JP2009295054A - 映像コンテンツ検索装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】検索キーワードを指定することなく、任意のコンテンツを検索キーとして、内容的関連性の高い映像コンテンツやその一部のシーンを連想的に検索する。
【解決手段】メタデータ蓄積部5は、映像コンテンツのセグメント毎の主題及び関係つき主題の情報を含んだメタデータ、及び、主題または関係つき主題と映像コンテンツのセグメントとの関連を表す連想インデックスを記憶している。映像コンテンツ表示部6は、映像コンテンツのコンテンツデータを表示させており、検索要求を受信すると、受信時に表示させている映像コンテンツのセグメントを特定し、メタデータから当該セグメントの主題及び関係つき主題を検索キーとして取得する。映像コンテンツ検索部7は、検索キーに基づいて、連想インデックスを検索した結果の類似あるいは関連する映像コンテンツのセグメントを取得し、映像コンテンツ表示部6は、検索結果を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送番組などの映像コンテンツを多数蓄積して視聴するシステムにおいて、ユーザが所望の映像コンテンツを好みの時間に視聴することを支援する映像コンテンツ検索装置及びコンピュータプログラムに関する。特に、本発明は、検索キーワードの指定をすることなしに、任意の映像コンテンツ、例えば、ユーザが視聴中の映像コンテンツを検索キーとして、当該映像コンテンツに内容的関連の大きい他の映像コンテンツやその一部のシーンを連想的に検索する機能を実現する映像コンテンツ検索装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、ウェブコンテンツなどを対象にした検索サービスにおいて提供される検索機能は、ユーザが検索キーワードを指定することによって所望のコンテンツを見つけ出すものである。
また、特許文献1には、テレビ放送番組のコンテンツデータを受信・再生させる旨の要求を認識すると、検索要求のキーワードに関連する関連キーワードを認識し、キーワードおよび関連キーワードを用いて番組情報を検索する技術が記載されている。また、特許文献2には、特に、コンテンツが保存されているフォルダや記録メディアなどの名前を付けたり、変更する場合に、文字入力の操作の不便性を軽減する技術について記載されている。
特開2005−348071号公報 特開2006−31205号公報
放送番組などの映像コンテンツの視聴時に検索を行なう場合、文字の入力は煩雑な操作であるとともに、文字の入力中は視聴中の映像コンテンツから目を離さなければならないこともあり、文字入力などを行なわない検索操作を可能とすることが望ましい。また、映像を収録するハードディスクレコーダなどでは、収録時系列順のリストやジャンル分けなどの簡単な分類リストをリモートコントローラの操作によって辿っていき、映像コンテンツを検索する機能を提供しているが、詳しい映像内容を手がかりとした特定の映像部分へのアクセスを可能としたりするような高度な検索機能は実現されていない。
上述した特許文献1における検索要求のキーワードの入力に、特許文献2の技術を適用した場合、入力数を軽減することはできるものの、キーワードの入力の操作自体は依然必要となってしまう。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、検索キーワードを指定することなく、視聴中のものなど任意の映像コンテンツを検索キーとして、当該映像コンテンツに内容的関連性の高い映像コンテンツやその一部のシーンを連想的に検索することができる映像コンテンツ検索装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
[1] 本発明の一態様は、映像コンテンツを時間分割したセグメントと、当該セグメントの主題との関連を表すメタデータ、及び、前記主題と当該主題に対応したセグメントとの関連を表す連想インデックスデータを記憶する記憶部と、任意のセグメントの指定を受け、前記記憶部に記憶されている前記メタデータから、当該指定を受けたセグメントの主題を読み出して検索キーとする検索キー取得部と、前記検索キーに基づいて前記記憶部に記憶されている連想インデックスデータを検索し、当該検索キーが示す主題に対応したセグメントを特定する検索実行部と、前記検索実行部により特定された前記セグメントを含む映像コンテンツを検索結果として出力する検索結果出力部と、を備えることを特徴とする映像コンテンツ検索装置である。
この発明によれば、任意の映像コンテンツのセグメントに関する検索要求を受信した場合に、メタデータから当該セグメントの主題を検索キーとして取得し、この取得した検索キーに基づいて連想インデックスデータを検索する。そして、検索の結果特定されたセグメントを含む、当該主題に対応した映像コンテンツを検索結果として出力する。これにより、ユーザは、検索キーワードを指定することなしに、例えば、視聴中の映像コンテンツを検索キーとして、これに内容的関連性の高い映像コンテンツを連想的に検索することが可能となる。
[2] また、本発明の一態様は、上述する映像コンテンツ検索装置であって、前記メタデータは、前記セグメントの主題と当該主題に関係する他の主題との関係を表す関係つき主題をさらに含むものであり、前記連想インデックスデータは、前記関係つき主題と当該関係つき主題に対応したセグメントとの関連をさらに表すものであり、前記検索キー取得部は、前記記憶部に記憶されているメタデータから、前記指定を受けたセグメントの主題及び関係つき主題を読み出して検索キーとするものであり、前記検索実行部は、前記検索キーが示す主題、ならびに、当該検索キーが示す関係つき主題により表される主題及び他の主題を用いて前記連想インデックスデータを検索し、セグメントを特定するものである、ことを特徴とする。
この発明によれば、任意の映像コンテンツのセグメントに関する検索要求を受信した場合に、当該映像コンテンツのメタデータから主題及び関係つき主題を検索キーとして取得し、この取得した検索キーに基づいて連想インデックスデータを検索する。そして、検索の結果特定されたセグメントを含む映像コンテンツを検索結果として出力する。これにより、ユーザが視聴中の映像コンテンツを検索キーとして、内容的関連性の高い映像コンテンツや、内容が類似している映像コンテンツを連想的に検索することが可能となる。
[3] また、本発明の一態様は、上述する映像コンテンツ検索装置であって、前記関係つき主題は、映像コンテンツに対応した主題であるソース主題と、当該ソース主題が関係する他の主題であるターゲット主題と、当該ソース主題と当該ターゲット主題との関係とからなるものであり、前記検索実行部は、前記検索キーが示す主題を主題キーとして前記連想インデックスデータを検索するか、あるいは、当該検索キーが示す主題をソース主題とした関係つき主題キーにより前記連想インデックスデータを検索してセグメントを特定するものであり、前記検索結果出力部は、前記検索実行部により特定されたセグメントを含む映像コンテンツを、類似映像コンテンツ群として出力するものである、ことを特徴とする。
[4] また、本発明の一態様は、上述する映像コンテンツ検索装置であって、前記検索実行部は、前記検索キーが示す関係つき主題を関係つき主題キーとして前記連想インデックスデータを検索、前記検索キーが示す関係つき主題の前記ソース主題及び前記関係を関係つき主題キーとして前記連想インデックスデータを検索、前記検索キーが示す関係つき主題の前記ソース主題を関係つき主題キーとして前記連想インデックスデータを検索、あるいは、前記検索キーが示す関係つき主題の前記ソース主題を主題キーとして前記連想インデックスデータを検索してセグメントを特定するものであり、前記検索結果出力部は、前記検索実行部により特定されたセグメントを含む映像コンテンツを類似映像コンテンツ群として出力するものである、ことを特徴とする。
[5] また、本発明の一態様は、上述する映像コンテンツ検索装置であって、前記検索実行部は、前記検索キーが示す関係つき主題のターゲット主題を主題キーとして前記連想インデックスデータを検索してセグメントを特定するものであり、前記検索結果出力部は、前記検索キーが示す関係つき主題のターゲット主題を主題キーとして前記検索実行部により特定されたセグメントを含む映像コンテンツを、関連映像コンテンツ群として出力するものである、ことを特徴とする。
