JP2009298618A - 有機化合物改質装置及び改質方法 - Google Patents

有機化合物改質装置及び改質方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009298618A
JP2009298618A JP2008152904A JP2008152904A JP2009298618A JP 2009298618 A JP2009298618 A JP 2009298618A JP 2008152904 A JP2008152904 A JP 2008152904A JP 2008152904 A JP2008152904 A JP 2008152904A JP 2009298618 A JP2009298618 A JP 2009298618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
reforming
organic compound
combustion
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008152904A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritaka Nakamura
至高 中村
Yukitaka Hamada
行貴 濱田
Hiroaki Ohara
宏明 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2008152904A priority Critical patent/JP2009298618A/ja
Publication of JP2009298618A publication Critical patent/JP2009298618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

【課題】触媒に炭素が析出することによる有価ガスの製造能率の低下を抑制することが可能な有機化合物改質装置及び改質方法を提供する。
【解決手段】内部に触媒が収容され、グリセリンと、水蒸気、酸素もしくは空気、水素のいずれか一部もしくは全てを含む反応用ガスとの間で上記触媒を用いて反応を生じさせ、グリセリンを改質する改質反応器2と、上記反応により表面に炭素が析出した触媒を改質反応器2から取り出す触媒取出ライン3と、触媒取出ライン3により取り出された触媒に析出した炭素を燃焼させる燃焼器4と、燃焼器4により炭素が燃焼した触媒を改質反応器2に再び導入する触媒導入ライン5とを備えるという構成を採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機化合物改質装置および改質方法に関するものである。
近年、ガソリン、メタノール、エタノール、グリセリン、高級炭化水素などの有機化合物を改質して、燃料電池用などの用途に使用する水素等の有価ガスを製造することがなされている。このような、有機化合物を改質する有機化合物改質装置においては、内部に触媒が収容された改質反応器を用いて、改質反応器内部を所定の高温雰囲気にし、有機化合物を水蒸気改質や部分酸化改質等する構成を有している。
ところで、有機化合物改質装置においては、有機化合物の炭素が上記高温雰囲気により熱分解して触媒の表面に析出することにより、上記改質反応の反応速度が低下してしまうという問題があった。
そこで、下記の特許文献1には、有機化合物の熱分解の起こらない低温雰囲気で改質を行い、その後に高温雰囲気で改質を行うことにより触媒の表面に炭素が析出することを抑制する改質ガス製造装置の運転方法が開示されている。
特開2004−217505号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、有機化合物を改質する際に、始めに低温雰囲気で改質を行わなければならず、従来の高温雰囲気のみの改質に比べて、改質反応の反応速度が遅くなり、有価ガスの製造能率が低下するという懸念がある。また、特許文献1では、実験は、温度制御の行い易いマイクロリアクターが用いられており、通常使用される改質反応器において同様の温度制御を行うことができるかは不満がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、触媒に炭素が析出することによる有価ガスの製造能率の低下を抑制することが可能な有機化合物改質装置及び改質方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、内部に触媒が収容され、有機化合物と、水蒸気、酸素もしくは空気、水素のいずれか一部もしくは全てを含む反応用ガスとの間で上記触媒を用いて反応を生じさせ、上記有機化合物を改質する改質反応器と、上記反応により表面に炭素が析出した上記触媒を上記改質反応器から取り出す取出部と、上記取出部により取り出された上記触媒に析出した炭素を燃焼させる燃焼部と、上記燃焼部により上記炭素が燃焼した上記触媒を上記改質反応器に再び導入する導入部と、を備えることを特徴とする有機化合物改質装置を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、改質反応器内において、触媒の作用により有機化合物と反応用ガスとの間で反応が生じる。具体的には、有機化合物と水蒸気との間の水蒸気改質反応、有機化合物と酸素もしくは空気との間の部分酸化改質反応もしくは完全酸化改質反応、有機化合物と水素との間の熱分解改質反応のいずれか一部、もしくは全てが生じる。これらの反応を経て有機化合物が改質され、水素、一酸化炭素、二酸化炭素等の有価ガスに転換することができる。
また、上記改質反応を行う高温雰囲気において熱分解により触媒の表面に析出された炭素は、析出した触媒と共に改質反応器から取り出され、燃焼部により燃焼される。該燃焼により炭素は、空気に含まれる酸素と酸化反応して一酸化炭素、二酸化炭素等となり触媒の表面から除去される。そして、炭素が除去され本来の触媒機能が再生された触媒は、再び改質反応器に導入されて、上記改質反応に用いられる。
