JP2009538325A - Reg1抗凝固系の投与 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、すべて”Administration of the REG1 Anticoagulation System(REG1抗凝固系の投与)”という名称である、2006年5月26日に出願された米国仮出願第60/808,987号、2006年9月27日に出願された米国仮出願第60/847,809号、及び2006年11月10日に出願された米国仮出願第60/865,352号の優先権を主張するものである。その開示全体を本明細書に組み入れる。
急性虚血性心疾患の病理生物学においては血栓形成が中心的役割を果たすことから、抗凝固注射剤は、不安定狭心症、心筋梗塞などの急性冠動脈症候群患者、及び冠動脈再建術を受けた患者に対する薬物療法の基礎になった(Harrington et al., 2004、Popma et al., 2004)。現在利用可能な抗凝固薬としては、非分画ヘパリン(UFH)、低分子量ヘパリン(LMWH)、及び組換えヒルジン、ビバリルジン、アルガトロバンなどの直接的トロンビン阻害薬(DTI)が挙げられる。抗凝固薬使用と不断の抗血栓薬開発の両方の現在のパラダイムは、虚血性事象のリスクを低下させることを意味する効力と、出血のリスクを最小化することを意味する安全性とのバランスを確立することである(Harrington et al., 2004)。利用可能な薬剤の各々は、出血リスクがプラセボよりも高い。
UFHは、現在使用が認可されている唯一の解毒薬可逆性(antidote−reversible)抗凝固薬である。しかし、UFHには重大な制約がある。第1に、ヘパリンは、複雑な薬物動態を有し、その使用の予測可能性を困難なものにしている(Granger et al., 1996)。第2に、その解毒薬プロタミンの投与予測可能性は困難なものであり、その使用に付随した重篤な副作用がある(Carr and Silverman, 1999、Welsby et al., 2005)。最後に、ヘパリンは、血小板減少症(HIT)及び血栓形成を伴う血小板減少症(HITT)を引き起こすおそれがある(Warkentin, 2005、Warkentin and Greinacher, 2004)。
凝固の細胞モデル(図1)は、インビボでの生理的凝固の生じかたの現在最も明瞭な説明である(Hoffman et al., 1995、Kjalke et al., 1998、Monroe et al., 1996)。
活性部位が不活性化された第IXa因子(FIXai)、FIXに対するモノクローナル抗体(例えば、抗体BC2)などのFIX活性阻害剤は、動脈血栓症及び卒中の種々の動物モデルを含めて、複数の動物モデルにおいて強力な抗凝固及び抗血栓活性を示した(Benedict et al., 1991、Choudhri et al., 1999、Feuerstein et al., 1999、Spanier et al., 1998a、Spanier et al., 1997、Spanier et al., 1998b、Toomey et al., 2000)。一般に、これらの研究によれば、FIXa阻害剤は、動物において、非分画ヘパリンよりも高い抗血栓活性/出血リスク比を有する。しかし、これらの研究においては、有効量よりもわずかに高い用量で、これらの薬剤で処置された動物が、ヘパリンと異ならない出血プロファイルを示した。十分に管理された動物試験におけるかかる経験は、臨床現場において、FIXa阻害剤の活性を制御することができる能力によって、その安全性が高められ、その医学的使用が容易になることを示唆している。また、FIXaiは、合成貼付剤による血管修復のウサギモデル並びに心肺バイパスを用いたCABGのイヌ及び非ヒト霊長類モデルを含めて、抗凝固療法を必要とする複数の動物外科モデルにおいて、ヘパリン代替品として安全で有効であることが示された(Spanier et al., 1998a、Spanier et al., 1997、Spanier et al., 1998b)。FIXaiは、心肺バイパスを必要とする幾人かの危篤患者に対しても、また、Columbia College of Physicians and Surgeonsの医師による、特別な配慮により認められた治療に基づく体外膜型酸素供給(Spanier et al., 1998a)などの他の体外循環の設定においても、首尾よく使用された。したがって、FIXaは、冠動脈再建術(CABGとPCIの両方)における抗凝固療法、並びに急性冠動脈症候群患者における血栓形成の治療及び予防の有効な標的である。
