JP2010032870A - カラーフィルタおよび液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明基板上に、少なくとも1色がリタデーション調整剤が添加された着色画素層を有する、複数の着色画素層からなるカラーフィルタであって、2枚の偏光板の間にそれぞれ単一の着色画素層を挟み、一方の偏光板側からバックライトを当てて、他方の偏光板を透過した光を輝度計にて測定し、偏光板が平行状態における光の輝度(Lp)と直交状態における光の輝度(Lc)の比より算出されるコントラストC(C=Lp/Lc)と、透明基板のみを偏光板の間に挟んで測定したコントラストCSとの比(C/CS)が、0.45より大きい着色画素層から構成され、かつ、複数の着色画素層のリタデーションの値が光の波長に対して一方向の増加もしくは減少の並びになっている。
【選択図】なし
Description
ここで、式中、Nxは、着色画素層の平面内のx方向の屈折率であり、Nyは、着色画素層の平面内のy方向の屈折率であり、Nzは、着色画素層の厚み方向の屈折率であり、NxをNx≧Nyとする遅相軸とする。dは、着色画素層の厚み(nm)である。
なお、測定する基板がR、G、Bのうちいずれかの単一着色画素層(透明基板に単色のカラーフィルタ着色組成物の塗膜を形成した構成)である場合は、マスクを介することなく位相差の測定が可能となる。
く、また、−CH2NHCOCH=CH2、−CH2NHCO(CH2)7CH=CH(CH2)7CH3、−OCO(C6H4)O(CH2)6CH=CH2なども好適に用いられる。これらの架橋性基は、該平面構造基に少なくとも1つ以上の水酸基等の反応性官能基を有する場合に、グリシジル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシイソシアネート、トリレン−2、4−ジイソシアネート等の上記反応性官能基と反応する官能基およびエチレン性不飽和基を有する化合物を公知の方法で反応させることによって容易に得られる。
チル基、2,3−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、3−エチルブチル基、2−エチルブチル基、1−エチルブチル基、1,2,2−トリメチルブチル基、1,1,2−トリメチルブチル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、2−メチルヘキシル基、3−メチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、5−メチルヘキシル基、2,4−ジメチルペンチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、2,5−ジメチルヘキシル基、2,5,5−トリメチルペンチル基、2,4−ジメチルヘキシル基、2,2,4−トリメチルペンチル基、n−オクチル基、3,5,5−トリメチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、4−エチルオクチル基、4−エチル−4,5−ジメチルヘキシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、1,3,5,7−テトラエチルオクチル基、4−ブチルオクチル基、6,6−ジエチルオクチル基、n−トリデシル基、6−メチル−4−ブチルオクチル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、3,5−ジメチルヘプチル基、2,6−ジメチルヘプチル基、2,4−ジメチルヘプチル基、2,2,5,5−テトラメチルヘキシル基、1−シクロペンチル−2,2−ジメチルプロピル基、1−シクロヘキシル−2,2−ジメチルプロピル基等が挙げられる。
のRthが緑色画素より大きい値である組み合わせ」は、良好な斜め視認性を得ることができないという点である。これは、液晶表示装置で用いられる位相差板に代表される部材では、複屈折性の波長分散性は透過光の波長に対して一方向(連続的)に変化することによるものである。そのため、液晶、偏光板、位相差板、配向膜などの液晶表示装置の光学部材組み合わせのなかで、最適な斜め視認性を得る組み合わせを選定する必要がある。
Pigment Violet 23が、優れた耐光性、耐熱性、透明性、および着色力等の点から好適である。
画素に含まれる顔料の一次粒子径および粒子形状の制御方法は、上記方法のいずれを用いてもよい。
イン酸共重合物やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合物等の酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハーフエステル化したものも用いられる。
スチレン−マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの水溶性樹脂や水溶性高分子化合物、ポリエステル系、変性ポリアクリレート系、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加化合物、燐酸エステル系等が用いられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
