JP2010064389A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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聡信 浜崎
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政行 工藤
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Abstract

【課題】小型な装置で、ノズル面の高さが異なるインクジェット記録ヘッドで記録される画像の画質差を低減する。
【解決手段】第1背圧発生機構61が、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインクに対して、ノズル面41Aとインク貯留部53の液面との水頭差によって背圧を発生させる。第2背圧発生機構62が、インク貯留部53の液面との水頭差ではなく、フェルト56の毛細管力によって、第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに対して背圧を発生させる。これにより、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインク及び第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに対してインク貯留部53の液面との水頭差によって背圧を発生させた場合における圧力差よりも圧力差が小さくなり、画像の画質差を低減する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置としては、特許文献1に開示されるインクジェット記録装置が公知である。特許文献1に開示されるインクジェット記録装置は、ノズル面の高さの異なる複数のインクジェット記録ヘッドと、それぞれのインクジェット記録ヘッドに対して設けられたインクタンクと、を備えている。
各インクタンクから各インクジェット記録ヘッドへインクが供給され、そのインクに付与される背圧は、各インクタンクの液面と各インクジェット記録ヘッドのノズル面との水頭差により発生させる。
特表2000−510780号公報
本発明は、小型な装置で、ノズル面の高さが異なるインクジェット記録ヘッドで記録される画像の画質差を低減することを課題とする。
本発明の請求項1に係るインクジェット記録装置は、インク滴を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する第1インクジェット記録ヘッドと、前記ノズル面より低い位置に配置されたノズル面を有する第2インクジェット記録ヘッドと、インクを貯留する1つのインク貯留部と、前記インク貯留部のインクを第1インクジェット記録ヘッドへ供給する第1供給路と、前記インク貯留部のインクを第2インクジェット記録ヘッドへ供給する第2供給路と、前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して背圧を発生させる第1背圧発生機構と、前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインク及び前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記インク貯留部の液面との水頭差によって背圧を発生させた場合における圧力差よりも圧力差が小さくなるように、前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して背圧を発生させる第2背圧発生機構と、を備えている。
本発明の請求項2に係るインクジェット記録装置は、請求項1の構成において、前記第1背圧発生機構は、前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記インク貯留部の液面との水頭差によって背圧を発生させ、前記第2背圧発生機構は、多孔質部材を有し、前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記多孔質部材の毛細管力によって背圧を発生させる。
本発明の請求項3に係るインクジェット記録装置は、請求項1の構成において、前記第1背圧発生機構は、多孔質部材を有し、前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記多孔質部材の毛細管力によって背圧を発生させ、前記第2背圧発生機構は、多孔質部材を有し、前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記多孔質部材の毛細管力によって背圧を発生させる。
本発明の請求項4に係るインクジェット記録装置は、請求項3の構成において、前記インク貯留部は、大気に開放されていない密閉構造である。
本発明の請求項5に係るインクジェット記録装置は、請求項2〜4のいずれか1項の構成において、前記インク貯留部から前記第1インクジェット記録ヘッド及び前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給される前記インクが前記多孔質部材を通過しないように前記インクを迂回させる迂回路と、前記第1インクジェット記録ヘッド及び前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクを前記インク貯留部へ戻すための戻し路と、前記インクを前記迂回路及び前記戻し路で流通させ、前記第1インクジェット記録ヘッド及び前記第2インクジェット記録ヘッドと前記インク貯留部との間において前記インクを循環させる循環手段と、を備えている。
