JP2010004759A - 葉たばこ乾葉の取卸し装置 - Google Patents

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Masanori Nishida
正徳 西田
Koichi Fukumoto
宏一 福元
Yukihiro Fujii
幸宏 藤井
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Abstract

【課題】乾燥室の前面開口部に簡単に取り付け・取り外しでき、乾燥室内の高所に吊り下げられた葉たばこ吊具を安全にかつ効率よく取卸しできる葉たばこ乾葉の取卸し装置を提供する。
【解決手段】内面に葉たばこ吊具1を案内する案内レール101を備える乾燥室100の前面開口部の左右側部に着脱可能に取付固定される支柱20、各支柱の内面に昇降可能に支持される昇降レール30、各支柱と昇降レールとの間に設けられたロータリーダンパー機構40、昇降レールを上の移載位置および下の卸し位置に停止させる上下のストッパー26,27を有する。乾燥室100内の案内レールから葉たばこ吊具1を左右の昇降レール30に移載すると、吊具1の自重により、各昇降レール30がロータリーダンパー機構40の制動力を受けながら取卸し位置Lまで下降する。同吊具1の卸し後は、各昇降レール30がロータリーダンパー機構の復帰力によって元の移載位置まで上昇し、ストッパー26により停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、乾燥室の前面開口部に簡単に取り付け・取り外しでき、乾燥室内の高所から乾燥後の葉たばこが葉詰めされた状態の葉たばこ吊具を、作業者が安全にかつ効率よく取卸しできる、葉たばこ乾葉の取卸し装置に関する。
葉たばこの乾燥作業においては、収穫後の葉たばこ生葉を、針ラックと称される葉たばこ吊具に多数枚葉詰めして、乾燥室内の、上下2段の案内レールにそれぞれ吊り込み、所定の乾燥プログラムに従い、乾燥作業を行なうようにしている。収穫後の葉たばこ生葉は、葉たばこ吊具に多数枚葉詰めした状態では非常に重く(数十kg)、このため、作業の安全性、効率性の観点から、大型の吊り込み装置を使用して葉たばこ吊具を乾燥室内に吊り込むようにしている。一方、乾燥後の葉たばこは、乾燥葉が葉詰めされた状態の吊具の重量が吊り込み時に比べると軽くなっているので、現状では、乾燥室内の上下2段の案内レールから、二人の作業者が同吊具を取卸し、ピッキング台へ搬送している。
しかしながら、従来の乾燥室は、下段の案内レールが床面から約70cmの高さしかなく、床面上で取卸ししやすいのに比べて、上段の案内レールは床面から約140cmの高所にあり、取卸しするのが難しかった。このため、従来は、高所段から取卸しするために、床面から嵩上げされた作業ステップや脚立などを利用しており、非常に煩雑な作業となっている。また、高所段から取卸し中に、足を作業ステップや脚立から踏み外すおそれがあり、高所作業による筋肉痛になることも考えると、作業環境が決して良いとは言えず、その改善が従来より要望されていた。
かかる背景より、回転レール装置と仮受棚とから構成される葉たばこ取卸装置が提案されている(特許文献1参照)。同装置は、仮受棚を乾燥室内の上下段の各レール間に固定し、同仮受棚に回転レール装置を固定したもので、回転レール装置は、乾燥室内の上段レールに接続される長尺な水平姿勢の案内レールと、同案内レールの基端を支持する支持アームと、同支持アームを回動可能に支承するガススプリング付きの支承アームとを有してなり、作業者が上段の葉たばこ吊具を引き出すと、吊具の自重によって、水平姿勢の案内レールが回動して略垂直姿勢となると共に、案内レールに沿って葉たばこ吊具が作業者の腰の位置に相当する高さまで下降するようになっている。
特開2004−33184号公報
しかしながら、上記装置は、水平姿勢の長尺な案内レールを下向きに大きく回動させて、葉たばこ吊具の自重と案内レールの回動による慣性力を利用して、葉たばこ吊具を案内レールの基端側から先端側まで大きく移動させるようにしたものであり、案内レールの回動による慣性力を利用している関係上、葉たばこ吊具の卸し動作や卸し時の吊具の姿勢が不安定になるおそれがあり、葉たばこ吊具が案内レールから落下したり、乾燥葉たばこの商品価値を下げるなどのおそれがあった。このため、同装置によると、ゆっくりとした緩慢な取卸し動作にならざるを得ず、作業効率が悪いという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、乾燥室の前面開口部に対し簡単に取り付け・取り外しができ、乾燥室内の高所に吊り下げられた葉たばこ吊具を、安全にかつ効率よく取卸しできる、葉たばこ乾葉の取卸し装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る請求項1記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置は、
