JP2009527892A - 光送信回路 - Google Patents

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Abstract

ピーキング電流発生部(2)は、デジタル信号(S)の変化時に同期し、立ち上がり時及び立ち下がり時に尖塔形状のピーキング電流を発生させる。発光素子駆動部(5)は、デジタル信号(S)の振幅に応じた信号振幅電流とピーキング電流とを合成した駆動電流を生成する。そして、発光素子駆動部(5)は、駆動電流を用いて発光素子(1)を駆動する。信号解析部(9)は、デジタル信号(S)を解析し、デジタル信号(S)のパルス幅に基づいた制御信号を設定する。クリッピング発生部(8)は、信号解析部(9)が設定した制御信号に応じて、駆動電流のピーキング電流をクリッピングさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信分野に用いられる、高速に発光素子を駆動する回路を含んだ光送信回路に関する。
応答速度の比較的遅い発光素子(LED等)を高速に動作させる駆動回路としては、ピーキング技術を利用するものが一般に知られている。例えば、特許第2844682号公報を参照。このピーキング技術は、発光素子に瞬時電流(以下、ピーキング電流と記す)を与えて、発光素子を強制的に高速応答させる技術である。図21に、ピーキング技術を用いた一般的な従来の発光素子駆動回路の構成例を示す。また、図22に、図21に示す従来の発光素子駆動回路の動作を説明するための波形図を示す。
図21に示す従来の発光素子駆動回路は、発光素子101と、ピーキング電流発生部102と、発光素子駆動部103とで構成されている。発光素子駆動部103には、デジタル信号S(図22の波形(a))が入力される。ピーキング電流発生部102は、このデジタル信号Sの立ち上がり及び立ち下がり時に尖塔形状のピーキング電流P(図22の波形(b))を発生する。発光素子駆動部103は、デジタル信号Sとピーキング電流Pとを入力し、デジタル信号Sの振幅に応じた振幅電流とピーキング電流Pとを合波した波形の駆動電流D(図22の波形(c))を出力する。発光素子101は、この駆動電流Dを入力して、デジタル信号Sにほぼ一致した波形の光信号(図22の波形(d))を出力する。このようにして、発光素子101の高速応答を実現させている。
しかしながら、上述した従来の発光素子駆動回路で実現できる高速応答は、せいぜい数Mbps程度である。しかし、数百Mbps以上の高速応答を実現するためには非常に大きなピーキング電流Pが必要であるため、長期駆動等の場合に発光素子101の信頼性が低下するという課題を有していた。
それ故に、本発明の目的は、発光素子の信頼性を低下させることなく、簡単な構成で、発光素子を高速動作させることができる光送信回路を提供することである。
本発明は、入力するデジタル信号に従って発光素子を駆動する光送信回路に向けられている。そして、上記目的を達成するために、本発明の光送信回路は、ピーキング電流発生部、発光素子駆動部、信号解析部、及びクリッピング発生部を備えている。ピーキング電流発生部は、デジタル信号の立ち上がり及び立ち下がりに同期したピーキング電流を発生させる。発光素子駆動部は、発光素子とピーキング電流発生部との間に設けられ、デジタル信号の振幅に応じた信号振幅電流とピーキング電流とを合成した駆動電流を生成し、その駆動電流を用いて発光素子を駆動する。信号解析部は、デジタル信号を解析し、デジタル信号のパルス幅及び振幅量の少なくとも1つに基づいた制御信号を設定する。クリッピング発生部は、信号解析部が設定した制御信号に応じて、駆動電流のピーキング電流をクリッピングさせる。
好ましくは、クリッピング発生部は、ピーキング電流量に対するクリッピング電流量の割合を所定値以下に設定する。また、クリッピング発生部は、発光素子駆動部が生成する駆動電流のバイアス電流を制御するか、発光素子に供給される電源電圧を制御するか、ピーキング電流発生部の発光素子駆動部が接続されていない端子側の電圧を制御することが望ましい。
典型的には、信号解析部は、デジタル信号のパルス幅を検出するパルス幅検出部と、検出されたパルス幅に応じた制御信号を設定するパルス幅制御部とで構成される。又は、信号解析部は、デジタル信号の振幅量を検出する振幅量検出部と、検出された振幅量に応じた制御信号を設定する振幅量制御部とで構成される。
あるいは、信号解析部は、これらパルス幅検出部、パルス幅制御部、振幅量検出部、及び振幅量制御部と、パルス幅制御部が出力する信号と振幅量制御部が出力する信号とを加算した信号を制御信号として設定する処理部とで構成されてもよい。この構成の場合には、通信相手の装置から送信される光信号を受信する受光素子と、受光素子で受信された信号を増幅する増幅部と、増幅部で増幅された信号の振幅量を検出する信号検出部と、信号検出部の検出結果に基づいて、パルス幅検出部に入力されるデジタル信号の振幅量を制御する振幅量制御部とをさらに含めてもよいし、振幅量制御部に代えて、ピーキング電流発生部が、信号検出部の検出結果に基づいて発生させるピーキング電流の量を制御してもよい。
