JP2009289611A - 電池、車両及び電池搭載機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成でありながら、電極端子に外部接続端子を接続させる場合に、電極端子やこれを保持する端子保持部材が移動するのを防止した電池を提供する。
【解決手段】 電池1は、発電要素80と、端子形成部11を有する電池ケース10と、正極外部接続端子71と接続する正極外部端子接続部32を有し端子形成部11を貫通してなる正極端子部材30と、負極外部接続端子72と接続する負極外部端子接続部52を有し端子形成部11を貫通してなる負極端子部材50と、正極端子外方部31と負極端子外方部51との間に架け渡され、これらを保持する第1保持部21及び第2保持部26を有し、第1保持部及び第2保持部に生じる移動を制限する形態の共通端子保持部材20と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電池ケースの端子形成面上に電池ケース内から外部に導出された正極端子部材及び負極端子部材を備える電池、この電池を搭載した車両及び電池搭載機器に関する。
近年、携帯電話、ノート型パソコン、ビデオカムコーダなどのポータブル電子機器やハイブリッド電気自動車等の車両の普及により、これらの駆動用電源に用いられる電池の需要は増大している。
このような電池の中には、電池内部の発電要素と導通しつつ電池ケースの外側にまで導出された電極端子部材を備え、これに外部接続端子を接続しているものがある。例えば、特許文献1では、電極端子部材として、電池ケースの外部に位置する金属製のボルト、電池ケースの内部から外部に向けて突出し発電要素と導通する極柱、及び、ボルトと極柱とを電気的に接続させる金属製のボルト固定金具を備える電池(鉛蓄電池)が記載されている。この電池は、ボルト固定金具にボルト挿入口及び極柱挿入口を有する。このうちボルト挿入口には、その内側に雌ねじが形成してあるので、ボルトはそのボルト挿入口に固定される。一方、極柱挿入口には極柱が挿通され、極柱とボルト固定金具とが溶接によって互いに接合されている。
特開2000−164199号公報
ところで、特許文献1に記載の電池では、電極端子部材であるボルトを外部接続端子に挿通してナットで締め付ける際、ボルトには、その軸線の周りにトルクがかかる。しかるに、このボルトはボルト固定金具に固定されているので、ボルトと共にボルト固定金具がボルトの軸線周りに共回りして移動しようとする。しかも、この電池では、ボルトの軸線が極柱の軸線と平行であるため、ボルト固定金具や極柱が、この極柱の軸線を中心として回転移動してしまう。すると、この電池において、ボルト固定金具を包囲して固定している封口剤が剥がれて、シール性が低下したり、ボルト固定金具と極柱との接合が不十分になるなどの不具合が発生する虞がある。
そこで、本発明者らは、ボルト及びボルト固定金具を、端子絶縁部材で保持すると共に、この端子絶縁部材を電池ケース上に固定する電池を考案した。この電池では、電池ケースに凹部を形成する一方、端子絶縁部材にその凹部と嵌合可能な凸部を設けて、嵌合によって、ボルトやボルト固定金具を電池ケース上に固定する。この電池では、端子絶縁部材が電池ケースの凹部に嵌合しているので、ボルトの軸線の周りにトルクがかかっても、ボルト、ボルト固定金具、及び、これを保持する端子絶縁部材が、共回りなど電池ケースの平面に沿う方向へ移動するのを防止できる。
しかしながら、このように電池ケースに十分な深さの凹部を設けるのは、技術的に困難でコストがかかる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、簡易な構成でありながら、電極端子に外部接続端子を接続させる場合に、電極端子やこれを保持する端子保持部材が移動するのを防止した電池、この電池を搭載した車両及び電池搭載機器を提供することを目的とする。
そして、その解決手段は、正極板及び負極板を含む発電要素と、上記発電要素を収容してなり、少なくとも端子形成面をなす端子形成部が金属からなる電池ケースと、一又は複数の金属部材からなり、上記正極板の電位を正極外部接続端子を接続させる正極外部端子接続部に電気的に導く正極端子部材であって、一端部が上記電池ケース内で上記正極板に接続し、貫通部が、上記端子形成部と絶縁され、この端子形成部との間を封止された状態で、この端子形成部を貫通して、上記電池ケース内から外部に導出され、他端部が上記正極外部端子接続部とされてなる正極端子部材と、一又は複数の金属部材からなり、上記正極端子部材と離間し絶縁され、上記負極板の電位を負極外部接続端子を接続させる負極外部端子接続部に電気的に導く負極端子部材であって、一端部で上記電池ケース内で上記負極板に接続し、貫通部が、上記端子形成部と絶縁され、この端子形成部との間を封止された状態で、この端子形成部を貫通して、上記電池ケース内から外部に導出され、他端部が上記負極外部端子接続部とされてなる負極端子部材と、上記端子形成面上に配置され、上記正極端子部材のうち上記正極外部端子接続部を含み上記電池ケース外に位置する正極端子外方部と、上記負極端子部材のうち上記負極外部端子接続部を含み上記電池ケース外に位置する負極端子外方部との間に架け渡され、上記正極端子外方部に係合して、上記正極外部端子接続部に上記正極外部接続端子を着脱する際に、上記正極端子外方部に生じる上記端子形成面に沿う方向への移動を制限して、これを保持する第1保持部、及び、上記負極端子外方部に係合して、上記負極外部端子接続部に上記負極外部接続端子を着脱する際に、上記負極端子外方部に生じる上記端子形成面に沿う方向への移動を制限して、これを保持する第2保持部、を有してなる共通端子保持部材であって、上記正極外部端子接続部に上記正極外部接続端子を着脱する際に、上記第1保持部に生じる上記端子形成面に沿う方向への移動を、上記負極端子外方部と上記第2保持部との係合により制限すると共に、上記負極外部端子接続部に上記負極外部接続端子を着脱する際に、上記第2保持部に生じる上記端子形成面に沿う方向への移動を、上記正極端子外方部と上記第1保持部との係合により制限する形態を有してなる共通端子保持部材と、を備える電池である。
例えば、正極端子部材の正極外部端子接続部を正極外部接続端子の貫通孔に挿通し、さらにナットで締め付けるなどの手法により、正極外部端子接続部に正極外部接続端子を着脱する(接続あるいは脱離させる)ことがある。この際に、正極端子外方部が共回りするなど端子形成面に沿う方向に移動(平行移動あるいは回転移動)してしまうことがある。負極外部端子接続部に負極外部接続端子を着脱する場合についても同様のことがある。
これに対し、本発明の電池は、正極外部端子接続部を有する正極端子部材、及び、負極外部端子接続部を有する負極端子部材のほか、共通端子保持部材を備える。
このうち共通端子保持部材は、正極端子外方部に係合し、その正極外部端子接続部に正極外部接続端子を着脱する際に、正極端子外方部に生じる端子形成面に沿う方向への移動を制限して、これを保持する第1保持部を有している。また、負極端子外方部に係合し、その負極端子部材に負極外部接続端子を着脱する際に、負極端子外方部に生じる端子形成面に沿う方向への移動を制限して、これを保持する第2保持部を有している。
従って、例えば、正極外部端子接続部に正極外部接続端子を着脱する際、正極端子外方部が、共回りなど、端子形成面に沿う方向へ移動しようとすると、この移動を制限している第1保持部を有する共通端子保持部材までもが、端子形成面に沿う方向へ移動しようとすることになる。
同様に、負極外部端子接続部に負極外部接続端子を着脱する際、負極端子外方部が、共回りなど、端子形成面に沿う方向へ移動しようとすると、この移動を制限している第2保持部を有する共通端子保持部材までもが、端子形成面に沿う方向へ移動しようとすることになる。
しかるに、本発明の電池では、この共通端子保持部材は、さらに正極端子外方部と負極端子外方部との間に架け渡されており、正極外部端子接続部に正極外部接続端子を着脱する際に正極端子外方部に生じる移動を、架け渡されている相手方の負極端子外方部と共通端子保持部材の第2保持部との係合により制限する形態を有する。また同様に、負極外部端子接続部に負極外部接続端子を着脱する際に負極端子外方部に生じる移動を、架け渡されている相手方の正極端子外方部と共通端子保持部材の第1保持部との係合により制限する形態を有する。
