JP2008215754A - 暖房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 作動騒音の発生を抑制しつつも、浴槽水の残熱の有効利用を図り得る暖房システムを提供する。
【解決手段】 入浴のためのふろ運転終了後の10時間以内であって暖房運転の予約設定が行われていれば(S1)、ふろポンプや暖房ポンプを作動させて(S5,S7)、ふろ側の浴槽水が暖房側の温水よりも15℃以上の温度差がある事を条件に(S9でYES)、ふろ熱動弁を開いてバスヒータ内において浴槽水の残熱で暖房側温水を加温させる(S9-S13)。30分経過か、温度差が8℃未満になるまで浴槽水が低温になるか、すれば(S12でYES,S11でYES)排熱利用運転を停止して暖房運転を開始する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、暖房端末に対し温水を暖房用熱源として循環供給し暖房端末において温水を放熱させることにより暖房する暖房システムに関し、特に、入浴後に浴槽に残る湯水の排熱を暖房用加熱源の一つとして利用するための技術に係る。
従来、暖房システムとして、暖房用熱源の温水を循環させる暖房側循環回路に液−液熱交換器を介装し、この液−液熱交換器に対し浴槽内の湯水(以後「浴槽水」という)が循環可能にしたふろ側循環回路を通し、浴槽水を暖房用熱源の温水によって加熱させるものが知られている。そして、このものにおいて、ふろ側循環回路の温度検出センサにより検出される浴槽水の温度が一定温度以上であれば、ふろ側循環ポンプによる強制循環で浴槽水を液−液熱交換器内に循環させる一方、暖房側循環ポンプを作動させて暖房用熱源の温水をその液−液熱交換器内に通過させることにより浴槽水の余熱を回収し、余熱回収後の温水を低温暖房端末に暖房用熱源として循環供給させるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。要するに、本来は暖房側の温水によって浴槽水を加熱させる構成を用いて、逆に、浴槽水の残り湯によって暖房側の温水を加熱させようとするものである。
特開平8−35675号公報
ところが、上記特許文献1に開示の浴槽水の余熱回収を行う上で、浴槽水(残り湯)の余熱回収可能か否かの判定(一定温度以上あることの検出・判定)のために、浴槽内等の浴槽側に温度検出センサを設けて、直接に検出することも考えられるものの、それは現実的ではない。すなわち、新規に温度検出センサを設置するためにセンサ自体のみならず、浴槽から熱源機内のコントローラまで信号ラインを延ばす必要からコスト増大を招く上に、センサを配設した浴槽を新規に製造する必要になるためである。このため、ふろ側循環回路上に元々配設されている温度検出センサを活用するようにしているが、この温度検出センサによる温度検出を行うには、ふろ側循環ポンプを作動させて浴槽水をふろ側循環回路に循環させる必要があり、ふろ側循環ポンプの作動騒音が伴うことになる。
又、入浴後に無駄に放熱されてしまうことになる浴槽水からその残熱の有効利用を図る上で、現実の暖房システムあるいはこれに加えてふろシステムとの関係上、克服すべき種々の課題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作動騒音の発生を抑制しつつも、浴槽水の残熱の有効利用を図り得る暖房システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、暖房端末と、浴槽と、熱源機とを備え、この熱源機として、上記暖房端末に対し暖房用熱源として温水を循環供給させる暖房側循環回路と、上記浴槽内の浴槽水を循環させるふろ側循環回路と、このふろ側循環回路の浴槽水と暖房側循環回路の温水とが熱交換可能に通過される熱交換器とを備えてなる暖房システムを対象にして、次の特定事項を備えることとした。すなわち、上記浴槽内の残水の排熱を暖房側循環回路の温水の予熱用熱源として利用するための排熱利用運転を実行する排熱利用制御手段を備えており、上記排熱利用制御手段として、上記暖房端末に温水を循環供給させる暖房運転の実行予約指令が入力設定されているとき、上記浴槽での入浴のための加熱作動を含む前回のふろ運転が終了してから第1設定時間が経過する前までの時間範囲内であることを条件に、上記暖房運転の実行開始前に、ふろ側循環回路の浴槽水と暖房側循環回路の温水とをそれぞれ上記熱交換器に通過させて排熱利用運転を行う構成とする(請求項1)。
本発明の場合、経過時間に基づく状況判定によって排熱利用運転を実行させることが可能となり、浴槽水や温水の温度状況についての検出及び判定の必要がなくなる結果、温度状況の検出のための循環ポンプ等の作動騒音の発生を回避させ得る。すなわち、第1設定時間が経過する前であれば、前回の入浴時に浴槽内に残水した浴槽水が比較的高温状態を維持するため、かかる浴槽水を温水に対する予熱用熱源として利用する排熱利用運転の実行によって浴槽水の排熱を有効に回収して利用することが可能になる。これにより、作動騒音の発生を抑制しつつも、浴槽水の残熱の有効利用を図り得ることになる。
