JP2010024848A - 内燃機関の自動停止再始動装置 - Google Patents

内燃機関の自動停止再始動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の自動停止再始動装置において、内燃機関の自動停止中においても触媒床温を正確に推定する技術を提供する。
【解決手段】自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止させ且つ自動再始動条件が成立したときに前記内燃機関を自動的に再始動させる自動制御手段と、内燃機関の排気通路に配置され排気を浄化するDPNRと、DPNR上流の排気通路に配置されDPNR上流排気温度を検出する排気温度センサと、を備え、自動制御手段が内燃機関を自動停止させた自動停止中に、排気温度センサが検出するDPNR上流排気温度と、当該DPNR上流排気温度とDPNR温度との温度差を表す自動停止用マップと、に基づいてDPNR床温を推定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関の自動停止再始動装置に関する。
近年、予め設定されている自動停止条件が成立すると内燃機関を自動的に停止させ、自動停止中に自動再始動条件が成立すると内燃機関を自動的に再始動させる制御が行われる車両が普及している。このような車両としては、エコラン(エコノミーランニング)車両、ハイブリッド車両等がある。
これらの車両では、信号待ち等の一時停止時に内燃機関を自動停止させ、車両の再発進時に内燃機関を再始動させる、いわゆるアイドリングストップ制御を行うことができる。また、ハイブリッド車両では、内燃機関の他に駆動原(例えば電気モータ)を備えるため、車両の走行中においても内燃機関を運転条件等に応じて内燃機関の自動停止や自動再始動の制御を行うことができる。これらにより、燃費の向上、エミッションの低減を図ることができる。
このような車両においても、内燃機関の排気通路に配置された触媒の保護と燃費の向上とを両立させるために、触媒床温を推定することが行われている。しかし、内燃機関の自動停止中は、内燃機関の作動中と同様に触媒床温を推定すると推定触媒床温と実際の触媒床温との間に乖離が生じてしまう場合がある。
このため、内燃機関の自動停止中は、内燃機関停止用の所定値に基づいて触媒床温を推定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−173504号公報 特開2007−113467号公報 特開2007−239472号公報 特開2006−291837号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたように内燃機関の自動停止中における触媒床温を推定する場合には、内燃機関の自動停止中の停止時間にかかわらず一定の所定値に基づくため、例えば長時間停止した場合等のように停止時間によっては推定触媒床温と実際の触媒床温との間にやはり乖離が生じてしまう場合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内燃機関の自動停止再始動装置において、内燃機関の自動停止中においても触媒床温を正確に推定する技術を提供することにある。
第1の本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、第1の本発明は、
自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止させ且つ自動再始動条件が成立したときに前記内燃機関を自動的に再始動させる自動制御手段と、
前記内燃機関の排気通路に配置され排気を浄化する触媒と、
触媒近傍の排気通路に配置され触媒近傍排気温度を検出する触媒近傍排気温度検出手段と、
前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中に、前記触媒近傍排気温
度検出手段が検出する触媒近傍排気温度と、当該触媒近傍排気温度と触媒温度との温度差を表す自動停止用マップと、に基づいて触媒床温を推定する第1の自動停止中触媒床温推定手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の自動停止再始動装置である。
内燃機関の排気通路に配置された触媒の保護と燃費の向上とを両立させるために、触媒床温を推定することが行われている。しかし、内燃機関の自動停止中は、内燃機関の作動中と同様に触媒床温を推定すると推定触媒床温と実際の触媒床温との間に乖離が生じてしまう場合がある。
そこで、本発明では、内燃機関の自動停止中は、触媒近傍排気温度検出手段が検出する触媒近傍排気温度と、当該触媒近傍排気温度と触媒温度との温度差を表す自動停止用マップと、に基づいて触媒床温を推定するようにした。
内燃機関の自動停止中は、触媒近傍排気温度検出手段が検出する触媒近傍排気温度と触媒温度との間に強い相関関係がある。このため、触媒近傍排気温度と触媒温度との間の相関関係を予め自動停止用マップとして有していれば、触媒近傍排気温度検出手段が触媒近傍排気温度を検出することで、内燃機関の自動停止中における触媒床温を推定できる。したがって、内燃機関の自動停止中における触媒床温を正確に推定できる。
第2の本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、第2の本発明は、
自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止させ且つ自動再始動条件が成立したときに前記内燃機関を自動的に再始動させる自動制御手段と、
