JP2009517904A - 円偏波共用アンテナ・アレイ - Google Patents

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Abstract

本発明は、2つの周波数帯の受信のためのアンテナ・アレイを含み、該アンテナ・アレイは、2組の方形放射素子と、周波数帯の一方の受信のために、これら放射素子を励振するネットワークとを含んでいる。放射素子は、他の周波数帯の共局在受信を可能とするために、アレイの中心が空きとなる様に配置されている。励振ネットワークは、円偏波共用を可能にする放射素子間に、所定の位相シフトを導入するハイブリッド部を含んでいる。このネットワークは、2つの制約に適合しなければならず、ハイブリッド間に導入される位相シフトは、整数kに対し、2kπを法としたハイブリッドの位相シフトに等しくなければならず、第1のハイブリッドH1と第1のパッチPA1間に配置されるラインL1の長さは、整数kに対し、2kπを法としπに等しい位相シフトを導入する。

Description

本発明は、円偏波共用アンテナ・アレイに関し、より詳しくは、特に、K/Kaバンド(インターネット・サービスのための20/30GHz)とKuバンド(TV受信のための10/15GHz)といった、種々の周波数帯の信号を送受信できるアンテナ・アレイに関する。
衛星リンクは、オペレータ及び利用者の両者に高額な投資を行わせることなく、広範囲を対象にすることができる。システムの経済的な実現ための主な問題の1つは、総ての仕様に準拠可能で、低コストなユーザ端末を作ることにある。
機能数を増やして、より魅力的な製品を提供するために、ユーザ端末は、従来のTVの受信と高速インターネット・アクセスを可能にしなければならない。ユーザ端末は、ユーザがモニタし、ユーザとインタフェースするユニットである屋内ユニット又はIDUと、衛星とIDU間での信号伝送を可能にする屋外ユニットODUとで構成されている。このODUは、反射体システムと、この反射体の焦点に配置される1つ以上のソースに基づくアンテナ・システムで主に構成されている。
複数のサービスのためには、複数の周波数帯で、システムの範囲で異なる偏波の送受信を行う必要がある。これら種々の構成の管理は、反射体の焦点に配置されるソースに直接影響する。
このため、ソースは、特に、K/Ka周波数バンド(インターネット・サービス用の20/30GHz)の信号の送受信と、Kuバンド(TV受信用の10/15GHz)での従来信号の受信が可能でなければならない。
衛星の容量を最適化するために、KaバンドとKuバンドの衛星は、同じ軌道位置で選択可能である。よって、困難であるのは、Ku及びKaバンドの信号を、同じ焦点で受信しなければならないアンテナ・システムによる転送である。
この問題を解決するために、本発明は、共局在化した多偏波で複数バンドのソースを提供する。それは、中心に配置したK/Kaバンドのソースと、その周りを取り囲むKuバンドの放射素子のアレイに基づいている。
しかしながら、機械的及び無線電気的な制限は極めて強い。それは、一方では、K/Kaソースのためにアレイの中心には物理的な空間を残す必要があり、他方では、無線電気仕様に準拠することが必要であるからである。
円偏波用のアンテナ・アレイとその励振ネットワーク(給電ネットワーク)が、特許文献1で公知である。円偏波用のこのアンテナのために提案されている励振ネットワークを図1に示す。励振ネットワークは、1つの右偏波信号と、1つの左偏波信号がアンテナ・システムで送信又は受信できる様に、4つのアンテナ素子アレイへのRF信号の分配を可能にする。励振ネットワークは、2つの入力ポート104、106と、4つの出力ポート108、110、112、114とを備えている。この励振ネットワークは、結合素子102a、102bにより形成され、結合素子102a、102bは、ライン112a、112b、114a、114bにより分配ライン118、122に接続されている接続ライン116、120により形成されている。入力ポート106及び104は、ライン124及び126と、それぞれ接続され、各出力ポート108、110、112及び114は、放射素子(パッチとして知られている)を含むアンテナ素子にスロットにより結合している。
