JP2010044676A - レシート発行装置およびその制御方法、並びにレシート発行システム - Google Patents

レシート発行装置およびその制御方法、並びにレシート発行システム Download PDF

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Abstract

【課題】外部装置のアプリ変更を必要とすることなく、簡単に不要なレシートの発行を無くすことができるレシート発行装置およびその制御方法、並びにレシート発行システムを提供する。
【解決手段】決済情報を送信する外部装置60から、決済情報を受信する決済情報受信手段と、受信した決済情報を印刷することにより、会計レシートRを発行するレシート発行手段と、所定の媒体Cを検出する媒体検出手段42と、を備え、レシート発行手段は、決済情報を受信した後、所定時間内に媒体Cを検出した場合、会計レシートRを発行せず、所定時間内に媒体Cを検出しなかった場合、会計レシートRを発行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、顧客の購入商品に関する会計レシートを発行するレシート発行装置およびその制御方法、並びにレシート発行システムに関するものである。
従来、顧客が購入した商品の決済(会計)処理を行い、その決済情報(会計情報)をレシートとして発行するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、レシートの発行方法として、紙レシートの発行または/および電子レシートの発行、またはレシート不要を、顧客が選択できるレシート発行システムが記載されている。このシステムでは、POS端末の表示部(顧客に対して各種情報を表示する表示部)に、「レシート不要」、「電子レシート希望」、および「両方とも希望」の選択肢を表示し、顧客がこれらの選択肢の中からいずれかを選択することで、顧客が希望するレシートを発行する(あるいは、レシートを発行しない)。また、顧客が上述の選択肢を選択しない場合は、レシート用紙に印刷したレシート(紙レシート)を発行する。
特開2004−151838号公報
ところで、上述のレシート発行システムでは、顧客が買い物をする度に(決済をする度に)レシートの発行方法を選択する操作をしなければならず、顧客が煩わしさを感じることが考えられる。このため、実際にはレシートが不要な顧客(例えば、電子マネーで決済をした顧客)であっても、レシート発行方法(「電子レシート希望」や「レシート不要」)を選択しないまま決済を終えてしまい、結果として不要なレシート(紙レシート)を発行してしまうという問題がある。また、上記のレシート発行方法を選択する機能を実現するためには、POS端末側のアプリケーションの変更が必要となり、導入コストが嵩むといった問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みたものであり、外部装置のアプリ変更を必要とすることなく、簡単に不要なレシートの発行を無くすことができるレシート発行装置およびその制御方法、並びにレシート発行システムを提供することを目的とする。
本発明のレシート発行装置は、決済情報を送信する外部装置から、決済情報を受信する決済情報受信手段と、受信した決済情報を印刷することにより、会計レシートを発行するレシート発行手段と、決済に用いる所定の媒体を検出する媒体検出手段と、を備え、レシート発行手段は、決済情報を受信した後、所定時間内に媒体を検出した場合、会計レシートを発行せず、所定時間内に媒体を検出しなかった場合、会計レシートを発行することを特徴とする。
この構成によれば、決済情報を受信した後、所定時間内に決済に用いる所定の媒体を検出するか否かによって、会計レシートを発行する/しないを決定する。決済時(会計時)に違和感無く用いられる媒体により、会計レシートを発行する/しないを決定することで、顧客および店員が意識することなく、且つ顧客による特別な操作なしに、不要な会計レシートの発行を無くすことができる。
また、印刷装置側で媒体の検出の有無を判定し、この結果によって会計レシートを発行する/しないを決定するため、外部装置のアプリ変更をすることなく実現でき(外部装置にレシートの発行方法に関する特別な機能を追加する必要がなく実現でき)、導入コストを抑えることができる。
なお、所定の媒体としては、ICカード、店舗が発行する会員カード、およびレシート不要を示す専用の媒体などが考えられる。
