JP2010058916A - シート処理後装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】現状の装置構成を大幅に変えることなく、装置を大型化させることなく、複雑な機構を有することなく折りを実現するシート処理後装置及びこれを備えた画像形成システムを提供する。
【解決手段】用紙搬送方向に対し略垂直方向に進出後退可能に設置された折りプレート74と、その進行方向に配置され、折りプレート74によってニップに押し込まれたシート又はシート束を折る非当接の一対の正逆転可能な折りローラ対81とを有する折り処理機構を備えたシート後処理装置であって、折りローラ対81を形成するそれぞれの折りローラ81a、81bが独立して駆動される。
【選択図】図7

Description

本発明は、用紙(用紙状の記録媒体−例えば用紙)に折りを施す用紙折り装置を備え中綴じ製本等を行う用紙処理装置、及びこれを備えた画像形成システムに関する。
画像形成装置から排出される画像記録済みの複数の用紙を、コピー部数ごとに丁合してスティプルによって綴じ合わせる装置として「フィニッシャ」という用紙処理装置が知られており、その中には所定の処理の一つとして中綴じ製本を行う機能を有するものがある。
この機能を備えた用紙処理装置では、中綴じ製本の折り手段として中央を綴じられた用紙束の綴じ部を略垂直方向に折りブレード(突き出し部材)によって押し出し、その移動方向に設けた折りローラ対を通過させて折り目を付け用紙束の半折りを行っている。
このような用紙処理装置は、特許文献1に開示されている。
特開2006−001736号公報 特許第3915439号公報 特開2006−290616号公報
しかしながら、従来の技術では中折り時の印字状態等により折り用紙束上面と下面とで用紙摩擦係数が異なり、折り後の搬送時に排紙ローラへうまく受け渡せなかったりする問題や、折りローラ対に折り目(折り頂点)を通過させ単純に折り目を付けるだけの機構であるため、用紙枚数が多くなるほど折り目弾力によって用紙束が膨らんでしまい、用紙束の保管性、積載性、外観品質等が低下するといった問題があった。
微妙な折りローラ対のローラ径ばらつき等による搬送品質の低下を防止する目的と、折り後の用紙束の膨らみを抑え仕上がり品質・積載品質を向上させる目的とを同時に達成可能な機構の実現が望まれている。折り後の膨らみを防止するには、折り頂点の両角にさらに折り目を付けてやる必要性がある。
特許文献2、3には、このような用紙処理装置が開示されているが、装置内のレイアウトが現状の装置と大きく異なってしまう上に、装置も大型化してしまう。
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、現状の装置構成を大幅に変えることなく、装置を大型化させることなく、複雑な機構を有することなく折りを実現するシート処理後装置及びこれを備えた画像形成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、用紙搬送方向に対し略垂直方向に進出後退可能に設置された突き出し手段と、突き出し手段の進行方向に配置され、突き出し手段によってニップに押し込まれたシート又はシート束を折る非当接の一対の正逆転可能な折りローラ対とを有する折り処理機構を備えたシート後処理装置であって、折りローラ対を形成するそれぞれの折りローラが独立して駆動されることを特徴とするシート後処理装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、上記本発明の第1の態様に係るシート後処理装置と画像形成装置とを備えたことを特徴とする画像形成システムを提供するものである。
本発明によれば、現状の装置構成を大幅に変えることなく、装置を大型化させることなく、複雑な機構を有することなく折りを実現するシート処理後装置及びこれを備えた画像形成システムを提供できる。
<全体構成>
図1に本発明を好適に実施した用紙後処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムの構成を示す。ここでは用紙後処理装置の全体と画像形成装置の一部を示している。
