JP2010034702A - 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法において、RGB画像データを明度・彩度・色相の色空間に変換する際に、何段階もの色空間変換処理を行わなければならず、明度・彩度の色調整をする際に時間がかかるという問題があった。
【解決手段】 本発明の画像処理装置は、単純な変換式によりRGB画像データを明度・彩度・色相に変換する色空間変換部を備えて、RGB画像データを明度・彩度・色相の色空間に変換して分析を行い、色相毎の明度・彩度の調整を可能とすることにより、課題を解決した。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法に関し、さらに詳しくは、取得したRGB画像データを明度、彩度、色相の色空間に変換処理を行って色分析及び色調整する方法に関するものである。
色相の分析・調整方法として以下の従来技術がある。
データを明度・彩度・色相に分け、選択された色相を相補色相およびグレー領域における色相から区別することにより色相を識別する方法がある(特許文献1参照)。
色のLab値を利用して、明度・彩度・色ばみの観点から明度ならば暗い明るいなどのそれぞれの判断値を2値化して判断を下し、その判断基準に合わせて調整を行う色ばみの分析方法がある(特許文献2参照)。
Lab空間のab平面を用いて色相・彩度を調整し、また調整の際の変更したパラメータを明確に表示することと、調整の際の参照画像を表示することで、調整の際の手間を省力化した方法がある(特許文献3参照)。
色相・明度・彩度に取得画像を分析し、予め記憶しておいた画像分析データから最適なパラメータを補正値として利用して、自動的に補正を行う方法がある(特許文献4参照)。
特許2540485号公報 特許2541479号公報 特許2914227号公報 特許3264273号公報
従来、RGB画像データの明度、彩度の調整を行う際には、RGB画像データをXYZに変換し、XYZをLabに変換し、さらにLabをHCB等に変換する処理を行って、明度、彩度、色相の色空間に変換してから明度、彩度等の調整が行われていたが、これら複数の変換処理が必要なため変換処理に時間がかかるという問題があった。また、Lab空間では、色空間軸の中心が、無彩色の色相からずれてしまうという問題があった。
本発明の画像処理装置は、RGB画像データを取得する画像取得部と、前記画像取得部によって取得されたRGB画像データの各色点について、RGB三原色によって表される色空間を明度・彩度・色相によって表される色空間に変換する色空間変換部とを有する。そして、前記色空間変換部は、立方体の中心を通り相対する頂点のひとつをBk(黒)、他の頂点をW(白)とし、前記Bk(黒)とW(白)とを結ぶ線を中心軸としてその周りの6つの頂点を前記中心軸の前記Bk(黒)方向から見た反時計回転順にR(赤)、Ye(黄)、G(緑)、Cy(シアン)、B(青)、Ma(マゼンタ)とするRGB色空間中の前記RGB画像データの各色点について、前記色点の前記中心軸に垂直で前記Bk(黒)点を含む平面からの距離を明度とし、前記色点の前記中心軸からの距離を彩度とし、前記色点と前記R(赤)の頂点を前記中心軸に垂直な平面に投影したときの前記色点の投影点・前記中心軸・前記R(赤)の投影点が作り出す角度を色相とする色空間変換を行うことを特徴とする。
本発明の画像処理装置は、上記の構成に加えて、前記色空間変換部がRGB三原色のR(赤色)の値がRin、G(緑色)の値がGin、B(青色)の値がBinによって表される色を、(数1)
によって表される色相(Hue)の式、(数2)
によって表される彩度(Chroma)の式、(数3)
によって表される明度(Brightness)の式を用いて前記RGB画像データの各色点の色空間変換処理を行うものとしてもよい。
本発明の画像処理装置は、上記の構成に加えて、前記色空間変換部によって変換された前記色点の前記色相毎の前記明度と前記彩度の分布の分析をするか、又は、前記色相毎に前記色空間変換処理後の画像を分離するかのいずれか少なくとも一方を行う色分析部を有していてもよい。
