JP2009288710A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】下部ユニットの上面の開放部を閉塞する上部ユニットの移動及び開放姿勢を工夫する。
【解決手段】下部ユニット2の上面の開放部36を閉塞可能な上部ユニット3が、下部ユニット2に対して所定の方向に水平移動させることにより、開放部36を露出させるとき、上部ユニット3の底面のうち、移動方向に沿った両側の中央部から突出して設けられている一対のブラケットに、ピニオンギヤ52を回動可能に枢支し、下部ユニット2に設けられた一対のガイドレール47の案内溝孔には、ピニオンギヤ52が転がりながら係合するラック部を備える。上部ユニット3のピニオンギヤ52が露出方向への移動端部において、下部ユニット2の上部に対して回動し、下部ユニット2の後端から突出する上部ユニット3の部位が下向き回動し、開放部36を大きく開放させる。バネ体55により、開放姿勢を保持する。
【選択図】図7

Description

本発明は、原稿の画像を読取位置で読み取る読取手段を有する画像読取装置等の上部ユニットを、装置本体(下部ユニット)の上部に備え、この上部ユニットを移動させることにより、下部ユニットの上部を開放させて紙ジャム処理等のメンテナンス作業が簡単にできるようにした画像記録装置の構成に関するものである。
従来から、電子写真複写装置、ファクシミリ装置、プリンタやそれらの複数の機能を備えた複合機のような、画像記録装置では、原稿の画像記録面の読み取りができる画像読取装置のような上部ユニットを、下部ユニットの上部に備えたものが知られている。
この種の画像記録装置においては、下部ユニット側に、主走査方向に往復移動可能なキャリッジの下面に記録ヘッドを備え、主走査方向と直交する副走査方向に用紙(被記録媒体)を記録ヘッドの下面方向に搬送する搬送手段を備えて、用紙に画像を記録することができる記録部と、この記録部に用紙を給送する給紙トレイと、画像記録後の用紙を排出する排紙部を備えている。
また、上部ユニットとしての画像読取装置の種類として、透明板(ガラス板)に原稿を載せ、その上方を蓋カバーにて覆う一方、上記静止原稿をその透明板の下面に沿って移動するイメージスキャナ(画像読取手段)にて原稿の画像記録面を読み取る形式の静止画像読取装置の他、蓋状カバー体の上面に備えられた自動原稿搬送装置により、給紙トレイ上に堆積された複数の枚の原稿を1枚ずつ分離しながら静止原稿用透明板上に搬送し、この原稿用透明板の下方に静止された画像読取手段にて原稿の画像記録面を読み取った後、排紙部に排出するように構成された自動原稿読取装置がある。
上記のいずれの場合でも、下部ユニットにおける給紙トレイから記録部を経て排紙部までの搬送路中で、用紙が詰まる紙ジャムが発生した場合、その詰まった紙を除去する作業や、上記記録部(記録ヘッド)の交換、インクカートリッジやトナーカートリッジの交換などの各種メンテナンス作業は、下部ユニットの上部を開放した状態で行うことが多い。このメンテナンス作業を容易にするため、特許文献1では、上部ユニットを下部ユニットの上面に沿わせて水平移動(スライド)させて、画像記録装置の本体の上面を開放していた。
他方、特許文献2では、上部ユニットのスライド方向の中途部(上部ユニットのスライド方向の重心部)と、下部ユニット(画像形成装置の本体)の上部後端とを左右両側のリフトアームにて回動可能にピン連結する一方、上部ユニットのスライド方向における前端部のスライド突起を、下部ユニットの上部左右両側に設けられたガイドレールに摺動自在に係合させる。これにより、上部ユニットを後方にスライド移動させるにつれて、その上部ユニットの後部を下部ユニットの上面から持ち上げて、当該下部ユニットの上面を大きく開放する構成であった。
特開平10−63053号公報(図1参照) 特開2007−328166号公報(図3、図4参照)
しかしながら、上記特許文献1のような上部ユニットの開閉機構の構成では、ローラとレールとがそれぞれ4つ設けられているので、上部ユニットを下部ユニットに対してスライドさせたとしても、下部ユニットの上面をその全体に渡って開放することができないという問題があった。
他方、特許文献2のような上部ユニットの開閉機構の構成によれば、上部ユニットの後向き移動と前屈み後上りの開放姿勢により、下部ユニットの上面の開放部位が多くなるという効果はあるけれども、上部ユニットを下部ユニットの上面に閉塞する姿勢と、上部ユニットが下部ユニットの面に対して前屈み後上りの傾斜状の姿勢とするためのリンク機構として、ガイドレールとスライド突起に加え、リフトアームとその上下位置の連結ピンも必要となり、部品点数が多くなるという問題があった。また、上部ユニットを下部ユニットの後部に向かって水平に押す力だけで、当該上部ユニットの後部を持ち上げるには、寝かせた姿勢のリフトアームを上向きに回動させるために大きなモーメント力が必要となる。さらに、開放姿勢での上部ユニットの重心高さが閉塞状態のときよりも高くなるので、開放姿勢で上部ユニットを安定して固定するためのロック機構も堅固な構成を必要としていた。
