプ26の回転速度を第1回転速度よりも高速の第2回転速度に設定してその設定した第2回転速度にて追焚用循環ポンプ26を作動させる。また、運転制御部Uは、試運転を行わず通常運転を行うときには、追焚用循環ポンプ26の回転速度を第1回転速度に設定してその設定した第1回転速度にて追焚用循環ポンプ26を作動させる。ここで、第2回転速度は、例えば、第1回転速度の50%だけ第1回転速度よりも高速の回転速度に設定されており、第1回転速度は、例えば、使用者がポンプの振動音等を不快に感じないような範囲で極力高速の回転速度に設定されている。
このように追焚用循環ポンプ26の回転速度を設定することにより、試運転を行うときに、高速の第2回転速度にて追焚用循環ポンプ26を作動させることができ、試運転に要する時間の短縮化を図ることができる。しかも、通常運転を行うときに、第1回転速度にて追焚用循環ポンプ26を作動させることができ、追焚用循環ポンプ26自体の振動が大きくなり、使用者がそのポンプの振動音等を不快に感じることがなく、浴槽の温度を速やかに上昇させて設定温度に制御するまでの時間を極力短くしたいという要求等にも応えることができる。
〔試運転〕
図3の浴槽の水位を示した模式図及び図4のフローチャートに基づいて、試運転における動作について説明する。
運転制御部Uは、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば10リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行う(#1,2)。ここで、この湯水供給処理及び循環判定処理が、湯水供給・判定処理に相当する。
湯水供給処理について説明を加えると、運転制御部Uは、給湯用動作部Aにおける燃焼用ファン12を駆動したのち、断続弁11を開弁してイグナイタによりバーナg1に点火し、浴槽温度設定スイッチ40による設定温度、水量センサ14の検出水量、給水サ−ミスタ13の検出水温、及び、給湯サ−ミスタ18の検出温度等に基づいて、給湯サ−ミスタ18の検出温度が浴槽温度設定スイッチ40による設定温度になるようにガス比例弁10の開度及びミキシング弁17の開度を調節する。そして、運転制御部Uは、湯張り電磁弁32を開弁操作して、水量センサ14の検出情報に基づいて浴槽5に供給した湯水の供給量を監視しながら、浴槽5への湯水の供給を行い、その監視している供給量が設定供給量(ここでは、10リットル)に達すると、湯張り電磁弁32を閉弁操作してバーナg1の燃焼を停止して湯水供給処理を終了する。
循環判定処理について説明を加えると、運転制御部Uは、追焚用循環ポンプ26を作動させて水流スイッチ30がONとなるかOFFとなるかを判定する。ここで、上述の如く、試運転を行うときの追焚用循環ポンプ26の回転速度を第2回転速度に設定しているので、追焚用循環ポンプ26を第2回転速度にて作動させる。
浴槽5の水位が循環アダプタ25の設置位置(循環路Jの接続箇所に相当する)より低いと、追焚用循環ポンプ26を作動させても循環路Jに水流が生じず水流スイッチ30がOFFのままとなる。一方、浴槽5の水位が循環アダプタ25の設置位置より高いと、追焚用循環ポンプ26を作動させると循環路Jに水流が生じて水流スイッチ30がONとなる。よって、この循環判定処理では、浴槽5の水位が循環アダプタ25の設置位置よりも低いか高いかを判定している。図4では、水流スイッチ30がONのときを「ON」と省略して示し、水流スイッチ30がOFFのときを「OFF」と省略して示す。
試運転は、通常、浴槽5に湯水が無い状態で行うので、10リットルの湯水を供給しただけでは浴槽5の水位が循環アダプタ25の設置位置よりも高くならないことから、運転制御部Uは、#2において水流スイッチ30がOFFであることを確認すると、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば60リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行う(#3,4)。逆に、運転制御部Uは、#2において水流スイッチ30がONであると、エラーとする(#5)。
運転制御部Uは、#4において水流スイッチ30がONであることを確認すると、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば10リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行い、水流スイッチ30がONであることを確認すると、そのときの浴槽5の水位を水位センサ27にて検出し、その検出した水位を基準水位H1として記憶する(#6〜8)。ここで、図3に示すように、浴槽5には、10リットル、60リットル、10リットルの合計80リットルの湯水が供給されているので、基準水位H1は、80リットルの湯水量に対応する水位となる。
