JP2010029022A - 横磁束型同期機及びその設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】トルクが最大となる横磁束型同期機を提供する。
【解決手段】電機子コア3、界磁コア1、永久磁石2及び当該永久磁石2と極歯3aとのギャップから形成されると共に電機子巻線4に通電される電機子電流によって発生する磁束が通過する磁束領域の幅C及び外形面積S並びに電機子巻線によって磁束領域の内部に形成され電機子電流が通過する通電領域の面積S2からなる下記のトルク評価式Hが最大となるように磁束領域と通電領域との比率を決定する。H=S2・C/S
【選択図】図2
【解決手段】電機子コア3、界磁コア1、永久磁石2及び当該永久磁石2と極歯3aとのギャップから形成されると共に電機子巻線4に通電される電機子電流によって発生する磁束が通過する磁束領域の幅C及び外形面積S並びに電機子巻線によって磁束領域の内部に形成され電機子電流が通過する通電領域の面積S2からなる下記のトルク評価式Hが最大となるように磁束領域と通電領域との比率を決定する。H=S2・C/S
【選択図】図2
Description
本発明は、横磁束型同期電動機や横磁束型同期発電機に代表される横磁束型同期機及びその設計方法に関する。
非特許文献1として示す下記URL(Uniform Resource Locator)には、「Tranverse Flux」形式の装置の設計方法をテーマにした論文「Design of Tranverse Flux Machine」が開示されている。また、非特許文献2として示す下記URLには、このような「Tranverse Flux」形式の同期機の一例として、同期発電機が開示されている。さらには、特許文献1として示す下記国際公開公報には、「Tranverse Flux」形式の装置の改良発明「ROTATING TRANSVERSE FLUX MACHINE」が開示されている。さらに、「Tranverse Flux」形式の装置については、国際公開公報として多数の発明が開示されている。なお、以下の説明では、「Tranverse Flux」形式の装置を横磁束型同期機と記載する。
非特許文献1のFig.1に明記されているように、一般の装置では固定子と移動子(回転機の場合は回転子)との相対移動方向と固定子巻線(電機子巻線)に流れる電流の方向とが直交するのに対して、横磁束型同期機は、固定子と移動子との相対移動方向と固定子巻線に流れる電流の方向とが並行に設定される点を特徴としている。より具体的には、非特許文献1のFig.1あるいは非特許文献2のFig.1に示されているように、横磁束型同期機は、回転子の周面を取り囲むように配列すると共に当該配列方向に直行する方向に一対の極歯を有する複数の固定子コアと、当該固定子コアの一対の極歯間に固定子コアの配列方向に延在するように、つまり回転子の周方向に複数の固定子コアを跨ぐように設けられた固定子巻線とを備えている。
このような横磁束型同期機では、固定子巻線に電機子電流が流れることにより発生した磁束は、固定子コアの一方の極歯→回転子の表面に設けられた一方の永久磁石→該永久磁石と回転子の回転軸との間に設けられた回転子コア→回転子の表面に設けられた他方の永久磁石→固定子コアの他方の極歯に流れる。すなわち、横磁束型同期機では、回転子において回転方向に対して横方向に磁束が流れる。
http://www.ansoft.com/news/articles/Design of Tranverse Flux Machine.pdf http://www.ee.kth.se/php/modules/publications/reports/2006/IR-EE-EME 2006 008.pdf WO2006/052173
http://www.ansoft.com/news/articles/Design of Tranverse Flux Machine.pdf http://www.ee.kth.se/php/modules/publications/reports/2006/IR-EE-EME 2006 008.pdf