本発明の請求項6に係るインクジェット記録装置は、請求項1の構成において、前記第1背圧発生機構は、前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記インク貯留部の液面との水頭差によって背圧を発生させ、前記第2背圧発生機構は、前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記インク貯留部の液面との水頭差によって背圧を発生させると共に、前記第1供給路よりも前記第2供給路の流路抵抗を大きくする。
本発明の請求項7に係るインクジェット記録装置は、請求項6の構成において、前記第1供給路を流通するインクの最大流量時において前記第1背圧発生機構が発生させる背圧と、前記第2供給路を流通するインクの最大流量時において前記第2背圧発生機構が発生させる背圧とが同じになるように、前記流路抵抗が設定される。
本発明の請求項1の構成によれば、複数のインク貯留部を備える構成に比して、小型な装置で、ノズル面の高さが異なるインクジェット記録ヘッドで記録される画像の画質差を低減することができる。
本発明の請求項2の構成によれば、複数のインク貯留部を備える構成に比して、小型な装置で、ノズル面の高さが異なるインクジェット記録ヘッドで記録される画像の画質差を低減することができる。
本発明の請求項3の構成によれば、第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対してインク貯留部の液面との水頭差によって背圧を発生させる構成に比して、第1インクジェット記録ヘッドとインク貯留部との間に高低差が小さくてもよい。
本発明の請求項4の構成によれば、第1インクジェット記録ヘッド及び第2インクジェット記録ヘッドよりもインク貯留部を下に配置する必要がない。
本発明の請求項5の構成によれば、多孔質部材を有する場合でもインクを循環させることができる。
本発明の請求項6の構成によれば、複数のインク貯留部を備える構成に比して、小型な装置で、ノズル面の高さが異なるインクジェット記録ヘッドで記録される画像の画質差を低減することができる。
本発明の請求項7の構成によれば、本構成を有していない場合に比して、第1インクジェット記録ヘッド及び第2インクジェット記録ヘッドで記録される画像の濃度が高い場合において、濃度差を低減できる。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(本実施形態に係るインクジェット記録装置の構成)
まず、本実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を説明する。図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す概略図である。なお、図1には、矢印にて装置の上下方向(天地方向)を示している。
本実施形態に係るインクジェット記録装置10は、図1に示すように、各構成部品を収容する装置筐体12を備えている。この装置筐体12には、用紙等の記録媒体Pに画像を記録する画像記録機構14が設けられている。
なお、インクジェット記録装置10は、さらに、原稿の画像を読み取る画像読取機構を備える構成であってもよい。この構成の場合には、画像読取機構が読み取った画像に基づいて画像記録機構14が画像を記録する構成としてもよい。
画像記録機構14は、用紙等の記録媒体Pが収容される記録媒体収容部16と、記録媒体収容部16に収容された記録媒体Pを搬送する記録媒体搬送部18と、記録媒体搬送部18に搬送される記録媒体Pに画像を記録可能な画像記録部20と、記録媒体搬送部18で搬送された記録媒体Pが排出される記録媒体排出部22と、を備えている。
記録媒体収容部16は、記録媒体Pを置くための置き台24を備えている。この置き台24に記録媒体Pが置かれることにより、記録媒体Pは記録媒体収容部16に収容される。
記録媒体搬送部18は、記録媒体収容部16に収容された記録媒体Pを記録媒体収容部16から送り出す送出しロール26を備えている。送出しロール26の下流側には、記録媒体収容部16から送り出された記録媒体Pを1枚ずつに分離する分離機構28が配置されている。分離機構28は、送出しロール26に送り出された記録媒体Pにその表面側から搬送力を付与する搬送ロール30と、送出しロール26に送り出された記録媒体Pにその裏面側から搬送抵抗を付与する分離パッド32と、を備えている。
これにより、記録媒体収容部16から複数の記録媒体Pが重なって送り出せられた場合には、搬送ロール30が上側の記録媒体P(1枚目の記録媒体P)へ搬送力を付与する一方、下側の記録媒体P(2枚目以降の記録媒体P)は、分離パッド32によって、搬送抵抗が付与され、記録媒体Pが分離される。このように、送出しロール26と分離パッド32とで、重なった記録媒体Pが捌かれて一枚ずつ給送される。
記録媒体搬送部18には、分離機構28で分離された記録媒体Pを記録媒体排出部22へ搬送するためのU字状の搬送路34が形成されている。この搬送路34には、記録媒体Pを搬送する複数の搬送ロール36及び記録媒体排出部22へ記録媒体Pを排出する排出ロール38が配置されている。
記録媒体排出部22は、排出ロール38により排出された記録媒体Pが置かれる置き台40を備えており、排出ロール38により排出された記録媒体Pは、置き台40に置かれて記録媒体排出部22に収容される。