本発明は、上記の従来の課題を解決すべくなされたものであり、小さな操作力で下部ユニットの上面(開放部)も大きく開放できて、メンテナンス作業が一層容易にできるようにした画像記録装置を提供することを目的とするものである。
←特許請求の範囲の訂正に基づいて訂正して下さい。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の画像記録装置は、上面の少なくとも一部に開放部を備えた下部ユニットの上部に配置され、前記開放部を閉塞可能な上部ユニットを、前記開放部を閉塞する第1の位置から前記開放部を露出可能な第2の位置まで、前記下部ユニットに対して所定の方向に水平移動可能に構成された画像記録装置であって、前記上部ユニットは、その底面又は側面のうち、上記所定移動方向に沿った前記上部ユニットの両側の同一位置に設けられている一対の支持部材を備えると共に、前記下部ユニットは、上記支持部材を水平移動可能に支持する一対の移動ガイド部材を備え、前記上部ユニットが前記第2の位置にあるとき、前記支持部材は前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部に対して離間する方向に回動可能に構成されているものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記支持部材はピニオンギヤを備え、前記移動ガイド部は前記ピニオンギヤが転がりながら係合するラック部を備えているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像記録装置において、前記下部ユニットの上部には、前記上部ユニットが前記第1の位置にあるとき、前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部に接近するように付勢され、且つ前記上部ユニットが前記第2の位置にあるとき、前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部から離間するように付勢される付勢手段が備えられているものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置において、前記上部ユニットが前記第2の位置にあるとき、その上部ユニットの前記支持部材の回動中心から、前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部より外側に突出した端部までの寸法が、前記支持部材の回動中心から前記下部ユニットの下端までの高さ寸法以下であるように形成されているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像記録装置において、前記下部ユニットには、前記上部ユニットが前記第1の位置にあるとき、前記支持部材の移動を規制する規制手段が設けられているものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像記録装置において、前記上部ユニットは、所定の搬送方向に搬送される移動原稿、または透明板上に載置された静止原稿の画像を読み取る読取手段を有する画像読取装置であることを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の画像記録装置において、前記下部ユニットは、被記録媒体上に画像を記録可能な画像記録手段を有しており、前記開放部からは、前記画像記録手段の少なくとも一部が視認可能であることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、上面の少なくとも一部に開放部を備えた下部ユニットの上部に配置され、前記開放部を閉塞可能な上部ユニットを、前記開放部を閉塞する第1の位置から前記開放部を露出可能な第2の位置まで、前記下部ユニットに対して所定の方向に水平移動可能に構成された画像記録装置であって、前記上部ユニットは、その底面又は側面のうち、上記所定移動方向に沿った前記上部ユニットの両側の同一位置に設けられている一対の支持部材を備えると共に、前記下部ユニットは、上記支持部材を水平移動可能に支持する一対の移動ガイド部材を備え、前記上部ユニットが前記第2の位置にあるとき、前記支持部材は前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部に対して離間する方向に回動可能に構成されているものである。
従って、上部ユニットの重心の高さが開放状態から閉止状態のときまで、あまり変化がなく、小さな操作力で上部ユニットを安定して開閉動作させることができるという効果を奏する。また、第2の位置の移動端部において、前記上部ユニットは、前記下部ユニットの上部から外側に突出した部分が下部ユニットの上面よりも下位置となり、上部ユニットの残りの部分が下部ユニットの上面から離間するから、下部ユニットの上面(開放部)も大きく開放できて、メンテナンス作業が一層容易にできる。
