JP2010036925A - 包装用緩衝材及び包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】上面板1と、左右の側面板2,3と、底面板4とを備えた角筒形をなし、両側面板2,3の高さ方向の少なくとも一部を横断して、折り目5a〜5fの弾性により上下に屈曲伸縮可能な縦断面内向きV字形に屈曲された包装用緩衝材Aについて、屈曲伸縮性を調整できるようにする。
【解決手段】縦断面内向きV字形の頂点の折り目と上下に交差する2本の切り込み103と、該2本の切り込み103の上下同じ側の端部間にそれぞれ形成された折り目105とで、外側へ反転屈曲して縦断面外向きV字形状となる副伸縮部106を区画しておく。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば段ボール箱などの箱に被包装物を収容する際に、被包装物と共に箱内に装填され、被包装物が箱内でがたつかないようにすると共に、落下などによる衝撃を吸収して被包装物を守る包装用緩衝材及びそれを用いた包装体に関する。
従来、上面板と、左右の側面板と、底面板とを備えた筒形をなし、両側面板の高さ方向の少なくとも一部を横断して、縦断面内向きV字形に屈曲され、折り目の弾性により上下に屈曲伸縮可能となった段ボール紙製の包装用緩衝材及びこれを用いた包装体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3574378号公報
上記従来の包装用緩衝材の場合、両側面板の弾性的な屈曲伸縮を利用した高い緩衝効果が得られ、これを用いた包装体における被包装物の保護効果が高い利点がある。
しかしながら、側面板は一定の力で屈曲伸縮するものであるので、当初予定していた負荷とは異なる負荷が加わる包装への転用がしにくく、一種類の包装用緩衝材を適用できる被包の範囲が狭い。このため、被包の種類が多くなると、それに応じて側面板の上下方向の屈曲伸縮性(柔軟性)を調整して用意する包装用緩衝材の種類も多くなり、製造及び包装作業時の管理や取り扱いに手間がかかる問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、上面板と、左右の側面板と、底面板とを備えた角筒形をなし、両側面板の高さ方向の少なくとも一部を横断して、折り目の弾性により上下に屈曲伸縮可能な縦断面内向きV字形に屈曲された包装用緩衝材について、屈曲伸縮性を調整できるようにした汎用性の高い包装用緩衝材及びこれを用いた包装体を提供することを目的とする。
上記目的のために、本発明の第1は、上面板と、左右の側面板と、底面板とを備えた角筒形をなし、両側面板の高さ方向の少なくとも一部を横断して、折り目の弾性により上下に屈曲伸縮可能な縦断面内向きV字形に屈曲された主伸縮部が形成されていると共に、該主伸縮部の縦断面内向きV字形の頂点の折り目と上下に交差する2本の切り込みと、該2本の切り込みの上下同じ側の端部間にそれぞれ形成された折り目とで、前記主伸縮部よりも上下方向の屈曲長さが短い副伸縮部が区画されており、該副伸縮部が、折り目の弾性により上下に屈曲伸縮可能な縦断面外向きV字形状へ、外側へ反転屈曲可能であることを特徴とする包装用緩衝材を提供するものである。
上記本発明の第1は、前記副伸縮部が、前記両側面板にそれぞれ複数区画されていること、前記副伸縮部の上下方向の屈曲長さが、前記主伸縮部の上下方向の屈曲長さの1/3〜2/3であること、前記上面板の両端から下方に折り曲げられた端面板を有し、該端面板の下縁中央部が前記下面板に接続されていること、段ボール紙で形成されており、前記主伸縮部を形成するための折り目と、前記調整部を区画する折り目とが、前記段ボール紙の波形芯材の波形を横切る方向に形成されていることをその好ましい態様として含むものである。
また、本発明の第2は、箱内に被包装物を収納した包装体において、上記本発明の第1に係る包装用緩衝材が、一部又は全部の前記副伸縮部が外側へ反転屈曲された状態で、前記被包装物の下方と上方のいずれか一方又は両方に、前記上面板又は前記下面板を前記被包装物に向けて、被包装物と箱間に介在されていることを特徴とする包装体を提供するものである。
上記本発明の第2は、前記副伸縮部が外側へ反転屈曲されていない前記包装用緩衝材が併用されていることをその好ましい態様として含むものである。
