JP2010060864A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体の駆動伝達路に静音性に優れたCVT装置を使用しつつ、システムスピードを迅速かつ高精度に切り換える。
【解決手段】記録シートとして厚紙を使用する場合には、駆動源であるDCモータを起動しつつ(S202)、CVT装置が目標の減速比となるように、各プーリにおける一対のプーリ分割体の距離を変更させた後(S204)、従動プーリの負荷回転軸のエンコーダの検出信号に基づき、当該負荷回転軸の回転速度が目標値となるようにDCモータの回転をフィードバック制御する(S206:NO、S207)。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置における、感光体ドラムなどの像担持回転体や、シート搬送用のローラなどの回転体を回転駆動する技術に関し、特にその回転速度を変更する技術に関する。
プリンタや複写機などの画像形成装置においては、シート搬送用ローラや感光体ドラムを始め多くの回転動作を行う部位があり、それらが所定の回転速度で安定して駆動されることにより画像形成動作が円滑に実行され、良好な出力画像を得ることができる。
このような画像形成装置においては、通常、普通紙を前提として定着装置におけるヒータなどの加熱手段の最大能力が設定されているので、厚紙やOHPシートなどの特殊紙に画像を形成する場合には、その熱容量が大きいため、加熱不足となり定着不良が生じるおそれがある。
これを避けるため、定着装置に加熱能力の高いヒータ等を採用すると、消費電力が増大し、節電に反すると共に装置のコストアップが避けられない。
そこで、従来は、定着装置のヒータなどの加熱能力はそのままで、システムスピードを低下させ、単位時間当たりにシートに奪われる熱量を少なくすることで定着不良を回避していた。
このようなシステムスピードの変更を行う場合、通常は、モータから各回転体への動力伝達機構としてギヤ装置を使用し、このギヤ比を切換えることによって変速するようにしている。
ところが、ギヤ装置はその噛合音が比較的大きく、とりわけ静かなオフィスで使用される場合には、耳障りであるという問題がある。
そこで、画像形成装置における変速装置として、ベルト駆動方式の無段変速装置、いわゆるCVT(Continuously Variable Transmission)装置の導入が考えられている。
これによれば、プーリを軸方向中央部で2分割し、その周面のV字溝の斜面の間隔を可変とすることにより一対のプーリの径の比を変えて円滑に変速することができ、噛合音は生じないので、快適なオフィス環境を提供することが可能となる。
特開平6−75500号公報 特開平7−140739号公報
しかしながら、上記CVT装置は、静音性に優れるものの、応答性と制御精度に劣るという問題がある。
すなわち、CVT装置において変速する際には、V字ベルトが懸架された一対のプーリについて、それぞれ軸方向に2分割された半割りのプーリ(以下、分割された半割り状態のプーリのそれぞれを「プーリ分割体」という。)の間隔を機械的に駆動させて変更するため、応答速度が遅い上、誤差も大きく制御精度が十分とは言えない。
特に、カラーの画像形成装置においては、その画質を良好に維持するため、感光体ドラムやシート搬送ローラを始め多くの回転体のシステムスピードの誤差を、ほぼ、±0.1%以内に収めることが望まれるが、上記CVT装置による変速では、フィードバック制御しても目標のシステムスピードに収束するまで長時間を要し、しかもその精度を十分保証することができない。
これは、例えば記録シートの種類などに応じてシステムスピードを切り換えて実行する画像形成ジョブにおける実行開始の遅延および画質の劣化を意味する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、回転体の駆動伝達手段としてベルト駆動方式の変速装置を利用して静音性を確保しつつ、高精度かつ迅速なシステムスピードの切換えが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一側面によれば、モータを駆動源とし、シート搬送用ローラおよび像担持回転体の少なくとも一方に連結された負荷回転軸を回転駆動する回転駆動手段と、当該回転駆動手段による負荷回転軸の回転速度を制御する制御手段とを備えた画像形成装置であって、前記回転駆動手段は、周面にV字溝が形成された一対のプーリとこれらのV字溝間に懸架されたV字ベルトを有すると共に、各プーリは軸方向に2分割されており、当該2分割された半割りのプーリ間の軸方向における距離を距離変更手段により変更することにより変速比を変える変速手段を駆動伝達路として備え、前記制御手段は、前記変速手段による変速比が所定値となるように前記距離変更手段を制御する第1の制御と、前記第1の制御完了後、前記負荷回転軸の回転速度を検出し、これが目標の回転速度となるようにモータの回転速度をフィードバック制御する第2の制御とを実行することを特徴としている。
上記構成によれば、駆動源から負荷回転軸に至るまでの駆動伝達路に、2分割されたプーリとV字ベルトを利用した変速手段を用いているため、その駆動伝達に騒音を伴わず静音性を得ることができる。また、当該変速手段により変速比を切り換えた後(第1の制御)、負荷回転軸の回転速度の検出値によりモータの回転速度をフィードバック制御して微調整しているので(第2の制御)、システムスピードの変更を、変速手段のみにより実行する場合に比べ、より迅速、かつ、高精度に行うことができる。
ここで、画像形成すべきシートの種類の指定を受け付ける受付手段を備え、前記制御手段は、前記受け付けたシートの種類に応じて設定されている変速比および負荷回転軸の目標回転速度に基づき、前記第1と第2の制御を実行することとしてもよい。
これにより、画像形成すべきシートの種類に応じて適切な回転速度を得ることができる。
さらに、ここで、前記シートの種類には普通紙が含まれ、前記制御手段は、他の種類のシートについて画像形成ジョブが完了すると、前記各半割りのプーリの位置を当該普通紙について設定されている変速比に対応した状態に復帰するように前記距離変更手段を制御する第3の制御を実行することを特徴としてもよい。
このように他の種類のシートによる画像形成ジョブ実行後に、変速手段の各半割りのプーリの位置を普通紙について設定されている変速比に対応した状態に復帰させることにより、一番使用頻度の高い普通紙の画像形成ジョブ実行時において変速手段を動作させる必要がなくなる。