請求項2に記載の発明によれば、前記支持部材はピニオンギヤを備え、前記移動ガイド部はピニオンギヤが転がりながら係合するラック部を備えているものであるから、上部ユニットの開閉方向への移動に際して、上部ユニットの1箇所だけに操作力が作用しても、一対のピニオンギヤの位置がずれないので、平行状態のまま移動させることができるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、前記下部ユニットの上部には、前記上部ユニットが前記第1の位置にあるとき、前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部に接近するように付勢され、且つ前記上部ユニットが前記第2の位置にあるとき、前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部から離間するように付勢される付勢手段が備えられているものである。このように、1つの付勢手段を備えるだけで、上部ユニットの閉塞状態及び開放状態の両方を安定させることができ、構成が簡単となる。
請求項4に記載の発明によれば、前記上部ユニットが前記第2の位置にあるとき、その上部ユニットの前記支持部材の回動中心から、前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部より外側に突出した端部までの寸法が、前記支持部材の回動中心から前記下部ユニットの下端までの高さ寸法以下であるように形成されているものであるから、上部ユニットを開放状態にしたとき、下部ユニットの開放部を大きく開放することができ、紙ジャムの処理やメンテナンス作業が容易となる。
請求項5に記載の発明によれば、下部ユニットには、前記下部ユニットには、前記上部ユニットが前記第1の位置にあるとき、前記支持部材の移動を規制する規制手段が設けられているものである。従って、この規制手段の存在により、画像記録装置を、開放方向に行くに従って下方となるように、傾けたときに、上部ユニットが勝手に開放方向に移動するのを防止することができるという効果を奏する。
請求項6に記載の発明によれば、前記上部ユニットは、所定の搬送方向に搬送される移動原稿、または透明板上に載置された静止原稿の画像を読み取る読取手段を有する画像読取装置であることを特徴とするものである。一般に、画像読取装置には、CCDやCISからなる画像読取部や、これらを移動させる駆動源や駆動機構等が含まれているため、かなりの重量になる。しかし、本発明の構成により、画像読取装置の重量が大きくても、軽い操作力で開閉操作できる。
請求項7に記載の発明によれば、前記下部ユニットは、被記録媒体上に画像を記録可能な画像記録手段を有しており、前記開放部からは、前記画像記録手段の少なくとも一部が視認可能であるので、その視認可能な画像記録手段の少なくとも一部に用紙が詰まった場合、上部ユニットを開放状態にすることで、紙ジャムの処理を簡単に行なえる。また、画像記録手段における部品のメンテナンス作業も容易となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1は本発明の下部ユニット及び上部ユニットからなる多機能装置の斜視図、図2は図1のII−II線矢視方向で示す中央断面図、図3は記録部の概略を示す平面図、図4(A)は本発明の第1実施形態で、下部ユニットの上面に対して上部ユニットにて閉塞した状態の側面図、図4(B)は上部ユニットが下部ユニットの露出方向の移動端において回動した状態の側面図、図5は図4(A)のV −V 線矢視断面図、図6は支持部材がピニオンであり、移動ガイド部がラック部を有するガイドレールである第2実施形態を示す側面図、図7は下部ユニットに設けられて上部ユニットを回動付勢するための付勢手段を備えた第3実施形態の側面図、図8は第4実施形態及び上部ユニットを閉塞位置に保持する規制手段の要部を示す側面図、図9は図8におけるIX−IX線矢視方向で示す規制手段の説明図、図10は第5実施形態を示す側面図である。
本発明の実施形態は、ファクシミリ機能、スキャナ機能、複写機能及びプリンタ機能を備えた多機能装置1に適用したものである。
図1及び図2に示すように、多機能装置1は下部ユニット2と上部ユニット3とからなる。
[下部ユニットの基本構造]
図1に示すように、下部ユニット2における合成樹脂製のハウジング4の前側(図1において手前側)には開口部4aが開口されている。
ハウジング4内には、被記録媒体(以下、用紙Pという)多数枚で堆積収容できる給紙トレイ5と、この給紙トレイ5より上方位置に配置された記録部6に用紙Pを1枚ずつ給送するための給紙手段20などが備えられている。
ハウジング4の上面のうち前側には、各種操作ボタンを備えた操作パネル部7と、操作手順や実行中の処理の状態を表示するための液晶表示装置8とが設けられている(図1参照)。各種操作ボタンとしては、スタートボタンや、ストップボタンなどを含み、これらの操作ボタンを押下することにより、各種の操作が行われる。また、液晶表示装置8では多機能装置1の設定状態や各種の操作メッセージなどが必要に応じて表示される。
[記録部]
