JP2009290720A - 中継システム - Google Patents

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Abstract

【課題】設置の自由度を高くしながら、エリアを拡大したい。
【解決手段】第1中継装置12は、複数のセグメントによって形成されたチャンネルが少なくともひとつ含まれた放送信号を受信する。また、第1中継装置12は、受信した放送信号から少なくともひとつのセグメント成分を抽出する。さらに、第1中継装置12は、抽出したセグメント成分を通信信号にて送信する。第2中継装置14は、第1中継装置12からの通信信号を受信する。また、第2中継装置14は、受信した通信信号に含まれた少なくともひとつのセグメント成分を放送信号にて送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、中継システムに関し、特に放送信号を中継する中継システムに関する。
テレビジョン放送システム等の放送システムにおいては、放送局から電磁波として信号が送信される。テレビジョン放送受像装置は、放送局から送信された信号を受信し、受信した信号から画像情報、音声情報等を取得する。放送局が送信する信号については、放送局が放送圏とする地域に存在するテレビジョン放送受像装置において所定の品質の情報が得られるよう、送信電力、所望信号対妨害波比等の規定が定められている。しかしながら、放送局がその規定を満足する信号を送信したとしても、放送圏内において電磁波の障害物等が存在すると、テレビジョン放送受像装置において受信される信号の電界強度が不十分となり、放送圏内において所定の品質の情報が得られない地域が生じる。そこで、このような品質劣化地域を減少させるため、放送局から送信された信号を受信し、増幅して送信する中継を行う中継装置が放送圏内に設置される。
例えば、中継装置は、受信アンテナによって、複数のチャンネルによって形成されたアナログ変調信号を受信し、受信した信号を分波器に出力する。分波器は、受信した信号をチャンネル単位に分離する。すなわち、分波器は、所望のチャンネル以外の周波数帯域の信号を減衰させた信号を出力する。分波器は、複数の信号を複数のチャンネル帯域内増幅部に出力する。チャンネル帯域内増幅部のそれぞれは、チャンネル単位の信号を増幅した後、中間周波数帯域の信号に変換する。また、所望のチャンネル以外の信号を減衰させる帯域制限を行った後、中間周波数での増幅を行い、再び放送周波数帯域に変換してから、増幅する。増幅された複数の信号は、合波器に出力される。合波器は、複数の信号を合成する。合波器によって合成した信号は、送信アンテナを介して電磁波として送信される。
このような中継装置は、受信した信号を複数のチャンネルに分離し、それぞれのチャンネルの周波数帯域に対し個別に帯域制限および増幅等を行う。これは、互いに異なる複数のチャンネル周波数帯域のアナログ変調信号が互いに影響し合って発生する相互変調による妨害波、あるいは、各チャンネル周波数帯域に近い周波数帯域に重畳するノイズによって発生する妨害波をできるだけ低減させるためである(例えば、特許文献1、2参照)。近年、ディジタル変調された信号を用いて情報を送信するディジタルテレビジョン放送が利用されるようになっており、アナログ変調信号とディジタル変調信号とが混在する状況となっている。このような状況下においても、前述の中継装置が使用される。一般的に、ディジタルテレビジョン放送は、従来のテレビジョン放送よりも多くのチャンネルによって構成される。そのため、前述の構成では、チャンネル数に応じたチャンネル帯域内増幅部が必要となるので、チャンネル数が増加するにつれて回路が大規模な構成となり、製造コストが増大してしまう。
これを解決するために、複数のチャンネルに対応した帯域を通過可能なディジタルフィルタを備えた中継装置が提案されている。また、ディジタルフィルタは、複数のタップにて構成されており、複数のタップのそれぞれに対応した係数は、可変の値に設定される。そのため、中継すべきチャンネルを通過するバンドパスフィルタを実現するようなタップ係数が、ディジタルフィルタに設定されることによって、中継装置は、所望のチャンネルを選択的に中継できる(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−324036号公報 特開2007−288572号公報 特開2007−043583号公報
以上の構成の中継装置に使用すれば、住宅等の建物内のような、放送局から送信された信号の受信が困難であるようなエリアにおいても、番組の視聴が可能になる。しかしながら、このような中継装置の設置場所や使用方法を誤った場合、放送局から送信された信号に対して、電波干渉を発生させる可能性がある。そのため、中継装置の設置の自由度は、大きくない。一方、電波干渉の影響を小さくするために、中継後の信号の電力が微弱になるように設計される。