JP2010063351A - ステータ、モータおよび圧縮機 - Google Patents

ステータ、モータおよび圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010063351A
JP2010063351A JP2009184028A JP2009184028A JP2010063351A JP 2010063351 A JP2010063351 A JP 2010063351A JP 2009184028 A JP2009184028 A JP 2009184028A JP 2009184028 A JP2009184028 A JP 2009184028A JP 2010063351 A JP2010063351 A JP 2010063351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
portions
caulking
caulking portions
stator core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009184028A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kojima
浩明 小島
Kazuo Ida
一男 井田
Yoshihiro Kataoka
義博 片岡
Azusa Ujihara
梓 宇治原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to PCT/JP2009/064048 priority Critical patent/WO2010016583A1/ja
Priority to CN200980130344.1A priority patent/CN102113196B/zh
Priority to US13/057,882 priority patent/US8410655B2/en
Priority to JP2009184028A priority patent/JP2010063351A/ja
Priority to EP09805065.1A priority patent/EP2312727A4/en
Publication of JP2010063351A publication Critical patent/JP2010063351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
    • H02K29/03Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with a magnetic circuit specially adapted for avoiding torque ripples or self-starting problems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/0042Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
    • F04C29/0085Prime movers
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C23/008Hermetic pumps
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/09Magnetic cores comprising laminations characterised by being fastened by caulking
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2213/00Specific aspects, not otherwise provided for and not covered by codes H02K2201/00 - H02K2211/00
    • H02K2213/03Machines characterised by numerical values, ranges, mathematical expressions or similar information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できるステータを提供する。
【解決手段】カシメ部48の数をQとし、スロット部47の数をSとし、極数をPとしたとき、Q<S、かつ、Q=P×n/2(nは2以上の整数)を満たしている。極数の1/2倍の数のカシメ部48を1組として、各組のカシメ部48は、等間隔である。また、全てのカシメ部48は、等間隔でない。
【選択図】図2

Description

この発明は、ステータ、モータおよび圧縮機に関する。
従来、ステータとしては、積層された複数の電磁鋼板を含むステータコアを備えたものがある(特許第3586145号公報:特許文献1参照)。このステータコアは、上記複数の電磁鋼板を互いに固定するカシメ部を有し、また、内周側に開口すると共に周方向に配列された複数のスロット部を有している。上記カシメ部の数は、上記スロット部の数よりも多い。
特許第3586145号公報
しかしながら、上記従来のステータでは、上記カシメ部の数は、上記スロット部の数よりも多いので、磁束通路に悪影響を与える上記カシメ部の数が多くなって、性能が低下する問題があった。一方、上記カシメ部の数を、単純に、少なくすると、磁極間のバランスが崩れて、騒音や振動が増大する問題があった。
そこで、この発明の課題は、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できるステータ、このステータを用いたモータ、および、このモータを用いた圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のステータは、
積層された複数の電磁鋼板を含むステータコアを備え、
このステータコアは、上記複数の電磁鋼板を互いに固定するカシメ部と、内周側に開口すると共に周方向に配列された複数のスロット部とを有し、
上記カシメ部の数をQ(1以上の整数)とし、上記スロット部の数をSとし、極数をPとしたとき、
Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たすことを特徴としている。
この発明のステータによれば、上記カシメ部の数をQとし、上記スロット部の数をSとし、極数をPとしたとき、Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たしているので、磁極間のバランスが取れ、径方向の磁気吸引力のアンバランスを防止して、騒音や振動を防止できる。さらに、上記カシメ部の数を減少し、磁束通路を確保できて、性能を向上できる。
また、一実施形態のステータでは、
Q<S、かつ、Q=P×n/2(nは2以上の整数)を満たし、
極数の1/2倍の数の上記カシメ部を1組として、各組の上記カシメ部において、この各組のカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度は、全て、等しく、
全ての上記カシメ部において、この全てのカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度のうち、少なくとも一つの中心角度は、その他の中心角度と異なることを特徴としている。