また、ここで、前記変速比は、第2の制御の結果におけるモータの回転速度が、当該モータのエネルギー変換効率が所定値以上となる範囲内となるように設定されていることが望ましい。
これにより、回転体の回転速度を変化させても、モータの回転速度は、そのエネルギー変換効率が所定値以上となる範囲内で動作させることができるので、節電効果が高い。
さらに、ここで、前記制御手段は、第1の駆動信号でモータを起動し、当該モータが当該起動区間中であって起動開始から所定時間経過後の負荷回転軸の回転速度を検出し、検出された回転速度を、当該負荷回転軸の目標回転速度を得るために予め設定された正規の回転速度と比較し、過不足がある場合には、前記第1の駆動信号を補正して第2の駆動信号を生成し、当該第2の駆動信号に基づきモータの起動動作を続行させる第4の制御を実行することとしてもよい。
このようにモータの起動区間中に負荷回転軸の回転速度を検出して、これを、予め設定された正規の回転速度と比較してモータの駆動信号を補正することにより、第1の制御における誤差を考慮した的確な初期起動時の回転制御が可能となり、第2の制御により最終的な回転速度に至るまでの時間を短縮することができる。
ここで、また、前記変速手段は、前記半割りのプーリが基準位置にあることを検出する位置検出手段を備え、前記第1の制御は、対応する半割りプーリ間同士の距離を、前記基準位置から予め決められた量だけ変更するように前記距離変更手段を制御することにより、所定の変速比に設定するとしてもよい。
また、前記変速手段が、異なる第1と第2の変速比に設定されたときの、それぞれにおける半割りプーリの位置を検出する位置検出手段を備え、前記第1の制御は、前記位置検出手段の出力に基づき前記距離変更手段を制御して、前記第1もしくは第2の変速比に設定するようにしてもよい。
これにより、距離変更手段による変速比の変更が容易に行える。
ここで、前記距離変更手段は、印加された電圧に応じてプーリの軸方向に伸縮する圧電素子をその駆動源としてもよい。
このように距離変更手段の駆動源として、印加された電圧に応じてプーリの軸方向に伸縮する圧電素子を用いることにより、距離変更手段の構成が簡易になると共に、圧電素子に印加する電圧値を変更するだけで変速手段の変速比を容易に制御することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、デジタル式のフルカラー複写機(以下、単に「複写機」という。)に適用した場合を例にして説明する。
(1)複写機の構成
図1は、本実施の形態に係る複写機1の全体構成を示す概略図である。
同図に示すように複写機1は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、画像プロセス部10と、ベルト搬送部20と、給紙部30と、定着部40、制御部50及び画像読取部90を備えてなる。
画像プロセス部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の現像色に対応した作像部10Y〜10Kを備えている。作像部10Yは、感光体ドラム11Yと、その周囲に配設された帯電器12Y、露光部13Y、現像器14Y、転写ローラ15Y、感光体ドラム11Yを清掃するためのクリーナなどを備えており、公知の帯電、露光、現像工程を経て感光体ドラム11Y上にY色のトナー像を作像する。この構成は、他の作像部10M〜10Kについて同様であり、対応する色のトナー像が感光体ドラム11M〜11K上に作像される。
給紙部30は、3つの給紙カセット31、32、33を備え、ユーザからの指定された給紙カセットからシートSを搬送路35に1枚ずつ繰り出してベルト搬送部20に送る。
ベルト搬送部20は、矢印方向に循環走行される搬送ベルト21を備え、給紙部30からのシートSを搬送ベルト21に密着させた状態で感光体ドラム11Y〜11Kの転写位置に順次搬送する。シートSが各転写位置を通過する際に、各転写位置において転写ローラ15Y〜15Kと感光体ドラム11Y〜11K間に生じる電界による静電力の作用を受けて感光体ドラム11Y〜11K上のトナー像がシートS上に多重転写されフルカラーのトナー像が形成される。その後、シートSは、定着部40で加熱・加圧されてトナー像の定着が実行され、排出トレイ39上に排出される。
制御部50は、画像読取部90に原稿を読み取らせて取得した画像データ、あるいは、ネットワーク(例えばLAN)を介して外部の端末装置(不図示)から受け付けたプリントジョブの画像データに基づき、Y、M、C、Kの再現色用のデジタル画像信号を生成すると共に、各部を上記のように制御して円滑な画像形成動作を実行させる。
また、画像読取部90前面の操作しやすい位置には、操作パネル57が配設されており、ユーザの入力を受け付けたり、ユーザに所定のメッセージを表示したりできるようになっている。
なお、64は、DCモータであり、次に述べるCVT装置60を介してベルト搬送部20における駆動ローラ16や感光体ドラム11を所定速度で回転駆動する。本実施の形態では、当該DCモータとして、耐久性の点でメリットがあるブラシレスDCモータを使用するが、これに限定されるものではない。
(2)CVT装置60の構成
図2(a)(b)は、CVT装置60の構成を模式的に示す図であり、図2(a)は、普通紙使用時おけるシステムスピードV1で駆動するときの駆動プーリ61、従動プーリ62におけるプーリ分割体の接離の様子を示し、同図2(b)は、厚紙使用のためシステムスピードV2に減速させた場合の各駆動プーリ61、従動プーリ62におけるプーリ分割体の接離の様子を示している(以下、各駆動プーリ61、従動プーリ62におけるプーリ分割体同士の間隔を単に「プーリ間隔」という。)。なお、図2(a)(b)では、図の簡略化のため、各軸における軸受け部材は図示を省略している(図3、図14も同様)。
両図に示すように、CVT装置60は、DCモータ64により回転駆動される駆動プーリ61と、従動プーリ62と、この駆動プーリ61と従動プーリ62のV字溝に張架されるV字ベルト63等を備える。
V字ベルト63を介して駆動プーリ61から従動プーリ62に伝達されたDCモータ64の駆動力は、負荷軸621に取着されたタイミングプーリ71、74とタイミングベルト73、76およびタイミングプーリ72、75を介してそれぞれ感光体ドラム11K、駆動ローラ16に伝達され、それらを回転駆動する。
