JP2009302663A - 携帯無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体のデザイン性を損なうことなく、小型化や薄型化に対応可能としながら、筐体に流れる逆方向のアンテナ電流を低減し、アンテナ特性を向上させる。
【解決手段】上部筐体11と下部筐体12と中間部筐体13とを有し、縦開き状態と横開き状態とが可能な携帯無線機において、第2ヒンジ部材32の回動によって横開き状態となった場合に、上部筐体11のアンテナ素子15が接続線路25を介して下部筐体12の第2回路基板22上の無線回路23と接続され、中間部筐体13にある第1ヒンジ部材31が接続導体26、リアクタンス素子35を介して下部筐体12の第2回路基板22のグランドに接地される。これにより、第1ヒンジ部材31を地線として機能させ、対向する上部筐体11と下部筐体12とに流れる逆相のアンテナ電流を低減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば折り畳み型の筐体などの筐体内にアンテナを搭載した携帯無線機に関する。
例えば、携帯電話端末のような携帯無線機では、特許文献1に示される携帯電話機などのように、筐体は上側筐体と下側筐体とに分離され、上側筐体と下側筐体とがヒンジ部を介して連結されており、筐体の開閉や折り畳みが可能な構造のものが広く用いられている。
また、例えば特許文献2に開示されているように、2つのヒンジ部材を備え、2軸の自由度を持つ回動可能な筐体を用いた携帯型情報処理装置もある。この構成では、上側筐体の短い方の辺と下側筐体の短い方の辺とが近接する形態でそれらを開いた状態である縦開き状態と、上側筐体の長い方の辺と下側筐体の長い方の辺とが近接する形態でそれらを開いた状態である横開き状態とを使い分けることができる。
この種の携帯無線機にアンテナを搭載する場合に、アンテナ性能を向上させるための構成として、特許文献1においては、筐体内に配置されているシールドボックスをアンテナとして利用することや、上側筐体に設けられたシールドボックスをアンテナとして利用するために下側筐体と上側筐体のシールドボックスとをフレキシブルケーブルを介して電気的に接続することなどが開示されている。
また、携帯無線機において、大きさが限られている筐体等の空間を有効に利用し、高性能のアンテナを実現するために、筐体をアンテナとして利用する筐体ダイポールアンテナを構成することが可能である。例えば、上側筐体及び下側筐体のそれぞれの筐体自体を導電性の金属部材で構成したり、それぞれの筐体に筐体と同程度の大きさの導電性の金属フレームを配置したり、筐体内の回路基板のグランドパターンを用いて、これらの導電部をアンテナの一部分として使用することにより、筐体の大きさと同等の放射面積を有する高性能の筐体ダイポールアンテナを構成することができる。
また、アンテナ性能を向上させる他の技術として、例えば特許文献3には、局部平均SAR (Specific Absorption Rate:電磁波吸収率) を低減するために、アンテナの給電点の近傍に、一端が接地され他端が解放されている導電性部材を設けた構成が開示されている。この例では、導電性部材を地線として利用し、導電性部材が共振するようにその長さが使用する周波数帯域の波長の1/4となっており、地板に流れるアンテナ電流を低減して低SAR化を図っている。
特開2002−335180号公報 特開2003−60759号公報 特開2002−353719号公報
上記のような筐体ダイポールアンテナを構成する場合には、装置の使用時に、筐体を開いた状態とし、上側筐体の外形の一辺と下側筐体の外形の一辺とが隣り合って近接する状態で使用することになり、両筐体の一辺が互いに接近した状態になる。そして、通信時には、上側筐体に流れるアンテナ電流の方向と、下側筐体に流れるアンテナ電流の方向とが逆(電流の位相が逆)になり、これらが互いに接近した状態となる。このため、互いに近接して流れる逆方向のアンテナ電流が相互に打ち消し合い、全体のアンテナ電流が減少することになる。その結果、筐体ダイポールアンテナの有効な放射面積が減少し、十分なアンテナ利得が得られる周波数帯域が狭くなるという問題点がある。
特に、折り畳み可能な筐体を横開き状態で使用する場合には、上側筐体と下側筐体との近接する一辺の長さが長いため、アンテナ電流の打ち消しの程度も大きくなる。さらに、いわゆるワンセグ(商標)放送として放送されているテレビ番組のようなデジタル放送(DTV)を受信するアンテナの場合、該当する周波数帯域(473〜770MHz)の波長が筐体の大きさに対して比較的長く、しかも帯域が広いので、アンテナの特性の劣化が顕著になる。
