JP2009525961A - 異常脂質血症の処置のためのニコチン酸受容体アゴニストとしての複素環 - Google Patents

異常脂質血症の処置のためのニコチン酸受容体アゴニストとしての複素環 Download PDF

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Abstract

本発明は、化学式(I)の一般構造を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体は、ニコチン酸受容体アゴニスト化合物を提供する。本明細書中に開示される化学式(I)の一般構造を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体は、メタボリック症候群、異常脂質血症、心臓血管疾患、末梢神経系および中枢神経系の障害、血液学的疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、胃腸疾患、糖尿病、肝臓脂肪症、および非アルコール性脂肪肝疾患などの状態を治療するために有用である。

Description

(発明の分野)
本発明は、メタボリック症候群、異常脂質血症、心臓血管疾患、末梢神経系および中枢神経系の障害、血液学的疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、胃腸疾患、糖尿病、および非アルコール性脂肪肝疾患を治療するために有用なニコチン酸受容体アゴニスト化合物;このような化合物を含む薬学的組成物;他の治療剤と組み合わせてニコチン酸受容体アゴニスト化合物を含む薬学的組成物;ならびにメタボリック症候群、異常脂質血症、心臓血管疾患、末梢神経系および中枢神経系の障害、血液学的疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、胃腸疾患、糖尿病、肝臓脂肪症、および非アルコール性脂肪肝疾患などの状態を治療するための化合物および組成物を使用する治療の方法に関する。
(発明の背景)
ニコチン酸は、メタボリック症候群および異常脂質血症を治療するために使用されてきた。しかし、ニコチン酸は、顔面紅潮および下痢などの望ましくない副作用を有する。それゆえに、メタボリック症候群および異常脂質血症を治療する際に、望ましくない副作用を伴うことがないにも関わらず、効力の改善を有する改善されたニコチン酸受容体アゴニストを提供することが望ましい。本発明の化合物は、このような改善されたニコチン酸受容体アゴニストを提供する。
非特許文献1および非特許文献2は、バルビツール酸誘導体の合成を開示している。FR 2563223はヌクレオシドアナログを開示している。非特許文献3は、8−置換ピリド[2,3−d]ピリミジンの合成を開示している。非特許文献4は、ピラノ[2,3−d]ピリミジンの合成を開示している。非特許文献5は、(S)−1−ベンゾイル−3−[(E)−ジメチルアミノメチリデン]−5−メトキシカルボニル−ピロリジン−2−オンの、キノリジニル−、および2H−2−ピラノニル−置換アラニン誘導体への1段階転換を開示している。非特許文献6は、ピラン−2−オンの合成を開示している。しかし、上記の参考文献の化合物は本発明の化合物とは異なっている。特許文献1は、抗肥満剤および抗高血圧剤の組み合わせを含む高血圧の治療のための組み合わせ治療を記載している。しかし、特許文献1は、ニコチン酸受容体アゴニスト、または第2の治療剤との1種以上のニコチン酸受容体アゴニストの組み合わせを記載し損なっている。
特許文献2は、抗肥満剤および抗異常脂質血症剤の組み合わせの投与を含む、異常脂質血症の治療のための組み合わせ治療を記載している。しかし、特許文献2は、ニコチン酸受容体アゴニスト、または第2の治療剤との1種以上のニコチン酸受容体アゴニストの組み合わせを記載し損なっている。
特許文献3は、抗肥満剤および抗糖尿病剤の組み合わせの投与を含む、糖尿病の治療のための組み合わせ治療を記載している。しかし、特許文献3は、ニコチン酸受容体アゴニスト、または第2の治療剤との1種以上のニコチン酸受容体アゴニストの組み合わせを記載し損なっている。
特許文献4は、食欲抑制剤および/または代謝速度増強剤および/または栄養吸収阻害剤の組み合わせの投与を含む、肥満の治療のための組み合わせ治療を記載している。しかし、特許文献4は、ニコチン酸受容体アゴニスト、または第2の治療剤との1種以上のニコチン酸受容体アゴニストの組み合わせを記載し損なっている。特許文献5は、ニコチン酸または別のニコチン酸受容体アゴニストおよびDP受容体アンタゴニストの組み合わせの投与を含む、アテローム性動脈硬化症を治療するための組み合わせ治療を記載している。しかし、特許文献5のニコチン酸受容体アゴニストは、本発明のニコチン酸受容体アゴニストとは全く異なる。特許文献6は、ニコチン酸受容体HM74Aのアゴニストであるキサンチン誘導体を記載している。しかし、特許文献6のキサンチン誘導体は、本発明の化合物とは全く異なる。
国際公開第2004/110368号パンフレット 国際公開第2005/000217号パンフレット 国際公開第2004/110375号パンフレット 米国特許出願公開第2004/0122033号明細書 米国特許出願公開第2004/0229844号明細書 国際公開第2005/077950号パンフレット M.Ridi、Gazzetta Chim.Ital.(1950)vol.80、p.121 M.Ridi、Gazzetta Chim.Ital.(1952)vol.82,p.23 T.Patersonら、J.Chem.Soc,Perkins Trans.I(1972),vol.8,pp.1041−1050 S.Rao、Indian J.Chem.(1974)、12(10),pp.1028−1030 M.Skof、Heterocycles,(1999),51(5),pp.1051−1058 R.Toplak J.Heterocyclic Chem.(1999),36(1)、pp.225−235
(発明の要旨)
1つの実施形態において、本発明は、化学式(I):
Figure 2009525961
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体を提供し、ここで、
は、H、R、ハロアルキル、−アルキレン−R、−アルキレン−R、−アルキレン−R、アルケニル、アルキニル、および−アルキレン−O−アルキルからなる群より選択され;
は、R、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、R、および−アルキレン−O−Rからなる群より選択され;
は、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より選択され;または
およびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、上記シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキル環は、非置換であるかもしくは1個以上のX基で独立して置換され、または上記シクロアルキル環は、第2のシクロアルキル環もしくはヘテロシクロアルキル環を有するスピロ環化合物を形成し得、そして、第2のシクロアルキル環もしくはヘテロシクロアルキル環は、非置換であるかもしくは1個以上のX基で独立して置換され;
は、非置換シクロアルキル、または1個以上のX基で置換されたシクロアルキルであり;
は、非置換アリール、および1個以上のX基で置換されたアリールであり;
は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のX基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
は、非置換ヘテロシクロアルキル、および1個以上のX基で置換されたヘテロシクロアルキルであり;
は、H、アルキル、R、R、R、R、−C(O)−アルキル、−C(O)−Rからなる群より選択され;
各Rは、H、アルキル、R、R、R、およびRからなる群より独立して選択され;
10は、R、−C(O)−アルキル、および−C(O)−Rからなる群より選択され;
各R11は独立して、アルキルまたはフェニルであり;
Yは−O−または−N(R10)−であり;
各Xは、ハロゲン、アルキル、−O−アルキル、−OH、ハロアルキル、アリール、およびアルキンからなる群より独立して選択され;
各Xは、ハロゲン、アルキル、−O−アルキル、−OH、ハロアルキル、アリール、およびアルキンからなる群より独立して選択され;
各Xは、ハロゲン、アルキル、およびN−オキシドからなる群より独立して選択され;
各Xは、アルキル、R、−C(O)−アルキル、−C(O)−R、−C(O)−O−アルキル、−アルキレン−R、R、および−S(O)−アルキルからなる群より独立して選択され;ならびに
各Xは、アルキル、−アリール、−CN、ハロ、ハロアルキル、−O−アルキル、アルキレン−R、−O−Si(R11、縮合アリール環、−C(O)−アルキル、縮合ヘテロアリール環、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−R、−S(O)−アルキル、−C(O)−N(R、R、R、−C(O)−R、−C(O)−O−R、−S(O)−R、−S(O)−アルキレン−R、−S(O)−アルキレン−R、−N(R)−C(O)−O−アルキル、−N(R)−C(O)−O−R、−N(R)−C(O)−N(R、および−N(Rからなる群より独立して選択され;
ここで、上記Xの縮合アリール環は、非置換であるか、または−アルキレン−RもしくはXから選択される1個以上の置換基で独立して置換され、そして上記Xの縮合ヘテロアリール環は、非置換であるかまたは1個以上のX基で置換される。
別の実施形態において、本発明は、治療有効量の少なくとも1種の化学式(I)に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体、および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的組成物に関する。
別の実施形態において、本発明は、メタボリック症候群、異常脂質血症、心臓血管疾患、末梢神経系および中枢神経系の障害、血液学的疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、胃腸疾患、糖尿病、および非アルコール性脂肪肝疾患などの、患者における疾患または障害を治療する方法に関する。この方法は、少なくとも1種の化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の治療有効量を患者に投与する工程を包含する。
別の実施形態において、本発明は、メタボリック症候群、異常脂質血症、心臓血管疾患、末梢神経系および中枢神経系の障害、血液学的疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、胃腸疾患、糖尿病、肝臓脂肪症、および非アルコール性脂肪肝疾患などの、患者における疾患または障害を治療する方法に関する。この方法は、少なくとも1種の化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の治療有効量を、以下からなる群より選択される少なくとも1種のさらなる活性成分と組み合わせて投与する工程を包含する:ヒドロキシ置換アゼチジノン化合物、置換βラクタム化合物、HMG CoA還元酵素阻害剤化合物、HMG CoAシンテターゼ阻害剤、スクアレン合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、ステロール生合成阻害剤、ニコチン酸誘導体、胆汁酸封鎖剤、無機コレステロール封鎖剤、アシルCoA:コレステロールO−アシルトランスフェラーゼ阻害剤、コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤、ω3脂肪酸を含有する魚油、天然の水溶性繊維、植物スタノールおよび/または植物スタノールの脂肪酸エステル、低密度リポタンパク質受容体活性化因子、抗酸化剤、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト、FXR受容体調節因子、LXR受容体アゴニスト、リポタンパク質合成阻害剤、レニンアンジオテンシン阻害剤、ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質阻害剤、胆汁酸再吸収阻害剤、PPARδアゴニスト、トリグリセリド合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、低密度リポタンパク質受容体誘導因子、血小板凝集阻害剤、5−LOまたはFLAP阻害剤、PPARδ部分アゴニスト、ナイアシンまたはナイアシン受容体アゴニスト、5HTトランスポーター阻害剤、NEトランスポーター阻害剤、CBアンタゴニスト/逆アゴニスト、グレリンアンタゴニスト、H3アンタゴニスト/逆アゴニスト、MCH1Rアンタゴニスト、MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト、NPY1アンタゴニスト、NPY5アンタゴニスト、NPY2アゴニスト、NPY4アゴニスト、mGluR5アンタゴニスト、レプチン、レプチンアゴニスト/調節因子、レプチン誘導体、オピオイドアンタゴニスト、オレキシン受容体アンタゴニスト、BRS3アゴニスト、CCK−Aアゴニスト、CNTF、CNTF誘導体、CNTFアゴニスト/調節因子、5HT2cアゴニスト、Mc4rアゴニスト、モノアミン再取り込み阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、GLP−1アゴニスト、フェンテルミン、トピラマート、phytopharm化合物57、グレリン抗体、Mc3rアゴニスト、ACC2阻害剤、β3アゴニスト、DGAT1阻害剤、DGAT2阻害剤、FAS阻害剤、PDE阻害剤、甲状腺ホルモンβアゴニスト、UCP−1活性化因子、UCP−2活性化因子、UCP−3活性化因子、アシル−エストロゲン、糖質コルチコイドアゴニスト/アンタゴニスト、11β HSD−1阻害剤、SCD−1阻害剤、リパーゼ阻害剤、脂肪酸トランスポーター阻害剤、ジカルボン酸トランスポーター阻害剤、グルコーストランスポーター阻害剤、リン酸トランスポーター阻害剤、抗糖尿病剤、抗高血圧剤、抗異常脂質血症剤、DP受容体アンタゴニスト、アポリポタンパク質−B分泌/ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質(アポ−B/MTP)阻害剤、交感神経模倣薬アゴニスト、ドーパミンアゴニスト、メラニン細胞刺激ホルモン受容体アナログ、メラニン濃縮ホルモンアンタゴニスト、レプトン、ガラニン受容体アンタゴニスト、ボンベシンアゴニスト、ニューロペプチド−Yアンタゴニスト、甲状腺ホルモン模倣剤、デヒドロエピアンドロステロン、デヒドロエピアンドロステロンのアナログ、ウロコルチン結合タンパク質アンタゴニスト、グルカゴン様ペプチド−1受容体アゴニスト、ヒトアグチ関連タンパク質(AGRP)、ニューロメディンU受容体アゴニスト、ノルアドレナリン作動性食欲減退剤、食欲抑制剤、ホルモン感受性リパーゼアンタゴニスト、MSH−受容体アナログ、α−グルコシダーゼ阻害剤、アポA1ミラノ逆コレステロール輸送阻害剤、脂肪酸結合タンパク質阻害剤(FABP)、および脂肪酸トランスポータータンパク質阻害剤(FATP)。
(発明の詳細な説明)
本発明のニコチン酸受容体アゴニスト化合物は、メタボリック症候群、異常脂質血症、心臓血管疾患、末梢神経系および中枢神経系の障害、血液学的疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、胃腸疾患、糖尿病、肝臓脂肪症、および非アルコール性脂肪肝疾患などの状態を治療するために有用である。1種以上の本発明の化合物は、単独で、または本明細書に記載されるような1種以上の他の治療剤と組み合わせて投与することができる。
第1の実施形態において、本発明は、化学式(I)の化合物、または本明細書に記載されるような、その薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体に関する。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、
は、H、R、(C−C)ハロアルキル、−(C−C)アルキレン−R、−(C−C)アルキレン−R、−(C−C)アルキレン−R、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、および−(C−C)アルキレン−O−(C−C)アルキルからなる群より選択され;
は、R、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、−(C−C)アルキレン−R、R、R、R、R、および−(C−C)アルキレン−O−Rからなる群より選択され;
は、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、−(C−C)アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より選択され;または
およびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、(C−C10)シクロアルキルもしくは(C−C10)ヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、上記(C−C10)シクロアルキルもしくは(C−C10)ヘテロシクロアルキル環は、非置換であるか、もしくは1個以上のX基で置換され;
は、非置換(C−C10)シクロアルキル、または1個以上のX基で置換された(C−C10)シクロアルキルであり;
は、非置換(C−C14)アリール、および1個以上のX基で置換された(C−C14)アリールであり;
は、非置換(C−C10)ヘテロアリール、および1個以上のX基で置換された(C−C10)ヘテロアリールからなる群より選択され;
は、非置換(C−C10)ヘテロシクロアルキル、および1個以上のX基で置換された(C−C10)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択され;
は、H、(C−C)アルキル、R、R、R、R、−C(O)−(C−C)アルキル、−C(O)−Rからなる群より選択され;
各Rは、H、(C−C)アルキル、R、R、R、およびRからなる群より独立して選択され;
10は、R、−C(O)−(C−C)アルキル、および−C(O)−Rからなる群より選択され;
Yは−O−または−N(R10)−であり;
各Xは、ハロゲン、(C−C)アルキル、−O−(C−C)アルキル、−OH、(C−C)ハロアルキル、(C−C14)アリール、および(C−C)アルキンからなる群より独立して選択され;
各Xは、ハロゲン、(C−C)アルキル、−O−(C−C)アルキル、−OH、(C−C)ハロアルキル、(C−C14)アリール、および(C−C)アルキンからなる群より独立して選択され;
各Xは、ハロゲン、(C−C)アルキル、およびN−オキシドからなる群より独立して選択され;
各Xは、(C−C)アルキル、R、−C(O)−(C−C)アルキル、−C(O)−R、−C(O)−O−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−R、R、および−S(O)−(C−C)アルキルからなる群より独立して選択され;ならびに
各Xは、(C−C)アルキル、縮合(C−C14)アリール環、−C(O)−(C−C)アルキル、縮合(C−C10)ヘテロアリール環、−C(O)−O−(C−C)アルキル、−C(O)−R、−S(O)−(C−C)アルキル、−C(O)−N(R、R、R、−C(O)−R、−C(O)−O−R、−S(O)−R、−S(O)−(C−C)アルキレン−R、−S(O)−(C−C)アルキレン−R、−N(R)−C(O)−O−(C−C)アルキル、−N(R)−C(O)−O−R、−N(R)−C(O)−N(R、および−N(Rからなる群より独立して選択され;
ここで、Xの上記縮合(C−C14)アリール環は、非置換であるか、または−(C−C)アルキレン−RまたはXから選択される1個以上の置換基から独立して置換され、そしてXの上記縮合(C−C10)ヘテロアリール環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される。
1つの実施形態において、Rはアルキルである。
別の実施形態において、Rは−アルキレン−シクロアルキルである。
別の実施形態において、Rはハロアルキルである。
なお別の実施形態において、Rは−アルキレン−O−アルキルである。
さらに別の実施形態において、Rは−(CHCFである。
別の実施形態において、Rは、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、イソペンチル、イソヘキシル、またはネオヘプチルである。
さらなる実施形態において、Rは、−(CH−シクロプロピル、−(CH−シクロプロピル、−(CH−シクロプロピル、−(CH−シクロブチル、−(CH−シクロペンチル、−CH−シクロヘキシル、−(CH−シクロヘキシル、または
Figure 2009525961
である。
別の実施形態において、Rは−(CH−O−(CHCHである。
1つの実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロ(heter)シクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロ(heter)シクロアルキル基を形成する。
さらに別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、シクロペンチル基またはシクロヘキシル基を形成する。
別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、デカヒドロナフチル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、ビシクロ[2.2.2]オクチル基、またはスピロ[2.5]オクチル基を形成する。
さらなる実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、ピペリジニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、またはテトラヒドロチオピラニル−1,1,−ジオキシド基を形成する。
別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクチル基、1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]デカニル基、4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル基、5,6,7,8−テトラヒドロキノリニル基、または1,3−ジアザ−スピロ[4.5]デカニル−2,4,−ジオン基を形成する。
1つの実施形態において、Rはアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rはアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rはアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、Rはアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
1つの実施形態において、Rはハロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rはハロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rはハロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、Rはハロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
1つの実施形態において、Rは、−アルキレン−シクロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rは、−アルキレン−シクロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rは、−アルキレン−シクロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、Rは、−アルキレン−シクロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