記録部6(本願における画像記録手段に相当)は、図2及び図3に示すように、上面が開放された箱型のメインフレーム(図示せず)とその左右一対の側板にて支持され、Y軸方向(主走査方向)に延びる横長の板状の第1及び第2ガイド部材12、13との間に設けられる。記録部6では、記録ヘッド10が下面側に搭載されたキャリッジ9は、用紙搬送方向の上流側の第1ガイド部材12及び下流側の第2ガイド部材13に跨がって摺動自在に支持(搭載)されて往復移動可能となっている。
キャリッジ9を往復移動させるために、用紙搬送方向の下流側に配置された第2ガイド部材13の上面には、主走査方向(Y軸方向)に延びるように配置されたタイミングベルト25がプーリに巻回されており、そのタイミングベルト25を駆動するCR(キャリッジ)モータ24は第2ガイド部材13の下面に固定されている。
キャリッジ9における記録ヘッド10の下面と対峙するようにY軸方向に延びる扁平状のプラテン14は、前記両ガイド部材12、13の間であって、メインフレームの底板の上方に固定されている。
また、プラテン14を挟んで搬送上流側には、用紙Pを記録ヘッド10の下面に送るためのレジストローラ(搬送ローラ)対17が配置されており、プラテン14の下流側には記録済みの用紙Pを、給紙トレイ5の上面に設けられた排紙受け部19上に搬送するための排紙ローラ対18が配置されている(図2参照)。プラテン14は、レジストローラ(搬送ローラ)対17によって搬送されてきた用紙Pを、記録ヘッド10との間隙を一定にするように支持するのである。
搬送される用紙の幅(用紙の短辺)より外側には、その一端側(実施形態では図3で左側の側板に近い部位)にインク受け部26が、また、他端側(図3で右側の側板に近い部位)にメンテナンスユニット27がそれぞれ配置されている。これにより、記録ヘッド10はインク受け部26に設けられたフラッシング位置にて記録動作中に定期的にノズルの目詰まり防止のためのインク吐出を行い、インク受け部にてインクを受ける。メンテナンスユニット27では、キャリッジ9は待機位置であって、色毎にインクを選択的に吸引したり、記録ヘッド10上の図示しないバッファタンク内の気泡を除去したりするための回復処理等を行う。また、メンテナンスユニット27には図示しないが、ワイパーが設けられており、キャリッジ9をメンテナンスユニット27から画像記録領域方向に移動させるときに記録ヘッド10のノズル面のクリーニングを行う。
インクカートリッジ収納装置15は、フルカラー記録のための4色のインクを各々収容した平面視の面積が小さく、且つ高さ寸法の高いほぼ矩形箱状のインクカートリッジ16(個別の色、即ち、ブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)用インクである。)を、X軸方向に沿って一列状に収納できる収納ケースを備える。そして、各インクカートリッジ40から可撓性を有するインク供給管21を介して記録ヘッド10にインクが供給される。カートリッジ収納部としての収納ケースの前面の開口部を開閉する扉体2bを開いて前方から着脱可能となるように構成されている(図3参照)。
給紙トレイ5は、下部ユニット2における前側の開口部2aからX方向に沿って挿抜可能に構成されている。給紙トレイ5における用紙Pの給送方向下流側端には、分離パッドなどの分離手段を備えた傾斜分離板28が設けられている。
[給紙装置]
給紙装置20は、図3に示すように、図示しない駆動モータにより回転する駆動軸29にアーム体30が上下回動可能に設けられ、アーム体30の先端部には、給紙ローラ31が取り付けられて構成されている。各アーム体30は、給紙トレイ5に収容されている用紙PのY方向の中央部(用紙幅方向の中央部)に対応する位置に配置されている。一対の給紙ローラ31は、用紙幅方向の中心線を挟んで左右対称位置に設けられている。
合成樹脂製の各アーム体30はその先端側が駆動軸29から傾斜分離板28に近づくように延び、駆動軸29から歯車伝動機構(図示せず)を介して一対の給紙ローラ31を回転駆動する。また、捩じりバネなどの付勢力により、各アーム体30の先端側(給紙ローラ31)が下向き(給紙トレイ30の底板方向)に付勢されている。そして、給紙トレイ3に収容された用紙Pの最上面に押圧する給紙ローラ31の回転と傾斜分離板28におけ分離手段との協働作用にて用紙Pが1枚ずつに分離される。そして、U字状の搬送経路が形成されている経路体32を介してレジストローラ対17まで搬送される。記録部6にて記録された用紙Pがその記録面を上向きにして開口部2aに向かって排出され、排紙受け部19の個所にて受けられる。
図2に示すように、下部ユニット2における操作パネル部7の後方には、一段低い高さで、水平面(上面)35が形成され、この水平面(上面)35内に開放部36を有する。そして、この開放部36を閉塞するように上部ユニット3が配置されている。後に詳述するように、上部ユニット3は、閉塞位置から図4(A)の右方向(下部ユニット2の後端方向)に水平移動した後、上部ユニット3はその後半部位が下向きとなるように回動して開放部36を大きく露出できるように構成されている。
