JP2010028244A - ヒステリシスコンパレータ回路及びそれを用いた遅延回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路規模を大型化することなく、大きな遅延時間を得る。
【解決手段】遅延対象の矩形波の入力信号Vinを台形波発生回路10により台形波信号Vcに変換し、その台形波信号の中間電圧よりも高く設定された第1のスレッショルド電圧Th1を有するインバータ21と、中間電圧よりも低く設定された第2のスレッショルド電圧Th2を有するインバータ22とで、台形波信号Vcと第1及び第2のスレッショルド電圧を比較し、インバータ21とインバータ22の出力でバッファ回路23を駆動し、台形波信号Vcに同期して反転し、かつ遅延した矩形波の出力信号Voutを生成する。
【選択図】 図2
【解決手段】遅延対象の矩形波の入力信号Vinを台形波発生回路10により台形波信号Vcに変換し、その台形波信号の中間電圧よりも高く設定された第1のスレッショルド電圧Th1を有するインバータ21と、中間電圧よりも低く設定された第2のスレッショルド電圧Th2を有するインバータ22とで、台形波信号Vcと第1及び第2のスレッショルド電圧を比較し、インバータ21とインバータ22の出力でバッファ回路23を駆動し、台形波信号Vcに同期して反転し、かつ遅延した矩形波の出力信号Voutを生成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ヒステリシスコンパレータ回路及びそれを用いた遅延回路に係り、特に、回路規模を大きくすることなく矩形波信号の遅延時間を長くするのに好適な技術に関する。
従来、矩形波信号を遅延させる遅延回路は種々の用途に用いられている。このような遅延回路として、例えば、特許文献1に記載されているように、遅延対象の矩形波信号の立ち上がりと立ち下がりのタイミングでコンデンサを充放電させ、そのコンデンサの端子電圧によりオンオフされるインバータ回路を備えて構成されている。これによれば、コンデンサの充放電電流を可変制御して、コンデンサ電圧の立ち上がり又は立ち下がりの傾きを制御することにより、入力される矩形波信号に同期した台形波信号を発生し、その台形波信号の中間電圧をスレッショルド電圧Vthとするインバータ回路により台形波信号を波形整形して、遅延時間が可変された矩形波信号を発生することができる。
ところで、特許文献1等の従来技術の方式によれば、矩形波信号の遅延可能な時間は、コンデンサの端子電圧が三角波状に変化するように充放電する場合であり、矩形波信号の周期の1/4が最大遅延時間である。
したがって、矩形波信号の周期の1/4以上遅延させたいときは、同様の遅延回路を複数段直列に接続した多段遅延回路により遅延させることになる。特に、矩形波信号が高周波信号の場合は信号周期が短いために、1段当たりの最大遅延時間が短いので、必要な遅延時間を得るために、遅延回路を多段にして用いる必要がある。その場合、遅延回路の回路規模が大型化することから、回路を構成する素子が多くなり、それらの素子の特性のばらつきにより遅延時間がばらつくという問題がある。
本発明が解決しょうとする課題は、回路規模を大型化することなく、大きな遅延時間を得ることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、遅延回路に好適なヒステリシスコンパレータ回路を構成したことを特徴とする。すなわち、本発明のヒステリシスコンパレータ回路は、入力される台形波信号の中間電圧よりも高く設定された第1のスレッショルド電圧と、前記中間電圧よりも低く設定された第2のスレッショルド電圧を有し、前記台形波信号と第1及び第2のスレッショルド電圧を比較し、前記台形波信号に同期して反転し、かつ遅延した矩形波の出力信号を生成することを特徴とする。
すなわち、本発明のヒステリシスコンパレータ回路は、コンデンサ端子電圧などの台形波信号の中間電圧よりも高く設定された第1のスレッショルド電圧と、台形波信号の中間電圧よりも低く設定された第2のスレッショルド電圧と台形波信号とを比較し、例えば、台形波信号が第1のスレッショルド電圧を超えたときに立ち上がり、台形波信号が第2のスレッショルド電圧を下回ったときに立ち下がる前記出力信号を出力する。例えば、遅延対象の入力信号Vinに対する出力信号Voutの遅延時間Tは、台形波発生回路から出力される台形波信号Vcの立上りから、ヒステリシスコンパレータ回路のスレッショルド電圧Th1に至る時間で決まる。