縦断面横向きV字形の屈曲片を上下に屈曲伸縮させる場合、作用点となるV字形における交点と、力点となるV字形における両端部との間の間隔が長くなれば耐屈曲伸縮力が小さくなり、この間隔が短くなれば耐屈曲伸縮力が大きくなる。
一方、本発明の包装用緩衝材における副伸縮部は、主伸縮部よりも上下方向の屈曲長さ(上下方向の屈曲に沿った長さ)が短いことから、外側へ反転屈曲させて縦断面外向きV字形(縦断面において外側に交点が向いたV字形)とした時に、このV字形は主伸縮部よりも小さなV字形となる。副伸縮部は、外側へ反転屈曲させていない状態では、縦断面内向きV字形(縦断面において内側に交点が向いたV字形)をなす主伸縮部の一部として屈曲伸縮するが、外側へ反転屈曲させると、上記のように主伸縮部よりも小さなV字形となるので、作用点となるV字形における交点と、力点となるV字形における両端部間の間隔が短くなる。すなわち、本発明の包装用緩衝材における副伸縮部は、外側へ反転屈曲させることで、側面板の耐屈曲伸縮力を大きくすることができる。このため、本発明の包装用緩衝材は、副伸縮部を外側へ反転屈曲させることにより側面板の屈曲伸縮性を調整することができるので、種々の負荷に対応することができ、一種類の包装用緩衝材を多様な包装に広く適用することが可能となる。
また、本発明の包装体は、使用する包装用緩衝材が上記のように側面板の屈曲伸縮性を調整することができることから、被包装物の重さや包装用緩衝材を宛う位置に応じて側面板の屈曲伸縮性を調整することで、最適な支持力と緩衝作用による被包装物の保護を図ることができる。
以下、図面に基づいて本発明を更に説明する。なお、以下に説明する図面において、同じ符号は同様の構成要素を示す。
まず、図1〜図4に基づいて、本発明に係る包装用緩衝材の第1の例を説明する。
図1は本発明の包装用緩衝材の第1の例を示す上面方向からの斜視図、図2は本発明の包装用緩衝材の第1の例を示す底面方向からの斜視図、図3は本発明の包装用緩衝材の第1の例を示す展開図、図4本発明の包装用緩衝材の第1の例における副伸縮部を外側へ反転屈曲させた状態の上面方向からの斜視図である。
図1〜図3に示されるように、本例の包装用緩衝材Aは、上面板1と、左右の側面板2,3と、幅の広い底面板4a及び幅の狭い底面板4bから構成された底面板4とを備えた筒形をなしている。具体的には、上面板1の左右に側面板2,3が折り目5a,5bを介して連なり、側面板2,3の端部には、折り目5c,5dを介してそれぞれ幅の広い底面板4aと幅の狭い底面板4bが連なっている。
上記上面板1と側面板2,3と底面板4a,4bは、折り目5a,5bを介して側面板2,3を上面板1の下方に折り曲げ、更に折り目5c,5dを介して底面板4a,4bを互いに重なり合う方向に折り曲げることで、全体として角筒を形成している。底面板4a,4bは、一方が幅が広く、他方が幅が狭くなっており、幅の狭い底面板4bが幅の広い底面板4aの外側になるように相互に重ねられ、幅の狭い底面板4bに設けられた差し込み片6,7を、幅の広い底面板4aに設けられた差し込みスリット8,9に差し込むことで連結されて一連の底面板4を形成している。
両側面板2,3の高さ方向の中央部には、それぞれ側面板2,3を横断する折り目5e,5fが設けられており、各側面板2,3は、この折り目5e,5fを介して、縦断面内向きV字形となるように屈曲されている。この縦断面内向きV字形に屈曲された各側面板2,3は、上記縦断面内向きV字形における両端部の折り目5a〜5dと頂点の折り目5e,5fの屈曲弾性により、全体が上下に屈曲伸縮可能なものとなっており、全体が主伸縮部101,102を構成している。
上記主伸縮部101,102には、主伸縮部101,102の断面形状である縦断面内向きV字形の頂点の折り目5c,5fと上下に交差する切り込み103,104が、それぞれ横方向に間隔を開けて複数本(本例では6本)ずつ形成されている。
図1〜図3に示されるように、一方の側面板2に形成された切り込み103のうち、相隣接する切り込み103の上下同じ側の端部間には、横方向1箇所おきにそれぞれ折り目105が形成されており、隣接する2本の切り込み103と上下の折り目105とで3箇所の副伸縮部106が区画されている。また、図3に示されるように、他方の側面板3についても同様に、隣接する2本の切り込み104と上下の折り目107とで3箇所の副伸縮部108が区画されている。
