JP2010015219A - データ転送システム、dmaコントローラ、ドライブレコーダ、データ転送方法、データ転送プログラム、電子機器装置 - Google Patents

データ転送システム、dmaコントローラ、ドライブレコーダ、データ転送方法、データ転送プログラム、電子機器装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第2の装置DV2に障害(例えば、ハードディスクのトラブル)が発生すると、第2のデータDT2を第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送しようとしても、転送することが不可能になるという問題があった。
【解決手段】第1の装置DV1と、第2の装置DV2と、メモリMと、転送部10と、第2の装置DV2に障害が発生したか否かを検出する障害発生検出部20と、を有するDMAコントローラ2と、第1の装置DV1から第2の装置DV2へ第1のデータDT1、第2のデータDT2を転送すべき旨をDMAコントローラ2に指示するCPU1と、を備え、CPU1からの指示に応えて転送部10が第1のデータDT1を第1の装置DV1から第2の装置DV2へ転送した後に、障害発生検出部20が障害を検出したとき、転送部10は、第2のデータDT2を第2の装置DV2に代えてメモリMに転送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ転送システム、DMA(Direct Memory Access)コントローラ、ドライブレコーダ、データ転送方法、データ転送プログラム、電子機器装置に関する。
下記の特許文献1及び特許文献2に記載されたDMAコントロールシステムと同様な構成を有する、図12に図示された従来のコントロールシステムS10では、CPU(Central Processing Unit)1がDMAコントローラ2へDMA転送を指示する。DMAコントローラは、当該指示を受けると、デジタルカメラやマイク等の第1の装置DV1に記憶されている画像データや音声データなどのデータを、アドレスバスABを指定し、ハードディスク等の第2の装置DV2に、データバスDB経由で転送しようとする。
特開平5−233440号公報 特開2004−48337号公報
しかしながら、例えば、図12に示されるように、従来のデータ転送システムS10では、連続する第1のデータDT1、第2のデータDT2を転送しようとするとき、転送している途中で第2の装置DV2に障害が発生すると、CPU1から指示された転送データを転送することができない。すなわち、第1のデータDT1を第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送することに成功し、その後第2の装置DV2に障害(例えば、ハードディスクのトラブル)が発生すると、第1のデータDT1に引き続く第2のデータDT2を第2の装置DV2に転送しようとしても、転送が不可となる。第2のデータDT2の転送が不可となった時点では、既に第1の装置DV1に記憶されていた第2のデータDT2は消滅していることから、再び、第2のデータDT2を第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送しようとしても、転送することが不可能になるという問題があった。
本発明は、上記課題の一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例](1)第1の装置と、(2)第2の装置と、(3)メモリと、(4)前記第1の装置から前記第2の装置へ、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送部と、前記第2の装置に障害が発生したか否かを検出する障害発生検出部と、を有するDMAコントローラと、(5)前記第1の装置から前記第2の装置へ前記第1のデータ、前記第2のデータを転送すべき旨を前記DMAコントローラに指示するCPUと、を備え、前記CPUからの指示に基づいて前記転送部が前記第1のデータを前記第1の装置から前記第2の装置へ転送した後に、前記障害発生検出部が前記障害を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを前記第2の装置に代えて前記メモリに転送することを特徴とするデータ転送システム。
この構成によれば、障害発生検出部が障害を検出したとき、転送部は、第2のデータを第2の装置に代えてメモリに転送する。これにより、第1の装置に記憶されていた第2のデータを転送しようとしたとき、第2のデータが第1の装置から消滅しても、第2のデータがメモリに記憶されている。このため、例えば、第1のデータに続く、メモリに記憶された第2のデータを第1の装置に転送できる可能性がある。これにより、第1のデータを第1の装置から第2の装置に転送した後に、第2の装置に障害が発生しても、第1のデータに連続する第2のデータを第1の装置から第2の装置に転送できる可能性がある。
[適用例]前記DMAコントローラは、前記第2の装置における前記障害からの復帰を検出する障害復帰検出部を更に有し、前記障害復帰検出部が、前記障害からの復帰を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とする上記データ転送システム。
この構成によれば、障害復帰検出部が、障害からの復帰を検出したとき、転送部は、第2のデータをメモリから第2の装置に転送する。これにより、第2の装置に障害が発生していない状態にあるとき、第2のデータをメモリから第2の装置に転送するので、メモリに記憶された第2のデータを第1の装置に転送することが可能となる場合がある。
[適用例]前記メモリは、前記CPUおよび前記DMAコントローラがワーキングエリアとして共用することを特徴とする上記データ転送システム。
この構成によれば、CPUがワーキングエリアとして使用するメモリを共用するので、DMAコントローラがワーキングエリアとして使用するメモリを別途に備えなくてもよい。従って、データ転送システムの大型化やコストの増加を抑制することができる。
[適用例]前記メモリの容量は、前記CPUからの1回分の指示により転送すべき転送データ量以上であることを特徴とする上記データ転送システム。
この構成によれば、CPU1からの1回分の指示による転送データ量をメモリに記憶することができるので、CPUから指示された1回のデータ転送における転送データを、メモリから第2の装置に転送することができる。