このとき、感光体ドラム11Kの周速(周面の走行速度)と駆動ローラ16により走行される搬送ベルト21のシート搬送面の走行速度が一致するように、タイミングプーリ71と72、タイミングプーリ74と75の各プーリ径の比が決定されている。
本例では、DCモータ64により感光体ドラム11K、駆動ローラ16のみを回転駆動するようにしているが、これに加えて他の回転体、例えば感光体ドラム11Y〜11Cなどについても、タイミングプーリとタイミングベルトを介してDCモータ64により駆動するようにしても構わない。
DCモータ64には、その回転速度を検出するためエンコーダ装置642が付設されている。また、従動プーリ62の回転軸(以下、「負荷軸」という。)621にも、その回転速度を検出するためのエンコーダ装置65が付設されている。
上記エンコーダ装置642,65として、光学式、磁気式のいずれのエンコーダ装置が用いられても構わない。
図2(a)に示すように、普通紙使用時にはシステムスピードがV1となるように駆動プーリ61のプーリ間隔を狭くし、従動プーリ62のプーリ間隔を広くする。また、厚紙使用時には、図2(b)に示すようにシステムスピードがV1より小さなV2となるように駆動プーリ61のプーリ間隔を広くし、従動プーリ62のプーリ間隔を狭くしている。
ここで、普通紙とは、通常使用される転写紙であって、本実施の形態ではその坪量が、ほぼ90g/m以下の転写紙をいい、厚紙はそれを超える坪量の転写紙をいうものとする。また、本実施の形態の形態では、フィルム状のOHPシートはこの厚紙と同様のシステムスピードが採用される。
図3は、図2(a)における駆動プーリ61と、そのプーリ間隔を変更するための駆動機構を含めた周辺の構成を示す図であり、駆動プーリ61は、その内部の構成が分かりやすいように一部を切り欠いて示している。また、V字ベルトは、駆動プーリ61のV字溝61aの斜面611a、612aとの係合関係が分かりやすいように、その横断面のみで示している。
同図に示すように駆動プーリ61は、プーリ分割体611、612とからなり、それぞれDCモータ64の駆動軸641に対して軸方向には移動可能であるが、回転方向には、キー6112、6122により規制されて、駆動軸641と一体的に回転するようになっている。また、プーリ分割体611、612間の軸芯部に圧縮バネ613が挿設されており、これによりプーリ分割体611,612が相互に離間する方向に付勢されている。また、プーリ分割体611、612は、それぞれ外側にボス部6111、6121を有する。
駆動プーリ61の下方には、プーリ分割体611、612間の距離を変更するための接離駆動部670が配設される。この接離駆動部670は、ステッピングモータ67の駆動軸671からの延設された軸部にネジ部6711、6712を設け、これにナット部672、675を螺合させてなる。ネジ部6711と6712には、反対方向に回転するねじ溝が同ピッチで刻設される。
当該ナット部672、675にはアーム部673、676が一体的に付設され、アーム部673、676の先端には、DCモータ64の駆動軸641に遊挿された円筒状押圧部材674、677が連結される。
ステッピングモータ67の回転駆動により、ナット部672、675が相互に同量だけ近接あるいは離間し、これに伴って、プーリ分割体611、612同士の距離が変化してV字溝61aの幅が変化するため、V字ベルトとV字溝61aの係合位置の、駆動プーリ61の回転中心からの距離が変化し、実質的にプーリ径が変化したのと同様な効果が得られる。
従動プーリ62や、その接離駆動部680の構成は、駆動プーリ61と接離駆動部670の構成と基本的に同じである。但し、従動プーリ62のプーリ分割体の接離動作が駆動プーリ61とは反対にかつ同量だけ接離するように、回転軸681に形成されているネジ部6811,6812は、それぞれネジ部6711、6712と同ピッチで、かつ回転方向が反対となるネジ溝が刻設されている。
また、接離駆動部670のステッピングモータ67の駆動力が、同径のタイミングプーリ691、692およびタイミングベルト693により接離駆動部680の回転軸681にも伝達されており、ナット682,アーム683やナット685、アーム686などを介して従動プーリ62のプーリ分割体間の距離を変化させる。
これにより駆動プーリ61と従動プーリ62のそれぞれのプーリ分割体は、離接方向が反対でその接近量・離間量は等しく、その軸方向の中心位置が、駆動プーリ61と従動プーリ62で常に一致するように離接駆動し、V字ベルト63を弛ませない状態で変速比を連続的に変化させることができる。
なお、66は、プーリ分割体611が、ホーム位置にあることを検知するホーム位置センサであり、例えば、反射式の光電センサが用いられる。
通常の使用環境においては、記録シートとして使用されるのは大半が普通紙なので、本実施の形態では、当該普通紙の際のシステムスピードを得るときのプーリ分割体611の位置をホーム位置に設定している。
上述のように本実施の形態では、全てのプーリ分割体が連動して等量だけ離接動作するように設定されているので、駆動プーリ61、従動プーリ62の位置は、1個のプーリ分割体の位置を検出するだけで足りる。
したがって、接離駆動部670、680の駆動源が異なる構成とする場合には、他方の従動プーリ62のホーム位置を検出するための光電センサを別途設けるのが望ましい。
(3)制御部50の構成
図4は、複写機1における制御部50の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部50は、CPU51、通信I/F(インターフェース)部52、RAM53、ROM54、EEPROM55、テーブル保持部56を備える。
CPU51は、取得した画像データからY、M、C、Kの再現色用のデジタル画像信号を生成する処理のほか、ROM54から必要なプログラムを読み出して、タイミングを計りながら各部の動作を統一的に制御し、原稿読取動作や画像形成動作を円滑に実行させると共に、記録シートの種類に応じてシステムスピードの切り換え制御を実行する。
通信I/F部52は、CPU51とLANとを接続するためのLANカードやLANボードであり、LANを介して、クライアント端末から送信されてくるプリントジョブのデータを受信してCPU51へ送る。
RAM53は、揮発性メモリであって、CPU51におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