一方、画像記録部20には、ノズル45(図2参照)からインク滴を吐出して記録媒体に画像を記録する第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42を備えている。第1インクジェット記録ヘッド41は、第1インクジェット記録ヘッド41下の画像記録位置に搬送された記録媒体Pへインク滴を吐出して画像を記録するようになっている。
第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42は、インクジェット記録装置10での画像記録が想定される記録媒体Pの最大幅と同程度か、又はそれ以上の記録可能領域を有している。
また、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の複数色が一体的に設けられて構成されている。この各色に対応したインク滴を、圧電方式によって、複数のノズルから吐出し、画像を記録する構成となっている。なお、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42において、インク滴を吐出させる構成は、サーマル方式等の他の方式によって吐出させる構成であっても良い。
第1インクジェット記録ヘッド41により表面に画像が記録された記録媒体Pは、搬送路34で反転して、第2インクジェット記録ヘッド42下の画像記録位置に搬送される。
第2インクジェット記録ヘッド42は、第2インクジェット記録ヘッド42下の画像記録位置に搬送された記録媒体Pへインク滴を吐出して、裏面に画像を記録する。このようにして両面に画像が記録された記録媒体Pは、排出ロール38により記録媒体排出部22に排出される。
なお、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42の下方には、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42のメンテナンスを行うメンテナンス部材44が、ノズル面41A、42Aのそれぞれに対向して設けられている。各メンテナンス部材44は、ノズル面を覆うキャップ、ノズル面を清掃する清掃部材、ノズル内のインクを吸引するための吸引装置等を有している。
(画像記録部20及び画像記録部20へインクを供給する供給機構)
次に、画像記録部20及び画像記録部20へインクを供給する供給機構について説明する。図2は、画像記録部20及び画像記録部20へインクを供給する供給機構の構成を示す概略図である。
本実施形態に係るインクジェット記録装置10は、画像記録部20と、画像記録部20へインクを供給する供給機構50とを備えている。画像記録部20は、上述のように、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42を備えている。
第1インクジェット記録ヘッド41は、インク滴を吐出するノズル45が形成されたノズル面41Aを有し、第2インクジェット記録ヘッド42は、インク滴を吐出するノズル45が形成されたノズル面42Aを有している。
第2インクジェット記録ヘッド42のノズル面42Aは、第1インクジェット記録ヘッド41のノズル面41Aより低い位置に配置されている。
供給機構50は、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42に供給されるインクを貯留するためのインク貯留部53を備えている。なお、図中のドット部分がインクを示している。
このインク貯留部53は、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42、すなわち2つのインクジェット記録ヘッドに対して1つのみ設けられている。また、インク貯留部53は、上部に開口部53Aが形成され、大気開放されている。さらに、インク貯留部53は、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42よりも下方に配置され、第1インクジェット記録ヘッド41のノズル面41A及び第2インクジェット記録ヘッド42のノズル面42Aよりも液面が下方に位置している。
また、供給機構50は、インク貯留部53に接続されたインク共通路54と、インク共通路54から分岐して第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42のそれぞれに接続される分岐路54A、54Bとを備えている。
インク貯留部53のインクを第1インクジェット記録ヘッド41へ供給する第1供給路51は、インク共通路54及び分岐路54Aによって構成される。インク貯留部53のインクを第2インクジェット記録ヘッド42へ供給する第2供給路52は、インク共通路54及び分岐路54Bによって構成される。この第1供給路51及び第2供給路52は、チューブ等の管で形成される。
なお、第1供給路51及び第2供給路52は、流路がインク共通路54で部分的に共通化されているが、別個独立した流路で構成されていてもよい。
さらに、供給機構50は、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインクに対して背圧を発生させる第1背圧発生機構61と、第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに対して背圧を発生させる第2背圧発生機構62とを備えている。