本発明のレシート発行装置において、媒体は、電子決済が可能な情報記録媒体であり、決済情報を受信した後、媒体検出手段により、所定時間内に情報記録媒体を検出した場合、情報記録媒体に対して決済情報の書き込みを行う決済情報書込手段をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、電子決済可能な情報記録媒体を検出した場合、レシート用紙に決済情報を印刷した会計レシートを発行せずに、情報記録媒体に決済情報を書き込む。
一般的に、電子決済を行う場合、会計レシート(紙レシート)を必要としない場合が多い。このため、会計レシートを発行するか否かを決定するための媒体を電子決済が可能な情報記録媒体とすることは有効である。
また、このような情報記録媒体は、決済時(会計時)に違和感無く用いられるため、顧客および店員が意識することなく、不要な会計レシートの発行を無くすことができる。
本発明のレシート発行装置において、情報記録媒体は、書き換え可能な印刷領域を有し、決済情報の少なくとも一部を印刷領域に印刷する決済情報印刷手段をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、情報記録媒体を所持する顧客が、簡単に決済情報を確認することができるため、利便性が良い。
本発明のレシート発行システムは、上記に記載のレシート発行装置と、外部装置と、から構成されることを特徴とする。
この構成によれば、外部装置のアプリ変更を必要とすることなく、不要なレシートの発行を無くすことができるレシート発行システムを提供することができる。
本発明のレシート発行装置の制御方法は、決済情報を受信した後、所定時間内に決済に用いる所定の媒体を検出した場合、前記会計レシートを発行せず、所定時間内に媒体を検出しなかった場合、会計レシートを発行することを特徴とする。
この方法によれば、決済情報を受信した後、所定時間内に決済に用いる所定の媒体を検出するか否かによって、会計レシートを発行する/しないを決定する。決済時(会計時)に違和感無く用いられる媒体により、会計レシートを発行する/しないを決定することで、顧客および店員が意識することなく、且つ顧客による特別な操作なしに、不要な会計レシートの発行を無くすことができる。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係るレシート発行装置について説明する。図1は、レシート発行装置1の概略断面図である。同図に示すように、レシート発行装置1は、その筐体2内に、ロール紙3(レシート用紙)を搬送する用紙搬送経路4と、当該用紙搬送経路4に隣接して設けられてロール紙3に対して印刷を行う印刷機構5と、ICカードC(媒体、詳細は後述する)を搬送するカード搬送経路6と、このカード搬送経路6に隣接して設けられてICカードCに対して情報の読み書きを行うリーダ/ライタ7とを、収容している。また、筐体2の上面には、ユーザが各種操作を行うための操作部11と、表示部12と、が設けられ、用紙搬送経路4の出口近傍には、印刷されたロール紙3を切断するオートカッタ13が設けられている。
印刷機構5は、ロール紙3に接触した状態で熱を加えて印刷するサーマルヘッド21と、このサーマルヘッド21との間にロール紙3を挟んで搬送するプラテンローラ22と、サーマルヘッド21の熱を逃がすための放熱板23と、サーマルヘッド21をプラテンローラ22に向けて押圧付勢するヘッド押圧バネ24と、を備えている。また、印刷機構5には、サーマルヘッド21の位置を、プラテンローラ22との間でロール紙3(またはICカードC)を挟持して接触する挟持位置とプラテンローラ22から離れる離間位置とのいずれかに切り換える歯車式のヘッドアップ機構25が設けられている。
用紙搬送経路4は、ロール紙3を挟んで回転駆動される一対の紙送りローラ31と、印刷機構5の搬送機構部品であるプラテンローラ22と、プラテンローラ22の上流側および下流側に配置された用紙ガイド32、34と、によって構成されており、プラテンローラ22の上流には用紙検出器33が配置されている。
カード搬送経路6は、一部が用紙搬送経路4と共通の共通経路8として構成されており、カード挿入口9の内方に設けられた一対のカード送りローラ41と、印刷機構5と共通の搬送機構部品であるプラテンローラ22と、によって構成されており、カード送りローラ41の近傍にはカード挿入検出器42とカード排出検出器43と、が配置されている。
