JP2010003933A - フレキシブルプリント基板及びこれを電子機器内に保持する方法 - Google Patents

フレキシブルプリント基板及びこれを電子機器内に保持する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010003933A
JP2010003933A JP2008162502A JP2008162502A JP2010003933A JP 2010003933 A JP2010003933 A JP 2010003933A JP 2008162502 A JP2008162502 A JP 2008162502A JP 2008162502 A JP2008162502 A JP 2008162502A JP 2010003933 A JP2010003933 A JP 2010003933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible printed
circuit board
printed circuit
holding member
slit hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008162502A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Hirano
一彦 平野
Hiroyuki Suwa
博之 諏訪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2008162502A priority Critical patent/JP2010003933A/ja
Publication of JP2010003933A publication Critical patent/JP2010003933A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

【課題】保持部材に保持されるフレキシブルプリント基板の位置及び向きを一定にしてロボットを用いてフレキシブルプリント基板の端子部の接続を行えるようにする。
【解決手段】フレキシブルプリント基板10は、その長手方向に互いと対向して延びる二つの側部の少なくとも一方に、間隔を開けて設けられた一対の突起26からなる係合部24を備えている。保持部材に設けられたスリット穴又は切欠部にフレキシブルプリント基板10を挿入して係合部24の一対の突起26の間にスリット又は切欠部穴の周縁部を係合させることにより、保持部材にフレキシブルプリント基板10を保持させることができるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、可撓性フィルムに回路が印刷されたフレキシブルプリント基板と、これを電子機器内に保持する方法とに関する。
電子機器には、可撓性絶縁体フィルム上に配線パターンが印刷されたフレキシブルプリント基板を用いることが多い。このようなフレキシブルプリント基板を用いた電子機器の組み立ての際には、電子機器内に設けられた板金やハウジングの一部などの保持部材にスリット穴を設け、このスリット穴にフレキシブルプリント基板を挿入して仮保持した上で、フレキシブルプリント基板の端部に設けられた端子部を他のプリント基板に設けられたコネクタソケットに接続することが一般的である。また、フレキシブルプリント基板の端子部の把持を容易にするために、フレキシブルプリント基板の端子部にホルダを取り付ける場合もある(特許文献1)。
例えば、特許文献1は、フレキシブルフラットケーブルの先端部近傍の両側部に形成された切欠部に、ホルダ本体の内部に形成された突起部を噛み合わせることにより、フレキシブルフラットケーブルを保持できるようにしたケーブルホルダを開示している。
特開平9−330772号公報
ロボットを用いて電子機器の組み立てを自動化する場合、作業者が電子機器内に配置された保持部材のスリット穴にフレキシブルプリント基板を挿入して仮保持した後、仮保持されたフレキシブルプリント基板の端子部の近傍をロボットのグリッパで把持して、これを他の基板のコネクタ部に接続する。ところが、保持部材のスリット穴に単に挿入された状態では、スリット穴に対するフレキシブルプリント基板の相対位置が変動し得るので、保持部材の表面からフレキシブルプリント基板の端子部までの長さが不確定となり、変動し得る。このため、ロボットのグリッパでフレキシブルプリント基板の端子部を把持して他の基板のコネクタソケットに接続する場合には、ロボットにビジョンセンサを取り付けてフレキシブルプリント基板の端子部の位置を検出する必要があり、製造設備のコストを上昇させる要因になっている。
