JP2010004639A - ワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ - Google Patents

ワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ Download PDF

Info

Publication number
JP2010004639A
JP2010004639A JP2008160338A JP2008160338A JP2010004639A JP 2010004639 A JP2010004639 A JP 2010004639A JP 2008160338 A JP2008160338 A JP 2008160338A JP 2008160338 A JP2008160338 A JP 2008160338A JP 2010004639 A JP2010004639 A JP 2010004639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
hard tube
peripheral wall
exterior
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008160338A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Nakao
正和 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2008160338A priority Critical patent/JP2010004639A/ja
Publication of JP2010004639A publication Critical patent/JP2010004639A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】スリットが開かないように強固にテープ巻きする必要がない上、ワイヤーハーネスの径に応じて多種類を用意しておく必要がないワイヤーハーネス外装用の硬質チューブを提供する。
【解決手段】ワイヤーハーネスWHの外周に装着されるワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ1において、筒状の周壁2の周方向の1箇所に周壁の全長にわたるスリットが形成され、そのスリットを挟んだ周壁の両端部2a、2bが互いに一方の内面と他方の外面が接触した状態で周方向にラップするように、周壁に湾曲癖が付けられており、ラップする周壁の両端部の重なり面に、周壁の両端部をラップさせたときに互いに係合する断面三角形状の凹凸4、5が、前記周壁の周方向に交互に形成されると共に、周壁の全長にわたり同一断面で連続して設けられ、少なくとも周壁の一方の端部2a、2bの凹凸4、5が、複数ピッチ分、鋸歯状に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤーハーネス外装用の硬質チューブに関するものである。
ワイヤーハーネス用の外装材として、図3に示すような硬質チューブ101が知られている。この硬質チューブ101は、円筒状の周壁102の周方向の1箇所に周壁102の全長にわたるスリット(図では、スリットは自然に閉じて見えないので、符号は付さず)を形成し、そのスリットを挟んだ周壁の両端部102a、102bが互いに一方の内面と他方の外面が接触した状態で周方向にラップするように、周壁に湾曲癖を付けた構成になっている。
この硬質チューブ101の場合、ワイヤーハーネスに対する適用径φがほぼ固定されてしまうため、ワイヤーハーネスの径に応じて複数種類を用意しなければならない。また、ワイヤーハーネスの外周に装着した自然状態のままでは、スリットが不用意に開いてしまうおそれがあるため、上からテープ巻きを施すなどの対応が必要である。
また、これとは別に、ワイヤーハーネス用の外装材としてコルゲートチューブが知られている。図4は、例えば、特許文献1に記載されたコルゲートチューブの断面を示し、図4(a)はスリットが開いた状態、図4(b)はスリットが閉じた状態を示している。
このコルゲートチューブ150は、周方向の山部151と谷部152を軸線方向に交互に設けると共に、軸線方向の全長にわたってスリット153を形成し、そのスリット153を挟む山部151の一方側と他方側に互いに係合する断面台形状のメスロック部155とオスロック部156を形成し、ワイヤーハーネスの外周にコルゲートチューブ150を装着した状態で、メスロック部155とオスロック部156を互いに係合させることにより、スリット153が開かないように構成したものである。