このように、レシート発行装置1は、サーマルヘッド21と対をなすプラテンローラ22が、共通経路8を構成する搬送機構部品とされているので、印刷機構5は用紙搬送経路4とカード搬送経路6に共有されている。
カードリーダ/ライタ7は、カード搬送経路6の奥端側(図中下端側)に設けられており、ICカード用基板7aとICカード用電極7bとにより構成されている。
また、装置底部に配置された制御基板10は、操作部11からの入力信号や、用紙検出器33、カード挿入検出器42およびカード排出検出器43の検出信号などに基づいて、ロール紙3、プラテンローラ22、紙送りローラ31およびカード送りローラ41の各回転制御、サーマルヘッド21の印刷制御、ヘッドアップ機構25の駆動制御、カードリーダ/ライタ7の動作制御、表示部12への出力信号、外部装置との入出力など、レシート発行装置1の全般をコントロールする。
さらに、制御基板10の制御機能の中には、カード挿入口9にICカードCが挿入された際(共通経路8にICカードCが搬送される際)に、その共通経路8上からロール紙3を退避させる機能、並びに、ICカードCが装置内の共通経路8に搬入された際にはサーマルヘッド21に可逆性感熱記録層52(図2参照)における可視情報の消去動作を行わせ、共通経路8から搬出される際にはサーマルヘッド21に可逆性感熱記録層52における可視情報の記録動作を行わせる機能も含まれる。
次に、図2を参照して、ICカードCの構成について説明する。図2は、ICカードCの全体斜視図である。ICカードCは、ICチップ53を内蔵しており、その表面に、ICチップ53にアクセスするための電極51と、加熱によって可視情報の印刷(記録)および消去が可能な可逆性感熱記録層52(印刷領域)と、を備えている。ICチップ53は、CPU、ROM、RAM、フラッシュROM(いずれも図示省略)などにより主要部が構成されており、ICカードC全体の制御を行うと共に、各種情報等を記憶する。
可逆性感熱記録層52は、通常、特定温度より高い白濁温度(例えば、130℃)以上に加熱して、その後特定温度以下に冷却したときに白濁状態が得られると共に、白濁状態において透明化温度(例えば、100℃〜120℃)に加熱し、その後特定温度以下に冷却したときに透明状態が得られる物質を、記録材料として塗布または貼り付けたものである。可逆性感熱記録層52の材料によっては、逆に高温で可視情報を消去し、低温で可視情報を得られるものもある。また、消去した部分の色と可視できる部分の色との組み合わせも様々なものがある。このように、可逆性感熱記録層52に印加する温度を異ならせることにより、可視情報を消去したり記録したりすることが可能となっている。
ここで、レシート発行装置1の動作について説明する。まず、ICカードCが挿入されていないときには、ロール紙3の用紙先端3a(図1参照)がサーマルヘッド21を超えて後流側の用紙ガイド34に至り、ロール紙3がプラテンローラ22とサーマルヘッド21に挟持されている。この状態で、印刷命令が入力されると、制御基板10からの制御信号により、用紙送りローラ31およびプラテンローラ22が正転(図中矢印方向に回転)することで、用紙搬送経路4に沿ってロール紙3が送り出されると共に、サーマルヘッド21によりロール紙3に対して必要な情報が印刷される。
一方、カード挿入口9にICカードCが挿入されると、カード挿入検出器42がそれを検知することで、制御基板10からの制御信号によりロール紙3の退避動作が実行される。すなわち、最初にヘッドアップ機構25がサーマルヘッド21をプラテンローラ22から離れる離間位置まで引き離す。次に、用紙送りローラ31およびプラテンローラ22を逆転させることで、用紙先端3aを用紙検出器33が検知する位置まで戻す。この時点で、用紙送りローラ31およびプラテンローラ22は回転を停止する。
次に、その状態でカード送りローラ41を正転させて、ICカードCを装置内に引き込む。ICカードCの先端がサーマルヘッド21と対向する位置に到達したら、ヘッドアップ機構25がサーマルヘッド21を元の挟持位置に戻し、サーマルヘッド21とプラテンローラ22の間にICカードCを挟む。そして、プラテンローラ22を逆転させて、ICカードCを更に奥へ搬送する。それと同時に、サーマルヘッド21で所定熱量をICカードCの可逆性感熱記録層52に加えることにより、該可逆性感熱記録層52上に記録された可視情報を消去する。