上記問題点に対して、例えば導電性部材による地線を設け、アンテナ電流の分布状態を変更することが考えられる。しかしながら、このような地線は通常、筐体の外側に長く突出する形で設けることになるので、装置が大型化したり、筐体のデザイン性を損なうことになる。また、装置構成によっては、このような地線を配置するのが困難な場合もあるし、装置の小型化や薄型化に対応するのが困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、筐体のデザイン性を損なうことなく、小型化や薄型化に対応可能としながら、筐体に流れる逆方向のアンテナ電流を低減し、アンテナ特性を向上させることが可能な携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明は、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを相対的に回動もしくは移動可能な状態で連結するヒンジ部と、前記第1の筐体内に設けられる導電性部材を有してなるアンテナ素子と、前記第2の筐体内に設けられる回路基板と、前記回路基板に設けられ前記アンテナ素子と接続される無線回路と、前記ヒンジ部に配置され、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動させる互いに異なる回動軸を持つ導電性の第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材と、前記回路基板に設けられ一端が接地されたリアクタンス素子と、前記第2のヒンジ部材の回動により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが開いた状態で、前記第1のヒンジ部材と前記リアクタンス素子とを電気的に接続する接続体と、を備える携帯無線機を提供する。
上記構成により、第1のヒンジ部材を地線として機能させることが可能であり、近接して対向する第1の筐体と第2の筐体の筐体端部の辺同士を互いに逆方向に流れるアンテナ電流が低減され、逆相のアンテナ電流が打ち消し合う影響を抑制でき、アンテナ特性を向上させることが可能となる。また、ヒンジ部に設けられるヒンジ部材を地線に利用することにより、地線のために新たな構成部材を追加して設ける必要なく、地線の導体素子が筐体から突出したりすることも無いので、筐体のデザイン性を損なうことなく、小型化や薄型化に対応可能である。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記第1の筐体及び前記第2の筐体は、長辺と短辺とを有する形状に構成され、前記第1の筐体と前記第2の筐体の長辺同士が近接して筐体が開いた状態で、前記第1のヒンジ部材が前記リアクタンス素子を介して前記回路基板に接地されるものを含む。
上記構成により、筐体の長辺同士が近接して筐体が開いた状態で、第1のヒンジ部材が地線として機能し、地線方向へのアンテナ電流が増加するので、近接して対向する筐体長辺の端部近傍において互いに逆方向に流れるアンテナ電流が低減され、逆相のアンテナ電流が打ち消し合う影響を抑制でき、アンテナ利得等の特性劣化を抑制することが可能となる。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記第1の筐体及び前記第2の筐体は、前記第2のヒンジ部材の回動により前記長辺同士が近接して筐体が開いた横開き状態と、前記第1のヒンジ部材の回動により前記短辺同士が近接して筐体が開いた縦開き状態とに開閉可能であり、前記横開き状態で前記第1のヒンジ部材が前記リアクタンス素子を介して前記回路基板に接地されるものを含む。
上記構成により、横開き状態と縦開き状態とが可能な筐体において、筐体の長辺同士が近接して筐体が開いた横開き状態で、第1のヒンジ部材を地線として機能させ、アンテナ利得等の特性を改善することが可能となる。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記無線回路の接続経路を切り替える第1の切り替え回路と、前記第1のヒンジ部材の接続経路を切り替える第2の切り替え回路と、前記第1の切り替え回路及び前記第2の切り替え回路の接続状態を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記第2のヒンジ部材の回動により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが開いた状態では、前記第1の切り替え回路によって前記無線回路と前記アンテナ素子とを接続するとともに、前記第2の切り替え回路によって第1のヒンジ部材及び前記接続体と前記リアクタンス素子とを接続する第1の接続状態とし、前記第2のヒンジ部材の回動により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉じた状態では、前記第1の切り替え回路によって前記無線回路と前記第2の切り替え回路とを接続するとともに、前記第2の切り替え回路によって前記第1のヒンジ部材及び前記接続体と前記第1の切り替え回路とを接続して、前記第1のヒンジ部材を前記無線回路と接続する第2の接続状態とするものを含む。