これにより、端子形成面上という限られたスペース内で正極端子外方部が、共回りなど、端子形成面に沿う方向に移動することを確実に防止できる。また、負極端子外方部が、共回りなど、端子形成面に沿う方向に移動することを防止できる。
かくして、正極端子外方部が、端子形成面に沿う方向に移動することにより、この正極端子外方部と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、この正極端子部材の貫通部と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
また、負極端子部材についても同様に、この負極端子外方部が、端子形成面に沿う方向に移動することにより、この負極端子外方部と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、この負極端子部材の貫通部と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
さらに、共通端子保持部材が、正極端子外方部と負極端子外方部の間に架け渡されているので、例えば、電池ケースの内圧が高くなって、電池ケースが歪もうとした場合でも、正極端子外方部と負極端子外方部との間の距離が変化する(小さくなるまたは大きくなる)形態への変形を防止できる。
なお、正極端子部材及び負極端子部材としては、上記要件を満たすものであればよい。例えば、一端部、貫通部及び他端部が1つの金属部材からなるものや、これら一端部、貫通部及び他端部がいずれも別部材からなるもの、貫通部と他端部とが同一の金属部材で、一端部がその別部材からなるもの等が挙げられる。
さらに、上述の電池であって、前記共通端子保持部材は、絶縁性を有し、前記第1保持部は、前記正極端子部材の前記正極端子外方部と前記電池ケースの前記端子形成部との間に介在して、両者を絶縁させてなり、前記第2保持部は、前記負極端子部材の前記負極端子外方部と前記電池ケースの前記端子形成部との間に介在して、両者を絶縁させてなる電池とすると良い。
本発明の電池では、共通端子保持部材が絶縁性を有するので、正極端子外方部と負極端子外方部とを離間して絶縁することができる。また共通端子保持部の第1保持部が、正極端子外方部を保持しつつ、この正極端子外方部と端子形成部とを絶縁することができる。さらに、共通端子保持部材の第2保持部もまた、負極端子外方部を保持しつつ、この負極端子外方部と端子形成部とを絶縁できる。
なお、絶縁性を有する共通端子保持部材は、正極端子外方部と端子形成部とを、及び負極端子外方部と端子形成部とを絶縁するものであり、例えば、絶縁材(絶縁樹脂材、絶縁セラミックなど)のほか、絶縁コートされた金属材からなるものが挙げられる。
さらに、上述の電池であって、前記電池ケースの前記端子形成部は、自身のうち、前記端子形成面の上方に、前記正極端子外方部が位置する第1部位と前記負極端子外方部が位置する第2部位との間に、上記電池ケースの内圧が所定値を超えた場合に開弁する安全弁を含む安全弁部を有し、上記電池ケースは、自身の内圧が上昇して膨張変形した場合に、変形前に比して、上記端子形成部の上記安全弁部がこの電池ケースの内側方向に移動するパターンの反り変形が、上記端子形成部に生じる形態を有し、前記共通端子保持部材は、少なくとも、上記第1保持部及び上記第2保持部において、上記端子形成部に固着されてなり、かつ、上記電池ケースの内圧が上昇した場合に、上記端子形成部に生じる上記パターンの反り変形を抑制する形態を有する電池とすると良い。
ところで、不具合などにより、電池ケース内の内圧が上昇し、電池ケースが膨張して変形を生じることがある。この場合において、電池ケースの形態によっては、変形前に比して、安全弁部が電池ケースの内側方向に移動するパターンの反り変形が端子形成部に生じるものがある。つまり、端子形成部のうち、第1部位と第2部位との間で、端子形成部が内側に向けて凸となる形態に反る電池ケースがある。
例えば、端子形成面が細長く、正極端子部材と負極端子部材(第1部位と第2部位)との間隔が長い矩形型電池ケースを用いた電池の場合が挙げられる。このものでは、電池ケースの膨張により、正極外部端子外方部と負極外部端子外方部が相対的に高く、安全弁部などが位置するこれらの間の部位が低くなる(ケースの内側に位置する)パターンに反り変形する。
このような電池において、電池ケース内の内圧が上昇して、電池ケースが膨張すると、上述のように安全弁部が移動するため、電池ケース内の部材、例えば発電要素が、安全弁部を塞いでしまい、安全弁が適切に動作できなくなる虞がある。
これに対し、本発明の電池では、共通端子保持部材が、端子形成部に生じる前述のパターンの反り変形を抑制する形態とされている。このため、電池ケース内の内圧が上昇しても、安全弁部が移動して電池ケース内の部材で安全弁部が塞がれることが防止され、安全弁の適切な動作を確保することができる。
なお、共通端子保持部材は、少なくとも、第1保持部及び第2保持部において、端子形成部に固着されて、電池ケースの内圧が上昇した場合に、端子形成部に生じるパターンの反り変形を抑制する形態とされていれば良い。従って、第1保持部及び第2保持部を含め、共通端子保持部材全体が、端子形成部に固着されていても良い。
また、安全弁としては、電池ケースの内圧が所定値を超えた場合に開弁するものであれば良く、一旦開弁したらその機能を失うワンウェイタイプのほか、電池ケースの内圧が低下したら再び弁が閉塞されて再使用可能となる復帰型の安全弁も含まれる。
さらに、上述の電池であって、前記電池ケース内に、上記電池ケースの内圧が上昇した場合に、前記端子形成部に生じる前記パターンの反り変形を抑制する変形抑制部材を備える電池とすると良い。
本発明の電池では、前述の共通端子保持部材のほかに、電池ケース内に、変形抑制部材を備えている。このため、電池ケースの内圧が上昇した場合でも、端子形成部に生じる前述のパターンの反り変形が抑制され、電池ケース内の部材で安全弁部が塞がれることが、さらに確実に防止され、安全弁の適切な動作を確保することができる。
なお、変形抑制部材としては、端子形成部に生じる前述のパターンの反り変形を抑制する構成を有していれば良いが、例えば、共通端子保持部材とで端子形成部を挟むように配置され、端子形成部に固着された変形抑制部材を挙げることができる。
なお、変形抑制部材のうち、安全弁部に対応する部位には貫通孔を形成しておくなど、安全弁までのガスの流路を確保する形態としておくと良い。また、電池ケース内に、矩形枠状の変形抑制部材を挿入しておくのも良い。さらには、矩形型電池ケースにおいて、膨張により、端子形成部とこれに対向する面とに生じる反り変形により、これらが互いに近づくことを防止すべく、これらの間に柱状の変形抑制部材を介在させるようにしても良い。
さらに、上述の電池であって、前記変形抑制部材は、前記共通端子保持部材とで前記端子形成部を挟むように配置され、上記端子形成部に固着されてなり、前記第1部位と前記第2部位とを結ぶ部位間方向に延びる複数のリブ部と、上記部位間方向に直交する上記端子形成部の厚み方向の寸法が、上記リブ部より小さく、上記リブ部同士の間を結ぶ結合部と、を有し、隣り合う上記リブ部同士とこれらを結ぶ結合部とで、上記部位間方向に延び、前記安全弁部に至るガス流路を構成してなる流路形成変形抑制部材である電池とすると良い。
本発明の電池では、変形抑制部材が、共通端子保持部材とで端子形成部を挟むように配置され、この端子形成部に固着されてなる。しかも、この変形抑制部材が、リブ部と結合部で部位間方向に延び、安全弁部に至るガス流路を構成してなる流路形成変形抑制部材である。従って、端子形成部の反り変形を抑制することができる上、内圧の上昇によって、電池ケースが膨張変形して、電池ケース内の発電要素などの部材が、変形抑制部材に当接しても、この変形抑制部材に安全弁部に至るガス流路を確保することができるので、さらに確実に、安全弁の適切な動作を行わせることができる。
なお、ガス流路としては、正極端子部材(その貫通部)あるいは、負極端子部材(その貫通部)から延びる形態とすると良い。この付近では、発電要素の膨張の程度が小さく、ガス流路の入口を確実に確保できるためである。
また、流路形成変形抑制部材としては、上述の要件を満たす構成を有していればよいが、例えば、端子形成部の厚み方向の断面を、E字型、王字形としたものが挙げられる。