ROM54には、複写機1における上記各部の動作を制御するためのプログラムや、後述するシステムスピード切換えのためのプログラムなどが格納されている。
EEPROM55は、不揮発性メモリであり、各給紙カセットに収納されている記録シートの種類などのデータが格納される。
テーブル保持部56は、不揮発性メモリからなり、CPU51が、システムスピードの制御を実行する際に参照すべき初期値テーブルT1(図12参照)、モータ目標回転速度補正テーブルT2(図13参照)などが格納されている。
もっとも、上記EEPROM55やROM54に記憶領域を確保して、ここに上記テーブルT1、T2などを格納するようにしても構わない。
DCモータ駆動部81は、CPU51から送信された制御信号を受けて、DCモータ64を駆動し、CVT装置60における駆動プーリ61を所定の回転速度で回転させる。
ステッピングモータ駆動部82は、CPU51から送信された制御信号を受けて、ステッピングモータ67を駆動し、CVT装置60における各駆動プーリ61、従動プーリ62のプーリ間隔を変更する。
なお、実際には、複写機1において、DCモータ64以外のモータを駆動源とする変速可能な回転駆動部(例えば、感光体ドラム11Y〜11Cの回転駆動部)があるが、それらについてもDCモータ64、ステッピングモータ67と同様に制御できるので、図示及び説明を省略する。
操作パネル57は、コピー枚数を入力するためのテンキーやスタートキーなどのハードキーのほか、液晶表示パネルの表面にタッチパネルが実装された表示部が備えられており、制御部50の制御により、ユーザに所定のメッセージを表示すると共に、種々の設定画面を表示し、当該画面に表示されたタブやボタンを押下することにより所定の入力ができるように構成されている。
図5(a)(b)は、給紙カセット31〜33に収納する記録シートの種類を設定する際に操作パネル57の表示部に表示される設定画面の例を示すものである。
まず、図5(a)は、表示部の基本設定画面(不図示)において用紙設定のタブを押下することにより表示される給紙カセット選択画面571を示す。
この画面において、用紙設定を変更したい給紙カセットがあれば、5711の給紙カセット選択フィールドにおいて、目的の給紙カセットのボタン(1段目ならば、□で囲まれた1のボタン)を押下して選択した後、用紙設定変更ボタン5712を押下すると、図5(b)に示す用紙設定画面572が表示される。
この設定画面において、用紙の種類を変更したい場合には、用紙の種類指定欄5721で、所望の用紙の種類を指定し、OKボタン5723を押下する。
また、用紙サイズを設定したい場合には、用紙サイズ設定欄5722のうち該当するボタンを押下することにより、必要に応じて別のサイズ指定画面(不図示)が表示されて所定の入力が可能なように構成される。
このように設定された用紙の種類やサイズに関する情報は、例えばEEPROM55内の所定のテーブルに当該給紙カセットと対応付けて格納される。
(4)回転速度制御処理
以下、制御部50によるDCモータ64の回転制御処理の内容についてフローチャートに基づき説明する。
図6は、上記回転制御処理の基本的なフローチャートであり、複写機1の全体的な制御を示すメインルーチン(不図示)のサブルーチンとして実行されるものである。
まず、現在、画像安定化処理のタイミングであるか否かについて判断する(ステップS1)。
ここで、画像安定化処理とは、画像濃度調整や色ずれ補正処理など、良好な画質の画像を安定して出力するために必要な処理であり、例えば搬送ベルト21上に所定のトナーパターンを形成して、これを不図示の光電センサで検出することによって実行されるものである。これらは、装置の起動時や、一定の画像形成枚数ごと、もしくは一定の時間の経過のタイミングで実行されるものである。これらの画像安定化処理の内容自体は公知であるので、ここでは詳説しない。
なお、画像安定化処理を実行するタイミングである場合には、実際に画像を形成するシステムスピードと一致させた状態で当該画像安定化処理用の各パターンを形成するのが望ましいので(特に色ずれ補正の場合)、本実施の形態では、ステップS1でYESと判定された場合には、まず普通紙用の速度制御を行った後(ステップS4)、画像安定化処理を実行するようにしている(ステップS5)。
画像安定化処理を実行後、DCモータ64を停止して、メインルーチンにリターンする(ステップS11)。
一方、ステップS1において、画像安定化処理のタイミングでないと判定され、かつ、ステップS2においてジョブ(プリントジョブもしくはコピージョブ)を受け付けたと判定された場合には(ステップS1:NO、ステップS2:YES)、次に、当該ジョブの実行に厚紙が指定されているか否かを判定する(ステップS3)。
なお、ジョブを受け付けたか否かの判定は、プリントジョブについては、当該プリントジョブデータを外部の端末から受信したか否かにより判定でき、コピージョブの場合には、操作パネル57でコピーモードに設定された状態でスタートキーが押下されたか否かで判定することができる。
また、普通紙か厚紙かの判断は、プリントジョブの場合には、受信したプリントジョブのデータのうちヘッダで指定されている給紙カセットに基づき判断できるし、コピージョブの場合には、ユーザによる操作パネル57からの給紙カセットの選択内容に基づき判断することができる。
ステップS3における判定が否定的な場合には、普通紙が指定されているとして、ステップS4と同様に普通紙用速度制御を実行後、普通紙プリント処理を実行する(ステップS3:NO、ステップS6、ステップS7)。
そして、当該プリント処理が終了後、DCモータ64を停止して(ステップS11)、メインルーチンにリターンする。
また、ステップS3において、厚紙が指定されていると判定された場合には(ステップS3:YES)、ステップS8に移って、厚紙用速度制御を実行した後、厚紙へのプリント処理を実行する(ステップS8、S9)。
厚紙へのプリント処理の際には、CVT装置60の各プーリの位置が移動してシステムスピードが変更されているので、当該プリント処理の終了後、各プーリの位置をホーム位置に復帰させてから、DCモータ64を停止させ(ステップS10,S11)、メインルーチンにリターンする。
