JP2010038281A - ガス管接続用ソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】プラグ部(3)が接続されると、進出方向に付勢されている進退リング(2)が進出して、外筒(1)の開放端(10)から所定長さ突出する進出状態に維持され、進退リング(2)が後退方向に押し戻されると、プラグ部(3)の接続が解除される構成のガス管接続用ソケットにおいて、プラグ部(3)に接続させた状態では、進退リング(20)が外的衝撃やいたずら等によって不用意に後退方向に押し戻されないようにすること。
【解決手段】進退リング(2)を前記進出状態に保持する進出状態保持手段(20)を、外筒(1)又は進退リング(2)に設けたこと
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス栓のプラグ部にワンタッチで脱着可能なガス管接続用ソケットに関する。
ガス配管の端末に取り付けられて、ガス栓のプラグ部にワンタッチで接続可能なガス管接続用ソケットとして、図5、図6に示すものが一般に使用されている。
ガス栓(31)から突出するように設けられているプラグ部(3)は、ガス通路(34)に連通すると共に、その先端外周部には環状凹溝(30)が形成されている。
ソケット(4)は、プラグ部(3)の端面に押圧され且バネ(42)によってソケット(4)の開放端側(前方、図面では上方)へ付勢されているゴム筒(41)と、ゴム筒(41)に外嵌する保持筒(43)と、保持筒(43)に貫通するように具備させたロック用ボール(44)と、保持筒(43)に対して軸線方向に摺動自在に外嵌すると共にバネ(45)によってソケット(4) の前記前方へ突出する方向へ付勢されている進退リング(2)と、進退リング(2)に対して軸線方向に摺動自在に外嵌する外筒(1)とを具備している。
尚、進退リング(2)の内周面には小径段部(47)が突設されてあり、ソケット(4)をプラグ部(3)に接続させていない、図5の状態においては、ロック用ボール(44)は、ゴム筒(41)の外周面によって保持筒(43)の内方側から支持され且つ前記保持筒(43)の外周面よりも外方へ突出する態様となっている。このロック用ボール(44)の保持筒(43)から外方へ突出している突出部分に、保持筒(43)の前記小径段部(47)の前端面が後方から係合することにより、進退リング(2)は進出阻止状態に維持される。
上記構成のソケット(4)を接続させるプラグ部(3)は、ガス通路(34)に連通すると共に、図6に示すものでは、ガス栓(31)の下方へ突出するように設けられている。又、その先端外周部には環状凹溝(30)が形成されている。
ソケット(4)をガス栓(31)のプラグ部(3)に外嵌させて押し込むと、図6に示すように、ゴム筒(41)の前面がプラグ部(3)の先端面で奥へ押されることにより、バネ(42)が収縮すると共に、プラグ部(3)の環状凹溝(30)が、ロック用ボール(44)の配設位置に到達した時に、ロック用ボール(44)は、小径段部(47)によって内方へ押されて、環状凹溝(30)に嵌り込む。これと同時に、小径段部(47)のロック用ボール(44)への係合が解除されて、進退リング(2)はバネ(45)の付勢力によって前方へ進出し、進退リング(2)の前端に設けられている大径部(21)が、外筒(1)の開放端(10)から所定距離離反する。この状態にて、ロック用ボール(44)の外方側は、進退リング(2)の小径部(22)の内周面によって外側から押えられた状態となり、ロック用ボール(44)はプラグ部(3)の環状凹溝(30)に係合することとなる。これにより、ソケット(4)はプラグ部(3)に対して抜け止め状態に接続された状態に維持される。
そして、この状態にて、ガス栓(31)の操作つまみ(35)を開位置へと回動させると、ガス栓(31)の入口(36)から過流出防止弁(37)、せん(38)を通って、プラグ部(3)へとガスが供給される。
保持筒(43)の後端部には、配管接続部(46)が後方へ延長しており、この配管接続部(46)にガスゴム管(5)が接続されて使用される。
これにより、入口(36)から送られてくるガスは、プラグ部(3)、ソケット(4)、さらには、配管接続部(46)、ガスゴム管(5)を介して、ガス機器(50)に供給される。