本発明の画像処理装置は、上記の構成に加えて、前記色空間変換部によって変換された前記色点の前記色相毎の前記明度又は前記彩度の少なくとも一方のパラメータを変更することにより、前記色点の前記明度又は前記彩度の調整を行う色調整部を有していてもよい。
本発明の画像処理プログラムは、RGB画像データを取得する画像取得機能と、前記画像取得機能によって取得されたRGB画像データの各色点について、RGB三原色によって表される色空間を明度・彩度・色相によって表される色空間に変換する色空間変換機能をコンピュータに実現させる。そして、前記色空間変換機能は、立方体の中心を通り相対する頂点のひとつをBk(黒)、他の頂点をW(白)とし、前記Bk(黒)とW(白)とを結ぶ線を中心軸としてその周りの6つの頂点を前記中心軸の前記Bk(黒)方向から見た反時計回転順にR(赤)、Ye(黄)、G(緑)、Cy(シアン)、B(青)、Ma(マゼンタ)とするRGB色空間中の前記RGB画像データの各色点について、前記色点の前記中心軸に垂直で前記Bk(黒)点を含む平面からの距離を明度とし、前記色点の前記中心軸からの距離を彩度とし、前記色点と前記R(赤)の頂点を前記中心軸に垂直な平面に投影したときの前記色点の投影点・前記中心軸・前記R(赤)の投影点が作り出す角度を色相とする色空間変換をする機能であることを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、RGB画像データを取得する画像取得手順と、前記画像取得手順によって取得された前記RGB画像データの各色点について、RGB三原色によって表される色空間を明度・彩度・色相によって表される色空間に変換する色空間変換手順とを有する。そして、前記色空間変換手順は、立方体の中心を通り相対する頂点のひとつをBk(黒)、他の頂点をW(白)とし、前記Bk(黒)とW(白)とを結ぶ線を中心軸としてその周りの6つの頂点を前記中心軸の前記Bk(黒)方向から見た反時計回転順にR(赤)、Ye(黄)、G(緑)、Cy(シアン)、B(青)、Ma(マゼンタ)とするRGB色空間中の前記RGB画像データの各色点について、前記色点の前記中心軸に垂直で前記Bk(黒)点を含む平面からの距離を明度とし、前記色点の前記中心軸からの距離を彩度とし、前記色点と前記R(赤)の頂点を前記中心軸に垂直な平面に投影したときの前記色点の投影点・前記中心軸・前記R(赤)の投影点が作り出す角度を色相とする手順であることを特徴とする。
本発明の画像処理装置は、前記画像取得部と、前記色空間変換部を有するため、RGB色空間中のRGB画像データを単純な変換式によって高速に明度・彩度・色相の色空間に変換することが可能となる。
また、本発明の画像処理装置は、前記色空間変換部が、RGB三原色のR(赤色)の値がRin、G(緑色)の値がGin、B(青色)の値がBinによって表される色を、(数1)によって表される色相(Hue)の式、(数2)によって表される彩度(Chroma)の式、(数3)によって表される明度(Brightness)の式を用いて色空間変換処理を行うことにより、RGB画像データを上記の(数1,2,3)の式を用いて明度・彩度・色相の色空間に高速に変換することが可能となる。
また、本発明の画像処理装置は、前記色空間変換部によって変換された前記色相毎の前記明度と前記彩度の分布の分析をするか、又は、前記色相毎に画像を分離するかのいずれか少なくとも一方を行う色分析部を更に有することにより、上記変換式によって変換された色相毎の色分析を行うことが可能となる。
また、本発明の画像処理装置は、前記色空間変換部によって変換された前記色相毎の前記明度又は前記彩度の少なくとも一方のパラメータを変更することにより前記明度又は前記彩度の調整を行う色調整部を更に有することにより、上記変換式によって変換された色相毎に明度・彩度の調整を行うことが可能となる。
本発明の画像処理プログラムは、前記画像取得機能と、前記色空間変換機能とを‘コンピュータに実現させるため、RGB色空間中のRGB画像データを単純な変換式によって高速に明度・彩度・色相の色空間に変換することが可能となる。
本発明の画像処理方法は、前記画像取得手順と、前記色空間変換手順とを有するため、RGB色空間中のRGB画像データを単純な変換式によって高速に明度・彩度・色相の色空間に変換することが可能となる。