ICカードCの電極51がカードリーダ/ライタ7のICカード用電極7bと接触する位置まで来たら、ICカードCの搬送を停止し、ICカード用電極7bを介してICカード用基板7aによりICカードCの内部情報の読み取りおよび/または書き込みを行う。ICカードCが磁気ストライプにより磁気情報を持っている場合には、磁気ストライプが通過するカードリーダ/ライタ7の近傍に磁気ヘッドも搭載して、磁気情報の読み取りおよび/または書き込みを行うことも可能である。また、ICカードCのICチップ53はRFID等の非接触タイプでもよく、この場合、カードリーダ/ライタ7は無線により非接触で読み書きすればよい。
ICカードCに対する読み書き動作が終了したら、ICカードCの排出動作に移る。すなわち、プラテンローラ22を正転させると共にカード送りローラ41を逆転させて、ICカードCをカード挿入口9方向に搬送する。それと同時に、ICカードCの可逆性感熱記録層52にサーマルヘッド21で所定の熱量を加え可視情報を記録(印刷)する。
ICカードCがカード排出検出器43によって検出されたら、引き続き所定量カード送りローラ41を逆転してICカードCを排出する。次に、ヘッドアップ機構25によりサーマルヘッド21を一旦プラテンローラ22から引き離し、紙送りローラ31を正転させて、ロール紙3を所定量だけ紙送りする。ロール紙3の用紙先端3aがサーマルヘッド21に至るまで紙送りがなされたら、ヘッドアップ機構25を戻してロール紙3をサーマルヘッド21とプラテンローラ22で挟持し、プラテンローラ22を正転させて用紙先端3aを下流側の用紙ガイド34まで頭出しをする。これにより、初期状態に戻る。
次に、図3を参照し、上述のレシート発行装置1を適用した本発明のレシート発行システムSYについて説明する。なお、本発明のレシート発行システムSYでは、ICカードCを電子マネーの取引が可能なカード(情報記録媒体)とし、顧客は、当該ICカードCを用いることで電子決済を行うものとする。
図3は、本発明のレシート発行システムSYの制御ブロック図である。同図に示すように、レシート発行システムSYは、POSコンピュータ60(外部装置)およびレシート発行装置1により構成されている。
POSコンピュータ60は、販売商品の決済処理を行うものであり、CPU61(Central Processing Unit)、ROM62(Read Only Memory)、RAM63(Random Access Memory)、HDD64(Hard Disk Drive)、インターフェース65(I/F)、およびPOS周辺機器66を備えている。
CPU61は、POSコンピュータ60の動作全体を制御するものである。ROM62は、CPU61が各種処理を実行するための制御プログラムや制御データを記憶する。RAM63は、CPU61が各種処理を実行する際の作業領域として利用される。HDD64は、POSアプリケーション64aおよびプリンタドライバ64bを記憶している。POSアプリケーション64aは、決済処理を行うプログラムであり、POS周辺機器66を制御するための制御プログラムを含んでいる。プリンタドライバ64bは、レシート印刷等の印刷制御を行うものである。インターフェース65は、POS周辺機器66およびレシート発行装置1と接続するものである。
POS周辺機器66は、オペレータが商品に関する情報を入力するキーボード71、商品に貼付、若しくは予め印刷されたバーコードを読み取るバーコードリーダ72、入力された商品情報等を表示するディスプレイ73(カスタマディスプレイおよびオペレータ用ディスプレイ)、キャッシュドロワ74などがインターフェース65を介して接続されている。
CPU61は、キーボード71による入力、またはバーコードリーダ72によるバーコードの読み取りによって、POSサーバ(図示省略)から購入商品の商品情報を取得する。そして、CPU61は、POSアプリケーション64aと協同して取得した商品情報を元に決済情報を生成し、インターフェース65を介して当該決済情報をレシート発行装置1に送信する。
レシート発行装置1は、販売商品のレシートR(会計レシート)を発行するものであり、CPU81、ROM82、RAM83、検出部84、搬送部85、読み書き部86(決済情報書込手段)、印刷部87、切断部88、計時部89およびインターフェース90を備えている。CPU81は、レシート発行装置1の動作全体を制御するものである。ROM82は、CPU81が各種処理を実行するための制御プログラムや制御データを記憶する。RAM83は、CPU81が各種処理を実行する際の作業領域として利用される。
