JP2010028829A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの負荷を軽減しつつ、複数のアプリケーションを利用可能とすることの
できる無線通信装置を提供する。
【解決手段】通信相手と近接無線通信を行う無線通信装置であって、近接無線通信時に無線通信装置が取り得る複数の方向と、近接無線通信で用いる複数のアプリケーションプログラムとを対応付けて記憶する記憶手段と、無線通信装置の方向を検出する方向検出手段と、方向検出手段で検出する方向に応じて、通信相手との近接無線通信を、該近接無線通信時の無線通信装置の方向に対応付けられたアプリケーションプログラムを用いて行う近接無線通信手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、近接して通信を行う無線通信装置に関する。
近年、例えばICチップ等を用いて行う非接触通信等、比較的近距離で通信を行う通信方式が普及しつつある。このようなICチップを用いて行う非接触通信では、割り当てられた機能が少なく単純でわかりやすいことや、デバイス同士を近づけるという直感的な操作だけで通信が可能であること等の特徴から、利便性が確保されている。
一般に、一枚のICカードで実現されるサービスは、電子マネー等の単一のサービスであることが多いが、一枚のICカードによって複数のサービスを実現することも考えられている(例えば、特許文献1参照)。複数のアプリケーションプログラムが実現される場合には、ユーザの意思に反したアプリケーションプログラムが実行される場合がある。そこで特許文献1では、リーダライタと非接触通信を行う半導体メモリカードであって、当該半導体メモリカードのリーダライタに対する第1のアクセス方向種別を取得する方向取得部と、2以上の第2のアクセス方向種別を含むアクセス条件を予め記憶かつ管理する条件管理部と、方向取得部により取得された2以上の第1のアクセス方向種別と、条件管理部に記憶されているアクセス条件に含まれる2以上の第2のアクセス方向種別とを比較し、第1のアクセス方向種別と第2のアクセス方向種別が一致するか否かを判定する条件判定部と、条件判定部により、第1のアクセス方向種別と第2のアクセス方向種別が一致すると判定された場合、所定のアプリケーションプログラムを実行する実行部とを備えることにより、ユーザの意思確認を確実に行ったうえでアプリケーションプログラムを実行することが可能な半導体メモリカードが開示されている。
特表2008−500602号公報
しかしながら、特許文献1記載の手法では、アクセス方向種別を複数回比較する必要があり、ユーザの操作が煩雑である。所定のアプリケーションプログラムを実行しようとすると、アプリケーションプログラム毎に、少なくとも2以上必要となるパターンをアクセス方向種別毎にユーザも覚えておく必要があり、ユーザへの負担が大きい。
そこで本発明は、ユーザの負荷を軽減しつつ、複数のアプリケーションを利用可能とすることのできる無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の無線通信装置は、通信相手と近接無線通信を行う無線通信装置であって、近接無線通信時に前記無線通信装置が取り得る複数の方向と、近接無線通信で用いる複数のアプリケーションプログラムとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記無線通信装置の方向を検出する方向検出手段と、前記方向検出手段で検出する方向に応じて、通信相手との近接無線通信を、該近接無線通信時の前記無線通信装置の方向に対応付けられた前記アプリケーションプログラムを用いて行う近接無線通信手段とを備える。
本発明によれば、ユーザの負荷を軽減しつつ、複数のアプリケーションを利用可能とすることのできる無線通信装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置が使用される無線通信システムの構成を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置が表示する表示画面の例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置の処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムを含む無線通信システムを示す斜視図。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置を示す斜視図。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置におけるプロトコルスタックを示す図。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信装置の処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第4の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る無線通信装置の処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第5の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図。