上記構成により、筐体の開いた状態によって、接続経路を切り替え、第1のヒンジ部材をリアクタンス素子を介して接地して地線として機能させたり、第1のヒンジ部材を無線回路と接続してアンテナへの接続経路として用いることが可能となる。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記第1の筐体及び前記第2の筐体は、長辺と短辺とを有する形状に構成され、前記第2のヒンジ部材の回動により前記長辺同士が近接して筐体が開いた横開き状態と、前記第1のヒンジ部材の回動により前記短辺同士が近接して筐体が開いた縦開き状態とに開閉可能であり、前記制御回路は、前記横開き状態で前記第1の接続状態とし、前記縦開き状態で前記第2の接続状態とするものを含む。
上記構成により、横開き状態と縦開き状態とが可能な筐体において、接続経路を切り替え、横開き状態で第1のヒンジ部材をリアクタンス素子を介して接地して地線として機能させたり、縦開き状態で第1のヒンジ部材を無線回路と接続してアンテナへの接続経路として用いることが可能となる。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記ヒンジ部を経由して配置され前記アンテナ素子と前記回路基板とを電気的に接続するケーブルと、前記アンテナ素子と前記無線回路とを電気的に接続する接続線路とを備えるものを含む。
上記構成により、比較的大きいアンテナ電流が流れるケーブルの近傍にある第1のヒンジ部材を地線として機能させ、より効果的に逆相のアンテナ電流を低減することができ、アンテナ利得等の特性を改善することが可能となる。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の短辺方向の電気長が、前記無線回路の動作周波数の波長の1/4より短く構成されているものを含む。
上記構成により、第1の筐体及び第2の筐体の短辺方向の電気長が無線回路の動作周波数の波長の1/4より短く、長辺方向の電気長がこれより長くて、近接して対向する筐体端部近傍を流れる逆相のアンテナ電流の影響が大きい場合であっても、第1のヒンジ部材を地線として機能させ、筐体のデザイン性を損なうことなく、小型化や薄型化に対応可能としながら、アンテナ利得等の特性を改善することが可能となる。
本発明によれば、筐体のデザイン性を損なうことなく、小型化や薄型化に対応可能としながら、筐体に流れる逆方向のアンテナ電流を低減し、アンテナ特性を向上させることが可能な携帯無線機を提供できる。
本実施形態では、携帯無線機の一例として、携帯電話等の移動体通信システムにおいて用いられる、セルラー無線通信機能とデジタル放送受信機能とを備える携帯電話端末等に本発明の携帯無線機を適用した構成例を示す。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を表す平面図である。本実施形態の携帯無線機は、折り畳み可能な筐体を備えた携帯電話端末に適用可能な構成例である。第1の実施形態の携帯無線機の筐体は、第1の筐体としての上部筐体11と、第2の筐体としての下部筐体12と、それらの連結部分に設けられたヒンジ部としての比較的小さい中間部筐体13とを有して構成されている。上部筐体11と下部筐体12とは、短辺側の一辺において回動して開閉する縦開き状態と、長辺側の一辺において回動して開閉する横開き状態とが可能になっている。図1は横開き状態での構成を示している。また、図2は第1の実施形態の携帯無線機の横開き状態での外観を示す正面図、図3は第1の実施形態の携帯無線機の縦開き状態での外観を示す正面図である。上部筐体11及び下部筐体12は、細長い矩形の形状に形成されている。図1〜3において、上部筐体11及び下部筐体12の長辺を11a,12a、短辺を11b,12bで示している。
中間部筐体13の内部には、第1のヒンジ部材としての第1ヒンジ部材31と、第2のヒンジ部材としての第2ヒンジ部材32とが設けられている。第1ヒンジ部材31は、図1中にYで示した軸の位置を中心として矢印A1方向に相対的に回動可能な状態で、下部筐体12及び中間部筐体13と上部筐体11とを連結している。また、第2ヒンジ部材32は、図1中にXで示した軸の位置を中心として矢印A2方向に相対的に回動可能な状態で、下部筐体12と中間部筐体13及び上部筐体11とを連結している。すなわち、上部筐体11は、中間部筐体13を介して下部筐体12と連結され支持されている。
したがって、携帯無線機の筐体は、2軸の自由度を有し変形可能な構成になっている。例えば、上部筐体11と下部筐体12とが重なった状態から、第2ヒンジ部材32によって軸Xを中心として矢印A2方向に上部筐体11を中間部筐体13に対して回動させることにより、図1及び図2に示すように、下部筐体12の図中上端の長辺12aと、上部筐体11の図中下端の長辺11aとが近接している横長形状の状態で、筐体を開いた横開き状態にすることができる。また、逆方向に回動させれば、筐体を折り畳んで上部筐体11と下部筐体12とが重なった状態にすることができる。
