JP2010014072A - ハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置 - Google Patents

ハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ハイブリッドシステムのエンジン停止時の振動と脈動音の発生をともに好適に抑制可能な技術を提供する。
【解決手段】エンジン1とMG2とを動力源として有し少なくともMG2によって車両走行用の駆動力を出力するハイブリッドシステムと、吸気通路42にコンプレッサ11及び排気通路43にタービン12を有するターボチャージャ13と、コンプレッサ11よりも下流側に設けられた第1スロットルバルブ9と、コンプレッサ11よりも上流側の設けられた第2スロットルバルブ22と、第2スロットルバルブ22とコンプレッサ11との間に接続されたEGR通路44と、EGR通路44に設けられたEGRバルブ45と、エンジン1への燃料供給を停止してエンジン1の運転を停止させるエンジン停止制御の開始時に、第1スロットルバルブ9を閉弁するとともに、前記第2スロットルバルブ22及びEGRバルブ45を閉弁する制御手段26と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置に関する。
エンジン停止時の振動を抑制する技術として、エンジン停止時にスロットルバルブを閉弁して吸気を遮断する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特に、インテークマニホールドの直前の位置にスロットルバルブを配置し、エンジン停止時に当該スロットルバルブを閉弁することにより、より効果的にエンジン停止時に負圧を作り出すことができ、高い振動抑制効果を得ることができる(例えば、特許文献2を参照)。
特開平09−228863号公報 特開2007−162500号公報 特開2003−328799号公報
ところで、ターボチャージャを備えたエンジンでは、エンジン停止制御が開始された後も、コンプレッサが慣性で回転し続け、コンプレッサより下流側の吸気通路内に吸気ガスが流入する場合がある。この時、上述のようにスロットルバルブが閉弁されると、コンプレッサより下流側の吸気通路がスロットルバルブにより閉塞されることになるため、コンプレッサより下流側の吸気通路内に慣性過給された吸気ガスが当該閉塞された吸気通路の領域内で脈動し、脈動音を発する場合がある。
特に、高速運転直後にエンジンを停止させることが可能なハイブリッドシステムの場合、エンジン停止制御開始時に閉弁されるスロットルバルブとコンプレッサとの間の吸気通路領域内に、慣性で回転するコンプレッサによって大量の吸気ガスが流入し、大きな脈動音を発する可能性がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、エンジン停止時の振動と脈動音の発生をともに好適に抑制可能な技術を提供することを目的とする。
<1>
上記目的を達成するため、本発明は、
内燃機関と、内燃機関以外の動力源と、を有し、少なくとも前記動力源によって駆動系への動力を出力するハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置であって、
前記内燃機関の吸気通路に設けられたコンプレッサ及び該内燃機関の排気通路に設けられたタービンを有するターボチャージャと、
前記吸気通路の前記コンプレッサよりも下流側の位置に設けられ、吸気通路内を流れる吸気の流量を調節する第1スロットルバルブと、
前記吸気通路の前記コンプレッサよりも上流側の位置に設けられ、吸気通路内を流れる吸気の流量を調節する第2スロットルバルブと、
前記ハイブリッドシステムにおいて前記内燃機関への燃料供給を停止して該内燃機関の運転を停止させる機関停止制御が開始される時に、前記第1スロットルバルブ及び前記第2スロットルバルブを閉弁する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
この構成によれば、機関停止制御の開始時に第1スロットルバルブが閉弁されるので、
第1スロットルバルブより下流側の吸気通路内に負圧が形成され、内燃機関の停止時の圧縮仕事が低減されるので、内燃機関の停止時の振動を好適に抑制することができる。更に、機関停止制御の開始時に第2スロットルバルブが閉弁されるので、コンプレッサへの吸気ガスの流入が抑制される。これにより、機関停止制御開始後も慣性でコンプレッサが回転する場合においても、慣性で回転するコンプレッサによって、機関停止制御開始時に閉弁された第1スロットルバルブとコンプレッサとの間の吸気通路領域(以下「脈動領域」という)内に吸気ガスが流入することを抑制できる。これにより、機関停止制御時に脈動領域内で吸気ガスが脈動して脈動音が発生することを好適に抑制できる。
<2>
本発明において、前記第2スロットルバルブと前記コンプレッサとの間の吸気通路に前記排気通路内の排気の一部を流入させるEGR通路と、前記EGR通路内を流れる排気の流量を調節するEGRバルブと、を更に備えた構成の場合には、前記制御手段は、前記機関停止制御開始時に、更に前記EGR弁を閉弁することが好適である。
