JP2009302745A - 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 Download PDF

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弘一 関根
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Abstract

【課題】信頼性が高い固体撮像装置を提供すること。
【解決手段】表面に電極13が形成されたプリント基板12と、このプリント基板12上に、受光素子が配列形成された受光面がプリント基板12に対して垂直になるように実装され、受光素子の信号出力を裏面から取り出す貫通電極22を有する固体撮像素子15と、この固体撮像素子15の貫通電極22及びプリント基板12の電極13を相互に接続する半田ボール16と、を具備し、半田ボール16は、固体撮像素子15を、その裏面において、プリント基板12に固定することを特徴とする固体撮像装置。
【選択図】図1B

Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に、受光素子が列状に配列形成された固体撮像素子を実装した固体撮像装置に関するものである。
コピー機、ファクシミリ、スキャナ等に用いられる固体撮像装置には、受光素子が列状に配列形成された固体撮像素子、いわゆるラインセンサが用いられている。この固体撮像装置は、受光素子により検出した光を電荷に変換し、これらの受光素子により得られた電荷を、電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)またはCMOS素子で転送して出力するものである。
この固体撮像装置によれば、文書や画像等の原稿に光を照射し、照射された原稿からの反射光を、受光素子の列と直角方向に走査しながら受光することで、原稿を読み取ることが可能である。
近年、この固体撮像装置を、携帯電話や携帯用ノートパソコン等の携帯機器に組み込むことが望まれており、固体撮像装置のいっそうの薄型化が望まれている。
このような要求に対して、複数の固体撮像素子の各受光面をプリント基板に対して垂直に実装すると同時に、これらの複数の固体撮像素子を列状に実装し、筐体に支持され、光源からの光を導光する導光体によって照射された原稿からの反射光を集光するレンズアレーをプリント基板上に、固体撮像素子の列に対して平行に実装する固体撮像装置が知られている(特許文献1を参照)。
この固体撮像装置において、固体撮像素子の受光面は、プリント基板に対して垂直に実装されるため、原稿からの反射光は、プリント基板に対して平行に入射される。このため、この反射光を集光するレンズアレーもプリント基板上に平行に実装することができる。従って、導光体を支持する筐体は必要であるものの、プリント基板に対してこのレンズアレーを垂直に支持するための支持材を形成する必要がなくなるため、固体撮像装置の薄型化が可能になる。
しかし、上述の固体撮像装置は、固体撮像素子をプリント基板に対して垂直に実装し、固体撮像素子とプリント基板とは、ワイヤーにより導通しているため、固体撮像素子とプリント基板との接触面が少なく、機械的強度が弱いという問題がある。
特開2001−358904号公報(段落0020、図1等)
本発明の課題は、信頼性が高い固体撮像装置を提供することにある。
本発明による固体撮像装置は、表面に電極が形成されたプリント基板と、このプリント基板上に、受光素子が配列形成された受光面が前記プリント基板に対して垂直になるように実装され、前記受光素子の信号出力を裏面から取り出す電極を有する固体撮像素子と、この固体撮像素子の前記電極及び前記プリント基板の電極を相互に接続する半田ボールと、を具備し、前記半田ボールは、前記固体撮像素子を、その裏面において、前記プリント基板に固定することを特徴とするものである。
また、本発明による固体撮像装置は、それぞれ複数の受光素子が形成された受光面、前記受光素子の出力信号をそれぞれ裏面から取り出す複数の電極、及び、これらの電極に接続されるように前記裏面に配列された複数の半田ボールを有する複数の固体撮像素子と、これらの複数の固体撮像素子が列状に実装され、表面に複数の電極が形成されたプリント基板と、この列状に実装された複数の前記固体撮像素子に対して平行に実装され、原稿からの反射光を、前記受光素子に等倍で集光するセルフフォーカスレンズアレーと、を具備し、前記固体撮像素子は、前記受光面が前記プリント基板に対して垂直になるように実装されるとともに、前記固体撮像素子を、この固体撮像素子が有する半田ボールが前記プリント基板上の複数の電極に接続されるように固定することを特徴とするものである。
