JP2009504242A - ニードルガード機構 - Google Patents

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Abstract

ニードルガード(10)は、クリップ(12)を備えている。クリップ(12)は、ニードルシャフト(56)を把持するための傾斜壁(16)と、先端(58)をブロックするための先端壁(20)と、を備えている。傾斜壁と先端壁とは、傾斜ストラット(24)によって相互連結することができる。スプリング部材(14)は、ニードルシャフトを把持し得るようにクリップを付勢することができる。先端壁は、スタイラス(38)を有することができ、ニードル先端のブロックを補助するリップ(36)を形成しつつL字形状のものとすることができる。ヒール(72)は、ニードルシャフトを把持し得るよう、棚(72)まわりの回転を助長することができる。ニードル支持体(80)は、ニードルの撓みを制限することができる。

Description

本発明は、医療用ニードル(例えば、皮下注射針や、カテーテル挿入ニードルや、カテーテル挿入カニューレや、他の尖鋭先端を有した中空のカニューレや、あるいは、他の尖鋭先端を有した中実のカニューレ)に関するものであり、より詳細には、患者から抜き出し後にニードルの尖鋭先端から使用者および他の人を保護するためのニードルガードに関するものである。
偶発的なニードル刺しを低減させるあるいは無くすことの必要性により、尖鋭なニードル先端を保護するための、すなわち、囲むための、あるいは、他の手法で遮蔽するための、様々なタイプのニードルガードが、開発され提案されている。いくつかのニードルガードは、例えば本出願人であるMedex社によって市販されている PROTECTIV Safety IV カテーテルのように、ニードルシャフトおよびニードル先端の実質的に全体を包囲するためのハウジングを備えている。他のニードルガードは、例えば特許文献1に開示されているように、使用後に先端を包囲し得るようニードルシャフトに沿って移動するクリップを備えている。さらに他のニードルガードは、先端がハウジングの内部に位置した状態にニードルの先端部を固定し得るよう、機能部材を封入した状態でニードルシャフトに沿って移動するハウジングを提供する。特に有利な形態のニードルガードは、特許文献2に開示されているように、機能部材として、傾斜プレート(カンテッドプレート)を備えている。
特許文献2の傾斜プレートデバイスにおいては、ハウジングは、ニードルが貫通するものとして、提供される。ハウジングの内部において、傾斜プレートは、開口付きの壁によって形成される。開口は、第1状態においては、この開口を通してニードルシャフトをスライド的に受領するとともに、第1状態に対して傾斜した第2状態においては、ニードルシャフトを把持するあるいは噛み込む。第2壁が、中間壁を介して第1壁に対して連結されている。これにより、全体的に剛直な単一ピースのクリップを形成している。第2壁は、第1状態においてクリップを保持し得るよう、ニードルシャフトに沿って乗るための部分を備えている。ニードルの先端がハウジング内へと引き込まれて、第2壁部分を通過した際には、クリップは、第2状態へと傾斜することができる。これにより、傾斜プレートが、ニードルシャフトを把持し、これにより、ニードルをそれ以上引っ張ることができなくなる。また、第2壁は、ニードル先端をブロックする。これにより、ニードルを、ハウジングの外部へと押し戻すことができなくなる。第1壁に抗して、付勢スプリングが設けられている。これにより、クリップを第2状態に向けて付勢することができる。クリップの第2壁と中間壁とは、第1状態においては、ニードルシャフトの一側部に対して位置しており、ニードルシャフトの他方の側部は、スプリングが位置している。特許文献2におけるクリップの構成は、多くの利点を有するものではあるけれども、さらなる改良と補強とが要望されている。
特許文献2のクリップの改良に関する1つの試みが、特許文献3に開示されている。特許文献3のクリップは、ガイドワイヤと一緒にクリップを使用することを可能とすることを意図した特徴点を備えている。特許文献3のデバイスの市販の一形態と考えられるものは、Arrow Radial Artery Catheterization デバイスである。市販の形態は、構成に欠点を有したものと考えられる。さらに、ニードルシャフトに対して、かなりの引っ張り力が印加される。このため、使用が困難となり、好ましくない。
さらに、いくつかのニードルガードは、カテーテルアセンブリと一緒に使用することを意図したものとされている。そのようなニードルガードにおいては、有利には、ニードルガードの一部が、カテーテルハブを保持するとともに、ニードルが、カテーテルチューブから突出する。しかしながら、その後、ニードルの引き抜き時には、先端が保護された状態へと、ニードルガードを除去する待ち受け状態となることができる。1つの提案は、ニードルガードにノーズ部分を設けることであり、ニードルガードハウジングから延出させた一対の協働部材を設けることである。協働部材は、カテーテルハブ内に適合し得るサイズとされ、通常は、協働部材どうしの間に通路を形成する。この通路のサイズは、この通路を通してニードルシャフトをスライド的に受領し得るようなサイズとされる。
協働部材の一方または双方は、先端部のところに、戻り止めを備えている。戻り止めは、カテーテルハブの内部壁に形成されたそれぞれ対応する径方向外向き凹所内に受領可能なものとされる。戻り止めは、協働部材に対して、ダックビルのような外観性をもたらす。理解されるうに、カテーテルハブ内表面の少なくとも先端部は、メス型ルアー規格に応じたテーパー形状とされる。凹所は、ルアーテーパー表面の先端側に位置し、カテーテルハブ内においては、戻り止めが凹所内に通常的に適合する。ニードルシャフトが通路から取り外される際には、ダックビル部材の一方または双方は、容易に撓むことができ、これにより、ハウジングに対するわずかな引っ張り力によって、ダックビルは、凹所に対して曲がることができる。これにより、ニードルガードは、カテーテルハブから離れ始める。しかしながら、ニードルシャフトが存在するときには、協働部材の撓みが制限され、これにより、保持力が非常に大きなものとなる。戻り止めは、径方向外向きの凹所内に適合するサイズとされたダックビルの外径を規定する。しかしながら、ルアーテーパー表面の内径は、先端側の大部分にわたって、ダックビルの外径よりも、小さなものである。その結果、継続した取り外し時には、ダックビル部材は、曲げられたままであり、カテーテルハブの内表面にわたって引きずられるかあるいは擦る。これにより、医療従事者にとって望ましいものと比較して、より大きな引き抜き力が感じられる。
Arrow Radial Artery Catheterization デバイスは、ダックビル構成の一例である。しかしながら、そのニードルガードハウジングは、カテーテルハブに対して回転することができない。ダックビルの戻り止めは、カテーテルハブの凹所に対して、限られた周縁長さしか有していない。そのため、ダックビルが回転することができない。多くの場合、カテーテルハブに対してニードルガードハウジングを回転させ得ることが望ましい。例えば、構成部材が回転可能であれば、患者内へとカテーテルチューブをねじ込むことができて、効果的なことがある。1つの提案された解決手法は、特許文献4に開示されているように、ダックビルの戻り止めを内部で回転可能とし得るよう、カテーテルハブ内に、連続した径方向外向きの環状溝を設けることである。しかしながら、上述した擦るという問題点に加えて、カテーテルハブ内の完全に周縁的な環状溝または凹所は、製造上の問題点と、製品性能上の問題点と、を呈するものと考えられる。特許文献4の発明者らは、後者の問題点を見かけ的に認識し、その後、特許文献5に開示されているように、カテーテルハブ内における戻り止めの回転を阻止し得るよう、限られた長さの凹所を有した構成を提案した。よって、ダックビルに関して実行可能な回転可能構成がなおも要望されているとともに、引き抜き時に、カテーテルハブの内表面を戻り止めが擦ることによって引き起こされる問題点を低減または除去することが要望されている。
米国特許第6,652,486号明細書 米国特許第5,322,517号明細書 米国特許第6,280,419号明細書 米国特許第6,221,047号明細書 米国特許第6,689,102号明細書
本発明の1つの原理によれば、従来技術による傾斜プレート構成と比較して、要望された改良と補強とを有した傾斜プレート型のニードルガードが提供される。この目的のために、1つの見地においては、ニードルガードは、スプリング部材を備えており、スプリング部材は、リーフスプリングとすることができ、スプリング部材は、中間壁のエッジを超えて第1壁から延出され、中間壁は、1つまたは2つのストラットから形成することができ、スプリング部材は、当接面に対して動作可能に係合し、スプリング部材の延出部分と中間壁とは、有利には、ニードルに関して同じ側に配置されている。当接面は、クリップとスプリング部材とを収容したハウジング内にあるいはそのようなハウジングによって、形成することができる。スプリング部材と、クリップおよび/またはハウジングに対してのスプリング部材の協働関係は、クリップの第2壁とニードルシャフトとの間の過度の引きずり力をもたらすことなく、嵩低いクリップにおいて適切な付勢力を提供するものと、考えられる。
第2の見地においては、1つまたは複数のストラットは、すなわち中間壁は、有利には、第1壁に対して90°未満という形成角度でもってクリップの第1壁から延出され、より有利には、形成角度は、83°〜87°という範囲とされる。このような傾斜により、ニードルシャフトを把持するに際してのクリップの回転度合いを増大させることができ、これにより、より信頼性高くニードル先端をブロックまたは遮蔽することができる。第3の見地においては、ニードルシャフトに当接するためのスタイラスが、第2壁に設けられる。これにより、円滑な表面が提供されてニードルに対する引きずり力を低減し得るとともに、触覚的感覚と聴覚的感覚とニードルガードの動作とを改良することができる。第4の見地においては、第2壁は、全体的にL字形状とすることができ、これにより、自由端のところに、第1壁に向けて突出するリップを形成することができる。リップは、クリップの第1状態においてはニードルシャフトの一側方に配置され、クリップの第2状態においてはニードル先端の閉じ込めまたは遮蔽を補助する。スタイラスは、L字形状壁のコイニング加工箇所とすることができる。
第5の見地においては、ヒールが、第1壁から延出され、第1壁とヒールとが、中間壁またはストラットに関して互いに反対側に配置されている。棚が設けられており、クリップの第1状態においては、ヒールが、棚に対して当接しており、クリップが第1状態から第2状態へと移行する際には、ヒールが、棚まわりに回転するようになっている。これにより、性能を増強することができる。
第1壁による把持力に応答してニードルシャフトが撓んでしまう可能性が考えられる。シャフトは、第1壁の開口に対して位置合わせしようとし、これにより、把持力が低減してしまう。この目的のために、第6の見地においては、ニードル支持体は、ニードルシャフトが規定する円筒形状に対する横断方向に固定的に配置されている。これにより、ニードル先端がニードルガード内へと引き込まれる際に、ニードルシャフトの撓みを制限することができる。よって、クリップの第2状態においては、ニードルシャフトが撓む傾向は、ニードル支持体によって最小化される。
個別的に使用し得るようなあるいは所望に組み合わせて使用し得るような本発明の上記の様々な見地に加えて、本発明は、傾斜プレート型クリップと一緒に使用し得るだけではなく他のニードルガード構成に関しても同様に使用し得るように、ニードルガードに対する改良を提供する。例示するならば、複数のニードル付きのニードルアセンブリまたはカテーテルアセンブリは、通常、少なくともニードル先端を包囲するための保護シースを備えている。保護シースは、使用前には、ニードルガードの少なくとも一部に対して位置合わせされる。ニードルが取り付けられたニードルハブを把持しつつ、シースを取り外そうとして、ニードルガード上に位置合わせされたシース部分を引っ張ってしまうと、カテーテルハブからニードルガードを不用意に取り外してしまいかねない。これにより、デバイスを使用できなくなってしまう。1つの提案された解決手段は、ニードルハブ上に、シュラウドを設けることである。シュラウドは、ニードルガードとニードルハブとが互いに隣接しているときには、ニードルガードを実質的に包囲する。これにより、ニードルガード上に位置したシース部分を把持したにしても、把持力は、シュラウドに対して伝達されることとなり、ニードルガードに対して伝達されることがない。これにより、カテーテルハブからニードルガードを不用意に取り外してしまうというリスクを低減させることができる。しかしながら、そのようなシュラウドは、使用時にカテーテルからニードルを迅速に取り外すことに関しての障害となる。この目的のために、本発明の他の原理によれば、ニードルガードの対向部分上に位置合わせされた分離型のシュラウドが提供される。例えばフィンガータブといったような他の部分は、分離型シュラウドを通して露出されたままとされる。これにより、使用時のカテーテルからのニードルの迅速な除去を可能とすることができる。
本発明のさらに他の原理によれば、ニードルによる穿刺を開始する際の安定性を増大させ得るようニードルガードの延出前にはニードルハブとニードルガードとを相対回転不可能に保持することが望ましい。この目的のために、ニードルハブとニードルガードとの各対向面には、協働構造が設けられる。協働構造は、例えば、非円形の周縁形状を有したラグ、および、非円形の周縁形状を有した凹所、とされる。ニードルハブがニードルガードに対して隣接配置されたときには、協働構造が係合する。これにより、ニードルハブとニードルガードとが相対回転不可能に保持される。しかしながら、協働構造をなす各部材どうしを引き離した際には、それら部材どうしの係合が解除され、これにより、相対回転が可能とされる。
本発明のなおもさらなる原理によれば、特に、カテーテルアセンブリに対する使用においては、改良されたニードルガードダックビルカテーテルハブ解放機構が提供される。この場合、引き離し時の擦れという欠点がなく、ニードルガードとカテーテルハブとが相対回転される。この目的のために、カテーテルハブには、径方向外向きに延在する凹所や溝ではなく、径方向内向きに延在する環状リブが設けられる。このリブに対しては、協働部材の戻り止めが、選択的に係合することができる。このリブは、カテーテルハブの内面のルアーテーパー部分よりも先端側に配置される。ダックビルの戻り止めは、取り外し時にカテーテルハブの内面を無用に擦らないようなサイズのものとすることができ、なおかつ、取り外し前にはリブを保持し得るようなサイズのものとすることができる。リブは、連続的なものとも、あるいは、隙間を有したものとも、することができる。リブは、従来技術によるダックビル解放機構における凹所や溝と比較して、製造面で利点をもたらすとともに、デバイスの性能面で利点をもたらす。
上記により、個別的にまた様々な組合せにより、従来技術による傾斜プレート構成と比較して改良と補強とを行った傾斜プレート型ニードルガードが、提供される。また、上記により、個別的にまた様々な組合せにより、傾斜プレート型クリップと一緒に使用し得るのみならず、他のニードルガードの構成とも一緒に使用し得るような、ニードルガードに対する改良が提供される。本発明の上記の目的や他の目的や様々な利点は、添付図面により、また、以下の説明により、明瞭となるであろう。
本明細書の一部をなす添付図面は、本発明の様々な実施形態を図示している。これら添付図面と、上述したような本発明に関する一般的説明と、本発明の様々な実施形態に関する以下の詳細な説明とは、本発明の原理を説明するように、機能する。
図1は、傾斜プレートクリップによって形成されたニードルガードの一実施形態を示す斜視図であって、本発明の原理に基づき、リーフスプリング部材を備えている。
図2Aおよび図2Bは、ハウジングと図1のクリップとを備えてなるニードルガードの第2実施形態を示す断面図であって、本発明の特定の原理を説明する目的で、ニードルの尖鋭先端が露出された第1状態と、ニードルの尖鋭先端が保護された第2状態と、のそれぞれを示している。
図2A’(図2A−1とも表記する)および図2B’(図2B−1とも表記する)は、本発明の特定の原理を説明する目的のためのものであって、図2Aおよび図2Bのそれぞれ細部を示している。
図3A〜図3Cは、本発明の様々な見地を備えたカテーテルアセンブリを示す側面図であって、カテーテルアセンブリのニードルのためのニードルガードの第3実施形態を備えている。
図4Aは、本発明の特定の追加的な原理および見地を説明するためのものであって、図3A〜図3Cのニードルガードハウジングのノーズ部分を示す斜視図である。
図4Bは、図4Aのノーズ部分の基端部を示す背面図である。
図5は、本発明におけるダックビルカテーテルハブ解放機構を説明するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるカテーテルハブを示す断面図である。
図6A〜図6Dは、本発明の特定の原理に基づくニードルガードの第2実施形態におけるダックビルカテーテルハブ解放機構の動作を説明するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるカテーテルアセンブリを示す断面図である。
図7Aおよび図7Bは、本発明における回転防止という特徴点を例示するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるニードルガードの対向面とニードルハブの対向面とのそれぞれを示す端面図である。
図7Cは、図7における7C−7C線に沿った矢視断面図であって、本発明における回転防止という特徴点を説明する目的で、図7Aおよび図7Bにおけるニードルハブおよびニードルガードハウジングを示している。
図8は、図3Cにおけるニードルハブおよびニードルカニューレを示す斜視図であって、ニードルハブの先端部に設けられたシュラウドを示している。
図9は、本発明の特定の原理に基づくシュラウドの動作を説明する目的で、保護シースが付設された図3Aのカテーテルアセンブリを部分的に示す断面図である。