[6] また、本発明の一態様は、上述する映像コンテンツ検索装置であって、前記メタデータは、前記セグメントが含まれる映像コンテンツと、当該映像コンテンツにおける当該セグメントの時間範囲との情報をさらに含んでおり、前記検索結果出力部は、前記検索実行部により特定された前記セグメントを含む映像コンテンツと、当該映像コンテンツにおける当該セグメントの時間範囲とを、前記記憶部に記憶されているメタデータから取得して出力するものである、ことを特徴とする。
[7] また、本発明の一態様は、上述する映像コンテンツ検索装置であって、映像コンテンツを特定する情報と、時間範囲の情報との入力を受け、前記映像コンテンツのコンテンツデータを記憶する映像コンテンツ記憶部から、当該映像コンテンツのコンテンツデータを取得し、当該時間範囲に対応した映像を表示する表示部をさらに備える、ことを特徴とする。
[8] また、本発明の一態様は、映像コンテンツを検索する映像コンテンツ検索装置として用いられるコンピュータを、
映像コンテンツを時間分割したセグメントと、当該セグメントの主題との関連を表すメタデータ、及び、前記主題と当該主題に対応したセグメントとの関連を表す連想インデックスデータを記憶する記憶部、任意のセグメントの指定を受け、前記記憶部に記憶されている前記メタデータから、当該指定を受けたセグメントの主題を読み出して検索キーとする検索キー取得部、前記検索キーに基づいて前記記憶部に記憶されている連想インデックスデータを検索し、当該検索キーが示す主題に対応したセグメントを特定する検索実行部、前記検索実行部により特定された前記セグメントを含む映像コンテンツを検索結果として出力する検索結果出力部、として機能させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
本発明によれば、検索キーワードを指定することなしに、任意の映像コンテンツ、例えば、視聴中の映像コンテンツを検索キーとして、これに内容的関連性の高い映像コンテンツやその一部のシーンを連想的に検索することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
[1.映像コンテンツ検索装置の概要]
本発明の一実施形態による映像コンテンツ検索装置は、任意の映像コンテンツ、例えば、視聴中の映像コンテンツに対応付けられている主題キー及び関係つき主題キーを検索キーとして用いることにより、当該映像コンテンツに内容的関連性の高い映像コンテンツやその一部のシーンを連想的に検索する。主題キー及び関係つき主題キーは、映像コンテンツに対して人手で付与するか、もしくは、映像コンテンツを解析することによって自動付与する。主題キーとは、映像コンテンツの内容を構成する主なテーマ、主要な被写体が何であるか等の主題を示し、関係つき主題キーとは、主題と他の主題との間の因果関係など、意味的関係が指定された主題キーである。この検索キーによって検索される映像コンテンツ群には、主題キー、関係つき主題キーを持つ映像コンテンツからなる類似映像コンテンツ群と、関係つき主題キーによって示されるターゲット、すなわち、因果関係を有する相手先の主題キーを持つ映像コンテンツからなる関連映像コンテンツ群との2種類とが含まれる。つまり、類似映像コンテンツ群は、検索キーとして指定された、例えば、視聴中の映像コンテンツの主題と同じ主題を含む映像コンテンツ群であり、関連映像コンテンツ群は、例えば、検索キーの主題が原因となる帰結の主題を含む映像コンテンツ群である。
[2.映像コンテンツ検索装置の構成]
図1は、本発明の一実施の形態による映像コンテンツ検索装置1の機能構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。
同図において、映像コンテンツ検索装置1は、1または複数のコンピュータ装置により構成することができ、映像コンテンツ取得部2、映像コンテンツ蓄積部3、映像コンテンツ登録部4、メタデータ蓄積部5、映像コンテンツ表示部6、及び、映像コンテンツ検索部7を含む。
映像コンテンツ取得部2は、ネットワークを介して接続される外部の装置や、ディジタル放送チューナーや、映像コンテンツ検索装置1に接続される映像サーバ等から、映像コンテンツの動画像データ、音声データ、クローズドキャプションデータ、データ放送データ(番組として放送される映像コンテンツに付随したデータ放送に用いられるデータ)、EPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)データを取得し、映像コンテンツを一意に識別する映像コンテンツIDと対応づけて、ファイル形式で映像コンテンツ蓄積部3に書き込む。
映像コンテンツ蓄積部3は、映像コンテンツ記憶部31、読出部32、書込部33を備える。映像コンテンツ記憶部31は、映像コンテンツを構成する動画像データ、音声データ、クローズドキャプションデータ、データ放送データ、EPGデータ等を、映像コンテンツIDと対応づけてファイル形式で記憶する。さらに映像コンテンツ記憶部31は、映像コンテンツIDと、映像コンテンツのメタデータを一意に識別するメタデータIDとの対応付けを示すデータであるメタデータインデックスを記憶する。読出部32は、映像コンテンツ記憶部31に記憶されているデータの読み出しを行なう。書込部33は、映像コンテンツ記憶部31にデータを書き込む。
メタデータ蓄積部5は、記憶部51、登録実行部52、メタデータ読出部53、及び、検索実行部54を備える。記憶部51は、メタデータIDと、複数のセグメントデータからなるメタデータとを対応付けて記憶する。セグメントとは、映像コンテンツを内容のまとまり毎に時間分割した単位であり、メタデータは、同一の映像コンテンツに含まれる各セグメントについてのセグメントデータを1つのファイルとしてまとめたものである。メタデータを構成する各セグメントデータは、セグメントデータを一意に識別するセグメントID、セグメントが属する元の映像コンテンツを示す映像コンテンツID、映像コンテンツにおけるセグメントの時間範囲、セグメントの主題キー及び関係つき主題キーを記述子として含み、主題キー及び関係つき主題キーは複数設定可能である。主題キーは、セグメント中の主な話題、出来事、被写体である主題を表す記号である。また、関係つき主題キーは、セグメント中に一つの主題から他の主題へ向かう関係があることを示し、ソース主題キー、関係キー、ターゲット主題キーの三つ組みからなる。つまり、ソース主題キーが、セグメント中の主題を示し、ターゲット主題キーが向かう先の他の主題を示し、関係キーは、セグメント中の主題が向かう先の他の主題とどのように関係しているかを示す。さらに記憶部51は、与えられた主題キーあるいは関係つき主題キーから、当該主題キーあるいは当該関係つき主題キーを記述子として含むセグメントデータのセグメントIDを得るために用いられる、索引用のデータである連想インデックスを記憶する。なお、映像コンテンツ記憶部31及び記憶部51は、ハードディスク装置や光ディスク装置などを用いて実現される。
登録実行部52は、記憶部51へのメタデータの書き込みや、記憶部51に記憶されている連想インデックスの更新を行なう。メタデータ読出部53は、記憶部51に記憶されているメタデータの読出しを行なう。検索実行部54は、記憶部51に記憶されている連想インデックスの検索を行なう。
映像コンテンツ登録部4は、映像コンテンツファイル取得部41及び登録要求部42を備える。映像コンテンツファイル取得部41は、管理者により指示された映像コンテンツを構成する動画像データ、音声データ、クローズドキャプションデータ、データ放送データ、EPGデータを映像コンテンツ蓄積部3から読み出す。登録要求部42は、管理者が、映像コンテンツファイル取得部41により映像コンテンツ蓄積部3から読み出した映像コンテンツを解析して、主題キー及び関係つき主題キーを抽出するとともに映像コンテンツのセグメントを抽出し、抽出したセグメントについてのセグメントデータを同一の映像コンテンツ毎にまとめて作成した登録用のメタデータをメタデータ蓄積部5へ出力する。