前記内燃機関の排気通路に配置され排気を浄化する触媒と、
触媒直上流の排気通路に配置され触媒流入排気温度を検出する触媒流入排気温度検出手段と、
触媒直下流の排気通路に配置され触媒流出排気温度を検出する触媒流出排気温度検出手段と、
前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中に、前記触媒流入排気温度検出手段が検出する触媒流入排気温度と、当該触媒流入排気温度と触媒温度との温度差を表す流入側自動停止用マップと、に基づいて触媒床温を推定する流入側自動停止中触媒床温推定手段と、
前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中に、前記触媒流出排気温度検出手段が検出する触媒流出排気温度と、当該触媒流出排気温度と触媒温度との温度差を表す流出側自動停止用マップと、に基づいて触媒床温を推定する流出側自動停止中触媒床温推定手段と、
前記流入側自動停止中触媒床温推定手段が推定する触媒床温と、前記流出側自動停止中触媒床温推定手段が推定する触媒床温と、の反映割合を、前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させる直前の触媒上流側床温と触媒下流側床温との差に応じて変更し、前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中の触媒床温を推定する第2の自動停止中触媒床温推定手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の自動停止再始動装置である。
触媒上流側床温と触媒下流側床温とに差が生じる場合がある。このとき、触媒直上流の排気通路に配置された触媒流入排気温度検出手段から触媒流入排気温度を検出して触媒床温を推定すると、推定触媒床温は、触媒上流側床温に近い温度となり、触媒下流側床温とは乖離してしまう場合があった。ここで、触媒下流側は、触媒床温が許容温度よりも高温に昇温される可能性が高い。このため、推定触媒床温は、触媒上流側床温よりも触媒下流側床温に近い温度で算出されることが望ましい。
そこで、本発明では、自動停止させる直前の触媒上流側床温と触媒下流側床温とに差がある場合に、流入側自動停止中触媒床温推定手段が推定する触媒床温と、流出側自動停止中触媒床温推定手段が推定する触媒床温と、の反映割合を当該差に応じて変更し、自動制御手段が内燃機関を自動停止させた自動停止中の触媒床温を推定するようにした。
本発明によると、自動停止させる直前の触媒上流側床温と触媒下流側床温とに差が大きい程、流出側自動停止中触媒床温推定手段が推定する触媒床温の反映割合を大きくできる。このため、推定触媒床温が触媒上流側床温よりも触媒下流側床温に近い温度で算出できる。したがって、内燃機関の自動停止中における触媒床温を正確に推定できる。
第3の本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、第3の本発明は、
自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止させ且つ自動再始動条件が成立したときに前記内燃機関を自動的に再始動させる自動制御手段と、
前記内燃機関の排気通路に配置され排気を浄化する触媒と、
前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中の排気流れ方向で複数の部位に区切られた触媒各部位の放熱量を算出する自動停止中放熱量算出手段と、
前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中の隣り合う前記触媒各部位の間の伝熱量を算出する自動停止中伝熱量算出手段と、
前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させる直前における前記触媒各部位の床温に、前記自動停止中放熱量算出手段が算出した放熱量と、前記自動停止中伝熱量算出手段が算出した伝熱量と、を加減算し、前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中の前記触媒各部位の床温を推定する第3の自動停止中触媒床温推定手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の自動停止再始動装置である。
本発明によると、内燃機関の自動停止中における触媒の放熱量及び伝熱量を考慮して触媒床温を推定できる。したがって、内燃機関の自動停止中における触媒床温を正確に推定できる。
本発明によると、内燃機関の自動停止再始動装置において、内燃機関の自動停止中においても触媒床温を正確に推定することができる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る内燃機関の自動停止再始動装置を適用する内燃機関及びその吸気系・排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒を有する水冷式の4ストロークサイクル・ディーゼルエンジンである。内燃機関1が搭載される車両はエコラン(エコノミーランニング)車両であり、車両の一時停止時においては内燃機関1を自動停止させ、車両が再発進するときには内燃機関1を自動再始動させる、いわゆるアイドリングストップ制御が行われる。内燃機関1には、吸気通路2及び排気通路3が接続されている。