以下、本発明に係る無線通信装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1実施形態に係る携帯デバイス100が使用される無線通信システムの構成を示す図である。携帯デバイス100は、ホストデバイス200と無線通信する機能を有する。本実施例においては、携帯デバイス100と、ホストデバイス200とは、例えば3cm以内程度を通信可能距離とする近接無線通信により通信可能であるものとして説明を行う。この近接無線通信としては、例えば、現在策定中の規格であるTransferJet等の方式が挙げられる。尚ここで、TransferJetは、極めて近距離で通信を行うと共に、数百Mbps程度の、比較的高速で大容量の通信が可能である点に特徴を有する。それ故、静止画像/動画像等の各種様々なデータを伝送可能であり、単機能ではない複数の機能が実現可能であり、各種アプリケーションから、この近接無線通信を用いて行うことができるようになる。
しかしながら、各種アプリケーションで様々な機能を実現しようとすると、通常、ユーザインタフェースが複雑となり、ユーザの操作負荷が増す。そこで、本実施形態に係る携帯デバイス100では、装置の動かし方に応じて、各種処理を行うことにより、ユーザインタフェースの操作の複雑化を抑制する。
より具体的には、本実施形態では、携帯デバイス100とホストデバイス200とが十分に近接して通信可能な強度となった場合に、携帯デバイス100はメニュー画面を表示し(後述する図4に例を示す)、その後、ユーザが方向a/方向bのいずれの方向に携帯デバイス100を動かすかに応じて、当該近接無線通信を用いて行う処理を変化させる。処理の詳細については後述する。
携帯デバイス100の構成について、図2を参照しながら説明する。携帯デバイス100は、システム制御部111、RAM(Random Access Memory)112、ROM(Read Only Memory)113、ストレージディスク/メモリ114、アンテナ部115、無線通信部116、回転検出部117、及び表示部118を備える。この他図示していないが、携帯デバイス100が撮像装置である場合には、レンズや撮像部等の構成を、携帯電話である場合には、スピーカ、マイク、電話通信モジュール、音声データ再生部、撮像部等の構成を備えることとなる。
システム制御部111は、CPU(Central Processing Unit)111aやシステムバス等から構成され、携帯デバイス100のシステム全体を制御する。CPU111aは、携帯デバイス100の動作を制御するプロセッサであり、例えばROM113から読み込まれてRAM112上に展開される各種プログラムを実行する。CPU111a上で実行されるプログラムは、例えば、ストレージディスク/メモリ114に記憶されている静止画像/動画像等のデータを、1つずつ、又はスライドショーとして複数連続してホストデバイス200へ送信する機能等を有する。更に、CPU111a上で実行されるプログラムは、これらの機能を、回転検出部117で検出した回転方向に応じて切り替える機能等も有する。
RAM112は、揮発性の記憶媒体であり、無線通信部116から受信したデータや、回転検出部117で処理するデータ、或いはCPU111a上で実行されるプログラム等が一時的に格納される。ROM113は不揮発性の記憶媒体であり、例えばCPU111aで実行されるプログラム等が格納される。
ストレージディスク/メモリ114は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や大容量フラッシュメモリ等で構成され、静止画像/動画像や、音声データ等の等のユーザデータが格納される不揮発性の記憶媒体である。ホストデバイス200へ送信、或いはホストデバイス200から受信するデータは、ストレージディスク/メモリ114に格納される。
アンテナ部115は、例えばTransferJet等の近接無線通信方式により、ホストデバイス200と通信するためのアンテナである。例えば、携帯デバイス100の底面等、ホストデバイス200に載置しやすい面の近傍に配置される。
無線通信部116は、アンテナ部115を介して行う近接無線通信の制御を行う。より具体的には、アンテナ部115で受信した電波を復調してデジタルデータに戻すと共に、送信するデジタルデータを変調して、アンテナ部115から送信させる。また、電波強度解析部116aを有し、アンテナ部115で受信する電波の電波強度を検出する機能も有する。携帯デバイス100電波強度解析部116aで或る一定以上の電波強度が検出されると、ホストデバイス200と通信可能となり、通信接続やメニュー画面の表示等の処理を開始する。
