JP2010011159A - 音楽再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」の中から当該楽曲のタイプに対応した系統のスピーカシステムに自動的に切り換えて楽曲を再生する音楽再生装置を提供する。
【解決手段】外部データベース又は内部のCD/DVDから読み出した楽曲データと、外部から読み出したメタデータとを記憶するメモリ手段4,5と、各楽曲のタイプと各系統のスピーカシステムとが対応付けられた組み合わせパターンA〜Eの中から、メモリ手段4,5から読み出した組み合わせパターンを抽出し、当該組み合わせパターンに係る系統のスピーカシステムに切換えるための切換制御信号とメモリ手段5から読み出した楽曲データとを切換手段16へそれぞれ出力する制御手段8と、制御手段8から供給される切換制御信号に基づいて選択されたスピーカシステムに切換える切換手段16とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は音楽再生装置に係り、ユーザが区分けした楽曲のタイプ毎に最適な音場で楽曲を再生できるように、スピーカシステムの系統やアンプの組み合わせを自動的に切換える音楽再生装置に関するものである。
近年、新しい材料として木の振動板を用いたスピーカユニットをスピーカボックスに組み込んだスピーカや、指向性を大きく拡げて聴取位置によらずに常に均質な再生音を聴取できる無指向性スピーカが商品化されている。これらスピーカの登場によって、好みの楽曲を好みの音で聴取できるようになった。
しかし、スピーカと相性が良い楽曲のタイプを再生すると最適な再生音を得ることができるが、異なる楽曲のタイプを再生すると最適な再生音を得ることができない。このように、どのような楽曲のタイプを再生しても最適な再生音を自動的に得ることができる万能なスピーカはほとんど無いのが現状である。
さて、メモリオーディオ装置やCD再生装置を用いて再生する楽曲データの取得は、ID3タグに適合したデータや、インターネット網に接続する外部のデータベースに蓄積されているデータと照合して、曲名、アルバム名、アーティスト名、ジャンル名などの、当該楽曲に隣接した楽曲付帯データである、メタデータを取得することにより行うことができる。こうして取得したメタデータを装置側で楽曲の検索などに活用することによって、ユーザは楽曲に関する情報を多く収集することができるから、好みの楽曲の再生が便利に行えるようになってきた。
ここで、メタデータとは、コンピュータを用いて大量のデータ群から目的に合致したデータを取り出すための情報検索システムの検索の対象となるデータを要約したデータである。また、ID3タグとは、デジタル音声のための圧縮音声ファイルフォーマットのひとつであるMP3ファイルの中に、アーティスト、作成年、曲名などの情報を書き込むための規格である。
前記した如くのメタデータから、楽曲のジャンルを何らかの方法で取得し、そのジャンルに応じて、予めジャンル毎に設定された最適な音質・音場設定に切換えて再生するという技術は、周知である。
即ち、特許文献1は楽曲毎に、また、特許文献2ではメディア毎に、音質設定値を記憶して、再生時にその設定値により最適な音質・音場設定に切換えて再生するという技術が述べられている。
特開2002−287774号公報 特開2005−353237号公報
しかし、前記した背景技術では、着目点が音質・音場補正を最適にしてユーザが好む音質で楽曲を再生しようという範囲にとどまっており、音質・音場補正以前の、ユーザが再生したい楽曲のタイプ毎のスピーカの得意/不得意であるとか、スピーカとアンプとの組み合わせの相性という所に着目した改善がなされていなかった。
また、背景技術では、一系統のスピーカを前提とした聴取改善に過ぎず、スピーカと楽曲のタイプの相性により、ある曲のタイプでは大きな満足が得られても、別のある曲のタイプは不満足な音楽聴取となってしまい、真に満足する聴取には達していなかった。
そこで本発明は、このような問題に着目しこれを有効に解決すべく創案されたものであり、楽曲のタイプに応じた系統のスピーカシステムやアンプに自動的に切換えが可能である音楽再生装置を提供することを目的とする。
そこで本発明は、上記した課題を解決するために、下記する(1)、(2)の構成の音楽再生装置を提供する。
(1)
通信ネットワーク(インターネット網)1に接続する外部データベース又は内部の情報記録媒体(CD/DVD)から読み出した楽曲データ(オーディオデータ)と、前記外部データベースから読み出した当該楽曲に関する楽曲付帯データ(メタデータ)とを記憶するメモリ手段4,5と、
各楽曲のタイプと各系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」とがマトリクス状に対応付けられて成る組み合わせパターン(再生システム(System))A〜Eの中から、当該楽曲に関する前記楽曲付帯データと当該楽曲のタイプに対応した系統のスピーカシステムとの組み合わせパターンを抽出し、抽出した系統のスピーカシステムに切換えるための切換制御信号と、
前記メモリ手段5又は前記情報記録媒体から読み出した前記楽曲データとを出力する制御手段8と、 前記切換制御信号によってスピーカシステムを切換え、切換えた当該スピーカシステムに前記楽曲データに応じた音声信号を供給する切換手段16とを、
備えたことを特徴とする音楽再生装置。
(2) 各楽曲のタイプと各系統の音声信号増幅器(アンプAMP1〜AMP3)と各系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」とが対応付けられて成る組み合わせパターン(再生システム(System))A〜Eの中から、当該楽曲に関する楽曲付帯データ(メタデータ)と音声信号増幅器とスピーカシステムとの組み合わせパターンを抽出し、当該組み合わせパターンに係る音声信号増幅器とスピーカシステムとに切換えるための切換制御信号と、通信ネットワーク(インターネット網)1に接続する外部データベース又は内部の情報記録媒体(CD/DVD)から読み出した楽曲データ(オーディオデータ)とを出力する制御手段8と、