本実施形態では、第1背圧発生機構61は、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインクに対して、ノズル面41Aとインク貯留部53の液面との水頭差によって背圧を発生させるものである。すなわち、第1背圧発生機構61は、具体的には、第1インクジェット記録ヘッド41よりも下方に配置されることで水頭差を生じさせるインク貯留部53を備えて構成される。
なお、インク貯留部53のインクが消費され、インク貯留部53のインク残量が変化すると水頭差が変化するが、水頭差の変化が許容範囲内に入るように、例えば、インク貯留部53の広さ(水平方向の面積)が設定される。インク貯留部53の広さを広く設定することにより、インクを消費しても液面の高さの変動が少なくなり、水頭差の変動が抑制される。
また、図3に示すように、インク貯留部53に液面高さを調整する調整機構55を設けてもよい。調整機構55は、インク貯留部53の液面高さを検知するセンサ55Aと、インク貯留部53内に配置された上昇可能な底板55Bとを備えている。この構成では、センサ55Aが液面高さを検知し、液面の高さが所定値以下になった場合に底板55Bを上昇させて液面を適正な高さにするようになっている。
一方、第2背圧発生機構62は、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインク及び第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに対してインク貯留部53の液面との水頭差によって背圧を発生させた場合における圧力差よりも圧力差が小さくなるように、背圧を発生させる。
ここで、第1インクジェット記録ヘッド41のノズル面41Aと、第2インクジェット記録ヘッド42のノズル面42Aとは高さが異なるため、インク貯留部53の液面との水頭差によって同条件で背圧を発生させた場合は、その異なる高さ分、背圧に圧力差が生じる。第2背圧発生機構62は、その圧力差よりも圧力差が小さくなるように、第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに対して背圧を発生させるものである。
第2背圧発生機構62は、具体的には、多孔質部材の一例としてのフェルト56を備えて構成されている。このフェルト56は、第2供給路52と第2インクジェット記録ヘッド42との間に配置されており、開口部58Aを有する筐体58に収容されている。フェルト56は、開口部58Aにより大気開放されている。
なお、フェルト56は、第2インクジェット記録ヘッド42と一体的に設けられていてもよい。また、フェルト56は、第2供給路52に配置されていてもよい。
第2背圧発生機構62では、インク貯留部53の液面との水頭差ではなく、フェルト56の毛細管力によって、第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに対して背圧を発生させる。この背圧は、例えば、フェルト56の多孔の孔径等を調整することにより、第1背圧発生機構61が発生させる背圧と、同程度とされている。
また、フェルト56の毛細管力は、ノズル45の毛細管力より小さく、ノズル45のインクが消費されるとフェルト56からインクが第2インクジェット記録ヘッド42へ充填される。フェルト56からインクが第2インクジェット記録ヘッド42へ充填されて、フェルト56内のインクが消費されると、フェルト56の毛細管力によりインク貯留部53からフェルト56へインクが供給される。
なお、インクジェット記録装置10は、図4及び図5に示すように、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42とインク貯留部53との間においてインクを循環させるための循環機構70を備えた構成であってもよい。
循環機構70では、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42とインク貯留部53との間においてインクを循環させる循環手段の一例としてのポンプ74が、インク共通路54に配置されている。
ポンプ74は、流路がチューブにより形成される場合には、例えば、チューブポンプで構成される。チューブポンプには、その外周にチューブが押しつぶされた状態で巻き掛けられる。チューブポンプが、チューブを押しつぶした状態で回転し、チューブをしごいて下流へインクを送る。チューブポンプは、チューブを押しつぶした状態であるので、回転駆動しない場合には、インク共通路54においてインクは流通しない。
また、インク共通路54には、ポンプ74を迂回する迂回路78が接続されている。迂回路78は、一端部(上流端部)がポンプ74の上流側でインク共通路54に接続され、他端部(下流端部)がポンプ74の下流側でインク共通路54に接続されている。
迂回路78には、流路を開閉する開閉弁76Aが配置されている。この開閉弁76Aが流路を開放することにより、迂回路78においてインクが流通可能となり、開閉弁76Aが流路を閉鎖することにより、迂回路78においてインクが流通不可能となる。
なお、ポンプ74が駆動しない場合において、ポンプ74がインクを流通可能な構成の場合には、迂回路78及び開閉弁76Aは不要である。
