JP2009292497A - 形状が異なる2以上の物品を梱包する方法及び梱包用マット - Google Patents

形状が異なる2以上の物品を梱包する方法及び梱包用マット Download PDF

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Abstract

【課題】形状、材質が異なる2以上の物品を定位置に保持して同梱する。
【解決手段】多数のビーズ4を全面に渡って偏りがないように充填したマット1を用いて形状が異なる2以上の物品を梱包する。2以上の物品をマット1に包み、マット1内を脱気し、マット1内の多数のビーズ4を互いに集合密着させ、物品の外径形状に沿ってマット1を固化させ、各物品の少なくとも3点を固化したマット1の一部で支え、それぞれの物品を定位置に保持させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品特に形状、材質が異なる2以上の物品を梱包する方法とその方法に使用する梱包用マットに関する。
物品を輸送する際には、輸送中に受けるかもしれない衝撃や振動などから物品を有効に保護するため、通常は緩衝性を有する紙やプラスチックシート、気泡緩衝材を用いて梱包し、必要により、外箱内に箱詰にされる。2以上の同じ物品を輸送する場合においても同じことで、物品ごとに個々に包装紙あるいは緩衝材で包んで外箱内に収容し、更に、必要に応じて物品が動かないよう詰め物をして梱包される。
互いに形状や重さ、大きさ、材質が異なる2以上の物品を同梱する場合にもその梱包要領は基本的には同じである。物品には、2以上の物品の組み合わせ一つのシステムを構成する場合がある。例えばデスクトップパソコンは、パソコン本体、キーボード、ディスプレイ、プリンタのほか、通常はネットワーク構築のためのモデムや、外部入力装置としてのマウスなどの物品(この場合には機器として説明する)を組み合わせて一つのシステムとして構成される。
このように一つのシステムとして組み合わされた使用中のデスクトップパソコンを転居などのために、別の場所へ輸送する必要があるときには、まず、パソコン本体、キーボード、ディスプレイ、プリンタのそれぞれから、これらの機器間をつなぐ配線ケーブルを取りはずし、各機器ごとに個別に梱包して転居先まで輸送し、転居先にて開梱し、それぞれの機器を改めて元の配置に並べ、機器間の配線をしなおさなければならない。
最近では、このような配線のし直し作業が厄介であるという理由や、初心者で不慣れのため、一旦はずした配線ケーブルのつなぎ方が自分ではよくわからないという事情から、パソコンの一式、すなわちパソコン本体、キーボード、ディスプレイ、プリンタのそれぞれから機器間をつなぐ配線ケーブルを取りはずさないで、現状のままそっくり、そのまま運んでほしいという要望が運送業者に対して出されるようになってきた。
運送業者においては、このような要望に応じるため、種々検討がなされてきた。問題は、たとえ、配線ケーブルをはずさないままでこれらの一連の機器を、一つの外箱内に収納することはできても、パソコン本体、キーボード、ディスプレイ、プリンタの大きさ、高さ、形状はまちまちであり、運送中に受けるかも知れない衝撃や振動から有効に保護するため、これらの機器を動かないように箱内に固定するのは難しいという点である。
もっとも、製品とその部品との関係にある2以上の物品(機器)を固定して一つの箱に同梱するだけであれば、従来から行われていたことであって、必ずしも珍しいことではない。例えばノートブックパソコンと、バッテリ、ドライブ用ディスク、ケーブル及び取扱説明書などの物品は、一つの箱の中に動かないように包装されるのが通例である。
また、特許文献1には、デジタルカメラとバッテリ充電器とを互いに干渉させることなく1つの包装体に一緒に収納することができる包装体が記載されている。そして、特許文献1に記載された包装体によれば、搬送時に外部から受ける衝撃からデジタルカメラ及びバッテリ充電器を守ることができるという効果が強調されている。