なお、図2に示すように、下部ユニット2の上面である開放部36には、中間カバー部材37が配置されている。この中間カバー部材37には、上記プラテン14の上方空間に連通するような大きな窓孔38が開口している。また、中間カバー部材37は下部ユニット2の後端側を中心にして上向き回動させたり、一部を分離形成することで、下部ユニット2の内部が開放できるように構成されている。
[上部ユニット]
上部ユニット3には、コピー機能やファクシミリ機能における原稿読取などのための画像読取装置38が備えられている。図示実施形態では、画像読取装置38は、ケース3aの上面に配置された静止原稿載置用のガラス板39と、そのガラス板39の下面に沿って往復移動可能で原稿の画像記録面を読取るためのライン形の読取手段40(例えば、密着形イメージセンサ:CIS(Contact Image Sensor)等)と、ガラス板39の上側を覆うように、ケース3aに対して蝶番42を介して回動可能に装着されたカバー部材41とを備えている。なお、本発明における画像読取装置は、複数枚の原稿を載置する原稿載置部と、その原稿を1枚ずつ順番に画像読取部に搬送して画像を読取することができる、自動原稿送り機構と、原稿排紙部とがカバー部材41に備えられていても良い。
[上部ユニットの開閉機構]
次に、下部ユニット2の上面に対する上部ユニット3の開閉機構について説明する。図4(A)、図4(B)及び図5は、その第1実施形態を示し、上部ユニット3の移動方向の両側の同一位置、例えば、上部ユニット3の前後方向であり、図4(A)、図4(B)の左右方向の中央部、つまり上部ユニット3の移動方向の重心位置51またはその近傍の下面に向かってブラケット43を取り付ける。ブラケット43は上部ユニット3におけるケース3aの下面(底面)側のうち、上部ユニット3の移動方向に沿う両側部にそれぞれ設けられている。
第1実施形態では、各ブラケット43には、支持部材としての回転体(コロ)44をピン45または横支軸46を介して回転可能に装着されている。他方、下部ユニット2に設けられる一対の移動ガイド部は、回転体44を水平移動可能に案内するために移動方向に長い案内溝孔49が穿設されたガイドレール47であり、このガイドレール47は下部ユニット2のハウジング4の側板4cより内側に固定されている。そして、案内溝孔49内に嵌まった回転体44が回転しながら下部ユニット2の前後方向に移動可能に構成されている。
ガイドレール47は下部ユニット2の前後方向(移動方向)の後半部に配置されている。ガイドレール47における案内溝孔49に対する回転体44の移動可能寸法は、下部ユニット2の前後方向(移動方向)の全長Lの半分(L/2)である。
回転体44が案内溝孔49の前端またはその近傍に位置するとき、上部ユニット3は開放部36の上方全体を覆う閉塞位置にある。この位置は請求項にいう第1の位置である。他方、回転体44が案内溝孔49の後端またはその近傍に位置するとき、上部ユニット3は開放部36が露出可能な位置にある。この位置は請求項にいう第2の位置である。
そして、回転体44が開放部36の露出方向への移動端部(第2の位置)において、下部ユニット2の上部に対して上部ユニット3が離間する方向に回動可能に構成されているものである。そのため、下部ユニット2のハウジング4の後端板4dと、ハウジング4の上端面である水平面35との交差部は、所定の角度θ(例えば、45度程度)にてカットした傾斜部50に形成されている。なお、ここでいう離間とは、開放部36の露出方向への移動端部において上部ユニット3の一部(後半部位)が下部ユニット2よりも外に突出し、且つその上部ユニット3の一部(後半部位)が下部ユニット2の上面よりも下位置になり、上部ユニット3の他の一部(前半部位)が下部ユニット2の上面から離れるように後傾(後ろ下がり傾斜)の姿勢となることをいう。
上記の第1実施形態によれば、回転体(コロ)44の回転軸線の実質上上方に上部ユニット3の重心位置51があるので、ガイドレール47における案内溝孔49の前端位置(上部ユニット3の閉止位置(第1の位置)、図4(A)参照)から案内溝孔49の後端位置近傍より前方の位置までの間は、上部ユニット3が実質上水平姿勢にて、移動する。そして、回転体(コロ)44が案内溝孔49の後端位置若しくは第2の位置の近傍に来ると、重心位置51が傾斜部50側に来るので、上部ユニット3の後部が下向きとなり、上部ユニット3の前部が上向きの傾斜姿勢(傾斜角度θ)に回動する。これにより、下部ユニット2の上面における開放部36が広い範囲で、且つ大きい開放空間を有するように露出できるのである(図4(B)参照)。なお、上部ユニット3がこの傾き姿勢を確保するため(上部ユニット3の後端部が下部ユニット2の載置面54(下部ユニット2の下端と同等)に衝突しないため)に、回転体(コロ)44の回転軸線から載置面54までの高さH1≧(L/2)× sinθの関係に設定されている。