次に、運転制御部Uは、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば40リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、そのときの浴槽5の水位を水位センサ27にて検出し、図3に示すように、その検出した水位を水位H2として記憶する(#9,10)。そして、運転制御部Uは、記憶している基準水位H1及び水位H2に基づいて、設定水位までの残量を演算する(#11)。40リットルの湯水を供給しているので、基準水位H1と水位H2との水位差は、その40リットルに対応するだけの水位上昇量となる。よって、その水位上昇量から浴槽5の大きさを求め、その求めた浴槽5の大きさを用いて浴槽5の水位を水位H2から設定水位まで上昇させるために必要な残量を求めている。
運転制御部Uは、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を求めた残量に設定した湯水供給処理を行ったのち、そのときの浴槽5の現在水位を水位センサ27にて検出し、その検出した現在水位が設定水位以上であることを確認すると、その現在水位を設定水位として記憶する(#12〜14)。
このようにして、運転制御部Uは、湯水供給処理及び循環判定処理を繰り返し行い、浴槽5の水位を設定水位に制御する試運転用湯張り運転を行い、そのときに検出した水位を設置した浴槽5に対応する設定水位として記憶するようにしている。
#4に戻り、運転制御部Uは、#4において水流スイッチ30がONにならないときには、水流スイッチ30がONになるまで、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば20リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち循環判定処理を行う動作を繰り返すようにしている(#15,14)。これは、浴槽5の大きさによっては、浴槽5に湯水が無い状態から70リットルを供給しても、浴槽5の水位が循環アダプタ25の設置位置よりも高くならない場合もあるからである。
また、#7及び#13に戻り、運転制御部Hは、#7において水流スイッチ30がONとならないとき、及び、#13において現在水位が設定水位以上にならないときには、エラーとしている(#16,17)。
運転制御部Uは、設定水位を記憶すると、追焚運転を行う(#18)。追焚運転について説明すると、運転制御部Uは、まず、追焚用循環ポンプ26を作動させて、浴槽5内の湯水を浴槽用戻り路23及び浴槽用往き路24を通して一定時間(例えば、数十秒〜数分)循環させ、浴槽5内の湯水の温度を浴槽戻り温サ−ミスタ28により検出する。このとき、追焚用循環ポンプ26は、第2回転速度にて作動させる。そして、運転制御部Uは、浴槽戻り温サ−ミスタ28にて検出された検出温度が浴槽温度設定スイッチ40により設定された設定温度より低い場合には、引き続き追焚用循環ポンプ26を第2回転速度にて作動させて、追焚用動作部Bにおける燃焼用ファン12を駆動したのち、断続弁11を開弁してイグナイタによりバーナg2に点火し、浴槽往き温サ−ミスタ31の検出温度が追焚用設定出湯温度(例えば60℃)になるようにガス比例弁10の開度を調節する。そして、運転制御部Uは、浴槽戻り温サーミスタ28の検出温度が浴槽温度設定スイッチ40による設定温度に達するまで追焚運転を行い、浴槽5内の湯水の温度が設定温度以上になると、追焚用循環ポンプ26を作動停止させて、断続弁11を閉弁させてバーナg2の燃焼を停止させ、燃焼用ファン12を停止させて追焚運転を終了する。
運転制御部Uは、追焚運転を終了すると、その後引き続いて、予め設定されているキープ運転時間の間キープ運転を行う(#19)。このキープ運転では、運転制御部Uが、浴槽5内の湯水の水位が設定水位以上になるように湯水供給処理を行うとともに、浴槽5内の湯水の温度が浴槽温度設定スイッチ40にて設定された設定温度になるように追焚運転を行い、キープ運転時間が経過するとキープ運転を終了する。このキープ運転での追焚運転においても、追焚用循環ポンプ26は第2回転速度にて作動させる。
〔通常運転〕
以下、通常運転における動作について説明する。
運転制御部Uは、通常運転として、一般給湯運転、追焚運転、風呂自動運転等を行うが、追焚運転については、上述の試運転での追焚運転と同様であるので、説明は省略する。
〔一般給湯運転〕