回転検出部117は、携帯デバイス100の回転を検出する。より具体的には、例えば、携帯デバイス100の1回目のホストデバイス200への載置時の位置(方向)を基準とし、当該位置に対する、2回目のホストデバイス200への載置時の回転方向(相対的回転方向)を、例えばジャイロセンサ等を用いて検出する。即ち、図1の例であれば、回転検出部117は、1回目の載置位置(図1の状態)に対する2回目の載置位置への回転方向が方向aであるか、方向bであるかを検出し、システム制御部111に通知する。システム制御部111は、検出した回転方向が方向aであるか方向bであるかに応じて、異なる処理を実行する。
表示部118は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等であり、メニュー画面や、撮像した画像等を表示する。また、表示部118は、後述する図4等の表示画面を表示し、ユーザに、行える処理と、その処理を行うための回転方向とをユーザに提示する機能を有する。尚、本実施例では表示により、回転方向と行う処理との対応付けをユーザに通知することとしているが、これに限られるものではなく、例えばスピーカ等を用いて音声で通知するようにしてもよい。
尚、図1の例において携帯デバイス100は撮像装置(カムコーダ、デジタルカメラ等)を示しているが、記憶媒体に記憶されたデータを無線通信する機能を有していれば、如何なる装置であっても良く、例えば、撮像した写真等のデータやアドレス帳等のデータを通信可能な携帯電話や、データ伝送を行うPC(Personal Computer)等であっても良い。
続いて、図3を参照しながら、携帯デバイス100の動作について説明する。図3は、携帯デバイス100の処理の流れを示すフローチャートである。
携帯デバイス100の動作時には、例えば底面(載置面)に配置されているアンテナ部115で受信する電波強度を電波強度解析部116aで常時検出しており、電波強度が一定値(閾値)以上となってホストデバイス200と通信可能であるか否かを常時検出している(S301)。
ホストデバイス200と通信可能となった場合には(S301のYes)、システム制御部111は、例えば図4に示すようなメニュー画面を表示部118に表示する(S302)。図4に例を示すメニュー画面では、行える処理と、それに対応する回転方向とを提示している。より具体的には、ストレージディスク/メモリ114に記憶されている写真を、スライドショーとして送る場合(連続して複数の画像ファイルをホストデバイス200へ送信する場合)には、右方向に回転させる旨、ストレージディスク/メモリ114に記憶されている写真を、1枚だけ送る場合(1つの画像ファイルをホストデバイス200へ送信する場合)には左方向へ回転させる旨をユーザに報知している。
更に、システム制御部111は、回転検出部117を用いて、現在の携帯デバイス100の方向(回転基準位置)を取得しておく(S303)。この方向は基準位置となるものであり、後述するS309で検出する相対的回転方向は、当該基準位置に対する回転方向である。
次に、システム制御部111は、電波強度解析部116aで検出している電波強度が所定の閾値以下となってホストデバイス200の通信可能範囲外となっているか否かを判別する(S304)。通信可能範囲から外れていない場合には(S304のNo)、同じステータスのまま、通信強度の検出を継続する(S304)。
携帯デバイス100がホストデバイス200の通信可能範囲外に一度外れた場合には(S304のYes)、システム制御部111は、通信可能範囲外となってから一定時間経過したか否かを判別する(S305)。一定時間以上通信可能範囲外となっている場合には(S305のYes)、システム制御部111はタイムアウトしたものと看做して処理を終了する(S306)。
通信可能範囲外となってから一定時間が経過していない場合には(S305のNo)、システム制御部111は、電波強度解析部116aで検出している電波強度が所定の閾値以上となってホストデバイス200と再度通信可能となっているか否かを判別する(S307)。まだ通信可能となっていない場合には(S307のNo)S305に戻り、通信可能範囲外となってからの経過時間の検出を続ける。
ホストデバイス200と再度通信可能となっている場合には(S307のYes)、システム制御部111は無線通信部116を制御してホストデバイス200との通信接続処理を行う(S308)。これと共に、回転検出部117を使用して現在の携帯デバイス100の方向を検出し、S303で検出した回転基準位置に対する相対回転方向を検出する(S309)。システム制御部111は、当該検出した回転方向に応じた処理を行う(S310)。例えば図1/図4の例であれば、右方向(方向a)に回転されている場合には、ストレージディスク/メモリ114に記憶されている複数の画像ファイルを、連続して読み出して無線通信部116からホストデバイス200へスライドショーとして送信し、左方向(方向b)に回転されている場合には、ストレージディスク/メモリ114に記憶されている1つの画像ファイルを読み出して無線通信部116からホストデバイス200へ送信することとなる。