残念ながら、このシステムは、共局在化と、複数バンドのためのソースに必要な機械的制約に適合できない。特に、励振ネットワークは、構造の中心に配置され、この構造の中心に2番目のK/Kaソースを配置するための空間を確保することができない。
さらに、本発明は、Kuバンド放射素子のアレイに関し、このKuバンド放射素子アレイの無線電気的制約により、非常に広い帯域に渡って(11.7→12.7GHz)、2つの円偏波を受信する能力がソースに要求される。円偏波の品質は、軸比AR(Axial Ratio)で定義され、複数のポートにおいて、2つの円偏波の正しい識別を可能にするためには、1.74dB未満のARが必要である。無限のARは完全な直線偏波を、零のARが完全な円偏波を定義することは、当業者にはよく知られている。
米国特許出願公開第2002/18018号明細書
本発明は、上記欠点を改善することを目的とする。
本発明は、複数の周波数帯の受信を可能にするアンテナ・アレイを含み、該アンテナ・アレイは、2組の放射素子と、周波数帯の一方を受信するために、これら放射素子を励振するためのネットワークとを含んでいる。放射素子は、他の周波数帯の共局在受信を可能とするために、アレイの中心が空きとなる様に配置されており、前記ネットワークは、出力が、それぞれ、放射素子の第1の組の各素子のポートに接続され、これら素子のポート間に位相シフトφの生成を可能にする第1のハイブリッド・カップラと、出力が、それぞれ、放射素子の第2の組の各素子のポートに接続され、これら素子のポート間に位相シフトφの生成を可能にする第2のハイブリッド・カップラと、ハイブリッド・カップラの第1の入力間に、kを整数とし、kπを法として位相シフトφの生成を可能にする第1の位相シフタと、ハイブリッド・カップラの第2の入力間に、kを整数とし、kπを法として位相シフトφの生成を可能にする第2の位相シフタと、第1の放射素子のポートと、関連するハイブリッド・カップラの出力との間に挿入され、πに等しい位相シフトを伴い、円偏波共用を可能とするために、これら2つのポート間に、整数kに対し、kπを法としてπに等しい位相差を導入する位相シフト部とを備えている。
本発明は、同時に機械的及び無線電気的制約に適合するという利点を有する。
好ましくは、ハイブリッド・カップラにより導入される位相シフトφは、90°の位相シフトであり、位相シフト部は、整数kに対し、kπを法としてπの位相シフトを導入する長さのラインを含んでいる。一実施形態において、受信周波数帯は、異なる周波数帯である。一実施形態において、他の周波数帯の共局在受信は、他のアンテナにより行われる。好ましくは、アンテナ・アレイの2つの周波数帯は、KU及びKAバンドである。
上述した本発明の特徴、利点及びその他についは、添付の図面を用いた以下の記述を読むことでより明らかになる。
従来技術による回路については、既に簡単に記載したので、ここでは再度記載しない。
円偏波は、例えば、相互に直交する直線偏波の放射素子を使用し、それらを直交する位相で励振することにより、当業者には公知の方法で得られる。
よって、円偏波を生成するためには、パッチ型の単一放射素子を、2つの直交する側の2つのポートにより励振して、それらの間に90°の位相差を設けることで十分である。交差偏波は、ポート間の位相差を反転することにより得られる。2つのパッチでは、各パッチを、直交で励振してポート間の位相差を90°とすることで十分である。
さらに、当該ネットワークの帯域を改良するために、連続回転のテクニックを使用する。図2aは、このテクニックの基本的な構成を示している。4つのパッチPA1、PA2、PA3及びPA4のそれぞれが励振される。励振は直交し、各ポート間の位相差は90°である。
しかし、本発明の機械的制約により、アレイの中心に他のK/Kaソース、例えば、ホーン型ソースのための物理的な空間を残す必要がある。