1つの実施形態において、Rは、−アルキレン−O−アルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rは、−アルキレン−O−アルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rは、−アルキレン−O−アルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、Rは、−アルキレン−O−アルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり、およびYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり、およびYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rである。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり、およびYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり、およびYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rである。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり、およびYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり、およびYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rである。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり、およびYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり、およびYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはハロアルキルであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはハロアルキルであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはハロアルキルであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは−アルキレン−Rであり;RおよびRは、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり;ならびにRおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成し、上記シクロアルキル環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成し、上記シクロアルキル環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成し、上記シクロアルキル環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換され;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり;ならびにRおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル環を形成し、上記ヘテロシクロアルキル環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル環を形成し、上記ヘテロシクロアルキル環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rはアルキルであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル環を形成し、上記ヘテロシクロアルキル環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換され;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCH、−CHCHCHCH、−CHCHCHCHCH、−CHCHCH(CH、または−CHCHCH−シクロプロピルであり;RおよびRは、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CHC(CH、−CHCHCF、−CHCH−R、シクロプロピル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フェニル、チオフェニル、ピリジル、およびチアゾリルからなる群より各々独立して選択され;ならびにRはフェニルである。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCH、−CHCHCHCH、−CHCHCHCHCH、−CHCHCH(CH、または−CHCHCH−シクロプロピルであり;RおよびRは、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CHC(CH、−CHCHCF、−CHCH−R、シクロプロピル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フェニル、チオフェニル、ピリジル、およびチアゾリルからなる群より各々独立して選択され;ならびにRはフェニルであり;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCH、−CHCHCHCH、−CHCHCHCHCH、−CHCHCH(CH、または−CHCHCH−シクロプロピルであり;RおよびRは、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CHC(CH、−CHCHCF、−CHCH−R、シクロプロピル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フェニル、チオフェニル、ピリジル、およびチアゾリルからなる群より各々独立して選択され;ならびにRはフェニルであり;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCH、−CHCHCHCH、−CHCHCHCHCH、または−CHCHCH(CHであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、
Figure 2009525961
から選択されるシクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基を形成し;ならびに
上記シクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環の各々は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCH、−CHCHCHCH、−CHCHCHCHCH、または−CHCHCH(CHであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、
Figure 2009525961
から選択されるシクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基を形成し;
上記シクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環の各々は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCH、−CHCHCHCH、−CHCHCHCHCH、または−CHCHCH(CHであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、
Figure 2009525961
から選択されるシクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基を形成し;
上記シクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環の各々は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換され;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCHCHCF、−CHCH−R、−CHCHCH−R、−CH−R、または−CH−Rである。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCHCHCF、−CHCH−R、−CHCHCH−R、−CH−R、または−CH−Rであり;およびYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCHCHCF、−CHCH−R、−CHCHCH−R、−CH−R、または−CH−Rであり;およびYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCHCHCF、−CHCH−R、−CHCHCH−R、−CH−R、または−CH−Rであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、
Figure 2009525961
から選択されるシクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基を形成し;ならびに
上記シクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環の各々は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCHCHCF、−CHCH−R、−CHCHCH−R、−CH−R、または−CH−Rであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、
Figure 2009525961
から選択されるシクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基を形成し;ならびに
上記シクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環の各々は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCHCHCF、−CHCH−R、−CHCHCH−R、−CH−R、または−CH−Rであり;RおよびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、
Figure 2009525961
から選択されるシクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基を形成し;
上記シクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環の各々は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換され;ならびにYは−N(R10)−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCHCHCFまたは−CHCH−Rであり;RおよびRは、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CHC(CH、−CHCHCF、−CHCH−R、シクロプロピル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フェニル、チオフェニル、ピリジル、およびチアゾリルからなる群より各々独立して選択される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCHCHCFまたは−CHCH−Rであり;RおよびRは、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CHC(CH、−CHCHCF、−CHCH−R、シクロプロピル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フェニル、チオフェニル、ピリジル、およびチアゾリルからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−O−である。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体の別の実施形態において、Rは、−CHCHCHCFまたは−CHCH−Rであり;RおよびRは、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CHC(CH、−CHCHCF、−CHCH−R、シクロプロピル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フェニル、チオフェニル、ピリジル、およびチアゾリルからなる群より各々独立して選択され;ならびにYは−N(R10)−である。
さらに別の実施形態において、本発明は、以下からなる群より選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と組み合わせて、化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体を含む組成物に関する:ヒドロキシ置換アゼチジノン化合物、置換βラクタム化合物、HMG CoA還元酵素阻害剤化合物、HMG CoAシンテターゼ阻害剤、スクアレン合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、ステロール生合成阻害剤、ニコチン酸誘導体、胆汁酸封鎖剤、無機コレステロール封鎖剤、アシルCoA:コレステロールO−アシルトランスフェラーゼ阻害剤、コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤、ω3脂肪酸を含有する魚油、天然の水溶性繊維、植物スタノールおよび/または植物スタノールの脂肪酸エステル、抗酸化剤、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト、FXR受容体調節因子、LXR受容体アゴニスト、リポタンパク質合成阻害剤、レニンアンジオテンシン阻害剤、ミクロソームトリグリセリド輸送阻害剤、胆汁酸再吸収阻害剤、PPARδアゴニスト、トリグリセリド合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、低密度リポタンパク質受容体誘導因子または活性化因子、血小板凝集阻害剤、5−LOまたはFLAP阻害剤、PPARδ部分アゴニスト、ナイアシンまたはナイアシン受容体アゴニスト、5HTトランスポーター阻害剤、NEトランスポーター阻害剤、CBアンタゴニスト/逆アゴニスト、グレリンアンタゴニスト、Hアンタゴニスト/逆アゴニスト、MCH1Rアンタゴニスト、MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト、NPY1アンタゴニスト、NPY5アンタゴニスト、NPY2アゴニスト、NPY4アゴニスト、mGluR5アンタゴニスト、レプチン、レプチンアゴニスト/調節因子、レプチン誘導体、オピオイドアンタゴニスト、オレキシン受容体アンタゴニスト、BRS3アゴニスト、CCK−Aアゴニスト、CNTF、CNTF誘導体、CNTFアゴニスト/調節因子、5HT2cアゴニスト、Mc4rアゴニスト、モノアミン再取り込み阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、GLP−1アゴニスト、フェンテルミン、トピラマート、phytopharm化合物57、グレリン抗体、Mc3rアゴニスト、ACC阻害剤、β3アゴニスト、DGAT1阻害剤、DGAT2阻害剤、FAS阻害剤、PDE阻害剤、甲状腺ホルモンβアゴニスト、UCP−1活性化因子、UCP−2活性化因子、UCP−3活性化因子、アシル−エストロゲン、糖質コルチコイドアゴニスト/アンタゴニスト、11β HSD−1阻害剤、SCD−1阻害剤、リパーゼ阻害剤、脂肪酸トランスポーター阻害剤、ジカルボン酸トランスポーター阻害剤、グルコーストランスポーター阻害剤、リン酸トランスポーター阻害剤、抗糖尿病剤、抗高血圧剤、抗異常脂質血症剤、DP受容体アンタゴニスト、アポリポタンパク質−B分泌/ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質(アポ−B/MTP)阻害剤、交感神経模倣薬アゴニスト、ドーパミンアゴニスト、メラニン細胞刺激ホルモン受容体アナログ、メラニン濃縮ホルモンアンタゴニスト、レプトン、ガラニン受容体アンタゴニスト、ボンベシンアゴニスト、ニューロペプチドYアンタゴニスト、甲状腺ホルモン模倣剤、デヒドロエピアンドロステロン、デヒドロエピアンドロステロンのアナログ、ウロコルチン結合タンパク質アンタゴニスト、グルカゴン様ペプチド−1受容体アゴニスト、ヒトアグチ関連タンパク質(AGRP)、ニューロメディンU受容体アゴニスト、ノルアドレナリン作動性食欲減退剤、食欲抑制剤、ホルモン感受性リパーゼアンタゴニスト、MSH−受容体アナログ、α−グルコシダーゼ阻害剤、アポA1ミラノ逆コレステロール輸送阻害剤、脂肪酸結合タンパク質阻害剤(FABP)、および脂肪酸トランスポータータンパク質阻害剤(FATP)。
さらに別の実施形態において、本発明は、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、セリバスタチン、リバスタチン、ロスバスタチンカルシウム、およびピタバスタチンからなる群より選択されるHMG CoAシンテターゼ阻害剤と組み合わせて、化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体を含む組成物に関する。
さらに別の実施形態において、本発明は、シンバスタチンと組み合わせて、化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体を含む組成物に関する。
さらに別の実施形態において、本発明は、コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤と組み合わせて、化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体を含む組成物に関する。
さらに別の実施形態において、本発明は、トルセトラピブと組み合わせて、化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体を含む組成物に関する。
なお別の実施形態において、本発明は、化学式(I)の化合物、または化学式(I)の化合物を、少なくとも1種のさらなる治療剤、例えば、本明細書に記載される1種の治療剤または治療剤のクラスとともに含む組成物を用いて、疾患、障害、または状態を治療する方法に関する。本発明の化合物または組成物を用いて治療され得る疾患、障害、または状態には、メタボリック症候群、異常脂質血症、心臓血管疾患、末梢神経系および中枢神経系の障害、血液学的疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、胃腸疾患、糖尿病、および非アルコール性脂肪肝疾患が含まれる。
は、H、R、ハロアルキル、−アルキレン−R、−アルキレン−R、−アルキレン−R、アルケニル、アルキニル、および −アルキレン−O−アルキルからなる群より選択される。RがRである場合、R基の非限定的な例には、例えば、以下に記載されるR基を含めることができる。同様に、Rが−アルキレン−R、−アルキレン−R、または−アルキレン−Rである場合、そのR、R、またはR部分の非限定的な例には、例えば、以下に記載されるR基、R基、またはR基を含めることができる。加えて、その「アルキレン」部分の非限定的な例には、例えば、−CH−、−CHCH−、−CH(CH)−、−CHCHCH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−CHCHCHCH−などを含めることができる。Rがハロアルキルである場合、適切なハロアルキル基の非限定的な例には、−CF、−CHCF、−CHF、−CFHなどが含まれる。Rがアルケニルである場合、適切なアルケニルの非限定的な例には、−CHCH=CH、−CHCHCH=CH、−CHCH=CH(CH)、−CHCH=C(CHなどが含まれる。Rがアルキニルである場合、適切なアルキニル基の非限定的な例には、−CHCHC≡CH、−CHCHCHC≡CH、−CHCHC≡C−CHなどが含まれる。Rが−アルキレン−O−アルキルである場合、そのアルキルおよびアルキレン部分には、例えば、上記にアルキル基およびアルキレン基のいずれかを、任意の組み合わせで含めることができる。
は、R、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、および−アルキレン−O−Rからなる群より選択される。RがR、R、R、またはRである場合、適切なR基、R基、R基、またはR基の非限定的な例には、以下に記載されるものが含まれる。Rがアルキルである場合、適切なアルキル基には、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、i−ブチル、n−ペンチル、ネオ−ペンチル、イソ−ペンチルなどが含まれる。Rが−アルキレン−Rである場合、−アルキレン−Rの非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。同様に、Rがハロアルキルである場合、適切なハロアルキル基の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。Rが−アルキレン−O−Rである場合、そのアルキレン部分の非限定的な例には、上記のアルキレン基が含まれ、そしてそのR部分の非限定的な例には以下に記載されるものが含まれる。
は、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より選択される。RがR、R、R、またはRである場合、適切なR基、R基、R基、またはR基の非限定的な例には、以下に記載されるものが含まれる。Rが−アルキレン−Rである場合、−アルキレン−Rの非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。
およびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、上記シクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される。これらのシクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基の非限定的な例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、ピロリル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオフラニル、テトラヒドロチオピラニルなどが含まれる。
は、非置換シクロアルキルであるか、または1個以上のX基で置換されたシクロアルキルである。適切なシクロアルキル基の非限定的な例には、以下に記載されたものが含まれる。
は、非置換アリール、および1個以上のX基で置換されたアリールである。適切なアリール基の非限定的な例には、フェニル、ナフチル、ビフェニルなどが含まれる。
は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のX基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択される。適切なヘテロアリール基の非限定的な例には、例えば、以下が含まれる:ピリジル、ピラジニル、フラニル、チエニル、ピリミジニル、ピリドン(N−置換ピリドンを含む)、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、フラザニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、フタラジニル、オキシドリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、ベンゾフラザニル、インドリル、アザインドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イミダゾリル、チエノピリジル、キナゾリニル、チエノピリミジニル、ピロロピリジル、イミダゾピリジル、イソキノリニル、ベンゾアザインドリル、1,2,4−トリアジニル、ベンゾチアゾリルなど。
は、非置換ヘテロシクロアルキル、および1個以上のX基で置換されたヘテロシクロアルキルである。適切なヘテロシクロアルキル基の非限定的な例には、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニルが含まれる。
は、H、アルキル、R、R、R、R、−C(O)−アルキル、−C(O)−Rからなる群より選択される。Rがアルキルである場合、適切なアルキル基の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものを含めることができる。RがR、R、R、またはRである場合、適切なR基、R基、R基、またはR基の非限定的な例には上記に記載されたものが含まれる。Rが−C(O)−アルキルである場合、そのアルキル部分の非限定的な例には、Rのために記載されたアルキル基が含まれる。Rが−C(O)−Rである場合、Rの非限定的な例には上記に記載されたものが含まれる。
各Rは、H、アルキル、R、R、R、およびRからなる群より独立して選択される。適切なアルキル基の非限定的な例には、Rのために記載されたものが含まれる。R、R、R、またはRの非限定的な例には、R、R、R、およびRのために記載された任意の基が含まれる。
10は、R、−C(O)−アルキル、および−C(O)−Rからなる群より選択される。R10がRである場合、適切なR基の非限定的な例には上記に記載されたものが含まれる。R10が−C(O)−アルキルである場合、そのアルキル部分の非限定的な例には、Rのために記載されたアルキル基が含まれる。R10が−C(O)−Rである場合、Rの非限定的な例には上記に記載されたものが含まれる。
Yは−O−または−N(R10)−である。Yが−N(R10)−である場合、そのR10部分の非限定的な例には上記に記載されたものが含まれる。
各XおよびXは、ハロゲン、アルキル、−O−アルキル、−OH、ハロアルキル、アリール、およびアルキンからなる群より独立して選択される。XまたはXがハロゲンである場合、ハロゲンの適切な例には、F、Cl、Br、およびIが含まれる。XまたはXがアルキルである場合、適切なアルキル基の非限定的な例には、Rのために記載されたものが含まれる。XまたはXが−O−アルキルである場合、そのアルキル部分の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。XまたはXがハロアルキルである場合、適切なハロアルキル基の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。XまたはXがアリールである場合、適切なアリール基の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。XまたはXがアルキンである場合、適切なアルキンの非限定的な例には、エチニル、2−プロピニル、1−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニルなどが含まれる。
各Xは、ハロゲン、アルキル、およびN−オキシドからなる群より独立して選択される。Xがハロゲンである場合、適切なハロゲンの例には、F、Cl、Br、およびIが含まれる。Xがアルキルである場合、適切なアルキル基の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。
各Xは、アルキル、R、−C(O)−アルキル、−C(O)−R、−C(O)−O−アルキル、−アルキレン−R、R、および−S(O)−アルキルからなる群より独立して選択される。Xがアルキルである場合、適切なアルキル基の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。XがRまたはRである場合、適切なR基またはR基の非限定的な例には上記に記載されたものが含まれる。Xが−S(O)−アルキル、−C(O)−アルキル、または−C(O)−O−アルキルである場合、そのアルキル部分の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。Xが−アルキレン−Rである場合、そのアルキレン部分の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれ、そしてそのR部分には上記のR部分が含まれる。
各Xは、アルキル、縮合アリール環、−C(O)−アルキル、縮合ヘテロアリール環、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−R、−S(O)−アルキル、−C(O)−N(R、R、R、−C(O)−R、−C(O)−O−R、−S(O)−R、−S(O)−アルキレン−R、−S(O)−アルキレン−R、−N(R)−C(O)−O−アルキル、−N(R)−C(O)−O−R、−N(R)−C(O)−N(R、および−N(Rからなる群より独立して選択され;ここで、上記Xの縮合アリール環は、非置換であるか、または−アルキレン−RもしくはXから選択される1個以上の置換基で独立して置換され、そして上記Xの縮合ヘテロアリール環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される。Xがアルキルである場合、適切なアルキル基の非限定的な例には、Rのために上記に記載されたものが含まれる。Xが、−C(O)−アルキル、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−R、−S(O)−アルキル、−C(O)−N(R、−C(O)−R、−C(O)−O−R、−S(O)−R、−S(O)−アルキレン−R、−S(O)−アルキレン−R、−N(R)−C(O)−O−アルキル、−N(R)−C(O)−O−R、−N(R)−C(O)−N(R、および−N(Rである場合、アルキル、アルキレン、R、R、およびR部分の非限定的な例には、上記に記載されたものが含まれる。
が縮合ヘテロアリール環または縮合アリール環である場合、縮合ヘテロアリール環または縮合アリール環の2つの隣接する環原子は、それらが縮合するシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環の一部である。シクロアルキル環に縮合するアリール環の例には、シクロペンチル環に縮合したフェニル環(すなわち、インダニル)が含まれる。