そして、プラグ部(3)からソケット(4)を取り外すには、ガス栓(31)の操作つまみ(35)を閉位置へと回動させた後、進退リング(2)の大径部(21)を指で後方へ押し戻すことにより後退させる。これにより、進退リング(2)の小径段部(47)よりも前方にロック用ボール(44)が位置すると、ゴム筒(41)は、バネ(42)の付勢力により弾性復帰し、プラグ部(3)の端面を押すと同時にロック用ボール(44)を環状凹溝(30)から外へ弾き出す。これにより、ソケット(4)はプラグ部(3)から取り外される。
特開平7−127784号公報
しかしながら、このようなソケット(4)を、台所に設置されているガス栓(31)のプラグ部(3)に接続された状態にあるとき、進退リング(2)の大径部(21)が何らかの原因で外筒(1)の開放端側へ押されると、上記要領にて、ソケット(4)がプラグ部(3)から外れてしまうことがある。このとき、ソケット(4)がプラグ部(3)から完全に脱落してしまえば、その状態を使用者が目で確認することができるため、ガス栓(31)が開状態ならば操作つまみ(35)を閉位置に回動させることによりガスの流出を防ぐことができる。また、ソケット(4)が完全に脱落したときにはガス栓(31)に内蔵された過流出防止弁(37)が作動するのでガス漏れには至らないが、ガスゴム管(5)の配設状態によっては、ソケット(4)がプラグ部(3)から完全に分離されずに、プラグ部(3)に不完全に保持された状態となる場合がある。
例えば、ロック用ボール(44)がプラグ部(3)の環状凹溝(30)から外れているにもかかわらず、ガスゴム管(5)の弾性力によって、プラグ部(3)の先端がソケット(4)内に嵌まり込んだ状態のままとなり、この状態で、ガス流路(34)にガスが流れると、ソケット(4)とプラグ部(3)とのシール性が確保されていないので、プラグ部(3)の開放端からガス漏れが発生する不都合がある。又、このような状態ではガス栓(31)に設けられている過流出防止弁も作動せず、プラグ部(3)から微量のガスが漏れ続けることとなり、危険である。
本発明は、『プラグ部が着脱自在な連結機構が内蔵されている保持筒と、前記保持筒に対して進退自在に外嵌し且つ前端に張り出している大径部とそれに続く小径部とからなると共に進出方向に付勢されている進退リングと、前記進退リングの前記小径部に外嵌する外筒とを具備し、
前記プラグ部の非接続時には、前記進退リングは進出阻止状態に保持されてあり、
前記保持筒にプラグ筒が接続されると、前記進出阻止状態が解除され、前記進退リングは、進出方向に付勢されることにより、前記大径部がそれに続く小径部と共に前記外筒の開放端から所定距離突出する進出状態に維持され、
前記進退リングが後退方向に押し戻されると、前記プラグ部の接続が解除される構成のガス管接続用ソケット』において、前記プラグ部に接続させた状態にて、前記進退リングが外的衝撃やいたずら等によって不用意に後退方向に押し戻されないようにすることを課題とする。
(1)請求項1に係る発明のガス管接続用ソケットは、『前記進退リングを前記進出状態に保持する進出状態保持手段を、前記外筒又は前記進退リングに設けた』ことを特徴とするものである。
ソケットの不使用時には、進退リングは進出阻止状態に保持されているから、ソケットは、進退リングの小径部の略全域に外筒が外嵌され、大径部は外筒の開放端から突出した状態にある。この状態から、前記保持筒内にプラグ筒が接続されると、前記連結機構の作用により進退リングに対する進出阻止状態が解除されて、前記進退リングは前記付勢手段により進出方向に付勢される。これに伴って、大径部が外筒の開放端から離反すると共に、それに続く小径部が前記外筒の開放端から所定長さ突出する。この状態が進退リングの進出状態である。
前記進出状態にある進退リング、又は、外筒に、進出状態保持手段を設けておくことにより、大径部に後退方向の力が不用意に加わった場合でも、進退リングは後退することがない。よって、進退リングは前記進出状態に保持されるから、プラグ部の接続状態が維持される。
(2)請求項2に係る発明のガス管接続用ソケットは、請求項1に記載のものにおいて、『前記進出状態保持手段として、前記外筒の開放端から、前記進出状態にある前記進退リングの大径部の後面までの距離に略一致する幅を有し且つ前記外筒の開放端から露出している前記小径部に密に外嵌可能なC形リングを設けた』もので、前記進出状態にある進退リングに不用意に後退方向の力が加わっても、大径部の後面が前記C形リングに当接することにより、前記外筒の開放端から前記大径部の後面までの距離は縮まらない。