映像コンテンツ表示部6は、表示部61、検索キー取得部62、検索結果出力部63を備える。表示部61は、映像コンテンツ蓄積部3から映像コンテンツのファイルを読み出し、読み出した映像コンテンツのファイルから、ユーザ等に指定された時間範囲の映像部分、すなわち、動画像データ、音声データ等を取得して、例えば、ユーザの宅内に備えられるテレビ受信機やコンピュータなどの映像表示用の装置に表示させる。また、ユーザからの要求に応じて、読み出した映像コンテンツのファイル中のクローズドキャプションデータ、データ放送データ、EPGデータ等も表示させる。検索キー取得部62は、ユーザが検索要求を行った時点を検出し、その時点で表示中の映像コンテンツの冒頭からの経過時間を取得すると、その経過時間を時間範囲に含むセグメントの主題キー及び関係つき主題キーを、表示中の映像コンテンツに対応したメタデータから取得し、これらを検索キーとして検索を起動する。検索結果出力部63は、検索キー取得部62により起動された検索の結果を出力する。なお、映像コンテンツ表示部6は、テレビ受信機やコンピュータなどの映像表示用の装置自体であってもよい。
映像コンテンツ検索部7は検索指示部71を備える。検索指示部71は、映像コンテンツ表示部6により検索が起動されると、検索キーとして指定された主題キー及び関係つき主題キーに基づいて、メタデータ蓄積部5が記憶する連想インデックスの検索を要求して、検索キーと共通の主題を持つ類似映像コンテンツ群、及び、検索キーがもつ主題と何らかの関係(例えば、因果関係)のある主題をもつ関連映像コンテンツ群を取得し、それらを映像コンテンツIDと、セグメントの時間範囲の組みのリストとして出力する。
[3.映像コンテンツ検索装置の動作]
次に、映像コンテンツ検索装置1の動作について説明する。
[3.1 メタデータ登録手順]
図2は、メタデータ登録手順を示す図であり、映像コンテンツ登録部4により、管理者が作成したメタデータをメタデータ蓄積部5に登録する手順を示す。ここでは、映像コンテンツ検索装置1の映像コンテンツ取得部2は、取得した映像コンテンツのファイルをすでに映像コンテンツ蓄積部3の映像コンテンツ記憶部31に登録しているものとする。
映像コンテンツ登録部4の映像コンテンツファイル取得部41は、管理者により指示された、メタデータ登録対象の映像コンテンツを特定する映像コンテンツIDを映像コンテンツ蓄積部3に出力する。映像コンテンツ蓄積部3の読出部32は、当該映像コンテンツIDにより特定される映像コンテンツの動画像データ、音声データ、クローズドキャプションデータ、データ放送データ、EPGデータを映像コンテンツ記憶部31から読み出し、ファイル形式で映像コンテンツ登録部4へ出力する(ステップS11)。
管理者は、映像コンテンツ登録部4の映像コンテンツファイル取得部41によって読込んだファイル内の動画像データ、音声データ、クローズドキャプションデータ、データ放送データ、EPGデータを解析して、主題キー及び関係つき主題キーを抽出するとともに、セグメントを抽出する。管理者は、セグメントが属する元の映像コンテンツを特定する映像コンテンツID、当該セグメントの時間範囲、当該セグメントから取得した主題キー及び関係つき主題キーを示すデータを映像コンテンツ毎にまとめた登録要求用のメタデータを生成し、映像コンテンツ登録部4に入力する(ステップS12)。
なお、主題キー及び関係つき主題キーの自動抽出には、例えば、特開2007−219947号公報に記載の技術を使用することが可能である。これは、手がかりとなる語がなくても、テキストデータから因果関係を有する名詞のペアを抽出する技術であり、これによれば、例えば、クローズドキャプションデータに含まれるテキストデータから主題キー及び関係つき主題キーを抽出することができる。
映像コンテンツ登録部4の登録要求部42は、管理者の指示を受け、生成された登録用のメタデータをメタデータ蓄積部5に出力する。メタデータ蓄積部5の登録実行部52は、受信した登録用のメタデータにより示される各セグメントにセグメントIDを付与すると、当該登録用のメタデータに設定されている情報に基づいて、セグメントID、元の映像コンテンツを特定する映像コンテンツID、時間範囲、主題キー及び関係つき主題キーを記述子からなる各セグメントのセグメントデータを生成し、同一の映像コンテンツ毎にまとめてメタデータを生成する。メタデータ蓄積部5の登録実行部52は、新たなメタデータIDを付与すると、生成したメタデータと対応づけて記憶部51に書き込む(ステップS13)。
メタデータ蓄積部5の登録実行部52は、新たに登録したメタデータのメタデータIDと、当該メタデータに設定されている映像コンテンツIDとを映像コンテンツ蓄積部3に出力する。映像コンテンツ蓄積部3の書込部33は、受信した映像コンテンツIDにより、映像コンテンツ記憶部31に記憶されているメタデータインデックスを検索し、該当する映像コンテンツIDのエントリに、受信したメタデータIDを登録する(ステップS14)。さらに、メタデータ蓄積部5の登録実行部52は、新たに登録したメタデータ内の各セグメントデータに設定されている主題キー、関係つき主題キーに対応する連想インデックスのエントリに、当該セグメントデータのセグメントIDを登録する(ステップS15)。
図2のステップS11において、映像コンテンツ取得部2は、映像コンテンツID「#C1」により特定される映像コンテンツのファイルを読込んでおり、ステップS13において、映像コンテンツ蓄積部3の書込部33は、メタデータID「#M1」を付与し、メタデータを映像コンテンツ記憶部31に蓄積している。このメタデータは、セグメントID「#(M1−S1)」で特定され、映像コンテンツID「#C1」、時間範囲「1−450」、主題「N1」を示す主題キー、関係つき主題「N3(ソース主題)−R2(関係)−N4(ターゲット主題)」を示す関係つき主題キーが設定されたセグメントデータを含んでいる。そして、ステップS14において、映像コンテンツ蓄積部3の書込部33は、映像コンテンツ記憶部31に記憶されているメタデータインデックスに、メタデータID「#M1」を、映像コンテンツID「#C1」と対応づけて登録する。なお、以下、主題キー、ソース主題キー、ターゲット主題キーに設定される、主題「X」を示す記号を「#X」と記載し、関係キーに設定される、関係「Y」を示す記号を「#Y」と記載する。
図3は、連想インデックスの構成例を示す概略図である。
主題テーブルTは、主題キーと、セグメントリストL1のポインタP1と、関係リストL2のポインタP2との対応付けを示す。主題テーブルTに主題キーと対応して登録されているポインタP1は、セグメントリストL1を特定しており、セグメントリストL1には、当該主題キーで示される主題を含んだセグメントのセグメントIDがリスト形式で登録される。そのため、セグメントリストL1の各エントリは、セグメントIDと、次のセグメントIDが登録されているエントリへのポインタP11とからなる。なお、リスト形式のデータの最後のエントリのポインタには、リストの終了を示すデータが設定される。
また、主題テーブルTに、主題キーと対応して登録されているポインタP2は、関係リストL2を特定しており、関係リストL2には、当該主題キーをソース主題キーとした関係つき主題の関係キー及びターゲット主題キーと、当該関係つき主題キーを含んだセグメントが登録されているセグメントリストのポインタとがリスト形式で設定される。そのため、セグメントリストL2の各エントリは、上記の関係つき主題キーの関係キー及びターゲット主題キーと、当該関係つき主題キーにより示される関係つき主題を含んだセグメントが登録されているセグメントリストL3のポインタP3と、次のエントリへのポインタP4とからなる。セグメントリストL3は、セグメントリストL1と同様の構成であり、各エントリは、セグメントIDと、次のセグメントIDが登録されているエントリへのポインタP31とからなる。
図2のステップS15において、メタデータ蓄積部5の登録実行部52は、セグメントデータ内に設定されている、登録対象となる主題キーそれぞれについて、以下を行なう。
登録実行部52は、主題テーブルTを検索して、登録対象の主題キーが既に登録されているか否かを判断する。登録実行部52は、主題テーブルTに登録対象の主題キーがすでに登録されていると判断した場合、当該主題キーを含むセグメントのリストにセグメントIDを追加登録する。具体的には、主題テーブルTに登録対象の主題キー(例えば、「#N1」)がすでに登録されており、かつ、当該主題キーに対応したセグメントリストへのポインタP1が設定されている場合、当該ポインタP1により特定されるセグメントリストL1に、セグメントID(例えば、「#(M1−S1)」)を設定したエントリを追加登録する。主題テーブルTに登録対象の主題キー(例えば、「#N1」)がすでに登録されているが、当該主題キーに対応したセグメントリストへのポインタP1が設定されていない場合、登録実行部52は、新たなセグメントリストL1を生成する。そして、主題テーブルTに、当該主題キーに対応させて、生成したセグメントリストL1のポインタP1を設定し、生成したセグメントリストL1の最初のエントリにセグメントID(例えば、「#(M1−S1)」)を設定する。