図7は、図6のステップS4もしくはS6で実行される、普通紙用速度制御のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、普通紙使用時システムスピードV1を得るべく予め設定されたDCモータ64の目標回転速度の初期値並びに負荷軸621の目標回転速度の値を、テーブル保持部56内の初期値テーブルから読み出してRAM53内に設定し(ステップS101)、DCモータ64が当該目標回転速度となるようにCPU51からDCモータ駆動部81(図4参照)に制御信号(モータクロック)を送出してDCモータ64の駆動を開始する(ステップS102)。
図12は、上記初期値テーブルT1の例を示すものである。
本例では、システムスピードを普通紙用速度V1とその2分1の速度である厚紙用速度V2の2段階に切り換えるようになっており、それらの用紙の種類に対応させてCVT装置60の変速比、接離駆動部670におけるステッピングモータ67の駆動軸の回転量を規定するための駆動パルス数、DCモータ64の目標回転数の初期値および負荷軸621の目標回転速度の値が格納されている。
ステップS101では、上記初期値テーブルT1から、DCモータ64の初期回転速度としてb1〔rpm(revolutions per minute :1分間当りの回転数)〕、負荷軸621の目標回転速度c1が読み出されてRAM53に設定される。
本実施の形態においては、図6のステップS10のように厚紙へのプリントジョブが完了後は、次の普通紙へのプリントジョブに備えて、駆動プーリ61、従動プーリ62(以下、双方のプーリを併せて単に「プーリ」という場合もある。)をホーム位置に復帰させてからDCモータ64を停止するようにしているので(図6のステップS11参照)、普通紙プリント処理を実行するに当たり、CVT装置60の変速比を変化させる必要はない。
もっとも、サービスマンによるメンテナンス作業の際、もしくは装置に外力が加わるなどの何らかの理由で、万一プーリの位置がホーム位置からずれていることも有り得るので、念のためホーム位置センサ66により駆動プーリ61のプーリ分割体611が、ホーム位置にあるか否かを確認し、プーリがホーム位置にないと判断された場合には、ステッピングモータ67を駆動させて、プーリがホーム位置に来るように調整するステップを挿入しても構わない。
ステップS102におけるDCモータ64の駆動開始後100msが経過したか否かを判断し、経過していれば(ステップS103:YES)、ステップS104〜ステップS106のモータ起動時補正処理を実行する。
すなわち、DCモータ64の駆動開始から目標の回転速度に至るまでのモータ起動途中において、初期設定されたDCモータ64の目標回転速度b1を変速比の設定誤差を考慮して補正する。
具体的には、DCモータ64の駆動開始後100ms経過時において、エンコーダ装置65の出力により負荷軸621の回転速度Rdを検出し、この回転速度Rdと正規の回転速度Rsとの差分ΔRを求める(ステップS104)。
ここで、正規の回転速度Rsとは、実際にCVT装置60の変速比がa1(図12の初期値テーブル参照)に正確に設定されている場合において、目標のシステムスピードを得るためにDCモータ64の目標回転速度がb1となるように制御した場合における駆動開始後100msにおける回転速度であり、実験などにより予め求められてROM54に格納されているものである。
なお、上記「100ms」の値は、補正のタイミングを決定するための一例であり、モータの起動途中であれば、他の数値でも構わない。但し、そのタイミングがあまり速いとDCモータ64の回転が不安定なので正確な補正がしにくく、反対に補正のタイミングが遅く、起動時制御終了間近の場合には補正してもその効果が現われにくいので、数十ms〜300msの間で設定されるのが望ましい。
ステッピングモータ67を駆動して、CVT装置60の変速比がa1となるようにプーリをホーム位置に移動させても、機械的な移動による変速であるため、実際には誤差の発生が避けられない。
初期値テーブルT1(図12)におけるDCモータ64の起動時の目標回転数b1は、CVT装置60の変速比が正確にa1となるときに、普通紙使用時におけるシステムスピードV1になるように決められた値なので、Rd−Rs=ΔRとして負荷軸621の正規の回転速度との誤差ΔRを求め、ΔR<0であれば、実際の変速比が目標変速比a1よりも小さいことを意味しているので、DCモータ64の目標回転速度をb1よりもu[%]だけ大きくなるように補正する。
反対にΔR>0の場合には、実際の変速比が目標の変速比a1よりも大きいことを意味しているので、DCモータ64の目標回転速度をb1よりd[%]だけ小さくなるよう補正する。
差分ΔRの大小により、補正量d、uの大きさも異なるので、その関係を示すモータ目標回転速度補正テーブルがROM54内に格納されており、当該テーブルに基づき補正量を決定する。
図13は、上記モータ目標回転速度補正テーブルT2の一例を示すものであって、回転速度の差分ΔRの正規回転数Rsに対する割合[%]ごとに、目標回転数a1に対する補正量d、uの割合[%]が、予め求められて格納されている。
なお、このテーブルでは、回転開始時から100ms後に検出された負荷軸の回転速度Rdと予め求められた正規の回転速度Rsに対する誤差が、−1.5%から+1.5%の範囲内にあることを前提として作成されているが、例えばCVT装置60のプーリの接離駆動部670等の機構が異なれば変速比の誤差の範囲も異なると解されるので、それに応じて適当な誤差範囲を記したテーブルが用意される。
したがって、図7のステップS105では、ステップS104で算出した負荷軸621の正規の回転速度Rsと検出された回転速度Rdの差分ΔRに基づき、図12のテーブルを参照してDCモータ64の目標回転速度を初期設定のb1から補正し、当該補正後の回転速度となるように補正したモータクロックがCPU51からDCモータ駆動部81に送出される(ステップS106)。
そして、エンコーダ装置642によりDCモータ64の回転速度をモニターし、その回転速度が当該補正された目標の回転速度になると(ステップS107:YES)、負荷軸621の回転速度をエンコーダ装置65で検出し、その検出値が目標の回転速度c1(図12の初期値テーブルT1参照)になるまでフィードバック制御を行う(ステップS108:NO、ステップS109)。
すなわち、エンコーダ装置65の検出速度cdと目標速度c1とを比較し、異なっている場合には、その差分Δcを求め、この差分Δcの大きさ、および正負により、DCモータ駆動部81に送出するモータクロックの周波数を微調整する。この調整量は、差分Δcに所定のフィードバックゲインを乗ずるようにしてもよいし、あるいは、より緻密に、Δcの大きさに応じて、モータクロック数の補正量を関連付けしたテーブルを作成しておき、当該テーブルを参照しながらモータクロックを調整するようにしても構わない。