さらに、炭素を除去するための燃焼により触媒自体が昇温されており、昇温された触媒が改質反応器に導入されることにより、改質反応器の熱源として用いることができる。例えば、水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、該吸熱反応に伴う改質反応器内部の高温雰囲気の温度低下を補う熱源として利用することができる。
また、本発明では、上記触媒を、上記改質反応器、上記取出部、上記燃焼部、上記導入部で順次連続的に循環させるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、熱分解により触媒の表面に析出した炭素を、順次改質反応器から取り出して再生した後、再び改質反応器に導入させる連続的な循環処理により、改質反応の反応速度の低下を招く事なく有機化合物改質装置の長時間の連続運転が可能となる。
また、本発明では、上記導入部は、上記燃焼により生じた燃焼排ガスと、上記触媒とを遠心力を利用して分離する分離部を備えるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、再生された触媒と共に、燃焼排ガスが改質反応器に導入されることを抑制することができる。
また、本発明では、上記導入部は、上記触媒を、上記改質反応器に収容された触媒層の表面より下方に導入する管部を備えるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、改質反応により生じた有価ガスが導入部に流入してしまうことを抑制することができる。
また、本発明では、上記有機化合物と同一材料の有機化合物を、上記燃焼部に導入するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、改質対象である有機化合物と同一材料の有機化合物を空気と共に燃焼させることで熱を得て、燃焼部の温度制御あるいは改質反応器の改質反応の高温雰囲気を維持する熱源として寄与させることが可能となる。
また、本発明では、上記燃焼により生じた燃焼排ガスの熱を用いて、上記反応用ガスの予熱を行う予熱装置を備えるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、反応用ガスの予熱を行うために外部から供給する熱を削減できる。または、予熱用の熱源を不要とすることができる。
また、本発明では、上記燃焼により生じた燃焼排ガスの熱を用いて、上記燃焼のために上記燃焼部に導入される空気の予熱を行う第2予熱装置を備えるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、燃焼のため導入される空気の予熱を行うために外部から供給する熱を削減できる。または、予熱用の熱源を不要とすることができる。
また、本発明では、上記反応後に生じた改質後ガスの熱を用いて、上記燃焼のために上記燃焼部に導入される空気の予熱を行う第3予熱装置を備えるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、上記の改質反応は例えば数百℃といった高温で進行するため、相当の高温の改質後ガスが改質反応器から排出される。したがって、改質後ガスの熱を用いることにより、燃焼のため導入される空気の予熱を行うために外部から供給する熱を削減できる。または、予熱用の熱源を不要とすることができる。
また、本発明では、上記触媒が、貴金属を担持させた酸化物触媒であるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、貴金属を担持させた酸化物触媒を用いることで炭素の析出を抑制することができる。
また、本発明では、上記反応後に生じた改質後ガス中に含まれる水素ガスの一部が上記改質反応器に上記反応用ガスの少なくとも一部として供給されるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、自身が生成した水素ガスを再利用して有機化合物の熱分解改質反応に寄与させることができる。
また、本発明では、上記燃焼により生じた燃焼排ガスの熱を利用して、上記改質反応器を加熱する加熱装置を備えるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、燃焼排ガスの熱を改質反応器の熱源として用いることができる。例えば、水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、該吸熱反応に伴う改質反応器内部の高温雰囲気の温度低下を補う熱源として利用することができる。
また、本発明では、内部に触媒が収容される改質反応器において、有機化合物と、水蒸気、酸素もしくは空気、水素のいずれか一部もしくは全てを含む反応用ガスとの間で上記触媒を用いて反応を生じさせ、上記有機化合物を改質する改質反応工程と、上記反応により表面に炭素が析出した上記触媒を上記改質反応器から取り出す取出工程と、上記取出部により取り出された上記触媒に析出した炭素を燃焼させる燃焼工程と、上記燃焼部により上記炭素が燃焼した上記触媒を上記改質反応器に再び導入する導入工程とを備えるという構成を採用する。
本発明によれば、内部に触媒が収容され、有機化合物と、水蒸気、酸素もしくは空気、水素のいずれか一部もしくは全てを含む反応用ガスとの間で上記触媒を用いて反応を生じさせ、上記有機化合物を改質する改質反応器と、上記反応により表面に炭素が析出した上記触媒を上記改質反応器から取り出す取出部と、上記取出部により取り出された上記触媒に析出した炭素を燃焼させる燃焼部と、上記燃焼部により上記炭素が燃焼した上記触媒を上記改質反応器に再び導入する導入部とを備えるという構成を採用することによって、改質反応器内において、触媒の作用により有機化合物と反応用ガスとの間で反応が生じる。具体的には、有機化合物と水蒸気との間の水蒸気改質反応、有機化合物と酸素もしくは空気との間の部分酸化改質反応もしくは完全酸化改質反応、有機化合物と水素との間の熱分解改質反応のいずれか一部、もしくは全てが生じる。これらの反応を経て有機化合物が改質され、水素、一酸化炭素、二酸化炭素等の有価ガスに転換することができる。