1つの実施形態において、化学式(I)の化合物は、化学式(II):
Figure 2009525961
を有し、ここで
は、アルキル、−アルキレン−シクロアルキル、ハロアルキル、または−アルキレン−O−アルキルであり;
およびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式シクロアルキル、二環式シクロアルキル、または単環式ヘテロシクロアルキルを形成し、ここで、単環式シクロアルキル基、二環式シクロアルキル基、または単環式ヘテロシクロアルキル基は、非置換であるか、または選択的にかつ独立して、1個以上のX基で置換され、単環式シクロアルキル基は、ベンゼン環、芳香族複素環、または非芳香族複素環に縮合されてもよく、そして単環式シクロアルキル環は、第2のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を有するスピロ環化合物を形成可能であり、該第2のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環は、非置換であるか、または1個以上のX基で独立して置換され;
の各存在は、独立して、アルキル、−O−アルキル、−アルキレン−アリール、ハロ、−O−Si(R11、ハロアルキル、−CN、−C(O)−R、−C(O)−O−R、−NHC(O)−O−R、−S(O)−R、またはフェニルであり;
はアルキルまたはシクロアルキルであり、ここで、シクロアルキル基は、1個以上のX基で選択的にかつ独立して置換可能であり、そしてアルキル基は、シクロアルキル基で選択的に置換可能であり;
各R11は、独立して、アルキルまたはフェニルであり;ならびに
各Xの存在は、独立して、ハロゲン、アルキル、−O−アルキル、−OH、ハロアルキル、アリール、またはアルキニルである。
以下の実施形態は、化学式(II)の化合物をいう。
1つの実施形態において、Rはアルキルである。
別の実施形態において、Rは−アルキレン−シクロアルキルである。
別の実施形態において、Rはハロアルキルである。
なお別の実施形態において、Rはアルキレン−O−アルキルである。
さらに別の実施形態において、Rは−(CHCFである。
別の実施形態において、Rは、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、イソペンチル、イソヘキシル、またはネオヘプチルである。
さらなる実施形態において、Rは、−(CH−シクロプロピル、−(CH−シクロプロピル、−(CH−シクロプロピル、−(CH−シクロブチル、−(CH−シクロペンチル、−CH−シクロヘキシル、−(CH−シクロヘキシル、または
Figure 2009525961
である。
別の実施形態において、Rは−(CH−O−(CHCHである。
1つの実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
さらに別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、シクロペンチル基またはシクロヘキシル基を形成する。
別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、デカヒドロナフチル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、ビシクロ[2.2.2]オクチル基、またはスピロ[2.5]オクチル基を形成する。
さらなる実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、ピペリジニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、またはテトラヒドロチオピラニル−1,1、−ジオキシド基を形成する。
別の実施形態において、R、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクチル基、1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]デカニル基、4,5,6、7−テトラヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル、5,6,7,8−テトラヒドロキノリニル基、または1,3−ジアザ−スピロ[4.5]デカニル−2,4,−ジオン基を形成する。
1つの実施形態において、Rはアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rはアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rはアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、Rはアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
1つの実施形態において、Rはハロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rはハロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rはハロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、Rはハロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
1つの実施形態において、Rは−アルキレン−シクロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rは−アルキレン−シクロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rは−アルキレン−シクロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、Rは−アルキレン−シクロアルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
1つの実施形態において、Rは−アルキレン−O−アルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rは−アルキレン−O−アルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式シクロアルキル基を形成する。
別の実施形態において、Rは−アルキレン−O−アルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
なお別の実施形態において、Rは−アルキレン−O−アルキルであり、ならびにR、R、およびこれらの両方が結合する炭素原子は、一緒になって、二環式ヘテロシクロアルキル基を形成する。
化学式(I)の化合物の非限定的な例示的な例には、以下の実施例の節に示されるような、化合物1〜285、ならびにその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、および互変異性体が含まれる。
本発明は、化学式(I)の化合物のすべての代謝物を含む。このような代謝物は、化学式(I)の化合物が患者に投与される場合、インビトロで形成されてもよく、または代替的に、インビボで形成されてもよい。
化学式(I)の化合物は、薬学的に活性な物質として、使用のために適切な程度まで精製することができる。すなわち、化学式(I)の化合物は、95wt%以上の純度を有し得る(薬学的に受容可能なキャリア、溶媒などのアジュバントを除外し、これらは、化学式(I)の化合物を、患者への投与のために適切な従来的な剤形、例えば、丸薬、カプセル、IV溶液などに製剤化する際に使用される)。純度は、97wt%以上、または99wt%以上であり得る。化学式(I)の精製化合物は、上記に議論されるように、95wt%以上、97wt%以上、または99wt%以上の純度を有する単一の異性体を含む。
代替的には、化学式(I)の精製化合物は、異性体の混合物を含み得、各々が、化学式(I)に従う構造を有し、ここで、不純物(すなわち、上記に議論したような、アジュバントを除外した、化合物または他の夾雑物)の量は、5wt%以下、3wt%以下、または1wt%以下である。例えば、化学式(I)の精製化合物は、化学式(I)の化合物の異性体混合物であり得、ここで、2種の異性体の量の比はおよそ1:1であり、2種の異性体の合わせた量は、95wt%以上、97wt%以上、または99wt%以上である。
化学式(I)の化合物、ならびにその塩、溶媒和物、エステル、およびプロドラッグは、それらの互変異性体型で(例えば、アミドまたはイミノエーテルとして)存在し得る。すべてのこのような互変異性体型は、本発明の一部として本明細書で意図される。このような互変異性体型は等価であると見なされる。
上記で使用される場合、および本開示を通して、以下の用語は、他に示されない限り、以下の意味を有することが理解されるべきである。
「Ac」はアセチルを意味する。
「Boc」はt−ブチルオキシカルボニル(−C(O)−O−C(CHを意味する。
「Bu」はブチルを意味する。
「DCM」はジクロロメタン(CHCl)を意味する。
「DMF」はジメチルホルムアミドを意味する。
「CDI」は1,1’−カルボニルジイミダゾールを意味する。
「Et」はエチルを意味する。
「EtO」または「エーテル」はジエチルエーテルを意味する。
「EtOAc」は酢酸エチルを意味する。
「EtOH」はエタノールを意味する。
「HOAc」は酢酸を意味する。
「LCMS」は液体クロマトグラフィー質量分析法を意味する。
「m−CPBA」はm−クロロペルオキシ安息香酸を意味する。
「Me」はメチルを意味する。
「MeOH」はメタノールを意味する。
「MS」は質量分析法を意味する。
「NCS」はN−クロロスクシンイミドを意味する。
「NEt」または「EtN」はトリエチルアミンを意味する。
「satd.」は飽和を意味する。
「TFA」はトリフルオロ酢酸を意味する。
「THF」はテトラヒドロフランを意味する。
「患者」は、ヒトまたは非ヒト哺乳動物である。1つの実施形態において、患者はヒトである。別の実施形態において、患者は、サル、イヌ、ヒヒ、アカゲザル、マウス、ラット、ウマ、ネコ、またはウサギを含むがこれに限定されない、非ヒト哺乳動物である。別の実施形態において、患者は、イヌ、ネコ、ウサギ、ウマ、またはフェレットを含むがこれに限定されない、コンパニオンアニマルである。1つの実施形態において、患者はイヌである。別の実施形態において、患者はネコである。
「アルキル」は、直鎖または分枝鎖であり得、かつ鎖の中に約1個〜約20個の炭素原子を含む脂肪族炭化水素基を意味する。アルキル基は、鎖の中に約1個〜約20個の炭素原子を含み得、別の実施形態において、アルキル基は、鎖の中に約1個〜約6個の炭素原子を含み得る。分枝は、メチル、エチル、またはプロピルなどの1個以上の低級アルキル基が線状アルキル鎖に結合されていることを意味する。「低級アルキル」は、直鎖または分枝鎖であり得る鎖の中に約1個〜約6個の炭素原子を有する基を意味する。「置換アルキル」という用語は、アルキル基が、同じかまたは異なり得る1個以上の置換基によって置換され得ることを意味し、各置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシ、および−C(O)O−アルキルからなる群より独立して選択される。適切なアルキル基の非限定的な例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、およびt−ブチルが含まれる。
「アルキレン」は、上記に定義されるアルキル基からの水素原子の除去によって得られる二官能基を意味する。アルキレンの非限定的な例には、メチレン(すなわち、−CH−)、エチレン(すなわち、−CHCH−または−CH(CH)−)、プロピレン(すなわち、−CHCHCH−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)CH−、または−CH(CHCH)−)、ブチレン(すなわち、−CHCHCHCH−、−CHCHCH(CH)−、−CHCH(CH)CH−,−CH(CHCHCH)−など)が含まれる。「低級アルキレン」は、直鎖または分枝鎖であり得る鎖の中の約1個〜6個の炭素原子を有する基を意味する。
「アルケニル」は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含み、直鎖または分枝鎖であり得、そして鎖の中に約2個〜約15個の炭素原子を含む炭化水素基を意味する。アルケニル基は、鎖の中に約2個〜約12個の炭素原子を有し得;別の実施形態において、鎖の中に約2個〜約6個の炭素原子を有し得る。分枝は、メチル、エチル、またはプロピルなどの1個以上の低級アルキル基が、線状アルケニル鎖に結合されていることを意味する。「低級アルケニル」は、直鎖または分枝鎖であり得る鎖の中の約2個〜約6個の炭素原子を意味する。「置換アルケニル」という用語は、アルケニル基が、同じかまたは異なり得る1個以上の置換基によって置換され得ることを意味し、各置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、アルコキシ、および−S(アルキル)からなる群より独立して選択される。適切なアルケニル基の非限定的な例には、エテニル、プロペニル(すなわち、アリル)、n−ブテニル、3−メチルブト−2−エニル、n−ペンテニル、オクテニル、およびデセニルが含まれる。
「アルキニル」は、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含み、直鎖または分枝鎖であり得、そして鎖の中に約2個〜約15個の炭素原子を含む炭化水素基を意味する。アルキニル基は、鎖の中に約2個〜約12個の炭素原子を有し得;別の実施形態において、鎖の中に約2個〜約4個の炭素原子を有し得る。分枝は、メチル、エチル、またはプロピルなどの1個以上の低級アルキル基が、線状アルキニル鎖に結合されていることを意味する。「低級アルキニル」は、直鎖または分枝鎖であり得る鎖の中の約2個〜約6個の炭素原子を意味する。適切なアルキニル基の非限定的な例には、エチニル、プロピニル、2−ブチニル、および3−メチルブチニルが含まれる。「置換アルキニル」という用語は、アルキニル基が、同じかまたは異なり得る1個以上の置換基によって置換され得ることを意味し、各置換基は、アルキル、アリール、およびシクロアルキルからなる群より独立して選択される。
「アリール」は、約6個〜約14個の炭素原子を含み、別の実施形態において、約6個〜約10個の炭素原子を含む、芳香族性の単環式または多環式環系を意味する。アリール基は、同じかまたは異なり得、かつ本明細書に定義されるような、1個以上の「環系置換基」で選択的に置換され得る。適切なアリール基の非限定的な例にはフェニルおよびナフチルが含まれる。
「ヘテロアリール」は、約5個〜約14個の炭素原子を含み、別の実施形態において、約5個〜約10個の環原子を含む、芳香族性の単環式または多環式環系を意味し、ここで、1個以上の環原子は、単独でまたは組み合わせた、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素、または硫黄である。ヘテロアリールは、約5個〜約6個の環原子を含み得る。「ヘテロアリール」は、同じかまたは異なり得、かつ本明細書に定義されるような、1個以上の「環系置換基」で選択的に置換され得る。ヘテロアリール語根の前の接頭辞アザ、オキサ、またはチアは、少なくとも1個の窒素、酸素、または硫黄原子が、それぞれ、環原子として存在することを意味する。ヘテロアリールの窒素原子は、対応するN−オキシドに選択的に酸化され得る。適切なヘテロアリールの非限定的な例には、ピリジル、ピラジニル、フラニル、チエニル、ピリミジニル、ピリドン(N−置換ピリドンを含む)、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、フラザニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、フタラジニル、オキシインドリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、ベンゾフラザニル、インドリル、アザインドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イミダゾリル、チエノピリジル、キナゾリニル、チエノピリミジニル、ピロロピリジル、イミダゾピリジル、イソキノリニル、ベンゾアザインドリル、1,2,4−トリアジニル、ベンゾチアゾリルなどが含まれる。「ヘテロアリール」という用語はまた、例えば、テトラヒドロイソキノリル、テトラヒドロキノリル、インダゾリルなどの部分的に飽和したヘテロアリール部分をいい、ここで、少なくとも1個の芳香族環が存在する。
「アルキレン−アリール」(またはアリール−アルキレン−)は、アリールおよびアルキレンが以前に記載されたような基を意味する。親の部分への結合はアルキレンを通してである。アルキレン部分は、1個以上のアリール部分に結合され得る。アルキレン−アリールは、低級アルキレン基を含み得る。適切なアルキレン−アリール基の非限定的な例には、ベンジル、2−フェネチル、2,2−ジフェニルエチレン、およびナフタレニルメチルが含まれる。
「アルキルアリール」は、アルキルおよびアリールが以前に記載されたようなアルキル−アリール−基を意味する。アルキルアリールは低級アルキル基を含み得る。適切なアルキルアリール基の非限定的な例には、トリルおよびキシリルが含まれる。親の部分への結合はアリールを通してである。
「アルキルヘテロアリール」は、アルキルおよびヘテロアリールが以前に記載されたようなアルキル−ヘテロアリール−基を意味する。アルキルヘテロアリールは低級アルキル基を含み得る。適切なアルキルヘテロアリール基の非限定的な例には、2−メチルピリジンが含まれる。親の部分への結合はヘテロアリールを通してである。
「シクロアルキル」は、約3個〜約10個の炭素原子を含む、非芳香族の単環式または多環式の環系を意味する。1つの実施形態において、シクロアルキルは、約5個〜約10個の環炭素原子を有する。別の実施形態において、シクロアルキルは、約3個〜約7個の環炭素原子を有する。シクロアルキルは、同じかまたは異なり得、かつ上記に定義されるような1個以上の「環系置換基」で選択的に置換され得る。適切な単環式シクロアルキルの非限定的な例には、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが含まれる。適切な多環式シクロアルキルの非限定的な例には、1−デカリニル、ノルボルニル、アダマンチルなど、ならびに、例えば、インダニル、テトラヒドロナフチルなどの部分飽和種が含まれる。1つの実施形態において、シクロアルキルは単環式シクロアルキルである。別の実施形態において、シクロアルキルは二環式シクロアルキルである。別の実施形態において、シクロアルキルは、ベンゼン環に縮合した単環式シクロアルキルである。なお別の実施形態において、シクロアルキルは、ピリジンを含むがこれに限定されない芳香族複素環に縮合された単環式シクロアルキルである。さらなる実施形態において、単環式シクロアルキル基は、第2のシクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基を有するスピロ環を形成し得る。このようなスピロ環の例証的な例には、
Figure 2009525961
が含まれるがこれらに限定されない。
「シクロアルケニル」は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する、不飽和の、非芳香族性の、単環式または多環式の環系を意味する。1つの実施形態において、シクロアルケニルは、約5個〜約10個の環炭素原子を有する。別の実施形態において、シクロアルケニルは、約3個〜約7個の環炭素原子を有する。シクロアルケニルは、同じかまたは異なり得、かつ上記に定義されるような1個以上の「環系置換基」で選択的に置換され得る。適切な単環式シクロアルケニルの非限定的な例には、シクロプロペニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニルなどが含まれる。適切な多環式シクロアルキルの非限定的な例には、ノルボルニル、アダマンチルなどが含まれる。
「シクロアルキレン」は、上記に定義されるようなシクロアルキル基からの水素原子の除去によって得られる二官能基を意味する。シクロアルキレンの非限定的な例には、
Figure 2009525961
が含まれる。
「ハロゲン」または「ハロ」は、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味する。好ましいものは、フッ素、塩素、および臭素である。
「環系置換基」は、例えば、環系上の利用可能な水素を置き換える、芳香族性または非芳香族性の環系に結合される置換基を意味する。環系置換基は、同じかまたは異なり得、各々は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アルキレン−アリール、アルキルアリール、アルキレン−ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルケニレン−、ヘテロアリール−アルキニレン−、アルキルヘテロアリール、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アリール−アルコキシ−、アシル、アロイル、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アリール−アルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アリール−アルキルチオ、ヘテロアリール−アルキルチオ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−C(=N−CN)−NH、−C(=NH)−NH、−C(=NH)−NH(アルキル)、YN−、YN−アルキル−、YNC(O)−、YNSO−、および−SONYからなる群より独立して選択され、ここで、YおよびYは同じかまたは異なり得、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、およびアリール−アルキレン−からなる群より独立して選択される。「環系置換基」はまた、環系上の2個の隣接する炭素原子上の2個の利用可能な水素(各炭素上に1個の水素)を同時に置き換える単一の部分を意味し得る。このような部分の例は、例えば:
Figure 2009525961
などの部分を形成する、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、−C(CH−などである。
「ヘテロシクリル」または「複素環」は、約3個〜約10個の環原子、好ましくは、約5個〜約10個の環原子を含む、単環式または多環式の環系を意味し、ここでは、環系の中の1個以上の原子は、単独でまたは組み合わせて、炭素以外の元素、例えば、窒素、酸素、または硫黄である。ヘテロシクリルは、少なくとも2個の環炭素原子、好ましくは約10個までの環炭素原子を有する。環系には隣接する酸素原子および/もしくは硫黄原子は存在しない。ヘテロシクリルは、完全飽和、部分不飽和、または芳香族であり得る。芳香族ヘテロシクリルは、上記に定義されるように「ヘテロアリール」と称する。好ましいヘテロシクリルは、約5個〜約6個の環原子を含む。ヘテロシクリル語根の前の接頭辞アザ、オキサ、またはチアは、少なくとも1個の窒素、酸素、または硫黄原子が、それぞれ、環原子として存在することを意味する。ヘテロシクリル環の中の任意の−NHは、例えば、−N(Boc)基、−N(CBn)基、−N(Tos)基などとして保護されて存在し得;このような保護基もまた、本発明の一部と見なされる。ヘテロシクリルは、同じかまたは異なり得、かつ本明細書で定義されるような、1個以上の「環系置換基」によって選択的に置換され得る。ヘテロシクリルの窒素原子または硫黄原子は、対応するN−オキシド、S−オキシド、またはS,S−ジオキシドに選択的に酸化され得る。適切な単環式ヘテロシクリル環の非限定的な例には、飽和ヘテロシクリル、例えば、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ラクタム、ラクトンなどが含まれる。部分不飽和単環式ヘテロシクリル環の非限定的な例には、例えば、チアゾリニルなどが含まれる。
「ヘテロシクロアルキル」は、上記に定義されるような、単環式または多環式の飽和ヘテロシクリルを意味する。1つの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは単環式ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態において、ヘテロシクロアルキルは二環式ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、ベンゼンに縮合された単環式ヘテロシクロアルキルである。1つの実施形態において、単環式ヘテロシクロアルキルは、5個または6個の環原子を有する。
ヘテロ原子を含む本発明の環系において、N、O、またはSに隣接する炭素原子上にヒドロキシル基は存在せず、ならびに、別のヘテロ原子に隣接する炭素上にNまたはS基が存在しないことが注目されるべきである。従って、例えば、環:
Figure 2009525961
において、2および5と印を付けた炭素上に直接的に結合した−OHは存在しない。
「アルキニルアルキル」は、アルキニルおよびアルキルが以前に記載された通りであるアルキニル−アルキル−基を意味する。アルキニルアルキルは、低級アルキニルおよび低級アルキル基を含み得る。親の部分への結合はアルキルを通してである。適切なアルキニルアルキル基の非限定的な例には、プロパルギルメチルが含まれる。
「ヘテロアリールアルキル」は、ヘテロアリールおよびアルキルが以前に記載された通りであるヘテロアリール−アルキル−基を意味する。ヘテロアラルキルは低級アルキル基を含み得る。適切なアラルキル基の非限定的な例には、ピリジルメチルおよびキノリン−3−イルメチルが含まれる。親の部分への結合はアルキルを通してである。
「ヒドロキシアルキル」は、アルキルが以前に記載された通りであるHO−アルキル−基を意味する。ヒドロキシアルキルは低級アルキル基を含み得る。適切なヒドロキシアルキル基の非限定的な例には、ヒドロキシメチルおよび2−ヒドロキシエチルが含まれる。
「アシル」は、種々の基が以前に記載された通りであるH−C(O)−、アルキル−C(O)−、またはシクロアルキル−C(O)−を意味する。親の部分への結合はカルボニルを通してである。アシルは低級アルキル基を含み得る。適切なアシル基の非限定的な例には、ホルミル、アセチル、およびプロパノイルが含まれる。
「アロイル」は、アリール基が以前に記載された通りであるアリール−C(O)−基を意味する。親の部分への結合はカルボニルを通してである。適切な基の非限定的な例には、ベンゾイルおよび1−ナフトイルが含まれる。
「アルコキシ」は、アルキル基が以前に記載された通りであるアルキル−O−基を意味する。適切なアルコキシ基の非限定的な例には、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、およびn−ブトキシが含まれる。親の部分への結合はエーテル酸素を通してである。
「アリールオキシ」は、アリール基が以前に記載された通りであるアリール−O−基を意味する。適切なアリールオキシ基の非限定的な例には、フェノキシおよびナフトキシが含まれる。親の部分への結合はエーテル酸素を通してである。