エトキシシラン等のアミノシラン類、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン等のチオシラン類等が挙げられる。シランカップリング剤は、着色組成物中の顔料100質量部に対して、0.01〜100質量部の量で含有させることができる。
で、Rth(R)≧Rth(G)≧Rth(B)、もしくはRth(R)≦Rth(G)≦Rth(B)の関係にある連続した状態のカラーフィルタを得ることができる。すなわち、複数の着色画素層のリタデーションの値を、光の波長に対して一方向の増加もしくは減少の並びにすることが可能となる。
Pigment Yellow 150」を表す。
実施例および比較例で用いた微細化顔料を以下の方法により製造した。そして、得られた顔料を透過型電子顕微鏡(日本電子社製「JEM−1200EX」)により観察し、撮影した画像の解析により、顔料の一次粒子径を算出した。ここで言う一次粒子径は、個数粒度分布の積算曲線において積算量が全体の50%に相当する粒子径(円相当径)を表す。
ジケトピロロピロール系赤色顔料PR254(チバスペシャリティケミカルズ社製「イルガフォアレッドB−CF」;R−1)100部、色素誘導体(D−1)18部、粉砕した食塩1000部、およびジエチレングリコール120部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、60℃で10時間混練した。この混合物を温水2000部に投入し、約80℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩および溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、115部のソルトミリング処理顔料(R−2)を得た。得られた顔料の一次粒子径を表4に示す。
アントラキノン系赤色顔料PR177(チバスペシャリティケミカルズ社製「クロモフ
タルレッドA2B」)100部、色素誘導体(D−2)8部、粉砕した食塩700部、およびジエチレングリコール180部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で4時間混練した。この混合物を温水4000部に投入し、約80℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩および溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、102部のソルトミリング処理顔料(R−3)を得た。得られた顔料の一次粒子径を表4に示す。
スルホン化フラスコにtert−アミルアルコール170部を窒素雰囲気下において装填する。ナトリウム11.04部を添加し、そしてこの混合物を92〜102℃に加熱する。溶融したナトリウムを激しく撹拌しながら100〜107℃に一晩保持する。得られた溶液に、4−クロロベンゾニトリルの44.2部およびジイソプロピルスクシナートの37.2部を80℃において、tert−アミルアルコールの50部中に溶解した溶液を、80〜98℃において2時間かけて導入する。導入後、この反応混合物を80℃においてさらに3時間撹拌し、そして同時にジイソプロピルスクシナートの4.88部を滴下添加する。この反応混合物を室温に冷却し、メタノールの270部、水200部、および濃硫酸48.1部の20℃の混合物へ添加し、20℃において攪拌を6時間続ける。この赤色混合物を濾過し、残留物をメタノールと水とで洗浄した後、80℃で乾燥して、46.7部の赤色顔料(R−4)を得た。得られた顔料の一次粒子径を表4に示す。
ハロゲン化銅フタロシアニン系緑色顔料PG36(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)120部、粉砕した食塩1600部、およびジエチレングリコール270部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で12時間混練した。この混合物を温水5000部に投入し、約70℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩および溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、117部のソルトミリング処理顔料(G−1)を得た。得られた顔料の一次粒子径を表4に示す。
塩化アルミニウム356部および塩化ナトリウム6部の200℃の溶融塩に、亜鉛フタロシアニン46部を溶解し、130℃まで冷却し1時間攪拌した。反応温度を180℃に昇温し、臭素を1時間あたり10部で10時間滴下した。その後、塩素を1時間あたり0.8部で5時間導入した。この反応液を水3200部に徐々に注入したのち、濾過、水洗して107.8部の粗製ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を得た。この粗製ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料の1分子内に含まれる平均臭素数は14.1個、平均塩素数は1.9個であった。得られた粗製ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料120部、粉砕した食塩1600部、およびジエチレングリコール270部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で12時間混練した。この混合物を温水5000部に投入し、約70℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩および溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、117部のソルトミリング処理顔料(G−2)を得た。得られた顔料の一次粒子径を表4に示す。
