JP2010012922A - 車体フレームの接続構造及び成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体フレームの接続構造及び接続方法において、簡単な構造により、接続部分の接着性及び剛性の向上を図ることである。
【解決手段】断面が略多角形状の角形部材、たとえば略四辺形状の角形メインパイプ2の外周面に、筒状部材、たとえば丸形後部パイプ7の長さ方向の端部が接続される車体フレームの接続構造及び接続方法である。丸形後部パイプ7の前記端部には、断面が略L字状で二重壁構造の取付部31が一体に形成されている。前記角形メインパイプ2は、たとえば上下左右に四つの壁面2a、2b、2cを有している。前記取付部31を構成するL字状配置の二つの片部31a、31bが、前記角形メインパイプ2の二つの壁面2a、2bにそれぞれ当接し、溶接により前記壁面2a、2bに接続されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車体フレームの構成部材同士の接続構造及び接続方法に関し、特に、断面が略多角形状の角形部材の外周に、筒状部材の長さ方向の端部が接続される車体フレームの接続構造及び成形方法に関する。
車体フレーム、特に自動二輪車の車体フレームは、軽量化及び製造の容易化のためにパイプ部材が多く使用されており、パイプ同士の接続部分が複数箇所に存在している。それら接続部分には、角形パイプ等の角形部材の外周面に丸形パイプ等の筒状部材の長さ方向の端部を接続する部分も含まれている。
図8は、自動二輪車の車体フレームにおいて、角形パイプ101の外周に丸形パイプ102の長さ方向の端部102aを接続する従来の接続構造を示している。具体的には、角形パイプ101は、メインパイプとして断面略四辺形状に形成されると共にヘッドパイプ(図示せず)から後方に延びるように配置されており、この角形パイプ101の左右の壁面101aに、筒状部材として、一対の断面円形の丸形パイプ102の前端部102aが接続されている。丸形パイプ102の前端部102aは斜めに切断され、楕円形の切り口が角形パイプ101の左右の壁面101aにそれぞれ押し当てられ、前端部102aの外周縁が溶接Wにより壁面101aに接続されている。
なお、従来技術文献としては特許文献1等がある。
特開2008−7015号公報
上記従来例のように、丸形パイプ102を斜めに切断し、その切り口をそのまま一つの壁面101aに溶接する接続構造では、溶接長は、最大でも丸形パイプ102の先端の楕円形の切り口の外周長に制限される。特に、角形パイプ101に対する丸形パイプ102の取付角θ1が小さい時には、前端部102aの裏面側(後端P1付近)を溶接することが困難となり、溶接長がさらに制限される。
(発明の目的)
本発明は、車体フレームの接続構造及び接続方法において、溶接作業時における筒状部材の位置決めが容易で、しかも、接続部分の接着性及び剛性が向上する車体フレームの接続構造及び接続方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本願の第1の発明は、断面が略多角形状の角形部材の外周に、筒状部材の長さ方向の端部が接続される車体フレームの接続構造において、前記筒状部材の前記端部には、断面が略L字状で二重壁構造の取付部が一体に形成されており、前記取付部を構成するL字状配置の二つの片部が、前記角形部材の外周において二つの壁面にそれぞれ当接し、溶接により前記壁面に接続されている。
上記構成によると、筒状部材に形成された二重壁構造のL字状の取付部を角形部材に溶接するので、筒状部材の端面を直接溶接する場合に比べて、当接面積が大きくなり、かつ、溶接長を長くすることができる。これにより、接着性及び剛性が向上し、接続部分にかかる荷重に対する強度が向上する。しかも、角形部材の二面それぞれに筒状部材の取付部の片部を当接させて、角形部材に対して筒状部材を位置決めした状態で、溶接することができ、溶接作業を、容易に、かつ正確に行え、組立精度も向上する。
上記第1の発明において、好ましくは、取付部の二つの片部のうち少なくとも一方は、対応する前記壁面の全幅に亘る幅に形成されている。
上記構成によると、壁面の全幅に亘って荷重を支持することができるので、当接面積を増やして、接着性を向上できる。また、筒状部材の取付部に生じる応力集中を防ぐことで、剛性が向上する。