よって、本発明の目的は、従来技術に存する問題を解決して、保持部材に保持されるフレキシブルプリント基板の位置及び向きを一定にしてロボットを用いてフレキシブルプリント基板の端子部の接続を行えるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、可撓性フィルムに配線パターンが印刷されたフレキシブルプリント基板であって、前記フレキシブルプリント基板の長手方向に互いと対向して延びる二つの側部の少なくとも一方に、間隔を開けて設けられた一対の突起からなる係合部を備えており、保持部材に設けられたスリット穴又は切欠部に前記フレキシブルプリント基板を挿入して前記係合部の前記一対の突起の間に前記スリット又は前記切欠部穴の周縁部を係合させることにより、前記保持部材に前記フレキシブルプリント基板を保持させることができるようにしたフレキシブルプリント基板が提供される。
本発明のフレキシブルプリント基板は、長手方向に互いと対向して延びる二つの側部の少なくとも一方に設けられた係合部の一対の突起の間に保持部材のスリット穴又は切欠部の周縁部を係合させて保持部材にフレキシブルプリント基板を保持するので、保持部材に対するフレキシブルプリント基板の長手方向の保持位置が確定される。したがって、保持部材にフレキシブルプリント基板を保持した状態において、保持部材の表面から突出するフレキシブルプリント基板の長さを常に等しくさせることができる。
上記フレキシブルプリント基板において、前記係合部が前記フレキシブルプリント基板の二つの側部の両方にそれぞれ設けられていることが好ましい。このようにフレキシブルプリント基板の対向する二つの側部の両方に係合部が設けられていれば、フレキシブルプリント基板の表面を含む平面内におけるフレキシブルプリント基板の傾きを常に同じにすることができるので、保持部材のスリット穴又は切欠部内に保持されるフレキシブルプリント基板の向きをも常に同じにさせることが可能になる。
また、前記フレキシブルプリント基板の前記係合部の内側にダミー配線パターンが設けられていることが好ましい。
さらに、前記係合部の一対の突起は、一方が他方よりも前記側部からの突出量が大きいことが好ましい。
また、本発明によれば、可撓性フィルムに配線パターンが印刷されたフレキシブルプリント基板を電子機器内に保持する方法であって、長手方向に互いと対向して延びる二つの側部の少なくとも一方に、間隔を開けて設けられた一対の突起からなる係合部を備えたフレキシブルプリント基板を用意するステップと、電子機器内に設けられた保持部材にスリット穴又は切欠部を設けるステップと、前記保持部材の前記スリット穴又は前記切欠部に前記フレキシブルプリント基板を挿入し前記フレキシブルプリント基板の前記係合部の前記一対の突起の間に前記スリット穴又は前記切欠部の周縁部を係合させることにより、前記保持部材に前記フレキシブルプリント基板を保持させるステップとを含む方法が提供される。
本発明の方法によれば、上記フレキシブルプリント基板と同様に、電子機器内の保持部材に対するフレキシブルプリント基板の長手方向の保持位置が確定され、保持部材にフレキシブルプリント基板を保持した状態において、保持部材の表面から突出するフレキシブルプリント基板の長さを常に等しくさせることができる。
上記方法は、前記保持部材の前記スリット穴又は前記切欠部の周面に面取りを施すステップをさらに含むことが好ましい。
本発明のフレキシブルプリント基板及びこれを電子機器内に保持する方法によれば、保持部材に対するフレキシブルプリント基板の長手方向の保持位置が確定され、保持部材に保持されるフレキシブルプリント基板の端子部が予め定められた位置に配置されるので、ビジョンセンサを用いなくてもフレキシブルプリント基板の端子部の位置を把握できるようになる。この結果、ロボットによってフレキシブルプリント基板の端子部を他の基板のコネクタソケットに接続することが安価に実現できるようになる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は本発明のフレキシブルプリント基板の一実施形態の平面図、図2は図1に示されるフレキシブルプリント基板を電子機器内に装着した状態を示す斜視図、図3は本発明のフレキシブルプリント基板を保持部材のスリット穴に挿入した状態を示す概略図、図4は図3に示されるフレキシブルプリント基板の係合部を保持部材のスリット穴の周縁部に係合させた状態を示す概略図、図5は図4において円で囲まれた係合部の拡大図、図6は本発明のフレキシブルプリント基板の変形形態の平面図である。
最初に、図1を参照して、本発明のフレキシブルプリント基板10の全体構成を説明する。フレキシブルプリント基板10は、可撓性の絶縁体フィルム12の一方又は両方の表面に薄い銅箔などの導体箔によって形成された配線パターン14を印刷したものであり、配線パターン14の保護のために、その表面の端子部16以外の部分がさらに絶縁フィルムで被覆されている。可撓性絶縁体フィルム12としては、ポリイミドやポリエステルなどから形成された薄いプラスチックフィルムを使用することができる。なお、本発明のフレキシブルプリント基板10には、同様の構成でケーブルとして使用されるフレキシブルケーブルが含まれるものとする。