セパラブルフラスコに水150部を仕込み、さらに攪拌しながら35%塩酸63部を仕込み、塩酸溶液を調製した。発泡に注意しながらベンゼンスルホニルヒドラジド38.7部を仕込み、液温が0℃以下になるまで氷を追加した。冷却後、30分かけて亜硝酸ナトリウム19部を仕込み、0〜15℃の間で30分撹拌した後、ヨウ化カリウムでんぷん紙で着色が認められなくなるまでスルファミン酸を仕込んだ。
さらにバルビツール酸25.6部を添加後、55℃まで昇温し、2時間そのまま撹拌した。さらにバルビツール酸25.6部を投入し、80℃まで昇温したのちpHが5になるまで水酸化ナトリウムを投入した。さらに80℃で3時間撹拌した後、70℃まで下げ、濾過、温水洗浄を行った。得られたプレスケーキを1200部の温水にリスラリーした後、80℃で2時間攪拌した。その後、そのままの温度で濾過を行い、80℃の水2000部で温水洗浄を行い、ベンゼンホンアミドが濾液側へ移行していることを確認した。
得られたプレスケーキを80℃で乾燥し、アゾバルビツール酸ジナトリウム塩61.0部
を得た。次いで、セパラブルフラスコに水200部を仕込み、さらに撹拌しながら、得られたアゾバルビツール酸ジナトリウム塩の粉末8.1部を投入して分散した。均一に分散した後、溶液を95℃まで昇温した、メラミン5.7部、ジアリルアミノメラミン1.0部を添加した。
さらに、塩化コバルト(II)6水和物6.3部を水30部に溶解した緑色溶液を30分かけて滴下した。滴下終了後、90℃で1.5時間錯体化を行った。その後pHを5.5に調整し、さらにキシレン4部、オレイン酸ナトリウム0.4部、水16部をあらかじめ攪拌してエマルジョン状態とした溶液20.4部を添加し、さらに4時間加温撹拌した。70℃まで冷却後、速やかに濾過し、無機塩が洗浄できるまで70℃温水洗を繰り返した。その後、乾燥、粉砕の工程を経て、14部のアゾ系黄色顔料(Y−2)を得た。得られた顔料の一次粒子径を表4に示す。
銅フタロシアニン系青色顔料PB15:6(東洋インキ製造社製「リオノールブルーES」)100部、粉砕した食塩800部、およびジエチレングリコール100部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で12時間混練した。この混合物を温水3000部に投入し、約70℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩および溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、98部のソルトミリング処理顔料(B−1)を得た。得られた顔料の一次粒子径を表4に示す。
反応容器にシクロヘキサノン800部を入れ、容器に窒素ガスを注入しながら100℃に加熱して、同温度で下記のモノマーおよび熱重合開始剤の混合物を1時間かけて滴下して重合反応を行った。
メタクリル酸 60.0部
メタクリル酸メチル 65.0部
メタクリル酸ブチル 65.0部
アゾビスイソブチロニトリル 10.0部
滴下後、さらに100℃で3時間反応させた後、アゾビスイソブチロニトリル2.0部をシクロヘキサノン50部で溶解させたものを添加し、さらに100℃で1時間反応を続けて樹脂溶液を合成した。室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20%となるようにシクロヘキサノンを添加してアクリル樹脂溶液を調製した。
表5に示す組成(質量比)の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して各色顔料分散体を得た。
以下の市販の化合物をリタデーション調整剤として使用した。
・メラミン化合物・・・日本カーバイド工業製(商品名ニカラックMX−750)
・ポルフィリン化合物・・・東京化成工業製(商品名テトラフェニルポルフィリン)
・エポキシ化合物・・・ジャパンエポキシレジン製(商品名エピコート828)
<(e)着色組成物(以下、レジストという)の調製>
次いで、表6に示す組成(質量比)の混合物を均一に撹拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して各色レジストを得た。
表6に示した各色レジストをスピンコート法によりガラス基板に塗布した後、クリーンオーブン中で、70℃で20分間プリベークした。次いで、この基板を室温に冷却後、超高圧水銀ランプを用い、紫外線を露光した。その後、この基板を23℃の炭酸ナトリウム水溶液を用いてスプレー現像した後、イオン交換水で洗浄し、風乾した。その後、クリーンオーブン中で、230℃で30分間ポストベークを行い、各色の塗膜を得た。乾燥塗膜の膜厚は、いずれも2.0μmであった。
上記で得られた各色と塗膜について、それぞれの、色度、分光透過率、厚み方向位相差値、およびコントラストの測定を行った。
XYZ表色系色度図における色度は、分光光度計(オリンパス社製「OSP−200」)を用いて測定した。表6に示した各色レジストより作製された各色塗膜の色度を表7に示す。