したがって、台形波信号Vcに対して立上り時はスレッショルド電圧Th1をVcの中間電圧より高く、立下り時はスレッショルド電圧Th2をVcの中間電圧より低いヒステリシスコンパレータ回路を用いることで、立上り及び立下りともに同じ中間電圧のスレッショルド電圧を用いた従来技術に比べて、遅延時間を大きくすることができる。
この場合において、ヒステリシスコンパレータ回路は、電源と接地間にそれぞれ接続され前記台形波信号がゲートにそれぞれ入力される第1のCMOSインバータと第2のCMOSインバータと、電源と接地間に直列接続されたPMOSとNMOSの共通接続点から前記台形波信号に同期し、かつ設定時間遅延された矩形波信号を出力する出力回路とを備えてなり、前記第1のCMOSインバータと前記第2のCMOSインバータのスレッショルド電圧は、それぞれ前記第1のスレッショルド電圧と前記第2のスレッショルド電圧に設定され、前記出力回路のPMOSのゲートに前記第1のCMOSインバータの出力が入力され、前記出力回路のNMOSのゲートに前記第2のCMOSインバータの出力が入力されてなる構成とすることができる。
さらに、この場合において、前記第1のスレッショルド電圧と前記第2のスレッショルド電圧は、第1のCMOSインバータと第2のCMOSインバータを構成するPMOSとNMOSの電流駆動能力を異ならせて可変設定される構成とすることができる。
また、第1のスレッショルド電圧と第2のスレッショルド電圧は、可変できる構成とすることができる。この場合、例えば、第1のスレッショルド電圧と第2のスレッショルド電圧に対応させてスレッショルド電圧が異なる複数のインバータを備え、該インバータを選択して第1のスレッショルド電圧と第2のスレッショルド電圧を可変する構成とすることができる。
また、本発明の遅延回路は、上記のいずれかのヒステリシスコンパレータ回路を備え、その入力信号である台形波信号として、遅延対象の矩形波の入力信号に同期してコンデンサを充放電するとともに、前記コンデンサの充放電電流を制御して得られるコンデンサ端子電圧を出力する台形波発生回路とを備えて構成することができる。
本発明によれば、回路規模を大型化することなく、大きな遅延時間を得ることができる。
以下、本発明の遅延回路を実施例に基づいて説明する。
図1に本発明の一実施例の遅延回路のブロック構成図を示し、図2に本実施例の具体的な一例の回路構成図を示す。
図1に示すように、本実施例の遅延回路は、入力される矩形波の入力信号Vinに同期し、かつ、遅延時間を可変制御する信号Ictrlに基づいた立上り角度及び立下り角度を有する台形波電圧の信号Vcを発生する台形波発生回路1と、台形波発生回路1から出力される信号Vcに基づいて入力信号Vinを設定時間遅延した出力信号Voutを出力するヒステリシスコンパレータ回路2を有して構成されている。
台形波発生回路1としては、図2に示す公知の台形波発生回路10を用いることができる。すなわち、図2に示すように、台形波発生回路10は、制御電源VDDと接地との間に接続されたPMOS素子のM1と定電流源11とNMOS素子のM2の直列回路を備えている。定電流源11は、遅延時間を制御する信号Ictrlに相当する電流を供給するようになっている。また、台形波発生回路10は、制御電源VDDと接地との間に直列接続されたPMOS素子のM3とM4、及びNMOS素子のM5とM6を備えている。M1とM3のゲートは定電流源11の正側に共通接続され、M2とM6のゲートは定電流源11の負側に共通接続され、これによりM1とM3、M2とM6はそれぞれカレントミラーを構成している。また、M4とM5のゲートには、遅延対象の入力信号Vinが入力され、M4とM5の直列接続点はコンデンサCを介して接地されている。
これにより、M4とM5は、図3(a)に示す矩形波の入力信号Vinに同期してオンオフされる。そして、M4がオンのときにコンデンサCが信号Ictrlに相当する定電流で充電され、M4がオンのときにコンデンサCが信号Ictrlに相当する定電流で放電される。これにより、図3(b)に示すように、入力信号Vinに同期したコンデンサCの端子電圧である台形波電圧Vcが、ヒステリシスコンパレータ回路20に入力される。
ヒステリシスコンパレータ回路20は、制御電源VDDと接地間にそれぞれ接続され台形波電圧Vcがそれぞれゲートに共通に入力される第1のCMOSインバータ21と第2のCMOSインバータ22と、出力回路23を備えて構成されている。第1のCMOSインバータ21は、PMOS素子のM9とNMOS素子のM10から構成され、第2のCMOSインバータ22はPMOS素子のM7とNMOS素子のM8から構成されている。
