JP2009296657A - 無線ネットワーク管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率良くネットワークにおける接続リンクの判定を行うことができる無線ネットワーク管理方法を提供する。
【解決手段】無線ネットワーク管理方法は、無線ネットワークを構成する通信局間の接続リンク情報として、各通信局が収集したローカルマップ情報を利用して、自局が送信した情報を、相手の通信局が認識している場合に、双方向通信が可能であると判断し、ステーションシンクパケットの接続リンク情報72−1〜72−4の中に双方向接続リンク情報ビットを設けてフィードバックして報告するので、相手の通信局が自局を認識しているか否かの情報を含めて報告することにより、周辺に存在する他の通信局の接続リンク情報を受信するだけで、自局の周辺に存在する他の通信局との関係を把握することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば、無線伝送装置により各種機器を無線で接続して、無線ネットワークを構成する場合に適用して好適な無線ネットワーク管理方法に関するものである。
近年、複数の無線伝送装置を使って無線ネットワークを構築し、その中で各種のデジタル情報を無線伝送する方法が提案されつつある。
第1の従来の接続リンクの判定方法としては、特許文献1に開示されているように、所定の周期毎に各無線通信局(伝送装置)の周辺に存在する他の通信局(伝送装置)との接続情報を、ネットワークの制御局に報告し、その制御局からブロードキャスト(同報)伝送されるネットワーク全体のトポロジーマップ情報を利用して、各種情報伝送を行う場合に、該当する通信局(伝送装置)から、直接伝送が可能なのか、あるいは最適な中継先通信局の指定等を行う無線伝送方法が提案されていた。
この接続リンク情報の判定方法では、制御局からブロードキャストされる、ネットワーク全体のトポロジーマップ情報を利用することで、自局は相手先通信局を認識しているものの、その相手先通信局が認識していない、いわゆる半二重通信状態の接続リンクの存在を容易に知ることができた。
また、第2の従来方法では、制御局からトポロジーマップをブロードキャスト伝送せずに、制御局だけで管理をする方法として、まず情報送信元の通信局から制御局宛に全ての情報を送信し、次に制御局が情報受信先の通信局宛に情報を繰り返し送信するような方法が一般的に考えられていた。
さらに、第3の従来方法としては、ある通信局(伝送装置)から情報伝送を行う場合に、伝送する前に、制御局に対してトポロジーマップ情報の問い合わせを行って、そこで得られたマップ情報を参照して、中継伝送の必要性の確認と、さらに最適な中継局の特定を行う方法などが考えられる。
特開平11−251992号公報
しかし、第1の従来方法による接続リンク判定方法では、ネットワーク全体のトポロジーマップ情報を、所定の周期でブロードキャスト伝送する必要があったため、ネットワークを構成する通信局数が増えた場合に、その情報量が膨大になるという不都合があった。
また、従来方法のようにネットワーク全体のトポロジーマップ情報がブロードキャスト伝送されても、各通信局では自局と近接する周辺通信局と、その先の通信局との接続情報から、中継指定を行う通信局の指定を行うために必要であったため、それ以外の直接通信ができない通信局の情報は、必要のない情報となってしまうので、効率が悪いという不都合があった。
また、第2の従来方法では、そのような情報伝送のためにも、制御局を介して2回の情報伝送が行われなければならないために、最大伝送速度の半分程度の無線伝送しか行うことができなくなるという不都合があった。
そのため、伝送元通信局と受信先通信局が、直接通信が可能な近距離に存在する場合でも、一旦、制御局宛に情報伝送を行い、再度、制御局が情報伝送を行う必要があったため、無線伝送路を効率良く利用することができないという不都合があった。
また、第3の従来方法を利用した場合にも、情報伝送に先立ち、トポロジーマップ情報を制御局から獲得するまでの処理が必要になり、処理が煩雑になると共に、無線伝送路を効率良く利用することができないという不都合があった。