抗凝固を制御する一手法は、一次抗凝固薬に特異的に結合して、中和することができる第2の薬剤と組み合わせた、比較的低用量で臨床的に適切な活性を得ることができ、約12時間以上の中期から長期の作用持続時間を有する、抗凝固薬の利用である。かかる「薬物−解毒薬」の組合せによって、薬物の抗凝固活性の予測可能で安全な中和及び逆転を確実なものにすることができる(Rusconi et al., 2004, Nat Biotechnol. 22(11):1423−8、Rusconi et al., 2002, Nature 419(6902):90−4)。
出願人は、FIXaに対するRB006アプタマーの特異性を及びRB006アプタマーに対する解毒薬RB007の親和性を示す薬理データを作成した。非臨床薬理試験の結果は、以下のように要約することができる。すなわち、REG1の薬物成分(RB006及び/又は関連する前駆体化合物)は、(1)凝固第X因子の活性化をインビトロで効果的に阻害することができ、(2)ヒト及び他の動物種由来の血しょうにおける血しょう凝固時間をインビトロで延長することができ、(3)静脈内ボーラス投与後の動物の血液凝固を全身的に阻止することができ、(4)動物動脈損傷血栓形成モデルにおいて血栓形成を防止することができ、(5)動物心肺バイパスモデルにおいてヘパリンを置換することができ、(6)REG1解毒成分による中和後30分以内に動物に効果的に再投与することができる。
体重に応じて調節された、アプタマー、特にアプタマー抗凝固薬の用量、さらに重要なことには、肥満度指数に応じて調節された用量と、その薬力学的反応との間に明確な関係が存在することが見いだされた。また、驚くべきことに、アプタマーに対する解毒薬の用量は、アプタマーの活性を所望のレベルに抑制するために、追加の判定基準ではなく、ホストに投与されたアプタマーの量に基づいて調節することのみが必要であることが見いだされた。この新しい理解は、臨床用に予測可能で繰り返し可能な投与計画を考慮した特定の投与方式を支持するものである。
核酸アプタマーをSystematic Evolution of Ligands by Exponential Enrichment(SELEX)プロセスによって単離する。この方法は、標的分子に極めて特異的に結合する核酸分子をインビトロで発生させることができる。SELEX法は、例えば、米国特許第7,087,735号、米国特許第5,475,096号及び米国特許第5,270,163号に記載されている(国際公開第91/19813号も参照されたい。)。
核酸を治療に使用する際に遭遇する一問題は、所望の効果が顕在化する前に、リン酸ジエステル型オリゴヌクレオチドがエンドヌクレアーゼ、エキソヌクレアーゼなどの細胞内及び細胞外酵素によって体液中で急速に分解され得ることである。アプタマーにある種の化学修飾を施して、アプタマーのインビボでの安定性を増大させ、又はアプタマーの送達を増強若しくは媒介することができる。
本発明の修飾因子は、オリゴヌクレオチド、小分子、ペプチド、オリゴ糖(例えば、アミノグリコシド)、アプタマーに結合することができる他の分子、若しくはアプタマーの活性を調節することができる他の分子又はこれらのいずれかのキメラ、融合若しくは連結生成物であり得る。
本発明のアプタマー又は修飾因子は、薬学的に許容される担体、希釈剤又は賦形剤を含み得る薬剤組成物中に処方することができる。組成物の正確な性質は、安定化修飾のいずれかを含めたアプタマー及び/又は修飾因子の性質に、及び投与経路に少なくとも部分的に依存する。一般に、アプタマー又は修飾因子は、適宜、IV、IM、IP、SC、経口又は局所投与される。