また、循環機構70は、インク貯留部53から第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されるインクがフェルト56を通過しないようにインクを迂回させる迂回路73と、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインクをインク貯留部53へ戻すための第1戻し路71と、第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクをインク貯留部53へ戻すための戻し路72とを備えている。
迂回路73は、一端部(上流端部)がフェルト56の上流側でインク共通路54に接続され、他端部が(下流端部)がフェルト56の下流側で分岐路54Bに接続されている。迂回路73には、流路を開閉する開閉弁76Aが配置されている。
循環機構70では、フェルト56は、分岐路54Bに配置されている。分岐路54Bには、流路を開閉する開閉弁76Cがフェルト56の上流側に配置され、流路を開閉する開閉弁76Dがフェルト56の下流側に配置されている。
具体的には、開閉弁76Cは、迂回路73の上流端部とインク共通路54との接続部分とフェルト56との間に位置し、開閉弁76Dは、迂回路73の下流端部と分岐路54Bとの接続部分とフェルト56との間に位置する。また、分岐路54Aにも流路を開閉する開閉弁76Eが配置されている。
第1戻し路71は、上流端部が第1インクジェット記録ヘッド41に接続され、下流端部がインク貯留部53の開口部53Aに配置されている。第1戻し路71を流通したインクは、インク貯留部53内に落下するようになっている。また、第1戻し路71には流路を開閉する開閉弁76Fが配置されている。
第2戻し路72は、上流端部が第2インクジェット記録ヘッド42に接続され、下流端部がインク貯留部53の開口部53Aに配置されている。第2戻し路72を流通したインクは、インク貯留部53内に落下するようになっている。また、第2戻し路72には流路を開閉する開閉弁76Gが配置されている。
循環機構70において、インクを循環させる場合は、図4に示すように、開閉弁76A、開閉弁76C及び開閉弁76Dを閉鎖し、開閉弁76B、開閉弁76E、開閉弁76F及び開閉弁76Gを開放する。そして、ポンプ74を駆動して第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42とインク貯留部53との間においてインクを循環させる。
インク貯留部53からのインクは、インク共通路54及び分岐路54Aを通って、第1インクジェット記録ヘッド41に到達し、第1インクジェット記録ヘッド41から第1戻し路71を通ってインク貯留部53に到達する。
また、インク貯留部53からのインクは、インク共通路54、迂回路73及び分岐路54Bを通って、第2インクジェット記録ヘッド42に到達し、第2インクジェット記録ヘッド42から第2戻し路72を通ってインク貯留部53に到達する。
インク吐出時においては、図5に示すように、開閉弁76B、開閉弁76F及び開閉弁76Gを閉鎖し、開閉弁76A、開閉弁76C、開閉弁76D及び開閉弁76Eを開放する。ポンプ74は駆動させずに、ノズル45及びフェルト56の毛細管力により、インク貯留部53から第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42へインクが供給される。
(供給機構50の第1変形例)
次に、供給機構50の第1変形例について説明する。図6は、第1変形例に係る供給機構の構成を示す図である。なお、上記の実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
第1変形例に係る供給機構150は、図6に示すように、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインクに対して背圧を発生させる第1背圧発生機構161を備えている。
この第1背圧発生機構161は、多孔質部材の一例としてのフェルト156を備えて構成されている。このフェルト156は、第1供給路51と第1インクジェット記録ヘッド41との間に配置されており、開口部158Aを有する筐体158に収容されている。フェルト156は、開口部158Aにより大気開放されている。
なお、フェルト156は、第1インクジェット記録ヘッド41と一体的に設けられていてもよい。また、フェルト156は、第1供給路51に配置されていてもよい。
第1背圧発生機構161では、インク貯留部53の液面との水頭差ではなく、フェルト156の毛細管力によって、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインクに対して背圧を発生させる。この背圧は、例えば、フェルト156の多孔の孔径等を調整することにより調整される。
第1変形例に係る供給機構150は、供給機構50と同様に、第2背圧発生機構62を備えている。この第2背圧発生機構62が発生させる背圧は、例えば、フェルト56の多孔の孔径等を調整することにより、第1背圧発生機構161が発生させる背圧と、同程度とされている。
なお、インク貯留部53は、図7に示すように、大気開放されたものではなく、密閉されたインク貯留部153であってもよい。この場合においては、バブルポイント圧以上の圧力で空気Aがインク貯留部153に封入されている。
ここでバブルポイント圧力とは、微細孔に形成される液体のメニスカスが空気によって押されるとき、その力に抗する表面張力が働くが、この表面張力に打ち勝って空気が侵入するときの圧力をいう。
この構成では、インク貯留部153の高さを変えた場合でも、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに付与される圧力の変動が生じない。このため、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42の下方へインク貯留部153を配置する必要が無くなる。
