JP2010013582A - 接合組立品の製造方法および接合組立品の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接着材10と被接着部材20との間に連鎖反応型の接着剤4を配置する接着剤配置工程と、接着材10の第1接合部A1と被接着部材20の第1被接合部B1との両端部同士を固定する第1固定工程と、この第1接合部A1と第1被接合部B1とに配置された接着剤4を硬化させる第1硬化工程と、接着材10の第2接合部A2と被接着部材20の第2被接合部B2との略中央部同士を第2固定手段32で固定する第2固定工程と、第2固定手段32により第2接合部A2と第2被接合部B2とに配置された接着剤4にエネルギーを付与してこの接着剤4を硬化させる第2硬化工程とを実施する。
【選択図】図14
Description
この工程は、前記サイドフレームアウタパネル10を前記第1固定装置40の載置部41上に載置する工程である。
この工程は、前記サイドフレームアウタパネル10と前記センタピラーインナパネル20との間に前記接着剤4を配置する工程である。
この工程は、前記第1固定装置40により前記サイドフレームアウタパネル10と前記センタピラーインナパネル20とを互いに固定する工程である。
この工程は、前記接着剤4のうち前記アウタフランジ14の第1接合部A1と前記インナフラン時24の第1被接合部B1との間に配置された接着剤4を硬化させて、この第1接合部A1と第1被接合部B1とを接合する工程である。
この工程は、前記第2固定装置140により前記サイドフレームアウタパネル10と前記センタピラーインナパネル20とを互いに固定する工程である。
この工程は、前記アウタフランジ14の第2接合部A2と前記インナフランジ24の第2被接合部B2との間に配置された接着剤4を硬化させて、この第2接合部A2と第2被接合部B2とを接合する工程である。
10 センタピラーインナパネル(接着部材)
14 アウタフランジ
14a アウタフランジの車体内側表面(接合部)
16 突出部(凸部)
16a 突出壁
16b 円周壁(外周壁)
20 サイドフレームアウタパネル(被接着部材)
24 インナフランジ
24a インナフランジの車体外側表面(接合部)
40 第1固定装置(第1固定手段)
100 製造装置
110 接着剤塗布装置(接着剤配置手段)
130 UV照射装置(第1硬化手段)
Claims (11)
- 接着部材の接合部と被接着部材の接合部との間に接着剤を介在させ、前記接着剤の硬化によって前記接着部材と前記被接着部材とを接合する接合組立品の製造方法であって、
前記接着部材の接合部は、特定の方向に沿って互いに離間する複数の第1接合部と、当該第1接合部間に位置する第2接合部とを有し、
前記被接着部材の接合部は、前記各第1接合部にそれぞれ接合される第1被接合部と、前記第2接合部に接合される第2被接合部とを有し、
前記接着剤として、外部から一部に付与されたエネルギーによって内部エネルギーを自己発生させつつ硬化するとともに、当該内部エネルギーが自己発生した部位に隣接する部分がこの内部エネルギーを受けてさらに内部エネルギーを自己発生させつつ硬化反応を起こすことにより連鎖的に硬化していく連鎖反応型の接着剤を用い、前記接着部材の接合部と被接着部材の接合部との間に前記接着剤を配置する接着剤配置工程と、
前記接着剤配置工程の後に実施されて、前記接着部材と前記被接着部材とを互いに固定可能な第1固定手段を用い、前記各第1接合部と当該各第1接合部に対応する前記各第1被接合部の前記特定方向の両端部同士をそれぞれ固定する第1固定工程と、
前記第1固定工程の後に実施されて、前記各第1接合部と前記各第1被接合部との間に配置された接着剤にそれぞれエネルギーを付与し、当該各第1接合部と各第1被接合部との間に配置された接着剤をそれぞれ硬化させる第1硬化工程と、
前記接着剤配置工程の後に実施されて、前記接着部材と前記被接着部材とを互いに固定可能であるとともに、この固定した接着部材と被接着部材との間にエネルギーを付与可能な第2固定手段を用い、前記第2接合部と前記第2被接合部の前記特定方向の略中央部同士を固定する第2固定工程と、
前記第1硬化工程の後に実施されて、前記第2接合部と前記第2被接合部との間に配置された接着剤に前記第2固定手段によりエネルギーを付与し、前記第2接合部と前記第2被接合部との間に配置された接着剤を硬化させる第2硬化工程とを備えることを特徴とする接合組立品の製造方法。 - 請求項1に記載の接合組立品の製造方法であって、
前記第1硬化工程では、前記各第1接合部と前記各第1被接合部との間に配置された接着剤の前記特定方向の略中央部に前記エネルギーを付与することを特徴とする接合組立品の製造方法。 - 請求項1または2に記載の接合組立品の製造方法であって、
前記接着部材の接合部に、前記第2接合部が複数形成されているとともに、前記被接着部材の接合部に、前記第2被接合部が複数形成されていることを特徴とする接合組立品の製造方法。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の接合組立品の製造方法であって、
前記接着部材は、前記第2接合部の前記特定方向の略中央部に当該第2接合部の表面から突出する凸部を有し、
前記第1固定工程では、前記凸部の突出端部と前記第2被接合部とが互いに当接するように、前記各第1接合部と前記各第1被接合部とをそれぞれ固定し、
前記第2固定工程では、前記凸部の突出端部と前記第2被接合部とが互いに当接するように、当該凸部と前記第2被接合部とを固定し、
前記第2硬化工程では、前記第2固定手段により前記凸部を加熱することで、前記第2接合部と前記第2被接合部との間に配置された接着剤を、当該接着剤の連鎖的な硬化が開始する温度に加熱することを特徴とする接合組立品の製造方法。 - 請求項4に記載の接合組立品の製造方法であって、
前記凸部は、その突出端部に設けられた突出壁と、当該突出壁の外周に連続して前記第2接合部の表面に向かって延びる外周壁とを有し、
