JP2010065832A - フロート式スチームトラップ - Google Patents

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Tetsuo Asada
哲夫 浅田
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Abstract

【課題】 多量の空気を素早く排出できるフロート式スチームトラップを提供する。
【解決手段】 入口4と出口6を有する本体1に蓋体2を締結して内部に弁室3を有するケーシングを形成する。弁室3下部側壁の蓋体2に弁孔7と常開のオリフィス8を開けた弁座9を結合する。弁孔7は斜め下方に向けて開口する。オリフィス8は弁室側開口が弁孔7の弁室側開口に近接して弁孔7の弁室側開口よりも上位に開口する。オリフィス8の開口面積は蒸気配管系に蒸気が送気されている通常運転時に発生する復水を排出しきれない大きさに形成する。弁室3内に弁孔7を開閉する中空球形のフロート11を自由状態で配置する。弁室3内に温度応動部材としてのバイメタル13を配置する。バイメタル13は高温時にU字状が狭まるように変形してフロート11に干渉しないと共に、低温時にU字状が拡がるように変形してフロート11を持ち上げて弁孔7を開ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出するスチームトラップに関し、特に密閉のフロートで直接にあるいは弁部材等を介して弁孔を開閉するフロート式スチームトラップにおいて、低温時に弁孔を閉じないようにしたものに関する。フロート式スチームトラップは、蒸気と復水の比重差を利用して蒸気は排出せずに復水のみを自動的に排出するものであるが、弁室内に非凝縮気体である空気が流入すると、蒸気と同様に弁孔を閉じるのでエアバインディングを起こす問題があった。
そこで、従来は、実公昭48−8742号公報に示されているような技術が用いられていた。これは、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁孔を弁室の下部側壁に斜め下方に向けて開口し、弁孔を開閉するフロートを弁室内に配置し、弁室内に配置した温度応動部材で低温時にフロートが弁孔を閉じることを妨げ高温時にフロートに干渉しないようにしたものである。
上記従来のフロート式スチームトラップは、弁室内に配置した温度応動部材で低温時にフロートが弁孔を閉じることを妨げることにより、弁孔から空気を排出してエアバインディングを防止するものであるが、弁孔から空気を排出するだけであるので、特に配管系の初期立ち上げ時のように多量の空気を排出しなければならない場合に時間が掛かる問題があった。
実公昭48−8742号公報
従って、本発明の技術的課題は、多量の空気を素早く排出することのできるフロート式スチームトラップを提供することである。
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁孔を弁室の下部側壁に斜め下方に向けて開口し、弁孔を開閉するフロートを弁室内に配置し、弁室内に配置した温度応動部材で低温時にフロートが弁孔を閉じることを妨げ高温時にフロートに干渉しないようにしたものにおいて、弁室側開口が弁孔の弁室側開口に近接して弁孔の弁室側開口よりも上位に開口し蒸気配管系に蒸気が送気されている通常運転時に発生する復水を排出しきれない大きさの開口面積を有する常開のオリフィスを設けたことを特徴とするものである。
本発明は、常開のオリフィスから排出される空気や復水の流れによってフロートがオリフィス方向へ吸い寄せられる力を受けているので、フロートが弁孔を開き易くなり、弁孔の開口面積を大きくして空気や復水の排出流量を大きくすることができるという優れた効果を生じる。
本発明のフロート式スチームトラップは、弁室内に配置した温度応動部材で低温時にフロートが弁孔を閉じることを妨げ高温時にフロートに干渉しないようにしたものにおいて、弁室側開口が弁孔の弁室側開口に近接して弁孔の弁室側開口よりも上位に開口し蒸気配管系に蒸気が送気されている通常運転時に発生する復水を排出しきれない大きさの開口面積を有する常開のオリフィスを設けたものである。そのため、低温時には温度応動部材によって開けられる弁孔と、常開のオリフィスから空気を排出することができるので、多量の空気を素早く排出することができる。
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。図1に本発明のフロート式スチームトラップの断面図を示す。本実施例はフリーフロート式スチームトラップに適用したものである。フリーフロート式スチームトラップのケーシングは本体1とこの本体1にボルトで締結した蓋体2とで形成し、内部に弁室3を有する。本体1は入口4と出口通路5と出口6を有し、入口4は弁室3の上部に連通する。
弁室3下部側壁の蓋体2に弁孔7と常開のオリフィス8を開けた弁座9をねじ結合する。弁孔7は斜め下方に向けて開口する。オリフィス8は弁室側開口が弁孔7の弁室側開口に近接して弁孔7の弁室側開口よりも上位に開口し出口側が弁孔7の途中に合流する。オリフィス8の開口面積は蒸気配管系に蒸気が送気されている通常運転時に発生する復水を排出しきれない大きさに形成する。蓋体2は出口通路10を有し、弁室3の下部は弁孔7とオリフィス8から出口通路10,5を介して出口6に連通する。弁室3内に弁孔7を開閉する中空球形のフロート11を自由状態で配置する。フロート11が弁孔7を閉じた位置で当接するフロート座12をフロート11の下方に、図面の手前側と向う側に2つ設ける。
弁室3内に温度応動部材としてのバイメタル13を配置する。バイメタル13は断面形状がほぼU字状で一端側をビス14で蓋体2に固定する。バイメタル13は高温時にU字状が狭まるように変形してフロート11に干渉しないと共に、低温時にU字状が拡がるように変形してフロート11を持ち上げて弁孔7を開ける。
上記実施例のフリーフロート式スチームトラップの動作は下記の通りである。蒸気配管系の初期立ち上げ時のように多量の低温の空気と復水が弁室3内に流入する場合、バイメタル13はU字状が拡がるように変形してフロート11を持ち上げて弁孔7を開ける。これにより、多量の低温の空気と復水を弁孔7とオリフィス8から素早く出口6に排出する。
低温の空気と復水の排出によって弁室3内に流入する復水の温度が高くなると、バイメタル13はU字状が狭まるように変形してフロート11に干渉しなくなり、高温復水をオリフィス8から出口6に排出する。オリフィス8から排出しきれない復水を弁室3内の復水量に応じて浮上降下するフロート11で開閉される弁孔7から出口6に排出する。空気が弁室3内に流入してきて弁室3内の温度が所定以下に低下すると、バイメタル13はU字状が拡がるように変形してフロート11を持ち上げて弁孔7を開け、空気を弁孔7とオリフィス8から素早く出口6に排出する。
上記実施例では、本発明をフリーフロート式スチームトラップに適用したが、レバーフロート式スチームトラップにも適用することができる。
本発明のフロート式スチームトラップをフリーフロート式スチームトラップに適用した実施例の断面図である。
符号の説明
1 本体
2 蓋体
3 弁室
4 入口
6 出口
7 弁孔
8 オリフィス
9 弁座
11 フロート
13 バイメタル

Claims (1)

  1. ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁孔を弁室の下部側壁に斜め下方に向けて開口し、弁孔を開閉するフロートを弁室内に配置し、弁室内に配置した温度応動部材で低温時にフロートが弁孔を閉じることを妨げ高温時にフロートに干渉しないようにしたものにおいて、弁室側開口が弁孔の弁室側開口に近接して弁孔の弁室側開口よりも上位に開口し蒸気配管系に蒸気が送気されている通常運転時に発生する復水を排出しきれない大きさの開口面積を有する常開のオリフィスを設けたことを特徴とするフロート式スチームトラップ。
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