内燃機関1に接続された吸気通路2の途中には、該吸気通路2内を流通する新気吸入空気(以下、新気という)の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ4が配置されている。このエアフローメータ4により、内燃機関1の新気量(吸気量)Gaが測定される。吸気通路2及び吸気通路2に配置される上記機器が内燃機関1の吸気系を構成している。
一方、内燃機関1に接続された排気通路3の途中には、吸蔵還元型NOx触媒(以下、NOx触媒という)を担持し且つ排気中の微粒子物質(PM)を捕集するパティキュレートフィルタ(以下、DPNRという)5が配置されている。DPNR5に担持されたNOx触媒は、内燃機関1が通常運転状態のように流入する排気の酸素濃度が高いときは、排気中のNOxを吸蔵し、流入する排気の酸素濃度が低下し且つ還元剤が存在するときは、吸蔵していたNOxを放出還元する特性を有する。本実施例におけるDPNR5が本発明の触媒に相当する。
DPNR5よりも上流の排気通路3には、該排気通路3内を流通する排気中に還元剤たる燃料(軽油)を添加する燃料添加弁6が配置されている。燃料添加弁6は、後述するECU20からの信号により開弁して燃料を添加する。そして、燃料添加弁6から排気通路3内の排気中へ添加された燃料は、DPNR5に流入する排気空燃比をリッチにしてDPNR5に吸蔵されたNOxを放出還元することや、DPNR5に流入してDPNR5を昇温させPMを酸化除去することができる。
DPNR5の直上流の排気通路3には、DPNR5に流入する排気の温度を検出する排気温度センサ7が配置されている。本実施例における排気温度センサ7が本発明の触媒近傍排気温度検出手段に相当する。そして、本実施例におけるDPNR5に流入する排気の温度が本発明の触媒近傍排気温度に相当する。なお、触媒近傍排気温度検出手段としては、DPNR5の直下流の排気通路3に配置される排気温度センサでもよい。排気通路3及び排気通路3に配置される上記機器が内燃機関1の排気系を構成している。
内燃機関1には、該内燃機関1の気筒内に燃料を供給する燃料噴射弁8が備えられている。また、内燃機関1には、該内燃機関1を始動させるスタータモータ9が取り付けられている。スタータモータ9は、不図示のバッテリから供給される電力によって駆動される。スタータモータ9の駆動軸には不図示のピニオンギヤが取り付けられており、このピニオンギヤにより内燃機関1のクランクシャフトの一端に取り付けられている不図示のリンクギヤが駆動される。このようなスタータモータ9が駆動されることにより、内燃機関1をクランキングして始動させることができる。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU20が併設されている。このECU20は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
ECU20には、エアフローメータ4及び排気温度センサ7の他、アクセルペダルの踏み込み量に応じた電気信号を出力するアクセル開度センサ10、ブレーキペダルの踏み込み量に応じた電気信号を出力するブレーキ開度センサ11、内燃機関1の機関回転数を検出するクランクポジションセンサ12、及び車両の速度(車速)に応じた電気信号を出力する車速センサ13等の各種センサが電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU20に入力される。
一方、ECU20には、燃料添加弁6、燃料噴射弁8、及びスタータモータ9が電気配線を介して接続されており、該ECU20によりこれらの機器が制御される。
そして、ECU20は、本実施例のエコラン車両が交差点での信号待ち等で一時停止する一時停止時に、内燃機関1を自動停止させ、且つ車両が再発進するときに内燃機関1を自動的に再始動させる、いわゆるアイドリングストップ制御を行う。
アイドリングストップ制御の実行条件であるアイドリングストップ条件(自動停止条件)は、イグニッションがONの状態で、例えば車速センサ13からの車速検知信号によっ
て車速が0であることが検知され、且つブレーキ開度センサ11からのブレーキペダル踏み込み信号(ブレーキ開度)によってブレーキペダルの踏み込み操作が行われていることが検知された場合に成立する。アイドリングストップ条件が成立すると、ECU20は燃料噴射弁8に指令を出し、燃料噴射を停止(フューエルカット)させることで内燃機関1を自動停止させる。
一方、アイドリングストップ制御の解除条件であるアイドリングストップ解除条件(自動再始動条件)は、アイドリングストップ条件が成立した後、ブレーキ開度センサ11からのブレーキペダル踏み込み解除信号によってブレーキペダルの踏み込み解除操作が行われたことが検知された場合に成立する。内燃機関1が自動停止している状態でアイドリングストップ解除条件(自動再始動条件)が成立すると、ECU20は燃料噴射弁8及びスタータモータ9に指令を出し、燃料噴射を開始させると共にスタータモータ9を作動させてクランキングを行い、内燃機関1を自動的に再始動させる。
このようなアイドリングストップ条件及びアイドリングストップ解除条件の成立条件は一例であり、その他の成立条件に基づいてもよい。ここで、本実施例におけるアイドリングストップ制御を実行するECUが、本発明の自動制御手段に相当する。
ところで、排気通路3に配置されたDPNR5では、捕集されるPMが内燃機関1の運転時間と共に増加する。そして、DPNR5は捕集されたPMが増加して行くと、DPNR5における流通抵抗の増大で内燃機関1の背圧が上昇し機関出力の低下が生じてしまう。そこで、DPNR5のPM捕集能力を回復させるために、DPNR5に堆積したPM堆積量が所定量以上になると、燃料添加弁6から燃料を添加し、DPNR5のNOx触媒を用いて燃料を反応させDPNR5を高温に昇温しDPNR5からPMを強制的に酸化除去させるPM強制酸化除去制御を実施する場合がある。
