JP2010041327A - ノイズ低減装置及びノイズ低減方法 - Google Patents

ノイズ低減装置及びノイズ低減方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010041327A
JP2010041327A JP2008201140A JP2008201140A JP2010041327A JP 2010041327 A JP2010041327 A JP 2010041327A JP 2008201140 A JP2008201140 A JP 2008201140A JP 2008201140 A JP2008201140 A JP 2008201140A JP 2010041327 A JP2010041327 A JP 2010041327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
frame
noise
noise reduction
impulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008201140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4358283B1 (ja
Inventor
Himio Yamauchi
日美生 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008201140A priority Critical patent/JP4358283B1/ja
Priority to US12/337,458 priority patent/US7705918B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4358283B1 publication Critical patent/JP4358283B1/ja
Publication of JP2010041327A publication Critical patent/JP2010041327A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/144Movement detection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

【課題】映像信号からインパルス状のノイズ成分を低減するとともに、他のノイズ成分を映像信号に応じた強度で低減することが可能なノイズ低減装置及びノイズ低減方法を提供する。
【解決手段】インパルス状ノイズを低減した入力映像信号(現フレーム映像信号)と、フレーム遅延映像信号(前フレーム映像信号)とから映像の動きを検出し、この動き量に応じた強度で、インパルス状ノイズ以外の他のノイズ成分を低減するノイズ低減処理を現フレーム映像信号に施す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映像信号に含まれたノイズ成分を低減するノイズ低減装置及びノイズ低減方法に関する。
従来から、信号中に含まれたノイズを低減するノイズ低減装置が知られている。例えば、特許文献1には、入力映像信号から検出した動きベクトルに基づいて当該入力映像信号に動き補正を施し、動きベクトルの検出結果に基づいて検出した入力映像信号のノイズレベルに応じた強さで、前記動き補正を施した入力映像信号と元の入力映像信号との差分信号に非線形処理を施し、この非線形処理を施した差分信号と元の入力映像信号とを合成することで、ノイズの低減を行うノイズ低減装置(信号処理装置)が開示されている。
特開2001−136416号公報
しかしながら、上記した従来のノイズ低減装置では、ある振幅以上のインパルス状ノイズを低減しようとすると、動き検出の感度を静止判定寄りに調整することになるため、動いている絵柄の周辺に2重像や残像等が発生し画質が劣化するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、映像信号からインパルス状のノイズ成分を低減するとともに、他のノイズ成分を映像信号に応じた強度で低減することが可能なノイズ低減装置及びノイズ低減方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、外部から入力されるフレーム単位の入力映像信号を1フレーム分遅延させ、フレーム遅延映像信号として出力するフレーム遅延手段と、前記入力映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出する第1インパルスノイズ検出手段と、前記フレーム遅延映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出する第2インパルスノイズ検出手段と、前記第1インパルスノイズ検出手段の検出結果に基づいて、前記入力映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した現フレーム映像信号を生成する第1インパルスノイズ低減手段と、前記第2インパルスノイズ検出手段の検出結果に基づいて、前記フレーム遅延映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した前フレーム映像信号を生成する第2インパルスノイズ低減手段と、前記現フレーム映像信号と前記前フレーム映像信号とから映像の動きを検出し、この動きの度合いを表した動き量を出力する動き検出手段と、前記現フレーム映像信号に対して、前記インパルス状のノイズ成分以外の他のノイズ成分を低減するためのノイズ低減処理を前記動き量に応じた強度で施し、ノイズ低減映像信号を生成するノイズ低減手段と、を備える。
また、本発明は、外部から入力されるフレーム単位の入力映像信号を1フレーム分遅延させ、フレーム遅延映像信号として出力するフレーム遅延手段と、前記入力映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出するインパルスノイズ検出手段と、前記インパルスノイズ検出手段の検出結果に基づいて、前記入力映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した現フレーム映像信号を生成するインパルスノイズ低減手段と、前記現フレーム映像信号と前記フレーム遅延映像信号とから映像の動きを検出し、この動きの度合いを表した動き量を出力する動き検出手段と、前記現フレーム映像信号に対して、前記インパルス状のノイズ成分以外の他のノイズ成分を低減するためのノイズ低減処理を前記動き量に応じた強度で施し、ノイズ低減映像信号を生成するノイズ低減手段と、を備え、前記フレーム遅延手段は、前記ノイズ低減映像信号を前記フレーム遅延映像信号として出力することを特徴とする。