上記第1の発明において、好ましくは、前記角形部材は、車輌操向用の操舵軸を支持するヘッドパイプに接続されると共に後方に延びており、前記筒状部材は、前記角形部材の左右の壁面にそれぞれ配置され、前記左側の筒状部材の前記取付部は、前記二つの片部の一方が前記角形部材の左側の前記壁面に当接し、前記右側の筒状部材の前記取付部は、前記二つの片部の一方が前記角形部材の右側の前記壁面に当接している。
上記構成によると、車体フレームの主要な構成部材であるメインパイプと、後部パイプとの接続構造に適用することになるので、車体フレーム全体の剛性及び強度の向上に寄与する。また、左右方向だけでなく、上下方向にかかる荷重に対しても、L字状に配置された両片部により、強固に壁面に支持することができる。
上記第1の発明、特に、メインフレームのメイン部材として角形部材を利用し、角形部材の左右の壁面に筒状部材の前端部を接続する構造において、角形部材は上下方に湾曲する湾曲部分を有し、該湾曲部分に前記筒状部材を接続することができる。
上記構成によると、直線状部分同士のパイプ接続構造に比べ、角形部材に対して筒状部材を簡単に位置決めでき、湾曲部分での溶接が容易になる。また、たとえ湾曲部分に寸法等のばらつきがあっても、筒状部材の取付部をL字状に形成していることにより、精度良く角形部材に溶接することができる。
本願の第2の発明は、断面が略多角形状の角形部材の外周に、筒状部材の長さ方向の端部が接続される車体フレームの接続構造において、前記筒状部材の前記端部には、断面が略コの字状で二重壁構造の取付部が一体に形成されており、前記取付部を構成するコの字状配置の三つの片部が、前記角形部材の三つの前記壁面にそれぞれ当接し、溶接により前記壁面に接続されている。
上記構成によると、前記第1の発明によるL字状の取付部を備える構造と比べ、角形部材と筒状部材との接続部の強度を、更に向上させることができる。
また、本願は、所定の角度を成して隣接する二つの平坦な外壁面を有する被接続部材の前記外壁面の一方に、筒状部材の長さ方向の端部を接続する車体フレームの接続方法の提供するものであり、この接続方法は、前記被接続部材と前記筒状部材とを準備する準備工程と、前記筒状部材の長さ方向の一端部を前記筒状部材の径方向の外方から押圧して二重壁構造の取付部を形成する押圧成形工程であって、前記取付部は、該取付部の壁厚方向に重なって並んでL字状に形成される二層の壁部と、該二層の壁部の各縁辺部分同士をそれぞれ連結する二つの屈曲部とを有し、前記被接続部材の長さ方向に垂直な断面形状としてL字状部分を含む形状に成形される押圧成形工程と、前記被接続部材の二つの平坦な前記外壁面に、前記取付部のL字状部分の内側面を重ね、前記被接合部材と前記筒状の縁辺部分とを溶接する溶接工程とを含んでいる。
上記車体フレームの接続方法によると、(1)筒状部材の一端部を押圧成形することにより、前記一端部(取付部)の縁辺部分を長くして被接続部材に溶接するので、溶接長を長く採ることができ、接続強度が向上する。
(2)被接続部材の平坦な外壁面に、筒状部材のL字状の一端部を重ねた状態で溶接することで、位置決めされた状態で溶接することが可能となり、溶接治具等による溶接位置決めが複雑化すること防ぐことができる。
(3)筒状部材の一端部に押圧成形された二重壁構造の取付部の各壁は、屈曲部によって縁辺部部分が互いに一体に連結されているので、溶接時、二つの壁部が互いに離反せず、溶接作業における製品の歩留まりを向上させることができる。
(4)筒状部材の一端部の取付部を断面L字状に形成することで、L字状に形成しない場合に比べ、筒状部材の太さを太くすることができる。
要するに本発明によると、車体フレームを構成する部材同士の接続部分にかかる荷重に対する接着性及び剛性が向上すると共に、溶接作業時には、角形部材に対しする筒状部材の位置決めを、容易に、かつ正確に行え、溶接作業が容易になると共に組立精度が向上する。
[第1の実施の形態]
図1乃至図5は、本発明にかかる接続構造を有する自動二輪車用の車体フレームを示しており、これらの図面に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は車体フレームFの全体斜視図、図2は車体フレームFの平面図、図3は車体フレームFの左側面図、図4はメインパイプと後部パイプとの接続部分の拡大斜視図、図5は図3のV-V断面拡大図、図6は図5の左側面図である。