本実施形態では、回転方向を検出し、その方向に応じてユーザは所望の操作を行うことができる。これにより、TransferJet等の近接無線通信を用いて、複数の処理が可能であっても、メニューの複雑化等を避けて簡易な操作で複数の処理(アプリケーション)を利用可能とすることができる。
また、本実施例では、1回目にホストデバイス200と通信可能となった場合にメニュー画面を表示すると共に基準位置を取得し、2回目にホストデバイス200と通信可能となった場合に、1回目の基準位置からの相対的な回転方向を検出して処理を行う。つまり、ホストデバイス200との関係で相対的な位置関係のみで操作することができるので、直感的に操作しやすい。
更に、本実施例では、一度通信可能範囲外となる前後での携帯デバイス100の方向の変化に応じて処理を決定する。ユーザに一度通信範囲外とさせることで、ユーザに直感的でわかりやすい操作を提供することができる。
尚、本実施形態では、基準位置を取得(図3のS303)後、一度通信可能範囲外となった後、再度通信可能範囲内となった場合の位置を取得(図3のS309)することにより回転方向を検出したが、これに限られるものではない。例えば、通信可能範囲外とならずとも、第1のタイミングで回転基準位置を取得し、その後一定時間経過した第2のタイミングで再度方向を検出することにより回転方向を検出することもできる。一度通信範囲外とさせずにすめば、ユーザは携帯デバイス100を回すだけで操作を行うことができるので、より小さい動作で操作可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、1回目の基準位置を元に2回目に検出した回転方向に応じて処理を行っていたが、これに限られるものではない。例えば、磁石等により絶対的な方向や、ホストデバイス200に対する相対的な位置関係を検出し、当該方向に応じて処理を行うようにしても良い。
図5は、第2の実施形態にかかる携帯デバイス100の構成及び処理の流れを示す図である。尚、第1の実施形態と同様の構成に対しては、同じ符号を付すと共に、説明を省略する。
第2の実施形態の携帯デバイス100と、第1の実施形態の携帯デバイス100との違いは、回転検出部117の代わりに方向検出部119を備える点である。回転検出部117は、ジャイロセンサ等を用いて、第1のタイミング(1回目に通信可能となったタイミング)を基準位置として、そこからの相対的回転方向を第2のタイミング(2回目に通信可能となったタイミング)で検出していたが、本実施形態の方向検出部119は、絶対的な方向(方角)や、ホストデバイス200に対する相対的な位置関係を磁石やジャイロセンサ等を用いて検出する。
続いて、第2の実施形態に係る携帯デバイス100の処理の流れについて、図6を参照しながら説明する。図6は、第2の実施形態に係る携帯デバイス100の処理の流れを示す図である。
携帯デバイス100の動作時には、例えば底面(載置面)に配置されているアンテナ部115で受信する電波強度を電波強度解析部116aで常時検出しており、電波強度が一定値(閾値)以上となってホストデバイス200と通信可能であるか否かを判別している(S601)。
ホストデバイス200と通信可能となった場合には(S601のYes)、システム制御部111は無線通信部116を制御してホストデバイス200との通信接続処理を行う(S602)。これと共に、方向検出部119を使用して現在の携帯デバイス100の方向を検出し(S603)、この方向に応じた処理を行う(S604)。ここでの携帯デバイス100の方向とは、例えば方角や、ホストデバイス200との相対的方向(例えば、ホストデバイス200の長手方向と平行であるか、短手方向と平行であるか等)を指す。
本実施形態では、通信可能となった時点の携帯デバイス100方向を検出し、その方向に応じてユーザは所望の操作を行うことができる。これにより、TransferJet等の近接無線通信を用いて、複数の処理が可能であっても、メニューの複雑化等を避けて簡易な操作で複数の処理(アプリケーション)を利用可能とすることができる。
本実施形態では、基準位置を取得せずに、絶対的方向に応じて処理を行う。よって、ユーザは1度載置するだけで処理を行うことができるので、操作が簡易となる。
(第3の実施形態)
第1、第2の実施形態は、アンテナ部115を1つしか有していなかったが、これに限られるものではなく、複数有していても良い。アンテナ部を複数有する実施形態について、以下説明する。尚、本実施形態において、第1/第2実施形態と同様の構成については、同じ符号を付すと共に説明を省略する。