また、上部筐体11と下部筐体12とが重なった状態から、第1ヒンジ部材31によって軸Yを中心として矢印A1方向に筐体を回動させれば、図3に示すように、下部筐体12の図中上端の短辺12bと、上部筐体11の図中下端の短辺11bとが中間部筐体13を間に挟んで互いに近接する細長い形状の状態で、筐体を開いた縦開き状態にすることができる。また、逆方向に回動させれば、筐体を折り畳んで上部筐体11と下部筐体12とが重なった状態にすることができる。したがって、この筐体は、縦開き状態と、横開き状態と、閉じた状態との3種類のいずれの状態でも使用することができる。
そして、上部筐体11には第1回路基板21が設けられ、下部筐体12には第2回路基板22が設けられている。一般的な携帯電話端末の場合と同様に、上部筐体11には、液晶表示装置等からなる表示部51やそれに関連する電気回路が搭載され、これらの構成要素は第1回路基板21上に配置されている。また、下部筐体12には、制御部や無線部等を含む様々な電気回路や操作部52などが搭載され、これらの構成要素は第2回路基板22上に配置されている。
また、下部筐体12の第2回路基板22と上部筐体11の第1回路基板21との間は接続ケーブル36を介して電気的に接続されている。接続ケーブル36は、同軸ケーブルを有して構成される可撓性のケーブルであり、中間部筐体13のヒンジ部内を挿通されている。この接続ケーブル36によって、第1回路基板21の電源ライン、アースライン、必要な信号ライン等が第2回路基板22と電気的に接続されている。接続ケーブル36の同軸ケーブルのシールド導体は、第1回路基板21上のグランド及び第2回路基板22上のグランドと接続されている。図1の例では、接続ケーブル36は、中間部筐体13のヒンジ部内部を経由する経路を通って第1回路基板21と第2回路基板22とを接続している。そして、接続ケーブル36の一端がコネクタ36aを介して第2回路基板22の中間部筐体13側の端部近傍(図1における左側端部近傍)と接続され、接続ケーブル36の他端がコネクタ36bを介して第1回路基板21の中間部筐体13側の端部近傍(図1における左側端部近傍)と接続されている。
本実施形態の携帯無線機は、無線機能として、デジタル放送(DTV)を受信するためのデジタル放送受信機能を搭載している。そして、デジタル放送受信用のアンテナとして、筐体自体を利用してアンテナとして動作させる筐体ダイポールアンテナを構成している。なお、図示しないが、携帯電話端末として、音声通話やパケット通信などのための通信回線を確保するために使用されるセルラー無線通信機能を搭載することもできる。
第2回路基板22には、デジタル放送受信用の無線回路23が配置されている。無線回路23は、デジタル放送に用いられる周波数帯域の無線信号の受信処理を行うもので、ここでは、デジタル放送受信に473〜770MHzの周波数帯域を使用するものとする。なお、セルラー無線通信機能を搭載する場合は、セルラー無線通信機能のための無線回路及びアンテナが設けられる。セルラー無線通信には、例えば800MHz帯(830〜885MHz)の周波数帯域が使用され、アンテナとしてはモノポールアンテナなどが用いられる。
携帯無線機の筐体は、上部筐体11の主要部分がアンテナ素子15である導電性の金属フレームによって形成されており、筐体の形状と同等の大きさの放射面積を有している。また、下部筐体12も同様に主要部分がアンテナ素子となる導電性の金属フレームによって形成されている。図1に示した横開き状態においては、導電体で構成されている接続線路25により、中間部筐体13とは反対側の筐体端部近傍において、下部筐体12の第2回路基板22と上部筐体11のアンテナ素子15とが電気的に接続される。この際、接続線路25の一端はアンテナ素子15と接続され、他端は整合回路24と接続され、整合回路24を介して無線回路23の入力端子と接続されている。すなわち、横開き状態では、接続線路25をアンテナへの接続経路として利用し、筐体ダイポールアンテナの一部分であるアンテナ素子15が無線回路23と接続される。このような構成により、上部筐体11のアンテナ素子15と下部筐体12の第2回路基板22のグランドパターンとによって2つの筐体をアンテナ素子とした筐体ダイポールアンテナを機能させることができる。図3に示した縦開き状態では、上部筐体11と下部筐体12とが電磁結合して筐体ダイポールアンテナとして機能する。なお、縦開き状態においても、接続線路25とは別の接続部材を用いてアンテナ素子15への接続経路を形成してもよい。
また、中間部筐体13の内部に設けられている第1ヒンジ部材31は、導電性の金属部材により構成されている。本実施形態では、この第1ヒンジ部材31を地線として利用する。第1ヒンジ部材31と下部筐体12の第2回路基板22との間には、弾性変形可能な細長い導電部材からなる接続体としての接続導体26が設けられている。接続導体26は、一端がリアクタンス素子35を介して第2回路基板22上のグランドに接続されて接地され、他端が第1ヒンジ部材31と接触導通しており、第2回路基板22と第1ヒンジ部材31とを電気的に接続するものである。リアクタンス素子35としては、例えば47nHのコイルを用いる。