その結果、中継装置によって拡大されるエリアは、例えば2メール程度になり、中継装置によるエリア拡大の効果が小さくなる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置の自由度を高くしながら、エリアを拡大する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の中継システムは、複数のセグメントによって形成されたチャンネルが少なくともひとつ含まれた放送信号を受信する受信部と、受信部において受信した放送信号から少なくともひとつのセグメント成分を抽出する抽出部と、抽出部において抽出したセグメント成分を通信信号にて送信する第1通信部とを備えた第1中継装置と、第1通信部からの通信信号を受信する第2通信部と、第2通信部において受信した通信信号に含まれた少なくともひとつのセグメント成分を放送信号にて送信する送信部と、リモートコントロール装置からのセグメント成分選択の指示を受けつける受付部とを備えた第2中継装置とを備える。第2通信部は、受付部において受けつけた指示を通信信号にて送信し、第1通信部は、第2通信部からの通信信号を受信し、抽出部は、第1通信部において受信した通信信号に含まれた指示に応じて、少なくともひとつのセグメント成分を抽出する。
この態様によると、第1中継装置と第2中継装置との間において通信信号を使用するので、設置の自由度を高くしながら、エリアを拡大できるとともに、第2中継装置においてセグメント成分選択の指示を受けつけるので、通信信号の容量を削減できる。
送信部は、受信部において受信した放送信号とは異なった周波数帯にて、受信機へ放送信号を送信し、受付部において受信されるセグメント成分選択の指示は、受信機におけるリモートコントロール装置でのセグメント成分選択の指示とは異なった形式であってもよい。この場合、第2中継装置と受信機とにおける選択を独立に実行するので、受信機のセグメントを固定すれば、第2中継装置だけを制御することによって、希望のセグメントを視聴できる。
送信部は、受信部において受信した放送信号に含まれた周波数帯にて、受信機へ放送信号を送信し、受付部において受信されるセグメント成分選択の指示は、受信機におけるリモートコントロール装置でのセグメント成分選択の指示と共通の形式であってもよい。この場合、第2中継装置と受信機とにおける選択を共通に実行するので、受信機と第2中継装置とを一体的に制御できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、設置の自由度を高くしながら、エリアを拡大できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、ディジタルテレビジョン放送に対応した信号(以下、「放送信号」という)を受信し、受信した信号を増幅してから、送信する中継装置に関する。放送信号では、複数のチャンネルに対して周波数多重がなされている。また、各チャンネルは、複数のセグメントによって形成されている。なお、ひとつのチャンネルに含まれたひとつのセグメントは、1セグメント放送として使用される。つまり、当該セグメントを受信するだけでも、番組が視聴される。このような放送信号を中継する中継装置には、設置の自由度を高くしながらエリアを拡大することが要求される。これに対応するために、次の処理が実行される。
中継装置は、2つの中継装置、つまり第1中継装置と第2中継装置によって構成される。第1中継装置と第2中継装置とは、例えば、無線LAN(Local Area Network)システムのような通信システムによって接続される。以下では、通信システムにおいて規定された信号を「通信信号」と呼ぶ。第1中継装置は、放送信号を受信し、放送信号の中からひとつのチャンネルにおけるひとつのセグメント成分を抽出する。また、第1中継装置は、抽出したひとつのセグメント成分を通信信号に格納し、通信信号を送信する。第2中継装置は、第1中継装置からの通信信号を受信し、通信信号からひとつのセグメント成分を抽出する。また、第2中継装置は、セグメント成分を放送信号に格納し、放送信号を送信する。テレビジョン放送受像装置は、第2中継装置からの放送信号を受信する。なお、デジタルラジオ放送に対して、ひとつのセグメント成分を3つのセグメント成分と読み替えることによって、本実施例はデジタルラジオ放送に適用される。さらに、セグメントの概念を有するシステムに対して、少なくともひとつのセグメント成分であって、かつ復調可能な数のセグメント成分を抽出することによって、本実施例は当該システムに適用可能される。以下では、説明を明瞭にするためのこれらの変形例の説明を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る中継システム100の構成を示す。中継システム100は、放送局10、第1中継装置12、第2中継装置14、受像装置16、第1リモートコントロール装置30、第2リモートコントロール装置32を含む。放送局10は、放送局用アンテナ18を含み、第1中継装置12は、第1中継装置受信用アンテナ20、第1中継装置通信用アンテナ22を含み、第2中継装置14は、第2中継装置通信用アンテナ24、第2中継装置送信用アンテナ26を含み、受像装置16は、受像装置用アンテナ28を含む。ここで、第1中継装置12、第2中継装置14、受像装置16は、建物40の中に設置されている。
