JP2010024441A - 水溶性重合体分散液、紙力増強剤、製紙用濾水性向上剤および製紙用歩留向上剤 - Google Patents

水溶性重合体分散液、紙力増強剤、製紙用濾水性向上剤および製紙用歩留向上剤 Download PDF

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Abstract

【目的】粒子径が均一で、保存安定性が良好で、得られる紙の地合いを乱さず、かつ、紙力を高く維持することができる水溶性重合体分散液、紙力増強剤、製紙用濾水性向上剤および製紙用歩留向上剤を提供すること。
【解決手段】塩濃度が10重量%以上飽和濃度以下の塩水溶液中に、水溶性重合体(A)を、分岐構造を有する高分子分散剤(B)を用いて平均粒子径が0.1〜150μmとなるように分散させた水溶性重合体の分散液であって、水溶性重合体(A)の含有量が10〜40重量%で、25℃における分散液の粘度が100〜30000mPa・sである水溶性重合体分散液を用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、水溶性重合体分散液、紙力増強剤、製紙用濾水性向上剤および製紙用歩留向上剤に関する。
紙は、リサイクル可能な資源として注目されており、さまざまな用途に用いられるようになってきている。用途によっては紙に対し、強度が求められることがあり、強度が必要となる用途においては、紙の強度を高めるために紙力増強剤が多用されている。
紙力増強剤としては、アクリルアミド系高分子が広く用いられており、通常アクリルアミド系高分子は水溶液中でアクリルアミド等を他の重合性単量体と共重合させることにより得られ、本出願人も様々な紙力増強剤を提案している。(例えば、特許文献1および2など参照)しかし、紙をリサイクルして繰り返し使用することで紙の原料であるパルプの短繊維化及び劣化が進み、また、紙製造系内の無機物や夾雑物の濃度が上昇し、強度・濾水性・歩留り性を向上させるのが困難になるなどの問題があった。
上述の問題のうち、濾水性、歩留り性の低下に対する解決策として、塩水溶液中で分散重合させた水溶性高分子の分散体を歩留り向上剤、濾水向上剤として用いることも提案されている。(特許文献3および4参照)当該方法によれば、濾水性、歩留性を向上させることができる分散液が得られるものの、当該方法で得られる分散液を用いた場合には、紙の強度向上が十分でなく、また均一な分散液が得られないために得られる紙の地合いが不十分となるといった問題があった。
特許第3109194号公報 特許第3487059号公報 特公平3−74682号公報 特公平6−72170号公報
本発明は、粒子径が均一で、保存安定性が良好で、得られる紙の地合いを乱さず、かつ、紙力を高く維持することができる水溶性重合体分散液、紙力増強剤、製紙用濾水性向上剤および製紙用歩留向上剤を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討したところ、分岐構造を有する高分子分散剤を用い、水溶性重合体を、高濃度の塩水溶液中に特定の粒子径となるように分散させた特定の粘度を有する水溶性重合体分散液を紙力増強剤として用いることで、得られる紙の地合いが良好となることを見出し、特に、分散重合法を用いることにより容易に粒子径が均一で、安定な水溶性重合体分散液が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、塩濃度が10重量%以上飽和濃度以下の塩水溶液中に、水溶性重合体(A)を、分岐構造を有する高分子分散剤(B)を用いて平均粒子径が0.1〜150μmとなるように分散させた水溶性重合体の分散液であって、水溶性重合体(A)の含有量が10〜40重量%で、分散液の粘度が100〜30000mPa・sである水溶性重合体分散液;当該水溶性重合体分散液を含有する紙力増強剤;当該水溶性重合体分散液を含有する製紙用濾水性向上剤;当該水溶性重合体分散液を含有する製紙用歩留向上剤に関する。
本発明の水溶性重合体分散液を紙力増強剤として用いることにより、地合を乱すことなく、紙に紙力を付与することができる。また、本発明の水溶性重合体分散液を添加することにより、無機填料や紙の原料であるパルプスラリーの歩留が向上するため、製紙用歩留向上剤としても用いることができる。また、本発明の水溶性重合体分散液を添加することにより、抄紙の際の濾水性が向上するため、製紙用濾水性向上剤としても用いることができる。
本発明の水溶性重合体分散液は、塩濃度が10重量%以上飽和濃度以下の塩水溶液中に、水溶性重合体(A)(以下、(A)成分という)を、分岐構造を有する高分子分散剤(B)(以下、(B)成分という)を用いて平均粒子径が0.1〜150μm程度となるように分散させた水溶性重合体の分散液であって、水溶性重合体(A)の含有量が10〜40重量%程度で、25℃における分散液の粘度が100〜30000mPa・s程度であることを特徴とする。平均粒子径が0.1μm未満の場合には、粒子径の影響により粘度が高くなる傾向があり、また、粒子径が小さすぎることで表面積が増大し粒子が凝集するなど保存安定性に問題を引き起こす可能性もあるため好ましくなく、150μmを超える場合には、粒子が沈降しやすくなるなど保存安定性に問題が生じるため好ましくない。また、粘度が、100mPa・s未満の場合には、粒子が沈降しやすくなるなど保存安定性に問題が生じるため好ましくなく、30000mPa・sを超える場合には、流動性がなくなるなどハンドリング上の問題が生じるため好ましくない。
本発明で用いられる(A)成分は、例えば、ラジカル重合成分(a)(以下、(a)成分という)を公知の方法で重合させることにより得られる。(a)成分としては、特に限定されないが、例えば、カチオン性ラジカル重合性単量体(a1)(以下、(a1)成分という)、アニオン性ラジカル重合性単量体(a2)(以下、(a2)成分という)、架橋性単量体(a3)(以下、(a3)成分という)および(メタ)アクリルアミド(a4)(以下、(a4)成分という)などが挙げられる。