また、本発明による固体撮像装置の製造方法は、表面に電極が形成されたプリント基板上に、受光素子が配列形成された受光面、この受光素子の信号出力を裏面から取り出す電極、及び、この電極に接続された半田ボールを有する固体撮像素子を、前記プリント基板上に、前記受光面が前記プリント基板に対して垂直になるように配置し、前記固体撮像素子が配置された前記プリント基板全体を加熱して前記半田ボールをリフローすることで、前記固体撮像素子の電極と前記プリント基板の電極とを相互に接続することを特徴とする方法である。
本発明によれば、信頼性が高い固体撮像装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
初めに、本実施形態による固体撮像装置について、図1及び図2を参照して説明する。
図1Aは、本実施形態による固体撮像装置を示す上面図である。また、図1Bは、図1Aの破線A−A´に沿った構造断面図である。
図1A及び図1Bに示すように、本実施形態による固体撮像装置11において、プリント基板12の表面には、電極13及び半導体部品14がそれぞれ形成されている。また、このプリント基板12の表面には、固体撮像素子15が、その受光面15aがプリント基板12に対して垂直になるように実装されている。ここで受光面15aとは、後述する固体撮像素子15の表面に有する受光素子が形成された面をいう。この固体撮像素子15は、裏面に形成された半田ボール16によって、プリント基板12と導通し、固定されている。
次に、プリント基板12の表面に実装される固体撮像素子15について、図2を参照して説明する。
図2Aは、上述の固体撮像素子を示す斜視図であり、図2Bは、図2Aに示す固体撮像素子を示す側面図であり、図2Cは、図2Aに示す固体撮像素子を示す下面図であり、図2Dは、図2Aに示す固体撮像素子の破線A−A´に沿った構造断面図である。
図2A乃至図2Dに示すように、上述の固体撮像素子15は、第1の半導体基板17と、この第1の半導体基板17の表面に形成された絶縁膜18を介して配置され、受光素子が配列形成されたセンサ基板19と、このセンサ基板19以外の表面に塗布された接着剤20を介して形成されたガラス基板21と、受光素子の信号出力を裏面から取り出す貫通電極22と、この貫通電極22に接触形成された半田ボール16と、を具備するものである。この貫通電極22は、第1の半導体基板17の表面に形成されたボンディングパッド23の下に形成された貫通穴24と、この貫通穴24の側壁に形成された絶縁膜25と、この絶縁膜25上に形成された金属膜26とで構成されている。ここで絶縁膜25は、貫通穴24が形成された第1の半導体基板17の裏面及び貫通穴24の側壁に一体形成されたものである。また、金属膜26は、例えば銅などの金属であり、第1の半導体基板17の裏面及び貫通穴24に形成された絶縁膜25を介して形成されており、特に第1の半導体基板17の裏面においては、配線状に形成されている。さらに、この第1の半導体基板17の裏面には、絶縁膜25と金属膜26とを介してソルダーレジスト膜27が形成されており、このソルダーレジスト膜27の一部を除去した領域に、半田ボール16が形成されている。このとき、半田ボールは、図2Cに示すように、固体撮像素子15の裏面において、この固体撮像素子15とプリント基板12とが接触する面に片寄って形成されている。
なお、上述の固体撮像素子15を形成するプロセスは、ウエハ状態で行われ、ダイシングにより個片化することで形成されるものである。このダイシングは、ブレーキングの精度が1μmと極めて高いレーザダイザーにより行われる。このダイジングの精度は、個片化された固体撮像素子15のサイズが20μ程度であることを考慮すると、十分に高い精度である。従って、後述するように、複数の固体撮像素子15のプリント基板12への実装の際に、固体撮像素子15が有するガラス21の端面を基準にして実装することで、固体撮像素子12が有する受光素子のプリント基板12からの高さを精度よく揃えて実装することが可能である。なお、このダイシングは、例えばブレードダイサーによって行われてもよい。
このような個片化された固体撮像素子15は、ガラス基板21と接着剤20とで気密性が保たれている。また、受光素子の出力信号は、ボンディングパッド23、貫通電極22及び金属配線26を介して固体撮像素子15の裏面に形成されたおよそ20個程度の半田ボール16に取り出され、これらの半田ボール16は、それぞれプリント基板12上の対応する電極13に接続されている。従って、このような固体撮像素子15は、チップサイズであるにも関わらず、センサとしての機能を有する。