厚み方向位相差値は、透過型分光エリプソメータ(日本分光社製「M−220」)を用いて、塗膜を形成した基板の法線方向から45°傾けた方位より、400nmから700nmの範囲で5nmおきの波長で測定し、エリプソパラメータであるδを得た。△=δ/360×λより位相差値△(λ)を算出し、この値を用いて、3次元屈折率を算出し、下記式1より厚み方向位相差値(Rth)を算出した。但し、赤色着色画素では610nm、緑色着色画素では550nm、青色着色画素では450nmの波長で測定を行った。
式中、Nxは着色画素層の平面内のx方向の屈折率であり、Nyは着色画素層の平面内のy方向の屈折率であり、Nzは着色画素層の厚み方向の屈折率であり、NxをNx≧Nyとする遅相軸とする。dは着色画素層の厚み(nm)である。表6に示した各色レジストより作製された各色の塗膜の厚み方向位相差値Rth(nm)を表7に示す。
単一の着色画素層としての塗膜を形成した基板の両側に偏光板を重ね、偏光板が平行時の輝度(Lp)と直交時の輝度(Lc)との比、Lp/Lcをコントラスト(C)として算出した。そして、着色画素層が形成されていない基板のみのコントラスト(CS)を測定し、C/CSにより規格化を行った。なお、輝度は、色彩輝度計(トプコン社製「BM−5A」)を用い、2°視野の条件で測定し、偏光板は、日東電工社製「NPF−SEG1224DU」を用いた。表6に示した各色レジストより作製された各色塗膜のコントラストを表7に示す。
まず、赤色レジスト(RR−3)をスピンコート法により、予めブラックマトリックスが形成されてあるガラス基板に塗工した後、クリーンオーブン中で、70℃で20分間プリベークした。次いで、この基板を室温に冷却後、超高圧水銀ランプを用い、フォトマスクを介して紫外線を露光した。その後、この基板を23℃の炭酸ナトリウム水溶液を用いてスプレー現像した後、イオン交換水で洗浄し、風乾した。さらに、クリーンオーブン中で、230℃で30分間ポストベークを行い、基板上にストライプ状の赤色画素を形成した。次に、緑色レジスト(GR−5)を使用し、同様に緑色画素を形成し、さらに、青色レジスト(BR−1)を使用し、青色画素を形成し、カラーフィルタを得た。各色の着色画素層の形成膜厚はいずれも2.0μmであった。
赤色レジストを(RR−3)から(RR−4)に、緑色レジストを(GR−5)から(GR−6)に代えた以外は、実施例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
赤色レジストを(RR−3)から(RR−5)に、緑色レジストを(GR−5)から(GR−7)に代えた以外は、実施例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
赤色レジストを(RR−3)から(RR−4)に、緑色レジストを(GR−5)から(GR−7)およびに青色レジストを(BR−1)から(BR−2)代えた以外は、実施例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
まず、赤色レジスト(RR−1)をスピンコート法により、予めブラックマトリックスが形成されてあるガラス基板に塗工した後、クリーンオーブン中で、70℃で20分間プリベークした。次いで、この基板を室温に冷却後、超高圧水銀ランプを用い、フォトマスクを介して紫外線を露光した。その後、この基板を23℃の炭酸ナトリウム水溶液を用いてスプレー現像した後、イオン交換水で洗浄し、風乾した。さらに、クリーンオーブン中で、230℃で30分間ポストベークを行い、基板上にストライプ状の赤色画素を形成した。次に、緑色レジスト(GR−3)を使用し、同様に緑色画素を形成し、さらに、青色レジスト(BR−1)を使用し、青色画素を形成し、カラーフィルタを得た。各色画素の形成膜厚はいずれも2.0μmであった。
緑色レジストを(GR−3)から(GR−6)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
赤色レジストを(RR−1)から(RR−2)に、緑色レジストを(GR−3)から(GR−2)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
赤色レジストを(RR−1)から(RR−3)に、緑色レジストを(GR−3)から(GR−2)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
赤色レジストを(RR−1)から(RR−4)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
赤色レジストを(RR−1)から(RR−5)に、緑色レジストを(GR−3)から(GR−2)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
緑色レジストを(GR−3)から(GR−1)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
緑色レジストを(GR−3)から(GR−4)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
赤色レジストを(RR−1)から(RR−2)に、緑色レジストを(GR−3)から(GR−1)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
<比較例10>