図1には、ニードルガード10の一実施形態が示されており、傾斜プレートクリップ12と、スプリング部材14と、を備えている。クリップ12は、貫通タイプの例えば円形穴といったような開口18を有した第1壁16と、中間壁22を介して第1壁に対して連結された第2壁20と、を備えている。中間壁22は、ここで示された例においては、第1ストラット24と、第2ストラット26と、を備えている。各ストラットは、壁16,20間にわたって延在するとともにそれらの間に開口32を形成する内方エッジ27,28と、外方エッジ29,30と、を有している。第1壁16からは、ヒール34が延出されている(図1において破線で示されている)。第1壁16とヒール34とは、ストラット24,26に関して互いに反対側に位置するようにして、配置されている。第2壁20は、全体的に第1壁に向けて突出するリップ部36を有することができる。これにより、第2壁20は、全体的にL字形状を有することとなる。L字形状の第2壁20の外側コーナー表面37は、コイニング加工することができる。これにより、コーナー表面のところに、円弧状スタイラス38を形成することができる。クリップ12は、有利には、剛直な金属(それの例は、ステンレス鋼である)またはプラスチックからなる一体部材とされる。
図1においては、2つの個別のストラット24,26を備えるものとしてクリップ12が図示されているけれども、当業者であれば、クリップ12の代替可能な実施形態においては、中間壁22が一方のストラット24または26だけを備え得ることは、理解されるであろう。さらに、ストラット24または26は、図示されているものよりも、幅の広いものとすることができる。ストラットは、第1壁16および第2壁20の間にわたって中実壁が形成される程度にまで、広げることができる。その場合、外方エッジ29または30を超えて延在する代替可能なスプリング部材(図示せず)を使用することができる。
スプリング部材14は、所望の任意の形態のエネルギー貯蔵デバイスとすることができる。例えば、コイルや、他の巻回スプリングや、圧縮可能な発泡体材料や他の材料や、圧縮可能な気泡、とすることができる。しかしながら、ここでは、リーフスプリングという有利な態様のものとして説明されている。リーフスプリングは、クリップの第1壁16の内表面42と関連した第1壁40を備えている。この第1壁40には、開口41を有している。この場合、開口41は、開口18よりも大きなものとされている(あるいは、開口18に対してオーバーライドされている)。リーフスプリングは、さらに、長尺のリーフ44を備えている。リーフ44は、第1壁16を起点として、ストラット24,26のエッジ27,28を超えて、開口32を超えて、延出されており、リーフ44の自由端46へと至っている。スプリング部材14は、クリップ12に対して一体的な部材とすることができる。これにより、第1端部40は、リーフ44の延在起点をなす第1壁16の一部となる。その場合、リーフ44は、有利には、より薄いものとなり、後述する目的のために、第1壁16よりも弾性的なものとなる。あるいは、図1に示すように、スプリング部材14は、第1端部40を有した個別の弾性部材とされる。この場合、第1端部40は、内表面42に対して当接され、有利には、例えば溶接等の手法によって内表面42に対して固定される。
図2Aおよび図2Bには、ニードル52のためのニードルガード50の第2実施形態が示されている。ニードル52は、例えば、中空の皮下注射ニードルや、中空または中実のカテーテル挿入ニードルや、あるいは、他の類似の尖鋭なカニューレ、等であって、ニードルハブ54に対して取り付けられていて、ニードルハブ54から延出されている。ニードルハブ54は、この実施形態においては、皮下注射ニードルに適合するものとして図示されている。よって、メス型ルアーロックアタッチメントを形成している。しかしながら、これに代えて、ニードルハブは、フラッシュチャンバを形成することもできる。ニードル52は、ニードルシャフト56を備えている。ニードルシャフト56は、ニードルハブ54に対して固定されているとともに、ニードルハブ54から尖鋭先端58までにわたって延在している。必須ではないものの、シャフト56は、一定の横断面形状を有した一定の直径のものとすることができる。ニードルガード50は、ハウジング60を備えている。ハウジング60は、基端側の開口62と先端側の開口64とを有している。これら開口62,64は、ハウジングを通してニードルカニューレ52のシャフト56をスライド的に受領し得るようなサイズとされている。これにより、ニードル52の第1状態においては、図2Aに示すように、尖鋭先端58は、先端側において露出されることができる。また、ニードルカニューレ52の第2状態においては、尖鋭先端58は、図2Bに示すように、ハウジング60内へと引き戻される(ニードルシャフト56を基端向きに引っ張ることによって、あるいは、ハウジング60を先端向きに押すことによって、引き戻される。ここでは、これらの双方を、ニードルカニューレ52の基端向き移動として表記する)。ニードルシャフト56を選択的にスライド受領可能とされた公称サイズのものとされたあるいはニードルシャフト56を把持し得るような公称サイズのものとされたクリップ12と、図1のニードルガード10のスプリング部材14とは、以下において説明するように、ハウジング60内に先端58を保護するための機能部材として、設けられている。
クリップ12は、開口18が通常はニードルカニューレ52の長手方向軸線65に沿って位置合わせされているようにしてまたハウジング60の開口62,64の間の軸線をもなす長手方向軸線65に沿って位置合わせされているようにして、さらに、そのスプリング部材14が、例えばハウジング60の内壁70に沿って形成されたといったような態様で形成された係止面68に対して係合するようにして、ハウジング60の中に配置されている。これにより、スプリング部材14のリーフ44と中間壁22とは、ニードルシャフト56に関して同じ側に位置している。クリップ12は、図2Aに示すような第1状態を有している。この第1状態においては、第1壁16は、ほぼ垂直に配置されている。しかしながら、有利には、中心を超えて少しだけ先端向きに傾斜して配置されている。これにより、ニードルシャフト56は、開口18を通してスライド的に受領される。これにより、開口18の内周縁18’は、図2A’に示すように、ニードルシャフト56を噛んだり把持したりすることがない。クリップ12のそのような第1状態においては、第2壁20は、有利にはスタイラス38といったような、シャフト56に対して当接するように構成された部分を有している。さらに、ヒール34は、ハウジング60の内面70に隣接しているとともに、ハウジング60の当接棚72に対して当接している。ニードル52が第1状態にあるときには、先端58は、クリップ12を超えて先端側に延出されており、特に、ハウジング60の開口64を超えて先端側に延在しており、シャフト56は、スタイラス38に対して当接している。
スプリング部材14は、図2Bに示すような第2状態に向けて第1壁16が基端向きに傾斜するように、クリップ12を付勢する。第2状態においては、ニードルの尖鋭先端58は、リップ36よりも基端側の位置でもって、ハウジング60の内部に位置している。図2B’に示すように、先端58がリップ36を超えた時点で、ヒール34が棚72回りに回転して、第1壁16が傾斜する。これにより、開口の内周縁18’は、シャフト56に対して噛み込むようにして係合する。これにより、シャフトを把持する。これにより、ハウジング60に対してのニードル52のさらなる基端向き移動に対して、抵抗性が付与される。第2壁20は、特にそのリップ36は、図2Bに示すように、軸線65を超えて移動するとともに、先端58を超えて移動する。これにより、第2壁20は、この時点で、先端58に対して対向し、これにより、先端58がハウジング60から先端側へと再度延出することを阻止する。リップ36は、先端58を閉じ込めるように機能する。先端は、基端側へと少しくらいであれば移動可能ではあるものの、先端58は、第2状態とされたクリップ12によって蓋をされている。
特に図2Aに示すように、中間壁22は、第1壁16に対して直角ではない。むしろ、中間壁22は、90°未満という形成角度αでもって延在しており、有利には、およそ83°〜およそ87°という角度αでもって延在しており、ニードルシャフト56に向けて延在している。中間壁22がこのような角度であることにより、第1壁16は、中心を超えてわずかに先端側に傾斜することができる(ニードル52のゲージに応じて)。このため、第2状態へと移行する際のクリップの回転度合いは、従来技術における垂直壁16の場合と比較して、増大することとなる。先端側への傾斜の程度は、壁16の先端側への傾斜に伴って穴18がニードルシャフト56を噛み込まないサイズのものとなるように、ほんの数°だけとされる。クリップの回転度合いの増大化は、図2Bに示すように先端58の配向性が最悪の場合であってさえも尖鋭先端58を蓋で覆うことを確実になし得ることを、補助する。有利には、ニードル52は、図2Bに示す配向性から、90°または180°だけ回転させた配向性のものとされる。また、壁16,22の間の形成角度を90°未満とすることにより、壁22は、典型的には、ニードルシャフト56に向けて曲がる。これにより、クリップ12は、より大きなゲージのニードル52の場合であってさえも、ハウジング60に対して係合してしまうことがなくなる。また、ヒール34は、壁22に対しておよそ90°という角度を形成することができる。これは、ヒール34と壁16とが同一平面上である必要がないからである。
ニードル52の第2状態においては、クリップ12が第2状態とされており、ニードル52の先端58に対して印加される撓み力が存在することは、理解されるであろう。この撓み力は、ニードルシャフト56の対応部分を、開口18に対して位置合わせしようとする。もしもシャフト56がそのように撓むならば、シャフト56に対しての周縁部18’による噛み込みが低減しまたは消失することとなり、ニードル52は、ニードルガード50から基端向きに引っ張られ得ることとなってしまう。そのような可能性を低減させ得るよう、ニードル支持体80が設けられている。ニードル支持体80は、第1状態におけるニードルシャフト56によって規定される円筒形状84(図4B参照)に対して横方向に延在する可能であれば接線方向に延在する平面82に隣接している。ニードル支持体80は、ハウジング60の一体的突出部材88の端部のところに形成することができ、有利には、ニードルシャフト56の一部をスライド的に受領し得るようなサイズとされた座90(図4A)を備えることができる。座90は、ニードルシャフト56の外面円筒形状に対して相補的な形状のスロットまたは溝とすることができる。ニードル支持体80に加えて、ニードル52は、さらに、ハウジング60の基端側開口62によっても、支持される。これら2つのポイント(ニードル支持体80、および、基端側の開口62)が協働することにより、ニードル52を水平な固定状態に保持することができ、クリップ12は、ニードルシャフト56を撓ませることなく、ニードルシャフト56に対して把持力を印加することができる。リブ91(図4Aにおいては、横方向リブとして破線で示されているけれども、長手方向リブとすることができる)という形態での撓み制限用係止体を、突出部材88の上面に設けることができる。あるいは、これに代えて、撓み制限用係止リブ91’(図2Aおよび図2Bにおいて破線で示されている)を、突出部材88の上方においてハウジングの内表面70の一部として、設けることができる。これにより、例えばニードルシャフト56のてこ作用に基づく撓みといったような部材88の撓み(有利には、0.15mm(0.006インチ)の程度)を制限することができる。
ハウジング60は、バレルすなわち容器基端部94と、先端キャップ部96と、を備えている。容器部94は、内壁70(および、設けられている場合には、リブ91’)と、開口62付きの背面壁98と、キャップ96を係合的に受領し得るようなサイズとされたマウス100と、を備えている。キャップ96は、開口64を備えているとともに、有利には、容器94のマウス100に対して、例えばスナップ取付や嵌合や接着剤や超音波溶接といったような手法によって、固定されている。容器94とキャップ96とは、任意の所望の横断面形状を有することができる。例えば全体的に円筒形状とすることができる。これにより、ハウジング60は、全体的に円筒形状とされる。有利には、横断面形状は、互いに反対側に位置する面を平坦化することによって、矩形とされる(図7A参照)。これにより、嵩低い構成とすることができて、挿入角度を浅いものとすることができて、望ましい。ハウジング60は、さらに、ニードルガード50のためのフィンガーリッジ(図示せず)を備えることができる。これにより、医療従事者(また、図示されていない)による使用を容易なものとすることができる。さらに、ニードル52の先端部58が、ニードルガード50から自由に延出されているものとして図示されているけれども、当業者であれば、ニードルシャフト56は、また、カテーテルアセンブリ(例えば、図3Aにおけるアセンブリ200)を通して受領され得ることは、理解されるであろう。さらに、第1壁16が矩形のものとして図示されているけれども、第1壁16は、例えば正方形またはディスク形状といったような他の任意の形状とすることができ、開口18は、クリップ12の第2状態に向けての第1壁16の傾斜によってニードルシャフト56を把持し得る限りにおいては、円形穴以外の形状とすることができる。
上記構成および構成部材どうしの上記関係は、かなり小さな引っ張り力を有したニードルガードを提供すると考えられる。これにより、医療従事者(図示せず)にとっては、触覚的な感覚および聴覚的な感覚が容認し得るものであり、これと同時に、信頼性の高い先端58の保護を提供することができて、偶発的なニードル刺しというリスクを最小化することができる。
使用時には、ニードル52が、可能であればシリンジ(図示せず)をニードルハブ54に取り付けた状態で、患者(図示せず)内へと挿入される。薬物を注射した後に、例えば、ハウジング60が安定状態に維持したまま、ニードルハブ54とニードル52とを、患者からニードル52を抜くようにして引っ張り、ニードル先端58をハウジング60内へと基端向きに引っ張る。これに代えて、ハウジング60をハブ54に対して隣接させたまま、ニードル52を患者から引き抜くことができる。その後、シャフト52に沿ってハウジング60を押し込むことができ、これにより、ニードル先端58をハウジング60内へと基端向きに受領することができる。いずれにせよ、スプリング部材14は、ニードル先端58を保護するための第2状態に向けて、クリップ12を付勢する。さらに継続してニードル52を基端向きに移動させることにより、ニードルシャフト56に対して印加される拘束力を増大させることができる。これにより、ニードル先端の基端向き移動に対して抵抗することができる。さらに、クリップの第2壁20のリップ36は、この時点においては、ニードル52の先端58を超えて、長手方向軸線65に関する反対側に、位置している。その結果、ニードル52を先端側へと押そうとしても、先端58は、リップ36の下方に衝突するおよび/または第2壁20に阻止される。これにより、ニードル先端58の先端向き移動は阻止される。
図3A〜図3Cには、ニードル52の先端58を保護するためのニードルガード202の第3実施形態を備えているカテーテルアセンブリ200が示されている。ニードルガード202は、図2Aおよび図2Bのニードルガード50と実質的に同じものとすることができ、相違点は、フィンガータブタブ203と、上述したようなダックビル204,206(図3C参照)と、をさらに備えている点である。さらに、ニードル52は、フラッシュチャンバを形成するものとして図示されたニードルハブ208を有したカテーテル挿入ニードルである。フラッシュチャンバ208は、ベントポート210を備えることができる。
カテーテルアセンブリ200は、基端部224のところにルアーラグ222を形成するカテーテルハブ220と、カテーテルハブ220に対してアイレット227(図5)を介して固定されるカテーテルチューブ226と、を備えている。カテーテルチューブ226は、先端228よりも先端側へと延出されている。図3Aに示すように、ニードルシャフト56は、ニードルガード202のハウジング230を通して、さらに、カテーテルハブ220を通して、延在しており、カテーテルチューブ226は、ニードル52の第1状態においては、先端58を、カテーテルチューブ226の先端232から突出させている。ニードルガード202のハウジング230は、基端側の容器94と、図2Aのキャップ96と同様の修正されたキャップ234と、を備えている。しかしながら、ノーズ部236は、ダックビル204,206を備えている。ニードル支持体208は、ニードルガード202のハウジング230に対して基端向きに引っ張られる。これにより、図3Bに示すように、ニードル支持体208とニードルガード202とが離れ始める。ニードル52の基端向き移動を継続すると、先端58が、ハウジング230内における固定位置において保護される(図2Bおよび図2B’に関連して上述したようにして)。さらに、図3Cに示すように、カテーテルハブ220から、ハウジング230を解放することができる。
さらに図4Aに示すように、ハウジング230のキャップ234のノーズ部236からは、先端向きに、一対をなす協働部材250,252が、延出されている。部材250,252は、先端254,256までにわたって延在しており、これら部材250,252の間に、通路258を形成している。通路258の公称的なサイズ(ここでは、内径とも称される)は、通路258のサイズを変更することなく、通路258を通してニードル52のシャフト56を自由に受領し得るようなサイズとされている。これにより、シャフト56に対しては、通常、大きな引きずり力が印加されることがない。部材250,252のうちの少なくとも一方は、有利には双方は、先端部254,256のところに、戻り止め260を備えることができる。これにより、環状リング262の複数のセグメントを規定することができ、協働部材250,252に対して、それぞれのダックビル204,206の形状を与えることができる。戻り止め260は、場所263に示すように、先端側のところを丸めることができる。