そして、負荷軸621が目標の回転速度c1に達したら、そこでDCモータ64の起動時における速度制御を終了し(ステップS110)、メインルーチンにリターンする。
図9は、図7のモータ起動時補正処理における負荷軸回転速度の変化を示すグラフであり、横軸が駆動開始からの経過時間[ms]、縦軸が負荷軸回転速度[rpm]を示している。なお、本例では、普通紙のシステムスピードV1を得る際の負荷軸621の目標回転速度c1は、110rpmとしている。
図9に示すように、最初は、DCモータ64は、初期設定の回転速度b1を目標として駆動されるが、100ms後に正規の回転速度Rsとの差分によりその目標速度が補正される。
同図では、CVT装置60での変速比が、目標のa1よりも大き目にずれており、100ms経過時における負荷軸の回転速度が正規の回転速度よりも速くなっている例が示されている。
そのため、そのまま起動すると一点鎖線L1のように目標回転速度c1を大きく超えてからフィードバック制御されることになり、目標回転速度c1に収束するまでに時間を要する。
ところが、100ms経過した時点において正規の回転速度Rsとの誤差に応じて、モータの目標回転速度b1を補正することにより、実線L2のように回転速度が変化し、当初のL1の場合よりも負荷軸の目標回転速度c1に近い位置からフィードバック制御に移行することができ、その分短時間で負荷軸を目標回転速度に到達させて安定的に維持できるという効果が得られる。
ところで、DCモータの一般的特性として、エネルギー変換効率が、その回転数と共に変化することは周知である。図10は、本実施の形態におけるDCモータ64におけるエネルギー変換効率特性を示すものであり、横軸が回転速度[rpm]、縦軸がエネルギーの変換効率[%]を示している。
同図に示すように、回転速度が2200[rpm]をピークとし、それより離れると変換効率が減少する。変換効率が低くなると、本来DCモータ64の回転駆動に寄与すべきエネルギーのうち、無駄に発熱に消費される量が増加し、省エネルギーの観点から望ましくない。
本実施の形態では、CVT装置60の変速比a1に変化させたとき、この変速比に誤差が生じたとしても、その誤差の範囲を見越して、負荷軸621の回転速度が目標値c1で制御されるときのDCモータ64の最終的な回転速度が、所定以上の変換効率となるように、予め変速比a1の値が設定される。
図10の例では、変換効率のピーク値(変換効率約75%:約2200[rpm])の約98%以上(2100〜2300[rpm]:変換効率約73.5%以上)でDCモータ64の回転速度の微調整が可能なように変速比a1が設定されるものとする。
なお、DCモータ64の制御される回転速度における変換効率が上記のようにピーク値の98%まで高くなくても、例えば、90%以上であっても、十分節電効果が得られる。
図11は、モータ起動開始からの経過時間[ms]と、このときのDCモータ64の回転速度[rpm]の変化の様子を示すものである。
DCモータ64は初期値b1を目標回転速度として起動を開始して100ms経過後、上記補正により目標回転速度を補正したため、線L4に示すように変化する。補正後の目標回転速度(「b1’」とする。)は、負荷軸621の回転速度をフィードバックして最終調整されるべきモータの回転速度(「bc」とする。)とほぼ同じ値になるように補正されている筈なので、フィードバックによる微調整にそれほど時間を要しない。
ここで、初期の目標回転速度b1が、上記変換効率の最適範囲内の回転速度(2100〜2300[rpm])のほぼ中間値(2200[rpm])となるようにCVT装置60の変速比a1を設定しておけば、実際の変速比に±1.5%程度の誤差があっても、DCモータ64の補正後の目標回転速度b1’や最終的に調整される回転速度bcの値も、上記最適範囲内に収めることが可能であり、DCモータ64の駆動に関し、無駄なエネルギーの消費が少なく効率的な駆動が可能となる。
図8は、厚紙用速度制御処理の内容を示すフローチャートである。
同フローチャートに示すように、まず、初期値テーブルT1から厚紙のシステムスピードV2におけるDCモータ64の目標回転速度b2と、負荷軸目標回転速度c1/2の各値を読み出してRAM53内に設定する(ステップS201)。
そして、上記目標回転速度b2に向けてDCモータ64の駆動を開始する(ステップS202)。
駆動開始から一定時間(例えば10ms程度)の経過を待って(ステップS203)、CVT装置60の変速比をa1/2にすべく、ステッピングモータ67を駆動させてプーリをホーム位置から所定量移動させる(ステップS204)。
すなわち、変速比をa1/2にするために必要なプーリの、ホーム位置からの移動量が予め求められ、その移動に必要なステッピングモータ67を回転数に対応した駆動パルス数kが、初期値テーブルT1に格納されており、CPU51は、その数値kを読み出して、ステッピングモータ駆動部82(図4)に当該パルス数だけ回転するように制御信号を送る。
そして、DCモータ64のエンコーダ装置642の検出結果に基づき、当該DCモータ64の回転速度が、ステップS201で設定された初期回転速度b2に到達したと判定されると(ステップS205:YES)、次に、エンコーダ装置65の出力に基づき、負荷軸621の回転速度が目標の回転速度c1/2であるか否かを判定して、DCモータ64の回転を微調整してフィードバック制御する(ステップS206:NO、ステップS207)。
ステップS206において、負荷軸621の回転速度が当該目標回転速度c1/2になれば、起動時速度制御を終了して、図6のフローチャートにリターンする。
これにより、負荷軸の回転速度が正確にc1/2に制御され、精度よく厚紙用のシステムスピードに切り換えることができる。
なお、普通紙使用時のシステムスピードV1と厚紙使用時のシステムスピードV2は、上述のように2:1の関係にあり、CVT装置60における変速比を1/2としているため、DCモータ64の最終的に制御された回転速度も普通紙と厚紙の場合とでほぼ同じか極めて近接した値となっており、厚紙使用時におけるDCモータ64の回転速度も変換効率が最適範囲内となっている。