しかし、この包装体は、要するに外箱内を専用の仕切り材にて2つの収納部に区画し、各区画内に個別に物品を収容し、空気が注入された緩衝部を収納部とは別に設け、搬送時に外部から受ける衝撃から守るというものであって、物品を定位置に固定して梱包するというものではなく、まして、定型、不定形に関わらず、2以上の物品が互いにつながったままで自由に包装できるというものではない。
また、2以上の物品を同梱する例ではないが、物品を箱内に固定して包装する試みの一つとして特許文献2には、第1の梱包箱と第2の梱包箱の組み合わせによって内容積を可変できる梱包箱と、それぞれの第1および第2の梱包箱内に配置されたフィット体との組み合わせからなる梱包装置が記載されている。
ここに、フィット体は、脱気口を有する袋体と、この袋体内に充填され、脱気されるにつれて互いに密着状態に集合して固化状態となる多数の粒状体との組み合わせからなるものである。この梱包装置によれば、第1の梱包箱と第2の梱包箱間に被包装物、例えば壷を挿入し、両梱包箱を相対的に接近させて内容積を小さくして壷を支え、さらに接近させて袋体内の空気を脱気することによってフィット体を壷底および口部の表面に沿って密着して固化させ、梱包箱内に壷を固定して梱包することができる。
この試みは、袋体内の空気を脱気することによって内部に充填された粒状体が互いに密着し、壷の形状に沿ってフィット体が変形したままで固化するという現象を利用したものであり、結果的に壷は包装箱内に固定されるといっても、収納物品はその一部がフィット体に支えられているだけで、収納物品は、第1の梱包箱を第2の梱包箱に押し付ける力によって定位置に固定されることになっているものと認められる。もっとも、この試みは、収納物品の高さによって、梱包箱の内容積が決まるため、高さが異なる2以上の物品の梱包に使用することはできない。
特開2008−74451 特開2001−163361
解決しようとする問題点は、定型、不定形に関わらず、2以上の物品が互いにつながったままで自由に包装できる包装材料がなかったという点である。
本発明は、袋体内の空気を脱気することによって内部に充填された粒状体が互いに密着し、袋体が全体として固化する現象を利用し、ビーズを充填して密に封止した袋状のマットに加工し、物品をマットに包んだ状態で、マット内を脱気することによってマットを固化させ、マットに包まれた2以上の物品を安定に保持させることを最も主要な特徴とする。
本発明による梱包用マットによれば、2以上の物品を一度に梱包することができるだけでなく、梱包された個々の物品は、マット内を脱気することによって生じたマットの変形及びマット内のビーズの密着固化によって定位置に安定に保持した状態で梱包することができる。特に、2以上の物品の形状、大きさ、高さ、材質の違いに関わらず同梱が可能であり、その上2以上の物品が互いにつながったままの状態で梱包することができる。
本発明による梱包用マットは、2以上の物品を梱包したままで全体が固化するため、そのままで輸送することができるが、定型の貨物にする必要があるときには、多少の詰め物をして外箱内に格納して運搬することができる。
特に本発明によるときには、転居に際しては、パソコン本体、キーボード、ディスプレイ、プリンタなどの機器間に接続された配線ケーブルをこれら機器間からはずす必要は全くなく、機器に配線ケーブルを取り付けたままで一括して梱包して輸送でき、転居後は、マットを開梱し、マットから機器を取出してもとの配列で机上にこれらの機器を並べて電源に接続すれば、直ちにパソコンの操作を再開できる。
パソコンのセットのような2以上の機器の組み合わせによる2以上の物品を一括して梱包するという目的を、ビーズを充填して密に封止した袋状のマットを使用によって実現した。
図1(a)〜(c)は、本発明による梱包用マットの1実施例を示す図である。図1において、マット1は、それぞれ柔軟性を有する方形の外層シート2と内層シート3との2層のシートを上下に重ね合わせ、両シート2、3間に多数のビーズ4を充填し、両シート2、3の周縁7を一定の幅で気密に封止し、外層シート2のシート面の一部に逆止弁5をとりつけたものである。