赤色レジストを(RR−1)から(RR−2)に、緑色レジストを(GR−3)から(GR−4)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
赤色レジストを(RR−1)から(RR−3)に、緑色レジストを(GR−3)から(GR−1)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
赤色レジストを(RR−1)から(RR−3)に、緑色レジストを(GR−3)から(GR−4)に代えた以外は、比較例1と同様にして、カラーフィルタを得た。
上記した実施例および比較例で得られたそれぞれのカラーフィルタ上に、透明ITO電極層を形成し、その上にポリイミド配向層を形成した。このガラス基板の他方の表面に偏光板を形成した。他方、別の(第2の)ガラス基板の一方の表面にTFTアレイおよび画素電極を形成し、他方の表面に偏光板を形成した。こうして準備された2つのガラス基板を電極層同士が対面するよう対向させ、スペーサビーズを用いて両基板の間隔を一定に保ちながら位置合わせし、液晶組成物注入用開口部を残すように周囲を封止剤で封止した。開口部から液晶組成物を注入し、開口部を封止した。前記偏光板には広視野角表示が可能なように最適化された光学補償層を設けた。このようにして作製した液晶表示装置をバックライトユニットと組み合わせて液晶パネルを得た。
作製した液晶表示装置を黒表示させ、液晶パネルの法線方向(正面)および法線方向から45°傾けた方位(斜め)より漏れてくる光(直交透過光;漏れ光)の量を目視観察した。評価ランクは次の通りであり、結果を表8に示す。
○:漏れ光が観察されず、ニュートラルな黒色で視認性良好。
△:わずかに漏れ光が観察され、少し色味付いた黒色であるが、実情上は問題ないレベル。
×:かなり漏れ光が観察され、黒色の色味付きも多く、視認性不良。
実施例1ないし4に示すように、緑色がリタデーション調整剤を含む着色剤組成物を用い
て形成されているので、得られたカラーフィルタを液晶表示装置に用いることで、斜め方向の視認性が良好な液晶表示装置を得ることができた。さらに、実施例1ないし4から得られるカラーフィルタでは、正面での高コントラスト化が図られているため、正面方向においても視認性が良好な液晶表示装置が得られた。比較例1ないし11から得られるカラーフィルタでは、各色のコントラストのバランスが悪く、正面での視認性が劣る結果となった。また、比較例7ないし12から得られるカラーフィルタでは、緑色がリタデーション調整剤を含む着色剤組成物を用いて形成されていないので、赤色画素、緑色画素、および青色画素の厚み方向の位相差のバランスが良くないため、斜め方向において色ずれが生じ、視認性が不良となった。加えて、本発明は、着色画素層の膜厚を同一膜厚にそろえることができ、本発明のカラーフィルタにより、高コントラスト・高画質向けの高度な液晶表示装置の提供が可能となった。
4・・・液晶表示装置 5、6・・・透明基板 7・・・TFTアレイ
8、12・・・透明電極 9、13・・・配向層 10、14・・・偏光板
11・・・カラーフィルタ 15・・・三波長ランプ
16・・・バックライトユニット 40・・・液晶
Claims (7)
- 透明基板上に、少なくとも1色がリタデーション(厚み方向位相差値)調整剤を添加した着色組成物を用いて形成した着色画素層を有する、複数の着色画素層からなるカラーフィルタであって、前記カラーフィルタが、2枚の偏光板の間にそれぞれ単一の着色画素層を挟み、一方の偏光板側からバックライトを当てて、他方の偏光板を透過した光を輝度計にて測定し、偏光板が平行状態における光の輝度(Lp)と直交状態における光の輝度(Lc)の比より算出されるコントラストC(C=Lp/Lc)と、透明基板のみを偏光板の間に挟んで前記同様に測定したコントラストCSとの比(C/CS)が、0.45より大きい着色画素層から構成され、かつ、前記複数の着色画素層のリタデーションの値が光の波長に対して一方向の増加もしくは減少の並びになっていることを特徴とするカラーフィルタ。
- 前記リタデーション調整剤は、リタデーションを増加させる化合物からなることを特徴とする請求項1に記載するカラーフィルタ。
- 前記リタデーション調整剤が、一つ以上の架橋性基を有する平面構造基を有する有機化合物、メラミン化合物、ポリフィリン化合物、および重合性液晶化合物から選択される1種以上を選択した有機化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載するカラーフィルタ。
- 前記着色画素層の色材が、平均1次粒子が5〜40nmの範囲にある有機顔料であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載するカラーフィルタ。
- 前記着色画素層の1色が、前記リタデーション調整剤を含む緑色の着色画素層であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載するカラーフィルタ。
- 前記着色画素層のコントラストが、7000以上である着色画素層であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載するカラーフィルタ。
- 請求項1ないし6のいずれか1項に記載するカラーフィルタを具備することを特徴とする液晶表示装置。
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