一方、主題テーブルTに登録対象の主題キーが未登録であると判断した場合、登録実行部52は、連想インデックスに新たなセグメントリストL1を作成し、主題テーブルTに主題キーとセグメントIDとを登録する。具体的には、主題テーブルTに登録対象の主題キー(例えば、「#N1」)が未登録である場合、主題テーブルTの新たなエントリに当該主題キーを登録する。登録実行部52は、新たなセグメントリストL1を生成すると、主題テーブルTに追加した新たなエントリに、生成したセグメントリストL1のポインタP1を設定し、セグメントリストL1の最初のエントリにセグメントID(例えば、「#(M1−S1)」)を設定する。
次に、登録実行部52は、各関係つき主題キーを以下のように登録する。
登録実行部52は、セグメントデータ内に設定されている、登録対象の関係つき主題キーを構成するソース主題キー、関係キー、ターゲット主題キーの三つ組みが、主題テーブルT、及び、主題に付随する関係リストL2に登録されているかを判断する。
登録実行部52は、上記の三つ組みが主題テーブルT、及び、主題に付随する関係リストL2に登録されていると判断した場合には、当該関係つき主題キーを含むセグメントのリストL3にセグメントIDを追加する。具体的には、主題テーブルTに、登録対象の関係つき主題キーのソース主題キー(例えば、「#N1」)が登録されており、かつ、当該主題キーに対応したポインタP2により特定される関係リストL2のエントリに、登録対象の関係つき主題キーの関係キー及びターゲット主題キーの組み(例えば、関係キー「#R1」、ターゲット主題キー「#N2」)が登録されている場合、当該関係キー及びターゲット主題キーの組みに対応したポインタP3により特定されるセグメントリストL3に、セグメントID(例えば、「#(M1−S4)」)のエントリを追加登録する。
一方、上記の三つ組みが主題テーブルT及び主題に付随する関係リストL2に登録されていないと判断した場合、登録実行部52は、主題テーブルTにソース主題キーのエントリがなければ新たなエントリを追加し、次に、付随する関係リストL2を作成して関係キーとターゲット主題キーの組みを登録し、さらに、新たなセグメントリストL3を作成してセグメントIDを登録する。そして、ターゲット主題キーが主題テーブルTに登録されていないときには新たなエントリを追加する。
具体的には、主題テーブルTに登録対象の関係つき主題キーのソース主題キー(例えば、「#N1」)が未登録である場合、主題テーブルTの新たなエントリに当該ソース主題キーを登録する。登録実行部52は、新たな関係リストL2を生成すると、主題テーブルTに追加した新たなエントリに関係リストL2のポインタP2を設定し、さらに、生成した関係リストL2の最初のエントリに、登録対象の関係つき主題キーの関係キー及びターゲット主題キーの組み(例えば、「#R1」及び「#N2」)を設定する。登録実行部52は、新たなセグメントリストL3を生成すると、関係キー及びターゲット主題キーを設定した関係リストL2の最初のエントリに、当該セグメントリストL3のポインタP3を設定し、セグメントリストL3の最初のエントリにセグメントID(例えば、「#(M1−S4)」)を登録する。
さらに、登録実行部52は、ターゲット主題キー(例えば、「#N2」)が、主題テーブルTに登録されていない時には、新たなエントリを追加して当該ターゲット主題キーを登録する。この主題テーブルTに追加した新たなエントリには、ポインタP1は設定されず、この追加したターゲット主題キーを主題キーとする他のセグメントを新たに登録するときに、そのセグメントを登録するためのセグメントリストL1が生成され、ポインタP1が設定されることになる。
[3.2 検索手順]
[3.2.1 検索キーの取得]
映像コンテンツ検索装置1の映像コンテンツ表示部6は、図4に示す手順により、検索キーとしての主題キー、関係つき主題キーを取得し、映像コンテンツ検索部7に検索要求を送信する。
映像コンテンツ表示部6の表示部61は、必要な映像コンテンツ、例えば、ユーザが所有する装置へ表示させる映像コンテンツの映像コンテンツIDを映像コンテンツ蓄積部3に出力する。映像コンテンツ蓄積部3の読出部32は、受信した映像コンテンツIDにより特定される映像コンテンツを構成するデータを映像コンテンツ記憶部31から読み出し、ファイル形式で映像コンテンツ表示部6へ出力する(ステップS21)。さらに、映像コンテンツ表示部6の表示部61は、映像コンテンツIDを映像コンテンツ蓄積部3に出力し、映像コンテンツ蓄積部3の読出部32は、映像コンテンツ記憶部31に記憶されているメタデータインデックスから当該映像コンテンツIDに対応して登録されているメタデータIDを取得し、映像コンテンツ表示部6に返送する(ステップS22)。映像コンテンツ表示部6の表示部61は、ステップS22により取得したメタデータIDをメタデータ蓄積部5に出力し、メタデータ蓄積部5のメタデータ読出部53は、当該メタデータIDにより特定されるメタデータを記憶部51から読み出してファイル形式により映像コンテンツ表示部6へ出力する(ステップS23)。
映像コンテンツ表示部6の表示部61は、映像コンテンツのファイルの中からユーザにより指定された範囲の映像部分のデータを取得し、動画として表示させる。そして、映像コンテンツ表示部6の検索キー取得部62は、動画として表示中に、ユーザが検索要求を指示するための操作を行ったこと検出した場合に、その検索要求を行った時点を検出し、その時点で表示中の映像コンテンツの冒頭からの経過時間を取得する。映像コンテンツ表示部6の検索キー取得部62は、その経過時間を時間範囲に含むセグメントのセグメントID、主題キー及び関係つき主題キーを、ステップS23において読み出したメタデータを参照して取得する(ステップS24)。映像コンテンツ表示部6の検索キー取得部62は、ステップS24において取得したセグメントID、主題キー、及び、関係つき主題キーを検索キーとして映像コンテンツ検索部7に検索を要求する(ステップS25)。
[3.2.2 類似映像コンテンツ群、及び、関連映像コンテンツ群の出力]
次に、映像コンテンツ検索部7は、図5に示す手順により、受信した検索キーにより指定された主題キー、関係つき主題キーに基づいて、検索キーと共通の主題を持つ類似映像コンテンツ群と、検索キーが待つ主題と何らかの関係(例えば、因果関係)を有する主題を持つ関連映像コンテンツ群を検索し、映像コンテンツ表示部6により表示させる。
映像コンテンツ検索部7の検索指示部71は、検索キーとして指定された主題キー及び関係つき主題キーに基づき、連想インデックスから類似映像コンテンツ群及び関連映像コンテンツ群を取得するために必要なキーとして、参照用主題キーと、参照用関係つき主題キーを構成するソース主題キー、関係キー及びターゲット主題キーの三つ組みとを決定し、メタデータ蓄積部5に出力する(ステップS31)。なお、参照用主題キー、参照用関係つき主題キーは、後述する図6に詳細を示す手順により決定する。
メタデータ蓄積部5の検索実行部54は、後述する図7に詳細を示す手順により、参照用主題キー、参照用関係つき主題キーを用いて連想インデックスを検索し、検索結果として得られる類似映像コンテンツ群及び関連映像コンテンツ群に相当するセグメントのIDを取得する(ステップS32)。さらに、メタデータ蓄積部5の検索実行部54は、記憶部51に蓄積しているメタデータを参照して、ステップS32において取得したセグメントIDにより特定されるセグメントの属する映像コンテンツのIDを取得すると、取得したセグメントIDとともに映像コンテンツ検索部7に出力する(ステップS33)。
映像コンテンツ検索部7の検索指示部71は、ステップS33においてメタデータ蓄積部5から受信した映像コンテンツIDとセグメントIDを、検索結果として映像コンテンツ蓄積部3へ出力し、当該映像コンテンツIDにより特定される映像コンテンツを構成するデータのファイルと、当該映像コンテンツID及びセグメントIDの情報を映像コンテンツ表示部6へ出力するよう要求する(ステップS34)。