(3)請求項3に係る発明のガス管接続用ソケットは、請求項1に記載のものにおいて、『前記外筒は、前記保持筒の後端部側にて前記保持筒に固定されている固定外筒と、前記進退リングの進出方向に進退自在に移動可能な移動外筒とに分割され、
前記移動外筒を進出方向に移動させて、その前端を、前記進出状態にある前記進退リングの大径部の後面に当接させたとき、前記移動外筒の後端とこれに対向する前記固定外筒の対向面との間に隙間部が形成される構成とし、
前記進出状態保持手段として、前記隙間部に略一致する幅を有し且つ前記隙間部に密に外嵌可能なC形リングが設けられている』もので、外筒を固定外筒と移動外筒の2部品により構成し、移動外筒のみを進出方向に移動させることができるようにしたものである。そこで、前記進出状態にある進退リングの大径部の後面に当接するまで、移動外筒を移動させると、固定外筒と移動外筒との間に隙間部が形成される。この隙間部に、進出状態保持手段としてのC形リングを外嵌させておくことにより、移動外筒の後退方向の移動が阻止され、大径部の後面が移動外筒の前端に当接したままとなることから、進退リングの後退方向の移動も阻止される。
(4)請求項4に係る発明のガス管接続用ソケットは、請求項2又は請求項3に記載のものにおいて、『前記保持筒の後方に延長されている配管接続部に、環状固定部材が取り付けられ、前記環状固定部材に、連結帯を介して、前記C形リングが連結されている』もので、ソケットをプラグ部から取り外す際には、C形リングを進退リング又は外筒から取り外すが、取り外された後のC形リングは、ソケットの後方に延長している配管接続部に取り付けられている環状固定部材に、連結帯を介して保持される。尚、環状固定部材は、配管接続部に接続される配管の上からも取り付けられるものとする。
(5)請求項5に係る発明のガス管接続用ソケットは、請求項1に記載のものにおいて、『前記外筒は、前記保持筒の後端部側にて前記保持筒に固定されている固定外筒と、前記進退リングの進出方向に進退自在に移動可能な移動外筒とに分割され、
前記進出状態保持手段として、前記固定外筒及び前記移動外筒に、相互に螺合可能なネジ部が設けられ、
前記固定外筒のネジ部に対する前記移動外筒のネジ部の螺合を緩めることにより、前記移動外筒は、その前端が、前記進出状態にある前記進退リングの大径部の後面に当接するまで移動可能とした』もので、固定外筒と移動外筒とは螺合接続されており、両者の螺合度合いによって、移動外筒の固定外筒からの進出距離は決定される。すなわち、移動外筒を締付方向に回転させると固定外筒に近接し、緩める方向に回転させると、進出方向に進出する。よって、移動外筒の固定外筒に対する螺合を緩めて、移動外筒の前端が進出状態にある進退リングの大径部に当接させれば、移動外筒は、前記大径部の進出状態を保持する進出状態保持手段として機能することとなる。
(6)請求項6に係る発明のガス管接続用ソケットは、請求項1に記載のものにおいて、『前記外筒は、前記保持筒の後端部側にて前記保持筒に固定されている固定外筒と、前記進退リングの進出方向に移動可能な移動外筒とに分割され、
前記進出状態保持手段として、前記固定外筒及び前記移動外筒に円筒カム構造が設けられ、
前記移動外筒を前記固定外筒に対して所定角度回動させることにより、前記移動外筒は、その前端が、前記進出状態にある前記進退リングの大径部の後面に当接するまで移動可能とし、
前記移動外筒を最終移動状態まで回転させたとき、相互に係合し合って前記移動外筒の逆回転を阻止する係合部材が設けられている』もので、請求項5のネジ部に代えて、円筒カム構造を設けることにより、移動外筒を、前記固定外筒に対して回転させることにより、進出方向に進出可能としたものである。前記移動外筒の前端が前記進出状態にある前記進退リングの大径部の後面に当接するまで移動外筒を回動させた時点で、係合部材が係合することにより、前記移動外筒の逆方向の回転は阻止される。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、プラグ部に接続されて、進出状態にある進退リングは、進出状態保持手段によって、前記進出状態に保持されたままとなり、進退リングの大径部に外的衝撃やいたずら等によって後退方向の力が加えられても、後退することはない。よって、ソケットが不用意にプラグ部から外れることはないので、外れていることを知らずにガス栓を開いてしまい、ガス漏れが発生するといった危険はない。