ここで、第1ヒンジ部材31及び接続導体26で構成される、地線として機能する導体素子の電気長L1は、無線回路23が受信する無線信号の周波数帯域(動作周波数帯域)の波長λの1/4程度(例えば約100mm)にするのが望ましい。ただし、電気長L1が(1/4)λより短い場合でも、リアクタンス素子35を設けることで第1ヒンジ部材31を利用して地線として機能させることが可能である。また、横開き状態において、両筐体が近接する長辺11a,12a及び接続ケーブル36の位置から第1ヒンジ部材31までの距離L2については、動作周波数帯域の波長λの1/4未満としている。なお、上部筐体11及び下部筐体12のそれぞれの長手方向の長さ(長辺方向の電気長)Laは、例えば動作周波数帯域の波長λの1/4程度(約100mm)とし、短手方向の長さ(短辺方向の電気長)Lbは、Laよりも短く、すなわち動作周波数帯域の波長λの1/4未満となっている。
図4は地線を設けない場合の筐体上のアンテナ電流の分布状態を例示する模式図である。折り畳み型の筐体を持つ携帯無線機において筐体ダイポールアンテナを機能させる場合には、通常、上部筐体11及び下部筐体12におけるアンテナ電流の分布状態は図4に示すような状態になる。ここで、上部筐体11と下部筐体12とが近接している端部近傍においては、上部筐体11において流れるアンテナ電流61と、下部筐体12において流れるアンテナ電流62とが互いに逆方向になる(互いに逆相の電流が流れる)ため、両者のアンテナ電流が互いに打ち消し合うことになる。これにより、全体のアンテナ電流が減少し、筐体ダイポールアンテナ全体の有効な放射面積が減少する。アンテナの放射面積が減少すると、十分なアンテナ利得が得られる周波数帯域が狭くなり、アンテナの特性が劣化する。
特に、横開き状態では、上部筐体11と下部筐体12とが近接する辺(長辺11a、12a)が長くなる。長辺11a、12aの長さ(電気長)Laは、動作周波数帯域の波長λの1/4程度(約100mm)となっており、動作周波数帯域の波長に対して長辺11a、12aの電気長が占める割合が大きくなるので、逆相電流によるアンテナ電流の打ち消しの影響も大きくなる。また、デジタル放送受信用のアンテナとして用いる場合、該当する周波数帯域(473〜770MHz)の波長が筐体の大きさに対して比較的長く、しかも帯域が広いので、アンテナの特性の劣化が顕著になる。そこで、このような逆相電流を低減し、アンテナ電流が打ち消し合う影響による特性の劣化を抑制するための対策として、地線を設けることが考えられる。
図5は携帯無線機において地線を設けた他の構成例を示す平面図である。図5の構成例では、上部筐体11に地線となる導体素子65を設けている。導体素子65は、一端がリアクタンス素子66を介して上部筐体11の第1回路基板21上のグランドに接続されて接地され、他端が上部筐体11より突出している。ここで、地線として機能する導体素子65及びリアクタンス素子66の電気長は、無線回路23の動作周波数帯域の波長λの1/4程度(例えば約100mm)とし、横開き状態において、両筐体が近接する長辺11a,12a及び接続ケーブル36の位置から導体素子65までの距離L2は、動作周波数帯域の波長λの1/4未満としている。
図6は地線を設けた場合の筐体上のアンテナ電流の分布状態を例示する模式図である。筐体ダイポールアンテナを機能させる際に、地線を設けることで、筐体上のアンテナ電流の分布状態が変化する。上部筐体11と下部筐体12が近接する長辺11a,12a及び接続ケーブル36の位置から、動作周波数帯域の波長λの1/4未満の近い位置に、地線となる導体素子65を設けることで、リアクタンス素子66を含めた導体素子65が所定の周波数で共振し、導体素子65が存在している方向へのアンテナ電流63が増大する。その結果、上部筐体11と下部筐体12とが近接している端部近傍における長辺11a,12aに沿う方向のアンテナ電流61、62が減少し、互いに打ち消される逆相電流が減少するので、アンテナの放射面積の減少が抑制される。
図7は筐体ダイポールアンテナのアンテナ特性として、VSWR(電圧定在波比)の周波数特性を示した特性図である。図7の特性図はコンピュータを用いたシミュレーションによる結果を示しており、(a)は地線を設けない場合、(b)は地線を設けた場合のそれぞれの特性を示している。図4のように逆相電流によってアンテナ電流が減少し、アンテナの放射面積が減少すると、図7(a)に示すようにVSWRが十分に小さい(良い)所望のアンテナ利得が得られる周波数帯域が狭くなり、アンテナの特性が劣化する(低い周波数でのVSWRが大きく(悪く)、アンテナ特性の劣化が顕著である)。特に、デジタル放送のように広い周波数帯域(473〜770MHz)の電波を受信する必要がある用途では顕著になる。これに対し、図5のように地線を設けてアンテナ電流の減少を抑制した場合は、図7(b)に示すようにVSWRが改善される。具体的には、地線の共振によって低い周波数領域でのVSWR特性が改善され、広帯域化を図ることができた。図5の構成例では、動作周波数帯域におけるアンテナ利得を約5dB程度改善することが可能となる。