ステップS34において映像コンテンツ検索部7より指示を受けた映像コンテンツ蓄積部3は、検索結果として受信した映像コンテンツID及びセグメントIDと、読出部32が映像コンテンツ記憶部31から読み出した、当該映像コンテンツIDにより特定される映像コンテンツを構成するデータのファイルとを映像コンテンツ表示部6へ出力する。映像コンテンツ表示部6の検索結果出力部63は、映像コンテンツ蓄積部3から、検索結果の映像コンテンツID及びセグメントIDと、当該映像コンテンツIDにより特定される映像コンテンツを構成するデータのファイルとを受信し、受信したこれらの情報を利用して、検索結果の映像コンテンツやセグメントの情報を表示させる(ステップS35)。例えば、当該映像コンテンツID及びセグメントIDに対応してメタデータ蓄積部5から読み出したセグメントデータをから取得するか、映像コンテンツ検索部7から検索結果に併せて出力され、映像コンテンツ蓄積部3を経由して受信した、セグメントの時間範囲を表示させる。また、EPGデータから得た映像コンテンツのタイトルや、出演者、放送日時などを表示したり、映像データからセグメントの時間範囲に対応した静止画像、動画像などを表示させたりすることでもよい。
映像コンテンツ表示部6の表示部61は、検索結果を表示させた後、当該検索結果の中からユーザが選択した映像コンテンツのID及び時間範囲の情報の入力を受けると、図4のステップS21以降と同様の処理を行う。すなわち、映像コンテンツ表示部6の表示部61は、映像コンテンツ蓄積部3から、受信した映像コンテンツIDにより特定される映像コンテンツを構成するデータをファイル形式により読込むとともに、メタデータ蓄積部5から当該映像コンテンツのメタデータをファイル形式により読込み、映像コンテンツのファイルの中から指定された時間範囲の映像部分のデータを取得し、動画として表示させる。
[3.2.3 参照用主題キー及び参照用関係つき主題キーの決定]
図6は、図5のステップS31において、映像コンテンツ検索部7が参照用主題キー及び参照用関係つき主題キーを決定する手順を示す。ここでは、ユーザが検索要求を行った時点の映像コンテンツのセグメントのIDが検索キーセグメント「S0」であるとし、当該検索キーセグメントIDのセグメントデータから主題キー「#N1」、ソース主題キー「#N3」−関係キー「#R2」−ターゲット主題キー「#N4」の三つ組みからなる関係つき主題キーを検索キーとして得たものとする。
[3.2.3.1 主題キーによる検索]
映像コンテンツ検索部7の検索指示部71は、検索キーとして指定された主題キー「#N1」と、同一の主題キーにリンクされたセグメントIDを検索するよう、メタデータ蓄積部5に要求する(ステップS41)。よって、検索指示部71は、参照用主題キーを「#N1」と決定し、メタデータ蓄積部5に出力する。映像コンテンツ検索部7は、メタデータ蓄積部5が、後述する「3.2.4.1 指定された主題キーと同一の主題キーにリンクされたセグメントIDを検索する手順」により、連想インデックスを検索した結果のセグメントID(N1類似セグメントID)群を受信すると、これを検索キーセグメント「#S0」の主題「#N1」に関する類似映像コンテンツ群の検索結果として、処理を進める(ステップS42)。
さらに、検索指示部71は、検索キーとして指定された主題キー「#N1」と同一のソース主題キーと、任意の関係キー及びターゲット主題キーとの組みにリンクされたセグメントIDを検索するよう、メタデータ蓄積部5に要求する(ステップS43)。つまり、検索指示部71は、ソース主題キー「#N1」−関係キー「*」−ターゲット主題キー「*」(「*」は、ワイルドカード、つまり、任意であることを示す)を参照用関係つき主題キーとして決定し、メタデータ蓄積部5へ出力する。映像コンテンツ検索部7は、メタデータ蓄積部5が、後述する「3.2.4.2 指定された主題キーと同一のソース主題キーと、任意の関係キー及びターゲット主題キーとの組みにリンクされたセグメントIDを検索する手順」により、連想インデックスを検索した結果のセグメントID(N1類似セグメントID)群を受信すると、これを検索キーセグメント「#S0」の主題「#N1」に関する類似映像コンテンツ群の検索結果として、処理を進める(ステップS44)。
[3.2.3.2 関係つき主題キーによる検索]
検索指示部71は、検索キーとして指定された関係つき主題キーのターゲット主題キーと、同一の主題キーにリンクされたセグメントIDを検索するよう、メタデータ蓄積部5に要求する(ステップS45)。つまり、検索指示部71は、関係つき主題キーのターゲット主題キー「#N4」を、参照用主題キー「#N4」として決定し、メタデータ蓄積部5へ出力する。映像コンテンツ検索部7は、メタデータ蓄積部5が、後述する「3.2.4.3 指定された関係つき主題キーのターゲット主題キーと同一の主題キーにリンクされたセグメントIDを検索する手順」により、連想インデックスを検索した結果のセグメントID(N3−R2関連セグメントID)群を受信すると、これを検索キーセグメント「#S0」の主題「#N3」からの関係「#R2」で関連づけられた関連映像コンテンツ群の検索結果として、処理を進める(ステップS46)。
次に、検索指示部71は、検索キーとして指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キー及び関係キーと、任意のターゲット主題キーとの組みにリンクされたセグメントIDを検索するよう、メタデータ蓄積部5に要求する(ステップS47)。つまり、検索指示部71は、ソース主題キー「#N3」−関係キー「#R2」−ターゲット主題キー「*」を参照用関係つき主題キーとして決定し、メタデータ蓄積部5に出力する。映像コンテンツ検索部7は、メタデータ蓄積部5が、後述する「3.2.4.4 指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キー及び関係キーと、任意のターゲット主題キーとの組みにリンクされたセグメントIDを検索する手順」により、連想インデックスを検索した結果のセグメントID(N3−R2類似セグメントID)群を受信すると、これを検索キーセグメント「#S0」の主題「#N3」から関係「#R2」で関連づけられた類似映像コンテンツ群の検索結果として、処理を進める(ステップS48)。
続いて、検索指示部71は、検索キーとして指定された関係つき主題キーのソース主題キーと同一の主題キーにリンクされたセグメントIDを検索するよう、メタデータ蓄積部5に要求する(ステップS49)。つまり、検索指示部71は、関係つき主題キーのソース主題キー「#N3」を参照用主題キー「#N3」として決定し、メタデータ蓄積部5に出力する。映像コンテンツ検索部7は、メタデータ蓄積部5が、後述する「3.2.4.5 指定された関係つき主題キーのソース主題キーと同一の主題キーにリンクされたセグメントIDを検索する手順」により、連想インデックスを検索した結果のセグメントID(N3類似セグメントID)群を受信すると、これを検索キーセグメント「#S0」の主題「#N3」に関する類似映像コンテンツ群の検索結果として、処理を進める(ステップS50)。
さらに、検索指示部71は、検索キーとして指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キーと、任意の関係キー及びターゲット主題キーとの組みにリンクされたセグメントIDを検索するよう、メタデータ蓄積部5に要求する(ステップS51)。つまり、検索指示部71は、ソース主題キー「#N3」−関係キー「*」−ターゲット主題キー「*」を参照用関係つき主題キーとして決定し、メタデータ蓄積部5に出力する。映像コンテンツ検索部7は、メタデータ蓄積部5が、後述する「3.2.4.6 指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キーと、任意の関係キー及びターゲット主題キーとの組みにリンクされたセグメントIDを検索する手順」により、連想インデックスを検索した結果のセグメントID(N3類似セグメントID)群を受信すると、これを検索キーセグメント「#S0」の主題「#N3」に関する類似映像コンテンツ群の検索結果として、処理を進める(ステップS52)。