[適用例]前記障害発生検出部は、前記第2の装置に前記障害が発生していないことを示す信号を検出しなかったときは、前記第2の装置に前記障害が発生したことを判断することを特徴とする上記データ転送システム。
第2の装置に障害が発生していないときは、DMAコントローラは、第2の装置を選択してから、障害が発生していないことを示す信号を受信することができる。この構成によれば、DMAコントローラは、第2の装置を選択してから、障害が発生していないことを示す信号を検出しなかったときは、障害発生検出部は第2の装置に障害が発生したことを検出し、転送部が第1の装置からメモリに第2のデータを転送する。これにより、第1の装置から第2のデータが消滅しても、メモリに第2のデータを保存することができる場合がある。
[適用例]前記障害発生検出部は、前記DMAコントローラが前記第2の装置を選択してから、所定の時間内に前記障害が発生していないことを示す信号を検出しなかったときは、前記第2の装置に前記障害が発生したことを検出することを特徴とする上記データ転送システム。
第2の装置に障害が発生していないときは、DMAコントローラは、第2の装置を選択してから、障害が発生していないことを示す信号を受信することができる。この構成によれば、DMAコントローラは、第2の装置を選択してから、障害が発生していないことを示す信号を所定の時間内に検出しなかったときは、障害発生検出部は第2の装置に障害が発生したことを検出し、転送部が第1の装置からメモリに第2のデータを転送する。これにより、第1の装置から第2のデータが消滅しても、メモリに第2のデータを保存することができる場合がある。
[適用例]前記第2の装置は、ステータスレジスタを備え、前記障害復帰検出部は、前記第2の装置に備えられた前記ステータスレジスタに記憶されたステータスを所定の時間の間隔で読み取ることにより、前記障害から復帰したか否かの状態を検出することを特徴とする上記データ転送システム。
この構成によれば、第2の装置に発生していた障害が消滅し、第2の装置が復帰したことを検出できるので、メモリに保存した第2のデータを第2の装置に転送することができる場合がある。
[適用例]前記障害復帰検出部が前記障害からの復帰を検出したとき、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送し、その後、前記転送部が前記第2のデータに引き続き転送すべき第3のデータを前記第1の装置から前記メモリに転送し、その後、前記第3のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とする上記データ転送システム。
この構成によれば、第2の装置に転送する順番を、データの順である第2のデータ、第3のデータの順に転送することができる。これにより、第2の装置は、データの順を変更する処理をしなくてもよい。また、転送部が第3のデータを第1の装置からメモリに転送した後、第2のデータをメモリから第2の装置に転送するより、メモリの容量が大きくなることを抑制できる。
[適用例]前記障害復帰検出部が前記障害からの復帰を検出したとき、前記転送部が前記第2のデータに引き続き転送すべき第3のデータを前記第1の装置から前記メモリに転送し、その後、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送し、その後、前記第3のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とする上記データ転送システム。
この構成によれば、第2の装置に転送する順番を、データの順である第2のデータ、第3のデータの順に転送することができる。これにより、第2の装置は、データの順を変更する処理をしなくてもよい。
[適用例]前記障害復帰検出部が前記障害からの復帰を検出したとき、前記転送部が前記第2のデータに引き続き転送すべき第3のデータを前記第1の装置から前記第2の装置に転送し、その後、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とする上記データ転送システム。
この構成によれば、転送部が第2のデータに引き続き転送すべき第3のデータを第1の装置から第2の装置に転送し、その後、第2のデータをメモリから第2の装置に転送する。このため、第3のデータを第1の装置からメモリに転送し、第3のデータをメモリから第2の装置に転送する二つの転送ステップより少ない転送ステップで第3のデータを第2の装置に転送できる。
[適用例]第1の装置から第2の装置に、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送部と、前記第2の装置に障害が発生したことを検出する障害発生検出部と、を備え、前記第1のデータが前記第1の装置から前記第2の装置に転送された後、前記障害発生検出部が前記障害を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータをメモリに転送することを特徴とするDMAコントローラ。
この構成によれば、障害発生検出部が障害を検出したとき、転送部は、第2のデータを第2の装置に代えてメモリに転送する。これにより、第1の装置に記憶されていた第2のデータを転送しようとしたとき、第2のデータが第1の装置から消滅しても、第2のデータがメモリに記憶されている。このため、メモリに記憶された第2のデータを第1の装置に転送することが可能となる。
[適用例]前記第2の装置における前記障害から復帰したことを検出する障害復帰検出部を更に備え、前記障害復帰検出部が、前記障害から復帰したことを検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを、前記第2の装置に転送することを特徴とする上記DMAコントローラ。
この構成によれば、障害復帰検出部が、障害からの復帰を検出したとき、転送部は、第2のデータをメモリから第2の装置に転送する。これにより、第2の装置に障害が発生していない状態にあるとき、第2のデータをメモリから第2の装置に転送するので、メモリに記憶された第2のデータを第1の装置に転送することが可能となる。