放送局10は、放送局用アンテナ18から放送信号を送信する。ここで、放送信号とは、前述のごとく、ディジタルテレビジョン放送に対応した信号である。また、ディジタルテレビジョン放送とは、例えば、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)、DVB(Digital Video Broadcasting)にて規定されたシステムである。ISDB−Tでは、複数のチャンネルに対して周波数分割多重がなされており、各チャンネルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号によって形成されており、かつ複数のセグメントによって形成されている。具体的には、429KHz幅のセグメントが13個含まれている。13個のセグメントのうち、ひとつはワンセグメント放送用に予約されている。ワンセグメント放送用に予約されたセグメントは、中央のセグメントであり、セグメント番号「0」であるとする。
第1中継装置12は、建物40の外側付近、例えば、放送局10からの放送信号を受信できるような位置に設置されている。第1中継装置12は、第1中継装置受信用アンテナ20を介して、放送局10からの放送信号を受信する。第1中継装置12は、放送信号の中からひとつのチャンネルを抽出し、抽出したチャンネルの中からひとつのセグメント成分を抽出する。ここで、抽出されたひとつのセグメント成分は、ワンセグメント放送用に予約されているセグメントであるとする。第1中継装置12は、無線LANシステムのような通信システムにも対応しており、抽出したひとつのセグメント成分を通信信号に格納する。第1中継装置12は、第1中継装置通信用アンテナ22から、第2中継装置14へ通信信号を送信する。
第2中継装置14は、建物40の内側、例えば、放送局10からの放送信号を受信できないような位置に配置されている。第2中継装置14は、第2中継装置通信用アンテナ24を介して、第1中継装置12からの通信信号を受信する。第2中継装置14は、通信信号に含まれたひとつのセグメント成分を抽出し、ひとつのセグメント成分を放送信号に配置させる。ここでは、放送局10からの放送信号において使用されていないチャンネルのうち、セグメント番号「0」のセグメントが使用される。第2中継装置14は、第2中継装置送信用アンテナ26を介して、放送信号を送信する。つまり、第2中継装置14は、第1中継装置12において抽出したひとつのセグメント成分を放送信号にて送信する。ここで、第1中継装置12および第2中継装置14の一方が、無線LANシステムのアクセスポイントに相当し、他方が、無線LANシステムのモバイルターミナルに相当する。また、アクセスポイントは、インターネットに接続する。
受像装置16は、建物40の内側、例えば、放送局10からの放送信号を受信できないような位置であり、かつ第2中継装置14からの放送信号を受信できる位置に配置されている。受像装置16は、受像装置用アンテナ28を介して、第2中継装置14からの放送信号を受信する。受像装置16は、放送信号のうち、前述のひとつのセグメント成分を復調することによって、ひとつのセグメント成分に含まれた番組を再生する。また、受像装置16は、図示しないモニタに番組を表示する。仮に、受像装置16が放送局10からの放送信号を直接受信できる位置に配置されていれば、受像装置16は、放送局10からの放送信号を受信し、放送信号に含まれた番組を再生できる。
第2リモートコントロール装置32は、図示しないボタンを備えることによって、ユーザからの指示を受けつける。ここで、指示とは、チャンネル選択の指示である。ここで、第2リモートコントロール装置32から受像装置16へは、パルス変調搬送波赤外線発光方式にて指示が送信される。受像装置16は、指示に応じたチャンネルを再生する。第1リモートコントロール装置30も、第2リモートコントロール装置32と同様に、図示しないボタンを備えることによって、ユーザからのチャンネル選択の指示を受けつける。第1リモートコントロール装置30は、第2中継装置14へパルス変調搬送波赤外線発光方式にて指示を送信する。
第2中継装置14は、指示を通信信号に格納し、第2中継装置通信用アンテナ24を介して通信信号を第1中継装置12へ送信する。第1中継装置12は、第1中継装置通信用アンテナ22を介して、第2中継装置14からの通信信号を受信し、指示に応じたチャンネルを抽出するように設定する。ここで、第1リモートコントロール装置30と第2リモートコントロール装置32とは、異なった形式の信号を送信する。つまり、第1リモートコントロール装置30からの信号は、第2中継装置14に受信されるが、受像装置16に受信されないような形式を有し、第2リモートコントロール装置32からの信号は、受像装置16に受信されるが、第1中継装置12に受信されないような形式を有する。ここで、異なった形式とは、互換性のない形式であってもよいし、互換性はあっても識別番号等によって区別されるような形式であってもよい。
また、ユーザは、視聴を希望するチャンネルにかかわらず、受像装置16にて再生すべきチャンネルを固定のチャンネルに設定する。例えば、放送局10からの放送信号に含まれていないチャンネルが設定される。一方、ユーザは、視聴を希望するチャンネルを抽出するように、第1リモートコントロール装置30に指示を入力する。第1中継装置12は、視聴を希望するチャンネルのうち、ひとつのセグメント成分を抽出する。第2中継装置14は、受像装置16にて設定された固定のチャンネルに、ひとつのセグメント成分を格納することによって放送信号を生成する。
