JP2010002121A - 冷凍装置 - Google Patents

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浩一 原田
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Abstract

【課題】冷凍装置に関し、各種電装品への塵埃及び水分の付着を防止すると共に発熱素子を冷却する。
【解決手段】冷凍装置は、冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うための冷媒回路と、冷媒回路の構成部品を制御する電装品と、該電装品を収納する電装品箱(31)とを備えている。また、冷凍装置は電装品箱(31)を冷却するための冷媒ジャケット(41)を備えている。電装品箱(31)内には、電装品のうちの発熱素子(61,62,63)が浸漬されるように絶縁用液体が充填されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍装置に関し、特に、各種電装品の防塵防水対策と発熱素子の冷却対策とに係るものである。
従来より、冷凍装置(例えば、空気調和装置等)のケーシング内には、圧縮機や熱交換器及びこれらを接続する冷媒配管等の冷媒回路の一部が配設されると共に、これらの構成機器を制御するための各種電装品が設けられている。通常、各種電装品は、塵埃や雨等の水分の付着によって故障する虞があるため、電装品箱によって覆われている。
ところで、防塵及び防水の観点からは電装品箱は密閉されていることが好ましい。しかし、上記電装品の中には、稼働中に発熱を伴う発熱素子が含まれている。そのため、電装品箱を密閉すると、内部温度が上昇し、発熱素子及びその他の電装品の温度が許容する上限温度を超えて故障してしまう虞がある。そのため、従来の冷凍装置では、電装品箱に開口を設けて内部に空気を導入して発熱素子を冷却していた。
実開平3−46144号公報
しかしながら、発熱素子を十分に冷却するために電装品箱に大きな開口を設けると、該開口から塵埃や雨等の水分が浸入してしまい、電装品箱の本来の機能が喪失されてしまう。一方で、開口を小さくすると、通風量が不足して発熱素子を十分に冷却できないという相反する問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷凍装置に関し、各種電装品への塵埃及び水分の付着を防止すると共に発熱素子を冷却することにある。
第1の発明は、冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うための冷媒回路(10)と、該冷媒回路(10)の構成部品を制御する電装品と、該電装品を収納する電装品箱(31)とを備えた冷凍装置であって、上記電装品箱(31)を冷却する冷却手段(40)を備え、上記電装品箱(31)内には、上記電装品のうちの発熱素子(61,62,63)が浸漬されるように絶縁用液体が充填されている。
第1の発明では、電装品箱(31)内に絶縁用液体が充填され、電装品箱(31)が冷却手段(40)によって冷却される。一般に、液体は、気体よりも熱伝導性に優れている。そのため、発熱素子(61,62,63)の熱は、絶縁用液体を介して、冷却手段(40)によって冷却された電装品箱(31)に迅速に伝達される。つまり、発熱素子(61,62,63)は、絶縁用液体を介して電装品箱(31)に放熱することで冷却される。また、発熱素子(61,62,63)は絶縁用液体によって互いに絶縁される。
第2の発明は、第1の発明において、上記電装品箱(31)は、鉄以上の熱伝導率を有する材料によって構成されている。
第2の発明では、電装品箱(31)が比較的熱伝導率の高い材料によって構成されている。そのため、冷却手段(40)によって電装品箱(31)全体が迅速に冷却される。これにより、発熱素子(61,62,63)の熱が絶縁用液体を介して迅速に電装品箱(31)に吸収され、発熱素子(61,62,63)が迅速に冷却される。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記絶縁用液体は空気よりも熱伝導率が高い液体である。
第3の発明では、電装品箱(31)内に空気よりも熱伝導率が高い液体が充填されるため、発熱素子(61,62,63)の熱が迅速に電装品箱(31)に伝達される。これにより、発熱素子(61,62,63)が迅速に冷却される。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、上記発熱素子(61,62,63)のうちのパワー素子(61)は、上記電装品箱(31)に接触するように配置されている。