また、上記改質反応を行う高温雰囲気において熱分解により触媒の表面に析出された炭素は、析出した触媒と共に改質反応器から取り出され、燃焼部により燃焼される。該燃焼により炭素は、空気に含まれる酸素と酸化反応して一酸化炭素、二酸化炭素等となり触媒の表面から除去される。そして、炭素が除去され本来の触媒機能が再生された触媒は、再び改質反応器に導入されて、上記改質反応に用いられる。
さらに、炭素を除去するための燃焼により触媒自体が昇温されており、昇温された触媒が改質反応器に導入されることにより、改質反応器の熱源として用いることができる。例えば、水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、該吸熱反応に伴う改質反応器内部の高温雰囲気の温度低下を補う熱源として利用することができる。
したがって、本発明では、熱分解が起こる高温雰囲気により改質反応を行い触媒の表面に炭素が析出したとしても、析出した炭素を除去して触媒を再生することが可能となるため、触媒に炭素が析出することによる有価ガスの製造能率の低下を抑制することができる効果がある。
以下、本発明の実施形態の有機化合物改質装置および改質方法について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、改質対象である原料の有機化合物がグリセリンの場合について説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のグリセリン改質装置(有機化合物改質装置)1および改質方法について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のグリセリン改質装置1の概略構成図である。
第1実施形態のグリセリン改質装置1は、図1に示すように、改質反応器2と、触媒取出ライン(取出部)3と、燃焼器(燃焼部)4と、触媒導入ライン(導入部)5と、ガス精製器6と、を概略備えている。改質反応器2の底面には、原料導入配管21が接続され、改質反応器2の底面に、原料のグリセリンと、水蒸気、空気(もしくは酸素)、水素ガスの反応用ガスとがそれぞれ供給される。なお、グリセリンの沸点は290℃程度であり、グリセリンは液体状で供給しても良いし、グリセリン蒸気の状態で供給しても良い。
改質反応器2での改質反応温度は、使用する触媒によって異なるが、200℃〜900℃に調整されている。改質反応器2の内部では、グリセリンと上記の反応用ガスにより、グリセリンの水蒸気改質反応(下記の反応式(1))、部分酸化改質反応(下記の反応式(2))、完全酸化改質反応(下記の反応式(3))の3種類の改質反応が同時に生じ、さらに上記高温雰囲気により熱分解改質反応が生じる。
このような改質反応及び熱分解によりグリセリンと上記反応用ガスが水素、一酸化炭素、二酸化炭素を含む改質後ガスに変換される。なお、空気(もしくは酸素)の供給量によっては部分酸化改質反応のみが起こり、完全酸化改質反応が起こらない場合もあるが、それでも差し支えない。
(OH)+HO → 5H+2CO+CO …(1)
(OH)+2O → 4HO+3CO …(2)
2C(OH)+7O → 8HO+6CO …(3)
上記の改質反応には触媒が必要であるため、改質反応器2内には触媒が収容され、触媒層9が形成されている。ここで用いる触媒としては、例えばNi/Al、Rh/CeO/Al、Ni/MgO、Rh/Pt/CeO、Ru/Yなどを用いることができる。ただし、グリセリンの改質を行う際には、改質反応及び熱分解に起因した触媒上への炭素析出による劣化が一つの問題となっている。したがって、炭素析出が生じにくい触媒として、Pt,Pd,Rh等の貴金属を担持させたMgO触媒(貴金属/MgO触媒)、NiとMgOの固溶体であるNi−MgO触媒、貴金属/MgO触媒とNi−MgO触媒の物理混合触媒などを用いることが望ましい。また、改質反応器2は、触媒反応を効率良く進めるため、触媒層9を流動化する移動層、気泡流動層もしくは高速流動層の形態を取るようにするのが望ましい。
改質反応器2とガス精製器6とは改質後ガス輸送配管22で接続されており、改質後ガスは、改質後ガス輸送配管22を介して改質反応器2の頂部から排出され、ガス精製器6に導入される。ガス精製器6は、周知のものが使用可能である。ガス精製器6により例えば改質後ガスに含まれる一酸化炭素、二酸化炭素等を吸着除去し、高純度の水素ガスを得ることができる。バイオディーゼル燃料の製造時に用いる油脂原料によっては副生グリセリンにアルカリが含まれ、改質後ガス中にもアルカリが含まれる場合もある。その場合、ガス精製器6がアルカリを除去する機能を有していれば、アルカリフリーの高純度の有価ガスを得ることができる。アルカリの除去方法としては、フィルタ方式、スプレー洗浄方式、溶媒吸収方式等を用いることができる。
なお、ガス精製器6から導出された水素ガス排出配管61を分岐させて、分岐させた一端を原料導入配管21と合流させ、水素を含むリサイクルガスとして改質反応器2の底面に供給する構成であっても良い。これにより、グリセリンの改質反応によって得られた水素ガスの一部が改質反応器2内に供給され、改質反応に再利用される。すなわち、改質反応器2内に上記の原料とともに水素が導入されることによって、上記の水蒸気改質反応、部分酸化改質反応、完全酸化改質反応の他、水素化によるグリセリンの分解反応が生じる。
改質反応器2の内部では水蒸気改質反応と部分酸化改質反応が主たる反応となるが、水蒸気改質反応は吸熱反応であり、部分酸化改質反応は発熱反応である。また、部分酸化改質反応の反応速度は水蒸気改質反応の反応速度に比べて十分に速い。したがって、改質反応器2内に導入されたグリセリンの一部と酸素とが部分酸化改質反応を起こすことにより水蒸気改質反応に必要な熱が生じ、この熱によって水蒸気改質反応が進行することになる。したがって、部分酸化改質反応に寄与する空気(もしくは酸素)の供給量を調整することによって、水蒸気改質反応と部分酸化改質反応の割合を調整でき、吸熱反応と発熱反応の熱収支バランスを変えることで改質反応器2内の温度を200℃〜900℃に制御することができる。