幾何学的調整により、パッチ・アレイの中心において空きの空間を最大にするため、角より側面が向くように放射素子を回転することが容易に可能である。
図2bは、これらパッチPA1、PA2、PA3及びPA4の構成を示している。ポートは直交し、各ポート間の位相差は90°である。図2bに示す4つのパッチの幾何学的配置に基づき、2つの円偏波を生成する励振ネットワークは、図2cに示す様に、2番目の局在化ソースのために、構造の中心に空間を残す様に構成される。
よって、2つの円偏波を生成するために、4つのポートの位相の、2つの方向での回転が必要となる。第1の偏波のために、パッチPA1のポートP1に位相0°、パッチPA2のポートP2に位相90°、パッチPA3のポートP3に位相180°、パッチPA4のポートP4に位相270°を適用した場合、第2の偏波のためには、位相の回転の方向を反転し、ポートP1に位相0°、ポートP2に位相−90°、ポートP3に位相−180°、ポートP4に位相−270°を適用する。
図3は、本発明が基礎とする理論的構成を示している。
具体的には、2つのポート間で90°の位相シフトを生成するために、対象となる特定周波数帯の中心周波数(ここでは12.5GHz)でサイズが決められた、従来のハイブリッド・カップラの使用が必要である。よって、入力ポートA1の励振により第1の偏波を実行するために、2つのハイブリッド・カップラH1及びH2が、それぞれ、ポートP1とP2、ポートP3とP4の間に以下の様に配置される。第1のハイブリッド・カップラH1の出力S1が、放射素子PA1のポートP1に接続され、第1のハイブリッド・カップラH1の出力S2が、放射素子PA2のポートP2に接続される。この様に、出力S1及びS2と、入力E2及びE1との間に位相シフトが生成される。この様な配置において、カップラH1の出力部と接続しているポートP1が、入力ポートA1の信号で励振されたとすると、パッチPA1の位相は0°であり、パッチPA2の位相は90°である。同様に、第2のハイブリッド・カップラH2の出力S3が、放射素子PA3のポートP3に接続され、第2のハイブリッド・カップラH2の出力S4が、放射素子PA4のポートP4に接続される。この様に、ハイブリッド・カップラH2の出力S3及びS4と、入力E3及びE4との間に、それぞれ、位相シフトが生成される。第1の円偏波を得るためには、ポートP1に対してポートP3をπだけ位相シフトして励振する必要があり、位相シフト部D1により行われる。よって、ポートP3とP4の間に配置されているハイブリッド・カップラH2を考慮すると、パッチPA3の位相は180°となり、パッチPA4の位相は270°となる。
第2の偏波を得るために、カップラH1の出力に接続されているポートP2は、入力ポートA2の信号により励振され、パッチPA2の位相は0°となり、結果、パッチPA1の位相は90°となる。よって、ポートP4を、ポートP2に対してπだけ位相シフトして励振する必要があり、位相シフト部D2により行われる。よって、ポートP3とP4の間に配置されているハイブリッド・カップラH2を考慮すると、パッチPA4の位相は180°となり、パッチPA3の位相は270°となる。
理論的構成は、P1と、位相シフト部によるP3と、P2と、他の位相シフト部によるP4の取付けにより、励振ラインが相互に交差することを示している。しかし、この交差は、一方のラインが他方のラインの上を通過することにより生じており、重大な損失と、ポート間の振幅及び位相の劣化の大きなリスクとを引き起こすものである。
本発明は、この交差を回避することを目的とする。
図4aにそのデザインを示し、図4bに理論的構成を示す本発明の原理は、選択ポートの関数として2つの直交する円偏波の生成を可能とする様に、第1のハイブリッドH1とパッチ1の間に、長さL1のラインを配置することを含んでいる。
2つの円偏波を生成するため、種々のパッチにより生成される場の部品と、種々のパスにより導入される総ての位相シフトを考慮し、電磁シミュレーション・ソフトウェア(Zeland社IE3D)を用いると、構造の種々のパラメータの最適化後、このラインの長さにある制約が生じるという結果が得られる。