発熱素子(61,62,63)の中でも電力制御や電力変換を行うためのパワー素子(61)は、発熱量が特に大きい。
そこで、第4の発明では、パワー素子(61)を電装品箱(31)に接触するように配置している。これにより、パワー素子(61)が発する熱は速やかに直接電装品箱(31)に吸収される一方、パワー素子(61)よりも発熱量の小さいパワー素子(61)以外の発熱素子(62,63)の熱は、絶縁用液体を介して電装品箱(31)に吸収される。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、上記冷却手段(40)は、上記電装品箱(31)の外壁面に取り付けられ、上記冷媒回路(10)を流れる冷媒が流通して上記電装品箱(31)を冷却する冷媒ジャケット(41)により構成されている。
第5の発明では、電装品箱(31)は、冷媒回路(10)を流れる冷媒によって冷却される。
第6の発明は、第5の発明において、上記発熱素子(61,62,63)のうちのパワー素子(61)と上記冷媒ジャケット(41)とは、上記電装品箱(31)の壁面の一部を挟み込むように設けられている。
第6の発明では、パワー素子(61)と冷媒ジャケット(41)とは、電装品箱(31)の壁面の一部を挟んで該壁面の一方側と他方側とに設けられている。そのため、パワー素子(61)の発する熱は、電装品箱(31)の壁面を介して迅速に冷媒ジャケット(41)を流れる冷媒に吸収され、パワー素子(61)は迅速に冷却される。
第7の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、上記冷却手段(40)が、上記電装品箱(31)の上部に取り付けられる一方、上記発熱素子(61,62,63)は、上記電装品箱(31)内の下部に配置されている。
第7の発明では、電装品箱(31)内の下部において発熱素子(61,62,63)の熱によって熱せられた絶縁用液体が上方に流動し、電装品箱(31)内の上部において電装品箱(31)を介して冷却手段(40)によって冷却された絶縁用液体は下方に流動する。これにより、電装品箱(31)内において絶縁用液体の対流が生じる。
本発明によれば、空気よりも熱伝導性に優れた絶縁用液体を電装品箱(31)内に充填すると共に電装品箱(31)を冷却することで、発熱素子(61,62,63)の熱を絶縁用液体を介して電装品箱(31)に吸収させることができる。そのため、電装品箱(31)に大きな開口を設けることなく発熱素子(61,62,63)を冷却することができる。従って、本発明によれば、各種電装品への塵埃及び水分の付着を防止すると共に、発熱素子(61,62,63)を冷却することができる。
また、第2の発明によれば、電装品箱(31)を比較的熱伝導率の高い材料によって構成することで、冷却手段(40)によって電装品箱(31)全体を迅速に冷却することができる。そのため、絶縁用液体を介して発熱素子(61,62,63)の熱を迅速に電装品箱(31)に吸収させることができる。従って、発熱素子(61,62,63)をより迅速に冷却することができる。
また、第3の発明によれば、電装品箱(31)内に空気よりも熱伝導率が高い液体を充填することで、発熱素子(61,62,63)の熱を迅速に電装品箱(31)に伝達することができる。これにより、発熱素子(61,62,63)を迅速に冷却することができる。
また、第4の発明によれば、特に発熱量の大きいパワー素子(61)の熱を直接電装品箱(31)に吸収させる一方、パワー素子(61)以外の発熱素子(62,63)の熱については、絶縁用液体を介して電装品箱(31)に吸収させるように構成することができる。従って、発熱素子(61,62,63)を効率よく冷却することができる。
また、第5の発明によれば、冷却手段(40)を、冷媒回路(10)を流れる冷媒が流通する冷媒ジャケット(41)により構成することで、既存の冷媒回路(10)の一部を利用することにより電装品箱(31)を冷却することができる。
また、第6の発明によれば、パワー素子(61)と冷媒ジャケット(41)とを、電装品箱(31)の壁面の一部を挟んで該壁面の一方側と他方側とに設けることにより、パワー素子(61)を迅速に冷却することができる。