具体的には、ピーキング電流発生部は、直列接続された第1抵抗及び第2抵抗と、第1抵抗に並列接続された容量とで構成される。特に、信号検出部の検出結果に基づいて発生させるピーキング電流の量を制御させる場合には、ピーキング電流発生部は、直列接続された第1抵抗及び第2抵抗と、第1抵抗に並列接続された容量とで構成されるブロックを複数有し、信号検出部の検出結果に基づいて複数ブロックのいずれか1つを選択的に切り替える構成が好ましい。
さらに、光送信回路に発光素子を含んでもよいし、また、この発光素子はLEDであることが望ましい。
上記本発明によれば、ピーキング電流発生部で発生する立ち上がり時の瞬時的な電流が、デジタル信号のハイレベル電圧とクリッピング発生部で設定される電圧とに依存するクリッピング電流値でクリッピングされるように、電圧を制御する。これにより、長期駆動等による発光素子の信頼性を低下させることなく、発光素子を高速応答させることができる。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光送信回路の構成を示す図である。図1において、第1の実施形態に係る光送信回路は、発光素子1と、ピーキング電流発生部2と、発光素子駆動部5と、クリッピング発生部8と、信号解析部9とを備える。信号解析部9は、パルス幅検出部10及びパルス幅制御部11で構成される。発光素子1には、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)、スーパールミネッセントダイオード(SLD)、面発光レーザ(VCSEL)等が、適用可能である。なお、以下の各実施形態では、発光素子1を光送信回路に含めた構成を説明するが、この発光素子1だけが別構成であってもよい。
発光素子駆動部5は、トランジスタQ1と、抵抗R16と、容量C7及びC8とで構成される。このトランジスタQ1には、NPN型バイポーラトランジスタやNチャネル電界効果トランジスタ等が用いられる。トランジスタQ1のベースは、直列接続された抵抗R16及び容量C8を介して接地され、また容量C7を介してデジタル信号Sを入力する。トランジスタQ1のコレクタは、発光素子1のカソード端子に接続される。トランジスタQ1のエミッタは、ピーキング電流発生部2に接続される。抵抗R16と容量C8との接続点には、クリッピング発生部8から出力される直流電圧が印加される。
ピーキング電流発生部2は、抵抗R1及びR2と、容量C1とで構成される。抵抗R1と抵抗R2とは直列に接続され、マイナス電源―Vccと発光素子駆動部5のトランジスタQ1のエミッタとの間に挿入される。容量C1は、抵抗R1と並列接続される。このピーキング電流発生部2は、デジタル信号Sの変化時に同期し、立ち上がり時に正かつ立ち下がり時に負の尖塔形状のピーキング電流を発生させる。
パルス幅検出部10は、入力されるデジタル信号Sを発光素子駆動部5に出力すると共に、デジタル信号Sのパルス幅を検出し、その検出結果を検出パルス幅としてパルス幅制御部11に出力する。パルス幅制御部11は、例えば図2に示すように比較部11aで構成され、所定の基準パルス幅と検出パルス幅とを比較し、この比較結果に基づいた制御信号をクリッピング発生部8に出力する。パルス幅検出部10の一例としては、パルスの立ち下がり又は立ち上がりを検出する構成が挙げられるが、その他の構成を用いてもよい。また、パルス幅制御部11の一例として比較部11aを用いているが、様々な制御信号を格納したメモリ部を設けて、検出パルス幅に応じていずれか1つの制御信号をメモリ部から読み出す構成にしても実施可能である。
クリッピング発生部8は、抵抗R17〜R19と、可変抵抗R20と、トランジスタQ2とで構成される。このトランジスタQ2には、PNP型バイポーラトランジスタやPチャネル電界効果トランジスタ等が用いられる。可変抵抗R20、抵抗R19、及び抵抗R18は、直列に接続されて電源VCCとGNDとの間に挿入される。抵抗R18と抵抗R19との接続点は、トランジスタQ2のベースに接続される。トランジスタQ2のエミッタは、抵抗R17を介して電源VCCに接続され、かつ、エミッタに現れる直流電圧は、発光素子駆動部5の抵抗R16と容量C8との接続点に出力される。トランジスタQ2のコレクタは、接地される。
次に、上記構成による第1の実施形態に係る光送信回路の動作を、図3を用いて説明する。図3は、第1の実施形態に係る光送信回路の動作を説明するための波形図である。図4は、図3の波形(f)を部分的に拡大した図である。
デジタル信号S(図3の波形(a))は、パルス幅検出部10を介して容量C7に入力される。このデジタル信号Sは、ハイレベル電圧VHとローレベル電圧VLとを有するパルス電圧信号である。このデジタル信号Sは、クリッピング発生部8が発生したバイアス電圧に従って、平均電圧VbM、ハイレベル電圧VbH、及びローレベル電圧VbLを有するデジタル信号S’(図3の波形(b))に変換されて、トランジスタQ1のベースに入力される。よって、トランジスタQ1のエミッタに現れるハイレベル電圧VeH及びローレベル電圧VeL(図3の波形(c))は、次式(1)及び(2)で表すことができる。