前記切換制御信号に基づいて選択された音声信号増幅器とスピーカシステムとに切換え、前記楽曲データに応じた音声信号を当該音声信号増幅器に供給する切換手段20とを、
備えたことを特徴とする音楽再生装置。
上述した本発明は、本装置で最初に再生する楽曲のタイプ分けに応じた系統のスピーカシステムやアンプに自動的に切換えることにより、当該楽曲を好みの音場で再生することができ、また、楽曲のタイプ分けに応じた系統のスピーカシステムやアンプの組み合わせたパターンを予めメモリしておくことにより、次回以降の再生の際にはこの組み合わせパターンを読み出すだけで楽曲のタイプに応じた系統のスピーカシステムやアンプに自動的に切換えが可能である音楽再生装置を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図1〜図14を参照しながら詳細に説明する。図1〜図4はそれぞれ本発明の第1〜第4の実施の形態にかかる音楽再生装置のブロック構成図、図5はオーディオ&スピーカ切換部のブロック構成図、図6はリモコンを示す図、図7は各再生システムの切換パターンを示す図、図8は各楽曲に関するメタデータ内容を示す図、図9は再生システム設定のフローチャート及び設定画面を示す図、図10は音楽再生装置の再生フローチャート、図11は楽曲毎に楽曲タイプを登録するためのフローチャート、図12は楽曲毎に行なう楽曲タイプの登録又は同一のジャンルの全てや同一アルバムの全てを一括して楽曲タイプを登録するためのフローチャート、図13はリードイントラックのサブコードのデータQのデータフォーマットを示す図、図14はオーディオトラックのサブコードのデータQのデータフォーマットを示す図である。図1〜図5中「コンテンツ信号」は楽曲データ(オーディオデータ)を指す。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る音楽再生装置AAは、下記に詳述する如く、図1、図7に示すように、通信ネットワーク(インターネット網)1と複数系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」との間に介挿接続され、かつ再生すべき楽曲のタイプ毎に対応付けられた前記複数系統のスピーカシステムの中から当該楽曲のタイプに対応した系統のスピーカシステムを選択して、楽曲を再生する音楽再生装置であって、
メモリ手段(データベース部4、オーディオデータ記録部5)と、切換手段(スピーカ切換え部)16と、制御手段(CPU)8とを備えており、
前記メモリ手段4,5は、
通信ネットワーク1に接続する外部データベース又は内部の情報記録媒体(CD/DVD)から読み出した楽曲データ(オーディオデータ)と、前記外部データベースから読み出した当該楽曲に関する楽曲付帯データ(メタデータ)とをメモリし、
前記制御手段8は、
各音楽のタイプと各系統のスピーカシステムとがマトリクス状に対応付けられて成る組み合わせパターン(再生システム(System))A〜Eの中から、当該楽曲に関する前記メモリ手段4から読み出した前記楽曲付帯データと当該楽曲のタイプに対応した系統のスピーカシステムとの組み合わせパターンを抽出し、抽出した系統のスピーカシステムに切換えるための切換制御信号と、前記メモリ手段5から読み出した前記楽曲データとを、前記切換手段16へそれぞれ出力し、
前記切換手段16は、
前記制御手段8から供給される前記切換制御信号によってスピーカシステムを切換え、切換えた当該スピーカシステムに前記楽曲データに応じた音声信号を供給することを特徴とする音楽再生装置である。
ここで、本発明の「楽曲のタイプ」とは、再生する楽曲毎に、ユーザがイメージする曲想に適合した音場で再生できるようユーザが予めタイプ分けしておいたものであり、例えば後述する図7に示すように、「Jazzライブ録音等」「Jazzスタジオ録音等」「クラシック等」「Pops,Rock等(ステレオ)」「DVD/5.1chソース等(マルチチャンネル)」を指す。
具体的には、音楽再生装置AAは、図1に示すように、大略、CD(コンパクトディスク)/DVD(デジタルバーサタイルディスク)再生部2を内蔵し、且つ、データベース部(Data Base)4とオーディオデータ記録部(Audio Data)5とを有し、オーディオデータ記録部4に対して、CDからのリッピング或いはインターネット網1上の配信音楽の取り込みにより楽曲データを読み込み、かつ、データベース部4に対して、ここにプリインストールしてある内部データベース或いはインターネット網1上の外部データベースから楽曲データに関するメタデータを読み込む。また音楽再生装置AAは、音楽サーバー/クライアントの働きを持ち、本発明の特徴である再生すべき楽曲のタイプに応じて複数系統のスピーカシステムのうちから最適な系統のスピーカシステムに自動的に切換えて、聴きたい楽曲を最適な音場で再生できる音楽再生装置である。
図1中、1はインターネット網、2はCD又はDVDを再生するCD/DVD再生部、3はHDD部、4はデータベース部、5はオーディオデータ記録部、6はDLNAサーバー/クライアント部、7はオーディオアンプ&スピーカ切換え部、8はCPU、9はリモコン受信部、10はスピーカケーブル、11〜15はそれぞれスピーカ、16はスピーカ切換え部、51はリモートコントロール(以下「リモコン」と記す)である。
ここで、DLNA(Digital Living Network Alliance)は、家電、モバイル、およびパーソナルコンピュータ産業における異メーカー間の機器の相互接続を容易にするために結成された業界団体が定めた規格名である。
前記した5つのスピーカ11〜15は、単独あるいは複数で、5つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」(図7)を形成する。即ち、
第1の系統のスピーカシステムSPS「1」は、木製振動板を供えたウッドコーン(登録商標・スピーカ)(フロント(F))で形成される。
第2の系統のスピーカシステムSPS「2」は、ウッドコーン・スピーカ(F)+サブウーファで形成される。
第3の系統のスピーカシステムSPS「3」は、球形スピーカ(F)+サブウーファで形成される。