図1において、車体フレームFは、主たる構成部材として、操舵軸を支持する筒状のヘッドパイプ1と、該ヘッドパイプ1から概ね後方に直線状に延びた後で、直線状部分から後方に進むにつれて下方に傾斜して湾曲する一本のメインパイプ2と、前記ヘッドパイプ1から略下方に延びる左右一対のダウンパイプ3と、各ダウンパイプ3の下端部から後方に延びる左右一対のロワーパイプ5と、各ロワーパイプ5の後端部から概ね上方に立ち上がる左右一対の立ち上がりパイプ6と、前記メインパイプ2の後端部近傍の左右の壁面2aから後下方に延びて前記立ち上がりパイプ6の下端部近傍に至る左右一対の後部パイプ7と、各後部パイプ7の上部から後方の立ち上がりパイプ6の上端部に至る左右一対の連結パイプ8と、を備えている。さらに、車体フレームFは、前記立ち上がりパイプ6の上端から後方に延びる左右一対のリヤシート支持体10と、左右の後部パイプ7間を連結する上側クロスパイプ11及び中間クロスパイプ12と、左右のロワーパイプ5の後端部間を連結する下側クロス板13と、左右のリヤシート支持体10間を連結するクロス板14と、を備えている。
前記メインパイプ2は、断面が略四辺形状の角形パイプであり、図5に示すように、略鉛直な左右の壁面2aと、上壁面2bと、下壁面2cと、から略矩形状に形成されている。具体的には、断面において、左右方向幅Dが上下方向幅(高さ)Hよりも長い略長方形状に形成されている。
図3において、後部パイプ7は断面が円形の丸形パイプである。ダウンパイプ3、ロワーパイプ5、立ち上がりパイプ6、連結パイプ8、上側クロスパイプ11及び中間クロスパイプ12は、前記後部パイプ7よりも径の小さな丸形パイプである。下側クロス板13は、たとえば断面が四辺形の角形パイプ又は断面コの字状の部材である。リヤシート支持体10は鍛造部品であり、クロス板14は鍛造部品あるいは板金部材である。なお、以下の説明では、前記メインパイプ2と後部パイプ7の断面形状を明確にしておくために、「角形メインパイプ2」及び「丸形後部パイプ7」と称して説明する。
図2において、角形メインパイプ2は、上方から見て、車幅の中央部を前後方向に略直線状にヘッドパイプ1から後方に延びている。左右の丸形後部パイプ7は、上方から見て、角形メインパイプ2の後端部近傍の左右の壁面2aから、所定の取付角度θ2で左右に開くように後方に延び、途中、前記取付角度θ2よりも大きな角度θ3に広がって後方に延び、左右の立ち上がりパイプ6と略同じ左右幅まで広がった状態で、立ち上がりパイプ6まで至っている。前記所定の取付角度θ2とは、具体的には、角形メインパイプ2の壁面2aと直角で丸形後部パイプ7の中心線(軸線)C2を含む仮想面内において、該仮想面と前記壁面2aとの交線と、前記中心線C2と、の成す角度であって、互いに補角関係にある二つの角度のうち、90°未満の鋭角側の角度である。該実施の形態では、前記取付角度θ2は、45°以下であって、概ね30°に設定されている。また、左右の丸形後部パイプ7は、前後方向の同位置に固定されている。
また、図3において、丸形後部パイプ7は、側方から見て、上部は角形メインパイプ2の湾曲部に概ね沿った状態で略直線状に後下方に延び、上側クロスパイプ11付近で下方へ少し折れ曲がり、直線状に立ち上がりパイプ6まで至っている。
[各種ブラケット等の構成]
この車体フレームFには、エンジン等の各種装備品を取り付けるために複数のブラケット類が設けられている。すなわち、図3において、ダウンパイプ3と、中間クロスパイプ12及び下側クロス板13には、エンジン取付ブラケット21がそれぞれ固着され、角形メインパイプ2の後端部には、左右の丸形後部パイプ7の上端部と上側クロスパイプ11とに亘って支持ブラケット30が固着されており、該支持ブラケット30には、燃料タンク(図示せず)の後端とシート(図示せず)の前端が支持される。さらに、丸形後部パイプ7の下端部の前面から立ち上がりパイプ6の前面に亘って、スイングアームブラケット23が固着されている。
[角形メインパイプ(被接続部材)2と丸形後部パイプ(筒状部材)7との接続構造]
図4において、丸形後部パイプ7の前上端部には、該前上端部を、径方向の外方から押しつぶすと共に折り曲げ成形することにより、断面が略L字状の二重壁構造の取付部31が丸形後部パイプ7と一体に成形されている。該L字状の取付部31は、略鉛直な二重壁構造の第1片部31aと、この第1片部31aの上端から略直角に折れ曲がる二重壁構造の第2片部31bとを有している。左側の取付部31の第2片部31bは、上方から見て、前半の縁辺部分がメインパイプ2の左壁面2aと略平行に前後方向に延び、屈折点51を境として、後半の縁辺部分は、後方に進むに従い左壁面2aに近づくように左側に傾斜している。右側の取付部31の第2片部31bは、上方から見て、前半の縁辺部分がメインパイプ2の右壁面2aと略平行に前後方向に延び、屈折点51を境として、後半の縁辺部分は、後方に進むに従い右壁面2aに近づくように右側に傾斜している。