ところで、横磁束型同期機では、回転子の周囲に円環状に配置された複数の固定子コアの内側に回転子の周囲を囲むように固定子巻線が円環状に設けられるが、このような横磁束型同期機の設計方法について、十分な検討がなされていない。同期機として一般的に知られている縦磁束型同期機については、多くの実用例があり、設計方法について多くの研究がなされているが、横磁束型同期機については、原理については古くから知られていたものの、構造的な問題から実用に供されることが少なかったこともあり、設計方法が十分に検討されていないのが現状である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、同一断面積でトルクが最大となる横磁束型同期機を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明では、横磁束型同期機の設計方法に係る第1の解決手段として、所定方向に配列すると共に当該配列の方向に直交する方向に複数の極歯が形成された複数の電機子コア及び当該各電機子コアを跨ぐように敷線された電機子巻線を備える電機子と、界磁コア上に前記各極歯と対向するように前記配列の方向及び前記直交する方向に配列する複数の永久磁石を備える界磁と、からなる横磁束型同期機の設計方法であって、電機子コア、界磁コア、永久磁石及び当該永久磁石と極歯とのギャップから形成されると共に電機子巻線に通電される電機子電流によって発生する磁束が通過する磁束領域の幅C及び外形面積S並びに電機子巻線によって磁束領域の内部に形成され電機子電流が通過する通電領域の面積S2からなる下記のトルク評価式Hが最大となるように磁束領域と通電領域との比率を決定する、という手段を採用する。
横磁束型同期機の設計方法に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、磁束領域の外形面積Sを一定値としてトルク評価式Hが最大となるように磁束領域と通電領域との比率を決定する、という手段を採用する。
横磁束型同期機の設計方法に係る第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、磁束領域の幅Cを一定値としてトルク評価式Hが最大となるように磁束領域と通電領域との比率を決定する、という手段を採用する。
また、本発明では、横磁束型同期機に係る解決手段として、所定方向に配列すると共に当該配列の方向に直交する方向に複数の極歯が形成された複数の電機子コア及び当該各電機子コアを跨ぐように敷線された電機子巻線を備える電機子と、界磁コア上に各極歯と対向するように配列の方向及び直交する方向に配列する複数の永久磁石を備える界磁とからなる横磁束型同期機であって、各電機子コアは、所定の支持部材によって移動自在に支持される複数の極歯と、電機子巻線が付設されると共に相互に接続され、かつ、各極歯とは機械的に分離されると共に当該各極歯を磁気的に接続する接続コア部とから形成される、という手段を採用する。
本発明によれば、磁束領域の幅C及び外形面積S並びに通電領域の面積S2からなるトルク評価式Hが最大となるように磁束領域と通電領域との比率を決定するので、横磁束型同期機について同一断面積でトルクを最大化することができる。
また、本発明によれば、各電機子コアは、所定の支持部材によって移動自在に支持される複数の極歯と、電機子巻線が付設されると共に相互に接続され、かつ、各極歯とは機械的に分離されると共に当該各極歯を磁気的に接続する接続コア部とから形成されるので、異なる回転方向の回転動力を取り出すことができる。
また、本発明によれば、各電機子コアは、所定の支持部材によって移動自在に支持される複数の極歯と、電機子巻線が付設されると共に相互に接続され、かつ、各極歯とは機械的に分離されると共に当該各極歯を磁気的に接続する接続コア部とから形成されるので、異なる回転方向の回転動力を取り出すことができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1〜第3実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る横磁束型の同期発電機P1の要部構成を示す斜視図である。