この実施例において、内層シート3には熱可塑性ポリウレタンシート又は塩化ビニルシートを用い、外層シート2には熱可塑性ポリウレタンシート、塩化ビニルシート、柔軟性があるメタロセン系、またはシングルサイト系ポリエチレンとEVA、EVOHのラミフィルムまたはシートナイロン6、66基布/熱可塑性ウレタンターポリン、ナイロン6、66基布/塩化ビニル ターポリン又はポリエステル基布/熱可塑性ウレタンターポリン、ポリエステル基布/塩化ビニルを用いる。
ビーズ4は、マット内で部分的な偏りが生じないように充填することが必要である。この実施例においては、多数のビーズを全面に渡って偏りがないように、ポリエステルスパンボンド不織布又はナイロンスパンボンド不織布を用いた通気性を有する袋8をいくつかの細長い袋状に区画し、各区画9内には、それぞれ同量ずつ定量のビーズ4を充填し、これを内外層シート2、3間に差し込んで外観を平坦なマットに仕上げる。
ビーズ4は、発泡ポリエチレンあるいは発泡ポリスチレンの粒状体であり、その粒径の大きさは問わないが、粒径が小さいほど物品の形状によくなじませることができる。
なお、必要によりマット1の外層シート2と袋8との間には、マット1を一定の形態に保形する保形板10を介在させて外層シート2に貼り付け、外層シート2の外面を保護カバー6で覆う。この実施例においては、袋8を4条の細長い袋状に区画9した例を示しているが、袋8の形状や区画する数は特に限定されるものではない。区画数が多いほど、マット1内でのビーズの偏りが少なくなり、マット1の扁平度は増すが、逆に余り細かく区画すると、梱包する物品形状に沿わせて固化することが難しくなる。
次に本発明による梱包用マット1を用いて形状が異なる2以上の物品を梱包する要領を説明する。図2は、デスクトップパソコンのセット、すなわち、パソコン本体11、キーボード12、マウス13、ディスプレイ14を示している。実際には、このほか、プリンタ、スキャナその他にモデムなどの機器が接続されるが、わかりやすく示すため、ここでは、梱包すべき2以上の物品、この例では、デスクトップパソコンの機器、すなわちパソコン本体11、キーボード12、マウス13、ディスプレイ14の組み合わせのみにとどめた。
今、転居などの理由によって、パソコン本体11、キーボード12、マウス13、ディスプレイ14を含むこれら一連の機器を一括して運搬する必要が生じたときには、まず、一連の機器を包むに必要な大きさのマット1を選定し、内層シート3の面を上向きにしてマット1を床(図示略)上に広げる。次いで机の上から、パソコン本体11、キーボード12、マウス13、ディスプレイ14(以下一括して説明するときには一組の機器Sという)の電源配線ケーブルを電源コンセントから引き抜き、機器間をつなぐ配線ケーブルは、機器からはずさないまま、一組の機器Sを図3に示すようにマット1の少なくとも半分の面上に乗せる。
運送のためには、できるだけ小容量に納まるように機器をできるだけ近寄せて配列することが望ましいが、本発明において、一組の機器Sを固定保持するための条件として、機器の配置、組み合わせが特段問題になることはない。
この例では判りやすく、正立姿勢のディスプレイ14の前にキーボード12を上向きに置き、その一側方にパソコン本体11を縦置きに配置した例を示している。このような配置は、云うまでもなく、パソコン使用時の配置である。つまり、使用状態のまま運べることを示しているのである。
次に、図4のように一組の機器Sを乗せていない残り半分のマット1の端縁1aを持ち上げて、一組の機器Sの背面に沿って立ち上げ、さらに、図5のように一組の機器Sの上面を被い、その端縁1aを一組の機器Sの正面に垂らす。これによって、一組の機器Sの両側面もマットの両縁に覆われる。
その状態で一組の機器S間に形成される隙間内にもマット1の一部が入り込むようにマット1を一組の機器Sの形状によくなじませる。その後、図5に示すように、マット1の外層シート2の一部に取り付けた逆止弁5に排気ポンプ15を接続し、排気ポンプ15を手動または電動により駆動してマット1内の空気を抜き取る。