次に、固体撮像素子15の表面に配置されるセンサ基板19について、図3を参照して説明する。
図3は、センサ基板の要部の構造断面図を示す。センサ基板19は、図3に示すように、青、緑、赤の3色の色フィルタ28及び、これらの各色のフィルタ28の下部に配列形成された受光素子(図示せず)が第2の半導体基板29にそれぞれ形成されたものである。この受光素子は、色フィルタ28に対応して3列に形成されており、センサ基板19上の受光素子に対応する位置には、マイクロレンズ30が配列形成されている。
次に、上述の固体撮像素子15のプリント基板12上への実装方法について図1Bを参照して説明する。
まず、プリント基板12上の電極13上に、固体撮像素子15の裏面に形成された半田ボール16が接触するように、固体撮像素子15を載置する。このとき、固体撮像素子15は、この受光面15aがプリント基板12に対して垂直になるように載置する。
次に、半田ボール16がプリント基板12上の電極13に接触した状態で、プリント基板12全体を加熱し、半田リフローを行う。このとき、半田ボール16は熱により溶けて、プリント基板12上の電極13と馴染み、電気的に導通する。
最後に、プリント基板12全体を冷却することで、固体撮像素子15は、プリント基板12上に実装される。
このような固体撮像装置11は、例えば原稿から反射された光を、プリント基板12に対して平行な方向に入射させ、固体撮像素子15が有する受光素子で結像することにより、原稿を読み取ることが可能である。
以上に説明したように、本実施形態における固体撮像装置11は、プリント基板12に対して受光面15aが垂直になるように固体撮像素子15が実装され、半田ボール16によって電気的に導通されたものである。このとき固体撮像素子15は、半田ボール16によって支持された状態でプリント基板12上に実装されている。従って、この固体撮像装置11は、プリント基板12に対して強固に実装されるため、固体撮像装置11の信頼性を向上させることが可能である。
なお、上述の固体撮像装置11において、固体撮像素子15は、ガラス基板21を有するものであるが、本実施形態においては、ガラス基板21を有することにより、固体撮像素子15とプリント基板12とが接触する面積が大きくなるため、ガラス基板21がない場合に比べて、より強固にプリント基板12に形成することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態について、図4を参照して説明する。
図4は、第2の実施形態による固体撮像装置を示す構造断面図である。
図4に示すように、第2の実施形態による固体撮像装置は、第1の実施形態の固体撮像装置11を、レンズ縮小型の固体撮像装置に適用したものである。すなわち、第2の実施形態によるレンズ縮小型の固体撮像装置31は、レンズ32を内部に保持するレンズ保持体33の内部に、第1の実施形態による固体撮像装置11を実装するものである。このとき、固体撮像装置11は、これを構成する固体撮像素子15の受光面15aが、レンズ32を介して入射する光の方向に対して垂直になるように実装されている。すなわち、第2の実施形態によるレンズ縮小型の固体撮像装置31は、固体撮像装置11のプリント基板12の裏面が、レンズ保持体33の側壁33aに接するように実装されているものである。
このようなレンズ縮小型の固体撮像装置31は、装置外部の光源により原稿34を照射し、この原稿から反射された反射光が、レンズ32を介して固体撮像素子の受光素子に結像することで、原稿を読み取ることが可能なものである。
このように、本実施形態によるレンズ縮小型の固体撮像装置31は、第1の実施形態と同様に、固体撮像素子15が、半田ボール16に支持された状態でプリント基板12に実装されている。従って、信頼度の高いレンズ縮小型の固体撮像装置を実現することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態について、図5A、図5Bを参照して説明する。
図5Aは、第3の実施形態による固体撮像装置を示す斜視図であり、図5Bは、図5Aに示す固体撮像装置のA−A´に沿った構造断面図である。
図5A、図5Bに示すように、第3の実施形態による固体撮像装置は、第1の実施形態の固体撮像装置11を、密着型の固体撮像装置に適用したものである。すなわち、第3の実施形態による密着型の固体撮像装置41において、プリント基板12上には、複数の固体撮像素子15が、1列に実装されている。また、これらの固体撮像素子15の列に対して平行な方向に、セルフフォーカスレンズアレー42が実装されている。さらに、このプリント基板12の裏面には、光源(図示せず)から発せられた光を導光し、原稿43に向かって出射する導光体44が形成されている。
