JP2009534263A - 密封された容器口と付属する初回開栓用カバーキャップを具える蓋体 - Google Patents

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Abstract

この蓋体(1)は、互いにテーパをなす二つの楔面によって前側楔端部に形成されたリップ部分を有し、該リップ部分が薄くなった箇所(14)を挟んで一体となって閉じられており、リップに連結されている楔形の中空の容器口(2)と、この楔形の容器口(2)の上に被せたキャップ(3)で構成される。キャップ(3)を被せた状態においては、キャップ(3)内側の形状によって、楔形の容器口(2)の前方部位はストレスがかかっていないときの通常位置に対して、上から見て時計回り方向に少なくとも約5度捻られた状態で保持されている。キャップ(3)をこの閉じた位置から、上から見て反時計回り方向に捻ると、容器口(2)のエッジ部分前方がキャップ(3)の内側に形成された押圧面によって、その直径に亘って相互に対向する部位にのみ力がかかり、キャップ(3)内側エッジ近傍の残りの部分は空間となった領域を向いている。
【選択図】 図27

Description

本発明は、密封された容器口と初回開栓用カバーキャップを具える蓋体に関する。ここでは、飲み口としてあるいはまた単純な注ぎ口としての密封された容器口の初回開栓が重要な意味を持つ。
このような蓋体は様々な形で公知である。欧州特許第1084062号は基本的なタイプの蓋体を示している。しかしながら、ここに開示されている手段は、実際は開栓するのに信頼できるものでないことは明らかである。すなわちこの容器口は全面に亘って軽く反った薄板のエッジを持つ中空状の楔形をしている。楔形の面が集まっている前方部分では閉じられたリップが形成されており、それぞれ外へ向かう楔形の面もしくはこの面の前端が、双方のリップ部分を形成している。この二つのリップ部分は、最初は薄くなった箇所を挟んで一体的に連結されている。容器口全体は弾性のある変形可能な材質でできれており、望ましくは、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)などの弾性材で作られている。この容器口は、例えばポリプロピレンなどの硬質材料でできたキャップによって閉鎖されている。キャップを容器口の上に被せてこれをスッポリと覆っている。取り外すには、上から見て反時計回り方向に回して、キャップをひねることによって楔形のリップの最も上側部分がねじれて、結果的にリップが開く。しかし、実際には、この開蓋は信頼性が無く満足の行くようなものではない。更に、このような容器口と付属するキャップからなる蓋体は、常に二つの別部品から作られる。すなわち、容器口は射出成形品であり、付属するキャップは別ものである。これは組み立てが複雑であり、相応にコストがかかる。
従って、本発明の課題は、密封された容器口とこれを開けるためのカバーキャップを具え、容器口のリップの初回開栓が信頼性をもって行われるる蓋体を提供することである。更に、本発明の課題の一つは、容器口のリップの信頼に足る初回開栓のために、一部射出成型品としての改良型を製造することである。
この課題は、密封された容器口とこれを開けるためのキャップを具える蓋体であって、互いにテーパをなす二つの楔面によって前側楔端部に形成されたリップ部分を具え、このリップ部分が薄くなった箇所(14)を挟んで一体に連結されて閉じている楔形の中空の容器口(2)と、この楔形の容器口(2)の上に被せたキャップ(3)で構成されており、キャップ(3)を被せた状態においては、キャップの内側形状によって、楔形の容器口(2)の前側領域がテンションが掛っていないときの通常位置に対して容器口(2)の前側楔端部領域が上から見たときに時計回り方向に少なくとも5度ねじれた状態で保持され、カバーキャップ(3)をこの閉じた位置から回転させると、容器口(2)の前側楔端部領域が、キャップ(3)の内側に突出形成された押圧面によって、上から見て反時計回り方向にねじられ、直径を挟んで相互に対向する部位のみで作用するが、エッジ近傍の残りの部分はキャップ(3)内側の空間に向いていることを特徴とする蓋体によって達成される。