図5により、カテーテルハブ220が、カテーテルハブ220の内表面266によって規定された内部チャンバ264を備えていることを、理解されるであろう。内部チャンバ264は、メス型ルアーのためのISO規格または他の適用可能な規格に応じてテーパー形状とされた基端部267を備えている。全体的に環状のリブ268が、内表面266からチャンバ264内へと径方向内向きに突出している。リブ268は、有利には、ルアーテーパー部分267よりも先端側に位置している。これにより、カテーテルハブ220に対するオス型ルアーテーパー連結に対して干渉することがない。環状リブ268と戻り止め260とが協働することにより、ニードルカニューレ52の第1状態においては、ニードルガード202をカテーテルハブ220に対して保持することができ(図3A)、なおかつ、第2状態に向けてニードルカニューレ52を基端向きに移動させることによりニードルガード202を解放することができる(図3C)。この点については、図6Aをさらに参照することにより、ニードルカニューレ52の第1状態においては、そのシャフト56が通路258内にあることを、理解されるであろう。これにより、協働部材250,252の一方または双方の圧縮可能性(すなわち、径方向内向きの撓み性)を制限している。同時に、戻り止め260は、環状リング262の外径を規定している。この外径は、環状リブ268の内径よりもわずかに大きなものであって、場所270といったような環状リブ268の先端側箇所においては、カテーテルハブ内表面266の内径と密接に対応することができる。よって、図6Aに示すように、ニードルシャフト56が、協働部材250,252の間に位置している状態においては、戻り止め260は、リブ268の先端側の対向面272と協働することによって、一般に強固な保持力を、カテーテルハブ220に対して提供する。図6Bに示すように、ニードルカニューレを基端向きに引っ込めることによって、先端58をハウジング230に向けて移動させた際であってさえも、シャフト56は、なおもまだ、部材250,252の径方向内向き撓み移動を阻止している。
ニードルカニューレ52が第1状態(図6A)にある際には、戻り止め260は、リブ268を超えて、カテーテルハブ220内に着座しており、軽く摩擦係合している。これにより、好ましくは、ヘルスケア使用者(図示せず)は、ニードルガード202に対してカテーテルハブ220を回転させることができる。この時点では、いまだ、ニードルシャフト56は、部材250,252の一方または双方が容易に撓み得るような図6Cに示すニードル52の第2状態において先端58がニードルガード202によって保護されるまでにはなっておらず、通路258を超えて十分には基端向きには移動していない。よって、ニードルガード202を継続的に基端向きに引っ込めることにより、ダックビル204,206の一方または双方は、容易に撓み得る状態となる。これにより、戻り止め260が環状リブ268を通り抜けることができる。その後、ダックビルは、元々の形状にまで弾性復帰することができる。内表面267の一部が、ルアー規格に基づいてテーパー形状とされていることにより、内表面の最小内径は、通常は、戻り止め260によって規定される最大外径よりも小さなものではなく、有利には、それよりも大きなものである。これにより、部材250,252の引っ張り時に、戻り止めは、一般に、リブ268よりも基端側において、表面266を擦ってしまうことがない。これにより、図6Dに示すように、ニードルガード202は、擦る感じを一切もたらすことなくまた使用者(図示せず)に対しての引っ張り作用を一切もたらすことなく、カテーテルハブ220から容易に離れることができる。同様に、ニードルシャフト52が通路258内から抜け出た状態においては、ダックビル204,206をハブ220内へと押し込むことによって(あるいは、ダックビル204,206上へとハブ220を押し込むことによって)、ダックビル204,206を、カテーテルハブ220内へと容易に結合させることができる。この際、戻り止め260は、リブ268に対して衝突する。この時点で、協働部材250,252がわずかに撓むことによって、戻り止め260は、リブ268を超えて先端向きに移動することができる。そして、協働部材250,252の弾性復元によって、戻り止めがカテーテルハブ220を軽く保持することができる。その後、ニードルシャフト52を、部材25
0,252の内向き撓み力に抗して、押し込むことができる。これにより、部材250,252による保持力が大いに増大する。これに代えて、シャフト52を所定に保持した状態のダックビル204,206を、ハブ220内へと押し込むことができる。カテーテルハブ220内へのダックビル204,206の押し込みは、面取り面263によって補助することができる。
リブ268の使用は、従来技術における凹所に基づいたダックビル解放機構と関連した欠点を克服する。この目的のために、リブは、より容易に製造することができ、引き抜き時にカテーテルハブの内表面を引きずったり擦ったりしてしまうような大きな直径の戻り止めを、必要としない。
通路258のサイズは、ニードルシャフト56の直径とほぼ同じ大きさとすることができる。これにより、通路258は、ニードルシャフト56の存在によって大いに占有される。協働部材250,252の圧縮または他の内向き撓みが、これにより、制限される。これにより、カテーテルハブ220からの協働部材250,252の解放が制限される。協働部材250,252の通路258の相対的な内径と、ニードルシャフト56の外径と、の間のギャップの許容誤差は、ニードル52が存在するときのカテーテルハブ220からのダックビル204,206の抜け出し可能性を低減させ得るように選択することができる。許容誤差は、様々なゲージのニードルに応じて、変えることができる。しかしながら、0.165mm(0.0065インチ)〜0.343mm(0.0135インチ)というクリアランスが有利である。
部材250,252は、スプリットシリンダとして、図示されている。部材250,252は、半月形状という横断面のものとし得るけれども、有利には、各部材250,252は、円弧形状とされるとともに、内向きに突出した長手方向リッジ280(図4A)を有している。これらリッジが、実質的に、通路258の内直径を規定することとなる。この目的のために、各リッジ280の径方向の深さは、ニードル52のゲージに基づいて選択することができる。その際、リッジ280の径方向の深さは、ニードル52のゲージに対して反比例する。つまり、径方向深さは、小さなゲージのニードルの場合には、より大きなものとされ、また逆に、径方向深さは、大きなゲージのニードルの場合には、より小さなものとされる。リッジ280は、より大きなゲージのニードル52の場合には、全く省略することができる。円弧形状と、通路258の内径を規定するためのリッジ280の選択的な深さと、により、広範囲のゲージのニードルに関して、ダックビル204,206とカテーテルハブ220との間の力の度合いを、ほぼ一定とすることができる。これにより、医療従事者(図示せず)は、広範囲のゲージのニードルに関して、同じ触感を感じることとなる。協働部材250,252は、スプリットシリンダの上下のセグメントとすることができる、あるいは、スプリットシリンダの大きなセグメントおよび小さなセグメントとすることができる、および/または、互いに並置されたセグメントとすることができる。さらに、協働部材250,252は、双方ともが、撓み得るものでありかつ先端部に戻り止めを有したものとして、図示されているけれども、当業者であれば、協働部材250,252のうちの一方だけを十分な撓み性を有したものとし得ることを、また、協働部材250,252のうちの一方だけを戻り止めを有したものとし得ることを、また、戻り止めを先端部から離間した場所に設け得ることを、理解されるであろう。また、リブ268は、全体的に連続したものとして図示されているけれども、リブは、1つまたは複数の隙間(図示せず)を有することができる。有利には、そのような隙間が設けられる場合には、各隙間は、戻り止め260の周縁方向の幅よりも、狭いものとされる。
ニードルガードのダックビル204,206とカテーテルハブのリブ268とが協働することにより、ダックビル解放機構を形成することができる。この例においては、ダックビル解放機構は、傾斜プレート型クリップという形態でニードル先端58を保護するための機能部材と組み合わせることができる。しかしながら、本発明によるダックビル解放機構は、そのような機能部材に対する使用に制限されるものではなく、他の構成のクリップと一緒に使用することもでき、さらには、例えばニードルガードとして機能するハウジングを備えてなるニードルガードといったような非クリップ型のニードルガードと一緒に使用することさえもできる。例示するならば、ニードルガードは、本出願人であるMedex社によって市販されている PROTECTIV Safety IV カテーテルのニードルガードハウジングとすることができる、および/または、米国特許第4,762,516号明細書や米国特許第4,747,831号明細書に開示されたニードルガードハウジングとすることができる。あるいは、機能部材は、米国特許第4,978,344号明細書や米国特許第5,215,528号明細書や米国特許第5,332,517号明細書や米国特許第5,328,482号明細書や米国特許第5,558,651号明細書や欧州特許第0,352,928 B2号明細書や米国特許出願第10/905,047号明細書や米国特許出願第10/906,171号明細書に開示されているような、ニードルを把持および/またはブロックするための他の構造を備えることができる。本発明の他の特徴点は、後述するように、傾斜プレートクリップに基づいたニードルガードに制限されるものでもない。
図7A〜図7Cに示すように、1つの見地においては、ニードルハブ208とハウジング230とは、協働構造300,302を備えている。協働構造300,302は、ニードル52の第1状態においては、ニードルハブ208とハウジング230とを相対回転不可能に保持する。これにより、ニードルによる穿刺を開始する際の安定性を増強することができる。より詳細には、ハウジング230は、基端面304のところに、突出ラグ300を備えている。この突出ラグ300は、非円形の周縁エッジ306を有している。同様の非円形周縁エッジ308を有した凹所またはデプレション302が、ニードルハブ208の先端面310のところに配置されている。結果として、ニードル52の第1状態において、ニードル支持体208をハウジング230に対して隣接配置した際には、図7Cに示すように、面304,310が対向して、ラグ300が、凹所302に対して係合する。これにより、構成部材どうしの回転が阻止される。ニードル52が、第1状態から移行した際には、ラグ300と凹所302とは、係合を解除する。これにより、ハブ208とニードルガード202との相対回転が可能となる。ラグ300および凹所302の周縁エッジ306,308は、互いに相補的な対応形状のものであり、有利には、例えば正方形や楕円形や六角形といったような非円形のエッジを形成している。しかしながら、ハウジング230とニードルハブ208との間の相対回転を防止するに際しては、他の相補形状を使用し得ることは、理解されるであろう。さらに、凹所302の周縁エッジ308は、符号312で示すように、1つまたは複数のノッチを備えることができる。ニードル52は、例えば、ニードル52と同心とされた接着剤井戸314内の接着剤313によって、ハブ208に対して固定される。
図8および図9に示すように、他の見地においては、ニードルハブ208は、有利には、分離型のシュラウド320と関連している。分離型のシュラウド320は、ハブ208の先端部から延出されかつ互いに対向している円弧状レッグ322,324を備えている。レッグ322,324は、図3Aおよび図9に示すようなニードル52の第1状態においては、ニードルガード202の対向部分326,328に対して位置合わせされるような可能であれば一致するような、サイズおよび配置とされている(よって、ニードルガードハウジング230の容器94の対向円弧状部分と、クリップ12の対向部分と、にも位置合わせされる)。レッグ322,324は、図3Cに示すようなニードル52の第2状態においては、それら対向部分から離間する。有利には、レッグ322,324は、例えばフィンガータブ203といったような、ニードルガード220の一部が、図3Aに示すようなニードルカニューレ52の第1状態においては、それらレッグどうしの間において露出されるようにして、配置される。ニードルカニューレ52の第1状態においては、図9に示すように、分離型のシュラウド320は、ニードルガード202の一部に対して位置合わせされる、例えば、ハウジング230の容器部分94、および/または、フィンガータブ203が露出されたクリップ12、に対して位置合わせされる。分離型のシュラウド320のレッグ322,324は、それらレッグ322,324がハウジング230に対して摩擦係合し得るような、サイズおよび配置とすることができる。使用前においては、保護シース370が、少なくともカテーテルチューブ226と、可能であればカテーテルハブ220と、ニードル先端58と、分離型シュラウド320の一部または全体と、をカバーする。有利には、分離型のシュラウド320は、シース370の基端側マウス部372と、ニードルガード202と、の間に配置される。その結果、最終的な使用者(図示せず)が、シースの部分372を把持した際には、その把持力は、ニードルガード202に対して直接的に伝達されるのではなく、分離型のシュラウド320に対して伝達される。このため、不注意にニードルガード202を機能させてしまう可能性を低減することができる、また、装置の使用前にカテーテルハブ220からニードルガード202を引き離
してしまう可能性を低減することができる。マウス部372は、フィンガータブ203を露出させるためのギャップ(図示せず)を有することができる。しかしながら、使用時には、ニードル52は、例えば分離型シュラウド320を通して露出されたフィンガータブ203を押し込むことによって、容易に取り外すことができる。
カテーテルアセンブリ200の使用時には、シース370が取り外され、上述したようにして、患者(図示せず)内へと挿入したニードル先端58がカテーテルチューブ226を位置決めする。ここで、要望された場合には、ニードルガード202に対してカテーテルハブを回転させる。しかしながら、有利には、ニードルハブ208とニードルガード202とは、相対回転されない。要望通りに配置された後に、例えば十分に理解されるように(分離型シュラウド320を通して露出された)フィンガータブ203を使用することによって、ニードルハブ208とニードル52とが、基端向きに引っ張られる。これにより、シャフト56が、カテーテルチューブ226およびカテーテルハブ220から引き抜かれ、先端58は、ニードルガード202によって保護された第2状態となる。ニードルガード202は、同様にカテーテルハブ220から引き抜かれ、ハブ220を使用待ち受け状態とする。有利には、ニードルシャフト56に対しての、クリップ12に基づく引きずり力は、できる限り小さなものである。さらに、引きずり力は、有利には、シャフト56が通路258内にあるかどうかにかかわらず、ダックビル204,206をカテーテルハブ202から分離させるのに必要とされる力よりも、小さい。また、さらに有利には、シャフト56が通路258内に存在している状態でダックビル204,206をカテーテルハブ220から切り離すに際して必要とされる力(『カテーテル切り離し力』と称される)は、例えばニードル52の第2状態といったように通路258がニードルシャフト56によって占有されていない状態でダックビル204,206をカテーテルハブ220から解放するに際して必要とされる力(『カテーテル解放力』と称される)と比較して、より大きなものとされ、最も有利には2倍以上とされる。カテーテル解放力は、『ダックビルフリー長さ』と称することができる。これは、ノーズ部236(あるいは、例えば符号380で示すような任意の連続部分)からの、協働部材250,252の長さである。この長さは、協働部材250,252の硬さに影響を及ぼす。そして、さらに、カテーテル解放力に影響を及ぼす。例えば、協働部材250または252のダックビルフリー長さが長くなればなるほど、硬さは、より小さなものとされ、よりフレキシブルな部材となる。
また、部材250,252,260に対しての円弧形状の使用およびリッジ280の使用は、広範囲のゲージのニードル52に対して、全体的に一様な度合いのカテーテル解放力(および/または、カテーテル引き離し力)を提供する。その一様さは、また、戻り止め260とカテーテルハブ面267との間に擦れがないことによっても、増強される。これにより理解されるように、カテーテルアセンブリ200は、カテーテルハブ220からのニードルガード202の受動的な解放を提供する。カテーテルハブ220からのニードルハブ208の引き抜きの通常的活性により、ヘルスケア作業者(図示せず)による一切の追加的な操作を必要とすることなく、ニードルガード202が駆動される。同様に、その駆動後に、ニードルハブ208をさらに引っ張ることにより、ヘルスケア作業者による追加的な操作を必要とすることなく、容易にニードルガード202をカテーテルハブ220から解放することができる。
上記により、個別的にまた様々な組合せにより、従来技術による傾斜プレート構成と比較して改良と補強とを行った傾斜プレート型ニードルガードが、提供される。また、上記により、個別的にまた様々な組合せにより、傾斜プレート型クリップと一緒に使用し得るのみならず、他のニードルガードの構成とも一緒に使用し得るような、ニードルガードに対する改良が提供される。
本発明について、本発明の様々な実施形態に関して説明して例示したけれども、また、それら実施形態に関してかなり詳細に説明したけれども、特許請求の範囲は、それら細部によっては何らの制限も受けない。当業者であれば、追加的な利点および修正点が、自明であろう。例えば、クリップ12を、ニードル52の引き抜き時に基端向きに傾斜する第1壁16を備えたものとして、図示して説明したけれども、当業者であれば、壁16が先端向きに傾斜するようにクリップ12を構成し得ることは、理解されるであろう。さらに、クリップ12の第2壁20は、ガイドワイヤのための開口(図示せず)を備えていることができ、さらに、クリップ12の第2状態においてニードル52に対してクリアランスを有していないものとすることができる。さらに、第2壁20のスタイラス38は、スタイラスが第2壁を形成するようにして、クリップ12の中間壁22に対して直接的に連結することができる。さらに、スプリング部材14は、中間壁22の内方エッジ27,28を超えてではなく、中間壁22の外方エッジ29,30を超えて、延在することができる。また、クリップ12およびスプリング部材14が十分に小さいものである場合には、クリップ12およびスプリング部材14は、カテーテルハブ内に当接面を有したカテーテルハブの内部に直接的に設置することができる。したがって、本発明のより広い見地は、図示されまた上述されたような、特定の詳細や、代表的な装置および方法や、様々な実施形態、によって、何ら制限されるものではない。したがって、本発明の一般的概念からなる精神および範囲から逸脱することなく、それら詳細に対して、変更を加えることができる。
