JP2010040009A - 煙感知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】煙感知室内に設けた遮光体に反射した光が迷光とならないようにした煙感知器を提供する。
【解決手段】煙感知室5内には、投光範囲(実線A1、A1で囲まれた領域)を制限する遮光体41が形成されており、その遮光体41は、投光部10からの直接光を受ける遮光面41aを有し、その遮光面41aが投光軸L2に対して鈍角をなすように配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、煙感知室内のラビリンス壁間の間隙によって形成された煙流入路を通って感煙領域に入り込んできた煙に、投光部から光を照射し、その煙による散乱光を受光部で受光して煙検知する煙感知器に関する。
図5は、従来の煙感知器の煙感知室内の概略平面図である。
この煙感知器では、煙感知室100内に複数のラビリンス壁103が周設されているとともに、室内に投光部101と、この投光部101から発せられた光を直接受光しない位置に受光部102とが設けられ、それらの投光範囲と受光範囲とより感煙領域Cが形成されている。このものでは、ラビリンス壁103間の間隙によって形成された煙流入路104を通って感煙領域Cに流入してきた煙による散乱光を受光部102で受光させ、これを受光信号として、閾値を超えたときに火災発報信号を出力して火災警報を行う構成となっている。
上記投光範囲は、投光部101の投光軸Lを中心として、その両側に投光窓101aの開口に応じた角度に拡がる領域に形成されるが、このような一定した投光範囲では、煙感知室100の室内の大きさや、投光部101と受光部102の位置関係などによっては不適切な場合がある。すなわち、投光部101、受光部102を図5のように配置した場合では、投光窓101aに応じた投光範囲では、投光部101からの直接光を受光部102で受けてしまうおそれがある。
そのため従来では、図5に示すように、一部の直接光を遮ることで投光範囲を狭めるようにした遮光体105が立設されている。なお図5には、実線A、Aで囲まれた領域を狭められた投光範囲として示している。また特許文献1には、上記と同様の目的の遮光壁を有した煙感知器が開示されている。
この遮光体105によれば、投光部101からの直接光の一部を遮断するとともに、その遮光面105aに当たった光をさらに室内の種々の部位に反射させ、その結果、反射光Rを受光部102の受光に影響のない程度に光強度を弱めさせることができる。なお、図5に示した遮光体105は、遮光面105aが投光軸Lに対して角度θが鋭角となるように形成されている。
特開2002−352347号公報
ところで近年、煙感知室の全体をボディ内に収容し、煙感知器の外郭を、凹凸の少ないすっきりとした小型の形状としたものが、本出願人によって試行されている。このようなものでは内装する煙感知室を小型にする必要があるが、煙感知室を小さくすれば、室内の種々の部位間の距離寸法が短くなるため、煙感知には不要な光が、室内の種々の部位で反射しても光強度が十分に減衰されず、そのような反射光が迷光となるため、受光部が正常な煙の散乱光の検知をできなくなるおそれがある。
また、そのような小さな煙感知室に、従来と同様に、遮光面によって反射させた光を室内でさらに反射させるようにするための遮光体を立設させても、寸法が小さいため光強度が十分に減衰されないおそれがあり、受光部での受光感度を狂わせる迷光を発生させる可能性がある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、煙感知室内に設けた遮光体で反射した光が迷光とならないようにした煙感知器を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の煙感知器は、複数のラビリンス壁を周設した煙感知室内に、投光軸を中心に所定角度に拡がる投光範囲に光を照射する投光部を設けるとともに、該投光部から発せられた光を直接受光しない位置に受光部を設けて感煙領域を形成し、上記ラビリンス壁の間隙によって形成された煙流入路から該感煙領域に流入してきた煙による散乱光を該受光部で受光させて、火災を検知するようにした煙感知器において、次のような構造的特徴を有している。
すなわち、煙感知室内には、投光範囲を制限する遮光体が形成されており、その遮光体は、投光部からの直接光を受ける遮光面を有し、その遮光面が投光軸に対して鈍角をなすように配設されている。