フレキシブルプリント基板10の長手方向の両端部には、他の基板と接続するための端子部16が形成されており、端子部16では配線パターン14に金属端子板18が接続されていてもよい。両端部の端子部16の少なくとも一方の近傍の両側部には、ロボット(図示せず)のグリッパ20(図4)によるフレキシブルプリント基板10の端子部16の把持を容易にするために、把持凹部22が形成されている。
また、フレキシブルプリント基板10の長手方向に互いと対向して延びる二つの側部上の中間部には、互いと対向する位置に、それぞれ、係合部24が設けられている。係合部24は、可撓性絶縁体フィルム12の側部から横方向に突出しており且つ互いから離間している一対の突起26から構成されており、一対の突起26の間に、後述する保持部材30のスリット穴32の周縁部34を係合させるための係合凹部28が形成されている。一対の突起26は、図1に示されているように、互いと長さが異なり、一対の突起26の内の一方の突出量が他方の突出量より大きくなっていることが好ましい。
このように構成すれば、フレキシブルプリント基板10の係合部24の短い突起(突出量が少ない突起)26aは、相対的に抵抗が小さく、保持部材30のスリット穴32の周縁部34を容易に乗り越えることができるので、短い突起26aを前側にしてフレキシブルプリント基板10を保持部材30のスリット穴32に挿入すれば、フレキシブルプリント基板10の係合部24の係合凹部28に保持部材30のスリット穴32の周縁部34を容易に係合させることができるようになる。一方、長い突起(突出量が大きい突起)26bは、相対的に抵抗が大きく、保持部材30のスリット穴32の周縁部34を簡単には乗り越えることできないので、フレキシブルプリント基板10の係合部24の係合凹部28に保持部材30のスリット穴32の周縁部34を係合させた状態からさらにフレキシブルプリント基板10をスリット穴32に挿入しても、保持部材30のスリット穴32の周縁部34とフレキシブルプリント基板10の係合部24の係合凹部28との係合が容易に解除されることはない。したがって、短い突起26aを前側にして一定の力でフレキシブルプリント基板10を保持部材30のスリット穴32に挿入すれば、比較的容易に、保持部材30のスリット穴32の周縁部34とフレキシブルプリント基板10の係合部24の係合凹部28とを係合させた状態にさせることができる。
さらに、フレキシブルプリント基板10の係合部24の内側には、係合部24と配線パターン14との間にダミー配線パターン36が設けられている。ダミー配線パターン36は、実際の配線として使用される配線パターン14と同様に導体箔から形成されているが、実際に信号等を伝達する配線としては使用されない。このようなダミー配線パターン36は可撓性絶縁体フィルム12よりも強度が大きいので可撓性絶縁体フィルム12の補強材として機能し、係合部24の突起26に大きな力が作用して突起26が破損するときに、可撓性絶縁体フィルム12の亀裂がダミー配線パターン36を越えて内側の配線パターン14に到達するのを防止するだけでなく、ダミー配線パターン36に沿って可撓性絶縁体フィルム12が裂けて突起26が可撓性絶縁体フィルム12の側部から分離されるようにし、可撓性絶縁体フィルム12の内側の配線パターン14に損傷を与えることを防止する。したがって、フレキシブルプリント基板10の挿入時に係合部24の突起26に大きな力が作用して突起26が破損してもフレキシブルプリント基板10の機能に影響を与えないので、不良品の発生を抑制することができる。これは、作業時に作業対象に大きな力を作用させ易いロボットにフレキシブルプリント基板10のハンドリングを行わせる場合に特に有利となる。
図1に示されているフレキシブルプリント基板10を電子機器38内に組み付けるときには、図2に示されているように、作業者が、電子機器38内に設けられた板金のような保持部材30に設けられたスリット穴32にフレキシブルプリント基板10を挿入して仮保持させ、この状態で、ロボットのグリッパ20によって、フレキシブルプリント基板10の端子部16の近傍を把持させ、電子機器38内に配置された他の基板40のコネクタソケット42に接続することが一般的である。保持部材30として電子機器38のハウジングを用いることもある。