図7は、第3の実施形態に係る携帯デバイス100とホストデバイス200とを示す斜視図である。本実施形態の携帯デバイス100及びホストデバイス200は、互いにTransferJet等の近接無線通信により通信を行う。本実施形態における近接無線通信は、通信可能範囲が1〜10cm以内であり、携帯デバイス100をホストデバイス200に触れるような距離にまで近づけた時に、無線接続が確立されて、データ通信を行うものである。
図7は、第3の実施形態に係る携帯デバイス100を示す斜視図である。図7に示すように、本実施形態の携帯デバイス100は略直方体形状をしているものとする。携帯デバイス100aの直方体形状の面部101〜106の近傍(面の内壁近傍)には、それぞれアンテナ115a〜115fが配置されている。面部101〜106(及び、その近傍に配置されるアンテナ115a〜115f)には、其々以下のアプリケーションが対応付けられている。
面部101:USB Mass Storage用アプリケーションプログラム
面部102:Ethernet(登録商標)用のアプリケーションプログラム
面部103:OBEX Client用のアプリケーションプログラム
面部104:OBEX Server用のアプリケーションプログラム
面部105:予備
面部106:予備
ユーザが携帯デバイス100の面部101〜106のいずれかをホストデバイス200に向けて近接させることにより、システム制御部111は、ホストデバイス200に最も近接する面に対応付けられたアプリケーションプログラムを起動し、当該面部近傍にあるアンテナ部を用いて近接無線通信を行う。
図1の例では、面部101が重力方向にあるホストデバイス200に近接されると、システム制御部111はUSB Mass Storage用のアプリケーションプログラムを起動するので、携帯デバイス100はUSB Mass Storageとして機能するデバイスとなる。同様に、面部102が重力方向にあるホストデバイス200に近接されると、システム制御部111はEthernet(登録商標)用のアプリケーションプログラムを起動するので、携帯デバイス100はEthernet(登録商標)の機能を用いて通信可能なデバイスとなる。また、面部103が重力方向にあるホストデバイス200に近接されると、システム制御部111はOBEX Server用のアプリケーションプログラムを起動するので、携帯デバイス100はOBEX Serverとして機能するデバイスとなる。
図9は、第3の実施形態に係る携帯デバイス100の構成を示す図である。図9に示すように、第1の実施形態に係る携帯デバイス100は、アンテナ部115a〜115fを備えると共に、3次元傾き情報検出部120を備える。
システム制御部111は、携帯デバイス100のシステム全体を制御する。システム制御部111を構成するCPU101aは、携帯デバイス100の動作を制御するプロセッサであり、オペレーティングシステムのほか、USB Mass Storage用アプリケーションプログラム、Ethernet(登録商標)用アプリケーションプログラム、OBEX Client用アプリケーションプログラム、OBEX Server用アプリケーションプログラム等を実行する。
ROM113には、各面部101〜106(アンテナ部115a〜115f)がどのアプリケーションプログラムに対応付けられているかに関する情報や、携帯デバイス100aの各機能ブロックを制御するためのプログラムが格納されている。
アンテナ部115を構成するアンテナ部115a〜115fは、面部101〜106の近傍に其々配置されている。無線通信部116は、アンテナ部115a〜115fのいずれかを使用して無線通信の制御を行う。尚、本実施形態では、3次元傾き検出部120により重力方向に向いていると検出されたアンテナ以外のアンテナへの通電を無線通信部112は止め、重力方向に向いているアンテナによる近接無線通信の障害とならないように制御を行う。
3次元傾き情報検出部120は、具体的にはジャイロセンサ、加速度センサ等から構成され、携帯デバイス100の前後、上下、左右等の傾きを検出するためのものである。3次元傾き情報検出部120は、携帯デバイス100がどの方向を向いているかを検出する。
図10は、携帯デバイス100におけるプロトコルスタックを示す図である。図10に示すように、携帯デバイス100のプロトコルスタックは、物理層1010、MAC層1020、Convergence層1030、エミュレーション層1040からなる。物理層1010は、物理的な伝送方式や接続方法を定めた層であり、MAC層1020は、送受信するフレームの構造やメディアへのアクセス方法を定めた層である。Convergence層1030は、エミュレーション層1040から受けた送信データを下位のMAC層1020に渡すと共に、MAC層1020から受けたデータを上位のエミュレーション層1040に渡す層である。