傾斜プレートクリップによって形成されたニードルガードの一実施形態を示す斜視図であって、本発明の原理に基づき、リーフスプリング部材を備えている。 ハウジングと図1のクリップとを備えてなるニードルガードの第2実施形態を示す断面図であって、本発明の特定の原理を説明する目的で、ニードルの尖鋭先端が露出された第1状態を示している。 本発明の特定の原理を説明する目的のためのものであって、図2Aの細部を示している。 ハウジングと図1のクリップとを備えてなるニードルガードの第2実施形態を示す断面図であって、本発明の特定の原理を説明する目的で、ニードルの尖鋭先端が保護された第2状態を示している。 本発明の特定の原理を説明する目的のためのものであって、図2Bの細部を示している。 本発明の様々な見地を備えたカテーテルアセンブリを示す側面図であって、カテーテルアセンブリのニードルのためのニードルガードの第3実施形態を備えている。 本発明の様々な見地を備えたカテーテルアセンブリを示す側面図であって、カテーテルアセンブリのニードルのためのニードルガードの第3実施形態を備えている。 本発明の様々な見地を備えたカテーテルアセンブリを示す側面図であって、カテーテルアセンブリのニードルのためのニードルガードの第3実施形態を備えている。 本発明の特定の追加的な原理および見地を説明するためのものであって、図3A〜図3Cのニードルガードハウジングのノーズ部分を示す斜視図である。 図4Aのノーズ部分の基端部を示す背面図である。 本発明におけるダックビルカテーテルハブ解放機構を説明するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるカテーテルハブを示す断面図である。 本発明の特定の原理に基づくニードルガードの第2実施形態におけるダックビルカテーテルハブ解放機構の動作を説明するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるカテーテルアセンブリを示す断面図である。 本発明の特定の原理に基づくニードルガードの第2実施形態におけるダックビルカテーテルハブ解放機構の動作を説明するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるカテーテルアセンブリを示す断面図である。 本発明の特定の原理に基づくニードルガードの第2実施形態におけるダックビルカテーテルハブ解放機構の動作を説明するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるカテーテルアセンブリを示す断面図である。 本発明の特定の原理に基づくニードルガードの第2実施形態におけるダックビルカテーテルハブ解放機構の動作を説明するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるカテーテルアセンブリを示す断面図である。 本発明における回転防止という特徴点を例示するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるニードルガードの対向面を示す端面図である。 本発明における回転防止という特徴点を例示するためのものであって、図3A〜図3Cにおけるニードルハブの対向面を示す端面図である。 図7における7C−7C線に沿った矢視断面図であって、本発明における回転防止という特徴点を説明する目的で、図7Aおよび図7Bにおけるニードルハブおよびニードルガードハウジングを示している。 図3Cにおけるニードルハブおよびニードルカニューレを示す斜視図であって、ニードルハブの先端部に設けられたシュラウドを示している。 本発明の特定の原理に基づくシュラウドの動作を説明する目的で、保護シースが付設された図3Aのカテーテルアセンブリを部分的に示す断面図である。
符号の説明
10 ニードルガード
12 傾斜プレートクリップ
14 スプリング部材
16 第1壁
18 開口
20 第2壁
24 第1ストラット
26 第2ストラット
34 ヒール
38 円弧状スタイラス
50 ニードルガード
52 ニードル
54 ニードルハブ
56 ニードルシャフト
58 尖鋭先端
60 ハウジング
62 基端側の開口
64 先端側の開口

Claims (203)

  1. 安全カテーテルデバイスであって、
    カテーテルハブ、および、このカテーテルハブから延出されたカテーテルチューブと;
    尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    クリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルシャフトを貫通させつつ前記ニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備え、
    前記スプリング部材が、前記第1壁を起点として延出されているとともに、前記ストラットのエッジを超えて延出され、さらに、当接面に対して動作可能に係合しており、これにより、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を露出させた状態で前記カテーテルチューブを通って延在しているような第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記カテーテルチューブから引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  2. 請求項1記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材とが、前記ハウジングの内部に収容され、
    さらに、前記ハウジングの内部に配置されたニードル支持体を具備し、
    このニードル支持体が、前記ニードルの前記第1状態において前記ニードルシャフトが規定する円筒形状に対する横方向平面に対して隣接して配置されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  3. 請求項2記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ハウジングに対して固定された突起上に形成されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  4. 請求項1記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルに対して固定的に連結されたニードルハブを具備し、
    このニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記クリップの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記カテーテルチューブと前記ニードル先端とを少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  5. 請求項1記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルの前記第1状態において前記ニードルシャフトが規定する円筒形状に対する横方向平面に対して隣接して配置されたニードル支持体を具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  6. 請求項2,3,または,5記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ニードルシャフトの一部をスライド的に受領し得るようなサイズとされた座を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  7. 請求項2,3,5,または,6記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードル支持体と前記クリップの前記第2壁とが、前記クリップの前記第1状態においては、前記ニードルシャフトに関して互いに反対側に配置されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  8. 請求項1記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材とが、前記ハウジングの内部において連結され、
    前記ハウジングが、前記当接面を形成する内壁を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップの前記第2壁の前記部分が、スタイラスを形成していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップの前記第2壁が、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込め得るよう構成されたリップを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ストラットが、前記第1壁に対して90°未満という形成角度でもって前記クリップの前記第1壁から延出されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップの前記第1壁が、前記クリップの前記第1状態においては中心を超えて傾斜していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ストラットの前記エッジが、内方エッジであることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップが、さらに、前記第1壁と前記第2壁とを連結する第2ストラットを備え、
    前記スプリング部材が、前記第2ストラットのエッジを超えて延在していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  15. 請求項14記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記2つのストラットのエッジどうしが協働することにより、それらエッジどうしの間に開口を形成しており、
    前記スプリング部材が、その開口を超えて延在していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記スプリング部材が、前記クリップの前記第1壁に対して動作可能に関連する第1端部を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  18. 請求項17記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材と前記棚とが、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  19. 安全カテーテルデバイスであって、
    カテーテルハブ、および、このカテーテルハブから延出されたカテーテルチューブと;
    尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    クリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルシャフトを貫通させつつ前記ニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットであるとともに、前記第1壁に対して90°未満という形成角度でもって前記クリップの前記第1壁から延出されているストラットと、
    を備え、
    前記スプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を露出させた状態で前記カテーテルチューブを通って延在しているような第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記カテーテルチューブから引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  20. 請求項19記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ストラットが、前記ニードルシャフトに向けて曲げられていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  21. 請求項19または20記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記形成角度が、83°〜87°という範囲とされていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  22. 請求項21記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記形成角度が、83°〜87°という範囲とされていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  23. 請求項19〜22のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップの前記第1壁が、前記クリップの前記第1状態においては中心を超えて傾斜していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  24. 請求項19〜23のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材とが、前記ハウジングの内部に収容され、
    さらに、前記ハウジングの内部に配置されたニードル支持体を具備し、
    このニードル支持体が、前記ニードルの前記第1状態において前記ニードルシャフトが規定する円筒形状に対する横方向平面に対して隣接して配置されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  25. 請求項24記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ハウジングに対して固定された突起上に形成されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  26. 請求項19記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルに対して固定的に連結されたニードルハブを具備し、
    このニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記クリップの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記カテーテルチューブと前記ニードル先端とを少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  27. 請求項19〜23のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、ニードル支持体を具備し、
    このニードル支持体が、前記ニードルの前記第1状態において前記ニードルシャフトが規定する円筒形状に対する横方向平面に対して隣接して配置されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  28. 請求項24,25,または,27記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ニードルシャフトの一部をスライド的に受領し得るようなサイズとされた座を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  29. 請求項24,25,27,または,28記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードル支持体と前記クリップの前記第2壁とが、前記クリップの前記第1状態においては、前記ニードルシャフトに関して互いに反対側に配置されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  30. 請求項19〜29のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップの前記第2壁の前記部分が、スタイラスを形成していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  31. 請求項19〜30のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップの前記第2壁が、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込め得るよう構成されたリップを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  32. 請求項19〜31のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  33. 請求項32記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材と前記棚とが、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  34. 安全カテーテルデバイスであって、
    カテーテルハブ、および、このカテーテルハブから延出されたカテーテルチューブと;
    尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    クリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルシャフトを貫通させつつ前記ニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備え、
    前記クリップの前記第1壁が、前記クリップの前記第1状態においては中心を超えて傾斜しており、
    前記スプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を露出させた状態で前記カテーテルチューブを通って延在しているような第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記カテーテルチューブから引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  35. 安全カテーテルデバイスであって、
    カテーテルハブ、および、このカテーテルハブから延出されたカテーテルチューブと;
    尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    クリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルシャフトを貫通させつつ前記ニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備え、