この図に示すように、本同期発電機P1は、回転子コア1、複数の永久磁石2、複数の固定子コア3及び固定子巻線4を備えている。回転子コア1及び複数の永久磁石2は、回転軸(図示略)等と共に回転子5を構成し、また複数の固定子コア3及び固定子巻線4は、固定子6を構成している。回転子5は界磁として機能するものであり、一方、固定子6は電機子として機能するものである。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る横磁束型の同期発電機P1の要部構成を示す斜視図である。この図に示すように、本同期発電機P1は、回転子コア1、複数の永久磁石2、複数の固定子コア3及び固定子巻線4を備えている。回転子コア1及び複数の永久磁石2は、回転軸(図示略)等と共に回転子5を構成し、また複数の固定子コア3及び固定子巻線4は、固定子6を構成している。回転子5は界磁として機能するものであり、一方、固定子6は電機子として機能するものである。
回転子コア1は、延在方向が矢印で示す回転軸方向に設定された回転軸(図示略)に挿入固定される円筒状部材であり、磁気抵抗を極力下げるため、また磁化されないように高透磁率かつ低保磁力の軟磁性材料から形成されている。この回転子コア1の回転軸方向に直行する方向の寸法(幅)は、図示するように所定値Cである。複数の永久磁石2は、回転子コア1bの外周面(表面)に2列に、かつ、隣り合うもの同士が逆極性となるように設けられた板状磁石である。
固定子コア3は、図示するようにコの字状部材であり、両端が一対の極歯3a,3aを構成している。すなわち、固定子コア3には、上記回転子コア1と対向する側に矩形状の窪み部3bが形成されており、この窪み部3bの両側が一対の永久磁石2と所定のギャップ幅gmを隔てて対向する一対の極歯3a,3aとなっている。図示するように、一対の極歯3a,3aは、上述した回転子コア1の幅Cと同様であり、また一対の極歯3a,3aを接続する部位も回転子コア1の幅Cと同様である。このような固定子コア3は、上記回転子コア1と同様に磁気抵抗を極力下げるため、また磁化されないように高透磁率かつ低保磁力の軟磁性材料から形成されており、回転子5の外周面(永久磁石2の表面)に、回転軸方向に直交する配列方向で円環状に複数設けられている。
固定子巻線4は、b固定子コア3の窪み部3bに収納されるように、つまり回転子5の外周面(永久磁石2の表面)に円環状に設けられている。この固定子巻線4は、線材を多重巻きしたものであるが、その全体的な断面形状は、上記窪み部3b内を密に埋めるように矩形状である。
なお、図1は、本同期発電機P1の一相分(単相発電ユニット)の一部分を拡大したものであり、本同期発電機P1は、実際には、単相発電ユニットが120°の電気角だけずれた関係で回転軸に3つ(三相分)併設されて構成されている。すなわち、本同期発電機P1は、回転子5がタービン等の動力源によって所定の同期速度で回転駆動されることによって、定格周波数(例えば50Hzあるいは60Hz)の三相交流電力を固定子巻線4の起電力として外部に出力する永久磁石型三相同期発電機である。
また、図示しないが、上記複数の固定子コア3及び固定子巻線4は、繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)を隙間に充填することによって一体物として固定子6を構成する。このような固定子6は、略円筒状のケーシング(図示略)の内部に収容・固定され、また略円筒状の回転子5は、固定子6が形成する略円筒状の空間に回転自在に収容される。
次に、このように構成された本同期発電機P1の設計方法について、図2をも参照して詳しく説明する。
図2は、本同期発電機P1の回転軸中心を含む断面の模式図である。本同期発電機P1は、この図に示すように、縦幅A、横幅Bの矩形磁束領域R1の内部に縦幅a、横幅bの矩形通電領域R2が形成されたものとみなすことができる。矩形磁束領域R1は、図示するように、回転子コア1、一対の永久磁石2、固定子コア3及び一対の永久磁石2と一対の極歯3a,3aとの間に形成される一対のギャップとによって形成され、固定子巻線4に通電される電機子電流によって発生するループ状の磁束が通過する高透磁率領域である。この矩形磁束領域R1の外形面積Sは、縦幅Aと横幅Bとの積として与えられる。