第1の制約は、選択したハイブリッドに関する制約である。ハイブリッド間で導入される位相シフトは、kを整数とし、2kπを法とする位相シフトに等しくなければならない。通常のハイブリッドの位相シフトは90°であり、よって、図4bに示す理論的構成においても、ハイブリッド間の位相シフトは90°である。
第2の制約は、第1のハイブリッドH1と第1のパッチPA1間に配置するラインL1の長さに関する制約である。ラインの長さは、ハイブリッドH1と第1のパッチ間での位相シフトが、kを整数とし、2kπを法としてπに等しくなければならない。
図4aは、本発明によるシステム・デザインの例を示し、この例では、例えばKaソースを導入するために、4つのパッチが中央領域を空きとする様に配置されており、リング状又は他の形状のKaソースを、この中央の領域に挿入することを可能にしている。パッチPA1は、ラインL1によりハイブリッド素子H1に接続され、このラインL1の長さは、整数kに対し、2kπを法としてπに等しい位相シフトを可能にしている。
他のパッチは、上述した様に、ハイブリッド素子に、直接、接続されている。接続ラインと部品D1及びD2により形成される位相シフト部は、ポートP3とP2間、ポートP1とP4間に配置されている。2つのポートA1及びA2は、受信チェーンと共に、本発明によるシステムの接続を可能にしている。
当業者には、例えば、マイクロストリップ・ライン、導波管、コプラナー・ライン又は同軸ラインといった、ラインの長さを、対象とする各トポロジの関数として最適化する方法が知られている。
例示的な実施形態として、“設計”周波数を12GHz、インピーダンスを50Ωとし、誘電率3.38で高さ0.81mmであるロジャーズ(Rogers)社の4003基板上において、180°の位相シフトを伴うマイクロストリップ型のラインは、計算上、トラック幅が1.98mmで、長さが7.38mmとなる。
図4bは、本発明の理論的構成を示している。位相シフトπ+2kπのラインL1の追加により、直交する円偏波の生成を保ちながら、ポートP1及びP4とポートP2及びP3間の接続ラインの交差を避けることができる。各パッチに関する位相シフト計算は、直交する部品間で90°の位相シフトを示し、よって、これは円偏波に対応している。
第1の偏波に関して具体的には、ポートA1が励振信号に対応し、パッチPA2のポートP2に関する位相シフトは0°である。パッチPA1のポートP1に関する位相シフトは、ハイブリッドによる位相シフトπ/2とラインL1による位相シフトπの和、つまり、3π/2に対応する。パッチPA3のポートP3に関する位相シフトは、ラインD1による位相シフトπ/2に対応する。パッチPA4のポートP4に関する位相シフトは、ハイブリッドによる位相シフトπ/2とラインD1による位相シフトπ/2の和、つまり、πに対応する。第2の偏波も同様に、ポートA2が励振信号に対応し、計算では、直交する部品間にπ/2の位相シフトが生じ、よって、これは円偏波に対応する。
図5及び図6は、本発明による装置の適切な動作を説明するグラフである。
図5のグラフは、アンテナの電気的な能力を周波数の関数として表すパラメータSijを示している。ポート1に関し、パラメータS11の変化を周波数の関数として表す曲線は、全帯域に渡り−20dB未満の反射係数を示し、よって、最大のエネルギー転送を示している。
同様に、ポート2に関し、パラメータS22の変化を周波数の関数として表す曲線は、全帯域に渡り−20dB未満の反射係数を示し、よって、これも最大のエネルギー転送を示している。
パラメータS12は、2つのポート間のアイソレーションを示している。このパラメータが低い程、ポート間が良く分離されている。曲線は、13.25GHz未満の周波数で−10dB未満のアイソレーションを示し、これは、2つの受信経路間に殆ど“汚染”が存在しないことを暗示している。12.6GHzから12.8GHzの周波数帯において、アイソレーションは−20dBに達し、よって、求めている能力に対応する。