    前記スプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を露出させた状態で前記カテーテルチューブを通って延在しているような第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記カテーテルチューブから引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備え、
    さらに、ニードル支持体を具備し、
    このニードル支持体が、前記ニードルの前記第1状態において前記ニードルシャフトが規定する円筒形状に対する横方向平面に対して隣接して固定的に配置され、
    これにより、前記ニードルの少なくとも前記第2状態における前記ニードルの撓みが制限されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  36. 請求項35記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記クリップの前記第2状態においては、前記第1壁と前記第2壁との間に配置されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  37. 請求項35または36記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードル支持体と関連した撓み制限リブを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  38. 請求項35〜37のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材とが、前記ハウジングの内部に収容され、
    前記ニードル支持体が、前記ハウジングに対して固定された突起上に形成されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  39. 請求項38記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記突起の撓みを制限し得るよう構成された撓み制限リブを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  40. 請求項39記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記撓み制限リブが、前記突起と関連していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  41. 請求項39または40記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記撓み制限リブが、前記ハウジングと関連していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  42. 請求項35〜41のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ニードルシャフトの一部をスライド的に受領し得るようなサイズとされた座を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  43. 請求項35〜42のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードル支持体と前記クリップの前記第2壁とが、前記クリップの前記第1状態においては、前記ニードルシャフトに関して互いに反対側に配置されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  44. 請求項35記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルに対して固定的に連結されたニードルハブを具備し、
    このニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記クリップの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記カテーテルチューブと前記ニードル先端とを少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  45. 請求項35〜44のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップの前記第2壁の前記部分が、スタイラスを形成していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  46. 請求項35〜45のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップの前記第2壁が、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込め得るよう構成されたリップを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  47. 請求項35〜46のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  48. 請求項47記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材と前記棚とが、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  49. 安全カテーテルデバイスであって、
    カテーテルハブ、および、このカテーテルハブから延出されたカテーテルチューブと;
    尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    クリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルシャフトを貫通させつつ前記ニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成されたスタイラスであるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成されたスタイラスを有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備え、
    前記スプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記スタイラスに対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を露出させた状態で前記カテーテルチューブを通って延在しているような第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記カテーテルチューブから引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  50. 請求項49記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記スタイラスが、円弧状部分を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  51. 請求項49または50記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記スタイラスが、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込め得るよう構成されたリップを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  52. 請求項49記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルに対して固定的に連結されたニードルハブを具備し、
    このニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記クリップの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記カテーテルチューブと前記ニードル先端とを少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  53. 請求項49〜52のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  54. 請求項53記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材と前記棚とが、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  55. 安全カテーテルデバイスであって、
    カテーテルハブ、および、このカテーテルハブから延出されたカテーテルチューブと;
    尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    クリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルシャフトを貫通させつつ前記ニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備え、
    前記第2壁が、全体的にL字形状とされていて、その自由端のところにリップを形成し、
    前記リップが、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込めるよう機能し、
    前記スプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を露出させた状態で前記カテーテルチューブを通って延在しているような第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記カテーテルチューブから引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  56. 請求項55記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記リップが、前記第1壁へと向かう向きに延出されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  57. 請求項55または56記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記リップが、前記クリップの前記第1状態においては前記ニードルシャフトの長手方向軸線に関する一側方に位置しており、前記クリップの前記第2状態においては前記長手方向軸線に関する他の側方に位置していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  58. 請求項55記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルに対して固定的に連結されたニードルハブを具備し、
    このニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記クリップの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記カテーテルチューブと前記ニードル先端とを少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  59. 請求項55〜58のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記クリップの前記第2壁が、スタイラスを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  60. 請求項55〜59のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  61. 請求項60記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材と前記棚とが、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  62. 安全カテーテルデバイスであって、
    カテーテルハブ、および、このカテーテルハブから延出されたカテーテルチューブと;
    ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    ニードルガードであるとともに、このニードルガードによって前記ニードル先端が保護されていないニードル第1状態とこのニードルガードによって前記ニードル先端が保護されているニードル第2状態との間にわたってこのニードルガードに対して前記ニードルを移行させ得るものとされたニードルガードと;
    前記ニードルハブに関連して設けられた分離型のシュラウドであるとともに、前記ニードル第1状態においては前記ニードルガードの対向部分に対して位置合わせされなおかつ前記ニードルガードの操作部分を露出させるサイズとされなおかつ前記ニードル第2状態においては前記ニードルガードから離間される分離型のシュラウドと;
    少なくとも前記カテーテルチューブおよび前記ニードル先端を囲んでいるとともに、前記分離型のシュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースと;
    を具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  63. 請求項62記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記分離型のシュラウドが、前記ニードル第1状態においては前記ニードルガードに対して摩擦係合していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  64. 請求項62または63記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記露出された操作部分が、フィンガータブを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  65. 請求項62記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを備え、
    前記分離型のシュラウドが、前記ニードル第1状態においては前記ハウジングの対向部分に対して位置合わせされなおかつ前記ハウジングの操作部分を露出させなおかつ前記ニードル第2状態においては前記ハウジングから離間されることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  66. 請求項62〜65のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記分離型のシュラウドが、一対をなす対向壁セグメントによって形成されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  67. 請求項66記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記対向壁セグメントが、円弧形状とされていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  68. 請求項62〜67のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードル先端を保護し得る機能部材を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  69. 請求項68記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを備え、
    前記機能部材が、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  70. 安全カテーテルデバイスであって、
    カテーテルハブ、および、このカテーテルハブから延出されたカテーテルチューブと;
    ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    ニードルガードであるとともに、このニードルガードによって前記ニードル先端が保護されていないニードル第1状態とこのニードルガードによって前記ニードル先端が保護されているニードル第2状態との間にわたってこのニードルガードに対して前記ニードルを移行させ得るものとされたニードルガードと;
    を具備し、
    前記ニードルハブが、前記ニードル第1状態においては前記ニードルガードに対して隣接して配置され、
    前記ニードルハブと前記ニードルガードとが、協働構造を備え、
    この協働構造が、前記ニードル第1状態においては前記ニードルハブと前記ニードルガードとを相対回転不可能に保持し、前記ニードル第2状態においては、前記ニードルハブと前記ニードルガードとを保持しないことを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  71. 請求項70記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードルハブの凹所内へと係合可能なラグを備え、