ただし、図5の構成例のように、線状の導体素子65を地線として設ける場合には、導体素子が筐体の外側に突出する形で配置されたり、導体素子を配置するためのスペースを確保するために筐体が大型化する場合がある。そこで、図1に示した実施形態のように、ヒンジ部がある中間部筐体13に設けられている導電性の第1ヒンジ部材31を利用して、地線として機能させる構成としている。この場合、リアクタンス素子35を含む第1ヒンジ部材31及び接続導体26で構成される導体素子が無線回路23の動作周波数帯域で共振し、これが地線として機能するため、図6に示した例と同様に筐体ダイポールアンテナのアンテナ電流の分布状態が変化する。すなわち、第1ヒンジ部材31に向かって流れるアンテナ電流が増大し、上部筐体11と下部筐体12とが近接している長辺11a,12a近傍における互いに逆方向のアンテナ電流が減少する。
また、接続ケーブル36は、中間部筐体13の内部を挿通されており、第1ヒンジ部材31と近い位置に配置されている。実験によれば、第1回路基板21と第2回路基板22とを接続する接続ケーブル36には、比較的大きなアンテナ電流が流れることが分かっている。したがって、接続ケーブル36を第1ヒンジ部材31に近い位置に配置することで、地線として機能する第1ヒンジ部材31が筐体ダイポールアンテナ上のアンテナ電流の分布状態に及ぼす影響が大きくなり、逆相電流の打ち消しによるアンテナ電流の減少を効果的に抑制できる。これにより、アンテナ特性を改善でき、広帯域の筐体ダイポールアンテナを実現可能となる。図1の構成例では、コンピュータを用いたシミュレーションによれば、図5の構成例と同様に地線の共振によって低い周波数領域でのVSWR特性が改善され、動作周波数帯域におけるアンテナ利得を約3dB程度改善することが可能となる。
このように、本実施形態によれば、第1ヒンジ部材31を地線として機能させることにより、地線のために新たな構成部材を追加して設ける必要なく、地線の機能を持たせることができ、近接して対向する筐体端部の辺同士を流れる筐体ダイポールアンテナの逆相電流を低減させることが可能となる。これによって、アンテナの放射面積の減少を抑制でき、VSWR等の特性劣化を抑制してアンテナ特性を改善することができる。この場合、地線の導体素子が筐体から突出したりすることも無く、追加の配置スペースも不要であるので、筐体のデザイン性の向上を図ることができ、小型化、薄型化にも容易に対応可能になる。
(第2の実施形態)
図8は本発明の第2の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を表す平面図である。第2の実施形態は第1の実施形態の変形例であり、地線となる第1ヒンジ部材31の接続を開閉状態によって切り替える構成を設けたものである。ここでは、上述した第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態の携帯無線機は、下部筐体12の第2回路基板22上に、無線回路23、整合回路24に加えて、第1の切り替え回路としての第1切り替え回路41、第2の切り替え回路としての第2切り替え回路42、制御回路43、整合回路27を備えている。その他は第1の実施形態と同様である。
第1切り替え回路41は無線回路23とアンテナとの接続経路を切り替えるためのスイッチ回路であり、第2切り替え回路42は第1ヒンジ部材31及び接続導体26の接続経路を切り替えるためのスイッチ回路である。これらの第1切り替え回路41及び第2切り替え回路42は、制御回路43から出力される制御信号によって接続状態が切り替え可能となっている。
第1切り替え回路41の一方の接続端子41aは整合回路24を介して接続線路25、アンテナ素子15と接続されており、第1切り替え回路41の他方の接続端子41bは整合回路27を介して第2切り替え回路42と接続されている。また、第1切り替え回路41の共通端子41cは無線回路23の入力端子と接続されている。
第2切り替え回路42の一方の接続端子42aはリアクタンス素子35を介して接地されており、第2切り替え回路42の他方の接続端子42bは整合回路27を介して第1切り替え回路41の他方の接続端子41bと接続されている。また、第2切り替え回路42の共通端子42cは接続導体26と接続され、接続導体26を介して第1ヒンジ部材31に導通している。
制御回路43は、第1切り替え回路41、第2切り替え回路42に対して同じ制御信号を出力し、これらの第1切り替え回路41及び第2切り替え回路42の接続状態の切り替え制御を行う。この際、制御回路43は、携帯無線機の筐体の横開き状態の有無を図示しないセンサ(例えばスイッチ、磁石とホール素子等)によって検知し、筐体の横開き状態に応じて、第1切り替え回路41及び第2切り替え回路42の接続状態をそれぞれ自動的に切り替える。
図9は第2の実施形態の携帯無線機の横開き状態における電気回路の接続状態を表すブロック図である。図10は第2の実施形態の携帯無線機の縦開き状態における電気回路の接続状態を表すブロック図である。