ここで、M9の電流駆動能力は、M10の電流駆動能力に比べて大きく設定され、これにより第1のCMOSインバータ21のスレッショルド電圧Th1は、台形波電圧Vcの中間電圧よりも高く設定されている。また、M8の電流駆動能力は、M7の電流駆動能力に比べて大きく設定され、これにより第2のCMOSインバータ22のスレッショルド電圧Th2は、台形波電圧Vcの中間電圧よりも低く設定されている。
一方、出力回路23は、制御電源VDDと接地間に直列接続されたPMOS素子のM11とNMOS素子のM12を備え、M11のゲートに第1のCMOSインバータ21の出力が入力され、M12のゲートに第2のCMOSインバータ22の出力が入力されている。これにより、M11は第1のCMOSインバータ21の出力でオンオフされ、M12は第2のCMOSインバータ22の出力でオンオフされるようになっている。また、M11とM12の直列接続点が出力端子24に接続され、遅延された出力信号Voutを出力するようになっている。
このように構成される実施例1の動作について、図3の波形図を参照して説明する。前述したように、図3(a)に示す矩形波の入力信号Vinに同期してM4,M5がオンオフされると、コンデンサCが信号Ictrlに相当する定電流で充放電される。これにより、図3(b)に示すように、入力信号Vinの立上りに同期してコンデンサCが放電され、入力信号Vinの立下りに同期してコンデンサCが充電される。その結果、コンデンサCの端子電圧である台形波電圧Vcが、ヒステリシスコンパレータ回路20に入力される。
ヒステリシスコンパレータ回路20において、図3(c)に示すように、台形波電圧Vcが第1のCMOSインバータ21のスレッショルド電圧Th1を下回ると、第1のCMOSインバータ21の出力が“H”になりM11がオフされ、スレッショルド電圧Th1を超えると第1のCMOSインバータ21の出力が“L”になりM11がオンになる。一方、図3(d)に示すように、台形波電圧Vcが第2のCMOSインバータ22のスレッショルド電圧Th2を下回ると、第2のCMOSインバータ22の出力が“H”になりM12がオンされ、スレッショルド電圧Th2を超えると第2のCMOSインバータ22の出力が“L”になりM12がオフされる。
ここで、M11がオンのとき出力信号Voutは“H”レベル、M12がオンのとき出力信号Voutは“L”レベル、M11とM12がともにオフのときは寄生容量又は負荷容量により、前の状態が保持される。その結果、出力信号Voutは、図3(e)に示すようになり、入力信号Vinが遅延時間T遅れた出力信号Voutになる。
すなわち、入力信号Vinに対する出力信号Voutの遅延時間Tは、台形波発生回路10から出力される台形波電圧Vcの立上りから、次段の第1のCMOSインバータ21のスレッショルド電圧Th1に至る時間で決まる。つまり、台形波電圧Vcに対して立上り時はスレッショルド電圧Th1をVcの中間電圧より高く、立下り時はスレッショルド電圧Th2をVcの中間電圧より低いヒステリシスコンパレータ回路を用いることで、立上り及び立下りともに同じ中間電圧のスレッショルド電圧を用いた従来技術に比べて、回路規模を大型化することなく、大きな遅延時間を得ることができる。
本実施例の遅延回路は、半導体集積回路の製造技術によって単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に、他の回路と共に形成することができるのはいうまでもない。
図4に本発明の他の実施例の遅延回路のブロック構成図を示し、図5に本実施例のヒステリシスコンパレータ回路のブロック構成図を示す。
図4に示すように、本実施例が図1の実施例1と相違する点は、ヒステリシスコンパレータ回路3のスレッショルド電圧Th1、Th2を、スレッショルド電圧の制御信号Vtinにより可変設定できるようにしたことにある。
本実施例のヒステリシスコンパレータ回路3は、図5に示すブロック構成図のように、インバータ回路31と、インバータ回路32を備えて構成されている。インバータ回路31は、入力される制御信号Vtinに基づいてスレッショルド電圧を可変するように構成されている。つまり、台形波発生回路1から出力されるVcの立上りを検出するスレッショルド電圧Th1と、立下りを検出するスレッショルド電圧Th2を可変して、インバータ回路31から出力される出力信号33にヒステリシス特性を持たせることができる。インバータ回路32は、出力信号33を反転して入力信号Vinに対してスレッショルド電圧Th1、Th1に応じた時間、遅延された出力信号Voutを出力する。