図1は、密封された容器口とその上に装着されたキャップ3を具える蓋体1全体を側面から見た状態で示す。ここではキャップ3を側面から捉えており、二つのグリップ耳46の一方が看者側を向いている。このグリップ耳46によって抵抗に打ち勝ってキャップ3を容易に回すことができる。下側には台座42が見えており、その上にキャップ3が載って、その中に容器口が立っている。キャップ1の外側に付された矢印によってキャップ1を開ける方向を示しており、これは上から見ると反時計回り方向である。キャップ1の下縁には切欠き44が見られ、これは容器口に設けられた突起23を受けている。キャップ1の反対側にこのようなストッパ突起が見られる。この切欠きの上側は湾曲した縁45によって仕切られている。更に、キャップ下縁にはスライド溝43の外面が見える。キャップ1を被せる際には、ストッパ突起23がキャップ1の内側でスライド溝43を通って先ず上側にスライドして、取り外す際には隣接するスライド溝47を通ってキャップが抜ける。
図2は、左に容器口2を、右に付属するキャップ1を示している。容器口2の台座の上には嵌合エレメント21が見られ、これはキャップ3の嵌合エレメント20と係合する。更に、キャップ3の切欠き44には上側に湾曲した仕切線となる縁45が見える。キャップ内側から見える切欠き付近に、スライド溝43が見え、キャップを被せるときに容器口のストッパ突起23がここを通ってスライドする。キャップ3を容器口2に完全に被せると、ストッパー突起23はバネエレメント22の上側に係合する。キャップ3に見られるように、これは上方右向きに多少捩れている。これは必須であることが分かる。と云うのは、これによって柔軟な材質で射出成形された容器口2が、上から見て時計回り方向に引っ張られているのである。
この状態は、スタンドパウチの上に装着された蓋体を示している図3においてよりはっきり見ることができる。スタンドパウチの肩部は長手方向z−z軸4に延びているが、キャップの上エッジのy−y軸5はz−z軸4に対して約5度の角度で右に捻じれている。図4にはキャップをはずした状態のスタンドパウチ上の蓋体が描かれている。この容器口の二つのリップ部分は薄くなった箇所を挟んで閉じている。加えて、ここでは、容器口のリップのx−x軸8はz−z軸4と平行であるのに対して、キャップ3のy−y軸5は5度の角度でオフセットしていることがわかる。従って、キャップ3を被せる際に容器口の上の方の部分がリップと共にy−y軸方向に力を受け、それによってリップが引っ張られている。更に、キャップの内側は次のように形成され、構成されている。すなわちキャップを閉じた位置から回転させて、上から見て反時計回り方向にねじると、容器口のエッジ部分前方のみがキャップの内側に有る押圧面によって直径上相互に向き合った位置で作用し、エッジ近傍の残りの部分はキャップ内部の空間に対向するようになる。この手段はリップを確実に開くうえで極めて重要であることが証明されている。これら特徴が備わっている場合にのみ、薄くなった箇所が破断してリップが開く。開栓は以下のようにして行う。先ず二つの部分を具えるリップの双方の端部で、容器口のジオメトリとキャップの内部形状に基づいて薄くなった箇所を開き、そこでリップが弓状になる。図5では、キャップ3を被せた容器口2を前から見た状態を示しており、図6は、キャップ3をかぶせた状態の側面を示しており、キャップ3の外郭線が大まかに示されている。ここでもキャップ3の上縁の捻じれが明らかである。
図7は、容器口でのリップの開栓を3つの観点から示している。先ず、キャップを反時計回り方向に捻ると、図7aに示すように、容器口は両側の領域6において側方に押し付けられて、回転する。この押圧面6は外向きに広がりながらリップ端部に向かって延びるように形成されている。矢印で示すようにキャップを更に回転させることによって、図7bに示すように、薄くなった箇所が先ずその両方の端部で破断する。そしてそれぞれの押圧面6に対向しているリップ部分が、外側に向かって曲がった弓状部分10を形成する。キャップ3内部では、対応してオフセットした面7によって内側面に必要な空間が形成される。これは大変に重要である。キャップ3が更に回転する間に、薄くなった箇所がさらに破断して、リップが完全に開く。これは、すなわち図7cに示すように、薄くなった箇所の両側終端部9まで開くことを意味する。