開閉機構の第2実施形態では支持部材はピニオンギヤ52を備え、移動ガイド部としてのガイドレール47における案内溝孔49の下端面または上端面には、ピニオンギヤ52が転がりながら係合するラック部53を備えている(図6参照)。図6では省略しているが、ピニオンギヤ52はそれぞれ第1実施形態と同様のブラケット43に、ピン45または横支軸46を介して回転可能に装着されている。共通の横支軸46を介して一対のピニオンギヤ52を回転可能に軸支するときには(図9参照)、一対のピニオンギヤ52の回転を同期させることができるので、上部ユニット3の開閉方向への移動に際して、上部ユニット3の1箇所だけに操作力が作用しても、一対のピニオンギヤ52の位置がずれないので、一対のピニオンギヤ52が同じ回転数で回転し、上部ユニット3の一側のみが移動方向に進みすぎたり、遅れたりすることがなく、平行状態のまま移動させることができるという効果を奏する。この実施形態でも、ピニオンギヤ52の回転軸線から載置面54までの高さH1≧(L/2)× sinθの関係に設定されていることが好ましい。
第3実施形態では、下部ユニット2の上部には、上部ユニット3が開放部を閉塞する第1の位置にあるとき、上部ユニット3が下部ユニット2の上部に接近するように付勢され、且つ上部ユニット3が開放部を露出する第2の位置にあるとき、上部ユニット3が下部ユニット2の上部から離間するように付勢される付勢手段を備える。この付勢手段の一例としてのバネ体55が備えられている(図7及び図8参照)。バネ体55の具体例としては、弾性部材の中途部をコイル状に巻回し、弾性部材の一端部(下端部)55aを下部ユニット2の上部に固定し、弾性部材の他端部(上端部であり、摺接部)55bが上部ユニット3の下面に常時上向きに押圧している形態(捩じりバネという)である。このバネ体55を移動ガイド部としてのガイドレール47における開放方向移動端(後端部)に配置する。このとき、回転体44またはピニオンギヤ52の回転軸線の位置よりも前側(上部ユニット3の移動方向の重心位置51よりも前側)である上部ユニット3の下面に弾性部材の摺接部(上端部)55bが上向きに押圧するような姿勢(バネ体55のフリー状態で、摺接部(上端部)55bがガイドレール47の上端縁よりも上方に突出している姿勢で、バネ体55が設けられている。このバネ体55(付勢手段)は、閉塞状態と開放状態とにおける上部ユニット3の姿勢(水平姿勢と傾き姿勢)が変化するときの衝撃などを緩和するためのダンパ機構として機能するが、本発明では、バネ体55(ダンパ機構)の構成を簡単なものとすることができる。
上部ユニット3における回転体44またはピニオンギヤ52がガイドレール47の案内溝孔49における開放側端部に位置するときには、回転体44またはピニオンギヤ52の回転軸線より前側(重心位置51よりも前側)である上部ユニット3の下面をバネ体55の摺接部(上端部)55bにて押圧し、上向きに弾力付勢するので、上部ユニット3の前半部位が下部ユニット2の上面35から離間する姿勢が保持される(図7実線状態参照)。
上部ユニット3で下部ユニット2の上部の開放部36を閉塞するように、下部ユニット2の操作パネル部7の方向に上部ユニット3を移動させると、上部ユニット3の下面に対するバネ体55の摺接部(上端部)55bの押圧位置が、上部ユニット3の重心位置51よりも後側となる。この状態では上部ユニット3の後半部位をバネ体55の摺接部(上端部)55bにて押圧し、上向きに弾力付勢するので、上部ユニット3の前半部位が下部ユニット2の上面35に接する姿勢が保持される(図7二点鎖線状態参照)。従って、開放部36を閉塞する第1の位置で、上部ユニット3の水平姿勢がバネ体55の付勢力にて安定して保持できる一方、上部ユニット3を開放方向に移動させると、所定位置以後(上部ユニット3の重心位置51がバネ体55の摺接部(上端部)55bと押圧する点より後)では、自動的に上部ユニット3が開放姿勢となるように下向き回動され、この姿勢を安定して保持することができるのである。このように、1つの付勢手段を備えるだけで、上部ユニット3の閉塞状態及び開放状態の両方を安定させることができ、構成が簡単となる。本発明では、上部ユニット3の重心位置51が開放状態から閉止状態まで、装置の高さ方向においてあまり変化がないことと相俟って、上部ユニット3を閉止状態と開放状態と間で安定した状態で移動させることができる。
第4実施形態は、図8及び図9に示すように、下部ユニット2には、上部ユニット3が開放部36を閉塞する第1の位置にあるとき、支持部材である回転体44またはピニオンギヤ52が開放方向に移動するのを規制する規制手段56が設けられているものである。この規制出力6の具体例としては、先端に上向き凸湾曲した乗上げ部56aを有するバネ板である。上部ユニット3が開放部36を閉塞する第1の位置にあるとき(ガイドレール47における案内溝孔49の前端側に回転体44またはピニオンギヤ52が位置するとき)、乗上げ部56aが回転体44またはピニオンギヤ52の小径部(ボス部)57の下面に摺接することにより、不用意に回転体44またはピニオンギヤ52が開放方向に移動しないように規制されるものである。回転体44またはピニオンギヤ52の小径部(ボス部)57に対する乗上げ部56aの摺接力に抗して、上部ユニット3を開放方向に押すことにより、小径部(ボス部)57と乗上げ部56aとの係止が解除され、後は軽い力で上部ユニット3を開放方向に押すことができる。この規制手段56の存在により、多機能装置1を、その開放部36の開放方向(例えば、下部ユニット2の後側)が下向きとなるように、傾けたときに、上部ユニット3が勝手に開放方向に移動するのを防止することができる。