[適用例](1)第1の装置と、(2)第2の装置と、(3)メモリと、(4)前記第1の装置から前記第2の装置へ、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送部と、前記第2の装置に車両の運転に起因する障害が発生したか否かを検出する障害発生検出部と、を有するDMAコントローラと、(5)前記第1の装置から前記第2の装置へ前記第1のデータ、前記第2のデータを転送すべき旨を前記DMAコントローラに指示するCPUと、を備え、前記CPUからの指示に基づいて前記転送部が前記第1のデータを前記第1の装置から前記第2の装置へ転送した後に、前記障害発生検出部が前記障害を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを前記第2の装置に代えて前記メモリに転送することを特徴とするドライブレコーダ。
この構成によれば、第2の装置に車両の運転に起因する障害発生検出部が障害を検出したとき、転送部は、第2のデータを第2の装置に代えてメモリに転送する。これにより、第1の装置に記憶されていた第2のデータを転送しようとしたとき、第2のデータが第1の装置から消滅しても、第2のデータがメモリに記憶されている。このため、メモリに記憶された第2のデータを第1の装置に転送することが可能となる。
[適用例]前記DMAコントローラは、前記第2の装置における前記障害からの復帰を検出する障害復帰検出部を更に有し、前記障害復帰検出部が、前記車両の運転に起因する障害からの復帰を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とする上記ドライブレコーダ。
この構成によれば、障害復帰検出部が、車両の運転に起因する障害からの復帰を検出したとき、転送部は、第2のデータをメモリから第2の装置に転送する。これにより、第2の装置に障害が発生していない状態にあるとき、第2のデータをメモリから第2の装置に転送するので、メモリに記憶された第2のデータを第1の装置に転送することが可能となる。
[適用例]上記データ転送システムを搭載した電子機器装置。
[適用例]CPUからの指示により第1の装置から第2の装置へ、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送工程と、前記第2の装置に障害が発生したか否かを検出する障害発生検出工程と、を有し、前記転送工程が前記第1のデータを前記第1の装置から前記第2の装置へ転送した後に、前記障害発生検出工程が前記障害を検出したとき、前記転送工程は、前記第2のデータを前記第2の装置に代えてメモリに転送することを特徴とするデータ転送方法。
[適用例]CPUからの指示により第1の装置から第2の装置へ、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送機能と、前記第2の装置に障害が発生したか否かを検出する障害発生検出機能と、を有し、前記転送機能が前記第1のデータを前記第1の装置から前記第2の装置へ転送した後に、前記障害発生検出機能が前記障害を検出したとき、前記転送機能は、前記第2のデータを前記第2の装置に代えてメモリに転送する機能を実現するために実行することを特徴とするデータ転送プログラム。
この構成によれば、障害発生検出機能が障害を検出したとき、転送機能は、第2のデータを第2の装置に代えてメモリに転送する。これにより、第1の装置に記憶されていた第2のデータを転送しようとしたとき、第2のデータが第1の装置から消滅しても、第2のデータがメモリに記憶されている。このため、メモリに記憶された第2のデータを第1の装置に転送することが可能となる。
以下、実施例について図面に従って説明する。
(第1実施例)
図1は、本実施例のデータ転送システムの構成を示す図である。図1のデータ転送システムSは、DMA転送を制御するDMAコントロールシステムであり、図1に示されるように、CPU1と、DMAコントローラ2と、第1の装置DV1と、第2の装置DV2と、メモリMとを含み、これらはアドレスバスABとデータバスDBとによって接続されている。
第1の装置DV1は、例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラ、マイクなどであり、外部の映像、音声などをリアルタイムで画像データ、音声データなどの連続する第1のデータDT1、第2のデータDT2、第3のデータDT3として受け取り、第1の装置DV1に備えたバッファ(不図示)に、記憶する。
第2の装置DV2は、例えば、ハードディスクであり、メモリMは、例えば、DRAM、SRAMである。
CPU1は、DMA転送に関する処理をDMAコントローラ2に指示すべく、DMAコントローラ2にDMA転送のための情報を通知する。より具体的には、第1の装置DV1のアドレスと、第2の装置DV2のアドレスと、メモリMのアドレスと、CPU1からの1回の指示により転送すべき、第1のデータDT1のサイズと、第2のデータDT2のサイズと、第3のデータDT3のサイズとをビット単位で通知する。
転送部10は、CPU1からの指示により、第1の装置DV1から第2の装置DV2へのデータ転送であるDMA転送を行う。本実施例では、CPU1からの、送信元と送信先のアドレス指定などの1回の指示により、第1の装置DV1にある第1のデータDT1、第2のデータDT2、第3のデータDT3の順で連続してDMA転送が行われる。転送部10は、DMAコントローラ2内に記憶されたプログラムから構成され、そのプログラムを実行することにより機能する。
転送部10は、CPU1から通知されたDMA転送のための情報に基づき、アドレスバスABにアドレス信号を出力し、データバスDBからのデータの入力や、データバスDBへの出力を行い、第1の装置DV1から第2の装置DV2へ第1のデータDT1、第2のデータDT2、第3のデータDT3を転送する。
メモリMは、CPU1およびDMAコントローラ2がワーキングエリアとして共用するメモリである。メモリMの容量は、CPU1からの1回分の指示により転送すべき、第1のデータDT1、第2のデータDT2、第3のデータDT3を合計した転送データ量以上である。
転送部10は、チップセレクト信号(不図示)を第1の装置DV1、メモリM、第2の装置DV2に出力することにより、それぞれをディスイネーブル状態(動作しない状態)からイネーブル状態(動作する状態)に同時に遷移させる。同時に遷移させることにより、転送処理の実行時間を短縮するようにする。
転送部10は、アドレスバスABにデバイス選択信号を出力して第1の装置DV1、メモリM、第2の装置DV2を選択する。