第4の系統のスピーカシステムSPS「4」は、振動板形状を非対称としたフロント用オブリコーン(登録商標)・スピーカ(F)で形成される。
第5の系統のスピーカシステムSPS「5」、フロント用オブリコーン・スピーカ(F)+センター用オブリコーン・スピーカ(S)+リアサラウンド用オブリコーン・スピーカ(R)+サブウーファで形成される。
HDD部3は、データベース部4とオーディオデータ記録部5とを備えている。
オーディオデータ記録部5は、CD/DVD再生部2から供給される音楽ファイル(楽曲データ)、又は、インターネット網1上の外部データベースからの配信音楽をDLNAサーバー/クライアント部6から取り込む楽曲データを記録する。
データベース部4は、オーディオデータ記録部5に取り込んだ楽曲データに隣接する楽曲付帯データ(メタデータ)を、インターネット網1上にあって音楽CDの演奏者や制作年度などの情報が格納されたデータベースであるCDDB(Compact Disc Data Base)の楽曲データベースや、既にデータベース部4にプリインストールされたローカルデータベースから取得し、記録する。
一方、CD/DVD再生部2にCDを挿入すると、CD/DVD再生部2は、当該CDのTOCデータを図13に示すリードイントラックのサブコードのデータQから読み取り、CPU8に供給する。
これに応じてCPU8は、DLNAサーバー/クライアント部6を経由して、インターネット網1上にあるCDDBの楽曲データベースや、データベース部4内のローカルデータベースにアクセスし、該当するメタデータを取得し、当該楽曲に関するメタデータとして装置AA内のデータベース部4に記録する。
各楽曲に関するメタデータは、図8に示すように、各項目に分類されている。
「楽曲ID」は、装置内部で各楽曲を管理するためのローカルの管理番号データであり、「ジャンル名」、「アーティスト名」、「アルバム名」、「曲名」、「曲順(何曲目)」、「アルバム内曲数」、「曲長さ(時間)」、「アルバム長さ(時間)」、…はそれぞれ、データベース部4内にプリインストールされているローカルデータベースや、インターネット網1上のCDDBなどの楽曲データベースから、CPU8が取得するメタデータである。
図8中、「再生システム」、「メディア種類」、「音声トラックch数」はそれぞれ、メタデータとしてデータベース部4にプリインストールしておいて、CDや各楽曲毎の再生システム(スピーカシステム・オーディオアンプ)の切換えの際に、読み出して利用するデータである。前記した「再生システム」は、下記する図7に示す「System」に対応する。
ユーザにより選択された楽曲データは、CD/DVD再生部2或いはオーディオデータ記録部5或いはDLNAクライアント部6から読み出されオーディオ信号に変換された後に、オーディオアンプ&スピーカ切換え部7内のスピーカ切換え部16、スピーカケーブル10を経て、5つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」のいずれか一系統のスピーカシステムで再生される。
図7は、各楽曲のタイプと各系統のスピーカシステムを構成する各スピーカとがマトリクス状に対応付けられて成る組み合わせパターンを示している。ユーザが設定した楽曲のタイプを5つとしたときに、楽曲の各タイプに応じてそれぞれ、5つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」の中から一系統のスピーカシステムを自動選択して、当該楽曲を最適に再生するための、5つの再生システム「System」を示している。この組み合わせパターンに関するデータは、データベース部4又は図示せぬ半導体メモリの所定アドレスに格納されている。
この5つの切換えパターンは、図7に示すように、同図中左端第1列目の項目「主な用途(目安)」にそれぞれ対応しており、詳しくは、「Jazzライブ録音等」「Jazzスタジオ録音等」「クラシック等」「Pops,Rock等(ステレオ)」「DVD/5.1chソース等(マルチチャンネル)」という楽曲タイプと相性の良い組合せが設定されている例である。ここで、「主な用途(目安)」は、楽曲のタイプに対応している。
また、図7中2、4列目には、項目「主な用途(目安)」に対応して、項目「System」、項目「SPS(スピーカシステム)」がそれぞれ配列されている。「System」は5種類の再生システムA〜Eが配列され、また「SPS(スピーカシステム)」は5つのスピーカシステム3,2,1,4,5が配列されている。また図7中3列目の項目「AMP」は5種類のアンプの組み合わせ1,2+1,2,3,3,が配列されている。
こうして、「主な用途(目安)」の「Jazzライブ録音等」「Jazzスタジオ録音等」「クラシック等」「Pops,Rock等(ステレオ)」「DVD/5.1chソース等(マルチチャンネル)」は、それぞれ、再生システム(System)A,B,C,D,Eと、アンプの組み合わせ(AMP)1,2+1,2,3,3と、スピーカシステム(SPS)3,2,1,4,5とに対応する。音楽再生装置AA〜CCにおける切換えパターンには、前記したアンプの組み合わせ1,2+1,2,3,3は入らない。
こうして、音楽再生装置AAでは、下記(a)〜(e)のように、ユーザが設定した楽曲のタイプを5つとしたときに、楽曲の各タイプに応じてそれぞれ、5つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」の中から1つのスピーカシステムが自動選択される。
(a)再生したい楽曲のタイプが「Jazzライブ録音等」のとき
再生システムA、第3の系統のスピーカシステムSPS「3」として分類され、球形スピーカ(F)+サブウーファに、自動的に切換えられる。
(b)楽曲のタイプが「Jazzスタジオ録音等」のとき
再生システムB、第2の系統のスピーカシステムSPS「2」として分類され、ウッドコーン・スピーカ(F)+サブウーファに、自動的に切換えられる。
(c)楽曲のタイプが「クラシック等」のとき
再生システムC、第1の系統のスピーカシステムSPS「1」として分類され、ウッドコーン・スピーカ(F)に、自動的に切換えられる。