各副伸縮部106,108は、主伸縮部101,102よりも上下方向の屈曲長さが短くなっている。この副伸縮部106,108の上下方向の屈曲長さは、後述する外側への反転屈曲のしやすさと、側面板2,3の屈曲伸縮性の調整のしやすさなどから、主伸縮部101,102の上下方向の屈曲長さの1/3〜2/3であることが好ましい。
上記副伸縮部106,108は、内側から押し出すことで、折り目5c,5f及び折り目105,107を介して外側へ反転屈曲し、図4に示されるように、縦断面外向きV字形に突出する。外側へ反転屈曲させて突出させた副伸縮部106,108は、外側から押し込むことで、内側に復帰屈曲し、図1及び図2に示す状態に復帰可能となっている。
本発明に係る包装用緩衝材Aにおいては、副伸縮部106,108を外側に反転屈曲させた図4に示される状態とすることにより、副伸縮部106,108を外側に反転屈曲させていない図1及び図2に示される状態に比して、耐屈曲伸縮力が増大する。このため、上面板1と底面板4間に加わるより大きな負荷を支えることができるようになり、例えば重い被包装物の包装に適用することが可能となる。また、図4に示される状態から図1及び図2に示される状態へ復帰させることで、側面板2,3が屈曲伸縮しやすくなって、例えば軽い被包装物の包装に適した状態とすることができる。
本例においては、主伸縮部101,102にそれぞれ副伸縮部106,108が3箇所ずつ区画されているが、1箇所ずつとすることもできる。しかし、外側に反転屈曲させる副伸縮部106,108の位置と個数を選択することで、両側面板2,3の屈曲伸縮性をより細かに調整することができるよう、複数箇所であることが好ましい。
尚、図1〜図4に示されるように、上面板1と底面板4の中央部には開口部10,11が設けられている。これは本包装用緩衝材Aを取り扱うときの手がかりとなると共に、本包装用緩衝材A内へ手指を入れて副伸縮部106,108を外側へ反転屈曲させやすくするためのものである。
次に、図5〜図9に基づいて本発明に係る包装用緩衝材Aの第2の例を説明する。
図5は本発明の包装用緩衝材の第2の例を示す上面方向からの斜視図、図6は本発明の包装用緩衝材の第2の例を示す底面方向からの斜視図、図7は本発明の包装用緩衝材の第2の例を示す展開図、図8本発明の包装用緩衝材の第2の例における副伸縮部を外側へ反転屈曲させた状態の上面方向からの斜視図、図9は本発明の包装用緩衝材の第2の例における端面板の作用の説明図である。
本例の包装用緩衝材Aは、前記第1の例に係る包装用緩衝材Aが、両端が開放されたものであるのに対し、両端に、上面板1の両端から折り目5g,5hを介して下方に折り曲げられて延出した端面板12,13を有するものとなっている。
本例の包装用緩衝材Aは、基本的には前記第1の例と同様であるが、上面板1の両端から折り目5g,5hを介して端面板12,13が延出しており、しかも幅の広い底面板4aに、端面板12,13の下縁中央部に突出した差し込み片14,15を差し込む差し込みスリット16,17が設けられている点が前記第1の例に係る包装用緩衝材Aと相違している。以下、相違点について更に説明する。
上記端面板12,13は、下縁幅が上縁幅より狭くなっており、折り目5g,5hを介して下方に折り曲げられ、各先端中央部に設けられた差し込み片14,15をそれぞれ差し込みスリット16,17に差し込むことで底面板4に接続されている。
本例の包装用緩衝材Aの場合、端面板12,13は両側面板2,3のように弾性的に屈曲伸縮するものではないことから、図9(a)に示されるように、上面板1の中央に外力Fが加わったとき(上面板1全体に均等な外力が加わったとき)には、この端面板12,13が外力Fを支え、包装用緩衝材A全体が圧縮されるのを防止する。従って、重い被包装物の下に本包装用緩衝材Aを敷き込んでも、被包装物の重さで当初から潰れてしまうことがない。また、重い被包装物の上部や側部に本包装用緩衝材Aを宛った場合にも、運搬中の揺れなどに伴って被包装物に押されても圧縮されにくく、包装体内での被包装物のがたつきを防止することができる。
一方、特に運搬中などに加わる外力は、中央に加わることは稀で、通常左右に偏ることが多い。図9(b),(c)に示されるように、上面板1の左右いずれかに偏って外力Fが加わったときには、外力Fが加わった側の端面板12,13の下縁コーナー部が部分的に潰れ、端面板12,13が傾くと共に、外力Fが加わった側の側面板2又は3が弾性的に収縮して当該外力Fを吸収することになる。外力Fが解除された後は側面板2又は3が弾性復帰すると共に、端面板12,13が再び直立する。端面板12,13は、その下縁コーナー部が部分的に潰れても、全体が変形しなければ、直立復帰後に上記重い被包装物に対する支持力を再び発揮して、被包装物のがたつきを防止することができる。