しかも、制御局から得た膨大なトポロジーマップ情報も、そのうちの一部しか実際の情報伝送先の指定に利用しないため、無駄が生じるという不都合があった。
また、トポロジーマップ情報は、ネットワークを構成している通信局間のマトリクスの情報として交換されるため、自局と自局の情報部分が冗長になってしまうという不都合があった。
また、この冗長となるマトリクス部分を削除して交換する方法も考えられるものの、受信側で処理を行わなければならないため、高速処理に向かないという不都合があった。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、効率良くネットワークにおける接続リンクの判定を行うことができる無線ネットワーク管理方法、無線伝送制御方法および無線伝送装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の無線ネットワーク管理方法は、所定のフレーム周期の中に、無線ネットワークに存在する全ての無線伝送装置が送信する局管理信号送受区間が設けられている無線ネットワークにおいて、現在のタイミングが局管理信号送受区間であるか否かを判断する第一ステップと、第一ステップにおいて局管理信号送受区間であれば、該当する局管理信号の送信局情報を獲得する第二ステップと、現在の局管理信号送受区間において自局の送信領域が到来したか否かの判断を行う第三ステップと、第三ステップにおいて、現在の局管理信号送受区間が自局の送信領域でなければ、該当する通信局から送信される局管理情報の受信を行う第四ステップと、第四ステップにて受信した局管理情報が復号できたか否かの判断を行う第五ステップと、第五ステップにおいて、局管理情報が復号できたときには、該当する通信局から送信される、通信局と通信局以外の各通信局との接続状態が記述されているローカルマップ情報を獲得する第六ステップと、第六ステップにて該当する通信局が自局を認識しているか否かの判断を行う第七ステップと、第七ステップにおいて、該当する通信局が自局を認識しているときは、双方向接続リンクが確立された事実を自局のローカルマップ情報に登録を行う第八ステップと、第七ステップにおいて、該当する通信局が自局を認識していないときは、片方向接続リンクしか存在しない事実を自局のローカルマップ情報に登録を行う第九ステップと、第五ステップにおいて局管理情報が復号できないときには、該当する通信局からの接続リンクがない事実を自局のローカルマップ情報に登録を行う第十ステップと、第三ステップにおいて、現在の局管理信号送受区間が自局の送信領域であれば、自局のローカルマップ情報に基づいて局管理情報を構成して送信を行う第十一ステップとよりなる。
これにより、複数の無線伝送装置を使って無線ネットワークを構成する場合に、ある通信局において、周辺に存在する他の通信局との接続リンクを表す情報の中に、相手の通信局が自局を認識しているか否かの情報を含めて報告することにより、ネットワーク全体のトポロジーマップ情報を必要とせずに、周辺に存在する他の通信局の接続リンク情報を受信するだけで、自局の周辺に存在する他の通信局との関係を把握することができる。
また、周辺に存在する他の通信局から獲得した接続リンク情報(ローカルマップ情報)を参照することによって、相手先通信局のさらに先に存在する通信局との間の接続状態を把握することができる。
また、周辺に存在する他の通信局から獲得した接続リンク情報(ローカルマップ情報)を参照することによって、相手先通信局のさらに先に存在する通信局への中継伝送を行う場合において、最適な中継局の指定を容易に行うことができる。
また、少ない情報を利用してネットワークの構造を把握することができる。
本発明によると、各通信局によって送受されるローカルマップ情報に、周辺に存在する通信局が自局を認識しているか否かという双方向接続リンク情報を併せて送信することによって、ネットワークトポロジーマップを必要とせずに、最低限の情報だけでネットワークの接続状況を把握することができるという効果を奏する。
また、本発明によると、周辺に存在する他の通信局から送られてくるローカルマップ情報を解析することで、さらにその先に存在する通信局との間の接続状態を把握することができるので、ネットワーク全体のトポロジーマップを用いることなく、直接伝送の可否を判断することができるという効果を奏する。
