JP2009301853A - 高エネルギー粒子発生装置及び集光装置並びに高エネルギー粒子発生方法及び集光方法 - Google Patents

高エネルギー粒子発生装置及び集光装置並びに高エネルギー粒子発生方法及び集光方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高エネルギー粒子発生装置及び集光装置並びに高エネルギー粒子発生方法及び集光方法を提供する。
【解決手段】主レーザ光及び副レーザ光を照射するレーザ光照射装置10と、導光管群20からの主レーザ光及び副レーザ光を反射するステアリングミラー41と、主レーザ光が入射される軸外し放物面ミラー44と、軸外し放物面ミラー44で集光された主レーザ光が照射されるターゲット部50と、副レーザ光の光軸とその受光面の法線とが成す傾斜角度を検出する傾斜角度センサ48と、副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出するCCDカメラ49と、副レーザ光の回転角度を取得し、これに対応する副レーザ光の最適傾斜角度をあらかじめ定めた最適傾斜角度データから抽出し、当該最適傾斜角度で副レーザ光が傾斜角度センサ48に受光されるようにステアリングミラー41を回動させる制御装置を具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、高エネルギー粒子発生装置及びレーザ集光装置並びに高エネルギー粒子発生方法及び集光方法に関し、特に、レーザ光を軸外し放物面ミラーの焦点に確実に集光させる場合に適用して有用なものである。
従来、電力設備の各種配管などの被検査対象物の状態を検査するために、非破壊検査方法が用いられている。非破壊検査方法の一例としては、配管等にX線を照射し、その配管の応力腐食割れの有無、減肉の程度を検査するX線透過検査法が知られている。
このようなX線を発生する装置は種々知られており、例えば、高エネルギーのレーザ光を出力し得るレーザ光源と、そのレーザ光源を遠隔の所定位置に導く導光管群と、導光管群から出射されるレーザ光を集光し、集光したレーザ光をターゲットに照射してX線を発生させるX線発生部とを具備する高エネルギーX線発生装置がある(例えば、特許文献1参照)。
導光管群は、折曲部を有する導光管がそれぞれベアリングを介して回動自在に接続されたものであり、各導光管の折曲部には、入射したレーザ光を導光管の折れ曲がる方向に反射させるミラーが配設されている。すなわち、各導光管を適宜回動させればレーザ光源からのレーザ光を任意の場所に導くことができるようになっている。
かかる高エネルギーX線発生装置によれば、レーザ光源とX線発生部とが導光管群を介して接続されているので、小型に形成し得るX線発生部を被検査対象物の近辺に配置し、そこから離れた場所に比較的大きなレーザ光源を分離配置できる。このため、多数の配管が密集した狭隘部に対しても高エネルギーX線を照射して非破壊検査を行える。
ここで、最終的なレーザ光の照射対象であるターゲットは、X線を発生させるために高エネルギーのレーザ光が照射されることを要するものの、レーザ光源からそのエネルギーを有するレーザ光を照射したのでは、導光管に配設されたミラーが損耗してしまう。そこで、従来技術では、レーザ光源からは、例えば直径が10mm、エネルギーが10mJ、パルス幅が50fsであるレーザ光を発生させ、ターゲット上でレーザ光を直径2μmまで集光させている。これによりミラーを損耗させることなく、ターゲットに対して5×1018W/cmの高強度のレーザ光を照射することが可能となっている。
このレーザ光の集光について図10を用いて説明する。図10は、従来技術に係るX線発生部の構成を説明する概略平面図である。
図示するように、X線発生部100は、光学系L1と光学系L2とを備えている。光学系L1は、ステアリングミラー103、ダイクロイックミラー(ビームスプリッタ)104、折り返しミラー105及び軸外し放物面ミラー106から構成され、これらのミラーを経由してレーザ光源(図示せず)からの主レーザ光はターゲット101に照射される。
ステアリングミラー103は、そのX軸及びY軸回りに回動可能に配設されており、後述する制御装置(図示せず)により角度調整されるように構成されている。ステアリングミラー103の角度を変えることにより、主レーザ光が軸外し放物面ミラー106に入射する角度を調整することが可能となっている。
一方、光学系L2は、ステアリングミラー103、ダイクロイックミラー104から構成され、レーザ光源からの副レーザ光がダイクロイックミラー104により主レーザ光と分離されて傾斜角度センサ102に照射される。
傾斜角度センサ102は、平凸レンズ107と位置センサ108とから構成され、位置センサ108が平凸レンズ107を介して副レーザ光を受光し、その受光した位置に基づいて、副レーザ光の光軸と受光部の法線との成す角である傾斜角度を検出するものである。
主レーザ光と副レーザ光とは、レーザ光源からダイクロイックミラー104まで、光軸を共有しているため、副レーザ光の傾斜角度に応じてステアリングミラー103の角度を適宜設定すれば、主レーザ光は、軸外し放物面ミラー106の軸に平行に入射し、軸外し放物面ミラー106の焦点に集光することになる。そして、その集光点にターゲット101を配設すれば、ターゲット101に集光した高エネルギーのレーザ光を照射することができる。
このステアリングミラーの角度調整は制御装置(図示せず)により、次のように行われている。
まず、軸外し放物面ミラー106の焦点近傍に、ターゲット101に代えて対物レンズとCCDカメラ(図示せず)を配置し、対物レンズを介してCCDカメラで受光した主レーザ光の像を表示する表示装置(図示せず)を準備する。次に、表示装置に表示された主レーザ光の像が最小になるようにステアリングミラー103の角度を調節する。主レーザ光の像が最小になったとき、傾斜角度センサ102により計測した副レーザ光の傾斜角度を記録する。この主レーザ光の像が最小になったときの傾斜角度を、最適傾斜角度と称する。
以降、対物レンズに代えてターゲット101を配設した上で、傾斜角度センサ102により計測した副レーザ光の傾斜角度を入力した制御装置に、当該傾斜角度と最適傾斜角度とのずれを打ち消すようにステアリングミラー103の角度を調節させる。
これにより、導光管群の姿勢変化でレーザ光の光軸に狂いが生じても、制御装置により、ステアリングミラー103の角度が適宜調整され、主レーザ光が軸外し放物面ミラー106の軸に平行に入射するようになる。この結果、ターゲット101には常に集光された主レーザ光が照射される。
ここで、対物レンズを介して撮像された主レーザ光の像について説明する。