エミュレーション層1040は、図示しない上位のアプリケーションプログラムに対して、其々USB Mass Storage、Ethernet(登録商標)、OBEXとして見せることができるUSB Mass Storageエミュレーション層1041、Ethernet(登録商標)エミュレーション層1042、OBEXエミュレーション層1043を有している。従って上位のアプリケーションプログラムは、Convergence層1030、MAC層1020、物理層1010を介してデータ通信を行うことにより、無線でこれらエミュレーション層1040の機能を使用することが可能となる。
以下、本実施形態における携帯デバイス100の動作について説明する。図11は、第3実施形態に係る携帯デバイス100の動作を示すフローチャートである。図11に示すように、携帯デバイス100のアプリケーションプログラムに対応付けられた面部101〜106のいずれかが、ユーザにより、ホストデバイス200が位置する重力方向に向けて載置される(S1101)。
携帯デバイス100がホストデバイス200に載置されると、携帯デバイス100の面部101〜106のいずれの面が重力方向に向いているか(即ち、ホストデバイス200の方向に向いているか)を、3次元傾き検出部120により検出する(S1102)。システム制御部111は、3次元傾き検出部120の検出信号から、重力方向に向いている面部に対応付けられたアプリケーションプログラムを起動する(S1103)。これにより、携帯デバイス100の機能選択がなされる。表示部118は、実行しているアプリケーションプログラム(機能)に関する情報を表示し、ユーザに報知する。尚、ユーザへの報知方法については、音声等であってもよい。
次に、選択されたアプリケーションプログラムが起動されている携帯デバイス100がホストデバイス200に近づけられると(S1104)、無線接続が確立され(S1105)、アプリケーションプログラムに沿ったデータ通信を行う(S1106)。
本実施形態によれば、デバイス同士を近づける面、即ち携帯デバイス100の方向にアプリケーションプログラムを対応付けることにより、近づける面の選択=アプリケーションプログラムの選択とすることができ、デバイス同士を近づけるという直感的な操作を損なわずに機能選択することができる方法をユーザに提供することができる。これにより、TransferJet等の近接無線通信を用いて、複数の処理が可能であっても、メニューの複雑化等を避けて簡易な操作で複数の処理(アプリケーション)を利用可能とすることができる。
また、本実施形態によれば、3次元傾き情報検出部120が携帯デバイス100の面部101〜106のうちでいずれの面が重力方向に向いているかを検出することによって、携帯デバイス100の方向を検出するため、簡易な手法で確実に携帯デバイスの方向を検出することが可能となる。
更に、表示部118は選択されたアプリケーションプログラムを報知するため、ユーザは確実に所望のアプリケーションプログラムによって近接無線通信を行うことが可能となる。
加えて、アンテナ部115は、面部101〜106の其々の近傍に設置されているアンテナ115a〜115fを有しており、其々が各アプリケーションプログラムに対応付けられているため、携帯デバイス100がホストデバイス200への方向に対して厚みがある形状を有するものであり、携帯デバイス100が様々な方向に向いていたとしても、確実に電波を送受信してホストデバイス200と近接無線通信を行うことが可能となる。
尚、本実施例では、USB Mass Storageや、OBEX Client/Server等のアプリケーションプログラムを、各面部に対応付けているが、これに限られるものではなく、例えば、第1/第2の実施形態のように、行う処理を各面部に対応付けるようにしても良い。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について説明する。尚、本実施形態において、第1〜第3実施形態と同様の構成については、同じ符号を付すと共に説明を省略する。
図12は、第4実施形態に係る携帯デバイス100の構成を示すブロック図である。本実施形態においては、携帯デバイス100は3次元傾き検出部120を備えていない代わりに、無線通信部116が電波強度解析部116aを備えている点が第3実施形態と異なっている。
電波強度解析部116aは、アンテナ部115a〜115fが受信した電波強度を解析することにより、携帯デバイス100の方向を検出する。電波強度解析部116aは、近接無線通信時には、最も受信電波強度が高いアンテナのみをONとし、それ以外のアンテナはOFFとする。システム制御部111は、アンテナ115a〜115fのいずれかの内で、最も受信する電波強度の高いアンテナに対応付けられたアプリケーションプログラムを起動する。
以下、本実施形態における携帯デバイス100の動作について説明する。図13は、第3実施形態に係る携帯デバイス100の動作を示すフローチャートである。