転送部10がチップセレクト信号を第2の装置DV2に出力したとき、障害発生検出部20は、第2の装置DV2を選択してから所定の時間内に、第2の装置DV2に障害が発生していないことを示す信号ACK信号を第2の装置DV2から読み取る。障害発生検出部20は、所定の時間を超えてもACK信号を受信することができなかったとき、障害発生検出部20は、第2の装置DV2に障害が発生したことを検出する。障害発生検出部20は、DMAコントローラ2内に記憶されたプログラムから構成され、そのプログラムを実行することにより機能する。
障害復帰検出部30は、第2の装置DV2に備えられたステータスレジスタに記憶されたステータスの状態を、所定の時間の間隔を置いて読み取り、ステータスの状態から第2の装置DV2に発生していた障害が消滅し、第2の装置DV2が復帰したか否かを検出することができる。障害復帰検出部30は、障害が発生してから所定の時間を経過した後に、定期的にステータスレジスタを読み取るうちに、1回の読み取りにおいて第2の装置DV2が復帰したか否かを検出することができる。障害復帰検出部30は、DMAコントローラ2内に記憶されたプログラムから構成され、そのプログラムを実行することにより機能する。
次に、DMAコントローラ2が行うDMA転送の方法について説明する。図2は、第1のデータDT1を第2の装置DV2に転送した状態を示す図である。図2に示すように、転送部10は、DMA転送を開始し、第1の装置DV1に記憶されていた第1のデータDT1を第2の装置DV2に転送する。
第2の装置DV2は、データが第2の装置DV2内の記憶領域に正常に書き込まれると、所定の時間内にACK信号を出力する。そのため、障害発生検出部20は、第2の装置DV2から所定の時間内にACK信号を読み出すことができなかったことにより、第2の装置DV2に障害が発生したことを検出することができる。
図3は、第2のデータDT2をメモリMに転送した状態を示す図である。図3に示すように、転送部10は、障害発生検出部20が障害を検出すると、転送元として第1の装置DV1、転送先としてメモリMを指定し、第1のデータDT1に続く第2のデータDT2を、第1の装置DV1からメモリMに転送する。
図4(a)〜(c)は、第2のデータDT2、第3のデータDT3が第2の装置DV2に転送される様子を説明する図である。図4(a)は、第2のデータDT2が第2の装置DV2に転送した状態を示す図である。図3の障害復帰検出部30は、転送部10による転送処理が開始されると、所定の時間の間隔を置いて第2の装置DV2のステータスレジスタに記憶されているステータスの状態を読み取り、第2の装置DV2に発生していた障害が消滅し第2の装置DV2が復帰したか否かを検出する。障害復帰検出部30によって、第2の装置DV2が復帰したことが検出されると、図4(a)に示すように、転送部10は、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送する。
図4(b)は、第2のデータDT2に続く第3のデータDT3をメモリMに転送した状態を示す図である。転送部10は、第3のデータDT3を第1の装置DV1からメモリMに転送する。
図4(c)は、第3のデータDT3を第2の装置DV2に転送した状態を示す図である。転送部10は、第3のデータDT3をメモリMから第2の装置DV2に転送する。
このようにして、DMAコントローラ2は、第1のデータDT1、第2のデータDT2、第3のデータDT3を第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送する。
次に、本実施例におけるDMAコントローラ2に格納されたプログラムの処理内容を、図5のフローチャートを用いて説明する。また、図2、図3も参照して説明する。図5は、DMAコントローラ2に格納されたプログラムにおけるフローチャートである。本実施例では、図2に示すように、第1のデータDT1を第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送した後に、第2の装置DV2に障害が発生し、図3に示すように、データDT2をメモリMに転送した後に、第2の装置DV2が復帰した場合について説明する。
ステップS100では、DMAコントローラ2は、CPU1から1回分の転送指示を受ける。1回分の転送指示とは、CPU1が転送元と転送先のアドレスを指定し、DMAコントローラ2がCPU1から受け取る1回分の指示をいう。ステップS110では、転送部10は第1の装置DV1から第2の装置DV2にデータとしての第1のデータDT1を転送するため、第1の装置DV1と第2の装置DV2に指示する(図2参照)。
ステップS120では、障害発生検出部20は、第2の装置DV2に障害が発生したか否かを検出する。障害発生検出部20が障害を検出したとき(Yes)、ステップS130に進み、障害を検出しなかったときは(No)、ステップS160に進む。本実施例では、障害を検出したとし、ステップS130に進む。
ステップS130では、転送部10は、データとしての第2のデータDT2を第1の装置DV1からメモリMへ転送するため、第1の装置DV1とメモリMに指示する(図3参照)。
ステップS140では、障害復帰検出部30は、第2の装置DV2が障害から復帰したか否かを検出する。復帰したときは(Yes)、ステップS150に進む。復帰しないときは(No)、ステップS130に戻る。本実施例では、復帰するとし、ステップS150の復帰処理に進む。
図6は、第1実施例の復帰処理におけるプログラムのフローチャートである。ステップS200では、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送する(図4(a)参照)。ステップS201では、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送したとき、第3のデータDT3を第1の装置DV1からメモリMに転送する(図4(b)参照)。このように、復帰した直後は、第3のデータDT3を第1の装置DV1からメモリMに転送するようにする。これにより、転送部10が第1の装置DV1とメモリMを指定した転送指示を出した直後に復帰したときでも、第1の装置DV1からメモリMへの転送処理を行うので、転送指示した時間が無駄にならない。ステップS202では、第3のデータDT3をメモリMから第2の装置DV2に転送する(図4(c)参照)。
図5のステップS160では、DMAコントローラ2は、CPU1からの1回分の指示によるデータ量を転送したか否かを判断する。1回分の指示によるデータ量を転送していないときは(No)、ステップS110に戻る。1回分の指示によるデータ量を転送したときは(Yes)、終了する。本実施例では、CPU1から指示された第1のデータDT1、第2のデータDT2、第3のデータDT3はすでに第2の装置DV2に転送されているので、処理を終了する。