触媒取出ライン3は、上記改質反応を行う高温雰囲気において熱分解により表面に炭素が析出した触媒を改質反応器2から取り出すものであり、改質反応器2と燃焼器4との間に設けられ、該両者を繋ぐものである。このような触媒取出ライン3は、改質反応器2から燃焼器4に向かってラインを傾斜させることで改質反応器2から触媒を自重により取り出す構成であっても良いし、周知のフィーダやコンベヤ等の搬送装置を用いる構成であっても良い。
燃焼器4は、触媒取出ライン3により取り出された触媒を燃焼させることにより、触媒の表面に析出した炭素を除去するものであり、燃焼を効率良く進めるため、触媒を流動化する移動層、気泡流動層もしくは高速流動層の形態を取るようにするのが望ましい。このような燃焼器4の底面には、燃焼のための空気を供給する空気供給配管41が接続され、また、その側面及び底面には補助燃料配管42が接続され、さらに、頂部から燃焼排ガスを排出する燃焼排ガス配管43が接続される。補助燃料配管42は、補助燃料を燃焼器4に供給することで燃焼器4の熱量を調整するものであり、その補助燃料は改質対象であるグリセリンを用いるのが望ましい。なお、グリセリンは液体状で供給しても良いし、グリセリン蒸気の状態で供給しても良い。また、補助燃料配管42により、グリセリン改質装置1の改質運転時や、改質反応の水蒸気改質反応による吸熱による温度低下に応じて適宜供給することで、燃焼器4内の温度を調整することが可能となる。
燃焼器4の内部では、触媒取出ライン3から導入される触媒が、空気供給配管41から供給される空気と共に燃焼される。該燃焼により炭素は、空気に含まれる酸素と酸化反応して一酸化炭素、二酸化炭素等となり触媒の表面から除去される。なお、燃焼器4による燃焼が不足している場合には、補助燃料配管42によりグリセリンを供給するのが望ましい。
触媒導入ライン5は、上記燃焼により表面から炭素が除去された触媒を改質反応器2に導入するものであり、改質反応器2と燃焼器4との間に設けられ、該両者を繋ぐものである。このような触媒導入ライン5は、燃焼器4から改質反応器2に向かってラインを傾斜させることで改質反応器2に触媒を自重により導入する構成であっても良いし、周知のフィーダやコンベヤ等の搬送装置を用いる構成であっても良い。
したがって、上述の第1実施形態によれば、内部に触媒が収容され、グリセリンと、水蒸気、酸素もしくは空気、水素のいずれか一部もしくは全てを含む反応用ガスとの間で上記触媒を用いて反応を生じさせ、グリセリンを改質する改質反応器2と、上記反応により表面に炭素が析出した触媒を改質反応器2から取り出す触媒取出ライン3と、触媒取出ライン3により取り出された触媒に析出した炭素を燃焼させる燃焼器4と、燃焼器4により炭素が燃焼した触媒を改質反応器2に再び導入する触媒導入ライン5とを備えるという構成を採用することによって、改質反応器2内において、触媒の作用によりグリセリンと反応用ガスとの間で反応が生じる。具体的には、グリセリンと水蒸気との間の水蒸気改質反応、グリセリンと酸素もしくは空気との間の部分酸化改質反応もしくは完全酸化改質反応、グリセリンの水素化による分解改質反応のいずれか一部、もしくは全てが生じる。これらの反応を経てグリセリンが改質され、水素、一酸化炭素、二酸化炭素等の有価ガスに転換することができる。
また、上記改質反応を行う高温雰囲気において熱分解により触媒の表面に析出された炭素は、析出した触媒と共に改質反応器2から取り出され、燃焼器4により燃焼される。該燃焼により炭素は、空気に含まれる酸素と酸化反応して一酸化炭素、二酸化炭素等となり触媒の表面から除去される。そして、炭素が除去され本来の触媒機能が再生された触媒は、再び改質反応器2に導入されて、上記改質反応に用いられる。
さらに、炭素を除去するための燃焼により触媒自体が昇温されており、昇温された触媒が改質反応器2に導入されることにより、改質反応器2の熱源として用いることができる。例えば、水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、該吸熱反応に伴う改質反応器内部の高温雰囲気の温度低下を補う熱源として利用することができる。
したがって、本発明では、熱分解が起こる高温雰囲気により改質反応を行い触媒の表面に炭素が析出したとしても、析出した炭素を除去して触媒を再生することが可能となるため、触媒に炭素が析出することによる有価ガスの製造能率の低下を抑制することができる効果がある。
また、第1実施形態では、改質対象であるグリセリンと同一材料を、補助燃料配管42を介して燃焼器4に導入するという構成を採用することによって、改質対象と同一材料のグリセリンを空気と共に燃焼させることで熱を得て、燃焼器4の温度制御あるいは改質反応器2の改質反応の高温雰囲気を維持する熱源として寄与させることが可能となる。
また、第1実施形態では、触媒が、貴金属を担持させた酸化物触媒であるという構成を採用することによって、貴金属を担持させた酸化物触媒を用いることで炭素の析出を抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記反応後に生じた改質後ガス中に含まれる水素ガスの一部が改質反応器2に上記反応用ガスの少なくとも一部として供給されるという構成を採用することによって、自身が生成した水素ガスを再利用してグリセリンの熱分解改質反応に寄与させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態のグリセリン改質装置(有機化合物改質装置)1および改質方法について図2を参照して説明する。なお、第1実施形態と構成を同じくする部分の説明は割愛することとする。
図2は、本発明の第2実施形態のグリセリン改質装置1の概略構成図である。