また、本発明は、フレーム遅延手段が、外部から入力されるフレーム単位の入力映像信号を1フレーム分遅延させ、フレーム遅延映像信号として出力するフレーム遅延工程と、第1インパルスノイズ検出手段が、前記入力映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出する第1インパルスノイズ検出工程と、第2インパルスノイズ検出手段が、前記フレーム遅延映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出する第2インパルスノイズ検出工程と、第1インパルスノイズ低減手段が、前記第1インパルスノイズ検出工程での検出結果に基づいて、前記入力映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した現フレーム映像信号を生成する第1インパルスノイズ低減工程と、第2インパルスノイズ低減手段が、前記第2インパルスノイズ検出工程での検出結果に基づいて、前記フレーム遅延映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した前フレーム映像信号を生成する第2インパルスノイズ低減工程と、動き検出手段が、前記現フレーム映像信号と前記前フレーム映像信号とから映像の動きを検出し、この動きの度合いを表した動き量を出力する動き検出工程と、第2ノイズ低減手段が、前記現フレーム映像信号に対して、前記インパルス状のノイズ成分以外の他のノイズ成分を低減するためのノイズ低減処理を前記動き量に応じた強度で施し、ノイズ低減映像信号を生成する第2ノイズ低減工程と、を含む。
本発明によれば、インパルス状のノイズ成分を低減した入力映像信号とフレーム遅延映像信号とから映像の動きを検出し、この動き量に応じた強度で入力映像信号中の他のノイズ成分を低減することができるため、映像信号の画質を維持しつつ、インパルス状のノイズ成分以外の他のノイズ成分を低減することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかるノイズ低減装置及びノイズ低減方法の最良な実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されないものとする。
[第1の実施形態]
まず、図1を参照して、第1の実施形態にかかるノイズ低減装置10について説明する。図1は、ノイズ低減装置10の構成の一例を示したブロック図である。同図に示したように、ノイズ低減装置10は、フレーム遅延部11と、第1インパルスノイズ検出部12と、第2インパルスノイズ検出部13と、第1ノイズ低減部14と、動き検出部15と、第2ノイズ低減部16とを備えている。
フレーム遅延部11は、フレームメモリ等の遅延回路であって、外部から入力されるフレーム単位の映像信号(以下、入力映像信号という)を1フレーム分遅延させ、フレーム遅延映像信号として第1インパルスノイズ検出部12及び第2インパルスノイズ検出部13に出力する。
第1インパルスノイズ検出部12は、外部からの入力映像信号と、フレーム遅延部11から出力されたフレーム遅延映像信号とを入力とし、入力映像信号からフレーム遅延映像信号を減算したフレーム差分信号に基づいて、この入力映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分(以下、インパルス状ノイズという)を検出する。以下、第1インパルスノイズ検出部12について説明する。
図2は、第1インパルスノイズ検出部12の構成の一例を示した図である。また、図3は、矩形波除去部21及び単独パルス検出部22の動作の一例を示したタイミングチャートである。図2に示したように、第1インパルスノイズ検出部12は、フレーム差分信号に含まれた矩形波信号を除去する矩形波除去部21と、矩形波除去部21の出力信号からインパルス状ノイズ(単独パルス)を検出する単独パルス検出部22とを有している。
矩形波除去部21について説明する。矩形波除去部21は、演算器2111と、ディレイ回路2112と、ディレイ回路2113と、加算器2114と、加算器2115と、判断部2116と、絶対値器2117と、絶対値器2118と、最小値選択部2119と、選択部2120と、加算器2121と、符号抽出部2122と、符号付加部2123とを備えている。
演算器2111は、入力映像信号からフレーム遅延映像信号を減算し、この減算結果となるフレーム差分信号D0をディレイ回路2112に出力する。ディレイ回路2112は、遅延回路であって、演算器2111から入力されるフレーム差分信号D0を所定のピクセル分遅延させ、遅延信号D1として出力する。また、ディレイ回路2113は、遅延回路であって、ディレイ回路2112から入力される遅延信号D1を更に所定のピクセル分遅延させ、遅延信号D2として出力する。
加算器2114は、遅延信号D1とマイナスのフレーム差分信号D0とを加算し、この加算結果を出力Aとして出力する。また、加算器2115は、遅延信号D1とマイナスの遅延信号D2とを加算し、この加算結果を出力Bとして出力する。
判断部2116は、加算器2114からの出力Aと、加算器2115からの出力Bとを入力とし、これら出力A、Bの値に応じて選択部2120の出力を制御する。なお、判断部2116の動作については後述する。
絶対値器2117は、加算器2114からの出力Aの絶対値を最小値選択部2119に出力する。また、絶対値器2118は、加算器2115からの出力Bの絶対値を最小値選択部2119に出力する。最小値選択部2119は、絶対値器2117及び絶対値器2118から入力された信号のうち、同タイミングでより小さな値となる信号をタイミング毎に選択し、出力Cとして選択部2120に出力する。
選択部2120は、判断部2116の制御の下、最小値選択部2119から入力された「出力C」、又は、nullを表す「0」を選択的に出力する。判断部2116は、当該判断部2116に入力された出力A、Bの値が、A≦0で且つB≦0、又は、A≧0で且つB≧0であると判断したとき、選択部2120からの出力が「出力C」となるよう選択部2120を制御し、上記条件に該当しないときは「0」となるよう選択部2120を制御する。ここで、判断部2116は、出力Aと出力Bとの極性を検出し両極性が同一であるか否かを判定するが、両極性が異なる場合、フレーム差分信号D0は矩形波と判断することができる。この場合、判断部2116では、選択部2120からの出力を「0」とすることで、矩形波成分を除去する。
加算器2121は、加算器2114及び加算器2115からの出力A、Bを加算し、二次微分信号Eとして符号抽出部2122に出力する。符号抽出部2122では、二次微分信号Eに含まれた符号情報を抽出し、符号付加部2123に出力する。ここで、符号情報とは、(2・D1−D0−D2)の演算結果の正・負を示した情報であって、単発パルスが凸型(正)か、凹型(負)かを意味するものである。
符号付加部2123は、符号抽出部2122から供給された符号を、選択部2120からの出力に付加し、信号D3として後段の単独パルス検出部22に供給する。
以下、図3、4を参照して、矩形波除去部21による矩形波除去の動作について説明する。ここで、図4は、矩形波除去部21による矩形波除去処理の手順を示したフローチャートである。なお、図4のフローチャートの各ステップは、回路ブロックに置き換えることができる。従って、各フローチャートのステップの全ては、ブロックに定義しなおすことが可能である。
まず、矩形波除去部21は、入力映像信号とフレーム遅延映像信号とに基づき、フレーム差分信号D0を生成すると(ステップS11)、このフレーム差分信号D0を所定の第1ピクセル分遅延させた遅延信号D1を生成するとともに、フレーム差分信号D0を第2ピクセル分遅延させた遅延信号D2を生成する(ステップS12)。その後、矩形波除去部21は、フレーム差分信号D0、遅延信号D1、遅延信号D2を用いて、2つの微分値(出力A、B)を出力する(ステップS13)。そして、矩形波除去部21は、2つの微分値の極性を検出し(ステップS14)、両極性が同一であるか否かを判定する(ステップS15)。
ここで、矩形波除去部21は、両者の微分値の極性が同一と判定すると(ステップS15;Yes)、フレーム差分信号D0は矩形波でないと判断して後段にスルーする(ステップS16)。また、ステップS15において、両者の微分値の極性が異なると判定すると(ステップS15;No)、矩形波除去部21は、フレーム差分信号D0が矩形波であると判断し、この矩形波成分を除去(削除)する(ステップS17)。このように、矩形波除去部21では、インパルス状ノイズを検出する際に障害となる矩形波を除去することができるため、後段の単独パルス検出部22による検出精度を向上させることができる。