この実施形態のステータによれば、Q<S、かつ、Q=P×n/2(nは2以上の整数)を満たしているので、磁極間のバランスが取れ、径方向の磁気吸引力のアンバランスを防止して、騒音や振動を防止できる。さらに、上記カシメ部の数を減少し、磁束通路を確保できて、性能を向上できる。
また、極数の1/2倍の数の上記カシメ部を1組として、各組の上記カシメ部において、この各組のカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度は、全て、等しいので、騒音や振動を一層低減できる。
また、全ての上記カシメ部において、この全てのカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度のうち、少なくとも一つの中心角度は、その他の中心角度と異なるので、全てのカシメ部は、等間隔でない。このため、ステータコアに設ける溝や穴の位置や大きさに自由度が生じ、冷媒や油を通す通路や、冷却用通路を十分に確保できる。これに対して、スロット部の数よりもカシメ部の数が少ない場合に、全てのカシメ部を等間隔にすると、磁束通路にとってカシメ部よりも悪影響が出やすい溝や穴の位置や大きさが、限定されてしまう。
したがって、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
また、一実施形態のステータでは、上記全てのカシメ部において、この全てのカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度と最も小さい中心角度との差は、240°/Qよりも小さい。
この実施形態のステータによれば、上記全てのカシメ部において、この全てのカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度と最も小さい中心角度との差は、240°/Qよりも小さいので、上記全てのカシメ部の間隔を均等に近づけることができて、上記カシメ部による上記複数の電磁鋼板の締結強度が向上する。
また、一実施形態のステータでは、上記全てのカシメ部において、この全てのカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度は、最も小さい中心角度の2倍よりも小さい。
この実施形態のステータによれば、上記全てのカシメ部において、この全てのカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度は、最も小さい中心角度の2倍よりも小さいので、上記全てのカシメ部の間隔を均等に近づけることができて、上記カシメ部による上記複数の電磁鋼板の締結強度が向上する。
また、一実施形態のステータでは、Qは、Sの約数である。
この実施形態のステータによれば、Qは、Sの約数であるので、カシメ部を、スロット部に対して、等ピッチに配置することができ、ステータコアの機械的強度が向上する。
また、一実施形態のステータでは、
上記ステータコアに巻回されたコイルを備え、
上記ステータコアは、環状部と、この環状部の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された複数のティース部とを有し、
上記コイルは、複数の上記ティース部に渡って巻かれておらず各ティース部に巻かれている集中巻きである。
この実施形態のステータによれば、上記コイルは、集中巻きであり、分布巻きに比べて構造上、振動が大きくなるが、全てのティース部およびカシメ部において、各ティース部とこのティース部に最も近いカシメ部との間の距離を、等しくしていないので、振動の固有値を分散できて、静音化が可能となる。
つまり、集中巻きでは、1つのティース部に1つのコイルが巻かれているため、ティース部が縦に振動する振動モードがある。ここで、ティース部とカシメ部との距離が、等しい場合、その距離に応じて固有値が一定となり、振動の要因となる。
また、この発明のモータは、
ロータと、
このロータの外周側を囲むように配置された上記ステータと
を備えることを特徴としている。
この発明のモータによれば、上記ステータを備えるので、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
また、この発明の圧縮機は、
密閉容器と、
この密閉容器内に配置された圧縮機構部と、
上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮機構部を駆動する上記モータと
を備えることを特徴としている。
この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えるので、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記密閉容器内の冷媒は、二酸化炭素である。
この実施形態の圧縮機によれば、上記冷媒は、二酸化炭素であり、R410AやR22等に比べ、密閉容器内の圧力が高くなり、高粘度の油を使う必要がある。高粘度の油を使うと、油が圧縮機構部に戻り難いため、モータに、冷媒や油用の大きな通路を設ける必要がある。
そして、ステータコアにおいて、ティース部の径方向外側は、比較的、磁束密度の変化が少ないため、冷媒や油用の通路となる溝や穴を設ける場合が多くなる。
二酸化炭素の冷媒に必要な通路は大きいため、カシメ部をティース部近傍に設け難く、スロット部の径方向外側にカシメ部を設けることになる。カシメ部を、磁束密度の変化が大きいスロット部の径方向外側に設けても、カシメ部の数を減少しているため、磁束通路を確保できて、性能を向上できる。
この発明のステータによれば、上記カシメ部の数をQとし、上記スロット部の数をSとし、極数をPとしたとき、Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たしているので、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
この発明のステータによれば、上記カシメ部の数をQとし、上記スロット部の数をSとし、極数をPとしたとき、Q<S、かつ、Q=P×n/2(nは2以上の整数)を満たし、極数の1/2倍の数の上記カシメ部を1組として、各組の上記カシメ部において、この各組のカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度は、全て、等しく、全ての上記カシメ部において、この全てのカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度のうち、少なくとも一つの中心角度は、その他の中心角度と異なるので、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
この発明のモータによれば、上記ステータを備えるので、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えるので、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