こうすることで、機関停止制御開始後にEGR通路内のガス(以下、EGRガス)が吸気通路内に流入することが抑制されるので、機関停止制御開始後も慣性でコンプレッサが回転する場合においても、慣性で回転するコンプレッサによって、脈動領域内にEGRガスが流入することを抑制できる。これにより、EGR通路を備えた構成においても、機関停止制御時に脈動音が発生することを好適に抑制できる。
<3><4>
本発明において、制御手段は、機関停止制御開始時に、第1スロットルバルブを閉弁した後、第2スロットルバルブを閉弁する、という順番で各バルブの閉弁を行うようにしても良い。上述したEGR通路を備えた構成の場合には、制御手段は、機関停止制御開始時に、第1スロットルバルブを閉弁した後、第2スロットルバルブ及びEGRバルブを閉弁する、という順番で各バルブの閉弁を行うようにしても良い。
こうすることで、内燃機関停止時の振動をより確実に抑制できるとともに、脈動音の発生を好適に抑制することができる。
<5>
本発明において、ターボチャージャが、タービンに開度可変のノズルベーンを備え、ノズルベーンの開度を開き側の開度にすることでその過給効率を低くすることが可能な可変容量型のターボチャージャである場合には、制御手段は、機関停止制御開始時に、機関停止制御開始前と比較して、ノズルベーンの開度を開き側の開度にしても良い。特にノズルベーンの開度を全開にすると好適である。
こうすることで、機関停止制御開始以降のターボチャージャの過給効率が低くなるので、コンプレッサが慣性で回転する場合においても、コンプレッサによって脈動領域内に流入させられる吸気ガスの量をより一層低減することができる。従って、機関停止制御時の脈動音の発生をより一層抑制することが可能となる。
<6>
本発明においては、機関停止制御開始時に第1スロットルバルブ及び第2スロットルバルブ(構成によっては更にEGRバルブ)が閉弁されるので、機関停止制御開始後に脈動領域内に吸気ガス(及びEGRガス)が流入することを抑制することが可能だが、機関停止制御開始時の時点で既に脈動領域内に存在している吸気ガスが、第1スロットルバルブの閉弁に伴って脈動領域内で脈動し、脈動音を発する可能性がある。機関停止制御時の脈動音の発生をより確実に抑制するには、この機関停止制御開始時の時点で脈動領域内に存
在する吸気ガスの量をできるだけ低減することが好ましい。
そこで、本発明において、制御手段は、機関停止制御開始タイミングより、コンプレッサと第1スロットルバルブとの間の脈動領域内に存在する吸気ガスが内燃機関に吸入されるのに要する時間に基づいて求められる時間だけ早いタイミングで、ノズルベーンの開度を開き側にする制御を実行することが好適である。
こうすることで、機関停止制御開始時の時点で脈動領域内に存在する吸気ガスは、ノズルベーンが開き側の開度に設定されて過給効率が低下させられた状態のターボチャージャによって脈動領域内に流入させられた吸気ガスということになる。従って、機関停止制御開始時の時点で脈動領域内に存在している吸気ガスの量を低減することができる。
ここで、ノズルベーンの開度を開き側にする制御の開始タイミングを早くし過ぎると、機関停止制御開始前のまだ負荷運転を行っている状態の内燃機関に供給される吸気ガスの量が不足して、失火等の燃焼不良を招く虞があるが、本発明では、脈動領域内の吸気ガスが内燃機関に吸入されるのに要する時間に基づいて、ノズルベーンの開度を開き側にする制御の開始タイミングを求めるようにしているので、負荷運転状態の内燃機関に供給される吸気ガスの量が不足することを抑制できる。
脈動領域内の吸気ガスが内燃機関に吸入されるのに要する時間は、例えば、脈動領域の容積、エアフローメータ等の測定手段によって測定される吸気流量、エンジン回転数等の内燃機関の運転状態、車速等のハイブリッドシステムが搭載される駆動系の動作状態等の情報に基づいて適宜計算して求めても良いし、予め運転状態に適合する早出し時間を実験やシミュレーション等により調べておき、それを読み出すことによって求めるようにしても良い。
<7>
本発明は、ハイブリッドシステムが内燃機関を高速運転させる運転モードから内燃機関を停止させる運転モードへ遷移する場合に行われる機関停止制御の実行時に適用して特に好適である。高速運転する内燃機関に対して機関停止制御が開始される場合、コンプレッサによる慣性過給が強力に行われるので、脈動領域内に大量の吸気ガスが流入させられる可能性がある。この点、本発明を適用すれば、機関停止制御時にコンプレッサへの吸気ガスやEGRガスの流入が抑制されるので、コンプレッサが慣性で回転し続けても、脈動領域内に大量の吸気ガスが流入することを抑制でき、脈動音の発生を好適に抑制することが可能となる。
<8>
本発明においては、機関停止制御開始時に第1スロットルバルブ及び第2スロットルバルブが閉弁されることから、第2スロットルバルブより下流側の吸気通路は機関停止制御時に負圧状態になる。従って、本発明のハイブリッドシステムにブローバイガス管を設ける場合に、第2スロットルバルブより下流側の吸気通路にブローバイガス管を接続すると、機関停止制御時にクランクケース内のオイルを吸気通路内に吸い出してしまう可能性がある。そこで、本発明のハイブリッドシステムにブローバイガス管を設ける場合には、吸気通路の第2スロットルバルブより上流側の位置にブローバイガス管を接続することが好ましい。