第2実施形態のグリセリン改質装置1では、改質反応器2は、気泡流動層の形態を採用し、燃焼器4は高速流動層の形態を採用している。また、触媒取出ライン3は、一端が、触媒層9の上部に位置するように改質反応器2の側面に接続され、他端が、燃焼器4の底部近傍の側面に接続されて、一端から他端に向かうにつれて下方にラインを傾斜させることで改質反応器2から触媒を自重により取り出す構成を採用している。
触媒導入ライン5は、一端が燃焼器4の頂部近傍の側面と接続され、他端が分離器(分離部)52と接続される移送配管51と、移送配管51により移送される触媒及び燃焼排ガスを分離する分離器52と、分離器52により分離された触媒を改質反応器2に降下させる降下配管(管部)53とを備える構成を採用している。
分離器52は、外筒部52Aと内筒部52Bとからなり、移送配管51から外筒部52Aの内周面に対し接線方向に導入された触媒及び燃焼排ガスを遠心分離させ、燃焼排ガス及び粒径の小さい灰や粉砕された触媒等を内筒部52Bから排出して、粒径の大きい触媒を分離器52の底部に接続された降下配管53により降下させる構成となっている。
降下配管53は、鉛直下方に延びる配管であって、一端が分離器52の底部に接続され、他端が改質反応器2の頂部を挿通して触媒層9の表面より下方に位置する構成となっている。
続いて、第2実施形態におけるグリセリン改質装置1の動作について説明する。
先ず、改質反応器2内部において、グリセリンと反応ガスとの間で触媒を用いて反応を生じさせて、グリセリンを改質する。ここで、グリセリンの改質に伴い、触媒の表面に炭素が析出する。炭素が析出した触媒は、気泡流動層のバブリングの作用により改質反応器2内を流動し、触媒層9の上部から触媒取出ライン3により取り出される。
触媒取出ライン3により取り出された触媒は、燃焼器4の底部に導入される。燃焼器4に導入された触媒は、燃焼器4の底面に接続された空気供給配管41からの空気の流入により底部から頂部に向かう高速流動に伴って上昇しながら燃焼される。該燃焼により表面に析出した炭素は一酸化炭素、二酸化炭素等となり除去され、表面から炭素が除去された触媒は、燃焼により生じた燃焼排ガスと共に、移送配管51を介して分離器52に導入される。
分離器52に導入された触媒及び燃焼排ガスは、遠心分離により、気体と固体とに分離され、燃焼排ガス及び粒径の小さい灰や粉砕された触媒等が内筒部52Bから排出され、粒径の大きい触媒が分離器52の底部に接続された降下配管53に導入される。降下配管53に導入された触媒は、自重により下降して降下配管53の他端から改質反応器2内に導入される。ここで、降下配管53の他端が触媒層9の表面より下方に位置することから、グリセリンの改質によって発生する有価ガスが、降下配管53を介して流出することなく、改質後ガス輸送配管22を介してガス精製器6に輸送されることとなる。
したがって、上述の第2実施形態によれば、触媒を、改質反応器2、触媒取出ライン3、燃焼器4、触媒導入ライン5で順次連続的に循環させるという構成を採用することによって、熱分解により触媒の表面に析出した炭素を、順次改質反応器2から取り出して再生した後、再び改質反応器2に導入させる連続的な循環処理により、改質反応の反応速度の低下を招く事なくグリセリン改質装置1の長時間の連続運転が可能となる。
また、第2実施形態では、触媒導入ライン5は、燃焼により生じた燃焼排ガスと、触媒とを遠心力を利用して分離する分離器52を備えるという構成を採用することによって、再生された触媒と共に、燃焼排ガスが改質反応器2に導入されることを抑制することができる。
また、第2実施形態では、触媒導入ライン5は、触媒を、改質反応器2に収容された触媒層9の表面より下方に導入する降下配管53を備えるという構成を採用することによって、改質反応により生じた有価ガスが触媒導入ライン5に流入してしまうことを抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態のグリセリン改質装置1および改質方法について図3を参照して説明する。なお、上記実施形態と構成を同じくする部分の説明は割愛することとする。
図3は、本発明の第3実施形態のグリセリン改質装置1の概略構成図である。
第3実施形態のグリセリン改質装置1では、図3に示すように、改質反応器2を覆うジャケット(加熱装置)10と、原料導入配管21に設けられる第1熱交換器(予熱装置)11と、空気供給配管41に設けられる第2熱交換器(第2予熱装置、第3予熱装置)12と、燃焼排ガス配管43に設けられ、ジャケット10、第1熱交換器11及び第2熱交換器12のそれぞれに対応して分岐する分岐部43Aと、改質後ガス輸送配管22に設けられ、ジャケット10、第1熱交換器11及び第2熱交換器12のそれぞれに対応して分岐する分岐部22Aを備える。
ジャケット10は、燃焼排ガス配管43及び分岐部43Aを介して排出される燃焼排ガス(図中符号aで示す)が供給され、改質反応器2と供給された燃焼排ガスとの間で熱交換をさせる構成となっている。また、ジャケット10内に、蓄熱材を充填させる構成を採用しても良い。ジャケット10の作用により、燃焼排ガスの熱を改質反応器2の熱源として用いることができる。例えば、運転開始時の昇温に用いることや、水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、該吸熱反応に伴う改質反応器2内部の高温雰囲気の温度低下を補う熱源として利用することができる。
第1熱交換器11は、燃焼排ガス配管43及び分岐部43Aを介して排出される燃焼排ガス(図中符号bで示す)及び、改質後ガス輸送配管22及び分岐部22Aを介して輸送される改質後ガス(図中符号dで示す)の少なくともいずれか一方が供給され、供給されたガスと、原料導入配管21を通る原料及び反応用ガスとの間で熱交換をさせる構成となっている。第1熱交換器11の形態は、シェル&チューブ型熱交換器、プレートフィン型熱交換器等、周知のものが使用可能である。改質後ガスは、200℃〜900℃の改質反応器2から排出され、まだ相当の高温を保っているため、燃焼排ガスと同様に熱源として用いることができる。このことから、第1熱交換器11の作用により、反応用ガスの予熱を行うために外部から供給する熱を削減できる。または、予熱用の熱源を不要とすることができる。