第4のデータ(不図示)が第1の装置DV1に生じたときは、転送部10は、第4のデータを第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送するため、第1の装置DV1と第2の装置DV2に指示する。
以上、本実施例で説明したデータ転送システムSは、(1)第1の装置DV1と、(2)第2の装置DV2と、(3)メモリMと、(4)第1の装置DV1から第2の装置DV2へ、連続する第1のデータDT1、第2のデータDT2を転送すべき転送部10と、第2の装置DV2に障害が発生したか否かを検出する障害発生検出部20と、を有するDMAコントローラ2と、(5)第1の装置DV1から第2の装置DV2へ第1のデータDT1、第2のデータDT2を転送すべき旨をDMAコントローラ2に指示するCPU1と、を備え、CPU1からの指示に応えて転送部10が第1のデータDT1を第1の装置DV1から第2の装置DV2へ転送した後に、障害発生検出部20が障害を検出したとき、転送部10は、第2のデータDT2を第2の装置DV2に代えてメモリMに転送する。
この構成によれば、障害発生検出部20が障害を検出したとき、転送部10は、第2のデータDT2を第2の装置DV2に代えてメモリMに転送する。これにより、第1の装置DV1に記憶されていた第2のデータDT2を転送しようとしたとき、例えば、第1の装置DV1が第2のデータDT2を転送したと判断し、第2のデータDT2が第1の装置DV1から消滅しても、第2のデータDT2がメモリMに記憶されている。このため、第1のデータDT1に続く、メモリMに記憶された第2のデータDT2を第1の装置DV1に転送することが可能となる。
また、データ転送システムSにおけるDMAコントローラ2は、第2の装置DV2における障害からの復帰を検出する障害復帰検出部30を更に有し、障害復帰検出部30が、障害からの復帰を検出したとき、転送部10は、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送する。
この構成によれば、障害復帰検出部30が、障害からの復帰を検出したとき、転送部10は、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送する。これにより、第2の装置DV2に障害が発生していない状態にあるとき、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送するので、メモリMに記憶された第2のデータDT2を第2の装置DV2に転送することが可能となる。
また、メモリMは、CPU1およびDMAコントローラ2がワーキングエリアとして共用するメモリである。
この構成によれば、CPU1がワーキングエリアとして使用するメモリMを共用できる。例えば、メモリMの領域のうち、CPU1がワーキングエリアとして使用する領域と、DMAコントローラ2がワーキングエリアとして使用する領域と、転送されるデータを待避するために使用する領域に分けて使用する。あるいは、CPU1やDMAコントローラ2がワーキングエリアとして使用する時間帯により、それぞれが使用する領域を変動してもよい。従って、DMAコントローラ2がワーキングエリアとして使用するメモリを別途に備えなくてもよい。そのため、データ転送システムSの大型化やコストの増加を抑制することができる。
また、メモリMの容量は、CPU1からの1回分の指示により転送すべき転送データ量以上である。
この構成によれば、CPU1からの1回分の指示によるデータ転送における転送データをメモリMに記憶することができるので、CPU1からの1回分の指示によるデータ転送における転送データを、メモリMから第2の装置DV2に転送することができる。
また、障害発生検出部20は、第2の装置DV2に障害が発生していないことを示す信号としてのACK信号を検出しなかったときは、第2の装置DV2に障害が発生したことを検出する。
第2の装置DV2に障害が発生していないときは、DMAコントローラ2は、第2の装置DV2を選択してから、障害が発生していないことを示す信号としてのACK信号を受信することができる。従って、この構成によれば、DMAコントローラ2は、第2の装置DV2を選択してから、障害が発生していないことを示すACK信号を検出しなかったときは、第2の装置DV2に障害が発生したことを検出できる。
障害発生検出部20は、DMAコントローラ2が第1の装置DV1を選択してから、所定の時間内に障害が発生していないことを示す信号としてACK信号を検出しなかったときは、第2の装置DV2に障害が発生したとして判断する。
第2の装置DV2に障害が発生していないときは、DMAコントローラ2は、第2の装置DV2を選択してから、所定の時間内に障害が発生していないことを示す信号としてのACK信号を受信することができる。従って、この構成によれば、DMAコントローラ2は、第2の装置DV2を選択してから、所定の時間内に障害が発生していないことを示すACK信号を検出しなかったときは、第2の装置DV2に障害が発生したことを検出できる。
また、第2の装置DV2は、ステータスレジスタを備え、障害復帰検出部30は、第2の装置DV2に備えられたステータスレジスタに記憶されたステータスを所定の時間での間隔で読み取ることにより、障害から復帰したか否かの状態を検出する。
この構成によれば、DMAコントローラ2は、第2の装置DV2に発生していた障害が消滅し、第2の装置DV2が復帰したことを検出できる。
また、障害復帰検出部30が障害からの復帰を検出したとき、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送し、その後、転送部10が第2のデータDT2に引き続き転送すべき第3のデータDT3を第1の装置DV1からメモリMに転送し、その後、第3のデータDT3をメモリMから第2の装置DV2に転送する。
この構成によれば、第2の装置DV2に転送する順番を、データの順である第2のデータDT2、第3のデータDT3の順に転送することができる。これにより、第2の装置DV2は、データの順を変更する処理をしなくてもよい。また、転送部10が第3のデータDT3を第1の装置DV1からメモリMに転送した後、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送するより、メモリの容量が大きくなることを抑制できる。
(第2実施例)