図2は、第1中継装置12の構成を示す。第1中継装置12は、第1中継装置受信用アンテナ20、第1中継装置通信用アンテナ22、チューナ部50、TS/IP変換部52、通信部54、チャンネル設定部56、制御部58を含む。また、チューナ部50は、受信用BPF60、受信増幅部62、周波数変換器64、直交検波部66、復調部68、抽出部70、発振部72を含み、チャンネル設定部56は、周波数設定部74、受付部76を含む。
第1中継装置受信用アンテナ20は、図示しない放送局10からの放送信号を受信する。第1中継装置受信用アンテナ20は、受信した放送信号を受信用BPF60へ出力する。受信用BPF60は、周波数設定部74からの指示にしたがって通過帯域を設定する。受信用BPF60には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。また、受信用BPF60は、第1中継装置受信用アンテナ20からの放送信号から通過帯域の部分を抽出する。ここで、通過帯域は、ひとつのチャンネル成分を抽出できるような値に規定される。つまり、受信用BPF60は、周波数設定部74からの指示にしたがって、放送信号の中からひとつのチャンネル成分を抽出する。なお、ひとつのチャンネル成分には、複数のセグメント成分が含まれる。受信用BPF60は、ひとつのチャンネル成分を受信増幅部62へ出力する。
受信増幅部62は、受信用BPF60からのひとつのチャンネル成分を増幅する。ここで、チャンネル成分は、放送周波数帯域の信号である。また、受信増幅部62は、増幅したチャンネル成分を周波数変換器64へ出力する。周波数変換器64は、受信増幅部62からチャンネル成分を受けつけるとともに、発振部72から局部発振信号を受けつける。なお、発振部72は、周波数設定部74からの指示に応じて局部発振信号の周波数を設定する。ここでは、受信用BPF60において設定される通過帯域の周波数に合わせて、局部発振信号の周波数が設定される。周波数変換器64は、発振部72からの局部発振信号によって、受信増幅部62からの放送周波数帯域のチャンネル成分を中間周波数帯のチャンネル成分(以下、中間周波数帯のチャンネル成分も「チャンネル成分」という)に変換する。周波数変換器64は、チャンネル成分を直交検波部66へ出力する。
直交検波部66は、周波数変換器64からのチャンネル成分に対して直交検波を実行することによって、中間周波数帯からベースバンド帯への周波数変換を実行する。以下、ベースバンド帯のチャンネル成分もまた「チャンネル成分」という。直交検波部66は、チャンネル成分を復調部68へ出力する。復調部68は、チャンネル成分を復調する。具体的に説明すると、復調部68は、チャンネル成分に対してFFTを実行することによって、時間領域の信号から周波数領域の信号へ変換する。このような周波数領域の信号は、複数のサブキャリア成分によって形成されている。復調部68は、周波数領域の信号をサブキャリア単位に復調する。以下、復調した周波数領域の信号もまた「周波数領域の信号」という。復調部68は、周波数領域の信号を抽出部70へ出力する。
抽出部70は、復調部68から周波数領域の信号を受けつける。抽出部70は、周波数設定部74からの指示に応じて、周波数領域の信号からひとつのセグメント成分を抽出する。前述のごとく、セグメント番号「0」がワンセグメント放送のために予約されているので、周波数設定部74からの指示は、セグメント番号「0」に相当する。具体的に説明すると、抽出部70は、セグメント番号「0」に対応したサブキャリア成分を抽出する。抽出したサブキャリア成分が、ひとつのセグメント成分に相当する。抽出部70は、抽出したひとつのセグメント成分をTS/IP変換部52へ出力する。なお、抽出部70は、全サブキャリアがTS(Transport Stream)とされている場合に、全サブキャリアに対応した周波数領域の信号から、ワンセグメント放送用のTSパケットのみをフィルタリングしてもよい。
TS/IP変換部52は、抽出部70からひとつのセグメント成分を受けつける。抽出部70からのひとつのセグメント成分は、TSパケット形式を有している。一方、後述の通信部54にて通信に使用すべき信号は、IP(Internet Protocol)パケット形式を有している。TSパケットおよびIPパケットには、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。TS/IP変換部52は、ひとつのセグメント成分に対して、TSパケットからIPパケットへの変換を実行する。なお、後段の処理において、IPパケットからTSパケットへの再変換がなされるので、TS/IP変換部52は、制御信号等もIPパケットに含める。以下では、ひとつのセグメント成分が含まれたIPパケットを「通信信号」という。TS/IP変換部52は、通信信号を通信部54へ出力する。