一般給湯運転について説明すると、運転制御部Uは、給湯栓2が開き操作されて水量センサ14による検出水量が所定量以上になると、給湯用動作部Aにおける燃焼用ファン12を駆動したのち、断続弁11を開弁してイグナイタによりバーナg1に点火し、給湯温度設定スイッチ39による設定温度、水量センサ14の検出水量、給水サ−ミスタ13の検出水温、及び、給湯サ−ミスタ18の検出温度などに基づいて、給湯サ−ミスタ18の検出温度が給湯温度設定スイッチ39による設定温度になるようにガス比例弁10の開度及びミキシング弁17の開度を調節する。水量センサ14により通水が検出されなくなると、断続弁11を閉弁してバーナg1の燃焼を停止し、燃焼用ファン12も停止して一般給湯運転を終了する。
〔風呂自動運転〕
図5のフローチャートに基づいて風呂自動運転における動作について説明する。ちなみに、湯水供給処理及び循環判定処理については、上述の試運転で説明した動作と同じであるので、詳細な説明は省略する。また、図5では、図4と同様に、水流スイッチ30がONのときを「ON」と省略して示し、水流スイッチ30がOFFのときを「OFF」と省略して示す。
運転制御部Uは、水位センサ27にて検出する現在水位が基準水位H1(図3参照)以下であると、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば10リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行い、水流スイッチ30がOFFであることを確認すると、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば70リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行い、水流スイッチ30がONであることを確認して、浴槽5の水位が循環アダプタ25の設置位置よりも高い状態に制御する(#21〜25)。
運転制御部Uは、#21において現在水位が基準水位H1よりも高いと、循環判定処理を行い、水流スイッチ30がONであることを確認すると、追焚運転を行う(#26,27)。ここで、上述の如く、通常運転を行うときには、追焚用循環ポンプ26を第1回転速度に設定しているので、循環判定処理及び追焚運転では、追焚用循環ポンプ26を第1回転速度にて作動させる。
また、運転制御部Uは、#26にて水流スイッチ30がOFFであると、#22に移行する。
運転制御部Uは、#23において水流スイッチ30がONであると、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば10リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行い、水流スイッチ30がONであることを確認して、浴槽5の水位が循環アダプタ25の設置位置よりも高い状態に制御する(#28,29)。
また、運転制御部Uは、#25において水流スイッチ30がOFFであるとき、及び、#29において水流スイッチ30がOFFであるときには、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば20リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち(#30)、#25に移行する。
このようにして、運転制御部Uは、浴槽5の水位が循環アダプタ25の設置位置よりも高い状態に制御すると、そのときの浴槽5の水位を水位センサ27にて検出し、その検出した水位が設定水位未満であると、検出した水位と設定水位との水位差に基づいて、浴槽5の水位を設定水位に上昇させるのに必要な残量を演算する(#31,32)。そして、運転制御部Uは、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を求めた残量に設定した湯水供給処理を行ったのち追焚運転を行い、その後引き続いてキープ運転を行う(#33〜35)。この追焚運転及びキープ運転での追焚運転においても、追焚用循環ポンプ26は第1回転速度にて作動させる。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態において試運転及び風呂自動運転の別実施形態である。その他の構成や動作については、上記第1実施形態と同様であるので、以下、第2実施形態における試運転及び風呂自動運転について説明する。
〔試運転〕
この第2実施形態では、メインリモコンR1や浴室リモコンR2に試運転の実行を指令する試運転スイッチを設けており、その試運転スイッチがON操作されることにより運転制御部Uが試運転を行う。また、この第2実施形態では、試運転として、湯水供給・判定処理である湯水供給処理及び循環判定処理を繰り返し行い、浴槽5の湯水量を設定湯水量に制御する試運転用湯張り運転を行うようにしている。