(d)楽曲のタイプが「Pops,Rock等(ステレオ)」のとき
再生システムD、第4の系統のスピーカシステムSPS「4」として分類され、オブリコーン・スピーカ(F)に、自動的に切換えられる。
(e)楽曲のタイプが「DVD/5.1chソース等(マルチチャンネル)」のとき
再生システムE、第5の系統のスピーカシステムSPS「5」として分類され、オブリコーン・スピーカ(F)+オブリコーン・スピーカ(C)+オブリコーン・スピーカ(R)+サブウーファに自動的に切換えられる。
このように、音楽再生装置AAは、再生する楽曲のタイプ(再生システム)に応じた5つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」を自動的に切換えて、楽曲を最適の音場で再生することができる。
CPU8は、データベース部4に記憶されている当該楽曲に関するメタデータを参照し、上記(a)〜(e)のように、ユーザが設定した楽曲のタイプを5つとしたときに、楽曲の各タイプに応じてそれぞれ、5つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」の中から一系統のスピーカシステムを自動選択するように、オーディオアンプ&スピーカ切換え部7を切換え制御する。
さて、ユーザが楽曲を聴いているときの5つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」の選択方法及び次回再生時の自動切換えのための個別登録方法を、図1と図11を用いて説明する。
音楽再生装置AAの再生中(ステップS20)に、ユーザがリモコン51の再生システム選択ボタン部52(図6)の「A」〜「E」のいずれかのボタンを押すと(ステップS21)、リモコン51は押したボタンに対応したリモコン信号を発信し、これに応じて、音楽再生装置AAのリモコン受信部9はこのリモコン信号を受信する。
これに応じて、CPU8はその判別切換え制御により、図7に示す再生システム「A」〜「E」のいずれかに対応した5つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」のいずれか一つの系統に切換えて再生する(ステップS22)。例えば、ユーザがリモコン51の再生システム選択ボタン部52の「A」ボタンを押すと、再生システム「A」が選択され、第3の系統のスピーカシステムSPS「3」に自動切換えされてここから楽曲が再生される。
また、楽曲の再生中に、リモコン51の再生システム選択ボタン部52の「A」〜「E」のいずれかを3秒間長押しすると、長押したボタンに対応した再生システムを再生中の楽曲の新しい再生システムとして、データベース部4へ更新・登録する。
例えば、ユーザがリモコン51の再生システム選択ボタン部52の「B」ボタンを3秒間長押しすると、押した時点で再生システム「B」が選択され、スピーカシステムSPS「2」に自動切換えされてここから楽曲が再生され、押し続けて3秒後に再生システム「B」が再生中の楽曲の個別の再生システムとして更新・登録され、次回以降に同曲が再生される度に、再生システム「B」に自動的に切り換わって再生される。
図11で示した手順では1曲毎に楽曲タイプを登録するため、楽曲毎に細かく設定できる反面、設定が面倒という難点がある。それを解決した応用例として、楽曲メタデータの中のジャンル情報やアーティスト情報、アルバム情報を利用して、現在再生している楽曲のタイプと類似すると思われる複数の楽曲の再生システムを一括して更新・登録する手順を図12を用いて説明する。
図11と同様に楽曲の再生中に、選択したスピーカシステムが再生中の楽曲のタイプとして最適とユーザが判断したら、リモコン51の再生システム切換えボタン部52の同じボタンを例えば3秒間長押しする(ステップS23)と、次に、登録・保存する際、1曲毎の楽曲タイプ登録又は同一ジャンル全ての曲の楽曲タイプ一括登録、同一アーティスト全ての曲の楽曲タイプ一括登録、同一アルバム全ての曲の楽曲タイプ一括登録、つまり「この曲のみを設定する」か?「同ジャンルを全て設定する」か?「アーティスト全体を設定する」か?「アルバム全体を設定する」か?を表示画面上でユーザに選択させ(ステップS25)、この選択に応じて、ステップS24、S26、S27、S28にて、データベース部4に楽曲毎の個別設定として、或いはジャンルの設定として、或いはアーティスト全体の設定、或いはアルバム全体の設定として登録・保存するか?を決定する。
GUI(グラフィカルユーザインターフェース)表示機能を有しない音楽再生装置AAの場合には上記選択肢を表示画面上に表示するのではなく、一度再生を一時停止して「この曲のみを設定するならAを、同ジャンルを全て設定するならBを、ディスクのアルバム全体を設定するならCを押してください」というような音声アナウンスによりユーザ選択を促す方法でも良い。
音楽のジャンル全体、アーティスト全体、或いはアルバム全体で設定する場合のデータベース4上での処理方法は上記のように楽曲毎のメタデータとは別にジャンル毎、アーティスト毎、アルバム毎という括りの別データとして記憶・保存する方法と、同ジャンル全体、アーティスト全体、アルバム全体で一括に楽曲毎のメタデータを変更する方法とがあるが、どちらを用いても良い。
楽曲毎のメタデータを一括で変更する方法の場合には、事前にいくつかの曲を一括ではなく楽曲毎に設定済の状態で、その後ジャンル或いはアーティスト、アルバム全体を一括設定する場合、既に個別設定済の楽曲も含めて一括で設定変更されてしまうことを防止するため、楽曲個別に設定した楽曲は「個別設定した」というフラグを記憶しておくことにより一括変更の対象外とし、個別での設定を尊重できるようにする。
図9における(ステップS1)の機能設定のメニュー画面61から、<ジャンル別再生システムの設定>を選択することにより、楽曲個別の設定ではなくジャンル別の再生システムの設定をできるようにしても良い。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る音楽再生装置BBは、下記に詳述する如く、図2、図7に示すように、通信ネットワーク1と複数系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「4」との間に介挿接続され、かつ再生すべき楽曲のタイプ毎に対応付けられた前記複数系統のスピーカシステムの中から当該楽曲のタイプに対応した系統のスピーカシステムを選択して、楽曲を再生する音楽再生装置であって、