通信部54は、無線LANシステムに対応した通信機能を有する。なお、無線LANシステムとして公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。通信部54は、第1中継装置通信用アンテナ22を介して、無線LANシステムの通信機能を有した図示しない第2中継装置14との通信を実行する。通信部54は、TS/IP変換部52から通信信号を受けつけ、第1中継装置通信用アンテナ22を介して通信信号を第2中継装置14へ送信する。つまり、通信部54は、抽出部70において抽出したセグメント成分を通信信号にて送信する。このように、通信信号にひとつのセグメント成分だけを含めることによって、無線LANシステムのトラヒック量が低減される。
また、通信部54は、第1中継装置通信用アンテナ22を介して、第2中継装置14からの通信信号を受信する。なお、ここでの通信信号には、チューナ部50において抽出すべきチャンネルについての指示が含まれている。チューナ部50において抽出すべきチャンネルについての指示とは、ユーザが視聴を希望するチャンネルに含まれたセグメントを抽出するための指示である。通信部54は、通信信号を受信すると、受付部76へ出力する。受付部76は、通信部54からの通信信号を受けつける。受付部76は、通信信号の中から、抽出すべきチャンネルについての指示を取得する。受付部76は、抽出した指示を周波数設定部74へ出力する。
周波数設定部74は、受付部76から指示を受けつける。周波数設定部74は、指示をもとに、受信用BPF60における通過帯域の周波数および発振部72における局部発振信号の周波数を決定する。つまり、周波数設定部74は、指示に応じたチャンネルを抽出するように、受信用BPF60における通過帯域の周波数および発振部72における局部発振信号の周波数を決定する。また、周波数設定部74は、受信用BPF60および発振部72に対して、決定した周波数を指示する。さらに、周波数設定部74は、抽出部70に対して、セグメント番号「0」のセグメント成分の抽出を指示する。つまり、周波数設定部74は、第2中継装置14からの通信信号に含まれた指示に応じて、チューナ部50に対してひとつのセグメント成分の抽出を指示する。制御部58は、第1中継装置12全体の動作を制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図3は、第2中継装置14の構成を示す。第2中継装置14は、第2中継装置通信用アンテナ24、第2中継装置送信用アンテナ26、通信部80、IP/TS変換部82、生成部84、制御部86、受光部88、周波数設定部90、放送部92を含む。また、放送部92は、構成部110、変調部112、直交変調部114、周波数変換器116、送信増幅部118、送信用BPF120、発振部122を含む。
通信部80は、図示しない通信部54と同様に、無線LANシステムに対応した通信機能を有する。通信部80は、第2中継装置通信用アンテナ24を介して、図示しない第1中継装置12との通信を実行する。通信部54は、第2中継装置通信用アンテナ24を介して第1中継装置12からの通信信号を受信する。通信部80は、受信した通信信号を復調した後、IP/TS変換部82へ出力する。IP/TS変換部82は、図示しないTS/IP変換部52とは逆の動作を実行する。IP/TS変換部82は、通信部80から、復調された通信信号を受けつける。ここで、通信信号は、ひとつのセグメント成分が含まれたIPパケットに相当する。IP/TS変換部82は、ひとつのセグメント成分に対して、IPパケットからTSパケットへの変換を実行する。IP/TS変換部82は、TSパケットへ変換したひとつのセグメント成分(以下、「ひとつのセグメント成分」という)を構成部110へ出力する。
構成部110は、IP/TS変換部82からひとつのセグメント成分を受けつける。構成部110は、ひとつのセグメント成分をセグメント番号「0」の位置に配置することによって、周波数領域の信号を生成する。構成部110は、周波数領域の信号を変調部112へ出力する。変調部112は、変調部112から周波数領域の信号を受けつけ、周波数領域の信号をサブキャリア単位に変調する。また、変調部112は、変調した周波数領域の信号に対して、IFFTを実行することによって、周波数領域の信号を時間領域の信号へ変換する。以下では、時間領域の信号もチャンネル成分という。変調部112は、チャンネル成分を直交変調部114へ出力する。
直交変調部114は、変調部112からのチャンネル成分に対して直交変調を実行することによって、チャンネル成分をベースバンド帯から中間周波数帯へ変換する。以下では、中間周波数帯のチャンネル成分もまた「チャンネル成分」という。直交変調部114は、チャンネル成分を周波数変換器116へ出力する。周波数変換器116は、直交変調部114からのチャンネル成分に対して、中間周波数帯域から放送周波数帯域へ変換する。以下では、放送周波数帯のチャンネル成分もまた「チャンネル成分」というが、当該チャンネル成分は、図示しない第1中継装置12において受信される放送信号の一部の周波数領域に相当するので、ここでは、チャンネル成分を「放送信号」ともいう。
周波数変換器116は、周波数変換のために、発振部122からの局部発振信号を入力する。ここで、周波数変換器116によって生成される放送信号の周波数は、放送局10から送信される放送信号の周波数とは異なっているとする。具体的には、周波数変換器116によって生成される放送信号に含まれるチャンネルは、放送局10から送信される放送信号に含まれるチャンネルとは異なっている。これに対応するように、発振部122からの局部発振信号の周波数は、設定されている。なお、周波数変換器116によって生成される放送信号の周波数は固定であるので、発振部122からの局部発振信号の周波数も固定である。周波数変換器116は、放送信号を送信増幅部118へ出力する。