本発明の圧縮機の一実施形態を示す縦断面図である。 本発明のステータの第1実施形態を示す平面図である。 磁束の流れを示す説明図である。 磁束の流れを示す説明図である。 ステータコアの比較例を示す平面図である。 本発明のステータの第2実施形態を示す平面図である。 磁束の流れを示す説明図である。 ステータコアの比較例を示す平面図である。 本発明のステータの第3実施形態を示す平面図である。 本発明のステータの第4実施形態を示す平面図である。 各ティース部に働く加振力を示すグラフである。 ステータ全体に働く加振力を示すグラフである。 ステータコアの比較例を示す平面図である。 各ティース部に働く加振力を示すグラフである。 ステータ全体に働く加振力を示すグラフである。 本発明のステータの第5実施形態を示す平面図である。 各ティース部に働く加振力を示すグラフである。 ステータ全体に働く加振力を示すグラフである。 本発明のステータの第6実施形態を示す平面図である。 各ティース部に働く加振力を示すグラフである。 ステータ全体に働く加振力を示すグラフである。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の圧縮機の一実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮機構部2およびモータ3とを備えている。この圧縮機は、ロータリ圧縮機である。
上記密閉容器1の下側側方に、吸入管11を接続する一方、密閉容器1の上側に吐出管12を接続している。上記吸入管11から供給される冷媒は、上記圧縮機構部2の吸込側に導かれる。この冷媒は、二酸化炭素であるが、R410AやR22等であってもよい。
上記モータ3は、上記圧縮機構部2の上側に配置され、上記圧縮機構部2を回転軸4を介して駆動する。上記モータ3は、上記圧縮機構部2から吐出された高圧の冷媒が満たされる上記密閉容器1内の高圧領域に配置されている。
上記圧縮機構部2は、シリンダ状の本体部20と、この本体部20の上下の開口端のそれぞれに取り付けられた上端部8および下端部9とを備える。
上記回転軸4は、上端部8および下端部9を貫通して、本体部20の内部に挿入されている。上記回転軸4は、圧縮機構部2の上端板8に設けられた軸受21と、圧縮機構部2の下端部9に設けられた軸受22により回転自在に支持されている。
上記本体部20内の回転軸4にクランクピン5が設けられ、このクランクピン5に嵌合されて駆動されるピストン6とそれに対応するシリンダとの間に形成された圧縮室7により圧縮を行う。ピストン6は、偏芯した状態で回転し、または、公転運動を行い、圧縮室7の容積を変化させる。
上記モータ3は、上記回転軸4に固定された円筒形状のロータ30と、上記ロータ30の外周側を囲むように配置されたステータ40とを有する。上記ステータ40は、上記ロータ30の径方向外側にエアギャップを介して配置されている。つまり、上記モータ3は、インナーロータ型のモータである。
上記ロータ30は、ロータコア31と、このロータコア31に軸方向に埋め込まれると共に周方向に配列された磁石32とを有する。
図1と図2に示すように、上記ステータ40は、ステータコア41と、このステータコア41に巻回されたコイル42とを有する。
上記ステータコア41は、環状部45と、この環状部45の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された6つのティース部46とを有する。
上記コイル42は、複数の上記ティース部46に渡って巻かれておらず各ティース部46に巻かれている集中巻きである。なお、図2では、上記コイル42を一部のみ描いている。
上記ステータコア41は、内周側に開口すると共に周方向に配列された6つのスロット部47を有する。つまり、このスロット部47は、隣り合う上記ティース部46の間に形成される。
上記ステータコア41は、積層された複数の電磁鋼板を含む。上記ステータコア41は、上記複数の電磁鋼板を互いに固定するカシメ部48を有する。このカシメ部48は、環状部45に設けられている。上記カシメ部48は、上記スロット部47の径方向外側に位置している。
上記カシメ部48は、金型のパンチとダイのクリアランスによる、穴と突出部の寸法差を利用して、既に打ち抜かれた電磁鋼板の穴に、これより寸法の大きい突出部を押し込ませることで、2枚の電磁鋼板の締結力を得ている。カシメ部48近傍の電磁鋼板間には、隙間が生じている。
上記環状部45には、上記ティース部46の径方向外側に、外周面から切り欠かれた溝部45aを有する。この溝部45aは、上記ティース部46に対応して、6つ設けられている。この溝部45aは、例えば、冷媒や油を通す通路や、冷却用通路に利用される。
上記カシメ部48の数をQとし、上記スロット部47の数をSとし、極数をPとしたとき、Q<S、かつ、Q=P×n/2(nは2以上の整数)を満たす。この実施形態では、S=6、P=4、n=2であり、Q=4×2/2=4となる。
極数の1/2倍の数の上記カシメ部48を1組として、各組の上記カシメ部48において、この各組のカシメ部48における隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、全て、等しい。この実施形態では、1組のカシメ部48の数が、P/2=4/2=2つとなり、全てのカシメ部48は、α組とβ組との2つの組に分けられる。
α組において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、180°で、等間隔である。β組において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、180°で、等間隔である。
各組のカシメ部48は、上記ステータコア41の周方向に、順に、交互に、配列されている。つまり、上記ステータコア41の周方向に、順に、α組のカシメ部48およびβ組のカシメ部48が、配列されている。
全ての上記カシメ部48において、この全てのカシメ部48における隣り合うカシメ部48の間の中心角度のうち、少なくとも一つの中心角度は、その他の中心角度と異なる。言い換えると、全ての上記カシメ部48において、隣り合うカシメ部48の間の間隔は、等間隔でない。隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、80°と100°とである。
上記全てのカシメ部48において、この全てのカシメ部48における隣り合うカシメ部48の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度と最も小さい中心角度との差は、240°/Qよりも小さい。つまり、最も大きな中心角度は、100°であり、最も小さい中心角度は、80°である。最も大きな中心角度と最も小さい中心角度との差は、20°であり、240°/Q=240°/4=60°よりも小さい。
上記全てのカシメ部48において、この全てのカシメ部48における隣り合うカシメ部48の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度は、最も小さい中心角度の2倍よりも小さい。つまり、最も大きな中心角度は、100°であり、最も小さい中心角度は、80°である。最も大きな中心角度に対する最も小さい中心角度の割合は、100°/80°=1.25倍であり、2倍よりも小さい。
上記構成のステータによれば、上記カシメ部48の数をQとし、上記スロット部47の数をSとし、極数をPとしたとき、Q<S、かつ、Q=P×n/2(nは2以上の整数)を満たしているので、磁極間のバランスが取れ、径方向の磁気吸引力のアンバランスを防止して、騒音や振動を防止できる。さらに、上記カシメ部48の数を減少し、磁束通路を確保できて、性能を向上できる。