特開平10−136531号公報
ところで、従来の硬質チューブは、ワイヤーハーネスの径に応じて多種類を用意しなければならない上、スリットが不用意に開いてしまわないように、上からテープ巻きする必要があり、改善が望まれていた。また、図4に示した特許文献1に記載のコルゲートチューブにおけるメスロック部とオスロック部の構成を、図3の硬質チューブに適用することも考えられるが、単純に適用しようとしても、使い勝手を考えると、更なる工夫が必要であった。
本発明は、上記事情を考慮し、スリットが開かないように強固にテープ巻きする必要がない上、ワイヤーハーネスの径に応じて多種類を用意しておく必要がないワイヤーハーネス外装用の硬質チューブを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ワイヤーハーネスの外周に装着される、周方向に可撓性を有したワイヤーハーネス外装用の硬質チューブにおいて、筒状の周壁の周方向の1箇所に前記周壁の全長にわたるスリットが形成され、そのスリットを挟んだ前記周壁の両端部が互いに一方の内面と他方の外面が接触した状態で周方向にラップするように、前記周壁に湾曲癖が付けられており、前記ラップする周壁の両端部の重なり面に、前記周壁の両端部をラップさせたときに互いに係合する断面三角形状の凹凸が、前記周壁の周方向に交互に形成されると共に、前記周壁の全長にわたり同一断面で連続して設けられ、少なくとも前記周壁の一方の端部の凹凸が、複数ピッチ分、鋸歯状に設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質チューブであって、前記周壁の両端部の凹凸が共に、複数ピッチ分、鋸歯状に設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質チューブであって、前記周壁の両端部の凹凸が、内外両面に形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質チューブであって、前記凹凸が、頂角が20°〜120°の範囲の二等辺三角形状の断面に形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、スリットを挟んだ周壁の両端部の凹凸の嵌め合いにより、ラップした部分の周方向のズレを防止しながら、周壁の両端部を互いに固定することができる。従って、固定するための上からのテープ巻きが不要となるか、または、テープ巻きする場合であっても、簡略化が可能になり、ワイヤーハーネスへの組付作業性の向上が図れる。
また、凹凸の噛み合い位置を変えることにより、チューブ径を自由に変えることができるので、適用できるワイヤーハーネスの径に応じて揃えるサイズの種類数を削減することができ、省資源化が図れる。
さらに、凹凸の断面が三角形状になっており、少なくとも一方の周壁の端部の凹凸が複数ピッチ分設けられているので、凹凸を軽く噛み合わせながら、凹凸の噛み合い位置を任意にずらしていくことができ、1ピッチずつ締め付け量を調節しながら固定することができる。従って、ワイヤーハーネスの径に合わせた適切な締め付けが容易にできる。
さらに、凹凸は周壁の全長にわたり同一断面で連続して設けられているので、押出成形だけで作ることができる。従って、押出成形後に必要長さに裁断するだけで使用することができ、多数の製品を安価に提供することができる。
請求項2の発明によれば、周壁の両端部の凹凸が共に複数ピッチ分設けられているので、多数の凹凸を同時に噛み合わせることができ、固定力のアップを図ることができる。
請求項3の発明によれば、周壁の両端部の凹凸が内外両面に形成されているので、どちらの端部を上にラップさせても凹凸を噛み合わせることができ、ラップする際の上下の区別が不要である。
請求項4の発明によれば、凹凸の断面を、頂角が20°〜120°の範囲の二等辺三角形状に形成したので、軽く噛み合わせた状態での周方向の凹凸の噛み合い位置のずらし操作を、どちらの方向にも容易に行うことができると共に、必要十分な噛み合い力を発揮することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は実施形態の硬質チューブの全体構成を示し、図1(a)は斜視図、図1(b)は正面図、図2は同硬質チューブの要部の詳細図で、図2(a)は正面図、図2(b)はその要部の拡大図である。