ところで、スリット穴32は、フレキシブルプリント基板10を挿入できるように、フレキシブルプリント基板10の横断面よりも僅かに大きい寸法を有している。このため、保持部材30のスリット穴32にフレキシブルプリント基板10を単に挿入して仮保持した状態ではスリット穴32に対してフレキシブルプリント基板10がその長手方向に移動し、保持部材30の表面から突出するフレキシブルプリント基板10の長さがフレキシブルプリント基板10ごとに変動し得る。このため、ロボットを用いてフレキシブルプリント基板10の端子部16を他の基板40のコネクタソケット42に接続する場合、ビジョンセンサ(図示せず)を用いてフレキシブルプリント基板10の端子部16の位置を検出し、検出されたフレキシブルプリント基板10の端子部16の位置に基づいてロボットのグリッパ20によりフレキシブルプリント基板10の端子部16の近傍を把持する必要がある。
そこで、本発明のフレキシブルプリント基板10では、フレキシブルプリント基板10の係合部24の一対の突起26の間の係合凹部28に保持部材30のスリット穴32の周縁部34を係合させるようにしている。これにより、保持部材30のスリット穴32の周縁部34とフレキシブルプリント基板10の係合部24の係合凹部28との係合でフレキシブルプリント基板10がその長手方向にスリット穴32に対して移動することが防止される。また、フレキシブルプリント基板10がスリット穴32と予め定められた位置で係合し、保持部材30の表面から突出するフレキシブルプリント基板10の長さが常に等しくなるので、フレキシブルプリント基板10の端子部16が予め定められた位置に配置される。したがって、ビジョンセンサを用いなくてもフレキシブルプリント基板10の端子部16の近傍をロボットのグリッパ20で把持することができるようになる。
次に、図3から図5を参照して、保持部材30にフレキシブルプリント基板10を保持する方法を説明する。
最初に、抜き加工などによって保持部材30に一つ又は複数のスリット穴32を形成しておく。スリット穴32に代えて、保持部材30の周縁部に切欠部を形成してもよい。次に、作業者は、図3に示されているように、フレキシブルプリント基板10の係合部24の一対の突起26のうち短い突起26aを前側にして保持部材30のスリット穴32にフレキシブルプリント基板10を挿入する。そして、作業者は、図4に示されるようにフレキシブルプリント基板10の係合部24の短い突起26aがスリット穴32の周縁部34を越えてスリット穴32の周縁部34がフレキシブルプリント基板10の係合部24の一対の突起26の間の係合凹部28に係合するまで、図3に示されている状態からフレキシブルプリント基板10をスリット穴32内にさらに挿入する(すなわち、図3において上方にフレキシブルプリント基板10を移動させる)。
ここで、挿入方向前側の突起26aは短いのでスリット穴32の周縁部34を比較的容易に乗り越えることができるので、スリット穴32の周縁部34をフレキシブルプリント基板10の係合部24の一対の突起26の間の係合凹部28に比較的容易に係合させることができる。一方、フレキシブルプリント基板10の係合部24の挿入方向後側の突起26bは長いため、フレキシブルプリント基板10の係合部24の一対の突起26の間の係合凹部28にスリット穴32の周縁部34が係合した後に、作業者が同じ力でフレキシブルプリント基板10をスリット穴32に挿入しても容易にスリット穴32の周縁部34を乗り越えることはできない。したがって、係合は容易に解除されない。
また、フレキシブルプリント基板10の係合部24の係合凹部28がスリット穴32の周縁部34に係合した状態からさらにスリット穴32にフレキシブルプリント基板10を挿入する方向にフレキシブルプリント基板10に大きな力を作用させてしまった場合、係合部24の突起26が損傷することがある。しかしながら、フレキシブルプリント基板10の係合部24の内側には、突起26を形成する可撓性絶縁体フィルム12よりも強度が高いダミー配線パターン36が設けられているので、突起26が破損するときには、可撓性絶縁体フィルム12の亀裂はダミー配線パターン36を越えることはできず、ダミー配線パターン36に沿って可撓性絶縁体フィルム12が裂けて突起26が可撓性絶縁体フィルム12の側部から分離される。したがって、突起26が破損しても可撓性絶縁体フィルム12の内側の配線パターン14に損傷を与えることがなく、フレキシブルプリント基板10の機能に影響を与えないので、不良品の発生を抑制することができる。
一方、フレキシブルプリント基板10の係合部24の係合凹部28と保持部材30のスリット穴32の周縁部34とが係合した状態から挿入時と逆方向にフレキシブルプリント基板10を移動させるときには、係合部24の後側の突起26aは短いので、係合の解除は容易となる。
本発明のフレキシブルプリント基板10を用いれば、このようにして、フレキシブルプリント基板10は保持部材30に確実に保持される。フレキシブルプリント基板10の係合部24が設けられている位置は予め定められているので、フレキシブルプリント基板10の係合部24の係合凹部28が保持部材30のスリット穴32の周縁部34と係合した状態になっていれば、スリット穴32の表面からフレキシブルプリント基板10の端子部16までの長さは常に等しくなり、端子部16の位置は予め定められた位置に配置される。したがって、ビジョンセンサを用いなくても、図4に示されるように、ロボットのグリッパ20でフレキシブルプリント基板10の端子部16の近傍の把持凹部22を把持することが可能になる。