内面に葉たばこ吊具を案内する案内レールを備える乾燥室の前面開口部の左右側部に着脱可能に取付固定される左右の支柱と、各支柱の内面に昇降可能に支持され、上方位置で前記案内レールから乾燥後の葉たばこ吊具を移載可能な左右の昇降レールと、各支柱の上部と昇降レールの間に設置された左右のロータリーダンパー機構と、昇降レールを上方の葉たばこ吊具の移載位置および下方の葉たばこ吊具の卸し位置に停止させる上下のストッパーとを有することを特徴とする。
乾燥室の前面開口部の左右側部に左右の支柱が取付けられた状態で、上側のストッパーにより、各支柱の内面に支持された左右の昇降レールが、上方の移載位置、すなわち乾燥室内の左右の案内レールと同じ高さに停止している。この状態で、同昇降レールに対し、乾燥室内の左右の案内レールから、葉たばこ乾葉が葉詰めされた状態のローラー付きの葉たばこ吊具を移動させると、同吊具が移載された昇降レールが、ロータリーダンパー機構の制動力を受けながら、同吊具の自重により略一定の速度で下降し、下側のストッパーにより、下方の卸し位置で停止する。その後、卸し位置で葉たばこ吊具を昇降レールから卸すと、無負荷状態となった昇降レールが、ロータリーダンパー機構の復元力によって、上昇するが、ロータリーダンパー機構の制動力によって、上昇速度がゆるやかに抑えられる。これにより、作業者は、案内レールから乾燥後の葉たばこ吊具を安全にかつ効率よく取卸しできる。なお、上昇時の昇降レールは、上側のストッパーにより元の移載位置、すなわち案内レールと同じ高さで停止する。
本装置を用いることで、ステップや脚立を用いることなく、床面上での平面作業による取卸し作業を可能とし、その結果、労力軽減や安全作業を可能とする。また、案内レール上の葉たばこ吊具は、昇降レールにより垂直下方に降ろされるので、取卸し作業を効率よく行える。さらに、本装置を用いない時は、本装置を乾燥室の前面開口部の左右側部から簡単に取り外すことができ、コンパクトに保管できる。
ロータリーダンパー機構は、例えば周知のドアチェック(ドアクローザー)の構造を採用できる。一例を挙げると、本体(シリンダー)内に筒状ピストンを収容して、同筒状ピストンの側壁にラックを形成し、同ラックに本体の回転主軸に同軸的に設けたピニオンを噛み合わせ、筒状ピストンと本体内壁との間にはリンクアームを閉じる方向に付勢力を付与するばねを介在させ、本体内には一定量のオイルを封入し、また、本体内には筒状ピストンを間において前室と後室をつなぐオイル循環通路を設ける。そして、葉たばこ吊具の自重による昇降アームの下降時にはリンクアームの開動作に伴う回転主軸の回動により、筒状ピストンが後室側へ移動してばねに復元力が蓄えられると共に、回転主軸の軸回りに制動力を発生させ、昇降レールの下降中、下降速度を一定にするべく制動力が作用する。ピストンの移動によりオイル循環通路を通して後室から前室へオイルが移動し、葉たばこ吊具の卸し後に無負荷状態となった昇降レールに対しては、ばねの復元力によってリンクアームが閉じることにより、昇降レールが上昇し、ばねの復元力によってピストンが前室側へ移動するが、前室側のオイルの粘性抵抗によって回転主軸の軸回りに一定の制動力が発生し、昇降レールの上昇動作を緩慢とする。
本発明に係る請求項2記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置は、前記ロータリーダンパー機構が、前記支柱の上部に設置された本体と、同本体の回転主軸に一端が連結され、前記昇降レール側に他端が連結され、閉じる方向に常時付勢力が付与されているリンクアームと、葉たばこ吊具の移載後の昇降レールの下降時および同葉たばこ吊具の卸し後の無負荷状態の昇降レールの上昇時に回転主軸回りへの制動力を付与する手段とを有することを特徴とする。葉たばこ吊具の取卸し作業を効率よく行なえると共に、その作業を安全に行なえる。