(a1)成分としては、アミノ基や第4級アンモニウム基のようなカチオン性官能基を少なくとも1つ有し、ラジカル重合性官能基を1つ有するものであれば特に限定されず、公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等の第3級アミノ基含有(メタ)アクリル系モノマー、当該第3級アミノ基含有(メタ)アクリル系モノマーの塩、当該第3級アミノ基含有(メタ)アクリル系モノマーと四級化剤を反応させて得られる第4級アンモニウム塩含有(メタ)アクリル系モノマーなどが挙げられる。塩は、塩酸塩、硫酸塩等の無機酸塩であっても、酢酸塩等の有機酸塩であってもよい。また、4級化剤としては、メチルクロライド、ベンジルクロライド、ジメチル硫酸、エピクロルヒドリン等が挙げられる。これら(a1)成分は、1種を単独で使用しても2種以上を混合して用いてもよい。これらの中では、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートのベンジルクロライド4級化物が重合体とした際、疎水性が高く塩溶液に溶解しにくくなる点で好ましい。
(a2)成分としては、アニオン性官能基を少なくとも1つ有し、ラジカル重合性官能基を1つ有するものであれば特に限定されず、公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸等のカルボキシル基含有単量体、(メタ)アリルスルホン酸等のスルホン酸基含有単量体、2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、ビニルホスホン酸、などのリン酸基含有単量体などが挙げられる。なお、これらはアルカリ金属類やアミン等の塩になっていてもよい。これらは、1種を単独で使用しても2種以上を混合して用いてもよい。これらの中では、イタコン酸が、水溶性重合体分散液の凝集性、脱水性能を向上させることができるため好ましい。
(a3)成分としては、ラジカル重合性官能基を少なくとも2つ有するものであれば特に限定されず、公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、メチレンビス(メタ)アクリルアミド等の多官能(メタ)アクリルアミド類、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレート類、3つ以上のビニル基を有する多官能ビニルモノマーとしてはトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、1,3,5−トリ(メタ)アクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、トリ(メタ)アリルイソシアヌレート、トリ(メタ)アリルアミン、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート等、ジビニルベンゼン等の芳香族ポリビニル化合物などが挙げられる。これらは、1種を単独で使用しても2種以上を混合して用いてもよい。これらの中では、メチレンビス(メタ)アクリルアミドや1,3,5−トリアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジンが(a1)〜(a4)成分などとの共重合性が高い点で好ましい。
なお、(a)成分には、(a1)成分〜(a4)成分以外のラジカル重合性官能基を1つ有するラジカル重合性単量体(a5)(以下、(a5)成分)を用いてもよい。(a5)成分としては、具体的には、例えば、N−置換アクリルアミド類、芳香族ビニルモノマー、アルキル(メタ)アクリレート類、カルボン酸ビニルエステル類、(メタ)アクリロニトリル、ビニルアルコールなどが挙げられる。N−置換アクリルアミド類としては、特に限定されず公知のものを用いることができる。具体的には、たとえば、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミドなどの単官能N−置換アクリルアミド類が挙げられる。芳香族ビニルモノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンなどの分子中に芳香環を有する単官能モノマー類が挙げられる。また、アルキル(メタ)アクリレート類としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシルなどの単官能モノマー類が挙げられる。カルボン酸ビニルエステル類としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等などが挙げられる。これらは、1種を単独で使用しても2種以上を混合して用いてもよい。これらの中では、N,N−ジメチルアクリルアミドが水溶性重合体分散液を得る上で用いる(メタ)アクリルアミドとの共重合性が高く好ましい。
(a)成分中に含まれる各成分としては、特に限定されないが、(a1)成分および(a4)成分を必須使用し、必要に応じて、(a2)成分、(a3)成分を用いることが好ましい。また、各成分の使用量は特に限定されないが、通常、(a1)成分を3〜40モル%程度、(a2)成分を0〜40モル%程度、(a3)成分を0〜1モル%程度、(a4)成分を20〜97モル%程度用い、好ましくは、(a1)成分を6〜20モル%、(a2)成分を3〜20モル%、(a3)成分を0.001〜0.01モル%、(a4)成分を20〜90モル%用いる。なお、(a5)成分を用いる場合には、その使用量は、通常1モル%程度以下、好ましくは、0.5モル%以下である。
(A)成分は、(a)成分をラジカル重合させることにより得られる。このようにして得られた(A)成分の重量平均分子量は、通常、100万〜2000万程度、好ましくは300万〜1000万程度である。
