JP2010030658A - 電子レンジ調理用容器 - Google Patents

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利夫 松倉
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Abstract

【課題】容器内の圧力をコントロールしながら加熱調理ができ、耐熱性・耐水性・耐浸透性を有し、要部が紙製である、環境に配慮した電子レンジ調理用容器を提供すること。
【解決手段】蓋体2とともに使用される電子レンジ調理用容器の容器本体1において、容器本体1は、口縁カール部13を具えた紙製容器本体11を具え、紙製容器本体1の内面、及び口縁カール部13を覆うように、プラスチックフィルム12のコーティングがされている電子レンジ調理用容器の容器本体1である。紙製容器本体の内側及び口縁カール部全体を覆うようにプラスチックフィルムをコーティングすることで、耐水性・耐熱性・耐浸透性を具えることができ、口縁カール部の巻きの戻りを防いでいる。圧力調整機構を有する電子レンジ調理用容器を構成することができるので、容器内部の圧力をコントロールしながらの加熱調理も可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、生鮮食品、冷凍食品、惣菜等の各種食材を電子レンジにより加熱調理するための容器に関する。
従来、電子レンジ調理用容器は、冷凍食品や調理済み惣菜等を温め直すことを目的としたものが多かったが、容器内の圧力を大気圧以上に保持しながら、生の食材を加熱調理することのできる容器として特許文献1のものがある。
特許第3962377号公報
特許文献1のように、電子レンジで使用する容器は、汁物、たれ、水分の多い食材を収納したり、電子レンジの使用により蒸気が発生するため、耐熱性・耐水性が必要となるため、全体として、プラスチック容器であるのが一般的である。 しかし、プラスチック容器は、原料が石油であることから、原油価格の高騰の影響を受け易いばかりでなく、ごみ問題や環境ホルモン等の環境問題を惹き起こすため、そのような問題のない紙製であることが望まれるようになっている。
しかし、通常の紙コップのような紙基材の内面に樹脂をラミネートしただけの容器を使用して電子レンジ調理をすると、容器本体の接合部や、蓋体と容器本体の嵌合部からの汁漏れや、容器が水分を吸収して軟化することによる強度の低下、或いは、蒸気圧によって蓋体が外れ易い等の問題がある。
そこで、容器内の圧力をコントロールしながら加熱調理ができ、耐熱性・耐水性・耐浸透性を有し、要部が紙製である電子レンジ調理用容器が必要とされている。
本発明は、蓋体とともに使用される電子レンジ調理用容器の容器本体において、
前記容器本体は、口縁カール部を具えた紙製容器本体を具え、
前記紙製容器本体の内面、及び前記口縁カール部を覆うように、プラスチックフィルムのコーティングがされていることを特徴とする電子レンジ調理用容器の容器本体により、前記の課題を解決した。
本発明によれば、容器本体の主要部を紙製とすることができるから、環境問題に配慮した電子レンジ調理用容器を提供することができる。
そして、容器本体が口縁カール部を有することにより、この部分に蓋体を嵌め合わせることで、内部の食材を確実に保護し、不用意に蓋体が外れないようにすることができる。
また、紙製容器本体の内側及び口縁カール部全体を覆うようにプラスチックフィルムをコーティングすることで、耐水性・耐熱性・耐浸透性を具えることができるから、汁物や水分を多く含む食材であっても、従来どおり、加熱・調理することができる。
また、口縁カール部の巻きの戻りを防ぎ、容器本体の強度を維持することができる。
さらに、圧力調整機構を有する電子レンジ調理用容器を構成することができるので、容器内部の圧力を大気圧以上にコントロールしながら、加熱・調理する調理方法も可能となる。
以下、図1乃至図6を参照しながら、本発明について説明する。