本発明により、エンジン停止時の振動と脈動音の発生をともに好適に抑制することが可能になる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
<ハイブリッドシステム構成>
図1は、本発明に係るハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置が適用されたハイブリッドシステムの概略構成を表すブロック図である。
<動力系統>
このハイブリッドシステムは、動力源としてエンジン1と、第1モータジェネレータ(以下「MG1」という)と、第2モータジェネレータ(以下「MG2」という)と、を有する。エンジン1の動力は動力分割機構3によってMG1及び出力部4に分配出力される。動力分割機構3は、公知の遊星歯車機構によって構成される。MG2の動力は出力部4に出力される。出力部4に出力されたエンジン1及びMG2の動力は、伝達部8を介して、このハイブリッドシステムが搭載された車両の駆動輪40を駆動する駆動力として伝達される。伝達部8はドライブシャフトやディファレンシャルギア等の公知の構成を有する。
<動力系統:モータ>
MG1は、モータ又は発電機として機能する同期電動発電機である。
MG1は、バッテリ25から供給される電力及び/又は発電機として動作した場合のMG2によって発電される電力によって、モータとして動作することができる。モータとして動作した場合のMG1の動力は、動力分割機構3を介してエンジン1をモータリングする駆動力としてエンジン1の出力軸(クランクシャフト)に出力される。
ここで、エンジン1をモータリングする、とは、エンジン1を、燃料の燃焼による内燃エネルギーによらずに外力によって機械的に回転駆動させることを意味する。本実施例のハイブリッドシステムでは、MG1の動力によってエンジン1モータリングすることができるので、エンジン1において燃料噴射が行われない状態や、エンジン1が自立回転するために必要な噴射量に満たない微少量燃料噴射が行われる状態においても、エンジン1を動作させることができる。
また、エンジン1において通常の燃料噴射が行われる状態、すなわちエンジン1が負荷運転する状態においても、MG1の動力によってエンジン1の動作状態を外部から規定することができる。これにより、例えば負荷運転するエンジン1を、一定の回転数で安定的に動作する状態に維持すること等が可能である。本実施例では、負荷運転するエンジン1の動作状態を、MG1の動力によって外部から制御することも、エンジン1をモータリングすることに含まれるものとする。
MG1は、動力分割機構3を介してMG1に分配されるエンジン1の動力によって駆動されて、発電機として動作することができる。発電機として動作した場合のMG1によって発電される電力は、バッテリ25を充電するための電力及び/又はMG2をモータとして動作させるための電力として消費される。
MG2も、モータ又は発電機として機能する同期電動発電機である。
MG2は、バッテリ25から供給される電力及び/又は発電機として動作した場合のMG1によって発電される電力によって、モータとして動作することができる。モータとして動作した場合のMG2の動力は、出力部4を介して、駆動輪40を駆動するための駆動
力として駆動輪40に伝達される。
MG2は、伝達部8及び出力部4を介して伝達される駆動輪40の運動エネルギーによって駆動されて、発電機として動作することができる。発電機として動作した場合のMG2によって発電される電力は、バッテリ25を充電するための電力及び/又はMG1をモータとして動作させるための電力として消費される。この場合、駆動輪40の運動エネルギーによって回生発電が行われ、駆動輪40に対する制動力となる。
インバータ24は、バッテリ25から供給される直流電力を交流電力に変換してMG1及びMG2に供給するとともに、発電機として動作した場合にMG1及びMG2から供給される交流電力を直流電力に変換してバッテリ25に供給する。
<動力系統:エンジン>
エンジン1はディーゼルエンジンである。図2に、エンジン1の吸排気系及び制御系の概略構成を示す。
エンジン1は4気筒エンジンであり、各シリンダ49には、エンジン1の燃焼室内に燃料を直接噴射供給するインジェクタ29が備えられている。エンジン1には、燃焼室内に空気及び後述するEGRガスを供給する吸気通路42が吸気マニホールド17を介して接続されている。またエンジン1には、燃焼室内の既燃ガスを排出するための排気通路43が排気マニホールド18を介して接続されている。