本発明の排熱利用制御手段として、排熱利用運転を、暖房運転の実行開始前までの第2設定時間の時間範囲で実行する構成にすることができる(請求項2)。このようにすることにより、浴槽水の排熱回収に基づき予熱した温水を用いて暖房運転を引き続き開始させることが可能になり、最も効率よく熱を有効利用して暖房運転での燃焼に要する燃料消費を低減させることが可能になる。
又、排熱利用制御手段として、前回の暖房運転が終了してから第3設定時間以上の時間が経過していることを条件に、排熱利用運転を実行する構成にすることもできる(請求項3)。このようにすることにより、予熱対象である温水が確実に所定温度よりも低温状態まで低下して浴槽水からの排熱回収を確実化させることが可能になる。
又、排熱利用制御手段として、排熱利用運転の実行中に、浴槽水の加熱作動を含むふろ運転の開始要求が生じたときは、上記排熱利用運転を中止する構成にすることができる(請求項4)。このようにすることにより、使用者のふろ使用意図を優先させて使用者にとって便宜なものとなる。
さらに、ふろ側循環回路内の浴槽水の温度を検出する浴槽水温度検出センサと、暖房側循環回路の温水の温度を検出する温水温度検出センサとを備えることにし、排熱利用制御手段として、浴槽水の検出温度が温水の検出温度よりも必要設定温度差以上の温度差を有していることを条件に、排熱利用運転を開始させる構成にすることができる(請求項5)。このようにすることにより、時間状況に基づく条件に温度差に基づく条件を加味して、より確実に排熱利用が行い得ることになる。
一方、第2の発明として、暖房端末と、浴槽と、熱源機とを備え、この熱源機は、上記暖房端末に対し暖房用熱源として温水を循環供給させる暖房側循環回路と、上記浴槽内の浴槽水を循環させるふろ側循環回路と、このふろ側循環回路の浴槽水と暖房側循環回路の温水とが熱交換可能に通過される熱交換器とを備えてなる暖房システムを対象にして、ふろ側循環回路内の浴槽水の温度を検出する浴槽水温度検出センサと、暖房側循環回路の温水の温度を検出する温水温度検出センサと、上記浴槽内の残水の排熱を暖房側循環回路の温水の予熱用熱源として利用するための排熱利用運転を実行する排熱利用制御手段とを備えることにする。そして、上記排熱利用制御手段として、上記暖房端末に温水を循環供給させる暖房運転の実行予約指令が入力設定されているとき、上記浴槽水温度検出センサから出力される浴槽水の検出温度が温水温度検出センサから出力される温水の検出温度よりも必要設定温度差以上の温度差を有していることを条件に、上記暖房運転の実行開始前に、ふろ側循環回路の浴槽水と暖房側循環回路の温水とをそれぞれ上記熱交換器に通過させて排熱利用運転を行構成とする(請求項6)。
この第2の発明の場合、温度差に基づく条件によって、浴槽水の排熱を利用する上で、その浴槽水が確実に排熱を回収することができる状態にあって温水を予熱し得るものであることを確認した上で、排熱利用運転の実行を開始させることが可能になる。これにより、排熱利用運転において確実に有効な排熱回収・排熱利用を実現させることが可能になる。
以上、説明したように、請求項1〜請求項5のいずれかの暖房システムによれば、経過時間に基づく状況判定によって排熱利用運転を実行させることができ、第1設定時間が経過する前であれば、前回の入浴時に浴槽内に残水した浴槽水が比較的高温状態を維持するため、かかる浴槽水を温水に対する予熱用熱源として利用する排熱利用運転の実行によって浴槽水の排熱を有効に回収して利用することができる。これにより、浴槽水や温水の温度状況についての検出及び判定の必要がなくなる結果、温度状況の検出のための循環ポンプ等の作動騒音の発生を回避しつつも、浴槽水の残熱の有効利用を図ることができようになる。
特に、請求項2によれば、浴槽水の排熱回収に基づき予熱した温水を用いて暖房運転を引き続き開始させることができ、最も効率よく熱の有効利用を図り暖房運転での燃焼に要する燃料消費を低減させることができるようになる。
請求項3によれば、予熱対象である温水が確実に所定温度よりも低温状態まで低下した状態のときに排熱利用運転を実行させることができ、これにより、浴槽水からの排熱回収を確実化させることができる。
請求項4によれば、ふろ運転の開始要求が生じたときは排熱利用運転を中止する構成にすることにより、使用者のふろ使用意図を優先させて使用者にとって便宜なものとなし得る。
さらに、請求項5によれば、時間状況に基づく条件に温度差に基づく条件を加味して、より確実に排熱利用が行うことができるようになる。