また、本発明によると、周辺に存在する他の通信局から送られてくるローカルマップ情報を解析することで、中継伝送が必要な場合においても、最適な中継通信局を指定することができるという効果を奏する。
また、本発明によると、自局の送信した接続リンク情報が送信相手の無線伝送装置に認識された場合に、その情報をフィードバックして、双方向接続リンク情報として送信することにより、少ない情報で無線ネットワーク構造を把握することができる無線伝送装置を提供することができるという効果を奏する。
本実施の形態の伝送制御方法が適用される無線ネットワーク構成例を示す図である。 片方向接続リンクの存在する例を示した図である。 ネットワークトポロジーマップの例を示す図である。 本実施の形態によるローカルマップの構成例を示す図である。 各通信局を構成する無線伝送装置の構成例を示す図である。 無線伝送フレーム構成例を示す図である。 ステーションシンクパケットの構成例を示す図である。 通信局1のステーションシンクパケットの構成例を示す図である。 通信局2のステーションシンクパケットの構成例を示す図である。 通信局3のステーションシンクパケットの構成例を示す図である。 通信局4のステーションシンクパケットの構成例を示す図である。 サイクルスタートパケットの構成例を示す図である。 制御局の通信局でのCSP(サイクルスタート情報)の送信動作を示すフローチャートである。 制御局以外の各通信局でのCSP(サイクルスタート情報)の受信動作を示すフローチャートである。 各通信局でのネットワーク管理動作を示すフローチャートである。
本実施の形態の無線伝送制御方法および無線伝送装置は、無線ネットワークシステムにおいて、各通信局が周辺通信局との双方向接続リンク情報を送信し、周辺通信局から同様の情報を受信することで、直接伝送が可能な通信局と、中継伝送が必要な通信局の判断と、最適な中継通信局の指定を行うものである。
以下に、本実施の形態を説明する。図1は本実施の形態の無線伝送制御方法が適用されるネットワークシステムの構成例を示す図である。例えば、図1に示すように、無線伝送装置11にはケーブル等を介してパーソナルコンピュータ1およびプリンタ出力装置2が有線接続される。また、無線伝送装置12には同様にケーブル等を介してVTR(ビデオテープレコーダ)3が有線接続される。また、無線伝送装置13には同様にケーブル等を介して電話機器5およびセットトップボックス4が有線接続される。また、無線伝送装置14には同様にしてケーブル等を介してテレビジョン受像機6およびゲーム機器7が有線接続される。このようにして、各機器が各無線伝送装置に接続され、各無線伝送装置がネットワーク15を構成している。
図2は、片方向接続リンクの存在する例を示す図である。図2中、白丸で示す通信局(#1)21の無線伝送装置は、白丸で示す周辺の通信局(#2)22、通信局(#3)23と双方向の接続リンク25、26が確保されている。
通信局(#2)22は、周辺の通信局(#1)21、通信局(#3)23と双方向の接続リンク25、27が確保されているが、通信局(#4)24からの情報を識別できるため、片方向接続リンク28が確保されている。
通信局(#3)23は、周辺の通信局(#1)21、通信局(#2)22、通信局(#4)24と双方向の接続リンク26、27、29が確保されている。
通信局(#4)24は、通信局(#3)23と双方向の接続リンク29が確保されているが、近傍に存在するノイズ源(N)20の影響で、通信局(#2)22からの情報を識別できない状態が描かれている。
図3は、この図2に示される接続リンク状況から、ネットワーク全体のトポロジーマップを構築した場合の例を示す図である。
図中、受信側31において通信局(#1)では、送信側32から白丸で示す通信局(#2)、通信局(#3)からの情報の受信ができることを表している。
受信側31において通信局(#2)では、送信側32から白丸で示す通信局(#1)、通信局(#3)、通信局(#4)からの情報の受信ができることを表している。
受信側31において通信局(#3)では、送信側32から白丸で示す通信局(#1)、通信局(#2)、通信局(#4)からの情報の受信ができることを表している。