第2熱交換器12は、燃焼排ガス配管43及び分岐部43Aを介して排出される燃焼排ガス(図中符号cで示す)及び、改質後ガス輸送配管22及び分岐部22Aを介して輸送される改質後ガス(図中符号eで示す)の少なくともいずれか一方が供給され、供給されたガスと、空気供給配管41を通る空気との間で熱交換をさせる構成となっている。第2熱交換器12の形態は、シェル&チューブ型熱交換器、プレートフィン型熱交換器等、周知のものが使用可能である。第2熱交換器12の作用により、燃焼のため導入される空気の予熱を行うために外部から供給する熱を削減できる。または、予熱用の熱源を不要とすることができる。
したがって、第3実施形態では、触媒の表面に析出した炭素を燃焼させるための燃焼器4から生じる燃焼排ガスの熱、さらには改質後ガスの熱を用いて、改質反応器2の加熱、燃焼器4に供給される空気の予熱、改質反応器2に供給される原料及び改質反応ガスの予熱を行うことによって、グリセリン改質装置1単体としてエネルギー利用効率の高い装置を実現できる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本実施形態では、有機化合物がグリセリンの場合について説明したが、本発明は、例えば、ガソリン、メタノール、エタノール、グリセリン、高級炭化水素などの有機化合物を改質の対象としても良い。
なお、有機化合物が水溶性のものであれば、水と混合して気化させたものを改質反応器2に供給すれば良いが、例えば、有機化合物が非水溶性のガソリン等であれば、界面活性剤を用いて水と混合させて改質反応器2に供給する方法を用いても良い。
本発明の第1実施形態のグリセリン改質装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態のグリセリン改質装置の概略構成図である。 本発明の第3実施形態のグリセリン改質装置の概略構成図である。
符号の説明
1…グリセリン改質装置(有機化合物改質装置)、2…改質反応器、3…触媒取出ライン(取出部)、4…燃焼器(燃焼部)、5…触媒導入ライン、9…触媒層、10…ジャケット(加熱装置)、11…第1熱交換器(予熱装置)、12…第2熱交換器(第2予熱装置、第3予熱装置)、52…分離器(分離部)、53…降下配管(管部)

Claims (20)

  1. 内部に触媒が収容され、有機化合物と、水蒸気、酸素もしくは空気、水素のいずれか一部もしくは全てを含む反応用ガスとの間で前記触媒を用いて反応を生じさせ、前記有機化合物を改質する改質反応器と、
    前記反応により表面に炭素が析出した前記触媒を前記改質反応器から取り出す取出部と、
    前記取出部により取り出された前記触媒に析出した炭素を燃焼させる燃焼部と、
    前記燃焼部により前記炭素が燃焼した前記触媒を前記改質反応器に再び導入する導入部と、を備えることを特徴とする有機化合物改質装置。
  2. 前記触媒を、前記改質反応器、前記取出部、前記燃焼部、前記導入部で順次連続的に循環させることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物改質装置。
  3. 前記導入部は、前記燃焼により生じた燃焼排ガスと、前記触媒とを遠心力を利用して分離する分離部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の有機化合物改質装置。
  4. 前記導入部は、前記触媒を、前記改質反応器に収容された触媒層の表面より下方に導入する管部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の有機化合物改質装置。
  5. 前記有機化合物と同一材料の有機化合物を、前記燃焼部に導入することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の有機化合物改質装置。
  6. 前記燃焼により生じた燃焼排ガスの熱を用いて、前記反応用ガスの予熱を行う予熱装置を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の有機化合物改質装置。
  7. 前記燃焼により生じた燃焼排ガスの熱を用いて、前記燃焼のために前記燃焼部に導入される空気の予熱を行う第2予熱装置を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の有機化合物改質装置。
  8. 前記反応後に生じた改質後ガスの熱を用いて、前記燃焼のために前記燃焼部に導入される空気の予熱を行う第3予熱装置を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の有機化合物改質装置。
  9. 前記触媒が、貴金属を担持させた酸化物触媒であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の有機化合物改質装置。
  10. 前記反応後に生じた改質後ガス中に含まれる水素ガスの一部が前記改質反応器に前記反応用ガスの少なくとも一部として供給されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の有機化合物改質装置。
  11. 前記燃焼により生じた燃焼排ガスの熱を利用して、前記改質反応器を加熱する加熱装置を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の有機化合物改質装置。
  12. 内部に触媒が収容される改質反応器において、有機化合物と、水蒸気、酸素もしくは空気、水素のいずれか一部もしくは全てを含む反応用ガスとの間で前記触媒を用いて反応を生じさせ、前記有機化合物を改質する改質反応工程と、
    前記反応により表面に炭素が析出した前記触媒を前記改質反応器から取り出す取出工程と、
    前記取出部により取り出された前記触媒に析出した炭素を燃焼させる燃焼工程と、
    前記燃焼部により前記炭素が燃焼した前記触媒を前記改質反応器に再び導入する導入工程と、を備えることを特徴とする有機化合物改質方法。
