JP2009298260A - 異常電流検出装置および異常電流検出方法 - Google Patents

異常電流検出装置および異常電流検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】様々な態様で発生するレアショートを精度良く検出できる異常電流検出装置および異常電流検出方法を提供する。
【解決手段】電線25に異常な電流が流れていることを検出する異常電流検出装置20は、半導体スイッチ22、半導体スイッチ駆動回路24、電線25に流れる電流を検出する電流検出回路26、及び半導体スイッチ駆動回路24を駆動制御する制御部30を備える。制御部30のCPU32は、メモリ33に格納されたプログラムに従ってレアショート検出処理を実行し、所定時間当たりの電流の変化量(di/dt)に基づき、レアショートの発生により電線25に異常な電流が流れているか否かを判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される電線、特に電源と負荷を接続する電線に異常電流が流れていることを検出する異常電流検出装置に関する。
一般に、自動車等の車両においては、電源と負荷を接続する電線に連続的に過大な電流が流れた場合、即ちデッドショート時には、ヒューズ等の過電流保護機能が動作し、回路を遮断することで、電線の損傷を防止、即ち電線保護をすることができる。
しかし、断続的な異常電流が流れた場合、即ちレアショート 時には、ヒューズ等の過電流保護機能が動作しないことがある。
このようなレアショート発生時には、電線とボディの接触部(車両の振動や熱により電線被覆が損傷し、ボディ間等で短絡している箇所)が局所的に発熱し、熱が蓄積され、電線が発煙、発火し、車両火災の原因となる場合がある。
このような問題を解決するため従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示されたレアショート判断装置は、自動車用電気回路に流れる電流が電線を発煙させない程度の異常か否かを判断する判断装置を備え、電流の大きさに応じた検出信号、検出信号のオン時間、オフ時間に関係するパラメータの累積値を、所定時間毎に算出し、その算出結果に基づいて、電線を発煙させない程度の異常か否かを判断する。
特開2002−84654号公報
ところで、上記特許文献1に開示された従来技術では、電源と負荷を接続する電線に流れる電流を検出し、検出した電流値が、予め定めた所定閾値以上に流れたか否かで、レアショート発生を判断する方式である。しかし、レアショートの発生時に電線に流れる電流の大きさは様々であり、検出した電流値が予め定めた所定閾値を超えない場合がある。このような、検出した電流値が予め定めた所定閾値を超えない場合にも、接触部の局所的な発熱により、電線が発煙、発火し、車両火災の原因となる場合がある。つまり、様々な態様で発生するレアショートを精度良く検出できないという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、様々な態様で発生するレアショートを精度良く検出できる異常電流検出装置および異常電流検出方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明に係る異常電流検出装置は、車両に搭載される電線に異常な電流が流れていることを検出する車両の異常電流検出装置において、前記電線に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段により検出した電流の所定時間毎の電流の変化量を算出する電流変化量算出手段と、前記電流の変化量に基づき、前記電線に異常な電流が流れているか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記電流変化量算出手段により算出した電流変化量に対して演算処理を行う演算手段を有し、前記演算手段により演算した値に基づき、前記判定手段が前記電線に異常な電流が流れているか否かを判定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記演算手段は前記電流変化量算出手段で算出した所定時間当たりの電流変化量に対し、任意に指定した前記電流変化量の発生頻度を記憶する発生量記憶手段を備え、前記判定手段は、前記発生量記憶手段により記憶された値が、所定の閾値を越えた場合に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記発生量記憶手段は、前記電流変化量算出手段により算出した電流変化量の大きさに応じて分けられた複数のカウンタで、所定時間当たりの前記電流変化量が算出される回数をそれぞれ計数する計数手段であり、前記判定手段は、前記複数のカウンタのいずれかにより計数された値が、所定の閾値を越えた場合に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