吸気マニホールド17との接続箇所近傍の吸気通路42には、吸気通路42内を流れるガスの量を調節する第1スロットルバルブ9が備えられている。第1スロットルバルブ9より上流側の吸気通路42には、ターボチャージャ13のコンプレッサ11が備えられている。コンプレッサ11より上流側の吸気通路42には、排気通路43内を流れる排気の一部を吸気通路42内に導くEGR通路44が接続されている。EGR通路44の接続箇所より上流側の吸気通路42には、吸気通路42内を流れるガスの量を調節する第2スロットルバルブ22が備えられている。第2スロットルバルブ22より上流側の吸気通路42には、エンジン1のクランクケース内のブローバイガスを吸気通路42に導くブローバイガス管10が接続されている。ブローバイガス管10の接続箇所より上流側の吸気通路42には、吸気通路42に流入する空気の流量を測定するエアフローメータ7が備えられている。
排気通路43には、ターボチャージャ13のタービン12が備えられている。このターボチャージャ13は、タービン12に開度可変のノズルベーン5を備え、ノズルベーン5の開度を変化させることによってターボチャージャ13による過給効率を変更可能な可変容量型のターボチャージャである。タービン12より下流側の排気通路43には、排気中のNOxや粒子状物質等の有害物質を浄化する排気浄化装置41が備えられている。排気浄化装置41は、吸蔵還元型NOx触媒やディーゼルパティキュレートフィルタ、酸化触媒といった公知の排気浄化触媒を含んで構成される。排気浄化装置41より下流側の排気通路43には、EGR通路44が接続されている。EGR通路44の接続箇所より下流側の排気通路43には、排気通路43を流れる排気の流量を調節する排気絞り弁6が備えられている。
排気浄化装置41より下流側の排気通路43と、第2スロットルバルブ22とコンプレッサ11との間の吸気通路42とは、EGR通路44によって連通しており、排気通路43を流れる排気の一部が、EGR通路44を通って、EGRガスとして吸気通路42に流入する。EGR通路44の途中にはEGRガスを冷却するEGRクーラ33が備えられている。EGRクーラ33より吸気通路42側のEGR通路44には、EGR通路44を通
って吸気通路42内に流入するEGRガス量を調節するEGRバルブ45が備えられている。
エンジン1には、エンジン1の冷却水温を測定する水温センサ48、エンジン1のクランクシャフトの回転角度を測定するクランク角度センサ30、アクセルペダル52の踏み込み量を測定するアクセル開度センサ27、ハイブリッドシステムが搭載された車両の車速を測定する車速センサ28が備えられている。
<制御系統:構成>
図1、図2に基づいて、このハイブリッドシステムの制御系について説明する。
このハイブリッドシステムは、ハイブリッドシステム全体の動作を制御するコンピュータユニットであるECU26を備える。ECU26は、CPU、ROM、RAM等の公知の構成を有する電子制御コンピュータである。
ECU26には、車速センサ28、水温センサ48、クランク角度センサ30、エアフローメータ7、アクセル開度センサ27、バッテリ25の充電状態を取得するSOCセンサ51、MG1の回転数を測定するMG1回転数センサ31、MG2の回転数を測定するMG2回転数センサ32、その他ハイブリッドシステム及び車両の各種の状態量を測定するセンサ装置が接続されており、各センサによって測定された状態量の情報がECU26に入力される。
また、ECU26には、インジェクタ29、第1スロットルバルブ9、EGRバルブ45、第2スロットルバルブ22、排気絞り弁6、ノズルベーン5、インバータ24、その他ハイブリッドシステム及び車両の各種の装置を駆動するアクチュエータ等が接続されており、前記各センサから入力される情報に基づいてこれら各機器の動作を駆動制御する制御信号を出力する。
<制御系統:ハイブリッド制御>
ECU26は、車速センサ28からの車速情報と、アクセル開度センサ27からのアクセル開度情報から演算される要求駆動力と、SOCセンサ51からのバッテリ充電状態情報と、に基づいて、例えば燃費が最適となる運転モードを選択し、現在選択されている運転モードから当該選択された運転モードへ遷移するよう、エンジン1、MG1、MG2の制御を行う。選択された運転モードに応じて、エンジン1の運転/停止(燃料噴射の実行/停止)や、MG1/MG2の力行/発電の状態が切り替えられる。
ハイブリッドシステムの始動時には、バッテリ25の電力によってMG1がモータとして動作し、エンジン1をモータリング(クランキング)するとともにエンジン1が始動される。
車両の発進時には、エンジン1は暖機のための運転を行い、車両走行のための要求駆動力をMG2によって出力する。バッテリ25の充電状態が低下している場合には、エンジン1はMG1を発電機として駆動するための運転を行い、MG1の発電する電力によってバッテリ25の充電を行う。
低負荷走行時には、エンジン1における燃料噴射が停止され、エンジン1は停止する。車両走行のための要求駆動力をMG2によって出力する。バッテリ25の充電状態が低下している場合には、エンジン1はMG1を発電機として駆動するための運転を行い、MG1の発電する電力によってバッテリ25の充電を行う。
通常走行時には、車両走行のための要求駆動力は主としてエンジン1によって出力する。また、エンジン1の動力を動力分割機構3によってMG1に分配して発電し、MG1で発電した電力によりMG2をモータとして動作させ、MG2の動力によってエンジン1をアシストする。MG1の発電した電力の一部はバッテリ25の充電に当てられる。