第2実施例では、第1実施例で説明した復帰処理(図5のステップS150参照)において、始めに、第3のデータDT3を第1の装置DV1からメモリMに転送する場合について説明する。第2実施例における構成は、第1実施例の図1を用いて説明した構成および図5のフローチャートの処理内容と同じであるが、第1実施例の図4(a)〜(c)、図6を用いて説明した復帰処理とは異なる。
図7は、第2実施例における復帰処理のプログラムにおけるフローチャートである。
図8(a)〜(c)は、第2実施例における、第1のデータDT1〜第3のデータDT3の転送順序を説明する図である。
図7のステップS300では、第3のデータDT3を第1の装置DV1からメモリMに転送する(図8(a)参照)。ステップS301では、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送する(図8(b)参照)。ステップS302では、第3のデータDT3をメモリMから第2の装置DV2に転送する(図8(c)参照)。
このように、本実施例のデータ転送システムSにおけるDMAコントローラ2に含まれる障害復帰検出部30が障害からの復帰を検出したときの復帰処理において、転送部10が第2のデータDT2に引き続き転送すべき第3のデータDT3を第1の装置DV1からメモリMに転送し、その後、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送し、その後、第3のデータDT3をメモリMから第2の装置DV2に転送する。
この構成によれば、第2の装置DV2に転送する順番を、データの順である第2のデータDT2、第3のデータDT3の順に転送することができる。これにより、第2の装置DV2は、データの順を変更する処理をしなくてもよい。
(第3実施例)
第3実施例では、第1実施例で説明した復帰処理(図5のステップS150参照)において、始めに、第3のデータDT3を第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送する場合について説明する。第3実施例における構成は、第1実施例の図1を用いて説明した構成および図5のフローチャートの処理内容と同じであるが、第1実施例の図4(a)〜(c)、図6を用いて説明した復帰処理とは異なる。
図9は、第3実施例における復帰処理のプログラムにおけるフローチャートである。図10(a)、(b)は、第3実施例における、第1のデータDT1〜第3のデータDT3の転送順序を説明する図である。
図9のステップS400では、第3のデータDT3を第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送する(図10(a)参照)。ステップS401では、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送する(図10(b)参照)。
このように、本実施例のデータ転送システムSにおけるDMAコントローラ2に含まれる障害復帰検出部30が障害からの復帰を検出したときの復帰処理において、障害復帰検出部30が障害からの復帰を検出したとき、転送部10が第2のデータDT2に引き続き転送すべき第3のデータDT3を第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送し、その後、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送する。
この構成によれば、転送部10が第2のデータDT2に引き続き転送すべき第3のデータDT3を第1の装置DV1から第2の装置DV2に転送し、その後、第2のデータDT2をメモリMから第2の装置DV2に転送する。このため、第3のデータDT3を第1の装置DV1からメモリMに転送するステップと、第3のデータDT3をメモリMから第2の装置DV2に転送するステップとの二つのステップより少ないステップで第3のデータDT3を第2の装置DV2に転送できる。
(第4実施例)
第4実施例では、ドライブレコーダにおける実施例について説明する。図11は、ドライブレコーダの構成を示す。電子機器(例えば、携帯電話、パーソナル・コンピュータ、プロジェクタ、ドライブレコーダ)の一つである、実施例のドライブレコーダDRは、自動車、バス、トラックのような車両に取り付けられ、当該車両の運転手が車両事故を起こしたときの直前及び直後の車内外の画像及び音の録画及び録音を行うべく、図11に示されるように、CPU1と、DMAコントローラ2と、カメラ部DV1aと、マイク部DV1bと、メモリMと、第2の装置DV2と、加速度検出部ADと、表示部DPと、スピーカ部SPと、を含み、これらは、基本的に、第1実施例から第3実施例のデータ転送システムSと同様に、アドレスバスAB、データバスDBにより接続されている。
CPU1、DMAコントローラ2、メモリM、第2の装置DV2は、第1実施例から第3実施例のデータ転送システムSにおけるそれらと同様な機能を有する。
カメラ部DV1aは、例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラであり、また、マイク部DV1bは、単一志向性マイク、無志向性マイクであり、カメラ部DV1a及びマイク部DV1bは、第1実施例から第3実施例のデータ転送システムSにおける第1の装置DV1に代わって機能する。
加速度検出部ADは、例えば、ピエゾ抵抗型、静電容量型、熱検知型のMEMS(Micro Electro Mechanical System)加速度センサであり、車両事故の発生時に生じる衝撃を検出する。
表示部DPは、例えば、液晶表示パネル、有機EL表示パネルからなり、第2の装置DV2に記憶される画像データにより規定される画像、例えば、車両事故が発生した前後に亘る画像を表示する。
本実施例のドライブレコーダDRでは、車両の運転中に事故が発生したか否かに拘わらず、常時、カメラ部DV1aは、車両内外の画像(画像データ)を収集し、かつ、マイク部DV1bも同様に、車両内外の音(音声データ)を収集し、DMAコントローラ2は、実施例のデータ転送システムSにおけるDMAコントローラ2と同様にして、カメラ部DV1aから画像データDTa1、DTa2を第2の装置DV2に転送し、また、マイク部DV1bから音声データDTb1、DTb2を第2の装置DV2に転送する。