第5実施形態として、図10に示すように、下部ユニット2の高さ寸法を大きくし、ガイドレール47における回転体44またはピニオンギヤ52の回転軸線から載置面54までの高さH2を、上部ユニット3の移動方向に沿う全長の半分(L/2)よりも大きくなるように設定すると、回転体44またはピニオンギヤ52がガイドレール47における開放方向移動端(第2の位置)に位置したとき、上部ユニット3の移動方向下流側(後端部)が下部ユニット2の後端板4dとほぼ平行となるように下向き回動する。その結果、下部ユニット2の後端板4dの外側で、上部ユニット3がほぼ鉛直の姿勢に起立し、開放部36をフルオープン(全開)させることができるのである。なお、そのためには、上部ユニット3の移動方向下流側(後端部)の位置において、上部ユニット3の下面から回転体44またはピニオンギヤ52の回転軸線までの寸法D1が、回転体44またはピニオンギヤ52の回転軸線から下部ユニット2の後端板4dまでの水平距離D2よりも大きく設定されているという条件が必要となる。
上記各実施形態において、上部ユニット3が第1の位置から第2の位置まで移動可能となるように、回転体44やピニオンギヤ52等の支持部材がガイドレール47の案内溝孔49に沿って移動し得る距離は、上部ユニット3の移動方向に沿う全長の半分(L/2)の寸法よりも大きく設定しても良いし、半分(L/2)の寸法より短く設定しても良い。例えば、図11に示す第6実施形態では、第1の位置(閉塞の位置)にある上部ユニット3のうち前より部位に回転体44やピニオンギヤ52等の支持部材が位置するように、ガイドレール47及び案内溝孔49の移動方向の長さを上記半分(L/2)の寸法より長く形成する。ガイドレール47及び案内溝孔49の後端は下部ユニット2の後端板4dの近傍まで延設されている。この第6実施形態では、上部ユニット3を開放方向に移動させ、回転体44やピニオンギヤ52等の支持部材が案内溝孔49の後端(第2の位置)まで後退させる。上部ユニット3における移動方向の重心位置51が下部ユニット2の後端板4dより後方に出ると、当該上部ユニット3はその後部が下向きになるように傾斜して、後端が載置面54にて支持される。そして、上部ユニット3の全長の大部分が下部ユニット2の後端板4dより後方に出るので、下部ユニット2の開放部36が大きく露出できるようになる(図11の二点鎖線参照)。
図12に示す第7実施形態のように、ガイドレール47における案内溝孔49の長さを上記半分(L/2)の寸法より短い寸法L2に形成しても良い。そして、ガイドレール47における回転体44またはピニオンギヤ52の回転軸線から載置面54までの高さH3を、回転体44またはピニオンギヤ52の回転軸線から上部ユニット3の後端までの寸法L3よりも大きく設定する。なお、L3は上部ユニット3の移動方向に沿う全長の半分(L/2)よりも短いものとする。また、この実施形態では、上部ユニット3における移動方向の重心位置51を、上記回転体44またはピニオンギヤ52の回転軸線よりも後方に位置させるように設定しておく。このように設定すると、回転体44またはピニオンギヤ52が案内溝孔49における開放方向移動端(第2の位置)に位置したとき、上部ユニット3の移動方向下流側(後端部)が下部ユニット2の後端板4dとほぼ平行となるように下向き回動することになる。その結果、下部ユニット2の開放部36が大きく露出できるようになる(図12の実線状態参照)。
なお、図7及び図8に示すような、付勢手段としてのバネ体55をガイドレール47の後端側に設けておけば、上記第3実施形態で説明したと同様の作用効果を奏することができる。
また、本発明では、下部ユニット2は用紙に画像を記録可能な画像記録手段(記録部6)を有しており、開放部36から画像記録手段(記録部6)の少なくとも一部が視認可能であるので、その視認可能な画像記録手段(記録部6)の少なくとも一部に用紙が詰まった場合、上部ユニット3を開放状態にすることで、紙ジャムの処理を簡単に行なえる。また、キャリッジなどの画像記録手段における部品のメンテナンス作業も容易となる。
本発明では、上記いずれの実施形態においても、上部ユニット3の重心位置51の高さが開放状態から閉止状態のときまで、装置の高さ方向においてあまり変化がなく、小さな操作力で上部ユニット3を安定して開閉動作させることができるのである。
上部ユニット3は、所定の搬送方向に搬送される移動原稿、または透明板上に載置された静止原稿の画像を読み取る読取手段を有する画像読取装置38であることを特徴とするものである。従って、画像読取装置38の重量が大きくても、軽い操作力が開閉操作できる。
本発明では、下部ユニット2の上面に配置させた閉塞状態(第1の位置)の上部ユニット3を、操作パネル部7及び液晶表示装置8の後側に沿って左または右方向に移動させて開放状態(第2の位置)とする実施形態についても適用できることはいうまでもない。また、上部ユニット3の一側部に操作パネル部7や液晶表示装置8を備えたものであっても良い。