画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法において、RGB画像データを明度・彩度・色相の色空間に高速に変換することができないという問題点を単純な変換式を用いる方法によって解決した。
[色空間の変換]
本実施例で取得するRGB画像データは、RGBの色空間によって色相が表現されている。図1(A)の立方体を用いてRGBの色空間の定義について示す。
立方体の各頂点は、図1(A)に示すように、Bk(黒)、W(白)、R(赤)、G(緑)、B(青)、Cy(シアン)、Ma(マゼンタ)、Ye(黄)の各色に対応しており、Bkの頂点から、Wの頂点まで引いた直線が色の無い無彩色である中心軸で、その中心軸からR、G、Bの各頂点に近づくに従い、RGBの色味がつくこととなる。
例えば、図1(A)においてRとGが混ざった、より赤に近い色の点Pを考え、Bk,WとそのPの3つを頂点とする三角形の平面を作ってみる。
この平面を取り出して配置したものが、図1(B)の色空間である。ここでは、BkからWに近づくに従い、色の明るさ(明度)は明るくなり、Bk−Wの中心軸から頂点Pに近づくに従い、色の鮮やかさ(彩度)は強くなる。
また、さらに図1(A)の立方体のBkとWを直線で結んだ軸を中心としてその軸に垂直な平面に投影すると図1(B)の右図のようになり、中心軸からの回転角度によって色相を表すことができる。
この図1(B)で示す、色相(Hue)、彩度(Chroma)、明度(Brightness)からなる色空間をHCB空間と呼ぶ。
このRGB空間からHCB空間への変換は、以下の式で表すことができる。
RGB空間のある色点のR(赤)の値をRin、G(緑)の値をGin、B(青)の値をBinとすると、色相(Hue)は、
彩度(Chroma)は、
明度(Brightness)は、
と表される。
上記の式は、次のように求められる。
ここでは、具体化のためにRGBの各値が8ビットによって表される最大数255の値として説明する。
なお、sqrtは、square rootすなわち平方根のことである。
図2(A)は、図1(B)右図に示したものに、説明のための点S、Tを加え、黒(Black)、白(White)の点と合わせて座標値を記入したものである。
図2(A)において、
PointSは、PointTの色値より得られる。
ベクトルBSとBWは平行なので、
t(255,255,255)=(Sr,Sg,Sb)
Sr=Sg=Sbという関係が成り立つ。
ベクトルBWとベクトルSTは直角なので内積が0となる。
255・(Tr-Sr) + 255・(Tg-Sg) +255・(Tb-Sb) = 0
ここで、Sr=Sg=Sbより
255・(Tr-Sr) + 255・(Tg-Sr) +255・(Tb-Sr) = 0
Tr+Tg+Tb-3Sr=0
Sr = (Tr+Tg+Tb)/3
よって、PointSは、((Tr+Tg+Tb)/3, (Tr+Tg+Tb)/3, (Tr+Tg+Tb)/3 )となる。
これにより、明度・彩度は求めることが出来る。
明度は、ベクトルBSの距離である。
Brightness’ = (Tr+Tg+Tb)/sqrt(3)
正規化をして最大値を1としておく。
Brightness = (Tr+Tg+Tb)/(sqrt(3)・sqrt(3)・255)
Brightness = (Tr+Tg+Tb)/(3・255)
彩度は、ベクトルSTの距離である。
Chroma’ = sqrt( power(Tr-Sr,2) + power(Tg-Sg,2) + power(Tb-Sb,2) )
= sqrt( power( 2Tr-Tg-Tb ,2) + power( 2Tg-Tb-Tr ,2) + power(2Tb-Tr-Tg , 2) ) / 3
正規化をして最大をsqrt(3)すると
Chroma = sqrt( power( 2Tr-Tg-Tb ,2) + power( 2Tg-Tb-Tr ,2) + power(2Tb-Tr-Tg , 2) ) / (3/255)
となる。
次に、図2(B)に色相平面(図1(B)右図)での、色相の基準点となるR(赤)の点とPointTの関係を示す。又、図2(C)にその立体関係を示す。
ここで、ベクトルRRhとベクトルTSの角度を求める。
cosθ= RRh・TS/(|RRh|・|TS|)
θ= acos( RRh・TS/(|RRh|・|TS|) )