本例の包装用緩衝材Aは、第1の例で説明した副伸縮部105,108を併せ持つものであることから、この副伸縮部105,108を外側に反転屈曲させれば、上記端面板12,13の作用と、外側に反転屈曲された副伸縮部105,108の作用とが合わさって、より重い被包装物の包装に適したものとなる。
本例における端面板12,13は、上記下縁コーナー部の部分的潰れを伴う傾きを無理なく生じさせるために、その下縁幅が上縁幅より狭くなっていることが好ましい。端面板12,13の下縁幅が上縁幅より狭くなっていることにより、上記左右に偏った外力が加わったときに端面板12,13が傾きやすく、緩衝性を向上させることができる。
端面板12,13の下縁は、その全体を底面板4に接続しておいてもよいが、上記端面板12,13の傾きを得やすくする上で、端面板12,13の下縁中央部を底面板4に接続しておくことが好ましい。この接続は、接着剤や糊によって行うこともできるが、端面板12,13の下縁中央部と底面板4との接続にある程度の遊びを持たせて上記端面板12,13の傾きを得やすくする上で、図示されるように、差し込み片14,15を差し込みスリット16,17へ差し込むことで行うことが好ましい。
前記第1の例と第2の例のいずれの包装用緩衝材Aも、例えば段ボール紙、厚紙、プラスチック製段ボール(通称「プラ段」)などで形成することができるが、縦断面横向きV字形状に屈曲させて上下に弾性的な屈曲伸縮が得やすいことや経済的であることから、段ボール紙で形成することが好ましい。この段ボール紙で本包装用緩衝材Aを形成する場合、弾性的な屈曲伸縮が得やすいことから、主伸縮部101,102を形成するための折り目と、副伸縮部106,108を区画する折り目105,107とが、段ボール紙の波形芯材の波形を横切る方向に形成されていることが好ましい。
前記第1の例と第2の例のいずれの包装用緩衝材Aも両側面板2,3全体が縦断面内向きV字形に屈曲されて主伸縮部101,102となっているが、図10(a)〜(c)に示されるように、両側面板2,3の高さ方向の上部のみ、中間部のみ又は下部のみを横断して縦断面内向きV字形に屈曲させて、上下方向の一部に主伸縮部101,102を形成することもできる。また、V字形状の折り込みを2つ連ねてW字形に折り込むようにすることもできる。
次に、上述の本包装用緩衝材Aを用いた包装体について、本発明の包装体の第1の例を示す図11と、本発明の包装体の第2の例を示す図12で説明する。
本発明の包装用緩衝材Aは、被包装物18を箱19(一般的には段ボール箱)に収納して包装する場合に用いられるもので、被包装物18と箱19の内面との間に介在され、両者間の隙間を埋めて装填されるものである。
図11に示される本発明の第1の例に係る包装体においては、箱19内に収納された被包装物18の下方と上方の両者に本包装用緩衝材Aが宛われており、被包装物18は本包装用緩衝材Aに挟まれた状態で箱18内に保持されている。そして、被包装物18の下方に宛われた本包装用緩衝材Aは副伸縮部106,108が外側に反転屈曲されており、被包装物18の上方に宛われた本包装用緩衝材Aは副伸縮部106,108の外側への反転屈曲が行われていないものとなっている。このようにすると、荷重がかかりやすい、被包装物18の下方に宛われた本包装用緩衝材Aは屈曲伸縮しにくく、被包装物18の重量で潰れにくくなり、荷重がかかりにくい、被包装物18の上方に宛われた本包装用緩衝材Aは屈曲伸縮しやすく、衝撃を吸収しやすくなって、全体として良好な被包装物18の保護効果が得られる。
図12に示される本発明の第2の例に係る包装体おいては、箱19内に重い被包装物18aと、軽い被包装物18bが収納されており、重い被包装物18aの上下に宛われた本包装用緩衝材Aは副伸縮部106,108が外側に反転屈曲されている。また、軽い被包装物18bの上下に宛われた本包装用緩衝材Aは副伸縮部106,108の外側への反転屈曲が行われていないものとなっている。このようにすると、一つの箱19内に重量の異なる被包装物18a,18bを収納する場合でも、1種類の包装用緩衝材Aを用意するだけで包装を行うことができる。