また、検索指示部71は、検索キーとして指定された関係つき主題キーを参照用関係つき主題キーとして決定し、メタデータ蓄積部5に出力してもよい。映像コンテンツ検索部7は、メタデータ蓄積部5が、後述する[3.2.4.7 指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キー、関係キー及びターゲット主題キーの組みにリンクされたセグメントIDを検索する手順]により、連想インデックスを検索した結果のセグメントID(N3−R2−N4類似セグメントID)群を受信すると、これを検索キーセグメント「#S0」の関係つき主題「#N3−#R2−#N4」に関する類似映像コンテンツ群の検索結果として、処理を進める。
[3.2.4 参照用主題キー、参照用関係つき主題キーによる検索]
図7は、メタデータ蓄積部5において、映像コンテンツ検索部7が図6に示す手順により決定した参照用主題キー、参照用関係つき主題キーを用いて検索を行なう手順を示す。同図において、メタデータ蓄積部5は、映像コンテンツ検索部7が決定した参照用主題キー、または、参照用関係つき主題キーを受信する(ステップS61)。メタデータ蓄積部5は、当該参照用主題キー、または、参照用関係つき主題キー記述子として含む類似セグメント、関連セグメントのIDを取得すると(ステップS62)、当該セグメントIDに対応した映像コンテンツのIDを取得して、その結果を出力する(ステップS63)。なお、このとき、当該セグメントIDにより特定されるメタデータのセグメントデータから取得した時間範囲の情報を併せて出力してもよい。
[3.2.4.1 指定された主題キーと同一の主題キーにリンクされたセグメントIDを検索する手順]
(1)メタデータ蓄積部5の検索実行部54は、図6のステップS41において映像コンテンツ検索部7から受信した参照用主題キー「#N1」と一致する主題キーを、主題テーブルTの主題キー列から検索する。
(2)一致する主題キーが検出された場合、検索実行部54は、検出された当該主題キーに対応するセグメントリストへのポインタP1を主題テーブルTから取得し、取得したポインタP1によりセグメントリストL1を特定する。検索実行部54は、特定したセグメントリストL1のエントリからセグメントIDと次のエントリへのポインタP11とを取得し、取得したポインタP11により特定されるエントリからセグメントIDとさらに次のエントリへのポインタP11とを取得することを繰り返して、全てのセグメントIDを取得する。なお、セグメントIDを取得できなければ、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
(3)検索実行部54は、(2)において取得したセグメントIDそれぞれについて、当該セグメントIDにより特定されるセグメントデータを参照して映像コンテンツIDを取得する。検索実行部54は、(2)において取得したセグメントID(N1類似セグメントID)と、当該セグメントIDそれぞれに対応して取得した映像コンテンツIDとの組みを映像コンテンツ検索部7へ出力する。なお、その他の場合は、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
[3.2.4.2 指定された主題キーと同一のソース主題キーと、任意の関係キー及びターゲット主題キーとの組みにリンクされたセグメントIDを検索する手順]
(1)検索実行部54は、図6のステップS43において映像コンテンツ検索部7から受信した参照用関係つき主題キー(ソース主題キー「#N1」−関係キー「*」−ターゲット主題キー「*」)のソース主題キー「#N1」と一致する主題キーを、主題テーブルTの主題キー列から検索する。
(2)一致する主題キーが検出された場合、検索実行部54は、検出された当該主題キーに対応する関係リストへのポインタP2を主題テーブルTから取得し、取得したポインタP2により関係リストL2を特定する。検索実行部54は、特定した関係リストL2のエントリからセグメントリストL3のポインタP3と、次のエントリへのポインタP4とを取得すると、取得したポインタP4により特定されるエントリからセグメントリストL3へのポインタP3とさらに次のエントリへのポインタP4とを取得することを繰り返し、全てのセグメントリストL3へのポインタP3を取得する。続いて検索実行部54は、取得したポインタP3のセグメントリストL3を特定すると、各セグメントリストL3について、エントリからセグメントIDと次のエントリへのポインタP31とを取得し、取得したポインタP31により特定されるエントリからセグメントIDとさらに次のエントリへのポインタP31とを取得することを繰り返して、全てのセグメントIDを取得する。なお、セグメントIDを取得できなければ、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
(3)検索実行部54は、(2)において取得したセグメントIDそれぞれについて、当該セグメントIDにより特定されるセグメントデータを参照して映像コンテンツIDを取得する。検索実行部54は、(2)において取得したセグメントID(N1類似セグメントID)と、当該セグメントIDそれぞれに対応して取得した映像コンテンツIDとの組みを映像コンテンツ検索部7へ出力する。なお、その他の場合は、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
[3.2.4.3 指定された関係つき主題キーのターゲット主題キーと同一の主題キーにリンクされたセグメントIDを検索する手順]
(1)検索実行部54は、図6のステップS45において映像コンテンツ検索部7から受信した参照用主題キー「#N4」と一致する主題キーを、主題テーブルTの主題キー列から検索する。
(2)一致する主題キーが検出された場合、検索実行部54は、検出された当該主題キーに対応するセグメントリストへのポインタP1を主題テーブルTから取得し、当該ポインタP1により特定されるセグメントリストL1を上記と同様に辿って検索を行い、全てのセグメントIDを取得する。なお、セグメントIDを取得できなければ、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
(3)検索実行部54は、(2)において取得したセグメントIDそれぞれについて、当該セグメントIDにより特定されるセグメントデータを参照して映像コンテンツIDを取得する。検索実行部54は、(2)において取得したセグメントID(N3−R2関連セグメントID)と、当該セグメントIDそれぞれに対応して取得した映像コンテンツIDとの組みを映像コンテンツ検索部7へ出力する。なお、その他の場合は、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
[3.2.4.4 指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キー及び関係キーと、任意のターゲット主題キーとの組みにリンクされたセグメントIDを検索する手順]
(1)検索実行部54は、図6のステップS47において映像コンテンツ検索部7から受信した参照用関係つき主題キー(ソース主題キー「#N3」−関係キー「#R2」−ターゲット主題キー「*」)のソース主題キー「#N3」と一致する主題キーを、主題テーブルTの主題キー列から検索する。
(2)一致する主題キーが検出された場合、検索実行部54は、検出された当該主題キーに対応する関係リストへのポインタP2を主題テーブルTから取得し、取得したポインタP2により関係リストL2を特定する。検索実行部54は、特定した関係リストL2のエントリに、参照用関係つき主題キーの関係キー「#R2」が設定されているかを判断し、設定されていれば当該エントリからセグメントリストのポインタP3を取得する。一方、設定されていなければ次のエントリへのポインタP4を取得し、取得したポインタP4により特定されるエントリに、関係キー「#R2」が設定されているかを判断することを繰り返す。検索実行部54は、関係キー「#R2」が設定されているエントリから取得したポインタP3によりセグメントリストL3を特定すると、特定したセグメントリストL3を上記と同様に辿って検索を行い、全てのセグメントIDを取得する。なお、セグメントIDを取得できなければ、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