「アリール−アルキルオキシ」(またはアリールアルコキシ)は、アリール−アルキル基が以前に記載された通りであるアリール−アルキル−O−基を意味する。適切なアリール−アルキルオキシ基の非限定的な例には、ベンジルオキシおよび1−または2−ナフタレンメトキシが含まれる。親の部分への結合はエーテル酸素を通してである。
「アルキルチオ」は、アルキル基が以前に記載された通りであるアルキル−S−基を意味する。適切なアルキルチオ基の非限定的な例には、メチルチオおよびエチルチオが含まれる。親の部分への結合は硫黄を通してである。
「アリールチオ」は、アリール基が以前に記載された通りであるアリール−S−基を意味する。適切なアリールチオ基の非限定的な例には、フェニルチオおよびナフチルチオが含まれる。親の部分への結合は硫黄を通してである。
「アリール−アルキルチオ」(またはアリールアルキルチオ)は、アリール−アルキル基が以前に記載された通りであるアリール−アルキル−S−基を意味する。適切なアリール−アルキルチオ基の非限定的な例にはベンジルチオが含まれる。親の部分への結合は硫黄を通してである。
「アルコキシカルボニル」はアルキル−O−C(O)−基を意味する。適切なアルコキシカルボニル基の非限定的な例には、メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルが含まれる。親の部分への結合はカルボニルを通してである。
「アリールオキシカルボニル」はアリール−O−C(O)−基を意味する。適切なアリールオキシカルボニル基の非限定的な例には、フェノキシカルボニルおよびナフトキシカルボニルが含まれる。親の部分への結合はカルボニルを通してである。
「アリールアルコキシカルボニル」はアリール−アルキル−O−C(O)−基を意味する。適切なアリールアルコキシカルボニル基の非限定的な例にはベンジルオキシカルボニルが含まれる。親の部分への結合はカルボニルを通してである。
「アルキルスルホニル」はアルキル−S(O)−基を意味する。好ましい基は、アルキル基が低級アルキルであるものである。親の部分への結合はスルホニルを通してである。
「アリールスルホニル」はアリール−S(O)−基を意味する。親の部分への結合はスルホニルを通してである。
「置換」という用語は、既存の状況下での指定された原子の通常の価数を超えないこと、および置換が安定な化合物を生じることを条件として、指定された原子上の1個以上の水素が、示された基からの選択肢で置き換えられることを意味する。置換基および/または変数の組み合わせは、このような組み合わせが安定な化合物を生じる場合にのみ許容される。「安定な化合物」または「安定な構造」は、反応混液からの有用な程度の純度までの単離、および有効な治療剤への製剤化で存続するために十分に強固である化合物を意味する。
「選択的に置換される」という用語は、特定の基、反応基(radical)、または部分での選択的置換を意味する。選択的に置換される部分は、非置換であるか、1個以上の置換基によって置換されてもよい。
「精製」、「精製型で」、または「単離および精製された型で」という用語は、合成プロセスまたは天然の供給源またはその組み合わせから単離された後での上記化合物の物理的状態をいう。従って、化合物についての「精製」、「精製型で」、または「単離および精製された型で」という用語は、本明細書に記載されるかまたは当業者に周知である標準的な分析技術によって特徴付け可能である十分な純度である、本明細書に記載されるかまたは当業者に周知である精製プロセスから得られた後での上記化合物の物理的状態をいう。
本明細書における本文、スキーム、実施例、および表の中の満たされていない価数を有する任意の炭素ならびにヘテロ原子が、価数を満たすための十分な数の水素原子を有すると仮定されることもまた注目されるべきである。
化合物中の官能基が「保護される」と称される場合、このことは、化合物が反応に供されるときに、基が、保護部位において望ましくない副反応を排除するための修飾型であることを意味する。適切な保護基は、当業者によって、ならびに、例えば、T.W.Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis(1991),Wiley,New Yorkのような標準的な技術への参照によって認識されている。
任意の変数(例えば、アリール、ヘテロ環、Rなど)が任意の構成要素または化学式Iの中に1つ以上存在する場合、各々の存在に対するその定義は、すべての他の存在におけるその定義とは独立している。
本明細書で使用される場合、「組成物」という用語は、特定の量の特定の成分を含む生成物、ならびに特定の量の特定の成分の組み合わせから、直接的または間接的に生じる任意の生成物を含むことが意図される。
本発明のプロドラッグおよび溶媒和物もまた、本発明で意図される。プロドラッグの議論は、T.HiguchiおよびV.Stella、Pro−drugs as Novel Delivery Systems(1987)14 of the A.C.S.Symposium Series、ならびにBioreversible Carriers in Drug Design,(1987)Edward B.Roche編、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press所収において提供されている。「プロドラッグ」という用語は、インビボで転換されて、化学式(I)の化合物、またはその化合物の薬学的に受容可能な塩、水和物、もしくは溶媒和物を生じる化合物を意味する。この転換は、種々のメカニズム(例えば、代謝的または化学的プロセス)によって、例えば、血中での加水分解などを通して起こり得る。プロドラッグの使用の議論は、T.HiguchiおよびW.Stella、「Pro−drugs as Novel Delivery Systems」the A.C.S.Symposium Seriesの第14巻、ならびにBioreversible Carriers in Drug Design,Edward B.Roche編、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press,1987所収によって提供されている。
例えば、化学式(I)の化合物、またはその化合物の薬学的に受容可能な塩、水和物、もしくは溶媒和物がカルボン酸官能基を含む場合、プロドラッグは、例えば、以下の基による、酸の基の水素原子の置き換えによって形成されるエステルを含み得る:(C−C)アルキル、(C−C12)アルカノイルオキシメチル、4〜9個の炭素原子を有する1−(アルカノイルオキシ)エチル、5〜10個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルカノイルオキシ)−エチル、3〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメチル、4〜7個の炭素原子を有する1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、5〜8個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、3〜9個の炭素原子を有するN−(アルコキシカルボニル)アミノメチル、4〜10個の炭素原子を有する1−(N−(アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、γ−ブチロラクトン−4−イル、ジ−N,N−(C−C)アルキルアミノ(C−C)アルキル(例えば、β−ジメチルアミノエチル)、カルバモイル−(C−C)アルキル、N,N−ジ(C−C)アルキルカルバモイル−(C−C)アルキル、およびピペリジノ−、ピロリジノ−またはモルホリノ(C−C)アルキルなど。
同様に、化学式(I)の化合物がアルコール官能基を含む場合、プロドラッグは、例えば、以下のような基による、アルコール基の水素原子の置き換えによって形成することができる:(C−C)アルカノイルオキシメチル、1−((C−C)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C−C)アルカノイルオキシ)エチル、(C−C)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C−C)アルコキシカルボニルアミノメチル、スクシノイル、(C−C)アルカノイル、α−アミノ(C−C)アルカニル、アリールアシル、およびα−アミノアシル、またはα−アミノアシル−α−アミノアシルなど、ここで、各α−アミノアシル基は、天然に存在するL−アミノ酸、P(O)(OH)、−P(O)(O(C−C)アルキル)、またはグリコシル(この基は、ヘミアセタール型の炭水化物のヒドロキシル基の除去から生じる)からなる群より独立して選択される。
化学式(I)の化合物がアミン官能基を含む場合、プロドラッグは、例えば、以下のような基による、アミン基の水素原子の置き換えによって形成することができる:R−カルボニル、RO−カルボニル、NRR’−カルボニル、ここでRおよびR’は各々独立して(C−C10)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ベンジル、またはR−カルボニルは天然のα−アミノアシルもしくは天然のα−アミノアシル、−C(OH)C(O)OY、ここでYはH、(C−C)アルキルまたはベンジル、−C(OY)Y、ここでYは(C−C)アルキル、およびYは(C−C)アルキル、カルボキシ(C−C)アルキル、アミノ(C−C)アルキル、またはモノ−N−もしくはジ−N,N−(C−C)アルキルアミノアルキル、−C(Y)Y、ここでYはHまたはメチル、およびY5はモノ−N−もしくはジ−N,N−(C−C)アルキルアミノモルホリノ、ピペリジン−1−イル、またはピロリジン−1−イルなど。
1個以上の本発明の化合物は、非溶媒和型、ならびに水、エタノールなどの薬学的に受容可能な溶媒との溶媒和型で存在し得、本発明は、溶媒和型と非溶媒和型の両方を含むことが意図される。「溶媒和物」は、1種以上の溶媒分子との、本発明の化合物の物理的結合を意味する。この物理的結合には、水素結合を含む、様々な程度のイオン結合および共有結合が含まれる。特定の例において、例えば、1個以上の溶媒分子が結晶性固体の結晶格子に組み込まれるとき、溶媒は単離可能である。「溶媒和物」は、溶液相と単離可能な溶媒和物の両方を含む。適切な溶媒和物の非限定的な例には、エタノール溶媒和物、メタノール溶媒和物などが含まれる。「水和物」は、溶媒分子がHOである溶媒和物である。
本発明の1つ以上の化合物は、溶媒和物に選択的に転換されてもよい。溶媒和物の調製は一般的に公知である。従って、例えば、M.Cairaら、J.Pharmaceutical Sci,93(3),601−611(2004)は、酢酸エチル中で、ならびに水からの抗真菌フルコナゾールの溶媒和物の調製を記載している。溶媒和物、ヘミ溶媒和物、水和物などの同様の調製は、E.C.van Tonderら、AAPS PharmSciTech.,5(1).,article 12(2004);およびA.L.Binghamら、Chem.Commun.,603−604(2001)によって記載されている。典型的な、非限定的なプロセスは、周囲温度よりも高い温度で、所望量の所望の溶媒(有機溶媒または水またはその混液)に、本発明の化合物を溶解する工程、および結晶を形成するために十分な速度でこの溶液を冷却する工程を包含し、この結晶は、次いで、標準的な方法によって単離される。例えば、I.R.スペクトル測定などの分析技術は、溶媒和物(または水和物)としての結晶中の溶媒(または水)の存在を示す。
「有効量」または「治療有効量」は、以下に記される疾患または状態を阻害する際に、従って、所望の治療的、改善的、阻害的、または予防的な効果を生じる際に有効である、本発明の化合物または組成物の量を説明することを意味する。
化学式(I)の化合物は、これもまた本発明の範囲内にある塩を形成することができる。本明細書における化学式(I)の化合物への言及は、他に示されない限り、その塩に対する言及を含むと理解される。「塩」という用語は、本明細書で利用される場合、無機酸および/または有機酸とともに形成される酸性塩、ならびに無機塩基および/または有機塩基とともに形成される塩基性塩を意味する。加えて、化学式(I)の化合物が、例えば、ピリジンまたはイミダゾールであるがこれらに限定されない塩基性部分、および例えばカルボン酸であるがこれに限定されない酸性部分を含む場合、双性イオン(「内塩」)が形成される可能性があり、これは、本明細書で使用されるような「塩」という用語の中に含まれる。薬学的に受容可能な(すなわち、非毒性で、生理学的に受容可能である)塩が好ましいが、他の塩もまた有用である。化学式(I)の化合物の塩は、例えば、化学式(I)の化合物を、塩が沈殿する媒体中で、または水性媒体中で、一定量、例えば、等価量の酸または塩基とともに反応させること、その後の凍結乾燥によって形成されてもよい。
例示的な酸付加塩には以下が含まれる:酢酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩(トシル酸塩としても知られる)など。加えて、塩基性薬学的化合物からの薬学的に有用な塩の形成のために一般的に適切と見なされる酸は、例えば、P.Stahlら、Camille G.(編)Handbook of Pharmaceutical Salts.Properties,Selection and Use.(2002)Zurich:Wiley−VCH;S.Bergeら、Journal of Pharmaceutical Sciences(1977)66(1)1−19:P.Gould、International J.of Pharmaceutics(1986)33 201−217;Andersonら、The Practice of Medicinal Chemistry(1996),Academic Press,New York;およびThe Orange Book所収(Food&Drug Administration,Washington,D.C.,ウェブサイト上)によって議論される。これらの開示は、それらへの参照により本明細書に援用される。
例示的な塩基性塩には以下が含まれる:アンモニウム塩、ナトリウム塩、リチウム塩、およびカリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、ジクロロヘキシルアミン、t−ブチルアミンなどの有機塩基(例えば、有機アミン)との塩、ならびにアルギニン、リジンなどのアミノ酸との塩など。塩基性窒素含有基は、低級ハロゲン化アルキル(塩化、臭化、およびヨウ化されたメチル、エチル、およびブチル)、硫酸ジアルキル(例えば、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、および硫酸ジブチル)、長鎖ハロゲン化物(例えば、塩化、臭化、およびヨウ化されたデシル、ラウリル、およびステアリル)、ハロゲン化アラルキル(例えば、臭化ベンジルおよび臭化フェネチル)などの因子によって四級化されてもよい。
すべてのこのような酸性塩および塩基性塩は、本発明の範囲内にある薬学的に受容可能な塩であることが意図され、すべての酸性塩および塩基性塩は、本発明の目的のための対応する化合物の遊離型と等価であると見なされる。
本発明の化合物の薬学的に受容可能なエステルには以下の群が含まれる:(1)ヒドロキシ基のエステル化によって得られるカルボン酸エステルであって、ここで、エステル基のカルボン酸の非カルボニル部分は、直鎖または分枝鎖のアルキル(例えば、アセチル、n−プロピル、t−ブチル、またはn−ブチル)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル)、アラルキル(例えば、ベンジル)、アリールオキシアルキル(例えば、フェノキシメチル)、アリール(例えば、ハロゲン、(C−C)アルキル、または(C−C)アルコキシまたはアミノで選択的に置換されたフェニル)から選択される;(2)スルホン酸エステル、例えば、アルキル−またはアラルキルスルホニル(例えば、メタンスルホニル);(3)アミノ酸エステル(例えば、L−バリルまたはL−イソロイシル);(4)リン酸エステル、ならびに(5)一リン酸、二リン酸、または三リン酸エステル。リン酸エステルは、例えば、(C−C20)アルコールもしくはその反応性誘導体、または2,3−ジ−(C−C24)アシルグリセロールによってさらにエステル化されてもよい。
化学式(I)の化合物は、不斉中心またはキラル中心を含み得、それゆえに、異なる立体異性型で存在し得る。化学式(I)の化合物のすべての立体異性体、ならびにラセミ混合物を含むその混合物(ならびに化合物の塩、溶媒和物、エステル、およびプロドラッグの混合物、ならびにプロドラッグの塩、溶媒和物、およびエステルの混合物)は、本発明の一部を形成することが意図される。加えて、本発明は、幾何異性体および位置異性体、ならびにエナンチオマー型(これは、不斉炭素の非存在下においてさえ存在し得る)、回転異性体型、アトロプ異性体型(例えば、置換されたビアリール)、およびジアステレオマー型を含む。例えば、化学式(I)の化合物が二重結合または縮合環を取り込む場合、シス型およびトランス型の両方、ならびに混合物は、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、他の異性体を実質的に含まなくてもよく、あるいは、例えば、ラセミ化合物として、またはすべての他の立体異性体もしくは他の選択された立体異性体と、混合されてもよい。本発明のキラル中心は、IUPAC 1974勧告によって定義されるように、SまたはR配置を有し得る。「塩」、「溶媒和物」、「エステル」、「プロドラッグ」などという用語の使用は、本発明の化合物のエナンチオマー、立体異性体、回転異性体、互変異性体、位置異性体、ラセミ化合物、またはプロドラッグの塩、溶媒和物、エステル、およびプロドラッグに等しく適用することが意図される。
ジアステレオマー混合物は、当業者に周知の方法によって、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分画的結晶化などによって、それらのキラル的な差異に基づいて個々のジアステレオマーに分離することができる。エナンチオマーは、適切な光学活性化合物(例えば、キラルアルコールまたはMosherの酸塩化物などのキラル補助基)との反応によって、エナンチオマー混合物をジアステレオマー混合物に転換すること、そのジアステレオマーを分離すること、および個々のジアステレオマーを対応する純粋なエナンチオマーに転換すること(例えば、加水分解すること)によって、分離することができる。エナンチオマーはまた、キラルHPLCカラムの使用によって分離することができる。
本発明はまた、1個以上の原子が天然に通常、見出されるものとは異なる原子量および質量数とは異なる原子量および質量数を有する原子によって置き換えられるという事実を別にすれば本明細書に列挙されるものと同一である、同位元素標識された本発明の化合物を含む。本発明の化合物に取り込まれ得る同位元素の例には、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素の同位元素、例えば、H、H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、および36Clをそれぞれ含む。
特定の同位元素標識された化学式(I)の化合物(例えば、Hおよび14C)は、化合物および/または基質の組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム化(すなわち、H)および炭素−14(すなわち、14C)同位元素は、それらの調製の容易さおよび検出可能性のために特に好ましい。さらに、ジュウテリウム(すなわち、H)などのより重い同位元素での置換は、より高い代謝性安定性(例えば、インビボ半減期の増加または投薬量の要求性の減少)から生じる特定の治療的利点を提供し得、それゆえに、ある態様において、状況において好ましくあり得る。同位元素標識された化学式(I)の化合物は、一般的に、本明細書中以下のスキームおよび/または実施例において開示されるものと類似の手順に従って、同位元素標識されていない試薬の代わりに、適切な同位元素標識された試薬で置き換えることによって調製することができる。
化学式(I)の化合物、ならびに化学式(I)の化合物の塩、溶媒和物、エステル、およびプロドラッグの多様型は、本発明に含まれることが意図される。
「薬学的組成物」という用語は、任意の薬学的に不活性な賦形剤とともに、1種より多く(例えば、2種)の薬学的に活性な薬剤、例えば、本発明の化合物、および本明細書に記載されるさらなる薬剤のリストから選択されるさらなる薬剤から構成される、バルク組成物と個々の投薬単位の両方を含むこともまた意図される。バルク組成物および各々個々の投薬単位は、固定量の上述の「1種より多くの薬学的に活性な薬剤」を含むことができる。バルク組成物は、個々の投薬単位にまだ形成されていない物質である。例証としての投薬単位は、錠剤、丸薬などのような経口投薬単位である。同様に、本発明の薬学的組成物を投与することによって患者を治療することの本明細書に記載される方法もまた、上述の上記バルク組成物および個々の投薬単位の投与を含むことが意図される。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、またはエステルは、薬理学的な特性を有する:特に、化学式(I)の化合物は、ニコチン酸受容体アゴニストであり得る。
化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、またはエステルは、異常脂質血症およびメタボリック症候群を含む、疾患または状態を治療する際に有用である。
本発明に従う、化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、またはエステルは、標準的な薬学的実務に従って、任意の適切な型で、例えば、単独で、または薬学的組成物中の薬学的に受容可能なキャリア、賦形剤、もしくは希釈剤と組み合わせて、投与することができる。化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、またはエステルは、経口的または非経口的に投与することができ、これには、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮下、直腸、または局所的な投与の経路が含まれる。
少なくとも1種の化学式Iの化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、または互変異性体を含む薬学的組成物は、経口投与のために適切な型であり得、例えば、錠剤、トローチ、カプセル、ロゼンジ、水性もしくは油性懸濁液、分散可能な粉末もしくは顆粒、エマルジョン、シロップ、またはエリキシルとしてであり得る。経口組成物は、任意の従来的な薬学的方法によって調製されてもよく、甘味料、香料、着色料、および保存料もまた含んでもよい。
患者に投与される、化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、または互変異性体の量は、患者の年齢、体重、および応答に基づいて、ならびに治療される状態の重篤度によって、医師によって決定することができる。例えば、患者に投与される、化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、または互変異性体の量は、約0.1mg/kg体重/日〜約60mg/kg/日、好ましくは、約0.5mg/kg/日〜約40mg/kg/日の範囲であり得る。
化学式Iの化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、またはエステルはまた、他の治療剤と組み合わせて投与することもできる。例えば、1種以上の化学式(I)の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、またはエステルは、以下からなる群より選択される1種以上のさらなる活性成分とともに投与することができる:ヒドロキシ置換アゼチジノン化合物、置換βラクタム化合物、HMG CoA還元酵素阻害剤化合物、HMG CoAシンテターゼ阻害剤、スクアレン合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、ステロール生合成阻害剤、ニコチン酸誘導体、胆汁酸封鎖剤、無機コレステロール封鎖剤、アシルCoA:コレステロールO−アシルトランスフェラーゼ阻害剤、コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤、ω3脂肪酸を含有する魚油、天然の水溶性繊維、植物スタノールルおよび/または植物スタノールの脂肪酸エステル、抗酸化剤、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト、FXR受容体調節因子、LXR受容体アゴニスト、リポタンパク質合成阻害剤、レニンアンジオテンシン阻害剤、ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質阻害剤、胆汁酸再吸収阻害剤、PPARδアゴニスト、トリグリセリド合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、低密度リポタンパク質受容体誘導因子または活性化因子、血小板凝集阻害剤、5−LOまたはFLAP阻害剤、PPARδ部分アゴニスト、ナイアシンまたはナイアシン受容体アゴニスト、5HTトランスポーター阻害剤、NEトランスポーター阻害剤、CBアンタゴニスト/逆アゴニスト、グレリンアンタゴニスト、Hアンタゴニスト/逆アゴニスト、MCH1Rアンタゴニスト、MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト、NPY1アンタゴニスト、NPY5アンタゴニスト、NPY2アゴニスト、NPY4アゴニスト、mGluR5アンタゴニスト、レプチン、レプチンアゴニスト/調節因子、レプチン誘導体、オピオイドアンタゴニスト、オレキシン受容体アンタゴニスト、BRS3アゴニスト、CCK−Aアゴニスト、CNTF、CNTF誘導体、CNTFアゴニスト/調節因子、5HT2cアゴニスト、Mc4rアゴニスト、モノアミン再取り込み阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、GLP−1アゴニスト、フェンテルミン、トピラマート、phytopharm化合物57、グレリン抗体、Mc3rアゴニスト、ACC阻害剤、β3アゴニスト、DGAT1阻害剤、DGAT2阻害剤、FAS阻害剤、PDE阻害剤、甲状腺ホルモンβアゴニスト、UCP−1活性化因子、UCP−2活性化因子、UCP−3活性化因子、アシル−エストロゲン、糖質コルチコイドアゴニスト/アンタゴニスト、11β HSD−1阻害剤、SCD−1阻害剤、リパーゼ阻害剤、脂肪酸トランスポーター阻害剤、ジカルボン酸トランスポーター阻害剤、グルコーストランスポーター阻害剤、リン酸トランスポーター阻害剤、抗糖尿病剤、抗高血圧剤、抗異常脂質血症剤、DP受容体アンタゴニスト、アポリポタンパク質−B分泌/ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質(アポ−B/MTP)阻害剤、交感神経模倣薬アゴニスト、ドーパミンアゴニスト、メラニン細胞刺激ホルモン受容体アナログ、メラニン濃縮ホルモンアンタゴニスト、レプトン、ガラニン受容体アンタゴニスト、ボンベシンアゴニスト、ニューロペプチド−Yアンタゴニスト、甲状腺ホルモン模倣剤、デヒドロエピアンドロステロン、デヒドロエピアンドロステロンのアナログ、ウロコルチン結合タンパク質アンタゴニスト、グルカゴン様ペプチド−1受容体アゴニスト、ヒトアグチ関連タンパク質(AGRP)、ニューロメディンU受容体アゴニスト、ノルアドレナリン作動性食欲減退剤、食欲抑制剤、ホルモン感受性リパーゼアンタゴニスト、MSH−受容体アナログ、α−グルコシダーゼ阻害剤、アポA1ミラノ逆コレステロール輸送阻害剤、脂肪酸結合タンパク質阻害剤(FABP)、および脂肪酸トランスポータータンパク質阻害剤(FATP)。