言い換えると、各第2片部31bを上方から見た形状は、前半部が略矩形状に形成され、後半部が楔状に形成されている。また、各第2片部31bの前半部分の左右方向の幅は、メインパイプ2の左右方向の幅Dの1/2以下に設定されており、該実施の形態では、各第2片部31bの前半部分の左右方向の幅は、メインパイプ2の左右方向の幅Dの1/3乃至1/4程度に設定されている。第1片部31aの前端には、接続部分における角形メインパイプ2への応力を分散させるために、凹部32が形成されている。すなわち、角形メインパイプ2の単独の断面形状から取付部31を加えた断面形状に変化する場合に、取付部31の前端の一箇所の断面で形状が急激に変化するのを避けるために、凹部32を形成している。
図6において、丸形後部パイプ7は、その中心線(軸線)C2がメインパイプ2の上下方向の中心線C1よりも上方に位置するように配置されており、これにより、取付部31の上部に、仮想線で示す第2片部31b用の領域を確保しつつ、第1片部31aの下端部がメインパイプ2の下端より下方にはみ出ないようにしている。
第2片部31bを折り曲げる前の取付部31の形状は、仮想線で示すように、後端部から角形メインパイプ2の中心線C1方向に沿って前方に進むに従い、取付部31の上下方向の幅が拡張し、上下の各屈折点51から前方が、角形メインパイプ2の中心線C1と略平行に前方に延びている。このような形状の取付部31に対し、上記凹部32は、取付部31のうち、二重壁の扁平部分に形成されており、かつ、前記上下の屈折点51,51を結ぶ線よりも、メインパイプ中心線C1方向の前方側領域内に配置されている。また、凹部32の具体的な形状は、第1片部31aを左右方向に貫通すると共に、前端が開放しており、角形メインパイプ2の中心線C1方向に沿って後方に進むに従い、上下方向の凹部幅Kが狭くなる横向きU字状に形成されている。
図5において、取付部31の第1片部31aの上下方向幅は、角形メインパイプ2の左右の壁面2aの上下方向幅(高さ)Hと略同じ大きさに形成されている。一方、第2片部31bの左右方向幅は、前述のように、角形メインパイプ2の左右方向幅Dの略1/3乃至1/4程度の大きさに設定されている。丸形後部パイプ7の肉厚は、角形メインパイプ2の肉厚の半分程度であるが、取付部31は二重壁構造であるので、その肉厚(板厚)は、角形メインパイプ2と略同程度の厚みとなっている。
左右の各後部パイプ7の取付部31は、それぞれ二つの壁部を二層に重ねてなる二重壁構造となっているが、後述するように、丸形後部パイプ7を平板状に押圧成形することにより製造されているので、重なり合う壁部の縁片部分同士は、それぞれ屈曲部52を介して一体につながっている。すなわち、左側の取付部31は、第1片部31aの下端縁辺部分と第2片部31bの右端縁辺部分とにそれぞれ屈曲部52を有し、右側の取付部31は、第1片部31aの下端縁辺部分と第2片部31bの左端縁辺部分とにそれぞれ屈曲部52を有している。
左側の丸形後部パイプ7の取付部31は、鉛直な第1片部31aが角形メインパイプ2の左壁面2aに押し当てられ、第2片部31bが角形メインパイプ2の上壁面2bに押し当てられており、第1片部31aの下端縁辺部分(屈曲部分52)がメインパイプ2の左壁面2aに隅肉溶接W1により接続されている。また、第2片部31bの右端縁辺部分(屈曲部分52)が、メインパイプ2の上壁面2bに隅肉溶接W2により、接続されている。
右側の丸形後部パイプ7の取付部31は、左側の丸形後部パイプ7と左右が逆に構成されているだけで、基本構成は同じであり、第1片部31aの下端縁辺部分(屈曲部分52)がメインパイプ2の右壁面2aに隅肉溶接W3により接続されている。また、第2片部31bの左端縁辺部分(屈曲部分51)が、メインパイプ2の上壁面2bに、隅肉溶接W4により接続されている。
各溶接W1、W2、W3、W4の溶接長は、少なくとも各片部31a、31bの前端縁から後端縁の近傍まで至っているが、図4に示す取付部31の後端縁P1付近は、作業スペースが狭いことにより、溶接は施されていない。
ここで、図6に示す丸形後部パイプ7の直径d及びメインパイプ2の左右の壁面2aの上下方向の寸法Hの好ましい関係を説明する。まず、丸形後部パイプ7の直径dは、次式(1)で示すように、(2/π)・Hを越えるように設定することが好ましい。
d>(2/π)・H…式(1)