上記ロータリーダンパー機構には、通常、オイル循環通路を移動するオイルの量を増減させるための調整ねじが設けられる。同調整ねじを外から正逆方向に回して、回転主軸の軸回りに発生する制動力を増減できる。前記したばねや粘性抵抗を利用したオイルは、回転主軸回への制動力を付与する手段を構成する。
本発明に係る請求項3記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置は、前記ロータリーダンパー機構が、制動力の大きさを可変して昇降レールの昇降速度を調整する速度調整手段を有することを特徴とする。速度調整手段としては、上述のオイル循環通路を移動するオイルの量を増減させるための調整ねじが該当する。吊具の重量に変化がある場合、例えば吊具の重量が標準的な重量(例えば12〜13kg)よりも重い吊具(例えば15kg)を取卸しする場合、速度調整手段によって、昇降レールの下降速度を遅く調整することができる。
本発明に係る請求項4記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置は、乾燥室の前面開口部の左右側部の前面の上下2箇所に、各支柱を支持する筒状部材を扉と干渉しない形で水平に固定し、この上下2箇所の筒状部材に挿入される係止部材を、前記支柱の外面の上下2箇所に取付けたことを特徴とする。乾燥室側の筒状部材に支柱側の係止部材を挿入する単純な作業によって、乾燥室の前面開口部の左右側部に対し、本発明の取卸し装置を容易に取り付け・取り外しできる。
本発明に係る請求項5記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置は、前記支柱の後面に、同支柱を乾燥室の前面開口部の左右側部に取付固定する際の位置決め板を取付けたことを特徴とする。位置決め板によって、取卸し装置を、乾燥室の前面開口部の左右側部に容易に位置決めできるので、取付の作業性を向上させることがことができる。
本発明に係る請求項6記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置は、乾燥室の内面に、前記支柱の取付姿勢を固定するためのストッパーを設けたことを特徴とする。ストッパーによって、本取卸し装置を、乾燥室の前面開口部の左右側部に確実に取付固定することができる。
以上説明したように、本発明に係る葉たばこ乾葉の取卸し装置によると、乾燥室の前面開口部の左右側部に本取卸し装置を簡単に取り付ることができ、乾燥室内の高所から葉たばこ乾葉が葉詰めされた状態の葉たばこ吊具を、ステップや脚立を用いることなく、作業者が安全にかつ効率よく取卸しできるという優れた効果を奏する。また、本取卸し装置を使用しない時は、乾燥室の前面開口部の左右側部から本取卸し装置を簡単に取り外して、コンパクトに保管できるという効果を奏する。
次に本発明に係る葉たばこ乾葉の取卸し装置の実施形態を図面を参照して説明する。図1は葉たばこ乾葉の取卸し装置を乾燥室の前面開口部の左右側部に取付固定した状態を示す正面図、図2はその側面図である。これらの図において、符号10は葉たばこ乾葉の取卸し装置を示している。
まず、葉たばこ乾葉の取卸し装置10(以下、「取卸し装置」と称する)について説明すると、取卸し装置10は、図1に示すように、乾燥室100の前面開口部100aの枠体102の左右側部に取り付けられる左右一対の取卸しユニット10A,10Bから構成されている。各取卸しユニット10A,10Bは、それぞれ、前記枠体102の側部に取付固定される支柱20、昇降レール30、リンクアーム式のロータリーダンパー機構40から基本構成されている。
各支柱20は、図2に示すように、乾燥室100内の高所(上段)の案内レール101の高さに合せて、乾燥室100の前面開口部100aの枠体102のうち、内枠103の左右側部103A,103Aの前面に沿って上向きに位置決めされ、取付固定されるようになっている。各支柱20の支柱本体21の背面には、乾燥室100の内面に当接して、各支柱本体21を前記内枠103の左右側部103Aの前面に対し位置決めする位置決め板22がそれぞれ取り付けられている。また、各支柱本体21の前面には、上下2箇所の連結部23,23を介して上下に延び、昇降レール30を上下方向に案内するためのガイド部材24がそれぞれ取り付けられている。各ガイド部材24にはそれぞれコロ(図示せず)を介してスライダー25が上下にスライド可能に外装されている。各スライダー25には支柱20の内面側に位置する昇降レール30が水平姿勢で取付支持されている。