矩形通電領域R2は、固定子巻線4の占有領域であり、電機子電流の通過断面に相当するものである。この矩形通電領域R2の面積S2は、縦幅aと横幅bとの積として与えられるが、固定子巻線4が樹脂モールド等によって固定子コア3の内部に固定されるので、矩形通電領域R2の外形は上記矩形磁束領域R1の内径よりも多少小さな外形を有する。
このような本同期発電機P1のトルクは、矩形磁束領域R1の磁束Φと矩形通電領域R2の電機子電流Uと当該電機子電流Uの角周波数ωに依存するものであり、磁束密度Bm、電流密度i及び角周波数ωが一定値であるとした場合には、矩形磁束領域R1の外形面積S、矩形磁束領域R1の幅(つまり固定子コア3の各部位及び回転子コア1の幅C)及び矩形通電領域R2の面積S2からなる下記のトルク評価式Hに依存する。
ここで、矩形通電領域R2の縦幅aと横幅bとは、上記回転子コア1の幅Cに対する縮小係数r1〜r4を用いることにより下式(2)のように表され、よって矩形通電領域R2の面積S2は、式(3)によって表される。なお、この式(3)において、x=r1+r2、y=r3+r4である。そして、この式(3)及びS=A・Bを式(1)に代入すると、トルク評価式Hは、式(4)のように表される。
このトルク評価式Hにおいて、矩形磁束領域R1の外形面積Sが一定値(定数)であるとすると、トルク評価式Hが最大値をとるということは、トルク評価式Hの分子が最大値をとるということと同義となる。以下では、トルク評価式Hの分子を評価式H1とする。
縦幅A、横幅Bを固定子コア3の厚さC及び係数m,nを用いて表すと、A=mC,B=nCとなる。したがって、矩形磁束領域R1の外形面積Sは下式(5)のように表される。
S=A・B=mnC2 (5)
この式(5)において、mn=k2と置くと、n=k2/mと表されるので、評価式H1は下式(6)のように表される。
S=A・B=mnC2 (5)
この式(5)において、mn=k2と置くと、n=k2/mと表されるので、評価式H1は下式(6)のように表される。
この評価式H1において、本同期発電機P1のトルクを最大にする条件である縦幅Aと横幅Bとの比率は、評価式H1をmを変数とする関数として考え、当該評価式H1を変数mについて微分した式が「0」となる場合、つまり下式(7)によって与えられる。
この式(7)から変数m,nは下式(8)、(9)のように表される。
すなわち、本同期発電機P1のトルクを最大化するための条件は、変数m,nを式(6)、(7)を満足するように設定することである。この式(8)、(9)における係数は、上述したようにx=r1+r2、y=r3+r4によって与えられ、係数kは、変数m,nからなる関係式「mn=k2」によって与えられる。
そこで、本同期発電機P1のトルクを最大化するための条件として、係数kが満足すべき条件を求める必要がある。式(8)、(9)を式(4)に代入すると、トルク評価式Hは下式(10)のように変形される。この式(10)を展開して整理すると、トルク評価式Hは、式(11)のように表される。
この式(11)において、後ろの括弧内の項は一定値、つまりkC=一定と考えることができるので、トルク評価式Hが最大となる条件は、前の括弧内の項(以下、評価式H2とする。)の係数kを変数とする微分式が「0」となる場合に与えられる。すなわち、下式(12)によってトルク評価式Hが最大となる条件が与えられる。また、この式(12)の両辺に「−k4」を乗算して整理すると、式(12)は式(13)のように変形される。この式(11)に基づいて変数kを求めると、変数kは式(12)によって与えられる。
このように変数kについては2つの解が得られるが、このうち大きい方の解を採用すると、結局、本同期発電機P1のトルクを最大化するための条件は、式(8)、(9)に変数kに関する大きい方の解を代入することによって得られる下式(15)、(16)を満足することである。