このようなPM強制酸化除去制御の実施時間を最適化するためや、DPNR5の床温が許容温度よりも高温に昇温されることを防止するために、DPNR5の床温が推定されている。本実施例における推定されるDPNR床温(推定DPNR床温ともいう)が、本発明の推定される触媒床温に相当する。
次に、DPNR床温の推定方法について説明する。推定DPNR床温は、
推定DPNR床温=排気温度センサ7の検出温度+排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差+PM発熱量・・・(式1)
から算出される。
ここで、排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差は、排気温度センサ7が検出する検出温度と、エアフローメータ4が検出する新気量と、に強い相関関係がある。このため、排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差は、予め、排気温度センサ7が検出する検出温度と、エアフローメータ4が検出する新気量と、に応じた図2に示すマップとして設定しておくことができる。したがって、排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差は、当該図2のマップを用いて、排気温度センサ7が検出する検出温度とエアフローメータ4が検出する新気量とから、算出される。
また、PM発熱量は、内燃機関1の運転状態に応じたマップを用いて、内燃機関1の運転状態を検出する各種センサの検出値からから算出される。
このように式1から算出された推定DPNR床温は、内燃機関1の作動中においては、実際のDPNR床温にほぼ等しいものである。しかしながら、アイドリングストップ制御によって内燃機関1を自動停止させた自動停止中においては、上記推定方法では、推定D
PNR床温は、実際のDPNR床温から乖離してしまっていた。
これは、内燃機関1の自動停止中においては、排気温度センサ7が検出する検出温度が例えば450℃以下のように内燃機関1の作動中に比して過度に低温となることや、エアフローメータ4が検出する新気量が例えば15g/s以下のように内燃機関1の作動中に比して過度に少量となることがあり、その場合については図2に示す前記マップの範囲外となってしまうため、排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差が正しく算出できないからであった。
そこで、本実施例では、内燃機関1の自動停止中は、内燃機関1の作動中とは異なるマップであって、排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差を算出する自動停止用マップを備えるようにした。
ここで、図3に示すように、内燃機関1の自動停止中の、排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差は、排気温度センサ7が検出する検出温度のみと強い相関関係がある。このため、図4に示すように、自動停止用マップは、排気温度センサ7が検出する検出温度のみに応じたマップとして備えることができる。
よって、内燃機関1の自動停止中においても、式1を用いて推定DPNR床温を推定するが、式1における排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差は、図4の自動停止用マップを用いて、排気温度センサ7が検出する検出温度から、算出される。
したがって、本実施例によると、内燃機関1の自動停止中においても、排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差を正確に算出することができ、内燃機関1の自動停止中の推定DPNR床温を正確に算出できる。これにより、内燃機関1の再始動時の燃料添加弁6の学習や、DPNR5における捕集したPMの酸化速度の算出が正しく行われ、PM強制酸化除去制御の実施時間の最適化により燃費が悪化することを防止できると共に、DPNR5の床温が許容温度よりも高温に昇温されることを防止できる。
次に、本実施例による推定DPNR床温算出制御ルーチンについて説明する。図5は、本実施例による推定DPNR床温算出制御ルーチンを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。本ルーチンを実行するECU20が本発明の第1の自動停止中触媒床温推定手段に相当する。
ステップS101では、ECU20は、内燃機関1の運転状態を検出する。内燃機関1の運転状態は、エアフローメータ4、排気温度センサ7、アクセル開度センサ10、ブレーキ開度センサ11、クランクポジションセンサ12、及び車速センサ13等の各種センサの検出値から取得する。
ステップS102では、ECU20は、内燃機関1が自動停止された自動停止中であるか否かを判別する。ステップS101で検出した内燃機関1の運転状態からアイドリングストップ条件が成立している場合に、内燃機関1が自動停止中であると判断できる。
ステップS102において、内燃機関1が自動停止中であると肯定判定された場合には、ステップS103へ移行する。ステップS102において、内燃機関1が自動停止中ではなく作動中であると否定判定された場合には、ステップS104へ移行する。