また、ガイド部材24の上部付近には、昇降レール30を上方の葉たばこ吊具1の案内レール101からの移載位置Uに停止させる上限位置ストッパー26が設けられ、ガイド部材24の下部付近には、昇降レール30を下方の葉たばこ吊具1の卸し位置Lに停止させる下限位置ストッパー27が設けられている。上限位置ストッパー26は、ガイド部材24の上部前面に取り付けられたブラケット26aに対し、昇降レール30の上端に当接可能な下向きのボルト部材26bが取り付けられ、ボルト部材26bの突出量を調整することによって、昇降レール30の上限停止位置を案内レール101の高さに合せて調整可能である。また、下限位置ストッパー27は、ガイド部材24の下部内面に取り付けられたブラケット27aに対し、昇降レール30の下面に当接可能な上向きのボルト部材27bが取り付けられ、ボルト部材27bの突出量を調整することにより、昇降レール30の下限停止位置を作業者の取卸しに適した高さに調整可能である。
乾燥室100の前面開口部100aの外枠104の左右側部104A,104Aの前面の上下2箇所には、上段の案内レール101の高さに合せて、扉105と干渉しない形で、上記支柱20を乾燥室100の前面開口部100aの内枠103の左右側部103Aの前面に取付固定するための筒状部材106,106が取付部材106Aにより取付固定されている(図3および図4参照)。各筒状部材106に対応して、支柱本体21の外面の上下2箇所に、各筒状部材106,106に差し込まれる棒状の係止部材28,28が溶接等により取付固定されている。これにより、各支柱20は、支柱本体21の外面の上下2箇所の係止部材28を、乾燥室100の外枠104の左右側部104Aの上下2箇所の筒状部材106に差し込むことにより、乾燥室100の前面開口部100aの内枠103の左右側部103Aの所定の高さに取付支持されるようになっている。そして、乾燥室100の前面開口部100a付近の内面には、各筒状部材106から各係止部材28の抜き出しを規制して、各支柱20の、乾燥室100の前面開口部100aの内枠103の左右側部103Aに対する取付姿勢を固定するストッパー107が設けられている。
各昇降レール30は、各支柱本体21のガイド部材24の外側に沿って上下にスライド可能なスライダー25の内側に、ガイド部材24を間に挟む形で、水平姿勢でかつ互いに平行に支持固定されている。そして、各昇降レール30の溝部30aには、葉たばこ吊具1の吊り込みローラー2の載置面が形成され、乾燥室100の内面の上段の左右の案内レール101,101から、葉たばこ乾葉Aが葉詰めされた状態の葉たばこ吊具1を、同案内レール101と同じ高さ位置で、左右の昇降レール30,30に移載できるようになっている。
各ロータリーダンパー機構40は、葉たばこ吊具1が移載された昇降レール30の下降時に昇降レール30に一定の制動力を付与してその下降速度を略一定にし、また、下方の卸し位置Lで葉たばこ吊具1が卸された後の無負荷状態の昇降レール30を元の上方の移載位置に復帰させると共に、同昇降レール30の上昇時には一定の制動力を付与してその上昇速度を略一定にするものであり、支柱本体21の上面に水平に取り付けられたブラケット41aの上に取付固定された本体41と、同本体41の回転主軸42に一端が連結され、スライダー25に他端が連結され、閉じる方向にばねによる付勢力が付与されたリンクアーム43と、回転主軸42の軸回りの回転に対し付加される制動力を調整して各昇降レール30の昇降速度を増減調整する速度調整ねじ(速度調整手段)44(図5参照)とを有する構成とされている。
速度調整ねじ44は、図5の時計方向・半時計方向にねじを回すことによって、内部オイルの粘性抵抗が変化し、回転主軸42の軸回りに付加される制動力を変化させることができる。速度調整ねじ44を時計方向に回すと、内部オイルの粘性抵抗が増加して、回転主軸42の軸回りに付加される制動力が増加し、昇降レール30の昇降時の速度が減速される。速度調整ねじ44を反時計方向に回すと、内部オイルの粘性抵抗が減少して、回転主軸42に付加される制動力が減少する。本実施形態においては、2段階の速度調整ねじ44A、44Bが設けられている。両速度調整ねじによって、昇降レール30の昇降時の途中の速度、停止直前の速度をそれぞれ調整できる。
次に、前記構成の葉たばこ乾葉の取卸し装置10の使用方法について説明する。