以上のように、本実施の形態によれば、CVT装置60による変速比の変更とDCモータ64の回転制御を併用してシステムスピードを変更しており、前者はフィードバック制御せずに変速比を迅速に変更させ、後者は、その設定誤差を補うべく負荷軸621の回転速度の検出値に基づいてDCモータ64の回転速度をフィードバック制御しているので、CVT装置60による静音性を確保しつつ、システムスピードを迅速かつ正確に変更することができる。
<変形例>
以上、本発明に係る画像形成装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明の範囲が上記実施の形態に限られないことは勿論であり、次のような変形例も実施できる。
(1)上記実施の形態においては、CVT装置60のプーリの接離駆動するため、ステッピングモータを駆動源とするネジ送り機構を提案したが、接離駆動機構の構成はこれに限定されない。
駆動源として、ステッピングモータの代わりにサーボモータを利用してもよいし、ネジ送り機構の代わりに、偏心カム機構などを利用してプーリ間隔を変更させるようにすることも可能である。
また、システムスピードの切り換えが2段階に限られる場合には、ソレノイド式のアクチュエータを用いてプーリの間隔を2段階に切り換えることも可能であろう。
さらには、プーリの接離駆動機構の駆動源として、圧電素子を用いることも可能である。図14(a)は、この場合の構成の一例を示す一部切り欠き図である。
プーリ分割体611と612の間には、円筒状の圧電素子68が駆動軸641に同軸上に介挿されている。駆動軸641は、中空のパイプからなり、圧電素子68の電極に接続されたリード線が当該中空部を通り、フランジ部材643の端面まで至る。
フランジ部材643の端面には、図14(b)に示すように金属製のリング状電極644a、645aが同心円上に付設されており、それぞれのリング644a、645aに、リード線644、645が接続される。
このリング644a、645aに、弾性を有する金属片644b、645bの先端部を接触させて、当該金属片644b、645b、リング644a、645a、リード線644、645を介して圧電素子電源部69から所定の電圧が圧電素子68に供給される。
当該圧電素子68は、電圧の印加によりプーリの軸方向に伸縮する積層型のものであって、その軸方向の丁度中央において、ピン646により駆動軸641に位置決めされており、印加された電圧に応じてその左右方向に等量に厚みが変化するように構成されている。また、圧電素子68の軸方向両端面は接着剤などによりプーリ分割体611、612の当該端面に対向する面と接合されており、圧電素子の伸縮に伴ってプーリ分割体611、612が接離駆動される。従動プーリ62の場合も、圧電素子に印加する電圧や極性が、駆動プーリ61の場合と異なるだけで、同様な構成とすることができる。
圧電素子に印加する電圧と、その厚みの変化量は一対一の関係にあるので、
CVT装置60の変速比をa1(普通紙使用時)、a1/2(厚紙使用時)にするための印加電圧を予め求めて初期値テーブルT1に格納しておき、CPU51は当該テーブルを参照して、圧電素子電源部69にそれらの電圧を圧電素子68に供給するよう指示する。
なお、圧電素子電源部69は、例えばPWM制御やPAM制御により出力電圧を制御するデジタル制御電源装置であってもよいし、複数の抵抗を直列接続して電圧を分圧し、切り換えスイッチにより接続点を選択して所望の電圧値を得るような簡易な構成でもよい。
(2)上記実施の形態においては、普通紙用速度制御処理の場合のみ、モータ起動途中におけるモータクロックの補正を行った(図7のステップS103〜S106、図9参照)。
しかし、図8に示す厚紙用速度制御処理の場合でも、ステップS204におけるCVT装置60のプーリ移動処理が、DCモータ64の起動区間中に終了する場合(例えば、DCモータ64の起動に300ms必要であり、モータ駆動開始後200msにプーリ移動が完了したような場合)には、プーリ移動完了後における負荷軸621の検出回転速度Rdと正規の回転速度Rsとの差分ΔRとからDCモータ64制御用のモータクロックを補正するようにしても構わない。
この場合には、DCモータ64の駆動開始から200ms経過時の負荷軸621の回転速度に関し、図13と同様なモータ目標回転速度補正テーブルを予め設けておき、当該テーブルに基づいてモータクロックの補正がなされる。
(3)上記実施の形態においては、普通紙使用時と厚紙使用時の2段階にシステムスピードを変更するようにしたが、使用する記録シートの種類に応じてさらにきめ細かくシステムスピードを変更するようにしても構わない。
なお、上述のようにCVT装置は無段階に変速することができ、しかも、システムスピードの設定も制御プログラムの変更により容易に行えるため、変速機能付の駆動機構として汎用性が高い。そのため、同じ型のCVT装置を大量に生産して複数の異なる機種に適用することができ、これによりCVT装置の単価が低下し、ひいては画像形成装置の製造コストの低減化という効果も得られる。
(4)上記実施の形態では、ホーム位置センサ66によりCVT装置60の駆動プーリ61のプーリ分割体611aがホーム位置にあることを検出し、ステッピングモータ67に供給する駆動パルス数により各プーリ分割体の移動量を規制して、厚紙使用時の変速比a1/2になるように制御したが、例えば、当該変速比a1/2のときにおける、いずれかのプーリ分割体の位置を検出する位置センサを別個設けておき(上記実施の形態の場合、各プーリ分割体は、連動して移動するので、検出対象は特にプーリ分割体611aでなくともよい)、その位置センサで当該プーリ分割体を検出したときに移動を停止するようにしても所望の変速比を得ることができる。
(5)上記実施の形態において説明した複写機における回転速度制御の内容は、回転速度制御方法や、当該制御方法をコンピュータに実行させるプログラムの発明として捉えることもできる。また、当該プログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)、COMPACTFLASH(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態で、インターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