また、請求項2に係る発明によれば、外筒の開放端から露出している小径部にC形リングを外嵌させている限り、進退リングは後退方向に移動することがないから、上記請求項1と同様な効果を得ることができる上に、進出状態保持手段としてC形リングを採用したことから、前記小径部への脱着が容易であり、又、既存のソケットにも適用させることができる。
また、請求項3に係る発明によれば、上記請求項1と同様な効果を得ることができる上に、外筒を固定外筒と移動外筒とに分割し、移動外筒を移動させることによって両者間に生じる隙間部にC形リングを外嵌させる構成としたから、ソケットの不使用時には、前記隙間部は外部に露出されない。よって、万一、C形リングの装着により隙間部に傷がついても、ソケットの不使用時に前記傷は隠蔽されることとなる。
また、請求項4に係る発明によれば、上記請求項2又は請求項3のC形リングを環状固定部材に連結させる構成としたから、ソケットをプラグ部から取り外した後のC形リングの不使用時に、C形リングを紛失させる不都合を防止することができる。
また、請求項5及び請求項6に係る発明によれば、移動外筒を回動させるだけで、移動外筒を進退方向に移動させることができるので、進出状態保持手段を容易に機能させることができる。又、進出状態保持手段を外筒の後端部に設ける構成としたから、露出型のガス栓だけでなく、ボックスコック等の埋設型のガス栓にも適用することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すものは、第1番目の実施の形態のガス管接続用ソケットを、プラグ部(3)に接続させていると共に、ソケット(1)の進退リング(2)を進出状態に保持する進出状態保持手段としてのC形リング(20)を、進退リング(2)に具備させた状態を示す断面図である。
ソケットは、従来例で説明したソケット(4)と同様な構成のものが採用可能であり、外筒(1)の開放端(10)から進退リング(2)の大径部(21)が突出した外観を呈しており、進退リング(2)の後端(23)と外筒(1)内の段部(48)間に介在させたバネ(45)によって、進退リング(2)は外筒(1)に対して前方へ突出する方向(進出方向)へ付勢されている。
外筒(1)及び進退リング(2)の内側に内嵌され且つプラグ部(3)を挿入させる保持筒(43)には、3つの貫通孔(49)が周方向に等間隔に形成されており、各貫通孔(49)にはロック用ボール(44)がそれぞれ嵌め込まれている。
この保持筒(43)内にプラグ部(3)を挿入させると、従来例の説明で詳述したように、プラグ部(3)の環状凹溝(30)にロック用ボール(44)が嵌まり込むことにより、ロック用ボール(44)と、進退リング(2)の内周面の小径段部(47)との係合が解除され、外筒(1)の開放端(10)から進退リング(2)が所定長さ突出する。
進退リング(2)は前端の大径部(21)とそれに続く小径部(22)とから構成されているもので、進退リング(2)が外筒(1)の開放端(10)から突出することにより、外筒(1)の開放端(10)と大径部(21)の後面(24)との間に、小径部(22)の一部が露出する態様となる。
前記C形リング(20)は、この小径部(22)の露出部分の長さ(L)に略一致する幅を有し、前記小径部(22)の外径に略一致する内径を有する弾性材料体であり、小径部(22)に強制的に外嵌させることにより装着させる。
C形リング(20)を進退リング(2)の小径部(22)の露出部分に装着させることにより、大径部(21)に不用意に後退方向の力が作用しても、大径部(21)の後面(24)がC形リング(20)に当接することとなり、進退リング(2)は、後退方向に移動することなく、進出状態に保持される。
尚、保持筒(43)の後方に延長させた配管接続部(46)には、ガスゴム管(5)を介して、環状固定部材(25)が取り付けられてあり、環状固定部材(25)とC形リング(20)とは、連結帯(26)を介して連結させている。これにより、C形リング(20)を進退リング(2)から取り外したときに、C形リング(20)が紛失することはなく、必要に応じて、進退リング(2)に外嵌させて使用することができる。