記計数手段は、前記複数のカウンタのうち、特定の電流変化量に対応する少なくとも一つのカウンタに対して、所定時間毎に前記回数を重み付けとして任意数を乗じて計数させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明に係る異常電流検出装置は、所定の条件において、すでに計数された計数値を減少させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明に係る異常電流検出装置は、車両に搭載される各負荷の制御状態を検出できる場合、その制御により負荷の電流変化が生じるタイミングにおいて、前記計数手段による計数を停止、または、前記各負荷の電流変化量に対応するカウンタの計数手段のみ計数を停止することを特徴とする。
請求項8に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記計数手段により計数された計数値を所定の検出期間毎、もしくは、所定のタイミングで、リセットすることを特徴とする。
請求項9に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記判定手段として、前記計数手段により計数された計数値が前記所定の閾値をある一定時間連続して越えた時に、前記電線に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする。
請求項10に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記計数手段として、前記複数のカウンタでそれぞれ計数された値のうち、少なくとも2つの計数された値を積算する積算手段をさらに備え、前記判定手段は、前記積算手段により積算された値が、所定の閾値を越えた場合に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする。
請求項11に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記積算手段は複数あって、積算する積算値のうち、少なくとも一つの積算値を重み付けとして任意数を乗じて積算することを特徴とする。
請求項12に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記積算手段により積算された積算値を所定の検出期間毎、もしくは、所定のタイミングで、リセットすることを特徴とする。
請求項13に記載の発明に係る異常電流検出装置は、前記判定手段として、前記積算手段により積算された積算値が前記所定の閾値をある一定時間連続して越えた時に、前記電線に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする。
請求項14に記載の発明に係る異常電流検出方法は、車両に搭載される電線に異常な電流が流れていることを検出する車両の異常電流検出装置において、電線に流れる電流を検出し、検出した電流の所定時間当たりの電流の変化量を算出して、前記電流の変化量に基づき、前記電線に異常な電流が流れているか否かを判定することを特徴とする。
請求項15に記載の発明に係る異常電流検出方法は、さらに前記電流変化量に基づき演算処理をして、前記電線に異常な電流が流れているか否かを判定することを特徴とする。
本発明によれば、様々な態様で発生するレアショートを精度良く検出できる。
本発明に係る異常電流検出装置の特徴は、車両に搭載される電線に流れる電流を検出し、検出した電流の所定時間当たりの電流の変化量(di/dt)に基づき、レアショートの発生により電線に異常な電流が流れているか否かを判定する点にある。
本発明者らは、次のような点に着目して本発明を着想するに至った。
(1)電線の絶縁被覆が剥がれた部分と車両ボディとが、例えば、車両走行時の振動によって接触することにより、不規則であるが断続的に発生するいわゆるレアショートの発生検出は、電線に流れる電流の大きさを検出するだけでは、精度良く行えない。
(2)レアショートの発生時には、所定時間当たりの電流の変化量(di/dt)が大きい電流が電線に流れる。
(3)レアショートは、その繰り返しにより電線に、熱が蓄積され、電線が発煙、発火し、車両火災の原因となる場合がある。
そこで、まず車両の通常負荷電流とレアショート電流について、図11に基づいて説明する。
図11の波形1はランプの起動後に電線に流れる電流の波形を、波形2はモータ起動後に電線に流れる電流の波形をそれぞれ示す。また、波形3は、レアショート発生時に電線に流れる電流の一例を示す。この波形3は、電流の変化量が立ち上がり、立下り共に早い。つまり、レアショート発生時の波形3には、電流の変化量(di/dt)が大きな成分が、多く含まれるという特徴のあることが分かる。また、このようなレアショート発生時の波形3は、不規則であるが断続的に繰返し発生する。