VeH=VbH−VBE … (1)
VeL=VbL−VBE … (2)
但し、VBEは、トランジスタQ1のベース−エミッタ間電圧である。
トランジスタQ1のエミッタに生じる電流(図3の波形(d))は、ローレベル電圧VeLの定常状態ではIeL(=(VeL−(−Vcc))/(R1+R2))である。ローレベル電圧VeLからハイレベル電圧VeHへの立ち上がり時には、容量C1の充放電により瞬時的なピーキング電流Iepが流れ、その後ハイレベル電圧VeHの状態で一定となる。このとき、IeH(=VeH−(−Vcc))/(R1+R2))が流れる。また、ハイレベル電圧VeHからローレベル電圧VeLへの立ち下がり時には、同様に瞬時的なピーキング電流Ie(−p)が流れ、その後ローレベル電圧VeLの定常状態に戻る。このとき、各ピーキング電流Iep及びIe(−p)は、R1、R2、IeH、及びIeLを用いて次式(3)及び(4)で表すことができる。なお、B1は定数である。
Iep=B1×(R1/R2)×(IeH−IeL)+IeH ‥‥(3)
Ie(−p)=−B1×(R1/R2)×(IeH−IeL)+IeL ‥‥(4)
従って、図4に示すピーキング電流量a1は、次式(5)で表すことができる。
a1=Iep−IeH=IeL−Ie(−p)
=B1×(R1/R2)×(IeH−IeL) ‥‥(5)
ここで、トランジスタQ1では、エミッタ電流とほぼ同等の電流がコレクタ電流として流れ、発光素子1に供給されることになる。しかし、発光素子1は、図5に示す電流−電圧特性を有しており、電流量が増加すると(例えば、If1からIf2)、発光素子1の順電圧が増加する特性を有する(例えば、Vf1からVf2)。このため、図3の波形(d)に示す立ち上がり時の瞬時的な電流Iepが流れたとき、順電圧は非常に大きくなる。また、コレクタ電圧(図3の波形(e))は、電源電圧Vccと発光素子1の順電圧との差から求めることができる。これにより、立ち上がり時のコレクタ電圧は、ローレベル電圧VcLの定常状態より低下した、ピーキング電流Iepに対応する電圧Vcpとなるように動作する。
しかし、トランジスタQ1は、コレクタ電圧がエミッタ電圧より小さくならないため(コレクタ・エミッタ間飽和電圧VCE)、立ち上がり時のコレクタ電圧はエミッタ電圧VeHより小さくならずに、エミッタ電圧VeHとほぼ等しいVcclipで一定となる(Vcclip≒VeH)。
これにより、発光素子1の駆動電流IdH及びIdLは、それぞれIeH及びIeLとほぼ同等の電流が流れるが、立ち上がり時の瞬時的な電流Idpに関しては、Vcclip、発光素子1のアノード端子電圧(この例では)Vcc、及び発光素子1の抵抗成分Rdを用いて次式(6)で表される、クリッピング電流値Idclipでクリッピングされた電流が流れることになる(図3の波形(f))。
Idclip=(Vcc−Vcclip)/Rd ‥‥(6)
このとき、立ち上がり時のクリッピング電流量a2は、次式(7)のように表すことができる。なお、立ち下がり時のクリッピング電流量a2は、次式(8)のように表すことができる。
a2=Iep−Idclip ‥‥(7)
a2=−Vcc−Ie(−p) ‥‥(8)
よって、クリッピング発生部8からトランジスタQ1に供給されるベース電圧VbMを適切に設定すれば、所望のクリッピング量を容易に得ることができる。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る光送信回路によれば、デジタル信号Sの伝送速度に応じて、立ち上がり時の瞬時的な電流のクリッピング電流量を調整することにより、発光素子1の信頼性を低下させることなく、発光素子1を高速応答させることができる。
〔第2の実施形態〕
図6は、本発明の第2の実施形態に係る光送信回路の構成を示す図である。この第2の実施形態に係る光送信回路は、上記第1の実施形態と比べて、ピーキング電流発生部2が接続される電位がマイナス電源―Vccではなく0V電位(GND)であることだけが異なる。
以下、図7及び図8をさらに参照して、第2の実施形態に係る光送信回路の動作を説明する。図7は、第2の実施形態に係る光送信回路の動作を説明するための波形図である。図8は、図7の波形(e)を部分的に拡大した図である。
デジタル信号S(図7の波形(a))は、パルス幅検出部10を介して容量C7に入力される。このデジタル信号Sは、クリッピング発生部8が発生したバイアス電圧に従って、平均電圧VbM、ハイレベル電圧VbH、及びローレベル電圧VbLを有するデジタル信号S’(図7の波形(b))に変換されて、トランジスタQ1のベースに入力される。このとき、ピーキング電流発生部2の抵抗R2の端子間には、抵抗R1及びR2の分圧によって求められる定常状態の電圧Ve2H及びVe2Lと、デジタル信号S’の立ち上がり及び立ち下がり時に発生する瞬時的な電圧Ve2p及びVe2(−p)とからなる、電圧波形が得られる(図7の波形(d))。