ほ乳動物ホストへの本発明の材料の好ましい投与方式は、非経口、静脈内、皮内、関節内、滑液嚢内、鞘内、動脈内、心臓内、筋肉内、皮下、眼か内、嚢内、脊髄内、胸骨内、局所、皮膚貼付剤、経直腸、膣又は尿道の坐剤、腹膜、経皮、点鼻、外科移植、体内外科ペイント(internal surgical paint)、輸液ポンプ又はカテーテルである。一実施形態においては、薬剤及び担体を、移植片、ボーラス、微粒子、ミクロスフェア、ナノ粒子、ナノスフェアなどの徐放処方で投与する。製薬処方についての標準情報は、Ansel, et al., Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems, Sixth Edition, Williams & Wilkins(1995)を参照されたい。
凝固試験手段
標準凝固手段としては、血しょう及び全血における血しょうプロトロンビン時間(PT)及び活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)アッセイ、並びに全血活性凝固時間(ACT)アッセイが挙げられる。これらのアッセイの各々において凝固を惹起するのに使用される活性化因子は異なるが、アッセイのエンドポイントが血塊形成である共通した特徴を有する。重要なことには、これらのインビトロアッセイにおいては、低レベル、すなわち約10−30nMのトロンビンが、エンドポイントに到達するのに十分なフィブリンを生成するのに十分である。このトロンビンレベルは、プロトロンビンのわずか3−5%がトロンビンに転化するレベルであり、凝固反応の開始期中に生成するトロンビン量と一致する(Butenas et al., 2003、Mann et al., 2003)。したがって、これらのアッセイは、主として凝固反応開始期について報告するものであり、凝固成長期に主に関与する凝固因子の欠乏又は阻害の影響を十分に反映していない。
以前のデータによれば、抗FIXaアプタマーは、インビトロで、又は動物へのIV投与後に、PTを延長しない(Rusconi et al., 2004, Nat Biotechnol. 22(11):1423−8、Rusconi et al., 2002, Nature 419(6902):90−4、Dyke, 2006, Circulation. 114(23):2490−7)。図3に示すように、RB006は、インビトロでの正常なヒトプール血しょうにおいてAPTTの用量依存的な増加を引き起こす。このデータによれば、RB006 APTT用量−反応曲線は、0から30−50μg/mLで最も感受性が高く、次いで横ばいになり始める。APTT用量−反応曲線の上昇期と横ばい期を含めたこれらの特徴は、ヒト、ブタ、マウス及びサルを含めて、RB006又は重要な抗FIXアプタマーが交差反応性を示すすべての種由来の血しょうで一貫している(Rusconi et al., 2004, Nat Biotechnol. 22(11):1423−8)。抗FIXaアプタマーを用いたインビトロでの血しょうの処理に応じて得られる最大APTTは、用いたAPTT試薬、及び種に応じて決まる。しかし、重要なことには、この最大APTTは、FIXa活性の完全又はほぼ完全な阻害と一致する。これは、抗FIXaアプタマーに対する最大APTTが、<1%正常FIXレベル(ただし、他のすべての凝固因子レベルは正常)を含むヒト血しょうにおけるAPTTと同等であり、FIXノックアウトマウス由来の血しょうにおけるAPTTと同等であることによって証明される Rusconi et al., 2004, Nat Biotechnol. 22(11):1423−8)。したがって、RB006に対するAPTTの横ばい状態は、アプタマーによるFIX/FIXa阻害の飽和を反映している可能性がある。
REG1抗凝固系並びにその個々の薬物及び解毒成分(又はそれぞれRB002及びRB004と称する薬物及び解毒薬のより効力の低い原型)の薬理活性は、インビトロで、また、臨床的に関連する動物モデルにおいて、実証された。