図8では、被せたキャップの作用面と、蓋体を開ける動作でのキャップを捻るときの作用面を示す、キャップの内側形状の模式図である。キャップの内側は、上から見て反時計回り方向の回転すると、それぞれ、前側領域において、周辺容器口に対する押圧面6が形成される。この押圧面6はその前半分(前側=V)で、キャップ先端内側の長穴状端部の中央線(M)に向けて延びているのに対して、押圧面6の後側領域(後側=H)では平面7に繋がっており、内側の容器口に対して空間を作るように形成されている。
図9は容器口の断面を示しており、これは弾性のある柔軟な材質で作られているので、容器の開口部に嵌合可能である。嵌合用の肩部17を具えており、この肩部17に続く下側に突出した縁の内側に玉縁18を設けて、これによって容器口を容器開口部に嵌めることができる。実際の容器口16の下端には密閉リングが形成されている。特別な構成として、この容器口16の薄くなった箇所14が、楔エッジ内に後退しており、その結果、この薄くなった箇所14の上にスロット13を形成してもよい。この薄くなった箇所14は、図10に示すように、キャップ内側に形成された開栓刃12によって切開かれるようになっている。図11は、容器口の先端を薄くなった箇所14を開栓刃12を具える付属のキャップと共に示す長手方向断面図である。
図12は、容器口の先端および開栓刃の上から見た状態を示しており、開栓動作をキャップの回転動作に応じてa、b、cの3つの段階で示す。図に示すように、薄くなった箇所14上側のスロット13で開栓刃が回り、これによって破断する。元々薄くなっている箇所で位置15に力が作用し、双方のリップ部分が相互に押し開けられるが、剪断力も作用してリップ部分を長手方向において互いに対して変位させる。薄くなった箇所の上のリップ間に食い込む開栓刃12の長さは、リップの薄くなった箇所14の長さの三分の1から三分の2であり、開栓刃として機能する有効長として見たとき、薄くなった箇所の全長における中央に位置するように配置される。
図13は、キャップ付容器口の長手方向断面図であり、隣に、初回開栓保障のためのエレメントが拡大して示されている。これらはキャップの下側に小さなブリッジ材24を介して一体的に形成された嵌合エレメント20である。これに嵌合する対向片21が容器口の肩部に形成されている。まずキャップを容器口に被せて押圧すると、この二つの嵌合エレメント20、21が相互に嵌合する。それ以降は、ブリッジ材24を破断させるほどに強い力でキャップを捻ることでのみキャップを取り外すことができる。図14は、図13のキャップ付容器口の断面図を示す。台座はスタンドパウチに溶着するのに適した形をしている。
図15は、図13に示すキャップ付きの容器口を上から見た状態を示す。ここでも、張力がかかっていない形状の内側容器口のリップに対する、キャップの上側端のひねりが見られる。図16は、図13に示す容器口を示す斜視図であり、図17は、付属するキャップを示す。図17では、キャップを容器口に被せた時に切欠き44の内側に突出して、ストッパ突起23の受け側となるバネエレメント22が見られる。ストッパ突起23はスライド溝43を通ってスライドし、キャップが外れる時には、隣接するスライド溝47を通る。
一変形例では、この蓋体は一体成形品として射出成形が可能である。このことが図19に第一の解決法として示されている。ここでは、容器口とキャップが、同一の弾性のある柔軟な素材で一緒に射出成形しており、U字型断面を持ち端部にグリップ片29を具える蝶番バンド28で連結されている。ここに示す実施例では、内周に内ネジ25を具えるキャップ26に容器口が一体的に形成されており、容器口の外側には、キャップ内面のネジ状リブ31と噛合したネジ付リブが見られ、これはキャップを緩めると幾らか持ち上がる。図18に示す状態は射出成形時のものである。射出成形後にキャップを容器口に向かって曲げてその上に被せる。容器口のリップが閉じられている状態で開栓するには、先ず蝶番バンドを取除いて、その後にキャップを容器口に対して捻り、これがリップの薄くなった箇所を開けるように作用する。
図18に示す蓋体を上から見た状態を示す。ここではキャップの上縁が延在する方向が、容器口のリップが延在する方向に対して鋭角を成している。蝶番バンドは薄くなった箇所32、33を介してキャップと容器口を連結しており、グリップ片29を掴むことによってこの部分から取り去ることが可能である。図20は、図18の蓋体を閉じた状態を背面から見た図であり、蝶番バンド28の薄くなった箇所32、33の両側とグリップ片29を見ることができる。図21は、キャップを開いた状態にある蓋体を斜視図で示す。