また、第7の発明によれば、電装品箱(31)内において絶縁用液体の対流を生起するように冷媒ジャケット(41)及び発熱素子(61,62,63)を配置することで、発熱素子(61,62,63)をより効果的に冷却することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、本発明に係る冷凍装置の一例として、空気調和装置について説明する。
《発明の実施形態1》
−全体構成−
図1に示すように、本発明の実施形態に係る空気調和装置(1)は、室外機(1A)と室内機(1B)とを有し、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路(10)を備えている。該冷媒回路(10)は、圧縮機(11)と室外熱交換器(12)とキャピラリーチューブ(13)と室内熱交換器(14)とが順に冷媒配管によって接続されることにより形成されている。また、冷媒回路(10)は四路切換弁(17)を備え、冷媒循環が可逆に構成されている。
圧縮機(11)の吐出側は、高圧ガス管(21)を介して四路切換弁(17)の第1ポート(a)に接続されている。また、四路切換弁(17)の第2ポート(b)には、室外ガス管(22)の一端が接続されている。室外ガス管(22)の他端には、室外熱交換器(12)のガス側端部が接続されている。
上記室外熱交換器(12)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器によって構成されている。該室外熱交換器(12)には、室外ファン(12a)が近接して配置されている。室外熱交換器(12)の液側端部には、液管(23)の一端が接続されている。液管(23)には、キャピラリーチューブ(13)が設けられている。液管(23)の他端は、室内熱交換器(14)の液側端部に接続されている。
上記室内熱交換器(14)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器によって構成されている。該室内熱交換器(14)には、室内ファン(14a)が近接して配置されている。室内熱交換器(14)のガス側端部には、ガス連絡管(24)の一端が接続されている。ガス連絡管(24)の他端は、四路切換弁(17)の第4ポート(d)に接続されている。
上記四路切換弁(17)は、第1〜第4ポート(a,b,c,d)を備え、第1ポート(a)と第2ポート(b)とを連通させると共に第3ポート(c)と第4ポート(d)とを連通させる第1の状態(図1の実線)と、第1ポート(a)と第4ポート(d)とを連通させると共に第2ポート(b)と第3ポート(c)とを連通させる第2の状態(図1の破線)とに切換可能に構成されている。
四路切換弁(17)の第3ポート(c)には、吸入管(25)の一端が接続されている。吸入管(25)の他端は、圧縮機(11)に接続されている。吸入管(25)の中途部には、冷媒中に含まれる液冷媒を除去してガス冷媒のみを圧縮機(11)に吸入させるためのアキュムレータ(15)が設けられている。また、吸入管(25)のアキュムレータ(15)よりも四路切換弁(17)側には、後述する冷媒ジャケット(41)が設けられている。
また、空気調和装置(1)は、上記冷媒回路(10)の構成部品を制御するための電装品が組み付けられた電装品ユニット(30)を備えている。以下に詳述するが、冷媒ジャケット(41)は該電装品ユニット(30)に取り付けられている。
〈電装品ユニットの構成〉
図2は電装品ユニット(30)の側面断面図、図3は電装品ユニット(30)の正面図である。
図2及び図3に示すように、電装品ユニット(30)は、冷媒回路(10)の構成部品を制御する複数の電装品と、該電装品が内部に収納された電装品箱(31)とを備えている。複数の電装品には、稼動時に発熱するパワー素子(61)、コイル部品(62)及びリアクトル(63)等が含まれている。
電装品箱(31)は、上部が開口する本体(31a)と、本体(31a)の上部開口を覆う天板(31b)とを備え、略直方体形状に形成されている。天板(31b)には、電線等を挿通させるための挿通孔(31c)が形成されている。該挿通孔(31c)と電線等との間は塵埃や水分が通過しない程度に閉塞されている。なお、電装品箱(31)は、直方体の稜角を面取りしたものであってもよい。
上記電装品箱(31)は、熱伝導性に優れたアルミニウム合金によって形成されている。また、電装品箱(31)内には、電気抵抗の大きい絶縁用液体が充填されている。なお、絶縁用液体としては、鉱物油、シリコンオイル、及びパーフルオロポリエーテル等のフッ素系活性液体等の絶縁性に優れた液体を用いることが好ましい。
〈発熱素子の配置〉