図1において、用紙後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出された記録媒体(ここでは用紙)は用紙後処理装置PDへ導かれる。用紙は、1枚の用紙に後処理を施す後処理手段(本実施形態においては穿孔手段としてのパンチユニット100)を有する搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行う処理トレイF(以下、スティプル処理トレイともいう)へ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15、16によって振り分けられる。
搬送路A及びDを経てスティプル処理トレイFへ導かれ、スティプル処理トレイFで整合及びスティプル等を施された用紙は、偏向手段である分岐ガイド板54と可動ガイド55とにより、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す処理トレイG(以下、中折り処理トレイともいう)へ振り分けられるように構成され、中折り処理トレイGで折り等を施された用紙は搬送路Hを通り下トレイ203へ導かれる。
また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、不図示の低荷重バネによって図の状態に保持されており、用紙後端がこれを通過した後、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ローラ11のうち少なくとも搬送ローラ9を逆転させ、プレスタックローラ8によって用紙後端を用紙収容部Eへ導き、滞留させた後、次用紙と重ね合わせて搬送することが可能である。この動作を繰り返すことによって、2枚以上の用紙を重ねて搬送することも可能である。
搬送路B、C、Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置から受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15、16が順次配置されている。分岐爪15、16は、不図示のバネによって図1の状態に保持されており、不図示のソレノイドをONすることによって、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方に各々回動することによって、搬送路B、C、Dへ用紙を振り分ける。
搬送路Bへ用紙を導く場合は、分岐爪15は図1の状態でソレノイドはOFFである。搬送路Cへ用紙を導く場合は、図1の状態からソレノイドをONすることにより分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方へそれぞれ回動下状態となる。搬送路Dへ用紙を導く場合は、分岐爪16は図1の状態でソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態からソレノイドをONすることにより上方へ回動した状態となる。
<中折りさせるための用紙束整合動作>
図2、図3に示す構成により、スティプル排紙ローラ11によってスティプル排紙トレイFへ導かれた用紙は、スティプル処理トレイF上に順次積載される。この場合、用紙ごとに叩きコロ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53によって横方向(用紙搬送方向と直交する方向−用紙幅方向)の整合が行われる。
中綴じスティプラS2は、図1及び図2に示すように、後端フェンス51から中綴じスティプラS2の針打ち位置までの距離が、中綴じ可能な最大用紙サイズの搬送方向長の半分に相当する距離以上となるように配置され、かつ用紙幅方向の整合中心に対して対称に二つ配置され、ステー63に固定されている。中綴じスティプラS2自体は公知の構成なので、ここでは詳細な説明は省略するが、中綴じを行う場合、ジョガーフェンス53で用紙の搬送方向に直交する方向が整合され、後端フェンス51と叩きコロ5で用紙の搬送方向が整合された後、放出ベルト52を駆動して放出爪52a、52a’で用紙束の後端部を持ち上げ、中綴じスティプラS2の綴じ位置に用紙束の搬送方向の中央部が位置するようにし、この位置に停止して、綴じ動作を実行させる。そして、綴じられた用紙束は、用紙束偏向手段が設けられたスティプル処理トレイFの搬送方向最下流側の分岐経路を通って、中折り処理トレイG側へ搬送され、中折りされる。
<中折り処理>