受信側31において通信局(#4)では、送信側32から白丸で示す通信局通信局(#3)からの情報の受信ができることを表している。
つまり、従来のネットワークトポロジーを利用した管理方法では、通信局(#2)と通信局(#4)の間での片方向接続リンクを判断することができていた。
図4は、本実施の形態によるネットワーク管理方法を実現するための各通信局のローカルマップ情報の構成例を表した図である。図中、接続リンク対象通信局41に示す通信局(#1)の、ローカルマップ情報としてのローカルリンクマップ(#1)42には、2重丸◎で示す通信局(#2)と通信局(#3)との双方向接続リンクが確保されていることを表している。
接続リンク対象通信局41に示す通信局(#2)の、ローカルマップ情報としてのローカルリンクマップ(#2)43には、2重丸◎で示す通信局(#1)と通信局(#3)との双方向接続リンクが確保されていて、白○で示す通信局(#4)との片方向接続リンクが確保されていることを表している。
接続リンク対象通信局41に示す通信局(#3)の、ローカルマップ情報としてのローカルリンクマップ(#3)44には、2重丸◎で示す通信局(#1)、通信局(#2)、通信局(#4)との双方向接続リンクが確保されていることを表している。
接続リンク対象通信局41に示す通信局(#4)の、ローカルマップ情報としてのローカルリンクマップ(#4)45には、2重丸◎で示す通信局(#3)との双方向接続リンクが確保されていることを表している。
つまり、各通信局では、隣接する通信局から、このローカルマップ情報を獲得するだけで、自局が必要な情報の全てを得ることができる。
また、各通信局でのローカルマップ情報の中で、*で示す自局の情報部分については、ネットワーク全体のマップを構築する上では、不要となるため、この部分に各種の情報を含めて送受を行うことができる。
図5に、各通信局を構成する無線伝送装置11〜14の構成例を示す。ここでは、各無線伝送装置11〜14は基本的に共通の構成とされ、送信および受信を行うアンテナ51と、このアンテナ51に接続されて無線送信処理および無線受信処理を行う無線送受信処理部52を備えて、他の伝送装置との間の無線伝送ができる構成としている。
この場合、本例の無線送受信処理部52で送信および受信が行われる伝送方式としては、例えばOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)方式と称されるマルチキャリア信号による伝送方式を適用し、送信および受信に使用する周波数としては、例えば非常に高い周波数帯域(例えば5GHz帯)が使用される。
また、本例の場合には、送信出力については、比較的弱い出力が設定され、例えば屋内で使用する場合、数m〜数十m程度までの比較的短い距離の無線伝送ができる程度の出力としてある。
そして、無線送受信処理部52で受信した信号のデータ変換及び無線送受信処理部52で送信する信号のデータ変換を行うデータ変換部53を備える。
このデータ変換部53で変換されたデータを、インターフェース部54を介して、接続される機器58に供給すると共に、接続される機器58から供給されるデータを、インターフェース部54を介してデータ変換部53に供給して変換処理できる構成としてある。
ここでは、無線伝送装置のインターフェース部54の外部インターフェースとして、例えば、IEEE1394フォーマットのような高速シリアルバス57を経由して、接続される機器58に対して、音声や映像情報、あるいは各種データ情報の送受信が行うことができる構成としてある。
あるいは、接続される機器58の本体内部に、これら無線伝送装置を内蔵させるように構成させても良い。
また、各無線伝送装置内の各部は、マイクロコンピュータなどで構成された制御部55の制御に基づいて処理を実行する構成としてある。
この場合、各無線伝送装置の無線送受信処理部52で受信した信号が、管理領域の信号である場合は、その受信した信号を、データ変換部53を介して制御部55に供給して、制御部55がその受信した各情報で示される状態に各部を設定する構成としてある。