上記電装品箱(31)の内部には、パワートランジスタやダイオード等の電力制御や電力変換を行うためのパワー素子(61)と、該パワー素子(61)のノイズを除去するためのコイル部品(62)と、リアクトル(63)が設けられている。これらは、いずれも稼働中に発熱する発熱素子である。また、これらの発熱素子(61,62,63)は、電装品箱(31)内に充填された絶縁用液体に浸漬されている。
上記パワー素子(61)とコイル部品(62)とは、本体(31a)の正面板及び背面板に平行に設けられた基板(71)に実装されている。パワー素子(61)は基板(71)の正面に実装される一方、コイル部品(62)は基板(71)の背面に実装されている。コイル部品(62)はパワー素子(61)よりも下方に設けられている。基板(71)は、パワー素子(61)の正面が電装品箱(31)の内壁面に接触するように取り付けられている。
上記リアクトル(63)は、電装品箱(31)の正面板の下部に取り付けられている。リアクトル(63)は、上記基板(71)に実装されたパワー素子(61)よりも下方であって、コイル部品(62)と略同じ高さ位置に配置されている。
〈冷却手段〉
電装品ユニット(30)には、電装品箱(31)を冷却する冷却手段(40)が設けられている。冷却手段(40)は、電装品箱(31)の外部に設けられている。冷却手段(40)は、冷媒回路(10)を流れる冷媒が流通可能に構成された冷媒ジャケット(41)を備えている。冷媒ジャケット(41)は、電装品箱(31)の正面に接触するように設けられ、パワー素子(61)と略等しい高さ位置に設けられている。このように配置することにより、電装品箱(31)の正面板の一部分は、パワー素子(61)と冷媒ジャケット(41)とによって挟まれている。
冷媒ジャケット(41)は、例えば、アルミ等の金属によって扁平な直方体状に形成され、内部に冷媒を流通させるための冷媒流路が形成されている。該冷媒流路は、冷媒配管の一部を挿通させることによって形成されるものであってもよく、管状の貫通孔に冷媒配管が接続されることによって形成されるものであってもよい。本実施形態では、冷媒ジャケット(41)の冷媒流路は、該冷媒ジャケット(41)に冷媒回路(10)の圧縮機(11)の吸入管(25)の一部が嵌め込まれることによって形成されている。このような構成により、冷媒ジャケット(41)は、冷媒回路(10)を流れる冷媒を流通可能に構成される。また、冷媒ジャケット(41)は、アルミ等の金属によって構成されることにより、内部を流通する冷媒の冷熱が外表面まで伝達されるように構成される。
−運転動作−
次に、上記空気調和装置(1)の運転動作を説明する。上記空気調和装置(1)は、四路切換弁(17)を切り換えることにより、冷房運転と暖房運転とを行う。
〈冷凍サイクル〉
冷房運転では、四路切換弁(17)は第1の状態(図1の実線状態)となり、圧縮機(11)の吐出側と室外熱交換器(12)とが連通し、且つ圧縮機(11)の吸入側と室内熱交換器(14)とが連通する。そして、上記圧縮機(11)及び各ファン(12a,14a)が駆動される。その結果、冷媒は、図1の実線矢印に示す方向に循環し、室外熱交換器(12)が凝縮器、室内熱交換器(14)が蒸発器として機能する蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。
一方、暖房運転では、四路切換弁(17)は第2の状態(図1の破線状態)となり、圧縮機(11)の吐出側と室内熱交換器(14)とが連通し、且つ圧縮機(11)の吸入側と室外熱交換器(12)とが連通する。そして、上記圧縮機(11)及び各ファン(12a,14a)が駆動される。その結果、冷媒は、図1の破線矢印に示す方向に循環し、室内熱交換器(14)が凝縮器、室外熱交換器(12)が蒸発器として機能する蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。
〈発熱素子の冷却〉
冷媒ジャケット(41)内の冷媒流路には、冷房運転時には、室内熱交換器(14)で蒸発した冷媒が流れ、暖房運転時には、室外熱交換器(12)で蒸発した冷媒が流れる。冷媒ジャケット(41)を流れる冷媒の温度は、運転条件や外気条件によって異なるが、例えば、10℃程度になっている。このような冷媒ジャケット(41)を流れる冷媒の冷熱が電装品箱(31)に伝達され、電装品箱(31)が冷却される。
冷却手段(40)によって冷却された電装品箱(31)は、該電装品箱(31)内に充填された絶縁用液体から吸熱して該絶縁用液体を冷却する。そして、冷却された絶縁用液体は、該絶縁用液体に浸漬された発熱素子(61,62,63)の熱を吸熱する。