図1は、本発明の実施形態の容器本体の縦断面図であり、図2は、本発明の実施形態の容器本体とともに使用される蓋体とキャップの斜視図、図3(a)〜(c)は、本発明の実施形態の容器本体の製造方法を示す概略図、図4(a)〜(f)は、本発明の実施形態の容器本体と蓋体の嵌合部分の異なる実施形態を示した要部部分断面図、図5は、本発明の容器本体を使用した容器全体の嵌合状態における要部縦断面図、図6の(A)は図5で示したD部におけるキャップの上昇状態の拡大縦断面図、(B)は同じく図5で示したD部のキャップの下降状態の拡大縦断面図、(C)は図5で示したE部の蓋体の上昇状態の拡大縦断面図、(D)は同じく図5で示したE部の蓋体の下降状態の拡大縦断面図である。
図1は、本発明の実施形態の容器本体1の縦断面図であるが、同図に示すように、容器本体1は、口縁カール部13が形成された紙製容器本体11の内面、及び口縁カール部13に、プラスチックフィルム12が積層接着によりコーティングされたものである。
口縁カール部13が形成された紙製容器本体11の製造方法は当業者には周知であるから、説明は省略する。プラスチックフィルム12のコーティングには、真空成形と圧空成形という技法が用いられる。
具体的には、口縁カール部13を設けた紙製容器本体11を下型に置き(図3(a))、下型と上型の間に加熱軟化させたプラスチックフィルム12を挿入し、上型をセットする(図3(b))。上型側から圧力空気を吹込み、容器外側から空気を吸引することで容器内面から口縁カール部の下側までプラスチックフィルムを密着させる(図3(c))。その後、不要部分をカットし、図1のような容器本体1に仕上げる。なお、実際の工法では、容器本体の底部に空気吸引用のピンホールを開けて空気を吸引しながらプラスチックフィルムを密着させ、後でピンホールを塞ぐのが普通であるが、その詳細な説明は省略する。
本発明で使用する紙製の容器本体としては、パルプモールド成形によって製造されたものを用いることができ、プラスチックフィルムとしては、ポリオレフィン系樹脂等からなるものを好適に使用することができる。
また、容器本体1と蓋体2との嵌合部分は、図4(a)のように、容器本体が斜面のままであったり、(b)のように、垂直であったり、(c)のように、外向きにくの字状であったり、(f)のように、前記くの字状部分に、蓋体のR形状を組合わせたり、或いは、後述するように、副次的圧力調整機構として機能するように、(d)又は(e)のように、斜面又は垂直面で、容器本体が蓋体の凸部を嵌合させるための凸部を有するようにし、且つ、容器本体の凸部の内側が、蓋体の凸部の上下動を許容する大きさにすることも考えられる。なお、蓋体の径方向外端は、図示したように、下向きに延びてさらに外側に開いている形状に限定されることはなく、下向きに延びてさらに外側に開いている部分をなくして、水平な端部で終わるようにしてもよい。
なお、図4におけるプラスチックフィルムは、紙製容器本体と一体になっているものとして、図示は省略してある。
この容器本体1は、特許文献1の容器と同様に、図2に示すプラスチック製の蓋体2、及びキャップ3と組合わせて使用することができる。
以下、実際の使用方法の一例を、図5、6をも参照して説明する。
容器本体1は、食材収納部14と本体嵌合部15を具え、蓋体2は、外周部に蓋体下部嵌合部25、上部の凹部中心に蓋体開口部26、側面に蒸気排出溝27及び蓋体上部嵌合部28を具え、キャップ3は、側面にキャップ嵌合部38を具え、本体嵌合部15と蓋体下部嵌合部25、蓋体上部嵌合部28とキャップ嵌合部38が嵌合一体化されて使用される。
容器本体1及び蓋体2の外周には、上下に対向する当て付け面12及び22、その当て付け面から立上がる嵌合側面13及び23に、上下に、外側方に向いて設けられた凸部13a,23aがそれぞれ設けられている。
図6に示すように、この本体嵌合部15の凸部13aが蓋体下部嵌合部25の凸部23aと嵌合することにより、本体容器1と蓋体2が容易に外れないようになっている。また、容器本体の凸部13aの内側の上下方向の寸法を、蓋体の凸部23aの寸法より若干大きくしておくことにより、電子レンジ調理の際に急激に膨張した蒸気の圧力を、後述するキャップを利用した主要な圧力調整機構のみで受けるのではなく、容器本体1及び蓋体2の嵌合部15及び25においても一時的に受け、副次的圧力調整機構として機能させることができる(図6(C)及び(D)参照)。
蓋体2の上部の凹部には、蓋体開口部26、蒸気排出溝27、蓋体上部嵌合部28が設けられ、キャップ3の嵌合部38と嵌合するようになっている。