アプタマーRB006の初回量を解毒薬RB007で中和した後にアプタマーを再投与できるかどうかをブタ全身的抗凝固モデルにおいて評価した。これらの試験では、薬物の第2の用量を解毒薬投与の30分後に投与した。解毒薬投与とアプタマー再投与の間の30分間は、第1のアプタマー用量の抗凝固活性の中和の実験的証明を明確にするために選択された。図6に示すように、アプタマーの第2の用量の最大抗凝固活性及び最大抗凝固活性までの時間は、最初のアプタマー用量と本質的に同じであり、第1のアプタマー用量の解毒薬中和後のアプタマー再投与が可能であることを示している。これらのデータは、マウスとサルの両方において観察されたRB007の薬物動態と一致する。これは、RB007が、極めて短い血しょう中半減期(すなわち、数分)を有し、この試験に用いたよりもかなり高い用量でも、認め得るほどの血しょう中濃度まで蓄積しないことを示している。解毒薬の半減期を考慮すると、アプタマーは、解毒薬投与後30分よりも短い時間間隔で有効に再投与できる可能性がある。
REG1は、冠動脈再建術[冠動脈バイパス移植(CABG)及び経皮的心臓介入(PCI)]において解毒薬可逆性抗凝固薬として、ヒトを含めた急性冠動脈症候群患者用の解毒薬可逆性抗凝固薬として、また、抗凝固療法又は抗血栓療法に解毒薬可逆性薬剤を使用することが有利である他の適応症用の抗凝固薬として、使用することができる。本明細書に記載の試験は、心肺バイパス(CPB)によるCABG手術を受けた動物におけるCPB回路の開存性を維持するのに必要なREG1の抗凝固薬成分RB006の用量範囲を規定しようとするものであり、このモデルにおいてRB006を中和するのに必要なREG1の解毒成分RB007の対応用量を規定しようとするものである。
カニクイザルから得られた血しょうにおけるRB006のインビトロ抗凝固活性は、APTTアッセイにおける凝固時間の濃度依存的延長によって示される。図7に示すように、RB006 APTT用量−反応曲線は、他の種と同様に、0から50μg/mLで最も感受性が高く、次いで横ばいになる。サルとヒトの用量−反応曲線は、反応範囲がヒトの方が大きいことを除いて、類似している。ヒト血しょうでは、約200μg/mLまでAPTTの濃度依存的延長があるのに対して、サル血しょうでは、濃度−反応曲線は、約50μg/mLで横ばいになる。ヒト血しょう曲線の横ばい状態は、<1%血しょうFIX活性を含むヒト血しょうにおいて観測されたAPTT値と同等のAPTT値で起こり、標的FIXaの飽和による可能性がある。血しょうFIXアッセイは、サル血しょうにおいて、RB006 APTT用量−反応曲線の解釈を助けるために実施された。表2に示すように、サル血しょうにおけるAPTTは、FIXレベルに敏感である。しかし、FIXレベルの低下に対する反応の規模は、比較的小さい。FIXレベルが75%低下するとAPTTが1.4倍増加し、FIXレベルが>95%低下するとAPTTが2倍になり、血しょうFIXレベルが99.9%低下するとAPTTが2.5倍増加する。
RB006及びRB006/RB007複合体の抗凝固特性と、これらの化合物の血しょう中濃度との関係をサルの安全性薬理試験REG1−TOX001において評価した。手短に述べると、12匹のサルを3つの処置グループに割り当てた。グループ1に抗FIXaアプタマーRB006を投与し、グループ2にRB006に対する解毒薬RB007を投与し、グループ3をREG1抗凝固系、すなわち、RB006、続いてRB007(3時間後)で処置した。試験物の2つの量によって用量を段階的に増大させた。第1の用量は試験4日目に、第2の用量は13日目に行われた。RB006に対する用量反応をよりよく理解するために、グループ1(RB006、アプタマー単独)に割り当てられた4匹のサルを13日目に2グループに細分した。2匹の動物に低用量(グループ1a、RB006 5mg/kg)を投与し、2匹の動物に高用量(グループ1b、RB006 30mg/kg)を投与した。