ステップS103では、ECU20は、式1における排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差を算出するためのマップを、図4に示す自動停止用マップに設定する。
一方、ステップS104では、ECU20は、式1における排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差を算出するためのマップを、図2に示す内燃機関1が作動中に用いるマップに設定する。
ステップS105では、ECU20は、式1に基づき推定DPNR床温を算出する。ここで、ステップS103を経由した場合には、排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差は、図4に示す自動停止用マップを用いて算出される。一方、ステップS104を経由した場合には、排気温度センサ7の検出温度とDPNR温度との温度差は、図2に示す内燃機関1が作動中に用いるマップを用いて算出される。
以上説明した本ルーチンによれば、自動停止用マップと内燃機関1が作動中に用いるマップとを内燃機関1が自動停止中か作動中かに応じて切り換えることにより、内燃機関1が自動停止中及び作動中のどちらでも、推定DPNR床温を正確に算出できる。
なお、上記実施例では、本発明の触媒としてDPNRを採用していたため、式1には、DPNRに捕集されたPMの発熱量を組み入れていたが、本発明の触媒としてPMを捕集しない触媒であれば、PMの発熱量を考慮せず、式1は、「推定触媒床温=排気温度センサの検出温度+排気温度センサの検出温度と触媒温度との温度差」として算出することができる。また、上記実施例では、算出式の簡略化のため式1から推定DPNR床温を求めていたが、その他に、熱交換後排気温度や前回の推定DPNR床温等も考慮する算出式によって推定DPNR床温を求めてもよい。なお、その場合であっても、排気温度センサの検出温度と、排気温度センサの検出温度と触媒温度との温度差とが算出式内に含まれる。
<実施例2>
本実施例では、推定DPNR床温を、より正確に算出する。本実施例ではその特徴部分を説明し、その他の構成は上記実施例と同様であるので説明は省略する。
本実施例では、図6に示すように、DPNR5の直上流の排気通路3には、DPNR5に流入する排気の温度を検出する上流側排気温度センサ14が配置されている。また、DPNR5の直下流の排気通路3には、DPNR5から流出する排気の温度を検出する下流側排気温度センサ15が配置されている。ここで、本実施例における上流側排気温度センサ14が本発明の触媒流入排気温度検出手段に相当し、本実施例における下流側排気温度センサ15が本発明の触媒流出排気温度検出手段に相当する。そして、本実施例におけるDPNR5に流入する排気の温度が本発明の触媒流入排気温度に相当し、本実施例におけるDPNR5に流出する排気の温度が本発明の触媒流出排気温度に相当する。
実施例1では、DPNR5の直上流の排気通路3に配置された排気温度センサ7の検出温度に基づいて、推定DPNR床温を算出していた。このような実施例1による推定DPNR床温の算出では、図7に示すように、DPNR5の排気流れ方向における上流側床温と下流側床温とが一定の同じ温度であれば、推定DPNR床温は実際のDPNR床温に等しく、推定DPNR床温は正確に算出できる。
しかし、図8(a)及び(b)に示すように、DPNR5の排気流れ方向における上流側床温と下流側床温とに差(温度勾配)が生じる場合がある。この場合に、実施例1による推定DPNR床温の算出を行うと、排気温度センサ7がDPNRの直上流の排気の温度を検出しているため、推定DPNR床温は、DPNR5の上流側床温に近い温度となり、DPNR5の下流側床温とは乖離してしまう場合があった。ここで、DPNR5の下流側は、DPNR5の床温が許容温度よりも高温に昇温される可能性が高い。このため、推定DPNR床温は、DPNR5の上流側床温よりも下流側床温に近い温度で算出されること
が望ましい。
そこで、本実施例では、上流側排気温度センサ14が検出する検出温度を用いて推定DPNR床温(以下、上流側算出推定DPNR床温という)を算出すると共に、下流側排気温度センサ15が検出する検出温度を用いて推定DPNR床温(以下、下流側算出推定DPNR床温という)を算出する。そして、上流側算出推定DPNR床温と、下流側算出推定DPNR床温と、の反映割合を、内燃機関1を自動停止させる直前のDPNR5の上流側床温とDPNRの下流側床温との差に応じて変更し、内燃機関1を自動停止させた自動停止中のDPNR床温を推定するようにした。
ここで、上流側算出推定DPNR床温は、実施例1の推定DPNR床温と同様に算出される。すなわち、上流側算出推定DPNR床温は、上流側排気温度センサ14の検出温度と、図4の自動停止用マップを用いて、式1に基づき算出される。
一方、下流側算出推定DPNR床温は、上流側排気温度センサ14の検出温度ではなく、下流側排気温度センサ15の検出温度を用いて、実施例1の推定DPNR床温と同様に算出される。すなわち、下流側算出推定DPNR床温は、下流側排気温度センサ15の検出温度と、下流側排気温度センサ15の検出温度とDPNR温度との温度差を示す自動停止用マップを用いて、式1に基づき算出される。ここで用いられる自動停止用マップは、上流側排気温度センサ14とは異なるものであり、予め実験等から求められる。