  13. 前記触媒を、前記改質反応工程、前記取出工程、前記燃焼工程、前記導入工程で順次連続的に循環処理することを特徴とする請求項12に記載の有機化合物改質方法。
  14. 前記導入工程では、前記触媒を、前記改質反応器に収容された触媒層の表面より下方に導入する管部により導入することを特徴とする請求項12または13に記載の有機化合物改質方法。
  15. 前記有機化合物と同一材料の有機化合物を、前記燃焼工程に用いることを特徴とする請求項12〜14のいずれか一項に記載の有機化合物改質方法。
  16. 前記燃焼により生じた燃焼排ガスの熱を用いて、前記反応用ガスの予熱を行う予熱工程を備えることを特徴とする請求項12〜15のいずれか一項に記載の有機化合物改質方法。
  17. 前記燃焼により生じた燃焼排ガスの熱を用いて、前記燃焼のために前記燃焼工程で用いられる空気の予熱を行う第2予熱工程を備えることを特徴とする請求項12〜16のいずれか一項に記載の有機化合物改質方法。
  18. 前記反応後に生じた改質後ガスの熱を用いて、前記燃焼のために前記燃焼工程で用いられる空気の予熱を行う第3予熱工程を備えることを特徴とする請求項12〜17のいずれか一項に記載の有機化合物改質方法。
  19. 前記反応後に生じた改質後ガス中に含まれる水素ガスの一部を前記改質反応器に前記反応用ガスの少なくとも一部として供給する供給工程を備えることを特徴とする請求項12〜18のいずれか一項に記載の有機化合物改質方法。
  20. 前記燃焼により生じた燃焼排ガスの熱を利用して、前記改質反応器を加熱する加熱工程を備えることを特徴とする請求項12〜19のいずれか一項に記載の有機化合物改質方法。
JP2008152904A 2008-06-11 2008-06-11 有機化合物改質装置及び改質方法 Pending JP2009298618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008152904A JP2009298618A (ja) 2008-06-11 2008-06-11 有機化合物改質装置及び改質方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008152904A JP2009298618A (ja) 2008-06-11 2008-06-11 有機化合物改質装置及び改質方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009298618A true JP2009298618A (ja) 2009-12-24

Family

ID=41545923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008152904A Pending JP2009298618A (ja) 2008-06-11 2008-06-11 有機化合物改質装置及び改質方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009298618A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012138218A1 (en) 2011-04-07 2012-10-11 Biomethanol Chemie Nederland B.V. Multi-tubular steam reformer and process for catalytic steam reforming of a hydrocarbonaceous feedstock
WO2012154042A1 (en) 2011-05-10 2012-11-15 Biomethanol Chemie Nederland B.V. A process for catalytic steam reforming of a feedstock comprising an oxygenated hydrocarbon and a hydrocarbon
JP2017114754A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 新日鐵住金株式会社 水素製造装置及び水素製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5954602A (ja) * 1982-09-17 1984-03-29 Kurushima Group Kyodo Gijutsu Kenkyusho:Kk 重質炭化水素から燃料ガスを製造する方法
JPH05105402A (ja) * 1991-10-14 1993-04-27 Toshiba Corp 改質器燃焼空気およびプロセスガス予熱用熱交換器の保護装置
JPH07505570A (ja) * 1992-03-06 1995-06-22 コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼイション ガス製品の製造方法
JP2002293504A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料改質装置およびその早期起動方法
JP2003095614A (ja) * 2001-09-18 2003-04-03 Toshiba International Fuel Cells Corp 水素製造装置
JP2003321203A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Tokyo Gas Chemicals Co Ltd 炭化水素の水蒸気改質システム
JP2006190605A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Nippon Oil Corp 固体電解質形燃料電池システムの起動方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5954602A (ja) * 1982-09-17 1984-03-29 Kurushima Group Kyodo Gijutsu Kenkyusho:Kk 重質炭化水素から燃料ガスを製造する方法