送信増幅部118は、周波数変換器116からの放送信号を増幅し、送信用BPF120へ出力する。送信用BPF120は、受けつけた放送信号の放送周波数帯域外に含まれるイメージ信号等を減衰し、第2中継装置送信用アンテナ26から放送信号を電磁波として送信する。つまり、放送部92は、通信部80において受信した通信信号に含まれたひとつのセグメント成分を放送信号にて送信する。なお、送信用BPF120は、周波数設定部90からの指示に応じて通過帯域を設定する。前述のごとく、周波数変換器116によって生成される放送信号の周波数は固定であるので、周波数設定部90からの指示も固定であるとする。
受付部76は、図示しない第1リモートコントロール装置30からのセグメント成分選択の指示を受信する。ここでは、セグメント成分選択の指示がチャンネル選択の指示に対応する。例えば、選択すべきチャンネルがチャンネル番号として示されている。また、前述のごとく、受付部76は、パルス変調搬送波赤外線発光方式に対応する。ここで、受付部76において受信される指示は、図示しない受像装置16における第2リモートコントロール装置32での指示とは異なった形式であるので、受付部76は、第2リモートコントロール装置32からの指示を受けつけないとする。受光部88は、受けつけた指示を生成部84へ出力するとともに、周波数設定部90へも出力する。
生成部84は、受光部88からの指示を含めるように通信信号を生成する。生成部84は、通信信号を通信部80へ出力し、通信部80は、第2中継装置通信用アンテナ24を介して、通信信号を図示しない第1中継装置12へ送信する。周波数設定部90は、受光部88からの指示に応じて、構成部110、発振部122、送信用BPF120での周波数を設定する。前述のごとく、ここでは周波数の設定が固定であるとする。制御部86は、第2中継装置14全体の動作を制御する。
以上の構成による中継システム100の動作を説明する。第1中継装置12のチューナ部50は、放送局10からの放送信号のうち、ひとつのチャンネルにおけるひとつのセグメント成分を抽出し、通信部54は、セグメント成分を通信信号に含めて送信する。第2中継装置14の通信部80は、第1中継装置12からの通信信号を受信し、放送部92は、通信信号に含まれたセグメント成分を放送信号に含めて送信する。受像装置16は、第2中継装置14からの放送信号を受信し、番組を再生した後に表示する。ここで、ユーザは、チャンネル番号「1」の番組を視聴しているとする。その際、ユーザは、第1リモートコントロール装置30にて、チャンネル番号「1」の選択を入力し、第2リモートコントロール装置32にて、チャンネル番号「50」の選択を入力する。なお、チャンネル番号「50」は、放送局10からの放送信号において使用されていない。
ここで、ユーザは、チャンネル番号「1」からチャンネル番号「2」へ、視聴すべき番組を変更する。その際、ユーザは、第1リモートコントロール装置30にて、チャンネル番号「2」の選択を入力し、第2リモートコントロール装置32に選択を入力しない。第2中継装置14は、受けつけた選択の指示を通信信号に格納して、通信信号を第1中継装置12へ送信する。第1中継装置12のチューナ部50は、選択の指示に応じて、チャンネル番号「2」のチャンネル成分を抽出する。
これまで、第1リモートコントロール装置30が第2中継装置14へ指示を送信し、第2リモートコントロール装置32が受像装置16へ指示を送信していた。しかしながら、第1リモートコントロール装置30が第2中継装置14および受像装置16へ指示を送信してもよい。なお、第2リモートコントロール装置32は不要になる。その際、図14の受付部76において受信されるセグメント成分選択の指示は、受像装置16におけるセグメント成分選択の指示と共通の形式である。つまり、第1リモートコントロール装置30は、第2中継装置14および受像装置16へ当該指示を送信し、第2中継装置14および受像装置16は、指示に応じたチャンネルを設定する。その際、第2中継装置14から送信される放送信号の周波数は、放送局10からの放送信号の周波数と同一である。そのため、受信用BPF60、発振部72、抽出部70において設定されるチャンネルと、構成部110、発振部122、送信用BPF120において設定されるチャンネルと、受像装置16において設定されるチャンネルとが共通する。第1中継装置12および第2中継装置14の構成は、図2、図3と同様のタイプであるので、ここでは、説明を省略する。
以下、本発明の変形例を説明する。実施例に係る中継システム100では、ひとつの第1中継装置12とひとつの第2中継装置14が含まれている。変形例に係る中継システム100では、ひとつの第1中継装置12と複数の第2中継装置14とが含まれている。変形例に係る第2中継装置14の構成は、図3と同様のタイプである。通信部80には、IPアドレスが付与されており、生成部84は、通信信号にIPアドレスも格納する。なお、複数の第2中継装置14に対して、互いに異なったIPアドレスが付与されている。また、複数の第2中継装置14から送信される放送信号の周波数は、互いに異なっている。