次に、このような密着型の固体撮像装置41の製造方法について説明する。
まず、ウエハレベルで製造された複数の固体撮像素子を、第1の実施形態に示したように、ダイシングによって個片化する。このときダイシングは、上述したように、レーザダイサーにより行われる。従って、後述する固体撮像素子15のプリント基板12への実装の際に、固体撮像素子15が有するガラス21の端面を基準にして実装することで、固体撮像素子15が有する受光素子のプリント基板12からの高さを精度よく揃えて実装することが可能である。
次に、個片化された複数の固体撮像素子15を、プリント基板12上に1列に配置し、第1の実施形態と同様に、半田リフローによって、プリント基板12上に実装する。このとき、固体撮像素子15は、表面がガラス21で覆われているため、プリント基板12上に固体撮像素子15を一列に並べるための直線状のガイド(図示せず)を設け、このガイドに固体撮像素子15沿って押し当てながら並べることができる。従って、従来の固体撮像素子15のプリント基板12への実装方法で必須であった高精度マウンターを導入して1列に並べる必要はなく、簡易に高精度で固体撮像素子15をプリント基板12上に1列に配置することが可能である。
次に、固体撮像素子15が形成されたプリント基板12上に、1列に形成された固体撮像素子15に対して平行になるようにセルフフォーカスレンズアレー42を貼り合わせて実装する。このとき、上述のガイドにセルフフォーカスレンズアレー42を押し当てて実装しても良い。このように実装することにより、ガイドの厚さ精度で、セルフフォーカスレンズアレー42と固体撮像素子15との距離を等距離に保つことが出来る。また、このガイドは、セルフフォーカスレンズアレー42と固体撮像素子15とをプリント基板12に実装した後は、除去しても良いし、光路に影響を与えなければそのまま残しておいても良い。
最後に、光源として、例えば発光ダイオード(図示せず)が端部に形成された導光体44を、プリント基板12の裏側に貼り付ける。
以上のように、本実施形態による密着型の固体撮像装置41を製造することができる。
このような密着型の固体撮像装置41は、導光体44から出射された光を原稿43に照射し、原稿43に照射された光は、セルフフォーカスレンズアレー42を介して、固体撮像素子15が有する受光素子で結像される。このとき、セルフフォーカスレンズアレー42は、入射された光を等倍で結像するものであるため、受光素子では、等倍の原稿43の像が結像される。
本実施形態による密着型の固体撮像装置41の厚さV1は、プリント基板12、セルフフォーカスレンズアレー42及び導光体44それぞれの厚さの和で決定される。通常、導光体の厚さは3〜4mm程度であり、セルフフォーカスレンズアレー42は1.2mm程度であり、プリント基板12は1mm程度なので、密着型の固体撮像装置41の厚さは、5〜6mm程度の厚さで形成することが可能となる。これに対して、上述の従来例においては、受光面がプリント基板に対して垂直に形成されているものの、導光体を支持する筐体内部にプリント基板が形成されている。従って、本実施形態による密着型の固体撮像装置41は、従来例に比べて、導光体を支持する筐体を有する必要がないため、より薄型化することが可能となる。さらに、本実施形態による密着型の固体撮像装置41に用いられている固体撮像装置11は、第1の実施形態と同様に、固体撮像素子15が、半田ボール16に支持された状態でプリント基板12に実装されている。従って、信頼度の高い密着型の固体撮像装置41を実現することが可能となる。
なお、この第3の実施形態による密着型の固体撮像装置は、様々に変形可能である。
図6A〜図6Dは、この第3の実施形態による密着型の固体撮像装置の変形例を示す構造断面図である。
図6Aは、第3の実施形態による密着型の固体撮像装置の第1の変形例を示す構造断面図である。図6Aに示す密着型の固体撮像装の第1の変形例は、固体撮像素子15が形成されたプリント基板12の端部から一部がはみ出るように導光体44を、プリント基板12に張り合わせ、導光体44の、プリント基板12からはみ出た箇所に、セルフフォーカスレンズアレー42を貼り合わせた構造である。この構造において、密着型の固体撮像装置51の厚さV1は、セルフフォーカスレンズアレー42と導光体44との厚さの和で決まるため、厚さを4〜5mm程度にすることができ、図5に示す構造と比べて、より薄型化することが可能となる。