図11は、軸外し放物面ミラーに入射する主レーザ光とその像との関係を示す概略図である。同図(a)〜(d)には、軸外し放物面ミラー106に反射され、対物レンズを介して撮像された主レーザ光の像がそれぞれ示されている。この像を、集光プロファイルという。集光プロファイルによれば、主レーザ光の像の大きさ、形状、主レーザ光の輝度の明暗を観察できる。
図11(a)に示すように、主レーザ光が軸外し放物面ミラー106の軸に平行に入射すると、主レーザ光は、その焦点に集光されるため、高輝度で、回折限界まで小さくなった点状の像として表示装置の中央近傍に表示される。また、図11(b)に示すように、主レーザ光が軸外し放物面ミラー106の軸に平行であるならば、軸外し放物面ミラー106のどの位置に入射しようとも、図11(a)と同様に、焦点に集光される。これに対し、図11(c)に示すように、主レーザ光が軸外し放物面ミラー106の軸に対して傾斜して入射すると、主レーザ光は、焦点に集光せずに、線状の像(非点収差)として撮像される。
ここで、図11(d)に示すように、レーザ光源や導光管群を回動させることで主レーザ光をその光軸周りに回転させても、主レーザ光が軸外し放物面ミラー106の軸に平行に入射されていれば、図11(a)、(b)と同様に、主レーザ光は軸外し放物面ミラー106の焦点に集光される、と考えられる。
しかしながら、焦点に集光させた後、主レーザ光をその光軸回りに回転させ、集光プロファイルを観察したところ、焦点に集光した状態が維持されずに、非点収差が観察された。すなわち、主レーザ光が軸外し放物面ミラー106に入射する角度のみならず、その光軸回りの回転をも考慮した上でステアリングミラー103の調整をしなければ、主レーザ光を軸外し放物面ミラー106の焦点に集光させることができないという事象が確認された。
上述した事象を主レーザ光の波面(位相分布)の歪みと収差の考え方に基づき、以下に説明する。
まず、一般的に、波面歪みのあるレーザ光を集光すると収差が観測されることが知られている。収差とは、レンズによって像ができるときに発生する色づきや、像にボケやゆがみが生じることである。
図12に、Seidelの5収差を示す。図示するように、収差は、一次の波面収差である歪曲、像面弯曲、及び二次の波面収差である非点収差、コマ収差、球面収差に分類される。一次の成分については集光強度そのものが低下した訳ではないのでターゲット101の位置調整(xyz方向)で修正できるが、二次以上の成分が大きい場合、主レーザ光を回折限界まで集光させることは困難になる。また、図13に、これらの収差に対応する主レーザ光の波面形状を示す。各収差に対応する各波面形状は、明暗分布の明るい部分が凸であり、暗い部分が凹であることを表している。また、歪曲、非点収差及びコマ収差についての波面形状は、中心点について点対称ではない。
このような波面歪みを含むレーザ光が軸外し放物面ミラー106の軸に平行に入射すると、理論的には、図14(a)に示すように、波面歪みがそのまま反映されて、収差が観測される。
しかしながら、図12で分類した収差のうち非点収差については、図14(b)に示すように、ステアリングミラー103を調整することにより、軸外し放物面ミラー106自身で主レーザ光に含まれる非点収差成分を相殺させることができる。但し、その代償として主レーザ光は軸外し放物面ミラー106の軸に対してもはや平行ではなく、傾斜して入射していると考えられる。
このことは、主レーザ光を軸外し放物面ミラー106の軸に対して傾斜して入射させると焦点に集光せずに非点収差が生じたが(図11(c)参照)、逆にこれを利用すると、この傾斜による非点収差により、波面歪みによる収差が打ち消され、結果的に主レーザ光が焦点に集光されたと考えることができる。
したがって、波面歪みによる収差が打ち消されている状態で、主レーザ光を回転させると、その波面形状は点対称でないことから、打消しの効果がなくなり、再び収差が現れることとなる。
主レーザ光に波面歪みが含まれることを考慮して、図11を改めると、図15のようになる。図15は、軸外し放物面ミラーに入射する主レーザ光とその像との関係を示す概略図である。
図15(a)に示すように、集光プロファイルを基に、主レーザ光が焦点に集光するようにステアリングミラー103を調整すると、主レーザ光は、軸外し放物面ミラー106の軸に対して傾斜して入射している。このとき、前述したように、主レーザ光の波面歪みによる収差は打ち消されている。また、図15(b)に示すように、主レーザ光の光軸が平行移動した場合は、軸外し放物面ミラー106のどの位置に入射しようとも、図15(a)と同様に、焦点に集光される。
しかし、図15(c)に示すように、主レーザ光が軸外し放物面ミラー106の軸に対して元の傾斜角度以外の傾斜角度で入射すると、主レーザ光は、焦点に集光せずに、例えば非点収差として撮像される。同様に、図15(d)に示すように、主レーザ光がその光軸回りに回転した場合でも、非点収差として撮像される。
このように、軸外し放物面ミラー106の軸に対する主レーザ光の傾斜度のみならず、その光軸回りの回転角度も考慮した上で確実に軸外し放物面ミラー106の焦点に集光させる必要がある。
なお、上記した事情は、高エネルギーX線を生成する場合に限定されず、高エネルギーのレーザ光を集光する場合にも同様に存在する。
特開2008−71547号公報
本発明は、上述した事情に鑑み、高エネルギーのレーザ光を確実に集光し得る集光装置及びその集光装置を用いて高エネルギー粒子を照射し得る高エネルギー粒子発生装置並びに高エネルギー粒子発生方法及び集光方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、パルス状の主レーザ光及び当該主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光を照射するレーザ光源と、前記主レーザ光及び副レーザ光を前記レーザ光源から遠隔の位置に導く導光手段と、前記導光手段からの前記主レーザ光及び前記副レーザ光を任意の角度に反射し得るように回動自在に構成された角度調整用ミラーと、前記角度調整用ミラーから前記主レーザ光が入射される軸外し放物面ミラーと、前記軸外し放物面ミラーにより集光された前記主レーザ光が照射されて高エネルギー粒子を発生させるターゲットと、前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光を受光面に受光すると共に当該副レーザ光の光軸と当該受光面の法線とが成す傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、前記導光手段に入射する前における前記副レーザ光を基準として、前記角度調整用ミラーから受光した前記副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記軸外し放物面ミラーの焦点に前記主レーザ光が集光されたときにおける前記副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度を前記回転角度ごとに定めた最適傾斜角度データが予め設定された制御手段とを備え、前記制御手段は、前記回転角度検出手段より前記副レーザ光の回転角度を取得し、当該回転角度に対応する副レーザ光の最適傾斜角度を前記最適傾斜角度データから抽出し、当該最適傾斜角度で前記副レーザ光が前記傾斜角度検出手段に受光されるように前記角度調整用ミラーを回動させることを特徴とする高エネルギー粒子発生装置にある。