なお、ここでいう重量平均分子量は、GPC−LALLS法あるいはGPC−RALLS法によるポリエチレンオキシド換算した重量平均分子量をいい、0.5mol/L酢酸緩衝液(0.5mol/L酢酸+0.5mol%/L酢酸ナトリウム水溶液、pH約4.2)を溶媒(溶離液)として、ポリマー濃度0.0125重量%で、光散乱角5°あるいは90°で測定した値(40℃)をいう。なお、測定に用いたポリマーは0.5重量%に調整後pH10〜12になるまで苛性ソーダを添加し、80℃以上の湯浴に4時間浸したサンプルを用いた。なお、本明細書における、重量平均分子量および数平均分子量は当該方法により測定した値である。
本発明に用いられる(B)成分は、分岐構造を有するラジカル重合体であれば特に限定されず公知のものを用いることができる。ラジカル重合成分(b)(以下、(b)成分という)を、公知の方法で重合させることにより得られる。(b)成分としては、特に限定されないが、例えば、カチオン性ラジカル重合性単量体(b1)(以下、(b1)成分という)、アニオン性ラジカル重合性単量体(b2)(以下、(b2)成分という)、架橋性単量体(b3)(以下、(b3)成分という)および(メタ)アクリルアミド(b4)(以下、(b4)成分という)などが挙げられる。
(b1)成分としては、(A)成分の調製時に用いることができる(a1)成分と同様の単量体を用いることができる。なお、(b1)成分としては、(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドを用いることが、重合体を形成した際のカチオン量を所望の値に調整しやすい点で好ましい。
(b2)成分としては、(A)成分の調製時に用いることができる(a2)成分と同様の単量体を用いることができる。なお、(b2)成分として、(メタ)アリルスルホン酸を用いると、(メタ)アクリルアミドとの共重合性が高く、ラジカルの移動(連鎖移動)が生じやすくなり、分子量と架橋構造の調整が容易になる点で好ましい。
(b3)成分としては、(A)成分の調製時に用いることができる(a3)成分と同様の単量体を用いることができる。なお、(b3)成分としては、メチレンビス(メタ)アクリルアミドや1,3,5−トリ(メタ)アクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジンが(メタ)アクリルアミドとの共重合性が高い点で好ましい。
なお、(b)成分には、(b1)成分〜(b4)成分以外のラジカル重合性単量体(b5)(以下、(b5)成分という)を用いてもよい。(b5)成分としては、(A)成分の調製時に用いることができる(a5)成分と同様の単量体を用いることができる。これらは、1種を単独で使用しても2種以上を混合して用いてもよい。これらの中では、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミドが(メタ)アクリルアミドとの共重合性が高く好ましい。
(b)成分中に含まれる各成分としては、特に限定されないが、(b1)成分および(b3)成分を必須使用し、必要に応じて、(b2)成分、(b4)成分を用いることが好ましい。また、各成分の使用量は特に限定されないが、通常、(b1)成分を30〜99.999モル%程度、(b2)成分を0〜5モル%程度、(b3)成分を0.001〜1モル%程度、(b4)成分を0〜70モル%程度用い、好ましくは、(b1)成分を50〜99モル%、(b2)成分を0.1〜1モル%、(b3)成分を0.001〜0.1モル%、(b4)成分を0.5〜50モル%用いる。なお、(b5)成分を用いる場合には、その使用量は、通常5モル%程度以下、好ましくは、1モル%以下である。
(B)成分は、(b)成分を公知の方法でラジカル重合させることにより得られる。ラジカル重合法としては特に限定されない。このようにして得られた(B)成分は、通常、重量平均分子量が1万〜200万程度であり、不揮発分を20重量%に調整した場合の25℃における粘度は100〜30000mPa・s程度である。
(A)成分と(B)成分の使用量は特に限定されないが、通常、(A)成分100重量部に対し、(B)成分が1〜10重量部程度用いることが好ましい。(A)成分と(B)成分の使用量をかかる範囲とすることにより、より高い分散性安定性と紙力増強性能を有する重合生成物の分散液を得ることができる。
(A)成分を(B)成分を用いて、塩濃度が10重量%以上飽和濃度以下の塩水溶液中に、分散させる方法としては、例えば、(A)成分と(B)成分を混合して、機械分散等の公知の分散方法を採用することができる。なお、塩水溶液を調製する際に用いられる塩としては、(A)成分を溶解しないものであれば特に限定されないが、通常は無機塩を用い、硫酸塩、リン酸塩などを用いることができる。具体的には、たとえば、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、リン酸水素アンモニウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム等を用いることができる。
なお、塩濃度が10重量%以上飽和濃度以下の塩水溶液中で、(B)成分の存在下、(a)成分を分散重合させることにより、本発明の水溶性重合体分散液における粒子径が均一となり、分子量分布がより狭くなるため特に好ましい。分散重合における高分子分散剤の作用は充分理解されていないが、重合生成物の析出時に作用し生成する粒子の付着・凝集を防止するためと考えられる。本発明における(B)成分は重合生成物の付着・凝集を防止する性能に優れると考えられる。なお、分散重合は、公知の方法を採用すればよいが、通常、(B)成分、塩、(a)成分の存在下でラジカル重合開始剤を投入し、ラジカル重合すればよい。重合温度は重合開始剤の種類により異なり重合開始剤が機能する温度であればよい。用いる塩は重合途中に添加する、重合後に混合するなど分割して添加してもよい。塩濃度が10重量%未満であると反応液の粘度が高くなるため好ましくない。なお、(A)成分および(B)成分の混合物の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)を1.0〜3.0程度とすることで、紙力増強効果を高く維持したまま、地合いの乱れをさらに低減することができるため好ましい。なお、(A)成分および(B)成分の混合物の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)を1.0〜2.0とすることが、紙力増強効果が著しく向上するため、特に好ましい。