前記第2固定手段は、前記突出壁に面接触する先端面を有し、
前記第2固定工程は、前記第2固定手段を、その前記先端面が前記突出壁と面接触するように前記凸部に嵌合させる工程を含むことを特徴とする接合組立品の製造方法。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の接合組立品の製造方法であって、
前記接着部材と前記被接着部材とを搬送する搬送ラインを用い、この搬送ラインに沿って設けられた第1作業ステーションにて前記第1硬化工程を実施し、前記搬送ラインに沿って前記第1作業ステーションより下流に設けられた第2作業ステーションにて前記第2硬化工程を実施することを特徴とする接合組立品の製造方法。 - 接着部材の接合部と被接着部材の接合部との間に接着剤を介在させ、前記接着剤の硬化によって前記接着部材と被接着部材とを接合する接合組立品の製造装置であって、
前記接着部材の接合部は、特定の方向に沿って互いに離間する複数の第1接合部と、当該第1接合部間に位置する第2接合部とを有し、
前記被接着部材の接合部は、前記各第1接合部にそれぞれ接合される第1被接合部と、前記第2接合部に接合される第2被接合部とを有し、
外部から一部に付与されたエネルギーによって内部エネルギーを自己発生させつつ硬化するとともに、当該内部エネルギーが自己発生した部位に隣接する部分がこの内部エネルギーを受けてさらに内部エネルギーを自己発生させつつ硬化反応を起こすことにより連鎖的に硬化していく連鎖反応型の接着剤を、前記接着部材の接合部と被接着部材の接合部との間に配置する接着剤配置手段と、
前記接着剤配置手段による前記接着剤の配置後において、前記各第1接合部と当該各第1接合部に対応する前記各第1被接合部の前記特定方向の両端部同士をそれぞれ固定する第1固定手段と、
前記第1固定手段による前記固定後において、前記各第1接合部と前記各第1被接合部との間に配置された接着剤にそれぞれエネルギーを付与し、当該各第1接合部と各第1被接合部との間に配置された接着剤をそれぞれ硬化させる第1硬化手段と、
前記接着剤配置手段による前記接着剤の配置後において、前記第2接合部と前記第2被接合部の前記特定方向の略中央部同士を固定する第2固定手段とを備え、
前記第2固定手段は、前記第1硬化手段による前記接着剤の硬化後において、前記第2接合部と前記第2被接合部との間に配置された接着剤にエネルギーを付与し、当該第2接合部と第2被接合部との間に配置された接着剤を硬化させることを特徴とする接合組立品の製造装置。 - 請求項7に記載の接合組立品の製造装置であって、
前記第1硬化手段は、前記各第1接合部と前記各第1被接合部との間に配置された接着剤の前記特定方向の略中央部にそれぞれ前記エネルギーを付与することを特徴とする接合組立品の製造装置。 - 請求項7または8に記載の接合組立品の製造装置であって、
前記接着部材は、前記第2接合部の前記特定方向の略中央部に当該第2接合部の表面から突出する凸部を有し、
前記第1固定手段は、前記凸部の突出端部と前記第2被接合部とが互いに当接する状態で前記各第1接合部と前記各第1被接合部とをそれぞれ固定し、
前記第2固定手段は、前記凸部の突出端部と前記第2被接合部とが互いに当接する状態で前記凸部と前記第2被接合部とを固定するとともに、前記第2接合部と前記第2被接合部との間に配置された接着剤の温度が当該接着剤の連鎖的な硬化が開始する温度となるように前記凸部を加熱することを特徴とする接合組立品の製造装置。 - 請求項9に記載の接合組立品の製造装置であって、
前記凸部は、その突出端部に設けられた突出壁と、当該突出壁の外周に連続して前記第2接合部の表面に向かって延びる外周壁とを有し、
前記第2固定手段は、前記凸部と嵌合可能な形状を有するとともに、当該凸部と嵌合した状態で前記凸部の突出壁に面接触する先端面を有することを特徴とする接合組立品の製造装置。 - 請求項7〜10のいずれかに記載の接合組立品の製造装置であって、
前記接着部材と前記被接着部材とを搬送する搬送ラインと、
前記搬送ラインに沿って設けられるとともに、前記第1固定手段および前記第1硬化手段が設置されて、前記第1固定手段により前記各第1接合部と当該各第1接合部に対応する前記各第1被接合部の前記特定方向の両端部同士がそれぞれ固定されるとともに、前記第1硬化手段により前記各第1接合部と前記各第1被接合部との間に配置された接着剤へのエネルギー付与が実施される第1作業ステーションと、
前記搬送ラインに沿って設けられるとともに、前記第2固定手段が設置されて、当該第2固定手段により前記第2接合部と前記第2被接合部との間に配置された接着剤へのエネルギー付与が実施される第2作業ステーションとを備え、
前記第2作業ステーションが前記第1作業ステーションより下流に設けられていることを特徴とする接合組立品の製造装置。
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JPH11193322A (ja) * | 1997-10-17 | 1999-07-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | エネルギー線遮蔽物含有樹脂のエネルギー線硬化を可能にする新規樹脂硬化方法とその組成物、成形物、及び成形方法 |
JPH11293202A (ja) * | 1998-04-15 | 1999-10-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 貼り合わせ装置及び方法 |
JP2005298638A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Ricoh Co Ltd | 部品接合方法及び部品接合装置 |
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