JP2010054110A - 換気システム及び建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱損失を抑制しつつ除塵脱臭できる換気システムを提供する。
【解決手段】給気手段Smによって屋外の空気を屋内に供給し、排気手段Rmによって屋内の空気を屋外に排出するとともに、給気手段Smと排気手段Rmの間で熱交換する熱交換型の換気システムSである。
そして、給気手段Smには給気量を補強する付加送風装置32が接続され、屋内の居室には付加送風装置32と連動して屋外に空気を排出する局所排気手段7が取り付けられるとともに、居室には、空気を循環させて除塵及び脱臭する除塵脱臭手段5が取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、換気システム及び建物に関するものである。
近年、建物の高気密化が進んでおり、結露やカビなどの発生を防止するために、建物内を換気することの重要性が増している。
このような建物の換気方法として、第一種換気、第二種換気、第三種換気の機械的、強制的な換気方法が知られている。
この第一種換気は給気と排気の両方を機械的に行い、第二種換気は給気を機械的に行うが排気は自然的に行い、第三種換気は給気を自然的に行うが排気は機械的に行うものである。
一方、機械的な換気と自然的な換気とを併用する換気方法も知られており、例えば、特許文献1には、自然換気手段の換気能力を最寒季の必要換気量と一致するように設定しておいて、最寒季には自然換気手段によって換気し、その他の季節には自然換気手段に加えて強制換気手段を用いて換気することが開示されている。
この構成によれば、季節の変動にかかわらず、常に適切な換気量を維持しつつ経済的に換気を行うことができる。
特開2001−221488号公報
しかしながら、前記した特許文献1の構成では、必要な換気量は確保できるものの、除塵脱臭性能を高めようとすると同時に熱損失も大きくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、熱損失を抑制しつつ除塵脱臭できる換気システムと、この換気システムを備える建物と、を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の換気システムは、給気手段によって屋外の空気を屋内に供給し、排気手段によって屋内の空気を屋外に排出する換気システムであって、前記給気手段には給気量を補強する付加送風装置が接続され、屋内の居室には前記付加送風装置と連動して屋外に空気を排出する局所排気手段が取り付けられるとともに、屋内で空気を循環させて除塵及び脱臭する除塵脱臭手段が取り付けられることを特徴とする。
また、前記給気手段は、屋外の空気を床下空間に供給する給気口を備えるとともに、前記給気口には給気量を補強する前記付加送風装置が接続されて、床下空間を通じて前記居室に屋外の空気を供給する構成とすることができる。
さらに、前記除塵脱臭手段は、前記居室の床に、空気を吸い込む吸込口と空気を吹出す吹出口とを備えるとともに、床下空間には、前記吸込口と前記吹出口を接続する循環ダクトと、前記循環ダクトの途中に接続されて吸い込んだ空気を除塵脱臭する除塵脱臭フィルタと、前記循環ダクトの途中に接続されて空気を付勢して吹出す送風装置と、を備える構成とすることができる。
そして、前記給気手段と前記排気手段によって換気するとともに、前記付加送風装置と前記局所排気手段による急速換気と、前記除塵脱臭手段による空気循環と、を切換可能に構成されることが好ましい。
また、非冷暖房時には、前記付加送風装置と前記局所排気手段によって急速換気し、冷暖房時には、前記除塵脱臭手段によって空気循環させることができる。
さらに、前記給気手段と前記排気手段は給気と排気の間で熱交換することが好ましい。
そして、本発明の建物は、上記したいずれかの換気システムを備えることを特徴とする。
このように、本発明の換気システムは、給気手段には給気量を補強する付加送風装置が接続され、屋内の居室には付加送風装置と連動して屋外に空気を排出する局所排気手段が取り付けられるとともに、屋内で空気を循環させて除塵及び脱臭する除塵脱臭手段が取り付けられている。
したがって、給気手段と排気手段による換気に加えて、屋内と屋外の気温差が小さい場合には、付加送風装置と局所排気手段によって換気し、屋内と屋外の気温差が大きい場合には、除塵脱臭手段によって空気を循環させることで、熱損失を抑制しつつ除塵脱臭できる。
また、給気手段は、屋外の空気を床下空間に供給する給気口を備えるとともに、給気口には給気量を補強する付加送風装置が接続されて、床下空間を通じて居室に屋外の空気を供給することで、特別にダクト等を設けることなく、簡易な設備によって給気量を増加させることができる。