本発明の水溶性重合体分散液を紙力増強剤として用いるためには、通常、(A)成分と(B)成分の混合物の重量平均分子量は300万以上とすることが好ましく、また、固形分濃度を0.01〜1重量%程度まで水等で希釈することが好ましい。
本発明の水溶性重合体分散液を濾水性向上剤として用いるためには、通常、(A)成分と(B)成分の混合物の重量平均分子量は300万以上とすることが好ましく、また、固形分濃度を0.01〜1重量%程度まで水等で希釈することが好ましい。
本発明の水溶性重合体分散液を歩留向上剤として用いるためには、通常、(A)成分と(B)成分の混合物の重量平均分子量は300万以上とすることが好ましく、また、固形分濃度を0.01〜1重量%程度まで水等で希釈することが好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(製造例1)高分子分散剤製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド(以下、DMAEA−Qという)の80%水溶液249.99g(純分199.99g;99.995モル%)、メチレンビスアクリルアミド(以下、MBAAという)0.008g(0.005モル%)、イオン交換水529.4gを仕込み、65℃に加温しながら窒素置換した。これに、重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の3%水溶液20gを加え、攪拌下で重合を行った。自己発熱により温度は上昇し、80℃にて1時間重合し分岐構造を有する高分子分散剤を得た。得られた高分子分散剤の粘度は、25℃に調整しビスメトロン粘度計(芝浦システム(株)製)を用いて測定した。(以下、粘度は同様の方法で測定した値である。)
(製造例2)高分子分散剤製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、DMAEA−Qの80%水溶液250g(純分200g)、イオン交換水530gを仕込み、65℃に加温しながら窒素置換した。これに、重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の3%水溶液20gを加え、攪拌下で重合を行った。自己発熱により温度は上昇し、80℃にて1時間重合し分岐構造を有しない高分子分散剤を得た。
(製造例3)高分子分散剤製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレートのベンジルクロライド4級化物(以下、DMAEA−BQという)の75%水溶液249.2g(純分186.9g;79.49モル%)、1,3,5−トリアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(以下、TAFという)0.0217g(0.01モル%)、メタリルスルフォン酸ソーダ0.69g(0.5モル%)、アクリルアミド12.4g(20モル%)、イオン交換水517.3gを仕込み、65℃に加温しながら窒素置換した。これに、重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の3%水溶液20gを加え、攪拌下で重合を行った。自己発熱により温度は上昇し、80℃にて1時間重合し分岐構造を有する高分子分散剤を得た。
(製造例4)高分子分散剤製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、DMAEA−BQの75%水溶液143.84g(純分107.9g;39.9モル%)、DMAEA−Qの80%水溶液96.83g(純分77.46g;39.9モル%)、MBAA0.3091g(0.2モル%)、メタリルスルフォン酸ソーダ0.16g(0.1モル%)、アクリルアミド14.18g(19.9モル%)、イオン交換水524.3gを仕込み、65℃に加温しながら窒素置換した。これに、重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の3%水溶液20gを加え、攪拌下で重合を行った。自己発熱により温度は上昇し、80℃にて1時間重合し分岐構造を有する高分子分散剤を得た。
Figure 2010024441
表中、(b1)〜(b4)の数字はモル%、粘度は25℃での測定値を表し、各化合物(単量体等)略号の記載については下記の化合物を表すものとする。
DMAEA−Q:アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド
DMAEA−BQ:N,N−ジメチルアミノエチルアクリレートのベンジルクロライド4級化物
SMAS:メタリルスルフォン酸ソーダ
TAF:1,3,5−トリアクリロイルヘキサヒドロー1,3,5−トリアジン
IA:イタコン酸
MBAA:メチレンビスアクリルアミド
AM:アクリルアミド