インターフェース90は、POSコンピュータ60と接続するものである。CPU81は、インターフェース90を介してPOSコンピュータ60から決済情報や各種コマンドを受信する。
検出部84は、各種検出を行うものであり、用紙検出器33、カード挿入検出器42(媒体検出手段)およびカード排出検出器43によりその主要部が構成される。搬送部85は、ロール紙3およびICカードCの搬送を行うものであり、紙送りローラ31、プラテンローラ22およびカード送りローラ41によりその主要部が構成される。
読み書き部86は、ICカードCのICチップ53から情報の読み取りおよび書き込みを行うものであり、カードリーダ/ライタ7によりその主要部が構成される。この読み書き部86により、ICカードCに対してPOSコンピュータ60から受信した決済情報が書き込まれる(記録される)。
印刷部87は、ロール紙3への印刷、並びにICカードCの可逆性感熱記録層52への印刷および消去を行うものであり、サーマルヘッド21によりその主要部が構成される。この印刷部87により、ロール紙3にPOSコンピュータ60から受信した決済情報を印刷したり、あるいは、ICカードCの可逆性感熱記録層52に、決済情報の少なくとも一部を印刷する。ICカードCの可逆性感熱記録層52に、決済情報を印刷することで、当該ICカードを所持する顧客が、簡単に決済情報を確認することができるため、利便性が良い。
切断部88は、印刷後のロール紙3を切断するものであり、オートカッタ13によりその主要部が構成される。印刷部87により決済情報が印刷されたロール紙3は、切断部88により所定長さに切断され、レシートR(会計レシート)として発行される。
計時部89は、所謂RTC(Real Time Clock)であり、日時をカウントする。本実施形態では、POSコンピュータ60からの決済情報を受信してから、ICカードCがカード挿入検出器42によって検出されるまでの時間を取得するために用いられる。
以上の構成により、レシート発行装置1(CPU81)は、POSコンピュータ60から決済情報を受信すると、当該決済情報の受信をトリガとして、計時部89により時間のカウントを開始する。そして、レシート発行装置1は、所定時間内にICカードCの挿入がカード挿入検出器42により検出された場合(ICカードを読み取った場合)、レシート用紙に決済情報を印刷したレシートRを発行せず、所定時間内にICカードCが検出されない場合は、レシートRを発行する。
ここで、図4のフローチャートを参照し、レシート発行装置1によりレシートRを発行する処理(レシート発行処理)について説明する(レシート発行装置1の制御方法)。まず、レシート発行装置1は、POSコンピュータ60から決済情報を受信する(S01,決済情報受信手段)。続いて、レシート発行装置1は、当該決済情報の受信後、所定時間内に、カード挿入検出器42によりICカードCを検出したか否かを判定する(S32)。
所定時間内にICカードCを検出した場合(S03;Yes)、レシート発行装置1は、レシートR(紙レシート)を発行しないと判定する(S04)。そして、レシート発行装置1は、ICカードCのICチップ53に受信した決済情報を記録する(書き込む)と共に(S05)、ICカードCの可逆性感熱記録層52に当該決済情報の少なくとも一部を印刷する(S06,決済情報印刷手段)。その後、受信した(レシート発行装置1のRAM83に記憶した)決済情報を消去し(S07)、一連のレシート発行処理を終える。
一方、所定時間内にICカードCを検出しなかった場合(S03;No)、レシート発行装置1は、レシートRを発行すると判定し(S08)、受信した決済情報をレシート用紙に印刷して、レシートRを発行する(S09,レシート発行手段)。そして、レシート発行装置1は、受信した(レシート発行装置1のRAM83に記憶した)決済情報を消去し(S07)、一連のレシート発行処理を終える。
以上のように、本実施形態によれば、レシート発行装置1は、決済情報を受信した後、所定時間内にICカードCを検出した場合、決済情報をICカードCに記憶し、レシートRを発行しない。一方、所定時間内にICカードCを検出しなかった場合、レシートRを発行する。一般的に、ICカードCを用いて電子決済を行う場合、レシートR(紙レシート)を必要としない場合が多い。このため、レシートRを発行するか否かを決定するために、電子決済が可能なICカードCを用いることは有効である。また、このようなICカードCは、決済時(会計時)に違和感無く用いられるため、顧客および店員が意識することなく(特別な操作なしに)、不要なレシートRの発行を無くすことができる。