さらに、除塵脱臭手段は、吸込口と吹出口とを備えるとともに、床下空間には循環ダクトと除塵脱臭フィルタと送風装置とを備えることで、簡易な設備によって下階の居室を除塵脱臭できる。
そして、付加送風装置と局所排気手段による急速換気と、除塵脱臭手段による空気循環と、を切換可能に構成されることで、利用者の選択に応じて効率よく除塵脱臭できる。
また、非冷暖房時には、付加送風装置と局所排気手段によって急速換気し、冷暖房時には、除塵脱臭手段によって空気循環させることで、時期によらず安定して除塵脱臭することができる。
さらに、給気手段と排気手段は給気と排気の間で熱交換することで、よりいっそう熱損失を抑制することができる。
また、本発明の建物は、上記したいずれかの換気システムを備えることで、熱損失を抑制しつつ除塵脱臭できる快適な建物となる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を用いて本発明の換気システムSを備える建物としてのユニット建物1の全体構成を説明する。
本発明の建物としてのユニット建物1は、図1に示すように、1階の居室11と、2階の居室12,12と、廊下や階段などが設けられる吹抜空間13と、を備えている。
この2階の居室12,12の間には間仕切り120が設置されており、この間仕切り120にはガラリなどの通気路(不図示)が設けられている。
同様に、1階の居室11及び2階の居室12と吹抜空間13との間には仕切壁130が設置されており、この仕切壁130にもガラリなどの通気路(不図示)が設けられている。
そして、本実施の形態では、1階の居室11には、この1階の居室11内の空気を排気する大容量の局所排気手段としての局所換気扇7が取り付けられている。
この局所換気扇7は、付加送風装置32と連動して換気システムSの排気手段Rmの排気量を補うためのもので、箱体の内部に軸流ファン(プロペラファン)が設置されて、1階の居室11の屋外と屋内を連通するようにして外壁19に設置されている。
また、1階の居室11の天井11aと2階の居室12の床12aとの間には、天井裏空間16が形成されている。
さらに、吹抜空間13や1階の居室11の下方には、床14を介して周囲をコンクリートなどの基礎によって囲まれた床下空間15が形成されている。
この床14には、居室11や吹抜空間13から床下空間15に通じる連通口17,17が設けられるとともに、吹抜空間13から熱交換換気扇31に繋がる送風接続ダクト66に通じる連通口18が設けられている。
そして、本実施の形態のユニット建物1の床下空間15内には、屋外から取り入れた空気をろ過するフィルタボックス2と、取り入れた空気を1階の居室11や2階の居室12,12に強制的に送るために付勢する熱交換換気扇31と、送風経路を分岐させる分岐チャンバ4と、熱交換換気扇31の給気量を補強する付加送風装置32と、が設置されて換気システムSが構成されている。
この換気システムSは、いわゆる第一種換気に分類されるもので、後述する熱交換換気扇31によって給気及び排気の両方を機械によって強制的におこなうものである。
そして、外気取入ダクト61、フィルタボックス2、送風接続ダクト62、熱交換換気扇31、分岐接続ダクト63、分岐チャンバ4、付加接続ダクト64、付加送風装置32、給気口68、給気ダクト65によって給気手段Smが構成されている。
同様に、送風接続ダクト66、熱交換換気扇31、内気排出ダクト67によって排気手段Rmが構成されている。
また、熱交換換気扇31は、筐体の内部が給気路と排気路とに区画されており、給気路と排気路の間には熱交換手段が配置され、給気路内及び排気路内の両方には送風ファンが設置されている。
したがって、この熱交換手段は、夏には排気路から排出される冷熱で給気路内を流れる空気を冷却し、冬には排気路から排出される温熱で給気路内を流れる空気を加熱することで、排気が有する熱を有効利用できるようになっている。
さらに、熱交換換気扇31の給気路の下流側には、分岐チャンバ4の上流側に繋がる分岐接続ダクト63が接続されており、分岐チャンバ4の下流側で2方向に分岐されて、付加接続ダクト64と給気ダクト65が接続されている。
なお、この分岐チャンバ4は、上記の送風経路を分岐する分岐機能の他に、温度を調整する温度調整機能や、湿度を調整する湿度調整機能などを備えることもできる。
そして、本実施の形態の給気手段Smでは、分岐チャンバ4の下流側に、付加接続ダクト64を介して付加送風装置32が接続されている。
この付加送風装置32は、熱交換換気扇31による給気量(風量)が不足した場合に補強するために用いられるダクトファンであり、内部に空気を付勢するためのシロッコファンを有していることで、小型で高い静圧を発生させることができる。