かかる第1の態様では、副レーザ光の傾斜角度及び回転角度を検出し、主レーザ光を軸外し放物面ミラーの焦点に集光するように制御する。これにより、遠隔の狭隘部に主レーザ光を導く場合でも主レーザ光を確実に集光し、常に高エネルギーの主レーザ光をターゲットに照射することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する高エネルギー粒子発生装置において、前記最適傾斜角度データは、前記軸外し放物面ミラーの焦点近傍で前記主レーザ光の像を画像データとして取得し、前記主レーザ光が一点に結像した画像データが得られるように前記角度調整用ミラーの角度を調整し、このときの前記傾斜角度を前記回転角度に対応付けて作成したものであることを特徴とする高エネルギー粒子発生装置にある。
かかる第2の態様では、主レーザ光を確実に集光し得る最適傾斜角度データを作成できる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載する高エネルギー粒子発生装置において、前記傾斜角度検出手段は、前記副レーザ光の前記受光面における像の位置と前記受光面の所定位置との差を算出するとともに、当該所定位置に焦点が合わされたレンズを介して前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光が照射されるように構成され、前記差と前記レンズの焦点距離から前記傾斜角度を算出することを特徴とする高エネルギー粒子発生装置にある。
かかる第3の態様では、副レーザ光の傾斜角度を容易に検出することができ、これにより軸外し放物面ミラーに入射する主レーザ光の傾斜角度を検出できる。
本発明の第4の態様は、第1〜第3の何れか一つの態様に記載する高エネルギー粒子発生装置において、前記レーザ光源と前記導光手段との間に配設された第1貫通孔及び第2貫通孔を有する整形マスクを具備し、前記副レーザ光は、前記第1貫通孔及び第2貫通孔を通過することによりを2つに分割され、前記回転角度検出手段は、2つに分かれた前記副レーザ光の像である第1の像及び第2の像を受光すると共に、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とを結ぶ直線を基準線とし、前記第1の像を中心として前記第2の像の前記基準線からの角度を前記回転角度として算出することを特徴とする高エネルギー粒子発生装置にある。
かかる第4の態様では、副レーザ光の回転角度を容易に検出することができ、これにより軸外し放物面ミラーに入射する主レーザ光の回転角度を検出できる。
本発明の第5の態様は、第1〜第4の何れか一つの態様に記載する高エネルギー粒子発生装置において、前記ターゲットは、前記主レーザ光が入射されて高エネルギー電子を発生するターゲット試料と、当該高エネルギー電子との相互作用により高エネルギーX線を発生するX線変換材とから構成されていることを特徴とする高エネルギー粒子発生装置にある。
かかる第5の態様では、遠隔の狭隘部等に高エネルギーX線を確実に照射することができる。
本発明の第6の態様は、第1〜第5の何れか一つの態様に記載する高エネルギー粒子発生装置において、前記導光手段は、折曲部を有する複数の導光管がベアリングを介して相互に回動自在に接続され、前記各導光管の折曲部には、入射した主レーザ光及び副レーザ光を導光管の折れ曲がる方向に反射させるミラーが配設されていることを特徴とする高エネルギー粒子発生装置にある。
かかる第6の態様では、レーザ光源から遠隔の位置までに至る障害物を避けて主レーザ光及び副レーザ光を導くことができる。
本発明の第7の態様は、レーザ光源からのパルス状の主レーザ光及び当該主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光が導光手段を介して入射されると共に、これらの主レーザ光及び副レーザ光を任意の角度に反射し得るように回動自在に構成された角度調整用ミラーと、前記角度調整用ミラーから前記主レーザ光が入射されてその焦点に前記主レーザ光を集光する軸外し放物面ミラーと、前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光を受光面に受光すると共に当該副レーザ光の光軸と当該受光面とが成す傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、前記導光手段に入射する前における前記副レーザ光を基準として、前記角度調整用ミラーから受光した前記副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記軸外し放物面ミラーの焦点に前記主レーザ光が集光されたときにおける前記副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度を前記回転角度ごとに定めた最適傾斜角度データが予め設定された制御手段とを備え、前記制御手段は、前記回転角度検出手段より前記副レーザ光の回転角度を取得し、当該回転角度に対応する副レーザ光の最適傾斜角度を前記最適傾斜角度データから抽出し、当該最適傾斜角度で前記副レーザ光が前記傾斜角度検出手段に受光されるように前記角度調整用ミラーを回動させることを特徴とする集光装置にある。
かかる第7の態様では、副レーザ光の傾斜角度及び回転角度を検出し、主レーザ光を軸外し放物面ミラーの焦点に集光するように制御する。これにより、遠隔の狭隘部に主レーザ光を導く場合でも主レーザ光を確実に集光できる。