また、図示される実施形態のように、フレキシブルプリント基板10の長手方向に延びる二つの側部上で互いと対向する位置に係合部24が設けられていれば、スリット穴32がフレキシブルプリント基板10の横断面よりも大きい寸法を有していてもスリット穴32内でフレキシブルプリント基板10が横方向(図4の左右方向)に傾くことがなく、フレキシブルプリント基板10の端子部16の向きも常に同じになるので、ロボットのグリッパ20によるフレキシブルプリント基板10の端子部16の近傍の把持凹部22の把持がさらに容易になる。
さらに、図5に示されているように、バリのない滑らかな面になるように、例えば丸みを持たせるなどの面取加工を保持部材30のスリット穴32の周側面に施せば、スリット穴32へのフレキシブルプリント基板10の挿抜時にスリット穴32の周側面のバリがフレキシブルプリント基板10に損傷を与えることを防ぐことができる。
上述したようにフレキシブルプリント基板10を保持部材30に保持させた後、ロボットを用いて、グリッパ20によって保持部材30に保持されたフレキシブルプリント基板10の把持凹部22を把持し、把持されたフレキシブルプリント基板10の端子部16を他の基板40のコネクタソケット42に接続し、電子機器38内におけるフレキシブルプリント基板10の組み付けを自動的に行う。この際に、ロボットがフレキシブルプリント基板10に大きさ力を作用させてフレキシブルプリント基板10をこれと係合した保持部材30から無理やり引き抜いて係合部24の突起26を破損させてしまったとしても、係合部24の内側にはダミー配線パターン36が設けられているので、ダミー配線パターン36に沿って可撓性絶縁体フィルム12が裂けて突起26が可撓性絶縁体フィルム12の側部から分離され、可撓性絶縁体フィルム12の内側の配線パターン14に損傷を与えることがない。したがって、フレキシブルプリント基板10の機能に影響を与えず、不良品の発生を抑制することが可能になる。
以上、図示される実施形態に基づいて、本発明を説明したが、本発明は、図示される実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、周囲を完全に取り囲まれたスリット穴32を保持部材30に形成しているが、このようなスリット穴32に代えて、周面の一部が外側に開放された切欠部を設けてもよい。この場合、上述したようなフレキシブルプリント基板10の保持方法に代えて、切欠部の開放された周面側(図4の紙面垂直側)から、フレキシブルプリント基板10の係合部24の一対の突起26の間に保持部材30の切欠部の周縁部を係合させるように、フレキシブルプリント基板10を切欠部内に挿入することで、フレキシブルプリント基板10を保持部材30に保持させることもできる。また、図示される実施形態では、フレキシブルプリント基板10の二つの側部の両方に係合部24が設けられているが、図6に示されているように、一方の側部のみに係合部24を設けてもよい。この場合、スリット穴32内においてフレキシブルプリント基板10が傾く可能性があるが、例えば保持部材30の板厚を厚くすることによって傾く量を減らすことができる。また、フレキシブルプリント基板10の係合部24が設けられていない側のスリット穴32の周側面を図6に示されるようにT字状にしたりL字状にしたりすることで同様の効果を得ることができる。
本発明のフレキシブルプリント基板の一実施形態の平面図である。 図1に示されるフレキシブルプリント基板を電子機器内に装着した状態を示す斜視図である。 本発明のフレキシブルプリント基板を保持部材のスリット穴に挿入した状態を示す概略図である。 図3に示されるフレキシブルプリント基板の係合部を保持部材のスリット穴の周縁部に係合させた状態を示す概略図である。 図4において円で囲まれた係合部の拡大図である。 本発明のフレキシブルプリント基板の変形形態の平面図である。
符号の説明
10 フレキシブルプリント基板
12 絶縁体フィルム
14 配線パターン
16 端子部
24 係合部
30 保持部材
32 スリット穴
34 周縁部
36 ダミー配線パターン
40 他の基板
42 コネクタソケット

Claims (6)

  1. 可撓性フィルムに配線パターンが印刷されたフレキシブルプリント基板であって、