すなわち、丸形後部パイプ7の一端部を平板状に押圧して取付部31を形成した場合、L字状に折り曲げる前における平板状の取付部31の上下方向幅d2は、πd/2となるが、この上下方向幅d2がメインパイプ2の壁面2aの上下方向幅Hよりも大きくなるように形成することにより、第1辺部31aの上下方向幅をメインパイプ2の上下方向幅Hに近付け、かつ、第2片部31bも形成することができるのである。
また、取付部31をメインパイプ2に接続した状態において、メインパイプ2の上端から丸形後部パイプ7が上方にはみ出すのを防ぐために、メインパイプ2の高さHは、丸形後部パイプ7の直径dとの関係において、次式(2)で示す範囲に設定することが好ましい。
H≧d+((π・d)/2−d)/2)…式(2)
すなわち、平板状の取付部31の上下方向の幅d2=(π・d)/2から丸形後部パイプ7の直径dを差し引いた値の1/2が、丸形後部パイプ7の下端から下方に張り出す部分の寸法Y1となるが、この張り出し寸法Y1に丸形後部パイプ7の直径dを加えた寸法が、メインパイプ2の壁面2aの上下方向の寸法Hより大きくなってしまうと、丸形後部パイプ7の上端部がメインパイプ2の上端から上方にはみ出してしまうことになるからである。
したがって、上記式(1)(2)の関係を整理した次式(3)を満たすように、メインパイプ2の高さHと丸形後部パイプ7の直径dを決定することが、より好ましい。
(2/π)・H<d≦(4/(2+π))・H…式(3)
すなわち、丸形後部パイプ7の直径dとメインパイプ2の高さHとを、上記式(3)を満たすように設定することにより、丸形後部パイプ7がメインパイプ2の上端から上方にはみ出すことなく、第1片部31aによりメインパイプ2の左右の壁面2aと共に、上側の第2片部31bにより上側の壁面2bをも覆うことができるのである。
[その他のパイプ接続構造]
図1において、角形メインパイプ2の前端部とダウンパイプ3の上端部とは、それぞれ溶接によりヘッドパイプ1に接続されている。左側のダウンパイプ3と左側のロワーパイプ5と左側の立ち上がりパイプ6とは、一つの丸形パイプ部材を折曲げ成形することにより、三者一体に形成されている。右側のダウンパイプ3は継手25により下側部分が分離可能となっており、右側のダウンパイプ3の前記継手25より下側部分は、丸形パイプ部材により右側のロワーパイプ5と一体に形成されている。右側のロワーパイプ5の後端部と右側の立ち上がりパイプ6の下端部とは、継手26を介して分離可能に接続されている。すなわち、右方から車体フレームF内へエンジンの着脱が容易に行えるように、継手25,26で分離することにより、右側ロワーパイプ5及び右側ダウンパイプ3の下側部分を車体フレームFから一体的に取り外すことができるようになっている。
丸形後部パイプ7の下端部は溶接により立ち上がりパイプ6の前面に接続され、連結パイプ8の前後端部は、溶接により丸形後部パイプ7の上部及び立ち上がりパイプ6の上端部に接続され、各クロスパイプ11,12及びクロス板13の左右両端部は、溶接により、それぞれ丸形後部パイプ7及びロワーパイプ5に接続されている。
また、各ブラケット21、23,30は、溶接により、ダウンパイプ3,ロワーパイプ5、丸形後部パイプ7及び連結パイプ8等にそれぞれ接続されている。
[丸形後部パイプ7の製造及び接続手順]
図7の(a)(b)(c)(d)は、丸形後部パイプ7の取付部31の製造工程の一例を示す図であり、図8は丸形後部パイプ7の取付部31の製造から角形メインパイプ2への接続までの製造及び接続作業のフロー図である。
まず、取付部31の製造工程を説明すると、図7の(a)のように、未加工の丸形後部パイプ7を準備し、図7の(b)のように、丸形後部パイプ7の先端部を平板状に押圧成形することにより、二重壁構造の取付部31の原型を丸形後部パイプ7に一体成形する。この押圧成形工程において、平板状に形成された取付部31を含む平面Bと、丸形後部パイプ7の中心線C2との成す角度のうち、小さい方の角度θ2が、丸形後部パイプ7の取付角度となる。該取付角度θ2は、たとえば30°程度である。
続いて、図7の(c)のように、平板状の二重壁構造の取付部31の幅方向の一端部(31b)を、残りの部分(31a)に対して略直角に折り曲げることにより、L字状配置の第1片部31aと第2片部31bとを形成する。
最後に、図7の(d)のように、第1片部31aの前端部を、打ち抜き又は機械加工により山形等に切除することにより、凹部32を形成する。