制動要求時には、駆動輪40の回転エネルギーをMG2に伝達してMG2を発電機として動作させて回生発電による制動が行われる。バッテリ25の充電状態が高く、回生発電によって発電された電力を消費することができない場合は、駆動輪40の回転エネルギーをエンジン1に伝達してエンジンブレーキによる制動が行われる。
<制御系統:エンジン制御>
ECU26は、アクセル開度センサ27から入力されるアクセル開度情報とクランク角度センサ30から入力されるクランク角度情報とに基づいて、現在のエンジン負荷及びエンジン回転数を把握する。そして、運転状態に応じて求められる車両走行用の要求駆動力や、SOCセンサ51からのバッテリ25の充電状態情報やエアコン等の補機類の要求電力等に応じて求められるMG1の発電用の要求駆動力に基づいて、エンジン1の要求出力を算出する。そして、エンジン1の要求出力に基づいて、スロットルバルブ22やインジェクタ29等の機器に対する制御信号を出力する。
<制御系統:モータ制御>
ECU26は、運転状態に応じてMG1/MG2の力行/発電の要求動作状態、MG1及びMG2の要求出力回転数及び要求出力トルクを求め、MG1及びMG2をそれぞれ独立に制御する指令をインバータ24に出力する。インバータ24は、ECU26からの指令に従い、バッテリ25から供給される直流電圧からMG1及びMG2へ供給する三相交流電流を生成する。
<エンジン停止制御>
ここで、本実施例のハイブリッドシステムにおけるエンジン1の停止制御について説明する。
本実施例では、エンジン1への燃料供給を停止するエンジン停止制御を開始する時に、まず第1スロットルバルブ9を閉弁し、次に第2スロットルバルブ22及びEGRバルブ45を閉弁する。更に、エンジン停止制御の開始タイミングより所定時間早いタイミングで、ノズルベーン5を全開にする制御を行う。
<フローチャート>
このような本実施例におけるエンジン1の停止制御の詳細な実行手順について、図3のフローチャートに基づいて説明する。このフローチャートによって表されるエンジン停止制御ルーチンは、ハイブリッドシステムの稼働中繰り返し実行される。
ステップS101において、ECU26は、エンジン1を停止させる要求が発生したか否かを判定する。例えば、エンジン1を車両走行用の駆動力を出力するために負荷運転させる運転モードから、MG2のみによって車両走行用の駆動力を出力する運転モードへハイブリッドシステムを遷移させる要求が発生した場合や、車両停止時にエンジン1を停止させる場合、運転者がアクセルペダル52を離した場合等に、エンジン1を停止させる要求が発生したと判定される。ステップS101で肯定判定された場合、ECU26はステップS102に進む。ステップS101で否定判定された場合、ECU26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS102において、ECU26は、エンジン停止制御開始タイミングt1を算
出する。エンジン停止要求が成立してすぐにエンジン1への燃料供給を停止するとトルクショックが大きくなるので、エンジン停止要求成立後もしばらく負荷運転を継続し、徐々にエンジン1の回転数を低下させていく。そして、エンジン1の回転数が、エンジン停止制御を実行可能な所定の回転数に達した時点で、エンジン停止制御を実行してエンジン1への燃料供給をカットする。エンジン停止要求が成立してからエンジン回転数が当該所定の回転数まで低下するのに要する時間は、エンジン停止要求成立時の運転状態等に基づいて予測することができる。この予測に基づいて、エンジン停止制御開始タイミングを計算する。
ステップS103において、ECU26は、ノズルベーン5を全開にする制御の実行タイミングt0を算出する。ノズルベーン5を全開にする制御の実行タイミングは、ステップS102で算出したエンジン停止制御開始タイミングt1よりも、第1スロットルバルブ9とコンプレッサ11との間の吸気通路42の領域(以下、「脈動領域」と称する)R内に存在する吸気ガスがエンジン1に吸入されるのに要する時間だけ早いタイミングとして算出する。例えば、エアフローメータ7によって測定される吸入空気の流量と、脈動領域Rの容積と、に基づいて、脈動領域R内に存在するガスがエンジン1に吸入されるのに要する時間を算出する。
ステップS104において、ECU26は、ノズルベーン5を全開にする制御の実行タイミングt0になったか否かを判定し、肯定判定されたらステップS105に進む。
ステップS105において、ECU26は、ノズルベーン5を全開にする。これによりターボチャージャ13の過給効率が低下するため、脈動領域Rに供給される吸気ガス量が少なくなる。この時、エンジン1は未だ負荷運転を行っているが、ノズルベーン5を全開にしたタイミングt0からエンジン停止制御の開始タイミングt1までの間にエンジン1に吸入される吸気ガスは、ノズルベーン5が全開にされた時点で既にコンプレッサ11より下流側の吸気通路42内に存在している吸気ガスであり、この吸気ガスは、ノズルベーン5が全開に変更される以前の高い過給効率で圧縮された吸気ガスである。従って、本ステップS105において、エンジン1が未だ負荷運転を行っているにもかかわらずノズルベーン5が全開にされたとしても、エンジン1において失火等の燃焼不良が発生することは抑制できる。