本発明の第8の態様は、パルス状の主レーザ光及び当該主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光を照射するレーザ光源と、前記主レーザ光及び副レーザ光を前記レーザ光源から遠隔の位置に導く導光手段と、前記導光手段からの前記主レーザ光及び前記副レーザ光を任意の角度に反射し得るように回動自在に構成された角度調整用ミラーと、前記角度調整用ミラーから前記主レーザ光が入射される軸外し放物面ミラーと、前記軸外し放物面ミラーにより集光された前記主レーザ光が照射されて高エネルギー粒子を発生させるターゲットと、前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光を受光面に受光すると共に当該副レーザ光の光軸と当該受光面の法線とが成す傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、前記導光手段に入射する前における前記副レーザ光を基準として、前記角度調整用ミラーから受光した前記副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出する回転角度検出手段とを備える高エネルギー粒子発生装置を用いた高エネルギー粒子発生方法であって、前記軸外し放物面ミラーの焦点に前記主レーザ光が集光されたときにおける前記副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度を前記回転角度ごとに定めた最適傾斜角度データを求める工程と、前記回転角度検出手段より前記副レーザ光の回転角度を取得し、当該回転角度に対応する副レーザ光の最適傾斜角度を前記最適傾斜角度データから抽出し、当該最適傾斜角度で前記副レーザ光が前記傾斜角度検出手段に受光されるように前記角度調整用ミラーを回動させる工程とを備えることを特徴とする高エネルギー粒子発生方法にある。
かかる第8の態様では、副レーザ光の傾斜角度及び回転角度を検出し、主レーザ光を軸外し放物面ミラーの焦点に集光させる。これにより、遠隔の狭隘部に主レーザ光を導く場合でも主レーザ光を確実に集光し、常に高エネルギーの主レーザ光をターゲットに照射することができる。
本発明の第9の態様は、レーザ光源からのパルス状の主レーザ光及び当該主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光が導光手段を介して入射されると共に、これらの主レーザ光及び副レーザ光を任意の角度に反射し得るように回動自在に構成された角度調整用ミラーと、前記角度調整用ミラーから前記主レーザ光が入射されてその焦点に前記主レーザ光を集光する軸外し放物面ミラーと、前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光を受光面に受光すると共に当該副レーザ光の光軸と当該受光面とが成す傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、前記導光手段に入射する前における前記副レーザ光を基準として、前記角度調整用ミラーから受光した前記副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出する回転角度検出手段とを備える集光装置を用いた集光方法であって、前記軸外し放物面ミラーの焦点に前記主レーザ光が集光されたときにおける前記副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度を前記回転角度ごとに定めた最適傾斜角度データを求める工程と、前記回転角度検出手段より前記副レーザ光の回転角度を取得し、当該回転角度に対応する副レーザ光の最適傾斜角度を前記最適傾斜角度データから抽出し、当該最適傾斜角度で前記副レーザ光が前記傾斜角度検出手段に受光されるように前記角度調整用ミラーを回動させる工程とを具備することを特徴とする集光方法にある。
かかる第9の態様では、副レーザ光の傾斜角度及び回転角度を検出し、主レーザ光を軸外し放物面ミラーの焦点に集光させる。これにより、遠隔の狭隘部に主レーザ光を導く場合でも主レーザ光を確実に集光できる。
本発明によれば、高エネルギーのレーザ光を確実に集光し得る集光装置及びその集光装置を用いて高エネルギー粒子を照射し得る高エネルギー粒子発生装置が提供される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。本実施形態では、高エネルギー粒子発生装置の一例として高エネルギーX線を発生する高エネルギーX線発生装置について説明する。
図1は、本実施形態に係る集光装置を備える高エネルギーX線発生装置の概略構成図である。図示するように、高エネルギーX線発生装置は、パルス状の主レーザ光及び当該主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光を照射するレーザ光源であるレーザ光照射装置10と、主レーザ光及び副レーザ光をX線発生部30に導く導光手段の一例である導光管群20と、主レーザ光及び副レーザ光が入射され、主レーザ光を集光すると共に集光した主レーザ光を用いて高エネルギーX線を発生させるX線発生部30とを備えている。
図2は、レーザ光照射装置の概略構成図である。図示するように、レーザ光照射装置10は、パルス状の主レーザ光と共に、その主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光を送出する機器である。詳言すると、レーザ光照射装置10は、主レーザ光源11から照射された主レーザ光がダイクロイックミラー14を介して導光管群20に導かれると共に、副レーザ光源12から照射された副レーザ光がビームエキスパンダ13により所定の直径に調整され、その後、副レーザ光用ミラー15及びダイクロイックミラー14を介して主レーザ光と光軸を共有して導光管群20に導かれるように構成されている。
また、詳細は後述するが、副レーザ光用ミラー15とダイクロイックミラー14との間には、第1貫通孔17および第2貫通孔18を有する整形マスク16が配設されており、副レーザ光がこの第1貫通孔17及び第2貫通孔18を通過することにより2つに分割されるようになっている。したがって、主レーザ光と副レーザ光とがダイクロイックミラー14により合成された直後の像は、例えば直径が10mmの主レーザ光の像の中に、分割された一方である第1貫通孔17を通過した直径6mmの副レーザ光の像と、他方である第2貫通孔18を通過した直径1mmの副レーザ光の像とからなる合成像19となる。
パルス状の主レーザ光を送出する主レーザ光源11としては、超短パルスレーザ光線又はフェムト秒レーザ光線を照射できるものが好ましく、例えばパルス幅30fsで10mJのエネルギーを有するレーザ光線を照射できるチタンサファイアレーザ装置などが挙げられる。また、副レーザ光を送出する副レーザ光源としては、波長が可視光領域にあるレーザを照射できるものが好ましく、例えば波長が532nmのレーザ光を照射できるNd−YAGレーザ装置などが挙げられる。なお、副レーザ光は、パルス状のレーザ光ではなく、連続的に照射されるレーザ光である。
図3は、導光管群の概略構成図である。図示するように、導光管群20は、折曲部を有する複数の導光管21がベアリング23を介して相互に回動自在に接続されて構成されている。末端の2つの導光管21のうち一方は、基台24に接続され、他方はX線発生部30に接続されている。また、各折曲部には、入射した主レーザ光及び副レーザ光を導光管21の折れ曲がる方向に反射させる導光管ミラー22が配設されている。本実施形態では、導光管群20は、合計7個の導光管21と合計8個の導光管ミラー22とから構成されている。また、導光管21には、その位置を安定させるべくウェイト26が設けられている。