マット1内の空気が抜き取られて行くにしたがって、マット1が収縮して内容積を減じ、マット1内に充填されたビーズ4は、マット1の収縮に伴って、一組の機器Sの形状に沿いつつ互いに集合し、さらにはマット1の隙間を埋めて自由な動きが阻止され、一組の機器を定位置に保持した状態でマットは、図6に示すように固化状態となる。マットの外面は比較的平坦に保たれて皺にはならない。
一般に立方体の物品を定位置に保持するには、その物品を少なくとも3点で支持することが必要である。この実施例において、マット1は、一組の機器Sを包むことによって、一組の機器Sのうち、少なくとも外側に配置された機器は、固化したマットの面の一部によって、その機器の底面と上面及び正面、背面、一側面又は他側面の少なくとも3面が支えられて定位置に固定保持される。
また、一組の機器Sのうち、たとえ、一組の機器Sの中心部に配置された機器であっても、少なくともその機器の下面と上面をマットで支えるほか、下面または上面マットの一部を機器の隙間に入り込ませることによって、梱包すべき物品に3方向から接触し、マット内の脱気によって、物品の立体の3面が固化したマットの一部に支えられるため、マットに包まれた一組の機器Sはぐらつくことがない。また、同梱された2以上の機器で、マット1が機器の表面に接触している限り、マット1は脱気によって、機器の表面に接触した状態で固化するので、梱包する機器の高さが違っても、それぞれの機器をマットに固定することは可能である。
図7において、ディスプレイ14は、その底面、背面及び上面が固化したマット1によって保持されるほか、その一側は、ディスプレイ14の上面をマット1で被うことによって、ディスプレイ14の上面から側方に垂らした部分1bによって保持され、さらに、他側は、パソコン本体11と、ディスプレイ14との間の隙間に入り込んで固化したマット1の部分1cによって保持させ、さらに機器の下からマット1の一部1d、1e,1fを任意に立上げたまま固化させ、機器の各部を保持させる。これはパソコン本体11の固定についても同じである。すなわち、パソコンの一式を構成するパソコン本体11、キーボード12、マウス13、ディスプレイ14は、固化したマット1によって安定に保持される。
本発明による梱包用マット1を固化したときに、例えば床面又は机上に置かれた部分を底面とすると、上方に立ち上げた部分は側面となり、さらにその先を横方向に折り曲げた部分を天井面とする立方体(さらに天井面の先を下向きに折り曲げたときにはその折り曲げ部分は正面)となって固化するが、本発明において、その折り曲げ形状は、梱包すべき物品の配列、組み合わせの形状にしたがって自ら決定されるのである。
運搬の際には、一組の機器S(2以上の物品)を梱包したマットをそのまま、貨物として車両に搭載して運搬できるが、定型に収める必要があるときには、一組の機器S(2以上の物品)を梱包したマットを定型の外箱(図示略)内に収容してもよい。その場合に、一組の機器S(2以上の物品)を梱包したマットが外箱内で動かないように詰め物をする必要があるが、詰め物はわずかな量で足りる。
輸送先で貨物を開梱するときには、マット1に取り付けられた逆止弁5を開き、マット1内に外気を導入すると、ビーズの集合状態が解消され、マット1は柔らかくなり、梱包の包みを自由に開くことができる。その状態でマット1を開梱して中から一組の機器Sを取出し、パソコン本体11、キーボード12、マウス13、ディスプレイ14をそのまま机上に配列し、それぞれの電源配線ケーブルのソケットをコンセントに挿し込むことによって、電源を供給すれば、パソコンは直ちに使用可能となる。
図8に、梱包用マットの他の例を示す。図8は、通気性を有する袋を介在させずに、内外シート間に直接ビーズを充填した例である。この実施例においては、内層シートおよび外層シートには、ポリウレタンシートを用いているが、ポリエチレンシート、塩化ビニルシートを用いることもできる。