具体的に述べると、図3Aと図3Bに、太線の矢印にて磁束の流れを示し、カシメ部48がある部分の磁束通路の幅は狭く、カシメ部48が無い部分の磁束通路の幅は広くなるが、ロータに届く合成磁界の大きさは、4つの磁極の全てが同じ大きさになっている。このように、磁極間のバランスは取れている。図3Bは、図3Aの回転磁界が右回りに45°進んだ状態を示す。図3Aと図3Bでは、コイル42を省略して描いている。
また、極数の1/2倍の数の上記カシメ部48を1組として、各組の上記カシメ部48において、この各組のカシメ部48における隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、全て、等しいので、騒音や振動を一層低減できる。
また、全ての上記カシメ部48において、この全てのカシメ部48における隣り合うカシメ部48の間の中心角度のうち、少なくとも一つの中心角度は、その他の中心角度と異なるので、全てのカシメ部48は、等間隔でない。このため、ステータコア41に設ける溝(例えば、溝部45a)や穴の位置や大きさに自由度が生じ、冷媒や油を通す通路や、冷却用通路を十分に確保できる。言い換えると、ステータコア41に設ける溝や穴にとらわれずに、カシメ部48を設けることができる。
これに対して、スロット部47の数よりもカシメ部48の数が少ない場合に、全てのカシメ部48を等間隔にすると、磁束通路にとってカシメ部48よりも悪影響が出やすい溝や穴の位置や大きさが、限定されてしまう。また、図4に示すように、全てのカシメ部48を等間隔にする場合では、ステータコア141の外周部に大きな溝部45aがあると、カシメ部48が溝部45aからはみ出てしまう問題がある。
また、上記全てのカシメ部48において、この全てのカシメ部48における隣り合うカシメ部48の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度と最も小さい中心角度との差は、240°/Qよりも小さいので、上記全てのカシメ部48の間隔を均等に近づけることができて、上記カシメ部48による上記複数の電磁鋼板の締結強度が向上する。これに対して、最も大きな中心角度と最も小さい中心角度との差は、240°/Qよりも大きいと、上記全てのカシメ部48の間隔を均等に近づけることができず、上記カシメ部48による締結強度が低下する。
また、上記全てのカシメ部48において、この全てのカシメ部48における隣り合うカシメ部48の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度は、最も小さい中心角度の2倍よりも小さいので、上記全てのカシメ部48の間隔を均等に近づけることができて、上記カシメ部48による上記複数の電磁鋼板の締結強度が向上する。これに対して、最も大きな中心角度は、最も小さい中心角度の2倍よりも大きいと、上記全てのカシメ部48の間隔を均等に近づけることができず、上記カシメ部48による締結強度が低下する。
また、上記コイル42は、集中巻きであり、分布巻きに比べて構造上、振動が大きくなるが、全てのティース部46およびカシメ部48において、各ティース部46とこのティース部46に最も近いカシメ部48との間の距離を、等しくしていないので、振動の固有値を分散できて、静音化が可能となる。
つまり、集中巻きでは、1つのティース部46に1つのコイル42が巻かれているため、ティース部46が縦に振動する振動モードがある。ここで、ティース部46とカシメ部48との距離が、等しい場合、その距離に応じて固有値が一定となり、振動の要因となる。
また、上記構成のモータによれば、上記ステータ40を備えるので、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
また、上記構成の圧縮機によれば、上記モータ3を備えるので、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
また、上記冷媒は、二酸化炭素であり、R410AやR22等に比べ、密閉容器1内の圧力が高くなり、高粘度の油を使う必要がある。高粘度の油を使うと、油が圧縮機構部2に戻り難いため、モータ3に、冷媒や油用の大きな通路を設ける必要がある。
そして、ステータコア41において、ティース部46の径方向外側は、比較的、磁束密度の変化が少ないため、冷媒や油用の通路となる溝や穴を設ける場合が多くなる。
二酸化炭素の冷媒に必要な通路は大きいため、カシメ部48をティース部46近傍に設け難く、スロット部47の径方向外側にカシメ部48を設けることになる。カシメ部48を、磁束密度の変化が大きいスロット部47の径方向外側に設けても、カシメ部48の数を減少しているため、磁束通路を確保できて、性能を向上できる。
(第2の実施形態)
図5は、この発明のステータの第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、ステータの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
この第2実施形態のステータ40Aでは、ステータコア41Aのスロット部47の数Sは、9であり、極数Pは、6であり、係数nは、2であり、ステータコア41Aのカシメ部48の数Qは、Q=P×n/2=6×2/2=6である。
1組のカシメ部48の数が、P/2=6/2=3つとなり、全てのカシメ部48は、α組とβ組との2つの組に分けられる。
上記ステータコア41Aの周方向に、順に、α組のカシメ部48およびβ組のカシメ部48が、配列されている。
α組において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、120°で、等間隔である。β組において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、120°で、等間隔である。
全ての上記カシメ部48において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、50°と70°とである。
最も大きな中心角度70°と最も小さい中心角度50°との差は、20°であり、240°/Q=240°/6=40°よりも小さい。
最も大きな中心角度70°に対する最も小さい中心角度50°の割合は、70°/50°=1.4倍であり、2倍よりも小さい。
上記構成のステータによれば、上記第1実施形態と同様の効果を有する。つまり、図6に、太線の矢印にて磁束の流れを示し、カシメ部48がある部分の磁束通路の幅は狭く、カシメ部48が無い部分の磁束通路の幅は広くなるが、ロータに届く合成磁界の大きさは、6つの磁極の全てが同じ大きさになっている。このように、磁極間のバランスは取れている。なお、図6では、コイル42を省略して描いている。
また、全てのカシメ部48は、等間隔でないので、ステータコア41Aに設ける溝部45aにとらわれずに、カシメ部48を設けることができる。これに対して、図7に示すように、全てのカシメ部48を等間隔にする場合では、ステータコア241の外周部に大きな溝部45aがあると、カシメ部48が溝部45aからはみ出てしまう問題がある。
(第3の実施形態)
図8は、この発明のステータの第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、ステータの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