このようなレアショートが繰り返し発生すると、図12の線4で示すように、電線の絶縁被覆に熱が蓄積されて、電線温度が次第に上昇していき、その温度が線5で示す電線限界温度を越えて、電線が損傷するような事態になる。また、局所的に発熱し、熱が蓄積され、電線が発煙、発火し、車両火災の原因となる場合がある。
通常の負荷電流と代表的なレアショート発生時の電流について、図13乃至図15に基づいて更に詳しく説明する。
図13(A)に示すように、ランプを起動した際の負荷電流は、ランプラッシュ電流が流れた後、なだらかに立下がる。また、ランプのPWM(Pulse Width Modulation)制御中には、図13(A)の一部を拡大した図13(B)で示すように、負荷電流は周期的に変化する。
モータを起動した際の負荷電流は、図14(A)で示すように、駆動過渡電流が流れた後、なだらかに立下がる。このとき、図14(A)の一部を拡大した図14(B)で示すように、電流リップル(ブラシノイズ)が発生する。
また、レアショート発生時の電流には、図15(A)で示すような断続的ショートによる断続的な電流変化と、図15(A)の一部を拡大した図15(B)や図18で示すような、機械的振動やアーク放電等によるショート部開離時の特徴的な電流変化とが現れる。
図16は、ランプ起動後に検出される電流から算出した所定時間当たりの電流の変化量(di/dt)を符号6で、モータ起動後に検出される電流から算出した所定時間当たりの電流の変化量を符号7で、そして、レアショート発生時に検出される電流から算出した所定時間当たりの電流の変化量を符号8でそれぞれ示している。図16から、レアショート発生時の電流波形には、大きな値の電流の変化量が存在するということが分かる。
図17には、半導体スイッチを例えば50Hzの周期でオン、オフさせて、ランプなどの負荷をPWM制御している際における、所定時間当たりの電流の変化量を示している。図17に示すように、符号9で示すようなPWM制御による大きな値の電流の変化量が例えば50Hzの周期で現れている。また、符号10で示すようなレアショートによる大きな値の電流の変化量が例えば10Hzの周期で現れている。そして、図18には、機械的振動やアーク放電等によりショート部開離時にランダムな電流変化が頻繁に発生することを示している。
このような点に着目し、本発明では、所定時間当たりの電流の変化量(di/dt)を監視し、レアショート発生時の特徴的な電流波形を検出することにより電線に異常な電流が流れているか否かを判定するようにしている。
次に、本発明を具体化した第一実施形態を、図面に基づいて説明する。
本発明の第一実施形態に係る異常電流検出装置10を図1に基づいて説明する。
図1は第一実施形態に係る異常電流検出装置10の概略構成を示している。
この異常電流検出装置10は、自動車等の車両に搭載され、操作スイッチ(図示省略)の操作に応じてオン、オフする図示を省略したバッテリ(電源)から負荷11へのバッテリ電源(電源電圧+B)の供給、遮断を行う半導体スイッチ12を備えた電源供給装置の一部を構成しており、例えば電気接続箱13内に設けられている。
図1に示す異常電流検出装置10は、半導体スイッチ12の他に、半導体スイッチ12をオフ、オフさせる半導体スイッチ駆動回路14と、半導体スイッチ12と負荷11との間の電線15に流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出回路16と、電流検出回路16で検出した結果から、電線15に流れる所定時間当たりの電流の変化量を算出する電流変化量算出回路17と、電流変化量算出回路17の結果を演算処理する演算回路18と、電流の変化量もしくは、演算処理の結果から、異常な電流が流れているか否かを判定する判定回路19とを備えている。
一般的なI−V(電流−電圧)変換回路等により、電線15に流れる電流を検出する。この検出した結果から、微分回路や、各種フィルタ回路などで構成された電流変化量算出回路17により、特定の周波数成分をもつ電流の変化量を検出し、その検出した電流変化量検出結果に基づき、判定回路19により、電線15に異常な電流が流れていつか否かを判断する。ここで、所定の周波数成分に対応するために、電流変化量算出回路は、複数あると、精度の良いレアショートの検出が可能となる。
さらに、電流変化量を検出した後、積分回路などの演算回路により、レアショートの事象の発生頻度を求めることにより、精度の良いレアショート事象の検出や、誤検出を防ぐことが可能となる。
本発明の第二実施形態に係る異常電流検出装置20を図2乃至図10に基づいて説明する。
図2は第二実施形態に係る異常電流検出装置20の概略構成を示している。
この異常電流検出装置20は、自動車等の車両に搭載され、操作スイッチ(図示省略)の操作に応じてオン、オフされて、図示を省略したバッテリ(電源)から負荷21へのバッテリ電源(電源電圧+B)の供給、遮断を行う半導体スイッチ22を備えた電源供給装置の一部を構成しており、例えば電気接続箱23内に設けられている。