さらに、上述の電池であって、前記流路形成変形抑制部材は、前記端子形成部の厚み方向のうち、上記端子形成部と反対側を向く面が、平坦とされてなる電池とすると良い。
ところで、前述の変形抑制部材には、リブ部を有しているので、電池ケースが膨張変形して、電池ケース内の発電要素などの部材が、変形抑制部材のリブ部に強く当接した場合、発電要素などの部材が変形して、これらにリブ部が食い込み、発電要素における短絡などの不具合の発生が懸念される。
これに対し、本発明の電池では、流路形成変形抑制部材のうち、端子形成部と反対側を向く面が、平坦とされている。このため、内圧の上昇によって、電池ケースが膨張変形して、電池ケース内の発電要素などの部材が、流路形成変形抑制部材に強く当接した場合でも、端子形成部と反対側を向く面が平坦とされているので、発電要素などの部材にリブ部が食い込むことがなく、食い込みによる発電要素等での不具合を防止できる。
さらに、他の解決方法は、上述のいずれかの電池を搭載した車両である。
本発明の車両では、前述の電池を搭載している。従って、例えば、車載した電池の正極外部端子接続部に正極外部接続端子を着脱する際に、正極端子外方部と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、正極端子部材の貫通部と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
また、車載した電池の負極外部端子接続部に負極外部接続端子を着脱する際も同様である。即ち、その着脱の際に、負極端子外方部と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、負極端子部材の貫通部と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
かくして、信頼性の高い車両とすることができる。
なお、車両としては、その動力源の全部あるいは一部に電池による電気エネルギを使用している車両であれば良く、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、フォークリフト、電気車いす、電動アシスト自転車、電動スクータが挙げられる。
さらに、他の解決方法は、前述のいずれかの電池を搭載した電池搭載機器である。
本発明の電池搭載機器では、前述の電池を搭載している。従って、例えば、搭載した電池の正極外部端子接続部に正極外部接続端子を着脱する際に、正極端子外方部と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、正極端子部材の貫通部と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
また、搭載した電池の負極外部端子接続部に負極外部接続端子を着脱する際も同様である。即ち、その着脱の際に、負極外方部と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、負極端子部材の貫通部と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
かくして、信頼性の高い電池搭載機器とすることができる。
なお、電池搭載機器としては、電池を搭載しこれをエネルギー源の少なくとも1つとして利用する機器であれば良く、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、電池駆動の電動工具、無停電電源装置など、電池で駆動される各種の家電製品、オフィス機器、産業機器が挙げられる。
(実施形態1)
次に、本発明の実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態1にかかる電池1について説明する。図1に電池1の斜視図を、図2にその電池1の部分破断断面図(図1のA−A部)を、図3に電池1の部分拡大断面図(図2のB部)を、図4に電池1の部分拡大断面図(図2のC部)を、それぞれ示す。
本実施形態1にかかる電池1は、矩形箱形の電池ケース10、正極端子部材30、負極端子部材50、共通端子保持部材20、発電要素80及び図示しない電解液を備える捲回形のリチウムイオン二次電池である(図1,図2参照)。
このうち、発電要素80は、電池ケース10内で、帯状の正極板81および負極板82が、ポリエチレンからなる帯状のセパレータ83を介して扁平形状に捲回されてなる(図2参照)。なお、この正極板81には後述する正極内部端子部材36の正極集電部37Tが、負極板82には後述する負極内部端子部材56の負極集電部57Tがそれぞれ溶接により、電気的に接続してなる。
また、図示しない電解液は、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)との混合有機溶媒に溶質(LiPF6)を添加してなる有機電解液である。
一方、電池ケース10は、いずれもアルミニウムからなる封口蓋11及び電池ケース本体18を有する(図1参照)。この電池ケース10は、上述の発電要素80を収容してなる(図2参照)。このうち電池ケース本体18は開口部19を有する有底矩形箱形であり、内側全面に樹脂からなる絶縁フィルム(図示しない)を貼付している。
また、封口蓋11は矩形板状であり、図2中、上方に面する蓋外表面11Fを有する。この封口蓋11は、蓋外表面11Fの上方に、後述の正極外部端子部材31が位置する第1部位11Pと、後述の負極外部端子部材51が位置する第2部位11Qとを有する。
また封口蓋11は、電池ケース本体18の開口部19を閉塞して、この電池ケース本体18に溶接されている。この封口蓋11は、正極内部端子部材36及び負極内部端子部材56を挿通可能な貫通孔11Kを有する(図3参照)。また、この封口蓋11は、十字状の溝部12Sを含む安全弁部12を、第1部位11Pと第2部位11Qとの間に有する(図6参照)。この安全弁部12は、一旦開弁すると安全弁の機能を失うワンウェイタイプの安全弁である。即ち、凹設されている溝部12Sの肉厚が、他の部位より薄くしてあり、電池ケース10の内側の気圧(ガス圧)が所定の開弁圧を超えたときに、溝部12Sが開裂して、開弁する。
また、封口蓋11には、図示しないアルミニウム部材の溶接により閉塞されてなる注液孔13を有する(図6参照)。この注液孔13は、製造時に電解液(図示しない)を電池ケース10内に注入するための貫通孔である。
また、この封口蓋11の蓋外表面11Fの上方には、次述する正極端子部材30の正極外部端子部材31、負極端子部材50の負極外部端子部材51、及び、共通端子保持部材20がそれぞれ配置されている。具体的には、この封口蓋12の蓋外表面11F上において、絶縁性樹脂からなる共通端子保持部材20が、いずれも金属の正極外部端子部材31と負極外部端子部材51との間を架け渡すように配置されている。このため、正極外部端子部材31及び負極外部端子部材51は、互いに離間し、互いの間で絶縁されている。
次いで、アルミニウムからなる正極端子部材30について説明する。この正極端子部材30は、封口蓋11の蓋外表面11F上、即ち電池ケース10外に位置する正極外部端子部材31と、主として電池ケース10の内部に位置する正極内部端子部材36とからなる(図2参照)。
このうち正極外部端子部材31は、ボルト形状の正極雄ねじ部32Bと矩形箱状の脚部32Lとからなる正極端子接続部材32と、クランク状に屈曲してなる正極連結板33とからなる(図1,2,3参照)。このうち正極連結板33は、後述する共通端子絶縁部材20の第1保持部21の下段部21Dを介して、封口蓋11に固定されている固定部33Mと、この固定部33Mと平行に延びる端子結合部33Nとを有する(図3参照)。このうち固定部33Mでは、その固定部貫通孔33Pに正極内部端子部材36の後述の正極かしめ部36が挿通している。そして、固定部33Mのうち固定部貫通孔33Pの周囲が、正極かしめ部36にかしめられて、封口蓋11の蓋外表面11Fの上方に固定されている。
また、正極連結板33の端子結合部33Nは、正極端子接続部材32の正極雄ねじ部32Bを挿通する結合部貫通孔33Qを有する。