(6)上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置の一例として、フルカラーの複写機に適用した場合について説明したが、本発明は、これ以外にも、モノクロの複写機や、コピー機、ファクシミリ機など、およそ回転駆動部を備える画像形成装置における回転速度の制御に適用されるものである。
本発明は、静音性を有し、高精度で素早くシステムスピードを切り換えることができる画像形成装置として好適である。
本実施の形態に係る複写機の構成を示す概略図である。 上記複写機におけるシステムスピードの変更のために採用しているCVT装置の基本的な動作を説明するための図であり、(a)は、普通紙使用時の場合、(b)は厚紙使用時の場合を示す。 上記CVT装置におけるプーリ分割体における離間駆動機構の例を示す一部切り欠き図である。 複写機における制御部のブロック図である。 (a)は給紙カセットを選択する際の操作パネルの表示部に表示される設定画面であり、(b)は、上記設定画面において選択トレイの用紙設定変更ボタンが押下された場合に表示される設定画面である。 記録シートとして使用する用紙の種類に応じたシステムスピードに制御するための基本的なルーチンを示すフローチャートである。 図6のステップS4、S6のサブルーチンを示すフローチャートである。 図6のステップS8のサブルーチンを示すフローチャートである。 DCモータの初期起動の途中で制御信号を補正した場合の効果を説明するための、起動時間と負荷軸回転速度との関係を示す図である。 DCモータのエネルギー変換効率と回転速度との関係を示す図である。 DCモータの初期起動の途中で駆動信号を補正した場合の変化を示すための、起動時間とDCモータの回転速度との関係を示す図である。 初期値テーブルの例を示す図である。 モータ目標回転速度補正テーブルの例を示す図である。 CVT装置において、圧電素子を利用してプーリを離間駆動する場合の構成例を示す図であり、(a)は、駆動プーリの一部切り欠き図、(b)は、フランジ部材に設けられたリング状電極の様子を示す図である。
符号の説明
1 複写機
20 ベルト搬送部
30 給紙部
40 定着部
50 制御部
56 テーブル保持部
57 操作パネル
60 CVT装置
61 駆動プーリ
62 従動プーリ
63 V字ベルト
64 DCモータ
65、642 エンコーダ装置
66 ホーム位置センサ
67 ステッピングモータ
68 圧電素子
69 圧電素子電源部
71,72,74,75,691,692 タイミングプーリ
73,75,693 タイミングベルト
81 DCモータ駆動部
82 ステッピングモータ駆動部

Claims (8)

  1. モータを駆動源とし、シート搬送用ローラおよび像担持回転体の少なくとも一方に連結された負荷回転軸を回転駆動する回転駆動手段と、当該回転駆動手段による負荷回転軸の回転速度を制御する制御手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記回転駆動手段は、
    周面にV字溝が形成された一対のプーリとこれらのV字溝間に懸架されたV字ベルトを有すると共に、各プーリは軸方向に2分割されており、当該2分割された半割りのプーリ間の軸方向における距離を距離変更手段により変更することにより変速比を変える変速手段
    を駆動伝達路として備え、
    前記制御手段は、
    前記変速手段による変速比が所定値となるように前記距離変更手段を制御する第1の制御と、
    前記第1の制御完了後、前記負荷回転軸の回転速度を検出し、これが目標の回転速度となるようにモータの回転速度をフィードバック制御する第2の制御と
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成すべきシートの種類の指定を受け付ける受付手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記受け付けたシートの種類に応じて設定されている変速比および負荷回転軸の目標回転速度に基づき、前記第1と第2の制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記シートの種類には普通紙が含まれ、
    前記制御手段は、
    他の種類のシートについて画像形成ジョブが完了すると、前記各半割りのプーリの位置を当該普通紙について設定されている変速比に対応した状態に復帰するように前記距離変更手段を制御する第3の制御を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記変速比は、第2の制御の結果におけるモータの回転速度が、当該モータのエネルギー変換効率が所定値以上となる範囲内となるように設定されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、第1の駆動信号でモータを起動し、当該モータが当該起動区間中であって起動開始から所定時間経過後の負荷回転軸の回転速度を検出し、検出された回転速度を、当該負荷回転軸の目標回転速度を得るために予め設定された正規の回転速度と比較し、過不足がある場合には、前記第1の駆動信号を補正して第2の駆動信号を生成し、当該第2の駆動信号に基づきモータの起動動作を続行させる第4の制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記変速手段は、前記半割りのプーリが基準位置にあることを検出する位置検出手段を備え、
    前記第1の制御は、対応する半割りプーリ間同士の距離を、前記基準位置から予め決められた量だけ変更するように前記距離変更手段を制御することにより、所定の変速比に設定する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記変速手段は、異なる第1と第2の変速比に設定されたときの、それぞれにおける半割りプーリの位置を検出する位置検出手段を備え、
    前記第1の制御は、前記位置検出手段の出力に基づき前記距離変更手段を制御して、前記第1もしくは第2の変速比に設定する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記距離変更手段は、印加された電圧に応じてプーリの軸方向に伸縮する圧電素子をその駆動源とする
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
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