ところで、実施例1で説明したように、内燃機関1の作動中における推定DPNR床温は実際のDPNR床温にほぼ等しく算出されている。そこで、図9に示すように、DPNR5の排気流れ方向で上流側からA部〜D部の4つの部位に区切り、内燃機関1の作動中における推定DPNR各部位(推定A部〜D部)の床温を、それぞれ算出する。ここで、推定DPNR各部位の床温の算出方法としては、本実施例のように上流側排気温度センサ14と下流側排気温度センサ15が存在する場合には、上流側排気温度センサ14の検出温度と、内燃機関1の作動中におけるマップを用いて、式1に基づき、推定A部の床温が算出される。また、下流側排気温度センサ15の検出温度と、内燃機関1の作動中におけるマップを用いて、式1に基づき、推定D部の床温が算出される。推定B部及C部の床温は、推定A部及D部の床温に基づき算出される。
このようにして算出された内燃機関1の作動中における推定A部及びD部の床温は、実際のA部床温及びD部床温にほぼ等しいため、DPNR5の上流側床温として推定A部の床温を用い、またDPNR5の下流側床温として推定D部の床温を用いることができる。このため、内燃機関1を自動停止させる直前の推定A部の床温と推定D部の床温との差の絶対値(┃推定A部床温−推定D部床温┃)を算出し、推定DPNR床温を算出するための、上流側算出推定DPNR床温と下流側算出推定DPNR床温との反映割合を決めることができる。
反映割合は、図10に示すように、横軸を、内燃機関1を自動停止させる直前の推定A部の床温と推定D部の床温との差の絶対値とし、縦軸を、上流側算出推定DPNR床温に掛ける割合αとすると、0≦α≦1の範囲の値で、当該絶対値が大きくなる程、割合αが小さくなる関係となる。
この割合αを用いて、本実施例の最終的な推定DPNR床温は、
推定DPNR床温=上流側算出推定DPNR床温×α+下流側算出推定DPNR床温×(1−α)・・・(式2)
から算出される。
本実施例によると、内燃機関1を自動停止させる直前の推定A部の床温と推定D部の床温とに差が大きい程、下流側算出推定DPNR床温の反映割合を大きくできる。このため、推定DPNR床温がDPNR5の上流側床温よりも下流側床温に近い温度で算出でき、内燃機関1の自動停止中におけるDPNR床温を正確に推定できる。これにより、内燃機関1の再始動時の燃料添加弁6の学習や、DPNR5における捕集したPMの酸化速度の算出が正しく行われ、PM強制酸化除去制御の実施時間の最適化により燃費が悪化することを防止できると共に、DPNR5の床温が許容温度よりも高温に昇温されることを防止できる。
次に、本実施例による自動停止中推定DPNR床温算出制御ルーチン1について説明する。図11は、本実施例による自動停止中推定DPNR床温算出制御ルーチン1を示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。本ルーチンを実行するECU20が本発明の第2の自動停止中触媒床温推定手段に相当する。
ステップS201では、ECU20は、上流側算出推定DPNR床温を算出する。上流側算出推定DPNR床温は、実施例1の図5のルーチンのようにして求めることができる。本ステップを実行するECU20が本発明の流入側自動停止中触媒床温推定手段に相当する。
ステップS202では、ECU20は、下流側算出推定DPNR床温を算出する。下流側算出推定DPNR床温は、自動停止用マップを、下流側排気温度センサ15の検出温度に対応したマップと置き換えることで、実施例1の図5のルーチンのようにして求めることができる。本ステップを実行するECU20が本発明の流出側自動停止中触媒床温推定手段に相当する。
ステップS203では、ECU20は、割合αを算出する。割合αは、予めECU20に記憶させておいた、内燃機関1を自動停止させる直前の推定A部の床温と推定D部の床温から、それらの差の絶対値を算出し、当該絶対値を図10に示すマップに取り込むことで算出できる。
ステップS204では、ECU20は、式2に基づき推定DPNR床温を算出する。
以上説明した本ルーチンによれば、内燃機関1を自動停止させる直前の推定A部の床温と推定D部の床温とに差が大きい程、下流側算出推定DPNR床温がより大きく反映され、推定DPNR床温を正確に算出できる。
<実施例3>
本実施例では、内燃機関1の自動停止中におけるDPNR5の放熱量及び伝熱量を考慮して推定DPNR床温を算出する。本実施例ではその特徴部分を説明し、その他の構成は上記実施例と同様であるので説明は省略する。
実施例1に記載したように、推定DPNR床温は、内燃機関1の作動中においては、実際のDPNR床温にほぼ等しいものである。しかしながら、アイドリングストップ制御によって内燃機関1を自動停止させた自動停止中においては、上記推定方法では、推定DPNR床温は、実際のDPNR床温から乖離してしまっていた。
そこで、本実施例では、内燃機関1を自動停止させる直前におけるDPNR各部位の床温に、内燃機関1の自動停止中のDPNR各部位の放熱量と、内燃機関1の自動停止中の隣り合うDPNR各部位の間の伝熱量と、を加減算し、内燃機関1の自動停止中におけるDPNR各部位の床温を推定するようにした。
ところで、実施例1で説明したように、内燃機関1の作動中における推定DPNR床温は実際のDPNR床温にほぼ等しく算出されている。そこで、図9に示すように、DPNR5の排気流れ方向で上流側からA部〜D部の4つの部位に区切り、内燃機関1の作動中における推定DPNR各部位(推定A部〜D部)の床温を、それぞれ算出する。ここで、推定DPNR各部位の床温の算出方法としては、実施例2と同様上流側排気温度センサ14と下流側排気温度センサ15が存在する場合には、上流側排気温度センサ14の検出温度と、内燃機関1の作動中におけるマップを用いて、式1に基づき、推定A部の床温が算出される。また、下流側排気温度センサ15の検出温度と、内燃機関1の作動中におけるマップを用いて、式1に基づき、推定D部の床温が算出される。推定B部及C部の床温は、例えば、推定A部及D部の床温に基づき、DPNR5の排気流れ方向に応じた割合を掛けて算出される。