さらに、制御部55には内部メモリー56が接続してあり、その内部メモリー56に、通信制御に必要なデータや、ネットワークを構成する通信局数、局同期信号を送信するフレーム周期の情報、所定のフレーム周期で局同期信号を送信する通信局の情報、帯域予約数など伝送路の利用方法の情報、さらには、情報更新カウンタの値などを一時記憶させる構成としてある。
さらに、ネットワークの制御局14となる無線伝送装置では、制御部55から所定のフレーム周期で該当ネットワークの後述するサイクルスタート(CS)信号が、データ変換部53を介して、無線送受信処理部52に供給されて無線送信される構成としてある。
また、ネットワークの制御局以外の伝送装置11〜13では、受信した信号がサイクルスタート(CS)信号である場合には、その受信した信号を、データ変換部53を介して制御部55に供給して、その同期信号の受信のタイミングを制御部55が判断して、その同期信号に基づいたフレーム周期を設定して、そのフレーム周期で通信制御処理を実行する構成としてある。
図6は、本実施の形態による無線伝送フレーム構成例を示す図である。ここでは、便宜的にフレームを規定して示しているが、このようなフレーム構造を取る必要は必ずしもない。図中、無線伝送路60において、一定の伝送フレーム周期61毎に到来する伝送フレームが規定されて、この中に管理情報伝送領域62と情報伝送領域63が設けられていることを表している。
このフレームの先頭にはフレーム同期やネットワーク共通情報の報知のための下り管理情報伝送区間64(サイクルスタート(CS:Cycle Start))区間が配置され、これに続いて、必要に応じて時間情報補正伝送区間65(サイクルレポート(CR:Cycle Report))が配置され、さらに、局同期信号送受区間66(ステーションシンク(SS:Station Sync))が配置されている。
下り管理情報伝送区間(CS)は、ネットワークで共有する必要のある情報を、制御局から送信するために利用され、固定長領域と可変長領域とから成り立っている。
固定長領域では、可変長領域の長さを特定するために、局同期信号送受区間(SS)で送信される通信局の数の指定や、帯域予約伝送領域(RSV)の数の指定が行われて、その可変長領域で、局同期送受区間(SS)で送信される通信局の指定や、帯域予約伝送領域(RSV)の指定が行われる構造になっている。
この局同期信号送受区間(SS)は、所定の長さを有しており、ネットワークを構成する各通信局に対して、下り管理情報によって、送信する通信局がある程度の周期を持って割り当てられる構成が考えられている。
例えば、この局同期信号送受区間(SS)のうち、自局の送信部分以外の全てを受信することで、自局の周辺に存在する通信局との間の接続リンク状態の把握を行うことができる。
さらに、次の自局が局同期送受区間(SS)で送信する情報の中に、この接続リンク状況を報告し合うことで、ネットワークの接続状況を各通信局で、それぞれ把握させることができる構成としてある。
情報伝送領域63は、必要に応じて設定される帯域予約伝送領域(RSV:Reserve)67と、制御局が伝送制御を行う集中管理の非同期伝送領域(ASY:Asynchronous)68と、制御局が伝送制御を行わない分散制御の未使用領域(NUA:Not Using Area)69によって構成されている。
つまり、帯域予約伝送(RSV)や、未使用領域(NUA)の必要がなければ、情報伝送領域のすべてを集中管理の非同期伝送領域(ASY)として伝送することができる。
このようなフレーム構造を採ることによって、帯域予約伝送領域(RSV)では、例えばIEEE1394フォーマットによって規定されるアイソクロナス(Isochronous)伝送が行われて、非同期伝送領域(ASY)では、非同期(Asynchronous)伝送などが行える構成とすると好適である。
図7は、ステーションシンクパケットの構成例を示す図である。このステーションシンクパケットは、図6に示した局同期情報送受区間(SS)66において、CSPのステーション情報にて指定を受けたステーション(通信局)が、制御局や周辺の通信局に対して送信される情報である。