図6のフローチャートに示すように、運転制御部Uは、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば10リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行い、水流スイッチ30がOFFであることを確認すると、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を残量に設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行う(#100〜103)。ここで、残量とは、浴槽5の湯水量を設定湯水量(例えば200リットル)とするための残量であり、具体的には、(設定湯水量−10リットル)となる。
そして、運転制御部Uは、#103において水流スイッチ30がONであることを確認すると、追焚運転を行う(#104)。また、運転制御部Uは、#103において水流スイッチ30がOFFであると、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば10リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行い、水流スイッチ30がONであることを確認すると、#104に移行する(#105,106)。
運転制御部Uは、#101において水流スイッチ30がONであるときや、#106において水流スイッチ30がOFFであるときには、エラーとしている(#107,108)。
この第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、試運転での循環判定処理及び追焚運転を行うときは、追焚用循環ポンプ26を第2回転速度にて作動させる。
〔風呂自動運転〕
図7のフローチャートに示すように、運転制御部Uは、まず、循環判定処理を行い、水流スイッチ30がOFFであると、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば10リットルに設定した湯水供給処理を行ったのち、循環判定処理を行う(#110〜112)。そして、運転制御部Uは、#112において水流スイッチ30がOFFであると、浴槽5に残り湯が無いとして、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を残り湯無し用の残量に設定した湯水供給処理を行い、その後、追焚運転を行って引き続いて保温運転を行う(#113〜115)。
保温運転について説明すると、運転制御部Uは、設定時間が経過するごとに、追焚用循環ポンプ26を作動させて、浴槽5内の湯水を浴槽用戻り路23及び浴槽用往き路24を通して一定時間(例えば、数十秒〜数分)循環させ、浴槽5内の湯水の温度を浴槽戻り温サ−ミスタ28により検出し、その検出した検出温度が浴槽温度設定スイッチ40により設定された設定温度より低い場合には、追焚運転を行う。
運転制御部Uは、#110及び#112において水流スイッチ30がONであると、浴槽5に残り湯が有るとして、追焚用循環ポンプ26を作動させて、浴槽5内の湯水を浴槽用戻り路23及び浴槽用往き路24を通して一定時間(例えば、数十秒〜数分)循環させ、そのときの浴槽5内の湯水の温度を第1湯温として浴槽戻り温サ−ミスタ28により検出する(#116)。そして、運転制御部Uは、第1湯温が25℃以上であれば、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば20リットルに設定した湯水供給処理を行い、逆に、第1湯温が25℃未満であれば、浴槽5に供給する湯水の設定供給量を例えば20リットルに設定した湯水供給処理を行う(#117〜119)。
このようにして、湯水供給処理を行うと、運転制御部Uは、追焚用循環ポンプ26を作動させて、浴槽5内の湯水を浴槽用戻り路23及び浴槽用往き路24を通して一定時間(例えば、数十秒〜数分)循環させ、そのときの浴槽5内の湯水の温度を第2湯温として浴槽戻り温サ−ミスタ28により検出する(#120)。そして、運転制御部Uは、第1湯温及び第2湯温、並びに、湯水供給処理にて浴槽5に供給した湯水の設定供給量及びその湯水の温度に基づいて、浴槽5に残っていた残り湯量を演算する(#121)。運転制御部Uは、求めた残り湯量、及び、これまで浴槽5に供給した湯水量に基づいて、浴槽5の湯水量を設定湯水量(例えば200リットル)にするための残り湯有り用の残量を求め、浴槽5に供給する湯水の設定供給量をその求めた残り湯有り用の残量に設定して湯水供給処理を行い、#114に移行する(#121,122)。
この第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、通常運転での循環判定処理及び追焚運転を行うときは、追焚用循環ポンプ26を第1回転速度にて作動させる。
〔別実施形態〕