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用であるヒドロキシ−置換アゼチジノン化合物および置換β−ラクタム化合物の非限定的な例には、米国特許第5,767,115号、同第5,624,920号、同第5,668,990号、同第5,656,624号、および同第5,688,787号、同第5,756,470号、米国特許出願第2002/0137690号、および同第2002/0137689号、およびPCT特許出願WO 2002/066464号に開示されるものが含まれ、これらの各々は、それらの全体が参照により本明細書に組み入れられる。好ましいアゼチジノン化合物はエゼチミベ(例えば、Schering−Plough Corporationから入手可能であるZETIA(登録商標))である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用であるHMG CoA還元酵素阻害剤化合物の非限定的な例には、ロバスタチン(例えば、Merck & Co.から入手可能であるMEVACOR(登録商標))、シンバスタチン(例えば、Merck & Co.から入手可能であるZOCOR(登録商標))、プラバスタチン(例えば、Bristol Meyers Squibbから入手可能であるPRAVACHOL(登録商標))、アトルバスタチン、フルバスタチン、セリバスタチン、CI−981、リバスタチン(7−(4−フルオロフェニル)−2,6−ジイソプロピル−5−メトキシメチルピリジン−3−イル)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプタノエート ナトリウム)、ロスバスタチンカルシウム(AstraZeneca PharmaceuticalsからのCRESTOR(登録商標))、およびピタバスタチン(例えば、日本のNegma KowaのNK−104)。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なHMG CoAシンテターゼ阻害剤の非限定的な例は、例えば、L−659,699((E,E)−11−[3’R−(ヒドロキシ−メチル)−4’−オキソ−2’R−オキセタニル]−3,5,7R−トリメチル−2,4−ウンデカジエン酸)である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なスクアレン合成阻害剤の非限定的な例は、例えば、スクアレスタチン1である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なスクアレンエポキシダーゼの非限定的な例は、例えば、NB−598((E)−N−エチル−N−(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−インイル)−3−[(3,3’−ビチオフェン−5−イル)メトキシ]ベンゼン−メタンアミン塩酸)である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なステロール生合成阻害剤の非限定的な例は、例えば、DMP−565である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なニコチン酸誘導体(例えば、酸型、塩、エステル、両性イオン、および互変異性体を含む、ピリジン−3−カルボキシレート構造またはピラジン−2−カルボキシレート構造を含む化合物)の非限定的な例は、ニセリトロール、ニコフラノース、およびアシピモックス(5−メチル ピラジン−2−カルボン酸 4−オキシド)である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な胆汁酸封鎖剤の非限定的な例は、コレスチラミン(胆汁酸を結合可能な四級アンモニウムカチオン性基を含むスチレン−ジビニルベンゼンコポリマー、例えば、Bristol−Myers Squibbから入手可能であるQUESTRAN(登録商標)またはQUESTRAN LIGHT(登録商標)コレスチラミン)、コレスチポール(ジエチレントリアミンおよび1−クロロ−2,3−エポキシプロパン、例えば、Pharmaciaから入手可能なCOLESTID(登録商標)錠剤)、コレセベラム塩酸塩(例えば、エピクロロヒドリンで架橋され、1−ブロモデカンでアルキル化された、WelChol(登録商標)錠剤(ポリ(アリルアミン塩酸塩)、およびSankyoから入手可能である((6−ブロモヘキシル)−トリメチルアンモニウムブロミド))、水溶性誘導体、例えば、3,3−イオエン、N−(シクロアルキル)アルキルアミン、およびポリグルサム、不溶性四級化ポリスチレン、サポニンおよびその混合物である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な無機コレステロール封鎖剤の非限定的な例は、例えば、サリチル酸ビスマスおよびモンモリロナイト粘土、水酸化アルミニウム、および炭酸カルシウム制酸剤である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なアシルCoA:コレステロールO−アシルトランスフェラーゼ(「ACAT」)阻害剤の非限定的な例は、例えば、アバシミベ(avasimibe)([[2,4,6−トリス(1−メチルエチル)フェニル]アセチル]スルファミン酸、2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニルエステル、以前にはCI−1011として公知)、HL−004、レシミビド(lecimibide)(DuP−128)、およびCL−277082(N−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−[[4−(2,2−ジメチルプロピル)フェニル]メチル]−N−ヘプチルウレア)、および、本明細書に参照により本明細書に援用されるP.Changら、「Current,New,and Future Treatments in Dyslipidaemia and Atherosclerosis」、Drugs 2000 Jul;60(1);55−93に記載されている化合物である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なコレステリルエステル輸送タンパク質(「CETP」)阻害剤の非限定的な例は以下である:その各々が参照により本明細書に援用される、PCT特許出願第WO 00/38721号、米国特許第6,147,090号、同第6,958,346号、同第6,924,313号、同第6,906,082号、同第6,861,561号、同第6,803,388号、同第6,794,396号、同第6,787,570号、同第6,753,346号、同第6,723,752号、同第6,723,753号、同第6,710,089号、同第6,699,898号、同第6,696,472号、同第6,696,435号、同第6,683,113号、同第5,519,001号、同第5,512,548号、同第6,410,022号、同第6,426,365号、同第6,448,295号、同第6,387,929号、同第6,683,099号、同第6,677,382号、同第6,677,380号、同第6,677,379号、同第6,677,375号、同第6,677,353号、同第6,677,341号、同第6,605,624号、同第6,586,433号、同第6,451,830号、同第6,451,823号、同第6,462,092号、同第6,458,849号、同第6,458,803号、同第6,455,519号、同第6,583,183号、同第6,562,976号、同第6,555,113号、同第6,544,974号、同第6,521,607号、同第6,489,366号、同第6,482,862号、同第6,479,552号、同第6,476,075号、同第6,476,057号、および同第6,897,317号に開示されているもの;参照により本明細書に援用される、Yan Xiaら、「Substituted 1,3,5−Triazines As Cholesteral Ester Transfer Protein Inhibitors」Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,vol.6、No.7,1996,pp.919−922に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、S.Covalら「Wiedendiol−A、および−B、Cholesteryl Ester Transfer Protein Inhibitors From The Marine Sponge Xestosponga Wiedenmayeri」、Bioorganic & Medicinal Chemistry Letter、vol.5、No.6、pp.605−610、1995において記載されるような天然物;参照により本明細書に援用される、Barrettら、J.Am.Chem.Soc.188、7863−63(1996)に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、Kuoら、J.Am.Chem.Soc.117,10629−34(1995);参照により本明細書に援用される、に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、Pietzonkaら、Bioorg.Med.Chem.Lett.,6、1951−54(1996)に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、Leeら、J.Antibiotics、49、693−96(1996)に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、Buschら、Lipids,25,216−220,(1990)に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、MortonおよびZilversmit J.Lipid Res.,35、836−47(1982)に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、Connollyら、Biochem.Biophvs.Res.Comm.,223,42−47(1996)に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、Bisgaierら、Lipids.29,811−8(1994)に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、EP 818448に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、JP 10287662に記載されている化合物;各々が参照により本明細書に援用される、PCT出願WO 98/35937、WO 9914174、WO 9839299、および WO 9914215に記載されている化合物;各々が参照により本明細書に援用される、EP出願EP 796846、EP 801060、818448、および818197に記載されている化合物;参照により本明細書に援用される、米国特許第6,121,319号および同第6,147,250号に開示されるAGI−1067および他の誘導体などの、プロブコールまたはその誘導体;参照により本明細書に援用される、M. Huettingerら、「Hypolipidemic activity of HOE−402 is Mediated by Stimulation of the LDL Receptor Pathway」、Arterioscler.Thromb.1993;13:1005−12に記載されているような、LDL受容体活性を直接的に刺激するイミダゾリジニル−ピリミジン誘導体であるHOE−42などの低密度リポタンパク質(LDL)受容体活性化因子;WO 00/017164、WO 00/017166、WO 00/140190、WO 00/213797、およびWO 2005/033082(各々が参照により本明細書に援用される)に記載される、4−カルボキシアミノ−2−置換−1、2,3,4−テトラヒドロキノリン、例えば、トルセトラピブ(torcetrapib)。トルセトラピブは、アトルバスタチンなどのHMG−CoA還元酵素阻害剤と合わせることができる(WO 00/213797、WO 2004/056358、WO 2004/056359、および WO2005/011634)。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な、ω3脂肪酸を含有する魚油の非限定的な例は、3−PUFAである。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な天然の水溶性繊維の非限定的な例は、オオバコ、グアー、オートムギ、およびペクチンである。
である。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な植物スタノールおよび/または植物スタノールの脂肪酸エステルの非限定的な例は、BENECOL(登録商標)マーガリンの中で使用されているシトステロールエスエルである。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な抗酸化剤の非限定的な例には、プロブコールが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なPPARαアゴニストの非限定的な例には、ベクロフィブレート、ベンザフィブレート、シプロフィブレート、クロフィブレート、エトフィブレート、フェノフィブレート、およびジェムフィブロジルが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なリポタンパク質合成阻害剤の非限定的な例には、ナイアシンおよびニコチン酸が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な5HT(セロトニン)輸送阻害剤の非限定的な例には、パロキセチン、フルオキセチン、フェンフルラミン、フルボキサミン、サートラリン、およびイミプラミンが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なNE(ノルエピネフリン)輸送阻害剤の非限定的な例には、GW 320659、デスピラミン、タルスプラム、およびノミフェシンが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なCBアンタゴニスト/逆アゴニストの非限定的な例には、リモナバント、SR−147778(Sanofi Synthelabo)、ならびに以下に記載される化合物が含まれる:米国特許第5,532,237号、同第4,973,587号、同第5,013,837号、同第5,081,122号、同第5,112,820号、同第5,292,736号、同第5,624,941号、同第6,028,084号、WO 96/33159、WO 98/33765、WO 98/43636、WO 98/43635、WO 01/09120、WO 98/31227、WO 98/41519、WO 98/37061、WO 00/10967、WO 00/10968、WO 97/29079、WO 99/02499、WO 01/58869、WO 02/076949、および EP−658546(先の参考文献の各々が参照により本明細書に援用される)。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なグレリンアンタゴニストの非限定的な例には、WO 01/87335および WO 02/08250(先の参考文献の各々が参照により本明細書に援用される)に記載されるものが含まれる。グレリンアンタゴニストはまた、GHS(成長ホルモン分泌促進物質受容体)アンタゴニストとしても知られる。それゆえに、本発明の薬学的組み合わせおよび方法は、グレリンアンタゴニストの代わりにGHSアンタゴニストの使用(本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて)を含む。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なHアンタゴニスト/逆アゴニストの非限定的な例には以下が含まれる:チオペラミド、3−(1H−イミダゾール−4−イル)プロピル N−(4−ペンテニル)カルバメート、クロベンプロピット、ヨードフェンプロピット、イモプロキシファン、およびGT2394(Gliatech)、WO 02/15905(参照により本明細書に援用される)に記載されているもの;Kiec−Kononowicz、K.ら、Pharmazie.55:349−55(2000)(参照により本明細書に援用される)に記載されているO−[3−(1H−イミダゾール−4−イル)プロパノール]カルバメート;Lazewska、D.ら、Pharmazie.56:927−32(2001)(参照により本明細書に援用される)に記載されているピペリジン−含有ヒスタミンH−受容体アンタゴニスト;Sasse,A.ら、Arch.Pharm.(Weinheim)334:45−52(2001)(参照により本明細書に援用される)に記載されているベンゾフェノン誘導体および関連化合物;Reidemeister、S.ら、Pharmazie,55:83−6(2000)(参照により本明細書に援用される)に記載されている置換N−フェニルカルバメート、およびSasse,A.ら、J.Med.Chem.43:3335−43(2000)(先の参考文献の各々は参照により本明細書に援用される)に記載されているプロキシファン誘導体。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なMCH1R(メラニン濃縮ホルモン1受容体)アンタゴニストおよびMCH2R(メラニン濃縮ホルモン2受容体)アゴニスト/アンタゴニストの非限定的な例には、WO 01/82925、WO 01/87834、WO 02/06245、WO 02/04433、WO 02/51809、およびJP 13226269(先の参考文献の各々は参照により本明細書に援用される)に記載されているもの、ならびにT−226296(Takeda)が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なNPY1アンタゴニストの非限定的な例には、米国特許第6,001,836号、WO 96/14307、WO 01/23387、WO 99/51600、WO 01/85690、WO 01/85098、WO 01/85173、およびWO 01/89528(先の参考文献の各々は参照により本明細書に援用される)に記載されているもの、ならびにBIBP3226、J−115814、BIBO 3304、LY−357897、CP−671906、およびGI−264879Aが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なNPY5アンタゴニストの非限定的な例には、米国特許第6,140,354号、同第6,191,160号、同第6,258,837号、同第6,313,298号、同第6,337,332号、同第6,329,395号、同第6,340,683号、同第6,326,375号、同第6,335,345号、EP−01010691、EP−01044970、WO 97/19682、WO 97/20820、WO 97/20821、WO 97/20822、WO 97/20823、WO 98/27063、WO 00/64880、WO 00/68197、WO 00/69849、WO 01/09120、WO 01/85714、WO 01/85730、WO 01/07409、WO 01/02379、WO 01/02379、WO 01/23388、WO 01/23389、WO 01/44201、WO 01/62737、WO 01/62738、WO 01/09120、WO 02/22592、WO 0248152、WO 02/49648、WO 01/14376、WO 04/110375、WO 05/000217、およびNormanら、J.Med.Chem.43:4288−4312(2000)(先の参考文献の各々は参照により本明細書に援用される)に記載されているもの;ならびに152,804、GW−569180A、GW−594884A、GW−587081X、GW−548118X;FR226928、FR240662、FR252384;1229U91、GI−264879A、CGP71683A、LY−377897、PD−160170、SR−120562A、SR−120819A、およびJCF−104が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なNPY2アゴニストの非限定的な例には、Batterhamら、Nature.418:650−654(2003)に記載されているようなPYY3−36、NPY3−36、および他のY2アゴニスト、例えば、Nアセチル[Leu(28,31)]NPY 24−36(White−SmithおよびPotter、Neuropeptides 33:526−33(1999))、TASP−V(Malisら、Br.J.Pharmacol.126:989−96(1999))、シクロ−(28/32)−Ac−[Lys28−Glu32]−(25−36)−pNPY(CabreleおよびBeck−Sickinger J−Pept−Sci.6:97−122(2000))(先の参考文献の各々は参照により本明細書に援用される)が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なNPY4アゴニストの非限定的な例には、Batterhamら、J.Clin.Endocrinol.Metab.88:3989−3992(2003)に記載されているような膵臓ペプチド(PP)、および他のY4アゴニスト、例えば、1229U91(Raposinhoら、Neuroendocrinology.71:2−7(2000)(両方の文献は参照により本明細書に援用される)が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なmGluR5(代謝型グルタミン酸サブタイプ5受容体)の非限定的な例には、2−メチル−6−(フェニルエチニル)−ピリジン(MPEP)、および(3−[(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)エチニル]ピリジン)(MTEP)、およびAnderson J.ら、J,Eur J Pharmacol.Jul.18、2003;473(1):35−40;Cosford N.ら、Bioorg Med Chem Lett.Feb.10、2003;13(3):351−4;およびAnderson J.ら、J Pharmacol Exp Ther.December 2002:303(3):1044−51に記載されているもの(先の参考文献の各々は参照により本明細書に援用される)が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なレプチン、レプチン誘導体、およびレプチンアゴニスト/調節因子の非限定的な例には、組換えヒトレプチン(PEG−OB、Hoffman La Roche)および組換えメチオニルヒトレプチン(Amgen)が含まれる。本発明において有用なレプチン誘導体(例えば、短縮型のレプチン)には、米国特許第5,552,524号、同第5,552,523号、同第5,552,522号、同第5,521,283号、WO 96/23513、WO 96/23514、WO 96/23515、WO 96/23516、WO 96/23517、WO 96/23518、WO 96/23519、およびWO 96/23520(先の参考文献の各々は参照により本明細書に援用される)に記載されているものが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なオピオイドアンタゴニストの非限定的な例には、ナルメフェン(Revex(商標))、3−メトキシナルトレキソン、ナロキソン、およびナルトレキソン、ならびにWO 00/21509(参照により本明細書に援用される)に記載されているオピオイドアンタゴニストが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なオレキシン受容体アンタゴニストの非限定的な例には、SB−334867−A、ならびにWO 01/96302、WO 01/68609、WO 02/51232、および WO 02/51838(先の参考文献の各々は参照により本明細書に援用される)に記載されているものが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なCNTF(特異的毛様体神経栄養因子)の非限定的な例には、GI−181771(Glaxo−SmithKline);SR146131(Sanofi Synthelabo);ブタビンダイド(butabindide);PD170,292、PD 149164(Pfizer)が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なCNTF誘導体およびCNTFアンタゴニスト/調節因子の非限定的な例には、アキソキン(axokine)(Regeneron)およびWO 94/09134、WO 98/22128、およびWO 99/43813(これらの各々の参考文献は参照により本明細書に援用される)に記載されているものが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な5HT2cアゴニストの非限定的な例には、BVT933、DPCA37215、WAY161503、およびR−1065、ならびに米国特許第3,914,250号、WO 02/36596、WO 02/48124、WO 02/10169、WO 01/66548、WO 02/44152、WO 02/51844、WO 02/40456、およびWO 02/40457(これらの各々の参考文献は参照により本明細書に援用される)に記載されているものが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なMc4rアゴニストの非限定的な例には、CHIR86036(Chiron);ME−10142、およびME−10145(Melacure)、ならびにWO 01/991752、WO 01/74844、WO 02/12166、WO 02/11715、およびWO 02/12178(これらの各々の参考文献は参照により本明細書に援用される)に記載されているものが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なモノアミン再取り込み阻害剤の非限定的な例には、シブトラミン(Meridia(商標)/Reductil(商標))、ならびにWO 01/27068、WO 01/62341、米国特許第4,746,680号、同第4,806,570号、同第5,436,272号、および米国特許公開第2002/0006964号(これらの各々の参考文献は参照により本明細書に援用される)に記載されているものが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なセロトニン再取り込み阻害剤の非限定的な例には、デクスフェンフルアミン、フルオキセチン、ならびに米国特許第6,365,633号、WO 01/27060、および WO 01/162341(これらの各々の参考文献は参照により本明細書に援用される)に記載されているものが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なGLP−1アゴニストの非限定的な例には、エクセンジン(exendin)−3およびエクセンジン−4が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なアシル−エストロゲンの非限定的な例には、オレオイル−エステロンが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な11β HSD−1阻害剤の非限定的な例には、WO 03/065983および WO 03/104207(これらの両方は参照により本明細書に援用される)に記載されているものが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なリパーゼ阻害剤