一方、請求項6の暖房システムによれば、温度差に基づく条件によって、浴槽水の排熱を利用する上で、その浴槽水が確実に排熱回収することができる状態にあって温水を予熱し得るものであることを確認した上で、排熱利用運転の実行を開始させることができるようになる。これにより、排熱利用運転において確実に有効な排熱回収・排熱利用を実現させることができるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る暖房システムの例を示す。この暖房システム1は、温水循環式暖房機能、給湯機能、ふろ追い焚き機能の各機能を共に有する複合熱源機2を用いたものを例示し、かつ、燃焼加熱式の加熱部において燃焼排気ガスからの潜熱回収を行うことにより高効率化を図る潜熱回収型のものを例示している。なお、本発明を実施する上では、少なくとも温水循環式暖房機能及びふろ追い焚き機能を併有する複合熱源器であって、暖房用熱源の温水と、浴槽B内の残水との間で熱交換し得るものであれば適用することができ、給湯機能は必須でないし、又、潜熱回収型である必要もない。
同図において、符号21は給湯機能を実現するための給湯回路、22は温水循環式暖房機能を実現するための暖房側循環回路である暖房回路、23はふろ追い焚き機能を実現するためのふろ側循環回路である追い焚き回路、24はふろ湯張りを行うための注湯回路、25,26は燃焼排気ガスからの潜熱回収用の二次熱交換器、27はこの二次熱交換器25,26で発生する排気ガスドレンを処理する排気ガスドレン処理回路、28はこれらの各回路の作動制御等を行うコントローラである。本複合熱源器2におけるふろ追い焚きは、暖房回路22の高温水を熱源として、追い焚き回路23の浴槽水を液−液熱交換加熱することにより昇温させて追い焚き加熱を行うタイプのものである。
(給湯回路21)
上記給湯回路21は、給湯用燃焼バーナ31と、この燃焼バーナ31の燃焼熱により入水を熱交換加熱する給湯用一次熱交換器32と、上記燃焼バーナ31に燃料ガスを供給する燃料供給系33と、上記給湯用一次熱交換器32の入口側に水道水等を入水させる入水路34と、その一次熱交換器32で加熱された後の湯を出湯させる出湯路35とを備えている。上記入水路34からの入水は一次熱交換器32に入水される前に上記二次熱交換器25の給湯用の熱交換部に通されるようになっており、この二次熱交換器25において燃焼排気ガスの潜熱回収により予熱された状態で一次熱交換器32に入水されるようになっている。
上記燃料供給系33は、後述の暖房用燃焼バーナ51に対する燃料供給をも兼ねており、元電磁弁36と、給湯用燃焼バーナ31及び暖房用燃焼バーナ51に対する燃料ガス供給量を各別に変更調整する給湯用電磁比例弁及び暖房用電磁比例弁とを備えている。
そして、給水接続口341に給水された水道水などの水が上記入水路34を通して入水され、この入水がまず二次熱交換器25で予熱され、さらに給湯用一次熱交換器32を通過する間に燃焼熱により熱交換加熱され、所定温度まで昇温されて出湯路35に出湯された湯が出湯接続口351を経て台所等のカラン40や上記注湯回路24などの所定の給湯箇所に給湯(注湯)されるようになっている。この給湯回路21での給湯制御は、上記コントローラ28において、リモコン281からの設定給湯温度の設定入力や、入水流量センサ41、入水サーミスタ42及び出湯サーミスタ43等からの各検出値に基づいて、上記カラン40への給湯温度が上記設定給湯温度になるように実行される。
(暖房回路22)
上記暖房回路22は、暖房用燃焼バーナ51と、この燃焼バーナ51の燃焼熱により循環温水を熱交換加熱する暖房用一次熱交換器52と、この暖房用一次熱交換器52を通る暖房用温水循環路53とを備えて構成されている。
上記温水循環路53は、膨張タンク61に戻されて貯留される低温水を暖房用循環ポンプ62の作動により上記暖房用一次熱交換器52の入口に送る加熱戻り路63と、その暖房用一次熱交換器52の出口から高温往き接続口64に至る高温往き路65と、上記循環ポンプ62の下流側位置の加熱戻り路63から分岐して低温往き接続口66に至る低温往き路67と、上記高温往き路65から分岐し途中に後述の液−液熱交換器(バスヒータ)81を通過した後に開閉切換弁としてのふろ熱動弁82を経て後述の戻り路71に合流するバスヒータ循環路68と、上記高温往き接続口64よりも上流側の高温往き路65から分岐して膨張タンク61に高温水を戻すバイパス路69と、暖房端末72,75から戻りヘッダー73及び戻り接続口70を経て戻された低温の戻り温水をまず二次熱交換器26で排ガスからの潜熱回収により予熱した後に上記バイパス路69に流入させる戻り路71とを備えている。
このような温水循環路53における2温度の温水供給について簡単に説明すると、暖房用一次熱交換器52により加熱された所定温度(例えば80℃)の高温水が高温往き路65から高温往き接続口64及び高温往きヘッダー78を経て例えば浴室乾燥機等の高温用の暖房端末72に供給され、放熱により低温となった温水が戻りヘッダー73及び戻り接続口70から戻り路71に戻され、二次熱交換器26にて予熱された後にバイパス路69を経て膨張タンク61に戻される。この膨張タンク61には高温往き路65から分岐したバイパス路69を通して高温水の一部も戻され、この高温水との混合により所定温度(例えば60℃)の低温水になる。この低温水の一部が加熱戻り路63により暖房用一次熱交換器52に送られ加熱されることにより上記の高温水が生成される一方、他部が低温往き路67から低温往き接続口66及び熱動弁付きの低温往きヘッダー74を経て例えば各部屋の床暖房機等の低温用暖房端末75に供給される。なお、ここで暖房端末72,75はそれぞれ1つずつ図示しているが、これに限らず、通常は所定の複数あり高温往きヘッダー78、低温往きヘッダー74は個別に分配するように接続口を所定数有し、戻りヘッダー73はそれらの暖房端末の全てから戻り温水を受け入れるだけの接続口を有している。