このパケットの構成としては、制御局に対して休眠状態に入ることを通知する:スリープモードの要求71−1、アクセス制御権の優先順位の指定を行う:アクセス制御優先順位71−2、このステーションの情報処理能力を表す:ステーション能力71−3、それに、他のステーションとの接続リンク情報(ここでは、4局分を示す):ステーション(#1)受信品質72−1、ステーション(#2)受信品質72−2、ステーション(#3)受信品質72−3、ステーション(#4)受信品質72−4と、誤り検出のためのCRC73で構成されている。
本実施の形態では、この接続リンク情報の中に、双方向接続リンク情報ビットを設けることによって、実現することができる。
また、この構成では、通信局(#1)から送信されるステーション(#1)受信品質72−1や、通信局(#2)から送信されるステーション(#2)受信品質72−2や、通信局(#3)から送信されるステーション(#3)受信品質72−3や、通信局(#4)から送信されるステーション(#4)受信品質72−4の部分については、自局の接続リンク情報部分が配置されるので冗長となるために、この部分を利用して、自局の稼働状態や、制御局や周辺の通信局への各種要求などの情報伝送に利用することができる。
図8は、通信局1のステーションシンクパケットの構成例を表した図である。このパケットの構成としては、制御局に対して休眠状態に入ることを通知する:スリープモードの要求81−1、アクセス制御権の優先順位の指定を行う:アクセス制御優先順位81−2、このステーションの情報処理能力を表す:ステーション能力81−3、それに、本実施の形態の通信局1の管理情報および他のステーションとの接続リンク情報:通信局(1)の管理情報82−1、ステーション(#2)受信品質82−2、ステーション(#3)受信品質82−3、ステーション(#4)受信品質82−4と、誤り検出のためのCRC83で構成されている。
図中、ステーション(#1)受信品質の情報部分を使って、通信局1の管理情報の送信が行われることを表したものである。
図9は、通信局2のステーションシンクパケットの構成例を表した図である。このパケットの構成としては、制御局に対して休眠状態に入ることを通知する:スリープモードの要求91−1、アクセス制御権の優先順位の指定を行う:アクセス制御優先順位91−2、このステーションの情報処理能力を表す:ステーション能力91−3、それに、本実施の形態の通信局2の管理情報および他のステーションとの接続リンク情報:ステーション(#1)受信品質92−1、通信局(2)の管理情報92−2、ステーション(#3)受信品質92−3、ステーション(#4)受信品質92−4と、誤り検出のためのCRC93で構成されている。
図中、ステーション(#2)受信品質の情報部分を使って、通信局2の管理情報の送信が行われることを表したものである。
図10は、通信局3のステーションシンクパケットの構成例を表した図である。このパケットの構成としては、制御局に対して休眠状態に入ることを通知する:スリープモードの要求101−1、アクセス制御権の優先順位の指定を行う:アクセス制御優先順位101−2、このステーションの情報処理能力を表す:ステーション能力101−3、それに、本実施の形態の通信局3の管理情報および他のステーションとの接続リンク情報:ステーション(#1)受信品質102−1、ステーション(#2)受信品質102−2、通信局(3)の管理情報102−3、ステーション(#4)受信品質102−4と、誤り検出のためのCRC103で構成されている。
図中、ステーション(#3)受信品質の情報部分を使って、通信局3の管理情報の送信が行われることを表したものである。
図11は、通信局4のステーションシンクパケットの構成例を表した図である。このパケットの構成としては、制御局に対して休眠状態に入ることを通知する:スリープモードの要求111−1、アクセス制御権の優先順位の指定を行う:アクセス制御優先順位111−2、このステーションの情報処理能力を表す:ステーション能力111−3、それに、本実施の形態の通信局4の管理情報および他のステーションとの接続リンク情報:ステーション(#1)受信品質112−1、ステーション(#2)受信品質112−2、ステーション(#3)受信品質112−3、通信局(4)の管理情報112−4と、誤り検出のためのCRC113で構成されている。
図中、ステーション(#4)受信品質の情報部分を使って、通信局4の管理情報の送信が行われることを表したものである。