正極端子接続部材32は、矩形箱状の脚部32Lと、この脚部32Lの中央付近から突出するボルト形状の正極雄ねじ部32Bとからなる。このうち正極雄ねじ部32Bは、封口蓋11の蓋外表面11Fに直交する第1軸線AX1を有するボルト形状である。この正極雄ねじ部32Bは、上述の正極連結板33の結合部貫通孔33Q、及び、正極外部接続端子71をそれぞれ挿通し、ナットNTで締結されている。これにより、この正極雄ねじ部32B(正極端子接続部材32)は、正極外部接続端子71と接続する。
また、脚部32Lは、第1軸線AX1の周方向への回転移動を抑制できるよう、共通端子保持部材20の後述の凹部24に嵌り込んで収納されている(図2,3参照)。
一方、正極内部端子部材36は、電池ケース10の内側に位置する正極内部端子本体部37と、これから延びており、塑性変形させられて、封口蓋11、正極連結板33の固定部33M、共通端子絶縁部材20の第1保持部21、及び、後述するガスケット79をかしめてなる正極かしめ部38とを有する(図2参照)。
このうち、正極内部端子本体部37は、封口蓋11の貫通孔11Kよりも径大の略矩形板状のケース結合部37Sと、このケース結合部37Sから発電要素80の正極板81に向けて屈曲し、この正極板81と溶接してなる正極集電部37Tとを含む。
また、正極かしめ部38は、ケース結合部37Sの中央付近から、これに直交する第3軸線AX3に沿って延び、封口蓋11の貫通孔11Kを挿通し、正極外部端子部材31の正極連結板33上に延出してなる(図3参照)。この正極かしめ部38は、その先端(図3中、上方)が第3軸線AX3の径方向外側に向けて拡がるように塑性変形させられて、この正極連結板33を押圧している。かくして、正極かしめ部38は、ケース結合部37Sとの間に、電池ケース10(封口蓋11)、正極連結板33の固定部33M、共通端子保持部材20の第1保持部21(後述する)、及び、ガスケット79を挟み込んでこれらを固定すると共に、正極内部端子本体部37と正極連結板33とを導通している。
なお、封口蓋11と正極内部端子部材36の正極内端子本体部37との間には、ガスケット79が配置されている(図3参照)。このガスケット79は、ガスケット貫通孔79Kを有する環状で絶縁性の合成ゴムもしくは樹脂からなる。
このガスケット79は、後述の共通端子保持部材20の突出部23と共に、正極内部端子本体部37と電池ケース10の封口蓋11との間をシールしている。これにより、電池ケース10内への水分や異物等の混入や、電池ケース10内からの電解液の漏出が防止される。
なお、上述の通り、正極端子部材30は、複数の金属部材、即ち、正極外部端子部材31の正極端子接続部材32及び正極連結板33と、正極内部端子部材36とからなる(図2参照)。この正極端子部材30は、このうちの正極内部端子部材36の正極集電部37Tが、電池ケース10内で発電要素80の正極板81に接続し、正極端子部材30のうち正極集電部37Tとは反対側の他端側には、正極端子接続部材32が配置されている。さらに、正極内部端子部材36の正極かしめ部38が、共通端子保持部材20の突出部23及びガスケット79によって、封口蓋11と絶縁されつつ、これとの間を封止された状態で、この封口蓋11の貫通孔11Kを貫通して、電池ケース10内から外部(封口蓋11の蓋外表面11F上)に導出されている。
以上により、正極端子部材30は、発電要素80の正極板81の電位を、正極外部接続端子71が接続する正極端子接続部材32に電気的に導くことができる。
次いで、銅からなる負極端子部材50について説明する。この負極端子部材50は、正極端子部材30と同様に、封口蓋11の蓋外表面11F上、即ち電池ケース10外に位置する負極外部端子部材51と、主として電池ケース10の内部に位置する負極内部端子部材56とからなる(図2参照)。
このうち負極外部端子部材51は、さらにボルト形状の負極雄ねじ部52Bと矩形箱状の脚部52Lとからなる負極端子接続部材52と、クランク状に屈曲してなる負極連結板53とからなる(図1,2,4参照)。このうち負極連結板53は、後述する共通端子絶縁部材20の第2保持部26の下段部26Dを介して、封口蓋11に固定されている固定部53Mと、この固定部53Mと平行に延びる端子結合部53Nとを有する(図4参照)。このうち固定部53Mでは、その固定部貫通孔53Pに負極内部端子部材56の後述の負極かしめ部56が挿通している。そして、固定部53Mのうち固定部貫通孔53Pの周囲が、負極かしめ部56にかしめられて、封口蓋11の蓋外表面11Fの上方に固定されている。
また、負極連結板53の端子結合部53Nは、負極端子接続部材52の負極雄ねじ部52Bを挿通する結合部貫通孔53Qを有する。
負極端子接続部材52は、矩形箱状の脚部52Lと、この脚部52Lの中央付近から突出するボルト形状の負極雄ねじ部52Bとからなる。このうち負極雄ねじ部52Bは、封口蓋11の蓋外表面11Fに直交する第2軸線AX2を有するボルト形状である。この負極雄ねじ部52Bは、上述の負極連結板53の結合部貫通孔53Q、及び、負極外部接続端子72を挿通し、ナットNTで締結されている。これにより、この負極雄ねじ部52B(負極端子接続部材52)は、負極外部接続端子72と接続する(図4参照)。
また、脚部52Lは、第2軸線AX2の周方向への回転移動を抑制できるよう、共通端子保持部材20の後述の凹部29に嵌り込んで収納されている(図4参照)。
一方、負極内部端子部材56は、電池ケース10の内側に位置する負極内部端子本体部57と、これから延びており、塑性変形させられて、封口蓋11、負極連結板53の固定部53M、共通端子絶縁部材20の第2保持部26、及び、後述するガスケット79をかしめてなる負極かしめ部58とを有する(図4参照)。
このうち、負極内部端子本体部57は、封口蓋11の貫通孔11Kよりも径大の略矩形板状のケース結合部57Sと、このケース結合部57Sから発電要素80の負極板82に向けて屈曲し、この負極板82と溶接してなる負極集電部57Tとを含む。
また、負極かしめ部58は、ケース結合部57Sの中央付近から、これに直交する第4軸線AX4に沿って延び、封口蓋11の貫通孔11Kを挿通し、負極外部端子部材51の負極連結板53上に延出してなる(図4参照)。この負極かしめ部58は、その先端が第4軸線AX4の径方向外側に向けて拡がるように塑性変形させられて、この負極連結板53を押圧している。かくして、負極かしめ部58は、ケース結合部57Sとの間に、電池ケース10(封口蓋11)、負極外部端子部材51の負極連結板53、後述の共通端子保持部材20の第2保持部21、及び、ガスケット79を挟み込んでこれらを固定すると共に、負極内部端子本体部57と負極連結板53とを導通している。
なお、封口蓋11と負極内端子本体部57との間にも、ガスケット79が配置されている(図4参照)。このガスケット79は、ガスケット貫通孔79Kを有する環状で絶縁性の合成ゴムもしくは樹脂からなる。
このガスケット79は、後述の共通端子保持部材20の突出部28と共に、負極内部端子部材56と電池ケース10の封口蓋11との間をシールしている。このため、電池ケース10内への水分や異物等の混入や、電池ケース10内からの電解液の漏出が防止される。
なお、上述の通り、負極端子部材50は、正極端子部材30と同様、複数の金属部材、即ち、負極外部端子部材51の負極端子接続部材52及び負極連結板53と、負極内部端子部材56とからなる(図2参照)。この負極端子部材50は、このうちの負極内部端子部材56の負極集電部57Tが、電池ケース10内で発電要素80の負極板82に接続し、負極端子部材50のうち負極集電部57Tとは反対側の他端側には、負極端子接続部材52が配置されている。さらに、負極内部端子部材56の負極かしめ部58が、共通端子保持部材20の突出部23及びガスケット79によって、封口蓋11と絶縁されつつ、これとの間を封止された状態で、この封口蓋11の貫通孔11Kを貫通して、電池ケース10内から外部(封口蓋11の蓋外表面11F上)に導出されている。
以上により、負極端子部材50は、正極端子部材30と同様、発電要素80の負極板82の電位を、負極外部接続端子72が接続する負極端子接続部材52に電気的に導くことができる。
次に、絶縁性樹脂からなる共通端子保持部材20について、図1,5を参照しつつ説明する。