TS = Tr-(Tr+Tg+Tb)/3, Tg-(Tr+Tg+Tb)/3, Tb-(Tr+Tg+Tb)/3)
= (1/3)(2Tr-Tg-Tb, 2Tg-Tb-Tr, 2Tb-Tr-Tg)
RRh = (510/3, -255/3, -255/3) = (255/3)(2, -1, -1)
RRh・TS = (255/9){2*(2Tr-Tg-Tb)-(2Tg-Tb-Tr)-(2Tb-Tr-Tg)}
= (255/9){6Tr-3Tg-3Tb}
|RRh|・|TS| = (255/3)・sqrt(6)・|TS|
= (255/3)・sqrt(6)・Chroma’
= (255/9)・sqrt( power( 2Tr-Tg-Tb ,2) + power( 2Tg-Tb-Tr ,2) + power(2Tb-Tr-Tg , 2) )
θ= acos{ (6Tr-3Tg-3Tb) / ( sqrt(6) * sqrt( power( 2Tr-Tg-Tb ,2) + power( 2Tg-Tb-Tr ,2) + power(2Tb-Tr-Tg , 2) ) ) }
Hue’= θ・180/π
但し、外積により、方向を決める。
outer = (Tr+Tg-2Tb)+(-Tr+2Tg-Tb)
outerが正のときはθは正、負のときはθも負である。
以上により、(数1,2,3)の三式が導かれた。
[構成]
図3は、本発明の画像処理装置の実施例としての画像形成装置の機能ブロック図である。
画像形成装置101は、操作部111、画像表示部113、印刷部115、インタフェース部117、ソフトウェア機能部121、データ読込部123、色空間変換部125、色分析部127、色調整部129、データ比較部131、画像処理部133の各機能ブロックを有する。
以下に各機能ブロックについて説明する。
操作部111は、画像形成装置101の操作を入力する機能部であると共に色分析の操作及び色調整の操作のための入力を受け付ける。
画像表示部113は、液晶パネル等により構成され、画像形成装置の装置状態の表示と、操作部111からの操作入力の際の表示、色分析の結果の表示及び色調整前と後の画像を表示する。
印刷部115は、印刷を行う機能部である。色分析の結果、色調整前と後の画像の印刷が可能である。
インタフェース部117は、画像形成装置101とホストコンピュータなどの外部装置との接続を行う。
ソフトウェア機能部121は、画像形成装置101の各機能をソフトウェアによって実現する。
データ読込部123は、本発明の画像取得部の一例であって、原稿画像をRGB画像データとして読み込み、画素ごとのRGB画像データを取得する。
具体的には、紙原稿を読み取るスキャナや、ページ記述言語の印刷データをRGB画像データに変換する印刷エンジンが挙げられる。
色空間変換部125は、前記した(数1)、(数2)、(数3)の式に基づいて、データ読み込み部123が取得したRGB画像データの各色点について、RGB値ごとに頻度をカウントし、色空間をHCB(色相Hue・彩度Chroma・明度Brightness)の色空間に変換する。
色分析部127は、前記色空間変換部によって変更された色点の色相(Hue)毎における明度・彩度値の分布や、色相毎のヒストグラムや、また色相毎に色空間変換処理後の画像を色相毎に分離して表示する。また、色分析部127は、後述する色調整部129によって調整された後の画像に対しても、同様に前記色分析が可能であり、調整前後での評価を比較できる。
図4に色分析部が行う色分析の結果を示す。
図4(A)に示す原画像に対し、色相毎の明度・彩度の分布を表したものを図4(B)に示す。図4(B)左は、色相0度のときのRGB画像データの明度・彩度の分布で、図4(B)右は、色相30度のときのRGB画像データの明度・彩度の分布である。
図4(C)は、図4(A)の原画像の色相毎の画素の分布を示したヒストグラムである。
図4(D)は、図4(A)の原画像の24色相毎の明度・彩度分布を示した画像の一部である。
色調整部129は、選択された色相(範囲)にたいして、明度と彩度のパラメータを変更して各色点の色を調整する。