図4は、本発明の変形例に係る第1中継装置12の構成を示す。第1中継装置12は、分波部140、チューナ部50と総称される第1チューナ部50a、第2チューナ部50b、第Nチューナ部50n、TS/IP変換部52と総称される第1TS/IP変換部52a、第2TS/IP変換部52b、第NTS/IP変換部52n、通信部54、チャンネル設定部56、制御部58を含む。また、チャンネル設定部56は、周波数設定部74、受付部76、ch−IPアドレス管理部142を含む。
分波部140は、第1中継装置受信用アンテナ20側の入力端子、複数のチューナ部50側のそれぞれに対応した出力端子を備える。分波部140は、第1中継装置受信用アンテナ20から入力した放送信号を複数のチューナ部50へ出力する。チューナ部50、TS/IP変換部52は、図2と同様の構成であるが、図示しない各第2中継装置14に対応づけられている。例えば、第1チューナ部50aと第1TS/IP変換部52aとの組合せ、第2チューナ部50bと第2TS/IP変換部52bとの組合せは、互いに異なった第2中継装置14に対して、独立に前述の処理を実行する。互いに異なった第2中継装置14に対する処理は、互いに異なったIPアドレスに対する処理に相当する。
受付部76は、通信部54を介して、図示しない各第2中継装置14からの通信信号を入力する。受付部76は、抽出すべきチャンネルについての指示、送信元となる第2中継装置14のIPアドレスを取得する。受付部76は、抽出すべきチャンネルについての指示と、送信元となる第2中継装置14のIPアドレスとを対応づけながらch−IPアドレス管理部142へ出力する。ch−IPアドレス管理部142は、抽出すべきチャンネルと第2中継装置14のIPアドレスとの組合せを各第2中継装置14に対して管理する。図5は、ch−IPアドレス管理部142におけるデータベースのデータ構造を示す。データベースは、IPアドレス欄200、選択ch欄202を含む。
IPアドレス欄200には、各第2中継装置14のIPアドレスが示されており、選択ch欄202には、IPアドレスに対応したチャンネル番号が示されている。周波数設定部74は、ch−IPアドレス管理部142において記憶されたデータベースを参照しながら、チューナ部50の周波数を設定する。ここで、図5のIPアドレス「A1」の第2中継装置14が、第1チューナ部50aに対応づけられ、IPアドレス「A2」の第2中継装置14が第2チューナ部50bに対応づけられているとする。そのため、周波数設定部74は、チャンネル番号「B1」を抽出するように第1チューナ部50aの周波数を設定し、チャンネル番号「B2」を抽出するように第2チューナ部50bの周波数を設定する。
本発明の実施例によれば、中継装置を第1中継装置と第2中継装置とに分割し、両者の間において、無線LANシステムを使用するので、第2中継装置からの送信電力を低くできる。また、第2中継装置からの送信電力を低くするので、干渉の発生を抑制できる。また、干渉の発生が抑制されるので、第2中継装置の設置の自由度を高くできる。また、第1中継装置と第2中継装置との間において、無線LANシステムを使用するので、エリアを拡大できる。また、第1中継装置と第2中継装置との間において、無線LANシステムを使用するので、第2中継装置の設置の自由度を高くしながら、エリアを拡大できる。また、ひとつのセグメント成分を抽出して、通信信号に格納するので、通信信号の伝送容量の増加を抑制できる。
また、通信信号の伝送容量の増加が抑制されるので、第1中継装置と第2中継装置との間において、インターネットアクセスのための信号が送信される場合であっても、インターネットアクセスに与える影響を低減できる。また、第2中継装置においてセグメント成分選択の指示を受けつけるので、希望のセグメントの視聴を可能にしながら、通信信号の容量を削減できる。また、第2中継装置と受像装置とにおけるセグメント選択を独立に実行するので、受像装置のセグメントを固定すれば、第2中継装置だけを制御することによって、希望のセグメントを視聴できる。
また、ユーザは、第2中継装置だけに指示を送信すればよいので、利便性を向上できる。また、第2中継装置と受像装置とにおける選択を共通に実行するので、受像装置と第2中継装置とを一体的に制御できる。また、ユーザは、受像装置と第2中継装置とに一体的な指示を送信するだけなので、利便性を向上できる。また、ひとつの第1中継装置に対して、複数の第2中継装置を接続できるので、エリアをさらに拡大できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、第1中継装置12と第2中継装置14との間の通信システムが、無線LANシステムであるとしている。しかしながらこれに限らず例えば、通信システムが有線LANシステムであってもよい。本変形例によれば、通信システムの伝送品質を向上できる。
本発明の実施例において、受信用BPF60は、ひとつのチャンネルを抽出している。しかしながらこれに限らず例えば、受信用BPF60は、複数のチャンネルを抽出してもよい。その場合、抽出部70は、複数のチャンネルのそれぞれから、セグメント成分を抽出する。本変形例によれば、同時に中継できるチャンネル数を増加できる。つまり、通信システムの伝送容量に応じて、チャンネル数が調節されればよい。