この共通端子保持部材20は、第1方向DAに延びる板形状の本体部25、その本体部25の第1方向DAの両側にそれぞれ位置し、階段形状の第1保持部21及び第2保持部26を有する(図1,5参照)。また、第1保持部21及び第2保持部26から封口蓋11側に突出してなる突出部22,27を有する。なお、この共通端子保持部材20は、例えば、正極外部端子部材31に正極外部接続端子71を着脱する際に、正極外部端子部材31及び第1保持部21に生じうる移動を制限できる程度には、各部に剛性を備えたものとしてある。
このうち本体部25は、その中央付近に位置する、放射状に設けられた壁部によって小さく仕切られた第1貫通孔20Mと、この隣に位置しこれより小径円孔の第2貫通孔20Nとを有する。このうち第1貫通孔20Mは、封口蓋11の安全弁部12の第2方向DB(図6中、上方)に位置し、この安全弁部12が開弁した場合に放出されるガス等の流路となる。また、第2貫通孔20Nは、封口蓋11の注液孔13の第2方向DB(図6中、上方)に位置し、電池ケース10内に電解液を注入する場合に用いる。
また、突出部23,28は、封口蓋11の貫通孔11Kに挿入されている。そして、突出部23,28には、絶縁貫通孔20Kが穿孔されている。なお、この絶縁貫通孔20Kには、正極内部端子部材36の正極かしめ部38、或いは、負極内部端子部材56の負極かしめ部58が挿通されている(図3,4参照)。
また第1保持部21は、正極外部端子部材31と封口蓋11との間を介在し、これら正極外部端子部材31と封口蓋11とを絶縁させている。この第1保持部21は、正極連結板33のクランク形状に沿う階段形状をなしており、このうち上段部21Uには角穴状の凹部24が形成されている。一方、第1保持部21の下段部21Dには、上述の突出部23と共に貫通された絶縁貫通孔20Kが穿孔されている。なお、この絶縁貫通孔20Kに挿通する上述の正極かしめ部38により、第1保持部21は、絶縁貫通孔20Kの周囲において、封口蓋11に固着されている。
また、この第1保持部21は、正極外部端子部材31を係合して保持している。具体的には、この第1保持部21には、正極外部端子部材31の正極連結板33の周端面33Eを囲むように、正極連結板33側に***した周縁部22が配置されている。この周縁部22は、第1保持部21の下段部21Dにおいて、図3中、奥行き方向や横方向への正極連結板33の移動を防止する。この正極連結板33は、上述のとおり正極かしめ部38にかしめられて固定されているので、第1保持部21は、正極連結板33の移動を防止しつつこれを保持している。また、第1保持部21の上段部21Uの角穴状とされた凹部24には、前述した正極端子接続部材32の矩形箱状の脚部32Lが嵌り込んで収納されている。この脚部32Lは、正極かしめ部38で固定された正極連結板33の端子結合部33Nに当接しており、かくして、第1保持部21は、正極外部端子部材31をなす正極連結板33及び正極端子接続部材32をそれぞれ係合して保持している。
このため、正極端子接続部材32に正極外部接続端子71を着脱する際、この正極端子接続部材32にトルクが加っても、第1保持部21で、この正極端子接続部材32及び正極外部端子部材31の回転移動を制限している。
また第2保持部26は、負極外部端子部材51と封口蓋11との間を介在し、これら負極外部端子部材51と封口蓋11とを絶縁させている。この第2保持部26は、負極連結板53のクランク形状に沿う階段形状をなしており、このうち上段部26Uには角穴状の凹部29が形成されている。一方、第2保持部26の下段部26Dには、上述の突出部28と共に貫通された絶縁貫通孔20Kが穿孔されている。なお、この絶縁貫通孔20Kに挿通する上述の負極かしめ部38により、第2保持部26は、絶縁貫通孔20Kの周囲において、封口蓋11に固着されている。
また、この第2保持部26は、負極外部端子部材51を係合して保持している。具体的には、この第2保持部26の下段部26Dには、負極外部端子部材51の負極連結板53の周端面53Eを囲むように、負極連結板53側に***した周縁部27が配置されている(図4参照)。この周縁部27は、第2保持部26の下段部26Dにおいて、図4中、奥行き方向や横方向への負極連結板53の移動を防止する。この負極連結板53は、上述のとおり負極かしめ部58にかしめられて固定されているので、第2保持部26は、負極連結板53の移動を防止しつつこれを保持している。また、第2保持部26の上段部26Uの角穴状とされた凹部29には、前述した負極端子接続部材52の矩形箱状の脚部52Lが嵌り込んで収納されている。この脚部52Lは、負極かしめ部58で固定された負極連結板53の端子結合部53Nに当接しており、かくして、第2保持部26は、負極外部端子部材51をなす負極連結板53及び負極端子接続部材52をそれぞれ係合して保持している。
このため、負極端子接続部材52に負極外部接続端子72を着脱する際、この負極端子接続部材52にトルクが加っても、第2保持部26で、この負極端子接続部材52及び負極外部端子部材51の回転移動を制限している。
ところで、本実施形態1の電池1では、正極端子接続部材32に正極外部接続端子71を着脱する際、正極外部端子部材31が蓋外壁面11Fに沿う方向へ移動しようとするため、この移動を制限している共通端子保持部材20までもが、正極外部端子部材31と共に蓋外壁面11Fに沿う方向へ移動しようとすることがある。具体的には、共通端子保持部材20が、正極端子接続部材32との共回りによる第1軸線AX1を中心とした回転移動や、第3軸線AX3を中心とした回転移動等をすることがある。
しかるに、本実施形態1の電池1では、この共通端子保持部材20は、さらに正極外部端子部材31と負極外部端子部材51との間に架け渡されており、正極端子接続部材32に正極外部接続端子71を着脱する際に正極外部端子部材31に生じる移動を、架け渡されている相手方の負極外部端子部材51と共通端子保持部材20の第2保持部26との係合により制限する形態を有する。また同様に、負極端子接続部材52に負極外部接続端子72を着脱する際に負極外部端子部材51に生じる移動を、架け渡されている相手方の正極外部端子部材31と第1保持部21との係合により制限する形態を有する。
これにより、蓋外表面11F上という限られたスペース内で、正極外部端子部材31及び負極外部端子部材51が、いずれも封口蓋11の蓋外表面11Fに沿う方向に移動することを確実に防止できる。
かくして、正極外部端子部材31が、封口蓋11の蓋外表面11Fに沿う方向に移動することにより、この正極外部端子部材31と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、正極内部端子部材36の正極かしめ部38と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
また、負極外部端子部材51についても同様に、負極外部端子部材51が、蓋外表面11Fに沿う方向に移動することにより、この負極外部端子部材51と封口蓋11との間のシール、あるいは、負極内部端子部材56の負極かしめ部58と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
ところで、本実施形態1の電池1は、不具合などにより、電池ケース内の内圧が上昇した場合には、その電池ケース10が膨張して変形を生じることがある。この場合、本実施形態1における電池ケース10は、安全弁部12を有する封口蓋11に、変形前に比して、安全弁部12が電池ケース10の内側方向に移動するパターンの反り変形が生じる。つまり、封口蓋11の第1部位11Pと第2部位11Qとの間で、封口蓋11が内側に向けて凸となる形態に反る。
即ち、この電池ケース10は、蓋外表面11Fが細長く、正極外部端子部材31と負極外部端子部材51(第1部位11Pと第2部位11Q)との間隔が長い矩形型である。このため、電池ケース10の膨張により、正極外部端子部材31と負極外部端子部材51が相対的に高く、安全弁部12などが位置する、これらの間の部位が低くなる(ケースの内側に移動する)パターンに変形する。
このような電池2において、電池ケース内の内圧が上昇して、電池ケース10が膨張すると、上述のように安全弁部が移動するため、電池ケース内の部材、例えば発電要素80が、安全弁部12を塞いでしまい、溝部12Sからなる安全弁が適切に動作できなくなる虞がある。