トランジスタQ1のベースに供給するバイアス電流Ibを小さくすると、立ち下がり時のピーキング電流Ie(−p)は、0レベル以下となる。しかし、実際には、0V電位(GND)でクリッピングが生じ(図7の波形(d))、ピーキング電流は0レベルとなる(図7の波形(e))。従って、クリッピングが発生した場合の立ち下がり時のピーキング電流Ie(−p)は、クリッピングが発生しないときの立ち下がり時のピーキング電流相当が0レベル以下に流れていると考える。よって、このクリッピング電流量a2は、次式(9)のように表すことができる。
a2=0−Ie(−p) ‥‥(9)
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る光送信回路によれば、ピーキング電流発生部2が接続される電位をGNDにすることで、立ち上がり時及び立ち下がり時の両方の瞬時的な電流を容易にクリッピングさせることができる。
〔第3の実施形態〕
図9は、本発明の第3の実施形態に係る光送信回路の構成を示す図である。この第3の実施形態は、上記第1の実施形態と比べて、発光素子駆動部6の構成及びクリッピング発生部8の接続位置が異なる。以下、この異なる部分を中心に第3の実施形態を説明する。
発光素子駆動部6は、トランジスタQ1と、抵抗R8及びR9と、容量C7とで構成される。このトランジスタQ1には、NPN型バイポーラトランジスタやNチャネル電界効果トランジスタ等が用いられる。トランジスタQ1のベースは、直列接続された抵抗R8及びR9で分圧された電位が印加されると共に、容量C7を介してデジタル信号Sが入力される。トランジスタQ1のコレクタは、発光素子1のカソード端子に接続される。トランジスタQ1のエミッタは、ピーキング電流発生部2を介してマイナス電源−Vccに接続される。発光素子1のアノード端子には、クリッピング発生部8から出力される直流電圧が印加される。
ここで、発光素子1に流れる立ち上がり時の瞬時的な電流Ipをクリッピングさせるクリッピング電流値Idclipは、上記第1の実施形態で示したように、発光素子1のアノード端子電圧に依存する。このため、発光素子1のアノード端子の電圧を制御することで、クリッピング電流値Idclipを調整することができる。
以上のように、本発明の第3の実施形態に係る光送信回路によれば、クリッピング発生部8を発光素子1のアノード端子に接続することにより、別の構成で立ち上がり時の瞬時的な電流のクリッピング量を調整することができる。
なお、トランジスタQ1のエミッタは、ピーキング電流発生部2を介してGNDに接続される構成にしてもよい。
〔第4の実施形態〕
図10は、本発明の第4の実施形態に係る光送信回路の構成を示す図である。この第4の実施形態は、上記第3の実施形態と比べて、クリッピング発生部8の接続位置が異なる。以下、この異なる部分を中心に第4の実施形態を説明する。
発光素子駆動部6のトランジスタQ1のコレクタは、発光素子1のカソード端子に接続される。発光素子1のアノード端子には、電源Vccが印加される。トランジスタQ1のエミッタは、ピーキング電流発生部2を介して、クリッピング発生部8のトランジスタQ2のエミッタに接続される。
ここで、トランジスタQ1のエミッタに流れる立ち上がり時の瞬時的な電流Iepは、上記第1の実施形態で示したように、ピーキング電流発生部2の供給電圧であるマイナス電源−Vccに依存する。このため、ピーキング電流発生部2の供給電圧を制御することで、瞬時的な電流Iepが変化し、これによりクリッピング量が変化することになる。
以上のように、本発明の第4の実施形態に係る光送信回路によれば、クリッピング発生部8をピーキング電流発生部2を介してトランジスタQ1のエミッタに接続することにより、別の構成で立ち上がり時の瞬時的な電流のクリッピング量を調整することができる。また、この構成により、立ち下がり時の瞬時的な電流のクリッピング量も調整することができる。
〔第5の実施形態〕
図11は、本発明の第5の実施形態に係る光送信回路の構成を示す図である。図11において、第5の実施形態に係る光送信回路は、発光素子1と、ピーキング電流発生部2と、発光素子駆動部7と、クリッピング発生部8と、信号解析部9とを備える。信号解析部9は、パルス幅検出部10及びパルス幅制御部11で構成される。この第3の実施形態は、上記第1の実施形態と比べて、発光素子1とピーキング電流発生部2との配置、及び発光素子駆動部7の構成が異なる。以下、この異なる部分を中心に第5の実施形態を説明する。
発光素子駆動部7は、トランジスタQ1と、抵抗R16と、容量C7及びC8とで構成される。このトランジスタQ1には、PNP型バイポーラトランジスタやPチャネル電界効果トランジスタ等が用いられる。トランジスタQ1のベースは、直列接続された抵抗R16及び容量C8を介して接地され、また容量C7を介してデジタル信号Sを入力する。トランジスタQ1のコレクタは、発光素子1のアノード端子に接続される。トランジスタQ1のエミッタは、ピーキング電流発生部2に接続される。抵抗R16と容量C8との接続点には、クリッピング発生部8から出力される直流電圧が印加される。