筐体が横開き状態の場合には、制御回路43は、第1の接続状態として、図9に示すように、第1切り替え回路41の接続端子41aと共通端子41cとが接続され、第2切り替え回路42の接続端子42aと共通端子42cとが接続されるように接続状態を制御する。また、筐体が縦開き状態(横開きではない状態)の時には、制御回路43は、第2の接続状態として、図10に示すように、第1切り替え回路41の接続端子41bと共通端子41cとが接続され、第2切り替え回路42の接続端子42bと共通端子42bとが接続されるように接続状態を制御する。
これにより、横開き状態の時には、図1に示した第1の実施形態と同様に、アンテナ素子15が接続線路25、整合回路24、第1切り替え回路41を経由して無線回路23の入力端子と接続され、同時に、第1ヒンジ部材31が接続導体26、第2切り替え回路42及びリアクタンス素子35を介して接地される。
一方、縦開き状態の時には、無線回路23の入力端子は接続線路25及び整合回路24から電気的に切り離され、代わりに第1切り替え回路41、整合回路27、第2切り替え回路42を介して接続導体26及び第1ヒンジ部材31と電気的に接続される。また、リアクタンス素子35は接続導体26及び第1ヒンジ部材31から切り離される。
このように、横開き状態では、第1ヒンジ部材31及び接続導体26がリアクタンス素子35を介して接地され、第1ヒンジ部材31が地線として機能する。これに対し、縦開き状態では、第1ヒンジ部材31及び接続導体26がリアクタンス素子35から切り離され、無線回路23に接続されるアンテナの一部として、アンテナ素子15への接続経路として機能する。この場合、上部筐体11のアンテナ素子15と第1ヒンジ部材31とは直接接続されていないが、近接して配置されているため、無線周波数では電磁的に結合して上部筐体11及び下部筐体12が筐体ダイポールアンテナとして動作する。なお、縦開き状態の時には、第1ヒンジ部材31と上部筐体11のアンテナ素子15とを電気的に接続するような構成としても良い。
この第2の実施形態では、上部筐体11の長辺11aと下部筐体12の長辺12aとが互いに近接する横開き状態のように、逆相のアンテナ電流が打ち消し合う影響が大きい状態においては、第1ヒンジ部材31を地線として機能させることにより、筐体に流れる逆相電流を低減し、筐体ダイポールアンテナの特性を改善して広帯域化することができる。また、上部筐体11の短辺11bと下部筐体12の短辺12bとが互いに近接する縦開き状態においては、逆相のアンテナ電流の影響が小さくなるので、特に地線を設けず、第1ヒンジ部材31をアンテナもしくはアンテナの接続経路として利用することにより、第1ヒンジ部材31を有効に活用でき、筐体の小型化等に役立てることができる。
上述したように、本実施形態では、複数に分離した筐体を筐体ダイポールアンテナとして使用する場合に、導電性のヒンジ部材をリアクタンス素子を介してグランドに接地し、地線として利用することで、近接して対向する両筐体に流れる逆相電流を低減し、アンテナ電流が打ち消し合う影響を抑制でき、広帯域に渡って十分なアンテナ利得を得ることができる。しかも、地線を設けるために、他の導電部材を追加したり、筐体の外側に突出する導体素子を設ける必要がないため、筐体のデザイン性を阻害することがなく、筐体の小型化や薄型化を妨げる要因を回避できる。
なお、上述した実施形態においては、セルラー通信機能とデジタル放送受信機能とを搭載した携帯電話端末に本発明を適用する場合を示したが、他の種々の無線通信機能や放送受信機能を備える携帯電話端末や携帯型情報端末(PDA)、その他の電子機器などの小型の携帯無線機にも同様に適用可能である。
なお、本発明は上記の実施形態において示されたものに限定されるものではなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明は、筐体のデザイン性を損なうことなく、小型化や薄型化に対応可能としながら、筐体に流れる逆方向のアンテナ電流を低減し、アンテナ特性を向上させることが可能となる効果を有し、例えば折り畳み型の筐体などの筐体内にアンテナを搭載した携帯無線機等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を表す平面図 第1の実施形態の携帯無線機の横開き状態での外観を示す正面図 第1の実施形態の携帯無線機の縦開き状態での外観を示す正面図 地線を設けない場合の筐体上のアンテナ電流の分布状態を例示する模式図 携帯無線機において地線を設けた他の構成例を示す平面図 地線を設けた場合の筐体上のアンテナ電流の分布状態を例示する模式図 筐体ダイポールアンテナのアンテナ特性を示した特性図 本発明の第2の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を表す平面図 第2の実施形態の携帯無線機の横開き状態における電気回路の接続状態を表すブロック図 第2の実施形態の携帯無線機の縦開き状態における電気回路の接続状態を表すブロック図
符号の説明
11 上部筐体
12 下部筐体
13 中間部筐体
15 アンテナ素子
21 第1回路基板
22 第2回路基板