JPH05105402A (ja) * 1991-10-14 1993-04-27 Toshiba Corp 改質器燃焼空気およびプロセスガス予熱用熱交換器の保護装置
JPH07505570A (ja) * 1992-03-06 1995-06-22 コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼイション ガス製品の製造方法
JP2002293504A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料改質装置およびその早期起動方法
JP2003095614A (ja) * 2001-09-18 2003-04-03 Toshiba International Fuel Cells Corp 水素製造装置
JP2003321203A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Tokyo Gas Chemicals Co Ltd 炭化水素の水蒸気改質システム
JP2006190605A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Nippon Oil Corp 固体電解質形燃料電池システムの起動方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012138218A1 (en) 2011-04-07 2012-10-11 Biomethanol Chemie Nederland B.V. Multi-tubular steam reformer and process for catalytic steam reforming of a hydrocarbonaceous feedstock
WO2012154042A1 (en) 2011-05-10 2012-11-15 Biomethanol Chemie Nederland B.V. A process for catalytic steam reforming of a feedstock comprising an oxygenated hydrocarbon and a hydrocarbon
JP2017114754A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 新日鐵住金株式会社 水素製造装置及び水素製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5919393B2 (ja) 二酸化炭素の一酸化炭素への変換方法及び装置
US9382115B2 (en) Gas-to-liquid technology
Siriwardane et al. Production of pure hydrogen and synthesis gas with Cu–Fe oxygen carriers using combined processes of chemical looping combustion and methane decomposition/reforming
CA2524437A1 (en) Method for producing electricity using temperature swing reforming and solid oxide fuel cell
JP2007016061A (ja) 固体燃料のガス化方法及び該方法を用いたガス化装置
JP2007254180A (ja) 自立型低級炭化水素直接分解プロセスおよび該プロセスシステム
JP2010121049A (ja) 有機物原料のガス化装置及び方法
JP2013503923A (ja) バイオマスの水蒸気改質で酸素を使用するための方法及び装置
EA026447B1 (ru) Способ объединенного получения водорода и серы из hs-содержащего газового потока
JP5309620B2 (ja) ガス化設備のタール改質方法及び装置
US7985704B2 (en) Method of regenerating absorbent
EP2787060A1 (en) System or method for producing gasoline or dimethyl ether
JP2009298618A (ja) 有機化合物改質装置及び改質方法
EP2025642A1 (en) Method for treatment of drain in hydrogen production and hydrogen production system
CN112703348A (zh) 焚烧设备和方法
CN109071217A (zh) 用于通过催化蒸汽重整含烃进料气体生产氢气的方法和设备
JP5348938B2 (ja) 一酸化炭素ガス発生装置および方法
KR101616199B1 (ko) 소형 메탄올 연료변환기
JP2009298620A (ja) グリセリン改質装置および改質方法
JP4413734B2 (ja) 焼成炉及び焼成方法
JP5396749B2 (ja) グリセリン改質装置および改質方法
JP4712321B2 (ja) 改質器、水素製造システム及び燃料電池システム
JP6840031B2 (ja) ガス改質炉および熱分解ガス改質方法
JP4443858B2 (ja) 水素製造システムおよび水素製造方法
JP6135265B2 (ja) 改質装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130709

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131126