この第3実施形態のステータ40Bでは、コイルが、複数のティース部46に渡って巻かれた分布巻きである。なお、図8では、コイルを省略して描いている。
ステータコア41Bのスロット部47の数Sは、24であり、極数Pは、4であり、係数nは、3であり、ステータコア41Bのカシメ部48の数Qは、Q=P×n/2=4×3/2=6である。
1組のカシメ部48の数が、P/2=4/2=2つとなり、全てのカシメ部48は、α組、β組およびγ組の3つの組に分けられる。
上記ステータコア41Bの周方向に、順に、α組のカシメ部48、β組のカシメ部48およびγ組のカシメ部48が、配列されている。
α組において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、180°で、等間隔である。β組において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、180°で、等間隔である。γ組において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、180°で、等間隔である。
全ての上記カシメ部48において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、55°と70°とである。
最も大きな中心角度70°と最も小さい中心角度55°との差は、15°であり、240°/Q=240°/6=40°よりも小さい。
最も大きな中心角度70°に対する最も小さい中心角度55°の割合は、70°/55°=1.27倍であり、2倍よりも小さい。
上記構成のステータによれば、上記第1実施形態と同様の効果を有し、騒音や振動を防止しつつ、性能を向上できる。
(第4の実施形態)
図9は、この発明のステータの第4の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、ステータの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
この第4実施形態のステータ40Cでは、Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たす。ステータコア41Cのスロット部47の数Sは、9であり、極数Pは、6であり、係数nは、1であり、ステータコア41Cのカシメ部48の数Qは、Q=P×n/2=6×1/2=3である。
Q(=3)は、S(=9)の約数であり、全ての上記カシメ部48において、隣り合うカシメ部48の間の中心角度は、120°である。つまり、カシメ部48を、スロット部47に対して、等ピッチに配置することができ、ステータコア41Cの機械的強度が向上する。
上記構成のステータ40Cに働く加振力を説明する。図10Aに、各ティース部46に働く加振力を示す。図10Aでは、横軸に加振力の次数を示し、縦軸に加振力(N)を示し、各ティース部46に働く加振力波形をFFT変換したグラフを示す。そして、9つのティース部46を9つの棒グラフにて示す。
ここで、次数とは、ロータの1回転中に発生する加振力モードをいう。例えば、次数が6Nであるとは、ロータの1回転でステータが6回振動することを意味する。
図10Aからわかるように、次数が、6N,12N,18N,24N,30Nであるとき、各ティース部46に加振力が発生しているが、各ティース部46に働く加振力は、バランスされている。次数が6Nであるとき、最も大きな加振力が働く。
そして、図10Bに、ステータ40C全体に働く加振力を示す。図10Bでは、ステータ40Cの軸に直交する平面において、各ティース部46に働く次数6Nの加振力を、x成分、y成分に分けて合計したグラフを示す。
図10Bからわかるように、ステータ40C全体の加振力は、0となり、ステータ40Cには、加振力による力が、働かない。
これに対して、図11に示す比較例としてのステータコア341では、スロット部47の数Sは、9であり、極数Pは、6であり、カシメ部48の数Qは、4であり、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たしていない。
このステータコア341において、図12Aに示すように、次数が、6N,12N,18N,24N,30Nであるとき、各ティース部46に加振力が発生しているが、各ティース部46に働く加振力は、アンバランスとなっている。
そして、図12Bに示すように、次数が6Nのときにステータ全体に働く加振力は、原点を中心とした円形となり、ステータには、ステータの軸を中心として回転させるような力が、働く。
上記構成のステータによれば、Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たしているので、磁極間のバランスが取れ、径方向の磁気吸引力のアンバランスを防止して、騒音や振動を防止できる。
また、上記カシメ部48の数を減少することにより、ステータの軸方向の電磁振動が低減する。つまり、カシメ部48とカシメ部48以外では、軸方向の剛性が異なるので、コイルを巻き付けた後のステータコアの積厚変化がカシメ部48の有無により変化し、端面振れが発生する。端面振れは、軸方向の電磁加振力増加の原因になり、カシメ数が少ない方が、端面振れが小さくなるので、軸方向の電磁振動が低減する。
また、上記カシメ部48の数を減少することにより、鋼板と鋼板の隙間が少なくなるので、密着性が向上し、電磁鋼板1枚の軸方向が移動が拘束され、電磁振動が低下する。
また、上記カシメ部48の数を減少することにより、カシメ部48の打ち抜き歪みによる、電磁鋼板の特性劣化が少なくなるので、モータ効率の低下が小さくなる。
また、上記カシメ部48の数を減少することにより、カシメ部48の軸方向の電磁鋼板の絶縁性低下が少なくなるので、渦電流が減少し、モータ効率の低下が小さくなる。
また、上記カシメ部48の数を減少することにより、カシメ部48は、磁束が流れにくいので、カシメ数が少ない方が、磁束の低下が少なくなり、モータ効率の低下が小さくなる。
(第5の実施形態)
図13は、この発明のステータの第5の実施形態を示している。上記第4の実施形態と相違する点を説明すると、この第5の実施形態では、ステータの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第4の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
この第5実施形態のステータ40Dでは、Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たす。ステータコア41Dのスロット部47の数Sは、9であり、極数Pは、6であり、係数nは、2であり、ステータコア41Dのカシメ部48の数Qは、Q=P×n/2=6×2/2=6である。Q(=6)は、S(=9)の約数である。
上記構成のステータ40Dに働く加振力を説明する。図14Aに示すように、次数が、6N,12N,18N,24N,30Nであるとき、各ティース部46に加振力が発生しているが、各ティース部46に働く加振力は、バランスされている。
そして、図14Bに示すように、ステータ40D全体に働く加振力は、0となり、ステータ40Dには、加振力による力が、働かない。
上記構成のステータによれば、Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たしているので、上記第4の実施形態の作用効果と同様に、磁極間のバランスが取れ、径方向の磁気吸引力のアンバランスを防止して、騒音や振動を防止できる。