この硬質チューブ1は、図1に示すように、ワイヤーハーネスWHの外周に装着されることでワイヤーハーネスWHを保護するためのものであり、円筒状の周壁2の周方向の1箇所に、周壁2の全長にわたるスリット(図では、スリットは自然に閉じて見えないので、符号は付さず)が形成され、図2に示すように、そのスリットを挟んだ周壁2の両端部2a、2bが互いに一方の内面と他方の外面が接触した状態で周方向〔図2(a)中矢印Y方向〕にラップするように、周壁2に湾曲癖が付けられ、それにより周方向(矢印Y方向)に可撓性が付与されている。
この硬質チューブ1では、前記ラップする周壁2の両端部2a、2bの重なり面(内周側になる端部の外面Aと外周側になる端部2bの内面B)に、周壁2の両端部2a、2bをラップさせたときに互いに係合する断面三角形状の凹凸4、5が、周壁2の周方向に交互に形成されると共に、周壁2の全長にわたり同一断面で連続して設けられている。
図2に示すように、この場合の凹凸4、5は、共に複数ピッチ分が鋸歯状に設けられており、外面Aと内面Bの両方に形成されている。また、その断面は、頂角θが20°〜120°の範囲(特に30°くらいが好ましい)の二等辺三角形状の断面に形成されている。従って、周壁2の両端部2a、2bを重ねた際には、内周側となる端部2aの外面の凸部4aと外周側となる端部2bの内面の凹部5bが噛み合い、内周側となる端部2aの外面の凹部4bと外周側となる端部2bの内面の凸部5aが噛み合う。なお、凹凸4、5の高さhと凹凸4、5のピッチPと周壁2の肉厚tは略近い値に設定されている。
この硬質チューブ1をワイヤーハーネスWHの外周に装着するには、スリットを開いてワイヤーハーネスWHを硬質チューブ1の中に入れる。そして、凹凸4、5を適当な位置で噛み合わせる。このように、スリットを挟んだ周壁2の両端部2a、2bの凹凸4、5の嵌め合いにより、ラップした部分の周方向のズレを防止しながら、周壁2の両端部2a、2bを互いに固定することができる。従って、固定するための上からのテープ巻きが不要となるか、または、テープ巻きする場合であっても、簡略化が可能になり、ワイヤーハーネスWHへの組付作業性の向上が図れる。
また、凹凸4、5の噛み合い位置を変えることにより、チューブ径を自由に変えることができるので、適用できるワイヤーハーネスWHの径に応じて揃えるサイズの種類数を削減することができ、省資源化が図れる。
また、凹凸4、5の断面が三角形状になっており、少なくとも一方の周壁2の端部2a、2bの凹凸が複数ピッチ分設けられているので、凹凸4、5を軽く噛み合わせながら、凹凸4、5の噛み合い位置を任意にずらしていくことができ、1ピッチずつ締め付け量を調節しながら固定することができる。従って、ワイヤーハーネスWHの径に合わせた適切な締め付けが容易にできる。
また、凹凸4、5は周壁2の全長にわたり同一断面で連続して設けられているので、押出成形だけで作ることができる。従って、押出成形後に必要長さに裁断するだけで使用することができ、多数の製品を安価に提供することができる。
また、本実施形態の硬質チューブ1では、周壁2の両端部2a、2bの凹凸4、5が共に複数ピッチ分設けられているので、多数の凹凸4、5を同時に噛み合わせることができ、固定力のアップを図ることができる。
また、本実施形態の硬質チューブ1では、周壁2の両端部2a、2bの凹凸4、5が内外両面に形成されているので、どちらの端部2a、2bを上にラップさせても凹凸4、5を噛み合わせることができ、ラップする際の上下の区別が不要である。
また、本実施形態の硬質チューブ1では、凹凸4、5の断面を頂角が20°〜120°の範囲の二等辺三角形状に形成しているので、軽く噛み合わせた状態での周方向の凹凸4、5の噛み合い位置のずらし操作を、どちらの方向にも容易に行うことができると共に、必要十分な噛み合い力を発揮することができる。
なお、上記実施形態では、周壁2の端部2a、2bの凹凸4、5を、いずれも複数ピッチ分設けた場合を示したが、一方の端部についてだけ複数ピッチ設けてもよい。
また、上記実施形態では、周壁2の厚さの関係から、凹凸4、5を、周壁2の端部2a、2bのラップ部分の内外両面に設けた場合を示したが、周壁2の端部2a、2bの重なり面だけに凹凸4、5があれば足りる。
本発明の実施形態の硬質チューブの全体構成を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 同硬質チューブの要部の詳細図で、(a)は正面図、(b)はその要部の拡大図である。 従来の硬質チューブの構成図で、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 従来のコルゲートチューブの断面を示し、(a)はスリットが開いた状態、(b)はスリットが閉じた状態を示す断面図である。
符号の説明
1 硬質チューブ
2 周壁
2a,2b 端部
4,5 凹凸
P 凹凸のピッチ
WH ワイヤーハーネス