    前記ラグと前記凹所とが、前記ニードルガードと前記ニードルハブとを相対回転不可能に保持し得るような互いに相補的な形状のエッジを有していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  72. 請求項71記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ラグが、非円形という周縁形状を有していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  73. 請求項71または72記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ラグが、全体的に正方形という形状のものとされていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  74. 請求項71〜73のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記凹所が、非円形という周縁形状を有していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  75. 請求項71〜74のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードル第2状態において前記ニードル先端を保護し得る機能部材を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  76. 請求項75記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードルガードが、前記機能部材を収容したハウジングを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  77. 請求項71〜74のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  78. 請求項62〜77のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ニードルハブが、フラッシュバックチャンバを形成していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  79. 安全カテーテルデバイスであって、
    カテーテルハブ、および、このカテーテルハブから延出されたカテーテルチューブと;
    尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    棚と;
    クリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルシャフトを貫通させつつ前記ニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    前記第1壁から延出されたヒールと、
    を備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっており、
    前記スプリング部材が、前記第1壁を起点として延出されているとともに、前記ストラットのエッジを超えて延出され、さらに、当接面に対して動作可能に係合しており、これにより、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を露出させた状態で前記カテーテルチューブを通って延在しているような第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記カテーテルチューブから引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  80. 請求項79記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材と前記棚とが、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  81. 請求項80記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記棚が、前記ハウジングと一体部材とされていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  82. 安全カテーテルデバイスであって、
    内表面と、この内表面から径方向内向きに突出する全体的に環状のリブと、を備えたカテーテルハブと;
    このカテーテルハブの先端部から延出されているカテーテルチューブと;
    前記カテーテルハブに対して着脱可能に連結されるとともにニードルシャフトを貫通させながらそのニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングと;
    を具備し、
    前記ハウジングが、このハウジングから先端向きに延出された一対をなす協働部材を備え、
    これら協働部材が、これら協働部材の間に通路を形成し、
    この通路のサイズが、この通路を通してニードルシャフトを自由に受領し得るようなサイズとされ、
    前記一対の協働部材のうちの少なくとも一方が、戻り止め部材を備え、
    この戻り止め部材が、前記カテーテルハブの前記リブと協働することにより、前記ハウジングを前記カテーテルハブに対して回転可能かつ着脱可能に保持し、
    前記戻り止め部材が、前記協働部材の少なくとも一方を押圧することによって前記通路を狭めることにより、前記リブから解放されるものとされ、
    前記通路内におけるニードルシャフトの存在によって、前記押圧が制限され、これにより、前記ハウジングの解放が禁止されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  83. 請求項82記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記協働部材の各々が、前記カテーテルハブの前記リブと協働し得るよう構成された戻り止め部材を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  84. 請求項83記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記戻り止め部材の各々が、それぞれ対応する前記協働部材の先端部を構成していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  85. 請求項83または84記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記戻り止め部材どうしが協働することにより、環状リングの複数のセグメントが形成されるようになっていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  86. 請求項82記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記戻り止め部材が、環状リングのセグメントを形成していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  87. 請求項82〜86のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記協働部材が、スプリットシリンダを形成していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  88. 請求項82〜87のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記リブが、連続的なものとされていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  89. 請求項82〜88のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記リブが、不連続なものとされていて、前記戻り止め部材の周縁方向幅よりも狭い隙間を有していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  90. 請求項82〜89のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記協働部材の少なくとも一方が、前記通路のサイズを規定する内部リッジを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  91. 請求項90記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記協働部材の各々が、前記通路のサイズを規定する内部リッジを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  92. 請求項82〜91のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記通路のサイズが、前記ニードルシャフトの直径に密接に対応していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  93. 請求項82〜92のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記カテーテルハブの前記内表面が、基端側テーパー部分を有し、
    前記リブが、前記テーパー部分よりも先端側に配置されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  94. 請求項93記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記テーパー部分が、前記戻り止め部材のところの最大外径と比較してそれ以上の大きさとされた最小内径を有していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  95. 請求項82〜94のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ハウジング内に、前記ニードル先端が前記ハウジング内にある時に前記ニードル先端を保護し得る機能部材を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  96. 請求項82〜95のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、ニードルハブと、このニードルハブから延出されたニードルと、を具備し、
    前記ニードルハブが、シュラウドを備え、
    このシュラウドが、
    前記ニードルが前記ハウジングと前記カテーテルハブと前記カテーテルチューブとを通って延在していて前記ニードル先端が前記カテーテルチューブから突出している時には、前記ハウジングの対向部分に対して位置合わせされ得るようなサイズとされ、
    そうでない時には、前記カテーテルチューブから離間され得るサイズとされ、
    さらに、前記カテーテルチューブと前記ニードル先端とを少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  97. 請求項82〜95のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、ニードルハブと、このニードルハブから延出されたニードルと、を具備し、
    前記ニードルハブと前記ハウジングとが、協働構造を備え、
    この協働構造が、前記ニードルハブと前記ハウジングとが互いに隣接配置されている時には、前記ニードルハブと前記ハウジングとを相対回転不可能に保持することを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  98. 請求項82〜97のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ハウジングの内部に配置されたニードル支持体を具備し、
    このニードル支持体が、前記ニードルシャフトが規定する円筒形状に対する横方向平面に対して隣接して配置されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  99. 請求項82〜98のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記協働部材が、横断面形状において円弧形状とされているとともに、前記ニードルに関連したサイズの内部リッジを備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  100. 請求項1〜61のいずれか1項に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを具備し、
    前記クリップと前記スプリング部材とが、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  101. 請求項65,66〜68のいずれか1項(請求項65に従属したもの),77,80,81,または,100に記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記ハウジングが、前記カテーテルハブに対して着脱可能に連結されていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  102. 請求項101記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ハウジングを前記カテーテルハブに対して着脱可能に連結させ得るよう、前記ハウジングから延出されたダックビルを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  103. 請求項100記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルに対して固定的に連結されたニードルハブを具備し、
    このニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記クリップの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記カテーテルチューブと前記ニードル先端とを少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  104. 請求項100記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    さらに、前記ニードルに対して固定的に連結されたニードルハブを具備し、
    このニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては、前記ハウジングに対して隣接配置され、
    前記ニードルハブと前記ハウジングとが、前記ニードルの前記第1状態において、前記ニードルハブと前記ハウジングとを相対回転不可能に保持するための協働構造を備えていることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  105. 請求項1〜61のいずれか1項に記載の、または、請求項79〜81のいずれか1項に記載の、安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記スプリング部材が、リーフスプリングであることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  106. 請求項68,69,75,76,または,95記載の安全カテーテルデバイスにおいて、
    前記機能部材が、リーフスプリングであることを特徴とする安全カテーテルデバイス。
  107. 広範囲のゲージのニードルに関してダックビル解放機構の解放力を一様なものとするための方法であって、
    ハウジングのノーズ部から延出されているとともにカテーテルハブ内に受領され得るようなサイズとされた一対をなす全体的に円弧形横断面形状の連結部材を準備し;
    各連結部材に、使用対象をなすニードルのゲージに関連した径方向深さを有した内向きに突出する内部リッジを設け、この場合、所定範囲にわたってのクリアランスを、リッジと、これらリッジどうしの間に延在するニードルと、の間の間隔として決定する;
    ことを特徴とする方法。
  108. ニードルプロテクタであって、
    ニードルを貫通させながらこのニードルをスライド的に受領し得るよう構成されているとともに、当接面を備えた、ハウジングと;
    このハウジング内に配置されたクリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルのニードルシャフトを貫通させつつニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備え、
    前記スプリング部材が、前記第1壁を起点として延出されているとともに、前記ストラットのエッジを超えて延出され、さらに、前記当接面に対して動作可能に係合しており、これにより、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  109. 請求項108記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ハウジングが、前記当接面を形成する内壁を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  110. 請求項108または109記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードル、を具備し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を前記ハウジングから露出させた第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記ハウジング内へと引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  111. 請求項110記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記ニードル先端を少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  112. 請求項110または111記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングに対して隣接して配置され、
    前記ニードルハブと前記ハウジングとが、協働構造を備え、
    この協働構造が、前記ニードルの前記第1状態においては前記ニードルハブと前記ハウジングとを相対回転不可能に保持することを特徴とするニードルプロテクタ。
  113. 請求項108〜112のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ハウジングが、導入開口と導出開口とを備え、
    前記導入開口のエッジと前記導出開口のエッジとが、交差平面を横断しており、
    さらに、前記ハウジング内にニードル支持体を具備し、