23 無線回路
24,27 整合回路
25 接続線路
26 接続導体
31 第1ヒンジ部材
32 第2ヒンジ部材
35 リアクタンス素子
36 接続ケーブル
41 第1切り替え回路
42 第2切り替え回路
43 制御回路
51 表示部
52 操作部

Claims (7)

  1. 第1の筐体と、
    第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを相対的に回動もしくは移動可能な状態で連結するヒンジ部と、
    前記第1の筐体内に設けられる導電性部材を有してなるアンテナ素子と、
    前記第2の筐体内に設けられる回路基板と、
    前記回路基板に設けられ前記アンテナ素子と接続される無線回路と、
    前記ヒンジ部に配置され、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動させる互いに異なる回動軸を持つ導電性の第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材と、
    前記回路基板に設けられ一端が接地されたリアクタンス素子と、
    前記第2のヒンジ部材の回動により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが開いた状態で、前記第1のヒンジ部材と前記リアクタンス素子とを電気的に接続する接続体と、
    を備える携帯無線機。
  2. 請求項1に記載の携帯無線機であって、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体は、長辺と短辺とを有する形状に構成され、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体の長辺同士が近接して筐体が開いた状態で、前記第1のヒンジ部材が前記リアクタンス素子を介して前記回路基板に接地される携帯無線機。
  3. 請求項2に記載の携帯無線機であって、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体は、前記第2のヒンジ部材の回動により前記長辺同士が近接して筐体が開いた横開き状態と、前記第1のヒンジ部材の回動により前記短辺同士が近接して筐体が開いた縦開き状態とに開閉可能であり、
    前記横開き状態で前記第1のヒンジ部材が前記リアクタンス素子を介して前記回路基板に接地される携帯無線機。
  4. 請求項1に記載の携帯無線機であって、
    前記無線回路の接続経路を切り替える第1の切り替え回路と、
    前記第1のヒンジ部材の接続経路を切り替える第2の切り替え回路と、
    前記第1の切り替え回路及び前記第2の切り替え回路の接続状態を制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記第2のヒンジ部材の回動により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが開いた状態では、前記第1の切り替え回路によって前記無線回路と前記アンテナ素子とを接続するとともに、前記第2の切り替え回路によって第1のヒンジ部材及び前記接続体と前記リアクタンス素子とを接続する第1の接続状態とし、
    前記第2のヒンジ部材の回動により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉じた状態では、前記第1の切り替え回路によって前記無線回路と前記第2の切り替え回路とを接続するとともに、前記第2の切り替え回路によって前記第1のヒンジ部材及び前記接続体と前記第1の切り替え回路とを接続して、前記第1のヒンジ部材を前記無線回路と接続する第2の接続状態とする携帯無線機。
  5. 請求項4に記載の携帯無線機であって、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体は、長辺と短辺とを有する形状に構成され、前記第2のヒンジ部材の回動により前記長辺同士が近接して筐体が開いた横開き状態と、前記第1のヒンジ部材の回動により前記短辺同士が近接して筐体が開いた縦開き状態とに開閉可能であり、
    前記制御回路は、前記横開き状態で前記第1の接続状態とし、前記縦開き状態で前記第2の接続状態とする携帯無線機。
  6. 請求項1に記載の携帯無線機であって、
    前記ヒンジ部を経由して配置され前記アンテナ素子と前記回路基板とを電気的に接続するケーブルと、前記アンテナ素子と前記無線回路とを電気的に接続する接続線路とを備える携帯無線機。
  7. 請求項2、3、5のいずれか一項に記載の携帯無線機であって、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体の短辺方向の電気長が、前記無線回路の動作周波数の波長の1/4より短く構成されている携帯無線機。
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