示した試験は、RB006がサルにおける強力な抗凝固薬であり、臨床用量を超える用量で薬物を単一ボーラスIV注射した後24時間以上FIX活性を本質的に完全に阻害できることを実証した。サルにおけるRB006の抗凝固活性のインビトロ試験をこの安全性薬理試験から得られるAPTT及び毒物動態データと比較すると、APTTの予想の及び実測の延長と血しょうRB006濃度との良好な一致が実証される。したがって、APTTアッセイは、RB006投与によって誘発される抗凝固を監視する有用なツールとして役立つ。インビトロでのヒトとサルのRB006−APTT用量−反応曲線の類似性は、このサル試験(REG1−TOX001)から得られるデータ、及びサルにおいて実施された大規模な一般毒性試験(REG1−TOX003)が、RB006投与に対するヒトの反応を予測する有用な指針として役立つことを示唆している。最後に、REG1−TOX001から得られるAPTT及び毒物動態データは、RB007がRB006の極めて有効な解毒薬であることを実証した。RB006で処置した動物におけるRB007のIVボーラス投与後15分以内に、平均APTT時間は、RB006処置前レベルに戻り、監視全期間(最高120時間)このベースラインレベルのままであった。RB007によるRB006抗凝固活性の観測された中和は、毒物動態データによって十分に支持され、RB006−RB007複合体の測定された熱力学的安定性と一致する。毒物動態試験は、遊離RB006レベルが、RB007投与後15分以内にアッセイのLLOQ以下に低下したことを示し、毒物動態分析期間(RB006投与後24時間)に遊離RB006レベルの認め得るほどの増加なしに、複合型RB006の濃度がかなり増加することと一致した。したがって、サル試験において得られたデータは、REG1抗凝固系が、アプタマーの単一IV注射に起因する安定で、永続的で、監視可能な抗凝固を達成し、続いて解毒薬のIVボーラス注射後にアプタマー活性を急速、完全かつ永続的に中和することに関して意図したとおりに作用することを実証した。REG1抗凝固系のこの性能は、動物に対する有害作用なしに、意図した臨床用量範囲(すなわち、毒性試験に適切な用量)の低から高倍数で得られた。
バイオ分析法を開発し、サル及びマウス由来の血しょう中の遊離アプタマー(RB006)、遊離解毒薬(RB007)及びアプタマー/解毒薬(RB006/RB007)複合体の濃度を定量化できることを確認した。これらの方法をサルにおける安全性薬理試験(試験番号REG1−TOX001)、マウスにおける14日間の試験(試験番号REG1−TOX002)、及びサルにおける単一/反復投与試験(試験番号REG1−TOX003)から収集された試料の分析に適用した。3つの試験のすべてにおいて、アプタマー単独、解毒薬単独、又はアプタマーと3時間後の解毒薬を投与した別々の動物グループが含まれた。試験のすべてにおいて各処置条件の複数回投与レベルを試験し、これらの試験のうち2つ(マウスにおける14日間の試験及びサルにおける単一/反復投与試験)は、試験物の反復投与も用いた。これらの試験で試験されたアプタマーの用量レベルは、サルにおいて0.25から45mg/kgの範囲であり、マウスにおいて2.5から22.5mg/kgの範囲であった。試験した解毒薬の用量は、アプタマーの用量の2倍であった(すなわち、サルにおいて最高90mg/kg及びマウスにおいて45mg/kg)。この比は、臨床試験用に意図される比に類似している。
・静脈内注射後のアプタマーの血しょう中濃度は、広い用量範囲にわたって用量に比例し、動物間の変化は比較的小さい。サル又はマウスにおいては、明白な性差はない。
・血しょうからのアプタマーの排除は、比較的遅かった(すなわち、推定半減期は、サルにおいて少なくとも12時間であり、マウスにおいて約8時間であった。)。この低クリアランスは、アプタマーのPEG化構造に基づくと予想され、他のPEG化オリゴヌクレオチドの薬物動態についての文献報告と一致する。アプタマーの最小クリアランスは、その高い第IX因子抑制効力と組み合わせて、薬力学的マーカーの測定、すなわち、活性化部分トロンボプラスチン時間及び活性凝固時間に基づいて、比較的安定な抗凝固を6時間にわたって与えた。このプロファイルは、REG1抗凝固系のアプタマー成分の望ましい性質である。
・(アプタマーによる前処置なしの)解毒薬単独の静脈内注射は、注射後最初のサンプリング時間(10−15分間)でも、極めて低い血しょう中レベルが得られた。これらの初期の時間に測定された解毒薬レベルは、解毒薬用量レベルが2倍であるにもかかわらず、アプタマーレベルよりも(すなわち、アプタマー単独を投与したグループにおけるアプタマーレベルに比べて)数桁低かった。まとめると、解毒薬のデータは、解毒薬が、単独投与時に、血しょう中で極めて短い半減期を有することを示している。比較的高用量レベル(30mg/kg)でサルに一日おきに7用量(14日間)を投与したときには、血しょう中に解毒薬は蓄積しなかった。