以上のようにして、作動時に発熱して高温となる発熱素子(61,62,63)は、絶縁用液体を介して電装品箱(31)に放熱することによって冷却される。
ところで、パワー素子(61)は、コイル部品(62)及びリアクトル(63)に比べて発熱量が大きく、高温になり易い。そこで、本実施形態では、パワー素子(61)を電装品箱(31)に接触させている。このように配置することで、パワー素子(61)の熱は、電装品箱(31)に直接吸収され、パワー素子(61)を迅速に冷却することができる。
−実施形態1の効果−
以上より、本実施形態によれば、空気よりも熱伝導性に優れた絶縁用液体を電装品箱(31)内に充填すると共に電装品箱(31)を冷却することで、発熱素子(61,62,63)の熱を絶縁用液体を介して電装品箱(31)に吸収させることができる。そのため、電装品箱(31)に大きな開口を設けることなく発熱素子(61,62,63)を冷却することができる。従って、各種電装品への塵埃及び水分の付着を防止すると共に、発熱素子(61,62,63)を冷却することができる。
また、本実施形態によれば、発熱素子(61,62,63)を含む各種電装品が絶縁用液体に浸漬されているため、発熱素子(61,62,63)を過度に冷却することによる結露を防止することができる。従って、結露による各種電装品の腐食や故障等を防止することができる。また、絶縁用液体に浸漬することにより発熱素子(61,62,63)を絶縁することができるため、漏電による損傷等を防止することができる。
さらに、本実施形態によれば、電装品箱(31)を熱伝導性に優れたアルミニウム合金によって構成することで、冷却手段(40)によって電装品箱(31)全体を迅速に冷却することができる。そのため、絶縁用液体を介して発熱素子(61,62,63)の熱を迅速に電装品箱(31)に吸収させることができる。従って、発熱素子(61,62,63)をより迅速に冷却することができる。
また、本実施形態によれば、電装品箱(31)内に空気よりも熱伝導率が高い液体を充填することで、発熱素子(61,62,63)の熱を迅速に電装品箱(31)に伝達することができる。従って、発熱素子(61,62,63)を迅速に冷却することができる。
ところで、本実施形態では、特に発熱量の大きいパワー素子(61)を電装品箱(31)に接触するように配置することで、パワー素子(61)の熱を直接電装品箱(31)に吸収させている。一方で、パワー素子(61)以外の発熱素子(62,63)の熱については、絶縁用液体を介して電装品箱(31)に吸収させるように構成している。従って、本実施形態によれば、発熱量に応じて発熱素子(61,62,63)を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態によれば、冷却手段(40)を、冷媒回路(10)を流れる冷媒が流通する冷媒ジャケット(41)によって構成している。これにより、既存の冷媒回路(10)の一部を利用して簡単な構成により電装品箱(31)を冷却することができる。
さらに、本実施形態によれば、パワー素子(61)と冷媒ジャケット(41)とを、電装品箱(31)の正面板を挟んで該正面板の一方側と他方側とに設けることにより、パワー素子(61)の熱を迅速に冷媒ジャケット(41)を流通する冷媒に吸収させることができる。従って、発熱量の大きなパワー素子(61)を迅速に冷却することができる。
《発明の実施形態2》
図4に示すように、実施形態2は、実施形態1の電装品ユニット(30)の冷却手段(40)とパワー素子(61)との配置位置を変更したものである。
具体的には、コイル部品(62)やリアクトル(63)よりも上方に設けられていたパワー素子(61)を、コイル部品(62)やリアクトル(63)と略等しい高さ位置に配置する。つまり、発熱素子(61,62,63)全てを電装品箱(31)内の下部に配置する。一方で、冷却手段(40)の冷媒ジャケット(41)を電装品箱(31)の上部に取り付ける。
このように配置することにより、電装品箱(31)内の下部に配置された発熱素子(61,62,63)によって熱せられた絶縁用液体が上方に流動する一方、電装品箱(31)の上部に配置された冷媒ジャケット(41)によって冷却された絶縁用液体が下方に流動することにより、電装品箱(31)内において絶縁用液体の対流が生じる。従って、本実施形態2によれば、発熱素子(61,62,63)を迅速に効果的に冷却することができる。
《その他の実施形態》
上記各実施形態は、以下のように構成してもよい。