中折り処理トレイGは、放出ローラ56の可動ガイド55側の外周からほぼ垂直方向に設置された束搬送ガイド板上92、束搬送ガイド板下91、束搬送ガイド板上92に沿って設置された束搬送ローラ上71、束搬送ローラ下72、束搬送ガイド板91、92の隣接部に設けられた折りローラ81、折りローラ81にニップから水平に延びる搬送路H、搬送路Hの最下流側に設けられた下排紙ローラ83、折りローラ81のニップに対して水平な方向から往復動可能に設けられた折りプレート74、束搬送ガイド板下91の搬送路中に突出した可動後端フェンス73、可動後端フェンス73を昇降移動させる移動機構、束搬送ローラ下72の用紙束搬送方向下流側であって折り位置よりも上流側に設けられた束到達センサ321、可動後端フェンス73のホームポジションを検出するための可動後端フェンスHPセンサ322、及び搬送路Hを通過する用紙束を検出するための折り部通過センサ323を有する。
折りプレート74は、折りローラ81のニップに対して水平な方向に往復動し、用紙を折り込んで折りローラ81のニップに押し込む機能を備えている。折りプレート74の移動機構を図4及び図5に示す。折りプレート74は、前後側板64a、64bに立てられた各2本の軸64cに長孔部74aを緩く嵌めることによって支持され、さらに折りプレート74から立設された軸部74bがリンクアーム76の長孔部76bに緩く嵌められ、リンクアーム76が支点76aを中心に揺動することにより、折りプレート74は、図4、図5の左右方向に往復移動する。すなわち、リンクアーム76の長孔部76cに折りプレート駆動カム75の軸部75bは緩く嵌められており、折りプレート駆動カム75の回転運動によりリンクアーム76は揺動し、これに応じて、図6において、折りプレート74は束搬送ガイド板下上91、92に対して垂直な方向に往復動する。
折りプレート駆動カム75は折りプレート駆動モータ166によって図4中の矢印方向に回転する。その停止位置は半月形状の遮蔽部75aの両端部を折りプレートHPセンサ325により検知することで決定される。
図4は、処理トレイGの用紙束収容領域から完全に退避したホームポジション位置を示す。折りプレート駆動カム75を矢印方向に回転させると折りプレート74は矢印方向に移動し、処理トレイGの用紙束収容領域に突出する。
図5は、処理トレイGの用紙束中央を折りローラ81のニップに押し込む位置を示す。折りプレート駆動カム75を矢印方向に回転させると折りプレート74は矢印方向に移動し、処理トレイGの用紙束収容領域から退避する。
なお、本実施形態では、中折りについては用紙束を折ることを前提にしているが、1枚の用紙を折る場合でも適用できる。この場合は、1枚だけで中綴じが不要なので、1枚排紙された時点で中折り処理トレイG側に送り込み、折りプレート74と折りローラとによって折り処理を実行して下トレイ203に排紙する。
以上が基本的な動作概要となるが、図7のように折りローラ対81の駆動部をローラ毎に設け、折りローラ対81は用紙1枚分ほどの隙間をもって設置される。この構成とすることで折りローラ対81の片側だけを駆動させてもローラ同士の摩擦による負荷増大を防ぐことが可能となる。この隙間に折りブレード74を突出させることにより用紙を折り込むのは前述の通りである。
なお、ここでは折りローラ81aと81bとに別個の駆動部を設ける構成を例としたが、共通の駆動部から異なる伝達機構を介して駆動力を伝達するようにしても良い。
本実施形態によれば、中折りした用紙束の折れ目弾力により膨らみが発生して、外観品質及び積載品質に悪影響を及ぼすことを防止できる。この中折りの膨らみは折り頂点を両方向又は片方向に折れ目を付けることで解消される。
また、折りローラ対を個別に駆動し、それぞれを同速度で回転させることにより微妙な折りローラ対のローラ径ばらつき等による搬送不良を解消し、機械信頼性をより向上させることが可能となる。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。用紙後処理装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
スティプル処理トレイFに搬送された用紙束の綴じ処理から中折り処理トレイGで中折りされた用紙束を搬送路Hを経て下トレイ203へ排出するまでの動作について説明する。