次に、図2、図3を参照して、単独パルス検出部22について説明する。図2に示したように、単独パルス検出部22は、ディレイ回路2211と、ディレイ回路2212と、加算器2213と、加算器2214と、絶対値器2215と、絶対値器2216と、最小値選択部2217と、絶対値器2218と、最小値選択部2219と、符号抽出部2220と、符号付加部2221と、リミッタ部2222とを備えている。
ディレイ回路2211は、遅延回路であって、矩形波除去部21の符号付加部2123から出力された信号D3を所定のピクセル分遅延させ、遅延信号D4として出力する。また、ディレイ回路2212は、遅延回路であって、ディレイ回路2211から入力される遅延信号D4を更に所定のピクセル分遅延させ、遅延信号D5として出力する。
加算器2213は、信号D3と遅延信号D4とを加算し、この加算結果を出力Gとして出力する。また、加算器2214は、遅延信号D4と遅延信号D5とを加算し、この加算結果を出力Hとして出力する。
絶対値器2215は、加算器2213からの出力Gの絶対値を最小値選択部2217に出力する。また、絶対値器2216は、加算器2214からの出力Hの絶対値を最小値選択部2217に出力する。最小値選択部2217は、絶対値器2215及び絶対値器2216から入力された信号のうち、同タイミングでより小さな値となる信号をタイミング毎に選択し、出力Jとして最小値選択部2219に出力する。また、絶対値器2218は、遅延信号D4の絶対値を最小値選択部2219に出力する。
最小値選択部2219は、最小値選択部2217及び絶対値器2218から入力された信号のうち、同タイミングでより小さな値となる信号をタイミング毎に選択し、出力Lとして符号付加部2221に出力する。また、符号抽出部2220は、遅延信号D4に含まれた符号情報を抽出し、符号付加部2221に出力する。
符号付加部2221は、符号抽出部2220から供給された符号を、最小値選択部2219からの出力Lに付加し、出力信号Mとしてリミッタ部2222に出力する。リミッタ部2222は、出力信号Mの振幅値を図2のグラフ23に示すように一定範囲に制限し、第1検出信号として第1ノイズ低減部14に出力する。
以下、図3、5を参照して、矩形波除去部21による矩形波除去の動作について説明する。ここで、図5は、単独パルス検出部22による単独パルス検出処理の手順を示したフローチャートである。なお、図5のフローチャートの各ステップは、回路ブロックに置き換えることができる。従って、各フローチャートのステップの全ては、ブロックに定義しなおすことが可能である。
単独パルス検出部22は、信号D3を所定の第1ピクセル分遅延させた遅延信号D4を生成し、信号D3を第2ピクセル分遅延させた遅延信号D5を生成する(ステップS21)。その後、単独パルス検出部22は、信号D3、各遅延信号D4、遅延信号D5を加算する(ステップS22)。
そして、単独パルス検出部22は、各加算結果の各絶対値の最小値(J)を求め、この最小値(J)と遅延信号D4のうち、最小のものを選択する(ステップS23)。この結果、フレーム差分信号D0のうち、連続するパルス信号は相殺されて消え(ステップS24)、単独のパルス信号Mが残る(ステップS25)。
このように、第1インパルスノイズ検出部12によれば、特に、矩形波を除去することで、入力映像信号に含まれた単独のパルス信号(インパルス状ノイズ)を確実に検出することができる。
なお、本実施形態では、図2に示した構成により、インパルス状ノイズを検出することとしたが、この構成に限定されないものとする。例えば、特開平5−145802号公報等に開示されたインパルス状ノイズの検出に係る公知・公用の技術を用いて、第1インパルスノイズ検出部12を実現してもよい。
図1に戻り、第2インパルスノイズ検出部13は、外部からの入力映像信号と、フレーム遅延部11から出力されたフレーム遅延映像信号とを入力とし、当該フレーム遅延映像信号から入力映像信号を減算したフレーム差分信号に基づいて、フレーム遅延映像信号に含まれたインパルス状ノイズを検出する。
ここで、第2インパルスノイズ検出部13は、図2に示した第1インパルスノイズ検出部12と同様の構成を用いて実現することができる。具体的には、演算器2111の演算対象を、フレーム遅延映像信号から入力映像信号の減算とすることで、フレーム遅延映像信号に含まれたインパルス状ノイズを検出することができる。以下、第2インパルスノイズ検出部13から出力される信号を、第2検出信号と表記する。
第1ノイズ低減部14は、第1減算器141と、第2減算器142とを有する。第1減算器141は、第1インパルスノイズ検出部12の検出結果(第1検出信号)に基づいて、入力映像信号からインパルス状ノイズを低減した現フレーム映像信号を生成する。具体的に、第1減算器141は、入力映像信号から第1検出信号成分を減算することで、当該入力映像信号に含まれたインパルス状ノイズを除去し、現フレーム映像信号として出力する。
また、第2減算器142は、第2インパルスノイズ検出部13の検出結果(第2検出信号)に基づいて、フレーム遅延映像信号からインパルス状ノイズを低減した前フレーム映像信号を生成する。具体的に、第2減算器142は、フレーム遅延映像信号から第2検出信号成分を減算することで、当該フレーム遅延映像信号に含まれたインパルス状ノイズを除去し、前フレーム映像信号として出力する。
動き検出部15は、第1ノイズ低減部14から出力された現フレーム映像信号と、前フレーム映像信号とを比較することで、前フレーム映像信号から現フレーム映像信号への間で映像にどの程度動きがあったのかを検出し、この動きの度合いを表した動き量を第2ノイズ低減部16に出力する。なお、動き検出部15が実現する動き検出方法としては、反復勾配法やブロックマッチング法等の公知・公用の技術を用いることが可能である。
第2ノイズ低減部16は、第1ノイズ低減部14からの出力(現フレーム映像信号)に対して、インパルス状ノイズ以外の他のノイズ成分を低減するためのノイズ低減処理を、動き検出部15から入力される動き量に応じた強度で施し、ノイズ低減映像信号として外部に出力する。
具体的に、第2ノイズ低減部16は、動き量が表す映像の状態が静状態(動き量0)に近いほど、現フレーム映像信号に対するノイズ低減処理のノイズ低減効果を強くし、動き量が大きくなるほどノイズ低減処理のノイズ低減効果を弱くする。ここで、各動き量に対応するノイズ低減効果の強度は予め規定されており、各動き量とノイズ低減効果の強度とを関連付けた設定情報が、第2ノイズ低減部16に設けられたROM等の記憶媒体161に予め記憶されているものとする。
図6は、記憶媒体161に記憶された設定情報の一例を模式的に示した図であって、動き量とノイズ低減効果の強度との関係の一例を示している。同図において、横軸は動き量を表しており、図中左方に行くほどより大きな動きであることを意味している。また、縦軸はノイズ低減効果の強度を表しており、図中上方に行くほどノイズ低減効果を強めることを意味している。同図からも明らかなように、この設定情報では、動き量が静状態に近いほどノイズ低減効果を強く、動き量が大きくなるほどノイズ低減効果を弱くすることを規定している。