図5に色調整部129が行う色調整のユーザインタフェース画面を示す。インタフェース画面には、原画像と明度・彩度の調整後の画像、色相選択ボタン、明度・彩度を調整するボタン、色相の変化を示す図が示されており、明度・彩度調整ボタンにより、選択された色相の明度・彩度の変化が中央の色相面によって確認されると共に、左下の調整後画像によっても確認できる。
データ比較部131は、色調整前後の画像を印刷したり比較したりする。
画像処理部133は、分析画面や原画像や調整後の画像を印刷するために、印刷部で処理可能なデータ形式に画像データを変換する。
[フローチャート]
図6のフローチャートを用いて画像形成装置の動作の流れについて説明する。
S11:データ読込部123は、原画像(RGB画像データ)の読込を行う。
S13:画像表示部113において、前記読み込んだ原画像の表示を行う。
S15:色空間変換部125は、読み込んだ原画像の各色点についてRGB色空間からHCB色空間に変換を行う。色分析部127は、色空間変換されたデータに基づき原画像の色分析を行う(図4に表示)。
S17:色調整部129は、原画像の調整を行う(図5に表示)。
S19:画像表示部113は、調整後の画像の表示を行う(図5)。
S21:色分析部127は、調整後の画像について色分析を行う(図4にて説明したのと同様の色分析を行う)。
S23:ユーザの入力により再度調整を行うかどうかを決定する。再調整する場合には動作をS17に移行する。再調整を行わない場合は動作をS25に移行する。
S25:データ比較部131は、調整前後のデータを比較して印刷を行う。
以上の一連の動作により、原画像であるRGB画像データをHCB色空間に変換して、色分析を行い、色相毎の明度・彩度の色調整を行って印刷する一連の過程を完了する。
[実施例の効果]
本発明実施例の画像処理装置により、以下のことが可能となった。
(数1,2,3)に示す単純な変換式によりRGB色空間をHCB色空間に高速に変換可能となった。
上記の変換式を元に変換されたRGB画像データを色相毎に分析して表示することが可能となった。
上記HCB色空間に変換された画像を色相毎に明度・彩度を調整することが可能となった。
上記色調整後の画像についても色分析部が色相毎分析して表示することが可能である。
これらにより、カラー画像の調整が容易となり、ユーザが色調整時に行われる明度・彩度の変化を図で確認できることとなった。
[その他]
本実施例においては、色分析や色調整を画像形成装置の操作部111および画像表示部113のユーザインタフェースを用いて行う方法としたが、これらの操作をホストコンピュータから行って、ホストコンピュータのディスプレイとキーボード及びマウスなどの入力装置のユーザインタフェースを用いて行う方法としても良い。
本実施例においては、色空間変換や、色分析や、色調整を画像形成装置に備わった構成各部によって行うこととしたが、前記色空間変換や前記色分析や前記色調整をホストコンピュータ上のプログラムによって機能を実現させる方法を取っても良い。
RGB色空間とHCB色空間の説明図である。 色空間変換式の説明図である。 本発明実施例の画像形成装置の機能ブロック図である。 本発明実施例の画像形成装置の色分析部が行う色分析の例である。 本発明実施例の画像形成装置の色調整部が行う色調整のインタフェース画面である。 本発明実施例の画像形成装置のフローチャートである。
符号の説明
101 画像形成装置(画像処理装置)
111 操作部
113 画像表示部
115 印刷部
117 インタフェース部
121 ソフトウェア機能部
123 データ読込部(画像取得部)
125 色空間変換部
127 色分析部
129 色調整部
131 データ比較部
133 画像処理部

Claims (6)

  1. RGB画像データを取得する画像取得部と、
    前記画像取得部によって取得されたRGB画像データの各色点について、RGB三原色によって表される色空間を明度・彩度・色相によって表される色空間に変換する色空間変換部とを有し、
    前記色空間変換部は、立方体の中心を通り相対する頂点のひとつをBk(黒)、他の頂点をW(白)とし、前記Bk(黒)とW(白)とを結ぶ線を中心軸としてその周りの6つの頂点を前記中心軸の前記Bk(黒)方向から見た反時計回転順にR(赤)、Ye(黄)、G(緑)、Cy(シアン)、B(青)、Ma(マゼンタ)とするRGB色空間中の前記RGB画像データの各色点について、