図2に示す異常電流検出装置20は、半導体スイッチ22の他に、半導体スイッチ22をオフ、オフさせる半導体スイッチ駆動回路24と、半導体スイッチ22と負荷21との間の電線25に流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出回路26と、半導体スイッチ駆動回路24を駆動制御する制御部30とを備えている。
制御部30のCPU32は、メモリ33に格納されたレアショート検出処理のプログラムに従って、レアショート検出処理を実行する。
CPU32の実行するレアショート検出処理を、図3および図4に基づいて説明する。
図3が検出処理全体を説明したフローチャートであり、図4が発生頻度算出部をさらに詳細に説明したワークフローである。
このレアショート検出処理では、CPU32は、電流検出回路26で検出され、A/D変換器31でディジタル信号に変換された電流信号を所定時間毎に取り込んで、所定時間毎の電流値をサンプリングする(ステップS101)。
このステップS101では、図5に示すような電流波形40の電流が電線25に流れている場合、電流検出回路26で検出される電流をA/D変換器31でディジタル信号に変換して、所定時間毎に取り込むことにより、電流値d1、d2、d3、・・・をサンプリングする。また、図5に示すように、電流波形40に続いて電流波形41の電流が電線25に流れる場合、電流値d11、d12、d13、・・・もサンプリングされる。このようにして、所定時間当たりに電流値をリアルタイムでサンプリングする。
図2に示す電流検出回路26、A/D変換器31およびステップS101での処理が、電線に流れる電流を検出する電流検出手段に相当する。
次に、ステップS101で所定時間毎にサンプリングした電流値から、所定時間当たりの電流の変化量(di/dt)を算出する(ステップS102)。
このステップS102では、サンプリングした電流値の今回値(例えば電流値d2)と前回値(電流値d1)の差分を求め、これら2つの値から、所定時間での電流の変化量X(di/dt)、つまり、電流波形の傾きを所定時間毎に算出する。このステップS102での処理が、電流変化量算出手段に相当する。
次に、ステップS103からステップS106では、より精度よくレアショートを検出するために、算出された電流の変化量(X)に対して、演算処理を行う。
まず、ステップS103では、ステップS102で算出される電流の変化量をその大きさに応じて分けて検出し、それぞれの電流変化量の大きさが発生した事象の発生頻度を算出する。
図3では、電流の変化量の大きさをCASE1〜4(ステップS103a〜ステップS103d)の4段階に分けて検出する場合であり、CASE1では電流の変化量の大きさがAより小さい場合を検出し、CASE2では電流の変化量の大きさがA以上でかつBより小さい場合を検出し、CASE3では電流の変化量の大きさがB以上でかつCより小さい場合を検出し、CASE4では電流の変化量の大きさがC以上の場合を検出する。
また図4では、ステップS103の各CASE(ステップS103a〜ステップS103d)の詳細なフローを説明する。具体例として、ステップS103bのCASE2について説明する。
電流変化量Xを算出した場合、まず、メモリ33に保存されているCASE2の現在のカウンタ値を読み込む(ステップS201)、次に、算出した電流変化量XがCASE2で対象としている電流変化量A≦X<Bであるか判定を行なう。CASE2で対象としている場合、読み出したカウンタ値にある一定の量を加算する(ステップS203)。また、対象としていない場合は、読み出したカウンタ値に対してある一定の量を減算する(ステップS204)。
また、この加算および、減算する際に、重み付けを行なうことでも、より精度よくレアショートの事象を検出することが可能となる。そして、加算もしくは減算した値を最後にメモリ33に保存する(ステップS205)。
この一連の演算処理をその他のCASE(ステップ103a、103c、103d)について行なう。各CASEの詳細なフローは図4と同様となる。またここで、図3のように各CASE(各ステップ)の処理は、CASE1(ステップS103a)→CASE2(ステップS103b)→CASE3(ステップS103c)→CASE4(ステップS103d)を順次行なうフローになっているが、この各処理を並列に処理することも可能である。
次に、ステップS104では、ステップS103で検出したそれぞれCASEの電流変化の事象の発生頻度に対して、レアショート発生時の電流変化量に相当するものに重み付けを行なう。なお、レアショート発生時の電流変化量に相当するものは予め、メモリ33等に設定しておくことも可能である。
この重み付けは、ステップS103で所定時間当たりの電流の変化量の発生頻度に対して任意の値を乗じることによって行うことができる。例えば、CASE1の電流変化量が1回発生した場合のカウント値に乗じる値を1とし、CASE4の電流変化量が1回発生した場合のカウント値に乗じる値を5とすることなどで、CASE4の電流変化量が発生した場合を精度良く検出することが可能となる。