搬送路Aから分岐爪15分岐爪16で振り分けられた用紙は、搬送ローラ対7、9、10によって搬送路Dに導かれ、搬送ローラ7、搬送ローラ9、搬送ローラ10、スティプル排紙ローラ11によって処理トレイFに排出される。処理トレイFでは、スティプル排紙ローラ11によって順次排出される用紙を整合する。その後、用紙束は用紙サイズごとに設定された所定距離下流へ放出爪52aによって運ばれ、その中央を中綴じスティプラS2によって綴じ処理される。綴じられた用紙束は、用紙サイズごとに設定された所定距離下流へ放出爪52aによって搬送され、用紙束先端部は放出ローラ56と加圧コロ57とによって挟持され、分岐ガイド板54と可動ガイド55とが回動することによって形成される処理トレイGへの経路を、再度放出爪52aと放出ローラ56とによって下流へ搬送される(図8)。
放出ローラ56は、放出ベルト52の駆動軸に設けられており、放出ベルト52と同期して駆動される。そして、その用紙束は束搬送ローラ上71と束搬送ローラ下72とにより、予めその用紙サイズに応じた位置にホームポジションから移動し、下側の端面をガイドするべく停止している可動後端フェンス73まで搬送される。このとき、放出爪52aは、放出ベルト52の外周上に対向する位置に配置されたもう一つの放出爪52a’が後端フェンス51近傍に達した位置で停止し、分岐ガイド板54及び可動ガイド55はホームポジションへ復帰し、次の用紙に備える。
可動後端フェンス73に突き当てられた用紙束は、束搬送ローラ下72の加圧を解除される(図8)。その後、綴じられた針部近傍は略直角方向に折りプレート74により押され、その対向する折りローラ81のニップへと導かれる。本実施形態においては、折りローラ対81a、81bの81a側のみが用紙束を押し戻す方向に回転し、81bについては停止状態とする。折りブレード74の押し圧力と折りローラ81aの作用により用紙束外側から圧をかけ、折り頂点にさらに折れ目をつけることが可能となる。
折りを施された用紙束先端は下搬送ローラ83のニップ部に進入する。この時点で折りローラ81及び下排紙ローラ83は回転を停止し、次の用紙束の搬入に備える。他方、下搬送ローラ83は折りが施された用紙束を下排紙トレイ203側に排紙する。また、次のジョブが同用紙サイズ同枚数であれば、可動後端フェンス73はその位置で待機しても良い。なお、可動後端フェンスは一対のプーリに張り渡されたタイミングベルトによって両プーリ間で図示しないモータによって昇降動作を行うことができる。
本実施形態によれば、折りブレードの突出による壁と、折りローラの一方がブレード突出方向を阻害する回転とによって用紙の折り頂点にさらに折れ目をつけることで陽子の膨らみを抑えることが可能である。折り頂点に一つの角ができることにより、中綴じ後の用紙束の保管性、積載性、外観品質等が向上し、現構成のレイアウトを大きく変えることなく省スペースで安価な装置とできる。
〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。用紙後処理装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
折りブレード74の突出によって折りローラ対81a、81bの折りローラ81a側のみ用紙束を押し戻す方向に回転させ、用紙束頂点に角をつける動作は上記第2の実施形態と同様であるが、本実施形態においてはさらに折りローラ81aの回転を停止させた後、今度は折りローラ81bを同方向に回転させることにより折り頂点の両角に折れ目をつける。折りローラ81bの回転を停止させた後、折りローラ対81a、81bを順方向に同時に回転させることにより下搬送ローラ83へと搬送する。
本実施形態によれば、折りブレードの突出による壁と、折りローラの一方がブレード突出方向を阻害する回転とによって用紙の折り頂点にさらに折れ目を付け、もう一方のローラが同様に回転することで折り頂点に二つの角を付けることが可能となり、用紙の膨らみをより一層抑えることが可能となる。折り頂点に二つの角ができることにより中綴じ後の用紙束の保管性、積載性、外観品質が向上し、現構成のレイアウトを大きく変えることなく省スペースで安価な装置とできる。
〔第4の実施形態〕
本発明を好適に実施した第4の実施形態について説明する。用紙後処理装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
折りブレード74の突出によって折りローラ対81a、81bの折りローラ81a側のみ用紙束を押し戻す方向に回転させ、用紙束頂点に角をつける動作は上記第2の実施形態と同様であるが、本実施形態ではさらに折りローラ81aの回転を停止させた後、今度は折りローラ81bを同方向に回転させることにより折り頂点の両角に折れ目をつける。
