JP2010034933A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】録画中の動画データの再生時の再生速度を変更させるための再生速度情報を録画中に生成し、動画データに対応付けて記憶する。また、動画データの再生時は、再生速度情報に基づいて動画データの再生速度を変更しながら動画を再生する。
【選択図】図3
Description
図1に示すように、画像処理装置1は、画像データ生成部21と、データ処理部22と、ユーザインタフェース部23と、を備えて構成される。
光学レンズ部101は、被写体を撮影するために光を集光するレンズ等で構成されたものであり、焦点、露出、ホワイトバランス等のカメラ設定パラメータを調整するための周辺回路を備える。
イメージセンサ102は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)等で構成され、光学レンズ部101が光を集光することによって結像した画像を、デジタル化した画像データ(画像フレーム)として取り込む。取り込まれた画像データは、データ処理部22のメモリ201に一時的に記憶される。
なお、画像データ生成部21は、低解像度画像撮影(プレビュー撮影)と高解像度画像撮影が可能である。低解像度画像撮影は、例えば、画像解像度がXGA(Extended Graphics Array:1024×768ドット)程度と低いが、30fps(フレーム/秒)の速さで動画撮影と画像読み出しが可能である。一方、高解像度画像撮影は、例えば、撮影可能な最大画素数(例えば400万画素のカメラである場合はその400万画素)での画像撮影を行うことができるが、画像の読み取り速度は遅くなる。
メモリ201は、撮影処理を行う度にイメージセンサ102が取り込んだ画像データを一時記憶する。また、メモリ201は、画像処理に必要な画像データ、各種フラグの値、閾値等も記憶する。さらに、メモリ201は、画像表示を行うための表示画像データの記憶と読み出しを行うための表示メモリ領域を含んでいる。
ビデオ出力部202は、メモリ201の表示メモリ領域に格納された表示画像データを読み出し、当該読み出された表示画像データに基づいてRGB信号を生成し、当該生成されたRGB信号をユーザインタフェース部23の液晶表示部301に出力する。また、RGB信号を、ユーザインタフェース部23の外部インタフェース303を介して外部出力させることにより、テレビやPC、プロジェクタ等の外部機器に画像表示させることも可能である。
画像処理部203は、メモリ201に一時記憶されている画像データに対して、画像表示を行うための所定の画像処理を施す。当該画像処理を施された画像データは、表示画像データとしてメモリ201の表示メモリ領域に格納される。
プログラムメモリ205は、CPU204の動作に必要な各種プログラムやデータを記憶する。具体的には、動画を録画している最中に再生速度情報の設定を行うための録画制御プログラム、動画を再生している最中に再生速度情報の設定を行うための再生制御プログラム、動画を再生している最中に再生速度情報に基づいて再生速度の変更を行うための再生プログラム、再生速度情報の編集を行うための編集プログラム等を記憶している。
また、音声処理部206は、動画再生時、音声データに基づく音声等を内蔵スピーカから放音するとともに、CPU204は、当該音声データに関連付けられて記憶されている画像を液晶表示部301に表示させる。
液晶表示部301は、ビデオ出力部23から出力されたRGB信号に基づいて動画像を表示する。具体的には、画像データ生成部21により生成された複数の画像データ(画像フレーム)に基づいたライブビュー画像や、録画中に外部メモリ304に記憶される動画像を表示したり、外部メモリ304に記憶された動画像を再生表示したりする。
なお、液晶表示部301は、ビデオ出力部202から適宜出力される表示画像データを一時的に記憶するビデオメモリ(図示せず)を備えるようにしてもよい。
操作部302は、ユーザが画像処理装置1における所定の操作を行うための機能であり、ユーザの操作に応じた操作信号をCPU21に出力する。操作部302は、例えば、シャッターボタン、選択決定用ボタン、再生ボタン、録画ボタン等を備えている。また、操作部302は、「ここからスロー」ボタン、「ここから早送り」ボタン、「ここから実速度」ボタンを備える。
外部インタフェース303は、テレビやPC、プロジェクタ等の外部機器との接続用端子であり、所定の通信ケーブルを介してデータの送受信を行う。
外部メモリ304は、例えば、カード型の不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク等により構成され、画像データ生成部21により撮影された被写体画像の動画像データを記憶する。また、外部メモリ304は、再生速度情報を記憶する。当該再生速度情報については、図2に後述する。
すなわち、動画の任意の場所に任意の再生速度を容易に設定できるようにし、当該設定に従って再生速度を変更しながら動画を再生するようにしたので、ユーザが見ていて楽しい視覚効果を得ることができる。例えば、サッカーのゴールシーンのような決定的瞬間だけスロー再生にしたり、CMのような冗長な部分を早送り再生にしたりできる。
また、再生速度情報は動画データに対応付けられる付加的な情報であって、動画の録画フレームレートに変更を加えるものではないので、例えば、スロー再生に指定していた部分を実速度に戻すなどの再生速度情報の変更作業を容易に行うことができ、ユーザにとって便利である。
図2に示すように、再生速度情報は、「情報個数」、「変化フレーム」、「指定速度」、といった各項目で構成されている。