    このニードル支持体が、前記交差平面を横断していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  114. 請求項113記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ハウジングに対して固定された突起上に形成されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  115. 請求項113または114記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ニードルシャフトの一部をスライド的に受領し得るようなサイズとされた座を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  116. 請求項113〜115のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体と前記クリップの前記第2壁とが、前記クリップの前記第1状態においては、前記交差平面に関して互いに反対側に配置されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  117. 請求項108〜116のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップの前記第2壁の前記部分が、スタイラスを形成していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  118. 請求項108〜117のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップの前記第2壁が、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込め得るよう構成されたリップを備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  119. 請求項108〜118のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ストラットが、前記第1壁に対して90°未満という形成角度でもって前記クリップの前記第1壁から延出されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  120. 請求項108〜119のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ストラットの前記エッジが、内方エッジであることを特徴とするニードルプロテクタ。
  121. 請求項108〜120のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップが、さらに、前記第1壁と前記第2壁とを連結する第2ストラットを備え、
    前記スプリング部材が、前記第2ストラットのエッジを超えて延在していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  122. 請求項121記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記2つのストラットのエッジどうしが協働することにより、それらエッジどうしの間に開口を形成しており、
    長尺とされた前記スプリング部材が、その開口を超えて延在していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  123. 請求項108〜122のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記スプリング部材が、前記クリップの前記第1壁に対して動作可能に関連する第1端部を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  124. 請求項108〜123のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  125. 請求項108〜124のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップの前記第1壁が、前記クリップの前記第1状態においては中心を超えて傾斜していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  126. ニードルプロテクタであって、
    ニードルを貫通させながらこのニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングと;
    このハウジング内に配置されたクリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルのニードルシャフトを貫通させつつニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備え、
    前記ストラットが、前記第1壁に対して90°未満という形成角度でもって前記クリップの前記第1壁から延出され、
    前記スプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  127. 請求項126記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードル、を具備し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を前記ハウジングから露出させた第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記ハウジング内へと引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  128. 請求項127記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記ニードル先端を少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  129. 請求項127または128記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングに対して隣接して配置され、
    前記ニードルハブと前記ハウジングとが、協働構造を備え、
    この協働構造が、前記ニードルの前記第1状態においては前記ニードルハブと前記ハウジングとを相対回転不可能に保持することを特徴とするニードルプロテクタ。
  130. 請求項126〜129のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップの前記第1壁が、前記クリップの前記第1状態においては中心を超えて傾斜していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  131. 請求項126〜130のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ストラットの前記形成角度が、83°〜87°という範囲とされていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  132. 請求項126〜131のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ハウジングが、導入開口と導出開口とを備え、
    前記導入開口のエッジと前記導出開口のエッジとが、交差平面を横断しており、
    さらに、前記ハウジング内にニードル支持体を具備し、
    このニードル支持体が、前記交差平面を横断していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  133. 請求項132記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ハウジングに対して固定された突起上に形成されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  134. 請求項132または133記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ニードルシャフトの一部をスライド的に受領し得るようなサイズとされた座を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  135. 請求項132〜134のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体と前記クリップの前記第2壁とが、前記クリップの前記第1状態においては、前記交差平面に関して互いに反対側に配置されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  136. 請求項132〜135のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップの前記第2壁の前記部分が、スタイラスを形成していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  137. 請求項132〜136のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップの前記第2壁が、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込め得るよう構成されたリップを備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  138. 請求項126〜137のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  139. ニードルプロテクタであって、
    導入開口と導出開口とを備えたハウジングであるとともに、前記導入開口のエッジと前記導出開口のエッジとが交差平面を横断しているような、ハウジングと;
    このハウジング内に配置されたクリップと;
    前記ハウジング内にニードル支持体であるとともに、前記交差平面を横断しているニードル支持体と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルのニードルシャフトを貫通させつつニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  140. 請求項139記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ハウジングに対して固定された突起上に形成されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  141. 請求項140記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体と前記クリップの前記第2壁とが、前記クリップの前記第1状態においては、前記ニードルシャフトに関して互いに反対側に配置されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  142. 請求項139〜141のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記ニードルシャフトの一部をスライド的に受領し得るようなサイズとされた座を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  143. 請求項139〜142のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体と前記クリップの前記第2壁とが、前記クリップの前記第1状態においては、前記交差平面に関して互いに反対側に配置されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  144. 請求項139〜143のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードル支持体が、前記クリップの前記第2状態においては、前記第1壁と前記第2壁との間に配置されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  145. 請求項140記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、前記突起の撓みを制限し得るよう構成された撓み制限リブを具備していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  146. 請求項145記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記撓み制限リブが、前記突起と関連していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  147. 請求項139〜144のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、前記ニードル支持体と関連した撓み制限リブを具備していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  148. 請求項139〜144のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、前記ハウジングと関連した撓み制限リブを具備していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  149. 請求項139〜148のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードル、を具備し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を前記ハウジングから露出させた第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記ハウジング内へと引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  150. 請求項149記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記ニードル先端を少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  151. 請求項149または150記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングに対して隣接して配置され、
    前記ニードルハブと前記ハウジングとが、協働構造を備え、
    この協働構造が、前記ニードルの前記第1状態においては前記ニードルハブと前記ハウジングとを相対回転不可能に保持することを特徴とするニードルプロテクタ。
  152. 請求項139〜151のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップの前記第2壁の前記部分が、スタイラスを形成していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  153. 請求項139〜152のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップの前記第2壁が、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込め得るよう構成されたリップを備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  154. 請求項139〜153のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  155. 請求項139〜154のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、前記ハウジング内にスプリング部材を具備し、
    このスプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  156. ニードルプロテクタであって、
    ニードルを貫通させながらこのニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングと;
    このハウジング内に配置されたクリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルのニードルシャフトを貫通させつつニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成されたスタイラスであるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成されたスタイラスを有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備え、
    前記スプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  157. 請求項156記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記スタイラスが、円弧状部分を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  158. 請求項156または157記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記スタイラスが、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込め得るよう構成されたリップを備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  159. 請求項156〜158のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードル、を具備し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記スタイラスに対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を前記ハウジングから露出させた第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記ハウジング内へと引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  160. 請求項159記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記ニードル先端を少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  161. 請求項159または160記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングに対して隣接して配置され、