折りローラ81bの回転を停止させた後、折りローラ対81a、81bを順方向に同時に回転させるまで折りブレード74は突出位置に留めておくことにより用紙頂点の位置は折りローラニップに位置する。折り完了をもって下搬送ローラ83へと搬送する。
本実施形態においては、折りブレードの突出による壁としての機能を明確であるため、用紙の膨らみをより一層抑えることが可能となる。よって中綴じ後の用紙束の保管性、積載性、外観品質が向上し、現構成のレイアウトを大きく変えることなく省スペースで安価な装置とできる。
〔第5の実施形態〕
本発明を好適に実施した第5の実施形態について説明する。用紙後処理装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
図9、図10に、中折り動作時の中折り処理トレイGの状態を示す。
折りブレード74の突出により折りローラ対81a、81bの81a側のみ用紙束を押し戻す方向に回転させ、用紙束頂点に角をつける動作は前述のとおりであるが、本実施例ではさらに81aの回転を停止させた後、今度は81bを同方向に回転させることにより折り頂点の両角に折れ目をつける。
折りローラ81bの回転を停止させた後、折りローラ対81a、81bを順方向に同時に回転させるまで折りブレード74は突出位置に留めておくことにより用紙頂点の位置は折りローラニップに位置することができ、折り動作が完了した後次束に備えて折りブレード74を退避させる。
本実施形態よれば、次束の搬送に備えて折りブレードが待機位置へ戻ることによって生産性の低下を招くことがない。
〔第6の実施形態〕
本発明を好適に実施した第6の実施形態について説明する。用紙後処理装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
折りブレード74の突出によって折りローラ対81a、81bの折りローラ81a側のみを用紙束を押し戻す方向に回転させ、用紙束頂点に角をつける動作は上記第2の実施形態と同様であるが、本実施形態においては、さらに折りローラ81aの回転を停止させた後、今度は折りローラ81bを同方向に回転させることにより折り頂点の両角に折れ目をつける。
折りローラ81a、81bのそれぞれの回転時間は、処理トレイFに排出された用紙枚数を本処理装置の制御部にて枚数カウントし、枚数に応じて変化させるが、画像形成装置PRに設けられた操作パネル上に設定された入力画面を用いてユーザがその仕上がり具合に応じて時間を設定しても良い。例えば、用紙束のカウンタ値xが5>x≧1ならば50ms、10>x≧5ならば100msというように用紙束が多くなるほど回転時間を長くして折り精度を向上させる。
本実施形態においては、用紙束の枚数情報を入力又はカウント機能を備え、折りローラの回転時間を可変させることで、折り頂点の角つけをより精度の高いものとし、折り後の用紙の膨らみをより一層抑えることが可能である。
〔第7の実施形態〕
本発明を好適に実施した第7の実施形態について説明する。用紙後処理装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
折りブレード74の突出によって折りローラ対81a、81bの折りローラ81a側のみを用紙束を押し戻す方向に回転させ、用紙束頂点に角をつける動作は上記第2の実施形態と同様であるが、本実施形態においては、さらに折りローラ81aの回転を停止させた後、今度は折りローラ81bを同方向に回転させることにより折り頂点の両角に折れ目をつける。
折りローラ81a、81bのそれぞれの回転速度は、処理トレイFに排出された用紙枚数を本処理装置の制御部にて枚数カウントし、枚数に応じて変化させるが、画像形成装置PRに設けられた操作パネル上に設定された入力画面を用いてユーザがその仕上がり具合に応じて速度を設定しても良い。例えば用紙束のカウンタ値xが5>x≧1ならば100mm/s、10>x≧5ならば200mm/sというように用紙束が多くなるほど回転速度を速くして折り精度を向上させる。
本実施形態においては、用紙束の枚数情報を入力又はカウント機能を備え、折りローラの回転速度を可変させることで、折り頂点の角つけをより精度の高いものとし、折り後の用紙の膨らみをより一層抑えることが可能である。
〔第8の実施形態〕
本発明を好適に実施した第8の実施形態について説明する。用紙後処理装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