仮に、車両の運転中に事故が発生すると、加速度検出部ADは、当該事故の発生時に生じる加速度を検出し、当該加速度が検出された旨をCPU1に通知し、当該通知に応答して、CPU1は、例えば、通知を受けた後10秒後に、カメラ部DV1a及びマイク部DV1bから第2の装置DV2への画像データ及び音声データの転送を中止させる。これにより、第2の装置DV2には、事故が発生した時点を中心にその前後一定の期間、例えば、事故発生前20秒の時点から事故発生後10秒の時点までの30秒間に亘る、画像データ及び音声データが確実に保存されているようにする。
表示部DP及びスピーカ部SPは、必要に応じて、上記したような、第2の装置DV2に記憶された画像データ及び音声データを再生することにより、画像を表示し、また、音を出力するために用いられる。
本実施例のドライブレコーダDRでは、カメラ部DV1a及びマイク部DV1bから第2の装置DV2へのデータ転送を、第1実施例から第3実施例のデータ転送システムSと同様に、実質的に同時に、即ち、CPU1からDMAコントローラ2の一の命令のみで行うことが可能となる。
車両の運転中に事故が発生し、加速度検出部ADによって加速度が検出され、データ転送を行っているときにおいて、例えば、車両が衝突した車両とは異なる他の車両に再び衝突し、その衝突時の振動によって第2の装置DV2に障害が発生する場合がある。このような車両の運転に起因する障害が第2の装置DV2に発生する場合がある。
このような場合においても、第1実施例から第3実施例で説明したように、図11の障害発生検出部20が、第2の装置DV2に障害の発生を検出したとき、図11の転送部10が、転送しようとする画像データや音声データをカメラ部DV1a、マイク部DV1bからメモリMに転送する。そして、図11の障害復帰検出部30が、第2の装置DV2に発生していた障害が消滅して第2の装置DV2が復帰したことを検出すると、メモリMに記憶していた画像データや音声データを第2の装置DV2に転送する。
以上、本実施例で説明したドライブレコーダDRは、(1)第1の装置としてのカメラ部DV1a、マイク部DV1bと、(2)第2の装置DV2と、(3)メモリMと、(4)カメラ部DV1a、マイク部DV1bから第2の装置DV2へ、連続する第1のデータとしての画像データDTa1及び音声データDTb1、第2のデータとしての画像データDTa2及び音声データDTb2を転送すべき転送部10と、第2の装置DV2に障害が発生したか否かを検出する障害発生検出部20と、を有するDMAコントローラ2と、(5)カメラ部DV1a、マイク部DV1bから第2の装置DV2へ第1のデータ、第2のデータを転送すべき旨をDMAコントローラ2に指示するCPU1と、を備え、CPU1からの指示に応えて転送部10が第1のデータを第1の装置としてのカメラ部DV1a、マイク部DV1bから第2の装置DV2へ転送した後に、障害発生検出部20が障害を検出したとき、転送部10は、第2のデータを第2の装置DV2に代えてメモリMに転送する。
このようなドライブレコーダDRの構成により、第2のデータがカメラ部DV1a、マイク部DV1bから消滅しても、第2のデータがメモリMに記憶されている。このため、転送部10は、メモリMに記憶された第2のデータを第2の装置DV2に転送することが可能となる。
上記したような、1つのカメラ部DV1a及び1つのマイク部DV1bを備えることに代えて、2つのカメラ部DV1a、3つのカメラ部DV1aを備えること、及び、2つのマイク部DV1bを備えることによっても、上記したと同様な効果を得ることが可能となる。
データ転送システムの構成を示す図。 第1のデータを第2の装置に転送した状態を示す図。 第2のデータをメモリに転送した状態を示す図。 第2のデータ、第3のデータが第2の装置に転送される様子を説明する図。 DMAコントローラに格納されたプログラムにおけるフローチャート。 第1実施例における復帰処理のプログラムにおけるフローチャート。 第2実施例における復帰処理のプログラムにおけるフローチャート。 第2実施例における、第1のデータ〜第3のデータの転送順序を説明する図。 第3実施例における復帰処理のプログラムにおけるフローチャート。 第3実施例における、第1のデータ〜第3のデータの転送順序を説明する図。 ドライブレコーダの構成を示す図。 従来のデータ転送システムの図。
符号の説明
1…CPU、2…DMAコントローラ、10…転送部、20…障害発生検出部、30…障害復帰検出部、DT1,DTa1,DTb1…第1のデータ、DT2,DTa2,DTb2…第2のデータ、DT3…第3のデータ、DV1,DV1a,DV1b…第1の装置、DV2…第2の装置、M…メモリ。

Claims (17)

  1. (1)第1の装置と、
    (2)第2の装置と、
    (3)メモリと、
    (4)前記第1の装置から前記第2の装置へ、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送部と、前記第2の装置に障害が発生したか否かを検出する障害発生検出部と、を有するDMAコントローラと、
    (5)前記第1の装置から前記第2の装置へ前記第1のデータ、前記第2のデータを転送すべき旨を前記DMAコントローラに指示するCPUと、を備え、
    前記CPUからの指示に基づいて前記転送部が前記第1のデータを前記第1の装置から前記第2の装置へ転送した後に、前記障害発生検出部が前記障害を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを前記第2の装置に代えて前記メモリに転送することを特徴とするデータ転送システム。
  2. 請求項1に記載のデータ転送システムであって、
    前記DMAコントローラは、前記第2の装置における前記障害からの復帰を検出する障害復帰検出部を更に有し、前記障害復帰検出部が、前記障害からの復帰を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とするデータ転送システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデータ転送システムであって、
    前記メモリは、前記CPUおよび前記DMAコントローラがワーキングエリアとして共用することを特徴とするデータ転送システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のデータ転送システムであって、
    前記メモリの容量は、前記CPUからの1回分の指示により転送すべき転送データ量以上であることを特徴とするデータ転送システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のデータ転送システムであって、