(実施例1)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例1で得られた分岐構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水939.8gに溶解した。これに、アクリルアミド182.96g(74.995モル%)、N,N−ジメチルアミノエチルメタアクリレートのベンジルクロライド4級化物(以下、DMLという)の60%水溶液324.49g(純分194.69g;20モル%)、イタコン酸22.32g(5モル%)、メチレンビスアクリルアミド(以下、MBAA)0.0265g(0.005モル%)を加え45℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(実施例2)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例3で得られた分岐型構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水939.8gに溶解した。これに、アクリルアミド182.96g(74.995モル%)、DMLの60%水溶液324.49g(純分194.69g;20モル%)、イタコン酸22.32g(5モル%)、MBAA 0.0265g(0.005モル%)を加え45℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2‘−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
(実施例3)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例1で得られた分岐型構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水998.6gに溶解した。これに、アクリルアミド257.52g(79.99モル%)、N,N−ジメチルアミノエチルメタアクリレート(以下、DMという)142.36g(20モル%)、TAF 0.1129g(0.01モル%)を加え硫酸によりpHを3に調整した後45℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2‘−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
(実施例4)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例3で得られた分岐型構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水998.6gに溶解した。これに、アクリルアミド257.52g(79.99モル%)、DM 142.36g(20モル%)、TAF 0.1129g(0.01モル%)を加え硫酸によりpHを3に調整した後45℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
(実施例5)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例1で得られた分岐構造を有する分散剤を160g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水954.12gに溶解した。これに、アクリルアミド214.12g(76.995モル%)、DMLの60%水溶液110.97g(純分66.582g;6モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液84.39g(純分63.292g;6モル%)、イタコン酸55.98g(11モル%)、MBAA 0.0302g(0.005モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2‘−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(実施例6)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例1で得られた分岐構造を有する分散剤を50g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1059.68gに溶解した。これに、アクリルアミド261.29g(87.995モル%)、DMLの60%水溶液118.48g(純分71.088g;6モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液90.11g(純分67.582g;6モル%)、MBAA 0.0322g(0.005モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(実施例7)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例1で得られた分岐構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1018.38gに溶解した。これに、アクリルアミド209.29g(77.5モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液204.87g(純分153.65g;15モル%)、イタコン酸37.06g(7.5モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(実施例8)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例1で得られた分岐構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1016.14gに溶解した。これに、アクリルアミド239.61g(85モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液213.86g(純分160.4g;15モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(実施例9)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例1で得られた分岐型構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1049.29gに溶解した。これに、アクリルアミド338.92g(91.99モル%)、DM 40.73g(5モル%)、イタコン酸20.22g(3モル%)、TAF 0.1292g(0.01モル%)を加え硫酸によりpHを3に調整した後40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