・アプタマーと3時間後に解毒薬(すなわち、完全なREG1抗凝固系)を投与したグループでは、遊離アプタマー濃度は、解毒薬投与後数分で(高感受性ハイブリダイゼーション型アッセイを用いた)定量限界以下又は定量限界をわずかに超える濃度まで急激に低下した。これは、解毒薬による循環アプタマーの完全な結合を示している。解毒薬単独処置と同様に、これらの条件下では、極めて低レベルの遊離解毒薬が存在した。解毒薬によるアプタマーの結合は、アプタマー活性の実質的に完全な中和(すなわち、凝固パラメータの正常化)に関連し、意図したREG1抗凝固系の性能と一致した。
・遊離アプタマーの除去と同時に、アプタマー/解毒薬複合体は、解毒薬によるアプタマーの完全な結合と一致したレベルで血しょう中に検出された。複合体は、遊離アプタマーよりも(すなわち、アプタマーのみで処置したグループにおけるアプタマークリアランス速度に比べて)わずかに速い速度で血しょうから除去されたが、複合体内の(アプタマー由来の)ポリエチレングリコール部分の存在から予想されるように、遊離解毒薬よりもはるかに遅い速度で除去された。血しょうからのアプタマー/解毒薬複合体の大規模な除去は、解毒薬投与後21時間以内に明らかになった。アプタマーと解毒薬(REG1凝固系)をサルに2週間毎日反復投与した場合、血中複合体又は遊離アプタマーは蓄積せず、アプタマー薬物動態は変化せず(すなわち、解毒薬投与前の期間中)、アプタマーによる累積的な抗凝固の証拠はなかった。
・マウスとサルの薬物動態の唯一の相違は、サルにおけるアプタマーの中程度に長い半減期であった(マウスにおける約8時間に比べて、少なくとも12時間)。
個々の患者又は患者集団に対して使用する抗凝固方法を選択する際に、臨床医は、種々の薬理的戦略の諸特性を比較検討する。抗凝固の主要な有害作用が出血(すなわち、過度の薬理)であることを念頭に置いて、急性期治療の適応症に対する理想的な抗凝固薬は、1)静脈内又は皮下に送達可能であり、2)即効性(immediately therapeutic)であり、3)頻繁な監視を必要としないように容易に投与され、最も重要なことには、4)即時かつ予想どおりに可逆的である。REG1抗凝固系は、有効で、安全で、急速に可逆的な抗凝固薬に対するこのいまだ対処されていない医学的要求にこたえて、開発された。
この試験は、REG1抗凝固系がヒトにおいて評価された最初であった。REG1抗凝固系の単一静脈内(IV)用量増大試験を健康なヒトボランティアにおいて実施した。この試験の対象を、3つのアームの1つにおいて、4つの異なる用量レベルの1つで、試験項目又はプラセボに無作為に割り当てた。各用量レベルの各アームにおいては、対象を治療とプラセボに7:1で無作為化し、対象にREG1又はプラセボを投与した。塩化ナトリウム注射0.9%USPをすべてのプラセボ注射に使用した。対象を無作為化して、REG1又はプラセボを各用量レベルで投与した。
アーム1:プラセボ薬物とそれに続く活性RB007解毒成分、又はプラセボ薬物とそれに続くプラセボ解毒薬
アーム2:活性RB006薬物とそれに続く活性RB007成分、又はプラセボ薬物とそれに続くプラセボ解毒薬
アーム3:活性RB006薬物とそれに続くプラセボ解毒薬、又はプラセボ薬物とそれに続くプラセボ解毒薬。
図13は、RB006を投与した全対象に対する、0−3時間のベースラインにわたるAPTTの相対増加のより詳細な分析結果である。サルの試験データと一致して、APTTレベルは、最大に達し、数時間横ばい状態になる。処置後の最初の3時間に測定したベースラインと比較して相対APTTの曲線下面積を評価することによって、データを分析した。図19は、RB006反応が%FIX阻害にどのように関係するかを示す。このデータによれば、抗凝固薬を用いて>99%FIX活性を段階的に阻害することができる。
アスピリン及び/又はクロピドグレルを服用する、安定した冠動脈疾患を有する50名の患者について試験を実施した。RB006とRB007の4つの用量レベルにわたって、患者を3グループ(RB006単独、RB006とそれに続くRB007、又はプラセボ単独)の1つに無作為化した。