本実施例においては、外層シート22と内層シート23との2層のシートを上下に重ね合わせ、両シート22、23間に直接多数のビーズ24を充填し、両シート22、23の周縁27を一定の幅で気密に封止してマット21に加工するが、この実施例においては、マット21内でビーズ24の充填量を均等に均した後、部分的な偏りを生じさせないように、両シート22、23の要所、例えば図示のように一定間隔ごとに縦列と横列との交点P(溶着点)において、一定の大きさで両シート22、23を直接熱溶着する。
もっとも、溶着する位置は、必ずしも縦列と横列との交点Pに限らず、縦横方向に千鳥状にずれて配列されていてもよいが、一定間隔ごとに規則的に溶着することが必要である。
外層シート22のシート面の一部には、逆止弁25がとりつけられている。本実施例のマット21を用いてパソコン本体、キーボード、マウス、ディスプレイなどを含む一連の機器を一括して運搬する場合の梱包要領は、前実施例と全く同じである。すなわち、内層シート23の面を上向きにしてマット21を床(図示略)上に広げる。
次いで一組の機器を乗せてマット21で包み、マット21内の空気を抜き取ると、マット21内の空気が抜き取られて行くにしたがって、マット21が収縮して内容積を減じ、マット21内に充填されたビーズ24は、マット21の収縮に伴って、一組の機器の形状に沿いつつ互いに集合し、さらにはマット21の隙間を埋めて自由な動きが阻止され、一組の機器を定位置に保持した状態でマット21は、固化状態となる。
この実施例では、互いに隣接する溶着点P、P間では両シート22、23間に隙間があり、この隙間は互いに連通しているものの、隙間を満たすビーズ24の移動はほとんどなく、必ずしも実施例1のように通気性の袋によって、ビーズを拘束する必要はないことがわかった。むしろ、ビーズを拘束する袋を用いない分だけパッドに柔軟性が保たれ、固化したときに物品に対するなじみ性を高めることができた。以上、いずれの実施例においてもマットを2つ折りにした状態で端縁にファスナーをとりつけて開閉してもよい。
本発明による梱包用マットを用いて梱包する物品の種類や数は何ら限定されるものではない。したがって、梱包する物品の数は、一個から可能であるのはもちろんであるが、本発明の特徴は、形状、材質、高さ、大きさなどの条件が異なり、しかも繋がったままの2以上の物品を同梱する場合に効果を発揮する。
すなわち、パソコンのセットを梱包するときに、マットは、パソコン本体、キーボード、ディスプレイのような硬い一定形状の立方体の形状をなぞって固化するだけでなく機器間をつなぐ配線ケーブルのような屈撓性のある物品であっても同じである。たとえば、配線ケーブルの一本一本の形状をなぞり、束にしたときには、束の形状をなぞって、固化するため、運搬中に配線ケーブルが機器から外れたり、緩んだりするようなことも極力防止することができる。本発明の梱包用マットを用いることにより、梱包する物品の硬軟を問わず、マット内に安定に保持して梱包することができる。
本発明の梱包用マットによって梱包する物品は、もちろんパソコンのセット一式に限らず、家具類、食器などの割れ物、さらには衣類、書類などのバラものであってもよく、これら形状、材質を問わず、2以上の物品を簡単に同梱して輸送することができる。
本発明による梱包用マットは、引越しや宅配便による商品の運送、デパート、小売店からの商品の配送、工場や事務所間の物品、書類の輸送に広く利用することができる。
本発明による梱包用マットの一実施例を示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)のY−Y線断面図、(c)は(a)のX−X線断面図である。 梱包すべきパソコンの一組の機器の例を示す図である。 梱包用マットの上にパソコンの一組の機器を乗せた状態を示す図である。 梱包用マットの上に乗せたパソコンの一組の機器の背面を被った状態を示す図である。 梱包用マットの上に乗せたパソコンの一組の機器の背面及び正面を被った状態を示す図であり、同時に梱包用マット内の空気を抜く要領を示している。 梱包用マット内を脱気し、固化したマットによって梱包用マットの上にパソコンの一組の機器が定位置に保持されている状態を示す1部断面図である。 固化した梱包用マットの一部が機器の隙間に入り込んで機器を固定している状態を示す断面図である。 梱包用マットの他の例を示す一部断面斜視図である。