(実施例10)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例1で得られた分岐型構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1048.81gに溶解した。これに、アクリルアミド358.18g(94.99モル%)、DM 41.68g(5モル%)、TAF 0.1322g(0.01モル%)を加え硫酸によりpHを3に調整した後40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
(実施例11)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例4で得られた分岐構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水999.68gに溶解した。これに、アクリルアミド261.29g(87.995モル%)、DMLの60%水溶液118.48g(純分71.088g;6モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液90.11g(純分67.582g;6モル%)、MBAA 0.0322g(0.005モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(実施例12)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例4で得られた分岐構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1018.38gに溶解した。これに、アクリルアミド209.29g(77.5モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液204.87g(純分153.65g;15モル%)、イタコン酸37.06g(7.5モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(実施例13)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例4で得られた分岐型構造を有する分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1049.29gに溶解した。これに、アクリルアミド338.92g(91.99モル%)、DM 40.73g(5モル%)、イタコン酸20.22g(3モル%)、TAF 0.1292g(0.01モル%)を加え硫酸によりpHを3に調整した後40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
(比較例1)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例2で得られた分岐型構造を有しない分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水939.8gに溶解した。これに、アクリルアミド182.96g(74.995モル%)、DMLの60%水溶液324.49g(純分194.69g;20モル%)、イタコン酸22.32g(5モル%)、MBAA 0.0265g(0.005モル%)を加え45℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
(比較例2)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例2で得られた分岐型構造を有しない分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水998.6gに溶解した。これに、アクリルアミド257.52g(79.99モル%)、DM 142.36g(20モル%)、TAF 0.1129g(0.01モル%)を加え硫酸によりpHを3に調整した後45℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
(比較例3)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例2で得られた分岐構造を有しない分散剤を160g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水954.12gに溶解した。これに、アクリルアミド214.12g(76.995モル%)、DMLの60%水溶液110.97g(純分66.582g;6モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液84.39g(純分63.292g;6モル%)、イタコン酸55.98g(11モル%)、MBAA 0.0302g(0.005モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(比較例4)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例2で得られた分岐構造を有しない分散剤を50g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1059.68gに溶解した。