なお、インクジェット記録装置10は、第1変形例に係る供給機構150においても、上記と同様に、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42とインク貯留部53との間においてインクを循環させるための循環機構を備えた構成であってもよい。この場合は、循環機構70と同様に構成され、インク貯留部53から第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されるインクがフェルト56及びフェルト156を通過しないようにインクを迂回させる迂回路が配置される。
(供給機構50の第2変形例)
次に、供給機構50の第2変形例について説明する。図8は、第2変形例に係る供給機構の構成を示す図である。なお、上記の実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2変形例に係る供給機構250は、図8に示すように、供給機構50と同様に、第1背圧発生機構61を備えている。
また、第2変形例に係る供給機構250は、第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに対して背圧を発生させる第2背圧発生機構262を備えている。
この第2背圧発生機構262は、第2背圧発生機構62と同様に、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインク及び第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに対してインク貯留部53の液面との水頭差によって背圧を発生させた場合における圧力差よりも圧力差が小さくなるように、背圧を発生させる。
第2背圧発生機構262は、具体的には、第1背圧発生機構61と同様に、第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクに対してインク貯留部53の液面との水頭差によって背圧を発生させるものである。すなわち、第2背圧発生機構262は、具体的には、第2インクジェット記録ヘッド42よりも下方に配置されることで水頭差を生じさせるインク貯留部53を備えて構成される。
また、第2背圧発生機構262は、第1供給路51の流路抵抗よりも第2供給路52の流路抵抗を大きくすることで、発生させる背圧を調整するものである。第2背圧発生機構262は、具体的には、第1供給路51よりも流路幅が狭くされて流路抵抗が大きくされた第2供給路252を備えて構成されている。
第1供給路51及び第2供給路252が、チューブ等の管で構成される場合には、第1供給路51を構成する管の管径が、第2供給路252を構成する管の管径よりも細くなっている。この第2供給路252は、第2供給路52と同様に、インク共通路54及び分岐路54Bによって構成される。
なお、流路抵抗を調整する調整手段としては、管の管径だけでなく、管の管長や流路内に配置されるフィルタを用いてもよい。管の管長を長くすれば、その分、流路抵抗が大きくなる。また、流路内にフィルタを配置すれば、その分、流路抵抗が大きくなる。さらに、流路内に配置されるフィルタの孔の孔径を小さくすることにより、流路抵抗が大きくなる。
また、第1インクジェット記録ヘッド41が吐出するインクの最大流量時において第1背圧発生機構61が発生させる背圧と、第2インクジェット記録ヘッド42が吐出するインクの最大流量時において第2背圧発生機構262が発生させる背圧とが同じになるように、流路抵抗が設定される(図9及び図10参照)。
これにより、画像の濃度が高い部分での負圧差が無くなり、画像の濃度が高い部分での濃度差が小さくなる。
なお、最大流量とは、全てのノズルをほぼ同時に駆動する場合の流量である。なお、インク吐出時において、駆動されるノズルが制限される場合においては、制限されてないノズル全てをほぼ同時に駆動する場合の流量である。
駆動されるノズルが制限される場合とは、例えば、記録媒体Pの両面へ画像記録する際において、記録媒体Pへ付着するインク量を低減して記録媒体Pのカール等を抑制するために、画像密度(coverage)を低減し、記録媒体Pの片面へ画像記録する場合よりも使用可能なノズルを低減する場合がある。なお、図9は、画像密度(coverage)が100%のときに、インクの最大流量となる場合を示し、図10は、画像密度(coverage)が50%のときに、インクの最大流量となる場合を示す。
なお、図11に示すように、第1インクジェット記録ヘッド41が吐出するインクの最大流量時において第1背圧発生機構61が発生させる背圧と、第2インクジェット記録ヘッド42が吐出するインクの最大流量時において第2背圧発生機構262が発生させる背圧とが、異なる構成であってよい。図11に示す例では、第2背圧発生機構262が発生させる負圧力の流量に対する傾きθ1は、図9に示す場合の傾きθ2より小さくなっている。
また、インクジェット記録装置10は、図12及び図13に示すように、第2変形例に係る供給機構250においても、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42とインク貯留部53との間においてインクを循環させるための循環機構170を備えた構成であってもよい。