ステップS106において、ECU26は、エンジン停止制御開始タイミングt1になったか否かを判定し、肯定判定されたらステップS107に進む。
ステップS107において、ECU26は、第1スロットルバルブ9を閉弁する。これにより、エンジン停止制御中の吸気マニホールド17を負圧状態にすることができ、エンジン1の圧縮仕事を低減することができるので、エンジン停止制御中のエンジン1の振動を抑制することができる。
ステップS108において、ECU26は、第2スロットルバルブ22及びEGRバルブ45を閉弁する。これにより、コンプレッサ11に空気やEGRガスが流入することが抑制される。よって、エンジン停止制御開始後にも慣性でコンプレッサ11が回転してしまうような場合においても、空気やEGRガスがコンプレッサ11によって脈動領域R内に大量に流入させられることが抑制される。従って、エンジン停止制御開始後に脈動領域R内で吸気ガスが脈動して大きな脈動音が発生することを抑制できる。
ステップS109において、ECU26は、エンジン停止制御を開始し、エンジン1への燃料供給をカットする。
ステップS110において、ECU26は、エンジン回転数NEを取得する。例えばクランク角度センサ30からのクランク角度情報に基づいて、エンジン回転数を算出する。
ステップS111において、ECU26は、ステップS110において取得したエンジン回転数NEに基づいて、エンジン停止完了したか否かを判定する。ステップS111で肯定判定された場合、ECU26はステップS112に進み、後続するEV走行モード等の運転モードに移行する。ステップS111で否定判定された場合、ECU26はステップS110に戻る。
<タイムチャート>
以上説明した本実施例のエンジン停止制御を実行した場合の、ハイブリッドシステムの運転モード、エンジン1の回転数、第1スロットルバルブ9の開度、第2スロットルバルブ22の開度、EGRバルブ45の開度、ノズルベーン5の開度の時間変化の一例を、図4に示す。
図4(A)はハイブリッドシステムの運転モードを表す。ここでは、エンジン1が負荷運転する運転モードから、MG2のみによって車両走行のための要求駆動力を出力する運転モード(EV走行モード)に、ハイブリッドシステムが遷移する場合を例に説明する。
時刻tsにおいて、負荷運転するエンジン1を停止させる要求がECU26にもたらされると、図示しないが燃料噴射量を徐々に低減しつつ負荷運転モードを継続する。これにより図4(B)に示すように、エンジン回転数が徐々に低下する。
エンジン回転数が所定のエンジン停止制御開始回転数NE1まで低下した時点で、エンジン1への燃料供給をカットするエンジン停止制御を開始するが、本実施例では、時刻tsにおいてエンジン停止要求が発生した時点でのエンジン1の運転状態等の情報に基づいて、エンジン回転数がNE1に達するタイミングt1(エンジン停止制御を開始するタイミングt1)を予測する。
そして、脈動領域R内の吸気ガスがエンジン1に吸入されるのに要する時間Δtを、脈動領域Rの容積やエアフローメータ7による吸入空気流量の測定値、エンジン回転数等の情報に基づいて算出し、前記予測したエンジン停止制御開始タイミングt1よりΔtだけ早いタイミングt0を、ノズルベーン5を全開にする制御の実行タイミングとして算出する。
そして、時刻t0において、図4(F)に示すように、ノズルベーン5の開度を全開に設定する。この時、図4(A)に示すように、エンジン1は未だ負荷運転中だが、上述したように、この時エンジン1において燃焼不良が生じることは抑制される。
時刻t1において、図4(A)に示すように、エンジン停止モードに移行し、エンジン停止制御が開始される。このエンジン停止制御において、燃料カットを実行する前のタイミングで、まず図4(C)に示すように、第1スロットルバルブ9を全閉とし、次に図4(D)及び(E)に示すように、第2スロットルバルブ22及びEGRバルブ45を全閉とする。こうすることで、エンジン制止制御実行中における振動及び脈動音の発生を好適に抑制することができる。
時刻t2において、エンジン1が停止したと判定されると、図4(A)に示すように、ハイブリッドシステムの運転モードがEV走行モードに移行する。
<作用効果>
以上説明したように、本実施例におけるエンジン停止制御では、エンジン1への燃料カットを実行する前に、第1スロットルバルブ9が全閉にされるので、吸気マニホールド17に好適に負圧状態を作り出すことができ、エンジン1の圧縮仕事が低減され、エンジン停止時の振動を好適に抑制することが可能となる。