上記各実施形態では、特に発熱量の大きいパワー素子(61)を電装品箱(31)に接触させることによって迅速に冷却するようにしていたが、パワー素子(61)は電装品箱(31)の内壁面から離れて配置されていてもよい。このような場合であっても、パワー素子(61)の熱を、絶縁用液体を介して電装品箱(31)に吸収させることで、パワー素子(61)を冷却することができる。
また、上記各実施形態では、冷媒ジャケット(41)は、冷媒回路(10)の吸入管(25)に接続されていた。しかしながら、冷媒ジャケット(41)の接続位置は上述のものに限られない。冷媒ジャケット(41)は、液管(23)のキャピラリーチューブ(13)の前後にも設けることが可能である。
また、上記各実施形態では、電装品箱(31)は、熱伝導性に優れたアルミニウム合金によって形成されていた。しかしながら、電装品箱(31)の材質はこれに限られず、鉄や銅の合金等や鉄以上の熱伝導率を有するものであれば上記各実施形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、上記各実施形態では、本発明に係る冷凍装置の一例として空気調和装置(1)について説明したが、本発明に係る冷凍装置はこれに限られない。例えば、冷蔵庫内や冷凍庫内を冷却する冷凍装置であってもよい。
以上説明したように、本発明は、電装品と該電装品を収容する電装品箱とを有する電装品ユニットを備えた冷凍装置に有用である。
図1は、本発明の実施形態1に係る空気調和装置の構成を示す配管系統図である。 図2は、実施形態1に係る電装品ユニットの側面断面図である。 図3は、実施形態1に係る電装品ユニットの正面図である。 図4は、実施形態2に係る電装品ユニットの側面断面図である。
符号の説明
1 空気調和装置(冷凍装置)
10 冷媒回路
30 電装品ユニット
31 電装品箱
40 冷却手段
41 冷媒ジャケット
61 パワー素子(発熱素子、パワー素子)
62 コイル部品(発熱素子)
63 リアクトル(発熱素子)

Claims (7)

  1. 冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うための冷媒回路(10)と、該冷媒回路(10)の構成部品を制御する電装品と、該電装品を収納する電装品箱(31)とを備えた冷凍装置であって、
    上記電装品箱(31)を冷却する冷却手段(40)を備え、
    上記電装品箱(31)内には、上記電装品のうちの発熱素子(61,62,63)が浸漬されるように絶縁用液体が充填されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    上記電装品箱(31)は、鉄以上の熱伝導率を有する材料によって構成されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  3. 請求項1又は2において、
    上記絶縁用液体は空気よりも熱伝導率が高い液体である
    ことを特徴とする冷凍装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    上記発熱素子(61,62,63)のうちのパワー素子(61)は、上記電装品箱(31)に接触するように配置されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つにおいて、
    上記冷却手段(40)は、上記電装品箱(31)の外壁面に取り付けられ、上記冷媒回路(10)を流れる冷媒が流通して上記電装品箱(31)を冷却する冷媒ジャケット(41)により構成されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  6. 請求項5において、
    上記発熱素子(61,62,63)のうちのパワー素子(61)と上記冷媒ジャケット(41)とは、上記電装品箱(31)の壁面の一部を挟み込むように設けられている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、
    上記冷却手段(40)が、上記電装品箱(31)の上部に取り付けられる一方、
    上記発熱素子(61,62,63)は、上記電装品箱(31)内の下部に配置されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
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