また、レシート発行装置側でICカードCの検出の有無を判定し、この結果によってレシートRを発行する/しないを決定するため、POSコンピュータ60のPOSアプリケーション64aを変更することなく実現でき(POSコンピュータ60にレシートRの発行方法に関する特別な機能を追加する必要がなく実現でき)、導入コストを抑えることができる。
なお、本実施形態では、レシート発行装置1の内部にリーダ/ライタ7を組み込んだものを例に挙げて説明しているが、これに限るものではなく、リーダ/ライタ7をレシート発行装置1とは別体に構成し、インターフェース90を介して接続するようにしても良い。
また、本実施形態では、カード挿入検出器42によりICカードCを検出したか否かを判定しているが、これに限るものではなく、読み書き部86により当該ICカードCが読み取られたか否かにより、ICカードCの検出の判定をするようにしても良い。
また、本実施形態では、リーダ/ライタ7で読み取る媒体として、電子決済が可能なICカードCを例に挙げて説明しているが、これに限るものではなく、店舗が発行する会員カードやレシートRが不要である旨を示す専用カードであっても良い。例えば、会員カードを用いる場合、会員カードにレシート発行不要を示す情報(以下、「レシート不要情報」と称す。)を事前に記憶しておき、読み書き部86により、当該レシート不要情報を読み取った場合は、レシートを発行せず、レシート不要情報を読み取れなかった場合は(レシート不要情報が記録されていない場合)、レシートを発行することで実現可能である。レシートRを発行するか否かを、決済時(会計時)に違和感無く用いられる会員カードにより行うことで、顧客および店員が意識することなく、不要なレシートRの発行を無くすことができる。
また、上述した実施例によらず、レシート発行システムSYの装置構成や処理工程、およびレシート発行装置1の機器構成、処理工程および制御方法等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
本実施形態のレシート発行装置の概略断面図である。 本実施形態のICカードの全体斜視図である。 本実施形態のレシート発行システムの制御ブロック図である。 レシート発行処理について説明するフローチャートである。
符号の説明
1…レシート発行装置 52…可逆性感熱記録層 60…POSコンピュータ 84…検出部 86…読み書き部 87…印刷部 88…切断部 SY…レシート発行システム C…ICカード

Claims (5)

  1. 決済情報を送信する外部装置から、前記決済情報を受信する決済情報受信手段と、
    受信した前記決済情報を印刷することにより、前記会計レシートを発行するレシート発行手段と、
    決済に用いる所定の媒体を検出する媒体検出手段と、を備え、
    前記レシート発行手段は、
    前記決済情報を受信した後、所定時間内に前記媒体を検出した場合、前記会計レシートを発行せず、前記所定時間内に前記媒体を検出しなかった場合、前記会計レシートを発行することを特徴とするレシート発行装置。
  2. 前記媒体は、電子決済が可能な情報記録媒体であり、
    前記決済情報を受信した後、前記媒体検出手段により、前記所定時間内に前記情報記録媒体を検出した場合、前記情報記録媒体に対して前記決済情報の書き込みを行う決済情報書込手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のレシート発行装置。
  3. 前記情報記録媒体は、書き換え可能な印刷領域を有し、
    前記決済情報の少なくとも一部を前記印刷領域に印刷する決済情報印刷手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のレシート発行装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のレシート発行装置と、前記外部装置と、から構成されることを特徴とするレシート発行システム。
  5. 決済情報を受信した後、
    所定時間内に決済に用いる所定の媒体を検出した場合、前記会計レシートを発行せず、
    前記所定時間内に前記媒体を検出しなかった場合、前記会計レシートを発行することを特徴とするレシート発行装置の制御方法。
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