図13に示すように、携帯デバイス100の各アプリケーションプログラムに対応付けられた面部101〜106のいずれかが、ユーザによりホストデバイス200の方向に向けられる(S1301)。
電波強度解析部116aは、アンテナ部115a〜115fが受信した電波強度を解析することにより、携帯デバイス100の方向を検出する(S1302)。システム制御部111は、電波強度解析部116aでの検出信号から、アンテナ部115a〜115fの内で最も受信電波強度の強いアンテナ部に対応付けられたアプリケーションプログラムを起動する(S1303)。これにより、携帯デバイス100の機能選択がなされる。以下のS1304〜S1306のステップは、第3実施形態におけるS1104〜S1106と同様に行われるので説明を省略する。
本実施形態では、重力方向を基準とするのではなく、電波強度解析部116aが、アンテナ部115a〜115fにより受信された電波の電波強度を解析することにより携帯デバイス100の方向が検出されるため、ホストデバイス200のアンテナ配置面が重力方向と垂直に設置されていないような場合であっても、確実にアプリケーションプログラムの選択が可能となる。
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5実施形態について説明する。尚、本実施形態において、第1〜第4実施形態と同様の構成については、同じ符号を付すと共に説明を省略する。
図14は、第5実施形態に係る携帯デバイス100の構成を示すブロック図である。図14に示すように、本実施形態の携帯デバイス100は、アンテナ部115の1つのアンテナのみを備えている点が第3実施形態と異なる。
ROM113には、面部101〜106の其々に対し、どのアプリケーションが対応付けられているかに関する情報が記憶されている。システム制御部111は、3次元傾き情報検出部120からの検出信号から、重力方向に向いている面に対応付けられたアプリケーションプログラムを起動する。本実施形態の近接無線通信時の動作は、図11のS1101〜1106と同様に行われるので説明を省略する。
本実施形態においては、1のアンテナ部115のみで構成可能であるので、携帯デバイス100をより簡易な構成とし、小型化、低価格化が可能となる。特に、どの面に載置した場合であってもアンテナ115で通信できる場合、即ち筐体が十分に小さい/薄い場合に、好適な実装方法となる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
100・・・携帯デバイス
101、102、103、104、105、106・・・面部
111・・・システム制御部
111a・・・CPU
112・・・RAM
113・・・ROM
114・・・ストレージディスク/メモリ
115、115a、115b、115c、115d、115e、115f・・・アンテナ

116・・・無線通信部
116a・・・電波強度解析部
117・・・回転検出部
118・・・表示部
119・・・回転検出部
120・・・3次元傾き検出部
200・・・ホストデバイス

Claims (5)

  1. 通信相手と近接無線通信を行う無線通信装置であって、
    近接無線通信時に前記無線通信装置が取り得る複数の方向と、近接無線通信で用いる複数のアプリケーションプログラムとを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記無線通信装置の方向を検出する方向検出手段と、
    前記方向検出手段で検出する方向に応じて、通信相手との近接無線通信を、該近接無線通信時の前記無線通信装置の方向に対応付けられた前記アプリケーションプログラムを用いて行う近接無線通信手段と
    を備える無線通信装置。
  2. 前記方向検出手段は、重力方向を検出することによって前記無線通信装置の方向を検出する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記方向検出手段は、前記近接無線通信手段が前記通信相手から受信する無線通信信号の受信強度を検出することによって前記無線通信装置の方向を検出する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 無線通信装置に前記近接無線通信手段が用いている前記アプリケーションプログラムを報知する報知手段
    を更に備える、請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記近接無線通信手段は、複数のアンテナを有し、前記無線通信装置の方向に対応した前記アンテナを用いて近接無線通信を行い、該近接無線通信時に他のアンテナを無効化する、
    請求項2に記載の無線通信装置。
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