例えば、各係数r1〜r4を「1」とした場合、x=y=2、m=n=6となる。したがって、矩形磁束領域R1の外形面積Sを規定する縦幅A、横幅Bは、A=6C、B=6Cとして与えられ、矩形通電領域R2の面積S2を規定する縦幅a、横幅bは、何れも(6C−2C)=4Cとして与えられる。すなわち、同一断面積において本同期発電機P1のトルクを最大化するための条件は、矩形磁束領域R1の縦幅A、横幅Bと矩形通電領域R2の縦幅a、横幅bとの比率を3:2に設定することである。
〔第2実施形態〕
上述した第1実施形態では、矩形磁束領域R1の外形面積Sが一定値(定数)である場合について、横磁束型の同期発電機P1のトルクが最大となる条件を求めたが、本第2実施形態では、上記外形面積Sではなく矩形磁束領域R1の幅(つまり固定子コア3の各部位及び回転子コア1の幅C)が一定値(定数)である場合について、横磁束型の同期発電機P2のトルクが最大となる条件を求める。
上述した第1実施形態では、矩形磁束領域R1の外形面積Sが一定値(定数)である場合について、横磁束型の同期発電機P1のトルクが最大となる条件を求めたが、本第2実施形態では、上記外形面積Sではなく矩形磁束領域R1の幅(つまり固定子コア3の各部位及び回転子コア1の幅C)が一定値(定数)である場合について、横磁束型の同期発電機P2のトルクが最大となる条件を求める。
図3は、本第2実施形態に係る横磁束型の同期発電機P2の設計方法を示す模式図である。この横磁束型の同期発電機P2は、本発明者が特願2008-093219(発明の名称:横磁束型同期機)として出願したものであり、図示するように、隣り合う固定子コア3が回転軸方向に所定幅で交互にずれて配置されると共に、このような固定子コア3の極歯3a、3aが各々対向するように永久磁石2を4列に配置したものである。この同期発電機P2の回転子コア1Aは、その長さDが永久磁石2を4列に配置した分、第1実施形態の回転子コア1の長さBよりも長くなる一方、固定子巻線4Aは、横幅dが第1実施形態の固定子巻線4の横幅bよりも短くなっている。なお、この図4では、上述した第1実施形態に構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付している。
この同期発電機P2は、縦幅A、横幅Dの矩形磁束領域R3の内部に矩形通電領域R4が形成されたものとみなすことができる。矩形磁束領域R3は、図示するように、回転子コア1A、一対の永久磁石2、固定子コア3及び一対の永久磁石2と一対の極歯3a,3aとの間に形成される一対のギャップとによって形成され、固定子巻線4Aに通電される電機子電流によって発生するループ状の磁束が通過する高透磁率領域である。
矩形通電領域R4は、固定子巻線4Aの占有領域であり、電機子電流の通過断面に相当する。固定子巻線4Aは、樹脂モールド等によって固定子コア3の内部に固定されるので、矩形通電領域R4は、上記矩形磁束領域R3の内径よりも多少小さな外形を有する。図示するように固定子コア3の各部位及び回転子コア1の幅を「C」とすると、上記矩形磁束領域R3の縦幅A、横幅Dは下式(17)、(18)のように表される。なお、これら式(17)、(18)におけるe,fは、矩形磁束領域R3と矩形通電領域R4との間の隙間(樹脂モールド等の存在領域)であり、機械的仕様によって決まる定数である。
ここで、本同期発電機P2の設計において、極歯3a,3aと永久磁石2とのギャップ幅gmは、機械的仕様によって許容される最小値に決定される。そして、このギャップ幅gmが決定されると、当該ギャップ幅gm、回転子コア1及び固定子コア3の磁気性能等に基づいて回転子コア1及び固定子コア3の飽和磁束並びに固定子巻線4A(矩形通電領域R4)に通電される電機子電流U(アンペア・ターン)が規定され、この飽和磁束に基づいて回転子コア1及び固定子コア3の幅C(矩形磁束領域R3の幅C)並びに固定子巻線4Aの占有面積(矩形通電領域R4の面積S2)が決定される。
すなわち、上述した式(4)の評価式Hにおいて、幅C及び矩形通電領域R4の面積S2(=a×d)は定数となり、評価式Hを最大化することは、矩形磁束領域R3の外形面積S(=A×D)を最小化することと同義となる。この矩形磁束領域R3の外形面積Sは、上記式(17)、(18)に基づいて下式(19)のように表される。