第2ノイズ低減部16は、動き検出部15からの動き量に対応するノイズ低減効果の強度を、記憶媒体161に記憶された設定情報に基づいて決定すると、この強度を実現するようノイズ低減処理を実行する。なお、ノイズ低減処理の内容は特に問わないものとするが、例えば、メディアンフィルタ等を用いた公知・公用の技術を適用することが可能である。また、本実施形態では、第2ノイズ低減部16内に設けられた記憶媒体161に設定情報を記憶した態様について説明したが、これに限らず、第2ノイズ低減部16外部の記憶媒体に設定情報を記憶する態様としてもよい。また、第2ノイズ低減部16の他の実施形態としては、ノイズ低減映像信号=現フレーム映像信号+α(前フレーム映像信号−現フレーム映像信号)としてもよい(但し、動き量=0〜Th1のときα=1、動き量=Th1〜Th2のとき1から0へ直線的に落ちる特性、動き量=Th2〜のときα=0)。
以上のように、第1の実施形態に係るノイズ低減装置10によれば、インパルス状ノイズを低減した入力映像信号(現フレーム映像信号)とフレーム遅延映像信号(前フレーム映像信号)とから映像の動きを検出し、この動き量に応じた強度で、現フレーム映像信号にノイズ低減処理を施すことができるため、入力映像信号からインパルス状のノイズ成分を低減するとともに、他のノイズ成分を映像信号に応じた強度で低減することができる。これにより、入力映像信号に適したノイズ低減効果を得ることができるため、入力映像信号の画質向上を図ることができる。
なお、図1の構成例では、第2ノイズ低減部16にフレーム遅延映像信号を入力する態様としているが、現フレーム映像信号に対するノイズ低減処理時にフレーム遅延映像信号を用いないような場合には、当該フレーム遅延映像信号が入力されないよう構成することとしてもよい。
また、本実施形態では、動き検出部15から出力された動き量の大小に応じて、ノイズ低減効果の強度を制御する態様としたが、本実施形態の変形例として、動き量の値に基づいて映像の状態を静状態か動状態かの2状態に判別し、これら各状態に応じた強度で前記ノイズ低減処理を施すこととしてもよい。
図7は、本実施形態の変形例における設定情報の一例を模式的に示した図であって、動き量とノイズ低減効果の強度との関係の一例を示している。同図において、横軸は動き量を表しており、図中左方に行くほどより大きな動きであることを意味している。また、縦軸はノイズ低減効果の強度を表しており、図中上方に行くほどノイズ低減効果を強めることを意味している。ここで、図中Thは、状態判別のための閾値である。なお、閾値の値は記憶媒体161や他の記憶媒体に予め記憶されているものとする。
図7からも明らかなように、この設定情報では、動き量が静状態の場合には、動状態の場合よりもノイズ低減効果を強く施すことを規定している。第2ノイズ低減部16では、動き検出部15からの動き量と閾値Thとを比較し、動き量がこの閾値を下回る場合に静状態と判別し、この閾値以上となる場合に動状態と判別する。さらに、第2ノイズ低減部16は、判別した状態に対応するノイズ低減効果の強度を、記憶媒体161に記憶された設定情報に基づいて決定すると、この強度を実現するようノイズ低減処理を実行する。
これにより、映像の状態に適したノイズ低減効果でノイズ低減処理を施すことができるため、上記実施形態と同様、映像信号の画質を維持しつつ、インパルス状ノイズ以外の他のノイズ成分を低減することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付与し説明を省略する。
図8は、第2の実施形態に係るノイズ低減装置30の構成の一例を示したブロック図である。同図に示したように、ノイズ低減装置30は、フレーム遅延部31と、インパルスノイズ検出部32と、第1ノイズ低減部33と、動き検出部34と、第2ノイズ低減部35とを備え、当該第2ノイズ低減部35からの出力がフレーム遅延部31の入力となる巡回型のノイズ低減装置となっている。
フレーム遅延部31は、フレームメモリ等であって、第2ノイズ低減部35から入力される1フレーム分の映像信号(後述するノイズ低減映像信号)を保持し、外部から入力される入力映像信号より1フレーム分遅延したフレーム遅延映像信号としてインパルスノイズ検出部32に出力する。なお、第2ノイズ低減部35から入力される映像信号は、第1ノイズ低減部33及び第2ノイズ低減部35にてノイズ成分が低減された映像信号となっている。
インパルスノイズ検出部32は、外部から入力される入力映像信号と、フレーム遅延部31からのフレーム遅延映像信号とを入力とし、入力映像信号からフレーム遅延映像信号を減算したフレーム差分信号に基づいて、この入力映像信号に含まれたインパルス状ノイズを検出する。なお、インパルスノイズ検出部32は、図1に示した第1インパルスノイズ検出部12と同様の構成を用いて実現することができるため、詳細な説明は省略する。以下、インパルスノイズ検出部32から出力される信号を検出信号と表記する。
第1ノイズ低減部33は、減算器331を有している。減算器331は、インパルスノイズ検出部32の検出結果(検出信号)に基づいて、入力映像信号からインパルス状ノイズを低減した現フレーム映像信号を生成する。具体的に、減算器331は、入力映像信号から検出信号成分を減算することで、当該入力映像信号からインパルス状ノイズを除去し、現フレーム映像信号として出力する。
動き検出部34は、第1ノイズ低減部33から出力された現フレーム映像信号と、フレーム遅延映像信号とを比較し、フレーム遅延映像信号から現フレーム映像信号への間で映像にどの程度動きがあったのかを検出し、この動きの度合いを表した動き量を第2ノイズ低減部35に出力する。なお、動き検出部34が実現する動き検出方法としては、反復勾配法やブロックマッチング法等の公知・公用の技術を用いることが可能である。
第2ノイズ低減部35は、第1ノイズ低減部33からの出力(現フレーム映像信号)に対して、インパルス状ノイズ以外の他のノイズ成分を低減するためのノイズ低減処理を、動き検出部34から入力される動き量に応じた強度で施し、ノイズ低減映像信号として外部に出力するとともに、フレーム遅延部31に出力する。
具体的に、第2ノイズ低減部35は、動き量が表す映像の状態が静止状態(動き量0)に近いほど、現フレーム映像信号に対するノイズ低減処理のノイズ低減効果を強くし、動き量が大きくなるほどノイズ低減処理のノイズ低減効果を弱くする。ここで、各動き量に対応するノイズ低減効果の強度は予め規定されており、各動き量とノイズ低減効果の強度とを関連付けた設定情報が、第2ノイズ低減部35に設けられたROM等の記憶媒体161に予め記憶されているものとする。
以上のように、第2の実施形態に係るノイズ低減装置30によれば、インパルス状ノイズを低減した入力映像信号(現フレーム映像信号)と、インパルス状ノイズ及び他のノイズ成分を低減したフレーム遅延映像信号とから映像の動きを検出し、この動き量に応じた強度で、現フレーム映像信号にノイズ低減処理を施すことができるため、入力映像信号からインパルス状のノイズ成分を低減するとともに、他のノイズ成分を映像信号に応じた強度で低減することができる。これにより、入力映像信号に適したノイズ低減効果を得ることができるため、入力映像信号の画質向上を図ることができる。
また、上述した第1の実施形態に係るノイズ低減装置10の構成と比較し、部品数を削減することができるため、製造コストを抑えることが可能である。
なお、図8の構成例では、第2ノイズ低減部35にフレーム遅延映像信号を入力する態様としているが、現フレーム映像信号に対するノイズ低減処理時にフレーム遅延映像信号を用いないような場合には、当該フレーム遅延映像信号が入力されないよう構成することとしてもよい。
また、本実施形態においても、第1の実施形態の変形例と同様に、動き量の値に基づいて映像の状態を静状態か動状態かの2状態に判別し、これら各状態に応じた強度で前記ノイズ低減処理を施す態様としてもよい。