符号の説明
1 マット
1a 端縁
1b,1c,1d,1e,1f 固化したマットの部分
2 外層シート
3 内層シート
4 ビーズ
5 逆止弁
6 保護カバー
7 周縁
8 袋
9 区画
10 保形板
11 パソコン本体
12 キーボード
13 マウス
14 ディスプレイ
15 排気ポンプ
21 マット
22 外層シート
23 内層シート
24 ビーズ
25 逆止弁
26 周縁
P 交点
S 一組の機器

Claims (8)

  1. 多数のビーズを充填したマットを用いて形状が異なる2以上の物品を梱包する方法であって、
    形状が異なる2以上の物品をマットに包み、マット内を脱気し、マット内の多数のビーズを互いに集合密着させ、物品の外径形状に沿ってマットを固化させ、少なくともその一部を物品の表面一部に接触させて物品の立体の3面支え、それぞれの物品を定位置に保持させることを特徴とする形状が異なる2以上の物品を梱包する方法。
  2. 形状が異なる2以上の物品を、互いに繋がれた状態で固化したマット内に保持することを特徴とする請求項1に記載の形状が異なる2以上の物品を梱包する方法。
  3. 前記マットは、梱包された前記2以上の物品の形状を模どり、
    少なくとも底面と背面又は正面と上面とに接触した状態で固化することによって各物品を定位置に保持するものであることを特徴とする請求項1に記載の形状が異なる2以上の物品を梱包する方法。
  4. 前記2以上の物品は、さらに、物品相互の隙間内に入り込んで固化したマットの部分によって保持されていることを特徴とする請求項3に記載の形状が異なる2以上の物品を梱包する方法。
  5. 前記マットは、床面又は机上に置かれた部分を底面とすると、上方に立ち上げた部分は側面となり、さらにその先を横方向に折り曲げた部分を天井面とする立方体となって固化するものであり、その折り曲げ形状は、梱包すべき物品の配列、組み合わせの形状にしたがって自ら決定されるものであることを特徴とする請求項1に記載の形状が異なる2以上の物品を梱包する方法。
  6. 外層シートと内層シートとビーズとを組み合わせた梱包用マットであって、
    外層シートと内層シートとは不通気性のシートであり、上下に重ねて周縁が気密に封止され、
    ビーズは、粒状の合成樹脂発泡体であり、その多数個が偏りを防止して外層シートと内層シート間に充填され、
    周縁が封止された外層シートと内層シートは、偏りなく充填されたビーズの層によって一定厚みのマットとなり、外層シートの面の一部に、脱気時の空気の排出を阻止する逆止弁が取り付けられ、脱気によってビーズは集合密着し、マットは、収縮して固化するものであり、
    外層シートの面は、物品には接触させないマットの外側の面であり、
    内層シートの面は、梱包すべき物品を包む面であり、マットの折り曲げによって、その一部を梱包すべき物品に3方向から接触させ、マット内の脱気によって、それて物品の立体の3面を支えて定位置に保持させるものであることを特徴とする梱包用マット。
  7. マットの外層シートと内層シートとの間には、通気性を有する袋を有し、
    前記袋は、いくつかの袋状に区画され、各区画内には、それぞれ同量ずつ定量のビーズが充填されてマットの外観は平坦に仕上げられているものであることを特徴とする請求項6に記載の梱包用マット。
  8. 前記マットの外層シートと袋との間には、マットを一定の形態に保形する保形板を介在させたことを特徴とする請求項7に記載の梱包用マット。
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