また、当然ながら、図3では電流の変化量を4つに分けているが、電流の変化量をさらに細かく分け、それぞれの電流変化量を検出するほどレアショートの事象を精度良く検出することが可能となる。一例として、図6に示すように算出した電流の変化量をその大きさに応じて16段階(16のクラス)に分けた場合の実際の検出結果を示す。「クラス1」から「クラス16」の16個のカウンタ34で、所定時間毎の電流の変化量が算出される回数をそれぞれカウントする。さらにここでは、16個のカウンタのうち、特定の電流の変化量に対応する少なくとも一つのカウンタに対して、対応する特定の電流の変化量が算出される毎に、算出される回数を重み付けしてカウントさせる。例えば、上述したレアショート発生時の電流波形に特徴的な大きな値の電流の変化量(特定の電流の変化量)に対応する「クラス5」〜「クラス8」のカウンタでは、最も大きな重み(例えば「5」)を乗じてカウントさせる。その他のクラスの各カウンタでは、対応する大きさの電流の変化量が算出されると、「クラス5」〜「クラス8」のカウンタでの重み「5」より小さい値で重み付けしてカウントし、或いは、重み付けをせずに回数「1」をカウントする。
そして、次のステップS105では、各CASEのカウンタ値に対して重み付けのために乗算したカウンタ値を積算する。
このステップS105での積算方法は、レアショート発生時の電流波形に特徴的な大きな値の電流の変化量(特定の電流の変化量)に対応するカウント値をそれぞれ積算することになる。例えば、CASE1〜4場合、レアショート発生時の電流波形に特徴的な電流の変化量に対応するものがCASE2とCASE3のカウンタであれば、CASE2とCASE3でカウントしたカウント値を積算することになる。
また、この積算方法は、レアショート発生時に対応した電流の変化量のみの検出ならず、レアショート以外の事象、例えば、ランプの点灯時やモータの駆動時などの制御状態も検出することもできる。この制御状態を検出することで、レアショートの事象が起こっているのか、それとも、その他の事象が起きているのか判別でき、様々な態様で発生するレアショートを精度良く検出することができる。
また、当然、図5のように電流の変化量を細かく分け、それぞれの電流変化量を検出するほど、また、ステップS105の積算工程を様々な事象ごとに複数用意するほど、さらには積算値に対して、さらに重み付けを行うことによっても、レアショートの事象を精度良く検出することが可能となる。
次に、ステップS106では、ステップS105で積算された積算値が所定の閾値を超えたか否かを判定する。
積算値が閾値を越えない場合、つまりステップS106の判定結果がNoの場合には、再度、電流検出に戻る。
一方、積算値が閾値を超えた場合、つまりステップS106の判定結果がYesになった場合には、ステップS107に進み、電線5に異常な電流が流れていると判定し、負荷への電力供給を遮断する。このとき、CPU32は、半導体スイッチ22の制御を停止させるための指令を半導体スイッチ駆動回路24へ出力する。これにより、半導体スイッチ駆動回路24が半導体スイッチ22の制御を停止状態にし、負荷21への電力供給が遮断される。
このステップS106での判定は、次のような方法でなされる。
例えば、積算値が閾値を一旦超えた場合に、電線25に異常な電流が流れていると判定する。或いは、図8に示すように、積算値が閾値50をある一定時間連続して越えた場合に、電線25に異常な電流が流れていると判定する。
このようなレアショート検出処理を実行することにより、レアショート発生の誤検出を防止することができ、負荷21への電力供給を遮断することができる。
具体的には、第二実施形態に係る異常電流検出装置20では、上記従来技術のように検出した電流値に基づいてレアショートを検出する方式ではなく、所定時間当たりの電流の変化量(di/dt)に基づき、レアショートの発生により電線に異常な電流が流れているか否かを判定する。そのため、断続的に繰り返されてレアショートが発生する事象は、その発生時に電線に流れる電流の大きさは様々であるが、様々な態様で発生するレアショートを精度良く検出できるので、正常な電流を誤ってレアショートと検出して負荷への電力供給を遮断する可能性が低い。
また、ステップS203で重み付けを行なう場合、重み付けする値と、ステップS204でカウント値を減算させる減算量とは、次のように設定される。例えば、正常な電流が流れている場合にステップS106での積算値が閾値(図7,8に示す閾値50)を超えないように、かつレアショートが繰り返し発生する場合に積算値が閾値を超えるように、重み付けする値と減少量とを設定する。
このような設定により、レアショートが断続的に発生して、図11に示すようなレアショート発生時の波形3が断続的にかつ繰り返し発生するような場合、ステップS105で積算された積算値が図8の線52(図中のカウンタ値と整合必要)で示すように右肩上がりに上昇し、やがて閾値50を超える。これにより、様々な態様で発生するレアショートを精度良く検出して、負荷21への電力供給を遮断することができる。