図11と図12で説明した例では、いずれも被包装物18,18a,18bの上下にのみ本包装用緩衝材が宛われているが、被包装物18,18a,18bの側方にも本包装用緩衝材Aを宛うことができる。このようにすると、上下、前後、左右の揺れや衝撃に対して被包装物18,18a,18bを保護することができる。
尚、本包装用緩衝材Aは、被包装物18,18a,18bにその上面板1又は下面板4を向けて介在されるものである。また、上記の第1及び第2の例における本包装用緩衝材Aはいずれも被包装物18,18a,18bの下方と上方の両方に介在されているが、下方と上方のいずれか一方に介在させるだけでもよい。
本発明の包装用緩衝材の第1の例を示す上面方向からの斜視図である。 本発明の包装用緩衝材の第1の例を示す底面方向からの斜視図である。 本発明の包装用緩衝材の第1の例を示す展開図である。 本発明の包装用緩衝材の第1の例における副伸縮部を外側へ反転屈曲させた状態の上面方向からの斜視図である。 本発明の包装用緩衝材の第2の例を示す上面方向からの斜視図である。 本発明の包装用緩衝材の第2の例を示す底面方向からの斜視図である。 本発明の包装用緩衝材の第2の例を示す展開図である。 本発明の包装用緩衝材の第2の例における副伸縮部を外側へ反転屈曲させた状態の上面方向からの斜視図である。 本発明の包装用緩衝材の第2の例における端面板の作用の説明図である。 主伸縮部を形成する場合の他の例を示す図である。 本発明の包装体の第1の例を示す断面概略図である。 本発明の包装体の第2の例を示す断面概略図である。
符号の説明
1 上面板
2,3 側面板
4 底面板
4a 幅の広い底面板
4b 幅の狭い底面板
5a〜5h 折り目
6,7 差し込み片
8,9 差し込みスリット
10,11 開口部
12,13 端面板
14,15 差し込み片
16,17 差し込みスリット
18,18a,18b 被包装物
19 箱
101,102 主伸縮部
103,104 切り込み
105,107 折り目
106,108 副伸縮部

Claims (7)

  1. 上面板と、左右の側面板と、底面板とを備えた角筒形をなし、両側面板の高さ方向の少なくとも一部を横断して、折り目の弾性により上下に屈曲伸縮可能な縦断面内向きV字形に屈曲された主伸縮部が形成されていると共に、該主伸縮部の縦断面内向きV字形の頂点の折り目と上下に交差する2本の切り込みと、該2本の切り込みの上下同じ側の端部間にそれぞれ形成された折り目とで、前記主伸縮部よりも上下方向の屈曲長さが短い副伸縮部が区画されており、該副伸縮部が、折り目の弾性により上下に屈曲伸縮可能な縦断面外向きV字形状へ、外側へ反転屈曲可能であることを特徴とする包装用緩衝材。
  2. 前記副伸縮部が、前記両側面板にそれぞれ複数区画されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用緩衝材。
  3. 前記副伸縮部の上下方向の屈曲長さが、前記主伸縮部の上下方向の屈曲長さの1/3〜2/3であることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用緩衝材。
  4. 前記上面板の両端から下方に折り曲げられた端面板を有し、該端面板の下縁中央部が前記下面板に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装用緩衝材。
  5. 段ボール紙で形成されており、前記主伸縮部を形成するための折り目と、前記調整部を区画する折り目とが、前記段ボール紙の波形芯材の波形を横切る方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装用緩衝材。
  6. 箱内に被包装物を収納した包装体において、請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装用緩衝材が、一部又は全部の前記副伸縮部が外側へ反転屈曲された状態で、前記被包装物の下方と上方のいずれか一方又は両方に、前記上面板又は前記下面板を前記被包装物に向けて、被包装物と箱間に介在されていることを特徴とする包装体。
  7. 前記副伸縮部が外側へ反転屈曲されていない前記包装用緩衝材が併用されていることを特徴とする請求項6に記載の包装体。
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