かかる構成の導光管群20によれば、レーザ光照射装置10からの主レーザ光及び副レーザ光が、基台24に設けられたミラー25を介して導光管21内に導入され、導光管ミラー22により反射されて、X線発生部30に導かれる。各導光管21は回動自在であるので、例えばX線発生部30に至るまでの間にある障害物を避けるような一本の導光路を形成できるようになっている。
図4は、X線発生部の概略構成図である。図示するように、X線発生部30は、主レーザ光を集光する集光部40と、主レーザ光が照射されて高エネルギーX線を発生するターゲット部50とから構成されている。
図示するように、集光部40は、光学系L1と光学系L2と、傾斜角度検出手段の一例である傾斜角度センサ48と、回転角度検出手段の一例であるCCDカメラ49と、主レーザ光の集光を制御するための制御手段の一例である制御装置(図示せず)を備えている。
光学系L1は、角度調整用ミラーの一例であるステアリングミラー41、ダイクロイックミラー(ビームスプリッタ)42、折り返しミラー43及び軸外し放物面ミラー44から構成され、これらのミラーを経由してレーザ光照射装置10(図1参照)からの主レーザ光はターゲット部50に照射される。
ステアリングミラー41は、そのX軸及びY軸回りに回動可能に配設されており、後述する制御装置(図示せず)により角度調整されるように構成されている。ステアリングミラー41の角度を変えることにより、主レーザ光が軸外し放物面ミラー44に入射する角度を調整することが可能となっている。
一方、光学系L2は、ステアリングミラー41、ダイクロイックミラー42及びハーフミラー45から構成されている。副レーザ光は、ダイクロイックミラー42により主レーザ光と分離されて傾斜角度検出手段の一例である傾斜角度センサ48に照射される。また、副レーザ光は、ハーフミラー45により分岐されて回転角度検出手段の一例であるCCDカメラ49に照射される。
傾斜角度センサ48は、平凸レンズ46と位置センサ47とから構成され、位置センサ47が平凸レンズ46を介して副レーザ光を受光し、その受光した位置に基づいて、副レーザ光の光軸と受光部の法線との成す角である傾斜角度を検出するものである。この傾斜角度の算出についての詳細は後述する。
CCDカメラ49は、導光管群20に入射する前における副レーザ光を基準として、ステアリングミラー41から受光した副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出するものである。この回転角度の検出についての詳細は後述する。
制御装置は、傾斜角度センサ48から傾斜角度が入力され、CCDカメラ49の整形マスク画像から得られる回転角度が入力され、これらの角度とあらかじめ設定された最適傾斜角度データとに基づいてステアリングミラー41の姿勢を制御するものである。かかる制御により、主レーザ光は軸外し放物面ミラー44の焦点に常に集光されるようになる。この制御についての詳細については後述する。
ターゲット部50は、主レーザ光が入射されて高エネルギー電子を発生するターゲット試料51と、当該高エネルギー電子との相互作用により高エネルギーX線を発生するX線変換材52とから構成されている。尚、ターゲット試料51自身をX線変換材52とみなしてもよい。
本実施形態では、ターゲット部50は、さらに、試料支持軸53と巻取り軸54とを具備している。試料支持軸53にテープ状に形成されたターゲット試料51が巻きつけられ、巻取り軸54がそのテープ状のターゲット試料51を巻き取るように構成されている。また、ターゲット試料51は、軸外し放物面ミラー44の焦点を通るように試料支持軸53と巻取り軸54とに張設されている。
ターゲット試料51に軸外し放物面ミラー44により集光された主レーザ光が照射されると、高エネルギー電子が発生する。そして、この高エネルギー電子とX線変換材52との相互作用により、X線変換材52から高エネルギーX線が発生する。
ターゲット試料51は、パルス状の主レーザ光により高エネルギー電子を生成させることができるものであれば材質は特に限定されない。ターゲット試料51としては、例えば金属やプラスチックなどであってもよいが、ターゲット試料51自身をX線変換材52とみなして直接X線を発生させる場合、より原子番号の大きい原子からなるものが好ましい。より原子番号の大きい原子からなるものを用いると、制動放射によってより多くの高エネルギーX線が発生する。例えば、銅やタンタルテープなどを好適に用いることができる。また、ターゲット試料51の形状についても、パルス状のレーザ光により高エネルギー電子を生成させることができるものであれば特に限定されない。
ここで、傾斜角度センサ48による副レーザ光の傾斜角度の検出について図5を用いて詳細に説明する。図5は、傾斜角度センサに入射する副レーザ光を示す概略図及び位置センサにより計測された副レーザ光の位置を示す概略図である。
図5(a)は、位置センサ47及び平凸レンズ46をY軸方向から見たX−Z平面の平面図である。同図に示すように、平凸レンズ46は、位置センサ47の受光面の所定位置Oに焦点が合わされて配設され、副レーザ光が位置センサ47の受光面の法線に対して傾斜している。
このときの副レーザ光と法線とが成す傾斜角度θは、次のように検出される。まず、位置センサ47の受光面における集光点Iの位置と受光面の所定位置Oとの差をX成分について計算する。すなわち、図5(c)に示すように差δを計算する。ここで、平凸レンズ46の焦点距離をfとすると、δ=f×θという関係が成立する。よって、X−Z平面における法線と副レーザ光とが成す傾斜角度θを検出することができる。
Y−Z平面における法線と副レーザ光とが成す傾斜角度θも同様に算出することができる。図5(b)は、位置センサ47及び平凸レンズ46をX軸方向から見たY−Z平面の平面図である。同図に示すように、平凸レンズ46は、位置センサ47の受光面の所定位置Oに焦点が合わされて配設され、副レーザ光が位置センサ47の受光面の法線に対して傾斜している。
このときの副レーザ光と法線とが成す傾斜角度θは、次のように検出される。まず、位置センサ47の受光面における集光点Iの位置と受光面の所定位置Oとの差をY成分について計算する。すなわち、図5(c)に示すように差δを計算する。ここで、平凸レンズ46の焦点距離をfとすると、δ=f×θという関係が成立する。よって、Y−Z平面における法線と副レーザ光とが成す傾斜角度θを算出することができる。
次に、CCDカメラ49による副レーザ光のその光軸回りの回転角度の検出について図6を用いて詳細に説明する。図6(a)は整形マスクの正面図、同図(b)は回転角度センサに入射する副レーザ光の像を示す概略図である。ここでは、貫通孔の一例として円形開口を示したが、パターン認識が容易に行える形状であればこれに限定されない。