この給気口68は、床下空間15に向いて開口しているため、屋外から給気手段Smによって強制的に取り込まれた空気は、床下空間15に送風された後に、連通口17,17を通じて間接的に1階の居室11や吹抜空間13に導入される。
一方、給気ダクト65は、天井裏空間16でさらに分岐してそれぞれ2階の居室12,12に繋がっているため、給気ダクト65に送風された空気は、途中で分岐されて2階の居室12,12に導入される。
さらに、このように1階の居室11や2階の居室12,12に導入された空気は、吹抜空間13に設けられた連通口18から送風接続ダクト66を通じて熱交換換気扇31に取り込まれ、内気排出ダクト67を通じて屋外に強制的に排出される。
そして、本実施の形態の換気システムSでは、1階の居室11に、給気手段Smや排気手段Rmとは別に、屋内の空気を循環させて除塵及び脱臭する除塵脱臭手段5が取り付けられている。
この除塵脱臭手段5は、1階の居室11と床下空間15とを連通する吸込口51と、この吸込口51の直下に設置されて空気を除塵脱臭する除塵脱臭フィルタ56と、除塵脱臭フィルタ56とファン53とを接続する循環ダクト52と、静圧を発生させて送風するファン53と、ファン53と吹出口55とを接続する循環ダクト54と、床下空間15と1階の居室11とを連通する吹出口55と、を備えている。
この除塵脱臭フィルタ56は、不織布などの除塵フィルタ(不図示)と活性炭などの脱臭フィルタ(不図示)とを備えるもので、ガラリが設置された吸込口51の直下に着脱可能に配置されている。
次に、本実施の形態の換気システムSの制御モードについて、図2,3を用いて説明する。
まず、屋内と屋外の気温差が小さい時期である春と秋において、分岐チャンバ4及び付加送風装置32を運転する急速換気モードについて、図2を用いて説明する。
春と秋の非冷暖房時には、熱交換換気扇31を運転することで給気手段Sm及び排気手段Rmを稼動させるとともに、付加送風装置32及び局所換気扇7を運転することで、1階の居室11や2階の居室12を換気する。
特に、1階の居室11については、熱交換換気扇31に加えて付加送風装置32を運転し、局所換気扇7を運転することで、大容量の急速換気によって空中の浮遊物を除塵することになる。
すなわち、熱交換換気扇31を運転することで外気取入ダクト61を通じて取り込まれた屋外の空気は、フィルタボックス2によってある程度除塵された後に、送風接続ダクト62を通じて熱交換換気扇31に導入される。
この熱交換換気扇31内で、排気と熱交換して冷却された空気は、分岐接続ダクト63を通じて分岐チャンバ4に導入される。
そして、分岐チャンバ4に導入された空気の一部は、付加接続ダクト64を通じて付加送風装置32に導入され、残りの一部は、給気ダクト65を通じて2階の居室12,12に導入される。
さらに、付加送風装置32によって静圧を増して床下空間15に導入された空気は、連通口17,17を通じて1階の居室11に導入され、1階の居室11内の空気と混合された後に、付加送風装置32と連動して稼動する局所換気扇7によって屋外に排気される。
つまり、静圧を高めた状態で1階の居室11に導入されて混合された空気は、一部は連通口18から排気手段Rmによって屋外に排気されるが、大部分はより排気能力の大きい局所換気扇7によって屋外に排気される。
そして、1階の居室11に導入された空気の一部や2階の居室12,12に導入された空気は、吹抜空間13を経由して、連通口18から送風接続ダクト66に取り込まれ、熱交換換気扇31を介して給気と熱交換した後に内気排出ダクト67から屋外に排出される。
次に、屋内と屋外の気温差が大きい時期である夏と冬において、除塵脱臭手段5を運転する空気循環モードについて、図3を用いて説明する。
夏と冬の冷暖房時には、熱交換換気扇31を運転することで給気手段Sm及び排気手段Rmを稼動させるとともに、除塵脱臭手段5を運転することで、1階の居室11や2階の居室12を換気するとともに除塵脱臭する。
特に、1階の居室11については、除塵脱臭手段5を運転することで、空中の浮遊物を除塵したり脱臭したりできる。
すなわち、熱交換換気扇31を運転することで外気取入ダクト61を通じて取り込まれた屋外の空気は、フィルタボックス2によって除塵された後に、送風接続ダクト62を通じて熱交換換気扇31に導入される。
この熱交換換気扇31内で、排気と熱交換して冷却された空気は、分岐接続ダクト63を通じて分岐チャンバ4に導入される。
そして、分岐チャンバ4に導入された空気の一部は、付加接続ダクト64を通じて付加送風装置32に導入され、残りの一部は、給気ダクト65を通じて2階の居室12,12に導入される。