図12は、サイクルスタートパケットの構成例を示した図である。このサイクルスタートパケットは、図4に示した下り管理情報伝送区間(CS)64において、ネットワークの制御局から、ネットワーク上の全ステーションに対して送信される情報である。
このパケット構成としては、このフレームの開示時間を示す:サイクルタイム情報121−1、このネットワークを識別するための:ネットワークID121−2、このサイクルスタートパケット(CSP)に含まれている情報を一斉に更新するまでのタイミングを示す情報更新カウンタ121−3、ステーションシンクパケット(SSP)に含まれる情報の順番を示す:SSPカウンタ121−4、SSPの送信周期を示す:SSP周期122−1、フレーム内に存在するSSPの数を示す:SSP数122−2、現在の帯域予約情報数を示す:帯域予約情報数122−3、フレームの終了位置を示す:フレーム終了ポインタ122−4、任意の情報数を示す:可変長フレーム情報サイズ122−5、そして、誤り検出のためのCRC(Cyclic Redundancy Check)123によって、固定長の情報として配置される。
これに、SSP数に応じて可変長となる:ステーション情報(#1)124−1、ステーション情報(#2)124−2、ステーション情報(#3)125−1、ステーション情報(#4)125−2、さらに、帯域予約数に応じて可変長となる:帯域予約情報(#1)126、そして、誤り検出のためのCRC127が、可変長の情報として配置される。
図13は、制御局の通信局でのCSP(サイクルスタート情報)の送信動作を示すフローチャートである。まず、ステップS1にて、下り管理情報伝送区間(サイクルスタート:CS)であるか否かの判断を行い、ステップS1において下り管理情報伝送区間(CS)でなければ、処理を抜ける。
ステップS1において下り管理情報伝送区間(CS)であれば、ステップS2にて、SSP(ステーションシンクパケット)周期情報の設定を行い、ステップS3にて、SSPカウンタ情報の設定を行い、ステップS4にて、SSP送信通信局情報(ステーション情報#1からステーション情報#4)の設定を行い、ステップS5にて、サイクルスタートCS(パケット)情報の送信を行う。
図14は、制御局以外の各通信局でのCSP(サイクルスタート情報)の受信動作を示すフローチャートである。ステップS11にて、下り管理情報伝送区間(サイクルスタート:CS)であるか否かの判断を行い、ステップS11において下り管理情報伝送区間(CS)でなければ、処理を抜ける。
ステップS11において下り管理情報伝送区間(CS)であれば、ステップS12にて、サイクルスタートCS(パケット)情報の受信ができたか否かの判断を行う。
ステップS2においてサイクルスタートCS(パケット)情報の受信ができた場合には、YESの分岐より、ステップS13にて、SSP(ステーションシンクパケット)周期情報の獲得を行い、ステップS14にて、SSPカウンタ情報の登録を行い、ステップS15にて、SSP送信通信局情報(ステーション情報#1からステーション情報#4)の登録を行う。
ステップS2においてサイクルスタートCS(パケット)情報の受信ができない場合には、NOの分岐より、ステップS16にて、SSPカウンタ情報の推定を行い、ステップS17にて、推定されたSSPカウンタ情報に基づいて、事前に蓄えられていたSSP送信通信局情報(ステーション情報#1からステーション情報#4)の獲得を行う。
図15は、各通信局でのネットワーク管理動作を示すフローチャートである。ステップS21にて、局同期信号送受区間(ステーションシンク:SS)であるか否かの判断を行い、ステップS21において局同期信号送受区間(SS)でなければ、処理を抜ける。
ステップS21において局同期信号送受区間(SS)であれば、ステップS22にて、該当するフレーム周期でのSSP(ステーションシンクパケット)送信局情報を獲得する。
そして、ステップS23にて、自局の送信領域が到来したか否かの判断を行う。ステップS23において、自局の送信領域でなければ、NOの分岐より、ステップS24にて、該当する通信局からのステーションシンク情報の受信を行い、ステップS25にて、その情報が復号できたか否かの判断を行う。