このようにして算出された内燃機関1の作動中における推定A部〜D部の床温は、実際のA部〜D部床温にほぼ等しいため、DPNR5のA部〜D部床温として推定A部〜D部の床温を用いることができる。したがって、内燃機関1を自動停止させる直前におけるDPNR5のA部〜D部床温が、正確に分かる。
内燃機関1の自動停止中のDPNR5のA部〜D部の放熱量は、内燃機関1を自動停止させる直前におけるDPNR5のA部〜D部床温に基づき、予め実験等により求められたマップから算出される。
内燃機関1の自動停止中の隣り合うDPNR5のA部〜D部の間の伝熱量は、
伝熱量=DPNR熱伝導率/部位間長さ×(隣り合う上流側部位床温−隣り合う下流側部位床温)×DPNR断面積×自動停止開始からの時間・・・(式3)
から算出される。
ここで、内燃機関1を自動停止させる直前におけるDPNR5のA部の床温をTe0a、同様のB部の床温をTe0b、同様のC部の床温をTe0c、同様のD部の床温をTe0dとする。また、DPNR5のA部における内燃機関1の自動停止開始からt秒後の放熱量をQrta、同様のB部における放熱量をQrtb、同様のC部における放熱量をQrtc、同様のD部における放熱量をQrtdとする。また、式3から算出されるDPNR5のA部からB部への内燃機関1の自動停止開始からt秒後の伝熱量をQttab、同様のB部からC部への伝熱量をQttbc、同様のC部からD部への伝熱量をQttcdとする。
すると、DPNR5のA部における内燃機関1の自動停止開始からt秒後の床温Tetaは、
Teta=Te0a−Qrta−Qttab・・・(式4)
から算出される。
同様に、DPNR5のB部における内燃機関1の自動停止開始からt秒後の床温Tetbは、
Tetb=Te0b−Qrtb−Qttbc+Qttab・・・(式5)
から算出される。
同様に、DPNR5のC部における内燃機関1の自動停止開始からt秒後の床温Tetcは、
Tetc=Te0c−Qrtc−Qttcd+Qttbc・・・(式6)
から算出される。
同様に、DPNR5のD部における内燃機関1の自動停止開始からt秒後の床温Tetdは、
Tetd=Te0d−Qrtd+Qttcd・・・(式7)
から算出される。ただし、Qttcdは負値の場合は0とする。
したがって、本実施例によると、内燃機関1の自動停止中に、DPNR5のA部〜D部の放熱量と、隣り合うDPNR5のA部〜D部の間の伝熱量とを正確に算出することにより、内燃機関1の自動停止中の推定DPNR床温を、DPNR5のA部〜D部の各部位ごとに正確に算出できる。これにより、内燃機関1の再始動時の燃料添加弁6の学習や、DPNR5における捕集したPMの酸化速度の算出が正しく行われ、PM強制酸化除去制御の実施時間の最適化により燃費が悪化することを防止できると共に、DPNR5の床温が許容温度よりも高温に昇温されることを防止できる。
次に、本実施例による自動停止中推定DPNR床温算出制御ルーチン2について説明する。図12は、本実施例による自動停止中推定DPNR床温算出制御ルーチン2を示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS301では、ECU20は、内燃機関1の自動停止中のDPNR5のA部〜D部の放熱量Qrta〜Qrtdを算出する。各部位の放熱量は、予めECU20に記憶させておいた、内燃機関1を自動停止させる直前の推定A部〜D部の床温に基づいてマップを用いて求めることができる。本ステップを実行するECU20が本発明の自動停止中放熱量算出手段に相当する。
ステップS302では、ECU20は、内燃機関1の自動停止中の隣り合うDPNR5のA部〜D部の間の伝熱量Qttab〜Qttcdを算出する。各部位間の伝熱量は、式3を用いて求めることができる。本ステップを実行するECU20が本発明の自動停止中伝熱量算出手段に相当する。
ステップS303では、ECU20は、内燃機関1の自動停止中におけるDPNR5のA部〜D部の各部位ごとの推定DPNR床温Teta〜Tetdを算出する。DPNR5のA部〜D部の各部位ごとの推定DPNR床温は、予めECU20に記憶させておいた、内燃機関1を自動停止させる直前の推定A部〜D部の床温Te0a〜Te0dから、ステップS301で算出した放熱量Qrta〜Qrtdや、ステップS302で算出した伝熱量Qttab〜Qttcdを、加減算する、式4〜式7に基づき算出される。本ステップを実行するECU20が本発明の第3の自動停止中触媒床温推定手段に相当する。
以上説明した本ルーチンによれば、内燃機関1を自動停止させる直前の推定A部〜D部の床温と、内燃機関1の自動停止中におけるDPNR5のA部〜D部の放熱量と、内燃機関1の自動停止中における隣り合うDPNR5のA部〜D部の間の伝熱量とから、推定DPNR床温を、DPNR5のA部〜D部の各部位ごとに正確に算出できる。
本発明に係る内燃機関の自動停止再始動装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