[ノイズ低減装置を用いた映像装置]
次に、上述した第1、第2の実施形態に係るノイズ削減回路(ノイズ低減装置10、ノイズ低減装置30)を用いた映像装置の一例について説明する。
図9は、第1、第2の実施形態に係るノイズ低減回路を適用した画像表示装置40の構成の一例を示したブロック図である。同図に示したように、画像表示装置40は、映像信号入力部41と、メイン処理部42と、高解像度化部43と、動画改善処理部44と、表示処理部45と、表示部46と、音声処理部47と、音声出力部48とを備えている。
映像信号入力部41は、表示の対象となる映像信号が入力される部位であって、デジタル放送受信部411と、IPTV信号処理部412と、インターネット等のIP網を介して送信されたデータを受信するインターネット信号処理部413と、アナログ信号の入力を受け付ける外部入力部414とを備えている。ここで「映像信号」とは、静止画像や動画像からなる映像信号の他、音声信号をも含む概念である。
デジタル放送受信部411は、BS、CS、地上波等のデジタル放送を受信するためのデジタルアンテナ4111と、デジタル放送を選局するためのデジタルチューナ4112と、デジタル放送を復調しデジタルの映像信号としてメイン処理部42に出力するデジタル信号復調部4113とを有している。
IPTV信号処理部412は、専用のIP網を介して送信されるIP放送を受信し、デジタルの映像信号としてメイン処理部42に出力する。
インターネット信号処理部413は、インターネット等のIP網を介して送信されるデータ(静止画像や動画像)を受信し、デジタルの映像信号としてメイン処理部42に出力する。
外部入力部414は、アナログ放送を受信するためのアナログアンテナ4141と、アナログ放送を選局するためのアナログチューナ4142と、アナログ信号にA/D変換等の信号処理を施し、デジタルの映像信号としてメイン処理部42に出力する外部入力信号処理部4143とを有している。なお、外部入力信号処理部4143は、ゲーム機やPC(Personal Computer)、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ等の外部機器と接続するための端子を有し(図示せず)、当該入力端子を介して外部機器から入力されるアナログ信号に対しても信号処理を施すものとする。
メイン処理部42は、映像信号入力部41から入力される映像信号から音声信号を分離し、この映像信号に所定の信号処理を施した後、高解像度化部43に出力する。ここで、メイン処理部42が施す信号処理としては、圧縮符号化された入力信号を復号化する復号化処理や、入力された映像信号のフォーマットを所定のフォーマットに変換するフォーマット変換処理等が挙げられる。
図10は、高解像度化部43の詳細構成を示したブロック図である。同図に示したように、高解像度化部43は、ノイズ低減部431と、前処理部432と、超解像度変換処理部433と、後処理部434とを備えている。
ここで、ノイズ低減部431は、上述した第1、第2の実施形態に係るノイズ低減装置を適用した機能部であって、メイン処理部42から入力された映像信号中のノイズ成分を除去し、前処理部432に出力する。
前処理部432は、ノイズ低減部431から入力される映像信号に対し、インターレース・プログレッシブ変換処理(以下、IP変換処理という)や、スケーリング等の画像処理を施し、超解像度変換処理部433に出力する。ここで、IP変換処理とは、映像信号に含まれた画像の動きを検出することで当該映像信号が静止画像と動画像かを判別し、静止画像と判別したときには静止画像用の補間処理を行い、動画像と判別したときには動画像用の補間処理を行うことを意味する。
超解像度変換処理部433は、前処理部432から入力される映像信号に対して、高解像度化するための画像処理(以下、超解像度変換処理という)を施すことで、HDサイズ等の高解像度の映像信号を生成し、後処理部434に出力する。
ここで、超解像度変換処理とは、第1解像度である低解像度の映像信号から本来の画素値を推定して画素を増やすことにより、第2解像度である高解像度の映像信号を復元する画像処理を意味する。ここで「本来の画素値」とは、例えば、低解像度(第1解像度)の映像信号を得たときと同じ被写体を、高解像度(第2解像度)の映像信号の画素数を持つカメラで撮像したときに得られる映像信号の各画素が持つ値を指す。また、「推定して画素を増やす」とは、画像の特徴を捕らえて、相関性があるという画像の特徴を利用して周辺(フレーム内またはフレーム間)の画像から本来の画素値を推定して画素を増やすことを意味する。
なお、超解像度変換処理については、特開2007−310837号公報、特開2008−98803号公報や特開2000−188680号公報等に開示された公知・公用の技術を用いることが可能である。本実施形態の超解像度変換処理の技術としては、例えば、入力画像の標本化周期で決まるナイキスト周波数より高い周波数成分を有する画像を復元する技術を用いる。
例えば、特開2007−310837号公報に開示された超解像度変換処理を用いる場合には、複数の低解像度の映像信号(低解像度フレーム)の夫々に対してフレーム中の注目画素を含む注目画像領域中の画素値の変化パターンに最も近い複数の注目画像領域に対応する複数の対応点を基準フレームの中から選択し、対応点での輝度の標本値を対応点に対応している注目画素の画素値に設定し、複数の標本値の大きさと、複数の対応点の配置とに基づいて、基準フレームの画素数よりも多い画素数の高解像度フレームであって基準フレームに対応する高解像度フレームの画素値を算出することにより、低解像度の映像信号から本来の画素値を推定して画素を増やすことにより、高解像度の映像信号を復元する。
また、特開2008−98803号公報に開示された同一フレーム画像内の自己合同位置探索を利用した超解像度変換処理を用いる場合には、低解像度フレームの探索領域の各画素の誤差を比較して最小となる第1の画素位置を算出し、第1の画素位置及びこの第1の誤差、第1の画素の周辺の第2の画素位置及びこの第2の誤差に基づいて、探索領域のなかで誤差が最小となる位置を小数精度で算出する。そして、この位置を終点及び注目画素を始点とする小数精度ベクトルを算出し、小数精度ベクトルを用いて、探索領域に含まれない画面上の画素を終点とする、小数精度ベクトルの外挿ベクトルを算出する。そして、小数精度ベクトル、外挿ベクトル及び画像データから取得された画素値に基づいて、画像データに含まれる画素数よりも多い画素数の高解像度画像の画素値を算出する。超解像度変換処理部433は、このような処理を行うことにより、低解像度の映像信号から本来の画素値を推定して画素を増やすことにより、高解像度の映像信号を復元する。
また、特開2000−188680号公報に開示された複数フレーム画像間でのマッピングを利用した超解像度変換処理を用いることもできる。
ただし、超解像度変換処理部433における超解像度変換処理の手法は、上記に限定されるものではなく、低解像度の映像信号から本来の画素値を推定して画素を増やすことにより、高解像度の映像信号を復元する処理であれば、あらゆる手法を適用することができる。
後処理部434は、超解像度変換処理部433から入力される映像信号にガンマ補正等の画質補正を施し、後段の動画改善処理部44に出力する。
図9に戻り、動画改善処理部44は、高解像度化部43から入力される映像信号から中間フレームを生成することで、当該映像信号の1秒あたりのフレーム数を所定の値まで増加し、表示処理部45に出力する。例えば、高解像度化部43から入力された映像信号が、1秒あたり60フレームであったとすると、動画改善処理部44はこの60フレームの各映像から中間フレームを生成することで、1秒あたり120フレームの映像信号を生成し、表示処理部45に出力する。