これに対し、本実施形態1の電池1では、共通端子保持部材20が、封口蓋11に生じる前述のパターンの反り変形を抑制する形態とされている。具体的には、共通端子絶縁部材20は、正極外部端子部材31と負極外部端子部材51との間に架け渡されて、第1保持部21の下段部21D及び第2保持部26の下段部26Dで封口蓋11に固着されている。このため、電池ケース10内の内圧が上昇しても、封口蓋11に2点で固着された共通端子絶縁部材20の剛性によって、封口蓋11の反り変形を抑制する。従って、安全弁部12が移動して、電池ケース10内の部材(発電要素80等)で安全弁部12が塞がれることが防止され、溝部12Sからなる安全弁の適切な動作を確保することができる。
次いで、本実施形態1にかかる電池1の製造方法について、図6〜8を参照しつつ説明する。
まず、正極板81及び負極板82を、セパレータ83を介して捲回してなる発電要素80に、前述の正極内部端子部材36の正極集電部37T、及び、負極内部端子部材56の負極集電部57Tをそれぞれ溶接する。
次いで、封口蓋11に正極端子部材30を固定する固定工程を説明する。
図6に、かしめ前の正極内部端子部材36、ガスケット79、封口蓋11、正極外部端子部材31及び共通端子保持部材20の斜視図を示す。図6では示さないが、このうち、正極内部端子部材36は、上述の通り、発電要素80の正極板81と既に溶接されている。また、正極かしめ部38は、図6中、上方に開口する変形用穴38Hが設けられている。
まず、図6に示すように、正極端子接続部材32の脚部32Lを、共通端子保持部材20における第1保持部21の凹部24にはめ込む。そして、正極端子接続部材32の正極雄ねじ部32Bを、正極連結板33の結合部貫通孔33Qに挿通させる。
さらに、図6に示すように、正極かしめ部38を、ガスケット79のガスケット貫通孔79K、封口蓋11の貫通孔11K、共通端子保持部材20の絶縁貫通孔20K、および、正極外部端子部材31のうち正極連結板33の固定部貫通孔33Pに、この順に挿通して、その先端側を正極連結板33よりも突出させる。
次に、円錐形状の先端部を有する拡径金型91を、正極かしめ部38の変形用穴38Hに向けて、第3軸線AX3に沿って移動させる(図7参照)。またこれと同時に、平面を有する平面金型92を、正極内部端子部材36のケース結合部37Sの下方(図7中、下方)に当接させて、第3軸線AX3に沿って封口蓋11に向けて移動させる。これにより、正極かしめ部38は拡径金型91の先端部に倣って塑性変形し、カサ状(円錐筒状)に開いた形状とされる。
その後、正極かしめ部38を押圧金型93を用いて変形させる(図8参照)。これにより、正極かしめ部38は、その先端が第3軸線AX3の径方向外側に向けて拡がるように塑性変形させられ、正極連結板33を押圧している。これにより、正極外部端子部材31が封口蓋11上に共通端子保持部材20を介して固定されてなる。
次いで、負極端子部材50も、上述の正極端子部材30と同様にして、封口蓋11上に固定する。
即ち、まず、負極端子接続部材52を負極連結板53に挿通する(図6参照)。さらに、負極かしめ部58を、ガスケット79のガスケット貫通孔79K、封口蓋11の貫通孔11K、共通端子保持部材20の絶縁貫通孔20K、及び、負極連結板53の固定部貫通孔53Pに、この順に挿通して、その先端側を負極連結板53よりも突出させる。
次に、正極端子部材30と同様に、拡径金型91、平面金型92及び押圧金型93を用いて、挿通した負極かしめ部58を塑性変形させて、これに負極連結板53を押圧させる(図7,8参照)。これにより、負極外部端子部材51が封口蓋11上に共通端子保持部材20を介して固定される。
また、共通端子保持部材20も、封口蓋11上に固着される。具体的には、共通端子保持部材20の第1保持部21、及び、第2保持部26が、かしめられて封口蓋11上に固着される。なお、封口蓋11に配置された安全弁部12及び注液孔13の、図6中、上方に、共通端子保持部材20の第1貫通孔20M及び第2貫通孔20Nがそれぞれ位置する。
共通端子保持部材20を封口蓋11に配置後は、発電要素80を電池ケース本体18に収容する。さらに、封口蓋11と電池ケース本体18とを溶接して電池ケース10とする。封口蓋11の注液孔13を通じて、電解液(図示しない)を電池ケース10内に注入した後、その注液孔13を図示しないアルミニウム部材の溶接により封止する。かくして本実施形態1にかかる電池1が完成する。
(変形形態1)
次に、本発明の変形形態1にかかる電池101について、図1、図9〜図11を参照しつつ説明する。
本変形形態1の電池101では、電池ケース10内に変形抑制部材190を備えている点が前述の実施形態1と異なり、それ以外は同様である。
そこで、実施形態1と異なる点を中心に説明し、同様の部分の説明は省略または簡略化する。なお、同様の部分については同様の作用効果を生じる。また、同内容のものには同番号を付して説明する。
本変形形態1にかかる電池101は、矩形箱形の電池ケース10、正極端子部材30、負極端子部材50、共通端子保持部材20、発電要素80及び図示しない電解液のほか、変形抑制部材190を備える捲回形のリチウムイオン二次電池である(図1,9参照)。
このうち、絶縁性樹脂からなる変形抑制部材190は、図11,12に示すように、複数のリブ部192,192と、これらリブ部192,192を結合させる結合部193と、リブ部192の第1方向DAの両側に位置する第3保持部191及び第4保持部196とを有する。この変形抑制部材190は、図10に示すように、共通端子絶縁部材20と共に電池ケース10の封口蓋11を挟むように配置されている。
このうち、第3保持部191は、前述のガスケット79よりも径大の貫通孔191Kと、周縁部194とを有する。このうち、周縁部194は、正極内部端子部材36のケース結合部37Sの周端面37Eを囲む壁のように正極集電部37T側(図12中、第2方向DB上方)に***している。このため、周縁部194で、図10,11中、奥行き方向や横方向への正極内部端子本体部37のケース結合部37Sの移動(回転移動等)を防止することができる。なお、変形抑制部材190は、第3保持部191において、正極内部端子部材36によって封口蓋11に固着されている。
また、第4保持部196は、第3保持部191と同様、ガスケット79よりも径大の貫通孔196Kと、周縁部199とを有する。このうち周縁部199は、負極内部端子部材56のケース結合部57Sの周端面57Eを囲み、負極内部端子本体部57のケース結合部57Sの移動(回転移動等)を防止する。なお、変形抑制部材190は、第4保持部196において、負極内部端子部材56によって封口蓋11に固着されている。
また、複数のリブ部192,192は、上述の第3保持部191と第4保持部196との間を、第1方向DAに延びてなる。つまり、このリブ部192は、封口蓋11の前述の第1部位11P及び第2部位11Qとを結ぶ方向(第1方向DA)に延びる。
また、結合部193は、図10に示すように、第2方向DBの寸法が上述のリブ部192より小さく(薄く)、複数のリブ部192,192同士の間を結んでいる。図12に示すように、この変形抑制部材190は、結合部193から構成される、平坦な結合部表面193Fを有する。この結合部表面193Fは、封口蓋11側とは反対に、電池ケース10の内部側、即ち発電要素80側に面している(図10参照)。
さらに、変形抑制部材190は、上述の複数のリブ部192,192同士と結合部193とで構成されたガス流路GWを有する(図10,12参照)。リブ部192が第1部位11P及び第2部位11Qとを結ぶ方向(第1方向DA)に延びているので、ガス流路GWもまた第1方向DAに沿って延びている(図12参照)。また、変形抑制部材190が封口蓋11に配置された場合、ガス流路GWは、図10に示すように、複数のリブ部192,192、結合部193と共に封口蓋11で囲まれてなり、このガス流路GWは、封口蓋11の安全弁部12のうちの電池ケース10内側を隣接して通っている。このため、ガス流路GAは、第1方向DAの両側に向けて開く開口(図11参照)を通じて、電池ケース10内で生じたガスを安全弁部12に流通させることができる。
本変形形態1にかかる電池101では、共通端子保持部材20のほかに、電池ケース10内に、上述した変形抑制部材190を備えている。このため、電池ケース10の内圧が上昇した場合でも、実施形態1で示したような、封口蓋11に生じる反り変形を、共通端子保持部材20と共に抑制し、電池ケース10内の部材(例えば、発電要素80等)で安全弁部12が塞がれることが、さらに確実に防止でき、安全弁12Sの適切な動作を確保することができる。