本実施例のようなハイブリッドシステムの場合、エンジン1が高速運転している状態からEV走行モードへの移行する場合のように、高速運転状態のエンジン1に対してエンジン停止制御が行われる状況が起こり得る。このような場合、エンジン停止制御が開始された後も、コンプレッサ11が慣性によって回転し続けることがある。この時、エンジン停止時の振動を抑制すべく第1スロットルバルブ9を全閉すると、慣性で動作し続けるコンプレッサ11によって圧縮された吸気ガスが、全閉された第1スロットルバルブ9とコンプレッサ11との間の吸気通路42の領域(脈動領域)Rに大量に流入してしまい、脈動領域R内で当該吸気ガスが脈動して大きな脈動音を発する可能性がある。
この点、本実施例のエンジン停止制御では、第1スロットルバルブ9が全閉された後、第2スロットルバルブ22及びEGRバルブ45が全閉にされる。従って、上記のように慣性によってコンプレッサ11が動作し続ける場合であっても、コンプレッサ11への空気やEGRガスの流入が遮断されるので、脈動領域R内に吸気ガスが大量に流入することを抑制できる。その結果、ハイブリッドシステムに特有の高速運転状態からのエンジン停止が行われるような状況においても、脈動音が発生することを好適に抑制することができる。
このように、本実施例では、エンジン停止制御開始時に第2スロットルバルブ22及びEGRバルブ45が全閉にされるので、エンジン停止制御中に脈動領域R内に吸気ガスが大量に流入することを抑制できるが、第2スロットルバルブ22及びEGRバルブ45が全閉にされた時点で既に脈動領域R内に存在している吸気ガスについては対処することはできない。より確実に脈動音の発生を抑制するためには、エンジン停止制御開始時の時点で脈動領域R内に存在する吸気ガスの量をできるだけ少なくしておくことが好適である。
この点、本実施例のエンジン停止制御では、エンジン停止制御が開始されるタイミングよりも早期に、ノズルベーン5が全開にされる。これにより、エンジン停止制御開始前の段階でターボチャージャ13の過給効率が低下することになるので、エンジン停止制御開始前の段階で脈動領域R内に流入する吸気ガスの量を低減することが可能である。従って、エンジン停止制御開始時の時点で脈動領域内に残存する吸気ガスの量を低減することが可能となる。
しかしながら、エンジン停止制御開始前の早過ぎる段階でノズルベーン5を全開にしてしまうと、未だエンジン1が負荷運転中であるにもかかわらずターボチャージャ13の過給効率が低下せしめられることになる。そのため、エンジン1の吸入空気量が不足して失火等の燃焼不良が発生する可能性がある。
この点、本実施例の場合、エンジン停止制御開始タイミングより、脈動領域R内に存在する吸気ガスがエンジン1に吸入されるのに要する時間だけ早期に、ノズルベーン5を全開にする制御が実行される。これにより、燃料供給が停止される以前のエンジン1に、ノズルベーン5が全開にされた後の低い過給効率によって圧縮された吸気ガスが吸入されることがないようにすることができる。従って、燃焼不良が生じることを抑制できる。
また、本実施例では、ブローバイガス管10が第2スロットルバルブ22より上流側の吸気通路42に接続されているので、エンジン停止制御時に第2スロットルバルブ22が閉弁されても、ブローバイガス管10の接続箇所が負圧になることは無く、吸気通路42
内へエンジン1のクランクケース内のオイルが吸入されることを抑制できる。
本実施例のMG2が、本発明における内燃機関以外の動力源に相当する。本実施例の駆動輪40が、本発明における駆動系に相当する。本実施例のエンジン停止制御ルーチンを実行するECU26が本発明における制御手段に相当する。
<変形例>
なお、以上述べた実施例は本発明を説明するための一例であって、本発明の本旨を逸脱しない範囲内において上記の実施例には種々の変更を加え得る。例えば、ノズルベーン5を全開にする制御をエンジン停止制御開始タイミングより早期に実行することは本発明の効果をより向上させる点で有効であるが、本発明の効果を得るために必須ではない。また、本発明の効果を得るためには、コンプレッサより上流に第2スロットルバルブ22が存在していれば十分であり、第2スロットルバルブ22とコンプレッサ11との間にEGRガスを流入させるEGR通路44は本発明の効果とは本質的に無関係である。また、本実施例では、タービン12より下流の排気をコンプレッサ11より上流の吸気通路42に流入させるEGR通路44を備えた構成を例に説明したが、EGR装置としては、例えばタービン12より上流の排気をコンプレッサ11より下流の吸気通路42に流入させるように構成されたものであってもよい。
また、上記実施例では、車両走行用の駆動力を出力するMG2と、エンジン1をモータリングする駆動力を出力するMG1と、を別個の装置として備えたハイブリッドシステムに本発明を適用した例を説明したが、車両走行用の駆動力を出力するMG2が車両走行用の駆動力を出力した残りの余剰動力によってエンジン1をモータリングするように構成し、エンジン1以外の動力源としてMG2のみを備えたハイブリッドシステムに本発明を適用することもできる。また、エンジン以外の動力源は、エンジン停止時に駆動輪に動力を出力可能な動力源であればモータジェネレータでなくても良い。