まず、乾燥室100内での葉たばこの乾燥作業が終了したら、乾燥室100の前面開口部100aの扉105を左右に開き、取卸し装置10の取卸しユニット10A,10Bを乾燥室100の前面開口部10aの枠体102の左右側部に取り付ける。まず、図3(A)および図4(A)に示すように、乾燥室100の開口部100aの外枠104の左右側部104A前面の上下の筒状部材106,106に対し、各支柱20の外面の係止部材28,28を挿入しながら、同時に、位置決め板22によって、各支柱20の支柱本体21を、乾燥室100の開口部100aの内枠103の左右側部103Aの前面に位置決めし、図4(B)に示すように、各支柱20が乾燥室100の前面開口部100aの内枠103の左右側部103Aの前面に当接して取付姿勢となったところで、最後に、位置決め板22の外面を外から押さえるようにしてストッパー107で各支柱20を固定する。これにより、図1および図2に示すように、同装置10の、各取卸しユニット10A,10Bを、乾燥室100の開口部100aの左右側部に取り付ける。
左右の取卸しユニット10A,10Bは、いずれも重量約7〜8kgと軽量であるので、作業者が一人で取り付けることができる。
乾燥室100内の上段の案内レール101から、図示しない作業員が、図6に示すように、葉たばこ乾葉Aが葉詰めされた状態の、葉たばこ吊具1を昇降レール30に移動させる。葉たばこ吊具1の吊り込みローラー2は昇降レール30の溝部30a内に載置される。葉たばこ吊具1が昇降レール30に移載されると、昇降レール30は、リンクアーム式のロータリーダンパー機構40による制動力を受けながら、葉たばこ吊具1の自重によって、略一定の速度で降下し、下限位置ストッパー27により、図7に示すように、葉たばこ吊具1の取卸し位置Lで停止する。先ほどの作業者が、取卸し位置Lで、昇降レール30から手前に葉たばこ吊具1を卸し、卸した葉たばこ吊具1を背後のピッキング作業台(図示せず)に搬送し、ピッキング作業台上でピッキング作業を続けて行なう。
取卸し位置Lで、葉たばこ吊具1が卸されると、葉たばこ吊具1の自重が除かれるので、昇降レール30は、閉じる方向に付勢力が付与されているロータリーダンパー機構40の復元作用によって、上昇を開始するが、上昇直後から、ロータリーダンパー機構40の回転主軸42には軸回りへの制動力が働くため、昇降レール30の急上昇が抑制される。このため、作業者は、安心して、楽に、葉たばこ吊具1を取卸しでき、結果として、取卸作業を効率よく行なえる。上昇する昇降レール30は、上限位置ストッパー26によって、図2に示すように、乾燥室100の案内レール101と同じ高さの移載位置Uで停止し、次の葉たばこ吊具1の取卸し作業に備える。
なお、取卸しする葉たばこ吊具1の重量が異なる場合には、同重量に応じて、図5に示す速度調整ねじ44を用いて、昇降レール30の昇降速度を調整できる。例えば次に取卸しする葉たばこ吊具1の重量が標準的な重量(例えば12〜13kgとする)よりも重い場合(例えば15kgとする)には、速度調整ねじ44を図1の時計回りに回して、ロータリーダンパー機構40の回転主軸42に掛る制動力を増加させる。これにより、昇降レール30の昇降速度を常に略一定に保持できる。このように、葉たばこ吊具1の重量変化に対応して、速度調整ねじ44の調整によって、昇降レール30の昇降速度常に略一定に保持するべく調整し、もって、葉たばこ乾葉1の取卸し作業を常に安全にかつ楽に行なうことができる。
上段の案内レール101からすべての葉たばこ吊具1を取卸したら、引き続き、下段の案内レール101から葉たばこ吊具1を順次取卸す。取卸し作業が完了したら、取卸し装置10は、ストッパー107を解除して、各取卸しユニット10A,10Bを簡単に取外して、作業場内の保管場所にコンパクトに保管できる。
本発明に係る葉たばこ乾葉の取卸し装置は、乾燥室内の高所の案内レールから、葉たばこ乾葉が葉詰めされた状態の吊具を、作業者が取卸し作業する際に用いる装置として、広く利用可能である。
本発明の一実施形態を示すもので、乾燥室の前面開口部の左右側部に対し、本発明の取卸し装置を取り付けた状態を示す正面図、 乾燥室の前面開口部の左右側部に対し、本発明の取卸し装置を取り付けた状態を示す側面図、 (A)は乾燥室の前面開口部の枠体の側部に本発明の取卸し装置の支柱を取り付ける様子を示す図、(B)は外枠の側部前面に同支柱を取り付けるための筒状部材が固定されている状態を示す図、 (A)は乾燥室の前面開口部の枠体の側部に本発明の取卸し装置の支柱を取り付ける様子を示す断面図、(B)は乾燥室の前面開口部の枠体の側部に同支柱が取付固定された状態を示す断面図、 ロータリーダンパー機構の本体を示す正面図、 本発明の取卸し装置を作用を説明するもので、図2の状態から葉たばこ吊具を昇降レールに移載した状態を示す側面図、 図6の状態から葉たばこ吊具の自重により昇降レールが下方の取卸し位置まで下降した状態を示す側面図である。