これに、アクリルアミド261.29g(87.995モル%)、DMLの60%水溶液118.48g(純分71.088g;6モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液90.11g(純分67.582g;6モル%)、MBAA 0.0322g(0.005モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(比較例5)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例2で得られた分岐構造を有しない分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1018.38gに溶解した。これに、アクリルアミド209.29g(77.5モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液204.87g(純分153.65g;15モル%)、イタコン酸37.06g(7.5モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(比較例6)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例2で得られた分岐構造を有しない分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1016.14gに溶解した。これに、アクリルアミド239.61g(85モル%)、DMAEA−BQの75%水溶液213.86g(純分160.4g;15モル%)を加え40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2‘−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、水溶性重合体分散液が得られた。
(比較例7)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例2で得られた分岐型構造を有しない分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1049.29gに溶解した。これに、アクリルアミド338.92g(91.99モル%)、DM 40.73g(5モル%)、イタコン酸20.22g(3モル%)、TAF 0.1292g(0.01モル%)を加え硫酸によりpHを3に調整した後40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
(比較例8)水溶性重合体分散液の製造法
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた2リットルの五つ口のセパラブルフラスコ中に、製造例2で得られた分岐型構造を有しない分散剤を110g、硫酸アンモニウム400gをイオン交換水1048.81gに溶解した。これに、アクリルアミド358.18g(94.99モル%)、DM 41.68g(5モル%)、TAF 0.1322g(0.01モル%)を加え硫酸によりpHを3に調整した後40℃に加温しながら窒素置換した。これに重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2%水溶液20gを加え、攪拌下で12時間重合を行い、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が得られた。
実施例および比較例で得られた分散体について、平均粒径、分子量分布を測定し、また、粒子外観を観察した。その結果を表2に示す。なお、平均粒径及び粒子外観は、光学顕微鏡で観察することにより行った。粒子外観は、粒子が均一、粗大粒子が微量存在、粗大粒子が多いの3段階で評価した。分子量分布は、ゲルパーメーションクロマトグラフィー法によるポリエチレンオキシド換算値で得られた重量平均分子量および数平均分子量から測定した値である。
ゲルパーメーションクロマトグラフィーは以下の測定条件にて測定した。
GPC本体:東ソー(株)製
カラム:東ソー(株)製ガードカラムPWXL1本およびGMPWXL2本(温度40℃)
溶離液:0.5mol/l酢酸緩衝液(0.5mol/l酢酸(和光純薬工業(株)製)+0.5mol/l酢酸ナトリウム(キシダ化学(株)製)水溶液、pH約4.2)
流速:0.8ml/分
検出器:東ソー(株)製濃度検出器(RI−8010)および光散乱検出器(LS−8000)(室温)LALLS法
ビスコテック社製TDA MODEL301(濃度検出器および90°光散乱検出器および粘度検出器(温度40℃))RALLS法
測定サンプル:0.5重量%に調整後pH10〜12になるまで苛性ソーダを添加し、80℃以上の湯浴に4時間浸した後、溶離液で0.0125重量%に希釈して測定した。
Figure 2010024441
表中の数字はモル%。粘度は25℃での測定値。
なお、表2中の各化合物(単量体等)略号の記載については下記の化合物を表すものとする。
DML:N,N−ジメチルアミノエチルメタアクリレートのベンジルクロライド4級化物
DMAEA−BQ:N,N−ジメチルアミノエチルアクリレートのベンジルクロライド4級化物
DM:N,N−ジメチルアミノエチルメタアクリレート
SMAS:メタリスルフォン酸ソーダ
MBAA:メチレンビスアクリルアミド
TAF:1,3,5−トリアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン
AM:アクリルアミド
評価方法1:板紙向け
(評価例1〜26及び比較評価例1〜10)
段ボ−ル古紙をナイアガラ式ビーターにて叩解し、カナディアン・スタンダ−ド・フリ−ネス(C.S.F)350mlに調整した紙料に硫酸バンドを対紙料固形分量1.0重量%添加してpH6.5とした。当該紙料スラリーを抄紙するにおいて、紙料濃度1.5%として実施例1から13および比較例1から8で得られた水溶性重合体分散液を水道水で重合体((A)+(B))の固形分濃度を0.05重量%に希釈して、対紙料固形分量0.05重量%あるいは0.1重量%添加し、タッピ・シートマシンにて脱水し、5kg/cmで2分間プレスして、坪量150g/m