上記低温往きヘッダー74は各暖房用低温端末75の使用開始により付設の端末熱動弁が後述のコントローラ28により個別に開閉切換えされて低温水を該当する暖房端末75へ供給するようになっている。そして、各暖房端末75にて放熱されてさらに低温となった温水が上記の放熱後の高温水の場合と同様に戻りヘッダー73及び戻り接続口70から戻り路71に戻され、最終的に膨張タンク61に戻される。又、後述の追い焚き回路23による追い焚きが実行される場合には、ふろ熱動弁82を開制御することにより暖房用一次熱交換器52からの高温水が高温往き路65から分岐してバスヒータ循環路68に流入し、熱交換器としてのバスヒータ81において浴槽水を液−液熱交換加熱することにより低温となって上記戻り路71に戻され、二次熱交換器26を経て最終的には膨張タンク61に戻されることになる。要するに、バスヒータ81に対し追い焚き加熱のための熱源として高温水が循環供給されるようになっている。
以上の高温水及び低温水の2温度の温水循環に際し、暖房高温側の温度制御は暖房用一次熱交換器52出口に配設された高温サーミスタ76の検出温度に基づいて所定温度の高温水が暖房用一次熱交換器52から供給されるように燃焼バーナ51の燃焼制御がコントローラ28により行われ、暖房低温側の温度制御は膨張タンク61に配設された温水温度検出センサとしてり低温サーミスタ77の検出温度に基づいて所定温度の低温水が供給されるように同様制御が行われるようになっている。
なお、上記膨張タンク61は、給湯回路21の入水側から膨張タンク61への注水と補水とが上記コントローラ24により自動制御されるようになっており、余剰水が排水されるようになっている。
(追い焚き回路23)
追い焚き回路23は、追い焚き用(浴槽水加熱用)の液−液熱交換器としてのバスヒータ81と、このバスヒータ81を通る追い焚き循環路83と、この追い焚き循環路83を通して浴槽内の湯水を強制循環させるふろ側循環ポンプとしての追い焚き用循環ポンプ84とを備えている。そして、この循環ポンプ84の作動により追い焚き作動させると、浴槽Bから取り出された浴槽水がふろ戻り接続口831から戻り路83aを経てバスヒータ81に送られ、このバスヒータ81において暖房回路22側の高温水を熱源とする液−液熱交換により追い焚き加熱された後の浴槽湯水が往き路83bから往き接続口832を経て浴槽Bに送られることになる。又、循環ポンプ84の吐出側の追い焚き循環路83には浴槽水温度検出センサとしての浴槽水サーミスタ85と、流水の通過によりスイッチが入って流水検知を出力する水流スイッチ86と、圧力検知式の水位センサ87とが配設されている。
(注湯回路24)
注湯回路24は、給湯回路21から上流端が分岐して下流端が追い焚き循環路83に合流された注湯路88と、開閉切換により注湯の実行と遮断とを切換える注湯電磁弁89とを備えている。この注湯電磁弁89がコントローラ28により開閉制御されて、出湯路35から注湯路88及び追い焚き循環路83等を経て浴槽Bに対し所定量注湯されるようになっている。
(排気ガスドレン処理回路27)
排気ガスドレン処理回路27は、二次熱交換器25,26において燃焼排気ガスが潜熱回収のための熱交換により冷やされて凝縮することにより生じた排気ガスドレンを、中和処理した上で排水するために設置された回路である。すなわち、排気ガスドレン処理回路27は、二次熱交換器25,26の下側位置に配設されたドレン受け部により集水・回収された排ガスドレンをドレン導入管271を通してドレン処理槽272に導き、このドレン槽272にて中和処理を施した上で機外に排水するようになっている。
(コントローラ28)
コントローラ28は、リモコン281からユーザ等の入力操作に基づく各種操作指令を受けて上記の各回路21,22,23,24の運転を制御するものであり、マイクロコンピュータやメモリ等を含んで構成されたものである。そして、上記コントローラ28は、上記各回路21,22,23,24に対応して給湯運転を制御する給湯制御手段、追い焚き運転を制御する追い焚き制御手段、及び、暖房運転を制御する暖房制御手段を基本部分として備えている他、特に排熱利用運転の運転制御を行う排熱利用制御手段282(図2参照)を備えている。