図2に示すものは、第2番目の実施の形態のソケット(4)とプラグ部(3)の接続状態を示してあり、外筒(1)を、保持筒(43)の後端部に固定される固定筒部(11)と、進退リング(2)の小径部(22)に摺動する態様で進退自在に移動可能な移動外筒(12)とに分割させる構成としたものである。
保持筒(43)にプラグ部(3)が接続されて、進退リング(2)が進出方向に進出すると、移動筒部(12)の前端(14)(外筒(1)の開放端開放端(10)に相当する)が、前記進出状態にある進退リング(2)の大径部(21)の後面(24)に当接するまで、移動筒部(12)を進出方向に移動させる。このとき、移動筒部(12)の後端後面(13)とこれに対向する固定筒部(11)の対向面(15)との間に隙間部(16)が形成される。この隙間部(16)に、C形リング(201)を外嵌させる。
この実施の形態のC形リング(201)は、前記隙間部(16)の幅に略一致する幅を有し且つ前記隙間部(16)を構成している固定筒部(11)の一部分の外径に略一致する内径を有する弾性材料体であり、C形リング(201)を隙間部(16)に外嵌させることにより、外筒(1)の移動筒部(12)の固定筒部(11)側への移動が阻止され、移動筒部(12)の前端(14)が進退リング(2)の大径部(21)の後面(24)に当接したままとなる。これにより、進退リング(2)の後退方向への移動は阻止され、進退リング(2)は、進出状態に保持された状態に維持される。
又、C形リング(201)は、上記第1番目の実施の形態のものと同様、配管接続部(46)に装着させる環状固定部材(25)に連結帯(26)を介して連結される構成とする。
図3に示すものは、第3番目の実施の形態の説明図であり、このものも、第2番目の実施の形態のものと同様、外筒(1)を固定筒部(11)と移動筒部(12)に分割したものであり、固定筒部(11)には雄ネジ(11a)を、移動筒部(12)には雌ネジ(12a)を設けることにより、両者を螺合接続可能としたものである。
移動筒部(12)を締付方向に回転させると、移動筒部(12)の後面(13)と固定筒部(11)の対向面(15)とが密着し、固定筒部(11)との螺合を緩める方向に移動筒部(12)を回転させることにより、移動筒部(12)の後面(13)は、固定筒部(11)の対向面(15)から離反し、移動筒部(12)は進出方向に移動させることができ、その進出状態は、移動筒部(12)を回動させない限り保持される。よって、移動筒部(12)の前面(14)が、進出状態にある進退リング(2)の大径部(21)の後面(24)に当接するまで、固定筒部(11)と移動筒部(12)との螺合状態を緩めていけば、移動筒部(12)によって、進退リング(2)の進出状態は保持される。すなわち、この実施の形態では、移動筒部(12)を進出状態保持手段として機能させることができる。
図4に示すものは、第4番目の実施の形態の説明図であり、このものも、第2番目及び第3番目の実施の形態のものと同様、外筒(1)を固定筒部(11)と移動筒部(12)に分割したものであり、固定筒部(11)には、カム溝(11b)を形成し、移動筒部(12)の内面の所定位置には、前記カム溝(11b)を移動するピン(12b)を突設させて、固定筒部(11)と移動筒部(12)との間に円筒カム構造を構成するようにしたものである。
このものでは、移動筒部(12)を回動させることにより、ピン(12b)がカム溝(11b)内を移動し、移動筒部(12)を進退方向へ移動させることができる。
移動筒部(12)の前面(14)が、進出状態にある進退リング(2)の大径部(21)の後面(24)に当接する最終移動状態まで、移動外筒(12)を回転させたとき、ピン(12b)が係合する係合突起(17)がカム溝(11b)内に突設されているものとする。係合突起(17)を超えるまで、ピン(12b)を強制的に回動させると、前記ピン(12b)は係合突起(17)に係合することとなり、移動筒部(12)の最終移動状態が保持されるから、不用意に、移動筒部(12)が逆方向に回転して、大径部(21)から離反することはない。
尚、上記第3、第4番目の実施の形態では、進出状態保持手段は、(4)の後端部に設けられていると共に、(12)を回転させるだけで進退方向に移動させることができるから、図5に示したような、露出型のガス栓(31)だけでなく、ボックスコック等の埋設型のガス栓にも採用することが可能となる。