この式(19)を矩形通電領域R4の縦幅aについて微分し、この微分によって得られた式を下式(20)に示すように「0」と置く。上記外形面積Sが最小となる条件は、この式(20)によって与えられ、矩形通電領域R4の縦幅a及び横幅dについて下式(20)、(21)の関係が求まる。そして、この式(20)、(21)によって、矩形通電領域R4の縦幅aと横幅dとの比率は、式(22)によって与えられる。
すなわち、矩形磁束領域R1の幅C(固定子コア3の各部位及び回転子コア1の幅)を定数とした場合、本同期発電機P2のトルクが最大となる条件は、矩形通電領域R4の縦幅aと横幅dとの比率が式(22)を満足すことである。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る横磁束型の三相同期電動機P3について説明する。
図4は、本三相同期電動機P3の要部構成を示す断面図である。この図4に示すように、本三相同期電動機P3は、ケーシング10、第1の出力軸11A、第2の出力軸11B、第1の回転子12A、第2の回転子12B、固定子13A〜13C及び4つの軸受け14〜17を備えている。
次に、第3実施形態に係る横磁束型の三相同期電動機P3について説明する。
図4は、本三相同期電動機P3の要部構成を示す断面図である。この図4に示すように、本三相同期電動機P3は、ケーシング10、第1の出力軸11A、第2の出力軸11B、第1の回転子12A、第2の回転子12B、固定子13A〜13C及び4つの軸受け14〜17を備えている。
ケーシング10は、中空かつ有底の円筒状部材であり、左右の底部の中心に丸孔10a,10bがそれぞれ形成されている。第1の出力軸11Aは、丸棒状部材であり、左側の丸孔10に軸受け14を介して回動自在に支持されている。また、第2の出力軸11Bは、同じく丸棒状部材であり、右側の丸孔10bに軸受け15を介して回動自在に支持されている。これら第1、第2の出力軸11A,11Bは、同一の回転中心となるようにケーシング10の各底部に設けられている。
第1の回転子12Aは、上述した第1実施形態の回転子5と同一構成を有するものであり、第1の出力軸11Aの周面に第1の出力軸11Aの中心軸方向に延在するように密に敷詰められた矩形棒状部材から形成された略円筒形状の回転子コア1と当該回転子コア1の表面に互いの表面極性が異なるように配置された永久磁石2とが三相分設けられたものである。
第2の回転子12Bは、上述した第1実施形態の固定子6の固定子コア3における極歯3a,3aを分離した態様の回転子コア12b1(三相分)を非磁性材料によって中空円筒状に成形し、かつ当該成形体の右端に固定された円盤状部材12b2を介して第2の出力軸11Bに連結されている。上記非磁性材料は、例えば繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)である。このような第2の回転子12Bは、円筒状の内部空間に円筒状の第1の回転子12Aを収容すると共に、内周面が第1の回転子12Aの周面と微小ギャップを隔てて対向している。
固定子13A〜13Cは、三相に対応して3つ設けられている。固定子13Aは、上述した第1実施形態の固定子6と同一構成を有するものであり、当該固定子6における複数の固定子コア3に相当する複数の固定子コア13a1と上記固定子6における固定子巻線4に相当する固定子巻線13a2とを備えている。固定子13Bは、上述した第1実施形態の固定子6と同一構成を有するものであり、当該固定子6における複数の固定子コア3に相当する固定子コア13b1と上記固定子2における固定子巻線4に相当する固定子巻線13b2とを備えている。固定子13Cは、上述した第1実施形態の固定子6と同一構成を有するものであり、当該固定子6における複数の固定子コア3に相当する固定子コア13c1と上記固定子2における固定子巻線4に相当する固定子巻線13c2とを備えている。
このような各固定子13A〜13Cは、各固定子コア13a1、13b1、13c1の内周面が第2の回転子12Bの外周面と微小ギャップを隔てて対向している。また、上記複数の固定子コア13a1は、上記内周面に磁気的な凸凹が生じないように相互に接続されて一体化されている。複数の固定子コア13b1及び複数の固定子コア13c1も、上記複数の固定子コア13a1と同様に、各々に、内周面に磁気的な凸凹が生じないように相互に接続されて一体化されている。