ピーキング電流発生部2は、抵抗R1及びR2と、容量C1とで構成される。抵抗R1と抵抗R2とは直列に接続され、プラス電源Vccと発光素子駆動部7のトランジスタQ1のエミッタとの間に挿入される。容量C1は、抵抗R1と並列接続される。
次に、上記構成による第5の実施形態に係る光送信回路の動作を説明する。
デジタル信号Sは、パルス幅検出部10を介して容量C7に入力される。このデジタル信号Sは、クリッピング発生部8が発生したバイアス電圧に従って、平均電圧VbM、ハイレベル電圧VbH、及びローレベル電圧VbLを有するデジタル信号S’に変換されて、トランジスタQ1のベースに入力される。よって、トランジスタQ1のエミッタに現れるハイレベル電圧VeH及びローレベル電圧VeLは、次式(10)及び式(11)で表すことができる。
VeH=VbH+VBE … (10)
VeL=VbL+VBE … (11)
トランジスタQ1のエミッタに生じる電流は、ハイレベル電圧VeHの定常状態ではIeL(=(Vcc−VeH)/(R1+R2))である。ハイレベル電圧VeHからローレベル電圧VeLへの立ち下がり時には、容量C1の充放電により瞬時的な電流Iepが流れ、その後ローレベル電圧VeLの状態で一定となる。このとき、IeH(=(Vcc−VeL)/(R1+R2))が流れる。また、ローレベル電圧VeLからハイレベル電圧VeHへの立ち上がり時には、同様に瞬時的な電流Ie(−p)が流れ、その後ハイレベル電圧VeHの定常状態に戻る。このとき、Iep及びIe(−p)は、上述した式(3)及び(4)で表すことができる。また、ピーキング電流量a1及びクリッピング電流量a2は、上述した式(5)及び(9)で表すことができる。
例えば、伝送速度を500Mbps及びパルス電流の振幅量(=IeH−IeL)を14.4mAppによって発光素子1を駆動する条件を設定した場合、クリッピングが発生しない条件(a2/a1=0)で必要なバイアス電流Ibは実験的には139.5mAであり、B1×(R1/R2)=9.15である。立ち上がり及び立ち下がり時のピーキング電流は、上記式(3)及び式(4)によりそれぞれIep=278.4mA及びIe(−p)=0mAである。このクリッピングが発生しない条件からバイアス電流Ibを徐々に低減させると、クリッピングが発生し、発光素子1の出力波形になまりが生じる。このとき、立ち下がり時間tfが1ns(伝送速度500Mbpsに相当)となるa2/a1を評価した結果、約0.8であった。このa2/a1=0.8の条件において、バイアス電流Ibは36.6mAであるため、消費電力に関しては、クリッピングが発生しない場合に比べ、約75%低減させることができる。なお、その他の値としては、Iep=175.5mA、Ieclip=0mA(Ie(−p)=−102.9mA)、a1=131.7mA、及びa2=102.9mAである。
また、図12に、パルス電流の振幅量(=IeH−IeL)及びバイアス電流Ibをパラメータとして、ピーキング電流量a1とクリッピング電流量a2との比であるa2/a1を変化させたときの立ち下がり時間tfの実験結果を示す。なお、立ち下がり時間tfが大きくなるに従い、応答速度は遅くなる関係にある。これにより、立ち下がり時間tfを1nsとした伝送速度500Mbpsの場合、a2/a1を次式(12)の条件にすることで、500Mbpsの高速応答を実現することができる。
Figure 2009527892
また、図12は、次式(13)の関係式で表される。時間tfは、a2/a1が小さい場合、ピーキング電流で決定されるパルスの立ち下がり時間(第1項)が支配的となり、a2/a1が大きい場合、発光素子駆動部7から出力されるクリッピング電流で決定される立ち下がり時間(第2項)が支配的となる。なお、式(13)のA1、A2、N1、及びN2は定数である。また、第1項の時定数τ1は、ピーキング電流発生部2の抵抗R1及びR2と容量C1とで設定したピーキング電流の過渡応答で決定され、第2項の時定数τ2は、発光素子駆動部7のトランジスタQ1及び発光素子1の過渡応答で決定される。これにより、伝送速度に応じたa2/a1を設定することができる。
Figure 2009527892
以上のように、本発明の第5の実施形態に係る光送信回路によれば、デジタル信号Sの伝送速度に応じて、ピーキング電流量に対するクリッピング電流量の割合が所定値以下となるクリッピング量を自動で調整し、伝送速度に対して必要最小限のクリッピング量にすることができる。これにより、消費電力を低減しつつ、発光素子1の高速応答を実現することができる。
〔第6の実施形態〕
図13は、本発明の第6の実施形態に係る光送信回路の構成を示す図である。図13において、第6の実施形態に係る光送信回路は、発光素子1と、ピーキング電流発生部2と、発光素子駆動部5と、クリッピング発生部8と、信号解析部9とを備える。信号解析部9は、振幅量検出部12及び振幅量制御部13で構成される。この第6の実施形態は、振幅量検出部12及び振幅量制御部13が、上記第1の実施形態の構成と異なる。以下、この異なる構成を中心に、第6の実施形態に係る光送信回路を説明する。