複合熱源器2には設定切換手段としてのディップスイッチ283(図2参照)が設けられており、このディップスイッチの手動切換操作によって、機器の設置時に排熱利用運転を有効(ディップスイッチのON)とするか、無効(同OFF)とするかを、設置作業者又は使用者が切換設定可能となっている。ディップスイッチがON設定(排熱利用運転制御の選択設定)とされていれば、コントローラ28に搭載されている排熱利用制御手段282が有効に機能し、又、使用者がリモコン281に対し暖房運転予約操作を行う際に、排熱利用運転制御が暖房運転に先立ち実行されることがデフォルトで設定されている旨を表示するようになっている。なお、ディップスイッチがON設定となっていても、デフォルト設定される排熱利用運転制御をリモコン281への手動操作によってOFFに切換可能となっている。以下、ディップスイッチ283がONされて排熱利用運転制御が実行され、かつ、リモコン281においてもそのままデフォルト設定のまま使用者に切換されてはいないことを前提に、説明を進める。
排熱利用運転制御手段282による排熱利用運転制御は、所定の条件(浴槽排熱利用実施許可判定条件)が満足する場合に、暖房運転開始の所定時間前に予め実行されるものであって、浴槽残水が有する排熱の回収により暖房運転前の暖房回路22内の温水を暖房運転開始前に予熱しておくようにするものである。要するに、入浴後に浴槽Bに残る湯水(浴槽残水)の熱は従来であるとそのまま自然放熱により排熱されてしまうところ、その自然放熱により浴槽水温度が低下してしまう前に上記のバスヒータ81において排熱回収して暖房用熱源としての温水を予熱して少しでも昇温させておくようにするものである。以下、図3を参照しつつ具体的に説明する。
すなわち、まず、浴槽排熱利用運転実施許可判定(ステップS1)で許可条件が成立することで、ステップS2以降の排熱利用運転制御が実行される。
浴槽排熱利用運転実施許可判定について、図4を参照しつつ先に説明すると、前提として、ディップスイッチ283がON(排熱利用運転制御が有効に設定)されていること(ステップSA1でYES)、リモコン281でも排熱利用運転制御が有効に設定されて使用者によって無効に切換設定操作が行われていないこと(ステップSA2でYES)を確認した上で、次に、ステップSA3〜ステップSA7の各許可条件についての判定を行う。
排熱利用運転制御の開始フラグがONか否か、すなわち、リモコン281の暖房スイッチを用いて暖房予約(特に低温の暖房端末である床暖房の実行予約)操作が行われているか否かを判定する(ステップSA3)。リモコン281に対し暖房運転開始時刻と共に暖房運転開始の予約が入力設定されていれば、その入力設定信号を受けて上記の開始フラグがONされるようになっており、この開始フラグがONかOFFかで暖房予約がなされているか否かを判定する。この暖房予約がなされている場合に限り、排熱利用運転制御を実行させるようにしており、この暖房予約がなされていることが許可条件となる。
開始フラグがONであれば(ステップSA3でYES)、次に、ふろ動作(注湯、追い焚き等の入浴のためのふろ側の運転動作)が終了してから第1設定時間(例えば10時間)が経過する前(第1設定時間範囲内)であるか否かを判定する(ステップSA4)。これは、浴槽残水の排熱も自然放熱が時間の経過と共に進行すると、もはや回収し得る熱量が残存しなくなり、排熱利用が不能になるためであり、排熱利用し得る残熱の存在をふろ動作終了後の経過時間(第1設定時間の経過前か否か)で判定するようにしているのである。この第1設定時間は、浴槽に蓋をしたまま放置した場合に浴槽残水の温度が当初の例えば40℃から低下するものの30℃程度以上の範囲を維持し得る経過時間を設定すればよい。浴槽水が30℃程度であれば、暖房回路22側の例えば15℃の温水との間に15℃の温度差が確保されて浴槽水からの排熱回収を有効に行い得ることになる。なお、上記のふろ動作には浴槽内に残水の有無を確認する際の足し水処理は含まない。
第1設定時間範囲内であれば(ステップSA4でYES)、前回の暖房運転のための燃焼(第1燃焼バーナ51の燃焼)が終了してから第3設定時間(例えば4時間)以上経過しているか否かを判定する(ステップSA5)。これは、燃焼後は暖房運転が終了しても自然放熱により温度低下するまでは暖房回路22内の温水も浴槽水よりも高温状態にあり、かかる高温状態で排熱利用運転を実行すると、排熱利用とは逆に本来の追い焚き運転と同様に温水の熱が浴槽水に無駄に奪われる結果となるだけとなる。このため、排熱利用により有効に温水を予熱し得るように、浴槽残水から熱回収し得る程度に温水が温度低下していることを、前回の暖房運転での燃焼終了から第3設定時間以上の時間が経過していることで判定するようにしているのである。なお、この第3設定時間は上記の第1設定時間よりも短く設定されている。
第3設定時間以上の時間が経過していれば(ステップSA5でYES)、ふろ循環判定処理が「NG」(No Good)であること(つまり浴槽残水が無いことの判定結果)が最新履歴として記憶されていないか否かを判定する(ステップSA6)。ふろ循環判定処理とは、追い焚き循環ポンプ84を作動させることにより水流スイッチ86がON(水流検知)したか否かで、浴槽Bに浴槽残水が所定量以上あるか否かを判定するものである。これにより、浴槽残水の存在を確認するのである。