本発明の実施例において、受信用BPF60は、放送信号からひとつのチャンネル成分を抽出し、抽出部70は、ひとつのチャンネル成分からひとつのセグメント成分を抽出している。しかしながらこれに限らず例えば、復調部68が放送信号全体に対してFFTを実行し、抽出部70が周波数領域の信号の中からセグメント成分を抽出してもよい。本変形例によれば、制御を簡易にできる。
本発明の実施例において、放送局10において入力される放送信号は、複数のチャンネルを含み、各チャンネルに、ワンセグメント放送用に予約されたセグメント成分(以下、「ワンセグメント放送用セグメント成分」という)がひとつ含まれている。しかしながらこれに限らず例えば、チャンネルに含まれた複数のセグメント成分のそれぞれが、ワンセグメント放送用セグメント成分であってもよい。その際、抽出部70は、周波数設定部74からの指示に応じて、複数のワンセグメント放送用セグメント成分の中からひとつを選択する。また、周波数設定部74は、受信用BPF60と発振部72とに対する周波数の設定を固定し、指示に応じて抽出部70に対する設定を変更する。本変形例によれば、さまざまな形式の放送信号に本発明を適用できる。
本発明の実施例において、第1中継装置12は、放送信号からワンセグメント放送用セグメント成分を抽出し、ワンセグメント放送用セグメント成分を通信信号に格納して、第2中継装置14へ送信している。しかしながらこれに限らず例えば、第1中継装置12は、放送信号から所定数のセグメント成分を抽出し、所定数のセグメント成分を通信信号に格納して、第2中継装置14へ送信してもよい。所定数のセグメント成分の一例は、3つのセグメント成分である。つまり、チャンネルに含まれたセグメント数よりも少ないセグメント成分であって、かつ少なくともひとつのセグメント成分が抽出されればよい。本変形例によれば、ディジタルラジオ放送に本発明を適用できる。
本発明の実施例に係る中継システムの構成を示す図である。 図1の第1中継装置の構成を示す図である。 図1の第2中継装置の構成を示す図である。 本発明の変形例に係る第1中継装置の構成を示す図である。 図4のch−IPアドレス管理部におけるデータベースのデータ構造を示す図である。
符号の説明
12 第1中継装置、 14 第2中継装置、 20 第1中継装置受信用アンテナ、 22 第1中継装置通信用アンテナ、 24 第2中継装置通信用アンテナ、 26 第2中継装置送信用アンテナ、 30 第1リモートコントロール装置、 32 第2リモートコントロール装置、 50 チューナ部、 52 TS/IP変換部、 54 通信部、 56 チャンネル設定部、 58 制御部、 60 受信用BPF、 62 受信増幅部、 64 周波数変換器、 66 直交検波部、 68 復調部、 70 抽出部、 72 発振部、 74 周波数設定部、 76 受付部、 80 通信部、 82 IP/TS変換部、 84 生成部、 86 制御部、 88 受光部、 90 周波数設定部、 92 放送部、 100 中継システム、 110 構成部、 112 変調部、 114 直交変調部、 116 周波数変換器、 118 送信増幅部、 120 送信用BPF、 122 発振部。

Claims (3)

  1. 複数のセグメントによって形成されたチャンネルが少なくともひとつ含まれた放送信号を受信する受信部と、前記受信部において受信した放送信号から少なくともひとつのセグメント成分を抽出する抽出部と、前記抽出部において抽出したセグメント成分を通信信号にて送信する第1通信部とを備えた第1中継装置と、
    前記第1通信部からの通信信号を受信する第2通信部と、前記第2通信部において受信した通信信号に含まれた少なくともひとつのセグメント成分を放送信号にて送信する送信部と、リモートコントロール装置からのセグメント成分選択の指示を受けつける受付部とを備えた第2中継装置とを備え、
    前記第2通信部は、前記受付部において受けつけた指示を通信信号にて送信し、
    前記第1通信部は、前記第2通信部からの通信信号を受信し、
    前記抽出部は、前記第1通信部において受信した通信信号に含まれた指示に応じて、少なくともひとつのセグメント成分を抽出することを特徴とする中継システム。
  2. 前記送信部は、前記受信部において受信した放送信号とは異なった周波数帯にて、受信機へ放送信号を送信し、
    前記受付部において受信されるセグメント成分選択の指示は、前記受信機におけるリモートコントロール装置でのセグメント成分選択の指示とは異なった形式であることを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
  3. 前記送信部は、前記受信部において受信した放送信号に含まれた周波数帯にて、受信機へ放送信号を送信し、
    前記受付部において受信されるセグメント成分選択の指示は、前記受信機におけるリモートコントロール装置でのセグメント成分選択の指示と共通の形式であることを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
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