メモリ手段)4と、切換手段16と、制御手段8とを備えており、
前記メモリ手段4は、
内部の情報記録媒体(CD/DVD)から読み出した楽曲データと、前記通信ネットワーク1に接続する外部データベースから読み出した当該楽曲に関する楽曲付帯データとをメモリし、
前記制御手段8は、
各楽曲のタイプと各系統のスピーカシステムとがマトリクス状に対応付けられて成る組み合わせパターン(再生システム(System))A〜Dの中から、当該楽曲に関する前記メモリ手段4から読み出した前記楽曲付帯データと当該楽曲のタイプに対応した系統のスピーカシステムとの組み合わせパターンを抽出し、抽出した系統のスピーカシステムに切換えるための切換制御信号と、内部の情報記録媒体(CD/DVD)から読み出した当該楽曲データとを前記切換手段16へそれぞれ出力し、
前記切換手段16は、
前記制御手段8から供給される前記切換制御信号によってスピーカシステムを切換え、切換えた当該スピーカシステムに前記楽曲データに応じた音声信号を供給することを特徴とする音楽再生装置である。
具体的には、音楽再生装置BBは、図2に示すように、大略、前記したオーディオデータ記録部5は非内蔵でデータベース部4のみ内蔵しており、このデータベース部4に対して、CD再生部17から読み出した楽曲に関するメタデータ、あるいは、外部のデータベースから読み出したメタデータを記録する。
一方、CD再生部17から再生される楽曲データは、アナログオーディオ信号として、4つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「4」へ出力される。また音楽再生装置BBは、音楽サーバー/クライアントの働きを持ち、本発明の特徴である再生すべき楽曲のタイプに応じて複数系統のスピーカのうちから最適な系統のスピーカシステムに自動的に切換えて、聴きたい楽曲を最適な音場で再生できる音楽再生装置である。
この場合、CDに収録された楽曲に関するメタデータは、当該CDのTOCデータを読み取り、これを基に、音楽再生装置BB内にプリインストールされたローカルなデータベース部4から抽出するもの、或いは、Ethernet(登録商標)インターフェース部18を通じてインターネット網1上にあるCDDBの楽曲データベースにアクセスし、当該CDに収録された楽曲に関するメタデータを取得し、当該楽曲に隣接するメタデータとしてデータベース部4に一旦記録してから読み出したものである。
図2中、1はインターネット網、4はデータベース部(Data Base)、7はオーディオアンプ&スピーカ切換え部、8はCPU、9はリモコン受信部、10はスピーカケーブル、11〜14はそれぞれスピーカ、16はスピーカ切換え部、17はCD再生部、51はリモコンである。前述したものと同一のものには同一符号を付している。
音楽再生装置BBでプリセットできる再生システムは、前述した音楽再生装置AA(図1)でプリセットできる再生システムA〜E中、再生システムA〜Dと等しいものであり、また、これら再生システム「A」,「B」,「C」,「D」はそれぞれ、4つの系統のスピーカシステムSPS「3」,SPS「2」,SPS「1」,SPS「4」に対応している。
具体的には、音楽再生装置BBのCD再生部17にCDを挿入すると、CD再生部17は当該CDのTOCデータを図13に示すリードイントラックのサブコードのデータQから読み取り、読み取ったこのTOCデータを基に、データベース部4内にプリインストールされたローカルデータベースから当該CDに収録された楽曲に関するメタデータを取得、或いは、Ethernet(登録商標)インターフェース部18を通じてインターネット網1上にあるCDDBの楽曲データベースにアクセスし、当該CDに収録された楽曲に関するメタデータを取得する。
一方、ユーザにより選択された楽曲の音楽ファイルデータ(楽曲データ或いはオーディオデータ)は、CD再生部17或いはEthernet(登録商標)インターフェース部18を通じてインターネット網1上から取得され、所要の再生処理をして得た音声信号は、オーディオアンプ&スピーカ切換え部7内のスピーカ切換え部16、スピーカケーブル10を経て、4つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「4」のいずれから出力される。
CPU8は、データベース部4に記録してある当該楽曲に関するメタデータを読み出して参照し、各楽曲のタイプ毎に前記した4つの再生システムA〜Dの中から選択しておいた1の再生システムに関するスピーカシステム選択状態を読み出して、オーディオアンプ&スピーカ切換え部7を切換え制御する。
こうして、ユーザが選曲した楽曲を所望の再生システムで再生することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る音楽再生装置CCは、下記に詳述する如く、図3、図7に示すように、通信ネットワーク1と複数系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「4」との間に介挿接続され、かつ再生すべき楽曲のタイプ毎に対応付けられた前記複数系統のスピーカシステムの中から当該楽曲のタイプに対応した系統のスピーカシステムを選択して、楽曲を再生する音楽再生装置であって、
メモリ手段4と、切換手段16と、制御手段8とを備えており、
前記メモリ手段4は、
前記通信ネットワーク1に接続する外部データベースから読み出した、楽曲データと当該楽曲に係る楽曲付帯データとを、それぞれメモリし、
前記制御手段8は、