振幅量検出部12は、入力されるデジタル信号Sを発光素子駆動部5に出力すると共に、デジタル信号Sの振幅量を検出し、その検出結果を検出振幅量として振幅量制御部13に出力する。振幅量制御部13は、例えば図14に示すように比較部13aで構成され、所定の基準振幅量と検出振幅量とを比較し、この比較結果に基づいた制御信号をクリッピング発生部8に出力する。なお、比較部13aに代えて、様々な制御信号を格納したメモリ部を設けて、検出振幅量に応じていずれか1つの制御信号をメモリ部から読み出す構成にしても実施可能である。クリッピング発生部8は、振幅量制御部13から出力される制御信号に従って図1に示す可変抵抗R20の抵抗値を変化させることで、ピーキング電流量に対するクリッピング電流量の割合が所定値以下となるクリッピング量を調整する。
例えば、検出振幅量が基準振幅量よりも大きい場合には、ピーキング電流発生部2で発生するピーキング電流が大きくなるため、クリッピング発生部8のバイアス電流Ibを大きくし、検出振幅量が基準振幅量よりも小さい場合には、クリッピング発生部8のバイアス電流Ibを小さくするように制御する。これにより、デジタル信号Sの振幅量に応じた値にクリッピング電流量a2が調整された駆動電流を、発光素子1に供給することができる。
以上のように、本発明の第6の実施形態に係る光送信回路によれば、デジタル信号Sの振幅量に応じて、ピーキング電流量に対するクリッピング電流量の割合が所定値以下となるクリッピング量を自動で調整し、振幅量に対して必要最小限のクリッピング量にすることができる。これにより、消費電力を低減しつつ、発光素子1の高速応答を実現することができる。
〔第7の実施形態〕
図15は、本発明の第7の実施形態に係る光送信回路の構成を示す図である。図15において、第7の実施形態に係る光送信回路は、発光素子1と、ピーキング電流発生部2と、発光素子駆動部5と、クリッピング発生部8と、信号解析部9とを備える。信号解析部9は、パルス幅検出部10、パルス幅制御部11、振幅量検出部12、振幅量制御部13、及び処理部14で構成される。この第7の実施形態は、上記第1の実施形態と第6の実施形態とを組み合わせた構成であり、処理部14の構成が異なる。以下、この異なる構成を中心に、第7の実施形態に係る光送信回路を説明する。
この処理部14は、パルス幅制御部11が出力する制御信号と、振幅量制御部13が出力する制御信号とを加算し、この加算した結果を最終的な制御信号としてクリッピング発生部8に出力する。これにより、デジタル信号Sの伝送速度及び振幅量の両方に応じた制御信号を出力することができる。
以上のように、本発明の第7の実施形態に係る光送信回路によれば、デジタル信号Sの伝送速度及び振幅量の両方に応じて、ピーキング電流量に対するクリッピング電流量の割合が所定値以下となるクリッピング量を自動で調整し、伝送速度及び振幅量に対して必要最小限のクリッピング量にすることができる。これにより、消費電力を低減しつつ、発光素子5の高速応答を実現することができる。
なお、デジタル信号Sの伝送速度を検出する処理とデジタル信号Sの振幅量を検出する処理とは、順序が前後しても構わない。また、処理部14では、パルス制御部11の制御信号と振幅量制御部13の制御信号とを加算した結果を最終的な制御信号として出力する方法例を説明したが、様々な最終的な制御信号を格納したメモリ部を設けて、各々の制御信号に応じていずれか1つの最終的な制御信号をメモリ部から読み出す構成にしても実施可能である。
〔第8の実施形態〕
図16は、本発明の第8の実施形態に係る光送信回路の構成を示す図である。図16において、第8の実施形態に係る光送信回路は、発光素子1と、ピーキング電流発生部2と、発光素子駆動部5と、クリッピング発生部8と、信号解析部9とを備える。信号解析部9は、パルス幅検出部10、パルス幅制御部11、振幅量検出部12、振幅量制御部13、処理部14、受光素子15、増幅部16、信号検出部17、及び入力信号制御部18で構成される。この第8の実施形態は、受光素子15、増幅部16、信号検出部17、及び入力信号制御部18が、上記第7の実施形態の構成と異なる。以下、この異なる構成を中心に、第8の実施形態に係る光送信回路を説明する。
受光素子15は、通信相手の装置(図示せず)から放射される光信号を受光し、この光信号に応じた電気信号を増幅部16に出力する。なお、受光素子15の代わりにアンテナを備えて、通信相手の装置から無線信号を受信する構成にしても構わない。増幅部16は、受光素子15から出力される電気信号を所定の利得で増幅する。信号検出部17は、増幅部16で増幅された電気信号の振幅量を検出し、その検出結果を検出信号として入力信号制御部18に出力する。