全般的に良好な健康状態の38名の患者に試験を実施した。3つの処置グループが確認された。グループ1:単一用量のアプタマー(RB006 0.75mg/kg)を1、3及び5日に投与し、続いて固定用量の解毒薬(RB007 1.5mg/kg)を1時間後に投与した対象。グループ2及び3:単一用量のアプタマーRB006(0.75mg/kg)を1、3及び5日に投与し、続いて異なる単一用量のRB007を1時間後に投与した対象。グループ2及び3の対象におけるRB007の用量滴定を下記表Aに示す。
Claims (30)
- a. ホストの肥満度指数(BMI)を測定すること、
b. 所望の薬力学的反応を確認すること、及び
c. アプタマーの1回分をホストに投与して、BMI当たりの用量と薬力学的反応との比較に基づいて、所望の薬力学的反応を得ること
を含む、アプタマーの投与方法。 - アプタマーに対する解毒薬の1回分をホストに投与することを更に含み、解毒薬の1回分が、先に投与されたアプタマーの既知用量に基づき、解毒薬:アプタマー比が、アプタマー活性の所望の低下に基づく、請求項1に記載の方法。
- 所望の薬力学的反応が最大抗凝固レベルである、請求項1に記載の方法。
- アプタマーが4mg/BMI以上の用量で投与される、請求項3に記載の方法。
- 所望の薬力学的反応が最大約75%の抗凝固レベルである、請求項1に記載の方法。
- アプタマーが約3.0−4.0mg/BMIの用量で投与される、請求項5に記載の方法。
- 所望の薬力学的反応が最大約50%の抗凝固レベルである、請求項1に記載の方法。
- アプタマーが約2.0−3.0mg/BMIの用量で投与される、請求項7に記載の方法。
- 抗凝固薬の用量が0.1から10mg/BMIである、請求項1に記載の方法。
- 抗凝固薬の用量が約5mg/BMIである、請求項1に記載の方法。
- a. ホストのkg単位の体重を測定すること、
b. 所望の薬力学的反応を確認すること、
c. アプタマーの1回分をホストに投与して、1kg当たりの用量と薬力学的反応との比較に基づいて、所望の薬力学的反応を得ること、及び
d. アプタマーに対する解毒薬の1回分をホストに投与すること(解毒薬の1回分は、アプタマーとの比にのみ基づいて与えられる。)
を含む、アプタマーの投与方法。 - アプタマーに対する解毒薬の1回分をホストに投与することを更に含み、解毒薬の1回分が、先に投与されたアプタマーの既知用量に基づき、解毒薬:アプタマー比が、アプタマー活性の所望の低下に基づく、請求項11に記載の方法。
- 所望の薬力学的反応が最大抗凝固レベルである、請求項11に記載の方法。
- 抗凝固薬の用量が1.4mg/kg以上である、請求項13に記載の方法。
- 所望の薬力学的反応が最大約75%の抗凝固レベルである、請求項11に記載の方法。
- 抗凝固薬の用量が約1.0mg/kgである、請求項15に記載の方法。
- 所望の薬力学的反応が最大約50%の抗凝固レベルである、請求項11に記載の方法。
- 抗凝固薬の用量が約.6−.8mg/kgである、請求項17に記載の方法。
- 抗凝固薬の用量が0.1から2mg/kgである、請求項11に記載の方法。
- 抗凝固薬の用量が5から10mg/kgである、請求項11に記載の方法。
- 解毒薬がオリゴヌクレオチド解毒薬である、請求項1又は11に記載の方法。
- アプタマーが配列番号1を含む、請求項1又は11に記載の方法。
- 薬力学的反応が凝固アッセイにおいて測定される、請求項1又は11に記載の方法。
- アプタマーがIVボーラス送達において投与される、請求項1又は11に記載の方法。
- アプタマーが皮下注射によって投与される、請求項1又は11に記載の方法。
- アプタマーと解毒薬が1:1の比で投与される、請求項2又は12に記載の方法。
- アプタマーと解毒薬が少なくとも2:1の比で投与される、請求項2又は12に記載の方法。
- アプタマーと解毒薬が0.5:1以下の比で投与される、請求項2又は12に記載の方法。
- アプタマー活性が90%未満だけ逆転する、請求項2又は12に記載の方法。
- アプタマー活性が約50%だけ逆転する、請求項2又は12に記載の方法。
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