図22は、蓋体の別のバリエーションを示す図であり、ここではキャップが分離可能な蝶番バンドを介して蓋体と一体に連結されている。ここで蝶番バンドは破断可能な中間部分38を具える。この部分は、両面が薄くなった箇所を介してのみ、あるいは多数の細かいブリッジ材を介して、蝶番外側部分と連結されている。これは図23で最も良く見ることができ、ここでは蓋体を上から見た状態で示している。蝶番バンドは、曲線34、35に沿って蓋体とキャップに連結している。中間部分38は細かいブリッジ材36のみを介して保持されており、従ってグリップ片の部分を持って蝶番バンドから引き千切ることによって切り離すことができる。ここでも、キャップの上縁と容器口のリップの異なる延在方向が見て取れる。両部分にネジ状リブ37、40があり、前もって容器口に被せてあるネジ状リブ付きキャップを緩める際に機能する。
図24は、この蓋体を閉じた状態を背面から見た様子を示しており、図25はキャップを開けた状態の蓋体を斜視図で示している。更なるバリエーションにおいては、キャップと容器口台座を分離可能あるいは破断可能な蝶番バンドを介してポリプロピレンで単体として作り、一方で、容器口台座に低密度ポリエチレンLDPE製容器口を第二の射出成形コンポーネントに射出成形することによって、蓋体を一体成形することができる。
この蓋体は様々な容器用に設計することができる。幾つかの実施例を以下に示して説明する。図26は、容器の口や瓶の口の蓋として適用する場合の、キャップ用の安全装置の付いた蓋体をキャップと共に示している。容器口の台座は、内側のネジ切りあるいは内側の膨らみによって容器口にネジ込む、あるいは押込むキャップとして設計されており、図27は、キャップを持ち上げた状態のこの蓋体を示す図である。図28は、容器口や瓶口用の押込み蓋体として適用する場合の、キャップの安全装置が付いた蓋体をキャップを取り付けた状態で示す。この蓋体は、底部が中空であるか、ニップルが付いたパッキンとして設計された台座の上に座しており、容器開口部に押し込み可能である。図29はこの蓋体を、キャップを外した状態で示している。最後に図30に、これらが装着可能な様々な容器やパック類を示す。
図31a乃至31cは、初回開栓保障を提供する更なる保障手段とその作用を示す図である。キャップ3には閉鎖子48が一体的に形成されていて、切欠き44の中に突出している。それぞれの閉鎖子48は根元側で薄くなった箇所50を介して切欠き44の縁に連結されており、これに対向する端部は破断部位として作用するブリッジ材49を介して切欠き44の縁に連結されている。キャップ3を開蓋体方向に捻ると、注ぎ口のストッパ突起23が閉鎖子48の上で作用して、これによってブリッジ材が破断して閉鎖子48が下向きに倒れる。これによってキャップ3が更に回転して引き離される。この閉鎖子48は外から見えるため初回開栓保障を提供することになる。
本発明による密封された容器口とこれを開けるためのキャップを具える蓋体の様々な実施例が図面に示されている。以下において、これらの実施例とその機能を解説する。
図1は、密封された容器口とその上に装着したキャップを側面から見た図である。 図2は、容器口およびキャップを並べて別々に示す図である。 図3は、スタンドパウチに装着して、密封した蓋体を示す図である。 図4は、スタンドパウチに装着した蓋体のキャップをはずした状態を示す図である。 図5は、キャップを被せた容器口を前から見た断面を示す図である。 図6は、キャップを被せた容器口を側面から見た断面を、キャップの輪郭と共に示す図である。 図7は、容器口を上から見た図であり、キャップの回る動きをa、b、cの3つのフェーズで示す。 図8は、キャップの内部構造の模式図であり、被せたキャップの作用面と開栓行程でキャップが捻じれる際の作用面を示す。 図9は、容器口の断面であり、エッジ上の薄くなった箇所が元に戻っている状を示す。 図10は、図9に示す容器口の先端部の断面を付属する開栓刃付きのキャップと共に示す図である。 図11は、図9に示す容器口の先端部の長手方向断面を付属する開栓刃付きのキャップと共に示す図である。 図12は、容器口の先端部と開栓刃を上から見た図であり、キャップが回る動きをa、b、cの3つのフェーズで示す。 図13は、容器口とキャップを長手方向の断面で示す図であり、初回開栓保障のための部材を拡大して示す。 図14は、第13図による容器口とキャップを断面で示す図である。 図15は、第13図に示す容器口とキャップを上から見た図である。 