入力信号制御部18は、例えば図17に示すように比較部18aと可変利得アンプ18bとで構成される。比較部18aは、所定の基準信号と検出信号とを比較し、この比較結果に基づいた制御信号を利得制御信号として可変利得アンプ18bへ出力する。可変利得アンプ18bは、利得制御信号に従ってデジタル信号Sの振幅量を制御する。なお、デジタル信号Sの振幅量を制御することができれば、可変利得アンプ18b以外を用いてもよい。振幅量が制御されたデジタル信号Sは、パルス幅検出部10に入力される。
例えば、伝送距離が長く、かつ受光素子15で受光された光信号が小さい場合、信号検出部17では、入力信号制御部18内の基準となる振幅量よりも小さい振幅量を検出するため、入力信号制御部18においてデジタル信号Sの振幅量を大きくする制御を行う。この結果に基づいて、クリッピング発生部8のバイアス電流Ibを大きくするように制御する。一方、伝送距離が短く、かつ受光素子15で受光された光信号が大きい場合には、反対の制御が行われる。
以上のように、本発明の第8の実施形態に係る光送信回路によれば、通信相手の装置との間の伝送距離に基づいたデジタル信号Sの伝送速度及び振幅量の両方に応じて、ピーキング電流量に対するクリッピング電流量の割合が所定値以下となるクリッピング量を自動で調整し、伝送速度及び振幅量に対して必要最小限のクリッピング量にすることができる。これにより、消費電力を低減しつつ、発光素子5の高速応答を実現することができる。
〔第9の実施形態〕
図18は、本発明の第9の実施形態に係る光送信回路の構成を示す図である。図18において、第9の実施形態に係る光送信回路は、発光素子1と、ピーキング電流発生部19と、発光素子駆動部5と、クリッピング発生部8と、信号解析部9とを備える。信号解析部9は、パルス幅検出部10、パルス幅制御部11、振幅量検出部12、振幅量制御部13、処理部14、受光素子15、増幅部16、及び信号検出部17で構成される。この第9の実施形態は、ピーキング電流発生部19が、上記第8の実施形態の構成と異なる。以下、この異なる構成を中心に、第9の実施形態に係る光送信回路を説明する。
信号検出部17は、増幅部16で増幅された電気信号の振幅量を検出し、その検出結果を検出信号としてピーキング電流発生部19に出力する。ピーキング電流発生部19は、例えば図19に示すように複数の異なる値の波形ピーキング部19aと選択部19bとで構成される。選択部19bは、検出信号に従って複数の異なる値の波形ピーキング部19aのいずれか1つを選択的に切り替える。
以上のように、本発明の第9の実施形態に係る光送信回路によれば、通信相手の装置との間の伝送距離に基づいたデジタル信号Sの伝送速度及び振幅量の両方に応じて、ピーキング電流量に対するクリッピング電流量の割合が所定値以下となるクリッピング量を自動で調整し、伝送速度及び振幅量に対して必要最小限のクリッピング量にすることができる。これにより、消費電力を低減しつつ、発光素子5の高速応答を実現することができる。
なお、上記第1〜第9の実施形態で示した抵抗、容量、及びトランジスタを用いた詳細な回路は一例であり、それぞれ同一の機能を発揮する回路であれば他の構成であっても構わない。例えば、クリッピング発生部8は、図20に示すように、可変抵抗R20に代えて値が異なる複数の抵抗と切り替えスイッチとを用いてもよい。また、入力するデジタル信号Sが固定的であるのならば、デジタル信号Sのパルス幅や振幅量を検出することなく、可変抵抗R20の抵抗値を固定してもよい。
また、上記第6〜第9の実施形態では、信号解析部9が取り得る様々な構成を、第1の実施形態に係る光送信回路に適用させた例を説明した。しかし、この信号解析部9が取り得る様々な構成は、上記第2〜第5の実施形態に係る光送信回路にもそれぞれ同様に適用させることが可能であり、同等の効果を奏することができる。
本発明の光送信回路は、光通信分野に用いられる発光素子の駆動回路等に利用可能であり、特に発光素子の信頼性を低下させることなく、発光素子を高速動作させたい場合等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る光送信回路の詳細な構成図 パルス幅制御部11の詳細な回路例 図1に示す光送信回路の動作を説明するための波形図 図1に示す光送信回路の動作を説明するための波形図 発光素子1の電流−電圧特性の一例を示す図 本発明の第2の実施形態に係る光送信回路の詳細な構成図 図6に示す光送信回路の動作を説明するための波形図 図6に示す光送信回路の動作を説明するための波形図 本発明の第3の実施形態に係る光送信回路の詳細な構成図 本発明の第4の実施形態に係る光送信回路の詳細な構成図 本発明の第5の実施形態に係る光送信回路の詳細な構成図 図11に示す光送信回路のクリッピング電流と立ち上がり時間との関係を示す図 本発明の第6の実施形態に係る光送信回路の詳細な構成図 振幅量制御部13の詳細な回路例 本発明の第7の実施形態に係る光送信回路の詳細な構成図 本発明の第8の実施形態に係る光送信回路の詳細な構成図 入力信号制御部18の詳細な回路例 本発明の第9の実施形態に係る光送信回路の詳細な構成図 ピーキング電流発生部19の詳細な回路例 クリッピング発生部8の他の詳細な回路例 従来の発光素子駆動回路の概略構成を示す機能ブロック図 図21に示す発光素子駆動回路の動作を説明するための波形図