さらに、付加送風装置32が運転されていないため静圧を維持して床下空間15に導入された空気は、連通口17,17を通じて1階の居室11に導入され、1階の居室11内の空気と混合された後に、除塵脱臭手段5によって1階の居室11内で循環されつつ除塵及び脱臭される。
つまり、1階の居室11に導入されて混合された空気は、一部は連通口18から排気手段Rmによって屋外に排気されるとともに、大部分はより能力の大きい除塵脱臭手段5によって循環されながら除塵及び脱臭される。
そして、1階の居室11に導入された空気の一部や2階の居室12,12に導入された空気は、吹抜空間13を経由して、連通口18から送風接続ダクト66に取り込まれ、熱交換換気扇31を介して給気と熱交換した後に内気排出ダクト67から屋外に排出される。
次に、本実施の形態の換気システムSの作用について説明する。
このように、本実施の形態の換気システムSは、屋外の空気を強制的に屋内に供給する給気手段Smと、屋内の空気を強制的に屋外に排出する排気手段Rmと、を備える換気システムSである。
そして、この給気手段Smには熱交換換気扇31の給気量を補強する付加送風装置32が接続され、屋内の1階の居室11には付加送風装置32と連動して屋外に空気を排出する局所排気手段としての局所換気扇7が取り付けられるとともに、1階の居室11には、空気を循環させて除塵及び脱臭する除塵脱臭手段5が取り付けられている。
したがって、給気手段Smと排気手段Rmによる通常の換気に加えて、屋内と屋外の気温差が小さい場合には、付加送風装置32と局所排気手段としての局所換気扇7によって急速換気し、屋内と屋外の気温差が大きい場合には、除塵脱臭手段5によって空気循環させることで、熱損失を抑制しつつ除塵脱臭できる。
つまり、給気手段Smと排気手段Rmを稼動させることで生活に必要な換気量を確保したうえで、付加送風装置32及び局所換気扇7や除塵脱臭手段5などを用いて熱損失を抑制しつつ除塵脱臭できる。
すなわち、屋内と屋外の気温差が比較的小さい時期の非冷暖房時には、屋内の空気と屋外の空気の持つ熱が略同等であるから、除塵脱臭手段5を稼動して空気を循環させなくても、付加送風装置32及び局所換気扇7によって屋外の空気を供給して屋内の空気を排出することで熱損失なく除塵脱臭できる。
加えて、この場合には、付加送風装置32によって通常の熱交換換気扇31による給気を補強しつつ、これと連動して局所換気扇7を稼動させることで、通常よりも急速に換気できるため、除塵及び脱臭の効果が大きい。
一方、屋内と屋外の気温差が比較的大きい時期の冷暖房時には、屋内の空気と屋外の空気の持つ熱が大きく異なるため、上記のように直接的には換気せずに、1階の居室11内で空気を循環させることで熱損失なく除塵脱臭できる。
また、給気手段Smは、屋外の空気を床下空間15に供給する給気口68を備えるとともに、給気口68には熱交換換気扇31の給気量を補強する付加送風装置32が接続されて、床下空間15を通じて1階の居室11に屋外の空気を供給することで、特別にダクト等を設けることなく、簡易な設備によって給気量を増加させることができる。
つまり、従来の換気システムによって換気する場合には、床下空間15にダクトを配置して給気や排気を行っていたが、本発明ではダクトを用いずにコンクリートで囲まれて気密性の高い床下空間15を介して給気することができる。
加えて、排気については送風接続ダクト66を介して熱交換換気扇31に空気を導入することで、床下空間15内で給気と排気とが混合されてしまうことがない。
さらに、除塵脱臭手段5は、吸込口51と吹出口55とを備えるとともに、床下空間15には循環ダクト52,54と除塵脱臭フィルタ56と送風装置としてのファン53とを備えることで、簡易な設備によって1階の居室11を除塵脱臭できる。
加えて、この場合には、循環ダクト52,54によって床下空間15とは別個に循環経路が設定されていることで、1階の居室11内の空気を効率よく除塵脱臭できる。
また、給気手段Smと排気手段Rmによって換気するとともに、付加送風装置32と局所換気扇7による急速換気と、除塵脱臭手段5による空気循環と、を切換可能に構成されることで、利用者の選択に応じて除塵脱臭できる。
さらに、このように急速換気と空気循環とを切換えることができれば、非冷暖房時及び冷暖房時のそれぞれの状態に応じて熱損失を抑制しつつ、除塵脱臭できる。
そして、春や秋などの非冷暖房時には、付加送風装置32と局所換気扇7によって急速換気し、夏や冬などの冷暖房時には、除塵脱臭手段5によって空気循環させることで、熱損失を抑制しつつ、時期によらず一年を通じて安定して除塵脱臭することができる。
加えて、このように時期によって急速換気と空気循環とを使い分けることで、除塵脱臭手段5の使用頻度を減らして除塵脱臭フィルタ56を長持ちさせることができる。
さらに、給気手段Smと排気手段Rmは給気と排気の間で熱交換することで、よりいっそう熱損失を抑制することができる。