本実施例によれば、実施例1と同様に、台形波電圧Vcに対して立上り時はスレッショルド電圧Th1をVcの中間電圧より高く、立下り時はスレッショルド電圧Th2をVcの中間電圧より低いヒステリシスコンパレータ回路を用いることで、立上り及び立下りともに同じ中間電圧のスレッショルド電圧を用いた従来技術に比べて、回路規模を大型化することなく、大きな遅延時間を得ることができる。
図6に、図4の実施例2のヒステリシスコンパレータ回路3に適用可能な具体的な実施例の回路構成図を示す。図に示すように、ヒステリシスコンパレータ回路30は、インバータ回路35と、インバータ回路36を備えて形成されている。インバータ回路35は、PMOS素子のM21とM22、及びNMOS素子のM23とM24の直列回路を制御電源VDDと接地との間に接続し、それらのM21〜24のゲートに台形波発生回路1から出力されるVcが入力されている。また、M21にはPMOS素子のM25が並列接続され、M24にはNMOS素子のM26が並列接続されている。M22とM23の共通接続点の電位がインバータ回路35の出力信号37である。
一方、インバータ回路36は、PMOS素子のM27とNMOS素子のM28の直列回路を制御電源VDDと接地との間に接続し、それらのM27、28のゲートにインバータ回路35の出力信号37が入力されている。M27とM28の共通接続点の電位がインバータ回路36の出力信号Voutである。さらに、出力信号Voutが制御信号Vtinとして、インバータ回路35のM25及びM26のゲートにフィードバックされている。これにより、インバータ回路35は、スレッショルド電圧Th1、Th2を可変するように構成されている。
このように構成される本実施例の動作について説明する。Voutが“L”のときM25はオンするから、M21のドレイン−ソース間は短絡される。これにより、インバータ回路35のスレショルド電圧はM22と(M23+M24)の電流駆動能力比の逆比で決まる。そこで、スレッショルド電圧Th1がVcの中間電圧より高くなるように、それらのMOSのチャンネルの長さLと幅Wを設定する。逆に、Voutが“H”のときM26がオンし、M24のドレイン−ソース間が短絡されるので、スレショルド電圧は(M21+M22)とM23の電流駆動能力比の逆比で決まる。そこで、スレッショルド電圧Th2がVcの中間電圧より低くなるように、それらのMOSのチャンネルの長さLと幅Wを設定する。
ここで、インバータ回路35の入力電圧Vcが“H”であったとすると、インバータ回路35の出力信号37は“L”となり、インバータ36の出力信号Voutは“H”となる。これにより、入力電圧Vcの立下り時のスレッショルド電圧Th2は低く設定される。次に、入力電圧Vcが“L”になると、インバータ回路35の出力信号37は“H”となり、インバータ36の出力信号Voutは“L”となり、入力電圧Vcの立上り時のスレッショルド電圧Th1は高く設定される。
このようにして、本実施例のヒステリシスコンパレータ回路30によれば、入力電圧Vcの立上りと立下りでスレッショルド電圧Th1、Th2が変わるため、ヒステリシス特性を示すことになる。
図7に、本実施例の動作波形の一例を示す。図示のように、台形波発生回路1から入力電圧Vcが入力されると、インバータ回路35からは出力信号37が出力され、これによりインバータ回路36から出力信号Voutが出力される。
本実施例のヒステリシスコンパレータ回路30によれば、演算増幅器を用いずにヒステリシスコンパレータ回路を構成できるから、演算増幅器に必要なバイアス電流が不要となるから、高速かつ小規模で、省電力のヒステリシスコンパレータ回路を実現できる。
図8に、図4の実施例2のヒステリシスコンパレータ回路3に適用可能なさらに他の実施例の回路構成図を示す。図に示すように、本実施例のヒステリシスコンパレータ回路40は、台形波発生回路1から入力電圧Vcが入力される複数N個(Nは、2以上の自然数)のインバータ回路Inv1〜InvNと、インバータ回路Inv1〜InvNの出力を制御信号Vctrlに従って切り替えて出力するセレクタ回路41と、セレクタ回路41の出力信号42,43でオンオフされるPMOS素子のM41、PMOS素子のM42を直列接続してなるバッファ回路44を有して形成されている。そして、制御信号Vctrlによりインバータ回路Inv1〜InvNを切り替え選択して、所望のスレッショルド電圧Th1、Th2を有するインバータ回路を選択する。