実施例におけるハイブリッドシステムの概略構成を示すブロック図である。 実施例におけるエンジンの吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。 実施例におけるエンジン停止制御ルーチンを表すフローチャートである。 実施例におけるエンジン停止制御を実行した場合のハイブリッドシステムの運転モード、エンジンの回転数、第1スロットルバルブの開度、第2スロットルバルブの開度、EGRバルブの開度、ノズルベーンの開度の時間変化の一例を示す図である。
符号の説明
1 エンジン
3 動力分割機構
4 出力部
5 ノズルベーン
6 排気絞り弁
7 エアフローメータ
8 伝達部
9 第1スロットルバルブ
10 ブローバイガス管
11 コンプレッサ
12 タービン
13 ターボチャージャ
17 吸気マニホールド
18 排気マニホールド
22 第2スロットルバルブ
24 インバータ
25 バッテリ
26 ECU
27 アクセル開度センサ
28 車速センサ
29 インジェクタ
30 クランク角度センサ
31 MG1回転数センサ
32 MG2回転数センサ
33 EGRクーラ
40 駆動輪
41 排気浄化装置
42 吸気通路
43 排気通路
44 EGR通路
45 EGRバルブ
48 水温センサ
49 シリンダ
51 SOCセンサ
52 アクセルペダル
R 脈動領域

Claims (8)

  1. 内燃機関と、内燃機関以外の動力源と、を有し、少なくとも前記動力源によって駆動系へ動力を出力するハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置であって、
    前記内燃機関の吸気通路に設けられたコンプレッサ及び該内燃機関の排気通路に設けられたタービンを有するターボチャージャと、
    前記吸気通路の前記コンプレッサよりも下流側の位置に設けられ、吸気通路内を流れる吸気の流量を調節する第1スロットルバルブと、
    前記吸気通路の前記コンプレッサよりも上流側の位置に設けられ、吸気通路内を流れる吸気の流量を調節する第2スロットルバルブと、
    前記ハイブリッドシステムにおいて前記内燃機関への燃料供給を停止して該内燃機関の運転を停止させる機関停止制御が開始される時に、前記第1スロットルバルブ及び前記第2スロットルバルブを閉弁する制御手段と、
    を備えることを特徴とするハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2スロットルバルブと前記コンプレッサとの間の前記吸気通路に前記排気通路内の排気の一部を流入させるEGR通路と、
    前記EGR通路内を流れる排気の流量を調節するEGRバルブと、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記機関停止制御が開始される時に、更に前記EGRバルブを閉弁することを特徴とするハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置。
  3. 請求項1において、
    前記制御手段は、前記機関停止制御が開始される時に、まず前記第1スロットルバルブを閉弁した後、前記第2スロットルバルブを閉弁することを特徴とするハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置。
  4. 請求項2において、
    前記制御手段は、前記機関停止制御が開始される時に、まず前記第1スロットルバルブを閉弁した後、前記第2スロットルバルブ及び前記EGRバルブを閉弁することを特徴とするハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記ターボチャージャは、前記タービンに開度可変のノズルベーンを有し、該ノズルベーンの開度を開き側の開度にすることでその過給効率を低くすることが可能な可変容量型のターボチャージャであり、
    前記制御手段は、前記機関停止制御が開始される時に、前記機関停止制御が開始される前と比較して、前記ノズルベーンの開度を開き側にすることを特徴とするハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置。
  6. 請求項5において、
    前記制御手段は、前記機関停止制御が開始されるタイミングより、前記コンプレッサと前記第1スロットルバルブとの間の吸気通路内の吸気ガスが前記内燃機関に吸入されるのに要する時間に基づいて求められる時間だけ早いタイミングで、前記ノズルベーンの開度を開き側にする制御を実行することを特徴とするハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記機関停止制御は、前記ハイブリッドシステムが前記内燃機関を高速運転させる運転
    モードから前記内燃機関を停止させる運転モードへ遷移する場合に行われることを特徴とするハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    前記吸気通路の前記第2スロットルバルブより上流側の位置にブローバイガス管を接続することを特徴とするハイブリッドシステムのエンジン停止制御装置。
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