図6Bは、第3の実施形態による密着型の固体撮像装置の第2の変形例を示す構造断面図である。図6Bに示す密着型の固体撮像装の第2の変形例は、図5と同様に、プリント基板12上に固体撮像素子15及びセルフフォーカスレンズアレー42が実装されているが、導光体44は、セルフフォーカスレンズアレー42上に直立させて貼り合わせた構造である。この構造において、密着型の固体撮像装置52の厚さV1は、プリント基板12の厚さ、セルフフォーカスレンズアレー42の厚さ及び、導光体44の長さの和で決定されるため、図5に示す構造と比べて厚くなる。しかし、例えばラップトップパソコンの筐体の手前側または奥側のコーナー部分に、スキャナが内蔵されて配置された場合には、内側に出っ張る部分が薄くなり、実装上有利となる。
図6Cは、第3の実施形態による密着型の固体撮像装置の第3の変形例を示す構造断面図である。図6Cに示す密着型の固体撮像装の第3の変形例は、図5と同様に、プリント基板12上に固体撮像素子15及びセルフフォーカスレンズアレー42が実装されているが、原稿を照射する光は、外光を用いる構造である。なお、カラーの撮像時には図3に示したように、色フィルタ28を受光素子上に形成する必要がある。この構造において、密着型の固体撮像装置53の厚さV1は、プリント基板12の厚さとセルフフォーカスレンズアレー42の厚さとの和で決まり、2〜3mm程度にすることができ、図5に示す構造と比べて、より薄型化することが可能となる。さらに、図6Aに示すように、セルフフォーカスレンズアレー42とプリント基板12を同一平面上に配置することにより、その厚さV1はセルフフォーカスレンズアレー42の厚さのみになるため、さらに薄型化することも可能である。この厚さは、セルフフォーカスレンズアレー42の種類にもよるが、1.2mm程度まで薄型化することが出来る。
図6Dは、第3の実施形態による密着型の固体撮像装置の第4の変形例を示す構造断面図である。図6Dに示す密着型の固体撮像装の第4の変形例は、導光体44とセルフフォーカスレンズアレー42とを同一平面状に対向して実装し、両者の間を原稿照明用ミラー54および、原稿からの反射光集光用ミラー55を挟んだ構造である。この構造において、原稿の照明光は導光体44から照射された光を原稿照明用ミラー54で下方向(原稿方向)に反射させ、原稿を照明する。原稿からの反射光は、反射光集光用ミラー55で原稿と平行方向に反射され、セルフフォーカスレンズアレー42に入射されて、固体撮像素子15に照射され、受光素子で原稿の像が結像される。この構造において、密着型の固体撮像装置56の厚さV1は、導光体44または、セルフフォーカスレンズアレー42の厚さの大きいほうで決定される。通常、導光体の厚さは3〜4mm程度あり、セルフフォーカスレンズアレー42の厚さが1.2mm程度であるため、導光体44の厚さ程度まで薄型化することができる。
上述の変形例の他にも、例えばプリント基板12の代わりに、これより薄いフィルム基板(0.4mm程度の厚さ)を使用することで、さらに薄型化することが可能である。
最後に、上述の第3の実施形態に示す密着型の固体撮像装置の応用例を、図7A、図7Bを参照して説明する。
図7Aは、第3の実施形態による密着型の固体撮像装置の第1の応用例を示す上面図である。
図7Aに示すように、第3の実施形態による密着型の固体撮像装置の第1の応用例は、湾曲したプリント基板61上に、固体撮像素子15及び、分割されたセルフフォーカスレンズアレー(図示せず)を、プリント基板61の湾曲に沿って形成したものである。この構造におけるセルフフォーカスレンズアレーは、例えば、像面ずれの深度として±0.3mmが保証されてるものを使用する場合、固体撮像素子15の長さを12mmとすると、理論的には半径X=6cm(12mm/2:0.3mm×2=X:12mm/2)の円筒のラベルを読み取る密着型の固体撮像装置62を実現することが可能となるになる。さらに半径の小さな密着型の固体撮像装置を実現するには、固体撮像素子15と分割されたセルフフォーカスレンズアレーの長さを、更に短くすればよい。
図7Bは、第3の実施形態による密着型の固体撮像装置の第2の応用例を示す上面図である。
図7Bに示すように、第3の実施形態による密着型の固体撮像装置の第2の応用例は、固体撮像素子15及び、セルフフォーカスレンズアレー(図示せず)の長さに合わせて、プリント基板も分割した例である。分割されたプリント基板63間は、フレキシブル基板または配線64で連結されている。この構造によれば、原稿の凹凸に合わせたフレキシブルな原稿を読み取ることが可能な密着型の固体撮像装置65を実現することが可能となる。