つまり、非冷暖房時には急速換気させ、冷暖房時には空気循環させることで、熱損失を抑止したうえで、さらに給気手段Smと排気手段Rmによって給気と排気との間で熱交換することで、二段階に熱損失を抑制できる。
また、本実施の形態の建物1は、上記したいずれかの換気システムSを備えることで、熱損失を抑制しつつ除塵脱臭できる快適な建物1となる。
そして、このように熱損失を抑制しつつ除塵脱臭できるため、環境に優しいうえに経済性にも優れた建物1となる。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、春と秋に急速換気し、夏と冬に空気循環させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、季節によらずに気温差の小さい場合には急速換気し、気温差の大きい場合には空気循環させることができる。
また、除塵脱臭フィルタ56の使用頻度が高くなってしまうものの、気温差の小さい場合に空気循環させることもできるし、熱損失が大きくなるものの、気温差の大きい場合に急速換気することもできる。
さらに、前記実施の形態では、給気手段Smや排気手段Rmは常時稼動させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、これらを一時的に停止させた状態で、急速換気や空気循環させることもできる。
そして、前記実施の形態では、給気手段Smと排気手段Rmとの間で熱交換される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、熱交換されないものであってもよい。
本発明の最良の実施の形態の換気システムの構成を説明する説明図である。 春と秋の換気方法を説明する説明図である。 夏と冬の換気方法を説明する説明図である。
符号の説明
S 換気システム
Sm 給気手段
Rm 排気手段
1 建物
11 1階の居室(居室)
14 床
15 床下空間
17,18 連通口
2 フィルタボックス
31 熱交換換気扇
32 付加送風装置
5 除塵脱臭手段
51 吸込口
52,54 循環ダクト
53 ファン
55 吹出口
56 除塵脱臭フィルタ
68 給気口
7 局所換気扇(局所排気手段)

Claims (7)

  1. 給気手段によって屋外の空気を屋内に供給し、排気手段によって屋内の空気を屋外に排出する換気システムであって、
    前記給気手段には給気量を補強する付加送風装置が接続され、屋内の居室には前記付加送風装置と連動して屋外に空気を排出する局所排気手段が取り付けられるとともに、
    屋内で空気を循環させて除塵及び脱臭する除塵脱臭手段が取り付けられることを特徴とする換気システム。
  2. 前記給気手段は、屋外の空気を床下空間に供給する給気口を備えるとともに、前記給気口には給気量を補強する前記付加送風装置が接続されて、床下空間を通じて前記居室に屋外の空気を供給することを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
  3. 前記除塵脱臭手段は、前記居室の床に、空気を吸い込む吸込口と空気を吹出す吹出口とを備えるとともに、
    床下空間には、前記吸込口と前記吹出口を接続する循環ダクトと、前記循環ダクトの途中に接続されて吸い込んだ空気を除塵脱臭する除塵脱臭フィルタと、前記循環ダクトの途中に接続されて空気を付勢して吹出す送風装置と、を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の換気システム。
  4. 前記給気手段と前記排気手段によって換気するとともに、
    前記付加送風装置と前記局所排気手段による急速換気と、前記除塵脱臭手段による空気循環と、を切換可能に構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の換気システム。
  5. 非冷暖房時には、前記付加送風装置と前記局所排気手段によって急速換気し、冷暖房時には、前記除塵脱臭手段によって空気循環させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の換気システム。
  6. 前記給気手段と前記排気手段は給気と排気の間で熱交換することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の換気システム。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の換気システムを備えることを特徴とする建物。
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