請求項2に記載の煙感知器では、遮光面が投光範囲の外側にも広がっている。
請求項3に記載の煙感知器では、遮光体には煙感知室の外周部まで延び、投光部と受光部とを仕切るようにした仕切り壁が連設されている。
請求項1に記載の煙感知器によれば、投光部の直接光を受ける遮光体の遮光面が投光軸に対して鈍角をなしているため、遮光面で反射した光を室外方向へと向かわせることができ、反射光が室内に残留して迷光となることを防止できる。特に、室内の反射だけでは光強度が減衰しにくい小型の煙感知室を有した煙感知器に適している。
請求項2に記載の煙感知器によれば、遮光面は投光範囲の外側にも広がっているため、直接光をもれなく遮光できるとともに、その広がった面で、その後に反射して戻ってくる光をさらに反射させて光強度を減衰させることができる。
請求項3に記載の煙感知器によれば、煙感知室の外周部まで延び、投光部空間と受光部空間とを仕切る仕切り壁が連設されているため、遮光面で反射させた光を投光部空間内で反射させながら光強度を減衰させて、室外に出すことができる。そのため、迷光が発生する可能性はさらに低くなる。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。
図2は、本実施形態の一例である煙感知器の概略説明図であり、(a)は概略平面図、(b)は概略部分縦断面図である。なお図2では、天井面に設置された状態とは天地を逆にして作図している。以下、煙感知器の上下関係については、この基準にもとづいて説明している。
煙感知器1は、天井などに取り付けられるもので、多数の通気孔を備えた防虫網6を煙感知室5に被せてなる煙感知体4と、投光素子11、受光素子21、その他電子部品(不図示)を実装した回路基板3と、上記部材や他の部材を収容し、天井面に取り付けられる円盤状のボディ2とよりなる。なお、煙感知室4、防虫網5、投光素子11、受光素子21は後述する図1において図示している。
ボディ2は、ベース2aとカバー2bとよりなる。カバー2bの外周部には、縦横の桟2baによって多数の開口2cが形成されている。ボディ2内には、回路基板3に煙感知体4が組み付けられて収容、固定されている。なお、この実施形態のものは、ボディ2内に煙感知体4の全体を収容させて全体として凹凸の少ないすっきりとした形状をなしており、それに応じて、煙感知体4も小型のものが収容されている。
図1は、同煙感知器1の煙感知室5の内部構造を示す概略平面図である。なお、図1においては防虫網6を破線で簡易的に図示し、回路基板3については図示を省略している。
回路基板3上の投光素子11、受光素子21のそれぞれは、回路基板3と煙感知体4とを一体化した状態では、煙感知室5に設けた投光カバー12、受光カバー22のそれぞれに収容されている。
煙感知体4は、図1、2に示すように略円形形状であり、煙感知室5に形成された投光カバー12、受光カバー22の後部がやや突出している。なお、投光カバー12、受光カバー22の後部を突出させているのは、煙感知室5内を広く形成するためである。また煙感知室5の内部は、投光素子11と受光素子21とによって適切に煙を光学検知させるための構造となっている。
煙感知室5は、投光部10、受光部20、複数のラビリンス壁30、遮光体41などを含んで構成されている。投光部10は外周部に配設され、受光部20は投光部10からの光を直接受光しない外周位置に設けられている。なお、煙感知室5は、その外周部に、ラビリンス壁30や遮光体41の下方の一部を隠した周壁を形成させたものであってもよい。
投光部10は、投光素子11を投光カバー12に収容されてなり、受光部20は、受光素子21を受光カバー22に収容されてなる。投光カバー12、受光カバー22は、ラビリンス壁30、遮光体41などとともに光学基台7の上に一体的に成形されてなる。また、投光素子11は発光ダイオードなどよりなり、受光素子21はフォトダイオードなどよりなる。
投光カバー12は、煙感知室5の内方に向けて開口された投光窓12aを有し、一方、受光カバー22は、煙感知室5の内方に向けて開口された受光窓22aを有している。この投光窓12aから出る光の光軸L2および受光窓22aに入る光の光軸は、ともに光学基台7の内底面7aに対し略平行となっている。