(第6の実施形態)
図15は、この発明のステータの第6の実施形態を示している。上記第4の実施形態と相違する点を説明すると、この第6の実施形態では、ステータの形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第4の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
この第6実施形態のステータ40Eでは、Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たす。ステータコア41Eのスロット部47の数Sは、9であり、極数Pは、6であり、係数nは、3であり、ステータコア41Eのカシメ部48の数Qは、Q=P×n/2=6×3/2=9である。Q(=9)は、S(=9)の約数である。
上記構成のステータ40Eに働く加振力を説明する。図16Aに示すように、次数が、6N,12N,18N,24N,30Nであるとき、各ティース部46に加振力が発生しているが、各ティース部46に働く加振力は、バランスされている。
そして、図16Bに示すように、ステータ40E全体に働く加振力は、0となり、ステータ40Eには、加振力による力が、働かない。
上記構成のステータによれば、Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たしているので、上記第4の実施形態の作用効果と同様に、磁極間のバランスが取れ、径方向の磁気吸引力のアンバランスを防止して、騒音や振動を防止できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記第1〜上記第6の実施形態の特徴点を様々に組み合わせてもよい。また、圧縮機構部として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。また、スロット部の数、ティース部の数および極数の増減は、自由である。
また、カシメ部を設ける位置は、ステータコアの環状部におけるスロット部の径方向外側の部分に限らず、ステータコアの環状部におけるティース部の径方向外側の部分や、ティース部に設けてもよい。
また、全てのカシメ部において、この全てのカシメ部における隣り合うカシメ部の間の中心角度のうち、少なくとも一つの中心角度が、その他の中心角度と異なっていればよい。また、カシメ部の数Qは、1以上の整数で、Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たしていればよい。
1 密閉容器
2 圧縮機構部
3 モータ
4 回転軸
5 クランクピン
6 ピストン
7 圧縮室
8 上端部
9 下端部
11 吸入管
12 吐出管
20 本体部
21,22 軸受
30 ロータ
31 ロータコア
32 磁石
40,40A,40B,40C,40D,40E ステータ
41,41A,41B,41C,41D,41E ステータコア
42 コイル
45 環状部
45a 溝部
46 ティース部
47 スロット部
48 カシメ部

Claims (9)

  1. 積層された複数の電磁鋼板を含むステータコア(41,41A,41B,41C,41D,41E)を備え、
    このステータコア(41,41A,41B,41C,41D,41E)は、上記複数の電磁鋼板を互いに固定するカシメ部(48)と、内周側に開口すると共に周方向に配列された複数のスロット部(47)とを有し、
    上記カシメ部(48)の数をQ(1以上の整数)とし、上記スロット部(47)の数をSとし、極数をPとしたとき、
    Q≦S、かつ、Q=P×n/2(nは1以上の整数)を満たすことを特徴とするステータ。
  2. 請求項1に記載のステータにおいて、
    Q<S、かつ、Q=P×n/2(nは2以上の整数)を満たし、
    極数の1/2倍の数の上記カシメ部(48)を1組として、各組の上記カシメ部(48)において、この各組のカシメ部(48)における隣り合うカシメ部(48)の間の中心角度は、全て、等しく、
    全ての上記カシメ部(48)において、この全てのカシメ部(48)における隣り合うカシメ部(48)の間の中心角度のうち、少なくとも一つの中心角度は、その他の中心角度と異なることを特徴とするステータ。
  3. 請求項2に記載のステータにおいて、
    上記全てのカシメ部(48)において、この全てのカシメ部(48)における隣り合うカシメ部(48)の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度と最も小さい中心角度との差は、240°/Qよりも小さいことを特徴とするステータ。
  4. 請求項2または3に記載のステータにおいて、
    上記全てのカシメ部(48)において、この全てのカシメ部(48)における隣り合うカシメ部(48)の間の中心角度のうち、最も大きな中心角度は、最も小さい中心角度の2倍よりも小さいことを特徴とするステータ。
  5. 請求項1に記載のステータにおいて、
    Qは、Sの約数であることを特徴とするステータ。
  6. 請求項1から5の何れか一つに記載のステータにおいて、
    上記ステータコア(41,41A,41C,41D,41E)に巻回されたコイル(42)を備え、
    上記ステータコア(41,41A,41C,41D,41E)は、環状部(45)と、この環状部(45)の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された複数のティース部(46)とを有し、
    上記コイル(42)は、複数の上記ティース部(46)に渡って巻かれておらず各ティース部(46)に巻かれている集中巻きであることを特徴とするステータ。
  7. ロータ(30)と、
    このロータ(30)の外周側を囲むように配置された請求項1から6の何れか一つに記載のステータ(40,40A,40B,40C,40D,40E)と
    を備えることを特徴とするモータ。
  8. 密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置された圧縮機構部(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置されると共に上記圧縮機構部(2)を駆動する請求項7に記載のモータ(3)と
    を備えることを特徴とする圧縮機。
  9. 請求項8に記載の圧縮機において、
    上記密閉容器(1)内の冷媒は、二酸化炭素であることを特徴とする圧縮機。
JP2009184028A 2008-08-07 2009-08-07 ステータ、モータおよび圧縮機 Pending JP2010063351A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/064048 WO2010016583A1 (ja) 2008-08-07 2009-08-07 ステータ、モータおよび圧縮機
CN200980130344.1A CN102113196B (zh) 2008-08-07 2009-08-07 定子、电动机和压缩机
US13/057,882 US8410655B2 (en) 2008-08-07 2009-08-07 Stator, motor, and compressor