(1)上記第1及び第2実施形態では、第1回転速度及び第2回転速度を一定の回転速度としているが、第1回転速度及び第2回転速度を変更設定することもできる。例えば、追焚運転を行うときには、浴槽内の湯水の温度と浴槽温度設定スイッチ40による設定温度との温度差に基づいて、その温度差が設定温度差よりも大きい場合には第1回転速度及び第2回転速度を高速側に変更設定し、その温度差が設定温度差よりも小さい場合には第1回転速度及び第2回転速度を低速側に変更設定することもできる。
本発明は、熱交換器を備えた熱源機と浴槽との間に湯水の循環路を備え、前記循環路に備えられる循環ポンプにより、前記熱交換器にて加熱された湯水が往き路を介して前記浴槽に供給されるとともに、前記浴槽から戻り路を介して前記熱交換器に戻されるように構成され、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる試運転と、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる通常運転とが実行可能に構成され、使用者がポンプの振動音等を不快に感じることなく、試運転に要する時間の短縮化を図ることができる各種の風呂設備の運転方法及び風呂設備に適応することができる。
風呂設備の概略構成図 追焚用循環ポンプの回転速度の設定におけるフローチャート 浴槽の水位を示す模式図 第1実施形態における試運転のフローチャート 第1実施形態における風呂自動運転のフローチャート 第2実施形態における試運転のフローチャート 第2実施形態における風呂自動運転のフローチャート
符号の説明
5 浴槽
22 湯水供給手段(湯張り路)
23 戻り路(浴槽用戻り路)
24 往き路(浴槽用往き路)
26 循環ポンプ(追焚用循環ポンプ)
30 水流検出手段(水流スイッチ)
A 湯水供給手段(給湯用動作部)
D 熱源機
J 循環路
N1,N2 熱交換器
U 制御手段(運転制御部)

Claims (4)

  1. 熱交換器を備えた熱源機と浴槽との間に湯水の循環路を備え、前記循環路に備えられる循環ポンプにより、前記熱交換器にて加熱された湯水が往き路を介して前記浴槽に供給されるとともに、前記浴槽から戻り路を介して前記熱交換器に戻されるように構成され、
    前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる試運転と、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる通常運転とが実行可能に構成された風呂設備の運転方法であって、
    前記循環ポンプとして回転速度可変型のポンプが採用され、
    前記通常運転を行うときには、前記循環ポンプを第1回転速度にて作動させ、前記試運転を行うときには、前記循環ポンプを前記第1回転速度よりも高速の第2回転速度にて作動させる風呂設備の運転方法。
  2. 熱交換器を備えた熱源機と浴槽との間に湯水の循環路を備え、前記循環路に備えられる循環ポンプにより、前記熱交換器にて加熱された湯水が往き路を介して前記浴槽に供給されるとともに、前記浴槽から戻り路を介して前記熱交換器に戻されるように構成され、
    前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる試運転と、前記循環ポンプを作動させて前記浴槽の湯水を前記循環路にて循環させる通常運転とが実行可能な制御手段が設けられている風呂設備であって、
    前記循環ポンプとして回転速度可変型のポンプが採用され、
    前記制御手段が、前記通常運転を行うときには、前記循環ポンプを第1回転速度にて作動させ、前記試運転を行うときには、前記循環ポンプを前記第1回転速度よりも高速の第2回転速度にて作動させるように構成されている風呂設備。
  3. 前記循環路を通して前記浴槽に湯水を供給する湯水供給手段と、
    前記循環路における湯水の流量が所定値以上であるか否かを検出する水流検出手段とが設けられ、
    前記制御手段が、前記試運転として、前記湯水供給手段にて前記浴槽に湯水を供給し、その湯水供給後に前記循環ポンプを作動させたときの前記水流検出手段の検出情報に基づいて、前記浴槽の水位が前記循環路の接続箇所よりも高い位置であるか否かを判定する湯水供給・判定処理を繰り返し行い、前記浴槽の水位を設定水位に制御する又は前記浴槽の湯水量を設定湯水量に制御する試運転用湯張り運転を行うように構成されている請求項2に記載の風呂設備。
  4. 前記制御手段が、前記試運転として、前記循環ポンプを作動させて、前記浴槽から前記戻り路を介して戻された湯水を前記熱交換器にて加熱し、その加熱された湯水を前記往き路を介して前記浴槽に供給する追焚運転を行うように構成されている請求項2又は3に記載の風呂設備。
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