キャップ3は、容器内部の蒸気圧が高まると、図6(A)の状態になり、蓋体開口部26から出てきた蒸気が蒸気排出溝27を通り、蓋体上面21とキャップフランジ31間を通って放出される。
その後、内部の圧力が低下すると、図6(B)の状態になって、蒸気の放出が止まり、密閉状態へと戻る。
このように、容器内部の蒸気圧に応じて、蓋体2に対して昇降するキャップ3により、容器内部の蒸気圧を大気圧以上に維持しながら、各種食材を、生の状態から、加熱調理することができる。
蓋体2とキャップ3は、主たる圧力調整機構を構成するために、耐熱性とともに加工精度も要求されるため、且つ、容器内の食材が見えるようにするため、従来どおり、プラスチック製とされ、延伸ポリスチレン、耐熱延伸ポリスチレン、ポリプロピレン等の耐熱性の良好なプラスチックシートから、圧空成形や真空成形等のサーモフォーミング法により成形される。
本発明の容器本体は、主要な素材として、紙を用いながら、蓋体との嵌合部分に口縁カール部を設け、容器本体の内部のみならず、口縁カール部までプラスチックフィルムで覆うことで、電子レンジ調理用容器として必要な強度のほか、耐熱性、耐水性、耐漏水性を具えたものにすることができる。
また、平面の紙素材をプラスチックフィルムで覆った後、口縁カール部を作るのではなく、紙素材で既に出来ている口縁カール部をプラスチックフィルムで覆うことにより、口縁カール部の巻きが戻るのを防ぐことができ、容器としての強度を維持することができる。
なお、必要な場合には、容器本体の外面まで、プラスチックフィルムのコーティングを施してもよい。
以上に説明した本発明の容器本体によれば、紙製容器本体の縁の周囲に口縁カール部が設けてあるので、この部分に蓋体を確実に嵌め合わせることで、内部の食材を確実に保護し、不用意に蓋体が外れないようにすることができる。
また、紙製容器本体の接合部を含む内面を、プラスチックフィルムが袋状に覆っているので、容器本体が軟化することがなく、内部の液がしみ出すこともない。
さらに、容器としての強度を保証する主要部が紙製であるので、プラスチック材料の使用量を減らすことにより、環境への負荷を少なくすることができる効果が大きい。
本発明の実施形態の容器本体の縦断面図。 本発明の実施形態の容器本体とともに使用される蓋体とキャップの斜視図。 (a)〜(c)は、本発明の実施形態の容器本体の製造方法を示す概略図。 (a)〜(f)は、本発明の実施形態の容器本体と蓋体の嵌合部分の異なる実施形態を示した要部部分断面図。 本発明の容器本体を使用した容器全体の嵌合状態における要部縦断面図。 (A)は図5で示したD部におけるキャップの上昇状態の拡大縦断面図、(B)は同じく図5で示したD部のキャップの下降状態の拡大縦断面図、(C)は図5で示したE部の蓋体の上昇状態の拡大縦断面図、(D)は同じく図5で示したE部の蓋体の下降状態の拡大縦断面図。
符号の説明
1 :容器本体
11:紙製容器本体
12:プラスチックフィルム
13:口縁カール部

Claims (3)

  1. 蓋体とともに使用される電子レンジ調理用容器の容器本体において、
    前記容器本体は、口縁カール部を具えた紙製容器本体を具え、
    前記紙製容器本体の内面、及び前記口縁カール部を覆うように、プラスチックフィルムのコーティングがされていることを特徴とする、
    電子レンジ調理用容器の容器本体。
  2. 前記容器本体が前記蓋体の凸部を嵌合させるための凸部を有する、請求項1の電子レンジ調理用容器の容器本体。
  3. 前記容器本体の凸部の内側が、前記蓋体の凸部の上下動を許容する大きさである、請求項2の電子レンジ調理用容器の容器本体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021142987A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 アテナ工業株式会社 電子レンジ加熱食品用蓋付き紙製容器
JP7507472B2 (ja) 2020-05-01 2024-06-28 アテナ工業株式会社 蓋付き紙製容器

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