(3)検索実行部54は、(2)において取得したセグメントIDそれぞれについて、当該セグメントIDにより特定されるセグメントデータを参照して映像コンテンツIDを取得する。検索実行部54は、取得したセグメントID(N3−R2類似セグメントID)と、当該セグメントIDそれぞれに対応して取得した映像コンテンツIDとの組みを映像コンテンツ検索部7へ出力する。なお、その他の場合には、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
[3.2.4.5 指定された関係つき主題キーのソース主題キーと同一の主題キーにリンクされたセグメントIDを検索する手順]
(1)検索実行部54は、図6のステップS49において映像コンテンツ検索部7から受信した参照用主題キー「#N3」と一致する主題キーを、主題テーブルTの主題キー列から検索する。
(2)一致する主題キーが検出された場合、検索実行部54は、検出された当該主題キーに対応するセグメントリストへのポインタP1を主題テーブルTから取得し、当該ポインタP1により特定されるセグメントリストL1を上記と同様に辿って検索を行い、全てのセグメントIDを取得する。なお、セグメントIDを取得できなければ、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
(3)検索実行部54は、(2)において取得したセグメントIDそれぞれについて、当該セグメントIDにより特定されるセグメントデータを参照して映像コンテンツIDを取得する。検索実行部54は、取得したセグメントID(N3類似セグメントID)と、当該セグメントIDそれぞれに対応して取得した映像コンテンツIDとの組みを映像コンテンツ検索部7へ出力する。なお、その他の場合には、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
[3.2.4.6 指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キーと、任意の関係キー及びターゲット主題キーとの組みにリンクされたセグメントIDを検索する手順]
(1)検索実行部54は、図6のステップS51において映像コンテンツ検索部7から受信した参照用関係つき主題キー(ソース主題キー「#N3」−関係キー「*」−ターゲット主題キー「*」)のソース主題キー「#N3」と一致する主題キーを、主題テーブルTの主題キー列から検索する。
(2)一致する主題キーが検出された場合、検索実行部54は、検出された当該主題キーに対応する関係リストへのポインタP2を主題テーブルTから取得し、取得したポインタP2により特定される関係リストL2を上記と同様に辿って検索を行ない、全てのエントリからセグメントリストへのポインタP3を取得し、さらに、取得したポインタP3により特定されるセグメントリストL3それぞれから全てのセグメントIDを取得する。なお、セグメントIDを取得できなければ、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
(3)検索実行部54は、(2)において取得したセグメントIDそれぞれについて、当該セグメントIDにより特定されるセグメントデータを参照して映像コンテンツIDを取得する。検索実行部54は、取得したセグメントID(N3類似セグメントID)と、当該セグメントIDそれぞれに対応して取得した映像コンテンツIDとの組みを映像コンテンツ検索部7へ出力する。なお、その他の場合には、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
[3.2.4.7 指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キー、関係キー及びターゲット主題キーの組みにリンクされたセグメントIDを検索する手順]
(1)検索実行部54は、映像コンテンツ検索部7から参照用関係つき主題キー(ソース主題キー「#N3」−関係キー「#R2」−ターゲット主題キー「#N4」)を受信すると、ソース主題キー「#N3」と一致する主題キーを、主題テーブルTの主題キー列から検索する。
(2)一致する主題キーが検出された場合、検索実行部54は、検出された当該主題キーに対応する関係リストへのポインタP2を主題テーブルTから取得し、取得したポインタP2により関係リストL2を特定する。検索実行部54は、特定した関係リストL2のエントリに、参照用関係つき主題キーの関係キー「#R2」及びターゲット主題キー「#N4」が設定されているかを判断し、設定されていれば当該エントリからセグメントリストのポインタP3を取得する。一方、設定されていなければ次のエントリへのポインタP4を取得し、取得したポインタP4により特定されるエントリに、関係キー「#R2」及びターゲット主題キー「#N4」が設定されているかを判断することを繰り返す。検索実行部54は、関係キー「#R2」及びターゲット主題キー「#N4」が設定されているエントリから取得したポインタP3によりセグメントリストL3を特定すると、特定したセグメントリストL3を上記と同様に辿って検索を行い、全てのセグメントIDを取得する。なお、セグメントIDを取得できなければ、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
(3)検索実行部54は、(2)において取得したセグメントIDそれぞれについて、当該セグメントIDにより特定されるセグメントデータを参照して映像コンテンツIDを取得する。検索実行部54は、取得したセグメントID(N3−R2−N4類似セグメントID)と、当該セグメントIDそれぞれに対応して取得した映像コンテンツIDとの組みを映像コンテンツ検索部7へ出力する。その他の場合には、検索に失敗した旨を示すメッセージを映像コンテンツ検索部7へ出力する。
[3.2.5 検索の例]
図8は、検索の例を示す図である。
図5のステップS31において、検索キーの示す主題が「雇用悪化」であり、関係つき主題が「サブプライム問題がドル安を引起した」、つまり、ソース主題「サブプライム問題」−関係「引起す」−ターゲット主題「ドル安」からなる三つ組みであるとする。
メタデータ蓄積部5の検索実行部54は、映像コンテンツ検索部7の検索指示部71から、検索キーにより指定された主題キー「#(雇用悪化)」を参照用主題キーとして受信した場合、「雇用悪化」が主題の類似セグメントを特定する。
また、メタデータ蓄積部5の検索実行部54は、映像コンテンツ検索部7の検索指示部71から、検索キーにより指定された主題キーと同一のソース主題キーと、任意の関係キー及びターゲット主題キーとの組みからなる参照用関係つき主題キー(ソース主題キー「#(雇用悪化)」−関係キー「*」−ターゲット主題キー「*」)を受信した場合、「雇用悪化」が主題の類似セグメント、例えば、「雇用悪化で不況であることを示した」が主題のセグメントを特定する。
また、メタデータ蓄積部5の検索実行部54は、映像コンテンツ検索部7の検索指示部71から、検索キーにより指定された関係つき主題キーのターゲット主題キー「#(ドル安)」を参照用主題キーとして受信した場合、「サブプライム問題が引起したこと」で関連付けられた関連セグメント、すなわち、「ドル安」が主題のセグメントを特定する。
また、メタデータ蓄積部5の検索実行部54は、映像コンテンツ検索部7の検索指示部71から、検索キーにより指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キー及び関係キーと、任意のターゲット主題キーとの組みからなる参照用関係つき主題キー(ソース主題キー「#(サブプライム問題)」−関係キー「#(引起す)」−ターゲット主題キー「*」)を受信した場合、「サブプライム問題が何かを引起した」が主題の類似セグメント、例えば、「サブプライム問題が株安を引起した」が主題のセグメントを特定する。
また、メタデータ蓄積部5の検索実行部54は、映像コンテンツ検索部7の検索指示部71から、検索キーにより指定された関係つき主題キーのソース主題キー「#(サブプライム問題)」を参照用主題キーとして受信した場合、「サブプライム問題」が主題の類似セグメントを特定する。
また、メタデータ蓄積部5の検索実行部54は、映像コンテンツ検索部7の検索指示部71から、検索キーにより指定された関係つき主題キーと同一のソース主題キーと、任意の関係キー及びターゲット主題キーとの組みからなる参照用関係つき主題キー(ソース主題キー「#(サブプライム問題)」−関係キー「*」−ターゲット主題キー「*」)を受信した場合、「サブプライム問題」が主題の類似セグメント、例えば、「サブプライム問題が東証に影響した」が主題のセグメントを特定する。