第1の実施形態による固体撮像装置を示す上面図である。 図1Aの破線A−A´に沿った構造断面図である。 第1の実施形態による固体撮像素子を示す斜視図である。 第1の実施形態による固体撮像素子を示す側面図である。 第1の実施形態による固体撮像素子を示す下面図である。 図2Aの破線A−A´に沿った構造断面図である。 色フィルタを有する基板を示す構造断面図である。 第2の実施形態による固体撮像装置を示す構造断面図である。 第3の実施形態による固体撮像素子を示す斜視図である。 図5Aの破線A−A´に沿った構造断面図である。 第3の実施形態による固体撮像素子の第1の変形例を示す構造断面図である。 第3の実施形態による固体撮像素子の第2の変形例を示す構造断面図である。 第3の実施形態による固体撮像素子の第3の変形例を示す構造断面図である。 第3の実施形態による固体撮像素子の第4の変形例を示す構造断面図である。 第3の実施形態による固体撮像素子の第1の応用例を示す上面図である。 第3の実施形態による固体撮像素子の第2の応用例を示す上面図である。
符号の説明
11・・・固体撮像装置、12・・・プリント基板、13・・・電極、14・・・半導体部品、15・・・固体撮像素子、15a・・・受光面、16・・・半田ボール、17・・・第1の半導体基板、18、25・・・絶縁膜、19・・・センサ基板、20・・・接着剤、21・・・ガラス基板、22・・・貫通電極、23・・・ボンディングパッド、24・・・貫通穴、26・・・金属膜、27・・・ソルダーレジスト膜、28・・・色フィルタ、29・・・第2の半導体基板、30・・・マイクロレンズ、31・・・レンズ縮小型の固体撮像装置、32・・・レンズ、33・・・レンズ保持体、33a・・・レンズ保持体の側壁、34、43・・・原稿、41、51、52、53、56、62、65・・・密着型の固体撮像装置、42・・・セルフフォーカスレンズアレー、44・・・導光体、54・・・原稿照明用ミラー、55・・・反射光集光用ミラー、61・・・湾曲したプリント基板、63・・・分割されたプリント基板、64・・・配線。

Claims (5)

  1. 表面に電極が形成されたプリント基板と、
    このプリント基板上に、受光素子が配列形成された受光面が前記プリント基板に対して垂直になるように実装され、前記受光素子の信号出力を裏面から取り出す電極を有する固体撮像素子と、
    この固体撮像素子の前記電極及び前記プリント基板の電極を相互に接続する半田ボールと、
    を具備し、
    前記半田ボールは、前記固体撮像素子を、その裏面において、前記プリント基板に固定することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記固体撮像素子は、前記受光面上に形成されるガラス基板を有することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 原稿からの反射光を前記受光素子に集光するレンズと、
    このレンズを保持するレンズ保持体と、
    をさらに具備し、
    このレンズ保持体の側壁内部に、前記プリント基板の裏面が接触して実装されることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. それぞれ複数の受光素子が形成された受光面、前記受光素子の出力信号をそれぞれ裏面から取り出す複数の電極、及び、これらの電極に接続されるように前記裏面に配列された複数の半田ボールを有する複数の固体撮像素子と、
    これらの複数の固体撮像素子が列状に実装され、表面に複数の電極が形成されたプリント基板と、
    この列状に実装された複数の前記固体撮像素子に対して平行に実装され、原稿からの反射光を、前記受光素子に等倍で集光するセルフフォーカスレンズアレーと、
    を具備し、
    前記固体撮像素子は、前記受光面が前記プリント基板に対して垂直になるように実装されるとともに、前記固体撮像素子を、この固体撮像素子が有する半田ボールが前記プリント基板上の複数の電極に接続されるように固定することを特徴とする固体撮像装置。
  5. 表面に電極が形成されたプリント基板上に、受光素子が配列形成された受光面、この受光素子の信号出力を裏面から取り出す電極、及び、この電極に接続されるように前記裏面に配列された半田ボールを有する固体撮像素子を、前記プリント基板上に、前記受光面が前記プリント基板に対して垂直になるように配置し、
    前記固体撮像素子が配置された前記プリント基板全体を加熱して前記半田ボールをリフローすることで、前記固体撮像素子の電極と前記プリント基板の電極とを相互に接続することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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