また、負荷、例えばターンランプに図7の波形51で示すような通常の電流が流れており、レアショートが発生していない場合、対応する電流の変化量が算出されないカウンタのカウンタ値を減少させることにより、ステップS105で積算された積算値が右肩上がりに上昇せず、閾値50を超えることはない。これにより、負荷に正常な電流が流れている場合に、積算値が閾値50を超えて、負荷への電力供給を誤って遮断してしまうような誤遮断を確実に防止できる。
また、上記ステップS103〜ステップS106において、図17および図18で説明したように負荷(ランプ、モータ)を制御している場合(電流の制御時、または制御中)、あらかじめ負荷を制御した時の電流の変化量をメモリ等に記憶しておき、負荷を駆動する際には、その電流の変化量をカウントしないように、すでにカウントした値を保持する。
具体的には、負荷をPWM制御する場合、半導体スイッチ22を周期的に、例えば50Hzの周期でオン、オフさせるPWM制御信号53(図9参照)がオンからオフおよびオフからオンになるタイミングで、図10の符号54で示すような大きな値の電流の変化量(di/dt)が現れる。このようなPWM制御に起因して生じる大きな値の電流の変化量については、この大きな値の電流の変化量が算出される毎に対応するカウンタでカウントし、このカウント値を含む積算値が閾値50を超えると、上記誤遮断が生じてしまう。そこで、あらかじめ発生することが分かっているPWM制御に起因して生じる大きな値の電流の変化量については、その変化量が算出される毎にカウントせずに、各カウンタでのカウントを停止するようにする。このカウントされた値の保持は、PWM制御時のみならず、ランプの点灯、消灯時、モータの駆動、停止時においても適用することができる。さらに言うと、制御により、あらかじめ電流変化が発生することが分かっているものであれば、どのようなものにでも適用できる。また、負荷が制御されたことを検出して、検出した負荷の電流変化量をキャンセルするようにカウントした値を減少するように制御することも可能である。
これにより、PWM制御中においても、様々な態様で発生するレアショートを精度良く検出でき、レアショートを誤って検出して負荷への電力供給を誤って遮断する誤遮断を確実に防止できる。
なお、上記第一実施形態および第二実施形態では、カウント値もしくは積算値が所定の閾値を超えるか否かを常時監視して、リアルタイムでレアショートを検出するようにしているが、本発明はこれに限定されない。
所定の検出期間内で、図3に示す上記ステップS101乃至ステップS107を実行し、所定の検出期間が経過する毎や、レアショートに相当する電流変化量が検出されるタイミングで、各カウンタでのカウント値若しくは積算値をリセットするように制御することも可能である。このような構成をとることによって、ある時間が経過する毎に計数や積算をしなおすので、処理の簡易化、効率化を図ることが可能となる。
第一実施形態に係る異常電流検出装置の概略構成を示すブロック図。 第二実施形態に係る異常電流検出装置の概略構成を示すブロック図。 レアショート検出処理全体を説明するためのフローチャート。 図3に示すレアショート検出処理における発生頻度算出を詳細に説明するためのワークフロー。 電流値のサンプリングを説明するための説明図。 図3,図4の説明に用いる説明図。 図3,図4の説明に用いる説明図。 図3,図4の説明に用いる説明図。 PWM制御中でのレアショート検出処理に用いる説明図。 PWM制御中でのレアショート検出処理に用いる説明図。 通常負荷電流とレアショート電流の説明図。 レアショートによる電線温度の上昇を示す説明図。 (A)はランプを起動した際の電流を示す波形図、(B)は図11(A)の一部拡大図。 (A)はモータを起動した際の電流を示す波形図、(B)は図12(A)の一部拡大図。 (A)はレアショート発生時の電流を示す波形図、(B)は図13(A)の一部拡大図。 ランプ起動後における所定時間毎の電流の変化量(di/dt)、モータ起動後における電流の変化量、およびレアショート発生時における電流の変化量をそれぞれ示す説明図。 PWM制御による大きな値の電流の変化量と、レアショートによる大きな値の電流の変化量とを示す説明図。 ショート部開離時にランダムな電流変化が頻繁に発生することを示す説明図。
符号の説明
10、20:異常電流検出装置
11、21:負荷
12、22:半導体スイッチ
15、25:電線
16、26:電流検出回路
17:電流変化量算出回路
18:演算回路
19:判定回路
30:制御部

Claims (15)

  1. 車両に搭載される電線に異常な電流が流れていることを検出する車両の異常電流検出装置において、