表示処理部45は、ディスプレイドライバ等であって、動画改善処理部44から入力された映像信号の表示部46への表示を制御する。また、表示部46は、液晶表示パネルやプラズマパネル、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)パネル等の表示デバイスであって、表示処理部45の制御の下、映像信号に応じた画面を表示する。
音声処理部47は、メイン処理部42で分離された音声信号を、音声出力部48で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換し、音声出力部48に出力する。音声出力部48は、スピーカ等であって、音声処理部47から入力されるアナログ音声信号を音声出力する。
この画像表示装置40でも、高解像度化部43のノイズ低減部431、即ち、上述したノイズ低減装置10又はノイズ低減装置30において、映像信号からインパルス状ノイズ等のノイズ成分を除去することができる。特に、超解像度変換処理部433での処理に先がけて映像信号中のノイズ成分を除去する構成としているため、当該超解像度変換処理部433での鮮鋭化処理でノイズ成分が強調されてしまうことを防止することができる。これにより、映像画面で特に目立つインパルス状ノイズを確実に低減することができるとともに、他のノイズ成分についても低減することができるため、鮮明な映像を表示することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での種々の変更、置換、追加等が可能である。
例えば、上記実施形態では、画像表示装置40に上記各実施形態に係るノイズ低減回路を適用した例を説明したが、これに限らず、HDDレコーダやビデオカメラ等の他の映像装置に適用することとしてもよい。
第1の実施形態に係るノイズ低減回路の構成例を示したブロック図である。 図1に示した第1インパルスノイズ検出部の構成例を示した図である。 図2に示した矩形波除去部及び単独パルス検出部の動作の一例を示したタイミングチャートである。 図2に示した矩形波除去部による矩形波除去処理の手順の一例を示したフローチャートである。 図2に示した単独パルス検出部による単独パルス検出処理の手順の一例を示したフローチャートである。 動き量とノイズ低減効果の強度との関係の一例を示した図である。 動き量とノイズ低減効果の強度との関係の一例を示した図である。 第2の実施形態に係るノイズ低減装置の構成例を示したブロック図である。 第1、第2の実施形態に係るノイズ削減回路を適用した映像装置の構成例を示したブロック図である。 図9に示した高解像度化部の詳細構成を示したブロック図である。
符号の説明
10…ノイズ低減装置、11…フレーム遅延部、12…第1インパルスノイズ検出部、13…第2インパルスノイズ検出部、14…第1ノイズ低減部、15…動き検出部、16…第2ノイズ低減部、161…記憶媒体、21…矩形波除去部、2111…演算器、2112…ディレイ回路、2113…ディレイ回路、2114…加算器、2115…加算器、2116…判断部、2117…絶対値器、2118…絶対値器、2119…最小値選択部、2120…選択部、2121…加算器、2122…符号抽出部、2123…符号付加部、22…単独パルス検出部、2211…ディレイ回路、2212…ディレイ回路、2213…加算器、2214…加算器、2215…絶対値器、2216…絶対値器、2217…最小値選択部、2218…絶対値器、2219…最小値選択部、2220…符号抽出部、2221…符号付加部、2222…リミッタ部、23…グラフ、30…ノイズ低減装置、31…フレーム遅延部、32…インパルスノイズ検出部、33…第1ノイズ低減部、34…動き検出部、35…第2ノイズ低減部、40…画像表示装置、41…映像信号入力部、42…メイン処理部、43…高解像度化部、431…ノイズ低減部、432…前処理部、433…超解像度変換処理部、434…後処理部、44…動画改善処理部、45…表示処理部、46…表示部、47…音声処理部、48…音声出力部

Claims (9)

  1. 外部から入力されるフレーム単位の入力映像信号を1フレーム分遅延させ、フレーム遅延映像信号として出力するフレーム遅延手段と、
    前記入力映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出する第1インパルスノイズ検出手段と、
    前記フレーム遅延映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出する第2インパルスノイズ検出手段と、
    前記第1インパルスノイズ検出手段の検出結果に基づいて、前記入力映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した現フレーム映像信号を生成する第1インパルスノイズ低減手段と、
    前記第2インパルスノイズ検出手段の検出結果に基づいて、前記フレーム遅延映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した前フレーム映像信号を生成する第2インパルスノイズ低減手段と、
    前記現フレーム映像信号と前記前フレーム映像信号とから映像の動きを検出し、この動きの度合いを表した動き量を出力する動き検出手段と、
    前記現フレーム映像信号に対して、前記インパルス状のノイズ成分以外の他のノイズ成分を低減するためのノイズ低減処理を前記動き量に応じた強度で施し、ノイズ低減映像信号を生成するノイズ低減手段と、
    を備えたことを特徴とするノイズ低減装置。
  2. 外部から入力されるフレーム単位の入力映像信号を1フレーム分遅延させ、フレーム遅延映像信号として出力するフレーム遅延手段と、
    前記入力映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出するインパルスノイズ検出手段と、
    前記インパルスノイズ検出手段の検出結果に基づいて、前記入力映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した現フレーム映像信号を生成するインパルスノイズ低減手段と、
    前記現フレーム映像信号と前記フレーム遅延映像信号とから映像の動きを検出し、この動きの度合いを表した動き量を出力する動き検出手段と、
    前記現フレーム映像信号に対して、前記インパルス状のノイズ成分以外の他のノイズ成分を低減するためのノイズ低減処理を前記動き量に応じた強度で施し、ノイズ低減映像信号を生成するノイズ低減手段と、
    を備え、
    前記フレーム遅延手段は、前記ノイズ低減映像信号を前記フレーム遅延映像信号として出力することを特徴とするノイズ低減装置。
  3. 前記ノイズ低減手段は、前記動き量が表す映像の状態が静状態に近いほど、前記ノイズ低減処理の強度を強くすることを特徴とする請求項1又は2に記載のノイズ低減装置。
  4. 前記ノイズ低減手段は、前記動き量が大きいほど、前記ノイズ低減処理の強度を弱くすることを特徴とする請求項1又は2に記載のノイズ低減装置。
  5. 前記ノイズ低減手段は、前記動き量に基づいて前記映像の状態が静状態か動状態かを判別し、各状態に応じた強度で前記ノイズ低減処理を施すことを特徴とする請求項1又は2に記載のノイズ低減装置。
  6. 前記第1インパルスノイズ検出手段は、前記入力映像信号から前記フレーム遅延映像信号を減算したフレーム差分信号を生成し、このフレーム差分信号からインパルス状のノイズ成分を検出することを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減装置。