    前記フレキシブルプリント基板の長手方向に互いと対向して延びる二つの側部の少なくとも一方に、間隔を開けて設けられた一対の突起からなる係合部を備えており、保持部材に設けられたスリット穴又は切欠部に前記フレキシブルプリント基板を挿入して前記係合部の前記一対の突起の間に前記スリット穴又は前記切欠部の周縁部を係合させることにより、前記保持部材に前記フレキシブルプリント基板を保持させることができるようにしたことを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  2. 前記係合部が前記フレキシブルプリント基板の二つの側部の両方にそれぞれ設けられている、請求項1に記載のフレキシブルプリント基板。
  3. 前記フレキシブルプリント基板の前記係合部の内側にダミー配線パターンが設けられている、請求項1又は請求項2に記載のフレキシブルプリント基板。
  4. 前記係合部の一対の突起は、一方が他方よりも前記側部からの突出量が大きい、請求項1から請求項3の何れか一項に記載のフレキシブルプリント基板。
  5. 可撓性フィルムに配線パターンが印刷されたフレキシブルプリント基板を電子機器内に保持する方法であって、
    長手方向に互いと対向して延びる二つの側部の少なくとも一方に、間隔を開けて設けられた一対の突起からなる係合部を備えたフレキシブルプリント基板を用意するステップと、
    電子機器内に設けられた保持部材にスリット穴又は切欠部を設けるステップと、
    前記保持部材の前記スリット穴又は前記切欠部に前記フレキシブルプリント基板を挿入し前記フレキシブルプリント基板の前記係合部の前記一対の突起の間に前記スリット穴又は前記切欠部の周縁部を係合させることにより、前記保持部材に前記フレキシブルプリント基板を保持させるステップと、
    を含む方法。
  6. 前記保持部材の前記スリット穴又は前記切欠部の周面に面取りを施すステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
JP2008162502A 2008-06-20 2008-06-20 フレキシブルプリント基板及びこれを電子機器内に保持する方法 Pending JP2010003933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008162502A JP2010003933A (ja) 2008-06-20 2008-06-20 フレキシブルプリント基板及びこれを電子機器内に保持する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008162502A JP2010003933A (ja) 2008-06-20 2008-06-20 フレキシブルプリント基板及びこれを電子機器内に保持する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010003933A true JP2010003933A (ja) 2010-01-07

Family

ID=41585393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008162502A Pending JP2010003933A (ja) 2008-06-20 2008-06-20 フレキシブルプリント基板及びこれを電子機器内に保持する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010003933A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018159600A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 アルプス電気株式会社 振動発生装置及び電子機器
CN110167253A (zh) * 2018-02-15 2019-08-23 夏普株式会社 柔性电路基板
JP2020139902A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 ファナック株式会社 エンコーダ及びその製造方法
WO2022134216A1 (zh) * 2020-12-22 2022-06-30 瑞声声学科技(深圳)有限公司 一种振动电机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0333982U (ja) * 1989-08-09 1991-04-03
JP2003273474A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Fuji Photo Film Co Ltd フレキシブルプリンテッドサーキットの保持構造
JP2006073650A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Canon Inc フレキシブル配線板