浴槽残水があれば(ステップSA6でYES)、逆熱交換判定処理が「NG」であること(浴槽水から排熱回収し得る程に浴槽水と温水との間で温度差のあることの条件が満たされないことの判定結果)が最新履歴として記憶されていないか否かを判定する(ステップSA7)。要するに、以前の温度差判定に基づく判定結果が「NG」か否かを判定するのである。
温度差無しとの履歴が無ければ(ステップSA7でYES)、以上で浴槽水の排熱利用運転の実施を許可して(ステップSA8)、図3のステップS2以降の処理を実行する。逆に、上記のステップSA3〜ステップSA7のいずれか一つの判定でも満足しなければ(ステップSA3〜ステップSA7のいずれかでNO)、排熱利用運転の実施を不許可(禁止)して(ステップSA9)、ステップSA1からの判定処理を繰り返す。
図3に戻り、排熱利用運転の実施が許可されると、温水を循環供給する暖房端末75に対応する端末熱動弁(低温側往きヘッダー74の端末熱動弁)に開指令信号を出力し、その開変換のための時間(例えば2分)のタイマーをスタートさせて(ステップS2)、その時間の経過を待つ(ステップS3でNO)。時間が経過すれば(ステップS3でYES)、水流スイッチ86が正常か否かのチェックを行い(ステップS4)、正常であれば追い焚き用ポンプ(ふろポンプ)84をON(作動)させる(ステップS4でYES,ステップS5)。なお、水流スイッチ86が例えば追い焚き用循環ポンプ84がOFF(非作動)であるにも拘わらず水流スイッチ86がON(水流検知)の場合には故障等の異常状態にあると判定して、以後の処理を中止する(ステップS4でNO,ステップS15)。
上記の追い焚き循環ポンプ84をONにしても水流スイッチ86がONしなければ、浴槽Bに所定量の残水はない(循環判定NG)と判定し(ステップS6でNO)、以後の処理を中止すると共に、循環判定「NG」の履歴を記憶させる(ステップS16)。追い焚き循環ポンプ84をONにすると水流スイッチ86がONすれば、浴槽Bに所定量の残水がある(循環判定OK)と判定し(ステップS6でYES)、暖房用循環ポンプ62をON(作動)して(ステップS7)、浴槽水をバスヒータ81と浴槽Bとの間で循環させる。そして、循環判定「OK」から所定の強制循環時間(浴槽水が十分に循環するために要する時間)が経過するのを待った上で(ステップS8でYES)、ステップS9〜ステップS13の温度差判定(逆熱交換判定)を行いつつ排熱利用運転を実行する処理を行う。
温度差判定は、浴槽水サーミスタ85の検出温度(浴槽水温度;ふろ戻り温度)の値が、低温サーミスタ77の検出温度値に必要設定温度差(例えば15℃の温度差)を加えた温度値よりも等しいか高温であれば(ステップS9でYES)、排熱利用運転に必要な温度差(回収し得る排熱)があると判定する。判定はサーミスタによる検出のブレ等を考慮して、所定の温度差のある状態が所定時間(例えば3秒間)連続することを条件にしている。この温度差判定で必要な温度差がなければ、温度差判定(逆熱交換判定)「NG」の履歴を記憶させて(ステップS17)、終了処理(ステップS14)に移行する。所定の温度差があれば(ステップS9でYES)、ふろ熱動弁82を開いてバスヒータ81に暖房回路22側の温水を循環供給させて浴槽水からの排熱回収により温水の予熱を開始すると共に、この排熱利用運転の最大継続時間として第2設定時間(例えば30分)のタイマーをスタートさせる(ステップS10)。この第2設定時間は液−液熱交換による浴槽水からの排熱回収によって浴槽水は徐々に温度低下するものの、その排熱回収を有効に行い得る経過時間を設定すればよい。第2設定時間は上記の第1設定時間よりも当然に短いものとなる。
そして、浴槽水サーミスタ85の検出温度(浴槽水温度;ふろ戻り温度)の値が、低温サーミスタ77の検出温度値に最低設定温度差(例えば8℃の温度差)を加えた温度値よりも低温になるか(ステップS11でYES)、低温ではなくても第2設定時間が経過するか(ステップS11でNO,ステップS12でYES)、あるいは、第2設定時間が経過していなくてもふろ動作の割り込みや暖房動作の割り込みが生じると(ステップS12でNO,ステップS13でYES)、ステップS14の排熱利用運転の終了処理に移行する。一方、これらのステップS11〜ステップS13で全て「NO」であれば、最低設定温度差よりも小さい温度差になるまで、あるいは、第2設定時間が経過するまで待ってから(ステップS11でYESか、ステップS12でYES)、排熱利用運転の終了処理を行う。要するに、必要設定温度差があれば排熱利用運転が開始され、最低設定温度差になるまで浴槽水からの排熱回収が進むか、排熱回収し続けても浴槽水の残熱がまだ残存し得る最大経過時間として設定される第2設定時間が経過するまで、その排熱利用運転が継続され、最低設定温度差が確保できなくなるか、第2設定時間が経過すれば、排熱利用運転は終了されるのである。
終了処理は、ふろ熱動弁82を閉じてバスヒータ81への温水の循環供給を停止し、ステップS2で開いた端末熱動弁を閉じて暖房端末75との間の循環も停止し、追い焚き循環ポンプ84及び暖房用循環ポンプ62を共に作動停止にする(ステップS14)。この排熱利用運転の終了に引き続き、暖房用燃焼バーナ51を燃焼作動させて暖房運転が開始される。つまり、予約された暖房運転の実行開始前までの第2設定時間の範囲で排熱利用運転が実行されるようになっている。