図16は、図13に示す容器口の斜視図である。 図17は、図13に示す容器口へのキャップの斜視図である。 図18は、破断可能な蝶番に介して容器口に一体的に連結したキャップを具える蓋体の断面を示す図である。 図19は、図18に示す蓋体を上から見た図である。 図20は、図18に示す蓋体を閉じた状態で後ろから見た図である。 図21は、図18に示す蓋体のキャップを開けた状態で示す斜視図である。 図22は、分離可能な蝶番バンドによって容器口に一体的に連結したキャップを具える蓋体の断面を示す図である。 図23は、図22に示す蓋体を上から見た図である。 図24は、図22に示す蓋体を閉じた状態で後ろから見た図である。 図25は、図22に示す蓋体を、キャップを開けた状態で示す斜視図である。 図26は、キャップを容器もしくは瓶の口の蓋として適用する場合のキャップ用の安全装置が付いた蓋体を示す図である。 図27は、図26に示す蓋体のキャップを外した状態を示す図である。 図28は、キャップを容器もしくは瓶の口の押込栓として適用する場合のキャップ用の安全装置が付いた蓋体を示す図である。 図29は、図28に示す蓋体のキャップを外した状態を示す図である。 図30は、本発明の蓋体を好適に用いることができる各種の容器あるいは樽を示す図である。 図31は、初回開栓保障としての第二の保障手段を示す図である。

Claims (11)

  1. 互いにテーパをなす二つの楔面によって前側楔端部に形成されたリップ部分であって、薄くなった箇所(14)を介して一体となって連結されて閉鎖したリップを形成しているリップ部分を有する楔形の中空の容器口(2)とこの楔形の容器口(2)の上に被せるキャップ(3)で構成した、密封される容器口(2)とそれを開けるキャップ(3)を具える蓋体(1)において、キャップ(3)を被せた状態で、キャップ(3)内側形状によって、前記楔形の容器口(2)の前方部分が、ストレスが掛かっていない通常位置に対して、上から見て時計回り方向に少なくとも5度ねじられた状態で保持されており、キャップ(3)をこの閉じた位置から回転させたときに、キャップ(3)の内側に形成された押圧面(6)によって前記容器口(2)のエッジ部分前方が、上から見たときに反時計回り方向に、直径を挟んで相互に対向する部位でのみ作用して、このエッジ部分近傍の残りの部分(7)は、キャップ(3)内の自由空間に向いていることを特徴とする蓋体。
  2. 互いにテーパをなす二つの楔面によって前側楔端部に形成されたリップ部分であって、薄くなった箇所(14)を挟んで一体となって連結されて閉鎖したリップを形成しているリップ部分を有する楔形の中空の容器口(2)と、この楔形の容器口(2)の上に被せるキャップ(3)で構成した、密封される容器口(2)とそれを開けるキャップを具える蓋体において、互いにテーパをなすように形成された二つのエッジで構成されたリップ部分が一体的に連結されて、前方楔形エッジに対してへこんでいる薄くなった箇所(14)を介して閉じているリップを形成しており、この楔形の容器口(2)に被せるキャップ(3)がその内側に開栓刃(12)を具え、この刃が二つのリップ部分間の薄くなった箇所(14)に至るまで食い込むことで、閉じた位置から上から見て反時計方向にキャップ(3)を回転させた時に、前記開栓刃(12)がねじれることによってリップ部分を押して薄くなった箇所(14)で破断し、リップを開けることを特徴とする蓋体。
  3. 請求項1に記載の密封された容器口とそれを開けるためのキャップを具える蓋体において、キャップ(3)の内側が、上から見て反時計回り方向に回転させたときに、それぞれ前側ようきにおいて、周辺容器口に対して押圧面(6)を形成し、この押圧面(6)はその前半部(前方=V)が、キャップ先端内側の長穴状端部の中間線(M)に延在しているのに対して、押圧面(6)の後側(後=H)は、面(7)につながっており、内側容器口(2)に対して空間を残すように形成されていることを特徴とする蓋体。