投光部10は、投光カバー12に収容された投光素子11から、投光窓12a、煙感知室5の略中央を通って反対側にあるラビリンス壁31に光が届くように、投光窓12aと遮光体41とによって定まる投光範囲(実線A、Aによって囲まれた領域)に光を照射する構成となっている。一方、受光部20は、受光窓22aと遮光体41とによって定まる受光範囲(実線B、Bによって囲まれた領域)からの光を受光する構成となっている。
投光範囲と受光範囲とは煙感知室5の略中央で重なり合い、その部分に感煙領域Cが形成される。すなわち、この煙感知室5は、この感煙領域Cに流入してきた煙に投光部10から光が照射されると、受光部20が、光を受けた煙の散乱光を受光し、その受光信号を回路部(不図示)に伝達して火災判別を行う構成となっている。
なお、本実施形態のものは遮光体41に特徴を有しているが、これについては煙感知室5の他の構造を説明した後に詳述する。
複数のラビリンス壁30は、略平板状に形成され、光学基台7の内底面7aより煙感知室5の上端にわたって立設されており、外周側の端部(以下、外側端といい、その反対側端部を内側端という。)では、2つのラビリンス壁30の間隙によって、煙流入口5aが形成されるとともに、それよりも内方側では2つのラビリンス壁30で挟まれた間隙によって煙流入路5bが形成されている。そして、複数のラビリンス壁30によって形成された複数の煙流入路5bは、室内の略中央に位置する感煙領域Cに煙を誘導する作用を有している。
また、ラビリンス壁30は、煙誘導作用を有するとともに、外部からの光によって煙感知機能が不安定とならないように、外光が煙流入口5a、煙流入路5bを通って入光しないような外光遮断作用も有している。特に、投光側、受光側ラビリンス壁31、32は、その内側端31a、32aが室内中央を向かず、右回りあるいは左回り方向を向かせることで、煙を流入させるとともに、煙流入口5aから入り込んだ光をラビリンス壁31、32の外向壁面31d、32dで遮ることのできるように配設されている。
なおラビリンス壁は、煙感知室5が小型のものにあっては、本実施形態のように平板状で、かつ右回り方向と左回り方向とを組み合わせて配設されていることが望ましいが、公知の「く」の字形状のものを整列させて配設してもよい。
また、本実施形態では、図1に示すように、投光部10と受光部20とで形成される短弧SSの中央と中心とを結ぶ中心線L1で室内を区切ると、受光部20が配置される半円領域と、投光部10が配置される半円領域とが形成される。受光部20が配置される半円領域には、投光部10からの直接光を受ける投光側ラビリンス壁31が配設されており、一方、投光部10が配置される半円領域には受光部20への直接外光の入射を遮断する受光側ラビリンス壁32が配設されている。なお、符号SLは投光部10と受光部20とで形成される長弧を示している。
これらの投光側ラビリンス壁31と受光側ラビリンス壁32とは、それぞれの内側端31a、32aが向かい合っており、つまり投光側ラビリンス壁31の内側端31aは反時計回り(左回り)方向を向き、受光側ラビリンス壁32の内側端32aは時計回り(右回り)方向を向いている。すなわち、図例では3つの投光側ラビリンス壁31の内向壁面31cはすべて受光部20の方向を向き、受光側ラビリンス壁32の内向壁面32cはすべて投光部10の方向を向いている。
このような構造によれば、投光側ラビリンス壁31では、その内向壁面31cが投光部10から感煙領域Cを超えて到達する直接光を受けるが、その光は受光部20よりも外側方向に反射され、隣接するラビリンス壁31の外向壁面31dに当たって、煙流入路5bを煙とは逆行するように外部へ出てゆこうとする。したがって、投光部10からの直接光は、感煙領域Cを通過すると投光側ラビリンス壁31での反射によっても受光範囲に向かって反射することなく、かつ光強度が減衰されて外部へ放出される。
また、受光側ラビリンス壁32は内向壁面32cが投光部10を向いているため、かりに光が受光部10から受光側ラビリンス壁32に向けて照射されたとしたら、投光側ラビリンス壁10と同様に、隣接するラビリンス壁32に反射しながら、その光は外に出てゆこうとする。つまり、受光側ラビリンス壁32をこのように配設することで、外部からの光を直接受光部20で受光することを回避している。
また、投光側ラビリンス壁31の内側端31aなどで散乱した光が受光側ラビリンス壁32に照射された場合でも、受光側ラビリンス壁32の内向壁面32cが投光部10を向いているため、その反射光は室外に出る。