折りブレード74の突出により折りローラ対81a、81bの折りローラ81a側のみ用紙束を押し戻す方向に回転させ、用紙束頂点に角をつける動作は上記第2の実施形態と同様であるが、本実施形態においては、さらに折りローラ81aの回転を停止させた後、今度は折りローラ81bを同方向に回転させることにより折り頂点の両角に折れ目をつける。
折りローラ81a、81bのそれぞれの回転時間及び回転速度は、処理トレイFに排出された用紙枚数を本処理装置の制御部にて枚数カウントし枚数に応じて変化させるが、画像形成装置PRに設けられた操作パネル上に設定された入力画面を用いてユーザがその仕上がり具合に応じて設定しても良い。例えば用紙束のカウンタ値xが3>x≧1ならば50ms・100mm/s、6>x≧3ならば100ms・100mm/s、10>x≧6ならば100ms・200mm/sいうように用紙束が多くなるほど回転時間を長く、回転速度を速くすることにより折り精度を向上させる。また、用紙の排出における順回転の回転速度も入力手段等により設定することで折りローラ対81a、81bの微妙な径ばらつきを合わせ込む。
本実施形態においては、用紙束の枚数情報を入力又はカウント機能を備え、折りローラの回転時間及び回転速度を可変させることで、折り頂点の角つけをより精度の高いものとし、折り後の用紙の膨らみをより一層抑えることが可能である。
〔第9の実施形態〕
本発明を好適に実施した第9の実施形態について説明する。用紙後処理装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
折りブレード74の突出により折りローラ対81a、81bの折りローラ81a側のみ用紙束を押し戻す方向に回転させ、用紙束頂点に角をつける動作は上記第2の実施形態と同様であるが、本実施形態においては、さらに折りローラ81aの回転を停止させた後、今度は折りローラ81bを同方向に回転させることにより折り頂点の両角に折れ目をつける。
折りブレード74の突出量は、処理トレイFに排出された用紙枚数を本処理装置の制御部にて枚数カウントし枚数に応じて変化させるが、画像形成装置PRに設けられた操作パネル上に設定された入力画面を用いてユーザがその仕上がり具合に応じて設定しても良い。折りブレード74の突出量は、用紙束の折り頂点先端が折りローラ対81a、81bのニップにくるように変化させる。
本実施形態においては、折りブレードの突出量を可変させることで、折り頂点の角つけをより精度の高いものとし、折り後の用紙の膨らみをより一層抑えることが可能である。
〔第10の実施形態〕
本発明を好適に実施した第10の実施形態について説明する。用紙後処理装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
折りブレード74の突出により折りローラ対81a、81bの折りローラ81a側のみ用紙束を押し戻す方向に回転させ、用紙束頂点に角をつける動作は上記第2の実施形態と同様であるが、本実施形態においては折りローラ81bの駆動軸にトルクリミッタが取り付けられているため、折りローラ対81a、81bを順方向に同時に回転させる際、排出方向への順回転はローラへの駆動をかけなくても連れ回りする。折り動作が完了した後に折りローラ81aのみを順方向回転させることにより用紙の搬送力によって折りローラ81bは回転を行い、下搬送ローラ83へと搬送されることとなる。
本実施形態においては、折りローラを個別に駆動し、それぞれの用紙排出における順方向回転によって折り後の用紙束を排出する際、折りローラの一方の軸に設けられたトルクリミッタによって用紙束搬送の駆動エネルギーを低減できる。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらに限定されることなく様々な変形が可能である。
本発明の好適な実施の形態に係るシート後処理装置の構成を示す図である。 スティプル処理トレイの構成を示す図である。 スティプル処理トレイの構成を示す図である。 折りプレートの移動機構の構成を示す図である。 折りプレートの移動機構の構成を示す図である。 スティプル処理トレイ及び中折りトレイの構成を示す図である。 折りローラ対を駆動系の構成を示す図である。 中折り動作時の中折りトレイを示す図である。 中折り動作時の中折りトレイを示す図である。 中折り動作の一例を示す図である。
符号の説明
1 入口ローラ
2 搬送ローラ
5、12 叩きコロ