各楽曲のタイプと各系統のスピーカシステムとがマトリクス状に対応付けられて成る組み合わせパターン(再生システム(System))A〜Dの中から、当該楽曲に関する前記メモリ手段4から読み出した前記音楽付帯データと当該楽曲のタイプに対応した系統のスピーカシステムとの組み合わせパターンを抽出し、抽出した系統のスピーカシステムに切換えるための切換制御信号と、前記メモリ手段4から読み出した前記楽曲データとを前記切換手段16へそれぞれ出力し、
前記切換手段16は、
前記制御手段8から供給される前記切換制御信号によってスピーカシステムを切換え、切換えた当該スピーカシステムに前記楽曲データに応じた音声信号を供給することを特徴とする音楽再生装置である。
具体的には、音楽再生装置CCは、図3に示すように、大略、前記したCD/DVD再生部2やCD再生部17を持たず、またEthernet(登録商標)インターフェース部18の代りにDLNAのクライアント19を設けて、LAN上にあるDLNAサーバーやインターネット網1上のストリーミング再生を行う装置である。DLNAのクライアント19は、LAN上からユーザが選んだ楽曲に関する楽曲データとメタデータとが供給される。
この場合、ストリーミング再生を行なう楽曲に関するメタデータは、DLNAサーバーやインターネット網1の楽曲データそのもののID3タグなどの情報に含まれるメタデータを取得し、当該楽曲に隣接するメタデータとしてデータベース部4に記録する。
図3中、1はインターネット網、4はデータベース部(Data Base)、7はオーディオアンプ&スピーカ切換え部、8はCPU、9はリモコン受信部、10はスピーカケーブル、11〜14はそれぞれスピーカ、16はスピーカ切換え部、19はDLNAクライアント、51はリモコンである。
音楽再生装置CCでプリセットできる再生システムは、前述した音楽再生装置BB(図2)と同様である。即ち、音楽再生装置CCでプリセットできる再生システムは再生システムA〜Dであり、また、これら再生システムA〜Dはそれぞれ、前記した4つのスピーカ11〜14は4つの系統のスピーカシステムSPS「3」,SPS「2」,SPS「1」,SPS「4」に対応しており、これらスピーカシステムの選択の設定はユーザによって任意に行うことができることも同様である。
音楽再生装置CCは、DLNAのクライアント19を通じて、LAN上にあるDLNAサーバーやインターネット網1上のストリーミング再生を行う楽曲に関するメタデータを読み取り、データベース部4に記録する。
また、ユーザにより選択された楽曲の音楽ファイルデータは、DLNAのクライアント19を通じてインターネット網1上から取得され、所要の再生処理をして得た音声信号は、オーディオアンプ&スピーカ切換え部7内のスピーカ切換え部16、スピーカケーブル10を経て、4つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「4」のいずれから出力される。
CPU8は、データベース部4に記録してある当該楽曲に関するメタデータを読み出して参照し、各楽曲のタイプごとに前記した4つの再生システムA〜Dの中から選択しておいた1の再生システムに関するスピーカシステム選択状態をそれぞれ読み出して、オーディオアンプ&スピーカ切換え部7を切換え制御する。
こうして、ユーザが選曲した楽曲を所望の再生システムで再生することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る音楽再生装置DDは、下記に詳述する如く、図4、図7に示すように、通信ネットワーク1と複数系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」との間に介挿接続され、かつ前記複数系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」の前段には複数系統の音声信号増幅器(アンプAMP1〜AMP3)21〜23が切換え可能なように接続されており、かつ再生すべき楽曲のタイプ毎に対応付けられた前記複数系統の音声信号増幅器21〜23と前記複数系統のスピーカシステムとの中から当該楽曲のタイプに対応した系統の音声信号増幅器とスピーカシステムとをそれぞれ選択して、楽曲を再生する音楽再生装置であって、
メモリ手段4,5と、切換手段(ルーティング制御部)20と、制御手段8とを備えており、
前記メモリ手段4,5は、
前記通信ネットワーク1に接続する外部データベース又は内部の情報記録媒体(CD/DVD)から読み出した楽曲データと、前記外部データベースから読み出した当該楽曲に関する楽曲付帯データ(メタデータ)とをメモリし、
前記制御手段8は、
各楽曲のタイプと各系統の音声信号増幅器と各系統のスピーカシステムとが対応付けられて成る組み合わせパターン(再生システム(System))A〜Eの中から、当該楽曲に関する楽曲付帯データと音声信号増幅器とスピーカシステムとの組み合わせパターンを抽出し、当該組み合わせパターンに係る音声信号増幅器とスピーカシステムとに切換えるための切換制御信号と、前記メモリ手段4,5から読み出した前記楽曲データとを前記切換手段20へそれぞれ出力し、
前記切換手段20は、
前記制御手段8から供給される前記切換制御信号に基づいて選択された音声信号増幅器とスピーカシステムとに切換え、前記楽曲データに応じた音声信号を当該音声信号増幅器に供給することを特徴とする音楽再生装置である。
具体的には、音楽再生装置DDは、図4に示すように、大略、前記した音楽再生装置AA(図1)を構成するオーディオアンプ&スピーカ切換え部7に替えて、ルーティング制御部20を新たに設け、新たにアンプ21〜23、接続ケーブル24を接続可能としたものに等しいものである。
即ち、音楽再生装置DDは、CD/DVD再生部2を内蔵し、且つ、HDD部3に、CDからのリッピング或いはインターネット網1上の配信音楽の取り込みにより楽曲データと当該楽曲に関するメタデータとを読み込み、また音楽サーバー/クライアントの働きを持ち、スピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」だけでなく、アンプ21〜23についても複数系統を自動切換えできる音楽再生装置である。楽曲ごとの楽曲データとメタデータとの取得・記録方法は音楽再生装置AA(図1)と同様である。図1と同一構成部分には同一符号を付している。