の非限定的な例には、オーリスタットが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な抗糖尿病剤には、スルホニルウレア、メグリチニド、α−アミラーゼ阻害剤、α−グルコシドヒドロラーゼ阻害剤、PPAR−γアゴニスト、PPARα/γアゴニスト、ビグアニド、PTP−1B阻害剤、DP−IV阻害剤、インスリン分泌剤(insulin secreatagogues)、脂肪酸酸化阻害剤、A2アンタゴニスト、c−junアミノ−末端キナーゼ阻害剤、インスリン、インスリン模倣物、グリコーゲンホスホリラーゼ阻害剤、VPAC2受容体アゴニスト、グルコキナーゼ活性化因子、および非チアゾリジンジオンPPARリガンドが含まれる。本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なスルホニルウレアの非限定的な例には、アセトへキサミド、クロルプロパミド、ジアビネース(diabinese)、グリベンクラミド、グリピジド、グリブリド、グリメピリド、グリクラジド、グリペンチド、グリキドン、グリソラミド、トラズアミド、およびトルブタミドが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なメグリチニドの非限定的な例には、レパグリニドおよびナテグリニドが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なα−アミラーゼ阻害剤の非限定的な例には、テンダミスタット、トレスタチン、およびAI−3688が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なα−グルコシドヒドロラーゼ阻害剤の非限定的な例には、アカルボース、アジポース、カミグリボース、エミグリテート、ミグリトール、ボグリボース、プラジマイシン−Q、サルボスタチン、CDK−711、MDL−25,637、MDL−73,945、およびMOR 14が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なPPAR−γアンタゴニストの非限定的な例には、バラグリタゾン、シグリタゾン、ダルグリタゾン(darglitazone)、エングリタゾン、イサグリタゾン(MCC−555)、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、トログリタゾン、テサグリタザール(tesaglitazar)、ネトグリタゾン、GW−409544、GW−501516、CLX−0921、5−BTZD、GW−0207、LG−100641、LY−300512、LY−519818、R483(Roche)、およびT131(Tularik)が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なPPARα/γアゴニストの非限定的な例には、CLX−0940、GW−1536、GW−1929、GW−2433、KRP−297、L−796449、LR−90、MK−0767、および SB 219994が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なビグアニドの非限定的な例には、ブホルミン、メトホルミン、およびフェンホルミンが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なPTP−1B阻害剤(タンパク質チロシンホスファターゼ−1B阻害剤)の非限定的な例には、A−401,674、KR 61639、OC−060062、OC−83839、OC−297962、MC52445、およびMC52453が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なDP−IV阻害剤(ジペプチジルペプチダーゼIVi阻害剤)の非限定的な例には、イソロイシン チアゾリジド、NVP−DPP728、P32/98、LAF 237、TSL 225、バリンピロリジド、TMC−2A/2B/2C、CD−26阻害剤、およびSDZ 274−444が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なインスリン分泌剤の非限定的な例には、リノグリリドおよびA−4166が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な脂肪酸酸化阻害剤の非限定的な例には、クロモキシルおよびエトモキシルが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なA2アンタゴニストの非限定的な例には、ミダグリゾール、イサグリドール、デリグリドール、イダゾキサン、エアロキサン、およびフルパロキサンが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なインスリン模倣物の非限定的な例には、ビオタ、LP−100、ノバラピド、インスリンデテミール(insulin detemir)、インスリンリスプロ(insulin lispro)、インスリングラージン(insulin glargine)、インスリン亜鉛懸濁液(レンテおよび超レンテ)、Lys−Proインスリン、GLP−1(73−7)(インスリントロピン)、およびGLP−1(7−36)−NH)が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なグリコーゲンホスホリラーゼ阻害剤の非限定的な例には、CP−368,296、CP−316,819、およびBAYR3401が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な非チアゾリジンジオンPPARの非限定的な例には、JT−501およびファーグリタザール(GW−2570/GI−262579)が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な抗高血圧剤には、利尿薬、β−アドレナリン作動性遮断薬、α−アドレナリン作動性遮断薬、アルドステロン阻害剤、α1遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、アンジオテンシン転換酵素阻害剤、中性エンドペプチダーゼ阻害剤、アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト、エンドセリンアンタゴニスト、血管拡張薬、α2aアゴニスト、およびα/βアドレナリン作動性遮断薬が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な利尿薬の非限定的な例には、クロルタリドン、クロルチアジド、ジクロロフェナミド、ヒドロフルメチアジド、インダパミド、ヒドロクロロチアジド、ブメタニド、エタクリン酸、フロセミド、トルセミド、アミロリド、トリアムテレン、スピロノラクトン、およびエピレノンが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なβ−アドレナリン作動性遮断薬の非限定的な例には、アセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、ベバントロール、ビソプロロール、ボピンドロール、カーテオロール、カーベジロール、セリプロロール、エスモロール、インデノロール、メタプロロール、ナドロール、ネビボロール、ペンブトロール、ピンドロール、プロパノロール、ソタロール、タータトロール(tertatolol)、チリソロール、およびチモロールが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なα1遮断薬の非限定的な例には、テラゾシン、ウラピジル、プラゾシン、ブナゾシン、トリマゾシン、ドキサゾシン、ナフトピジル、WHIP 164、およびXEN010が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なカルシウムチャネル遮断薬の非限定的な例には、アムロジピン、アラニジピン、アゼルニジピン、バルニジピン、ベニジピン、ベプリジル、シナルジピン、クレビジピン、ジルチアゼム、エフォニジピン、フェロジピン、ガロパミル、イスラジピン、ラシジピン、レミルジピン、レルカニジピン、ニカルジピン、ニフェジピン、ニルバジピン、ニモデピン、ニソルジピン、ニトレンジピン、マニジピン、プラニジピン、およびベラパミルが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なアンジオテンシン転換酵素阻害剤の非限定的な例には、アラセプリル、ベナゼプリル、セロナプリル、カプトプリル、シラザプリル、デラプリル、エナラプリル、ホシノプリル、イミダプリル、ロシノプリル、モベルトプリル、モエキシプリル、キナプリル、クナプリラット、ラミプリル、ペリンドプリル、ペリンドプリル、キナプリル、スピラプリル、テモカプリル、トランドラプリル、およびゾフェノプリルが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な中性エンドペプチダーゼ阻害剤の非限定的な例には、オマパトリラット、カドキサトリル、エカドトリル、ホシドトリル、サムパトリラト、AVE7688、およびER4030が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なアンジオテンシンII受容体アンタゴニストの非限定的な例には、カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、プラトサルタン、タソサルタン、テリサルタン、バルサルタン、EXP−3137、FI6828K、RNH6270、ロサルタン一カリウム、およびロサルタン−カリウム−ヒドロクロロチアジドが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なエンドセリンアンタゴニストの非限定的な例には、テゾセンタン、A308165、およびYM62899が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な血管拡張薬の非限定的な例には、ヒドララジン(アプレソリン)、クロニジン(カタプレス)、ミノキシジル(ロニテン)、およびニコチニルアルコール(ロニアコール)が含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なα2aアゴニストの非限定的な例には、ロフェキシジン、チアメニジン、モキソニジン、リルメニジン、およびグアノベンツが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なα/βアドレナリン作動性遮断薬の非限定的な例には、ニプラジロール、アロチノロール、およびアモスラロールが含まれる。
本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用なDP受容体アンタゴニストには、米国特許公開2004/0229844(参照により本明細書に援用される)に記載されているものが含まれる。
加えて、本発明のニコチン酸受容体アゴニストはまた、2種以上の治療剤と組み合わせて使用することができる。本発明のニコチン酸受容体アゴニストと組み合わせて有用な2種以上の治療剤の非限定的な例には、VYTORIN(登録商標)(シンバスタチンおよびエゼチミベの組み合わせ)との本発明の化合物の組み合わせが含まれる。
ピペラジンオキシムの調製のための一般的手順:
実施例1:
工程A:
Figure 2009525961
MeOH(約1M濃度)中のアルデヒド(1当量)の溶液を、NHOH・HCl(1.2当量)およびNaOAc(1.2当量)とともに加え、室温で一晩攪拌した。次いで、得られる混液を濾過し、濾液を濃縮し、CHClで希釈し、水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗生成物1aを得た。
工程B:
Figure 2009525961
粗生成物1aをDMF(約2M濃度)に溶解し、NCS(1.2当量)を0℃で少しずつ加えた。得られる混液を室温で一晩攪拌し、次いで、水で希釈し、そしてエーテルで抽出した。エーテル層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗オキシムイノイルクロリド1bを得た。
工程C:
Figure 2009525961
粗オキシムイノイルクロリド1bを、エーテル(約1M濃度)に希釈し、N−メチルピペラジン(1.2当量)をゆっくりと加えた。得られる混液を室温で一晩攪拌し、そして濃縮した。残渣をCHClに溶解し、水およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl:MeOH/10:1〜5:1)によって精製し、ピペラジンアミドオキシム1c(幾何異性体は特定されていない)を得た。
工程D:
Figure 2009525961
THF/CHCH中のスルホキシド1d(以下のように調製した)(1当量)およびピペラジンアミドオキシム1c(1.5当量)(1:1、約0.1M濃度)の混液にNaH(2.2当量)を加え、得られる混液を室温で一晩攪拌した。次いで、反応混液を飽和NHCl水溶液でクエンチし、CHClで抽出し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(CHCl:MeOH=12:1)によって精製し、生成物(幾何異性体は特定されていない)を得た(シリカゲルカラムは、クロマトグラフィー分離の前にCHCl:MeOH:EtN=20:2:1で溶出された)。
スルホキシドの調製
工程A:
Figure 2009525961
4,6−ジヒドロキシ−2−メルカプト−ピリミジン(20.0g、138.7mmol)およびメチルプロピオニル酢酸(21.8mL、173.4mmol)を、エステルが完全に反応するまで、165℃で加熱した。この反応混液を冷却し、水(75mL)に注ぎ、次いで、焼結漏斗を通して濾過した。固形物残渣を水(2×20mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、5−エチル−2−チオキソ−2,3−ジヒドロ−1h−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−4,7−ジオン(11.6g、37%)を得た。
工程B:
Figure 2009525961
Mel(2.23mL,35.72mmol)を、DMF(40mL)中の5−エチル−2−チオキソ−2,3−ジヒドロ−1h−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−4,7−ジオン(4.0g、17.86mmol)に室温で加えた。この反応混液を室温で一晩攪拌した。次いで、この反応混液を水(250mL)に注ぎ、焼結漏斗を通して濾過した。固形物残渣を水(2×50mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、5−エチル−2−メチルスルファニル−3H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−4,7−ジオン(4.1g、96%)を得た。
工程C:
Figure 2009525961
m−CPBA(3.1g、70%、12.6mmol)を、室温で、CHCl(150mL)中の5−エチル−2−メチルスルファニル−3h−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−4,7−ジオン(2.0g、8.4mmol)の懸濁液に加えた。3時間後、この懸濁液から溶媒を除去し、粗生成物を、最初にヘキサン/EtOAc(v/v=1/1)を用い、次いでCHCl/MeOH(v/v=2/1)で溶出して、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、1d(2.0g、94%)を得た。エレクトロスプレーMS[M+1]255.1。
以下の化合物は、適切な出発物質(例えば、適切なアルデヒドおよび/またはヘテロシクロアルキル試薬)を使用して、実施例1、工程A〜Dの一般的手順に従って調製した。
化合物1:
Figure 2009525961
白色粉末(37%収率)。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
実施例2:チオフェンオキシムの調製のための一般的手順
化合物36および37
工程A:
Figure 2009525961
エーテル(約0.5M濃度)中のチオフェン(1.1当量)の溶液に、n−BuLi/ヘキサン(1当量)を、−78℃にて、N下で30分間攪拌した。次いで、ニトリル(1当量)を加え、得られる混液を一晩攪拌し、室温まで温めた。次いで、これを0.5N HClでクエンチし、EtOAcで抽出し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン)によって精製し、生成物36aを得た。
工程B:
Figure 2009525961
CHCN(約1M濃度)中のチオフェンケトン36a(1当量)の溶液に、NHOH・HCl(1.2当量)およびNaOAc(1.2当量)を加え、得られる混液を還流して加熱した。次いで、これを室温まで冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、EおよびZ異性体の混合物として粗生成物36bを得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(CHCl:MeOH)によって分離し、純粋なEおよびZ異性体を得た。
工程C:
Figure 2009525961
THF/CHCH中のスルホキシド1d(1当量)およびチオフェンオキシム36bの混液(1:1、約0.1M濃度)に、NaH(2.2当量)を加え、得られる混液を室温で一晩攪拌した。次いで、これを飽和NHCl水溶液でクエンチし、CHClで抽出し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、そしてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl:MeOH)によって精製し、化合物36を得た。
以下の化合物は、適切な出発物質(例えば、適切なニトリルおよび/またはヘテロシクロアルキル試薬)を使用して、実施例2、工程A〜Cの一般的手順に従って調製した。
化合物36:
Figure 2009525961
白色粉末(18%収率)。
Figure 2009525961
化合物37:
Figure 2009525961
白色粉末(34%収率)。
Figure 2009525961
実施例3:
化合物38
Figure 2009525961
ピリジン(約0.72mL、8.90mmol)を、EtOH(80mL)中の3−アセチルチオフェン(1.05g、8.33mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(612mg、8.81mmol)の懸濁液に加えた。得られる混液を室温で一晩攪拌した。揮発性物質を反応混液から除去し、粗混液を、カラムクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン、1:10で溶出)によって精製し、38a(0.85g、72%)を得た。
工程B:
Figure 2009525961
DCM(250mL)中の5−エチル−2−メチルスルファニル−3H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−4,7−ジオン(5.0g、21.0g)の懸濁液に、mCPBA(10.1g、77%、45.2mmol)を加えた。得られる混液を室温で一晩攪拌した。MeS(3.5mL、48mmol)を加え、室温で1.5時間攪拌した。溶媒を除去し、EtOAc:ヘキサンの混液(1:3)に溶解した。濾過し、固形物をEtOAc:ヘキサン(1:3)で広範に洗浄した。白色固形物を収集し、化合物1e(2.6g、39%)を得た。
工程C:
Figure 2009525961
38a(0.26g、1.84mmol)を窒素下においてTHF(6ml)で希釈した。NaH(46mg、95%油分散物、1.82mmol)を加えた。得られるスラリーを室温で1時間攪拌した。DMF(2mL)中の1eの溶液(246mg、0.91mmol)を滴下して加えた。得られる混液を室温で2時間攪拌した。次いで、反応混液を10mLの水、3.5mLの1N HClおよびEtOAcに注いだ。沈殿した固形物を収集し、乾燥させて化合物38(0.31g、54%)を得た。エレクトロスプレーMS[M+1]332.1。
実施例4
化合物39
Figure 2009525961
38a(1.8g)をEtOH(35mL)に溶解し、エーテル(20mL)中の2N HClを加えた。得られる溶液を室温で一晩攪拌した。溶媒を除去し、残渣をDCMで溶解し、飽和NaCO(水溶液)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し(EtOAc/ヘキサンで溶出、1:10)、38a(1.68g、93%)および38b(0.13g、7%)を得た。
工程B
Figure 2009525961
38b(0.13g、0.93mmol)を窒素下においてTHF(2ml)で希釈した。NaH(26mg、95%油分散物、1.03mmol)を加えた。得られるスラリーを室温で1時間攪拌した。DMF(1mL)中の1eの溶液(126mg、0.47mmol)を滴下して加えた。得られる混液を室温で2時間攪拌した。次いで、反応混液を10mLの水、3.5mLの1N HClおよびEtOAcに注いだ。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮して、固形物を得た。この固形物をEtOAcに溶解し、濾過して、化合物39を白色固形物として得た(58g、38%)。エレクトロスプレーMS[M+1]332.1。
実施例5
化合物40
Figure 2009525961
ピリジン(約0.59mL、7.29mmol)を、THF(2mL)中の2−アセチルチアゾール(1.05g、3.93mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(301mg、4.32mmol)の懸濁液に加えた。得られる混液を室温で一晩攪拌した。揮発性物質を反応混液から除去し、粗混液を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中5%EtOAcで溶出)によって精製し、40a、異性体A(0.2g、36%)および40b、異性体B(0.21g、37%)を得た。
工程B:
Figure 2009525961
40、異性体Aおよび異性体Bの調製は、それぞれ、40a異性体Aおよび40b異性体Bを使用して、化合物38を調製するための手順に記載されたように進行した。両方についてのMS:エレクトロスプレーMS[M+1]355.2。
化合物41〜44は、実施例2、工程A〜Cの手順を使用して、適切なニトリル出発物質を使用して調製した。化合物45〜55は、適切なケトンから、上記の実施例5、工程AおよびBの一般的手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
ピリジン(0.75mL、9.27mmol)を、EtOH(5mL)中のテトラヒドロピラノン(0.50g、5.00mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(282mg、5.49mmol)の懸濁液に加えた。得られた混液を室温で一晩攪拌した。揮発性物質を除去し、粗混液を、最初に10% EtOAc/DCMを用い、次いで30% EtOAc/DMCを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、56a(0.45g、78%)を白色固形物として得た。
工程B:
Figure 2009525961
化合物56は、化合物38を調製するための手順を使用して、56aおよび1eから調製した。エレクトロスプレーMS[M+1]306.2。
化合物57〜60は、1dおよび適切なオキシムを出発物質として使用して、工程Bにおいて上記に記載されるように調製した。
Figure 2009525961
59および60のための出発物質は、実施例7(工程A〜C)に記載される一般的手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
化合物61〜79
化合物61〜64は、市販のオキシムから1段階で調製し、化合物65〜79は、化合物38の調製において記載されているように、対応するケトンから同様の2段階手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
実施例7
Figure 2009525961
4−Boc−ピペリドン(0.50g、2.51mmol)およびTFA(1.49mL、20.08mmol)をDCM(6mL)に溶解した。得られる混液を室温で1時間攪拌した。溶媒をロータリーエバポレーターで除去して、0.56g(105%)の化合物80aを無色油状物として得た。
工程B:
Figure 2009525961
化合物80a(440mg、1.13mmol)、トリエチルアミン(0.87mL、6.25mmol)、エチルイソシアネート(0.27mL、3.39mmol)をDCM(6mL)中で混合した。得られる溶液を室温で一晩攪拌した。揮発性物質を除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し(DCM中3% NH−MeOH(4%)で溶出)、0.20g(104%)の化合物80bを得た。
工程C:
Figure 2009525961
ピリジン(0.18mL、1.3mmol)を、EtOH(5mL)中の化合物80b(0.20g、1.2mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(0.10g、1.3mmol)の懸濁液に加えた。得られる混液を室温で一晩攪拌した。揮発性物質を除去し、粗混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し(ヘキサン中50% EtOAcで溶出)、化合物80c(0.13g、59%)を得た。
工程D:
Figure 2009525961
化合物80c(0.13g、0.70mmol)を、窒素下でTHF(2mL)に溶解した。NaH(21mg、95%油分散物、0.84mmol)を加えた。得られるスラリーを室温で1時間攪拌した。DMF(1mL)中の化合物1eの溶液(95mg、0.35mmol)を滴下して加えた。得られる混液を室温で2時間攪拌した。次いで、反応混液を5mLの水、0.83mLの1N HClに注ぎ、固形物が沈殿するまで、室温で放置した。固形物を濾過によって収集し、水、EtOAc、およびCHCNで洗浄して、80mg(61%)の化合物80を白色固形物として得た。エレクトロスプレーMS[M+1]376.2。