となるよう抄紙した。次いで回転型乾燥機で105℃において4分間乾燥し、23℃、50%R.H.の条件下に24時間調湿したのち、比破裂強度および地合変動係数を測定した。同時に、上記の薬品添加後のパルプスラリー500mlをブリットジャー(40メッシュ)に入れタービン羽根を備えた撹拌機を用いて撹拌しながら(2000rpm)下穴から濾水100mlを採取し、No2濾紙により吸引濾過後、110℃で60分間乾燥し、乾燥後の質量を測定することにより、全歩留り(OPR)を求めた。また、別途、上記薬品添加後のパルプスラリーの濾水量も測定した。
なお、濾水量は、JIS P8121に準拠して測定し、比破裂強度は、JIS P8131に準拠して測定し、地合変動係数は、得られた紙を通過する光(輝度)をパーソナル画像処理システムHyper−700(OBS製)に取り込み、輝度分布を統計解析することにより測定した。なお、評価例27〜52および比較評価例11〜20における内部強度(インターナルボンド)はJ.TAPPI No18−2に準じて測定した。
各評価例における水溶性高分子分散体固形分の紙料固形分に対する添加率と各項目の測定結果を表3に示す。
Figure 2010024441
地合変動係数は数値が小さいほうが地合良好である。
評価方法2:洋紙向け
(評価例27〜52及び比較評価例11〜20)
L−BKPをナイアガラ式ビーターにて叩解し、カナディアン・スタンダ−ド・フリ−ネス(C.S.F)400mlに調整した紙料に硫酸バンドを対紙料固形分量1.0重量%添加し、填料として軽質炭酸カルシウム(奥多摩工業株式会社製、商品名:タマパールTP−121)を対紙料固形分量10重量%添加し、pH7.0とした。当該紙料スラリーを抄紙するにおいて、紙料濃度1.0%として実施例1から13および比較例1から8で得られた重合体水溶液を水道水で重合体((A)+(B))の固形分濃度を0.05重量%に希釈して、対紙料固形分量0.025重量%あるいは0.05重量%添加し、タッピ・シートマシンにて脱水し、5kg/cm
で2分間プレスして、坪量60g/m となるよう抄紙した。次いで回転型乾燥機で105℃において4分間乾燥し、23℃、50%R.H.の条件下に24時間調湿したのち、内部強度を測定した。なお、濾水量、地合変動係数および全歩留りは評価方法1と同様の方法で測定した。
各評価例における水溶性高分子分散体固形分の紙料固形分に対する添加率と各項目の測定結果を表4に示す。
Figure 2010024441
地合変動係数は数値が小さいほうが地合良好である。

Claims (12)

  1. 塩濃度が10重量%以上飽和濃度以下の塩水溶液中に、水溶性重合体(A)を、分岐構造を有する高分子分散剤(B)を用いて平均粒子径が0.1〜150μmとなるように分散させた水溶性重合体の分散液であって、水溶性重合体(A)の含有量が10〜40重量%で、25℃における分散液の粘度が100〜30000mPa・sである水溶性重合体分散液。
  2. 塩濃度が10重量%以上飽和濃度以下の塩水溶液中で、分岐構造を有する高分子分散剤(B)の存在下、ラジカル重合成分(a)を分散重合させることにより得られる請求項1記載の水溶性重合体分散液。
  3. 水溶性重合体(A)および分岐構造を有する高分子分散剤(B)の混合物の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が1.0〜3.0である請求項1または2に記載の水溶性重合体分散液。
  4. 分岐構造を有する高分子分散剤(B)が、カチオン性ラジカル重合性単量体(b1)を少なくとも30モル%含有するラジカル重合成分(b)を重合させて得られる重合体からなる請求項1〜3のいずれかに記載の水溶性重合体分散液。
  5. 分岐構造を有する高分子分散剤(B)を、水溶性重合体(A)100重量部に対し、1〜10重量部用いる請求項1〜4のいずれかに記載の水溶性重合体分散液。
  6. 分岐構造を有する高分子分散剤(B)が、カチオン性ラジカル重合性単量体(b1)および架橋性単量体(b3)ならびに必要に応じてアニオン性ラジカル重合性単量体(b2)および(メタ)アクリルアミド(b4)を共重合させて得られる共重合体である請求項1〜5のいずれかに記載の水溶性重合体分散液。
  7. 分岐構造を有する高分子分散剤(B)が、30〜99.999モル%のカチオン性ラジカル重合性単量体(b1)、0〜5モル%のアニオン性ラジカル重合単量体(b2)、0.001〜1モル%の架橋性単量体(b3)および0〜70モル%の(メタ)アクリルアミド(b4)を共重合させて得られる共重合体である請求項1〜6のいずれかに記載の水溶性重合体分散液。
  8. 水溶性重合体(A)が、カチオン性ラジカル重合性単量体(a1)および(メタ)アクリルアミド(a4)ならびに必要に応じてアニオン性ラジカル重合性単量体(a2)および架橋性単量体(a3)を共重合して得られる共重合体である請求項1〜7のいずれかに記載の水溶性重合体分散液。
  9. 水溶性重合体(A)が、3〜40モル%のカチオン性ラジカル重合性単量体(a1)、0〜40モル%のアニオン性ラジカル重合性単量体(a2)、0〜1モル%の架橋性単量体(a3)および20〜97モル%の(メタ)アクリルアミド(a4)を共重合して得られる共重合体である請求項1〜8のいずれかに記載の水溶性重合体分散液。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の水溶性重合体分散液を含有する紙力増強剤。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の水溶性重合体分散液を含有する製紙用濾水性向上剤。
  12. 請求項1〜9のいずれかに記載の水溶性重合体分散液を含有する製紙用歩留向上剤。
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