    前記ニードルハブと前記ハウジングとが、協働構造を備え、
    この協働構造が、前記ニードルの前記第1状態においては前記ニードルハブと前記ハウジングとを相対回転不可能に保持することを特徴とするニードルプロテクタ。
  162. 請求項159〜161のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  163. ニードルプロテクタであって、
    ニードルを貫通させながらこのニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングと;
    このハウジング内に配置されたクリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルシャフトを貫通させつつ前記ニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    を備え、
    前記第2壁が、全体的にL字形状とされていて、その自由端のところにリップを形成し、
    前記リップが、前記クリップの前記第2状態においては前記ニードル先端を閉じ込めるよう機能し、
    前記スプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  164. 請求項163記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記リップが、前記第1壁へと向かう向きに延出されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  165. 請求項163または164記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記リップが、前記クリップの前記第1状態においては前記ニードルシャフトの長手方向軸線に関する一側方に位置しており、前記クリップの前記第2状態においては前記長手方向軸線に関する他の側方に位置していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  166. 請求項163〜165のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードル、を具備し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を前記ハウジングから露出させた第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記ハウジング内へと引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  167. 請求項166記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングの対向部分に対して位置合わせされるサイズとされなおかつ前記ニードルの前記第2状態においては前記ニードルから離間されるサイズとされたシュラウドを備え、
    さらに、前記ニードル先端を少なくとも包囲するとともに、前記シュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースを具備していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  168. 請求項166または167記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、前記ニードルの前記第1状態においては前記ハウジングに対して隣接して配置され、
    前記ニードルハブと前記ハウジングとが、協働構造を備え、
    この協働構造が、前記ニードルの前記第1状態においては前記ニードルハブと前記ハウジングとを相対回転不可能に保持することを特徴とするニードルプロテクタ。
  169. 請求項163〜168のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記クリップの前記第2壁が、スタイラスを備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  170. 請求項163〜169のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、棚を具備し、
    前記クリップが、さらに、ヒールを備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  171. ニードルプロテクタであって、
    ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    ニードルガードであるとともに、このニードルガードによって前記ニードル先端が保護されていないニードル第1状態とこのニードルガードによって前記ニードル先端が保護されているニードル第2状態との間にわたってこのニードルガードに対して前記ニードルを移行させ得るものとされたニードルガードと;
    前記ニードルハブに関連して設けられた分離型のシュラウドであるとともに、前記ニードル第1状態においては前記ニードルガードの対向部分に対して位置合わせされなおかつ前記ニードルガードの操作部分を露出させるサイズとされなおかつ前記ニードル第2状態においては前記ニードルガードから離間される分離型のシュラウドと;
    少なくとも前記ニードル先端を囲んでいるとともに、前記分離型のシュラウドの少なくとも一部に対して位置合わせされるシースと;
    を具備していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  172. 請求項171記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記分離型のシュラウドが、前記ニードル第1状態においては前記ニードルガードに対して摩擦係合していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  173. 請求項171または172記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記露出された操作部分が、フィンガータブを備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  174. 請求項171〜173のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記分離型のシュラウドが、一対をなす対向壁セグメントによって形成されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  175. 請求項174記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記対向壁セグメントが、円弧形状とされていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  176. 請求項171〜175のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードル先端を保護し得る機能部材を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  177. 請求項176記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを備え、
    前記機能部材が、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  178. 請求項171〜175のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを備え、
    前記分離型のシュラウドが、前記ニードル第1状態においては前記ハウジングの対向部分に対して位置合わせされなおかつ前記ハウジングの操作部分を露出させなおかつ前記ニードル第2状態においては前記ハウジングから離間されることを特徴とするニードルプロテクタ。
  179. ニードルプロテクタであって、
    ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードルと;
    ニードルガードであるとともに、このニードルガードによって前記ニードル先端が保護されていないニードル第1状態とこのニードルガードによって前記ニードル先端が保護されているニードル第2状態との間にわたってこのニードルガードに対して前記ニードルを移行させ得るものとされたニードルガードと;
    を具備し、
    前記ニードルハブが、前記ニードル第1状態においては前記ニードルガードに対して隣接して配置され、
    前記ニードルハブと前記ニードルガードとが、協働構造を備え、
    この協働構造が、前記ニードル第1状態においては前記ニードルハブと前記ニードルガードとを相対回転不可能に保持し、前記ニードル第2状態においては、前記ニードルハブと前記ニードルガードとを保持しないことを特徴とするニードルプロテクタ。
  180. 請求項179記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードルハブの凹所内へと係合可能なラグを備え、
    前記ラグと前記凹所とが、前記ニードルガードと前記ニードルハブとを相対回転不可能に保持し得るような互いに相補的な形状のエッジを有していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  181. 請求項180記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ラグが、非円形という周縁形状を有していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  182. 請求項180または181記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ラグが、全体的に正方形という形状のものとされていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  183. 請求項179〜182のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記凹所が、非円形という周縁形状を有していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  184. 請求項179〜183のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードル先端を保護し得る機能部材を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  185. 請求項184記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルガードが、前記ニードルを貫通させながら前記ニードルをスライド的に受領し得るよう構成されたハウジングを備え、
    前記機能部材が、前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  186. 請求項171〜185のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記ニードルハブが、フラッシュバックチャンバを形成していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  187. ニードルプロテクタであって、
    ハウジングと;
    このハウジングの内部に配置された棚と;
    前記ハウジングの内部に配置されたクリップと;
    スプリング部材と;
    を具備し、
    前記クリップが、
    このクリップの第1状態においては前記ニードルシャフトを貫通させつつ前記ニードルシャフトをスライド的に受領し得るよう構成された開口であるとともに前記クリップの第2状態においては前記ニードルシャフトを把持し得るよう構成された開口を有した第1壁と、
    前記第1状態においては前記ニードルシャフトに対して当接し得るよう構成された部分であるとともに前記第2状態においては前記ニードルの先端に対向し得るよう構成された部分を有した第2壁と、
    前記第1壁と前記第2壁とを連結しているストラットと、
    前記第1壁から延出されたヒールと、
    を備え、
    前記第1壁と前記ヒールとが、前記ストラットに関して互いに反対側に配置され、
    前記クリップの前記第1状態においては、前記ヒールが、前記棚に対して当接しており、
    前記クリップが前記第1状態から前記第2状態へと移行する際には、前記ヒールが、前記棚まわりに回転するようになっており、
    前記スプリング部材が、前記クリップを前記第2状態に向けて付勢していることを特徴とするニードルプロテクタ。
  188. 請求項187記載のニードルプロテクタにおいて、
    さらに、ニードルハブ、および、このニードルハブから延出されたニードルであるとともに尖鋭先端で終端しているニードルシャフトを備えたニードル、を具備し、
    前記ニードルが、
    前記クリップの前記第1状態において、前記クリップの前記第1壁の前記開口を通してスライド的に受領されておりなおかつ前記クリップの前記第2壁の前記部分に対して当接しておりさらに前記尖鋭先端を前記ハウジングから露出させた第1状態と、
    前記ニードル先端が前記クリップの前記第2壁を超える程度にまで前記ハウジング内へと引っ込められ、これにより、前記クリップがその前記第2状態へと移行して、前記先端が前記クリップの前記第2壁によってブロックされた状態で前記ニードルシャフトが把持されたような第2状態と、
    を備えていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  189. 請求項187または188記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記棚が、前記ハウジングと一体部材とされていることを特徴とするニードルプロテクタ。
  190. 請求項108〜138のいずれか1項に記載の、または、請求項155〜170のいずれか1項に記載の、または、請求項187〜189のいずれか1項に記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記スプリング部材が、リーフスプリングであることを特徴とするニードルプロテクタ。
  191. 請求項176,177,184,または,185記載のニードルプロテクタにおいて、
    前記機能部材が、リーフスプリングであることを特徴とするニードルプロテクタ。
  192. ニードルガードクリップであって、
    貫通形成されたニードル通路を備えた第1壁と;
    この第1壁に対向しつつこの第1壁から離間して配置された全体的に平行な第2壁と;
    前記第1壁と前記第2壁とを相互連結するストラットと;
    前記第1壁から延出されたヒールと;
    を具備し、
    前記第1壁と前記第2壁と前記ストラットと前記ヒールとが、一体部材とされていることを特徴とするニードルガードクリップ。
  193. ニードルガードクリップであって、
    貫通形成されたニードル通路を備えた第1壁と;
    この第1壁に対向しつつこの第1壁から離間して配置された全体的に平行な第2壁と;
    前記第1壁と前記第2壁とを相互連結している一対をなすストラットと;
    を具備し、
    前記一対をなすストラットの間に、開口が形成されていることを特徴とするニードルガードクリップ。
  194. 請求項193記載のニードルガードクリップにおいて、
    前記第1壁と前記第2壁と前記一対をなすストラットとが、一体部材とされていることを特徴とするニードルガードクリップ。
  195. 請求項193記載のニードルガードクリップにおいて、
    さらに、前記第1壁から延出されたヒールを具備していることを特徴とするニードルガードクリップ。
  196. 請求項195記載のニードルガードクリップにおいて、
    前記第1壁と前記第2壁と前記一対をなすストラットと前記ヒールとが、一体部材とされていることを特徴とするニードルガードクリップ。
  197. 請求項191〜196のいずれか1項に記載のニードルガードクリップにおいて、
    前記開口が、全体的に矩形とされていることを特徴とするニードルガードクリップ。
  198. 請求項191〜197のいずれか1項に記載のニードルガードクリップにおいて、
    前記第2壁が、スタイラスを形成していることを特徴とするニードルガードクリップ。
  199. 請求項191〜198のいずれか1項に記載のニードルガードクリップにおいて、
    前記第2壁が、その自由端のところにリップを形成していることを特徴とするニードルガードクリップ。
  200. 請求項191〜199のいずれか1項に記載のニードルガードクリップにおいて、
    前記ストラットと前記第1壁とが、これらストラットと第1壁との間に、90°未満という形成角度を形成していることを特徴とするニードルガードクリップ。
  201. 請求項200記載のニードルガードクリップにおいて、
    前記形成角度が、83°〜87°という範囲とされていることを特徴とするニードルガードクリップ。
  202. 請求項191〜201のいずれか1項に記載のニードルガードクリップにおいて、
    さらに、スプリング部材を具備し、
    このスプリング部材が、前記第1壁に対して動作可能に関連しているとともに、前記開口を通して延在する部分を備えていることを特徴とするニードルガードクリップ。
  203. 請求項202記載のニードルガードクリップにおいて、
    前記スプリング部材が、リーフスプリングであることを特徴とするニードルガードクリップ。
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