Claims (4)

  1. ワイヤーハーネスの外周に装着される、周方向に可撓性を有したワイヤーハーネス外装用の硬質チューブにおいて、
    筒状の周壁の周方向の1箇所に前記周壁の全長にわたるスリットが形成され、そのスリットを挟んだ前記周壁の両端部が互いに一方の内面と他方の外面が接触した状態で周方向にラップするように、前記周壁に湾曲癖が付けられており、前記ラップする周壁の両端部の重なり面に、前記周壁の両端部をラップさせたときに互いに係合する断面三角形状の凹凸が、前記周壁の周方向に交互に形成されると共に、前記周壁の全長にわたり同一断面で連続して設けられ、少なくとも前記周壁の一方の端部の凹凸が、複数ピッチ分、鋸歯状に設けられていることを特徴とするワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質チューブであって、
    前記周壁の両端部の凹凸が共に、複数ピッチ分、鋸歯状に設けられていることを特徴とするワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ。
  3. 請求項1または2に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質チューブであって、
    前記周壁の両端部の凹凸が、内外両面に形成されていることを特徴とするワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質チューブであって、
    前記凹凸が、頂角が20°〜120°の範囲の二等辺三角形状の断面に形成されていることを特徴とするワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ。
JP2008160338A 2008-06-19 2008-06-19 ワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ Pending JP2010004639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160338A JP2010004639A (ja) 2008-06-19 2008-06-19 ワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160338A JP2010004639A (ja) 2008-06-19 2008-06-19 ワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010004639A true JP2010004639A (ja) 2010-01-07

Family

ID=41585872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008160338A Pending JP2010004639A (ja) 2008-06-19 2008-06-19 ワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010004639A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9414448B2 (en) 2013-12-31 2016-08-09 Fluke Corporation Stability of an optical source in an optical network test instrument
JP2022536729A (ja) * 2019-06-11 2022-08-18 キヤノン ユーエスエイ,インコーポレイテッド ケーブル用のケーブルジャケット及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9414448B2 (en) 2013-12-31 2016-08-09 Fluke Corporation Stability of an optical source in an optical network test instrument
JP2022536729A (ja) * 2019-06-11 2022-08-18 キヤノン ユーエスエイ,インコーポレイテッド ケーブル用のケーブルジャケット及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8043111B2 (en) Connector
JP4588516B2 (ja) ハーネス用コルゲートチューブとそれを用いたワイヤハーネス
JP2003009345A (ja) コルゲートチューブの取付け構造
JP2010004639A (ja) ワイヤーハーネス外装用の硬質チューブ
JP2008120415A (ja) ワイヤハーネス結束用テープ材
JP4775630B2 (ja) ダクトホース
JP2007325357A (ja) ワイヤーハーネス用保護シートおよびワイヤーハーネスの保護構造
JP2012029407A (ja) ワイヤーハーネス保護チューブ
GB2084285A (en) Flexible corrugated tube
JP2011117503A (ja) パイプ用被服材
WO2013065352A1 (ja) 経路維持部材付コルゲートチューブおよびワイヤーハーネス
JP6479443B2 (ja) 配管構造、リブ付きコルゲート管
JP6428284B2 (ja) ワイヤハーネス配索構造
JP2010187439A (ja) ワイヤハーネス保護材
JP2012239306A (ja) コルゲートチューブ
JP2018019503A (ja) ワイヤハーネスの曲げ規制部材
EP1275445A3 (en) Flexible metal conduit
JP5673416B2 (ja) コルゲートチューブのテープ巻き固定構造
JP6940336B2 (ja) クランプ、及び、クランプ付きワイヤハーネス
JP4619203B2 (ja) 内視鏡の湾曲部の外皮チューブの固定構造
JP2010130851A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP6373142B2 (ja) ワイヤハーネス
JP7089647B2 (ja) 通気性および遮光性を有する帽子
JP6746837B1 (ja) 結露防止丸ダクト
JP4708173B2 (ja) 電磁シールドチューブ及びその製造方法