音楽再生装置DDは、音楽を再生する際、ユーザにより選択された楽曲に関する音楽ファイルはCD/DVD再生部2或いはオーディオデータ記録部5或いはDLNAクライアント部6から取得され、ルーティング制御部20を経て、アナログ信号或いはS/PDIFやHDMIなどの接続ケーブル24を通じて、まずアンプ21〜23にそれぞれ出力される。
各楽曲のタイプと各系統のアンプと各系統のスピーカシステムとが対応付けられて成る組み合わせパターンに関するデータは、データベース部4又は図示せぬ半導体メモリの所定アドレスに格納されている。
この時、CPU8は、データベース部4又は図示せぬ半導体メモリの所定アドレスから前記した各楽曲のタイプと各系統のアンプと各系統のスピーカシステムとが対応付けられて成る組み合わせパターンに関するデータを読み出し、詠み出したこの組み合わせパターンに基づいて、データベース部4に記憶されている当該楽曲のメタデータを基に、ユーザが楽曲ごとに記憶しておいた、再生するアンプ21〜23に自動的に切換えて出力し、本装置DDに接続されている各アンプ21〜23からのスピーカケーブル10の内、当該再生アンプ21〜23のスピーカ出力からの本装置DDへの入力に切換え、更に、ユーザが楽曲のタイプ毎に記憶しておいた、5つの系統のスピーカシステムSPS「1」〜SPS「5」に自動的に切換えて、楽曲を最適に再生する制御を行なう。
ユーザがまだ、再生する楽曲のタイプに対してのアンプ、再生スピーカシステムの前記した組み合わせパターンの設定をしていない場合は、工場出荷時の初期設定値に従い再生する。また、楽曲ごとのアンプの切換えについては、接続ケーブル24にHDMIを利用した場合には、HDMI−CECの制御信号を利用して、データベース上に記憶されている楽曲に関するメタデータに基づき、自動制御することにより、よりきめ細かい最適設定組み合わせで当該楽曲を再生できる。
図5はオーディオ&スピーカ切換部のブロック構成図である。
図5に示すように、ソース切換え部31はユーザ操作により選択された、CD/DVD再生、HDD内楽曲再生、ネットワーク楽曲再生のいずれかの音楽再生ソースに切換え、選択された音楽再生ソースの信号はデコード&DSP部32により、圧縮処理などが復調されて、フロントスピーカ用アンプ部33、センタースピーカ用アンプ部34、サラウンドスピーカ用アンプ部35、サブウーハ用プリアンプ部36にて、必要に応じて増幅されてスピーカ切換え部16に出力される。
各スピーカ用アンプ部33〜36の動作の設定はCPU8の制御によりデータベース部4上の当該楽曲毎のメタデータに基づき動作する。スピーカ切換え部16では各スピーカ用アンプ部33〜36の出力をCPU8の制御によりデータベース部4上の当該楽曲毎、或いはジャンル毎、アルバム毎、アーティスト毎のメタデータに基づきスピーカ切換えスイッチ部37〜40を切換えることにより出力するスピーカに各々接続する。
例えば映画など、5.1chなどのマルチチャンネルでオーサリングされたDVDなどを挿入した場合は、そのオーディオストリーム・チャンネル数をVideo_TS.INF内の情報から検知し、CDと同様にデータベース4上に当該DVDのメタデータとして記憶・保存し、オーディオストリーム・チャンネル数のデータに基づき、予め設定した5.1chなどのマルチチャンネルのスピーカシステムの組み合わせに自動的に切換えて迫力あるサウンドで聴取できる。
図6はリモコンを示す図である。再生システム切換えボタン部52のダイレクトボタンにより、再生中に任意の予め設定した再生システム(アンプとスピーカの組み合わせなど)に切換えられると共に、当該楽曲の再生システムの登録に用いる。
図7は各再生システムの切換パターンを示す図である。例えば、Jazzのライブ録音のソースの場合はクラブハウスの臨場感を得意とする球形スピーカとその低音を補うサブウーハで、アンプはNo.1のアンプで聞きたい、などの設定で、予めプリセットしておき、ユーザはジャンル、アーティスト、アルバム、メディアなどの括り毎或いは1曲毎に、どの再生システムで鳴らすか?を図6のリモコン51の再生システム切換えボタン部52で選択するだけで任意に切換え、設定できる。
また、クラシックは木製楽器の再現が得意なウッドコーンのみのスピーカで、アンプはNo.2で聞きたい、などの想定で、いくつかの組み合わせを予めプリセットしておき、ユーザはジャンル、アーティスト、アルバム、メディアなどの括り毎或いは1曲毎に、どの再生システムで鳴らすか?を図6のリモコン51の再生システム切換えボタン部52で選択するだけで任意に切換え、設定できる。
図9は再生システム設定のフローチャート及び設定画面を示す図であり、この図9で示す予め設定する再生システムのプリセット方法について説明する。
ユーザがステップS1にて機能設定のメニュー画面61から<組み合わせシステム設定>を選択すると、組み合わせシステム設定画面62が表示される。
次にステップS2で、これから設定したいシステム(図の例ではA〜F)を選択(図の例ではCを選択)すると、選択されたシステムの詳細設定画面63に移行する。
次にステップS4で設定するアイテム(図の例ではスピーカ)を選択すると、選択されたアイテムの詳細設定画面64に移行する。
次にステップS5で組み合わせる機器(図の例ではスピーカ)を選択し、図7のカラーボタン部53の例えば(黄)ボタンを押して保存・終了すると、設定した内容が反映されて組み合わせシステム設定画面62に戻る。
ここで必要に応じてステップS3にて各システム設定の性質が後からでも分かりやすくなるように、カラーボタン部53の例えば(青)ボタンを押して、文字入力の画面を出して設定した組み合わせシステムに名前を付けることができる。最後にステップS6にてカラーボタン部53の例えば(黄)ボタンを押すことにより、設定を保存・終了する。
図10は図1、図2、図4などCD再生部を内蔵する装置AA,BB,DDの場合のCD挿入からデータベース登録、再生システム切換えまでのフローチャート例である。
まずステップS7でCDが挿入され、再生がはじまると、ステップS8で図13に示されるリードイントラックのサブコードのデータQに含まれるTOC(Table Of Contents)情報を抽出し、当該CDの各楽曲の長さや曲数などの基本的なメタデータを取得する。