化合物81〜94
化合物81〜94は、化合物80のために実施例7において上記に記載されたように、対応する4−Bocピペリドンから、適切なイソシアネート、塩化アシル、クロロホルメート、および塩化スルホニルを使用して、4段階工程手順で調製した。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
化合物95〜100
化合物95〜100は、化合物80を調製するために使用したのと同様の4段階手順を使用して、適切なN−Boc−ケトンおよびクロロホルメートから調製した。
Figure 2009525961
実施例8
化合物101〜111
工程A:
Figure 2009525961
3−フルオロフェニル酢酸(10.2g、66.0mmol)をTHF(200mL)に溶解し、それにCDI(12.8g、79.2mmol)を加えた。得られた溶液を室温で一時間攪拌した。MgCl(6.2g、65.4mmol)およびモノメチル一カリウムマロン酸(15.4g、98.3mmol)を加えた。得られる混液を室温で一晩攪拌した。水を加え、DCMで抽出し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し(ヘキサン中5% EtOAcで溶出)、化合物101a(7.0g、51%)を黄色油状物として得た。
工程B:
Figure 2009525961
化合物101a(7.0g、33mmol)およびチオバルビタール酸(3.2g、22mmol)をHOAc(33mL)に懸濁し、オイルバス中で、120℃で一晩加熱した。この混液を室温まで冷却し、ロータリーエバポレーターによって酢酸の大部分を除去した。残渣を水およびEtOAcに溶解し、85℃で0.5時間加熱し、濾過し、そして黄色固形物を収集して、化合物101b(3.0g、45g)を得た。
工程C:
Figure 2009525961
化合物101b(3.0g、10mmol)をDMF(40mL)中に懸濁し、Mel(1.32mL、21mmol)を加えた。得られた混液を室温で一晩攪拌した。溶媒の量を、ロータリーエバポレーターによって約5mLまで減少させた。水およびEtOAcを加え、黄色固形物が沈殿した。この固形物を収集し、EtOAcで洗浄して、純粋な化合物101c(3.2g、100%)を得た。
工程D:
Figure 2009525961
DCM(85mL)中の化合物101c(3.2g、10mmol)の懸濁液に、mCPBA(4.8g、77%、21.3mmol)を加えた。得られる混液を室温で一晩攪拌した。MeS(2.0mL、27mmol)を加え、この混液を室温で1.5時間攪拌した。溶媒の量を、固形物が沈殿し始める程度まで減少させた。濾過し、固形物をEtOAc/ヘキサン(1:3)で広範に洗浄した。白色固形物を収集して、化合物101d(1.0g、29%)を得た。
化合物101〜112は、化合物1eの代わりに化合物101dを使用した以外は、化合物61を調製するために使用したのと同様の手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
化合物112aは、3−フルオロフェニル酢酸の代わりにヘキサン酸を使用した以外は、化合物101dの調製のために記載された方法と同様の4段階方法を使用して調製した。
化合物112〜124
化合物112〜124は、化合物1eの代わりに化合物112aを使用して、化合物61の調製のために記載された手順と同様の手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
化合物125aは、3−フルオロフェニル酢酸の代わりに3−チオフェン酢酸を出発物質として使用して、化合物101dの調製のために記載された方法と同様の4段階方法を使用して調製した。
化合物125〜128
化合物125〜128は、化合物1eの代わりに化合物125aを使用した以外は、化合物61の調製のために記載された手順と同様の手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
化合物129aは、3−フルオロフェニル酢酸の代わりに1−ナフタレン酢酸を出発物質として使用した以外は、化合物101dの調製のために記載された方法と同様の4段階方法を使用して調製した。
化合物129〜131
化合物129〜131は、化合物1eの代わりに化合物129aを使用して、実施例7の化合物80の調製のために記載された手順と同様の手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
化合物132aは、3−フルオロフェニル酢酸の代わりに市販のメチル3−オキソヘプタノエートから出発して、化合物101dの調製のために記載された方法と同様の3段階方法を使用して調製した。
化合物132〜142
化合物132〜142は、化合物1eの代わりに化合物132aを使用して、化合物61の調製のために記載された手順と同様の手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
化合物143aは、3−フルオロフェニル酢酸の代わりに3−シクロプロピルプロピオン酸から出発して、化合物101dの調製のために記載された方法と同様の4段階方法を使用して調製した。
化合物143〜145
化合物143〜145は、化合物1eの代わりに化合物143aを使用して、実施例7の化合物80の調製のために記載された手順と同様の手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
化合物146は、1−チアゾール−2−イル−エタノンオキシムの代わりに、1−ピリジン−4−イル−エタノンオキシムを使用した以外は、実施例5に記載された手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
化合物147および148は、1−チアゾール−2−イル−エタノンオキシムの代わりに1−チアゾール−2−イル−プロパン−1−オンオキシムを使用した以外は、実施例5に記載された手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
化合物149は、4−ヒドロキシイミノ−ピペリジン−1−カルボン酸エチルアミドの代わりに4−(4−フルオロ−フェニルメタンスルホニル)−シクロヘキサノンオキシムを使用した以外は、実施例7に記載された手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
化合物150は、4−ヒドロキシイミノ−ピペリジン−1−カルボン酸エチルアミドの代わりに4−シクロヘキシルメタンスルホニル−シクロヘキサノンオキシムを使用した以外は、実施例7に記載された手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
化合物151は、4−ヒドロキシイミノ−ピペリジン−1−カルボン酸エチルアミドの代わりにシクロヘキサノンオキシムを使用し、1eの代わりに化合物129aを使用した以外は、実施例7に記載された手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
化合物152は、1−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ブタン−1−オンオキシムの代わりにシクロプロピル−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−メタノンオキシムを使用し、1dの代わりに5−ブチル−2−メタンスルフィニル−3H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−4,7−ジオンを使用した以外は、実施例1に記載された手順を使用して調製した。
Figure 2009525961
例えば、Xが−NH−である化学式(I)の化合物は、上記に示す方法によって調製することができる。
当業者は、RおよびR
Figure 2009525961
基(ここでは環は非置換であっても置換されていてもよい)を形成する化学式(I)の化合物が、テトラヒドロ−ピラン−4−オンオキシムの代わりに、テトラヒドロ−チオピラン−4−オンオキシムを使用する以外は、例えば、化合物133を調製するために使用した手順と類似して調製できることを認識する。次いで、テトラヒドロ−チオピラン置換生成物が、環状スルホキシドまたはスルホン誘導体に酸化することができる。
化合物153〜285は、実施例の節において上記に示された種々の方法を使用して、適切な出発物質、試薬、および反応基を置き換えて、調製した。これらの化合物についての質量分析データを以下に提示する。
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
Figure 2009525961
化学式(I)の化合物のニコチン酸受容体アゴニスト活性の決定
化合物1〜285のニコチン酸受容体アゴニスト活性は、製造業者のプロトコールに従って、MesoScale Discovery cAMP検出キットを使用して、フォルスコリンによって刺激された細胞中のcAMPの蓄積の阻害を追跡することによって決定した。手短に述べると、組換えヒトニコチン酸受容体(NAR)を発現するチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞を酵素的に収集し、1×リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)で洗浄し、そして0.5mM IBMXを含むPBS中に3×10細胞/mLで再懸濁した。10μLの細胞懸濁液を、10μLの試験化合物を含む384ウェルプレートの各ウェルに加えた。試験化合物は、6μMのフォルスコリンを含むPBSで希釈した。プレートは、細胞の付加後、室温で30分間インキュベートした。製造業者のプロトコールに従って、cAMP−Tagを含む溶解緩衝液を各ウェルに加えた(10μL/ウェル)。次いで、プレートを、45分間から一晩インキュベートした。読み取りの前に、10μLの読み取り緩衝液を各ウェルに加え、プレートをSector 6000プレートイメージャーで読み取った。シグナルは、各プレート上で実行した標準曲線を使用して、cAMP濃度に転換した。化合物のEC50値は、試験化合物の濃度勾配から決定した。
本発明の化学式(I)の化合物、およびその塩、溶媒和物、またはエステルは、約10,000nM未満、好ましくは約1000nM未満、より好ましくは約500nM未満、さらにより好ましくは約100nM未満のcAMP EC50値を有する。
このアッセイを使用して、1000nMより高いcAMP EC50値を有する化合物40、55、65、129、130、131、238、246〜248、258、262、および278〜282を例外として、化合物1〜285のすべてが1000nM未満のcAMP EC50値を有することを決定した。従って、化学式(I)の化合物は、ニコチン酸受容体のアゴニストとして作用し得る。

Claims (67)

  1. 化学式(I):
    Figure 2009525961
    の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体であって、ここで:
    は、H、R、ハロアルキル、−アルキレン−R、−アルキレン−R、−アルキレン−R、アルケニル、アルキニル、および−アルキレン−O−アルキルからなる群より選択され;
    は、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、R、および−アルキレン−O−Rからなる群より選択され;
    は、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より選択され;または
    およびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、該シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキル環は、非置換であるかもしくは1個以上のX基で独立して置換され、該シクロアルキル環は、第2のシクロアルキル環もしくはヘテロシクロアルキル環を有するスピロ環化合物を形成し得、そして、第2のシクロアルキル環もしくはヘテロシクロアルキル環は、非置換であるかもしくは1個以上のX基で独立して置換され;
    は、非置換シクロアルキル、または1個以上のX基で置換されたシクロアルキルであり;
    は、非置換アリール、および1個以上のX基で置換されたアリールであり;
    は、非置換ヘテロアリール、および1個以上のX基で置換されたヘテロアリールからなる群より選択され;
    は、非置換ヘテロシクロアルキル、および1個以上のX基で置換されたヘテロシクロアルキルであり;
    は、H、アルキル、R、R、R、R、−C(O)−アルキル、−C(O)−Rからなる群より選択され;
    各Rは、H、アルキル、R、R、R、およびRからなる群より独立して選択され;
    10は、R、−C(O)−アルキル、および−C(O)−Rからなる群より選択され;
    Yは−O−または−N(R10)−であり;
    各Xは、ハロゲン、アルキル、−O−アルキル、−OH、ハロアルキル、アリール、およびアルキンからなる群より独立して選択され;
    各Xは、ハロゲン、アルキル、−O−アルキル、−OH、ハロアルキル、アリール、およびアルキンからなる群より独立して選択され;
    各Xは、ハロゲン、アルキル、およびN−オキシドからなる群より独立して選択され;
    各Xは、アルキル、R、−C(O)−アルキル、−C(O)−R、−C(O)−O−アルキル、−アルキレン−R、R、および−S(O)−アルキルからなる群より独立して選択され;ならびに
    各Xは、アルキル、縮合アリール環、−C(O)−アルキル、縮合ヘテロアリール環、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−R、−S(O)−アルキル、−C(O)−N(R、R、R、−C(O)−R、−C(O)−O−R、−S(O)−R、−S(O)−アルキレン−R、−S(O)−アルキレン−R、−N(R)−C(O)−O−アルキル、−N(R)−C(O)−O−R、−N(R)−C(O)−N(R、および−N(Rからなる群より独立して選択され;
    ここで、該Xの縮合アリール環は、非置換であるか、または−アルキレン−RもしくはXから選択される1個以上の置換基で独立して置換され、そして該Xの縮合ヘテロアリール環は、非置換であるかまたは1個以上のX基で置換される、
    化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  2. 請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体であって、ここで:
    は、H、R、(C−C)ハロアルキル、−(C−C)アルキレン−R、−(C−C)アルキレン−R、−(C−C)アルキレン−R、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、および−(C−C)アルキレン−O−(C−C)アルキルからなる群より選択され;
    は、R、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、−(C−C)アルキレン−R、R、R、R、R、および−(C−C)アルキレン−O−Rからなる群より選択され;
    は、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、−(C−C)アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より選択され;または
    およびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、(C−C10)シクロアルキルもしくは(C−C10)ヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、該(C−C10)シクロアルキルもしくは(C−C10)ヘテロシクロアルキル環は、非置換であるか、もしくは1個以上のX基で置換され;
    は、非置換(C−C10)シクロアルキル、または1個以上のX基で置換された(C−C10)シクロアルキルであり;
    は、非置換(C−C14)アリール、および1個以上のX基で置換された(C−C14)アリールであり;
    は、非置換(C−C10)ヘテロアリール、および1個以上のX基で置換された(C−C10)ヘテロアリールからなる群より選択され;
    は、非置換(C−C10)ヘテロシクロアルキル、および1個以上のX基で置換された(C−C10)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択され;
    は、H、(C−C)アルキル、R、R、R、R、−C(O)−(C−C)アルキル、−C(O)−Rからなる群より選択され;
    各Rは、H、(C−C)アルキル、R、R、R、およびRからなる群より独立して選択され;
    10は、R、−C(O)−(C−C)アルキル、および−C(O)−Rからなる群より選択され;
    Yは−O−または−N(R10)−であり;
    各Xは、ハロゲン、(C−C)アルキル、−O−(C−C)アルキル、−OH、(C−C)ハロアルキル、(C−C14)アリール、および(C−C)アルキンからなる群より独立して選択され;
    各Xは、ハロゲン、(C−C)アルキル、−O−(C−C)アルキル、−OH、(C−C)ハロアルキル、(C−C14)アリール、および(C−C)アルキンからなる群より独立して選択され;
    各Xは、ハロゲン、(C−C)アルキル、およびN−オキシドからなる群より独立して選択され;
    各Xは、(C−C)アルキル、R、−C(O)−(C−C)アルキル、−C(O)−R、−C(O)−O−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−R、R、および−S(O)−(C−C)アルキルからなる群より独立して選択され;ならびに
    各Xは、(C−C)アルキル、縮合(C−C14)アリール環、−C(O)−(C−C)アルキル、縮合(C−C10)ヘテロアリール環、−C(O)−O−(C−C)アルキル、−C(O)−R、−S(O)−(C−C)アルキル、−C(O)−N(R、R、R、−C(O)−R、−C(O)−O−R、−S(O)−R、−S(O)−(C−C)アルキレン−R、−S(O)−(C−C)アルキレン−R、−N(R)−C(O)−O−(C−C)アルキル、−N(R)−C(O)−O−R、−N(R)−C(O)−N(R、および−N(Rからなる群より独立して選択され;
    ここで、Xの該縮合(C−C14)アリール環は、非置換であるか、または−(C−C)アルキレン−RまたはXから選択される1個以上の置換基で独立して置換され、そしてXの該縮合(C−C10)ヘテロアリール環は、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される、
    化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  3. 前記Rがアルキルである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  4. 前記Rが−アルキレン−Rである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  5. 前記Rが−アルキレン−Rである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  6. 前記Rが−アルキレン−Rである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  7. 前記Rがアルキルであり;ならびに
    前記Rおよび前記Rが、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される、
    請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  8. 前記Rがハロアルキルであり;ならびに
    前記Rおよび前記Rが、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される、
    請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  9. 前記Rが−アルキレン−Rであり;ならびに
    前記Rおよび前記Rが、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される、
    請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  10. 前記Rが−アルキレン−Rであり;ならびに
    前記Rおよび前記Rが、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される、
    請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  11. 前記Rが−アルキレン−Rであり;ならびに
    前記Rおよび前記Rが、アルキル、ハロアルキル、−アルキレン−R、R、R、R、およびRからなる群より各々独立して選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  12. 前記Rがアルキルであり;ならびに
    前記Rおよび前記Rが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成し、ここで、該シクロアルキル環は、非置換であるかもしくは1個以上のX基で置換される、
    請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  13. 前記Rがアルキルであり;ならびに
    前記Rおよび前記Rが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、ヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、該ヘテロシクロアルキル環は、非置換であるかもしくは1個以上のX基で置換される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  14. 前記Rが、−CHCH、−CHCHCHCH、−CHCHCHCHCH、−CHCHCH(CH、または−CHCHCH−シクロプロピルであり;ならびに
    前記Rおよび前記Rが−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH−CHC(CH、−CHCHCF、−CHCH−R、シクロプロピル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フェニル、チオフェニル、ピリジル、およびチアゾリルからなる群より各々独立して選択され;ならびに
    がフェニルである、
    請求項7に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  15. Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    からなる群より選択される、請求項14に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  16. 請求項13に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体であって、ここで:
    が、−CHCH、−CHCHCHCH、−CHCHCHCHCH、または−CHCHCH(CHであり;ならびに
    およびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、
    Figure 2009525961
    からなる群より選択されるシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル基を形成し;そして、該シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル環の各々が、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される、
    化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  17. Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    からなる群より選択される、
    請求項13に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  18. 前記Rが、−CHCHCHCF、−CHCH−R、−CHCHCH−R、−CH−R、または−CH−Rである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  19. およびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、
    Figure 2009525961
    からなる群より選択されるシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル基を形成し;そして、該シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル環の各々が、非置換であるか、または1個以上のX基で置換される、
    請求項18に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  20. Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    からなる群より選択される、
    請求項19に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  21. 前記Rが、−CHCHCHCFまたは−CHCH−Rであり;ならびに
    前記RおよびRは、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CHC(CH、−CHCHCF、−CHCH−R、シクロプロピル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フェニル、チオフェニル、ピリジル、およびチアゾリルからなる群より各々独立して選択される、
    請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  22. Figure 2009525961
    からなる群より選択される、
    請求項21に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  23. 下記構造式:
    Figure 2009525961
    を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  24. 下記構造式:
    Figure 2009525961
    を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  25. 下記構造式:
    Figure 2009525961