Claims (14)

  1. 入力するデジタル信号(S)に従って発光素子(1)を駆動する光送信回路であって、
    前記デジタル信号(S)の立ち上がり及び立ち下がりに同期したピーキング電流を発生させるピーキング電流発生部(2 or 19)と、
    前記発光素子(1)と前記ピーキング電流発生部(2 or 19)との間に設けられ、前記デジタル信号(S)の振幅に応じた信号振幅電流と前記ピーキング電流とを合成した駆動電流を生成し、当該駆動電流を用いて前記発光素子(1)を駆動する発光素子駆動部(5 6 or 7)と、
    前記デジタル信号(S)を解析し、前記デジタル信号(S)のパルス幅及び振幅量の少なくとも1つに基づいた制御信号を設定する信号解析部(9)と、
    前記信号解析部(9)が設定した制御信号に応じて、前記駆動電流の前記ピーキング電流をクリッピングさせるクリッピング発生部(8)とを備える、光送信回路。
  2. 前記クリッピング発生部(8)は、前記ピーキング電流量に対するクリッピング電流量の割合を所定値以下に設定することを特徴とする、請求項1に記載の光送信回路。
  3. 前記クリッピング発生部(8)は、前記発光素子駆動部(5 6 or 7)が生成する前記駆動電流のバイアス電流を制御することを特徴とする、請求項1に記載の光送信回路。
  4. 前記クリッピング発生部(8)は、前記発光素子(1)に供給される電源電圧を制御することを特徴とする、請求項1に記載の光送信回路。
  5. 前記クリッピング発生部(8)は、前記ピーキング電流発生部(2 or 19)の前記発光素子駆動部(5 6 or 7)が接続されていない端子側の電圧を制御することを特徴とする、請求項1に記載の光送信回路。
  6. 前記信号解析部(9)は、
    前記デジタル信号(S)のパルス幅を検出するパルス幅検出部(10)と、
    前記検出されたパルス幅に応じた制御信号を設定するパルス幅制御部(11)とを備える、請求項1に記載の光送信回路、請求項1に記載の光送信回路。
  7. 前記信号解析部(9)は、
    前記デジタル信号(S)の振幅量を検出する振幅量検出部(12)と、
    前記検出された振幅量に応じた制御信号を設定する振幅量制御部(13)とを備える、請求項1に記載の光送信回路。
  8. 前記信号解析部(9)は、
    前記デジタル信号(S)のパルス幅を検出するパルス幅検出部(10)と、
    前記検出されたパルス幅に応じた信号を出力するパルス幅制御部(11)と、
    前記デジタル信号(S)の振幅量を検出する振幅量検出部(12)と、
    前記検出された振幅量に応じた信号を出力する振幅量制御部(13)と、
    前記パルス幅制御部(11)が出力する信号と前記振幅量制御部(13)が出力する信号とを加算した信号を、制御信号として設定する処理部(14)とを備える、請求項1に記載の光送信回路。
  9. 前記信号解析部(9)は、
    通信相手の装置から送信される光信号を受信する受光素子(15)、
    前記受光素子(15)で受信された信号を増幅する増幅部(16)と、
    前記増幅部(16)で増幅された信号の振幅量を検出する信号検出部(17)と、
    前記信号検出部(17)の検出結果に基づいて、前記パルス幅検出部(10)に入力される前記デジタル信号(S)の振幅量を制御する振幅量制御部(18)とをさらに備える、請求項8に記載の光送信回路。
  10. 前記信号解析部(9)は、
    通信相手の装置から送信される光信号を受信する受光素子(15)と、
    前記受光素子(15)で受信された信号を増幅する増幅部(16)と、
    前記増幅部(16)で増幅された信号の振幅量を検出する信号検出部(17)とをさらに備え、
    前記ピーキング電流発生部(19)は、前記信号検出部(17)の検出結果に基づいて、発生させるピーキング電流量を制御することを特徴とする、請求項8に記載の光送信回路。
  11. 前記ピーキング電流発生部(2)は、直列接続された第1抵抗(R1)及び第2抵抗(R2)と、第1抵抗(R1)に並列接続された容量(C1)とで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の光送信回路。
  12. 前記ピーキング電流発生部(19)は、直列接続された第1抵抗(R1)及び第2抵抗(R2)と、第1抵抗(R1)に並列接続された容量(C1)とで構成されるブロック(19a)を複数有し、前記信号検出部(17)の検出結果に基づいて複数ブロックのいずれか1つを選択的に切り替えることを特徴とする、請求項10に記載の光送信回路。
  13. 前記発光素子(1)を構成に含む、請求項1に記載の光送信回路。
  14. 前記発光素子(1)がLEDであることを特徴とする、請求項1に記載の光送信回路。
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