このように、投光側、受光側ラビリンス壁31、32を上記のように配設することで、投光部10から投光されて不要となった光や外部からの光が、室内の受光部20や受光範囲に向かう迷光となることを防止できる。また、このような構成により適切な煙流入ができ、かつ適切な光遮断が行え、それによって迷光の少ない煙感知室5を構成できる。
ついで、本実施形態における遮光体41の構造的特徴について説明する。
遮光体41は、投光部10の投光窓12aと、受光部20の受光窓22aとの間に独立して立設されている。この遮光体41は上述したように、おもに投光範囲と受光範囲を制限するものである。
投光範囲は、投光部10に形成された投光窓12aの開口の広さによれば、投光軸L2を中心に所定角度に拡がるように、実線A1、A1に囲まれた領域に定まるが、遮光体41が直接光を遮るように立設されているため、投光範囲は実線A1、A2に囲まれた領域に狭まっている。一方、受光範囲については、遮光体41によって受光範囲(実線B、Bによって囲まれた領域)が狭められている。
このように、狭められた投光範囲と、狭められた受光範囲とによって、煙感知室5内には、図1に示すような感煙領域Cが形成される。
遮光体41は、このような狭められた感煙領域Cを形成する作用を有するとともに、投光部10からの直接光や、室内で反射されて戻ってきた光をさらに反射させて光強度を減衰させる作用も有し、そのために種々の反射面が形成されている。
特に、投光部10の投光窓12aに対向する遮光面41aは、投光部10からの直接光を反射させる面であり、図1に示すように投光窓12aのある前面に対して外側向きにやや開いて形成されている。換言すると、遮光面41aが投光部10の投光軸L2に対して鈍角をなし、その遮光面41aに直接光が当たると、短弧SSの領域に向かうように、遮光体40が立設されている。図1には、遮光面41aに当たる光の軌跡をR1で示している。
遮光面41aの投光軸L2に対する角度θは、図1の例のように、投光部10の投光カバー12の側壁12bと、短弧SSの領域側にあり、投光部10に隣接するラビリンス壁33との間に形成される煙流入路5cに向かわせるような角度とすることが望ましい。
このように、投光部10と受光部20とで挟まれた短弧SSの領域に反射光を集めることで、その狭い空間内で光をなんども反射させて光強度を減衰させることができる。そのため、遮光体41に反射された光が要因となる迷光を減少させることができる。特に本実施形態のように、煙感知室5を小型にしたものでは、長弧SL側の領域で平板状のラビリンス壁30で光を反射させても光強度の減衰はあまり期待できないため、遮光面41aでの光反射が迷光の発生防止に大きく寄与できる。
また、投光部10と隣接ラビリンス壁33との間の平行路5cに反射光を集めるようにすれば、その光はその平行路5cの間でなんども反射が繰り返され、最終的には室外で出てゆくか、あるいは室内にとどまったとしてもきわめて弱い光となる。なお、図1には、外部で出てゆく光と、防虫網6や上述した周壁などに当たって戻ってくる光の軌跡を図示している。
また、図1の例では、遮光面41aに反射した光が隣接ラビリンス壁33の内側端33aに当たり、さらに遮光体41の他の反射面41bに戻ってくる光の軌跡を図示している。図例では、この戻ってきた反射光が受光部20の前面に向かっているが、この光も種々の部位に反射することで、受光部20での正常な受光にはほとんど問題のない程度に光強度は弱まっている。なお、煙流入とのバランスを考慮しながら、この反射面41bを、反射光を室外に放出するような角度にすることが望ましい。
また、遮光面41aは、投光窓12aで定まる投光範囲の外側にまで広がる補助面41aaをも有している。そのため、直接光をまちがいなく、もれなく遮光できるとともに、その補助面41aaで、その後に反射して戻ってくる光をさらに反射させて光強度を減衰させることができる。
なお遮光体41は、図1に示したものに代えて、図3に示したものを適用させてもよい。
図3に示した遮光体41は、煙感知室5の外周部から室内方向に延設された煙誘導壁42の先端に形成されている。この煙誘導壁42は、投光部10と受光部20と間に形成される短弧SSの領域をほぼ真中で区切るようにした仕切り壁42として形成されている。なお、遮光体41の遮光面41aは、図1と同様に、投光部10の投光軸L2に対して鈍角θをなしている。
このように、遮光体41と仕切り壁42とが連設されて遮光壁40が形成されているため、投光範囲を制限できるとともに、反射光をきわめて狭い空間に閉じ込めることができ、その結果、光強度をきわめて弱いものにすることができる。