  4. 請求項2に記載の密封された容器口とそれを開けるためのキャップを具える蓋体において、薄くなった箇所(14)の上方でリップ間に係合する開栓刃(12)の長さは、リップの薄くなった箇所(14)の長さの3分の1から3分の2の間であり、当該開栓刃(12)は前記薄くなった箇所の長さに対して中央部に位置するように配置されていることを特徴とする蓋体。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の密封された容器口とそれを開けるためのキャップを具える蓋体において、容器口(2)とキャップ(3)がは、フィルム蝶番(28)を介して相互に連結されて一体に製造され、当該フィルム蝶番(28)は薄くなった箇所(32、33)を挟んで容器口(2)とキャップ(3)に全体的に連結されるか、あるいは幾つかのブリッジ材を介して容器口(2)とキャップ(3)に連結されており、当該蝶番が全体として切り離されるか、あるいは、その蝶番軸方向に延在する連続領域 (38)であって、薄くなった箇所もしくは予め決められた切離し部として機能する幾つかの特定のブリッジ材(36)を介して蝶番から切り離すことが可能である、連続領域を具えることを特徴とする蓋体。
  6. 請求項5に記載の密封された容器口とそれを開けるためのキャップを具える蓋体において、前記フィルム蝶番(28)もしくはその切り離し可能な領域(38)に、前記蝶番の少なくとも一方の側にグリップ片(29)を設けたことを特徴とする蓋体。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の密封された容器口とそれを開けるためのキャップを具える蓋体において、低密度ポリエチレンLDPEでできた容器口(2)が二次射出コンポーネントとなって容器口台座に射出成形されるのに対して、蓋体は実際の容器口(2)を除いてポリプロピレンで一体的に製造されていることを特徴とする蓋体。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の密封された容器口とそれを開けるためのキャップを具える蓋体において、一方は容器口台座の上、他方はキャップ(3)の下縁に、初回開栓保障として相互に係合する嵌合エレメント(20、21)が射出成形されており、キャップ(3)を容器口(2)に初めて被せる際に嵌合し、一方の嵌合エレメント(20)が、所定の切離し部分として設計されたブリッジ材(24)を介してのみ、前記容器口台座又は前記キャップ(3)の下縁へ連結されていることを特徴とする蓋体。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の密封された容器口とそれを開けるためのキャップを具える蓋体において、容器口台座近傍の容器口(2)の両側にはそれぞれ一のストッパ突起(23)が容器口に一体的に形成されており、キャップ(3)の下縁近傍の両側にそれぞれ一の切欠き(44)が設けられており、当該切欠きには前記下縁から上に向かって内側へ上がるスライド溝(43、47)が延在しており、キャップ(3)を容器口(2)に被せる際に前記ストッパ突起(23)がスライド溝(43)を摺動して切欠き(44)に嵌まり、更に、切欠き(44)の上方は湾曲形状の縁(45)で仕切られた拡大部となっており、キャップ(3)を反時計回り方向に回すと、当該拡大部はその湾曲した形状の縁(45)でストッパ突起(23)の上面に案内され、ストッパ突起(23)の上に押し上げられて、キャップ(3)が容器口(2)から上側へ持ち上げられることを特徴とする。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の密封された容器口とそれを開けるためのキャップを具える蓋体において、容器口(2)の側面の容器口台座近傍にネジ状リブ(30、37)が一体的に形成されて、キャップ(3)の内側のネジ状リブ(31、40)と共働して、上から見て反時計回り方向にキャップ(3)を回すと、キャップ(3)が持ち上がることを特徴とする蓋体。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の密封された容器口とそれを開けるためのキャップを具える蓋体において、初回開栓保障として、少なくとも一の閉鎖子(48)がキャップ(3)に一体的に形成されており、該閉鎖子は切欠き(44)の中へ突出しており、その根元において薄くなった箇所(50)を介して切欠き(44)の縁と連結されており、反対側端部は切離し部分として機能するブリッジ材(49)を介して切欠き(44)当該縁と連結しており、該閉鎖子がキャップ(3)を捻ることによってブリッジ材を破断して、外れることを特徴とする蓋体。
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