本発明では、回転体44またはピニオンギヤ52がピン45または横支軸46に対して回転可能に軸支され、ピン45または横支軸46がブラケット43に固着されていても良いし、回転体44またはピニオンギヤ52がピン45または横支軸46に対して一体的に回転するように固定される一方、ピン45または横支軸46がブラケット43に対して回転可能に枢支されているものであっても良い。上記各実施形態では、回転体44またはピニオンギヤ52等の一対の支持部材が、上部ユニット3の下面に設けられていたが、この一対の支持部材を上部ユニット3の両側面に設けても良い。
本発明を適用する多機能装置の斜視図である。 図1のII−II線矢視方向で示す断面図である。 記録部の概略平面図である。 上部ユニット3の開閉機構の第1実施形態を示し、(A)は閉塞状態を示す側面図、(B)は開放状態の側面図である。 図4(A)のV-V 線矢視一部切欠き断面図である。 第2実施形態のピニオンギヤ及びラック部付きのガイドレールを示す側面図である。 下部ユニットに設けられて上部ユニットを回動付勢するための付勢手段を備えた第3実施形態の側面図である。 付勢手段及び上部ユニットを閉塞位置に保持する規制手段の要部を示す側面図である。 図8におけるIX−IX線矢視方向で示す規制手段の説明図である。 第5実施形態を示す側面図である。 第6実施形態を示す側面図である。 第7実施形態を示す側面図である。
符号の説明
1 多機能装置
2 下部ユニット
3 上部ユニット
4 ハウジング
5 給紙トレイ部
6 画像記録手段としての記録部
7 操作パネル部
8 液晶表示装置
9 キャリッジ
35 開口面
36 開放部
37 中間カバー部材
38 画像読取装置
40 読取手段
43 ブラケット
44 回転体
45 ピン
46 横支軸
47 ガイドレール
49 案内溝孔
50 傾斜部
51 重心位置
52 ピニオンギヤ
53 ラック部
55 付勢手段としてのバネ体
56 規制手段

Claims (7)

  1. 上面の少なくとも一部に開放部を備えた下部ユニットの上部に配置され、前記開放部を閉塞可能な上部ユニットを、前記開放部を閉塞する第1の位置から前記開放部を露出可能な第2の位置まで、前記下部ユニットに対して所定の方向に水平移動可能に構成された画像記録装置であって、
    前記上部ユニットは、その底面又は側面のうち、上記所定移動方向に沿った前記上部ユニットの両側の同一位置に設けられている一対の支持部材を備えると共に、前記下部ユニットは、上記支持部材を水平移動可能に支持する一対の移動ガイド部材を備え、
    前記上部ユニットが前記第2の位置にあるとき、前記支持部材は前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部に対して離間する方向に回動可能に構成されていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記支持部材はピニオンギヤを備え、前記移動ガイド部は前記ピニオンギヤが転がりながら係合するラック部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記下部ユニットの上部には、前記上部ユニットが前記第1の位置にあるとき、前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部に接近するように付勢され、且つ前記上部ユニットが前記第2の位置にあるとき、前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部から離間するように付勢される付勢手段が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 前記上部ユニットが前記第2の位置にあるとき、その上部ユニットの前記支持部材の回動中心から、前記上部ユニットが前記下部ユニットの上部より外側に突出した端部までの寸法が、前記支持部材の回動中心から前記下部ユニットの下端までの高さ寸法以下であるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 前記下部ユニットには、前記上部ユニットが前記第1の位置にあるとき、前記支持部材の移動を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 前記上部ユニットは、所定の搬送方向に搬送される移動原稿、または透明板上に載置された静止原稿の画像を読み取る読取手段を有する画像読取装置であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 前記下部ユニットは、被記録媒体上に画像を記録可能な画像記録手段を有しており、前記開放部からは、前記画像記録手段の少なくとも一部が視認可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像記録装置。
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