「情報個数」は、当該再生速度情報が記憶する「変化フレーム」と「指定速度」などの対応付けられた情報の総数を表している。「変化フレーム」は、動画の再生中に再生速度を変化させる変化点となるフレームの値を表している。また、「指定速度」は、「1」が実速度(初期設定)の再生、「−5」が実速度に比べて1/5倍速度のスロー再生、「5」が実速度に比べて5倍速度の早送り再生を表しており、「変化フレーム」ごとに設定される。
このように、再生速度情報は、再生速度の変化点となる変化フレームと、変化フレームで変更させる再生速度を指定する指定速度と、を含むことを特徴とする。本実施形態に係る画像処理装置1は、当該再生速度情報に基づいて動画データの再生速度を変更することができるので、ユーザが見ていて楽しい視覚効果を得ることができる。
以下、図3を用いて、当該再生速度の変化の様子について具体的に説明する。
図3(a)は、動画を録画している最中に再生速度の設定を行い、当該設定に基づいて再生時にどのような再生が行われるのかを示している。具体的には、図3(a)の上段に示したように、1800フレーム目で「ここからスロー」(図2の1つ目の情報)が、2160フレーム目で「ここから実速度」(図2の2つ目の情報)が、3960フレーム目で「ここから早送り」(図2の3つ目の情報)が、9360フレーム目で「ここから実速度」(図2の4つ目の情報)が設定されている。当該設定に基づいて動画の再生を行うと、図3(a)の下段に示したように、1フレームから1800フレームまでが実速度(例えば、30フレーム/秒)、すなわち1800÷30=60秒間に録画された動画データが60秒間の実速度再生で、1800フレームから2160フレームまでがスロー、すなわち(2160−1800)÷30=12秒間に録画された動画データが1/5倍速度の60秒間のスロー再生で、2160フレームから3960フレームまでが実速度、すなわち(3960−2160)÷30=60秒間に録画された動画データが60秒間の実速度再生で、3960フレームから9360フレームまでが早送り、すなわち(9360−3960)÷30=180秒間に録画された動画データが5倍速度の36秒間の早送り再生で、再生されることとなる。
このように、本実施形態に係る画像処理装置1は、録画時又は再生時に、再生速度の設定を行うことができる。まず、録画時における再生速度の設定に関する処理の流れについて、図4のフローチャートを用いて説明する。
図4に示すように、ステップS11では、指定速度(図2、3参照)の初期化が行われる。指定速度の初期化とは、録画開始時のフレーム(1フレーム目)の再生速度を実速度(30フレーム/秒)に設定することである。
ステップS12では、指定された速度が液晶表示部301に表示される。例えば、ステップS11で指定速度の初期化が行われた後は、液晶表示部301には「実速度」と表示される。一方、後述するステップS17で再生速度情報更新処理が行われた後は、当該更新された再生速度情報により指定された速度が液晶表示部301に表示されることとなる。
ステップS14では、「ここから早送り」指定を受け付けたか否かが判定される。すなわち、ユーザにより操作部302の「ここから早送り」ボタンが押下操作されたか否かが判定される。ここで、例えば、録画中の動画の3960フレーム目で「ここから早送り」ボタンが押下された場合、図2の3つ目の情報が書き込まれることとなる。「ここから早送り」指定を受け付けた場合は、ステップS16へと移行し、「ここから早送り」指定を受け付けていなかった場合は、次のステップS15へと移行する。
ステップS15では、「ここから実速度」指定を受け付けたか否かが判定される。すなわち、ユーザにより操作部302の「ここから実速度」ボタンが押下操作されたか否かが判定される。ここで、例えば、録画中の動画の9360フレーム目で「ここから実速度」ボタンが押下された場合、図2の4つ目の情報が書き込まれることとなる。「ここから実速度」指定を受け付けた場合は、次のステップS16へと移行し、「ここから実速度」指定を受け付けていなかった場合は、ステップS18へと移行する。
ステップS17では、再生速度情報更新処理が行われる。以下、図5のフローチャートを用いて、当該処理を説明する。
ステップS32では、再生速度情報の変化フレームの欄に現在(ボタンの押下操作受付時)のフレームの値が追加される。
ステップS33では、ステップS32で追加された変化フレームに対応づけられる指定速度の欄に今回指定された再生速度が追加される。
ステップS19では、最新の再生速度情報が外部メモリ304に記憶される。
図6は、画像処理装置1内で行われる再生制御処理の一例について示したフローチャートである。この再生制御処理は、ユーザにより再生ボタンが押下操作され、動画の再生が開始されたことを契機に、CPU204がプログラムメモリ205に格納されている再生制御プログラムを実行することにより実現される。
図6に示すように、ステップS41では、再生速度の初期化が行われる。再生速度の初期化とは、再生開始時(1フレーム目)の再生速度を実速度(30フレーム/秒)に設定することである。
ステップS42では、再生処理が起動される。再生処理については、詳しくは後述する図7で説明するが、再生制御処理と同時進行で行われる別処理である。
ステップS43では、再生速度情報で指定された速度が液晶表示部301に表示される。具体的には、液晶表示部301に「実速度」と表示される。
ステップS45では、「ここから早送り」指定を受け付けたか否かが判定される。すなわち、ユーザにより操作部302の「ここから早送り」ボタンが押下操作されたか否かが判定される。「ここから早送り」指定を受け付けた場合は、ステップS47へと移行し、「ここから早送り」指定を受け付けていなかった場合は、次のステップS46へと移行する。