図6(a)に示すように、整形マスク16には、第1貫通孔17と第2貫通孔18とが設けられており、これらの貫通孔の中心を結ぶ直線を基準線Laとする。副レーザ光がこれらの第1貫通孔17及び第2貫通孔18を通過して2つに分割され、その光軸回りに回転しないならば、カメラレンズでこれら第1貫通孔17及び第2貫通孔18へピントを合わせた状態においてCCDカメラ49で撮像される2つの副レーザ光の像は、第1貫通孔17と第2貫通孔18の位置関係を保ったまま観測されるはずである。
しかしながら、副レーザ光が導光管群20や光学系L1、L2を経由する際にその光軸回りに回転したとすると、図6(b)に示すように、2つの副レーザ光の像である第1の像61と第2の像62とが観測される。すなわち、基準線La上の第1の像61と、基準線Laからずれた第2の像62とがCCDカメラ49に撮像されている。よって、第1の像61と第2の像62とを結ぶ直線Lbと基準線Laとの成す角を求めれば、副レーザ光の回転角度を検出し得る。
具体的には、CCDカメラ49により撮像した画像データを画像認識処理を用いて回転角度αを検出する。図7は、回転角度を検出する画像認識処理を説明する図である。まず、図7(a)に示すように、第1の像61と同形状の第1画像パターン71で画像データ60をスキャンする。このとき、画像データ60中の各位置ごとに、第1画像パターン71と画像データ60との輝度の差を算出する。これにより、その輝度の差が最も小さいときの位置に第1の像61がある、ということが認識される。
次に、図7(b)に示すように、第2の像62と同形状の第2画像パターン72を、画像データ60中に認識された第1の像61の回りに基準線Laから回動させる。この回動する際の各位置ごとに、第2画像パターン72と画像データ60との輝度の差を算出する。これにより、その輝度の差が最も小さいときの位置に第2の像62がある、ということが認識される。よって、このときの第2の像62を回動させた角度が副レーザ光のその光軸回りの回転角度αとなる。
以上のように、傾斜角度センサ48から副レーザ光の傾斜角度θ及びθが検出され、CCDカメラ49から副レーザ光のその光軸回りの回転角度αが検出される。
制御装置は、これらの傾斜角度θ、θ及び回転角度αと最適傾斜角度データとに基づいて、軸外し放物面ミラー44の焦点に主レーザ光が常に集光されるようにステアリングミラー41の姿勢を制御する。
ここで最適傾斜角度データとは、軸外し放物面ミラー44の焦点に主レーザ光が集光されたときにおける副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度を回転角度ごとに定めたものである。最適傾斜角度データは、次のように作成される。
まず、軸外し放物面ミラー44の焦点近傍に、ターゲット部50に代えて対物レンズとCCDカメラを配置し、対物レンズを介してCCDカメラで受光した主レーザ光の像を表示する表示装置(図示せず)を準備する。次に、表示装置に表示された主レーザ光の像が最小になるようにステアリングミラー41の角度を調節する。なお、主レーザ光の像が最小になったか否かは、目視により判断してもよいし、既知の画像認識処理により行うこともできる。
次に、主レーザ光の像が最小になったときにおける、傾斜角度センサ48で検出した副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度θ、θを、CCDカメラ49で検出した副レーザ光の回転角度αに対応付けて記録する。以降、副レーザ光をその光軸回りに回動させ、その都度、最適傾斜角度θ、θをその回転角度αに対応付けて記録する。このように最適傾斜角度θ、θを回転角度αに対応付けたものを最適傾斜角度データとする。
本実施形態では、回転角度αが0、45、90、135、180、225、270、315、360度である場合について最適傾斜角度θ、θ(mrad)を測定し、記録した。これらの回転角度と最適傾斜角度θとプロットしたグラフを図8に示す。
図8には、実験により得られた各回転角度における最適傾斜角度θの実測値を四角と三角の点で表してある。また、周期は2π(rad)であるので、回転角度αを変数とするフーリエ級数を求め、これを折れ線グラフとして示してある。これにより実測の回転角度以外の回転角度についても最適傾斜角度θが示されている。なお、各回転角度における最適傾斜角度θは一定の値ではなく、変動していることがわかる。このことは、収差を含む主レーザ光を軸外し放物面ミラーに入射させる場合においては、回転角度も考慮しなければならないことを裏付けている。
同様に、各回転角度における最適傾斜角度θを作成する。各回転角度に対応する最適傾斜角度θ、θをプロットしたグラフを図9に示す。またフィティングで得られたフーリエ級数は以下のとおりである。
図示するように、例えば、回転角度が45度であるときの最適傾斜角度θは、約−0.6(mrad)であり、最適傾斜角度θは約0.05である。
制御装置は、図9に示したような最適傾斜角度データを用いてステアリングミラー41の姿勢を次のように制御する。
まず、制御装置は、CCDカメラ49から副レーザ光の回転角度を取得する。例えばこのときの回転角度が90度であるとする。次に、制御装置は、回転角度が90度に対応する最適傾斜角度θと最適傾斜角度θとを最適傾斜角度データから抽出する。これにより、最適傾斜角度θとして0(mrad)、最適傾斜角度θとして0.5(mrad)が抽出される。その後、制御装置は、傾斜角度センサ48から入力される傾斜角度θと傾斜角度θとが、それぞれ0(回転角度が90における最適傾斜角度θ)、0.5(回転角度が90における最適傾斜角度θ)となるように、ステアリングミラー41の姿勢を制御する。
このような制御により、副レーザ光が最適傾斜角度をもって傾斜角度センサ48に入射すると、主レーザ光は、その最適傾斜角度で軸外し放物面ミラー44に入射する。この結果、主レーザ光は、軸外し放物面ミラー44の焦点に収差なく集光する。
以上に説明したように、高エネルギーX線発生装置では、レーザ光照射装置10から主レーザ光及び副レーザ光が導光管群20を介してX線発生部30に導かれる。そして、X線発生部30では副レーザ光の傾斜角度及び回転角度を検出し、主レーザ光を軸外し放物面ミラー44の焦点に集光するように制御する。これにより、遠隔の狭隘部等に主レーザ光を導くべく各導光管21を回動させることにより主レーザ光が回転しても、主レーザ光を確実に集光し、常に高エネルギーの主レーザ光をターゲット部50に照射することができる。これにより、レーザ光照射装置10から導光管群20を介して遠隔の位置に高エネルギーX線を確実に照射し得る高エネルギーX線発生装置が提供される。