ステップS25において、その情報が復号できたときには、ステップS26にて該当する通信局からのローカルマップ情報を獲得し、ステップS27にて、該当する通信局が自局を認識しているか否かの判断を行う。
ステップS27において、該当する通信局が自局を認識しているときは、ステップS30にて、双方向接続リンクが確立されたことになり、ステップS31に移行する。
ステップS27において、該当する通信局が自局を認識していないときは、ステップS29にて、片方向接続リンクしか存在しないことになり、ステップS31に移行する。
また、ステップS25において、その情報が復号できないときには、ステップS28にて、該当する通信局からの接続リンクがないことになり、ステップS31に移行する。
ステップS31では、これらの情報を、自局のローカルマップ情報として登録を行う。
また、ステップS23において、自局の送信領域であれば、YESの分岐より、ステップS32にて、自局のローカルマップ情報を獲得し、ステップS33にて、ステーションシンク情報を構成して送信を行う。
なお、上述した本実施の形態はワイヤレス1394に適用される例を示したが、これに限らず、他の無線ネットワークにも適用されることはいうまでもない。
11,12,13,14……無線伝送装置、15……ネットワーク、20……ノイズ源(N)、21(#1)、22(#2)、23(#3)、24(#4)……通信局、25、26、27……双方向接続リンク、28……片方向接続リンク、41……接続リンク対象通信局、42……ローカルリンクマップ(#1)、43……ローカルリンクマップ(#2)、44……ローカルリンクマップ(#3)、45……ローカルリンクマップ(#4)、51……アンテナ、52……無線送受信処理部、53……データ変換部、54……外部インターフェース部、55……制御部、56……内部メモリー、57……シリアルバス、58……接続される機器、64……下り管理情報伝送区間(CS)、66……局同期信号送受区間(SS)、82−1……通信局1の情報、92−2……通信局2の管理情報、102−3……通信局3の管理情報、112−4……通信局4の管理情報

Claims (1)

  1. 所定のフレーム周期の中に、無線ネットワークに存在する全ての無線伝送装置が送信する局管理信号送受区間が設けられている前記無線ネットワークにおいて、現在のタイミングが前記局管理信号送受区間であるか否かを判断する第一ステップと、
    前記第一ステップにおいて前記局管理信号送受区間であれば、該当する局管理信号の送信局情報を獲得する第二ステップと、
    現在の前記局管理信号送受区間において自局の送信領域が到来したか否かの判断を行う第三ステップと、
    前記第三ステップにおいて、現在の前記局管理信号送受区間が自局の送信領域でなければ、該当する通信局から送信される局管理情報の受信を行う第四ステップと、
    前記第四ステップにて受信した前記局管理情報が復号できたか否かの判断を行う第五ステップと、
    前記第五ステップにおいて、前記局管理情報が復号できたときには、該当する前記通信局から送信される、前記通信局と前記通信局以外の各通信局との接続状態が記述されているローカルマップ情報を獲得する第六ステップと、
    前記第六ステップにて該当する前記通信局が自局を認識しているか否かの判断を行う第七ステップと、
    前記第七ステップにおいて、該当する前記通信局が自局を認識しているときは、双方向接続リンクが確立された事実を自局のローカルマップ情報に登録を行う第八ステップと、
    前記第七ステップにおいて、該当する前記通信局が自局を認識していないときは、片方向接続リンクしか存在しない事実を前記自局のローカルマップ情報に登録を行う第九ステップと、
    前記第五ステップにおいて前記局管理情報が復号できないときには、該当する前記通信局からの接続リンクがない事実を前記自局のローカルマップ情報に登録を行う第十ステップと、
    前記第三ステップにおいて、現在の局管理信号送受区間が自局の送信領域であれば、前記自局のローカルマップ情報に基づいて局管理情報を構成して送信を行う第十一ステップと
    よりなる無線ネットワーク管理方法。
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