    前記障害発生検出部は、前記第2の装置に前記障害が発生していないことを示す信号を検出しなかったときは、前記第2の装置に前記障害が発生したことを判断することを特徴とするデータ転送システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のデータ転送システムであって、
    前記障害発生検出部は、前記DMAコントローラが前記第2の装置を選択してから、所定の時間内に前記障害が発生していないことを示す信号を検出しなかったときは、前記第2の装置に前記障害が発生したことを検出することを特徴とするデータ転送システム。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか一項に記載のデータ転送システムであって、
    前記第2の装置は、ステータスレジスタを備え、
    前記障害復帰検出部は、前記第2の装置に備えられた前記ステータスレジスタに記憶されたステータスを所定の時間の間隔で読み取ることにより、前記障害から復帰したか否かの状態を検出することを特徴とするデータ転送システム。
  8. 請求項2から請求項7のいずれか一項に記載のデータ転送システムであって、
    前記障害復帰検出部が前記障害からの復帰を検出したとき、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送し、その後、前記転送部が前記第2のデータに引き続き転送すべき第3のデータを前記第1の装置から前記メモリに転送し、その後、前記第3のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とするデータ転送システム。
  9. 請求項2から請求項7のいずれか一項に記載のデータ転送システムであって、
    前記障害復帰検出部が前記障害からの復帰を検出したとき、前記転送部が前記第2のデータに引き続き転送すべき第3のデータを前記第1の装置から前記メモリに転送し、その後、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送し、その後、前記第3のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とするデータ転送システム。
  10. 請求項2から請求項7のいずれか一項に記載のデータ転送システムであって、
    前記障害復帰検出部が前記障害からの復帰を検出したとき、前記転送部が前記第2のデータに引き続き転送すべき第3のデータを前記第1の装置から前記第2の装置に転送し、その後、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とするデータ転送システム。
  11. 第1の装置から第2の装置に、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送部と、
    前記第2の装置に障害が発生したことを検出する障害発生検出部と、を備え、
    前記第1のデータが前記第1の装置から前記第2の装置に転送された後、前記障害発生検出部が前記障害を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータをメモリに転送することを特徴とするDMAコントローラ。
  12. 請求項11に記載のDMAコントローラであって、
    前記第2の装置における前記障害から復帰したことを検出する障害復帰検出部を更に備え、
    前記障害復帰検出部が、前記障害から復帰したことを検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを、前記第2の装置に転送することを特徴とするDMAコントローラ。
  13. (1)第1の装置と、
    (2)第2の装置と、
    (3)メモリと、
    (4)前記第1の装置から前記第2の装置へ、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送部と、前記第2の装置に車両の運転に起因する障害が発生したか否かを検出する障害発生検出部と、を有するDMAコントローラと、
    (5)前記第1の装置から前記第2の装置へ前記第1のデータ、前記第2のデータを転送すべき旨を前記DMAコントローラに指示するCPUと、を備え、
    前記CPUからの指示に基づいて前記転送部が前記第1のデータを前記第1の装置から前記第2の装置へ転送した後に、前記障害発生検出部が前記障害を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを前記第2の装置に代えて前記メモリに転送することを特徴とするドライブレコーダ。
  14. 請求項13に記載のドライブレコーダであって、
    前記DMAコントローラは、前記第2の装置における前記障害からの復帰を検出する障害復帰検出部を更に有し、前記障害復帰検出部が、前記車両の運転に起因する障害からの復帰を検出したとき、前記転送部は、前記第2のデータを前記メモリから前記第2の装置に転送することを特徴とするドライブレコーダ。
  15. 請求項1から請求項10に記載のデータ転送システムを搭載した電子機器装置。
  16. CPUからの指示により第1の装置から第2の装置へ、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送工程と、
    前記第2の装置に障害が発生したか否かを検出する障害発生検出工程と、を有し、
    前記転送工程が前記第1のデータを前記第1の装置から前記第2の装置へ転送した後に、前記障害発生検出工程が前記障害を検出したとき、前記転送工程は、前記第2のデータを前記第2の装置に代えてメモリに転送することを特徴とするデータ転送方法。
  17. CPUからの指示により第1の装置から第2の装置へ、連続する第1のデータ、第2のデータを転送すべき転送機能と、
    前記第2の装置に障害が発生したか否かを検出する障害発生検出機能と、を有し、
    前記転送機能が前記第1のデータを前記第1の装置から前記第2の装置へ転送した後に、前記障害発生検出機能が前記障害を検出したとき、前記転送機能は、前記第2のデータを前記第2の装置に代えてメモリに転送する機能を実現するために実行することを特徴とするデータ転送プログラム。
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