したがって、本実施例によれば、制御信号Vctrlによりスレッショルド電圧Th1、Th2を変更設定できるから、遅延回路に適用することにより、遅延時間を簡単に可変設定することが可能になる。
以上、本発明のヒステリシスコンパレータ回路を、矩形波信号の遅延回路に適用した実施例に基づいて説明したが、ヒステリシスコンパレータ回路単独で利用することができるのは言うまでもない。
1、10 台形波発生回路
2、3、20 ヒステリシスコンパレータ回路
2、3、20 ヒステリシスコンパレータ回路
Claims (8)
- 入力される台形波信号の中間電圧よりも高く設定された第1のスレッショルド電圧と、前記中間電圧よりも低く設定された第2のスレッショルド電圧を有し、前記台形波信号と第1及び第2のスレッショルド電圧を比較し、前記台形波信号に同期して反転し、かつ遅延した矩形波の出力信号を生成するヒステリシスコンパレータ回路。
- 請求項1に記載のヒステリシスコンパレータ回路において、
前記出力信号は、前記台形波信号が第1のスレッショルド電圧を超えたときに立ち上がり、前記台形波信号が第2のスレッショルド電圧を下回ったときに立ち下がる信号であることを特徴とするヒステリシスコンパレータ回路。 - 請求項1に記載のヒステリシスコンパレータ回路において、
前記ヒステリシスコンパレータ回路は、電源と接地間にそれぞれ接続され前記台形波信号がゲートにそれぞれ入力される第1のCMOSインバータと第2のCMOSインバータと、電源と接地間に直列接続されたPMOSとNMOSの共通接続点から前記台形波信号に同期し、かつ設定時間遅延された矩形波信号を出力する出力回路とを備えてなり、
前記第1のCMOSインバータと前記第2のCMOSインバータのスレッショルド電圧は、それぞれ前記第1のスレッショルド電圧と前記第2のスレッショルド電圧に設定され、前記出力回路のPMOSのゲートに前記第1のCMOSインバータの出力が入力され、前記出力回路のNMOSのゲートに前記第2のCMOSインバータの出力が入力されてなることを特徴とするヒステリシスコンパレータ回路。 - 請求項3に記載のヒステリシスコンパレータ回路において、
前記第1のスレッショルド電圧と前記第2のスレッショルド電圧は、第1のCMOSインバータと第2のCMOSインバータを構成するPMOSとNMOSの電流駆動能力を異ならせて可変設定されることを特徴とするヒステリシスコンパレータ回路。 - 請求項1に記載のヒステリシスコンパレータ回路において、
前記第1のスレッショルド電圧と前記第2のスレッショルド電圧は、可変であることを特徴とするヒステリシスコンパレータ回路。 - 請求項5に記載のヒステリシスコンパレータ回路において、
前記第1のスレッショルド電圧と前記第2のスレッショルド電圧に対応させてスレッショルド電圧が異なる複数のインバータを備え、該インバータを選択して前記第1のスレッショルド電圧と前記第2のスレッショルド電圧を可変することを特徴とするヒステリシスコンパレータ回路。 - 請求項1に記載のヒステリシスコンパレータ回路において、
前記ヒステリシスコンパレータ回路は、電源と接地間に直列接続された第1と第2のPMOS及び第3と第4のNMOS及び前記第1のPMOSに並列接続された第5のPMOSと前記第4のNMOSに並列接続された第6のNMOSからなる第1のインバータと、電源と接地間に直列接続されたPMOSとNMOSからなる第2のインバータとを備え、第1のインバータの第1と第2のPMOS及び第3と第4のNMOSのゲートに台形波信号を入力し、第2のインバータのPMOSとNMOSの共通接続点の電圧を出力信号とするとともに、該出力信号を前記第1のインバータの第5のPMOSと第6のNMOSのゲートに入力してなり、前記台形波信号に同期し、かつ設定時間遅延された矩形波の出力信号を出力することを特徴とするヒステリシスコンパレータ回路。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のヒステリシスコンパレータ回路を備え、
前記台形波信号として、遅延対象の矩形波の入力信号に同期してコンデンサを充放電するとともに、前記コンデンサの充放電電流を制御して得られるコンデンサ端子電圧を出力する台形波発生回路とを備えてなる遅延回路。
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