JP2009184028A JP2010063351A (ja) 2008-08-07 2009-08-07 ステータ、モータおよび圧縮機
EP09805065.1A EP2312727A4 (en) 2008-08-07 2009-08-07 STATOR, MOTOR AND COMPRESSOR

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008203848 2008-08-07
JP2009184028A JP2010063351A (ja) 2008-08-07 2009-08-07 ステータ、モータおよび圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010063351A true JP2010063351A (ja) 2010-03-18

Family

ID=41663795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009184028A Pending JP2010063351A (ja) 2008-08-07 2009-08-07 ステータ、モータおよび圧縮機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8410655B2 (ja)
EP (1) EP2312727A4 (ja)
JP (1) JP2010063351A (ja)
CN (1) CN102113196B (ja)
WO (1) WO2010016583A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017034819A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 永久磁石同期機、圧縮機及び空気調和機
KR101834967B1 (ko) 2015-09-17 2018-03-06 도요타 지도샤(주) 회전 전기기기 및 회전 전기기기의 스테이터
JP2018064395A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 住友重機械工業株式会社 回転電動機
JP7492231B2 (ja) 2020-07-08 2024-05-29 カヤバ株式会社 回転電機、及び回転電機の製造方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4758484B2 (ja) * 2008-01-24 2011-08-31 ダイキン工業株式会社 圧縮機
JP2012165494A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Mitsui High Tec Inc 積層鉄心及びその製造方法
CN103001346A (zh) * 2012-11-28 2013-03-27 江苏洛克电气有限公司 汽车空调压缩电机
JP6248704B2 (ja) * 2014-03-03 2017-12-20 株式会社豊田自動織機 車載用電動圧縮機
KR101696712B1 (ko) 2015-01-22 2017-01-16 엘지전자 주식회사 비엘디시 모터 및 그를 갖는 청소기
JP6489183B2 (ja) * 2016-09-30 2019-03-27 ダイキン工業株式会社 ステータ、その製造方法、そのステータを用いたモータ及び圧縮機
CN111630751B (zh) * 2018-01-18 2022-06-14 三菱电机株式会社 定子、电机、送风机、电动吸尘器及手干燥装置

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62221836A (ja) * 1986-03-20 1987-09-29 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd 回転電動機の鉄心構造
JPH04134179U (ja) * 1991-06-05 1992-12-14 長野日本電産株式会社 モータ
JPH059175U (ja) * 1991-07-16 1993-02-05 日本電産株式会社 モータ
JPH0529277U (ja) * 1991-09-18 1993-04-16 日本電産株式会社 モータ
JPH0731086A (ja) * 1993-07-02 1995-01-31 Toyota Motor Corp 三相同期モータのステータ構造およびステータ
JPH1198793A (ja) * 1997-09-25 1999-04-09 Aisin Aw Co Ltd 電動機
JP2000175385A (ja) * 1998-12-04 2000-06-23 Sanyo Electric Co Ltd 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP2001218397A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Sanyo Electric Co Ltd 永久磁石型モータの回転子
JP2001258225A (ja) * 2000-03-09 2001-09-21 Toyoda Mach Works Ltd モータ
JP2003083251A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型電動圧縮機
JP2005348557A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Toshiba Corp 回転電機
JP2006087222A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機の製造方法と電動機およびそれを用いた圧縮機
JP2006230087A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Hitachi Ltd 電動機,圧縮機及び空気調和機

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6265802B1 (en) * 1996-04-15 2001-07-24 Warner Electric Technology, Inc. Laminated rotor assembly and method for a dynamoelectric machine
IT1286450B1 (it) * 1996-12-06 1998-07-08 Corrada Spa Articolo laminare comprendente elementi di accoppiamento del tipo a maschio-femmina
JP3586145B2 (ja) 1999-09-01 2004-11-10 東芝キヤリア株式会社 圧縮機
JP4018885B2 (ja) * 2001-05-25 2007-12-05 株式会社三井ハイテック 積層鉄心
US7062841B2 (en) * 2002-10-08 2006-06-20 L.H. Carbide Corporation Method of manufacturing a formable laminated stack in a progressive die assembly having a choke