この仕切り壁42は、図3に示したように、遮光体41と外周部とを隙間なく連設されたものが好適であるが、上下、左右方向に、受光や煙誘導にほとんど影響がない程度に空間が開いていてもよい。つまり、連続しない壁や、上部や下部に隙間を開けたもの、遮光体41に連結させた壁と外周部に連結させた壁とで略平行の二重壁構成としたものなどでもよい。ようするに、受光能力と煙誘導能力が十分に発揮でき、かつ遮光体41に反射された光を有効に所定空間に閉じ込めることのできる壁であればよい。また、仕切り壁の位置も、短弧SSの領域を半分に区切らなくてもよい。例えば、短弧SSの領域にある他のラビリンス壁30、33を仕切り壁として利用して、遮光体41につなげてもよい。
なお、図3における他の構造については、図1のものと同様であるため、図1のものと同一の符号を付してその説明は省略する。
以上の実施形態では、図2に示したように、煙感知室5をボディ2に内装して、全体として凹凸のすくない煙感知器1を示したが、本発明は、煙感知室5をボディ2の上方(煙感知器を天井に取り付けた場合の下方)に突出するように配置した煙感知器にも適用可能である。
図4は、このようなボディの上方を突出させてその突出部に煙感知室を設けた煙感知器の説明図であり、(a)は概略平面図、(b)は概略部分縦断面図である。
この煙感知器1Aは、円盤状のボディ2の中央に煙感知室5と防虫網6とよりなる煙感知体4が突出され、その煙感知体4はプロテクタ8を被せることで保護されている。このプロテクタ8の外周部には、煙を煙感知室5内へ流入させるために、縦横の桟8aにより多数の開口8bが形成されている。なお図中の3は、投光素子、受光素子(不図示)を設けた回路基板である。
この実施形態における煙感知室内の構造、特に遮光体41の構造については、図1または図3のものが適用されるが、その作用、効果については同様であるため、その説明を省略する。
また、以上の実施形態には、投光部、受光部および感煙領域を平面的に配置した煙感知器を示したが、本発明は、感煙領域を投光部、受光部よりも上方または下方に配置したもの、つまり投光部、受光部の光軸が上方または下方に傾斜するようにしたものにも適用が可能である。
本発明の一実施形態である煙感知器に使用される煙感知室の内部構造を示す概略平面図である。 同煙感知器の概略説明図であり、(a)は概略平面図、(b)は概略部分縦断面図である。 本発明の一実施形態である煙感知器に使用される他の煙感知室の内部構造を示す概略平面図である。 本発明の他の実施形態である煙感知器の説明図であり、(a)は概略平面図、(b)は概略部分縦断面図である。 従来の煙感知器の煙感知室内の概略平面図である。
符号の説明
1 煙感知器
2 ボディ
3 回路基板
4 煙感知体
5 煙感知室
5a 煙流入口
5b 煙流入路
10 投光部
11 投光素子
12 投光カバー
12a 投光窓
12b 側壁
20 受光部
21 受光素子
22 受光カバー
22a 受光窓
30 ラビリンス壁
31 投光側ラビリンス壁
32 受光側ラビリンス壁
33 投光部に隣接するラビリンス壁
41 遮光体
41a 遮光面
41aa 補助面
40 遮光壁
42 仕切り壁
A 投光範囲の両側を示す実線
B 受光範囲の両側を示す実線
C 感煙領域

Claims (3)

  1. 複数のラビリンス壁を周設した煙感知室内に、投光軸を中心に所定角度に拡がる投光範囲に光を照射する投光部を設けるとともに、該投光部から発せられた光を直接受光しない位置に受光部を設けて感煙領域を形成し、上記ラビリンス壁の間隙によって形成された煙流入路から該感煙領域に流入してきた煙による散乱光を該受光部で受光させて、火災を検知するようにした煙感知器において、
    上記煙感知室内には、上記投光範囲を制限する遮光体が形成されており、
    上記遮光体は、上記投光部からの直接光を受ける遮光面を有し、該遮光面が上記投光軸に対して鈍角をなすように配設されていることを特徴とする煙感知器。
  2. 請求項1において、
    上記遮光面は上記投光範囲の外側にも広がっている煙感知器。
  3. 請求項1または2において、
    上記遮光体には、上記煙感知室の外周部まで延び、上記投光部と上記受光部とを仕切るようにした仕切り壁が連設されている煙感知器。
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