    前記電線に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段により検出した前記電流の所定時間当たりの電流の変化量を算出する電流変化量算出手段と、
    前記電流の変化量に基づき、前記電線に異常な電流が流れているか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする異常電流検出装置。
  2. 前記電流変化量算出手段により算出した前記電流変化量に対して演算処理を行う演算手段を有し、前記演算手段により演算した値に基づき、前記判定手段が前記電線に異常な電流が流れているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の異常電流検出装置。
  3. 前記演算手段は、前記電流変化量算出手段で算出した所定時間当たりの電流変化量に対し、任意に指定した前記電流変化量の発生頻度を記憶する発生量記憶手段を備え、前記判定手段は、前記発生量記憶手段により記憶された値が、所定の閾値を越えた場合に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする請求項2に記載の異常電流検出装置。
  4. 前記発生量記憶手段は、前記電流変化量算出手段により算出した前記電流変化量の大きさに応じて分けられた複数のカウンタで、所定時間当たりの前記電流変化量が算出される回数をそれぞれ計数する計数手段であり、前記判定手段は、前記複数のカウンタのいずれかにより計数された値が、所定の閾値を越えた場合に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする請求項3に記載の異常電流検出装置。
  5. 前記計数手段は、前記複数のカウンタのうち、特定の電流変化量に対応する少なくとも一つのカウンタに対して、所定時間毎に前記回数を重み付けとして任意数を乗じて計数させることを特徴とする請求項4に記載の異常電流検出装置。
  6. 前記計数手段は、所定の条件において、すでに計数された計数値を減少させることを特徴とする請求項4乃至5に記載の異常電流検出装置。
  7. 前記計数手段は、車両に搭載される各負荷の制御状態を検出できる場合、その制御により負荷の電流変化が生じるタイミングにおいて、前記計数手段による計数を停止、または、前記各負荷の電流変化量に対応するカウンタの計数手段のみ計数を停止することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一つに記載の異常電流検出装置。
  8. 前記計数手段により計数された計数値を所定の検出期間毎、もしくは、所定のタイミングで、リセットすることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一つに記載の異常電流検出装置。
  9. 前記判定手段は、前記計数手段により計数された計数値が前記所定の閾値をある一定時間連続して越えた時に、前記電線に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする請求項4乃至8のいずれか一つに記載の異常電流検出装置。
  10. 前記計数手段は、前記複数のカウンタでそれぞれ計数された値のうち、少なくとも2つの計数された値を積算する積算手段をさらに備え、前記判定手段は、前記積算手段により積算された値が、所定の閾値を越えた場合に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする請求項4乃至9に記載の異常電流検出装置。
  11. 前記積算手段は複数あって、積算する積算値のうち、少なくとも一つの積算値を重み付けとして任意数を乗じて積算することを特徴とする請求項10に記載の異常電流検出装置。
  12. 前記積算手段により積算された積算値を所定の検出期間毎、もしくは、所定のタイミングで、リセットすることを特徴とする請求項10乃至11のいずれか一つに記載の異常電流検出装置。
  13. 前記判定手段は、前記積算手段により積算された積算値が前記所定の閾値をある一定時間連続して越えた時に、前記電線に異常な電流が流れていると判定することを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一つに記載の異常電流検出装置。
  14. 車両に搭載される電線に異常な電流が流れていることを検出する車両の異常電流検出装置において、
    前記電線に流れる電流を検出し、検出した電流の所定時間当たりの電流の変化量を算出し、
    前記電流の変化量に基づき、前記電線に異常な電流が流れているか否かを判定することを特徴とする異常電流検出方法。
  15. さらに前記電流の変化量に基づき演算処理をして、前記電線に異常な電流が流れているか否かを判定することを特徴とする請求項14に記載の異常電流検出方法。
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