    前記色点の前記中心軸に垂直で前記Bk(黒)点を含む平面からの距離を明度とし、
    前記色点の前記中心軸からの距離を彩度とし、
    前記色点と前記R(赤)の頂点を前記中心軸に垂直な平面に投影したときの前記色点の投影点・前記中心軸・前記R(赤)の投影点が作り出す角度を色相とする色空間変換を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1の画像処理装置であって、
    前記色空間変換部は、RGB三原色のR(赤色)の値がRin、G(緑色)の値がGin、B(青色)の値がBinによって表される色を、(数1)によって表される色相(Hue)の式、

    (数2)によって表される彩度(Chroma)の式、

    (数3)によって表される明度(Brightness)の式

    を用いて前記RGB画像データの各色点の色空間変換処理を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2の画像処理装置であって、
    前記色空間変換部によって変換された前記色点の前記色相毎の前記明度と前記彩度の分布の分析をするか、又は、前記色相毎に前記色空間変換処理後の画像を分離するかのいずれか少なくとも一方を行う色分析部を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれかの画像処理装置であって、
    前記色空間変換部によって変換された前記色点の前記色相毎の前記明度又は前記彩度の少なくとも一方のパラメータを変更することにより、前記色点の前記明度又は前記彩度の調整を行う色調整部を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. RGB画像データを取得する画像取得機能と、
    前記画像取得機能によって取得されたRGB画像データの各色点について、RGB三原色によって表される色空間を明度・彩度・色相によって表される色空間に変換する色変換機能とをコンピュータに実現させ、
    前記色空間変換機能は、立方体の中心を通り相対する頂点のひとつをBk(黒)、他の頂点をW(白)とし、前記Bk(黒)とW(白)とを結ぶ線を中心軸としてその周りの6つの頂点を前記中心軸の前記Bk(黒)方向から見た反時計回転順にR(赤)、Ye(黄)、G(緑)、Cy(シアン)、B(青)、Ma(マゼンタ)とするRGB色空間中の前記RGB画像データの各色点について、
    前記色点の前記中心軸に垂直で前記Bk(黒)点を含む平面からの距離を明度とし、
    前記色点の前記中心軸からの距離を彩度とし、
    前記色点と前記R(赤)の頂点を前記中心軸に垂直な平面に投影したときの前記色点の投影点・前記中心軸・前記R(赤)の投影点が作り出す角度を色相とする色空間変換をする機能である
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  6. RGB画像データを取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段によって取得されたRGB画像データの各色点について、RGB三原色によって表される色空間を明度・彩度・色相によって表される色空間に変換する色空間変換手順とを有し、
    前記色空間変換手順は、立方体の中心を通り相対する頂点のひとつをBk(黒)、他の頂点をW(白)とし、前記Bk(黒)とW(白)とを結ぶ線を中心軸としてその周りの6つの頂点を前記中心軸の前記Bk(黒)方向から見た反時計回転順にR(赤)、Ye(黄)、G(緑)、Cy(シアン)、B(青)、Ma(マゼンタ)とするRGB色空間中の前記RGB画像データの各色点について、
    前記色点の前記中心軸に垂直で前記Bk(黒)点を含む平面からの距離を明度とし、
    前記色点の前記中心軸からの距離を彩度とし、
    前記色点と前記R(赤)の頂点を前記中心軸に垂直な平面に投影したときの前記色点の投影点・前記中心軸・前記R(赤)の投影点が作り出す角度を色相とする手順である
    ことを特徴とする画像処理方法。
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