尚、図7の(c)の折り曲げ工程と、図7の(d)の切除工程とは、順序を逆にすることも可能である。また、図7の(b)の押圧成形工程と、図7の(c)の折り曲げ工程を、同時に行うことも可能である。すなわち、L形成形面を有するプレス成形機により、丸形後部パイプ7の先端部を押圧成形して、L字状に押しつぶし、互いに直角な第1片部31aと第2片部31bとを同時に成形することも可能である。
次に、図8のフロー図により、丸形後部パイプ7の取付部31の製造から角形メインパイプ2への接続までの一連の作業の流れを説明する。ステップS1において、未加工の丸形後部パイプ7及び角形メインパイプ2を準備し、ステップS2において、丸形後部パイプ7の先端部を平板状に押圧成形することにより、二重壁構造の取付部31の原型を丸形後部パイプ7に一体成形する。続いて、ステップS3において、平板状の取付部31をL字状に折り曲げることにより、L字状配置の第1片部31aと第2片部31bとを形成し、ステップS4において、第1片部31aの先端部(前端部)を、打ち抜き又は機械加工により切除して、凹部32を形成する。
上記のように丸形後部パイプ7の先端部に凹部32を有するL字状の取付部31を一体に成形した後は、ステップS5において、角形メインパイプ2に対して丸形後部パイプ7のL字状の取付部31を押し当てると共に、前後方向に位置決めし、最後に、ステップS6において、取付部31の各片部31a、31bの縁辺部分を角形メインパイプ2に溶接する。
[第1の実施の形態による作用効果]
(1)該実施の形態では、丸形後部パイプ7の前端部に、二重壁構造の略L字状の取付部31を丸形後部パイプ7と一体に形成し、L字状の取付部31の第1片部31aを角形メインパイプ2の右側又は左側の壁面2aに押し当て、第2片部31bを角形メインパイプ2の上壁面2bに押し当て、それぞれ溶接により接続しているので、左右方向及び上下方向の荷重に対する接着性及び剛性が向上すると共に、溶接作業時の丸形後部パイプ7の位置決め作業も容易に、かつ、正確に行うことができ、組立精度も向上する。
(2)丸形後部パイプ7の前端部を押圧成形することにより、二重壁構造のL字状の取付部31を丸形後部パイプ7と一体に形成し、かつ、形成後の取付部31の外周部を切断することなく、取付部31の全面を、角形メインパイプ2に対する接続面として利用しているので、切断加工工程を無くすことができると共に、丸形後部パイプ7用のパイプ部材を、無駄なく有効に利用することができる。
(3)丸形後部パイプ7の前端部を押圧成形することにより、取付部31を、第1片部31a及び第2片部31bの縁辺部分において、重なり合う壁部同士が屈曲部52により一体に結合された二重壁構造としているので、たとえば、二つの壁部の縁辺部分が屈曲部により一体に結合されていない構造と比べると、溶接による接続時に、二つの壁部が相互に離反することを防ぎ、精度良く溶接することができる。
(4)断面が円形の丸形後部パイプ7を押圧成形することにより、取付部31を形成しているので、角形のパイプを押圧成形する場合に比べ、折り曲げ成形時の応力集中を防ぎ、平板状に容易に折り曲げ成形することができる。
(5)第2片部31bを第1片部31aの上端に形成し、メインパイプ2の上側の壁面2bに載せて溶接しているので、たとえば、第2片部31bを第1片部31aの下端に形成する場合に比べ、丸形後部パイプ7の支持が簡単になり、溶接作業を簡単に行うことができ、歩留まりを向上させることができる。
(6)図5のように、第1片部31aの上下方向幅を、角形メインパイプ2の左右の壁面2aの上下方向幅(高さ)Hと略同じ大きさに形成しているので、角形メインパイプ2の壁面2aの上下方向の全幅を当接面として無駄なく利用でき、接着性が向上すると共に、車体フレームF自体の剛性も向上する。
(7)第1片部31aの前端に凹部32を形成しているので、角形メインパイプ2の単独の断面形状から、取付部31が含まれる断面形状に変化する際に、徐々にその断面形状を変化させることができ、取付部31の前端縁への過大な応力集中を回避することができる。また、図6のように、凹部32の形成領域を、取付部31の内、二層の壁部を有する平板状部分であって、取付部31の上下方向幅が狭くなり始める屈折点51を結ぶ境界線よりも前方に設定し、かつ、凹部32の上下方向幅Kを、後方に進むに従い狭くなるようにしているので、取付部31の前端縁における応力集中を、より確実に防ぐと共に、凹部32を形成したことにより強度不足を抑制することができる。
(8)角形メインパイプ2の後端部を下方に湾曲させ、該湾曲部分に丸形後部パイプ7を接続しているので、前記図8及び図9のように、側方から見て、両パイプの直緯線状部分を接続する構造と比べ、車体フレームFの前後方向の寸法をコンパクトにすることができる。