実施例1に係る内燃機関及びその吸気系・排気系の概略構成を示す図。 内燃機関の作動中における排気温度センサの検出温度とDPNR温度との温度差のマップ。 内燃機関の自動停止中における排気温度センサの検出温度とDPNR床温との相関関係を示す図。 内燃機関の自動停止中における排気温度センサの検出温度とDPNR温度との温度差のマップ。 実施例1に係る推定DPNR床温算出制御ルーチンを示すフローチャート。 実施例2に係る内燃機関及びその吸気系・排気系の概略構成を示す図。 内燃機関の自動停止中におけるDPNR排気流れ方向で一定温度のDPNR床温を示す図。 内燃機関の自動停止中におけるDPNR排気流れ方向で温度勾配のあるDPNR床温を示す図。 DPNRを排気流れ方向で上流側からA部〜D部の4つに区分けした状態を示す図。 内燃機関の自動停止直前の推定A部床温と推定D部床温との差の絶対値と、割合αとの相関関係を示す図。 実施例2に係る自動停止中推定DPNR床温算出制御ルーチン1を示すフローチャート。 実施例3に係る自動停止中推定DPNR床温算出制御ルーチン2を示すフローチャート。
符号の説明
1 内燃機関
2 吸気通路
3 排気通路
4 エアフローメータ
5 DPNR
6 燃料添加弁
7 排気温度センサ
8 燃料噴射弁
9 スタータモータ
10 アクセル開度センサ
11 ブレーキ開度センサ
12 クランクポジションセンサ
13 車速センサ
14 上流側排気温度センサ
15 下流側排気温度センサ
20 ECU

Claims (3)

  1. 自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止させ且つ自動再始動条件が成立したときに前記内燃機関を自動的に再始動させる自動制御手段と、
    前記内燃機関の排気通路に配置され排気を浄化する触媒と、
    触媒近傍の排気通路に配置され触媒近傍排気温度を検出する触媒近傍排気温度検出手段と、
    前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中に、前記触媒近傍排気温度検出手段が検出する触媒近傍排気温度と、当該触媒近傍排気温度と触媒温度との温度差を表す自動停止用マップと、に基づいて触媒床温を推定する第1の自動停止中触媒床温推定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の自動停止再始動装置。
  2. 自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止させ且つ自動再始動条件が成立したときに前記内燃機関を自動的に再始動させる自動制御手段と、
    前記内燃機関の排気通路に配置され排気を浄化する触媒と、
    触媒直上流の排気通路に配置され触媒流入排気温度を検出する触媒流入排気温度検出手段と、
    触媒直下流の排気通路に配置され触媒流出排気温度を検出する触媒流出排気温度検出手段と、
    前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中に、前記触媒流入排気温度検出手段が検出する触媒流入排気温度と、当該触媒流入排気温度と触媒温度との温度差を表す流入側自動停止用マップと、に基づいて触媒床温を推定する流入側自動停止中触媒床温推定手段と、
    前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中に、前記触媒流出排気温度検出手段が検出する触媒流出排気温度と、当該触媒流出排気温度と触媒温度との温度差を表す流出側自動停止用マップと、に基づいて触媒床温を推定する流出側自動停止中触媒床温推定手段と、
    前記流入側自動停止中触媒床温推定手段が推定する触媒床温と、前記流出側自動停止中触媒床温推定手段が推定する触媒床温と、の反映割合を、前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させる直前の触媒上流側床温と触媒下流側床温との差に応じて変更し、前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中の触媒床温を推定する第2の自動停止中触媒床温推定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の自動停止再始動装置。
  3. 自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止させ且つ自動再始動条件が成立したときに前記内燃機関を自動的に再始動させる自動制御手段と、
    前記内燃機関の排気通路に配置され排気を浄化する触媒と、
    前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中の排気流れ方向で複数の部位に区切られた触媒各部位の放熱量を算出する自動停止中放熱量算出手段と、
    前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中の隣り合う前記触媒各部位の間の伝熱量を算出する自動停止中伝熱量算出手段と、
    前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させる直前における前記触媒各部位の床温に、前記自動停止中放熱量算出手段が算出した放熱量と、前記自動停止中伝熱量算出手段が算出した伝熱量と、を加減算し、前記自動制御手段が前記内燃機関を自動停止させた自動停止中の前記触媒各部位の床温を推定する第3の自動停止中触媒床温推定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の自動停止再始動装置。
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