循環機構170では、第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42とインク貯留部53との間においてインクを循環させる循環手段の一例としてのポンプ174が、インク共通路54に配置されている。
ポンプ174は、流路がチューブにより形成される場合には、例えば、チューブポンプで構成される。チューブポンプには、その外周にチューブが押しつぶされた状態で巻き掛けられる。チューブポンプが、チューブを押しつぶした状態で回転し、チューブをしごいて下流へインクを送る。チューブポンプは、チューブを押しつぶした状態であるので、回転駆動しない場合には、インク共通路54においてインクは流通しない。
また、インク共通路54には、ポンプ174を迂回する迂回路178が接続されている。迂回路178は、一端部(上流端部)がポンプ174の上流側でインク共通路54に接続され、他端部(下流端部)がポンプ174の下流側でインク共通路54に接続されている。
迂回路178には、流路を開閉する開閉弁176Aが配置されている。この開閉弁176Aが流路を開放することにより、迂回路178においてインクが流通可能となり、開閉弁176Aが流路を閉鎖することにより、迂回路178においてインクが流通不可能となる。
なお、ポンプ174が駆動しない場合において、ポンプ174がインクを流通可能な構成の場合には、迂回路178及び開閉弁176Aは不要である。
また、循環機構170では、流路を開閉する開閉弁176Bが分岐路54Aに配置され、は、流路を開閉する開閉弁176Cが分岐路54Bに配置されている。
また、循環機構170は、第1インクジェット記録ヘッド41へ供給されたインクをインク貯留部53へ戻すための第1戻し路171と、第2インクジェット記録ヘッド42へ供給されたインクをインク貯留部53へ戻すための戻し路172とを備えている。
第1戻し路171は、上流端部が第1インクジェット記録ヘッド41に接続され、下流端部がインク貯留部53の開口部53Aに配置されている。第1戻し路171を流通したインクは、インク貯留部53内に落下するようになっている。また、第1戻し路171には流路を開閉する開閉弁176Dが配置されている。
第2戻し路172は、上流端部が第2インクジェット記録ヘッド42に接続され、下流端部がインク貯留部53の開口部53Aに配置されている。第2戻し路172を流通したインクは、インク貯留部53内に落下するようになっている。また、第2戻し路172には流路を開閉する開閉弁176Eが配置されている。
循環機構170において、インクを循環させる場合は、図12に示すように、開閉弁176Aを閉鎖し、開閉弁176B、開閉弁176C、開閉弁176D及び開閉弁176Eを開放する。そして、ポンプ174を駆動して第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42とインク貯留部53との間においてインクを循環させる。
インク貯留部53からのインクは、インク共通路54及び分岐路54Aを通って、第1インクジェット記録ヘッド41に到達し、第1インクジェット記録ヘッド41から第1戻し路171を通ってインク貯留部53に到達する。
また、インク貯留部53からのインクは、インク共通路54及び分岐路54Bを通って、第2インクジェット記録ヘッド42に到達し、第2インクジェット記録ヘッド42から第2戻し路172を通ってインク貯留部53に到達する。
インク吐出時においては、図13に示すように、開閉弁176D及び開閉弁176Eを閉鎖し、開閉弁176A、開閉弁176B及び開閉弁176Cを開放する。ポンプ174は駆動させずに、ノズル45の毛細管力により、インク貯留部53から第1インクジェット記録ヘッド41及び第2インクジェット記録ヘッド42へインクが供給される。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、画像記録部及び画像記録部へインクを供給する供給機構の構成を示す概略図である。 図3は、本実施形態に係る供給機構において、インク貯留部に液面高さを調整する調整機構を設けた構成を示す概略図である。 図4は、本実施形態に係る循環機構を備えた構成を示す概略図であり、インク循環時の状態を示す。 図5は、本実施形態に係る循環機構を備えた構成を示す概略図であり、インク吐出時の状態を示す。 図6は、第1変形例に係る供給機構の構成を示す概略図である。 図7は、第1変形例に係る供給機構の構成において、密閉されたインク貯留部を用いた構成を示す概略図である。 図8は、第2変形例に係る供給機構の構成を示す概略図である。 図9は、第1インクジェット記録ヘッドが吐出するインクの最大流量時において第1背圧発生機構が発生させる背圧と、第2インクジェット記録ヘッドが吐出するインクの最大流量時において第2背圧発生機構が発生させる背圧とが同じになるように、流路抵抗が設定した場合における、インク流量と負圧との関係を示したグラフである。 図10は、第1インクジェット記録ヘッドが吐出するインクの最大流量時において第1背圧発生機構が発生させる背圧と、第2インクジェット記録ヘッドが吐出するインクの最大流量時において第2背圧発生機構が発生させる背圧とが同じになるように、流路抵抗が設定した場合における、インク流量と負圧との関係を示したグラフであり、画像密度(coverage)が50%のときに、インクの最大流量となる場合を示す。 図11は、第1インクジェット記録ヘッドが吐出するインクの最大流量時において第1背圧発生機構が発生させる背圧と、第2インクジェット記録ヘッドが吐出するインクの最大流量時において第2背圧発生機構が発生させる背圧とが、異なるように、流路抵抗が設定した場合における、インク流量と負圧との関係を示したグラフである。 図12は、第2変形例に係る供給機構において、循環機構を適用した構成を示す概略図であり、インク循環時の状態を示す。 図13は、第2変形例に係る供給機構において、循環機構を適用した構成を示す概略図であり、インク吐出時の状態を示す。