以上、要するに、排熱利用運転実施上の許可条件を満足する場合には、浴槽水から排熱回収し得る残存熱量として排熱利用に必要なものがあることを条件に排熱利用運転が開始され、浴槽水がそれ以上温度低下すると浴槽水の残存熱量が有効に排熱回収し得ない程度になれば排熱利用運転は終了される。これらの条件の判定・把握を上記の温度差や設定時間に基づいて行っている。
以上の排熱利用運転が実行されると、浴槽水の残熱がバスヒータ81での液−液熱交換により暖房回路22側の温水に回収されることになり、暖房予約時刻に到達して暖房運転が開始される際には温水は予熱された状態になる。このため、排熱利用による予熱がない場合と比べ、所定の高温水までの必要加熱量も少なくなり、暖房運転の実行に伴う暖房用燃焼バーナ51のガス消費量の節約を図ることができる上に、暖房端末75で予熱された温水の循環に基づき暖房運転開始時に所定の暖房状態まで早期に立ち上げることができるようになる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態に係る暖房システム1における排熱利用制御手段282a(図2参照)による排熱利用運転制御のフローチャートを示す。この第2実施形態は、排熱利用運転制御として、温度差判定を用いずに主として時間経過等の状況判定に基づいて排熱利用運転の開始〜終了までの制御を実行するようにしている点でのみ、第1実施形態と異なるものである。それ以外の暖房システム1の構成は第1実施形態と同様である。
すなわち、第2実施形態の排熱利用運転制御は、第1実施形態のステップS1〜ステップS8と同様の処理をステップS21〜ステップS28として実行し、ステップS15及びS16と同様の処理をステップS33及びS34として実行する。そして、暖房用循環ポンプ(暖房ポンプ)62をONにして(ステップS27)、ステップS26の循環判定「OK」から所定の強制循環時間(浴槽水が十分に循環するために要する時間)が経過するのを待った上で(ステップS28でYES)、ふろ熱動弁82を開いてバスヒータ81に暖房回路22側の温水を循環供給させて浴槽水からの排熱回収により温水の予熱を開始すると共に、この排熱利用運転の最大継続時間として第2設定時間(例えば30分)のタイマーをスタートさせる(ステップS29)。
そして、第2設定時間(30分)が経過するか(ステップS30でYES)、あるいは、第2設定時間が経過していなくてもふろ動作の割り込みや暖房動作の割り込みが生じると(ステップS30でNO,ステップS31でYES)、ステップS32の排熱利用運転の終了処理に移行する。一方、これらのステップS30,S31で共に「NO」であれば、第2設定時間が経過するまで待ってから(ステップS30でYES)、排熱利用運転の終了処理を行う。要するに、必要設定温度差があれば排熱利用運転が開始され、最低設定温度差になるまで浴槽水からの排熱回収が進むか、排熱回収し続けても浴槽水の残熱がまだ残存し得る最大経過時間として設定される第2設定時間が経過するまで、その排熱利用運転が継続され、最低設定温度差が確保できなくなるか、第2設定時間が経過すれば、排熱利用運転は終了されるのである。
終了処理は、第1実施形態のステップS14と同様の処理を行う(ステップS32)。すなわち、ふろ熱動弁82を閉じてバスヒータ81への温水の循環供給を停止し、ステップS2で開いた端末熱動弁を閉じて暖房端末75との間の循環も停止し、追い焚き循環ポンプ84及び暖房用循環ポンプ62を共に作動停止にする(ステップS32)。
以上、要するに、ステップS21での排熱利用運転を実施する上での許可条件(図4参照)の内の入浴終了後から第1設定時間が経過するまでの時間範囲内であること(浴槽水から排熱回収し得る残存熱量として排熱利用に必要なものがあること;ステップSA4参照)、及び、前回の暖房運転での燃焼終了後から第3設定時間以上経過していること(排熱回収により予熱し得る程度まで温水の温度が低下していること;ステップSA5参照)を条件に排熱利用運転が開始され、排熱利用運転開始からほぼ第2設定時間が経過したこと(浴槽水がそれ以上温度低下すると浴槽水の残存熱量が有効に排熱回収し得ない程度になること)を条件に排熱利用運転は終了される。これにより、温度差判定を行うことなく、つまり温度差判定の実行のためだけに追い焚き用循環ポンプ84等の作動をさせる必要がなく、循環ポンプ作動に伴う作動騒音の発生を抑制しつつ浴槽水から温水への排熱回収を行うことができるようになる。
<他の実施形態>
なお、本発明は上記第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第1及び第2実施形態では、排熱利用運転を実施する上での許可条件として、前回の暖房運転の燃焼終了から第3設定時間が経過していること(図4のステップSA5参照)を含めているが、これに限らず、かかる条件を省略するようにしてもよい。