JP3687749B2 (ja) * 2003-04-23 2005-08-24 株式会社三井ハイテック スキュー形状可変型積層鉄心及びその製造方法
JP2008141805A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Daikin Ind Ltd 圧縮機
JP5258190B2 (ja) * 2006-12-01 2013-08-07 オリエンタルモーター株式会社 ステッピングモータの積層鉄心構造

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62221836A (ja) * 1986-03-20 1987-09-29 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd 回転電動機の鉄心構造
JPH04134179U (ja) * 1991-06-05 1992-12-14 長野日本電産株式会社 モータ
JPH059175U (ja) * 1991-07-16 1993-02-05 日本電産株式会社 モータ
JPH0529277U (ja) * 1991-09-18 1993-04-16 日本電産株式会社 モータ
JPH0731086A (ja) * 1993-07-02 1995-01-31 Toyota Motor Corp 三相同期モータのステータ構造およびステータ
JPH1198793A (ja) * 1997-09-25 1999-04-09 Aisin Aw Co Ltd 電動機
JP2000175385A (ja) * 1998-12-04 2000-06-23 Sanyo Electric Co Ltd 集中巻方式のブラシレスdcモータ
JP2001218397A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Sanyo Electric Co Ltd 永久磁石型モータの回転子
JP2001258225A (ja) * 2000-03-09 2001-09-21 Toyoda Mach Works Ltd モータ
JP2003083251A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型電動圧縮機
JP2005348557A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Toshiba Corp 回転電機
JP2006087222A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機の製造方法と電動機およびそれを用いた圧縮機
JP2006230087A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Hitachi Ltd 電動機,圧縮機及び空気調和機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017034819A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 永久磁石同期機、圧縮機及び空気調和機
KR101834967B1 (ko) 2015-09-17 2018-03-06 도요타 지도샤(주) 회전 전기기기 및 회전 전기기기의 스테이터
JP2018064395A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 住友重機械工業株式会社 回転電動機
JP7153423B2 (ja) 2016-10-13 2022-10-14 住友重機械工業株式会社 回転電動機およびステータの製造方法
JP7492231B2 (ja) 2020-07-08 2024-05-29 カヤバ株式会社 回転電機、及び回転電機の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102113196A (zh) 2011-06-29
US20110142696A1 (en) 2011-06-16
EP2312727A4 (en) 2016-11-09
US8410655B2 (en) 2013-04-02
CN102113196B (zh) 2015-09-23
WO2010016583A1 (ja) 2010-02-11
EP2312727A1 (en) 2011-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010016583A1 (ja) ステータ、モータおよび圧縮機
JP5259934B2 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP5372468B2 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
US7501734B2 (en) Motor, compressor, and air conditioner
JP5462011B2 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP6422566B2 (ja) モータの回転子及びこれを用いた圧縮機用モータ並びに圧縮機
JP5337769B2 (ja) 電動機、これを備えた密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫
JP6680779B2 (ja) 圧縮機、および冷凍サイクル装置
JP6305535B2 (ja) 回転子、電動機、圧縮機、及び送風機
EP2458713A1 (en) Rotor
CN109923757B (zh) 永久磁铁式旋转电机及使用永久磁铁式旋转电机的压缩机
US10739046B2 (en) Compressor, refrigeration cycle apparatus, and air conditioner
JP2016116391A (ja) コンプレッサ用モータ及びそれを備えたコンプレッサ
JP5208662B2 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP2010041852A (ja) 固定子、モータ、及び圧縮機
JP2011147313A (ja) 電動機および圧縮機並びに冷凍サイクル装置
JP6495715B2 (ja) 固定子および回転機
JP6151324B2 (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2018102039A (ja) 電動機のロータ、圧縮機
JP2008271616A (ja) 密閉型圧縮機及びこれを用いた冷凍サイクル装置
WO2022071358A1 (ja) コア、回転電気機械、及び静止器
WO2016151907A1 (ja) 密閉型回転圧縮機および冷凍サイクル装置
JP2005133584A (ja) 密閉形圧縮機
WO2019146030A1 (ja) 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP2020167813A (ja) 横置き型電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100525