軸受け14は、上述したように第1の出力軸11Aを回転自在にケーシング10に支持し、軸受け15は、第2の出力軸11Bを回転自在にケーシング10に支持する。軸受け16,17は、第1の回転子12Aと第2の回転子12Bとを相互に回転自在に支持する。すなわち、これら4つの軸受け14〜17によって、第1、第2の回転子12A,12Bはケーシング10に同一回転中心で回動自在に支持されると共に、第1の回転子12Aと第2の回転子12Bとは同一回転中心で相互回転自在に支持されている。
すなわち、本三相同期電動機P3は、図1に示した単相発電ユニットを中心軸方向に3ユニット併設し、各ユニットの固定子2の極歯の先端部を分離することにより第2の回転子12Bと固定子13A〜13Cとを構成する構造を備える。
このような本三相同期電動機P3によれば、3つの固定子巻線13a2、13b2、13c2に位相が互いに120°異なる三相駆動電流を印加すると、第1の回転子12Aと第2の回転子12Bとを逆向きのトルクを発生させながら同期回転させることができる。したがって、本三相同期電動機P3によれば、第1の出力軸11Aと第2の出力軸11Bとに異なる回転方向の回転動力を取り出すことができる。
このような本三相同期電動機P3は、ハイブリッド自動車用駆動モータ、船舶の二重反転プロペラ駆動用モータ、風力用二重反転発電機等に適用することができる。
このような本三相同期電動機P3は、ハイブリッド自動車用駆動モータ、船舶の二重反転プロペラ駆動用モータ、風力用二重反転発電機等に適用することができる。
なお、本願発明は、上記各実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態では界磁を永久磁石で構成したが、界磁の構成方法はこれに限定されず、電磁石によって界磁を構成するようにしても良い。すなわち、図1に示した永久磁石2をそれぞれ棒状の電磁石に置き換え、回転軸に設けたスリップリングとブラシを介して外部から各電磁石に界磁電流を供給するようにしても良い。また、永久磁石2の代わりに誘導子型界磁を用いることが考えられるが、この場合には誘導子型界磁の誘導子部分だけが移動(回転)し、界磁巻線は移動(回転)しないので、スリップリングとブラシが不要である。
(1)上記各実施形態では界磁を永久磁石で構成したが、界磁の構成方法はこれに限定されず、電磁石によって界磁を構成するようにしても良い。すなわち、図1に示した永久磁石2をそれぞれ棒状の電磁石に置き換え、回転軸に設けたスリップリングとブラシを介して外部から各電磁石に界磁電流を供給するようにしても良い。また、永久磁石2の代わりに誘導子型界磁を用いることが考えられるが、この場合には誘導子型界磁の誘導子部分だけが移動(回転)し、界磁巻線は移動(回転)しないので、スリップリングとブラシが不要である。
(2)上記各実施形態では、本願発明を回転機(同期発電機P1、三相同期電動機P2)として構成した場合について説明したが、本願発明はこれに限定されない。すなわち、本願発明は、移動子と固定子とが直線状に設けられ、移動子が固定子に対して直線的に移動するリニア同期機にも適用可能である。この場合、リニア同期機は、上述した回転機(同期発電機P1、三相同期電動機P2)のように無端構造ではなく、有端構造を有するので、固定子巻線の巻き線方法を工夫する必要がある。
図5は、リニア同期機における固定子巻線の巻線構造の一例を示すものである。なお、この図では、図1の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付している。この図に示すように、リニア同期機では、リニア軌道上に4列に永久磁石1cを並べることによって界磁(固定子)を構成し、リニア軌道の延在方向にU相電機子、V相電機子及びW相電機子を隣接配置する。各電機子は、各々に4つの電機子コア2a1,2a2と2つの電機子巻線20A,20Bによって構成されている。