又、上記各実施形態における循環判定処理の代わりに、水位センサ87を用いて浴槽B内の水位検出を行うことにより、浴槽残水の存在を検知・判定するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、温度差判定を、浴槽水サーミスタ85と低温サーミスタ77とを用いて行っているが、これに限らず、低温サーミスタ77に代えて高温サーミスタ76を用い、この高温サーミスタ76と浴槽水サーミスタ85とを用いてステップS9〜ステップS13の温度差判定を行うようにしてもよい。
本発明の実施形態が適用される暖房システムの例を示す全体模式図である。 図1のコントローラの特に排熱利用制御手段に係る部分のブロック図である。 第1実施形態の排熱利用運転制御のフローチャートである。 図3の排熱利用運転実施許可判定処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態の排熱利用運転制御のフローチャートである。
符号の説明
1 暖房システム
2 複合熱源機(熱源機)
22 暖房回路(暖房側循環回路)
23 追い焚き循環回路(ふろ側循環回路)
77 低温サーミスタ(温水温度検出センサ)
81 バスヒータ(熱交換器)
85 浴槽水サーミスタ(浴槽水温度検出センサ)
282 排熱利用制御手段
B 浴槽

Claims (6)

  1. 暖房端末と、浴槽と、熱源機とを備え、この熱源機は、上記暖房端末に対し暖房用熱源として温水を循環供給させる暖房側循環回路と、上記浴槽内の浴槽水を循環させるふろ側循環回路と、このふろ側循環回路の浴槽水と暖房側循環回路の温水とが熱交換可能に通過される熱交換器とを備えてなる暖房システムであって、
    上記浴槽内の残水の排熱を暖房側循環回路の温水の予熱用熱源として利用するための排熱利用運転を実行する排熱利用制御手段を備えており、
    上記排熱利用制御手段は、上記暖房端末に温水を循環供給させる暖房運転の実行予約指令が入力設定されているとき、上記浴槽での入浴のための加熱作動を含む前回のふろ運転が終了してから第1設定時間が経過する前までの時間範囲内であることを条件に、上記暖房運転の実行開始前に、ふろ側循環回路の浴槽水と暖房側循環回路の温水とをそれぞれ上記熱交換器に通過させて排熱利用運転を行うように構成されている
    ことを特徴とする暖房システム。
  2. 請求項1に記載の暖房システムであって、
    上記排熱利用制御手段は、排熱利用運転を暖房運転の実行開始前までの第2設定時間の時間範囲で実行するように構成されている、暖房システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の暖房システムであって、
    上記排熱利用制御手段は、前回の暖房運転が終了してから第3設定時間以上の時間が経過していることを条件に、排熱利用運転を実行するように構成されている、暖房システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の暖房システムであって、
    上記排熱利用制御手段は、排熱利用運転の実行中に、浴槽水の加熱作動を含むふろ運転の開始要求が生じたときは、上記排熱利用運転を中止するように構成されている、暖房システム。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の暖房システムであって、
    ふろ側循環回路内の浴槽水の温度を検出する浴槽水温度検出センサと、暖房側循環回路の温水の温度を検出する温水温度検出センサとを備え、
    上記排熱利用制御手段は、浴槽水の検出温度が温水の検出温度よりも必要設定温度差以上の温度差を有していることを条件に、排熱利用運転を開始させるよう構成されている、暖房システム。
  6. 暖房端末と、浴槽と、熱源機とを備え、この熱源機は、上記暖房端末に対し暖房用熱源として温水を循環供給させる暖房側循環回路と、上記浴槽内の浴槽水を循環させるふろ側循環回路と、このふろ側循環回路の浴槽水と暖房側循環回路の温水とが熱交換可能に通過される熱交換器とを備えてなる暖房システムであって、
    ふろ側循環回路内の浴槽水の温度を検出する浴槽水温度検出センサと、暖房側循環回路の温水の温度を検出する温水温度検出センサと、上記浴槽内の残水の排熱を暖房側循環回路の温水の予熱用熱源として利用するための排熱利用運転を実行する排熱利用制御手段とを備えており、
    上記排熱利用制御手段は、上記暖房端末に温水を循環供給させる暖房運転の実行予約指令が入力設定されているとき、上記浴槽水温度検出センサから出力される浴槽水の検出温度が温水温度検出センサから出力される温水の検出温度よりも必要設定温度差以上の温度差を有していることを条件に、上記暖房運転の実行開始前に、ふろ側循環回路の浴槽水と暖房側循環回路の温水とをそれぞれ上記熱交換器に通過させて排熱利用運転を行うように構成されている
    ことを特徴とする暖房システム。
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