    を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  26. 下記構造式:
    Figure 2009525961
    を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  27. 下記構造式:
    Figure 2009525961
    を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  28. 下記構造式:
    Figure 2009525961
    を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  29. 請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体;および
    少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリア
    を含む、組成物。
  30. 請求項29に記載の組成物であって、以下からなる群より選択される少なくとも1種のさらなる治療剤をさらに含む組成物:ヒドロキシ置換アゼチジノン化合物、置換βラクタム化合物、HMG CoA還元酵素阻害剤化合物、HMG CoAシンテターゼ阻害剤、スクアレン合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、ステロール生合成阻害剤、ニコチン酸誘導体、胆汁酸封鎖剤、無機コレステロール封鎖剤、アシルCoA:コレステロールO−アシルトランスフェラーゼ阻害剤、コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤、ω3脂肪酸を含有する魚油、天然の水溶性繊維、植物スタノールおよび/または植物スタノールの脂肪酸エステル、抗酸化剤、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト、FXR受容体調節因子、LXR受容体アゴニスト、リポタンパク質合成阻害剤、レニンアンジオテンシン阻害剤、ミクロソームトリグリセリド輸送阻害剤、胆汁酸再吸収阻害剤、PPARδアゴニスト、トリグリセリド合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、低密度リポタンパク質受容体誘導因子または活性化因子、血小板凝集阻害剤、5−LOまたはFLAP阻害剤、PPARδ部分アゴニスト、ナイアシンまたはナイアシン受容体アゴニスト、5HTトランスポーター阻害剤、NEトランスポーター阻害剤、CBアンタゴニスト/逆アゴニスト、グレリンアンタゴニスト、Hアンタゴニスト/逆アゴニスト、MCH1Rアンタゴニスト、MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト、NPY1アンタゴニスト、NPY5アンタゴニスト、NPY2アゴニスト、NPY4アゴニスト、mGluR5アンタゴニスト、レプチン、レプチンアゴニスト/調節因子、レプチン誘導体、オピオイドアンタゴニスト、オレキシン受容体アンタゴニスト、BRS3アゴニスト、CCK−Aアゴニスト、CNTF、CNTF誘導体、CNTFアゴニスト/調節因子、5HT2cアゴニスト、Mc4rアゴニスト、モノアミン再取り込み阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、GLP−1アゴニスト、フェンテルミン、トピラマート、phytopharm化合物57、グレリン抗体、Mc3rアゴニスト、ACC阻害剤、β3アゴニスト、DGAT1阻害剤、DGAT2阻害剤、FAS阻害剤、PDE阻害剤、甲状腺ホルモンβアゴニスト、UCP−1活性化因子、UCP−2活性化因子、UCP−3活性化因子、アシル−エストロゲン、糖質コルチコイドアゴニスト/アンタゴニスト、11β HSD−1阻害剤、SCD−1阻害剤、リパーゼ阻害剤、脂肪酸トランスポーター阻害剤、ジカルボン酸トランスポーター阻害剤、グルコーストランスポーター阻害剤、リン酸トランスポーター阻害剤、抗糖尿病剤、抗高血圧剤、抗異常脂質血症剤、DP受容体アンタゴニスト、アポリポタンパク質−B分泌/ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質(アポ−B/MTP)阻害剤、交感神経模倣薬アゴニスト、ドーパミンアゴニスト、メラニン細胞刺激ホルモン受容体アナログ、メラニン濃縮ホルモンアンタゴニスト、レプトン、ガラニン受容体アンタゴニスト、ボンベシンアゴニスト、ニューロペプチド−Yアンタゴニスト、甲状腺ホルモン模倣剤、デヒドロエピアンドロステロン、デヒドロエピアンドロステロンのアナログ、ウロコルチン結合タンパク質アンタゴニスト、グルカゴン様ペプチド−1受容体アゴニスト、ヒトアグチ関連タンパク質(AGRP)、ニューロメディンU受容体アゴニスト、ノルアドレナリン作動性食欲減退剤、食欲抑制剤、ホルモン感受性リパーゼアンタゴニスト、MSH−受容体アナログ、α−グルコシダーゼ阻害剤、アポA1ミラノ逆コレステロール輸送阻害剤、脂肪酸結合タンパク質阻害剤(FABP)、および脂肪酸トランスポータータンパク質阻害剤(FATP)。
  31. 前記少なくとも1種のさらなる治療剤が、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、セリバスタチン、リバスタチン、ロスバスタチンカルシウム、およびピタバスタチンからなる群より選択されるHMG CoAシンテターゼ阻害剤である、請求項30に記載の組成物。
  32. 前記HMG CoAシンテターゼ阻害剤がシンバスタチンである、請求項31に記載の組成物。
  33. 前記少なくとも1種のさらなる治療剤がコレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤である、請求項30に記載の組成物。
  34. 前記コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤がトルセトラピブである、請求項33に記載の組成物。
  35. 疾患、障害、または状態を治療する方法であって:
    治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体を、該治療を必要とする患者に投与する工程を包含し;
    ここで、該疾患、障害、または状態は、メタボリック症候群、異常脂質血症、心臓血管疾患、末梢神経系および中枢神経系の障害、血液学的疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、胃腸疾患、糖尿病、および非アルコール性脂肪肝疾患からなる群より選択される、
    方法。
  36. 前記疾患、障害、または状態が異常脂質血症である、請求項35に記載の方法。
  37. 請求項35に記載の方法であって、少なくとも1種のさらなる治療剤を投与する工程を包含し、該治療剤が、ヒドロキシ置換アゼチジノン化合物、置換βラクタム化合物、HMG CoA還元酵素阻害剤化合物、HMG CoAシンテターゼ阻害剤、スクアレン合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、ステロール生合成阻害剤、ニコチン酸誘導体、胆汁酸封鎖剤、無機コレステロール封鎖剤、アシルCoA:コレステロールO−アシルトランスフェラーゼ阻害剤、コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤、ω3脂肪酸を含有する魚油、天然の水溶性繊維、植物スタノールおよび/または植物スタノールの脂肪酸エステル、抗酸化剤、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト、FXR受容体調節因子、LXR受容体アゴニスト、リポタンパク質合成阻害剤、レニンアンジオテンシン阻害剤、ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質阻害剤、胆汁酸再吸収阻害剤、PPARδアゴニスト、トリグリセリド合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、低密度リポタンパク質受容体誘導因子または活性化因子、血小板凝集阻害剤、5−LOまたはFLAP阻害剤、PPARδ部分アゴニスト、ナイアシンまたはナイアシン受容体アゴニスト、5HTトランスポーター阻害剤、NEトランスポーター阻害剤、CBアンタゴニスト/逆アゴニスト、グレリンアンタゴニスト、Hアンタゴニスト/逆アゴニスト、MCH1Rアンタゴニスト、MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト、NPY1アンタゴニスト、NPY5アンタゴニスト、NPY2アゴニスト、NPY4アゴニスト、mGluR5アンタゴニスト、レプチン、レプチンアゴニスト/調節因子、レプチン誘導体、オピオイドアンタゴニスト、オレキシン受容体アンタゴニスト、BRS3アゴニスト、CCK−Aアゴニスト、CNTF、CNTF誘導体、CNTFアゴニスト/調節因子、5HT2cアゴニスト、Mc4rアゴニスト、モノアミン再取り込み阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、GLP−1アゴニスト、フェンテルミン、トピラマート、phytopharm化合物57、グレリン抗体、Mc3rアゴニスト、ACC阻害剤、β3アゴニスト、DGAT1阻害剤、DGAT2阻害剤、FAS阻害剤、PDE阻害剤、甲状腺ホルモンβアゴニスト、UCP−1活性化因子、UCP−2活性化因子、UCP−3活性化因子、アシル−エストロゲン、糖質コルチコイドアゴニスト/アンタゴニスト、11β HSD−1阻害剤、SCD−1阻害剤、リパーゼ阻害剤、脂肪酸トランスポーター阻害剤、ジカルボン酸トランスポーター阻害剤、グルコーストランスポーター阻害剤、リン酸トランスポーター阻害剤、抗糖尿病剤、抗高血圧剤、抗異常脂質血症剤、DP受容体アンタゴニスト、アポリポタンパク質−B分泌/ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質(アポ−B/MTP)阻害剤、交感神経模倣薬アゴニスト、ドーパミンアゴニスト、メラニン細胞刺激ホルモン受容体アナログ、メラニン濃縮ホルモンアンタゴニスト、レプトン、ガラニン受容体アンタゴニスト、ボンベシンアゴニスト、ニューロペプチドYアンタゴニスト、甲状腺ホルモン模倣剤、デヒドロエピアンドロステロン、デヒドロエピアンドロステロンのアナログ、ウロコルチン結合タンパク質アンタゴニスト、グルカゴン様ペプチド−1受容体アゴニスト、ヒトアグチ関連タンパク質(AGRP)、ニューロメディンU受容体アゴニスト、ノルアドレナリン作動性食欲減退剤、食欲抑制剤、ホルモン感受性リパーゼアンタゴニスト、MSH−受容体アナログ、α−グルコシダーゼ阻害剤、アポA1ミラノ逆コレステロール輸送阻害剤、脂肪酸結合タンパク質阻害剤(FABP)、および脂肪酸トランスポータータンパク質阻害剤(FATP)からなる群より選択される、
    方法。
  38. 前記少なくとも1種のさらなる活性成分が、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、セリバスタチン、リバスタチン、ロスバスタチンカルシウム、およびピタバスタチンからなる群より選択されるHMG CoAシンテターゼ阻害剤である、請求項37に記載の方法。
  39. 前記HMG CoAシンテターゼ阻害剤がシンバスタチンである、請求項38に記載の方法。
  40. 化学式:
    Figure 2009525961
    を有する請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体であって、ここで:
    は、アルキル、−アルキレン−シクロアルキル、ハロアルキル、または−アルキレン−O−アルキルであり;
    およびRは、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式シクロアルキル、二環式シクロアルキル、または単環式ヘテロシクロアルキルを形成し、ここで、単環式シクロアルキル基、二環式シクロアルキル基、または単環式ヘテロシクロアルキル基は、非置換であるか、または選択的にかつ独立して、1個以上のX基で置換され、単環式シクロアルキル基は、ベンゼン環、芳香族複素環、または非芳香族複素環に縮合されてもよく、そして単環式シクロアルキル環は、第2のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を有するスピロ環化合物を形成し得、該第2のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環は、非置換であるか、または1個以上のX基で独立して置換され;
    の各存在は、独立して、アルキル、−O−アルキル、−アルキレン−アリール、ハロ、−O−Si(R11、ハロアルキル、−CN、−C(O)−R、−C(O)−O−R、−NHC(O)−O−R、−S(O)−R、またはフェニルであり;
    はアルキルまたはシクロアルキルであり、ここで、シクロアルキル基は、1個以上のX基で選択的にかつ独立して置換可能であり、そしてアルキル基は、シクロアルキル基で選択的に置換され得;
    各R11は、独立して、アルキルまたはフェニルであり;ならびに
    各Xの存在は、独立して、ハロゲン、アルキル、−O−アルキル、−OH、ハロアルキル、アリール、またはアルキニルである、
    化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体。
  41. 前記Rがアルキルである、請求項40に記載の化合物。
  42. 前記Rが−アルキレン−シクロアルキルである、請求項40に記載の化合物。
  43. 前記Rがアルキレン−O−アルキルである、請求項40に記載の化合物。
  44. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式シクロアルキルを形成する、請求項40記載の化合物。
  45. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、(i)二環式シクロアルキル;または(ii)第2のシクロアルキル基もしくはヘテロシクロアルキル基を有するスピロ環を形成する単環式シクロアルキルを形成する、請求項40に記載の化合物。
  46. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキルを形成する、請求項40に記載の化合物。
  47. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式シクロアルキルを形成する、請求項41に記載の化合物。
  48. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、(i)二環式シクロアルキル;または(ii)第2のシクロアルキル基もしくはヘテロシクロアルキル基を有するスピロ環を形成する単環式シクロアルキルを形成する、請求項41に記載の化合物。
  49. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキルを形成する、請求項41に記載の化合物。
  50. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式シクロアルキルを形成する、請求項42に記載の化合物。
  51. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、(i)二環式シクロアルキル;または(ii)第2のシクロアルキル基もしくはヘテロシクロアルキル基を有するスピロ環を形成する単環式シクロアルキルを形成する、請求項42に記載の化合物。
  52. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキルを形成する、請求項42に記載の化合物。
  53. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式シクロアルキルを形成する、請求項43に記載の化合物。
  54. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、(i)二環式シクロアルキル;または(ii)第2のシクロアルキル基もしくはヘテロシクロアルキル基を有するスピロ環を形成する単環式シクロアルキルを形成する、請求項43に記載の化合物。
  55. 前記RおよびRが、それらの両方が結合する炭素原子と一緒になって、単環式ヘテロシクロアルキルを形成する、請求項43に記載の化合物。
  56. 下記の構造を有する、請求項40記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体:
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
    Figure 2009525961
  57. 請求項40に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体;および
    少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリア
    を含む、組成物。
  58. 請求項57に記載の組成物であって、以下からなる群より選択される少なくとも1種のさらなる治療剤をさらに含む組成物:ヒドロキシ置換アゼチジノン化合物、置換βラクタム化合物、HMG CoA還元酵素阻害剤化合物、HMG CoAシンテターゼ阻害剤、スクアレン合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、ステロール生合成阻害剤、ニコチン酸誘導体、胆汁酸封鎖剤、無機コレステロール封鎖剤、アシルCoA:コレステロールO−アシルトランスフェラーゼ阻害剤、コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤、ω3脂肪酸を含有する魚油、天然の水溶性繊維、植物スタノールおよび/または植物スタノールの脂肪酸エステル、抗酸化剤、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト、FXR受容体調節因子、LXR受容体アゴニスト、リポタンパク質合成阻害剤、レニンアンジオテンシン阻害剤、ミクロソームトリグリセリド輸送阻害剤、胆汁酸再吸収阻害剤、PPARδアゴニスト、トリグリセリド合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、低密度リポタンパク質受容体誘導因子または活性化因子、血小板凝集阻害剤、5−LOまたはFLAP阻害剤、PPARδ部分アゴニスト、ナイアシンまたはナイアシン受容体アゴニスト、5HTトランスポーター阻害剤、NEトランスポーター阻害剤、CBアンタゴニスト/逆アゴニスト、グレリンアンタゴニスト、Hアンタゴニスト/逆アゴニスト、MCH1Rアンタゴニスト、MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト、NPY1アンタゴニスト、NPY5アンタゴニスト、NPY2アゴニスト、NPY4アゴニスト、mGluR5アンタゴニスト、レプチン、レプチンアゴニスト/調節因子、レプチン誘導体、オピオイドアンタゴニスト、オレキシン受容体アンタゴニスト、BRS3アゴニスト、CCK−Aアゴニスト、CNTF、CNTF誘導体、CNTFアゴニスト/調節因子、5HT2cアゴニスト、Mc4rアゴニスト、モノアミン再取り込み阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、GLP−1アゴニスト、フェンテルミン、トピラマート、phytopharm化合物57、グレリン抗体、Mc3rアゴニスト、ACC阻害剤、β3アゴニスト、DGAT1阻害剤、DGAT2阻害剤、FAS阻害剤、PDE阻害剤、甲状腺ホルモンβアゴニスト、UCP−1活性化因子、UCP−2活性化因子、UCP−3活性化因子、アシル−エストロゲン、糖質コルチコイドアゴニスト/アンタゴニスト、11β HSD−1阻害剤、SCD−1阻害剤、リパーゼ阻害剤、脂肪酸トランスポーター阻害剤、ジカルボン酸トランスポーター阻害剤、グルコーストランスポーター阻害剤、リン酸トランスポーター阻害剤、抗糖尿病剤、抗高血圧剤、抗異常脂質血症剤、DP受容体アンタゴニスト、アポリポタンパク質−B分泌/ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質(アポ−B/MTP)阻害剤、交感神経模倣薬アゴニスト、ドーパミンアゴニスト、メラニン細胞刺激ホルモン受容体アナログ、メラニン濃縮ホルモンアンタゴニスト、レプトン、ガラニン受容体アンタゴニスト、ボンベシンアゴニスト、ニューロペプチドYアンタゴニスト、甲状腺ホルモン模倣剤、デヒドロエピアンドロステロン、デヒドロエピアンドロステロンのアナログ、ウロコルチン結合タンパク質アンタゴニスト、グルカゴン様ペプチド−1受容体アゴニスト、ヒトアグチ関連タンパク質(AGRP)、ニューロメディンU受容体アゴニスト、ノルアドレナリン作動性食欲減退剤、食欲抑制剤、ホルモン感受性リパーゼアンタゴニスト、MSH−受容体アナログ、α−グルコシダーゼ阻害剤、アポA1ミラノ逆コレステロール輸送阻害剤、脂肪酸結合タンパク質阻害剤(FABP)、および脂肪酸トランスポータータンパク質阻害剤(FATP)。
  59. 前記少なくとも1種のさらなる治療剤が、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、セリバスタチン、リバスタチン、ロスバスタチンカルシウム、およびピタバスタチンからなる群より選択されるHMG CoAシンテターゼ阻害剤である、請求項58に記載の組成物。
  60. 前記HMG CoAシンテターゼ阻害剤がシンバスタチンである、請求項59に記載の組成物。
  61. 前記少なくとも1種のさらなる治療剤がコレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤である、請求項58に記載の組成物。
  62. 前記コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤がトルセトラピブである、請求項61に記載の組成物。
  63. 疾患、障害、または状態を治療する方法であって:
    治療有効量の少なくとも1種の請求項40に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくは互変異性体を、該治療を必要とする患者に投与する工程を包含し;
    ここで、該疾患、障害、または状態は、メタボリック症候群、異常脂質血症、心臓血管疾患、末梢神経系および中枢神経系の障害、血液学的疾患、癌、炎症、呼吸器疾患、胃腸疾患、糖尿病、および非アルコール性脂肪肝疾患からなる群より選択される、
    方法。
  64. 前記疾患、障害、または状態が異常脂質血症である、請求項63に記載の方法。
  65. 請求項63に記載の方法であって、少なくとも1種のさらなる治療剤を投与する工程を包含し、該治療剤が、ヒドロキシ置換アゼチジノン化合物、置換βラクタム化合物、HMG CoA還元酵素阻害剤化合物、HMG CoAシンテターゼ阻害剤、スクアレン合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、ステロール生合成阻害剤、ニコチン酸誘導体、胆汁酸封鎖剤、無機コレステロール封鎖剤、アシルCoA:コレステロールO−アシルトランスフェラーゼ阻害剤、コレステリルエステル輸送タンパク質阻害剤、ω3脂肪酸を含有する魚油、天然の水溶性繊維、植物スタノールおよび/または植物スタノールの脂肪酸エステル、抗酸化剤、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト、FXR受容体調節因子、LXR受容体アゴニスト、リポタンパク質合成阻害剤、レニンアンジオテンシン阻害剤、ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質阻害剤、胆汁酸再吸収阻害剤、PPARδアゴニスト、トリグリセリド合成阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、低密度リポタンパク質受容体誘導因子または活性化因子、血小板凝集阻害剤、5−LOまたはFLAP阻害剤、PPARδ部分アゴニスト、ナイアシンまたはナイアシン受容体アゴニスト、5HTトランスポーター阻害剤、NEトランスポーター阻害剤、CBアンタゴニスト/逆アゴニスト、グレリンアンタゴニスト、Hアンタゴニスト/逆アゴニスト、MCH1Rアンタゴニスト、MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト、NPY1アンタゴニスト、NPY5アンタゴニスト、NPY2アゴニスト、NPY4アゴニスト、mGluR5アンタゴニスト、レプチン、レプチンアゴニスト/調節因子、レプチン誘導体、オピオイドアンタゴニスト、オレキシン受容体アンタゴニスト、BRS3アゴニスト、CCK−Aアゴニスト、CNTF、CNTF誘導体、CNTFアゴニスト/調節因子、5HT2cアゴニスト、Mc4rアゴニスト、モノアミン再取り込み阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、GLP−1アゴニスト、フェンテルミン、トピラマート、phytopharm化合物57、グレリン抗体、Mc3rアゴニスト、ACC阻害剤、β3アゴニスト、DGAT1阻害剤、DGAT2阻害剤、FAS阻害剤、PDE阻害剤、甲状腺ホルモンβアゴニスト、UCP−1活性化因子、UCP−2活性化因子、UCP−3活性化因子、アシル−エストロゲン、糖質コルチコイドアゴニスト/アンタゴニスト、11β HSD−1阻害剤、SCD−1阻害剤、リパーゼ阻害剤、脂肪酸トランスポーター阻害剤、ジカルボン酸トランスポーター阻害剤、グルコーストランスポーター阻害剤、リン酸トランスポーター阻害剤、抗糖尿病剤、抗高血圧剤、抗異常脂質血症剤、DP受容体アンタゴニスト、アポリポタンパク質−B分泌/ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質(アポ−B/MTP)阻害剤、交感神経模倣薬アゴニスト、ドーパミンアゴニスト、メラニン細胞刺激ホルモン受容体アナログ、メラニン濃縮ホルモンアンタゴニスト、レプトン、ガラニン受容体アンタゴニスト、ボンベシンアゴニスト、ニューロペプチドYアンタゴニスト、甲状腺ホルモン模倣剤、デヒドロエピアンドロステロン、デヒドロエピアンドロステロンのアナログ、ウロコルチン結合タンパク質アンタゴニスト、グルカゴン様ペプチド−1受容体アゴニスト、ヒトアグチ関連タンパク質(AGRP)、ニューロメディンU受容体アゴニスト、ノルアドレナリン作動性食欲減退剤、食欲抑制剤、ホルモン感受性リパーゼアンタゴニスト、MSH−受容体アナログ、α−グルコシダーゼ阻害剤、アポA1ミラノ逆コレステロール輸送阻害剤、脂肪酸結合タンパク質阻害剤(FABP)、および脂肪酸トランスポータータンパク質阻害剤(FATP)からなる群より選択される、
    方法。
  66. 前記少なくとも1種のさらなる活性成分が、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、セリバスタチン、リバスタチン、ロスバスタチンカルシウム、およびピタバスタチンからなる群より選択されるHMG CoAシンテターゼ阻害剤である、請求項65に記載の方法。
  67. 前記HMG CoAシンテターゼ阻害剤がシンバスタチンである、請求項66に記載の方法。
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