JP2006228988A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Sony Corp フレキシブル基板

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0333982U (ja) * 1989-08-09 1991-04-03
JP2003273474A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Fuji Photo Film Co Ltd フレキシブルプリンテッドサーキットの保持構造
JP2006073650A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Canon Inc フレキシブル配線板
JP2006228988A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Sony Corp フレキシブル基板

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018159600A1 (ja) * 2017-03-02 2018-09-07 アルプス電気株式会社 振動発生装置及び電子機器
JPWO2018159600A1 (ja) * 2017-03-02 2019-12-12 アルプスアルパイン株式会社 振動発生装置及び電子機器
US10840789B2 (en) 2017-03-02 2020-11-17 Alps Alpine Co., Ltd. Vibration generation device and electronic apparatus
CN110167253A (zh) * 2018-02-15 2019-08-23 夏普株式会社 柔性电路基板
JP2020139902A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 ファナック株式会社 エンコーダ及びその製造方法
US11226214B2 (en) 2019-03-01 2022-01-18 Fanuc Corporation Encoder and manufacturing method thereof
WO2022134216A1 (zh) * 2020-12-22 2022-06-30 瑞声声学科技(深圳)有限公司 一种振动电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101803475B (zh) 柔性布线基板的固定构造
EP3425738B1 (en) Connector
US20070149015A1 (en) Female connector, female connector mounting structure, and method of mounting female connector to substrate
JP2005116495A (ja) フラットケーブルおよびコネクタならびに電子機器
JP2010097727A (ja) 基板対基板コネクタ
JP2010003933A (ja) フレキシブルプリント基板及びこれを電子機器内に保持する方法
JP2005317701A (ja) フレキシブルプリント基板のプリント基板への接続構造
JP3751413B2 (ja) プリント基板間の接続手段
JP2002246085A (ja) ボトムエントリ型コネクタ
US7186150B1 (en) Split key in a press-fit connector
JP2008192569A (ja) プレスフィットピン及びプレスフィット接続方法、並びにプレスフィットピン接続用圧入治具
CN110326370B (zh) 电气产品
JP2001148261A (ja) 基板スルーホール接続用コンタクトおよびコネクタ
US9837773B2 (en) Electrical connector
JP2007258158A (ja) ケーブル半田付け型コネクタ
JP2004228276A (ja) 基板への接続物の接続方法
JP2008288359A (ja) プリント基板
JP6530976B2 (ja) コネクタ用のキャップ
JP3124813U (ja) フレキシブルフラットケーブル
JP2007299794A (ja) フレキシブルプリント配線板
JP2009099283A (ja) 高周波同軸コネクタ、これを用いた高周波同軸コネクタの実装構造及び高周波同軸コネクタの接続方法
JP2009135194A (ja) プリント基板システム及びプリント基板の接続方法
JP2018092852A (ja) コネクタ
JP4687914B2 (ja) 電子・電気装置
JP4091607B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130219