次にステップS9で当該CDの各楽曲の長さや曲数などの基本的なメタデータと本体内のデータベース部4内のメタデータと一致するものが無いか?比較する。
一致するものが無ければ、当該CDが未登録であると判断し、ステップS10でインターネット網1上のCDDBなどの音楽データベースや、データベース部4内のローカルデータベースにアクセスし、ステップS11で当該CDの各楽曲の長さや曲数などの基本的なメタデータとCDDBなどの音楽データベース内のデータを照合し、ステップS12で合致するものが無いか?判断する。
合致するものが無ければ、ステップS13で当該CDのジャンル名やアルバム名、アーティスト名、曲名などのメタデータの取得を断念し、再生時に図13に示されるオーディオトラックのサブコードのデータQに含まれるトラック(曲)番号、トラック(曲)の走行時間の終わり値、ディスク上の走行時間から、各楽曲長さ、ディスク全体の長さなどのメタデータを自動生成し、データベース部4に記憶・保存する。ジャンル名やアルバム名、アーティスト名、曲名などのメタデータは後からのユーザの文字入力やジャンル選択等の手操作により、追加記憶・保存できる。
ステップS12で合致するアルバムのメタデータが有る場合はステップS14で、その合致したメタデータを表示し、ユーザに確認してもらい、良ければステップS15でデータベース部4に記憶・保存し、再びステップS9へと移行する。
ステップS9にて読み出したTOCのデータが既に登録済みであればステップS16に進み、データベース部4から当該楽曲のメタデータを読み出し、ステップS17で当該楽曲の再生システムが個別に登録されているか?確認し、楽曲個別に登録されていなければステップS18でアルバム別に登録されていればその設定に、無ければジャンル別に設定されている再生システムに切換えて再生する。
工場出荷初期値は各ジャンルとも初期値として再生システムAをプリセットしておき、個別の設定がない場合でも少なくとも再生システムAで再生できるようにしておく。
ステップS17で当該楽曲の再生システムが個別に登録されている場合は、ステップS19にて楽曲毎にその登録データに基づいて再生する。この時、一つ前の曲と再生システムが変わる場合は楽曲が変わる瞬間と再生システムが変わる瞬間のタイミングを同期して切換える。切換え時に雑音が発生する可能性がある場合は音楽が欠けない範囲で切換える瞬間に出力を一瞬ミュートする。
本発明の第1の実施の形態にかかる音楽再生装置のブロック構成図 本発明の第2の実施の形態にかかる音楽再生装置のブロック構成図 本発明の第3の実施の形態にかかる音楽再生装置のブロック構成図 本発明の第4の実施の形態にかかる音楽再生装置のブロック構成図 オーディオ&スピーカ切換部のブロック構成図 リモコンを示す図 各再生システムの切換パターンを示す図 各楽曲に関するメタデータ内容を示す図 再生システム設定のフローチャート及び設定画面を示す図 音楽再生装置の再生フローチャート 楽曲毎に楽曲タイプを登録するためのフローチャート 楽曲毎に行なう楽曲タイプの登録又は同一のジャンルの全てや同一アルバムの全てを一括して楽曲タイプを登録するためのフローチャート リードイントラックのサブコードのデータQのデータフォーマットを示す図 オーディオトラックのサブコードのデータQのデータフォーマットを示す図
符号の説明
1 インターネット網(通信ネットワーク)
4 データベース部
5 オーディオデータ記録部
8 CPU(制御手段)
11〜15 スピーカ
16 スピーカ切換え部(切換手段)
20 ルーティング制御部(切換手段)
21〜23 外部接続オーディオアンプ
25 CD再生機(情報記録媒体再生装置)
A〜E 再生システム(組み合わせパターン)
AA〜DD 音楽再生装置
AMP1#1〜AMP3#3 音声信号増幅器
SPS「1」〜SPS「5」 スピーカシステム

Claims (2)

  1. 通信ネットワークに接続する外部データベース又は内部の情報記録媒体から読み出した楽曲データと、前記外部データベースから読み出した当該楽曲に関する楽曲付帯データとを記憶するメモリ手段と、
    各楽曲のタイプと各系統のスピーカシステムとがマトリクス状に対応付けられて成る組み合わせパターンの中から、当該楽曲に関する前記楽曲付帯データと当該楽曲のタイプに対応した系統のスピーカシステムとの組み合わせパターンを抽出し、抽出した系統のスピーカシステムに切換えるための切換制御信号と、前記メモリ手段又は前記情報記録媒体から読み出した前記楽曲データとを出力する制御手段と、
    前記切換制御信号によってスピーカシステムを切換え、切換えた当該スピーカシステムに前記楽曲データに応じた音声信号を供給する切換手段とを、
    備えたことを特徴とする音楽再生装置。
  2. 各楽曲のタイプと各系統の音声信号増幅器と各系統のスピーカシステムとが対応付けられて成る組み合わせパターンの中から、当該楽曲に関する楽曲付帯データと音声信号増幅器とスピーカシステムとの組み合わせパターンを抽出し、当該組み合わせパターンに係る音声信号増幅器とスピーカシステムとに切換えるための切換制御信号と、通信ネットワークに接続する外部データベース又は内部の情報記録媒体から読み出した楽曲データとを出力する制御手段と、
    前記切換制御信号に基づいて選択された音声信号増幅器とスピーカシステムとに切換え、前記楽曲データに応じた音声信号を当該音声信号増幅器に供給する切換手段とを、
    備えたことを特徴とする音楽再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021157516A1 (ja) * 2020-02-03 2021-08-12 メック株式会社 音提供システム
JP2021170801A (ja) * 2021-01-21 2021-10-28 ソノズ インコーポレイテッド メディアシステムにおけるマルチチャンネルペアリング

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