なお、高エネルギーX線を照射する場合のみならず、ターゲット部50を適宜構成することにより、種々の高エネルギー粒子を照射し得る高エネルギー粒子発生装置が提供される。例えば、高エネルギーのイオンビームを発生させる高エネルギーイオンビーム発生装置を構成してもよい。このようなイオンビームは癌治療への応用が期待されている。一般に、強度1018W/cm以上の高エネルギーのパルスレーザを、厚さ数μmの薄膜に照射すると、薄膜裏面(レーザ光照射面の裏面)の法線方向に指向性を有する数MeVから数十MeVの高エネルギーのイオンビームが発生することが知られている。そこで本発明のターゲット部50を、例えばプラスチックなどの薄膜が主レーザ光に照射されるように構成することで、高エネルギーのイオンビームを発生させる高エネルギーイオン発生装置が得られる。
また、本発明の集光部40は、軸外し放物面ミラー44の焦点に光源からのレーザ光を確実に集光し得る集光装置として有用なものである。
本発明は、X線を利用して非破壊検査を行う産業分野や、イオンビームを利用して癌治療に用いる産業分野で有効に利用し得る。
本発明の実施形態に係る高エネルギーX線発生装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るレーザ光照射装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る導光管群の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るX線発生部の概略構成図である。 傾斜角度センサに入射する副レーザ光を示す概略図及び位置センサにより計測された副レーザ光の位置を示す概略図である。 整形マスクの正面図及び回転角度センサに入射する副レーザ光の像を示す概略図である。 回転角度を検出する画像認識処理を説明する図である。 回転角度と最適傾斜角度θとプロットしたグラフである。 各回転角度に対応する最適傾斜角度θ、θをプロットしたグラフである。 従来技術に係るX線発生部の構成を説明する概略平面図である。 軸外し放物面ミラーに入射する主レーザ光とその像との関係を示す概略図である。 Seidelの5収差を示す図である。 収差に対応する主レーザ光の波面形状を示す図である。 主レーザ光と収差とを説明する図である。 軸外し放物面ミラーに入射する主レーザ光とその像との関係を示す概略図である。
符号の説明
10 レーザ光照射装置
11 主レーザ光源
12 副レーザ光源
13 ビームエキスパンダ
14 ダイクロイックミラー
15 副レーザ光用ミラー
16 整形マスク
17 第1貫通孔
18 第2貫通孔
19 合成像
20 導光管群
21 導光管
22 導光管ミラー
23 ベアリング
24 基台
25 ミラー
26 ウェイト
30 X線発生部
40 集光部
41 ステアリングミラー
42 ダイクロイックミラー
43 折り返しミラー
44 軸外し放物面ミラー
45 ハーフミラー
46 平凸レンズ
47 位置センサ
48 傾斜角度センサ
49 CCDカメラ
50 ターゲット部
51 ターゲット試料
52 X線変換材
53 試料支持軸
54 巻き取り軸
60 画像データ
61 第1の像
62 第2の像
71 第1画像パターン
72 第2画像パターン
100 X線発生部
101 ターゲット
102 傾斜角度センサ
103 ステアリングミラー
104 ダイクロイックミラー
105 折り返しミラー
106 軸外し放物面ミラー
107 平凸レンズ
108 位置センサ

Claims (9)

  1. パルス状の主レーザ光及び当該主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光を照射するレーザ光源と、
    前記主レーザ光及び副レーザ光を前記レーザ光源から遠隔の位置に導く導光手段と、
    前記導光手段からの前記主レーザ光及び前記副レーザ光を任意の角度に反射し得るように回動自在に構成された角度調整用ミラーと、
    前記角度調整用ミラーから前記主レーザ光が入射される軸外し放物面ミラーと、
    前記軸外し放物面ミラーにより集光された前記主レーザ光が照射されて高エネルギー粒子を発生させるターゲットと、
    前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光を受光面に受光すると共に当該副レーザ光の光軸と当該受光面の法線とが成す傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、
    前記導光手段に入射する前における前記副レーザ光を基準として、前記角度調整用ミラーから受光した前記副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出する回転角度検出手段と、
    前記軸外し放物面ミラーの焦点に前記主レーザ光が集光されたときにおける前記副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度を前記回転角度ごとに定めた最適傾斜角度データが予め設定された制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記回転角度検出手段より前記副レーザ光の回転角度を取得し、当該回転角度に対応する副レーザ光の最適傾斜角度を前記最適傾斜角度データから抽出し、当該最適傾斜角度で前記副レーザ光が前記傾斜角度検出手段に受光されるように前記角度調整用ミラーを回動させることを特徴とする高エネルギー粒子発生装置。
  2. 請求項1に記載する高エネルギー粒子発生装置において、
    前記最適傾斜角度データは、前記軸外し放物面ミラーの焦点近傍で前記主レーザ光の像を画像データとして取得し、前記主レーザ光が一点に結像した画像データが得られるように前記角度調整用ミラーの角度を調整し、このときの前記傾斜角度を前記回転角度に対応付けて作成したものである
    ことを特徴とする高エネルギー粒子発生装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する高エネルギー粒子発生装置において、
    前記傾斜角度検出手段は、前記副レーザ光の前記受光面における像の位置と前記受光面の所定位置との差を算出するとともに、当該所定位置に焦点が合わされたレンズを介して前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光が照射されるように構成され、前記差と前記レンズの焦点距離から前記傾斜角度を算出する
    ことを特徴とする高エネルギー粒子発生装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載する高エネルギー粒子発生装置において、
    前記レーザ光源と前記導光手段との間に配設された第1貫通孔及び第2貫通孔を有する整形マスクを具備し、