符号の説明
1 葉たばこ吊具
2 吊り込みローラー
10 取卸し装置
10A,10B 取卸しユニット
20 支柱
21 支柱本体
22 位置決め板
23 連結部
24 ガイド部材
25 スライダー
26 上限位置ストッパー
26a,27a,41a ブラケット
26b,27b ボルト部材
27 下限位置ストッパー
28 係止部材
30 昇降レール
30a 溝部
40 ロータリーダンパー機構
41 本体
42 回転主軸
43 リンクアーム
44 速度調整ねじ(速度調整手段)
100 乾燥室
100a 前面開口部
101 案内レール
102 枠体
103 内枠
103A,103B,104A,104B 側部
104 外枠
105 扉
106 筒状部材
107 ストッパー
U 葉たばこ吊具の移載位置
L 葉たばこ吊具の卸し位置
G 床面

Claims (6)

  1. 内面に葉たばこ吊具を案内する案内レールを備える乾燥室の前面開口部の左右側部に着脱可能に取付固定される左右の支柱と、各支柱の内面に昇降可能に支持され、上方位置で前記案内レールから乾燥後の葉たばこ吊具を移載可能な左右の昇降レールと、各支柱の上部と昇降レールの間に設置された左右のロータリーダンパー機構と、昇降レールを上方の葉たばこ吊具の移載位置および下方の葉たばこ吊具の卸し位置に停止させる上下のストッパーとを有する、ことを特徴とする葉たばこ乾葉の取卸し装置。
  2. 前記ロータリーダンパー機構は、前記支柱の上部に設置された本体と、同本体の回転主軸に一端が連結され、前記昇降レール側に他端が連結され、閉じる方向に常時付勢力が付与されているリンクアームと、葉たばこ吊具の移載後の昇降レールの下降時および同葉たばこ吊具の卸し後の無負荷状態の昇降レールの上昇時に回転主軸回りへの制動力を付与する手段とを有することを特徴とする、請求項1記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置。
  3. 前記ロータリーダンパー機構は、制動力の大きさを可変して昇降レールの昇降速度を調整する速度調整手段を有することを特徴とする、請求項1または請求項2記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置。
  4. 乾燥室の前面開口部の左右側部の前面の上下2箇所に、各支柱を支持する筒状部材が扉と干渉しない形で水平に固定され、この上下2箇所の筒状部材に挿入される係止部材が、前記支柱の外面の上下2箇所に取付けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置。
  5. 前記支柱の後面に、同支柱を乾燥室の前面開口部の左右側部に取付固定する際の位置決め板が取付けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置。
  6. 乾燥室の内面に、前記支柱の取付姿勢を固定するためのストッパーが設けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項5記載の葉たばこ乾葉の取卸し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103584269A (zh) * 2013-11-25 2014-02-19 云南省烟草公司文山州公司丘北县分公司 高效轨道筐式散烟烘烤装置
CN103876270A (zh) * 2014-03-11 2014-06-25 湖北省烟草公司宜昌市公司 烤烟自动上炕装置
CN106820240A (zh) * 2017-04-12 2017-06-13 长江师范学院 一种鲜烟叶烘烤方法
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CN113879982A (zh) * 2020-07-02 2022-01-04 云南力神重工机械有限公司 多吊点小车

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