符号の説明
10 インクジェット記録装置
41 第1インクジェット記録ヘッド
41A ノズル面
42 第2インクジェット記録ヘッド
42A ノズル面
45 ノズル
51 第1供給路
52 第2供給路
53 インク貯留部
56 フェルト(多孔質部材)
61 第1背圧発生機構
62 第2背圧発生機構
71 第1戻し路
72 第2戻し路
73 迂回路
74 ポンプ(循環手段)
252 第2供給路
153 インク貯留部
156 フェルト(多孔質部材)
161 第1背圧発生機構

Claims (7)

  1. インク滴を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する第1インクジェット記録ヘッドと、
    前記ノズル面より低い位置に配置されたノズル面を有する第2インクジェット記録ヘッドと、
    インクを貯留する1つのインク貯留部と、
    前記インク貯留部のインクを第1インクジェット記録ヘッドへ供給する第1供給路と、
    前記インク貯留部のインクを第2インクジェット記録ヘッドへ供給する第2供給路と、
    前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して背圧を発生させる第1背圧発生機構と、
    前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインク及び前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記インク貯留部の液面との水頭差によって背圧を発生させた場合における圧力差よりも圧力差が小さくなるように、前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して背圧を発生させる第2背圧発生機構と、
    を備えたインクジェット記録装置。
  2. 前記第1背圧発生機構は、前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記インク貯留部の液面との水頭差によって背圧を発生させ、
    前記第2背圧発生機構は、多孔質部材を有し、前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記多孔質部材の毛細管力によって背圧を発生させる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1背圧発生機構は、多孔質部材を有し、前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記多孔質部材の毛細管力によって背圧を発生させ、
    前記第2背圧発生機構は、多孔質部材を有し、前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記多孔質部材の毛細管力によって背圧を発生させる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記インク貯留部は、大気に開放されていない密閉構造である請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インク貯留部から前記第1インクジェット記録ヘッド及び前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給される前記インクが前記多孔質部材を通過しないように前記インクを迂回させる迂回路と、
    前記第1インクジェット記録ヘッド及び前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクを前記インク貯留部へ戻すための戻し路と、
    前記インクを前記迂回路及び前記戻し路で流通させ、前記第1インクジェット記録ヘッド及び前記第2インクジェット記録ヘッドと前記インク貯留部との間において前記インクを循環させる循環手段と、
    を備えた請求項2〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第1背圧発生機構は、前記第1インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記インク貯留部の液面との水頭差によって背圧を発生させ、
    前記第2背圧発生機構は、前記第2インクジェット記録ヘッドへ供給されたインクに対して前記インク貯留部の液面との水頭差によって背圧を発生させると共に、前記第1供給路よりも前記第2供給路の流路抵抗を大きくする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第1供給路を流通するインクの最大流量時において前記第1背圧発生機構が発生させる背圧と、前記第2供給路を流通するインクの最大流量時において前記第2背圧発生機構が発生させる背圧とが同じになるように、前記流路抵抗が設定される請求項6に記載のインクジェット記録装置。
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