図6のグラフは、円偏波の質を示す楕円率(軸率)を周波数の関数として表し、dB又はリニアで表現される。0dBの楕円率は、完全な円偏波を表し、高い楕円率は、楕円偏波が強くなっていることを示し、直線偏波の場合には、非常に大きい楕円率(>10dB)を示す。この楕円率は、場の2つの直交する部品の位相差と、これら2つの部品の振幅差を考慮している。全ネットワークの楕円率は、対象とする全帯域幅に渡り、主放射の方向において1.74dB未満である。
本発明の他の形態も可能である、アンテナ・アレイは、アレイの中心を空きとする様に配置される2組の放射素子を含み、これにより、少なくとも2つのアンテナにより、少なくとも2つの周波数帯の受信を可能にする。よって、同じ周波数帯で、異なる型の2つのアンテナを使用することで、あるいは、同じ周波数帯で同じ型のアンテナを使用することで、アンテナ・ダイバーシティ受信の効果が可能になる。第2のアンテナは、アレイの中心に位置する。異なる型のアンテナは、例えば、“ホーン”型や、“ポリロッド”型アンテナとすることができる。
上述した例においては、2次の形状のパッチを表していた。円又は直角といった他の形状も可能である。パッチ間の分離を象徴的に表現した。各実施形態に対し最適化できる。パッチの励振は、マイクロストリップ・ラインや、例えば、方形状又は十字形状のスロットや、他の電磁結合といった異なる方法で行うことができる。
従来技術によるアンテナ・ネットワークの励振ネットワークを示す図である。 放射素子(パッチ)の構成を示す図である。 放射素子(パッチ)の構成を示す図である。 放射素子(パッチ)の構成を示す図である。 本発明が基礎とする理論的構成を示す図である。 本発明によるシステムのデザインを示す図である。 本発明の理論的構成を示す図である。 システムの適切な動作を説明するグラフである。 システムの適切な動作を説明するグラフである。
符号の説明
104、106 入力ポート
108、110、112、114 出力ポート
102a、102b 結合素子
116、120 接続ライン
118、122 分配ライン
112a、112b、114a、114b、124、126 ライン

Claims (3)

  1. 2つの周波数帯の受信のためのアンテナ・ネットワークであって、
    2組の方形放射素子(PA1、PA2、PA3、PA4)と、
    前記周波数帯の一方の受信のための、前記放射素子の励振ネットワークと、
    を含み、
    前記励振ネットワークは、
    出力が、それぞれ、放射素子の第1の組(PA1、PA2)の各素子へのアクセス(P1、P2)に接続され、これら素子のアクセス間にπ/2の位相シフトの生成を可能にする第1のハイブリッド・カップラ(H1)と、
    出力が、それぞれ、放射素子の第2の組(PA3、PA4)の各素子へのアクセス(P3、P4)に接続され、これら素子のアクセス間にπ/2の位相シフトの生成を可能にする第2のハイブリッド・カップラ(H2)と、
    ハイブリッド・カップラ(H1、H2)の第1の入力(E1、E4)間に、2kπを法としてπ/2に等しい位相差を生成する第1の位相シフタ(D1)と、
    ハイブリッド・カップラ(H1、H2)の第2の入力(E2、E3)間に、2kπを法としてπ/2に等しい位相差を生成する第2の位相シフタ(D2)と、
    を備えており、
    前記方形放射素子(PA1、PA2、PA3、PA4)は、前記ネットワークの中心を空きとし、他の周波数帯の共局在受信を可能とするために、π/4だけ回転されており、
    位相シフトのための部品(L1)が、2kπを法としてπに等しい位相差を導入し、円偏波共用を可能とするために、第1の放射素子(PA1)のアクセス(P1)の前に挿入されている、
    アンテナ・ネットワーク。
  2. 他の周波数帯の共局在受信は、中心にあるソースにより行われる、
    請求項1に記載のアンテナ・アレイ。
  3. アンテナ・アレイの2つの周波数帯は、KU及びKAバンドである、
    請求項2に記載のアンテナ・アレイ。
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