(9)角形メインパイプ2として、断面が略四辺形状の角形パイプを用いていると、材料を安価に入手できる。特に、断面を長方形状あるいは正方形状とすると、L字状の取付部31を、精度良く、かつ、高い強度で角形メインパイプ2の壁面に接続することができる。
(10)図5において、取付部31の第2片部31bの左右方向の幅は、メインパイプ2の左右方向の幅(図6のD)の1/2以下に設定されているので、左右の丸形後部パイプ7の各取付部31の第2片部31b同士が、角形メインパイプ2の上壁面2b上で干渉することが防がれる。これにより、左右の丸形後部パイプ7を前後方向の同位置に容易に取り付けることができる。
(11)図2において、角形メインパイプ2の壁面2aに対する丸形後部パイプ6の取付角度θ2を鋭角に設定し、特に、1/2直角以下に設定しているので、上記壁面2aに対する丸形後部パイプ9の当接部の端面が楕円となる。これにより、当接部の端面が円形となる場合に比べ、図6における取付部31の後半部分のような傾斜部分を前後方向に長くなり、車体フレームFの急激な強度変化を無くし、応力集中の防止効果が向上する。
[第2の実施形態]
図9は本発明の第2の実施形態であり、前記第1の実施形態とは、取付部31の形状が異なるだけであり、その他の構造は、第1の実施形態と同様である。図9において、丸形後部パイプ7の前端取付部31は、断面コの字状の二重壁構造に形成されている。すなわち、略垂直な第1片部31aと、該第1片部31aの上端に第1片部31aと略直角に形成された第2片部31bと、前記第1片部31aの下端に前記第2片部31bと略平行に形成された第3片部31cと、から断面コの字状に形成されている。なお、溶接箇所は、第2片部31bの左又は右の端縁と、第3片部31cの左又は右の端縁であり、それぞれ隅肉溶接W5、W6、W7、W8により、上壁面2bと下壁面2cに接続されている。
[第3の実施形態]
図10は第3の実施形態であり、前記第1の実施形態とは、取付部31の第1片部31aの形状が異なるだけであり、その他の構造は、第1の実施形態と同様である。図10において、第1片部31aの前端縁33は、下方に向かって後方に傾斜する形状となっており、これにより、前記凹部32と同様に、角形メインパイプ2の一箇所にかかる応力集中を緩和している。
[その他の実施形態]
(1)図5の第1の実施形態の取付部31を、上下逆にした形状とすることもできる。すなわち、図5において、垂直な第1片部31aの下端に、第2片部31bを第1片部31aと略直角に形成することにより、略L字状の取付部31を構成することもできる。
(2)本発明の角形部材(被接続部材)の断面形状は、長方形又は正方形のような四辺形状には限定されず、略五角形状或いは略六角形状等、各種多角形状が含まれることは勿論のこと、角形部材の長さ方向と直角な断面形状において、平面状に形成されて筒状部材の端部が接続される一つの平面と、該平面に対して角度を成して隣接する一つあるいは二つの平面を有する角形部材であればよい。すなわち、角形部材として、上記二つ或いは三つの平面以外の部分が、曲面に形成されている部材も含むものである。
(3)また、本発明の角形部材(被接合部材)は、中空のパイプ形状には限定されず、中実の棒状部材でも可能である。
(4)上記角形部材に接続される本発明の筒状部材としては、前記実施の形態のように、断面が丸形のパイプ部材には限定されず、断面が楕円形あるいは多角形状のパイプ部材も含まれる。
(5)筒状部材として、たとえば断面が楕円のパイプを用い、筒状部材が接続される被接続部材として、正方形又は長方形状以外の形状の部材を用いる場合でも、前記図6で説明した丸形後部パイプ7の直径dと角形メインパイプ2の壁面2aの高さHとの好ましい関係と同様な関係に、筒状部材の寸法と被接続部材の寸法を設定することができる。たとえば、被接続部材の一側面の上下方向の長さをHとし、筒状部材の端部の変形前部分が、被接続部材の一側面に沿う投影面に投影される投影領域に関して、筒状部材の中心線(軸線)に直角な方向の寸法をAとし、筒状部材の周長をOとする。この場合、筒状部材の先端部をL字状に変形させる場合には、O>2・Hでかつ、(A/2)+(O/4)≦Hを満たすことが好ましい。また筒状部材の先端部をU字状に変形させる場合には、O>2・Hでかつ、A≦Hを満たすことが好ましい。これによって、筒状部材が被接続部材の一側面から大きくはみ出すことはなく、被接続部材の一側面を覆うことができる。