第1番目の実施の形態のガス管接続用ソケットの使用状態を示す断面図。 第2番目の実施の形態のガス管接続用ソケットの使用状態を示す断面図。 第3番目の実施の形態のガス管接続用ソケットの使用状態を示す断面図。 第4番目の実施の形態のガス管接続用ソケットの断面図。 従来のガス管接続用ソケットの説明図。 従来のガス管接続用ソケットをガス栓に接続させた状態を示す説明図。
符号の説明
(1) ・・・・・・・・外筒
(10)・・・・・・・・開放端
(3) ・・・・・・・・プラグ部
(43)・・・・・・・・保持筒
(2) ・・・・・・・・進退リング
(20)・・・・・・・・進出状態保持手段(C形リング)
(21)・・・・・・・・大径部
(22)・・・・・・・・小径部

Claims (6)

  1. プラグ部が着脱自在な連結機構が内蔵されている保持筒と、前記保持筒に対して進退自在に外嵌し且つ前端に張り出している大径部とそれに続く小径部とからなると共に進出方向に付勢されている進退リングと、前記進退リングの前記小径部に外嵌する外筒とを具備し、
    前記プラグ部の非接続時には、前記進退リングは進出阻止状態に保持されてあり、
    前記保持筒にプラグ筒が接続されると、前記進出阻止状態が解除され、前記進退リングは、進出方向に付勢されることにより、前記大径部がそれに続く小径部と共に前記外筒の開放端から所定距離突出する進出状態に維持され、
    前記進退リングが後退方向に押し戻されると、前記プラグ部の接続が解除される構成のガス管接続用ソケットにおいて、
    前記進退リングを前記進出状態に保持する進出状態保持手段を、前記外筒又は前記進退リングに設けたことを特徴とするガス管接続用ソケット。
  2. 請求項1に記載のガス管接続用ソケットにおいて、前記進出状態保持手段として、前記外筒の開放端から、前記進出状態にある前記進退リングの大径部の後面までの距離に略一致する幅を有し且つ前記外筒から露出している前記小径部に密に外嵌可能なC形リングが設けられていることを特徴とするガス管接続用ソケット。
  3. 請求項1に記載のガス管接続用ソケットにおいて、前記外筒は、前記保持筒の後端部側にて前記保持筒に固定されている固定外筒と、前記進退リングの進出方向に進退自在に移動可能な移動外筒とに分割され、
    前記移動外筒を進出方向に移動させて、その前端を、前記進出状態にある前記進退リングの大径部の後面に当接させたとき、前記移動外筒の後端とこれに対向する前記固定外筒の対向面との間に隙間部が形成される構成とし、
    前記進出状態保持手段として、前記隙間部に略一致する幅を有し且つ前記隙間部に密に外嵌可能なC形リングが設けられていることを特徴とするガス管接続用ソケット。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のガス管接続用ソケットにおいて、前記保持筒の後方に延長されている配管接続部に、環状固定部材が取り付けられ、前記環状固定部材に、連結帯を介して、前記C形リングが連結されていることを特徴とするガス管接続用ソケット。
  5. 請求項1に記載のガス管接続用ソケットにおいて、前記外筒は、前記保持筒の後端部側にて前記保持筒に固定されている固定外筒と、前記進退リングの進出方向に進退自在に移動可能な移動外筒とに分割され、
    前記進出状態保持手段として、前記固定外筒及び前記移動外筒に、相互に螺合可能なネジ部が設けられ、
    前記固定外筒のネジ部に対する前記移動外筒のネジ部の螺合を緩めることにより、前記移動外筒は、その前端が、前記進出状態にある前記進退リングの大径部の後面に当接するまで移動可能としたことを特徴とするガス管接続用ソケット。
  6. 請求項1に記載のガス管接続用ソケットにおいて、前記外筒は、前記保持筒の後端部側にて前記保持筒に固定されている固定外筒と、前記進退リングの進出方向に移動可能な移動外筒とに分割され、
    前記進出状態保持手段として、前記固定外筒及び前記移動外筒に円筒カム構造が設けられ、
    前記移動外筒を前記固定外筒に対して所定角度回動させることにより、前記移動外筒は、その前端が、前記進出状態にある前記進退リングの大径部の後面に当接するまで移動可能とし、
    前記移動外筒を最終移動状態まで回転させたとき、相互に係合し合って前記移動外筒の逆回転を阻止する係合部材が設けられていることを特徴とするガス管接続用ソケット。
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