    前記副レーザ光は、前記第1貫通孔及び第2貫通孔を通過することにより2つに分割され、
    前記回転角度検出手段は、2つに分かれた前記副レーザ光の像である第1の像及び第2の像を受光すると共に、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とを結ぶ直線を基準線とし、前記第1の像を中心として前記第2の像の前記基準線からの角度を前記回転角度として算出する
    ことを特徴とする高エネルギー粒子発生装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載する高エネルギー粒子発生装置において、
    前記ターゲットは、前記主レーザ光が入射されて高エネルギー電子を発生するターゲット試料と、当該高エネルギー電子との相互作用により高エネルギーX線を発生するX線変換材とから構成されている
    ことを特徴とする高エネルギー粒子発生装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載する高エネルギー粒子発生装置において、
    前記導光手段は、折曲部を有する複数の導光管がベアリングを介して相互に回動自在に接続され、
    前記各導光管の折曲部には、入射した主レーザ光及び副レーザ光を導光管の折れ曲がる方向に反射させるミラーが配設されている
    ことを特徴とする高エネルギー粒子発生装置。
  7. レーザ光源からのパルス状の主レーザ光及び当該主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光が導光手段を介して入射されると共に、これらの主レーザ光及び副レーザ光を任意の角度に反射し得るように回動自在に構成された角度調整用ミラーと、
    前記角度調整用ミラーから前記主レーザ光が入射されてその焦点に前記主レーザ光を集光する軸外し放物面ミラーと、
    前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光を受光面に受光すると共に当該副レーザ光の光軸と当該受光面とが成す傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、
    前記導光手段に入射する前における前記副レーザ光を基準として、前記角度調整用ミラーから受光した前記副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出する回転角度検出手段と、
    前記軸外し放物面ミラーの焦点に前記主レーザ光が集光されたときにおける前記副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度を前記回転角度ごとに定めた最適傾斜角度データが予め設定された制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記回転角度検出手段より前記副レーザ光の回転角度を取得し、当該回転角度に対応する副レーザ光の最適傾斜角度を前記最適傾斜角度データから抽出し、当該最適傾斜角度で前記副レーザ光が前記傾斜角度検出手段に受光されるように前記角度調整用ミラーを回動させることを特徴とする集光装置。
  8. パルス状の主レーザ光及び当該主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光を照射するレーザ光源と、
    前記主レーザ光及び副レーザ光を前記レーザ光源から遠隔の位置に導く導光手段と、
    前記導光手段からの前記主レーザ光及び前記副レーザ光を任意の角度に反射し得るように回動自在に構成された角度調整用ミラーと、
    前記角度調整用ミラーから前記主レーザ光が入射される軸外し放物面ミラーと、
    前記軸外し放物面ミラーにより集光された前記主レーザ光が照射されて高エネルギー粒子を発生させるターゲットと、
    前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光を受光面に受光すると共に当該副レーザ光の光軸と当該受光面の法線とが成す傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、
    前記導光手段に入射する前における前記副レーザ光を基準として、前記角度調整用ミラーから受光した前記副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出する回転角度検出手段とを備える高エネルギー粒子発生装置を用いた高エネルギー粒子発生方法であって、
    前記軸外し放物面ミラーの焦点に前記主レーザ光が集光されたときにおける前記副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度を前記回転角度ごとに定めた最適傾斜角度データを求める工程と、
    前記回転角度検出手段より前記副レーザ光の回転角度を取得し、当該回転角度に対応する副レーザ光の最適傾斜角度を前記最適傾斜角度データから抽出し、当該最適傾斜角度で前記副レーザ光が前記傾斜角度検出手段に受光されるように前記角度調整用ミラーを回動させる工程とを備える
    ことを特徴とする高エネルギー粒子発生方法。
  9. レーザ光源からのパルス状の主レーザ光及び当該主レーザ光と光軸を共有する副レーザ光が導光手段を介して入射されると共に、これらの主レーザ光及び副レーザ光を任意の角度に反射し得るように回動自在に構成された角度調整用ミラーと、
    前記角度調整用ミラーから前記主レーザ光が入射されてその焦点に前記主レーザ光を集光する軸外し放物面ミラーと、
    前記角度調整用ミラーから前記副レーザ光を受光面に受光すると共に当該副レーザ光の光軸と当該受光面とが成す傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、
    前記導光手段に入射する前における前記副レーザ光を基準として、前記角度調整用ミラーから受光した前記副レーザ光のその光軸回りの回転角度を検出する回転角度検出手段とを備える集光装置を用いた集光方法であって、
    前記軸外し放物面ミラーの焦点に前記主レーザ光が集光されたときにおける前記副レーザ光の傾斜角度である最適傾斜角度を前記回転角度ごとに定めた最適傾斜角度データを求める工程と、
    前記回転角度検出手段より前記副レーザ光の回転角度を取得し、当該回転角度に対応する副レーザ光の最適傾斜角度を前記最適傾斜角度データから抽出し、当該最適傾斜角度で前記副レーザ光が前記傾斜角度検出手段に受光されるように前記角度調整用ミラーを回動させる工程とを具備する
    ことを特徴とする集光方法。
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