ステップS46では、「ここから実速度」指定を受け付けたか否かが判定される。すなわち、ユーザにより操作部302の「ここから実速度」ボタンが押下操作されたか否かが判定される。「ここから実速度」指定を受け付けた場合は、次のステップS47へと移行し、「ここから実速度」指定を受け付けていなかった場合は、ステップS50へと移行する。
ステップS48では、再生速度情報更新処理(図5参照)が行われる。
ステップS49では、ステップS42で起動された再生処理に今回指定された再生速度が通知される。再生速度の通知が行われると、ステップS44へと移行する。
ステップS51では、最新の再生速度情報が外部メモリ304に記憶される。
図7に示すように、ステップS61では、動画の再生が開始される。
ステップS63では、再生速度が指定されたか否かが判定される。具体的には、再生速度情報に設定されている変化フレームに到達したか否かが判定される。再生速度が指定された場合は、次のステップS64へと移行し、再生速度が指定されていなかった場合は、ステップS66へと移行する。
ステップS64では、ステップS62で通知された速度(ステップS62で“YES”)、又はステップS63で指定された速度(ステップS63で“YES”)に再生速度が更新される。
ステップS65では、ステップS64で更新された再生速度が液晶表示部301に表示される。
ステップS67では、再生画像が液晶表示部301に表示される。
図8に示すように、ステップS71では、再生速度情報が液晶表示部301に一覧表示される。ユーザは、一覧表示された再生速度情報の中から編集したい情報の選択を行う。
ステップS73では、ステップS71で選択された再生速度情報が削除される。
Claims (8)
- 動画を録画する録画手段と、
前記録画手段により録画された動画データの再生時の再生速度を変更させるための再生速度情報を設定するための設定手段と、
前記動画データと前記設定手段によって設定された当該動画データの再生速度情報とを互いに対応付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段によって記憶された前記再生速度情報に基づいて前記動画データの再生時の再生速度を変更する制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 動画を撮影する撮影手段を更に備え、
前記設定手段は、前記撮影手段により撮影された動画データの前記再生速度情報を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記再生速度情報は、前記再生速度の変化点となる変化フレームと、当該変化フレームで変更させる前記再生速度を指定する指定速度と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記動画を録画中、前記設定手段の操作を受け付けて前記再生速度情報を追加することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記動画データを再生中、前記設定手段の操作を受け付けて前記再生速度情報を追加することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記再生速度情報を削除するための削除手段を更に備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 動画を録画する録画ステップと、
前記録画ステップにより録画された動画データの再生時の再生速度を変更させるための再生速度情報を設定させる設定ステップと、
前記動画データと前記設定ステップによって設定された当該動画データの再生速度情報とを互いに対応付けて記憶させる記憶ステップと、
前記記憶ステップによって記憶された前記再生速度情報に基づいて前記動画データの再生時の再生速度を変更する制御を行う制御ステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに、
動画を録画する録画機能と、
前記録画機能により録画された動画データの再生時の再生速度を変更させるための再生速度情報を設定させる設定機能と、
前記動画データと前記設定機能によって設定された当該動画データの再生速度情報とを互いに対応付けて記憶させる記憶機能と、
前記記憶機能によって記憶された前記再生速度情報に基づいて前記動画データの再生時の再生速度を変更する制御を行う制御機能と、を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008195830A JP2010034933A (ja) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016175011A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | シャープ株式会社 | 画像再生装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002247504A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-30 | Sony Corp | 編集装置及び記録媒体 |
JP2007228334A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Fujifilm Corp | 動画像制御装置および方法並びにプログラム |
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2008
- 2008-07-30 JP JP2008195830A patent/JP2010034933A/ja active Pending
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