  7. 前記第2インパルスノイズ検出手段は、前記フレーム遅延映像信号から前記入力映像信号を減算したフレーム差分信号を生成し、このフレーム差分信号からインパルス状のノイズ成分を検出することを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減装置。
  8. 前記インパルスノイズ検出手段は、前記入力映像信号から前記フレーム遅延映像信号を減算したフレーム差分信号を生成し、このフレーム差分信号からインパルス状のノイズ成分を検出することを特徴とする請求項2に記載のノイズ低減装置。
  9. フレーム遅延手段が、外部から入力されるフレーム単位の入力映像信号を1フレーム分遅延させ、フレーム遅延映像信号として出力するフレーム遅延工程と、
    第1インパルスノイズ検出手段が、前記入力映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出する第1インパルスノイズ検出工程と、
    第2インパルスノイズ検出手段が、前記フレーム遅延映像信号に含まれたインパルス状のノイズ成分を検出する第2インパルスノイズ検出工程と、
    第1インパルスノイズ低減手段が、前記第1インパルスノイズ検出工程での検出結果に基づいて、前記入力映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した現フレーム映像信号を生成する第1インパルスノイズ低減工程と、
    第2インパルスノイズ低減手段が、前記第2インパルスノイズ検出工程での検出結果に基づいて、前記フレーム遅延映像信号から前記インパルス状のノイズ成分を低減した前フレーム映像信号を生成する第2インパルスノイズ低減工程と、
    動き検出手段が、前記現フレーム映像信号と前記前フレーム映像信号とから映像の動きを検出し、この動きの度合いを表した動き量を出力する動き検出工程と、
    第2ノイズ低減手段が、前記現フレーム映像信号に対して、前記インパルス状のノイズ成分以外の他のノイズ成分を低減するためのノイズ低減処理を前記動き量に応じた強度で施し、ノイズ低減映像信号を生成する第2ノイズ低減工程と、
    を含むノイズ低減方法。
JP2008201140A 2008-08-04 2008-08-04 ノイズ低減装置及びノイズ低減方法 Active JP4358283B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008201140A JP4358283B1 (ja) 2008-08-04 2008-08-04 ノイズ低減装置及びノイズ低減方法
US12/337,458 US7705918B2 (en) 2008-08-04 2008-12-17 Noise reduction apparatus and noise reduction method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008201140A JP4358283B1 (ja) 2008-08-04 2008-08-04 ノイズ低減装置及びノイズ低減方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4358283B1 JP4358283B1 (ja) 2009-11-04
JP2010041327A true JP2010041327A (ja) 2010-02-18

Family

ID=41393479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008201140A Active JP4358283B1 (ja) 2008-08-04 2008-08-04 ノイズ低減装置及びノイズ低減方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7705918B2 (ja)
JP (1) JP4358283B1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4746514B2 (ja) * 2006-10-27 2011-08-10 シャープ株式会社 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法
US20090153739A1 (en) * 2007-12-14 2009-06-18 Texas Instruments Incorporated Method and Apparatus for a Noise Filter for Reducing Noise in a Image or Video
KR20100111467A (ko) * 2009-04-07 2010-10-15 삼성전자주식회사 영상 데이터의 타입을 판정하는 영상기기 및 이에 적용되는 영상처리방법
US8610826B2 (en) * 2009-08-27 2013-12-17 Broadcom Corporation Method and apparatus for integrated motion compensated noise reduction and frame rate conversion
TWI524773B (zh) * 2009-10-23 2016-03-01 財團法人資訊工業策進會 即時偵測一物件之偵測裝置、偵測方法及其電腦程式產品
US8564724B2 (en) * 2010-04-04 2013-10-22 Texas Instruments Incorporated Ghosting artifact reduction in temporal noise filtering
US20120019727A1 (en) * 2010-07-21 2012-01-26 Fan Zhai Efficient Motion-Adaptive Noise Reduction Scheme for Video Signals
US8908101B2 (en) 2012-03-14 2014-12-09 Samsung Techwin Co., Ltd. Method and apparatus for reducing noise of video
KR101984173B1 (ko) 2012-03-14 2019-06-03 한화에어로스페이스 주식회사 비디오의 잡음 제거 방법 및 장치

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5268760A (en) * 1991-06-07 1993-12-07 Clarion Co., Ltd. Motion adaptive impulse noise reduction circuit
JP3513161B2 (ja) 1991-11-15 2004-03-31 クラリオン株式会社 インパルスノイズ除去装置
JPH05328174A (ja) 1992-05-20 1993-12-10 Toshiba Corp 動き適応ノイズリダクション回路
US5446501A (en) * 1992-10-22 1995-08-29 Accom, Incorporated Three-dimensional median and recursive filtering apparatus and method for video image enhancement