また、本変形形態1にかかる電池101では、変形抑制部材190が、リブ部192と結合部193で第1方向DAに延び、安全弁部12に至るガス流路GWを構成してなる流路形成変形抑制部材となっている。従って、電池ケース10の内圧の上昇によって、電池ケース10が膨張変形して、電池ケース10内の発電要素80などの部材が、変形抑制部材190に当接しても、この変形抑制部材190内に安全弁部12に至るガス流路GWを確保することができるので、さらに確実に、安全弁12Sの適切な動作を行わせることができる。
また、本変形形態1の電池101では、変形抑制部材190の結合部表面193Fが、平坦とされている。このため、内圧の上昇によって、電池ケース10が膨張変形して、電池ケース10内の発電要素80などの部材が、変形抑制部材190に強く当接した場合でも、封口蓋結合部表面193Fが平坦とされているので、発電要素80などの部材にリブ部192が食い込むことがなく、食い込みによる発電要素80等での不具合を防止できる。
次いで、本変形形態1にかかる電池101の製造方法について、図13を参照しつつ説明する。
まず、実施形態1と同様に、正極板81及び負極板82を、セパレータ83を介して捲回してなる発電要素80に、前述の正極内部端子部材36の正極集電部37T、及び、負極内部端子部材56の負極集電部57Tをそれぞれ溶接する。
次いで、封口蓋11に正極端子部材30を固定する固定工程を説明する。
図13に、かしめ前の正極内部端子部材36、ガスケット79、封口蓋11、正極外部端子部材31及び共通端子保持部材20の斜視図を示す。図13では示さないが、このうち、正極内部端子部材36は、上述の通り、発電要素80の正極板81と既に溶接されている。また、正極かしめ部38は、図13中、上方に開口する変形用穴38Hが設けられている。
まず、実施形態1と同様にして、正極端子接続部材32の脚部32Lを、共通端子保持部材20における第1保持部21の凹部24にはめ込む。そして、正極端子接続部材32の正極雄ねじ部32Bを、正極連結板33の結合部貫通孔33Qに挿通させる。
さらに、図13に示すように、正極かしめ部38を、ガスケット79のガスケット貫通孔79K、変形抑制部材190における第3保持部191の貫通孔191K、封口蓋11の貫通孔11K、共通端子保持部材20の絶縁貫通孔20K、および、正極外部端子部材31のうち正極連結板33の固定部貫通孔33Pに、この順に挿通して、その先端側を正極連結板33よりも突出させる。
その後、実施形態1と同様に、拡径金型91、平面金型92及び押圧金型93を用いて、正極かしめ部38を変形させる。これにより、正極かしめ部38は、その先端が正極連結板33を押圧している。かくして、正極端子部材30は封口蓋11に固定される。
負極側も同様に行う。即ち、負極かしめ部58を、ガスケット79のガスケット貫通孔79K、変形抑制部材190における第4保持部196の貫通孔196K、封口蓋11の貫通孔11K、共通端子保持部材20の絶縁貫通孔20K、および、負極外部端子部材51のうち負極連結板53の固定部貫通孔53Pに、この順に挿通して、その先端側を負極連結板53よりも突出させる。
その後、実施形態1と同様に、拡径金型91、平面金型92及び押圧金型93を用いて、負極かしめ部58を変形させる。これにより、負極かしめ部58は、その先端が負極連結板53を押圧している。かくして、負極端子部材50は封口蓋11に固定される。
なお、上述の固定工程後は、実施形態1と同様にして、本変形形態1にかかる電池101が完成する。
(実施形態2)
本実施形態2にかかる車両200は、前述した電池1,101を複数含むバッテリパック210を搭載したものである。具体的には、図14に示すように、車両200は、エンジン240、フロントモータ220およびリアモータ230を併用して駆動するハイブリッド自動車である。この車両200は、車体290、エンジン240、これに取り付けられたフロントモータ220、リアモータ230、ケーブル250、インバータ260、及び、矩形箱形状のバッテリパック210を有している。このうちバッテリパック210は、前述した実施形態1あるいは変形形態1にかかる電池1,101を複数、矩形箱形状のバッテリケース211の内部に収容してなる。
このため、本実施形態2の車両200では、例えば、車載した電池1,101の正極端子接続部材32に正極外部接続端子71を着脱してバッテリパック210とする際に、正極外部端子部材31と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、正極内部端子部材36の正極かしめ部38と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
また、車載した電池1,101の負極端子接続部材52に負極外部接続端子72を着脱してバッテリパック210とする際も同様である。即ち、その着脱の際に、負極外部端子部材51と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、負極内部端子部材56の負極かしめ部58と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
かくして、信頼性の高い車両200とすることができる。
(実施形態3)
また、本実施形態3のハンマードリル300は、前述した電池1,101を含むバッテリパック310を搭載したものであり、図15に示すように、バッテリパック310、本体320を有する電池搭載機器である。なお、バッテリパック310はハンマードリル300の本体320のうち底部321に可能に収容されている。
このため、本実施形態3のハンマードリル300では、例えば、搭載した電池1,101の正極端子接続部材32に正極外部接続端子71を着脱してバッテリパック310とする際に、正極外部端子部材31と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、正極内部端子部材36の正極かしめ部38と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
また、搭載した電池1,101の負極端子接続部材52に負極外部接続端子72を着脱してバッテリパック310とする際も同様である。即ち、その着脱の際に、負極外部端子部材51と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、負極内部端子部材56の負極かしめ部58と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
かくして、ハンマードリル300を信頼性の高い電池搭載機器とすることができる。
以上において、本発明を実施形態1,2,3及び変形形態1に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態1等では、電池1,101をリチウムイオン二次電池としたが、これ以外の二次電池、例えば、ニッケル水素二次電池、ニッケルカドミウム二次電池等に適用しても良い。また、一次電池に適用しても良い。さらに、実施形態1等では、電池1,101の電池ケース10を矩形形状の電池ケースとした。しかし、端子形成面上に正極端子部材の正極端子接続部材、及び、負極端子部材の負極端子接続部材を配置した電池ケース、例えば、一部に端子形成面を含む円筒形状等の電池ケースとしても良い。
また、実施形態1等では、共通端子保持部材20を絶縁性樹脂からなるものとしたが、例えば、絶縁セラミックスや、絶縁皮膜でコートされた金属材を用いても良い。また、共通端子保持部材20の第1保持部が、正極端子外方部と端子形成部との間に介在して両者を絶縁し、第2保持部が、正極端子外方部と端子形成部との間に介在して両者を絶縁するとした。しかし、例えば、共通端子保持部材とは別体の絶縁性を有する部材が、正極端子外方部と端子形成部との間、あるいは、負極端子外方部と端子形成部との間に介在して、絶縁させていても良い。なお、この場合には、共通端子保持部材が、絶縁性を有してなくても良い。