7、9、10 搬送ローラ
8 プレスタックローラ
11 スティプル排紙ローラ
15、16、17 分岐爪
51 後端フェンス
52 放出ベルト
52a、52a’ 放出爪
53 ジョガーフェンス
55 可動ガイド
56 放出ローラ
63 ステー
64a、64b 側板
64c 軸
71 束搬送ローラ71
72 束搬送ローラ72
73 可動後端フェンス
74 折りプレート
74a 長孔部
74b、75b、76b 軸部
75 駆動カム
75a 遮蔽部
76 リンクアーム
76a 支点
81 折りローラ
83 排紙ローラ
91 束搬送ガイド板下
92 束搬送ガイド板上
100 パンチユニット
101 パンチかすホッパ
166 折りプレート駆動モータ
201 上トレイ
202 シフトトレイ
203 下トレイ
301 入口センサ
321 束到達センサ
322 可動後端フェンスHPセンサ
323 折り部通過センサ
325 折りプレートHPセンサ
A、B、C、D、H 搬送路
E 用紙収容部
F スティプル処理トレイ
G 中折り処理トレイ
S2 スティプラ

Claims (13)

  1. 用紙搬送方向に対し略垂直方向に進出後退可能に設置された突き出し手段と、前記突き出し手段の進行方向に配置され、前記突き出し手段によってニップに押し込まれたシート又はシート束を折る非当接の一対の正逆転可能な折りローラ対とを有する折り処理機構を備えたシート後処理装置であって、
    前記折りローラ対を形成するそれぞれの折りローラが独立して駆動されることを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記折りローラのそれぞれには、個別に駆動源が設置されていることを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 前記突き出し手段の進出によってシート又はシート束を前記折りローラ対のニップへと導く際に、前記折りローラの一方のみを駆動し、その回転方向は前記突き出し手段の進出を妨げる方向であることを特徴とする請求項1又は2記載のシート後処理装置。
  4. 前記折りローラ対の一方の回転が停止したタイミングにおいて、前記突き出し手段が後退することを特徴とする請求項3記載のシート後処理装置。
  5. 前記突き出し手段の進出によってシート又はシート束を前記折りローラ対のニップへと導く際に、前記折りローラの一方のみを前記突き出し手段の回転を妨げる方向へ駆動した前記折りローラの一方を所定時間後に停止し、前記折りローラの他方を前記突き出し手段の回転を妨げる方向に駆動することを特徴とする請求項3記載のシート後処理装置。
  6. 前記折りローラ対の他方の回転が停止したタイミングにおいて、前記突き出し手段が後退することを特徴とする請求項5記載のシート後処理装置。
  7. 前記折りローラの一方の前記突き出し手段の回転を妨げる方向への回転が停止するまでの間、前記突き出し手段は進出で停止していることを特徴とする請求項3から6のいずれか1項記載のシート後処理装置。
  8. 前記折りローラの前記突き出し手段の進出を妨げる方向への回転は、回転時間が可変であることを特徴とする請求項3から7のいずれか1項記載のシート後処理装置。
  9. 前記折りローラの前記突き出し手段の進出を妨げる方向への回転は、回転速度が可変であることを特徴とする請求項3から8のいずれか1項記載のシート後処理装置。
  10. 前記折りローラ対の各々は、正回転及び逆回転ともに回転速度が可変であることを特徴とする請求項3から8のいずれか1項記載のシート後処理装置。
  11. 前記突き出し手段の突き出し量が可変であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載のシート後処理装置。
  12. 前記折りローラの一方の駆動軸にトルクリミッタを備え、前記シート又はシート束を排出する際には、前記折りローラの一方は、搬送による摩擦力によって空転することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載のシート後処理装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項記載のシート後処理装置と画像形成装置とを備えたことを特徴とする画像形成システム。
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