JPH06319119A (ja) 1993-04-30 1994-11-15 Victor Co Of Japan Ltd 高品位テレビジョン受信機
JP3286120B2 (ja) 1995-06-29 2002-05-27 沖電気工業株式会社 ノイズ除去回路
JPH09163373A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Toshiba Corp 雑音低減装置
JPH1013718A (ja) 1996-06-18 1998-01-16 Oki Electric Ind Co Ltd ノイズ除去回路
US5963262A (en) * 1997-06-30 1999-10-05 Cirrus Logic, Inc. System and method for scaling images and reducing flicker in interlaced television images converted from non-interlaced computer graphics data
US6281942B1 (en) * 1997-08-11 2001-08-28 Microsoft Corporation Spatial and temporal filtering mechanism for digital motion video signals
US6061100A (en) * 1997-09-30 2000-05-09 The University Of British Columbia Noise reduction for video signals
JP2001136416A (ja) 1999-08-20 2001-05-18 Sony Corp 信号処理装置及び方法
US6958783B2 (en) * 2002-07-16 2005-10-25 Broadcom Corporation Adaptive non-linear noise reduction techniques
US7050501B2 (en) * 2002-07-16 2006-05-23 Broadcom Corporation Digital noise reduction techniques
US7139035B2 (en) * 2002-12-30 2006-11-21 Texas Instruments Incorporated Video noise floor estimator with impulse noise detection
JP4280614B2 (ja) * 2003-12-09 2009-06-17 Okiセミコンダクタ株式会社 ノイズ低減回路及び方法
US7199838B2 (en) * 2004-06-17 2007-04-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Motion adaptive noise reduction apparatus and method for video signals
WO2006010275A2 (en) * 2004-07-30 2006-02-02 Algolith Inc. Apparatus and method for adaptive 3d noise reduction
US7551232B2 (en) * 2005-11-14 2009-06-23 Lsi Corporation Noise adaptive 3D composite noise reduction
JP4470901B2 (ja) 2006-03-31 2010-06-02 ソニー株式会社 撮像装置、高周波成分検出回路、高周波成分検出方法及びコンピュータプログラム
TWI316213B (en) * 2006-06-14 2009-10-21 Realtek Semiconductor Corp Noise reduction apparatus for image signal and method thereof
JP4791275B2 (ja) 2006-07-04 2011-10-12 三菱電機株式会社 動画像ノイズ除去装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4358283B1 (ja) 2009-11-04
US7705918B2 (en) 2010-04-27
US20100026896A1 (en) 2010-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4358283B1 (ja) ノイズ低減装置及びノイズ低減方法
US8385422B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP4221434B2 (ja) 輪郭補正方法、画像処理装置及び表示装置
US7995146B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP4257382B1 (ja) ノイズリダクション装置、ノイズリダクション方法
JP2010041337A (ja) 画像処理装置、および画像処理方法
JP4427592B2 (ja) 画像処理装置、および画像処理方法
JP5178579B2 (ja) 画像処理装置
JP4679501B2 (ja) ノイズ除去装置、ノイズ除去方法、および映像信号表示装置
JP2006523409A (ja) 空間画像変換装置及び方法
JP5147655B2 (ja) 映像信号処理装置および映像表示装置
JP5130171B2 (ja) 画像信号処理装置および画像信号処理方法
JP4869302B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5213604B2 (ja) 撮像装置
US20100215286A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2010200236A (ja) 横引きノイズ補正方法
US8270773B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP4991884B2 (ja) 画像処理装置、および画像処理方法
JP4454380B2 (ja) 3次元ノイズリダクション回路及び映像信号処理装置
JP5235807B2 (ja) ノイズ除去装置
JP2010039135A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
WO2012073865A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および表示装置
JP5023092B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4897036B2 (ja) 画像処理装置、および画像処理方法
JP2011082932A (ja) テロップ画像検出方法およびテロップ画像検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090805

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4358283

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130814

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250