[4.効果]
上記実施形態によれば、検索キーワードを指定することなしに、任意の映像コンテンツ、例えば、視聴中の映像コンテンツを検索キーとして、これに内容的関連性の高い映像コンテンツやその一部のシーンを連想的に検索することが可能となる。つまり、視聴中の映像コンテンツと共通の主題を持つ類似映像コンテンツ群や、その主題と何らかの関係(例えば、因果関係)のある主題をもつ関連映像コンテンツ群を検索することが可能となる。
[5.その他]
なお、上述の映像コンテンツ検索装置1は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、映像コンテンツ検索装置1の映像コンテンツ取得部2、映像コンテンツ蓄積部3、映像コンテンツ登録部4、メタデータ蓄積部5、映像コンテンツ表示部6、及び、映像コンテンツ検索部7の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明の一実施形態による映像コンテンツ検索装置のブロック図である。 同実施の形態による映像コンテンツ検索装置のメタデータ登録手順を示す図である。 同実施の形態による連想インデックスの構成例を示す概略図である。 同実施の形態による映像コンテンツ検索装置の検索キー取得手順を示す図である。 同実施の形態による映像コンテンツ検索装置の類似映像コンテンツ群、及び、関連映像コンテンツ群の出力手順を示す図である。 同実施の形態による映像コンテンツ検索部の参照用主題キー及び参照用関係つき主題キーの決定手順を示す図である。 同実施の形態によるメタデータ蓄積部の参照用主題キー、参照用関係つき主題キーを用いた検索手順を示す図である。 同実施の形態による映像コンテンツ検索装置の検索例を示す図である。
符号の説明
1…映像コンテンツ検索装置
2…映像コンテンツ取得部
3…映像コンテンツ蓄積部
4…映像コンテンツ登録部
5…メタデータ蓄積部
6…映像コンテンツ表示部
7…映像コンテンツ検索部
31…映像コンテンツ記憶部
32…読出部
33…書込部
41…映像コンテンツファイル取得部
42…登録要求部
51…記憶部
52…登録実行部
53…メタデータ読出部
54…検索実行部
61…表示部
62…検索キー取得部
63…検索結果出力部
71…検索指示部

Claims (8)

  1. 映像コンテンツを時間分割したセグメントと、当該セグメントの主題との関連を表すメタデータ、及び、前記主題と当該主題に対応したセグメントとの関連を表す連想インデックスデータを記憶する記憶部と、
    任意のセグメントの指定を受け、前記記憶部に記憶されている前記メタデータから、当該指定を受けたセグメントの主題を読み出して検索キーとする検索キー取得部と、
    前記検索キーに基づいて前記記憶部に記憶されている連想インデックスデータを検索し、当該検索キーが示す主題に対応したセグメントを特定する検索実行部と、
    前記検索実行部により特定された前記セグメントを含む映像コンテンツを検索結果として出力する検索結果出力部と、
    を備えることを特徴とする映像コンテンツ検索装置。
  2. 前記メタデータは、前記セグメントの主題と当該主題に関係する他の主題との関係を表す関係つき主題をさらに含むものであり、
    前記連想インデックスデータは、前記関係つき主題と当該関係つき主題に対応したセグメントとの関連をさらに表すものであり、
    前記検索キー取得部は、前記記憶部に記憶されているメタデータから、前記指定を受けたセグメントの主題及び関係つき主題を読み出して検索キーとするものであり、
    前記検索実行部は、前記検索キーが示す主題、ならびに、当該検索キーが示す関係つき主題により表される主題及び他の主題を用いて前記連想インデックスデータを検索し、セグメントを特定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像コンテンツ検索装置。
  3. 前記関係つき主題は、映像コンテンツに対応した主題であるソース主題と、当該ソース主題が関係する他の主題であるターゲット主題と、当該ソース主題と当該ターゲット主題との関係とからなるものであり、
    前記検索実行部は、前記検索キーが示す主題を主題キーとして前記連想インデックスデータを検索するか、あるいは、当該検索キーが示す主題をソース主題とした関係つき主題キーにより前記連想インデックスデータを検索してセグメントを特定するものであり、
    前記検索結果出力部は、前記検索実行部により特定されたセグメントを含む映像コンテンツを、類似映像コンテンツ群として出力するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の映像コンテンツ検索装置。
  4. 前記検索実行部は、
    前記検索キーが示す関係つき主題を関係つき主題キーとして前記連想インデックスデータを検索、
    前記検索キーが示す関係つき主題の前記ソース主題及び前記関係を関係つき主題キーとして前記連想インデックスデータを検索、
    前記検索キーが示す関係つき主題の前記ソース主題を関係つき主題キーとして前記連想インデックスデータを検索、あるいは、
    前記検索キーが示す関係つき主題の前記ソース主題を主題キーとして前記連想インデックスデータを検索してセグメントを特定するものであり、
    前記検索結果出力部は、前記検索実行部により特定されたセグメントを含む映像コンテンツを類似映像コンテンツ群として出力するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の映像コンテンツ検索装置。
  5. 前記検索実行部は、前記検索キーが示す関係つき主題のターゲット主題を主題キーとして前記連想インデックスデータを検索してセグメントを特定するものであり、
    前記検索結果出力部は、前記検索キーが示す関係つき主題のターゲット主題を主題キーとして前記検索実行部により特定されたセグメントを含む映像コンテンツを、関連映像コンテンツ群として出力するものである、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の映像コンテンツ検索装置。
  6. 前記メタデータは、前記セグメントが含まれる映像コンテンツと、当該映像コンテンツにおける当該セグメントの時間範囲との情報をさらに含んでおり、
    前記検索結果出力部は、前記検索実行部により特定された前記セグメントを含む映像コンテンツと、当該映像コンテンツにおける当該セグメントの時間範囲とを、前記記憶部に記憶されているメタデータから取得して出力するものである、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の映像コンテンツ検索装置。
  7. 映像コンテンツを特定する情報と、時間範囲の情報との入力を受け、前記映像コンテンツのコンテンツデータを記憶する映像コンテンツ記憶部から、当該映像コンテンツのコンテンツデータを取得し、当該時間範囲に対応した映像を表示する表示部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の映像コンテンツ検索装置。
  8. 映像コンテンツを検索する映像コンテンツ検索装置として用いられるコンピュータを、
    映像コンテンツを時間分割したセグメントと、当該セグメントの主題との関連を表すメタデータ、及び、前記主題と当該主題に対応したセグメントとの関連を表す連想インデックスデータを記憶する記憶部、
    任意のセグメントの指定を受け、前記記憶部に記憶されている前記メタデータから、当該指定を受けたセグメントの主題を読み出して検索キーとする検索キー取得部、
    前記検索キーに基づいて前記記憶部に記憶されている連想インデックスデータを検索し、当該検索キーが示す主題に対応したセグメントを特定する検索実行部、
    前記検索実行部により特定された前記セグメントを含む映像コンテンツを検索結果として出力する検索結果出力部、
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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