各電機子において、4つの電機子コア2a1,2a2は、リニア軌道の延在方向に交互に隣接配置される。また、2つの電機子巻線20A,20Bは、各々に同一な円環状に形成され、一部が4つの電機子コア2a1,2a2の内側を通過するようにリニア軌道の左右(図では上下)に設けられる。また、各電機子は、リニア軌道の延在方向における相対的な位置関係が120°の電気角に相当する分だけ異なるように配置されている。このようなリニア同期機では、各相の電機子巻線20A,20Bに互いに120°の位相差を有する3相交流を通電することによって、各電機子がリニア軌道の延在方向に移動する。なお、上記リニア同期機では、各電機子をリニア軌道の延在方向に配置したが、リニア軌道の幅方向に配置しても良い。この場合には、4列に永久磁石1cを4列ではなく、(4×3)列=12列配置する必要がある。
(3)第1実施形態では同期発電機P1について説明したが、図1に示した構成は、そのまま同期電動機にも適用することができる。すなわち、図1に示した構成において、固定子巻線4に外部の駆動装置から駆動電流を供給することにより回転子1を同期回転させて回転軸1aから回転動力を取り出すようにしても良い。
(4)上記各実施形態では、固定子コア3をコの字状(断面形状)に形成し、回転子コア1を平板状(断面形状)に形成したが、これとは逆に固定子コア3を平板状(断面形状)に形成し、回転子コア1をコの字状(断面形状)に形成しても良い。
(5)上記各実施形態における回転子コア1及び固定子コア3は、高透磁率かつ低保持力の難磁性材料によって形成されるが、鉄損、特に渦電流損の関係で、永久磁石2を貼り付ける回転子コア1については圧粉コアで形成し、固定子コア3については電磁鋼板で形成する場合がある。この場合、圧粉コアの飽和磁束密度Bspは電磁鋼板の飽和磁束密度Bsemより低いので、上記Cを固定子コア3(電磁鋼板)の幅としたときには、回転子コア1(圧粉コア)の幅は、磁束密度の差を考慮してC・(Bsp/Bsem)とする必要がある。
P1,P2…同期発電機、1…回転子コア、2…永久磁石、3…固定子コア、3a…極歯、4…固定子巻線、5…回転子、6…固定子、P3…三相同期電動機、10…ケーシング、11A…第1の出力軸、11B…第2の出力軸、12A…第1の回転子、12B…第2の回転子、13A〜13C…固定子、14〜17…軸受け
Claims (4)
- 所定方向に配列すると共に当該配列の方向に直交する方向に複数の極歯が形成された複数の電機子コア及び当該各電機子コアを跨ぐように敷線された電機子巻線を備える電機子と、界磁コア上に前記各極歯と対向するように前記配列の方向及び前記直交する方向に配列する複数の永久磁石を備える界磁と、からなる横磁束型同期機の設計方法であって、
前記電機子コア、前記界磁コア、前記永久磁石及び当該永久磁石と前記極歯とのギャップから形成されると共に前記電機子巻線に通電される電機子電流によって発生する磁束が通過する磁束領域の幅C及び外形面積S並びに前記電機子巻線によって磁束領域の内部に形成され電機子電流が通過する通電領域の面積S2からなる下記のトルク評価式Hが最大となるように前記磁束領域と前記通電領域との比率を決定することを特徴とする横磁束型同期機の設計方法。
- 前記磁束領域の外形面積Sを一定値として前記トルク評価式Hが最大となるように前記磁束領域と前記通電領域との比率を決定することを特徴とする請求項1記載の横磁束型同期機の設計方法。
- 前記磁束領域の幅Cを一定値として前記トルク評価式Hが最大となるように前記磁束領域と前記通電領域との比率を決定することを特徴とする請求項1記載の横磁束型同期機の設計方法。
- 所定方向に配列すると共に当該配列の方向に直交する方向に複数の極歯が形成された複数の電機子コア及び当該各電機子コアを跨ぐように敷線された電機子巻線を備える電機子と、界磁コア上に前記各極歯と対向するように前記配列の方向及び前記直交する方向に配列する複数の永久磁石を備える界磁とからなる横磁束型同期機であって、
前記各電機子コアは、所定の支持部材によって移動自在に支持される前記複数の極歯と、前記電機子巻線が付設されると共に相互に接続され、かつ、前記各極歯とは機械的に分離されると共に当該各極歯を磁気的に接続する接続コア部とから形成されることを特徴とする横磁束型同期機。
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