(6)車体フレームFにおいて、筒状部材の端部をL字状またはコの字状に一体成形して、角形部材の壁面に接続する接続構造は、図1に示す車体フレームFの角形メインパイプ2と丸形後部パイプ7との接続部分には限定されず、たとえば、図1のダウンパイプ3の上部から角形メインパイプ2の下壁面2cに至る丸形補強パイプ40の上端部と、角形メインパイプ2の下壁面2cとを接続する部分等、各所の接続部分に利用することが可能である。
(7)本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
(8)本発明は、自動二輪車の車体フレームのパイプ接続構造には限定されず、騎乗型四輪走行車等、各種車体フレームのパイプ接続構造に適用できる
本発明にかかる車体フレームの第1の実施形態の斜視図である。 図1の平面図である。 図1の側面図である。 図1の要部の拡大斜視図である。 図3のV-V断面拡大図である。 図5の左側面図である。 丸形後部パイプの取付部の製造工程の一例を示す製造工程図である。 丸形後部パイプの取付部の製造から角形メインパイプへの接続までの製造及び接続作業のフロー図である。 本発明の第2の実施形態を示しており、図5と同様の断面拡大図である。 本発明の第3の実施形態の側面図である。 従来例の側面図である。
符号の説明
F 車体フレーム
2 角形メインパイプ(角形部材及び被接続部材の一例)
2a 左右の壁面
2b 上壁面
2c 下壁面
7 丸形後部パイプ(筒状部材の一例)
31 取付部
31a 第1片部
31b 第2片部
31c 第3片部
32 凹部
W1,W2、W3、W4、W5、W6、W7、W8 溶接

Claims (6)

  1. 断面が略多角形状の角形部材の外周に、筒状部材の長さ方向の端部が接続される車体フレームの接続構造において、
    前記筒状部材の前記端部には、断面が略L字状で二重壁構造の取付部が一体に形成されており、
    前記取付部を構成するL字状配置の二つの片部が、前記角形部材の外周において二つの壁面にそれぞれ当接し、溶接により前記壁面に接続されていることを特徴とする車体フレームの接続構造。
  2. 請求項1に記載の車体フレームの接続構造において、
    二つの前記片部のうち少なくとも一方は、対向する前記角形部材の壁面の全幅に亘る幅に形成されている車体フレームの接続構造。
  3. 請求項1又は2に記載の車体フレームの接続構造において、
    前記角形部材は、車輌操向用の操舵軸を支持するヘッドパイプに接続されると共に後方に延びており、
    前記筒状部材は、前記角形部材の左右の壁面にそれぞれ配置され、
    前記左側の筒状部材の前記取付部は、前記二つの片部の一方が前記角形部材の左側の前記壁面に当接し、
    前記右側の筒状部材の前記取付部は、前記二つの片部の一方が前記角形部材の右側の前記壁面に当接している車体フレームの接続構造。
  4. 請求項3記載の車体フレームの接続構造において、
    前記角形部材は上下方に湾曲する湾曲部分を有しており、該湾曲部分に前記筒状部材を接続している車体フレームの接続構造。
  5. 断面が略多角形状の角形部材の外周に、筒状部材の長さ方向の端部が接続される車体フレームの接続構造において、
    前記筒状部材の前記端部には、断面が略コの字状で二重壁構造の取付部が一体に形成されており、
    前記取付部を構成するコの字状配置の三つの片部が、前記角形部材の三つの前記壁面にそれぞれ当接し、溶接により前記壁面に接続されていることを特徴とする車体フレームの接続構造。
  6. 所定の角度を成して隣接する二つの平坦な外壁面を有する被接続部材の前記外壁面の一方に、筒状部材の長さ方向の端部を接続する車体フレームの接続方法において、
    前記被接続部材と前記筒状部材とを準備する準備工程と、
    前記筒状部材の長さ方向の一端部を前記筒状部材の径方向の外方から押圧して二重壁構造の取付部を形成する押圧成形工程であって、前記取付部は、該取付部の壁厚方向に重なって並んでL字状に形成される二層の壁部と、該二層の壁部の各縁辺部分同士をそれぞれ連結する二つの屈曲部とを有し、前記被接続部材の長さ方向に垂直な断面形状としてL字状部分を含む形状に成形される押圧成形工程と、
    前記被接続部材の二つの平坦な前記外壁面に、前記取付部のL字状部分の内側面を重ね、前記被接合部材と前記筒状の縁辺部分とを溶接する溶接工程とを含んでいる、
    車体フレームの接続方法。
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