また、実施形態1等では、正極端子部材30を、複数の金属部材、即ち、正極外部端子部材31の正極端子接続部材32及び正極連結板33と、正極内部端子部材36とからなるとした。つまり、この正極端子部材30の一端部には正極内部端子部材36の正極集電部37Tが、他端部には正極端子接続部材32が、貫通部には正極内部端子部材36の正極かしめ部38がそれぞれ配置されている。しかし、例えば、正極端子部材の一端部、貫通部及び他端部が1つの金属部材からなるものや、これら一端部、貫通部及び他端部がいずれも別部材からなるものや、他端部と貫通部とが一部材で、一端部がその別部材からなるものでも良い。
また、実施形態1等では、共通端子保持部材20を第1保持部及び第2保持部において、端子形成部に固着させたが、例えば、第1保持部及び第2保持部を含め、共通端子保持部材全体が、端子形成部に固着されていても良い。また、安全弁を一旦開弁したらその機能を失うワンウェイタイプとしたが、例えば、電池ケースの内圧が低下したら再び弁が閉塞されて再使用可能となる復帰型の安全弁でも良い。
実施形態1,変形形態1にかかる電池の斜視図である。 実施形態1にかかる電池の部分破断断面図(図1のA−A部)である。 実施形態1にかかる電池の部分拡大断面図(図2のB部)である。 実施形態1にかかる電池の部分拡大断面図(図2のC部)である。 実施形態1の共通端子保持部材の斜視図である。 実施形態1にかかる電池の製造工程の説明図である。 実施形態1にかかる電池の製造工程の説明図である。 実施形態1にかかる電池の製造工程の説明図である。 変形形態1にかかる電池の部分破断断面図(図1のA−A部)である。 変形形態1の変形抑制部材の部分拡大断面図(図1のD−D部)である。 変形形態1の変形抑制部材の斜視図である。 変形形態1の変形抑制部材の斜視図である。 変形形態1にかかる電池の製造工程の説明図である。 実施形態2にかかる車両の説明図である。 実施形態3にかかるハンマードリルの説明図である。
符号の説明
1 電池
10 電池ケース
11 封口蓋(端子形成部)
11F 蓋外表面(端子形成面)
11P 第1部位
11Q 第2部位
12 安全弁部
12S 溝部(安全弁)
20 共通端子保持部材
21 第1保持部
26 第2保持部
30 正極端子部材
31 正極外部端子部材(正極端子外方部)
32 正極端子接続部材(正極外部端子接続部,他端部)
37T 正極集電部(一端部)
38 正極かしめ部(貫通部)
50 負極端子部材
51 負極外部端子部材(負極端子外方部)
52 負極端子接続部材(負極外部端子接続部,他端部)
57T 負極集電部(一端部)
58 負極かしめ部(貫通部)
71 正極外部接続端子
72 負極外部接続端子
80 発電要素
81 正極板
82 負極板
190 変形抑制部材(流路形成変形抑制部材)
192 リブ部
193 結合部
193F 結合部表面
200 車両
300 ハンマードリル(電池搭載機器)
DA 第1方向((端子形成部の)厚み方向)
DB 第2方向(部位間方向)
GW ガス流路

Claims (8)

  1. 正極板及び負極板を含む発電要素と、
    上記発電要素を収容してなり、少なくとも端子形成面をなす端子形成部が金属からなる電池ケースと、
    一又は複数の金属部材からなり、上記正極板の電位を正極外部接続端子を接続させる正極外部端子接続部に電気的に導く正極端子部材であって、
    一端部が上記電池ケース内で上記正極板に接続し、
    貫通部が、上記端子形成部と絶縁され、この端子形成部との間を封止された状態で、この端子形成部を貫通して、上記電池ケース内から外部に導出され、
    他端部が上記正極外部端子接続部とされてなる
    正極端子部材と、
    一又は複数の金属部材からなり、上記正極端子部材と離間し絶縁され、上記負極板の電位を負極外部接続端子を接続させる負極外部端子接続部に電気的に導く負極端子部材であって、
    一端部で上記電池ケース内で上記負極板に接続し、
    貫通部が、上記端子形成部と絶縁され、この端子形成部との間を封止された状態で、この端子形成部を貫通して、上記電池ケース内から外部に導出され、
    他端部が上記負極外部端子接続部とされてなる
    負極端子部材と、
    上記端子形成面上に配置され、
    上記正極端子部材のうち上記正極外部端子接続部を含み上記電池ケース外に位置する正極端子外方部と、上記負極端子部材のうち上記負極外部端子接続部を含み上記電池ケース外に位置する負極端子外方部との間に架け渡され、
    上記正極端子外方部に係合し、上記正極外部端子接続部に上記正極外部接続端子を着脱する際に、上記正極端子外方部に生じる上記端子形成面に沿う方向への移動を制限して、これを保持する第1保持部、及び、
    上記負極端子外方部に係合し、上記負極外部端子接続部に上記負極外部接続端子を着脱する際に、上記負極端子外方部に生じる上記端子形成面に沿う方向への移動を制限して、これを保持する第2保持部、を有してなる
    共通端子保持部材であって、
    上記正極外部端子接続部に上記正極外部接続端子を着脱する際に、上記第1保持部に生じる上記端子形成面に沿う方向への移動を、上記負極端子外方部と上記第2保持部との係合により制限すると共に、
    上記負極外部端子接続部に上記負極外部接続端子を着脱する際に、上記第2保持部に生じる上記端子形成面に沿う方向への移動を、上記正極端子外方部と上記第1保持部との係合により制限する形態を有してなる
    共通端子保持部材と、を備える
    電池。
  2. 請求項1に記載の電池であって、
    前記共通端子保持部材は、絶縁性を有し、
    前記第1保持部は、
    前記正極端子部材の前記正極端子外方部と前記電池ケースの前記端子形成部との間に介在して、両者を絶縁させてなり、
    前記第2保持部は、
    前記負極端子部材の前記負極端子外方部と前記電池ケースの前記端子形成部との間に介在して、両者を絶縁させてなる
    電池。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池であって、
    前記電池ケースの前記端子形成部は、
    自身のうち、前記端子形成面の上方に、前記正極端子外方部が位置する第1部位と前記負極端子外方部が位置する第2部位との間に、上記電池ケースの内圧が所定値を超えた場合に開弁する安全弁を含む安全弁部を有し、
    上記電池ケースは、
    自身の内圧が上昇して膨張変形した場合に、変形前に比して、上記端子形成部の上記安全弁部がこの電池ケースの内側方向に移動するパターンの反り変形が、上記端子形成部に生じる形態を有し、
    前記共通端子保持部材は、
    少なくとも、上記第1保持部及び上記第2保持部において、上記端子形成部に固着されてなり、かつ、
    上記電池ケースの内圧が上昇した場合に、上記端子形成部に生じる上記パターンの反り変形を抑制する形態を有する
    電池。
  4. 請求項3に記載の電池であって、
    前記電池ケース内に、上記電池ケースの内圧が上昇した場合に、前記端子形成部に生じる前記パターンの反り変形を抑制する形態の変形抑制部材を備える
    電池。
  5. 請求項4に記載の電池であって、
    前記変形抑制部材は、
    前記共通端子保持部材とで前記端子形成部を挟むように配置され、
    上記端子形成部に固着されてなり、
    前記第1部位と前記第2部位とを結ぶ部位間方向に延びる複数のリブ部と、
    上記部位間方向に直交する上記端子形成部の厚み方向の寸法が、上記リブ部より小さく、上記リブ部同士の間を結ぶ結合部と、を有し、
    隣り合う上記リブ部同士とこれらを結ぶ結合部とで、上記部位間方向に延び、前記安全弁部に至るガス流路を構成してなる
    流路形成変形抑制部材である
    電池。
  6. 請求項5に記載の電池であって、
    前記流路形成変形抑制部材は、
    前記端子形成部の厚み方向のうち、上記端子形成部と反対側を向く面が、平坦とされてなる
    電池。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の電池を搭載した車両。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の電池を搭載した電池搭載機器。
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